JP2003189220A - 画像処理装置並びに携帯端末 - Google Patents

画像処理装置並びに携帯端末

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JP2003189220A
JP2003189220A JP2001381713A JP2001381713A JP2003189220A JP 2003189220 A JP2003189220 A JP 2003189220A JP 2001381713 A JP2001381713 A JP 2001381713A JP 2001381713 A JP2001381713 A JP 2001381713A JP 2003189220 A JP2003189220 A JP 2003189220A
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宏志 田中
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幹夫 渡辺
Hisanobu Tsubaki
尚宜 椿
Eiji Ishiyama
英二 石山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】適切な画像サイズの転送用動画サムネイル及び
静止画サムネイルを生成することが可能な画像処理装置
を提供する。 【解決手段】動画主画像の画素数、階調、フレーム数を
減少させる動画サムネイル生成手段(情報処理手段18
0)と、動画主画像の代表画像に対して画素数若しくは
階調を減少する処理を実施する静止画サムネイル生成手
段(情報処理手段180)と、動画主画像と動画サムネ
イルと静止画サムネイルとを関連付けて記録する画像記
録手段(情報処理手段180及び記録媒体インターフェ
ース179)とを備えたので、携帯端末30側で処理す
るのに適切なサイズの動画サムネイル及び静止画サムネ
イルを生成することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置並び
に携帯端末に係り、特に動画主画像から動画の縮小画像
である動画サムネイルを生成して携帯端末に送信して表
示することが可能な画像処理装置並びに携帯端末に関す
る。
【0002】
【従来の技術】格納された複数の画像データから希望す
る画像データを容易に検索すること、及び、画像データ
受信装置に対して希望する画像データを容易に検索する
ためのデータを提供する画像データ格納装置が、特開平
10−164483の公報に示されている。
【0003】当該公報に示されている画像データ送信装
置1では、先ず解像度の低い静止画(インデックス画像
α)を撮像し、その後指定解像度による動画又は静止画
(詳細画像β)を撮像し、両画像データを同一ファイル
に格納する。画像送信装置1に蓄積した複数ファイルの
中から1ファイルを特定して、その詳細画像データβを
受信装置2で受信しようとする場合、画像送信装置1は
各ファイルからインデックス画像αを全て送信する。画
像受信装置2では、受信したインデックス画像αを12
個づつ一覧表示することで、各ファイルの内容を的確に
確認できる。画像受信装置2では、送信希望するファイ
ルを指定することで、画像送信装置1から詳細画像デー
タβを受信するように構成されている。
【0004】また、特開平11−3346号の公報に
は、動画像を特徴づける代表シーンを動画像ファイルの
先頭付近に格納することにより、複数の動画像ファイル
の視覚的管理を実現する動画像ファイル管理装置が示さ
れている。
【0005】当該動画像ファイル管理装置のファイル管
理部は、代表シーンが未登録である動画像ファイルに対
しては、代表シーン登録部で代表シーンを登録するよう
に指示を出す。代表シーン登録部は、動画像ファイルを
再生しながら代表シーン候補作成部でシーンの変わり目
などを検出するシーンチェンジ検出部で自動的に代表シ
ーン候補を検出し、その動画像を特徴づける代表シーン
候補となる画像を蓄積する。ファイル管理部は、代表シ
ーン登録部が格納した代表シーンをファイルから取り出
し、サムネール表示と合わせて、一般的なオペレーティ
ングシステムのファイル管理情報や動画像固有の情報を
リスト表示するファイル一覧表示部で構成されている。
【0006】また、特開平11−284948号の公報
には、1つの画像データに対して複数枚のサムネイルを
作成し、この際、動画像データの複数枚のフレームT
1、T2、…Tnを取り出し、それらを用いて複数枚の
サムネイルを作成するか、あるいは1枚のフレームT1
を取り出し、それを用いてサイズの異なるサムネイルを
複数枚作成するサムネイル作成方法及びサムネイル表示
方法が示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−164483の公報に示されている画像データ格
納装置では、動画又は静止画を転送する場合において、
転送元において各画像の見出し画像を作成して転送先に
予め送信し、転送先で見出し画像を確認して、取得する
画像を決定して画像の送信を開始するものである。した
がって、利用者が動画を選ぶ際に、動画から作成した静
止画の見出し画像を閲覧して画像を選ぶことしかできな
かった。動画は刻々シーンが変わるとともに、後の方で
どのような画像が含まれているかわからないので、利用
者が所望の動画像を選択する際に静止画サムネイルのみ
を用いるのは、いささか情報が不足していると言わざる
を得ない。したがって、利用者が静止画サムネイルのみ
を閲覧して動画を選択するという作業は、なかなか所望
の動画を選択することができないという不具合を生じて
いた。
【0008】また、特開平11−3346号の公報に示
されている動画像ファイル管理装置は、動画を代表する
見出し画像として、静止画サムネイルを動画に貼付し
て、動画の内容確認に使用するものである。したがっ
て、上述の発明と同様に利用者は所望の動画を選択する
ことができないという不具合を生じていた。
【0009】また、特開平11−284948号の公報
に示されているサムネイル作成方法及びサムネイル表示
方法は、動画の見出し画像として動画のシーンチェンジ
を検出してそのシーンチェンジ直後の画像に対応するフ
レームからサムネイルを自動的に生成する発明であるた
め、利用者による動画像の選択が幾分容易となる。しか
し、シーンチェンジ部の検出がうまく行かない場合には
上記の各発明と同様に、利用者が所望の画像を選択する
ことができないという不具合を生じていた。
【0010】PDA(Personal Data Assistance)や携
帯電話といった通信機器を利用者が操作して、電子カメ
ラ等の他の通信機器内に記録されている複数の画像ファ
イルの内容を閲覧する場合(プルモデルを利用する場
合)には、利用者が操作する携帯型の通信機器には表示
手段の表示能力(画素数や階調)や画像データの記録容
量に制限があるため、受信した画像データを表示に適合
するように変換する処理を実施する必要があった。
【0011】また、利用者が操作する携帯型の通信機器
に設けられている近距離通信インターフェースの通信速
度は、動画を転送するにあたって決して十分な通信速度
を有していないのが一般的である。したがって、従来の
通信インターフェースでは、一覧表示のために動画像を
転送すると画像の転送に時間がかかり、使い勝手が悪い
という不具合を生じていた。また、動画は画像のフレー
ム数が多いため転送に時間がかかるが、利用者が動画の
内容を確認する場合には、やはり直接動画を閲覧して選
択するのが良い。
【0012】また、従来では、動画像を携帯端末等の通
信機器に送信する際に、送信先の通信機器が有する動画
