JP2014210662A - シート排出装置 - Google Patents

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    • B65H43/06Use of control, checking, or safety devices, e.g. automatic devices comprising an element for sensing a variable detecting, or responding to, completion of pile

Abstract

【課題】最小限のセンサ構成により、シート排出動作の中断要因の発生を判定することを可能とする技術を提供する。
【解決手段】満杯センサは、積載トレイ上に最大許容積載高さ以上に積載されたシートの上面に対して搬送ローラが当接している状態を満杯状態として検知する。制御部は、搬送ローラを退避位置から当接位置まで移動させた後、所定期間だけ当接位置のまま維持し、所定期間経過後に搬送ローラを退避位置まで復帰させるようにシート送り機構を制御する。判定部は、制御部により搬送ローラの退避位置から当接位置への移動を開始させてから所定期間経過して退避位置への復帰動作を開始させるまでの動作期間中に、満杯センサが満杯状態を検知した場合に、シート排出装置におけるシート排出動作を中断すべき所定の状態にあると判定する。
【選択図】図9

Description

本発明は、積載トレイ上に排出されるシートの積載状態を判定する技術に関する。
従来、昇降式のシート排出トレイや装置本体に着脱可能なカセット内のシート積載面上にシートを排出するシート排出装置が知られる。
このようなシート排出装置では、シート排出トレイやカセット内のシート積載面上に積載されるシートが最大許容積載枚数以上積載されている場合(いわゆる満杯状態)やシートが折れ曲がったりカールしている場合(いわゆるジャム状態)、シート排出動作を中断させたい。
上述のような、カールや折れ曲がり等のシート状態を、積載トレイ上のシートの状態を検知するための専用のセンサを特別に設けることで検知することも考えられるが、このような専用のセンサの追加はコストの増大を招くため避けたい。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、最小限のセンサ構成により、シート排出動作の中断要因の発生を判定することを可能とする技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、シートを所定の積載トレイ上に排出する排出ローラと、前記積載トレイに積載されるシートの内の最上位にあるシートの上面に当接して該シートを前記積載トレイ上の所定位置へ向けて搬送するシート送り動作を行なう当接位置と、シートが前記積載トレイ上に所定の最大許容積載高さまで積載された場合でも最上位にあるシートの上面から離間する退避位置と、の間で移動する搬送ローラを備えるシート送り機構と、前記積載トレイ上に前記最大許容積載高さ以上に積載されたシートの上面に対して前記搬送ローラが当接している状態を満杯状態として検知する満杯センサと、前記搬送ローラを前記退避位置から前記当接位置まで移動させた後、所定期間だけ前記当接位置のまま維持し、前記所定期間経過後に前記搬送ローラを前記退避位置まで復帰させるように前記シート送り機構を制御する制御部と、前記制御部により前記搬送ローラの前記退避位置から前記当接位置への移動を開始させてから前記所定期間経過して前記退避位置への復帰動作を開始させるまでの動作期間中に、前記満杯センサが満杯状態を検知した場合に、前記シート排出装置におけるシート排出動作を中断すべき所定の状態にあると判定する判定部と、を備えるシート排出装置に関する。
以上に詳述したように、本発明によれば、最小限のセンサ構成により、シート排出動作の中断要因の発生を判定することを可能とする技術を提供することができる。
シート排出装置を備える消去装置の構成を説明する概略図である。 消去装置のハードウェア構成を説明するブロック図である。 消去装置100の積載部である第1のトレイ110について説明する概略図である。 消去装置100の積載部である第1のトレイ110について説明する概略図である。 消去装置100の積載部である第1のトレイ110について説明する概略図である。 消去装置100の積載部である第1のトレイ110について説明する概略図である。 消去装置100の積載部である第1のトレイ110について説明する概略図である。 消去装置100の積載部である第1のトレイ110について説明する概略図である。 消去装置100における処理(シート積載状態判定方法)のフローチャートである。 通常の各制御信号とセンサ検知結果との関係を示すタイミングチャートである。 アシストローラユニットがチャタリングを起こしている状態におけるタイミングチャートである。 アシストローラユニットの退避位置への復帰が通常よりも遅れているケースを示すタイミングチャートである。 アシストローラユニットの退避位置への復帰が通常よりも遅れているケースを示すタイミングチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、シート排出装置を備える消去装置の構成を説明する概略図である。消去装置100は、消色可能トナーや消色可能インク等の「消色可能色材」により画像を形成されたシートに対して、消色可能な色材による画像の色を消す「消色処理」を施す。消色可能な色材は、呈色性化合物、顕色剤、消色剤を含む。呈色性化合物は、例えばロイコ染料が挙げられる。顕色剤は、例えばフェノール類が挙げられる。消色剤は、加熱されると呈色性化合物と相溶し、顕色剤と親和性を有さない物質が挙げられる。消色可能な色材は、呈色性化合物と顕色剤との相互作用により発色し、消色温度以上の加熱により呈色性化合物と顕色剤との相互作用
