JP2003191099A - プレス装置、及びこれに用いるベアリングアッセンブリ、並びに案内方法 - Google Patents
プレス装置、及びこれに用いるベアリングアッセンブリ、並びに案内方法Info
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Abstract
移動を案内し、フレームに相対的なスライド部材の全方
向における傾斜を防止することができるプレス装置、ベ
アリングアッセンブリ、案内方法を提供する。 【解決手段】 スライド部材92及びフレーム62を構
成するコラム64,66間で作用する第一ガイドアッセ
ンブリは、a)スライド部材及びコラムの一方に配設さ
れた第一ハウジングと、第一ハウジングに相対移動する
第一キャリアと、第一キャリアに相対移動移動してスラ
イド部材又はコラムの第一面に作用する第一ローラ部材
とを具備する第一ベアリングアッセンブリ、及びb)ス
ライド部材及びコラムの一方に配設される第二ハウジン
グと、第二ハウジングに相対移動可能な第二キャリア
と、スライド部材又はフレームの第二面に作用する第二
ローラ部材とを具備する第二ベアリングアッセンブリに
より構成した。
Description
ームに対して案内されつつ相対移動可能なスライド部材
とを有するプレス装置に関し、特には、フレームとスラ
イド部材との間で移動を促すベアリングアッセンブリ、
及び案内方法に関する。
に対して他方が案内されつつ相対移動する要素を使用す
る状況が多数ある。一例として、プレス装置は、退避位
置と延出位置との間でフレームに案内されつつ相対移動
可能なスライド部材を利用する。プレス装置の構成の一
例において、フレームはスライド部材の動きを案内する
ために、スライド部材に協力する垂直方向に延出した長
尺なコラムを複数有している。この種のプレス装置は、
スライド部材と、フレーム或いは該フレームのガイド面
に対して従動可能なローラ部材とが、退避位置と延出位
置との間でスライド部材が移動する時に、それぞれ面接
触するのを利用している。
スライド部材との間が精密な位置合わせで整備されてい
る限り、通常の能力を有する。しかしながら、サポート
部品の不統一といった理由、及び使用中のスライド部品
への不均一な力の作用といった理由の少なくとも何れか
一方により、スライド部材がフレーム内で拘束される可
能性があり、その結果スライド部材が傾斜してしまうこ
とがある。
性を秘めている。傾斜したスライド部材は、フレームに
対して円滑に移動することができない。時間がたてば、
フレームとスライド部材との間、或いは何れか一方に作
用する案内要素は、大きなダメージを受けてしまう。最
悪なケースでは、スライド部材の傾斜が極限になってプ
レス装置が故障してしまう。
の運転状態を保つべく、メンテナンスを頻繁に行わなけ
ればならない。プレス装置が、故障すれば、運転を停止
して修繕しなければならない。特に、プレス装置が、他
の機械加工コンポーネントによって行われる加工とプレ
ス加工とを一体的に組み合わせた総合的な機械加工シス
テムのコンポーネントとして一体化された場合には、ビ
ジネスにおいて経済的に大きなダメージを被ってしま
う。
移動を円滑にし得るように創意工夫されている。一例と
して、米国特許第3,389,625号(ワグナー)に
は、フレームに設けられたローラ装置が開示されてお
り、該ローラ装置は、スライド部材とローラ部材との間
の隙間のコントロールをカム手段により調整できるよう
になっている。ワグナーの実施例から明らかなように、
スライド部材に向かってローラ部材を押圧するために、
正常な位置に戻される切除円筒状カム部材と相対的にロ
ーラ部材用の旋回軸の姿勢が変化できるようになってい
る。システムの動作中におけるローラ部材の姿勢変更
は、円滑に案内することを目的としたローラ部材の機能
を害してしまう。
うに、スライド部材の変移によって傾斜するため、平面
から離れる傾向にある。スライド部材のサイドエッジに
対して作用するローラ部材は、直交する二面において傾
斜するのを防止するためのものである。ワグナーによっ
て開示されたように、サイドエッジに対向する関係だけ
を利用することで、直交した面において傾くことを有効
的にコントロールするこの種のシステムを構築すること
は不可能でないにしても、高い負荷状況においては、傾
きをコントロールすることは困難である。
間の相対的な直動を円滑的、且つ効率的に案内すべく、
耐え得ず模索している。
は、少なくとも一つの長尺なコラムを備えたプレス装置
を対象としている。スライド部材は、退避位置と延出位
置との間で前記少なくとも一つのコラムによって案内さ