像の再生環境(表示画像の画素数や階調、フレームレー
トなど)や、通信における情報の実効通信速度といった
システム全体の環境条件が勘案されないために、実際に
必要な画像情報量よりもはるかに過大な情報量を有する
動画像を送信するという無駄を生じていた。
【0013】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、適切な画像サイズの転送用動画サムネイル及
び静止画サムネイルを生成することが可能な画像処理装
置を提供することを目的としている。
【0014】また本発明は、動画像の取得側の携帯端末
の再生環境を取得して、取得した再生環境に適合するよ
うに変換した動画像を送信することが可能な画像処理装
置を提供することを目的としている。
【0015】また、本発明は、処理可能な動画像の画素
数等の動画サムネイル情報を画像処理装置に送信して、
当該動画サムネイル情報に基づいた動画像を画像処理装
置から素早く受信して表示することが可能な携帯端末を
提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、記録手段に記録されている動画主画像に対
して動画像の画素数若しくは階調を減少する処理を実施
した動画サムネイルを生成する動画サムネイル生成手
段、又は、前記動画像のフレーム数を減少させる処理を
実施した動画サムネイルを生成する動画サムネイル生成
手段と、前記動画主画像の代表画像に対して画素数若し
くは階調を減少する処理を実施した静止画サムネイルを
生成する静止画サムネイル生成手段と、前記動画主画像
と前記動画サムネイルと前記静止画サムネイルとを関連
付けて記録する画像記録手段とを備えたことを特徴とし
ている。
【0017】本発明によれば、動画主画像の画素数若し
くは階調を減少する処理又は動画主画像のフレーム数を
減少させる処理を実施して動画サムネイルを生成する動
画サムネイル生成手段と、動画主画像の代表画像に対し
て画素数若しくは階調を減少する処理を実施した静止画
サムネイルを生成する静止画サムネイル生成手段と、動
画主画像と動画サムネイルと静止画サムネイルとを関連
付けて記録する画像記録手段とを備えたので、携帯端末
側で処理するのに適切なサイズの動画サムネイル及び静
止画サムネイルを生成することが可能となる。
【0018】また、本発明は前記目的を達成するため
に、携帯端末等の他の通信機器から動画サムネイルの画
素数若しくは階調、又はフレームレートに関する動画サ
ムネイル情報を受信する受信手段と、前記受信手段が受
信した動画サムネイル情報に基づいて記録手段に記録さ
れている動画主画像に対して動画像の画素数若しくは階
調を減少する処理を実施した動画サムネイルを生成する
動画サムネイル生成手段、又は、前記動画像のフレーム
数を減少させる処理を実施した動画サムネイルを生成す
る動画サムネイル生成手段と、前記動画主画像と前記動
画サムネイルとを関連付けて記録する画像記録手段、又
は、前記動画主画像と前記動画サムネイルとを関連付け
て他の通信機器に送信する送信手段とを備えたことを特
徴としている。
【0019】本発明によれば、携帯端末等の他の通信機
器から動画サムネイル情報を受信する受信手段と、受信
手段が受信した動画サムネイル情報に基づいて画素数若
しくは階調を減少する処理を実施した動画サムネイルを
生成する動画サムネイル生成手段、又は、動画像のフレ
ーム数を減少させる処理を実施した動画サムネイルを生
成する動画サムネイル生成手段と、動画主画像と動画サ
ムネイルとを関連付けて記録する画像記録手段、又は、
動画主画像と動画サムネイルとを関連付けて他の通信機
器に送信する送信手段とを備えたので、動画像の取得側
の通信機器の再生環境を取得して、動画像の取得側の通
信機器の再生環境に適合した動画像を送信することが可
能となる。
【0020】また、本発明は前記目的を達成するため
に、他の通信機器から動画サムネイルの画素数若しくは
階調、又はフレームレートに関する動画サムネイル情
報、及び、静止画サムネイルの画素数若しくは階調に関
する静止画サムネイル情報を受信する受信手段と、前記
受信手段が受信した動画サムネイル情報に基づいて記録
手段に記録されている動画主画像に対して動画像の画素
数若しくは階調を減少する処理を実施した動画サムネイ
ルを生成する動画サムネイル生成手段、又は、前記動画
像のフレーム数を減少させる処理を実施した動画サムネ
イルを生成する動画サムネイル生成手段と、前記受信手
段が受信した静止画サムネイル情報に基づいて記録手段
に記録されている動画主画像の代表画像に対して画素数
若しくは階調を減少する処理を実施した静止画サムネイ
ルを生成する静止画サムネイル生成手段と、動画主画像
と動画サムネイルと静止画サムネイルとを関連付けて記
録する画像記録手段、又は、動画主画像と動画サムネイ
ルと静止画サムネイルとを関連付けて他の通信機器に送
信する送信手段とを備えたことを特徴としている。
【0021】本発明によれば、他の通信機器から動画サ
ムネイル情報及び静止画サムネイル情報を受信する受信
手段と、受信手段が受信した動画サムネイル情報に基づ
いて動画サムネイルを生成する動画サムネイル生成手段
と、受信手段が受信した静止画サムネイル情報に基づい
て記録手段に記録されている動画主画像の代表画像に対
する静止画サムネイルを生成する静止画サムネイル生成
手段と、動画主画像と動画サムネイルと静止画サムネイ
ルとを関連付けて記録する画像記録手段又は動画主画像
と動画サムネイルと静止画サムネイルとを関連付けて他
の通信機器に送信する送信手段とを備えたので、動画像
及び静止画像の取得側の通信機器の再生環境を取得し
て、動画像及び静止画像の取得側の通信機器の再生環境
に適合した動画像を送信することが可能となる。
【0022】また、本発明は前記目的を達成するため
に、動画サムネイルの画素数若しくは階調又はフレーム
レートに関する動画サムネイル情報を画像処理装置等の
他の通信機器に送信する送信手段と、動画サムネイルを
画像処理装置等の他の通信機器から受信する受信手段
と、前記動画サムネイルを動画として表示する表示手段
とを備えたことを特徴としている。
【0023】本発明によれば、動画サムネイルの画素数
若しくは階調又はフレームレートに関する動画サムネイ
ル情報を画像処理装置等に送信する送信手段と、動画サ
ムネイルを画像処理装置等から受信する受信手段と、前
記受信手段が受信した動画サムネイルを動画として表示
する表示手段とを備えたので、動画サムネイル情報に基
づいた動画像を画像処理装置等から素早く受信するとと
もに表示することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って、本発明に
係る画像処理装置並びに携帯端末の好ましい実施の形態
について詳説する。
【0025】図1は、本発明に係る画像処理装置の一形
態である電子カメラの外観斜視図である。
【0026】同図に示すように、画像処理装置の一形態
である電子カメラ10には、被写体像を撮像手段に結像
させる撮影レンズが収納されているレンズ鏡胴100
と、電子カメラ10の機能の起動及び停止を指示する電
源スイッチ105と、利用者が撮像及び音声の記録を指
示するレリーズボタン106と、電子カメラ10に備え
られている各種のモードを設定するモード切替ダイヤル
107とが設けられている。
【0027】また、電子カメラ10には、表示手段16
8に表示されている項目から所望の項目や画像を取り消
す際に操作する取消ボタン109と、所望の項目にカー
ソルを移動してその項目を選択実行する指示を入力する
実行ボタン110と、表示手段168に設定項目のメニ
ュー表示を指示するメニューボタン111と、表示手段