が絶たれるため、消色する。以下、消色可能な色材を単に記録材料と呼ぶ。
消去装置100は、給紙トレイ102、給紙部材104、読取部106、消去部108、第1トレイ110、第2トレイ112、排出ローラ114、116、第1搬送路118、第2搬送路120、第3搬送路122、第1分岐部材124、第2分岐部材126および操作部128を備える。
給紙トレイ102は、再利用するための用紙を積載する。給紙トレイ102は、A4、A3、B5等、様々なサイズのシートを積載する。給紙トレイ102が積載するシートは、例えば、所定温度以上に加熱することにより消色する記録材料で画像形成されたシートである。給紙部材104は、ピックアップローラ、シート供給ローラ、およびシート供給ローラに対抗配置される分離ローラ等を有し、給紙トレイ102上のシートを1枚ずつ消去装置100内部の第1搬送路118に供給する。また、給紙トレイ102は、給紙トレイ102上のシートの有無を検知する検知センサ103を有する。検知センサ103は、
例えば、マイクロセンサやマイクロアクチュエータであって良い。第1搬送路118は、給紙トレイ102から第1トレイ110へ向かう搬送路を形成する。第1搬送路118は、給紙されたシートを読取部106または第1トレイ110へ搬送する。
読取部106は、給紙トレイ102に対し、シート搬送方向下流において第1搬送路118に沿って配置される。読取部106は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)スキャナあるいはCMOSセンサ等の読取ユニットを有する。本実施の形態では、読取部106は、搬送されるシートの第1面および第2面のそれぞれの画
像を読み取る。すなわち、読取部106は、第1搬送路118に沿ってかつ搬送路を挟んで配置される第1の読み取りユニット106aおよび第2の読み取りユニット106bからなり、搬送されるシートの画像の両面読取を可能とする。読取部106の読取ユニットがシートの画像を読み取る位置を読取位置と呼ぶ。読取部106が読み取った画像は、後述する記憶部210(図2参照)へ保存される。例えば、消色処理する前に読取部106が読み取ったシート上の画像を電子化して記憶部へ保存することにより、後で消色された画像のデータが必要となった場合に、画像データを取得することができる。また、後述する制御部200は、読取部106が読み取った画像に基づいて、消色可能なシートか否か、あるいは、再利用可能なシートか否かを判断する。
読取部106の下流には、切り替え部としての第1分岐部材124がある。第1分岐部材124は、搬送されるシートの搬送方向を切り替える。第1分岐部材124は、第1搬送路118を搬送されるシートを第2搬送路120または第1トレイ110へ搬送する。
第2搬送路120は、第1分岐部材124が配置される分岐点において第1搬送路118より分岐する。分岐点より分岐した第2搬送路120は、シートを消去部108へ搬送する。また、第2搬送路120は、読取部106よりもシート搬送方向上流における合流点
121において、第1搬送路118に合流する。すなわち、第2搬送路120は、給紙トレイ102と読取部106の間における合流点121で第1搬送路118に合流する。したがって、第2搬送路120は、読取部106から搬送されてきたシートを、消去部108を経由して、再び、読取部106へ搬送することを可能とする。言い換えれば、消去装置100は、給紙部材104から供給されたシートを、第1分岐部材124を制御して、読取部106、消去部108、読取部106の順に搬送することができる。
第1搬送路118は、第1分岐部材124の下流に第2分岐部材126を有する。第2分岐部材126は、第1分岐部材124から搬送されたシートを第1トレイ110または第3搬送路122へ案内する。第3搬送路122は、シートを第2トレイ112へ搬送する。
消去部108は、搬送されるシートの画像の色を消す。例えば、消去部108は、搬送されるシートへ接触した状態で、シートを所定の消色温度まで加熱することにより、記録材料によりシート上に形成された画像の色を消色する。例えば、本実施の形態の消去装置100の消去部108は、シートの第1面消色用および第2面消色用の2つの消色ユニット108a、108bを有する。消色ユニット108aおよび108bは、第2搬送路120を挟んで対向配置される。消色ユニット108aは、シートの一方の面側からシートへ当接して加熱する。消色ユニット108bは、シートの他方の面側からシートへ当接して加熱する。すなわち、消去部108は、搬送されるシート両面の画像を一度の搬送で消色する。消色ユニット108aおよび108bがシートを加熱する位置、すなわち、消色ユニット108aおよび108bが有する加熱部(不図示)が、搬送されるシートに対し
て熱を与えて画像の色を消す位置を消色位置と呼ぶ。消去部108は、消色ユニット108aおよび108bの加熱部の温度を検知する温度センサ109a、109bをそれぞれ有する。温度センサ109a、109bは、接触式であっても非接触式であっても良い。
消去装置100本体の上部に配置された操作部128は、タッチパネル式の表示部と各種の操作キーとを有し、例えば消去装置本体の上部に配置される。操作キーは、例えばテンキー、ストップキー、スタートキー等を有する。ユーザは、操作部を介して、消色の開
始あるいは消色するシートの画像の読み込み等の消去装置100の機能動作を指示する。
