JP2003187083A - 顧客資産管理システム - Google Patents

顧客資産管理システム

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JP2003187083A
JP2003187083A JP2001382141A JP2001382141A JP2003187083A JP 2003187083 A JP2003187083 A JP 2003187083A JP 2001382141 A JP2001382141 A JP 2001382141A JP 2001382141 A JP2001382141 A JP 2001382141A JP 2003187083 A JP2003187083 A JP 2003187083A
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customer
surplus
asset
fund
management system
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JP2001382141A
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English (en)
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Masaharu Kuwajima
正治 桑島
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Nikko Cordial Corp
Original Assignee
Nikko Cordial Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客の証券残高及びその他の残高と、余裕資
金とを同じインタフェース上に表示して、顧客に適格な
資産運用アドバイスを行うことができる顧客資産管理シ
ステムを提供する。 【解決手段】 顧客の証券口座及びその他の資産の残高
情報を一覧表示するための資産表示インタフェース15
と、前記資産表示インタフェース15上に設けられ、前
記残高情報から算出した余裕資金の金額を入力する余裕
資金入力部28と、前記余裕資金入力部28に入力され
た余裕資金を前記証券口座に移動させ、前記資産表示イ
ンタフェース15を更新するための余裕資金移動機能2
4とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば証券会社の
営業担当者が、その顧客に対して投資に関するアドバイ
スを提供する際に使用するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット技術の普及によ
り、オンラインで株式取引を行うことができるようにな
ったり、各種金融機関に預けている資産残高をオンライ
ン上で確認および資金移動できるうようになった。
【0003】このように、金融取引を便利に行えるよう
になり、従来は預金によって資産形成していた個人も、
株式投資などリスクをとった資産運用を行うことが容易
になってきた。
【0004】ところで、資産形成を行う際には、資金の
種類によって運用方法が異なるが、リスクを取って積極
的に資産を増やすような投資を行う場合は、余裕資金で
行うことが望ましい。
【0005】ここで余裕資金とは、保有する資産から、
将来使用することが確実な必要資金と、緊急時に備えて
保有しておくべき予備資金とを減じた資金と定義され
る。この余裕資金は、リスクの高い運用を行うことがで
きる資金であるとともに、趣味や余暇のための支出にも
回すことができる資金である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、自己の保有す
る資産のうち、どの程度余裕資金があるかを把握するの
は非常に困難であり、専門家のアドバイスが必要になっ
てくる。ただし、専門家であっても、顧客の余裕資金を
正確に把握するのは困難であり、適切なアドバイスを行
えない場合がある。
【0007】特に、投資可能な資金は複数の銀行口座に
分散している場合が多く、それらの資産を全て把握する
必要がある。
【0008】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たものであり、顧客に投資可能な余裕資金に関するアド
バイスを行う際に利用でき、当該顧客の余裕資産を把握
でき、その余裕資金のマネジメントについてアドバイス
することが容易になる顧客資産管理システムを提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の主要な観
点によれば、顧客の証券口座及びその他の資産の残高情
報を一覧表示するための資産表示インタフェースと、前
記資産表示インタフェース上に設けられ、前記残高情報
