JP4178308B2 - デジタルカメラ及び受信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、送信装置及び受信装置からなり、特に、動画データを送信したり受信したりする送信装置及び受信装置からなる。
【0002】
【従来の技術】
近年、パソコン、ビデオカメラ、デジタルカメラ、撮像機能付き携帯電話等が普及したことによって静止画のみならず動画のデータを転送する機会が増加した。
【0003】
このようなハード機器同士の動画転送には一般的にダウンロードといわれる方法が用いられる。これは、動画ファイルを一旦受信装置の記憶媒体に全部記録させ、記録作業が終了するとブラウザ等に登録されているアプリケーションが起動可能になってファイルが再生されるものであり、一旦受信装置に全部記録されたデータを読み込みながら再生するものである。
【0004】
しかし、この方法だと転送が終了しないと再生できないので転送中の動画データをリアルタイムに視覚化することはできない。動画データの取り込みに際しては、データ量が膨大なことが多く転送(受信)に時間がかるため、動画データの内容を途中である程度確認しながら受信装置に取り込みたいという要請がある。時間をかけて取り込んだところ、後で再生してみたら欲しい内容のデータではなかったということもしばしば経験されるからである。一旦全部読み込んだデータを再生しているときに当該データの内容を後ですぐ概略確認できるように途中の静止画をいくつか作成する技術も提案されているが(特開平9−247596)、転送中に視覚化できるものではなく、上述のようにデータを一旦全部記録させる必要がある。
【0005】
一方、動画転送にはストリーミングという方法が用いられることがある。これは、サーバ等の送信装置からデータが送られてくると、ブラウザ等に登録されているアプリケーションが直ちに起動してパソコン等の受信装置が受け取ったデータをリアルタイムに再生する方法である。送られてくるデータを受け取りつつ再生し、再生中にデータを記録媒体に記録することも可能である。
【0006】
ストリーミングは転送中の動画データをリアルタイムに視覚化することはできるが、転送途中に所望の位置で記録作業を終了させてそれまで記録した内容をファイル化することはできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の事情を考慮して、転送中の動画データをリアルタイムに視覚化することができ、かつ転送中の動画データを見ながら所望の位置で転送途中での読み込み終了を可能とする送信装置、受信装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の本発明は、連続した静止画から形成された動画データを送信するデジタルカメラであって、送信しようとする動画ファイルから一定間隔毎に代表静止画となる画像を抽出する画像抽出手段と、動画ファイルの全体の大きさに関するデータを抽出するデータ抽出手段と、代表静止画、代表静止画の属性値、動画ファイルの属性値、動画ファイルの各データを受信装置に送信し、受信側において前記抽出された代表静止画となる画像が順次受信中に表示されることにより受信中の動画の内容が概略把握可能とされるデータ送信手段と、からなるデジタルカメラ、からなる。
【0009】
請求項1の本発明によれば、画像抽出手段が、送信しようとする、静止画の集まりである動画ファイルから一定間隔毎に代表静止画となる静止画画像を抽出する。データ抽出手段は、動画ファイルの全体の大きさに関するデータを抽出する。データ送信手段は、画像抽出手段によって抽出された複数の代表静止画、代表静止画の属性値、動画ファイルの属性値、動画ファイル本体の各データを受信装置に送信する。代表静止画の属性値とは上記抽出した間隔のデータ等をいう。動画ファイルの属性値とは動画ファイル全体を再生した場合の再生時間等をいう。
【0010】
本発明では、動画の内容をある程度把握できる複数の代表静止画をデジタルカメラが抽出して作成する。送信側で代表静止画を複数作成して受信側に代表静止画を送信することにより、受信側では受信するときに当該代表静止画を見れば受信中に動画データの概略は把握できてしまう。
【0011】
なお、抽出された代表静止画を縮小したり圧縮したりする手段を付加してもよい。また、音声が混合された動画ファイルの場合、動画ファイルから音声部分を切り出して音声ファイルを作成する手段を付加してもよい。