操作部128は、消去装置100の設定情報や動作ステータス、ログ情報、あるいはユーザへのメッセージを表示する。なお、操作部128は、消去装置100の本体に配置されるものに限定されない。例えばネットワークを介して消去装置100と接続される外部装
置の操作部から操作できる構成であっても良い。あるいは、操作部は、消去装置本体から独立した形態であり、有線あるいは無線通信によって消去装置100を操作する構成であっても良い。本実施形態の操作部は、消去装置100に対して処理の指示や情報の閲覧等ができるものであれば良い。
排出ローラ114、116は、シートを、本体の下部に上下に配置された第1トレイ110、第2トレイ112へ排出する。たとえば、第1トレイ110は、シート上の画像が消色され、再利用可能となったシートを積載する。第2トレイ112は、再利用不可と判断されたシートを積載する。第1トレイ110をリユーストレイ、第2トレイ112をリ
ジェクトトレイとして説明する。なお、第1トレイ110と第2トレイ112は、受け入れる対象とするシートを入れ替えることも可能である。それぞれのトレイがどのようなシートを積載するかの設定、すなわち、シートの搬送先の設定は、例えば、操作部128から設定すればよい。この設定により、第2分岐部材126は、搬送路を切り替えて、搬送されたシートを第1トレイ110または第3搬送路122へ案内する。
消去装置100は、第1乃至第3搬送路118、120、122を搬送されるシートを検知する複数のシート検知センサ130、131、132、133、134、135および136を有する。シート検知センサは、例えば、マイクロセンサやマイクロアクチュエータであって良い。シート検知センサは、搬送路の適切な位置に配置される。
図2は、消去装置のハードウェア構成を説明するブロック図である。消去装置100は、制御部200と、記憶部210と、検知部212と、通信インターフェース(通信I/F)214と、搬送部216と、読取部106と、消去部108と、操作部128と、を有する。
制御部(コントローラ)200は、CPU(Central Processing
Unit)あるいはMPU(Micro Processing Unit)からなるプ
ロセッサ202、メモリ204を有する。制御部200は、読取部106、消去部108、操作部128を制御する。メモリ204は、例えば、半導体メモリであり、各種制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)206と、プロセッサ202に一時的な作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)208とを有する。例えば、ROM206は、再利用可否の閾値とする用紙の印字率、画像が消色されたか否かを判断するための濃度閾値等を格納する。RAM208は、読取部106で読み取った画像を一時的に保存しても良い。消去装置100の各コンポーネントは、バス218を介して接続される。
消去装置100は、例えば、読取処理、消色処理、分別処理、事前分別処理を有する。
消去装置100の制御部200は、設定された処理に応じて、読取部106、消去部108、およびその他の構成を制御する。
読取処理では、制御部200は、読取部106が読み取った画像を記憶部210(図2参照)へ保存する。消色処理では、制御部200は、消去部108によってシートの画像を消す。
分別処理では、制御部200は、読取部106が読み取った画像に基づいて、シートが再利用可能か否かを判断する。例えば、分別処理では、制御部200は、読取部106が読み取ったデータに基づいて、シート上に画像があるか否かを判断し、画像がある場合に
は、再利用不可能とする。例えば、消去部108で消色処理された後のシートを読み取った場合に、消去されずに残っている画像がある場合には、制御部200は、消色残りがあるとして、再利用不可と判断する。また、分別処理では、制御部200は、読取部106
が読み取ったデータに基づいて、しわ深さや、折れ、破れの有無を判断する。しわ深さが規定値以上の場合や、折れ、破れあるいは穴がある場合には、消去装置100は、シートを再利用不可能と判断する。
事前分別処理では、制御部200は、消色処理をする前に読取部106が読み取ったデータに基づいて、シート上の画像の印字率を判断する。印字率が所定の値以上である場合には、制御部200は、消色処理を実行せず、シートを再利用不可能とする。制御部200は、再利用不可能と判断したシートをリジェクトトレイ112へ排紙する。あるいは、制御部200は、読取部106が読み取ったシート画像のデータ中に機密データ等の消色を禁止すべき禁止データが含まれているか否かを判定してもよい。消色を禁止すべきデー
タが含まれる場合には、制御部200は、シートをリジェクトトレイ112へ搬送する。
処理の選択は、消去装置100の操作部128で設定できる。なお、実行する処理の選択は、消去装置100の操作部128に限らず、外部の端末から設定しても良い。上述した読取処理、消色処理、分別処理、あるいは事前分別処理は、操作部128等を介して、適宜組み合わせて選択が可能となる。なお、本実施の形態の消去装置100では、上記処理を組み合わせる場合、一例として、読取処理、消色処理、分別処理の順で優先して実行される。また、読取処理と事前分別処理の優先度は等しいとする。
例えば、読取処理、消色処理、分別処理が選択された場合には、消去装置100は、読取部106による読取処理、消去部108による消色処理、読取部106による分別処理の順に処理する。すなわち、消去部108がシートの画像を消色する前に、読取部106でシートの画像を読み取り、消去部108がシートの画像を消色した後に、消色されたシートの画像を読取部106が読み取る。事前分別処理、消色処理、分別処理が選択された場合には、消去装置100は、読取部106による事前分別処理、消去部108による消色処理、読取部106による分別処理の順に実施する。読取処理と事前分別処理が選択された場合には、消去装置100は、読取部106で読み取ったデータに基づいて、読取処理と、印字率に基づく事前分別処理を同時に行う。
