JP5830642B2 - 消去装置及び消去装置の制御プログラム - Google Patents

消去装置及び消去装置の制御プログラム Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、シート上に形成された画像を消去する消去装置、及び当該消去装置の制御プログラムに関する。
従来、例えば記録用紙等のシート上の画像の色材を加熱することで透明へ消色し、シートを再利用可能な状態にする消去装置においては、読取部において再利用可能か否かの判断を行うことで、リユーストレイ又はリジェクトトレイへシートを振り分ける。
しかしながら、従来の消去装置では、エラーによりシート搬送が中断してしまった場合に、搬送路内に残留するシートに対して再利用可否の判断を行うことなくリジェクトトレイへ搬送するため、再利用可能なシートまでもリジェクトされてしまうという問題があった。
特開2012―123383公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、エラーによりシート搬送の中断が起きた場合における、搬送路内に残留したシートの取り扱いを向上させる消去装置を提供することである。
実施形態の消去装置は、搬送部、読取部、消去部、第1排紙部及び第2排紙部、並びに制御部を有する。前記搬送部は、シートを搬送路に沿って搬送する。前記読取部は、前記搬送路に沿って設けられ、搬送される前記シートに対して読取処理を実行する。前記消去部は、前記搬送路に沿って設けられ、搬送される前記シート上の画像を消去する。前記第1及び第2排紙部は、前記搬送路から排紙されるシートを収容する。前記制御部は、搬送が中断した状態において、搬送路内に残留するシートのうち、前記読取部による読取処理が可能なシートを前記読取処理することで再利用可能か否かを判断した後に前記第1排紙部へ搬送し、前記読取部による読取処理動作自体が不可能なシートを前記第1排紙部とは異なる前記第2排紙部へ搬送する。
第1の実施形態における消去装置の構成を説明する断面図。 図1に示す消去装置のハードウェア構成の制御ブロック図。 実施形態のシート検知センサが配置された搬送路の拡大断面図。 実施形態における紙ジャム発生時のシート搬送制御フローチャート。 実施形態における読取部との通信エラー時のシート搬送制御フローチャート。
以下、発明を実施するための実施形態について図1乃至図5を参照して説明する。
消去装置は、消色可能トナーや消色可能インク等の消色可能な色材により画像を形成された記録用紙等のシートに対し、画像の色を消す消色処理を施す。消色可能な色材は、呈色性化合物、顕色剤、消色剤を含む。呈色性化合物は、例えばロイコ染料が挙げられる。顕色剤は、例えばフェノール類が挙げられる。消色剤は、加熱されると呈色性化合物と相溶し、顕色剤と親和性を有さない物質が挙げられる。消色可能な色材は、呈色性化合物と顕色剤との相互作用により発色し、消色温度以上の加熱により呈色性化合物と顕色剤との相互作用が絶たれるため、消色する。以下、消色可能な色材を単に記録材料と呼ぶ。
以下に、本実施形態の消去装置の構成及び動作について説明する。
図1は、本実施形態における消去装置100の構成を説明する断面図である。消去装置100は、装置筐体上部に設けた給紙トレイ110及び給紙部材120、第1搬送路190、第2搬送路195、第3搬送路200、第4搬送路205、第5搬送路208、第1、第2及び第3搬送路の分岐点220、第1及び第2搬送路の合流点225、分岐点220に設けられた第1分岐部材210、第3及び第4搬送路の分岐点に設けられた第2分岐部材215、第3及び第5搬送路に設けられた第3分岐部材218、第1、第2及び第4搬送路に配置された複数の搬送ローラ286、装置筐体下部に設けられた第1トレイ165及び第2トレイ170(第1排紙部)、第5搬送路の下流に設けられた第3トレイ175(第2排紙部)、第1乃至第3トレイにそれぞれ対応して設けられた排出部材180、第1搬送路に配置された読取部130、第2搬送路に配置された消色部(消去部)150、並びに装置筐体上部に設けられた操作部240を有する。
給紙トレイ110は、再利用するシートを積載する。再利用するシートは、例えば、記録材料で画像形成されたシートである。尚、シートはA3、A4、B5等、様々なサイズであって良い。給紙部材120は、ピックアップローラ、シート供給ローラ、及びシート供給ローラに対向配置される分離ローラ等を有する。給紙部材120は、給紙トレイ110上のシートを1枚ずつ消去装置100内部の第1搬送路190へ搬送する。
