JP2003189838A - 弾性成形型内に成形材料を充填する方法 - Google Patents

弾性成形型内に成形材料を充填する方法

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Hiroshige Kono
博繁 河野
Satoshi Hamada
聡 浜田
Osamu Tsuchiya
修 土屋
Akinori Watanabe
昭徳 渡邉
Itaru Horiguchi
至 堀口
Atsushi Sato
篤史 佐藤
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Adeka Corp
Original Assignee
Asahi Denka Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】弾性成形型の型本体部に流動性の成形材料を、
空気溜を生じさせることなく充填する方法を提供する。 【構成】開口部を有する中空の型本体部と該開口部から
外方に拡がる膜状の型支持部とからなる弾性成形型に、
流動性の成形材料を該開口部から型本体部内に流し込み
充填するに当り、先ず成形材料を型本体部の容積の1/
5〜3/5の量だけ充填し、次いで型本体部の成形材料
充填部分を羽根で構成されたシャッター内に入れ該シャ
ッターを開閉するか、或は型本体部の成形材料充填部分
を押え板で挾み該押さえ板を動かすか、或は型本体部の
成形材料充填部分をエアーバッグで挾み該エアーバッグ
の膨張を繰り返すことによって揉みないし摘み操作し、
その後成形材料を型本体部全体に充填する充填方法であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ゴム等の弾性材料で構
成した弾性成形型を用いて成形する際、弾性成形型内に
成形材料を充填する方法に関する。 【0002】 【従来の技術】弾性成形型を用いて流動性の成形材料を
成形する方法は良く知られている。この方法は、開口部
を有する中空の型本体部(成形型)と該開口部に連続し
て外方へ例えば円錐状に拡がる膜状の型支持部とを有す
る弾性成形型を使用し、弾性成形型の開口部から該型本
体部内に流動性の成形材料を流し込んで充填し、次いで
加熱、冷却などにより成形材料を固化し、その後、この
固化した成形品を弾性成形型の弾性を利用し、その開口
部を通して型本体部から取り出す方法が採用されてい
る。この成形方法はチョコレ−ト、ゼリ−、チ−ズ、か
まぼこ、つみれ、口紅などの成形に好適であり、剛体の
分割成形型を用いる成形方法に比して、成形品が美麗
で、また成形コストも安価である利点がある。 【0003】しかし、この方法で弾性成形型の型本体部
内に流動性の成形材料を充填には種々の問題点がある。
例えば、チョコレ−トをこの方法で成形する場合、チョ
コレ−トは溶融状態で5,000〜12,000cps
の粘度があるため、単に成形型内に流し込んだだけで
は、型本体部の微細な形状の隅々まで充填することは困
難である。即ち、充填時に型本体部の小さな凸部に空気
溜が生じ、その部分にチョコレ−トが充填されなくな
る。そのため、成形品の外表面に凹凸又はピンホ−ルが
生じ外観が劣り、また所定のデザインの製品が得られ難
い問題点がある。この欠点を解消すべく、弾性成形型全
体に通孔を有するカップを被せ、該通孔から吸引してカ
ップ内を減圧することによって弾性成形型を膨張させ、
この膨張させた状態で弾性成形型に開口部から成形材料
を流し込む方法などが提案されている(特許文献1参
照)。 【0004】 【特許文献1】特開昭63−312112号公報 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解消し、弾性成形型の型本体部に流動性の成形材料
を、空気溜を生じさせることなく充填する方法を提供す
ることを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、開
口部を有する中空の型本体部と該開口部から外方に拡が
る膜状の型支持部とからなる弾性成形型に、流動性の成
形材料を該開口部から型本体部内に流し込み充填するに
当り、先ず成形材料を型本体部の容積の1/5〜3/5