なお、消去装置100は、上記処理をユーザが適宜選択するものに限定されない。例えば、消去装置100は、事前に組み合わせが決められた処理モードを有し、ユーザがその処理モードを選択する構成であっても良い。消去装置100の制御部200は、選択され
た処理に基づいて、シートの搬送経路を適宜変更する。
制御部200は、検知部212からの信号に基づいて、装置内部の各構成を制御する。
検知部212は、図1に示す検知センサ103、温度センサ109a、109b、シート検知センサ130乃至136および後述する第1トレイ114、第2トレイ116に積載されるシートの積載量を検知する検知センサを含む。制御部200は、検知センサ103からの信号に基づいて給紙トレイ102上のシートの有無を判断する。また、制御部200は、温度センサ109a、109bを用いて消色ユニット108aおよび108bの加熱部の温度を検知するとともに、消色ユニット108aおよび108bの加熱部の温度を制御する。また、制御部200は、シート検知センサ130、131、132、133、134、135、136を用いて、第1乃至第3搬送路118、120、122内のシートの位置を把握する。例えば、制御部200は、読取部106下流近傍のシート検知センサ130を用いて、読取部106を通過したシートを検知する。
記憶部210は、アプリケーションプログラムおよびOSを記憶する。アプリケーションプログラムは、読取部106による読取機能、消去部の消色機能といった消去装置が有する機能を実行するプログラムを含む。アプリケーションプログラムは、更には、Webクライアント用のアプリケーション(Webブラウザ)やその他のアプリケーションを有する。記憶部210は、読取部106で読み取った画像を保存する。また、記憶部210は、消去装置100で処理したシートの処理枚数を記憶する。記憶部210としては、例えば、ハードディスクドライブやその他の磁気記憶装置、光学式記憶装置、フラッシュ・メモリ等の半導体記憶装置またはこれらの任意の組合せであってよい。
通信I/F214は、外部の機器と接続するインターフェースである。通信I/F214は、例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線接続、光接続といったIEEE802.15、IEEE802.11、IEEE802.3、IEEE3304等の適切な無線または有線を介してネットワーク上の外部装置と通信する。通信I/F214は、更に、USB規格の接続端子が接続されるUSB接続部やパラレルインタフェース等を含んでも良い。制御部200は、通信I/F214を介して複合機、その他外部機器と通信する。例えば、読取部106が読み取った画像は、消去装置100の記憶部210が記憶するとしたが、これに限定されなくともよい。例えば、外部機器であるユーザ端末(Personal Computer)や複合機、あるいはサーバと通信I/F214を介して通信し、これら外部機器の記憶部へ保存するようにしても良い。外部機器へ保存された画像データは、複合機の操作部やユーザ端末から読みだすようにすればよい。また、消去装置100が、使用者を個人認証するため、ログイン、ログアウト機能を備える場合には
、消去装置100のログアウト時に、消去装置100のRAM208あるいは記憶部210に保存された画像のデータを外部装置に送信し、保存するようにしても良い。
搬送部216は、第1搬送路118、第2搬送路120および第3搬送路122に配置される複数の搬送ローラと、搬送ローラを駆動する搬送モータとを有する。制御部200は、搬送部216の搬送モータの駆動を制御することによって、シートの搬送速度を制御する。ここで、シートの画像を読み取るために読取部106を搬送されるシートの速度を読取速度、シートの画像の色を消すために消去部108を搬送されるシートの速度を消色速度とする。
次に、消去装置100の積載部について説明する。積載部は、リユーストレイである第1トレイ110、リジェクトトレイである第2トレイ112を含む。第1のトレイ110と第2のトレイ112は、その基本的な構成は同様である。以下、代表例として、第1のトレイ110を用いて説明する。
図3〜図8は、消去装置100の積載部である第1のトレイ110について説明する概略図である。消去装置100の積載部である第1のトレイ110は、排出ローラ114、積載トレイ(積載部材)302、ストッパ(先端支持部材)304、アシストローラユニット306、検知センサ(検知部材)308、および駆動モータM9を備える。
排出ローラ114は駆動ローラ114aと従動ローラ114bを有し、シートを第1のトレイ110へ排出する。積載トレイ302は、排出ローラ114によって排出されたシートを積載する。積載トレイ302は、弾性部材312を介して第1のトレイ110の底部に取り付けられ、シート搬送方向下流に向かって傾斜して配置される。積載トレイ302は、シートが積載されるに従い、弾性部材312と接続する搬送方向上流側が徐々に降下する。なお、積載トレイ302は、シートの積載量の増加に従い、徐々に傾斜角が小さくなる上記の構成に限定されない。例えば、積載トレイ302の傾斜角が固定であっても、あるいは、傾斜角が無くても良い。
ストッパ304は、第1の排紙トレイ110のシート搬送方向下流に設けられ、排出ローラ114によって排出されたシートの搬送方向の先端を受け止める。ストッパ304は、シートの衝突時の衝撃を軽減する弾性部材を有しても良い。
