JP2003192155A - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体

Info

Publication number
JP2003192155A
JP2003192155A JP2001392126A JP2001392126A JP2003192155A JP 2003192155 A JP2003192155 A JP 2003192155A JP 2001392126 A JP2001392126 A JP 2001392126A JP 2001392126 A JP2001392126 A JP 2001392126A JP 2003192155 A JP2003192155 A JP 2003192155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
sheet
cassette
unit
instructed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001392126A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3848156B2 (ja
Inventor
Jun Miyajima
純 宮嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001392126A priority Critical patent/JP3848156B2/ja
Publication of JP2003192155A publication Critical patent/JP2003192155A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3848156B2 publication Critical patent/JP3848156B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙補給に伴う給紙ジャムの発生を防止する
とともに、速やかに用紙補給を行うこと。 【解決手段】 給紙カセット開ボタンによりカセットに
用紙補給を指示した際に、該用紙補給を指示されたカセ
ットから給紙を行っていない場合、他のカセットからの
給紙動作中であっても該給紙動作を中断することなく、
用紙補給を指示されたカセットを開いて用紙補給可能状
態にするようにし、用紙補給を指示されたカセットから
給紙を行っている場合、該用紙の給紙中は、前記用紙補
給を指示されたカセットを用紙補給可能状態にしないよ
うにし、該給紙中の用紙の給紙完了後に、用紙補給を指
示されたカセットを開いて用紙補給可能状態にするよう
に制御装置110により制御する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成方法に係
り、しかもデジタル画像処理方式を採用する複写機、プ
リンタ、FAX等の画像形成装置および画像形成装置の
制御方法およびプログラムおよび記憶媒体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般的に広く普及している複写機,プリ
ンタ,FAX等の画像形成装置では、装置内部に用紙を
格納するための用紙格納部を有しており、該用紙格納部
から給紙される用紙上に画像形成を行い、機外排紙を行
う構成となっており、この種の画像形成装置では、所定
量の用紙を装置内の用紙格納部に収納し、必要に応じ
て、一枚ずつ画像形成部に送り出し、画像形成された用
紙を機外に排出する。
【0003】つまり、用紙が画像形成によって消費され
る消耗品であるため、定期的に補給する必要があり、こ
の用紙補給は人手によって行われるのが一般的である。
そして、用紙格納部は用紙カセットまたはデッキと呼ば
れ、引き出し状の形状をしており、カセットを引き出す
ことによって用紙補給を行っている。
【0004】従来の画像形成装置は、カセットからの給
紙動作中であってもカセットを開くことが可能なため、
給紙動作中にカセットが開かれた場合に、給紙動作が失
敗し、用紙が正常に画像形成部に送り出せずに、ジャム
が発生する可能性があった。
【0005】この問題を解決するために、特開平5−2
38650号公報においては、用紙補給をカセットを開
くのではなく、機外に露出しているトレイ上に用紙をお
いて、その用紙を用紙カセットに送り込むという方法を
提案している。つまり、用紙補給動作を制御する画像形
成装置は既に存在している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平5―2
38650号公報での提案では、トレイ上の用紙を1枚
ずつカセットに送り込むため時間がかかるという問題点
があった。特に、近年の複写機においては大量の用紙を
格納する用紙カセットが存在するため、トレイ上に大量
の用紙を置いて、用紙カセットに送り込むという方式は
現実問題、時間がかかりすぎる。
【0007】また、用紙補給用のトレイから用紙カセッ
トまで搬送するため、従来の直接カセットの開閉によっ
て用紙補給をする場合に比べ、用紙を傷つけてしまう可
能性もある。
【0008】さらに、用紙補給のトレイと、スキャナの
フィーダのトレイと、プリンタの手差しトレイが共有し
ているため、用紙補給中はスキャナの読み込みが行えな
い、用紙補給中はプリンタの手差しトレイが使えないと
いう問題点もあった。
【0009】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、ある用紙格納部に用
紙補給を指示した際に、該用紙補給を指示された用紙格
納部から給紙を行っていない場合、他の用紙格納部から
の給紙動作中であっても該給紙動作を中断することな
く、用紙補給を指示された用紙格納部を用紙補給可能状
態にするようにし、また、用紙補給を指示された用紙格
納部から給紙を行っている場合、該給紙中は、前記用紙
補給を指示された用紙格納部を用紙補給可能状態にしな
いようにし、該給紙中の用紙の給紙完了後に、用紙補給
を指示された用紙格納部を用紙補給可能状態にするよう
に用紙格納部の用紙補給可能状態を制御することによ
り、用紙カセットを開くことなく用紙をカセット内に送
り込んで用紙補給するような時間のかかる用紙補給処理
とは異なり、従来と同様にカセットを開いて短時間に用
紙補給できるにも関らず、従来ジャムの原因となってい
た用紙の給紙中にその給紙段を開いて用紙補給を行うこ
とを防止することができ、また、用紙の給紙中にその給
紙段とは異なる給紙段については開いて用紙補給を行う
ことができ、さらに、用紙の給紙中の給紙段への用紙補
給はその用紙の給紙完了後すぐに行うことができ、用紙
補給に伴う給紙ジャムの発生を防止するとともに、速や
かに用紙補給を行うことができる画像形成装置および画
像形成装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、用紙を格納するための1つあるいは複数の用紙格納
部から用紙を給紙して用紙上に画像形成する画像形成装
置において、前記いずれかの用紙格納部を選択して用紙
補給を指示する指示手段(図14に示すカセット開ボタ
ン1301〜1304)と、前記指示手段によって用紙
補給を指示された用紙格納部から給紙を行っていない場
合、他の用紙格納部からの給紙動作中であっても該給紙
動作を中断することなく、前記指示手段によって用紙補
給を指示された用紙格納部を用紙補給可能状態にするよ
うに制御する制御手段(図1に示す制御装置110)と
を有することを特徴とする。
【0011】本発明に係る第2の発明は、前記制御手段
(図1に示す制御装置110)は、前記指示手段によっ
て用紙補給を指示された用紙格納部から給紙を行ってい
る場合、該用紙の給紙中は、前記指示手段によって用紙
補給を指示された用紙格納部を用紙補給可能状態にしな
いように制御することを特徴とする。
【0012】本発明に係る第3の発明は、前記制御手段
(図2に示す制御装置110)は、前記指示手段によっ
て用紙補給を指示された用紙格納部から給紙を行ってい
る場合、該給紙中の用紙の給紙完了後に、前記指示手段
によって用紙補給を指示された用紙格納部を用紙補給可
能状態にするように制御することを特徴とする。
【0013】本発明に係る第4の発明は、前記各用紙格
納部を開く用紙格納部開手段(図1に示すプリンタ部3
00内の図示しない用紙格納部開手段)を設け、前記制
御手段は、前記指示手段によって用紙補給を指示された
用紙格納部を開くように用紙格納部開手段を制御するこ
とにより、前記指示手段によって用紙補給を指示された
用紙格納部を用紙補給可能状態にするように制御するこ
とを特徴とする。
【0014】本発明に係る第5の発明は、用紙を格納す
るための1つあるいは複数の用紙格納部から用紙を給紙
して用紙上に画像形成する画像形成装置の制御方法にお
いて、前記いずれかの用紙格納部を選択して用紙補給を
指示する指示工程(図17のステップS1601)と、
該用紙補給を指示された用紙格納部から給紙を行ってい
ない場合、他の用紙格納部からの給紙動作中であっても
該給紙動作を中断することなく、用紙補給を指示された
用紙格納部を用紙補給可能状態にする第1の用紙補給可
工程(図17のステップS1603)とを有することを
特徴とする。
【0015】本発明に係る第6の発明は、用紙補給を指
示された用紙格納部から給紙を行っている場合、該給紙
中は、前記用紙補給を指示された用紙格納部を用紙補給
可能状態にしないようにし(図17のステップS160
5,S1606で、単に給紙カセット開始予約の状態に
する)、該給紙中の用紙の給紙完了後に、用紙補給を指
示された用紙格納部を用紙補給可能状態にする第2の用
紙補給可工程(図19のステップS1805)を有する
ことを特徴とする。
【0016】本発明に係る第7の発明は、請求項5,6
のいずれかに記載された画像形成装置の制御方法を実行
するためのプログラムであることを特徴とする。
【0017】本発明に係る第8の発明は、請求項5,6
のいずれかに記載された画像形成装置の制御方法を実行
するためのプログラムを記憶媒体にコンピュータが読み
取り可能に記憶させたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態を示
す画像形成装置を適用可能な画像入出力システムの全体
構成を示すブロック図である。
【0019】図において、200はリーダ部(画像入力
装置)で、原稿画像を光学的に読み取り、画像データに
変換する。リーダ部200は、原稿を読み取るための機
能を持つスキャナユニット210と、原稿を搬送するた
めの機能を持つ原稿給紙ユニット250とで構成され
る。
【0020】300はプリンタ部(画像出力装置)で、
記録紙を搬送し、その上に画像データを可視画像として