から算出した余裕資金の金額を入力する余裕資金入力部
と、前記余裕資金入力部に入力された余裕資金を前記証
券口座に移動させ、前記資産表示インタフェースを更新
するための余裕資金移動部とを備えたことを特徴とする
顧客資産管理システムが提供される。
【0010】このような構成によれば、インタフェース
上に顧客の保有する資産の情報を集約して表示でき、さ
らに投資可能な余裕資金も表示できるようにした。これ
により、証券会社は顧客の資産状況に応じた資産運用ア
ドバイスを顧客に提供できる。
【0011】また、このインタフェース上には余裕資金
移動部を備えているので、顧客が余裕資金を使用して株
式などの商品を発注したい場合に、余裕資金の口座から
証券口座への資金移動を簡単に行うことができる。
【0012】さらに、このような余裕資金を移動した場
合に、資産表示インタフェースを更新するようにしたの
で、保有資産や余裕資金の情報を一覧表示することがで
きる。
【0013】本発明の一の実施形態によれば、前記顧客
が余裕資金を使用して特定の商品を発注した場合の処理
を行う発注処理部をさらに備え、前記余裕資金移動部
は、前記顧客が指定した口座から前記特定の商品の代金
決済口座への資金移動を指示するものである。ここで、
前記特定の商品の購入に所定の手続が必要な場合に、こ
の所定の手続が完了したかを管理する商品購入ステータ
ス管理部をさらに有することが好ましい。
【0014】このような構成によれば、余裕資金の確認
から商品購入までの一連の行為を円滑に行うことができ
る。また、商品購入ステータスを管理することで、顧客
がハイリスクの商品等を希望した場合でも、発注に際し
て必須とされている商品説明や目論見書の公布などの手
続を懈怠することがない。
【0015】本発明の他の実施形態によれば、前記余裕
資金の入力部に、余裕資金デフォルト値を表示する余裕
資金決定支援部をさらに備えた。これにより、証券会社
の営業担当者が、顧客の資産や属性情報(家族構成等)
に基づいて余裕資金を算出する際の参考値を提供でき、
余裕資金を容易に決定できるようになる。
【0016】本発明の他の実施形態によれば、前記証券
残高以外の資産を、ネットワーク上のアカウントアグリ
ゲーションによって取得するアグリゲーション実行部を
さらに備えた。このような構成によれば、ネットワーク
上で提供されているアグリゲーションサービスを利用す
ることで、顧客が複数の銀行口座に保有している残高情
報を容易に集約してインタフェース上に表示できるよう
になる。
【0017】本発明の他の実施形態によれば、前記顧客
の余裕資金に関するアセットアロケーション情報を出力
するアセットアロケーション設定部をさらに備えた。こ
のような構成によれば、保有資産の情報及び余裕資金の
情報に加えて、現在の投資状況や余裕資金を活用した場
合の投資シミュレーションをインタフェース上に表示す
ることができるようになる。これにより、顧客により適
格な資産運用アドバイスを提供することができる。
【0018】なお、この発明の他の特徴と顕著な効果
は、次の発明の実施の形態の項の記載と添付した図面と
を参照することで、より明確に理解される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0020】図1は本発明の一実施形態の全体構成を示
す図である。この実施形態は、符号1で示す投資コンサ
ルタント(証券会社の営業担当者)が、本発明の要旨に
係る顧客資産管理システム2を利用して顧客3に資産運
用アドバイスを行う例である。また、この顧客3は、銀
行やクレジットカード会社、生損保などを通じて、自己
の資産を金融商品や他の商品に投資・預託している。以
下においては、この資産の一部を顧客3がコンサルタン
ト1のアドバイスに従って、証券会社4を通じて新たに
証券に投資する場合について説明する。
【0021】前記顧客資産管理システム2は、証券会社
4の管理サーバ等に備えられている。前記コンサルタン
ト1は、自己のパーソナルコンピュータなどの営業用端
末5のブラウザ機能を利用して、インターネットを介し
て前記顧客資産管理システム2にアクセスすることで、
顧客3に種々の情報を提示することができるようになっ
ている。
【0022】この顧客資産管理システム2は、後に詳し
く説明する様に、証券会社4における顧客3の預り資産
及びその他の口座に保有する資産の情報を一覧表示する
機能や、その中から投資に回すことができる余裕資金を
表示する機能、この余裕資金を利用して資産運用を実行
した場合のシミュレーション情報を表示する機能、及び
このシステム2を利用して資産運用を行った場合に前記
資産の一覧表示を更新する機能、を備えているものであ
る。
【0023】また、前記証券会社4のサーバには、前記
顧客資産管理システム2のほかに、アグリゲーションシ
ステム7と、顧客管理システム8と、取引処理システム
9も備えられている。
【0024】前記アグリゲーションシステム7は、顧客