給紙トレイ110は、給紙トレイ110上のシートの有無を検知する検知センサ112を有する。検知センサ112は、例えば、マイクロセンサやマイクロアクチュエータであって良い。
第1搬送路190は、複数の搬送ローラ286を有し、給紙トレイ110から分岐点220へ向かう搬送路を形成する。第1搬送路190は、読取部130を介して給紙されたシートを分岐点220へ搬送する。
読取部130は、第1搬送路190に沿って給紙トレイ110の下流に配置される。読取部130は、例えば、第1搬送路190を挟んで対向して位置する第1読取ユニット及び第2読取ユニットを有する。第1読取ユニット及び第2読取ユニットは、搬送されるシートの第1面の画像及び裏面である第2面の画像を読み取る。すなわち読取部130は、第1読取ユニット及び第2読取ユニットにより、第1搬送路190を搬送されるシートの両面の画像を読み取る。
第1分岐部材210は、読取部130の下流で第1搬送路190と第2搬送路195の分岐点220に配置される。第1分岐部材210は、読取部130を出て分岐点220へ搬送されるシートの搬送方向を切り替える。第1分岐部材210は、第1搬送路190を搬送されるシートを第2搬送路195又は第3搬送路200へ選択的に振り分ける。第1分岐部材210は、例えば、通常の状態(非駆動状態)では、第1搬送路190から第3搬送路200へのシートの搬送を許容する。他方、駆動状態では、シートの第1搬送路190から第3の搬送路200への搬送を阻止し、従って、シートは、第2搬送路195へ搬送される。
第2搬送路195は複数の搬送ローラ286を有し、分岐点220において第1搬送路190より分岐する。さらに、第2搬送路195は、読取部130よりも上流に位置する合流点225へ向かって湾曲部を有している。このため、第2搬送路195は、合流点225において、第1搬送路190と合流する。すなわち、第1搬送路190と第2搬送路195は、分岐点220及び合流点225を介して循環する搬送路を形成する。前述のように第2搬送路195には、後述する消色部150が配置される。従って、循環する搬送路は、読取部130から搬送されてきたシートを、消色部150を経由して、再び、読取部130へ搬送することを可能とする。詳述すれば、本実施形態の消去装置100は、給紙部材120から供給されたシートを、第1搬送路190により合流点225を経由して読取部130へ導き、読取部130で処理されたシートを、第1分岐部材210を制御して分岐点220で第2搬送路195へ導き、消色部150、更に合流点225を経由して読取部130の順に搬送する。
消色部150は、例えば、第1消色ユニット及び第2消色ユニットを有し、この両ユニットは、図1に示すように第2搬送路195に沿って対向して配置され、搬送されるシート両面の画像の色を消す消色処理を行う。消色部150は、例えば、搬送されるシートへ接触した状態でシートを消色温度まで加熱することにより、記録材料によりシート上に形成された画像の色を消色する。消色部150の第1消色ユニットは、シートの一方の面側からシートへ当接して加熱する。第2消色ユニットは、シートの他方の面側からシートへ当接して加熱する。すなわち、消色部150は、搬送されるシート両面の画像を一度の搬送で消色する。
操作部240は、例えば、タッチパネル式の表示部と各種の操作キーとを有し、消去装置100本体の上部に配置される。操作キーは、例えば、テンキー、ストップキー、スタートキー等を有する。ユーザは、操作部240を介して、消色処理の開始又は消色するシートの画像の読み込み等の消去装置100の機能動作を指示する。操作部240は、消去装置100の設定情報や動作ステータスやログ情報等を表示する。
尚、操作部240は、例えば、ネットワークを介して外部装置の操作装置と接続され、外部の操作装置から操作出来る構成であっても良い。又は、操作部240は、消去装置100本体から独立した形態で、有線又は無線通信によって消去装置100を操作する構成であっても良い。すなわち、本実施形態の操作部240は、消去装置100に対して処理の指示や情報の閲覧等が出来るものであれば良い。