の量だけ充填し、次いで型本体部の成形材料充填部分を
羽根で構成されたシャッター内に入れ該シャッターを開
閉するか、或は型本体部の成形材料充填部分を押え板で
挾み該押さえ板を動かすか、或は型本体部の成形材料充
填部分をエアーバッグで挾み該エアーバッグの膨張を繰
り返すことによって揉みないし摘み操作し、その後成形
材料を型本体部全体に充填することを特徴とする充填方
法である。 【0007】 【発明の実施の態様】本発明を更に詳しく説明する。本
発明は、弾性成形型に流動性の成形材料を充填するに当
り、弾性成形型の型本体部に先ずその容積の1/5〜3
/5の量の成形材料を流し込む。この流し込み操作は、
弾性成形型の型支持部の端部を環状の枠体に固定し、弾
性成形型を型本体部を下にして吊り下げた状態となし、
この型本体部の開口部から成形材料を流し込んで行う。
図1は流し込み操作を示した断面図である。1は弾性成
形型、2は型本体部、3は型本体部の開口部、4は該開
口部から外方に拡がる膜状の型支持部、5は該型支持部
の端部を固定する環状の枠体、6は流動性の成形材料を
流し込むための導入管、7は充填した成形材料である。 【0008】本発明においては、上記のようにして成形
材料を型本体部の容積の1/5〜3/5の量だけ充填し
た状態において型本体部の成形材料充填部分に揉みない
し摘み操作を施す。弾性成形型は一般に型本体部の先端
部分に微細な模様を形成させることが多く、そしてこの
微細な模様部分に充填時に所謂空気溜りが生じやすい。
弾性成形型に成形材料を型本体部の容積の1/5〜3/
5の量だけ充填した状態、すなわち弾性成形型の先端部
分に充填した状態において、成形材料充填部分に揉みな
いし摘み操作を施すことによって、微細な模様部分に生
じた空気溜りを容易に除去することができる。また、こ
の揉みないし摘み操作によって、充填された流動性の成
形材料は型本体部の内壁面全体、すなわち型本体部の未
充填部分の内壁面にも行き渡り該壁面を濡らし、該内壁
になじむと共に、型本体部と成形材料との間の空気が除
去されるため、その後に更に流し込む残りの成形材料を
円滑に充填できる。 【0009】斯くして、型本体部の微細な模様の小さな
凸部にも空気溜を生じことなく、成形材料が型本体部の
隅々まで充填される。したがって、成形品の外表面に充
填時の空気溜により生じる凹凸がなく、またピンホ−ル
のない外観が優れた所定のデザインの製品が得られる。
本発明方法によれば、充填時に予め弾性成形型を膨張さ
せるなどの手段を採らなくても、成形材料を型本体部の
隅々まで充填できる利点がある。 【0010】上記の揉みないし摘み操作は、写真機の絞
りの如き羽根で構成したシャッターを用いて行う。図2
はシャッターの一例の上面図であり、(a)図はシャッ
ターが開いた状態を示し、(b)はシャッターが閉じた
状態を示す。シャッター11は複数枚の羽根12からで
きており、各羽根12は枠13に収納されている。そし
て各羽根12を枠13に沿って移動させることにより、
開閉し、中央の穴14が広くなったり、狭くなったりす
る。このシャッター11の中央の穴14に、型本体部の
成形材料充填部分を嵌め込み、シャッターの開閉をくり
返すことによって揉みないし摘み操作を行なう。このシ
ャッターの開閉操作によって、型本体部の成形材料充填
部分は揉みないし摘み操作され、型本体部内の成形材料
は動かされ、型本体部の内壁面全体に行き渡り、該内壁
になじむと共に、型本体部と成形材料との間の空気が除
去される。このシャッターは、一枚のみでもよいし、2
枚以上を上下に適当な間隔をおいて用いてもよい。 【0011】揉みないし摘み操作の他の方法は、図3に
示す押し板を用いて行う方法である。図4において、2
1は押し板であり、22はこれに連なる棒である。図3
はその1例で、押し板21を4個用い、中央に穴23が
生じるように配置した態様を示す上面図である。押し板
21は左右に動くようになっている。この穴23に、型
本体部の成形材料充填部分を嵌め込み、押し板21を左
右前後に動かす。これをくり返すことによって、型本体
部の成形材料充填部分は揉みないし摘み操作され、型本
体部内の成形材料は動かされ、型本体部の内壁全体に行