印字して装置外に排紙する。プリンタ部300は、複数
種類の記録紙カセットを持つ給紙ユニット310と、画
像データを記録紙に転写、定着させる機能を持つマーキ
ングユニット320と、印字された記録紙を機外へ出力
する機能を持つ排紙ユニット330、及びステイプル処
理、ソート処理を行うフィニッシャユニット500とで
構成される。
【0021】110は制御装置で、リーダ部200、プ
リンタ部300と電気的に接続され、さらにネットワー
ク400を介して、ホストコンピュータ401,402
と接続されている。
【0022】制御装置110は、リーダ部200を制御
して、原稿の画像データを読込み、プリンタ部300を
制御して画像データを記録用紙に出力してコピー機能を
提供する。また、リーダ部200から読取った画像デー
タを、コードデータに変換し、ネットワーク400を介
してホストコンピュータへ送信するスキャナ機能、ホス
トコンピュータからネットワーク400を介して受信し
たコードデータを画像データに変換し、プリンタ部30
0に出力するプリンタ機能を提供する。
【0023】PDLではページの区切りを示すコマンド
が各言語ごとに定義されている。例えば、PostSc
riptでは「ShowPage」、PCLでは「Fo
rmFeed」というコマンドが定義されている。これ
らのコマンドが通知された場合に、はじめて1ページの
区切りが判明する。またジョブの終了をホストコンピュ
ータからのデータ転送が途切れてからのタイムアウトに
よって判別する方法も存在する。
【0024】150は操作部で、制御装置110に接続
され、液晶タッチパネルで構成され、画像入出力システ
ムを操作するためのユーザI/Fを提供する。
【0025】図2は、図1に示したリーダ部200及び
プリンタ部300の断面図である。
【0026】まず、リーダ部200について説明する。
【0027】リーダ部200において、250は原稿給
送ユニット(フィーダ)で、原稿を先頭順に1枚ずつプ
ラテンガラス211上へ給送し、原稿の読み取り動作終
了後、プラテンガラス211上の原稿を排出トレイ21
9に排出するものである。
【0028】原稿がプラテンガラス211上に搬送され
ると、ランプ212を点灯し、そして光学ユニット21
3の移動を開始させて、原稿を露光走査する。この時の
原稿からの反射光は、ミラー214、215、216、
及びレンズ217によってCCDイメージセンサ(以下
CCDという)218へ導かれる。このように、走査さ
れた原稿の画像はCCD218によって読み取られる。
【0029】CCD218から出力される画像データ
は、所定の処理が施された後、制御装置110へ転送さ
れる。リーダ部200は原稿検出センサ250を備え、
この原稿検出センサ230によって原稿の有無を検知す
る。この原稿検出センサはレバーによるセンサ、あるい
は光学センサによって構成されている。
【0030】制御装置110とリーダ装置200は、図
3に示すコマンドのやり取りを行っている。
【0031】図3は、図1に示した制御装置110とリ
ーダ装置200との通信シーケンスを示す模式図であ
る。
【0032】まず、制御装置110はリーダ装置200
に対して、フィーダ250上の原稿を給紙させるために
「原稿給紙実行要求」(8001)を発行する。それに
対しリーダ装置200はフィーダ250上の原稿を給紙
した時点で「原稿給紙終了ステータス通知」(800
2)を制御装置110に対して発行する。この時リーダ
装置200はセンサ230上に原稿が存在するかどうか
を検知し、センサ230上に紙が存在していれば「次原
稿あり」を通知し、原稿が無ければ「次原稿なし」を通
知する。つまり、原稿の有無は「原稿給紙実行要求」
(8001)時に判明し、次原稿の有無は「原稿給紙終
了ステータス通知」(8002)時に判明することにな
る。
【0033】そして、制御装置110は「スキャン実行
要求」(8003)をリーダ部200に発行し、原稿の
画像読み取りを要求する。その後、リーダ部200は実
際に画像読み取りを開始する時に「スキャン実行準備終
了通知」(8004)、画像読み取り終了後に「スキャ
ン終了ステータス通知」(8005)を制御装置110
に対して通知する。
【0034】再び、図2を参照して、プリンタ部300
について説明する。
【0035】プリンタ部300において、321はレー
ザドライバで、レーザ発光部322を駆動するものであ
り、制御装置110から出力された画像データに応じた
レーザ光をレーザ発光部322に発光させる。このレー
ザ光は感光ドラム323に照射され、感光ドラム323
にはレーザ光に応じた潜像が形成される。この感光ドラ
ム323の潜像の部分には現像器324によって現像剤
が付着される。
【0036】また、プリンタ部300は用紙格納部とし
て、それぞれ引き出し状の形状をしたカセット311、
カセット312、カセット313、カセット314そし
て、機外に露出しているトレイ上の手差し給紙段315
を備えている。従来では手差し給紙段315を除き、カ
セットを引き出し、そのカセットに用紙を補給し、カセ
ットを閉めることによって、用紙補給を行っている。
【0037】用紙格納部には、それぞれ給紙センサがつ
いており、それぞれカセット311にはセンサ351、
カセット312にはセンサ352、カセット313には
センサ353、カセット314にはセンサ354、手差
し給紙段315にはセンサ355が装着されている。
【0038】ここで、図4を参照して図2に示したカセ
ット311〜314について示す。
【0039】図4は、図2に示したカセット311〜3
14の機構を示した図である。
【0040】図4に示すように、用紙格納部(カセット
311〜314)は、カセットの開閉を検知するカセッ
ト開閉センサ9901、補給された用紙を給紙するため
の給紙ローラ9902、複数枚の用紙を給紙しないよう
に紙を分離する分離ローラ9903、分離した用紙を搬
送路へ送る搬送ローラ9904、用紙の給紙が成功した
か否かを検知する給紙センサ9905(図2に示した給
紙センサ351〜354に対応、手差し給紙段315の
給紙センサ355も同様)、補給した用紙を給紙ローラ
に接するために補給した紙束を持ち上げるリフタ990
6、リフトアップ位置を検知するリフト位置検知センサ
9907、紙があるか否かを検知する紙検知センサ99
08等から構成されている。
【0041】再び、図2を参照してプリンタ部300に
ついて説明する。
【0042】プリンタ部300は、レーザ光の照射開始
と同期したタイミングで、カセット311、カセット3
12、カセット313、カセット314、手差し給紙段
315のいずれかから記録紙を給紙し搬送路331へ搬
送して、転写部325によって、感光ドラム323に付
着された現像剤を記録紙に転写する。現像剤の乗った記
録紙は搬送ベルト326によって、定着部327に搬送
され、定着部327の熱と圧力により現像剤は記像紙に
定着される。その後、定着部327を通過した記録紙は
搬送路335、搬送路334を通り排出される。あるい
は、印字面を反転して排出する場合には、搬送路33
6、搬送路338まで導かれ、そこから記録紙を逆方向
に搬送し、搬送路337、搬送路334を通る。
【0043】また、両面記録が設定されている場合は、
定着部327を通過したあと、搬送路336からフラッ
パ329によって、搬送路333に記録紙は導かれ、そ
の後記録紙を逆方向に搬送し、フラッパ329によっ
て、搬送路338、再給紙搬送路332へ導かれる。再
給紙搬送路332へ導かれた記録紙は上述したタイミン
グで搬送路331を通り、転写部325へ給紙される。
【0044】搬送路334より排出された記録紙はフィ
ニッシャ部500へ搬送される。
【0045】搬送された記録紙は、まずバッファユニッ
ト501へ送られる。ここでは、場合に応じて搬送され
てきた記録紙をバッファローラに巻きつけてバッファリ
ングする。例えば、この下流で行われるステイプル等処
理に時間がかかる場合は、このバッファユニットを利用
することによって本体から搬送されてくる記録紙の搬送
速度を一定に保つことができ、スループットの向上に役
立たせることが可能である。
【0046】そして、記録紙は、この後上流排出ローラ
対502、下流排出ローラ対503で排紙トレイ507
aに排出される。
【0047】また、ステイプルモードの場合は、上流排
出ローラ対502で搬送され記録紙後端がこれを抜けた
直後、ローレットベルト504によって引き戻され、ス
タックトレイ505に排出される。
【0048】そして、所定の枚数分記録紙が積載された
あと、ステイプルユニット506によってステイプル処
理が行われた後に、下流排出ローラ対503により排出
トレイ507aに排出される。また、シフトソート時に
はスタックトレイに積まれた用紙を左右にずらし、排出
トレイ507aに排出することによって、部の切れ目を
表現する。
【0049】なお、排出トレイ507a,507bの2
ビンは連動して不図示の駆動ユニットにより上下に移動
させることが可能である。
【0050】また、図2においては、排出トレイ507
aに記録紙が排出される位置にあるが、これを上方向に
移動して排出トレイ507bに排出させることも可能で
ある。
【0051】図5は、図1に示した制御装置110とプ
リンタ装置300との通信シーケンスを示す模式図であ
る。
【0052】まず、1ページを印字する場合、制御装置
110はプリンタ装置300に対して、印字準備要求9
001を発行する。印字準備要求を受け取ったプリンタ
装置300は、定着器温度制御や前回転等のプリント前
処理を開始する。プリント前処理が完了した後、プリン
タ装置300は、制御装置110に対して、印字準備ス
テータス9002を発行する。
【0053】印字準備ステータス9002を受け取った
制御装置110は、用紙の給紙を要求するために、プリ
ンタ装置300に対して給紙実行要求9003を発行す
る。この時にカセット311,312,313,31
4,手差し給紙段315のいずれから給紙するのかをプ
リンタ部300に通知する。さらに、シフトソートモー
ド時にはシフト位置、ステイプルソートモード時ではス
テイプル位置の情報を付加して通知する。また、ジョブ
の最後のようにスタックトレイ505に排出された紙束
の後処理を行い排出トレイ507に排出する場合には、
排出要求の情報も付加することになる。
【0054】給紙実行要求9003を受け取ったプリン
タ装置300は用紙の給紙を開始し、各用紙格納部に装
着されているセンサ351,352,353,354,
355のそれぞれのセンサに対して、給紙した用紙の後
端を検知した後に、制御装置110に対して給紙結果ス
テータス9004を発行する。紙無しなどのエラーが発
生した場合には給紙結果ステータスでプリンタ装置30
0は制御装置110に対してエラーを通知する。
【0055】用紙の給紙を行ったプリンタ装置300