アシストローラユニット306(シート送り機構)は、積載トレイ302の上方、且つ、排出ローラ114からのシート排出方向における排出ローラ114とストッパ304との間に配置される。アシストローラユニット306は、回動軸306aを支点に回動する回動部材306bと、回動部材306bに設けられた回転ローラ(搬送ローラ)306cを有する。アシストローラユニット306は、自重によって回動軸306a周りに回動し、積載トレイ302へ排出されたシートの内の最上位にあるシートの上面に当接し、回転ローラ306cが回転してシートをストッパ304側(所定位置)へ搬送する(シート送り動作)。
なお、アシストローラユニット306は、ソレノイド等の駆動源を用いて回動軸306a周りに回動し、積載トレイ302上に排出されるシートの上面に接離可能とすることもできる。アシストローラユニット306は、排出ローラ114によって排出されたシートをストッパ304へ突き当てることにより、シートを整合する(縦整合)整合部材として機能する。回転ローラ306cは、例えばスポンジ等の摩擦係数の低い材質のものが用いられる。駆動モータM9(図中では概略的な位置のみを例示している)は、排出ローラ114およびアシストローラユニット306の回転ローラ306cを駆動する。なお、排出ローラ114およびアシストローラユニット306は、それぞれ異なる駆動モータで駆動しても良い。
本実施形態における消去装置100には、アシストローラユニット306の回動軸306aよりも上方に位置し、かつ水平方向において回動軸306aよりも回転ローラ306cに近い位置にある回動軸306nを支点として回転するセンサレバー306dが設けられている。センサレバー306dの先端の下面は、回動部材306bに設けられている傾斜面306bsに当接して摺動する摺動面306dsとなっている。センサレバー306dは、回動軸306nを支点として自重によって下方に自在に回動する。したがって、センサレバー306dの摺動面306dsは、自重によって回動部材306bの傾斜面306bs上に載っており、回動部材306bの回転動作に連動して、センサレバー306dの摺動面306dsは回動部材306bの傾斜面306bs上を滑って移動する(図4)。
検知センサ308は、積載トレイ302に積載されたシートの積載量を検知する。例えば、検知センサ308は、例えば、回動軸306nを支点としてセンサレバー306dと一体的に回動自在な遮蔽部材306eによる透過光の遮蔽の有無を検出する光学式の透過型センサとすることができる。遮蔽部材306eは、周方向において部分的に切り欠きが形成された略扇形の部材であり、回転することによって検知センサ308における透過光308rを遮蔽したり透過させたりする。図5および図6は、アシストローラユニット306の回動部材306bが上方(V1方向)に退避している状態(退避位置に近い状態)のときの検知センサ308による遮蔽部材306eの検知状態を示す図である。図5および図6から、アシストローラユニット306の回動部材306bの上方への回転動作に伴ってセンサレバー306dの摺動面306dsが回動部材306bの傾斜面306bs上を滑って移動し、結果としてセンサレバー306dの回転動作が検知センサ308にて検知される。図5および図6に示すようにアシストローラユニット306の回動部材306bが退避位置に近い状態では、遮蔽部材306eによって検知センサ308における透過光308rが遮蔽され、検知センサ308の検知信号がOFFとなっている。本実施形態では、積載トレイ302上に所定の最大許容積載枚数もしくはそれ以上のシートが積載された場合に検知センサ308の検知信号がOFFとなる仕様となっている。制御部200は、検知センサ308(満杯センサ)の検知信号がOFFとなったとき、原則として積載トレイ302上のシート積載枚数が最大許容枚数に達した(満杯状態:積載トレイ上に最大許容積載高さ以上に積載されたシートの上面に対して回動ローラ306cが当接している状態)と判定する。
図7および図8は、アシストローラユニット306の回動部材306bが自重によって降下(V2方向)している状態(当接位置にある状態)のときの検知センサ308による遮蔽部材306eの検知状態を示す図である。図7および図8から、アシストローラユニット306の回動部材306bの下方への回転動作に伴ってセンサレバー306dの摺動面306dsが回動部材306bの傾斜面306bs上を滑って移動し、結果としてセンサレバー306dの回転動作が検知センサ308にて検知される。図7および図8に示すようにアシストローラユニット306の回動部材306bが当接位置にあるときは、遮蔽部材306eによって検知センサ308における透過光308rが遮蔽されることはなく、検知センサ308の検知信号はONとなる。本実施形態では、積載トレイ302上に所定の最大許容積載枚数よりも少ない枚数のシートが積載された状態でアシストローラユニット306の回動ローラ306cを最上位のシート上面に当接させた場合には検知センサ308の検知信号はONとなる。
続いて、アシストローラユニット306の回動部材306bを自重によって降下可能とする機構について説明する。アシストローラユニット306の回動部材306bには、回動軸306aを支点として回動部材306bと一体的に回動する第1の係合部材315が連結されている。また、さらに係合部材314が回動軸306aによって回転可能に軸支されている。係合部材314と係合部材315はそれぞれが独立に回動軸306aを回転軸として回転可能である。係合部材314の係合面は、回転ローラ306cが降下する際の回転方向において係合部材315の係合面の下流側に隣接している。