れてなる。第一ガイドアッセンブリは、スライド部材と
一つのコラムとの間で作用してなる。
ド部材及びコラムの何れか一方に配置された第一ベアリ
ングハウジングと、該第一ベアリングハウジングに案内
されつつ相対的に移動可能な第一キャリアと、スライド
部材が退避位置と延出位置との間で移動したときに、前
記第一キャリアに案内されつつ相対的に移動可能で、且
つスライド部材とフレームとの間の移動を案内すべく、
スライド部材及びコラムの何れか他方の第一面に作用す
る第一ローラ部材とを具備する第一ベアリングアッセン
ブリ、及びb)スライド部材及びコラムの何れか一方に
配設される第二ベアリングハウジングと、該第二ベアリ
ングハウジングに案内されつつ相対的に移動可能な第二
キャリアと、該第二キャリアに案内されつつ移動可能、
且つi)第二ベアリングハウジングがフレーム上に配設
された場合に、スライド部材上の第二面に作用し、i
i)第二ベアリングハウジングがスライド部材上に配設
された場合に、フレーム上の第二面に作用する第二ロー
ラ部材とを具備する第二ベアリングアッセンブリにより
構成されてなる。
に交差する方向に形成されてもよい。
ングハウジングに案内されつつ相対的に移動可能に構成
されてもよい。
の第二軸回りで第二ベアリングハウジングに案内されつ
つ相対的に移動可能に構成されてもよい。
に直角をなすように構成してもよい。
記第一ベアリングアッセンブリに少なくとも一つのロー
ラ部材を設けてなり、該ローラ部材は、スライド部材が
退避位置と延出位置との間で移動するときに、第一キャ
リアに案内されつつ相対的に移動可能、且つスライド部
材とフレームとの間の移動を案内すべく、第一面に対し
て作用するように構成してもよい。
との間の第一直線上で移動可能に構成されてもよい。
直線に直角をなすように構成されることが好ましい。
記第一キャリアに固着された軸回りで、該第一キャリア
に相対移動可能に構成されてもよい。
の長尺なコラムに加えて三つの長尺なコラムを備えてな
り、前記第一ガイドアッセンブリと同様に、前記スライ
ド部材と各コラムとの間で作用するガイドアッセンブリ
を更に備えた構成を採用することもできる。
リと同様の第二ガイドアッセンブリを備えてなり、該第
二ガイドアッセンブリが、スライド部材とコラムとの間
で作用するようにしてもよい。
位置間で前記フレームに案内されるスライド部材と、該
スライド部材とフレームとの間で作用する第一ベアリン
グアッセンブリとで構成されたプレス装置を関するもの
である。
イド部材及びフレームの何れか一方に配設される第一ベ
アリングハウジングと、第一固定軸回りで前記第一ベア
リングハウジングに相対的に旋回移動するように、前記
第一ベアリングハウジングに接続された第一キャリア
と、スライド部材が退避位置と延出位置との間で移動し
たときに、スライド部材とフレームとの間で移動を案内
すべく、スライド部材及びフレームの何れか他方の第一
面に対して作用し、第二固定軸回りで前記第一キャリア
に相対的に旋回移動するように、前記第一キャリアに接
続された第一ローラ部材とで構成されたことを特徴とす
る。
状の凸面を有し、該凸面は、第一軸回りで旋回移動する
第一ベアリングハウジングを案内するように構成されて
もよい。
ライド部材及びフレームの何れか一方に固着された構成
を採用することができる。
ムの何れか一方に、第一取付ブロックが更に着脱自在に
取り付けられた構成を採用することができる。この場
合、前記第一ベアリングハウジングが前記第一取付ブロ
ックに取り付けられ、これにより、第一ベアリングハウ
ジングが、所定位置で第一取付ブロックに対して調整及
び支持できるように構成されることが好ましい。
センブリと同様に、第二ベアリングハウジングを有する
第二ベアリングアッセンブリを更に備えた構成を採用す
ることができる。この場合、該プレス装置は、スライド
部材及びフレームの何れか一方の固定位置に第二取付ブ
ロックを更に備え、しかも前記第二ベアリングハウジン
グが、前記第二取付ブロックに取り付けられ、これによ
り、第二ベアリングハウジングが所定位置で前記第二取
付ブロックに対して調整及び支持できるように構成され
ることが好ましい。
れた第一交差面及び第二交差面を備えてもよい。この場
合、一形態として、前記第一取付ブロックが、前記第一
交差面に取り付けられるとともに、前記第二取付ブロッ
クが前記第二交差面に取り付けられることが好ましい。
で、スライド部材及び他の部材の移動を案内すべく、ス
ライド部材と他の部材との間で作用するベアリングアッ
センブリに関するものである。
材及び他の部材の何れか一方に取り付ける第一ベアリン