168に表示されているカーソルを移動させる際等に利
用する十字ボタン113とが設けられている。
【0028】また、電子カメラ10には、無線通信によ
って外部の通信機器(携帯端末等)と情報の送受信を実
施する場合に搬送波及びデータを送受信するアンテナ1
56と、有線の通信を行う際の通信ポートとなる通信コ
ネクタ162と、撮像した画像や電子カメラ10の処理
及び操作に関する情報を表示する表示手段168と、表
示用の画像信号を外部の機器に出力する出力ポートであ
る画像信号コネクタ173と、画像や音声等の情報を記
録する挿抜可能な記録媒体177とが設けられている。
【0029】なお、同図に示す例では、表示手段168
には利用者が撮像した画像が再生表示されており、併せ
て現在電子カメラ10に設定されている処理モードの情
報や、撮像時の画像の圧縮率の情報、当該画像のコマ番
号表示104が表示されている。
【0030】図2は、本発明に係る画像処理装置の一形
態である電子カメラの信号処理系ブロック図である。
【0031】撮像手段を備えた画像処理装置の一形態で
ある電子カメラ10の画像処理部には、被写体の像を受
光面に結像させて光電変換し、画像信号として出力する
撮像手段150と、画像サイズの変更、シャープネス補
正、輪郭処理、コントラスト補正等の処理をアナログ信
号に対して行う画像処理手段153と、アナログの画像
信号をデジタルの画像データに変換するA/D変換器1
54とが設けられている。
【0032】また、他の通信機器と情報の送受信を実施
する電子カメラ10の通信手段は、画像データ等の情報
を電波等の搬送波に乗せて送受信するアンテナ156
と、情報処理手段やメモリから取得した画像データその
他の情報を他の通信器機に送信又は他の通信機器から受
信するための送受信手段157(送信手段、受信手段)
と、画像データ等の情報を他の通信機器と通信ケーブル
を介して送受信する通信コネクタ162とから構成され
ている。
【0033】また、電子カメラ10には、画像データ等
の情報をJPEG−2000等に示される手法で圧縮処
理又は間引き処理を施したり圧縮した画像データ等を伸
張展開処理する圧縮伸張手段167と、表示手段168
に表示する各種の文字やメッセージのデータ等を画像と
ともにオンスクリーンディスプレイするOSD169
と、表示用の画像データを一時的に記憶しておくフレー
ムメモリ171と、デジタルの画像データを表示用のコ
ンポジット信号等に変換するD/A変換器172と、外
部の表示用機器に表示用の信号を出力する画像信号用の
コネクタ173(図2には図示せず)とが設けられてい
る。
【0034】また、電子カメラ10には、電源スイッチ
105やレリーズボタン106、モード切替ダイヤル1
07、取消ボタン109、実行ボタン110、メニュー
ボタン111、十字ボタン113等から構成される入力
手段174と、入力手段174を介して入力された入力
情報及びLED等の表示用の情報を入出力するI/O1
75と、記録媒体177を着脱可能に装着する記録媒体
装着部178と、記録媒体177に対して画像データ等
の情報を記録したり読み出したりする記録媒体インター
フェース179とが設けられている。なお、記録媒体1
77は、メモリーカード等の半導体や、MO等に代表さ
れる磁気記録式、光記録式等に代表される着脱可能な記
録媒体である。
【0035】また、電子カメラ10には、電子カメラ1
0全体の制御を行うとともに画像データのサンプリング
タイミング制御、画像データの記録制御、通信制御、画
像及び音声の記録に関する制御、表示制御、画像処理制
御等の制御を行う情報処理手段180(動画サムネイル
生成手段、静止画サムネイル生成手段、画像記録手段)
と、情報の書き換えが可能であるとともに記憶した調整
用の各種定数等の情報を電源遮断後も記憶し続けること
が可能な不揮発性メモリ182と、電子カメラ10の機
種名、製造番号等の固有の識別情報、動作プログラム、
各定数、表示に関する情報等が記憶されているROM1
83と、プログラム実行時の作業領域となる高速読み書
き可能な記録手段であるRAM184とが設けられてい
る。
【0036】また、電子カメラ10には、時を刻むカレ
ンダ時計190と、情報処理手段180の指示に基づい
て時間を計数するタイマ190Aと、撮像時に被写体に
光を発光して光量不足を補う発光手段193と、該発光
手段193の発光タイミングや発光する光量の調節を行
う発光制御手段194とが設けられている。
【0037】同図に示すように電子カメラ10の情報処
理手段180とその周辺の各回路はバス199で接続さ
れており、互いに情報の伝達を高速で行うことが可能で
あるとともに、情報処理手段180が実行する処理プロ
グラムに基づいて周辺の各回路を制御することが可能と
なっている。
【0038】情報処理手段180は、タイマ190Aに
対して時間を設定することによって、通信のタイムアウ
トの監視や、静止画サムネイル等の情報の送受信に必要
な転送レート又は転送時間の測定を行うことが可能とな
っている。
【0039】情報処理手段180(動画サムネイル生成
手段)は、記録媒体177又はRAM184等の記録手
段に記録されている動画主画像又は撮像した動画像に対
して、動画像の画素数若しくは階調を減少する処理を実
施した動画サムネイルを生成することが可能となってい
る。また、情報処理手段180(動画サムネイル生成手
段)は、動画像のフレーム数を減少させる処理を実施し
た動画サムネイルを生成することが可能となっている。
【0040】また情報処理手段180(静止画サムネイ
ル生成手段)は、動画主画像の最初のコマ又はシーンチ
ェンジ後の最初のコマ等の代表画像に対して、画素数若
しくは階調を減少する処理を実施した静止画サムネイル
を生成することが可能となっている。
【0041】また情報処理手段180(画像記録手段)
は、動画主画像と生成した動画サムネイル及び静止画サ
ムネイルとを関連付けて記録媒体177に記録すること
が可能となっている。また情報処理手段180は、送受
信手段157(送信手段)に対して動画主画像と前記動
画サムネイルとを関連付けて携帯端末等の他の通信機器
に送信する指示を出力することが可能となっている。
【0042】また、送受信手段157(受信手段)は、
携帯端末等の他の通信機器から動画サムネイルの画素数
若しくは階調、又はフレームレートに関する動画サムネ
イル情報を受信することが可能となっている。また、送
受信手段157(受信手段)は、携帯端末等の他の通信
機器から静止画サムネイルの画素数若しくは階調に関す
る静止画サムネイル情報を受信することが可能となって
いる。
【0043】また、情報処理手段180(動画サムネイ
ル生成手段)は、前記受信した動画サムネイル情報に基
づいて、記録媒体177又はRAM184等の記録手段
に記録されている動画主画像に対して動画像の画素数若
しくは階調を減少する処理を実施した動画サムネイルを
生成することが可能となっている。また情報処理手段1
80は、前記受信した動画サムネイル情報に基づいて動
画像のフレーム数を減少させる処理を実施した動画サム
ネイルを生成することが可能となっている。また情報処
理手段180(静止画サムネイル生成手段)は、前記受
信した静止画サムネイル情報に基づいて記録媒体177
又はRAM184等の記録手段に記録されている動画主
画像の代表画像に対して、画素数若しくは階調を減少す
る処理を実施した静止画サムネイルを生成することが可
能となっている。
【0044】図3は、モード切替ダイヤル107に設け
られている各種設定モードの表示を示す図である。
【0045】同図によれば、モード切替ダイヤル107
には、近傍に存在するパソコンや携帯端末等の他の通信
機器と無線通信を実施する通信モード(図3には、Wi