【0012】
請求項2の本発明は、前記画像抽出手段は動画ファイルから時間単位又はフレーム数単位又はデータ量単位で一定間隔毎に代表静止画となる画像を抽出し、前記動画ファイルの全体の大きさに関するデータは動画ファイルの再生時間又は総フレーム数又は総データ量である請求項1の送信装置、からなる。
【0013】
請求項2の本発明によれば、請求項1の「一定間隔毎」とは、時間単位の場合やフレーム数単位の場合やデータ量単位の場合がある。したがって、前記動画ファイルの全体の大きさに関するデータは、動画ファイルの再生時間又は総フレーム数又は総データ量になる。
【0014】
請求項3の本発明は、連続した静止画から形成された動画データを受信する受信装置であって、動画ファイルから一定間隔毎に抽出された複数の代表静止画、当該代表静止画の属性値、前記動画ファイルの属性値、前記動画ファイル、の各データをデジタルカメラから受信するデータ受信手段と、受信した代表静止画を表示する表示手段と、前記表示手段で表示している代表静止画を、受信した動画ファイルの時間又はフレーム数又はデータ量に応じて所定時間又は所定フレーム数又は所定データ量が経過すると順次次の順番の代表静止画に切り替え、受信中の動画データの内容が概略把握可能とされる切り替え手段と、前記データ受信手段での受信を動画ファイルの途中まで行なって受信を完了させることが可能な完了手段と、前記途中まで受信した動画データから動画ファイルを作成するファイル作成手段と、からなる受信装置、からなる。
【0015】
請求項3の本発明によれば、データ受信手段が、静止画の集まりである動画ファイルから一定間隔毎に抽出された複数の代表静止画、当該代表静止画の属性値、前記動画ファイルの属性値、前記動画ファイル本体、の各データをデジタルカメラから受信する。代表静止画の属性値とは上記抽出した間隔のデータ等をいう。動画ファイルの属性値とは動画ファイル全体を再生した場合の再生時間等をいう。表示手段は受信した複数の代表静止画、動画を表示する。切り替え手段は、前記表示手段で表示しているある代表静止画を、受信した動画ファイルの時間又はフレーム数又はデータ量に応じて順次次の順番の代表静止画に切り替える。完了手段は、前記データ受信手段での受信を動画ファイルの途中まで行なった状態で受信を完了させることができる。ファイル作成手段は、前記途中まで受信した動画データから動画ファイルを作成する。
【0016】
送信側で複数作成された代表静止画が受信側に送信されて受信中に当該複数の代表静止画を順次見ることができることにより、受信中に動画データの概略は把握できる。
【0017】
なお、音声が添付された動画ファイルの場合、受信した動画ファイルから音声部分を切り出して音声ファイルを再生する手段を付加してもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明の実施の形態を詳説する。
【0019】
本形態では、送信装置としてデジタルカメラ、受信装置としてパソコンを用いた例を説明する。
【0020】
図1は本実施の形態に係るデジタルカメラ10とパソコン90との接続状況を示した概略図である。デジタルカメラ10で作成した動画データをパソコン90に送信する。デジタルカメラ10はパソコン90とUSBケーブルによって接続している。
【0021】
デジタルカメラ10について説明する。図2はデジタルカメラ10の外観を示す正面図、図3はデジタルカメラ10の背面図、図4はデジタルカメラ10の平面図、図5はデジタルカメラ10の底面図、図6はデジタルカメラ10の右側面図である。
【0022】
図2に示すようにデジタルカメラ10の前面には、沈胴式の撮影レンズ12、ファインダ窓414、セルフタイマLED416、マイク418が設けられている。デジタルカメラ10の前面には、撮影レンズ12の沈胴位置で開閉される図示しないレンズカバーが設けられている。
【0023】
図3に示すようにデジタルカメラ10の背面には、ファインダ420、電源オン撮影スタンバイ、ストロボ充電中、USBデータ通信中などを点灯、点滅で表示する2色(赤、緑)のファインダLED422、撮影/再生/転送モード選択スイッチ424、撮影モード選択ダイヤル426、マルチファンクションの十字キー428、カメラの動作モードや十字キー428の機能等を文字やアイコンで表示するドットマトリックスの液晶表示器430、バックスイッチ432、メニュー/OKスイッチ434、画像表示用の液晶モニタ436、スピーカ438等が設けられている。