グハウジングと、第一固定軸回りで第一ベアリングハウ
ジングに相対的に旋回移動するように、第一ベアリング
ハウジングに接続された第一キャリアと、第二固定軸回
りで第一キャリアに相対的に旋回移動するように、第一
キャリアに接続され、且つ第一の位置と第二の位置との
間の移動を案内すべく、スライド部材及び他の部材の何
れか他方の表面に対して作用する第一ローラ部材を備え
たことを特徴とする。
状の凸面を備え、該凸面は、第一軸回りで旋回移動する
第一ベアリングハウジングを案内するように構成されて
もよい。
動可能なスライド部材が配置される空間を形成する少な
くとも三つの長尺なコラムを備えたフレームと、前記ス
ライド部材との間の相対移動を案内する案内方法に関す
るものである。該案内方法は、スライド部材とそれぞれ
の長尺なコラムとの間で作用する複数のベアリングアッ
センブリを配置する配置工程と、スライド部材が退避位
置と延出位置との間で移動するときに、該ベアリングア
ッセンブリのローラ部材が軸回りで、且つスライド部材
とフレームとの間の相対移動を案内すべく、a)スライ
ド部材及びb)コラムの何れか一方に対応して回転する
回転工程とで構成されてなることを特徴とする。
延出位置との間で移動するときに、スライド部材の傾斜
に対応させるべく、a)スライド部材及びb)コラムの
何れか一方に対応してローラ部材の軸の姿勢が変更する
変更工程を更に備えてもよい。
レーム12が間隔をあけて上下方向に延びた長尺なコラ
ム14,16を複数(二対)備えた従来のプレス装置を
示している。
0が内部で動作する操作スペース18と隣接している。
方位置から、図2に示す延出/下方位置に向けて移動可
能に構成されている。
て、スライド部材20は、フレーム12に固定された支
持台24上の加工品22に押圧力を作用させるようにな
っている。
よって上下方向の移動が案内される。
ラム14,16)は、フレーム12を構成するととも
に、スライド部材20が内部で移動する略角形の操作ス
ペース18を形成している。スライド部材20に取り付
けたジブ26が、所定寸法に作られることにより、微小
隙間Xがジブ26とコラム14,16上のスライド面2
8,30との間で担保される。
スライド部材20及びフレーム12は理想的に配置さ
れ、これにより両矢印32によって示すように、垂直線
上での移動の全範囲、すなわち、スライド面28,30
の平面に沿ってスライド部材20が移動した際におけ
る、ジブ26及びコラム14,16上のスライド面2
8,30間で微小隙間Xが確保される。垂直的にスライ
ド部材の移動が微小変移した場合、或いは、部材間で寸
法変化があった場合には、ジブ26はスライド面28,
30に接触し、これによりスライド部材20は、フレー
ム12に相対的に且つ接触移動する。
の間の摩擦力を抑えるべく、潤滑剤が塗布される。
降して加工品22に接触することにより、矢印34によ
って示されたように偏心加重が作用し、矢印36の矢先
方向にスライド部材20が傾斜する傾向にある。これ
は、スライド部材20における対角線上で対向する角で
楔作用を引き起こし、スライド部材20が更に下方に向
けての移動するのを阻害、或いは制限し、その上、フレ
ーム12及びスライド部材20の少なくとも何れか一方
に損傷を与えてしまう。
材42とともにローラアッセンブリ44を用いた従来型
のプレス装置でも頻繁に発生する。図3に示されたフレ
ーム12は、図1及び図2に示したものと同一のもので
ある。主な相違点としては、オイル潤滑ジブ26がロー
ラアッセンブリ44に代えられている点である。それぞ
れのローラアッセンブリ44は、三つのローラ部材46
を備えており、三つのローラ部材46は、スライド部材
42が出退した場合に、フレーム表面28,30に対し
て案内的に接触して同時に回転するように設計されてい
る。
た場合、矢印50が示すようにスライド部材42は傾く
傾向にある。
16の隙間に依存するこの動作は、ローラアッセンブリ
44をA点及びB点のようなフレーム12から完全に離
れた位置に離間させる原因となる。同時に、ローラアッ
センブリ44がC点及びD点に位置することにより、一
つ又は二つのローラ部材46がフレーム表面28,30
から離れて移動し、これにより、それぞれのローラアッ
センブリ44のたった一つのローラ部材46によって、
スライド部材42とフレーム12との間の全荷重が支え
られる。
ド部材42の適正な移動を阻害し、また最悪の場合に
は、スライド部材42のロック、及び/又はローラアッ
センブリ44及びフレーム12の少なくとも何れか一方
を損傷する原因となる。
来のプレス装置、及び該プレス装置の問題を明らかにす
べく、スライド部材20,42の傾きを誇張した状態の