relessと記載)と、記録されている画像の再生を
実施する再生モード(図3には、Playと記載)と、
静止画撮影を実施する静止画撮影モード(図3には、C
amと記載)と、動画撮影を実施する動画撮影モード
(図3には、Movと記載)と、日付、撮影モード、撮
影画素数、電源のオートオフ時間の設定、警告音の音量
等を設定するセットアップモード(図3にはSetup
と記載)とが記載されている。利用者がモード切替ダイ
ヤル107を操作することによって、電子カメラ10の
処理モードを所定のモードに設定することが可能となっ
ている。
【0046】上記のとおり構成された電子カメラ10の
撮像処理について説明する。
【0047】撮像する被写体像は、撮像レンズによって
撮像手段150の受光面に結像され、結像した被写体像
は光電変換されて画像処理手段153に出力される。画
像処理手段153では、この画像信号に対して相関二重
サンプリングや増幅、ノイズの低減処理等の画像処理を
実施し、A/D変換器154に出力してデジタルデータ
に変換する。
【0048】該デジタルデータに変換した画像データ
は、情報処理手段180の指令により画像のホワイトバ
ランスやガンマ補正、YC変換、ズーム処理、画素数変
換処理等の画像処理が施された後に、一時期RAM18
4に記憶される。
【0049】情報処理手段180は、表示用の画像デー
タをフレームメモリ171に転送する。フレームメモリ
171に記憶された画像データは、逐次D/A変換器1
72に伝達され、OSD169から発生されるキャラク
タ等の情報とともに表示手段168に表示される。
【0050】利用者が、入力手段174に設けられてい
る撮像指示のためのレリーズボタン106を押すと、情
報処理手段180は被写体を撮像するモードに入る。静
止画像を撮像する場合には、一般には2段式のレリーズ
ボタン106を用いて、1段目をAEやAFの調節等の
撮像の準備に使用し、2段目を実際の撮像の指示に使用
する。また、動画像を撮像する場合には、レリーズボタ
ン106を押している間だけ動画像の撮像を実施するよ
うにしてもよいし、レリーズボタン106をダブルアク
ションにしておき、レリーズボタン106の押下する毎
に撮像開始/撮像停止を指示するようにしてもよい。
【0051】画像を記録媒体177に記録する場合に
は、情報処理手段180がRAM184に記憶されてい
る画像を逐次読み出して、画像のホワイトバランスやガ
ンマ補正、YC変換、ズーム処理、画素数変換処理等の
画像処理を施した後に、圧縮伸張手段167に転送し
て、画像の圧縮処理を実施する。情報処理手段180
は、その圧縮処理した画像データと、その画像を撮像し
た際の撮像条件等の付属情報とを関連付けて、一つの画
像ファイルを生成して、再び一時期RAM184のFI
LE用ワーク領域に一時記憶する。その後画像ファイル
は、記録用の画像データに変換される。
【0052】画像ファイルを記録媒体177に記録する
場合には、該画像ファイルは記録媒体インターフェース
179に対して出力される。そして記録媒体インターフ
ェース179は、取得した画像ファイルを記録媒体装着
部178を介して順次記録媒体177に記録する処理を
行う。なお、このとき情報処理手段180が静止画サム
ネイル及び動画サムネイルを生成して、主画像と関連付
けて記録媒体177に記録する処理を実施してもよい。
【0053】また、画像ファイルを送受信手段157を
介して他の通信器機に出力する場合には、情報処理手段
180は前記生成した画像ファイルを、送受信手段15
7に出力する処理を行う。前記画像ファイルを取得した
送受信手段157は、通信コネクタ162を介してパソ
コンや携帯端末等の他の通信器機と通信接続を開始し
て、画像ファイルを送信する処理を行う。
【0054】なお、上記の説明では本発明に係る画像処
理装置を撮像手段を備えた電子カメラとした実施の形態
で説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、画像処理装置が画像を外部の機器から取得して画像
処理及び画像の記録を実施するパソコンであっても、本
発明の目的を達成することが可能である。
【0055】図4に、記録媒体177等の記録手段に記
録される画像ファイルとそのディレクトリをツリー表示
した説明図を示す。
【0056】同図に示すように、記録媒体177の情報
記録領域にはルートディレクトリ「Root」が設けら
れており、そのルートディレクトリには利用者が生成し
た「001Vacation」のディレクトリと、「0
02Birthday」のディレクトリとが設けられて
いる。
【0057】「001Vacation」のディレクト
リには、「DSCF0001.JPG」等の静止画像の
画像ファイル群と、「DSCF0004.AVI」等の
動画像の画像ファイル群が記録されている。
【0058】また、「002Birthday」のディ
レクトリには、「DSCF0001.JPG」等の静止
画像のファイル群と、「DSCF0002.AVI」等
の動画像のファイル群が記録されている。
【0059】上記の実施例では、ファイル名の末尾
に「.JPG」や「.AVI」等の拡張子を付与して、
そのファイルが静止画像のファイルであるか又は動画像
のファイルであるかを識別可能にしている。また同図に
示すように、3桁のディレクトリ番号(001又は00
2等)と4桁のファイル番号(0001、0002等)
とからなる7桁のコマ番号を作成することによって、画
像ファイルを特定することが可能となるとともに画像フ
ァイルを管理することが可能となっている。なおファイ
ル名は、特に利用者が指定しない限り、動画像、静止画
像共に連番で発番したファイル名が自動で付与される。
【0060】図5に、静止画像が記録されている画像フ
ァイルの構造を示す。
【0061】同図に示すように、画像ファイルには、静
止画主画像に関する付属情報が記載されている部分と、
静止画主画像の静止画サムネイル(160×120の画
素の縮小画像)が記録されている部分と、静止画主画像
が記録されている部分とが設けられている。なお、静止
画主画像は、例えば1280×960の画素数のJPE
G圧縮画像データである。一方前記静止画サムネイル
は、例えば160×120の画素数のJPEG圧縮画像
データであり、静止画主画像のデータを空間的に縮小し
たものである。
【0062】図6に、動画像が記録されている画像ファ
イルの構造を示す。
【0063】同図に示すように、画像ファイルには、当
該動画像に関する付属情報が記載されている部分と、当
該動画像の代表画の静止画サムネイル(160×120
の画素サイズ)が記録されている部分と、当該動画像が
記録されている部分(640×480画素の静止画が複
数フレーム記録されている部分)と、動画サムネイルが
記録されている部分(動画主画像を160×120の画
素サイズ等に縮小した動画像であって、フレーム数は動
画主画像よりも少なくてもよい)とが設けられている。
なお、サムネイルの画素数は上記の160×120のサ
イズに限定されるものではなく、携帯端末30側の表示
能力に合わせて100×100の画素数等に変換して記
録するようにしてもよい。
【0064】画像ファイルの付属情報の記録部分には、
前記静止画像の画像ファイルの付属情報部分に記録され
ている情報と同様な撮影情報の他に、画素数、フレーム
レート、総フレーム数等の動画像特有の情報も記録され
ている。
【0065】上述の通り、静止画サムネイル及び動画サ
ムネイルは160×120の画素数のJPEG圧縮デー
タであるので、両者のサムネイルを共通で取り扱うこと
が可能となる。また、動画像ファイルの静止画サムネイ
ルは、動画主画像の代表画像の内容を代表するフレーム
を空間的に縮小したものである。電子スチルカメラの場