【0024】
図4に示すようにデジタルカメラ10の上面には、電源スイッチ440、及びシャッターボタン442が設けられ、図5に示すようにデジタルカメラ10の底面には、カメラコネクタ44及び電池収納部を開閉する電池カバー45が設けられている。
【0025】
図6に示すように、デジタルカメラ10の側面(グリップと反対側の側面)には、音声/映像(A/V)出力端子46、デジタル(USB)端子48、DC入力端子50が設けられている。
【0026】
このデジタルカメラ10は、撮影/再生/転送モード選択スイッチ424によって撮影モード又は再生モード又は転送モードが選択できるようになっており、撮影モードには撮影モード選択ダイヤル426によってマニュアル撮影、オート撮影、動画、ボイスレコーダ等の各モードが選択できるようになっている。尚、ボイスレコーダモードは、音声のみを記録するモードである。液晶モニタ436は、電子ビューファインダとして使用できるとともに、撮影した画像、動画やカメラに装填されたメモリカードから読み出した再生画像、動画等を表示することができる。また、液晶モニタ436は、撮影可能コマ数や再生コマ番号の表示、ストロボ発光の有無、マクロモード表示、記録画質(クオリティー)表示、画素数表示等の情報も表示され、更に各種のメニュー等がメニュー/OKスイッチ434や十字キー428の操作に応じて表示される。
【0027】
図7はデジタルカメラ10の内部構成を示したブロック図である。
【0028】
同図において、中央処理装置(CPU)42は、前述した撮影/再生/転送モード選択スイッチ424、撮影モード選択ダイヤル426、十字キー428、バックスイッチ432、メニュー/OKスイッチ434、電源スイッチ440及びシャッターボタン442等を含む操作部11からの入力に基づいてデジタルカメラ10内の各回路を統括制御する。
【0029】
電源スイッチ440が操作されると、CPU42はこれを検出し、カメラ内電源をONにする。また、撮影モード選択ダイヤル426によって撮影モードが選択され、かつパソコン90とUSB接続されていない場合には、図示しないレンズカバーを開放させるとともに、沈胴位置にある撮影レンズ12を撮影位置に繰り出すための指令をレンズ駆動部20に出力し、レンズカバーの開放及び撮影レンズ12の繰り出しを行わせ、撮影スタンバイ状態にする。
【0030】
上記撮影スタンバイ状態時にシャッターボタン442が押されると、CPU42はこれを検知し、撮影モード選択ダイヤル426によって選択されたスチル撮影又は動画撮影を行わせ、その撮影時によって得た画像データをメモリカード40に記録させる。即ち、CPU42は、レンズ駆動部20を介してフォーカス制御、アイリス制御を行い、撮影レンズ12を介して被写体光を固体撮像素子(CCD)14の受光面上に結像させる。
【0031】
CCD14は、受光面に結像された被写体光をその光量に応じた量の信号電荷に変換する。このようにして蓄積された信号電荷は、その信号電荷に応じた電圧信号として順次読み出される。CCD14から順次読み出された電圧信号は、A/D変換器16に加えられ、ここでデジタルのR、G、B信号に変換してデジタル信号処理回路24に出力する。
【0032】
デジタル信号処理回路24は、A/D変換器16から加えられる点順次のR、G、B信号を同時式に変換する同時化処理、ホワイトバランス調整、ガンマ補正、YC信号処理等の所定の画像処理を行い、更にYC信号処理によって作成された輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(YC信号)を所定のフォーマットに圧縮したのち、メモリカード40に記録する。
【0033】
尚、動画撮影時には、音声がマイク18によって検出され、その検出信号(音声信号)は、A/D変換器22によってデジタル信号に変換されたのちデジタル信号処理回路24に加えられる。そして、デジタル信号処理回路24は、音声データを画像データとともにメモリカード40に記録する。また、内部メモリ34には、信号処理前のR、G、Bの生データやYC信号などが一時蓄えられ、フラッシュメモリ38には、カメラ制御用のプログラムや定数などが記憶されている。