3から予め取得してあるログインIDやパスワードを使
って、この顧客3が前記銀行や生損保などに保有してい
るアカウント情報をネットワーク上で収集するものであ
る。
【0025】また、前記顧客管理システム8は、前記ア
グリゲーションに必要な顧客3のIDや、証券会社4に
おける顧客3の預り資産残高や、預り金、証券総合口座
MRF(マネー・リザーブ・ファンド)の残高の情報な
どを管理するものである。
【0026】さらに、前記取引処理システム9は、顧客
3から証券取引の発注(購入及び売却)指示があった場
合に、所定の発注処理を行うものである。なお、上記し
た各システムの機能及び構成は、従来周知であるため、
詳細説明は省略する。
【0027】このような状況において、前記コンサルタ
ント1が顧客3に資産運用のアドバイスを行う場合、ま
ず顧客3から保有資産の情報をアグリゲーションによっ
て取得するための前記ログインIDや証券口座のIDな
どの属性情報を取得する(図にA1で示す)。
【0028】ついで、このコンサルタント1は、前記顧
客資産管理システム2に自己の営業用端末5からアクセ
スし、顧客3のログインIDなどを提示してアグリゲー
ションの実行を指示する(図にA2で示す)。顧客資産
管理システム2は、コンサルタント1から受取った顧客
3の情報をアグリゲーションシステム7と顧客管理シス
テム8に転送する(図にA3、A4で示す)。アグリゲ
ーションシステム7は、受取った顧客3の属性情報に基
いてアカウントアグリゲーションを実行し(図にA5で
示す)、収集したこの顧客3のアカウント情報を顧客資
産管理システム2に通知する(図にA6で示す)。ま
た、顧客3の属性情報を受取った顧客管理システム8
は、この顧客3が保有する証券口座残高の情報を顧客資
産管理システム2に通知する(図にA7で示す)。
【0029】このようにして収集した顧客3の資産情報
(証券口座残高及びアグリゲーション情報)は、顧客資
産管理システム2によってコンサルタント1の端末5に
送信されてこの端末5の画面上に一覧表示されること
で、顧客3に提示される(図にA8、A9で示す)。ま
た、顧客資産管理システム2は、この資産情報を顧客I
Dに関連付けて顧客資産格納部10に格納しておくもの
である(図にA10で示す)。
【0030】顧客3は、自己の資産総額と、コンサルタ
ント1が入力した余裕資金の情報と、さらに希望する場
合に表示されるアセットアロケーションの情報とを後述
する同一のインタフェース上で確認できる。そして、こ
の余裕資金を使用して証券取引を行う場合は、コンサル
タント1の営業用端末5から顧客資産管理システム2に
対して証券の発注指示を出すと、この発注指示が前記取
引処理システム9に転送されることで発注を行うことが
できる(図にA10、A11で示す)。なお、証券以外
の商品(車や貴金属など)の購入は、証券会社4が提携
するWEBサイト11を通じて行うことができる(図に
A12で示す)。
【0031】以上のような処理を行うため、本実施形態
にかかる顧客資産管理システム2は図2に示すような構
成を有している。すなわち、このシステム2は、主とし
て余裕資金決定機能13と、営業支援機能14とを備え
ている。前記余裕資金決定機能13は、コンサルタント
1が顧客3の余裕資金を算出するために参照するデータ
を図3のインタフェース15上に表示するものである。
【0032】具体的には、前記アグリゲーションシステ
ム7から取得したアグリゲーションデータ16(図3の
cの欄に表示される)と、コンサルタント1が後述する
設定画面(図4参照)で入力したアセットアロケーショ
ン設定データ17(図3のbの欄に表示される)と、コ
ンサルタント1が入力する余裕資金データ18(図3の
dの欄に表示される)と、顧客3が証券口座に所有して
いる預資金データ19(図3のaの欄に表示される)の
各データである。
【0033】また、前記営業支援機能14は、アグリゲ
ーション実行機能21と、アセットアロケーション設定
機能22と、余裕資金決定支援機能23と、余裕資金移
動機能24と、預資産からの発注機能25と、商品選択
機能26と、商品説明機能27とを備えている。
【0034】まず、前記アグリゲーション実行機能21
は、前記アグリゲーションシステム7に対して顧客3の
アカウントアグリゲーションの実行を指示するものであ
る。これによって得られたアカウントアグリゲーション
データ16は、前記顧客資産格納部10に格納されると
共に、図3のcの欄に表示される(図2にB1で示
す)。
【0035】また、前記アセットアロケーション設定機
能22は、アセットアロケーション(資産配分)の情報
について、例えば図4に示す設定画面において、前記コ
ンサルタント1が顧客3から聴取した情報を入力するこ
とで図3のbの欄に示す所定の表示態様(円グラフ、棒
グラフ等)で表示させるものである(図2にB3、B4
で示す)。
【0036】ここで、証券口座の預資産と、前記アカウ
ントアグリゲーションで取得した資産の情報は、リンク