概略図である。
明にかかるプレス装置を示している。該プレス装置60
は、操作スペース72を形成し、垂直方向に延びた長尺
な4本のコラム64,66,68,70で構成されたフ
レーム62を備えている。該コラム64,66,68,
70は、クラウンアッセンブリ74と地表面78に埋設
されたベッドアッセンブリ76との間に設けられ(延び
ている)ている。
アッセンブリ74及びベッドアッセンブリ76は、コラ
ム64,66,68,70、クラウンアッセンブリ7
4、及びベッドアッセンブリ76のそれぞれに挿通した
タイロッド80によって一体化されており、そのためナ
ット84を取り付けるべく、タイロッド80のロッドエ
ンド82,83がベットアッセンブリ76及びクラウン
アッセンブリ74から露出している。
なコラム64,66,68,70が、クラウンアッセン
ブリ74とベッドアッセンブリ76との間に拘束される
こととなる。
8,90によってクラウンアッセンブリ74から吊り下
げられている。吊ロッド88,90は、スライド部材8
6のスライド部材本体92の取付位置93に接続する下
端(図示しない)を有し、そのため、吊ロッド88,9
0とスライド部材本体92との間が移動自在となってス
ライド部材本体92が案内される。
方法は、本発明にとっては重要でない。事実上知られる
機構は、図4及び図5の一点鎖線で示す退避/上昇位置
と、図4及び図5の実線で示す延出/下降位置との間で
スライド部材86を位置変更するために採用することが
できる。本実施例において、クラウンアッセンブリ74
上に設けられたモータ96を介して動作可能に構成され
たリフト装置94が、吊ロッド88,90を選択的に上
昇、及び下降させるために用いられることにより、スラ
イド部材86が、両矢印98に示すように、退避位置と
延出位置との間で垂直方向で上昇移動、及び下降移動す
るようになっている。
イド部材86が作用するのを許容する操作位置に右から
左に直列的に移動可能である。一度操作が完結すると、
加工品99は、矢印100の線方向でさらに操作スペー
ス72の外部に移動させることができる。
のスライド部材本体92は、コラム64,66,68,
70によって形成された長方形の操作スペース72に適
合して長方形状に形成されている。スライド部材86
は、コラム64,66,68,70のそれぞれに隣接し
て連続的に設置されたフレーム62に操作的に関連した
4つの角部102,104,106,108を有してい
る(図6)。
8,70との間での相対移動を円滑にするために、複数
のガイドアッセンブリ110が用いられる。
10は、スライド部材本体92の上部及び下部における
それぞれの角部102,104,106,108に設け
られている。それぞれのガイドアッセンブリ110は、
同一の構成を有しており、スライド部材本体92に取り
付けられるとともに、フレーム62に同一の態様で作用
する。
ライド部材86とフレーム62との間におけるその協力
関係は、コラム64に関連するスライド部材86の角部
102のガイドアッセンブリ110によりなされる
ガイドアッセンブリ110の詳細が示されている。ガイ
ドアッセンブリ110は、第一ベアリングアッセンブリ
112、及び第二ベアリングアッセンブリ114からな
り、それぞれは、同一の構成を有するとともに、スライ
ド部材86の角部102に分かれて取り付けられてい
る。典型的なベアリングアッセンブリ112は、ベアリ
ングハウジング116を有している。
且つ凹状のガイド面118を有し、ガイド面118は、
該ガイド面118の中心120から半径R1により定め
られている。該ガイド面118は、180°より大きな
角度θの範囲に延びている。
に、円弧状で且つ凸状のガイド面124を有する第一D
状キャリア122(以下、キャリアいう)により構成さ
れてなり、ガイド面124は、中心126からベアリン
グハウジング116のガイド面118の半径R1よりや
や短い半径R2により設定されている。該ガイド面12
4は、ベアリングハウジング116のガイド面118の
範囲角度θよりやや大きな角度θ2の範囲に延びてい
る。
り、ベアリングハウジング116の厚みT1と略同等に
設定されている。この構造で、キャリア122は、ベア
リングハウジング116によって定められた所定形状の
開口部128に嵌め入れることができ、これにより、中
心120,126は一致する。ベアリングハウジング1
16の開口部128にキャリア122が嵌め込まれるこ
とにより、ベアリングハウジング116のガイド面11
8及びキャリア122のガイド面124は、一致した中
心120,126に沿って延びる軸130の軸回りでの