【0034】
一方、撮影モード選択ダイヤル426によって再生モードが選択され、かつパソコン90とUSB接続されていない場合には、まずメモリカード40に記録されている最終の画像ファイル(動画ファイルの場合には最初の1コマ)の圧縮データが読み出され、デジタル信号処理回路24により非圧縮のYC信号に伸張されたのち、カラー複合映像信号に変換されて液晶モニタ36に出力される。これにより、液晶モニタ36にはメモリカード40に記録されている最終ファイルのコマ画像が表示される。動画の1コマが表示されている状態で、操作部11の操作によって動画再生を開始させると、液晶モニタ36には動画が再生されるとともに、音声データがD/A変換器26、アンプ28を介してスピーカ32に出力され、動画と同時に記録した音声も再生される。
【0035】
また、十字キー428の左右キーを操作することにより、順方向又は逆方向にコマ送りすることができ、コマ送りされたコマ位置の画像ファイルがメモリカード40から読み出され、上記と同様にしてスチル画像や動画が液晶モニタ36に再生される。
【0036】
また、撮影/再生/転送モード選択スイッチ424によって転送モードが選択されたときは、転送対象として動画を選択した場合は、選択した動画ファイルが内部メモリ34に読み出され、内部メモリ34において、フラッシュメモリ38に記憶されているプログラムにより、選択した動画ファイルから所定数のフレーム毎に代表静止画となる画像が抽出される。さらに、当該所定数、動画ファイルの総フレーム数の各データは、フラッシュメモリ38に記憶されているプログラムによりCPU42によって計算され、内部メモリ34に格納される。
【0037】
バス54には、USBコントロール19が接続されており、USBコントロール19にはUSBジャック140が接続されている。内部メモリ34の動画データ、総フレーム数等の各種データ、音声データは、デジタルデータの状態でUSBコントロール19の駆動によりUSBジャック140から外部機器へ送信される。
【0038】
電源スイッチ440が操作されると、CPU42はこれを検出し、カメラ内電源をONにするが、撮影/再生/転送モード選択スイッチ424によって転送モードが選択され、かつパソコン90とUSB接続されている場合には、図示しないレンズカバーを開放しないで、カメラの動作モードを自動的にUSBモードにし、USBコントローラ19を介してUSB通信を開始する。
【0039】
充電回路及びスイッチ回路15には外部電源が接続しており、CPU42は充電回路及びスイッチ回路15を作動させる。外部電源からの電源は充電回路及びスイッチ回路15を経て充電電池13に充電されたり、DCーDCコンバータ17により使用できる直流電流に変換される。DC−DCコンバータ17は、入力する直流電源からカメラの各回路によって要求される各種の電圧電源を生成し、カメラ内の各回路に供給する。
【0040】
図8はパソコン90の構成を示したブロック図である。
【0041】
パソコン90の情報送受信部には、情報を無線又は有線により送受信するために所定の形式にデータを変換する送受信手段57(送信手段、受信手段、取得手段、及び画像取得手段の機能を含む)と、公衆回線60又はインターネット等の通信網を介して他の通信機器と情報の送受信を行うための公衆回線用の送受信手段65とが設けられている。送受信手段57にはUSBなどのインターフェースと接続可能な通信コネクタ59が接続している。
【0042】
パソコン90には、必要に応じて画像、動画や文字等の情報を表示する表示手段68と、CPU80の指令に基づいて表示手段68に対して表示用の画像信号を出力する表示制御手段69と、利用者が入力手段74を介して入力した各種情報を読み取って後述するCPU80に伝達したり、CPU80からの指示に基づいてLED等の通知手段に表示指令を出力するI/O75とが設けられている。
【0043】
パソコン90には、撮像した画像等を記録する記録媒体77を着脱可能に装着する記録媒体装着部78と、記録媒体77に対して画像データ等の情報を記録したり読み出したりする記録媒体インターフェース79とが設けられている。なお、記録媒体77は、メモリーカード等の半導体やMOに代表される磁気記録式、光記録式、又はビデオテープ等に代表される着脱可能な記録媒体である。
【0044】