が設定されることで予めこの画面上に表示されるため
(図2にB2、B5で示す)、コンサルタント1が入力
するのは通常は「目標額」や「毎月投資額」だけであ
る。また、アグリゲーションで取得できなかった顧客3
の資産情報も、この画面上でコンサルタント1が手入力
する。このようにしてコンサルタント1が入力した情報
は、アセットアロケーション設定データとして前記顧客
資産格納部10に格納される。なお、このようにして得
られた顧客3の資産情報は、その資産種別及び口座毎に
所定の識別子を付して前記顧客資産格納部10に格納す
るのが好ましい。
【0037】前記余裕資金決定支援機能23は、図5に
示す余裕資金入力部28に、デフォルトで定められた余
裕資金の参考値を表示するものである(図2にB6で示
す)。この参考値は、顧客3の資産総額や家族構成、年
齢などの客観的な情報や、子供の進学、住宅購入、老後
の生活費など、人生の節目に関する予定を示す情報など
に基いて所定の計算式に従って算出されるものである。
コンサルタント1はこの参考値を参照し、さらに顧客3
の詳細な情報を聴取しながら、より適格な余裕資金を算
出してこの余裕資金入力部28に上書きする。この画面
で入力された余裕資金の情報は、図3のdの欄に表示さ
れることになる。
【0038】次に、前記余裕資金移動機能24は、図5
に示すように、余裕資金を利用して顧客3が証券取引を
希望する場合(図2にB7で示す)、コンサルタント1
が顧客3の指示に従って入力した余裕資金の出金口座か
ら指示された出金額を移動させるものである(図2にB
10、B11で示す)。具体的には、出金処理機能30
及び振込依頼機能31が、選択された金融機関(○○銀
行及び○○信託銀行)に対して、指示された金額(各1,
000,000円)を証券口座に振込むよう振込依頼データを
作成し、前記取引処理システム9に送信するものである
(図2にB16で示す)。なお、振込を依頼する金融機
関は、顧客が資産を保有している金融機関を適宜選択で
きる。
【0039】前記預資産からの発注機能25は、前記余
裕資金移動機能24とは逆に、図6に示す発注入力画面
において、コンサルタント1が顧客3からの指示に従っ
て証券以外の商品の購入を入力した場合に(図2のB9
で示す)、図5の「お預り金・MRF」に表示されてい
る証券口座から、他の口座に対して、指示された出金額
を移動させるものである。具体的には、発注処理機能3
2が、証券口座から、選択された金融機関(○○銀行)
に対して、指示された金額(3,000,000円)を出金する
処理を指示する出金指示データを作成して、前記取引処
理システム9に送信するものである(図2にB15で示
す)。
【0040】なお、図6に示す実行ボタン33が押され
た場合、図2に示す預資産からの発注機能25及び発注
処理機能32は、所定の発注処理データを作成して前記
取引処理システム9に送信するものである(図2にB1
2、B15で示す)。また、図6の画面上のシミュレー
ションボタン34が押されると、この画面に入力された
内容で約定したと仮定した場合の保有資産の増減を反映
させたアセットアロケーションが図3のbの欄に表示さ
れるようになっている。
【0041】前記商品選択機能26は、例えば図7に示
すように、顧客3が購入可能な金融商品の一覧を表示し
て希望する商品を選択させるものである。この図に一覧
で示す商品の中には、ハイリスクであったり構造が複雑
なためにオンライントレードの対象になっていない対面
販売のみの商品も含まれているが、コンサルタント1が
その場で商品説明等を行うことができるためここでは全
て取引可能である。
【0042】さらに、金融商品の中には、購入に際して
目論見書の公布などの手続が必須とされているものもあ
る。図7でこのような商品を選択した場合には、図8の
商品説明画面が表示され、留意事項等を持参した目論見
書などを参照しながらコンサルタント1が顧客3に直接
説明したり、必要な場合にはネットワーク上で目論見書
をダウンロードすることで、発注が可能となる(図2で
B13〜B15、B17で示す)。このような手続が必
要な商品について、画面中の該当するチェックボックス
35をチェックしないで発注ボタン36を押すと所定の
エラーメッセージが出力されるようになっている。この
ような手続完了の判断は、図示しないステータス管理部
によって管理するのが好ましい。
【0043】また、図7の商品選択画面では、キャンペ
ーン商品の案内や、検索機能も付加している。これによ
り、投資対象の種々のバリエーションを提供でき、証券
会社の営業活動を支援することができる。また、この図
では金融商品の選択画面のみを表示しているが、図3の
提携サイトのタブ37を選択することで、図7と同様の
金融商品以外の商品選択画面が表示されるようになって
いる。この場合は、証券会社4が提携しているWEBサ
イト11にリンクが設定されており、本システム2を利
用することで、余裕資金を使って種々の商品やサービス