係合部材314は、長孔310b等により直線的にスライド可能なスライド部材310と、軸部310aを介して連結されている。スライド部材310は、引っ張りバネ313によりスライド部材310を常時E1方向に引き付けている。スライド部材310は、回転軸312hを回転軸として回転するカム312の作用によりE1方向またはE2方向へとスライドする。回転軸312hはモータM10の出力によって回転し、モータM10は制御部200により駆動制御される。カム312による押さえが解除されて引っ張りバネ313の作用によりスライド部材310がE1方向に弾性的に引っ張られるとき(図6)、係合部材314はG1方向に回転し、結果として係合部材314のG1方向における下流側の端面が係合部材315のG1方向における上流側の端面を押して係合部材315およびアシストローラユニット306をZ1方向に回転させる(図6を参照)。このようにして、回転ローラ306cは、シートが積載トレイ302上に所定の最大許容積載高さまで積載された場合でも最上位にあるシートの上面から離間する「退避位置」に移動する。
続いて、制御部200により駆動されるカム312の作用によってスライド部材310がE2方向に押し込まれるとき(図8)、係合部材314はG2方向に回転し、退避位置にあったときに係合部材315に対するG1方向への押圧を解除する。これにより、係合部材315は係合部材314のG2方向への回転に追従してZ2方向(G2と同じ回転方向)に回転し、結果としてアシストローラユニット306は張りバネ313の作用による引っ張り力を受けることなく自重によって「当接位置」まで下降する(図7および図8を参照)。
上述のアシストローラユニット306における回転ローラ306cが「退避位置」および「当接位置」のうちのいずれの状態にあるかの検知は、ここでは一例として、カム312のカム面によってスイッチ式のホームポジションセンサ311をON/OFFすることによって行っている。
図9は、シート排出装置を備える消去装置100における処理(シート積載状態判定方法)の流れについて説明するためのフローチャートである。
図10に示すように、制御部200は、検知センサ134によりシートの積載トレイ302へのシート排出を検知すると、モータM10を駆動してカム312を回転させ、回転ローラ306cを「退避位置」から「当接位置」まで自重によって降下(移動)させる(ACT101)。
次に、制御部200は、例えば回転ローラ306cによるシート送り動作やシート排出先の振分けのための判定処理等に要する所定期間だけ当接位置のまま維持する(ACT102)。ここでの所定期間とは、積載トレイ302上へのシート積載量やシートサイズ等の条件に応じて決定される。このようにして、積載トレイ302上に排出されているシートを、積載トレイ302の奥にあるストッパまで搬送し、用紙先端を揃える(シート整合動作)。
制御部200は、所定期間経過後にモータM10を駆動してカム312を回転させ、回転ローラ306cを「退避位置」まで復帰させるようにシート送り機構を制御する(ACT103)(図10を参照)。
制御部200(判定部)は、
(1)回転ローラ306cの「退避位置」から「当接位置」への移動を開始させてから所定期間経過して「退避位置」への復帰動作を開始させるまでの動作期間中に、動作期間中の所定割合以上の期間、センサ308が満杯状態を検知した場合(ACT104)(図11を参照)、
(2)回転ローラ306cを「当接位置」から「退避位置」まで復帰させる際に要する復帰時間が、積載トレイ302上にシートが積載されていない状態での復帰時間よりも長い場合(ACT105)(図12および図13を参照)、
(3)回転ローラ306cを「当接位置」から「退避位置」まで復帰させる際に要する復帰時間が、所定時間よりも短い場合(ACT106)、
の内の少なくともいずれかに該当するかを判定する。なお、上記(1)におけるセンサ308による満杯状態の検知をモニタリングする「動作期間」は、図11に示す「Td」、「Td’」、「Td”」の内のいずれかを、任意に選択することができる。
制御部200(判定部)は、上記3通りの場合の内の少なくともいずれかに該当するときに((ACT104,Yes)、(ACT105,Yes)および(ACT106,Yes))、積載トレイ302上に積載されているシートが、消去装置100におけるシート排出動作を中断すべき所定の状態にあると判定し(ACT107)、消去装置100におけるシート排出動作を中断させる。
制御部200は、積載トレイ302上に積載されているシートの積載高さが、最大許容積載枚数ぎりぎりの場合には、回転ローラ306cの降下を開始するタイミングでチャタリングをすることが分かっている。そこで、できる限り多い積載枚数を実現したいことを考慮して、チェックする動作期間内での全期間でセンサ308の検知信号が全てOFF(満杯検知状態)の場合や、動作期間中の所定割合以上の期間、センサ308が満杯状態を検知した場合には満杯状態であると判定する。
また、ACT105のように、アシストローラユニット306がモータM10によって当接位置から退避位置へと移動する際に、所定時間内に動作完了したかどうかを確認することで、アシストローラユニット306にジャムやカール等しているシートによる負荷が加わっていることを検知することができる。具体的には、所定時間内に動作完了できていない場合には、積載トレイ302上のシートはカールしていたりジャム状態であったり等、アシストローラユニット306の先端付近あるいはその上方にシートが存在する状態となっている可能性があるとして、更なるシート排出を中断すべき状態であると判断する。
