JP2003190210A - 吸収性物品 - Google Patents

吸収性物品

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JP2003190210A
JP2003190210A JP2001396021A JP2001396021A JP2003190210A JP 2003190210 A JP2003190210 A JP 2003190210A JP 2001396021 A JP2001396021 A JP 2001396021A JP 2001396021 A JP2001396021 A JP 2001396021A JP 2003190210 A JP2003190210 A JP 2003190210A
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absorbent article
absorbent
liquid
absorber
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Sachiko Nakazawa
幸子 中澤
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排泄物による汚れの検知が簡便で、好適に使
用される吸収性物品を提供する。 【解決手段】 液透過性の表面シートと、液不透過性の
裏面シートと、これら両シート間に配置された吸収体と
を有してなり、前記表面シート側が濡れ検知機能を有す
る吸収性物品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排泄物による汚れ
検知が簡便で、好適に使用される使い捨ておむつ等の吸
収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の吸収性物品は、液透過性の表面シ
ートと液不透過性の裏面シートと、両シートに間に挟ま
れた吸収体とにより構成されており、排尿により吸収性
物品が汚れると着用者自身が不快感を感じるか、また
は、世話をする人が時期を見て吸収性物品を交換するよ
うにしていた。しかしながら、この様な方法では、着用
者自身が吸収性物品の汚れを判断できる場合は良いが、
着用者が赤ちゃんであったり、痴呆やその他の障害で、
排泄の有無が本人に分からない、意思表示が出来ない場
合など、吸収性物品を交換すべきかどうか分からないと
いう問題があった。また、高齢者の介護の場合、夜間薄
暗い中で吸収性物品を交換することがあるが、薄暗い中
での汚れの確認が困難であるという問題もあった。この
場合、汚れていることを見落として、交換せずにいる
と、排泄物が分解して臭いが発生し、室内及び着用者に
臭いが染み付くという問題があった。
【0003】この様な問題を解決する為に、吸収性物品
の裏面シートを半透明にし、汚れを確認出来るようにす
る方法や、裏面シートに濡れると消える水溶性インクで
印刷を施すなどの方法が取られているが、裏面シート側
まで十分に濡れていないと確認が出来ない、高齢者など
は着衣を脱がせて確認すること自体が大変であるという
問題があった。
【0004】また、特に高齢者の場合は、吸収性物品を
重ねて使用するケースも多く見られ、上部に重ねられた
吸収性物品のみを交換するために、吸収性物品を一度開
き、肌当て面側から汚れを確認することが常である為、
外側から汚れを確認する方法はほとんど機能することが
なかった。
【0005】吸収性物品の内側から濡れを確認できる方
法が特開平8―71101号公報に開示されている。本
方法では、pHにより変色する色素を吸収体表面に付着
させているが、吸収体表面のみに付着させる方法が難し
く、吸収体全体に含まれてしまい色素を多く使用してし
まい、費用が高くなるという問題があった。また、吸収
体に含まれた色素は、吸収性物品の表面からは見にく
く、色素変化を確認しづらいという問題もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、かかる
現状に鑑み、液透過性の表面シートと、液不透過性の裏
面シートと、これら両シート間に配置される吸収体とを
有する吸収性物品において、薄暗い中でも排泄物による
吸収性物品の汚れを確認できるようにする為に、吸収性
物品に排泄物により確実に色が変わる機能を付与するこ
とが必要であるとの結論に至った。また、表面シート側
だけの汚れでも検知でき、吸収性物品を開いた時にすぐ
に汚れの有無が分かるように、汚れ検知機能は吸収性物
品の内側に配置することが必要があるとの結論に至っ
た。
【0007】本発明の目的は、薄暗い中でも吸収性物品