を発注することも可能である。
【0044】上記したような各機能により、図3に示す
ように顧客3の証券口座の残高情報a及び証券残高以外
の資産の情報cや、アセットアロケーションの情報b、
余裕資金の情報及び資金移動の指示部dが同一のインタ
フェース15上に表示される。これにより、顧客3は、
従来は漠然として明確でなかった自己の資産の情報や、
それに基く余裕資金の情報、さらには現在及び将来の資
産運用情報のシミュレーション情報まで同時に参照した
上で、資産運用を検討することができる。これにより、
証券会社の営業活動を円滑かつ効率的に行うことができ
る。
【0045】次に、図9を参照して、本システム2の構
成を実際の動作と共に説明する。なお、図のS1〜S1
2は処理順序を示す符号であり、以下の説明のステップ
S1〜S12に対応する。
【0046】まず、前記アグリゲーション実行機能21
が、前記アグリゲーションシステム7からこの証券会社
4以外にこの顧客3が資産を所有する金融機関等のアカ
ウント情報を取得する(ステップS1)。この時、アグ
リゲーションできない資産情報はコンサルタント1が入
力する。
【0047】ついで、コンサルタント1に、資産データ
(図3のa、cの各欄)と前記余裕資金決定支援機能2
3によってデフォルトで表示されている余裕資金の参考
値に基づいて余裕資金を算出して余裕資金入力部28に
入力(上書き)させる(ステップS2)。
【0048】また、顧客3が図7の商品一覧を参照し
て、購入したい商品を選択し、発注画面の実行ボタン3
3を押すと(ステップS3)、選択された商品は事前説
明等が必要であるかを前記商品説明機能26が判断す
る。コンサルタント1の説明が必要な場合には、必要な
商品説明が行なわれ(ステップS4)、目論見書等の必
要書類がネットワーク上でダウンロードされる(ステッ
プS5)。これにより、前記発注処理機能32による発
注処理が可能になる(ステップS6)。これらの一連の
処理は、前記ステータス管理部によって管理される。
【0049】一方、商品説明が不要であれば、前記発注
処理機能32は直ちに発注処理を実行する(ステップS
7)。
【0050】次に、顧客3が購入したい商品を選択し、
図6の発注入力画面のシミュレーションボタン34を押
すと、アセットアロケーション設定機能22が起動し、
所定のアセットアロケーション情報を図3のインタフェ
ース15に出力する(ステップS8、S9)。このシミ
ュレーション情報を確認した後で、その選択した商品の
購入や、必要な場合に保有株式の売却を受付ける様にし
ても良い(ステップS10)。
【0051】また、このような発注の指示は、前記預資
産からの発注機能25によって実行される(ステップS
11)。
【0052】一方、前記ステップS2において、顧客3
が余裕資金で金融商品の購入ではなく、自動車や絵画な
どの非金融商品の購入や、旅行やスポーツなど余暇に関
する支出を行いたい場合は、前記余裕資金移動機能24
は、証券会社4と提携するWEBサイト11にログイン
させて、所定の商品を選択させることができる(ステッ
プS12)。
【0053】上記したような、余裕資金を利用した証券
や他の商品の売買が行われると、前記余裕資金移動機能
24が各資産のアカウント情報をリアルタイムで更新
し、更新した結果をインタフェース15に表示する。こ
れにより、顧客3に最新の資産情報を提供でき、次の資
産運用を促す効果も期待できる。
【0054】なお、この発明は上記の実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々
変形可能である。
【0055】例えば、上記実施形態においては、本シス
テム2を証券会社のサーバに設置し、証券会社4の営業
担当者は営業用端末5でこのシステム2にアクセスする
ようにしたが、これに限定されない。上記した各機能を
実行するためのコンピュータソフトウェアプログラム
を、営業担当者が携帯する通信端末や営業店に設置した
専用端末にインストールしておき、必要な場合に公衆回
線や移動体通信網などを介して前記アグリゲーションシ
ステム7や取引処理システム9などに接続する様にして
も良い。このような場合には、前記通信端末や専用端末
が本発明にかかる顧客資産管理システム2を構成するこ
とになる。
【0056】また、顧客3の資産情報を収集するため
に、必ずしもアカウントアグリゲーションサービスを利
用する必要はない。例えば、顧客3が全ての資産を把握
している場合は、顧客3からのヒアリングで全ての資産
データを入力することができる。
【0057】さらに、図3に示したインタフェース15
若しくは適宜の画面において、証券取引の利益について
税務申告する際の税務申告サポートを出力するための専
用のボタンを設置しておくこともできる。
【0058】また、余裕資金決定支援機能23は、その
算出根拠について、顧客3の投資性向や資金の性格など
と対応させた解説を表示できるようにすることもでき