キャリア122とベアリングハウジング116との間の
相対移動を案内するために協力しあう。
18及びキャリア122のガイド面124の両方が、1
80°より大きな範囲で延びることにより、キャリア1
22は、軸130に従って移動することで、開口128
に導かれる。ベアリングハウジング116及びキャリア
122は、該ベアリングハウジング116を介して対向
して位置決めされた段付き穴134,136を通じて案
内されたボルト132によって、それらの操作位置で保
持される。段付き穴134,136は、中心120に沿
って延びた軸と同軸である。ボルト132は、穴13
4,136を介して開口部128に延びる十分な長さを
有している。
するために、キャリア122は、ガイド面124に切欠
案内溝138を有している。ボルト132は、このよう
にしてベアリングハウジング116とキャリア122と
の間での軸130方向の移動を制限する。この構造で、
ベアリングハウジング116及びキャリア122は、固
定された軸130について相対的に旋回移動できる位置
で保持される。
0,142,144が、直列状態で配置され、キャリア
122に相対的な固定旋回軸に対する回転にふさわしい
状態で設けられている。中央のローラ部材142は、軸
130(第一軸)に対して旋回可能である。図において
左側のローラ部材140は、軸146回りに旋回可能で
あり、図において右側のローラ部材144は、軸148
回りに旋回可能である。ローラ部材140,142,1
44は、同一の構成を有し、軸130,146,148
を介して延出した面によって二分割された寸法Xの均一
幅部分を有したU字状の収容部150に対応して寸法設
定されている。
転するためにそれぞれ同一方法で支持されている。例え
ば、ローラ部材144は、キャリア122を介して段付
き穴154から延出し、且つ軸148に沿ってキャリア
122の一方側156から、穴157、ローラ部材14
4を介してキャリア122の他方側158に挿通したボ
ルト152によって所定位置で支持される。
122の一方側156から外観的に突出するといけない
ので、穴154のザグリ162に内装されている。スペ
ーサー164は、穴部166に埋設されている。ナット
168は、ボルト152の端部170に螺嵌されて締め
付けられ、これにより、ローラ部材144は、収容部1
50を閉ざす対向面172,174間に収容され、且つ
軸148と一致したボルト152の中心軸176回りに
回転するために支持されている。他のローラ部材14
0,142は、同様の方法により取り付けられている。
た異物を受け入れるために、拡張した逃げ空間により構
成される補助収容部178を有している。
4の回転移動を妨げる異物の蓄積を所定限度まで防止す
ることができる。
ンブリ112は、キャリア122のストレートエッジ1
80を越えて収容部150からローラ部材140,14
2,144が露出している。ストレートエッジ180
は、ベアリングハウジング116の開口部128から外
面的に僅かに延出している。
2,114は、スライド部材86に取り付けられ、これ
によって第一ベアリングアッセンブリ112のローラ部
材140,142,144は、軌道部材184の軌道表
面182(第一面)に対して案内されつつ回転し、これ
と同時に、第二ベアリングアッセンブリ114のローラ
部材140’,142’,144’が軌道部材184の
直交面186(第二面)に案内されつつ回転する。軌道
部材184は、焼き入れされた角形の金属台であり、コ
ラム64の凹部188にボルト190によって螺着さ
れ、所定位置に保持されている。 軌道部材184は、
コラム64でガイドアッセンブリ110を一斉に従わせ
るために、スライド部材86の移動の全範囲内で垂直方
向に十分な長さを有している。
2,114は、角部102で互いに直交した直交面19
2,194の平面上にそれぞれ取り付けられている。
交面194及び横面196間に形成された角部に配設さ
れている。
て固定された取付ブロック198によって形成されてい
る。
交面192と、該直交面192に直交し、複数のボルト
204でスライド部材86に着脱自在に取り付けられた
取付ブロック202により形成された面200とで形成
された角部に配設されている。
ト204を用いることで設置される。第一及び第二ベア
リングアッセンブリ112,114は、仮り組みされ
る。
06及び座金208を介してスライド部材86に固定さ
れる。第二ベアリングアッセンブリ114は、ボルト2
06及び座金208を用いて同様に固定される。
て第一及び第二ベアリングアッセンブリ112,114
の移動による調整を許容する位置に取り付ける。