合、一般に一度に記録可能な動画撮影時間はさほど長く
ないので、先頭フレームやシーンチェンジ部を代表フレ
ームとして動画像の静止画サムネイルを作成することが
可能である。
【0066】図7に、本発明に係る携帯端末の外観図を
示す。
【0067】同図に示すように、携帯端末30には、画
像その他の各種の情報を表示するとともに利用者が情報
を入力するタッチパネルから構成されている表示手段3
68と、電源スイッチ305と、当該携帯端末30が動
作状態であることを利用者に通知する電源のパイロット
ランプが設けられている。
【0068】利用者は、表示手段368に表示されてい
るアイコンボタンやメニューを付属のタッチペンで指示
(タップ)したり、表示手段368の文字入力エリアに
割り当てられている文字入力認識手段を利用して、コマ
ンドや文字の入力を実施することが可能となっている。
【0069】図8に、本発明に係る携帯端末30の信号
処理系ブロック図を示す。
【0070】同図に示すように、携帯端末30の情報送
受信部には、電子カメラ10等の通信機器と近距離の無
線通信を実施するアンテナ356と、情報を無線により
送受信するために所定の形式にデータを変換する送受信
手段357(送信手段、受信手段)とが設けられてい
る。
【0071】また、携帯端末30には、画像や文字等の
情報を表示する表示手段368と、表示用の画像データ
を一時的に記憶しておくフレームメモリ371と、フレ
ームメモリ371に記録されている表示用の画像データ
を読み出して表示手段368が表示するのに適した表示
用の画像信号に変換して出力する表示制御手段372
と、表示手段368に表示されているアイコン等を利用
者が指定したことを示す情報や、利用者が入力した文字
情報を読み取るタッチパネル369と、タッチパネル3
69を介して利用者が入力した情報を情報処理手段38
0に対して出力するタッチパネル制御手段370とが設
けられている。
【0072】また、携帯端末30には、利用者が電源ス
イッチ305等の入力手段374を介して入力した各種
情報を読み取って後述する情報処理手段380に伝達し
たり、情報処理手段380から取得した指示に基づいて
電源のパイロットランプ(LED)等の通知手段に表示
指令を出力するI/O375とが設けられている。
【0073】また、携帯端末30には、記録媒体377
を着脱可能に装着する記録媒体装着部378と、記録媒
体377に対して画像データ等の情報を記録したり読み
出したりする記録媒体インターフェース379とが設け
られている。なお、記録媒体377は、前記記録媒体1
77と同様の着脱可能な記録媒体である。
【0074】また、携帯端末30には、携帯端末30の
全体の制御を行う情報処理手段(CPU)380と、情
報処理手段380を動作させるプログラムや各種定数が
記録されているROMや情報処理手段380が処理を実
行する際の作業領域となる記録手段であるRAMとから
構成されるメモリ381と、携帯端末30の処理に関す
る各種定数や電子カメラ10と情報の送受信を実施する
際に用いる接続情報等の情報を記録する不揮発性メモリ
382と、時刻を刻むカレンダ時計390と、時刻を計
数するタイマ390Aと、当該携帯端末30を動作させ
る電力を供給するバッテリ391A及び電源391とが
設けられている。
【0075】同図に示すように携帯端末30内の情報処
理手段380と、I/O375、メモリ381、カレン
ダ時計390等を含む各周辺回路はバス399で接続さ
れており、情報処理手段380は各々の周辺回路を制御
することが可能であるとともに、情報処理手段380が
実行する処理プログラムに基づいて周辺の各回路を制御
することが可能となっている。
【0076】近距離用の無線通信手段は、電波、超音
波、赤外線等の光を搬送波に用いた通信手段である。電
波を用いる場合には、無線LAN(ローカルエリアネッ
トワーク)やBluetooth等の無線通信の仕様に
基づいてもよい。
【0077】なお、上記の説明では携帯端末30につい
て説明したが、記録手段、通信手段等を備えた通信機器
であれば、携帯電話や電子手帳等の通信端末であっても
よい。
【0078】送受信手段357(送信手段)は、動画サ
ムネイルの画素数若しくは階調又はフレームレートに関
する動画サムネイル情報を他の通信機器に送信すること
が可能となっている。また、送受信手段357(受信手
段)は、静止画主画像や動画主画像、動画サムネイル及
び静止画サムネイルを他の通信機器から受信することが
可能となっている。
【0079】また表示手段368は、前記送受信手段3
57が他の通信機器から受信した静止画主画像や動画主
画像、動画サムネイル及び静止画サムネイルを表示する
ことが可能となっている。
【0080】また携帯端末30では、送受信手段357
を介して電子カメラ10から画像ファイルを受信して、
当該受信した画像ファイルに記録されている静止画像や
動画像を読み出して伸張処理を実施して、表示手段36
8に表示することが可能となっている。一般に携帯端末
30は、電子カメラ10とは異なって画像を扱う専門の
機器ではないので、ハードウェアによる画像の解凍処理
回路や画像処理回路を備えていない。したがって、情報
処理手段380が実施するソフトウェア処理に基づいて
画像処理を実施しているので、画像の再生処理速度は低
いものとなっている。特に画像処理の負荷が重い動画像
の再生処理では、画素数やフレームレート、階調その他
の面で再生対応可能な画像処理に制限が生じることとな
る。
【0081】例えば、携帯端末30にて無線通信インタ
ーフェースを介して受信した動画像(送受信手段357
を介して受信した動画像)のストリーム画像データのリ
アルタイムの再生能力として、160×120の画素数
8ビットの階調で最大20fps(毎秒20フレーム)
までという制限がある場合などである。携帯端末30が
受信した動画像データを再生する場合には、再生時に一
端前処理を行い、解凍処理を行ったうえで自機種の再生
画素数に合わせておいてから、再生表示を開始する。
【0082】図9及び図10は、電子カメラ10と携帯
端末30間で実施する通信処理のフローを示した図であ
る。
【0083】同図に示すように、S10「無線通信モー
ド」では、利用者が電子カメラ10に設けられているモ
ード切替ダイヤル107を操作して「Wireles
s」のモードに設定する。すると、電子カメラ10の処
理モードは、無線通信の待機モード(ステップS10)
に設定される。
【0084】一方、携帯端末30の方も無線通信を実施
する無線通信モードに設定する。すると、情報処理手段
380が実施する処理はステップS30「無線通信モー
ド」(以降S30のように省略して記載する)に分岐し
てきて、携帯端末の処理モードを無線通信モードに設定
する。
【0085】携帯端末30が無線通信モードに設定され
ると、処理は次のS32「接続機器選択(カメラを選
択)」に進み、携帯端末30の表示手段368には図1
2に示す無線通信接続先機器の選択表示がなされる。
【0086】図12に、携帯端末30の表示手段368
に表示される無線通信接続先機器の選択表示の説明図を
示す。
【0087】同図に示すように、表示手段368には、
現在の表示が無線通信接続先機器の選択表示であること
を利用者に通知する表題「Wireless Communication」
と、現在携帯端末30の近傍に存在していて無線通信の
接続が可能な複数の通信機器のメニュー表示「Portable
Phone」と、「Digital Camera」と、「Portable Audio
Player 」とが表示されている。なお、更に複数の無線
通信可能な通信機器が存在する場合には、利用者が上ス
クロール用の△ボタンや▽ボタンのアイコンを指定する