は、次に所定の位置まで用紙が達したら、印字開始許可
(印字開始準備完了9005)を発行する。プリンタ装
置300から印字開始許可(印字開始準備完了900
5)を受け取った制御装置110は、実際に画像形成が
可能な状態になった時点で印字実行要求9006をプリ
ンタ装置300に対して発行し、画像の形成、定着を要
求する。その後、制御装置110とプリンタ装置300
間でImageのハード信号同期が行われ、画像形成、
さらには定着が行われる。
【0056】画像形成が行われた用紙が片面の場合は機
外排出のタイミング、あるいは両面の場合には片面完了
(中間トレイ排出)のタイミングで、プリンタ装置30
0は制御装置110に対して印字結果ステータス900
7を発行する。
【0057】そして、用紙が機外に排出され、後続の出
力画像が存在しない場合に、制御装置110はプリンタ
装置300に対して印字終了通知9008を発行し、印
刷後の後処理の実行をプリンタ装置300に要求する。
【0058】つまり、制御装置110が給紙実行要求9
003を発行してから、プリンタ部300から給紙結果
ステータス9004をもらうまでの間は、プリンタ部3
00は各給紙格納部からの給紙動作が開始されているた
め(給紙動作中のため)、その間給紙格納部が開かれる
と給紙ジャムが発生する。
【0059】以下、図6を参照して、図1に示した操作
部150について説明する。
【0060】図6は、図1に示した操作部150の構成
を示す平面図である。
【0061】図において、600はLCDタッチパネル
で、主なモード設定、状況表示はここで行われる。60
1は0〜9までの数値を入力するためのテンキーであ
る。602はIDキーで、装置が部門管理されている場
合に部門番号と暗証モードを入力する際に使用されるも
のである。
【0062】603は設定されたモードをリセットする
ためのリセットキー、604は各モードについての説明
画面を表示するためのガイドキー、605はユーザモー
ド画面に入るためのユーザモードキー、606は割り込
みコピーを行うための割り込みキーになっている。
【0063】607はコピー動作をスタートさせるため
のスタートキー、608は実行中のコピージョブを中止
させるためのストップキーである。
【0064】609はソフト電源SWで、押下すること
によりLCDタッチパネル600のバックライトが消え
装置は低電力状態に移行する。610は節電キーで、こ
れを押下することで節電状態に入り、再度押下すること
で節電状態から復帰する。
【0065】611、612はコピー、ボックスに移行
させるためのファンクションキーである。図6ではコピ
ーの標準画面が表示された状態を示しており、他のファ
ンクションキー612を押下することでそれぞれの機能
の標準画面が表示される。
【0066】614は、LCDタッチパネル600のコ
ントラストを調整するための調整キーである。615は
カウンタ確認キーで、このキーを押下することでそれま
でに使用したコピー枚数の集計を表示するカウント画面
がLCD上に表示される。
【0067】616はジョブの実行中、画像メモリへの
画像蓄積中を示すLED、617がジャム、ドアオープ
ン等装置がエラー状態にあることを示すエラーLED、
618は装置のメインスイッチがONになっていること
を示す電源LEDになっている。
【0068】<制御装置の説明>以下、図7を参照し
て、図1に示した制御装置110の機能を説明する。
【0069】図7は、図1に示した制御装置110の構
成を示すブロック図である。
【0070】図において、111はメインコントローラ
で、主にCPU112と、バスコントローラ113、各
種I/Fコントローラ回路とから構成される。
【0071】CPU112とバスコントローラ113
は、制御装置110全体の動作を制御するものであり、
CPU112はROM114からROM I/F115
を経由して読込んだプログラムに基づいて動作する。こ
のCPU112により実行されるプログラムには、ホス
トコンピュータから受信したPDL(Page Des
cription Language;ページ記述言
語)コードデータを解釈してラスタイメージデータに伸
長する動作も記述されており、ソフトウェアによって処
理される。バスコントローラ113は、各I/Fから入
出力されるデータ転送を制御するものであり、バス競合
時の調停やDMAデータ転送の制御を行う。
【0072】116はDRAMで、DRAMインタフェ
ース(DRAM I/F)117によってメインコント
ローラ111と接続されており、CPU112が動作す
るためのワークエリアや、画像データを蓄積するための
エリアとして使用される。
【0073】121はネットワークコントローラ(Ne
twork Contorller)で、I/F123
によってメインコントローラ111と接続され、コネク
タ122によって外部ネットワークと接続される。ネッ
トワークとしては一般的にイーサネット(登録商標)が
あげられる。
【0074】また、125は汎用高速バスで、拡張ボー
ドを接続するための拡張コネクタ124とI/O制御部
126とが接続される。汎用高速バスとしては、一般的
にPCIバスがあげられる。
【0075】126はI/O制御部で、リーダ部20
0,プリンタ部300の各CPUと制御コマンドを送受
信するための調歩同期シリアル通信コントローラ127
が2チャンネル装備されており、I/Oバス128によ
って外部I/F回路(スキャナI/F140,プリンタ
I/F145)に接続されている。
【0076】132はパネルI/Fで、LCDコントロ
ーラ131に接続され、操作部150上の液晶画面に表
示を行うためのI/Fと、ハードキーやタッチパネルキ
ーの入力を行うためのキー入力I/F130とから構成
される。
【0077】操作部150は、液晶表示部と液晶表示部
上に張り付けられたタッチパネル入力装置(図6に示し
たLCDタッチパネル600)と、複数個のハードキー
(図6に示した各種キー)を有する。これらのタッチパ
ネルまたはハードキーにより入力された信号は、前述し
たパネルI/F132を介してCPU112に伝えら
れ、液晶表示部はパネルI/F132から送られてきた
画像データを表示するものである。液晶表示部には、本
画像形成装置の操作における機能表示や画像データ等を
表示する。
【0078】133はリアルタイムクロックモジュール
で、機器内で管理する日付と時刻を更新/保存するため
のもので、バックアップ電池134によってバックアッ
プされている。
【0079】161はE−IDEインタフェース(E−
IDEコネクタ)で、外部記憶装置を接続するためのも
のである。このI/Fを介してハードディスクやCD−
ROMドライブを接続し、プログラムや画像データを書
き込んだり読み込んだりすることができる。
【0080】142,147はコネクタで、それぞれリ
ーダ部200,プリンタ部300に接続され、同調歩同
期シリアルI/F(143,148)とビデオI/F
(144,149)とから構成される。
【0081】スキャナI/F140は、コネクタ142
を介してリーダ部200と接続され、またスキャナバス
141によってメインコントローラ111と接続されて
おり、リーダ部200から受け取った画像を、その後の
過程における処理の内容によって、最適な2値化を行っ
たり、主走査・副走査の変倍処理を行ったりする機能を
有し、さらにリーダ部200から送られたビデオ制御信
号をもとに生成した制御信号を、スキャナバス141に
出力する機能も有する。
【0082】スキャナバス141からDRAM116へ
のデータ転送は、バスコントローラ113によって制御
される。
【0083】プリンタI/F145は、コネクタ147
を介してプリンタ部300と接続され、またプリンタバ
ス146によってメインコントローラ111と接続され
ており、メインコントローラ111から出力された画像
データにスムージング処理をして、プリンタ部300へ
出力する機能を有し、さらにプリンタ部300から送ら
れたビデオ制御信号をもとに生成した制御信号を、プリ
ンタバス146に出力する機能も有する。
【0084】また、DRAM116上に伸長されたラス
タイメージデータのプリンタ部300への転送は、バス
コントローラ113によって制御され、プリンタバス1
46、ビデオI/F149を経由して、プリンタ部30
0へDMA転送される。
【0085】<メインコントローラの説明>図8は、図
7に示したメインコントローラ111の構成を示すブロ
ック図である。
【0086】図において、401はプロセッサコア(C
PU)で、図7に示したCPU112に相当するもので
あり、64ビットのプロセッサバス(SCバス)を介し
て、システムバスブリッジ(SBB)402に接続され
る。
【0087】SBB402は、図7に示したバスコント
ローラ113に相当するものであり、4×4の64ビッ
トクロスバスイッチであり、プロセッサコア401の他
に、キャッシュメモリを備えたSDRAMやROMを制
御するメモリコントローラ403と専用のローカルバス
(MCバス)で接続されており、さらにグラフィックバ
スであるGバス(GBus)404、IOバスであるB
バス(BBus)405と接続され、全部で4つのバス
に接続される。SBB402は、これら4モジュール間
を、可能な限り、同時平行接続を確保することができる
ように設計されている。また、SBB402は、データ
の圧縮伸長ユニット(CODEC)418とも、COD
EC I/Fを介して接続されている。
【0088】Gバス404は、Gバスアービタ(GB
A)406により協調制御されており、スキャナやプリ
ンタと接続するためのスキャナ/プリンタコントローラ
(SPC)408に接続される。
【0089】また、Bバス405は、Bバスアービタ
(BBA)407により協調制御されており、SPC4
08のほか、電力管理ユニット(パワーマネッジメント
ユニット(PMU))409,インタラプトコントロー
ラ(IC)410,UARTを用いたシリアルインタフ
ェースコントローラ(SIC)411,USBコントロ
ーラ(USBC)412,IEEE1284を用いたパ
ラレルインタフェースコントローラ(PIC)413,
イーサネット(登録商標)を用いたLANコントローラ
(LANC)414,LCDパネル,キー,汎用入出力
コントローラ(汎用IOコントローラ(PC))41
5,PCIバスインタフェースコントローラ(PCI
C)416にも接続されている。
【0090】また、PC415には、表示パネルやキー
ボードを備えた操作パネル417が接続される。
【0091】<インタラプトコントローラの説明>イン
タラプトコントローラ410は、Bバス405に接続さ
れ、メインコントローラチップ内の各機能ブロック及び
チップ外部からのインタラプトを集積して、CPUコア
401がサポートする6レベルの外部インタラプト及び