112に対して一本の調整引きボルト210及び二本の
調整押しボルト212,214によりなされる。調整引
きボルト210及び調整押しボルト212,214は、
全てが取付ブロック202にまで延び、引き調整ボルト
210は、ベアリングハウジング116の非貫通穴21
6にまで延びている。調整押しボルト212,214
は、ベアリングハウジング116の端面に対して押圧
(作用)する。調整引きボルト210及び調整押しボル
ト212,214は、ローラ部材140,142,14
4が軌道表面182に接触するように、トルクがかけら
れる。調整押しボルト212,214は、ロックナット
220,222によって所定位置に固定される。ボルト
206は、ベアリングハウジング116の配置位置に確
実に維持するために締着される。第二ベアリングアッセ
ンブリ114は、同様の方法により設置される。
アッセンブリ112,114を製作した後に、最終調整
を行って動作テストを行う。動作テストの後、ローラ部
材140,142,144,140’,142’,14
4’、軌道部材184との間の隙間を寸法測定する。シ
ム224は、図16に示す如く、動作テスト後の隙間を
所望のものにすべく、設置されるものである。第一ベア
リングアッセンブリ112について、調整押しボルト2
12,214は、取付ブロック202とベアリングハウ
ジング116との間でのシム224の配置を許容するた
めに十分な隙間を形成すべく、締め付けられる。シム合
わせは、第二ベアリングアッセンブリ114においても
同様に行われる。
アッセンブリ110は、スライド部材86の全ての角部
で、スライド部材86とフレーム62との間の円滑な相
対移動をガイドする。その結果、スライド部材86が傾
きと、軌道部材184に対する3つのローラ部材14
0,142,144,140’,142’,144’の
接触を維持するために、キャリア122が回転すること
となる。それに応じ、傾き力は、全てのガイドアッセン
ブリ110のローラ部材で常に受けられる。それぞれの
ガイドアッセンブリ110におけるベアリングアッセン
ブリ112,114の直交関係は、フレーム62に相対
的なスライド部材86の全方向(複数の面)における傾
斜を防止する。
についても、熟考されている。
ッセンブリ110は、スライド部材86でなくてフレー
ム62に備えることができる。この実施例において、ス
ライド部材86は、退避位置と延出位置との間で水平方
向に移動できるようになっている。
移動した際に、第一部材と第二部材との間で動作するよ
うに、第一部材にベアリングアッセンブリ112,11
4が取り付けられた他の形態が示されている。
動する時に案内される二要素を備えた非プレス用のもの
を示している。
ることは、本発明により明らかである。
用いるベアリングアッセンブリ、並びに案内方法によれ
ば、スライド部材とフレームとの間の円滑な相対移動を
案内し、フレームに相対的なスライド部材の全方向にお
ける傾斜を防止することができる。
材の移動を案内すべく、潤滑処理されたジブ部材を有し
た従来のプレス装置であって、スライド部材が退避位置
に位置した状態の概略正面図を示す。
偏心荷重を受けて傾斜した状態を示す。
て案内されるスライド部材が傾斜した状態を示す。
移動を案内すべく、第一ベアリングアッセンブリ及び第
二ベアリングアッセンブリからそれぞれなる本発明にか
かるガイドアッセンブリを備えたプレス装置の正面図で
ある。
る。
拡大平面図である。
つのコラムと協力したガイドアッセンブリの部分拡大平
面図である。
ングアッセンブリの拡大側面図である。
他のベアリングアッセンブリの拡大正面図である。
ッセンブリのキャリアにおける拡大平面図である。
面図である。
の拡大側面図である。
を支持するためのベアリングハウジングの拡大側面図で
ある。
ングの拡大正面図である。
ングハウジングの拡大平面図である。
ッセンブリを効果的に調整すべく、工夫されたガイド部
材に対して配置されるシムの拡大平面図を示す。
スライド部材を有する本発明にかかるプレス装置の一形
態の概略図を示す。
く使用される本発明のシステムの包括的な説明図であ
る。
ム、18…操作スペース、20,42…スライド部材、
22…加工品、24…支持台、26…オイル潤滑ジブ
(ジブ)、28,30…スライド面(フレーム表面)、
32…両矢印、34,36…矢印、44…ローラアッセ
ンブリ、46…ローラ部材、48,50…矢印、60…
プレス装置、62…フレーム、64,66,68,70
…コラム、72…操作スペース、74…クラウンアッセ
ンブリ、76…ベッドアッセンブリ、78…地表面、8
0…タイロッド、82,83…ロッドエンド、84…ナ