(スタイラス若しくはタッチペン等でタップする)こと
によって、現在表示されていない他の通信機器をスクロ
ール表示することが可能となっている。
【0088】利用者が無線通信を実施する所望の通信機
器を選択(同図に示す例では△ボタン及び▽ボタンをタ
ップしてスクロールし、縁取られている真中の段にある
「Digital Camera」が選択される)してから「接続」の
アイコンをタップすると、電子カメラ10のMACアド
レスに対して無線通信の接続及び確立処理が開始され
る。なお、電子カメラ10のMACアドレスは、予め携
帯端末30の不揮発性メモリ382に記録しておく。
【0089】携帯端末30が発した接続要求の情報を電
子カメラ10が受信すると、電子カメラ10の情報処理
手段180は、受信した接続要求の情報に基づいて携帯
端末30と無線通信を確立する処理を開始する。電子カ
メラ10と携帯端末30の間での通信接続が確立される
と、情報処理手段180は携帯端末30に対して接続完
了の情報を出力する。
【0090】前記接続完了の情報を受信した携帯端末3
0は、画像のリストを要求する旨の画像リスト要求指示
を電子カメラ10に送信する。
【0091】電子カメラ10が前記画像リストの要求指
示を携帯端末30から取得すると、情報処理手段180
が実施する処理はS12「画像リスト再生」に進み、記
録媒体177の複数のディレクトリに記録されている複
数の画像ファイルの中の付属情報を読み出して、図15
に示す画像リストを作成して携帯端末30に送信する処
理を行う。
【0092】図15に、記録媒体177に記録されてい
る複数の画像ファイルの画像リストの作成例を示す。
【0093】同図に示す画像リストの最初の列に記載さ
れている「S」及び「M」の情報は、それぞれの画像フ
ァイルに記録されている主画像が、静止画(Stil
l)であるか、又は動画(Movie)であるかを示す
情報である。次の列に記載されている「001−000
1」等の情報は画像ファイルを特定するコマ番号を表し
ている。
【0094】また、次の列の「JPG」及び「AVI」
は、記録されている画像ファイルが静止画の画像ファイ
ルであるか、又は動画の画像ファイルであるかを示すフ
ァイル種別情報である。なお、扱うことが可能な画像の
圧縮形式は、上記「JPG」や「AVI」の拡張子を有
する圧縮形式に限定されるものではなく、他のいかなる
圧縮形式であってもよい。そして次の列には、画像ファ
イルに記録されている画像の横縦の画素数が記録されて
おり、以降動画のフレームレート、当該画像ファイルの
ファイルサイズ、撮影年月日及び時刻などの情報が記載
されている。
【0095】電子カメラ10が作成した画像リストを携
帯端末30が取得すると、情報処理手段380は、画像
リストに記載されている各画像の静止画サムネイルの送
信要求指示を、送受信手段357を介して電子カメラ1
0に送信する。この静止画サムネイル要求は、例えば画
像リストに記載されている先頭の画像ファイルから順に
送信する。なお、このとき当該携帯端末30で処理可能
な画素数、階調その他の情報を含む静止画のサムネイル
要求を電子カメラ10に対して送信してもよい。
【0096】前記静止画サムネイル要求を受信した電子
カメラ10の情報処理手段180は、S14「静止画サ
ムネイル抽出(001−0001)」にて、取得した静
止画サムネイル要求に該当する画像ファイルの静止画サ
ムネイルを読み出して、送受信手段157を介して携帯
端末30に送信する処理を行う。携帯端末30に対して
送信する静止画サムネイルのデータは、複数のパケット
に分割してから携帯端末30に送信されるが、このとき
電子カメラ10の情報処理手段180は、合計の転送時
間T(秒)をタイマ190Aを用いて計測する。そし
て、計測した合計の転送時間T(秒)と、送信した静止
画サムネイルの画像データのサイズS(KB)から、無
線通信インターフェースの実効転送レートR(KB/
S)=S/Tを計算するようにしてもよい。
【0097】以降携帯端末30が出力した静止画サムネ
イルの送信要求に対して、電子カメラ10がS16「静
止画サムネイル抽出(001−0002)」等の処理を
繰り返して実施する。
【0098】なお、上記の説明では、通信接続後に静止
画サムネイルを一括して予め電子カメラ10から携帯端
末30に送信する実施例で示してあるが、一括して送信
せずに、携帯端末30の表示手段368に表示される静
止画サムネイルのみを、表示のスクロールに応じて順次
送信するようにしてもよい。
【0099】携帯端末30が画像リストに記載されてい
る全画像のサムネイルの取得を完了すると、携帯端末3
0の情報処理手段380が実施する処理はS34「静止
画サムネイル表示 画像セレクト」に進む。
【0100】S34で情報処理手段380は、表示手段
368に図13に示す静止画サムネイルの一覧表示を行
って、利用者に通知する。
【0101】図13は、携帯端末30の表示手段368
に表示される静止画サムネイルの一覧表示例を示す図で
ある。
【0102】同図に示すように、表示手段368には、
電子カメラ10の記録媒体177に記録されている複数
の静止画及び動画の一覧表示として、複数の静止画サム
ネイルが表示されている。なお、動画像が記録されてい
る画像ファイルの静止画サムネイルと、静止画像が記録
されている画像ファイルの静止画サムネイルとを同じ画
素数又は画像サイズとすることによって、動画像と静止
画像とで別々のサムネイル表示欄を設けずに、一律に表
示することが可能となる。
【0103】また、サムネイルの右側には、当該サムネ
イルの画像ファイルを特定するコマ番号と、画像ファイ
ルに記録されている画像が動画像であるか静止画像であ
るかを識別する「スチル」、「ムービー」の表示と、当
該画像の撮影年月日と、当該画像ファイルのファイルサ
イズなどの情報が表示されている。
【0104】また表示手段368には、表示されている
静止画サムネイルを上スクロール又は下スクロールする
ことによって、他の静止画サムネイルを表示する指示を
入力する△ボタンや▽ボタンのアイコンと、所望の画像
が無い場合に電子カメラ10との通信を切断する指示を
入力する「切断」アイコンとが表示されている。
【0105】また、表示手段368には、縁取られてい
る真中の段にある静止画サムネイルを選択して、当該静
止画サムネイルの主画像を電子カメラ10から取得する
ことを指示する「GET」ボタンと、縁取られている真
中の段にある動画像の静止画サムネイルを選択すること
によって当該動画像ファイルに記録されている動画サム
ネイルを電子カメラ10から取得することを指示する
「確認」アイコンとが表示されている。
【0106】なお、静止画像ファイルの静止画サムネイ
ルが選択されている場合には、対象となる静止画像ファ
イルには動画サムネイルは存在しないので、「確認」ア
イコンが無効であることを示す「グレーアウト表示」を
することによって、利用者にその旨を通知するようにし
ている(図13には図示せず)。
【0107】利用者が、静止画サムネイルの一覧表示を
閲覧しながら上下アイコンをタップして静止画サムネイ
ルをスクロールし、縁取られている真中の段にある静止
画サムネイルを選択する場合について説明する。
【0108】例えば利用者が、静止画サムネイル(例え
ば001−0004)を選択して、「確認」のアイコン
をタップすると、携帯端末30の情報処理手段380が
実施する処理はS36「セレクトした画像(001−0
0004)を確認」に進む。S36で情報処理手段38
0は、動画像のコマ番号と、当該携帯端末30で処理可
能な画素数、階調、フレームレートその他の情報を含む
動画のサムネイル要求を電子カメラ10に対して送信す
る。
【0109】電子カメラ10が、前記動画のサムネイル