の内側から、排泄物での汚れの有無を容易に確認でき、
吸収性物品として容易に連続製造ができる構成とするこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、液透過
性の表面シートと、液不透過性の裏面シートと、これら
両シート間に配置された吸収体とを有する吸収性物品に
おいて、前記表面シート側が濡れ検知機能を有すること
を特徴とする吸収性物品である。
【0009】本発明の第2は、前記濡れ検知機能が濡れ
ると消色する物質からなることを特徴とする第1の発明
に記載の吸収性物品である。
【0010】本発明の第3は、前記濡れ検知機能が濡れ
ると変色する物質からなることを特徴とする第1の発明
に記載の吸収性物品である。
【0011】本発明の第4は、前記濡れ検知機能が色付
きティシュからなることを特徴とする第1の発明に記載
の吸収性物品である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の吸収性物品は、濡れ検知
機能に特徴があり、濡れ検知機能を表面シート側に配置
することで、吸収性物品の表面シート側だけの汚れの場
合でも見落とすことなく、臭いが発生する前に吸収性物
品の交換が出来、好適に使用できる。また、濡れ検知機
能を色の変化にすることで、夜間薄暗い中であっても、
吸収性物品の排泄物汚れの有無を容易に確認でき、好適
に使用できる。さらに、濡れ検知機能の為に特別な装置
などを必要としない為、通常の吸収性物品の製造設備で
簡単に製造が可能である為、安価に提供が可能である。
【0013】本発明において使用される表面シートは、
親水性あるいは疎水性の不織布、織布、多孔性プラスチ
ックフィルム等であり、その構成繊維は、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン等の単繊
維、またはポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ナイロン等の2成分以上からなる複合繊維等であ
り、特には、ポリエステル/ポリエステル、ポリエステ
ル/ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレンの複
合繊維が強度の面から好ましいが、特に制限をうけるも
のではない。
【0014】表面シートの寸法は、裏面シートと同じ、
もしくはそれより大きくても良い。また、表面シート
は、単一のシートで構成される必要はなく、吸収体上面
と側部フラップでシートを替えるなど複数枚のシートで
構成しても良い。また、複数枚のシートで表面シートを
構成する際、各シートは別の素材を使っても良いが、同
一の素材でも良い。
【0015】本発明において使用される裏面シートは、
ポリエチレン等の液不透過性フィルム、液不透過性フィ
ルムと不織布との貼合わせ、液不透過性フィルムと織布
との貼り合わせの素材等からなる。
【0016】本発明において使用される吸収体は、綿状
パルプ、高吸収性ポリマー(以後省略してSAPとい
う)、親水性シート等からなり、特に制限を受けるもの
ではない。また、本発明において使用される吸収体は、
従来の使いすておむつその他の吸収性物品の通常使用さ
れる公知の吸収性材料から作られている。すなわち、綿
状パルプ、レーヨン等の吸収性繊維からなる単層もしく
は多層のマットから形成され、さらに親水性シートによ
りくるまれている。そして、SAPが各マット中に均一
に混合もしくは各マット間に層状に配設されている。ま
た、綿状パルプに対して3〜60重量%の熱融着性物質
を混合して熱圧着してもよい。もしくは、SAPのみが
親水性シートによりくるまれているものでも良い。
【0017】綿状パルプとしては、化学パルプシートも
しくは、機械パルプシートを粉砕機で解繊することによ
り得られる繊維長5mm以下のものが用いられる。パル
プ原料としては、針葉樹に限らず、広葉樹、わら、竹お
よびケナフも適用される。また、古紙パルプを使用して
も良い。この綿状パルプの使用量は、目的とする吸収体
により、例えば、単独で用いるか、複数積層して用いる
か、他の吸収材を併用するかなどにより異なるが、一般
的には、50〜400g/m にされる。
【0018】SAPとしては、デンプン系、セルロース
系、合成ポリマー系が挙げられる。すなわち、デンプン
−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、デンプン−アク
リル酸エチルグラフト共重合体のケン化物、デンプン−
メタクル酸メチルグラフト共重合体のケン化物、デンプ
ン−アクリロニトリルグラフト共重合体のケン化物、デ
ンプン−アクリルアミドグラフト共重合体のケン化物、
アクリル酸(塩)重合体、アクリル酸で架橋されたポリ