パソコン90には、パソコン90の全体の制御を行う情報処理手段であるCPU80と、CPU80を動作させるプログラムや各種定数が記録されているROMやCPU80が処理を実行する際の作業領域となるRAMから構成されるメモリ81と、パソコン90の処理に関する各種定数やネットワーク上の通信機器に通信接続する際の属性情報、アドレス等の接続情報等の情報を記録するハードディスク86とが設けられている。パソコン90内のCPU80と、表示制御手段69、I/O75、メモリ81、ハードディスク86を含む各周辺回路はバス99で接続されており、CPU80は各々の周辺回路を制御することが可能となっている。
【0045】
本実施の形態の作用を図9〜図11を用いて説明する。
【0046】
図9は動画データを受信しているパソコン90の表示画面を示した図、図10は送信側(デジタルカメラ10)の動画送信までの流れを示したフローチャート、図11は受信側(パソコン90)の動画受信の流れを示したフローチャートである。
【0047】
まず、送信側(デジタルカメラ10)の処理工程を説明する。
【0048】
撮影/再生/転送モード選択スイッチ424によって転送モードが選択されると転送要求を受けたかどうかの確認が行われ(ステップ100)、転送対象としての動画、画像が選択された場合は転送要求を受けたと判断され、選択されない場合は再度ステップ100に戻る。ここでは動画が選択された例を述べる。
【0049】
選択された動画ファイルに付随している音声部分が切り出され、音声ファイルが作成される(ステップ102)。
【0050】
動画ファイル全体のフレーム数が検出される(ステップ104)。
【0051】
動画ファイルから複数の代表静止画を抽出する工程に入る。動画ファイルは個々の静止画の集まりであるので、まず、先頭の静止画(以下、「フレーム」という)を代表静止画として抽出する(ステップ106)。代表静止画を抽出するのは、所定フレーム数おきである。ここでは、所定フレーム数をxフレーム数とする。xフレーム数が経過したかどうか判断され(ステップ108)、経過したと判断された場合はx+2番目のフレームを代表静止画として抽出する(ステップ110)。ステップ108で否定判断の場合は再度ステップ108に戻る。
【0052】
さらに、xフレーム数が経過したかどうか判断され(ステップ112)、肯定判断の場合はx+3番目のフレームを代表静止画として抽出し、否定判断の場合は再度ステップ112に戻る。これらのステップが繰り返される。
【0053】
xフレーム数が経過したかどうか判断され(ステップ114)、肯定判断の場合にnx+2番目のフレームが代表静止画として抽出されると(ステップ116)、動画ファイルの最終フレームが抽出されたことになり、フレームの抽出工程が終了する(ステップ118)。
【0054】
抽出された代表静止画が圧縮処理される(ステップ120)。上記音声ファイル、圧縮処理された代表静止画、上記xという数値、動画ファイル全体のフレーム数、動画ファイル本体がパソコン90に送信される(ステップ122)。送信は、まず上記数値、総フレーム数、代表静止画、音声ファイルを送信してから動画本体を送信する。こうしてデジタルカメラ10による送信までの処理が終了する。
【0055】
次に、受信側(パソコン90)の処理工程を説明する。
【0056】
送信側(デジタルカメラ10)から、まず上記数値、総フレーム数、代表静止画、音声ファイルが送信され、パソコン90が受信する(ステップ500)。続いて動画ファイル本体が送信されてパソコン90が受信する。
【0057】
図9のように、受信した代表静止画を先頭から順次表示する(ステップ502)。動画ファイルを受信する際、動画ファイルをxフレーム数分受信したかどうか判断され(ステップ504)、肯定判断のときは代表静止画の表示を次の代表静止画に変える(ステップ506)。否定判断のときは再度ステップ504に移行する。
【0058】
さらに、動画ファイルをxフレーム数分受信したかどうか判断され(ステップ508)、肯定判断のときは代表静止画の表示を次の代表静止画に変える(ステップ510)。否定判断のときは再度ステップ508に移行する。これらの処理が繰り返される。
【0059】