ノンマスカブルインタラプト(NMI)に再分配する。
また、上記各機能ブロックとは、電力管理ユニット40
9,シリアルインタフェースコントローラ411,US
Bコントローラ412,パラレルインタフェースコント
ローラ413,イーサネット(登録商標)コントローラ
414,汎用IOコントローラ415,PCIバスイン
タフェースコントローラ416,スキャナ/プリンタコ
ントローラ408等である。
【0092】<メモリコントローラの説明>メモリコン
トローラ403は、メモリコントローラ専用のローカル
バスであるMCバスに接続され、シンクロナスDRAM
(SDRAM)やフラッシュROMやROMを制御す
る。
【0093】<システムバスブリッジの説明>図9は、
図8に示したシステムバスブリッジ(SBB)402の
構成を示すブロック図である。
【0094】SBB402は、Bバス(入出力バス),
Gバス(グラフィックバス),SCバス(プロセッサロ
ーカルバス)及びMCバス間の相互接続をクロスバスイ
ッチを用いて提供する、マルチチャネル双方向バスブリ
ッジである。クロスバススイッチにより、2系統の接続
を同時に確立することが出来、並列性の高い高速データ
転送を実現出来る。
【0095】図に示すように、SBB402は、Bバス
405と接続するためのBバスインタフェース200
9,Bバスインタフェーススレーブ2010,Bバスイ
ンタフェースマスタ2011,Bバスインタフェースデ
ータ2012と、Gバス404と接続するためのGバス
インタフェース2006,Gバスインタフェーススレー
ブ2008,Gバスインタフェースデータ2007と、
プロセッサコア401と接続するためのCPUインタフ
ェーススレーブポート2002と、メモリコントローラ
403と接続するためのメモリインタフェースマスタポ
ート2001と,圧縮伸長ユニット418と接続するた
めのCODECバスインタフェース2014,CODE
Cバスインタフェースデータ2015,CODECバス
インタフェーススレーブ2016を備えるほか、アドレ
スバスを接続するアドレススイッチ2003,シーケン
サ2003a,データバスを接続するデータスイッチ2
004を含む。
【0096】また、SBB402は、プロセッサコアの
キャッシュメモリを無効化するキャッシュ無効化ユニッ
ト(キャッシュインバリテーションユニット)2005
を備えている。
【0097】<PCIバスインタフェースの説明>図8
に示すように、PCIバスインタフェース416は、メ
インコントローラ内部汎用IOバスであるBバス405
と、チップ外部IOバスであるPCIバスの間をインタ
フェースするブロックである。
【0098】<Gバスアービタ、Bバスアービタの説明
>図8に示したGバス404のアービトレーションは、
中央アービトレーション方式であり、各バスマスタに対
して専用のリクエスト信号とグラント信号を持つ。この
アービタは制御方法をプログラミングすることが出来
る。また、バスマスタへの優先権の与え方として、すべ
てのバスマスタを同じ優先権として、公平にバス権を与
える公平アービトレーションモードと、いずれかひとつ
のバスマスタの優先権を上げ、優先的にバスを使用させ
る優先アービトレーションモード、のどちらかを指定で
きる。
【0099】また、図8に示したBバスアービタ407
は、IO汎用バスであるBバス405のバス使用要求を
受け付け、調停の後、使用許可を選択された一つのマス
タに対して与え、同時に2つ以上のマスタがバスアクセ
スを行うことを禁止する。アービトレーション方式は、
3段階のプライオリティを持ち、それぞれのプライオリ
ティに複数のマスタをプログラマブルに割り当てられる
構成になっている。
【0100】<スキャナコントローラ/プリンタコント
ローラ>図10は、図8に示したスキャナ・プリンタコ
ントローラ408の構成を示すブロック図である。
【0101】スキャナ・プリンタコントローラ408
は、VideoI/Fによってスキャナおよびプリンタ
と接続され、内部バスGバス404およびBバス405
にインタフェースするブロックである。大別して以下の
3つのブロック(スキャナコントローラ,プリンタコン
トローラ,Gバス/Bバス I/Fユニット(GB
I))から構成される。
【0102】・スキャナコントローラ まず、スキャナコントローラについて説明する。
【0103】図10において、4302はスキャナコン
トローラで、スキャナとビデオI/F(Scanner
Video I/F)で接続され、動作制御およびデ
ータ転送制御を行うものであり、Gバス/BバスI/F
ユニット(GBI)4301Aとは、IFバス(IF−
Bus)で接続され、データ転送およびレジスタのリー
ド/ライトが行われる。
【0104】・プリンタコントローラ 次に、プリンタコントローラについて説明する。
【0105】図10において、4303はプリンタコン
トローラで、プリンタとビデオI/Fで接続され、動作
制御およびデータ転送制御を行うものであり、GBI
4301Bとは、IFバス(IF−Bus)で接続さ
れ、データ転送およびレジスタのリード/ライトが行わ
れる。
【0106】・Gバス/Bバス I/Fユニット(GB
I) 次に、Gバス/Bバス I/Fユニット(GBI)につ
いて説明する。
【0107】図10において、4301A,4301B
はGバス/Bバス I/Fユニット(GBI)で、スキ
ャナコントローラ4302,プリンタコントローラ43
03をGバスまたはBバスに接続するためのユニットで
あり、スキャナコントローラ4302とプリンタコント
ローラ4303にそれぞれ独立して接続され、Gバスと
Bバスの両方に接続されている。
【0108】・CPバス(CP−Bus) 図10に示すCPバス(CP−Bus)は、スキャナと
プリンタの画像データおよび水平垂直同期のための同期
信号を直結するためのバスである。
【0109】<電力管理ユニットの説明>図8に示した
メインコントローラ111は、CPUを内蔵した大規模
なASICである。このため、内部のロジックが全部同
時に動作してしまうと、大量の熱を発生し、チップ自体
が破壊されてしまう恐れがある。これを防ぐために、メ
インコントローラ111は、ブロック毎の電力の管理、
即ちパワーマネジメントを行い、さらにチップ全体の消
費電力量の監視を行う。
【0110】このパワーマネジメントは、それぞれのブ
ロックが各自個別に行う。各ブロックの消費電力量の情
報は、パワーマネジメントレベルとして、電力管理ユニ
ット(PMU)409に集められる。PMU409で
は、各ブロックの消費電力量を合計し、その値が限界消
費電力を超えないように、メインコントローラ111の
各ブロックの消費電力量を一括して監視する。
【0111】次に、片面画像形成および両面画像形成に
おける給紙制御について説明する。
【0112】まず、図11,図12を参照して、片面画
像形成および両面画像形成における記録紙の搬送経路に
ついて説明する。
【0113】図11は、図1に示したプリンタ部300
の片面画像形成における記録紙の搬送経路を説明する模
式図であり、図11(a)は記録紙の搬送経路を示し、
(b)は表面排紙モードによる片面画像形成の記録紙の
搬送経路を示し、(c)は背面排紙モードによる片面画
像形成の記録紙の搬送経路を示す。
【0114】図12は、図1に示したプリンタ部300
の両面画像形成の記録紙を搬送する搬送経路を示す模式
図である。なお、ここでは、手差し給紙段315から給
紙した場合に限定して示すが、他のカセットから給紙し
た場合も同様である。
【0115】プリンタ部300においては、図11
(a)に示すように、記録紙搬送経路が、手差し給紙段
315または各カセット311〜314から感光ドラム
323と転写部325との間に至る搬送路331と、感
光ドラム323上のトナー像が転写された記録紙を定着
部(図示せず)を経て外部(排紙ビン)に向けて搬送す
るための搬送路335と、感光ドラム323上のトナー
像が転写された記録紙を定着部(図示せず)を経て記録
紙を搬送路338または搬送路333に導くための搬送
路336と搬送路338に導かれた記録紙を外部へ排出
するための搬送路337と、搬送路333へ導かれた用
紙を搬送路331へ導いて感光ドラム323と転写部3
25との間に再給紙を行うための再給紙搬送路332と
から構成される。
【0116】片面画像形成の場合、図11(b)に示す
ように、まず、手差し給紙段315から給紙された記録
紙Sが、搬送路331を経て感光ドラム323と転写部
325の間に搬送される。そして、この記録紙Sは、そ
の表面に感光ドラム323上のトナー像が転写されたあ
とに、定着部に送られ、トナー像が定着部により記録紙
S上に定着される。画像が定着された記録紙Sは、搬送
路335を経て外部(排紙ビンまたは排紙ユニット33
0)に排紙される。
【0117】また、背面排紙を行う場合には図11
(c)に示すように、定着後の記録紙Sは、搬送路33
6を経ていったん搬送路338に導かれたあとに、搬送
路337を介して排紙される。これにより、記録紙Sは
外部へ背面排紙される。なお、図中、記録紙Sにおいて
△印が付された面は、画像形成面を示す。
【0118】両面画像形成の場合、図12(a)に示す
ように、手差し給紙段315から給紙された記録紙S
が、搬送路331を経て感光ドラム323と転写部32
5の間に搬送され、この記録紙Sの表面に感光ドラム3
23上のトナー像が転写された後に、定着部に送られ
る。
【0119】定着部により画像が定着された記録紙S
は、搬送路336を経て搬送路333へ一旦導かれた後
に、再給紙搬送路332へ導かれる。ここで、複数枚の
記録紙に両面画像形成を行う場合には、所定枚数分の記
録紙Sが順に給紙される。所定枚数分の記録紙Sが給紙
されると、再給紙搬送路332上の記録紙は搬送路33
1を経て感光ドラム323に再給紙される。
【0120】そして、再給紙された記録紙の裏面にトナ
ー像が転写され、この両面に画像が形成された記録紙は
定着部を経て外部に排紙される。次いで、再給紙搬送路
332上の次の記録紙Sが再給紙される。なお、図中、
記録紙Sにおいて△印が付された面は、最初に画像が形
成された面を示し、ほぼ半円形状の印が付された面は、
再給紙により画像形成された面を示す。
【0121】以下、図13,図14を参照して、本発明
の各用紙格納部への用紙補給を指示する指示手段につい
て説明する。
【0122】図13は、図6に示した操作部150にお
ける標準画面(ユーザインタフェース)を示す模式図で
あり、図6に示したLCDタッチパネル600上に表示
される。
【0123】図において、1201は用紙選択ボタン
で、ユーザが用紙選択や給紙段開放の指示を行う場合に
押圧(選択)する。
【0124】図14は、図13に示した標準画面上で用
紙選択ボタン1201を選択したときに現れるダイアロ
グ画面(ユーザインタフェース)を示す模式図である。