る。この場合、予めパターン化された定型文や図表作成
のパラメータなどを記憶しておくとよい。
【0059】このように、コンサルタント1が行うアド
バイスを補足する資料が表示されるようになれば、必ず
しも対面でアドバイスを行わなくてもよくなる。従っ
て、例えば、証券会社4の支店やその他の場所と顧客3
の自宅とを、IP電話やテレビ電話などの通信によって
接続すると共に、顧客3の自宅の端末の画面に表示させ
る画面を遠隔的にコントロールすることによって、対面
によるアドバイスと同質のサービスを提供できるように
もなる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
顧客に投資可能な余裕資金に関するアドバイスを行う際
に利用でき、当該顧客の余裕資産を把握でき、その余裕
資金のマネジメントについてアドバイスすることが容易
になる顧客資産管理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の全体構成を示す図。
【図2】本発明の一実施形態の概略構成を説明するため
の機能ブロック図
【図3】同じく、インタフェースの一例を示す図。
【図4】アセットアロケーション設定画面の一例を示す
図。
【図5】余裕資金及び資金移動の画面の一例を示す図。
【図6】発注入力画面の一例を示す図。
【図7】商品選択画面の一例を示す図。
【図8】商品リスクの説明画面の一例を示す図。
【図9】本発明の処理工程を示すフローチャート。
【符号の説明】
a…証券残高情報の表示欄 b…アセットアロケーションの表示欄 c…アグリゲーション情報の表示欄 d…余裕資金の表示欄 1…コンサルタント 2…顧客資産管理システム 3…顧客 4…証券会社 5…営業用端末 7…アグリゲーションシステム 8…顧客管理システム 9…取引処理システム 10…顧客資産格納部 11…WEBサイト 13…余裕資金決定機能 14…営業支援機能 15…インタフェース 16…アカウントアグリゲーションデータ 17…アセットアロケーションデータ 18…余裕資金データ 19…預資金データ 21…アグリゲーション実行機能 22…アセットアロケーション設定機能 23…余裕資金決定支援機能 24…余裕資金移動機能 25…預り資産からの発注機能 26…商品選択機能 27…商品説明機能 28…余裕資金入力部 30…出金処理機能 31…振込依頼機能 32…発注処理機能 33…実行ボタン 34…シミュレーションボタン 35…チェックボックス 37…タブ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顧客の証券口座及びその他の資産の残高
    情報を一覧表示するための資産表示インタフェースと、 前記資産表示インタフェース上に設けられ、前記残高情
    報から算出した余裕資金の金額を入力する余裕資金入力
    部と、 前記余裕資金入力部に入力された余裕資金を前記証券口
    座に移動させ、前記資産表示インタフェースを更新する
    ための余裕資金移動部とを備えたことを特徴とする顧客
    資産管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記顧客が余裕資金を使用して特定の商品を発注した場
    合の処理を行う発注処理部をさらに備え、 前記余裕資金移動部は、前記顧客が指定した口座から前
    記特定の商品の代金決済口座への資金移動を指示するも
    のであることを特徴とする顧客資産管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のシステムにおいて、 前記特定の商品の購入に所定の手続が必要な場合に、こ
    の所定の手続が完了したかを管理する商品購入ステータ
    ス管理部をさらに有することを特徴とする顧客資産管理
    システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記余裕資金入力部に、余裕資金デフォルト値を表示す
    る余裕資金決定支援部をさらに備えたことを特徴とする
    顧客資産管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記証券口座の残高以外の資産を、ネットワーク上のア
    カウントアグリゲーションによって取得するアグリゲー
    ション実行部をさらに備えたことを特徴とする顧客資産
    管理システム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のシステムにおいて、 前記インタフェース上に、 前記顧客の余裕資金に関するアセットアロケーション情
    報を出力するアセットアロケーション設定部をさらに備
    えたことを特徴とする顧客資産管理システム。
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