情報を受信すると、情報処理手段180が実施する処理
は、S20「動画サムネイル仕様(フレームレート)決
定」に進み、以下に示すようにして作成する動画サムネ
イルの仕様を決定する処理を行う。
【0110】図11は、電子カメラ10における動画サ
ムネイルの仕様を決定するアルゴリズムのフローチャー
トである。
【0111】電子カメラ10と携帯端末30とが無線に
よる通信を確立すると、情報処理手段180が実施する
処理はS100「スタート」からS102「実効転送レ
ートを取得(R)」に進む。
【0112】S102で情報処理手段180は、S14
以降で実際に送信した静止画サムネイルの実効転送レー
ト(R)を取得する処理を行う。
【0113】次のS104「PDAが要求する動画サム
ネイル画素数を取得」で情報処理手段180は、利用者
が携帯端末30(PDA)を操作して選択した閲覧を希
望する動画像の動画サムネイルの画素数を携帯端末30
から取得する処理を行う。
【0114】動画サムネイルを生成する際の画素数は、
携帯端末30から送信されてくる動画サムネイルの要求
情報に、動画像のコマ番号と一緒に携帯端末30で再生
可能な仕様(画素数とフレームレート)が指定されてい
る場合には、電子カメラ10の情報処理手段180は、
携帯端末30から受信した画素数の仕様に基づいて動画
サムネイルを生成する処理を行う。
【0115】次のS106「動画サムネイル画素数に対
する動画サムネイルの1フレームデータサイズを算出
(FS)」で情報処理手段180は、携帯端末30から
指定された画素数に基づいて、1フレーム当たりのデー
タ量(データサイズ)を算出する処理を行う。例えばこ
こでは、画像ファイルに記録されている動画主画像の先
頭フレームを、指定された画素数に実際に圧縮する処理
を行って、1フレーム当たりのデータ量を算出するよう
にしてもよい。
【0116】次のS108「最大フレームレートを算出
FRmax =R/FS」にて情報処理手段180は、S
106で算出した動画1フレーム当たりのデータ量と、
上記S102で算出した通信インターフェースの実効転
送レートから、実際に送信可能な動画サムネイルのフレ
ームレート(FRmax )を計算する。
【0117】次のS110「PDAが要求するフレーム
レートを取得(FR1、FR2、…、FRn )」にて、
携帯端末30が要求するフレームレートを取得する処理
を行う。
【0118】次のS112「FR1、FR2、…、FR
n の中から、FRmax を超えない最大の値を動画サムネ
イルのフレームレートFRとする」で情報処理手段18
0は、携帯端末30から提示さたフレームレートを超え
ない値であって、実際に送信可能な動画サムネイルのフ
レームレートを超えない最大のフレームレートを選択し
て、その最大のフレームレートを採用する処理を行っ
て、S114「終了」に進む。以上のようにして電子カ
メラ10の情報処理手段180は、許容される範囲内で
なるべく自然に見える最大の動画サムネイルのフレーム
レートを決定することが可能となっている。
【0119】図10に示すS22「動画サムネイル生
成」では、S20にて決定した画素数及びフレームレー
トから実際に動画サムネイルを生成する処理を行う。具
体的には、まず時間方向にフレームを間引き、次に間引
いた各フレームをリサイズして(縮小して)画像を再圧
縮する。
【0120】こうして作成された動画サムネイルは、例
えば実際のフレームレートに合わせて実時間で携帯端末
30に対してにアイソクロノス転送する。情報処理手段
380はS38にて、受信した動画サムネイルの各フレ
ームを表示手段368(図13参照)の静止画サムネイ
ルの領域に刻々表示する。
【0121】なお、前記表示手段368に表示する動画
サムネイルは、電子カメラ10側において一括して生成
し、1つの画像ファイルとして携帯端末30に対して送
信するようにしてもよい。その画像ファイルを受信した
携帯端末30側では、画像ファイルから動画サムネイル
を読み出して解凍処理を実施し、所定のフレームレート
で動画サムネイルを表示手段368に再生表示する処理
を行う。
【0122】ここで利用者は、表示されている動画サム
ネイルの中身を確認して、当該画像が閲覧を所望するタ
ーゲット画像をであることを確認した場合には、表示手
段368に表示されている「GET」アイコンを選択す
る。すると情報処理手段380が実施する処理は、S4
0「セレクトした画像(001−0004)をGET」
に進む。
【0123】S40にて情報処理手段380は、「GE
T」アイコンが選択されたことを受けて、コマ番号00
1−0004の動画主画像の送信要求(画像ファイル要
求)を電子カメラ10に対して送信する。
【0124】電子カメラ10が前記画像ファイル要求を
受信すると、情報処理手段180が実施する処理は、S
24「画像ファイル読み出し(001−0004)」の
処理に進み、記録媒体177に記録されている001−
0004のコマ番号の画像ファイルを読み出す処理を行
う。そして、情報処理手段180は、送受信手段157
を介して、該読み出した001−0004の画像ファイ
ルを携帯端末30に対してパケット送信する処理を行
う。なお、このとき電子カメラ10は、携帯端末30の
表示手段368の表示能力に合わせて動画主画像の解像
度やフレームレートを変換してから送信するようにして
もよい。
【0125】前記画像ファイル001−0004を携帯
端末30が受信すると、情報処理手段380が実施する
処理は、S42「取得画像表示」に進み、受信した画像
ファイルに含まれている動画主画像を読み出して、解凍
処理等の画像処理を実施した後に、表示手段368に表
示する処理を行う。
【0126】図14に、表示手段368に動画像が表示
されている表示例を示す。
【0127】電子カメラ10から受信した動画主画像の
データは、図14に示すように表示手段368に高画素
表示される。このようにして利用者は携帯端末30を操
作して、電子カメラ10に記録されている所望の画像を
選択して閲覧することが可能となる。また、利用者が表
示されている動画像の閲覧を中止する場合には、例えば
表示手段368に表示されている「切断」アイコンをタ
ップして(選択して)通信接続を切断する指示を入力す
る。
【0128】また、引き続き他の画像を取得して表示を
希望する場合には、利用者は「戻る」アイコンをタップ
する。すると表示手段368の表示は図13に示した静
止画サムネイルの一覧表示に戻るので、再び他の所望の
画像を選択して同様な操作を繰り返すことが可能であ
る。
【0129】なお、電子カメラ10に記録されている画
像ファイルに、画像とともに音声が付帯して記録されて
いる場合には、動画サムネイルと共にデータ量を少なく
圧縮処理した音声データ(サンプリング周波数を落とし
た音声データ等)を貼付するようにしてもよい。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る画像処
理装置によれば、動画主画像の画素数、階調、フレーム
数を減少させる動画サムネイル生成手段と、動画主画像
の代表画像に対して画素数若しくは階調を減少する処理
を実施する静止画サムネイル生成手段と、動画主画像と
動画サムネイルと静止画サムネイルとを関連付けて記録
する画像記録手段とを備えたので、携帯端末側で処理す
るのに適切なサイズの動画サムネイル及び静止画サムネ
イルを生成することが可能となる。
【0131】また、他の発明の形態によれば、携帯端末
等から動画サムネイル情報を受信する受信手段と、受信
手段が受信した動画サムネイル情報に基づいて画素数、
階調、フレーム数を減少させる処理を実施する動画サム
ネイル生成手段と、動画主画像と動画サムネイルとを関