エチレンオキシド、ナトリウムカルボキシメチルセルロ
ーズの架橋物、ポリビニールアルコール−無水マレイン
酸反応物の架橋物などが例示されるが、これらの中で自
重の20倍以上の尿、体液及び水を吸収するもので、ポ
リアクリル酸ナトリウム系のものが吸収性能の点から最
も適当である。SAPの分布量は、乾燥した綿状パルプ
100重量部に対して10〜500重量部、好ましくは
15〜300重量部であり、かかる量のSAPが綿状パ
ルプに実質的に均一に分布している。SAPが尿や体液
などを吸収し膨潤したとき、その粒子は相互の干渉が最
小にとどめられ、連続的に接触して透過障壁を形成する
ことが少なく、尿や体液を3次元方向に透過、吸収す
る。
【0019】親水性シートは、例えば、ティシュ、吸収
紙、親水性不織布等、親水性のシートであれば良い。吸
収体の圧縮方法としては、周面が平滑なロールなどによ
り、吸収体の密度がその全体にわたり実質的に均等にな
るように連続する面状に圧縮してもよいし、周面が凹凸
状であるロールなどにより、吸収体の密度が部分的に異
なり、尿や体液を縦方向及び斜め方向に導く模様配列の
エンボスとなるように圧縮してもよい。エンボスの場
合、圧縮部、非圧縮部は、連続、非連続のいずれであっ
てもよい。
【0020】吸収体の形状は、矩形でも砂時計型でも良
く、従来の使いすておむつその他の吸収性物品の通常使
用される公知の形状のいずれでも良く、特に限定するも
のではない。また、吸収体上の少なくとも一部にセカン
ドシートなどの拡散層を設けても良い。拡散層を設ける
ことで、装着者の姿勢等により表面シート下の空間が十
分に設けられない場合でも、尿、体液等の吸収速度を低
下させることなく、尿、体液等の漏れを防ぐことが可能
となる。
【0021】セカンドシートは、親水性液透過性の不織
布、織布、多孔性プラスチック、綿状パルプ等であり、
その構成成分はポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエ
ステル、レーヨン、パルプまたはこれらの複合繊維等で
も良く、特に制限を受けるものではない。セカンドシー
トは、液体の拡散性を高めるために表面シートと吸収体
の間に配設され、接着剤等で吸収体に接着固定される。
【0022】立体ギャザーは、シートと弾性部材により
形成される。シートは表面シートである中央部表面シー
トや側部表面シート(サイドシート)で形成しても良い
が、セカンドシートや別部材でも良い。またこれらを部
分的に貼り合わせても良い。つまり、表面シート、セカ
ンドシートもしくはこれらに貼り合わせた別部材のシー
トから形成される。
【0023】立体ギャザーシートの素材は、親水性ある
いは疎水性の不織布、織布、多孔性プラスチックフィル
ム等であり、織布及び不織布の構成繊維は、ポリプロピ
レン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン等の単繊
維または、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ナイロン等の2成分以上からなる複合繊維等であ
り、特には、ポリエステル/ポリエステル、ポリエステ
ル/ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレンの複
合繊維が強度の面から好ましいが、特に制限をうけるも
のではない。
【0024】弾性部材は、天然、合成ゴム、ウレタンな
どの糸状、ひも状、ネット状、平型形状のものを設置位
置に応じて用いる。弾性部材の配設はシートに接着剤等
により固定される。接着方法としては、ホットメルト、
澱粉系またはCMC(カルボキシメチルセルロース)な
どの水溶性の糊又は、流動性の高い接着剤を用いてもよ
いし、熱や超音波等による溶着でも良い。
【0025】
【実施例】以下、図面により、本発明の一実施例である
展開型使いすておむつにより本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。図1
は、展開型使いすておむつの一部切り欠き平面図であ
る。図1において、使い捨ておむつは、液透過性の表面
シート1と液不透過性の裏面シート2の間に吸収体3が
配置され、吸収体3から延出したシート部分でサイドフ
ラップ4を形成している。使い捨ておむつは、背側部1
1、股下部12及び腹側部13からなっており、前記股
下部12の吸収体3の両側部に脚周り弾性部材5がそれ
ぞれ3本ずつ配置されている。また、脚周り弾性部材5
の側部には使い捨ておむつの長手方向に沿って立体ギャ
ザー8が形成されている。さらに、使い捨ておむつの腹
側部13及び背側部11にはウエスト周り弾性部材6を