トレイ上の用紙が、正しく取り除くことがされず、折れた状態になった場合には、その状態で知らずにカセットを閉められてしまう、用紙の消去動作が行われると、積載トレイ302上に多くの用紙が搬送されてしまう。このような場合や、用紙の搬送スキューが大きく生じた場合などにもカセット内の用紙の丸まりが発生する。カメラ等を用いても、シートの丸まりを検知することは困難であり、またセンサーによってシートの丸まり等を検知しようとすると、用紙中央に膨らみがでたような場合でもカールとして検知をしてしまう。
なお、上述の実施形態では、積載トレイ302上への更なるシート排出を中断すべき状態であると判定される場合には、満杯状態になったと判定し、ユーザやサービスマンによる作業を促す構成となっているが、これに限られるものではない。例えば、積載トレイ302上への更なるシート排出を中断すべき状態であると判定される場合に「ジャム状態」になったものとして取り扱うことも可能である。
上記実施形態の説明では、「消色処理」は、画像の色を消すと記述したが、画像を消去するという意味を含んで良い。すなわち、本実施の形態に記載の消去装置は、熱により画像の色を消す装置に限定されるものではない。例えば、光の照射によってシート上の画像の色を消す装置でも、特殊シートに形成された画像の消す装置でもよい。あるいは、消去装置は、シート上の画像を除去(消去)する装置であっても良い。消去装置は、シートを再利用可能にするために、シート上の画像を見えなくする構成であって良い。
なお、上記実施の形態の各動作を実行する主体は例えば、ハードウェア、ハードウェアとソフトウェアとの複合体、ソフトウェア、及び実行中のソフトウェアなどといった、コンピュータに係る主体である。動作を実行する主体は例えば、プロセッサ上で実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、スレッド、プログラムおよびコン
ピュータであるがこれらに限るものではない。また、プロセスやスレッドに、動作を実行する主体を複数演じさせてもよい。
上述のシート排出装置での処理における各動作は、メモリ802に格納されているシート積載状態判定プログラムをCPU801に実行させることにより実現されるものである。
更に、シート排出装置およびこれを備える消去装置を構成するコンピュータにおいて上述した各動作を実行させるプログラムを、シート積載状態判定プログラムとして提供することができる。本実施の形態では、発明を実施する機能を実現するための当該プログラムが、装置内部に設けられた記憶領域に予め記録されている場合を例示したが、これに限らず同様のプログラムをネットワークから装置にダウンロードしても良いし、同様のプログラムをコンピュータ読取可能な記録媒体に記憶させたものを装置にインストールしてもよい。記録媒体としては、プログラムを記憶でき、かつコンピュータが読み取り可能な記録媒体であれば、その形態は何れの形態であっても良い。具体的に、記録媒体としては、例えば、ROMやRAM等のコンピュータに内部実装される内部記憶装置、CD−ROMやフレキシブルディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード等の可搬型記憶媒体、コンピュータプログラムを保持するデータベース、或いは、他のコンピュータ並びにそのデータベースや、回線上の伝送媒体などが挙げられる。またこのように予めインストールやダウンロードにより得る機能は装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と共働してその機能を実現させるものであってもよい。
なお、プログラムは、その一部または全部が、動的に生成される実行モジュールであってもよい。
また、上述の各実施の形態にてプログラムをプロセッサ(CPCやMPU)に実行させることにより実現される各種処理は、その少なくとも一部を、ASICにて回路的に実行させることも可能であることは言うまでもない。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述の実施の形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する全ての変形、様々な改良、代替および改質は、すべて本発明の範囲内のものである。
100 消去装置、102 給紙トレイ、106 読取部、108 消去部、110 第1トレイ、112 第2トレイ、114,116 排出ローラ、134 検知センサ、200 制御部、302 積載トレイ、304 ストッパ、306 アシストローラ、306a 回動軸、306b 回動部材、306c 回転ローラ、308 検知センサ、M9 駆動モータ、314 検知センサ。

Claims (9)

  1. シートを所定の積載トレイ上に排出する排出ローラと、
    前記積載トレイに積載されるシートの内の最上位にあるシートの上面に当接して該シートを前記積載トレイ上の所定位置へ向けて搬送するシート送り動作を行なう当接位置と、シートが前記積載トレイ上に所定の最大許容積載高さまで積載された場合でも最上位にあるシートの上面から離間する退避位置と、の間で移動する搬送ローラを備えるシート送り機構と、
    前記積載トレイ上に前記最大許容積載高さ以上に積載されたシートの上面に対して前記搬送ローラが当接している状態を満杯状態として検知する満杯センサと、
    前記搬送ローラを前記退避位置から前記当接位置まで移動させた後、所定期間だけ前記当接位置のまま維持し、前記所定期間経過後に前記搬送ローラを前記退避位置まで復帰させるように前記シート送り機構を制御する制御部と、
    前記制御部により前記搬送ローラの前記退避位置から前記当接位置への移動を開始させてから前記所定期間経過して前記退避位置への復帰動作を開始させるまでの動作期間中に、前記満杯センサが満杯状態を検知した場合に、前記シート排出装置におけるシート排出動作を中断すべき所定の状態にあると判定する判定部と、