連付けて記録する画像記録手段又は動画主画像と動画サ
ムネイルとを関連付けて他の通信機器に送信する送信手
段とを備えたので、動画像の取得側の通信機器の再生環
境を取得して、動画像の取得側の通信機器の再生環境に
適合した動画像を送信することが可能となる。
【0132】また、他の発明の形態によれば、他の通信
機器から動画サムネイルの画素数、階調、フレームレー
トに関する動画サムネイル情報、及び、静止画サムネイ
ルの画素数、階調に関する静止画サムネイル情報を受信
する受信手段と、前記受信した動画サムネイル情報に基
づいて動画主画像に対して動画像の画素数、階調、フレ
ーム数を減少させる処理を実施する動画サムネイル生成
手段と、前記受信した静止画サムネイル情報に基づいて
動画主画像の代表画像に対して画素数若しくは階調を減
少する処理を実施する静止画サムネイル生成手段と、動
画主画像と動画サムネイルと静止画サムネイルとを関連
付けて記録する画像記録手段、又は、動画主画像と動画
サムネイルと静止画サムネイルとを関連付けて他の通信
機器に送信する送信手段とを備えたので、動画像及び静
止画像の取得側の通信機器の再生環境を取得して、動画
像及び静止画像の取得側の通信機器の再生環境に適合し
た動画像を送信することが可能となる。
【0133】また、他の発明の形態によれば、動画サム
ネイルの画素数若しくは階調又はフレームレートに関す
る動画サムネイル情報を画像処理装置等に送信する送信
手段と、動画サムネイルを画像処理装置等から受信する
受信手段と、前記受信手段が受信した動画サムネイルを
動画として表示する表示手段とを備えたので、動画サム
ネイル情報に基づいた動画像を画像処理装置等から素早
く受信するとともに表示することが可能となる。
【0134】本発明によれば利用者は、静止画サムネイ
ル、若しくは動画サムネイルを携帯端末側で閲覧するこ
とによって、電子カメラの記録手段等に記録されている
動画像を確認することが可能となる。また、画像データ
量の大きい動画サムネイルの取得は閲覧の必要性に応じ
て行われるために、利用者の不要な待ち時間を少なくす
ることが可能となり、快適な画像の閲覧操作を実施する
ことが可能となる。
【0135】また本発明によれば、動画像を確認するた
めの動画サムネイルは、画像取得側の携帯端末の画像処
理能力や通信インターフェースの実効通信速度等により
最適なサイズに調整されるので、利用者の待ち時間が最
小化されるとともに、見苦しいコマ落ちが発生すること
なく確実に動画サムネイルの表示を行うことが可能とな
る。
【0136】また本発明によれば、動画像のプルモデル
において、画像を取得する側で利用者は、動画像の内容
確認を高速かつ確実に実施することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置の一形態である電子
カメラの外観斜視図
【図2】本発明に係る画像処理装置の信号処理系ブロッ
ク図
【図3】モード切替ダイヤルに設けられている各種設定
モードの表示例を示す図
【図4】画像ファイルとそのディレクトリをツリー表示
した説明図
【図5】静止画像が記録されている画像ファイルの構造
を示す図
【図6】動画像が記録されている画像ファイルの構造を
示す図
【図7】本発明に係る携帯端末の外観図
【図8】本発明に係る携帯端末の信号処理系ブロック図
【図9】電子カメラと携帯端末との間で実施する通信処
理の流れを示した図
【図10】電子カメラと携帯端末との間で実施する通信
処理の流れを示した図
【図11】電子カメラにおける動画サムネイルの仕様を
決定するアルゴリズムのフローチャート
【図12】携帯端末の表示手段に表示される無線通信接
続先機器の選択表示の説明図
【図13】携帯端末の表示手段に表示される静止画サム
ネイルの一覧表示例
【図14】表示手段に動画像が表示されている例を示す
【図15】記録媒体に記録されている複数の画像ファイ
ルの画像リスト作成例
【符号の説明】
10…電子カメラ、30…携帯端末、100…レンズ鏡
胴、106…レリーズボタン、107…モード切替ダイ
ヤル、113…十字ボタン、150…撮像手段、153
…画像処理手段、154…A/D変換器、156…アン
テナ、157…送受信手段、162…通信コネクタ、1
67…圧縮伸張手段、168…表示手段、169…OS
D、171…フレームメモリ、172…D/A変換器、
174…入力手段、175…I/O、177…記録媒
体、178…記録媒体装着部、179…記録媒体インタ
ーフェース、180…情報処理手段、182…不揮発性
メモリ、183…ROM、184…RAM、190…カ
レンダ時計、190A…タイマ、193…発光手段、1
94…発光制御手段、199…バス、356…アンテ
ナ、357…送受信手段、368…表示手段、369…
タッチパネル、370…タッチパネル制御手段、371
…フレームメモリ、372…表示制御手段、374…入
力手段、375…I/O、377…記録媒体、378…
記録媒体装着部、379…記録媒体インターフェース、
380…情報処理手段、381…メモリ、382…不揮
発性メモリ、390…カレンダ時計、390A…タイ
マ、399…バス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 椿 尚宜 埼玉県朝霞市泉水3丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 (72)発明者 石山 英二 埼玉県朝霞市泉水3丁目11番46号 富士写 真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA05 GB01 LA02 LA14 5C082 AA00 BA12 BA29 BA41 BB01 BB15 BB25 BD09 CA34 CA62 CA76 CB06 DA53 DA63 MM02 MM05 MM09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録手段に記録されている動画主画像に
    対して、動画像の画素数若しくは階調を減少する処理を
    実施した動画サムネイル、又は、前記動画像のフレーム
    数を減少させる処理を実施した動画サムネイルを生成
    し、 前記動画主画像の代表画像に対して画素数若しくは階調
    を減少する処理を実施した静止画サムネイルを生成し、 前記動画主画像と前記動画サムネイルと前記静止画サム
    ネイルとを関連付けて記録することを特徴とする画像処
    理装置。
  2. 【請求項2】 他の通信機器から動画サムネイルの画素
    数若しくは階調、又はフレームレートに関する動画サム
    ネイル情報を受信し、該動画サムネイル情報に基づい
    て、記録手段に記録されている動画主画像に対して動画
    像の画素数若しくは階調を減少する処理を実施した動画
    サムネイル、又は、前記動画像のフレーム数を減少させ
    る処理を実施した動画サムネイルを生成し、 前記動画主画像と前記動画サムネイルとを関連付けて記
    録する画像記録手段、又は、前記動画主画像と前記動画
    サムネイルとを関連付けて他の通信機器に送信する送信
    手段を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 動画サムネイルの画素数若しくは階調又
    はフレームレートに関する動画サムネイル情報を他の通
    信機器に送信して、動画サムネイルを他の通信機器から
    受信し、受信した動画サムネイルを動画として表示手段
    に表示することを特徴とする携帯端末。
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