図1に示す第3搬送路200は分岐点220を介して第1搬送路190と繋がっており、分岐点220を通過したシートを第2分岐部材215へ搬送する。第2分岐部材215を介して搬送されるシートは、図1に示すように、上下に配置される第1トレイ165又は第2トレイ170のいずれかに収容される。例えば、第2分岐部材215は、第1トレイ165の後述する排出部材180の近傍に配置され、第1分岐部材210を介して搬送されたシートを第1トレイ165又は、第3搬送路200に第2分岐部材215を介して接続された第4搬送路205へ搬送する。第2分岐部材215は、例えば、通常の状態(非駆動状態)では、第3搬送路200から第4搬送路205へのシートの搬送を阻止し、シートは第1トレイ165に排紙される。他方、駆動状態では、シートの第3搬送路200から第1トレイ165への搬送を阻止し、シートは、第4搬送路205に搬送される。第4搬送路205は搬送ローラ286を有し、シートを第2トレイ170へ搬送する。
また、図1に示す第3分岐部材218は、第3及び第5搬送路の分岐点に配置され、第1分岐部材210を介して第3搬送路200へ搬送されたシートを第2分岐部材215又は第5搬送路208へ搬送する。第3分岐部材218は、例えば、通常の状態(非駆動状態)では、第3搬送路200から第5搬送路208へのシートの搬送を阻止し、シートは第2分岐部材215に搬送される。他方、駆動状態では、シートの第3搬送路200から第2分岐部材215への搬送を阻止し、シートは、第5搬送路208に搬送される。第5搬送路208は、シートを第3トレイ175へ搬送する。
排出部材180は、詳述すると、消去装置100の下部に上下に配置された第1トレイ165、第2トレイ170、第3トレイ175にそれぞれ備えられる。排出部材180は、それぞれ第1トレイ165、第2トレイ170、又は第3トレイへシートを排紙する。例えば、第1トレイ165は、シートの画像が消色され、再利用可能となったシートを収容する。第2トレイ170は、再利用不可能と判断されたシートを収容する。第3トレイ175は、再利用可能か否かの判断が不可能なシートを収容する。以下、第1トレイ165をリユーストレイと呼び、第2トレイ170をリジェクトトレイと呼ぶ。尚、リユーストレイ、リジェクトトレイ、及び第3トレイは、受け入れる対象とするシートを入れ替えることも可能である。それぞれのトレイがどのようなシートを収容するかの設定、すなわち、シートの搬送先の設定は、例えば、操作部240から可能である。
消去装置100は、第1乃至第5搬送路190,195、200、205、208を搬送されるシートを検知する複数のシート検知センサ310(図3参照)を有する。シート検知センサ310は、例えば、マイクロセンサやマイクロアクチュエータであって良い。本実施形態のシート検知センサ310は、例えば、給紙トレイ110の下流側、読取部130の上流側及び下流側、分岐点220の下流側、消色部150の上流側及び下流側、合流点225の上流側、第3搬送路200及び第4搬送路205、並びに第1トレイ165及び第2トレイ170のそれぞれ上流側に配置される。
以下に、上述の構成を有する消去装置100の制御について説明する。
図2は、図1に示す消去装置100のハードウェア構成の制御ブロック図である。消去装置100は、読取部130、消色部150、操作部240、制御部250、記憶部260、検知部270、搬送部280、及び通信インターフェース(I/F)部290を有する。消去装置100の各部は、バス300を介して接続される。
制御部250は、CPU(Central Processing Unit)或いはMPU(Micro Processing Unit)からなるプロセッサ252とメモリ254を有する。メモリ254は、例えば、半導体メモリであり、各種制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)256と、プロセッサ252に一時的な作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)258を有する。例えば、ROM256は、再利用可否の閾値とするシートの印字率、画像が消色されたか否かを判断するための濃度閾値等を格納する。RAM258は、読取部130で読み取った画像を一時的に保存しても良い。制御部250は、ROM256又は記憶部260に格納された各種プログラム等に基づいて、消去装置100の各部を制御する。