配置している。背側部11サイドフラップ4のおむつ幅
方向端部には、着用時に背側部11と腹側部13を接合
させパンツ型となるように、結合手段10が設けられて
いる。
【0026】背側部11サイドフラップ4に設置される
腹側部13と背側部11とを結合させる結合手段10
は、少なくとも背側部11サイドフラップ4の幅方向端
部に一対配置されていればよく、二対以上配置されてい
ても良い。結合手段10も、粘着材によるもの、機械的
結合など、どちらでも良く、これらの組み合わせでも良
い。また、背側部11に配置された結合手段10に合わ
せて、腹側部13のシートが適宜選択され配置される。
【0027】図2は、図1の使いすておむつをX−X’
線で切断した状態を示す横断面図である。図2におい
て、液透過性の表面シート1と液不透過性の裏面シート
2の間に吸収性シート15に包まれた吸収体3が配置さ
れ、吸収体3側部にサイドシート7と裏面シート2に挟
まれて一対の脚周り弾性部材5が配置され、吸収体3に
向かってサイドシート7と1本の立体ギャザー弾性部材
9による一対の内倒し立体キャザー8が形成されてい
る。
【0028】図面において、予め表面シート1または/
及び吸収性シート15に濡れると消色する物質の添付を
施しておいても良い。濡れると滲む印刷手段は水溶性イ
ンクによる印刷でも良いが、濡れると消色するインクの
印刷手段であっても良い。消色する物質としては、特開
2000―105230号公報の発色剤組成物や特開平
7―238237号公報で紹介されている混合物、特開
平6−145583号公報で使用されている物質等があ
るが、これらに限定されず、水もしくは体液、尿により
濡れると消色するものであれば、いずれの物質でも良
い。
【0029】また、図面において、予め表面シート1ま
たは/及び吸収性シート15に濡れると変色する物質を
添付しておいても良い。薬剤は水分に反応するような特
開平9―105692号公報の光散乱性粉末でも良い
し、体液に反応する特開経平6―347454号公報で
紹介されている組成物でも良いし、尿のpHで反応する
ような特開平9―248087号公報、特開平10―0
31017号公報、特開2001―011425号公報
のpH指示薬や、ブロムフェノールブルー、フェノール
フタレイン、メチルレッド、メチルオレンジ等でも良い
が、これらに限定されるものではなく、水もしくは体
液、尿により濡れると変色、発色するものであれば、い
ずれの物質でも良い。好ましくは、安全性及び体液のp
Hである弱酸性域であるpH4から6で黄色から青色に
変色することからニトラジン黄(イエロー)である。も
しくは、濡れると発色する食用青色1号アルミニウムレ
ーキ微粉末である。
【0030】表面シート1または/及び吸収性シート1
5に濡れ検知機能を配置する手段としては、各種薬剤を
含む、もしくは水溶性のインクを印刷しても良い。印刷
面は好ましくは肌に当たらない裏面側であるが、特に限
定されない。これらの印刷手段によって、少量の濡れで
あっても、消色、変色、印刷の滲みによって、汚れを見
落とすことなく吸収性物品の交換が可能になる。また、
表面シート1または/及び吸収性シート15に濡れ検知
機能を配置する手段として、各種薬剤を予めシートに混
合しておいても良い。もしくは、表面シートと吸収性シ
ート、及び/または吸収性シートと吸収体の貼り合わせ
に使用するホットメルトなどの接着剤に各種薬剤を混合
して添付しても良い。さらに、各種薬剤を添付もしくは
印刷したシートを表面シート上、もしくは表面シート下
に別途配置しても良い。
【0031】吸収性物品によっては、液の拡散を目的と
して、表面シート下に別途セカンドシートを配置する場
合がある。各種濡れ検知機能をこのセカンドシート自身
もしくは、セカンドシートと表面シート、セカンドシー
トと吸収性シートの間に施しても良い。
【0032】濡れ検知機能として、吸収性シートを色付
きのティシュとしても良い。色付きのティシュは濡れる
と色が濃く見える為、濡れ検知機能として働くことが可
能である。
【0033】図3は、図1の使い捨ておむつへの濡れ検
知機能の配置図である。(a)は、濡れ検知手段を使い捨
ておむつ中央部分の長手方向全体に亘って配置した図で
ある。表面シート全体に亘って配置する方法を取った場
合、容易に形成できる。また、吸収体上面全体を覆って
いる為、いずれの場所の濡れであっても見逃すことがな
い。(b)は、濡れ検知手段を使い捨ておむつ吸収体全
体に亘って配置した図である。吸収性シート全体に亘っ
て配置する方法を取った場合、容易に形成できる。ま
た、吸収体上面全体を覆っている為、いずれの場所の濡
れであっても見逃すことがない。(c)は、濡れ検知手
段を使い捨ておむつ中央部分に配置した図である。最も