【0125】図において、1301,1302,130
3,1304は給紙カセット開ボタンで、ユーザが各用
紙格納部への用紙補給を行う場合に押圧(選択)する。
【0126】給紙カセット開ボタン1301は、図2に
示したカセット311の開く動作を制御装置110に指
示し、給紙カセット開ボタン1302はカセット312
を開く動作を制御装置110に指示し、給紙カセット開
ボタン1303はカセット313を開く動作を制御装置
110に指示し、給紙カセット開ボタン1304はカセ
ット314を開く動作を制御装置110に指示する。な
お、手差し給紙段315に限ってはもともと機外に露出
しているため、そのまま用紙の補給が行えるので、給紙
カセット開ボタンは存在しない。
【0127】また、それぞれの給紙カセット開ボタン
(1301,1302,1303,1304)の横に
は、給紙段選択ボタン1305,1306,1307,
1308,1309が存在する。それぞれのボタン(給
紙段選択ボタン1305,1306,1307,130
8,1309)を選択することによってどのカセット、
あるいは手差し給紙段315から用紙を給紙するかを選
択できる。
【0128】また、1310は自動用紙選択ボタンで、
このボタンを選択することによって、リーダ部200や
外部のホストコンピュータから送られた画像サイズによ
り、制御装置自身が任意の給紙段を選択する自動用紙選
択も設定することが可能である。なお、給紙段選択ボタ
ン1305,1306,1307,1308,1309
と自動用紙選択ボタン1310は、それぞれ背反するモ
ードであり、どれか一つしか選択できない。給紙カセッ
ト開ボタン1301〜1304を押下することによっ
て、制御装置110にはどの給紙カセットを開く動作を
行うかの指示が行われる。この指示が通知された制御装
置110は以下の図15に示すようなデータ構造を用い
て給紙段開放制御を管理する。
【0129】図15は、図1に示した制御装置110に
おいて給紙段開放制御を管理するデータ構造を示す模式
図であり、図7に示したDRAM116内に格納され
る。
【0130】図において、1401は給紙動作中フラグ
で、給紙動作中であった場合には「ON」,給紙動作中
でない場合には「OFF」に設定されるブール値を持つ
データである。ここで給紙動作中とは、図5に示した給
紙実行要求9003と給紙結果ステータス9004のシ
ーケンスの間に対応する。
【0131】次に、1402は給紙動作中給紙段で、給
紙動作中であった場合に、どの給紙段が給紙動作中であ
るかを記憶するためのデータである。例えば、カセット
311が給紙動作中の場合には給紙動作中給紙段140
2に「1」を保持し、カセット312が給紙動作中の場
合には「2」を保持し、カセット313が給紙動作中の
場合には「3」を保持し、カセット314が給紙動作中
の場合には「4」を保持し、給紙段315が給紙動作中
の場合には「5」を保持することによって、どの給紙段
が給紙動作中であるかを示すことができる。また、どの
給紙段も給紙動作中ではない場合には「0」等の特別な
値を給紙動作中給紙段1402に保持することによっ
て、先に説明した給紙動作中フラグ1401を省略する
ことも可能である。
【0132】また、1403は給紙カセット開予約フラ
グで、給紙カセット開予約が行われている場合には「O
N」,給紙カセット開予約が行われていない場合には
「OFF」に設定されるブール値を持つデータである。
ここで給紙カセット開予約とは、あるカセットからの給
紙動作中に図14に示したカセット開ボタン1301,
1302,1303,1304が押下された場合に給紙
動作中のためカセットの開く動作を行えないため、給紙
動作が完了するまで給紙カセットが開く動作を遅延さ
せ、給紙動作後カセットの開く動作を行うことを意味す
るものであり、給紙カセット開予約フラグ1403は、
この給紙動作が完了するまで給紙カセットを開く動作を
遅延させ給紙動作後カセットの開く動作を行うことを覚
えておくためのフラグである。
【0133】1404は給紙カセット開予約給紙段で、
先の給紙カセット予約フラグが「ON」時にどの給紙カ
セットの開く動作を予約されたのかを記憶するデータで
ある。例えば、カセット311の給紙動作中に給紙カセ
ット開ボタン1301が押下された場合には給紙カセッ
ト開予約給紙段1404に「1」を保持し、カセット3
12の給紙動作中に給紙カセット開ボタン1302が押
下された場合には「2」を保持し、カセット313の給
紙動作中に給紙カセット開ボタン1303が押下された
場合には「3」を保持し、カセット314の給紙動作中
に給紙カセット開ボタン1304が押下された場合には
「4」を保持する。また、給紙カセット開予約給紙段が
どれもない場合には「0」等の特別な値を給紙カセット
開予約給紙段1404に保持することによって、先に説
明した給紙カセット開予約フラグを省略することも可能
である。
【0134】以下、図16を参照して、制御装置110
が給紙実行要求9003(図5)をプリンタ部300に
通知する際の制御装置110の動作について説明する。
【0135】図16は、本発明の画像形成装置における
第1の制御処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、制御装置110が給紙実行要求9003(図5)を
プリンタ部300に通知する際の制御装置110の動作
に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図7
に示したCPU112によりROM114又はHD,F
D,CD−ROM等のその他の記憶媒体に格納されたプ
ログラムに基づいて実行されるものとする。また、S1
501〜S1505は各ステップを示す。
【0136】まず、ステップS1501において、画像
データを印字する指示が図6のスタートキー607が押
下される、あるいは外部ホスト(PC4001,400
2)から画像データが送られてくると、給紙動作開始状
態となり、ステップS1502に進む。
【0137】次に、ステップS1502において、図1
5に示した給紙動作中フラグ1401を「ON」にし、
ステップS1503に進む。
【0138】ステップS1503において、給紙する給
紙段を覚えるために給紙動作中給紙段1402(図1
5)に、どの給紙段から給紙するかを設定(記憶)す
る。例えば、カセット311が給紙動作中の場合には、
給紙動作中給紙段1402に「1」を保持し、カセット
312が給紙動作中の場合には「2」を保持し、カセッ
ト313が給紙動作中の場合には「3」を保持し、カセ
ット314が給紙動作中の場合には「4」を保持し、給
紙段315が給紙動作中の場合には「5」を保持するこ
とによって、どの給紙段が給紙動作中であるかを示すこ
とができる。
【0139】そして、その後、ステップS1504にお
いて、プリンタ部300に対して給紙実行要求9003
を発行(通知)し、処理を終了する(1505)。
【0140】なお、この時に注意しなければならないの
は、このシーケンスの間に、給紙カセット開ボタン13
01〜1304のいずれかが押下されたとしても、以下
図16に示す給紙カセット開ボタン押下時の処理は割込
まれないように、OS等のセマフォ(semaphor
e)等の資源管理を使って保護をする必要がある。
【0141】以下、図17を参照して、図14に示した
給紙カセット開ボタン1301〜1304のいずれかの
押下時のシーケンスについて説明する。
【0142】図17は、本発明の画像形成装置における
第2の制御処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、図14に示した給紙カセット開ボタン1301〜1
304のいずれかの押下時の制御装置110のシーケン
スに対応する。なお、このフローチャートの処理は、図
7に示したCPU112によりROM114又はHD,
FD,CD−ROM等のその他の記憶媒体に格納された
プログラムに基づいて実行されるものとする。また、S
1601〜S1606は各ステップを示す。
【0143】ステップS1601において、給紙カセッ
ト開ボタン1301〜1304が押下され、次のステッ
プS1602に進む。
【0144】次に、ステップS1602において、図1
5に示した給紙動作中フラグ1401が「ON」になっ
ているか否かをチェックし、給紙動作中フラグ1401
が「OFF」になっている場合は、給紙動作中ではない
と判断して、ステップS1603に進む。
【0145】一方、ステップS1602で、給紙動作中
フラグ1401が「ON」になっている場合は、給紙動
作中であると判断して、ステップS1604に進む。そ
して、ステップS1604において、給紙動作中の給紙
段(図15に示した給紙動作中給紙段1402に記憶さ
れているデータに対応する給紙段)がステップS160
1で押下された給紙カセット開ボタンに対応する給紙段
と一致しているか否かを判定し、一致していないと判定
した場合は、ステップS1603に進む。
【0146】次に、ステップS1603において、後述
する図18に示すカセット開命令(要求)1701をプ
リンタ部300に通知する。
【0147】一方、ステップS1604で、給紙動作中
の給紙段(図15に示した給紙動作中給紙段1402に
記憶されているデータに対応する給紙段)がステップS
1601で押下された給紙カセット開ボタンに対応する
給紙段と一致していると判定した場合は、ステップS1
605に進む。
【0148】次に、ステップS1605において、対象
となる給紙段が給紙動作中のため、給紙動作が完了する
まで、カセット開動作を遅延する必要がある。そのため
に図15に示した給紙カセット開予約フラグ1403を
「ON」にし、ステップS1606に進む。
【0149】次に、ステップS1606において、ステ
ップS1601で押下した給紙カセット開ボタンに対応
する給紙段を図15に示した給紙カセット開予約給紙段
1404に記憶させ、処理を終了する。例えば、カセッ
ト311の給紙動作中に給紙カセット開ボタン1301
が押下された場合には「1」を給紙カセット開予約給紙
段1404に保持し、カセット312の給紙動作中に給
紙カセット開ボタン1302が押下された場合には
「2」を保持し、給紙カセット313の給紙動作中にカ
セット開ボタン1303が押下された場合には「3」を
保持し、給紙カセット314の給紙動作中にカセット開
ボタン1304が押下された場合には「4」を保持する
ことによって、どの給紙段が給紙カセット開予約に指定
されたかを示すことができる。
【0150】この時に注意しなければならないのは、図
16に示した場合と同様に、このシーケンスの間に、印
字開始の指示がされたり画像データを受信して給紙動作
開始状態となったり、図5に示した給紙結果ステータス
9004がプリンタ部300から通知されても、上述し