記憶部260は、読取部130が読み取った画像を保存する。記憶部260は、例えば、ハードディスクドライブ、その他の磁気記憶装置、光学式記憶装置、若しくはフラッシュ・メモリ等の半導体記憶装置、又はこれらの任意の組み合わせであって良い。例えば、消色部150が消色処理する前に、制御部250は、読取部130が読み取ったシートの画像を記憶部260へ保存することにより、後で消色された画像のデータが必要となった場合に、画像データを取得することが出来る。
検知部270は、図1に示す検知センサ112及び前述した各搬送路において搬送されるシートを検知するシート検知センサ310(図3参照)を有する。制御部250は、検知センサ112からの信号に基づいて給紙トレイ110上のシートの有無、及び紙ジャム有無を判断する。
搬送部280は、図1に示す第1乃至第5搬送路190、195、200、205と、上記搬送路に配置される複数の搬送ローラ286、排紙部材、並びにこれら各ローラを駆動する複数の搬送モータとを有する。
通信I/F部290は、外部の機器と接続するインターフェースである。通信I/F部290は、例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線接続、光接続といったIEEE80、IEEE802.11、IEEE802.3、IEEE3304等の適切な無線又は有線を介してネットワーク上の外部装置と通信する。通信I/F部290は、更に、USB規格の接続端子が接続されるUSB接続部やパラレルインターフェース等を含んでも良い。制御部250は、通信I/F部290を介して複合機、その他外部機器と通信する。尚、読取部130、消色部150及び操作部240については、既に説明済みであるのでその説明については省略する。
以下に、本実施形態の消去装置100が実行する各処理について説明する。
消去装置100は、例えば、以下の各処理モードを有する。前述のシートの搬送経路は、消去装置100が実行する各処理モードに基づいて第1或いは第2分岐部材210、215を制御して適宜変更される。以下に参照される分別処理は、読取部130が読み取ったシートの表面状態を示す画像を基に、シートが再利用可能か否かを制御部250が判定し、判定結果に応じてリユーストレイ165、リジェクトトレイ170、又は第3トレイへ選択的に振り分ける処理である。保存処理は、読取部130が読み取ったシート上の画像を記憶部260へ保存する処理である。尚、分別処理及び保存処理については詳細を後述する。
(1)第1消色モード:保存処理を行わず、消色処理のみを行う。
(2)第2消色モード:保存処理後、消色処理を行う。
(3)第3消色モード:保存処理を行わず、消色処理後、分別処理を行う。
(4)第4消色モード:保存処理後、消色処理を行い、さらに分別処理を行う。
(5)第5消色モード:分別処理後、必要に応じて消色処理を行い、さらに分別処理を行う。
(6)読取モード:消色処理を行わず、保存処理を行う。
上述の各処理モードは、消去装置100の操作部240で選択出来る。また、各処理モードの選択は、消去装置100の操作部240に限らず、外部の端末から設定しても良い。第1乃至第5消色モードでは、シートは必ず消色部150へ搬送される。一方、読取モードでは、消去装置100は、第1搬送路190を搬送されるシートを、第2搬送路195を介して消色部150へ搬送することなく、読取部130から分岐点220及び第3搬送路200を経由して排紙する。この場合、前述のように、第1分岐部材210は非駆動状態にあり、第1搬送路190と第3搬送路200は連通状態にある。
制御部250は、例えば、操作部240で設定された上述の各処理モードに応じて、読取部130、消色部150、及びその他の構成を制御する。例えば、第1乃至第5消色モードが選択された場合には、制御部250は、消色部150にシートの画像を消色させる。
消色部150がシートの画像を消色した後に、この消色されたシートの画像を読取部130が読み取る場合(第3消色モード、第4消色モード、第5消色モード)、制御部250は、読取部130が読み取った画像のデータに基づいて、シートの折り目、破れ目、又はしわ等による影の有無、並びに消し残りの割合を基にシートが再利用可能か否かを判定する。制御部250は、上記判定結果に基づいて、シートの搬送先をリユーストレイ165又はリジェクトトレイ170に決定する(分別処理)。