き渡り、該内壁になじむと共に、型本体部と成形材料と
の間の空気が除去される。この場合押し板の2枚以上任
意でよい。また各押し板は、厚みを有するものが好まし
い。なお、成形材料充填部分を固定面に押し当て、反対
側から押し板21を当てこの押し板21を動かしてもよ
い。 【0012】更に揉みないし摘み操作の他の方法は、上
記の押し板を動かすのに代えて、エアーバッグを用い、
この膨張を繰り返す方法である。すなわち、例えば円筒
内にその円周内面に沿ってエアーバッグを複数個配設
し、エアーバッグがしぼんだ状態において、円筒中央部
に成形材料充填部分を入れ、その後エアーバッグに空気
を導入して膨張させる。成形材料充填部分は膨張したエ
アーバッグ同士によって圧迫される。このエアーバッグ
の膨張・収縮を繰り返すことによって、成形材料充填部
分は揉みないし摘み操作される。 【0013】 【発明の効果】本発明によると、成形材料を型本体部の
容積の1/5〜3/5の量だけ充填し、次いで型本体部
の成形材料充填部分を羽根で構成されたシャッター内に
入れ該シャッターを開閉するか、或は型本体部の成形材
料充填部分を押え板で挾み該押さえ板を動かすか、或は
型本体部の成形材料充填部分をエアーバッグで挾み該エ
アーバッグの膨張を繰り返すことによって揉みないし摘
み操作することにより、型本体部内の成形材料は動かさ
れ、型本体部の内壁全体に行き渡り、該内壁になじむと
共に、型本体部と成形材料との間の空気が除去される。
本発明ではその後型本体部全体に成形材料を充填したた
め、チョコレ−トの溶融物の如きかなりの粘調を有する
成形材料でも、型本体部の小さな凸部に空気溜を生じこ
となく、型本体部の隅々まで充填することができる。し
たがって、成形品の外表面に充填時の空気溜により生じ
る凹凸がなく、またピンホ−ルのない外観が優れた所定
のデザインの製品が得られる。本発明方法によれば、充
填時に予め弾性成形型を膨張させるなどの手段を採らな
くても、成形材料を型本体部の隅々まで充填できる利点
がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の弾性成形型内に成形材料を充填する態
様を示す断面図。 【図2】本発明で用いる羽根シャッターの上面図。 【図3】本発明で用いる押し板の上面図。 【符号の説明】 1 弾性成形型、2 型本体部、3 開口部、4 型支
持部、5 環状の枠体、6 成形材料導入管、7 充填
した成形材料、11 羽根シャッター、12 羽根、1
3 シャッターの枠、21 押し板、22 押し棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 修 東京都荒川区東尾久7−2−35 旭電化工 業株式会社内 (72)発明者 渡邉 昭徳 東京都渋谷区西原2−14−6 (72)発明者 堀口 至 茨城県竜ヶ崎市板橋町326−10 (72)発明者 佐藤 篤史 茨城県竜ヶ崎市板橋町144−1 Fターム(参考) 4B014 GB01 GE09 GQ06 GU04 4B048 PE03 PL02 PL12 PL15 4F204 AJ03 AJ05 AM32 EA03 EA04 EB01 EF01 EF23 EF27 EF30 EK23 EK24 EK25

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】開口部を有する中空の型本体部と該開口部
    から外方に拡がる膜状の型支持部とからなる弾性成形型
    に、流動性の成形材料を該開口部から型本体部内に流し
    込み充填するに当り、先ず成形材料を型本体部の容積の
    1/5〜3/5の量だけ充填し、次いで型本体部の成形
    材料充填部分を羽根で構成されたシャッター内に入れ該
    シャッターを開閉するか、或は型本体部の成形材料充填
    部分を押え板で挾み該押さえ板を動かすか、或は型本体
    部の成形材料充填部分をエアーバッグで挾み該エアーバ
    ッグの膨張を繰り返すことによって揉みないし摘み操作
    し、その後成形材料を型本体部全体に充填することを特
    徴とする充填方法。
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