さらに、動画ファイルをxフレーム数受信したかどうか判断され(ステップ514)、肯定判断の場合はy番目の代表静止画が表示される(ステップ516)。ただし、y番目の代表静止画はnx+2番目のフレームである。その後、残りのフレームを受信する(ステップ518)。これで、動画ファイルは全部受信したことになり、先に総フレーム数等の属性値などが受信されているので転送が終了する(ステップ520)。転送された各属性値、代表静止画、音声ファイル、動画ファイル本体で1つの動画ファイルが作成され(ステップ522)、受信処理が終了する。
【0060】
本形態では、動画ファイル本体を受信中に、代表静止画が受信中のある時点でその都度どのような画像を受信しているかを示しており、その代表静止画が順次切り替わるので、転送中の動画データを受信者はリアルタイムに見ることができる。特に、動画ファイルの画格が大きいときやフレームレートが高いなど動画ファイルの容量が大きく、転送処理自体に時間を要する場合に本発明は大きな効果がある。
【0061】
転送途中に動画データの転送を終了させてそれまで受信したデータをファイル化したい場合は、転送途中で代表静止画が表示されているときに表示画面の転送完了ボタンをクリックする(図9、図11の破線ルーチン)。すると転送が終了する(ステップ520)。送信側にも転送終了の信号が通知され、送信側でも動画ファイル本体の送信を中止する。あとは上述の場合と同様に、転送された各属性値、代表静止画、音声ファイル、途中まで受信した動画ファイル本体で1つの動画ファイルが作成され(ステップ522)、受信処理が終了する。なお、属性値(動画ファイル全体のフレーム数)は、新しいファイルが作成された時点で新しいファイルに合ったデータに更新される。したがって、本形態によれば、転送中のデータを見ながら所望の位置で転送途中での読み込み終了を可能とすることができ、必要な部分の動画のみの転送を受けることができる。よって転送時間、受信側のメモリ資源の節約ができる。
【0062】
なお、転送途中に動画データの転送をキャンセルして動画ファイル自体を取り込まない場合は、表示画面のキャンセルボタンをクリックする(図9)。すると転送が終了し、送信側にも転送終了の信号が通知され、送信側でも動画ファイル本体の送信を中止する。今まで受信したデータは削除され動画ファイルが作成されずに受信処理が終了する。
【0063】
上述の形態では、送信側で動画ファイルを構成している静止画をフレーム単位で一定間隔おきに代表静止画として抽出することにしたが、これに限らず、時間単位で一定間隔おきに代表静止画を抽出するようにしてもよい。その場合は当然受信側でも時間単位で一定間隔おきに代表静止画が表示される。このときは送信側でも受信側でも動画ファイルの総量を示す属性値は総フレーム数ではなく、再生時間を適用する。
【0064】
また、送信側で動画ファイルを構成している静止画をデータ量単位で一定間隔おきに代表静止画として抽出するようにしてもよい(例えば、50MB間隔にする場合)。その場合は受信側でもデータ量単位で一定間隔おきに代表静止画が表示される。このときは送信側でも受信側でも動画ファイルの総量を示す属性値は総データ量を適用する。
【0065】
また、上述の形態では、転送要求を受けた場合に代表静止画抽出のステップを開始したが、デジタルカメラ10において、撮影したデータをファイルに落としたときに代表静止画抽出のステップを開始し、撮影した動画ファイル内又は動画ファイルと関連付けした別ファイルにて代表静止画を作成するようにしてもよい。別ファイルにて代表静止画を作成した場合には動画サムネイルのような機能も果たす。これによれば、送信時に送信側で連続静止画を作成する処理を省くことができるため、動画ファイル転送開始時の送信側のレスポンスを向上させることが可能となる。
【0066】
また、送信側のステップ120で送信前にデータ量低減のために代表静止画を圧縮したが、各代表静止画の大きさを縮小するようにしてもよい。
【0067】
上記実施の形態では、動画ファイルから一定間隔毎の静止画を切り出す処理をしたが、連続する各静止画のデータ量を削減することにより、代表静止画枚数を増やし、動画ファイル転送時の受信側での再生をより滑らかに表示させることもできる。連続する各静止画のデータ量を削減する方法としては、画像の周波数を除去して色をなくしたり、画像サイズを縮小したり、画像の中心エリアを切り抜いたりする方法がある。
【0068】