尚、第5消色モードにおける1回目の分別処理においては、制御部250は、読取部130が読み取った画像のデータに基づいて、シートの折り目、破れ目、又はしわ等による影の有無、並びに印字率を基にシートが再利用可能か否かを判定する。制御部250は、上記判定結果に基づいて、シートの搬送先を消色部150又はリジェクトトレイ170に決定する。また、この分別処理は、後述する保存処理を兼ねても良い。すなわち制御部250は、読み取った画像を基に再利用可能か否かの判定をするとともに、この画像を記憶部260へ保存する。
他方、消色部150へシートが搬送される前に、読取部130がシートの画像を読み取る場合(第2消色モード、第4消色モード)、制御部250は、読取部130で読み取った画像を記憶部260へ保存する(保存処理)。ここで、制御部250は、読取部130が読み取ったシートの画像のデータ中に機密データ等の消色を禁止すべき禁止データが含まれているか否かを判定しても良い。
消色処理を行わずに、シートの画像を読み取る読取モードが設定された場合、読取部130がシートの画像を読み取り、読み取った画像を記憶部260へ保存する(保存処理)。制御部250は、第1分岐部材210を駆動せず、従って読み取りが終了したシートを、消色部150へ搬送せず、第2分岐部材215を制御してリジェクトトレイ170へ排紙する。尚、この読取モードにおいて、制御部250は保存処理ではなく分別処理又は、保存処理と分別処理の両方を行っても良い。すなわち制御部250は、読取モードにおいて読取部130がシートの画像を読み取り、読み取った画像を記憶部260へ保存した上で、当該画像を基に、例えばシートの再利用可否を判定することにより、シートをリユーストレイ165又はリジェクトトレイ170へ分別しても良い。
尚、いずれのモードにおいても、読取部130において通信エラーが発生した場合等、読取処理が不可能な場合、又は読取結果からシートが再利用可能か否かを判断できない場合には、制御部250は当該シートを第3トレイ175へ排紙する。再利用可否を判定できないシートを第3トレイ175へ排紙することで、ユーザが再利用可否を判定することが出来るため、再利用可能なシートまで破棄することが無い。ユーザは、第3トレイ175へ排紙されたシートをエラー解消後に再び給紙トレイ110へセットし、分別処理を実行させても良い。
以下、本実施形態の紙ジャム検知について説明する。図3は、第1の実施形態におけるシート検知センサ310が配置された搬送路の拡大断面図である。検知部270は、第1のシート検知センサ312aでシートを検知後、所定のパルス数、又は所定の時間内に第2のシート検知センサ312bでシートを検知しなければ、紙ジャムが発生したと判断する。パルス数で紙ジャムの発生を判断する場合、例えば第1のシート検知センサ312aがシートを検知してから、所定のパルス数を経過しても第2のシート検知センサ312bがシートを検知しない場合に、紙ジャムが発生したと判断する。また第1のシート検知センサ312aでシートを検知後、所定のパルス数、又は所定の時間が経過した後においても第1のシート検知センサ312aがシートを検知し続けている場合にも、紙ジャムが発生したと判断する。すなわち検知部270は、上記の2つの検知方法のいずれか又は両方の検知方法によりシートが搬送路内で紙ジャムを発生させたと判断する。
次に、制御部250及び読取部130間の通信エラー検知について説明する。制御部250と読取部130とは周知の技術によって通信のやりとりが行われる。そのため、制御部250と読取部130との間の通信にエラーが生じると、制御部250から読取部130への通信が遮断されると同時に、読取部130から制御部250への通信も遮断されるため、制御部250は、通信エラーが発生したことを検知することが出来る。
以下、搬送中断時における本実施形態のシート搬送制御について説明する。図4は、紙ジャム発生時の制御のフローチャートである。検知部270が紙ジャムを検知すると(ACT101)、制御部250は、紙ジャムの発生地点を確認する。制御部250は、検知部270から取得する検知結果より、検知部270がどのシート検知センサ310からの信号に基づき紙ジャムを検知したかで位置を特定する。次に制御部250は、紙ジャムを発生させたシート以外に搬送路内に残留するシートの搬送を行う。制御部250は、当該シートが各搬送路を介して読取部130まで搬送可能か否かを判断する(ACT102)。搬送可能な場合(ACT102、Yes)、制御部250は、搬送ローラ286を駆動させてシートを読取部130へ順次搬送する(ACT103)。ここで搬送可能な場合とは、例えば、紙ジャムが消色部150の上流で発生した場合において、消色部150の下流に残留するシート等である。