た図16に示した処理、後記する図19に示す処理が割
込まれてはならない。そのためOS等のセマフォなどの
資源管理を使って保護をする必要がある。
【0151】図18は、図1に示した制御装置110が
プリンタ部300に対して、カセット開要求1701を
発行した場合の通信シーケンスを示す模式図である。
【0152】図17のステップS1603において、制
御装置110は、カセット開要求1701をプリンタ部
300に対して通知するが、このカセット開要求170
1(コマンド)において、この時に開く給紙段を一緒に
通知する必要がある。即ち、制御装置110は、カセッ
ト開要求1701に給紙カセット開予約給紙段1404
の情報を付加した状態でプリンタ部に通知する。このコ
マンドを受け取ったプリンタ部300は、図示しない駆
動手段により、カセット311〜314のうち対象とな
る(通知された給紙段)カセットを開く動作を行い、用
紙補給可能状態にする。
【0153】以下、図19を参照して、制御装置110
がプリンタ部300から図15に示した給紙結果ステー
タス9004を受信したときの動作について説明する。
【0154】図19は、本発明の画像形成装置における
第3の制御処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、制御装置110がプリンタ部300から図15に示
した給紙結果ステータス9004を受信したときの動作
に対応する。なお、このフローチャートの処理は、図7
に示したCPU112によりROM114又はHD,F
D,CD−ROM等のその他の記憶媒体に格納されたプ
ログラムに基づいて実行されるものとする。また、S1
801〜S1807は各ステップを示す。
【0155】まず、ステップS1801において、プリ
ンタ部300から給紙結果ステータス9004が通知さ
れると、給紙動作が完了したと判断して、ステップS1
802に進む。
【0156】次に、ステップS1802において、図1
5に示した給紙カセット開予約フラグ1403が「O
N」かどうかをチェックし、給紙カセット開予約フラグ
1403が「OFF」の場合には、ステップS1803
に進む。
【0157】一方、ステップS1802で、給紙カセッ
ト開予約フラグ1403が「ON」である場合には、ス
テップS1805に進み、(給紙カセット開予約フラグ
1404が「ON」であるので、)制御装置110は図
18に示したカセット開命令(要求)1701を給紙カ
セット開予約給紙段1404の情報を付加してプリンタ
部300に対して発行し、ステップS1806に進む。
ステップS1806では、給紙カセット開予約をすでに
実行したので、給紙カセット開予約給紙段1404の内
容を初期化し、ステップS1807に進む。ステップS
1807では、給紙カセット開予約フラグ1403を
「OFF」にし、ステップS1803に進む。
【0158】次に、ステップS1803において、図1
5に示した給紙動作中給紙段1402の値を初期化し、
ステップS1804に進み、給紙動作中フラグ1401
を「OFF」にし、処理を終了する。またもし、次に給
紙して印字しなければならない画像データが存在するの
であれば、図16の給紙実行要求時のシーケンスに進
む。即ち、給紙カセット開予約フラグが「ON」の場合
は、次の給紙動作の前に(次の給紙動作を中断して)、
カセットを開状態とする。
【0159】なお、制御装置110が、プリンタ部30
0に給紙実行要求9003を送信する際に、次に給紙す
る用紙のカセットが開いた状態である場合には、プリン
タ部300に対し、印字終了通知9008を送信し、プ
リンタ部300のエンジンを一旦停止する。そしてカセ
ットに紙が補充され、カセットが閉じられた際に、プリ
ンタ部300からカセット閉通知(不図示)を受信した
後に、プリンタ部300に印字準備要求9001を発行
し、図5に示した一連の印字シーケンスを開始するもの
とする。
【0160】なお、上述した図16,図17の説明と同
様に、給紙動作中フラグ1401,給紙動作中給紙段1
402,給紙カセット開予約フラグ1403,給紙カセ
ット開予約給紙段1404の内容を見たり、書き込みを
する時には、それらのシーケンスの間に他のシーケンス
が割込まれると、正常に動作できなくなる。よって、O
S等のセマフォなどの資源管理を使って保護する必要が
あるのは自明である。
【0161】以上により、用紙カセットを開くことなく
用紙をカセット内に送り込んで用紙補給するような時間
のかかる用紙補給処理とは異なり、用紙補給を従来のカ
セットが開く動作と同じ時間で可能とし、またカセット
開の指示と実際のカセットが開く動作を制御装置を介し
て行うため、給紙動作中に制御装置がカセットを開く開
かない、あるいは給紙動作を中断してからカセットを開
くという木目細やかな制御を行うことができる。
【0162】従って、用紙補給を従来のカセットの開く
動作と同じ時間で可能とし、しかも給紙動作中にはその
給紙カセットを開く動作は行わず、また他の給紙段の給
紙中であればその給紙段を開く動作を行うこととした
め、給紙ジャムの発生を押さえることができる。
【0163】なお、上記実施形態では、図14に示した
給紙カセット開ボタン1301〜1304を押下するこ
とにより、用紙カセットを開く構成について説明した
が、用紙カセットの取っ手を直接手で引いて開く画像形
成装置にも、給送中の用紙カセットをロックする機能を
付加することにより、本発明を適用することができる。
例えば、取っ手が引かれた用紙カセット以外の用紙カセ
ットから給紙動作中の場合は、給紙動作を停止せずに、
用紙カセットを開閉自在の状態(ロックしない状態)の
ままにしておき、一方、取っ手を引かれた用紙カセット
から給紙動作中の場合は、その用紙の給紙が終了するま
で用紙カセットをロックした状態のままにし、その用紙
の給紙終了後、直ちにそれ以後の用紙の給紙動作を停止
するとともに用紙カセットのロックを解除してカセット
を開閉可能な状態とするように制御する。なお、用紙カ
セットのロック解除の指示は図18に示したカセット開
要求1701で行うようにする。
【0164】これにより、用紙カセットを開くことなく
用紙をカセット内に送り込んで用紙補給するような時間
のかかる用紙補給処理とは異なり、従来と同様にカセッ
トを開いて短時間に用紙補給できるにも関らず、従来ジ
ャムの原因となっていた用紙の給紙中にその給紙段を開
いて用紙補給を行うことを防止することができ、また、
用紙の給紙中にその給紙段とは異なる給紙段を開いて用
紙補給を行うことができる。なお、用紙の給紙中の給紙
段への用紙補給は給紙終了後すぐに行うことができる。
従って、用紙補給に伴う給紙ジャムの発生を防止すると
ともに、速やかに用紙補給を行うことができる。
【0165】なお、上記各実施形態では、図2に示した
ように、プリンタ部(プリンタエンジン)300がレー
ザビーム方式である場合を例にして説明したが、レーザ
ビーム方式以外の電子写真方式(例えばLED方式)で
も、液晶シャッタ方式、インクジェット方式、熱転写方
式、昇華方式でもその他のプリント方式であっても本発
明は適用可能である。さらに、上述した各実施形態を組
み合わせた構成も本発明に含まれるものである。
【0166】以上より、用紙カセット(図2に示したカ
セット311〜314)等の用紙格納部の開閉を指示す
る給紙カセット開ボタン1301〜1304のいずれか
がユーザから選択指示された際、制御装置110が、開
閉を指示された用紙カセット以外の用紙カセットから給
紙動作中の場合は、給紙動作を停止せずに、指示された
用紙格納部の開閉を行うように制御し、一方、開閉を指
示された用紙カセットから給紙動作中の場合は、その用
紙の給紙中はその用紙カセットの開閉は行わず、その用
紙の給紙終了後、その後の用紙の給紙動作を停止して、
用紙カセットの開閉を行うように制御することにより、
用紙カセットを開くことなく用紙をカセット内に送り込
んで用紙補給するような時間のかかる用紙補給処理とは
異なり、従来と同様にカセットを開いて短時間に用紙補
給できるにも関らず、従来ジャムの原因となっていた用
紙の給紙中にその給紙段を開いて用紙補給を行うことを
防止することができ、また、用紙の給紙中にその給紙段
とは異なる給紙段については開いて用紙補給は行うこと
ができる。なお、用紙の給紙中の給紙段への用紙補給は
給紙終了後すぐに行うことができる。従って、用紙補給
に伴う給紙ジャムの発生を防止するとともに、速やかに
用紙補給を行うことができる。
【0167】以下、図20に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る画像形成装置で読み出し可能なデータ処
理プログラムの構成について説明する。
【0168】図20は、本発明に係る画像形成装置で読
み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶
媒体のメモリマップを説明する図である。
【0169】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0170】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、インスト
ールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、
解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0171】本実施形態における図16,図17,図1
9に示す機能が外部からインストールされるプログラム
によって、ホストコンピュータにより遂行されていても
よい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメ
モリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワーク
を介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群
を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるも
のである。
【0172】以上のように、前述した実施形態の機能
(図16,図17,図19のフローチャートに示す機能
等)を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録
した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、その
システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUや
MPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読