ット、86…スライド部材、88,90…吊ロッド、9
2…スライド部材本体、93…空間位置、94…リフト
装置、96…モータ、98…両矢印、99…加工品、1
00…矢印、102,104,106,108…角部、
110…ガイドアッセンブリ、112…ベアリングアッ
センブリ(第一ベアリングアッセンブリ)、114…ベ
アリングアッセンブリ(第二ベアリングアッセンブ
リ)、116…ベアリングハウジング、118,124
…ガイド面、120,126…中心、122…キャリア
(第一D状キャリア)、128…開口部、130…軸、
132…ボルト、134,136…穴、138…切欠案
内溝、140,142,144,140’,142’,
144’…ローラ部材、146,148…軸、150…
収容部、152…ボルト、154…穴、156…一方
側、157…穴、158…他方側、160…ヘッド、1
62…ザグリ、164…スペーサー、166…穴部、1
68…ナット、170…端部、172,174…対向
面、176…中心軸、178…補助収容部、180…ス
トレートエッジ、182…軌道表面、184…軌道部
材、186…直交面、188…凹部、190 ボルト、
192,194…直交面、196…横面、196…直交
面、198…取付ブロック、200…面、202…取付
ブロック、204…ボルト、206…ボルト、208…
座金、210…調整引きボルト、212,214…調整
押しボルト、216…非貫通穴、220,222…ロッ
クナット、224…シム
Claims (20)
- 【請求項1】 少なくとも一つの長尺なコラムで構成さ
れたフレームと、退避位置と延出位置との間で前記コラ
ムによって案内されるスライド部材と、前記スライド部
材とコラムとの間で作用する第一ガイドアッセンブリと
を備え、前記第一ガイドアッセンブリは、a)前記スラ
イド部材及びコラムの何れか一方に配設された第一ベア
リングハウジングと、該第一ベアリングハウジングに案
内されつつ相対的に移動可能な第一キャリアと、スライ
ド部材が前記退避位置と延出位置との間で移動したとき
に、前記第一キャリアに案内されつつ相対的に移動可能
で、且つスライド部材とフレームとの間の移動を案内す
べく、スライド部材及びコラムの何れか他方の第一面に
作用する第一ローラ部材とを具備する第一ベアリングア
ッセンブリ、及びb)前記スライド部材及びコラムの何
れか一方に配設される第二ベアリングハウジングと、該
第二ベアリングハウジングに案内されつつ相対的に移動
可能な第二キャリアと、該第二キャリアに案内されつつ
相対的に移動可能、且つi)前記第二ベアリングハウジ
ングがフレーム上に配設された場合に、スライド部材の
第二面に作用しii)第二ベアリングハウジングがスラ
イド部材上に配設された場合に、フレームの第二面に作
用する第二ローラ部材とを具備する第二ベアリングアッ
センブリにより構成されたことを特徴とするプレス装
置。 - 【請求項2】 前記第一面及び第二面は、互いに交差す
る方向に形成されてなる請求項1記載のプレス装置。 - 【請求項3】 前記第一キャリアは、第一軸回りで前記
第一ベアリングハウジングに案内されつつ相対的に移動
可能に構成されてなる請求項1記載のプレス装置。 - 【請求項4】 前記第二キャリアは、前記第一軸に対し
て交差方向の第二軸回りで前記第二ベアリングハウジン
グに案内されつつ相対的に移動可能に構成されてなる請
求項3記載のプレス装置。 - 【請求項5】 前記第一軸及び第二軸は、互いに直角を
なすように設けられてなる請求項4記載のプレス装置。 - 【請求項6】 第一ローラ部材に加え、前記第一ベアリ
ングアッセンブリに少なくとも一つのローラ部材を設け
てなり、該ローラ部材は、スライド部材が退避位置と延
出位置との間で移動するときに、第一キャリアに案内さ
れつつ相対的に移動可能、且つスライド部材とフレーム
との間の移動を案内すべく、第一面に対して作用してな
る請求項1記載のプレス装置。 - 【請求項7】 前記スライド部材は、退避位置と延出位
置との間の第一直線上で移動可能に構成され、第一軸及
び第二軸が、前記第一直線に直角をなすように構成され
てなる請求項4記載のプレス装置。 - 【請求項8】 前記第一ローラ部材は、前記第一キャリ
アに固着された軸回りで、該第一キャリアに相対移動可
能に構成されてなる請求項1記載のプレス装置。 - 【請求項9】 前記フレームは、前記一つの長尺なコラ
ムに加えて三つの長尺なコラムを備えてなり、前記第一
ガイドアッセンブリと同様に、前記スライド部材と各コ
ラムとの間で作用するガイドアッセンブリを更に備えて
なる請求項1記載のプレス装置。 - 【請求項10】 前記第一ガイドアッセンブリと同様の