すなわち、制御部250が各搬送路を介して、紙ジャムの発生地点を通ることなく残留したシートを読取部130へ搬送可能な場合である。制御部250は、搬送されるシートを読取部130により読み取り、読み取った画像を基にシートの分別処理を行う(ACT104)。分別処理の結果、シートが再利用可能な場合(ACT105、Yes)、制御部は、シートをリユーストレイ165へ排紙する(ACT106)。他方、シートが再利用不可能な場合(ACT105、No)、制御部250は、シートをリジェクトトレイ170へ排紙する(ACT107)。ここで、例えば第3搬送路200又は第4搬送路205等において紙ジャムが発生した場合等、残留するシートを所定の排紙トレイへ搬送不可能な場合、制御部250は、第5搬送路208を介して当該シートを第3トレイ175へ搬送させても良い。
一方、紙ジャムを発生させたシートが残留することで、搬送路内に残留する他のシートを読取部130へ搬送不可能な場合(ACT102、No)の説明を行う。ここで搬送不可能とは、例えば、紙ジャムが消色部150の下流で発生した場合において、消色部150の上流に残留するシート等である。すなわち、制御部250が残留したシートを読取部130へ搬送する際の搬送路の途中に紙ジャムの発生地点が存在する場合である。シートを読取部130へ搬送不可能な場合(ACT102、No)、制御部250は、当該シートを第3トレイへ搬送可能か否かを判断する(ACT108)。搬送可能である場合(ACT108、Yes)、制御部250は、搬送ローラ286を駆動することで当該シートを第3トレイ175へ搬送する(ACT109)。一方、搬送不可能な場合(ACT108、No)、制御部250は、当該シートが消色部150内に残留しているか否かを判断する(ACT110)。シートが消色部150内に残留している場合(ACT110、Yes)、制御部250は、当該シートを消色部150外に搬送する(ACT111)。制御部250は、搬送ローラ286を駆動することで当該シートを消色部150の下流へ搬送する。この時制御部250は、搬送ローラ286を逆回転させることで当該シートを消色部150の上流へ搬送させても良い。一方で消色部150内にシートが無い場合(ACT110、No)、制御部250は当該シートの搬送を行わない。
次に通信エラー発生時のシートの搬送制御について説明する。図5は、読取部130との通信エラー発生時の制御フローチャートである。読取部130との通信エラーを検知すると(ACT201)、制御部250は、各搬送路内に残留するシートの搬送を行う。まず制御部250は、残留したシートに対する分別処理の判定が完了したか否かを判断する(ACT202)。分別処理の判定が完了している場合(ACT202、Yes)、制御部250は、当該シートを所定のトレイへ排紙する。すなわち分別処理の結果、シートが再利用可能な場合(ACT203、Yes)、制御部250は、シートをリユーストレイ165へ排紙する(ACT204)。他方、シートが再利用不可能な場合(ACT203、No)、制御部250は、シートをリジェクトトレイ170へ排紙する(ACT205)。一方で、分別処理が完了していない場合(ACT202、No)、制御部250は、第3トレイ175へ排紙可能か否かを判断する(ACT206)。搬送可能である場合(ACT206、Yes)、制御部250は、搬送ローラ286を駆動することで当該シートを第3トレイ175へ搬送する。一方、搬送不可能な場合(ACT206、No)、制御部250は当該シートをリジェクトトレイ170へ排紙する(ACT205)。
尚、制御部250は、いずれのエラーによる搬送の中断が起きた場合においても、表示部に搬送結果を表示させても良い。ここで搬送結果とは、例えば、エラー状況、各トレイへ何枚のシートが排紙されたか、及び紙ジャムの発生箇所等である。この搬送結果を表示部へ表示させるタイミングは、上記フローチャートに沿ったシートの搬送後に行うと良い。ユーザが消去装置100のカバーを開けるとシートの搬送処理が強制的に停止してしまうので、シートの搬送処理後に表示部へ搬送結果を表示することでの搬送処理が強制的に停止されることを防止する。例えば、紙ジャム発生時に表示部に表示すると、残留シートの搬送処理中に、ユーザが紙ジャムを解除させるために、消去装置100のカバーを開けてしまうことがある。しかしながら、搬送終了後に表示部に搬送結果としてエラー状況等を表示することで、ユーザが不用意に消去装置100のカバーを開けてしまうことを防止する。