また、動画ファイルを受信するときに、受信側の表示画面で連続静止画を1枚ずつ順次表示させる代わりに、表示対象となる静止画の前後任意枚数を1画面上に同時に表示させることも可能である。これによれば、未転送分の動画部分を転送前に見ることができるため、転送完了ボタンを的確なタイミングで押すことが可能となる。
【0069】
本実施の形態では、送信側にデジタルカメラ、受信側にパソコンを用いたが、これ以外のパターン、例えば、送信側や受信側にビデオカメラを適用することもできる。さらに例えば、送信側をネットワーク上のサーバ、受信側をパソコンとして、サーバ側で送信時に代表静止画を作成し、パソコンで受信時に代表静止画を表示させるようにすることもできる。また、逆に、パソコンからサーバに動画データをアップロードするときにパソコン側で代表静止画を作成するようにしてもよい。
【0070】
【発明の効果】
本発明によれば、転送中の動画データをリアルタイムに視覚化することができ、かつ転送中の動画データを見ながら所望の位置で転送途中での読み込み終了をすることができるので、動画データの必要な部分のみを時間をかけずに効率的に取得することができて大変便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るデジタルカメラとパソコンとの接続状況を示した概略図。
【図2】デジタルカメラの外観を示す正面図。
【図3】デジタルカメラの背面図。
【図4】デジタルカメラの平面図。
【図5】デジタルカメラの底面図。
【図6】デジタルカメラの右側面図。
【図7】デジタルカメラの内部構成を示したブロック図。
【図8】パソコンの構成を示したブロック図。
【図9】動画データを受信しているパソコンの表示画面を示した図。
【図10】送信側(デジタルカメラ)の動画送信までの流れを示したフローチャート。
【図11】受信側(パソコン)の動画受信の流れを示したフローチャート。
【符号の説明】
10…デジタルカメラ、19…USBコントロール、24…デジタル信号処理回路、34…内部メモリ、36…液晶モニタ、38…フラッシュメモリ、40…メモリカード、42…CPU、48…USB端子、52…圧縮伸張部、57…送受信手段、59…通信コネクタ、68…表示手段、69…表示制御手段、77…記録媒体、80…CPU、81…メモリ、86…ハードディスク、90…パソコン、140…USBジャック、424…撮影/再生/転送モード選択スイッチ、426…撮影モード選択ダイヤル、436…液晶モニタ

Claims (3)

  1. 連続した静止画から形成された動画データを送信するデジタルカメラであって、
    送信しようとする動画ファイルから一定間隔毎に代表静止画となる画像を抽出する画像抽出手段と、
    動画ファイルの全体の大きさに関するデータを抽出するデータ抽出手段と、
    代表静止画、代表静止画の属性値、動画ファイルの属性値、動画ファイルの各データを受信装置に送信し、受信側において前記抽出された代表静止画となる画像が順次受信中に表示されることにより受信中の動画の内容が概略把握可能とされるデータ送信手段と、からなるデジタルカメラ
  2. 前記画像抽出手段は動画ファイルから時間単位又はフレーム数単位又はデータ量単位で一定間隔毎に代表静止画となる画像を抽出し、前記動画ファイルの全体の大きさに関するデータは動画ファイルの再生時間又は総フレーム数又は総データ量である請求項1のデジタルカメラ
  3. 連続した静止画から形成された動画データを受信する受信装置であって、
    動画ファイルから一定間隔毎に抽出された複数の代表静止画、当該代表静止画の属性値、前記動画ファイルの属性値、前記動画ファイル、の各データをデジタルカメラから受信するデータ受信手段と、
    受信した代表静止画を表示する表示手段と、
    前記表示手段で表示している代表静止画を、受信した動画ファイルの時間又はフレーム数又はデータ量に応じて所定時間又は所定フレーム数又は所定データ量が経過すると順次次の順番の代表静止画に切り替え、受信中の動画データの内容が概略把握可能とされる切り替え手段と、
    前記データ受信手段での受信を動画ファイルの途中まで行なって受信を完了させることが可能な完了手段と、
    前記途中まで受信した動画データから動画ファイルを作成するファイル作成手段と、からなる受信装置。
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