第二ガイドアッセンブリを備えてなり、該第二ガイドア
ッセンブリが、スライド部材とコラムとの間で作用して
なる請求項1のプレス装置。 - 【請求項11】 フレームと、退避位置及び延出位置間
で前記フレームに案内されるスライド部材と、該スライ
ド部材とフレームとの間で作用する第一ベアリングアッ
センブリとで構成され、前記第一ベアリングアッセンブ
リは、スライド部材及びフレームの何れか一方に配設さ
れる第一ベアリングハウジングと、第一固定軸回りで前
記第一ベアリングハウジングに相対的に旋回移動するよ
うに、前記第一ベアリングハウジングに接続された第一
キャリアと、スライド部材が退避位置と延出位置との間
で移動したときに、スライド部材とフレームとの間で移
動を案内すべく、スライド部材及びフレームの何れか他
方の第一面に対して作用し、第二固定軸回りで前記第一
キャリアに相対的に旋回移動するように、前記第一キャ
リアに接続された第一ローラ部材とで構成されたことを
特徴とするプレス装置。 - 【請求項12】 前記第一キャリアは、円弧状の凸面を
有し、該凸面は、第一軸回りで旋回移動する第一ベアリ
ングハウジングを案内するように構成されてなる請求項
11記載のプレス装置。 - 【請求項13】 前記第一ベアリングハウジングが、前
記スライド部材及びフレームの何れか一方に固着されて
なる請求項11記載のプレス装置。 - 【請求項14】 スライド部材及びフレームの何れか一
方に、第一取付ブロックが更に着脱自在に取り付けられ
るとともに、前記第一ベアリングハウジングが前記第一
取付ブロックに取り付けられ、これにより、第一ベアリ
ングハウジングが、所定位置で第一取付ブロックに対し
て調整及び支持できるように構成されてなる請求項11
記載のプレス装置。 - 【請求項15】 前記第一ベアリングアッセンブリと同
様に、第二ベアリングハウジングを有する第二ベアリン
グアッセンブリを更に備えるとともに、スライド部材及
びフレームの何れか一方の固定位置に第二取付ブロック
を更に備え、しかも前記第二ベアリングハウジングが、
前記第二取付ブロックに取り付けられ、これにより、第
二ベアリングハウジングが所定位置で前記第二取付ブロ
ックに対して調整及び支持できるように構成されてなる
請求項14記載のプレス装置。 - 【請求項16】 スライド部材は、相互が交差方向に形
成された第一交差面及び第二交差面を備え、前記第一取
付ブロックが、前記第一交差面に取り付けられるととも
に、前記第二取付ブロックが前記第二交差面に取り付け
られてなる請求項15記載のプレス装置。 - 【請求項17】 第一の位置と第二の位置との間で、ス
ライド部材及び他の部材の移動を案内すべく、スライド
部材と他の部材との間で作用するベアリングアッセンブ
リであって、スライド部材及び他の部材の何れか一方に
取り付ける第一ベアリングハウジングと、第一固定軸回
りで第一ベアリングハウジングに相対的に旋回移動する
ように、第一ベアリングハウジングに接続された第一キ
ャリアと、第二固定軸回りで第一キャリアに相対的に旋
回移動するように、第一キャリアに接続され、且つ第一
の位置と第二の位置との間の移動を案内すべく、スライ
ド部材及び他の部材の何れか他方の表面に対して作用す
る第一ローラ部材を備えてなることを特徴とするベアリ
ングアッセンブリ。 - 【請求項18】 前記第一キャリアは、円弧状の凸面を
備え、該凸面は、第一軸回りで旋回移動する第一ベアリ
ングハウジングを案内するように構成されてなる請求項
17記載のベアリングアッセンブリ。 - 【請求項19】 退避位置と延出位置との間で移動可能
なスライド部材が配置される空間を形成する少なくとも
三つの長尺なコラムを備えたフレームと、前記スライド
部材との間の相対移動を案内する案内方法であって、ス
ライド部材とそれぞれの長尺なコラムとの間で作用する
複数のベアリングアッセンブリを配置する配置工程と、
スライド部材が退避位置と延出位置との間で移動すると
きに、該ベアリングアッセンブリのローラ部材が軸回り
で、且つスライド部材とフレームとの間の相対移動を案
内すべく、a)スライド部材及びb)コラムの何れか一
方に対応して回転する回転工程とで構成されてなること
を特徴とする案内方法。 - 【請求項20】 スライド部材が退避位置と延出位置と
の間で移動するときに、スライド部材の傾斜に対応させ
るべく、a)スライド部材及びb)コラムの何れか一方
に対応してローラ部材の軸の姿勢が変更する変更工程を
更に備えてなる請求項19記載の案内方法。
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