上述した実施形態によれば、シートの搬送中断時に搬送路内に残留したシートに対しても分別処理を実行することで、シートの無駄を抑制することが出来る。また、第3トレイを設け、再利用可否の判断が付かないシートの排紙先とすることで、ユーザが再利用可否を判断して再利用することが出来る。或いは、第3トレイへ排紙されたシートを給紙トレイから給紙させ、再度分別処理を行うことも出来る。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
上記実施形態の説明では、「消色処理」は、画像の色を消すと記述したが、画像を消去するという意味を含んで良い。すなわち、本実施の形態に記載の消去装置は、熱により画像の色を消す装置に限定されるものではない。例えば、光の照射によってシート上の画像の色を消す装置でも、特殊シートに形成された画像の消す装置でもよい。或いは、消去装置は、シート上の画像を除去(消去)する装置であっても良い。消去装置は、シートを再利用可能にするために、シート上の画像を見えなくする構成であれば良い。
また、上述の実施形態において、図4、図5のプロセスを具現化するプログラムは、各装置が備える記憶媒体(ROM又は記憶部)に予め組み込んで提供するものとするが、これに限らず、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。さらに、記憶媒体は、コンピュータ或いは組み込みシステムと独立した媒体に限らず、LANやインターネット等により伝達されたプログラムをダウンロードして記憶又は一時記憶した記憶媒体も含まれる。
また、上記実施形態の各装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよく、インターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100…消去装置
130…読取部
140…消色部
165…第1トレイ
170…第2トレイ
175…第3トレイ
190…第1搬送路
195…第2搬送路
250…制御部
280…搬送部

Claims (5)

  1. シートを搬送路に沿って搬送する搬送部と、
    前記搬送路に沿って設けられ、搬送される前記シートに対して読取処理を実行する読取部と、
    前記搬送路に沿って設けられ、搬送される前記シート上の画像を消去する消去部と、
    前記搬送路から排紙されるシートを収容する第1排紙部及び第2排紙部と、
    搬送が中断した状態において、搬送路内に残留するシートのうち、前記読取部による読取処理が可能なシートを前記読取処理することで再利用可能か否かを判断した後に前記第1排紙部へ搬送し、前記読取部による読取処理動作自体が不可能なシートを前記第1排紙部とは異なる前記第2排紙部へ搬送する制御部と、
    を有する消去装置。
  2. 前記制御部は、前記第1排紙部へ搬送不可能なシートを前記第2排紙部へ搬送する請求項1に記載の消去装置。
  3. 前記第1排紙部は、第トレイ及び第トレイをさらに有し、
    前記第2排紙部は、第トレイをさらに有し、
    前記制御部は、再利用可能なシートを前記第1トレイへ排紙し、再利用不可能なシートを前記第2トレイへ排紙し、再利用可否の判断が不可能なシートを前記第3トレイへ排紙する請求項1又は請求項2に記載の消去装置。
  4. 表示部をさらに有し、
    前記制御部は、搬送路内に残留するシートを所定の排紙部に搬送した後に、搬送結果を表示部へ表示させる請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の消去装置。
  5. 消去装置に、
    シートを搬送路に沿って搬送する機能と、
    前記シートに対して読取処理を実行する機能と、
    前記シート上の画像を消去する機能と
    搬送が中断した状態において、搬送路内に残留するシートのうち、前記読取処理が可能なシートを前記読取処理することで再利用可能か否かを判断した後に第1排紙部へ搬送し、前記読取処理動作自体が不可能なシートを第1排紙部とは異なる第2排紙部へ搬送する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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