出し実行することによっても、本発明の目的が達成され
ることは言うまでもない。
【0173】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0174】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,C
D−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,
不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリ
コンディスク等を用いることができる。
【0175】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0176】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0177】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適応できることは言うまでもない。この場合、本発明
を達成するためのソフトウエアによって表されるプログ
ラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読
み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本
発明の効果を享受することが可能となる。
【0178】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによリーダウンロードし
て読み出すことによって、そのシステムあるいは装置
が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0179】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
〜8の発明によれば、用紙を格納する複数の用紙格納部
のうち、いずれかの用紙格納部を選択して用紙補給を指
示した際に、該用紙補給を指示された用紙格納部から給
紙を行っていない場合、他の用紙格納部からの給紙動作
中であっても該給紙動作を中断することなく、用紙補給
を指示された用紙格納部を用紙補給可能状態にするよう
に制御し、用紙補給を指示された用紙格納部から給紙を
行っている場合、該給紙中は、前記用紙補給を指示され
た用紙格納部を用紙補給可能状態にしないようにし、該
給紙中の用紙の給紙完了後に、用紙補給を指示された用
紙格納部を用紙補給可能状態にするように制御するの
で、用紙カセットを開くことなく用紙をカセット内に送
り込んで用紙補給するような時間のかかる用紙補給処理
とは異なり、従来と同様にカセットを開いて短時間に用
紙補給できるにも関らず、従来ジャムの原因となってい
た用紙の給紙中にその給紙段を開いて用紙補給を行うこ
とを防止することができ、また、用紙の給紙中にその給
紙段とは異なる給紙段については開いて用紙補給を行う
ことができ、さらに、用紙の給紙中の給紙段への用紙補
給はその用紙の給紙完了後すぐに行うことができる。
【0180】従って、用紙補給に伴う給紙ジャムの発生
を防止するとともに、速やかに用紙補給を行うことがで
きる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す画像形成装置を適用
可能な画像入出力システムの全体構成を示すブロック図
である。
【図2】図1に示したリーダ部及びプリンタ部の断面図
である。
【図3】図1に示した制御装置とリーダ装置との通信シ
ーケンスを示す模式図である。
【図4】図2に示したカセットの機構を示す図である。
【図5】図1に示した制御装置とプリンタ装置との通信
シーケンスを示す模式図である。
【図6】図1に示した操作部の構成を示す平面図であ
る。
【図7】図1に示した制御装置の構成を示すブロック図
である。
【図8】図7に示したメインコントローラの構成を示す
ブロック図である。
【図9】図8に示したシステムバスブリッジ(SBB)
の構成を示すブロック図である。
【図10】図8に示したスキャナ・プリンタコントロー
ラの構成を示すブロック図である。
【図11】図1に示したプリンタ部の片面画像形成にお
ける記録紙の搬送経路を説明する模式図である。
【図12】図1に示したプリンタ部の両面画像形成の記
録紙を搬送する搬送経路を示す模式図である。
【図13】図6に示した操作部における標準画面(ユー
ザインタフェース)を示す模式図である。
【図14】図13に示した標準画面上で用紙選択ボタン
を選択したときに現れるダイアログ画面(ユーザインタ
フェース)を示す模式図である。
【図15】図1に示した制御装置において給紙段開放制
御を管理するデータ構造を示す模式図である。
【図16】本発明の画像形成装置における第1の制御処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図17】本発明の画像形成装置における第2の制御処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図18】図1に示した制御装置がプリンタ部に対し
て、カセット開要求を発行した場合の通信シーケンスを
示す模式図である。
【図19】本発明の画像形成装置における第3の制御処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図20】本発明に係る画像形成装置で読み出し可能な
各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリ
マップを説明する図である。
【符号の説明】
100 画像入出力システム 110 制御装置(コントローラ部) 111 メインコントローラ 112 CPU 114 ROM 116 DRAM 1301〜1304 給紙カセット開ボタン 150 操作部 200 リーダ装置(リーダ部) 300 画像出力装置(プリンタ部) 4001,4002 ホストコンピュータ(PC)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を格納するための1つあるいは複数
    の用紙格納部から用紙を給紙して用紙上に画像形成する
    画像形成装置において、 前記いずれかの用紙格納部を選択して用紙補給を指示す
    る指示手段と、 前記指示手段によって用紙補給を指示された用紙格納部
    から給紙を行っていない場合、他の用紙格納部からの給
    紙動作中であっても該給紙動作を中断することなく、前
    記指示手段によって用紙補給を指示された用紙格納部を
    用紙補給可能状態にするように制御する制御手段と、を
    有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記指示手段によって
    用紙補給を指示された用紙格納部から給紙を行っている
    場合、該用紙の給紙中は、前記指示手段によって用紙補
    給を指示された用紙格納部を用紙補給可能状態にしない
    ように制御することを特徴とする請求項1記載の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記指示手段によって
    用紙補給を指示された用紙格納部から給紙を行っている
    場合、該給紙中の用紙の給紙完了後に、前記指示手段に
    よって用紙補給を指示された用紙格納部を用紙補給可能
    状態にするように制御することを特徴とする請求項2記
    載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記各用紙格納部を開く用紙格納部開手
    段を設け、 前記制御手段は、前記指示手段によって用紙補給を指示
    された用紙格納部を開くように用紙格納部開手段を制御
    することにより、前記指示手段によって用紙補給を指示
    された用紙格納部を用紙補給可能状態にするように制御
    することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 用紙を格納するための1つあるいは複数
    の用紙格納部から用紙を給紙して用紙上に画像形成する
    画像形成装置の制御方法において、 前記いずれかの用紙格納部を選択して用紙補給を指示す
    る指示工程と、 該用紙補給を指示された用紙格納部から給紙を行ってい
    ない場合、他の用紙格納部からの給紙動作中であっても
    該給紙動作を中断することなく、用紙補給を指示された
    用紙格納部を用紙補給可能状態にする第1の用紙補給可
    工程と、を有することを特徴とする画像形成装置の制御
    方法。
  6. 【請求項6】 用紙補給を指示された用紙格納部から給
    紙を行っている場合、該給紙中は、前記用紙補給を指示
    された用紙格納部を用紙補給可能状態にしないように
    し、該給紙中の用紙の給紙完了後に、用紙補給を指示さ
    れた用紙格納部を用紙補給可能状態にする第2の用紙補
    給可工程を有することを特徴とする請求項5記載の画像
    形成装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項5,6のいずれかに記載された画
    像形成装置の制御方法を実行するためのプログラム。
  8. 【請求項8】 請求項5,6のいずれかに記載された画
    像形成装置の制御方法を実行するためのプログラムをコ
    ンピュータが読み取り可能に記憶した記憶媒体。
JP2001392126A 2001-12-25 2001-12-25 画像形成装置および画像形成装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体 Expired - Fee Related JP3848156B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001392126A JP3848156B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 画像形成装置および画像形成装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001392126A JP3848156B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 画像形成装置および画像形成装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003192155A true JP2003192155A (ja) 2003-07-09
JP3848156B2 JP3848156B2 (ja) 2006-11-22