    を備えるシート排出装置。
  2. 前記判定部は、前記制御部により前記搬送ローラの前記退避位置から前記当接位置への移動を開始させてから前記所定期間経過して前記退避位置への復帰動作を開始させるまでの動作期間中に、前記満杯センサが前記動作期間の所定割合以上の期間だけ満杯状態を検知した場合に、前記シート排出装置におけるシート排出動作を中断すべき所定の状態にあると判定することを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
  3. 前記シート排出動作を中断すべき所定の状態とは、前記積載トレイ上に前記最大許容積載高さ以上にシートが積載されている状態であることを特徴とする請求項1または2に記載のシート排出装置。
  4. 前記積載トレイは、昇降する可動トレイおよびカセット内に備わるトレイの内の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート排出装置。
  5. シートを所定の積載トレイ上に排出する排出ローラと、
    前記積載トレイに積載されるシートの内の最上位にあるシートの上面に当接して該シートを前記積載トレイ上の所定位置へ向けて搬送するシート送り動作を行なう当接位置と、シートが前記積載トレイ上に所定の最大許容積載高さまで積載された場合でも最上位にあるシートの上面から離間する退避位置と、の間で移動する搬送ローラを備えるシート送り機構と、
    前記積載トレイ上に前記最大許容積載高さ以上に積載されたシートの上面に対して前記搬送ローラが当接している状態を満杯状態として検知する満杯センサと、
    前記搬送ローラを前記退避位置から前記当接位置まで移動させた後、所定期間だけ前記当接位置のまま維持し、前記所定期間経過後に前記搬送ローラを前記退避位置まで復帰させるように前記シート送り機構を制御する制御部と、
    前記制御部により前記搬送ローラを前記当接位置から前記退避位置まで復帰させる際に要する復帰時間が、前記積載トレイ上にシートが積載されていない状態での復帰時間よりも長い場合に、前記シート排出装置におけるシート排出動作を中断すべき所定の状態にあると判定する判定部と、
    を備えるシート排出装置。
  6. シートを所定の積載トレイ上に排出する排出ローラと、
    前記積載トレイに積載されるシートの内の最上位にあるシートの上面に当接して該シートを前記積載トレイ上の所定位置へ向けて搬送するシート送り動作を行なう当接位置と、シートが前記積載トレイ上に所定の最大許容積載高さまで積載された場合でも最上位にあるシートの上面から離間する退避位置と、の間で移動する搬送ローラを備えるシート送り機構と、
    前記積載トレイ上に前記最大許容積載高さ以上に積載されたシートの上面に対して前記搬送ローラが当接している状態を満杯状態として検知する満杯センサと、
    前記搬送ローラを前記退避位置から前記当接位置まで移動させた後、所定期間だけ前記当接位置のまま維持し、前記所定期間経過後に前記搬送ローラを前記退避位置まで復帰させるように前記シート送り機構を制御する制御部と、
    前記制御部により前記搬送ローラを前記当接位置から前記退避位置まで復帰させる際に要する復帰時間が、所定時間よりも短い場合に、前記シート排出装置におけるシート排出動作を中断すべき所定の状態にあると判定する判定部と、
    を備えるシート排出装置。
  7. 前記シート排出動作を中断すべき所定の状態とは、前記積載トレイ上に積載されているシートが正常な積載状態とは異なる状態であることを特徴とする請求項5または6に記載のシート排出装置。
  8. 前記積載トレイは、昇降する可動トレイおよび装置内に収容されるカセット内に備わるトレイの内の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載のシート排出装置。
  9. シートを所定の積載トレイ上に排出する排出ローラと、
    前記積載トレイに積載されるシートの内の最上位にあるシートの上面に当接して該シートを前記積載トレイ上の所定位置へ向けて搬送するシート送り動作を行なう当接位置と、シートが前記積載トレイ上に所定の最大許容積載高さまで積載された場合でも最上位にあるシートの上面から離間する退避位置と、の間で移動する搬送ローラを備えるシート送り機構と、
    前記積載トレイ上に前記最大許容積載高さ以上に積載されたシートの上面に対して前記搬送ローラが当接している状態を満杯状態として検知する満杯センサと、
    前記搬送ローラを前記退避位置から前記当接位置まで移動させた後、所定期間だけ前記当接位置のまま維持し、前記所定期間経過後に前記搬送ローラを前記退避位置まで復帰させるように前記シート送り機構を制御する制御部と、
    前記制御部により前記搬送ローラの前記退避位置から前記当接位置への移動を開始させてから前記所定期間経過して前記退避位置への復帰動作を開始させるまでの動作期間中に、前記満杯センサが満杯状態を検知した場合、前記制御部により前記搬送ローラを前記当接位置から前記退避位置まで復帰させる際に要する復帰時間が、前記積載トレイ上にシートが積載されていない状態での復帰時間よりも長い場合、および前記制御部により前記搬送ローラを前記当接位置から前記退避位置まで復帰させる際に要する復帰時間が、所定時間よりも短い場合の内の少なくともいずれかに該当するときに、前記シート排出装置におけるシート排出動作を中断すべき所定の状態にあると判定する判定部と、
    を備えるシート排出装置。
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