濡れやすい排尿位置に配置されている為、使用する薬剤
等を少なくしながらも、確実に濡れを検知することが出
来、安価に製造可能である。(d)は、濡れ検知手段を
使い捨ておむつ中央部分の長手方向に沿って配置した図
である。濡れやすい中央位置全域に亘って配置されてい
る為、使用する薬剤等を少なくしながらも、確実に濡れ
を検知することが出来、安価に製造可能である。(e)
は、濡れ検知手段を使い捨ておむつ吸収体両側部に配置
した図である。尿パッドを併せて使用する場合など、中
央部分は尿パッドの下敷きになり濡れることがない。濡
れるのは尿パッドから漏れた尿パッド両側部であり、図
面で示す使い捨ておむつ吸収体両側部に当たる。最も尿
パッドからの漏れにより濡れやすい位置に配置されてい
る為、使用する薬剤等を少なくしながらも、確実に濡れ
を検知することが出来、安価に製造可能である。(f)
は、濡れ検知手段を使い捨ておむつ中央部分の長手方向
全体に亘ってストライプ状に配置した図である。表面シ
ート全体に亘って配置する方法を取った場合、容易に形
成できる。また、吸収体上面全体を覆っている為、いず
れの場所の濡れであっても見逃すことがない。また、ス
トライプ状に配置している為、使用する薬剤等が少なく
なり、安価に製造できる。
【0034】(d)、(e)、(f)は、使い捨ておむ
つの長手方向全体に亘って配置されているが、(b)の
様に吸収体上面部分のみの長さのみでも良い。また、
(a)〜(f)のいずれの場合であっても、前面に隙間
なく濡れ検知手段を配置しても良いが、まだら状や市松
状でも良く、特に限定されない。一般に濡れ検知手段と
して裏面シートに印刷するポイント柄のように、散らす
ように配置しても良い。大人用失禁用品などで、表面シ
ート中央部に5mm幅程度の濡れ検知手段を設けても良
く、少なくとも、表面シートの1%以上の領域に濡れ検
知手段を配置することが好ましい。
【0035】濡れ検知手段の配置方法や配置位置はこれ
まで例で示したいずれの手段、配置位置でも良いが、こ
れらのいずれかを組み合わせたものでも良い。また、実
施例は使い捨ておむつであるが、本発明品は他の吸収性
物品であってもよく、尿パッド等では、軽失禁者などを
対象に少量から大量の漏れにまで対応でき有効である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の吸収性物
品は、液透過性の表面シートと、液不透過性の裏面シー
トと、これら両シート間に配置された吸収体とを有する
吸収性物品において、前記表面シート側が濡れ検知機能
を有することで、吸収性物品の表面シート側だけの汚れ
の場合でも見落とすことなく、臭いが発生する前に吸収
性物品の交換が出来、好適に使用できる吸収性物品を提
供出来る。また、濡れ検知機能を色の変化にすること
で、夜間薄暗い中であっても、吸収性物品の排泄物汚れ
の有無を容易に確認でき、好適に使用できる。さらに、
濡れ検知機能の為に特別な装置などを必要としない為、
通常の吸収性物品の製造設備で簡単に製造が可能である
為、安価に提供が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の使いすておむつの展開状態を示す一部
切欠き平面図。
【図2】図1の使いすておむつのX−X’線に沿った横
断面図。
【図3】図1の使いすておむつへの濡れ検知機能の配置
図。
【符号の説明】
1.液透過性の表面シート 2.液不透過性の裏面シート 3.吸収体 4.サイドフラップ 5.脚周り弾性部材 6.ウエスト周り弾性部材 7.サイドシート 8.立体ギャザー 9.立体ギャザー弾性部材 10.結合手段 11.背側部 12.股下部 13.腹側部 14.濡れ検知機能 15.吸収性シート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液透過性の表面シートと、液不透過性の
    裏面シートと、これら両シート間に配置された吸収体と
    を有する吸収性物品において、前記表面シート側が濡れ
    検知機能を有することを特徴とする吸収性物品。
  2. 【請求項2】 前記濡れ検知機能が濡れると消色する物
    質からなることを特徴とする請求項1に記載の吸収性物
    品。
  3. 【請求項3】 前記濡れ検知機能が濡れると変色する物
    質からなることを特徴とする請求項1に記載の吸収性物
    品。
  4. 【請求項4】 前記濡れ検知機能が色付きティシュから
    なることを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
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