Family

ID=27599528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001392126A Expired - Fee Related JP3848156B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 画像形成装置および画像形成装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3848156B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7433645B2 (en) 2004-08-24 2008-10-07 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and image forming method
JP2011076117A (ja) * 2003-08-04 2011-04-14 Samsung Electronics Co Ltd 画像形成システム、画像形成システムにおける高電圧出力制御方法、その高電圧出力制御装置、コンピュータ可読記録媒体
JP2012011681A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成システム
JP2016210579A (ja) * 2015-05-12 2016-12-15 シャープ株式会社 給紙装置および画像形成装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011076117A (ja) * 2003-08-04 2011-04-14 Samsung Electronics Co Ltd 画像形成システム、画像形成システムにおける高電圧出力制御方法、その高電圧出力制御装置、コンピュータ可読記録媒体
US7433645B2 (en) 2004-08-24 2008-10-07 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and image forming method
JP2012011681A (ja) * 2010-07-01 2012-01-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成システム
JP2016210579A (ja) * 2015-05-12 2016-12-15 シャープ株式会社 給紙装置および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3848156B2 (ja) 2006-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6539198B2 (en) Image forming apparatus, control method of the image forming apparatus and storage medium
JP4101074B2 (ja) 画像形成装置
KR20100122863A (ko) 화상 형성 장치 및 화상 형성 장치에 의한 실행 방법
CN103112260A (zh) 具有多个电力模式的信息处理装置及其控制方法
JP3938139B2 (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP5355369B2 (ja) データ処理装置、データ処理システム及びデータ処理装置での表示を制御する表示制御方法
CN101827184A (zh) 图像形成装置以及数据显示方法
JP2012027236A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム
JP2004168034A (ja) 印刷装置及び情報処理装置及びそれらの方法、プログラム及び記憶媒体
JP3848156B2 (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体
JP3817483B2 (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体
JP2003011473A (ja) 記録装置及び記録方法
JP4086473B2 (ja) 画像形成システム、制御方法およびコンピュータ読取可能な記憶媒体
JP4454874B2 (ja) 印刷装置及び印刷装置の制御方法
JP2005115004A (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
JP2000047536A (ja) 複写機ネットワークシステムの連結複写方法
JP4630939B2 (ja) 印刷装置及び印刷装置の制御方法
US8411302B2 (en) Printing system, printing apparatus and print control method therefor
JP2004131247A (ja) 画像形成装置
JP7008747B2 (ja) 印刷装置とその制御方法
JP2003011464A (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体
JP2007112632A (ja) 印刷システム及びその制御方法
JP6703783B2 (ja) 印刷装置とその制御方法、及びプログラム
JP2003333272A (ja) 画像形成装置、その制御方法、プログラムおよび記録媒体
JP4510231B2 (ja) 画像処理装置並びに画像処理装置の制御方法および記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041022

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060822

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060824

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3848156

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090901

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100901

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110901

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110901

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120901

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120901

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130901

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees