JP2007041901A - 金融ポートフォリオの生成方法およびそのシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】金融パーツの最適組み合わせを演算処理することで顧客が予見する資金需要に対し適切なキャッシュフローと投資リスクを持つ金融ポートフォリオを生成出力するシステムをインターネット経由で提供する。
【解決手段】コンピュータを用いて金融ポートフォリオを生成出力するシステムにおいて、顧客の資金需要の属性データを有する顧客データを生成し、顧客の資金需要を細分化し、細分化された各資金需要単位に対し顧客のリスク許容度を満たす金融パーツを選択し、選択した金融パーツを統合することによって金融ポートフォリオを生成し出力するシステム。
【選択図】 図1

Description

本発明は顧客が予見する資金需要に対して適切なキャッシュフローと投資リスクとを併せ持つ金融ポートフォリオを生成出力する方法および、特に個人投資家へ投資アドバイスを行う際に好適なシステムに関するものである。
インターネットの普及により、ユーザは容易にインターネット上のさまざまなサイトにアクセスし、情報のやり取りを行うことができるようになった。情報の普及は金融商品に対する顧客ニーズを多様化させると同時に、マス・マーケットを対象とした凡庸的な金融商品では顧客ニーズを十分に満たすことが難しくなり、金融商品を組み合わせることによって複雑な資金需要に対処できる金融ポートフォリオを構築する必要にせまられている。
顧客ニーズを満たす「最適」な金融ポートフォリオとは、顧客が予見する資金需要に対して適切なキャッシュフローと投資リスクを持っていること、金融ポートフォリオを構成する金融商品の情報開示が十分になされていること、期待されるキャッシュフローと投資リスクに見合う適正な価格であること、金融ポートフォリオの特性(期待収益率、投資リスク、キャッシュフロー等)を把握できること等の条件を満たすものであると考える。
しかしながら、従来の金融ポートフォリオサービスは、保有する金融商品をカテゴリーごとに分類し投資残高および時価総額を集計するものが大半を占め、顧客が予見する資金需要に対して適切なキャッシュフローと投資リスクを持つ金融ポートフォリオを生成出力するためのシステムは存在しなかった。
また、従来の金融商品に関する情報開示では金融商品を購入した場合に期待されるキャッシュフローと投資リスクを把握するのが難しい。例えば変額年金保険の場合、運用ポートフォリオにはリスク資産が含まれることが開示されているものの、「年金積立金を運用する際の詳細な投資方針」と年金積立金を運用する保険会社の財務体質の開示が不十分であり、顧客は変額年金保険を購入する前に変額年金保険の期待収益率と投資リスクを把握する機会を十分に与えられていない。
なお、前記「年金積立金を運用する際の詳細な投資方針」とは、運用対象となる有価証券、有価証券の期待収益率と投資リスク、アセットアロケーションを見直す頻度、過去の運用実績、運用担当者の人数および経験年数等を指す。
従来の金融商品に関する不十分な情報開示の下では、金融商品の内容よりも宣伝広告等で育成された企業イメージで金融商品を選択することがあり顧客は不利益を被ってきた。同時に強力なイメージを持たない企業にとって参入障壁となってきた。
金融機関が提示する金融商品の価格が適正であるかどうかを判断する客観的な判断基準を得られる機会が限られてきた。
複数の金融商品を一つの金融ポートフォリオとして把握するシステムが無く、顧客は保有する複数の金融商品を個別のものとして認識し投資全体の特性(期待収益率や投資リスク等)を把握することが困難であった上、キャッシュフローが重複する不必要な部分を修正する機会を逸してきた。
一方、金融ポートフォリオを生成する手段として、特定の期待収益率に対し投資リスク(標準偏差)を最小とする有効フロンティア上のアセットミックスを最適であるとみなす方法もあるが、有効フロンティアの前提条件となる投資資産の期待収益率/標準偏差/相関係数の予測は、過去実績や将来予想からなる不特定多数の予測値が混在するうえ時間と共に変化するため、利用者である顧客の側から考えると有効フロンティア上のアセットミックスが常に最適であり続けるとする合理的な理由はみあたらない。
解決しようとする問題点は、従来の金融商品が顧客の予見する資金需要に対して適切なキャッシュフローと投資リスクを持っていない点と、金融商品の情報開示が十分でない点と、金融商品の価格が期待されるキャッシュフローと投資リスクに見合う適正な価格であるか判断できない点と、資金需要やリスク嗜好の変化を金融商品に反映できない点と、保有する複数の金融商品全体の特性(期待収益率、投資リスク、キャッシュフロー等)を把握できない点を解決することにある。
本発明は顧客が予見する複数の資金需要に対して適切なキャッシュフローと投資リスクを持つ金融ポートフォリオを生成出力する手段を提供する。
具体的には、資金需要を顧客の「リスク許容度」と時間軸で細分化し、細分化された各資金需要と同一のキャッシュフローおよびリスク許容度を満たす「金融パーツ」を金融ポートフォリオに組み入れ、新たな資金需要やリスク嗜好の変化に合わせて随時更新できる金融ポートフォリオを生成出力するシステムをコンピュータネットワークの一例としてのインターネット経由で顧客に提供することである。
なお、前記「リスク許容度」とは、1つの資金需要に対して顧客がどれくらいのリスクをとることができるかを示すもので、顧客とユーザとシステム間で共有する言語である。リスク許容度の表現方法にはリスクの有無、リスクの大/中/小、標準偏差等がある。
なお、前記「金融パーツ」とは、預金/株式/国債/投資信託/死亡保険/保険特約等のように、それ以上キャッシュフローを細分化できない基本的な金融商品や有価証券等を指す。
本発明は既述の最適金融ポートフォリオを生成出力する方法に加え、金融ポートフォリオのサマリ(期待収益率、投資リスク、キャッシュフロー等)を生成出力し情報開示を徹底する方法と、「シンセサイズド・ポートフォリオ」を生成し提示する方法と、金融商品とシンセサイズド・ポートフォリオの価格比較を生成し提示する方法と、顧客が保有する複数の金融商品を統合し単独の金融ポートフォリオとしてサマリ(期待収益率、投資リスク、キャッシュフロー等)を生成し提示する方法と、金融パーツと金融ポートフォリオの貸借/売買により発生する投資損益や手数料のサマリを生成し提示する方法と、を備えたシステムをインターネット経由で提供することで、本発明のユーザは顧客に対し金融ポートフォリオの生成・管理・運用においてフレキシブルで幅広いアドバイスを実施することを可能にする。
なお、前記「シンセサイズド・ポートフォリオ」とは、金融商品と同一のキャッシュフローおよび投資リスクを持つ金融ポートフォリオを指す。
次に課題を解決するための手段について概略を説明していく。先ず、最適な金融ポートフォリオを生成出力する手段についての概略を説明する。顧客はクライアントコンピュータを経て、顧客認証とアカウント情報の取り込みを行うが、この部分に関しては公知の事実であるため説明を省略する。顧客データの入力はコンピュータの備える顧客データ入力手段が誘導する提示画面に従って顧客がデータを入力する形式をとる。
アカウント情報を取り込んだ後、コンピュータの備える顧客データ生成手段が顧客データの入力画面を提示する。顧客は、資金需要項目、リスク許容度又は金融パーツの指定、資金需要の発生期間および金額等を入力する。
コンピュータの備える顧客データ生成手段が顧客データ・サマリを生成出力し、入力したデータが適切であるかを顧客に視認させる。データを修正する場合には、顧客データ・サマリ画面から顧客データの入力画面に戻りデータを修正し、顧客データ・サマリを再度視認する方法を経て顧客データの入力を終了する。
コンピュータの備える資金需要の細分化手段が顧客データを基に資金需要をリスク許容度と時間軸で細分化し、資金需要の発生時期/リスク許容度/資金額を含む資金需要サマリを生成し提示する。
顧客が金融パーツを指定している場合を除き、コンピュータの備える金融パーツの選択手段が細分化した各資金需要単位に対して顧客のリスク許容度を満たす金融パーツを選択し、顧客が要求するリスク許容度を満たす金融パーツが存在しない場合には「合成パーツ」を生成する。コンピュータの備える金融パーツの選択手段が金融パーツ・サマリを生成し、提示する。
なお、前記「合成パーツ」とは、複数の金融パーツからなる金融ポートフォリオのことである。顧客が要求する投資リスクを満たす金融パーツがデータベースより取得できない場合、コンピュータの備える合成パーツの生成手段が式1と式2を使って、合成パーツの期待収益率と金融パーツの配分比率を演算し、演算結果に従って合成パーツを生成する。
Figure 2007041901
Figure 2007041901
コンピュータの備える金融ポートフォリオの生成手段が、選択した金融パーツの現在価値と将来価値をデータベースから取得し、細分化された各資金需要単位を金融パーツの将来価値で除算して金融ポートフォリオを生成するために必要な金融パーツの単位数を演算し、細分化された各資金需要単位と金融パーツの現在価値を乗算して各資金需要単位の現在価値を演算した後、金融パーツを統合し初期の金融ポートフォリオを生成する。
選択した金融パーツの現在価値または将来価値をデータベースから取得できない場合には、コンピュータの備える金融ポートフォリオの生成手段が現在価値または将来価値を演算する。現在価値の演算には式3を使い、将来価値の演算には式4を使う。
Figure 2007041901
Figure 2007041901
コンピュータが備える金融ポートフォリオの決定手段が金融ポートフォリオの期待収益率/投資リスク(標準偏差)/売買手数料を演算し、金融ポートフォリオ・サマリを生成し提示して、最適な金融ポートフォリオを生成出力する一連の方法を終了する。
金融ポートフォリオを修正する場合には、金融ポートフォリオ・サマリ画面から顧客データの入力画面に戻りデータを修正し、新しい金融ポートフォリオを生成し、金融ポートフォリオ・サマリを再度視認する方法を経て金融ポートフォリオを決定する。
なお、コンピュータが備える金融ポートフォリオの決定手段は、金融ポートフォリオの期待収益率の演算には式1を使い、投資リスクの演算には式2を使い、金融ポートフォリオの売買手数料はデータベースから取得した各金融パーツの売買手数料データと単位数を乗算したものを合計して算出する。
なお、コンピュータが備える金融ポートフォリオの決定手段は、式1において金融パーツが3種類以上の場合であっても期待収益率を算出する概念は不変であるため、各金融パーツの配分比率と期待収益率を乗算したものを合計することで金融ポートフォリオ全体の期待収益率を演算する。
なお、コンピュータが備える金融ポートフォリオの決定手段は、式2において金融パーツが3種類以上の場合であっても投資リスクを算出する概念は不変であるため、先ず式2を用いて2種類の金融パーツからなる金融ポートフォリオの投資リスクを演算し、さらに式2を用いて前記金融ポートフォリオと3種類目の金融パーツから成る金融ポートフォリオの投資リスクを演算する方法を繰り返して、金融ポートフォリオ全体の投資リスクを演算する。
次に、コンピュータが備えるシンセサイズド・ポートフォリオの生成手段が、シンセサイズド・ポートフォリオを生成する方法について説明する。シンセサイズド・ポートフォリオと金融ポートフォリオの生成方法の違いは、資金需要項目とリスク許容度からなる詳細な顧客データの代わりに、金融商品の特性(期待収益率、標準偏差、キャッシュフロー等)を使用することである。資金需要の細分化から金融ポートフォリオを決定するまでの方法は、既述の金融ポートフォリオを生成出力する方法と同一であるため、詳細な説明については省略する。
次に、コンピュータが備える金融ポートフォリオの更新手段が、金融ポートフォリオを更新する方法について説明する。顧客データの更新はコンピュータの備える金融ポートフォリオの更新手段が誘導する提示画面に従って更新する形式をとる。コンピュータが備える金融ポートフォリオの更新手段は更新された顧客データに基づき、新たな金融ポートフォリオを生成し、金融ポートフォリオ・サマリを生成出力した後、更新するために売買が必要な金融パーツの種類および数量の一覧を生成し提示する。
次に、コンピュータが備える金融ポートフォリオの統合管理手段が、複数の金融ポートフォリオを統合管理する方法について説明する。
コンピュータが備える金融ポートフォリオの統合管理手段が、複数の金融ポートフォリオに含まれる金融パーツを統合し、単独の金融ポートフォリオを生成した後、金融ポートフォリオ・サマリを生成出力する。顧客は金融ポートフォリオ・サマリ見て金融ポートフォリオ全体の特性(期待収益率、投資リスク、キャッシュフロー)を視認する。金融ポートフォリオを修正する場合には、金融ポートフォリオ・サマリ画面からコンピュータが備える金融ポートフォリオの更新手段に従って金融ポートフォリオを更新し、金融ポートフォリオ・サマリを生成出力し、金融ポートフォリオ・サマリを視認する方法を経て金融ポートフォリオの統合管理を行う。
コンピュータが備える金融ポートフォリオの統合管理手段の対象が金融商品を含む場合には、コンピュータが備える既述のシンセサイズド・ポートフォリオの生成手段が生成したシンセサイズド・ポートフォリオを代用する。
次に、コンピュータが備える貸借/売買サポート手段が、保有する金融ポートフォリオと金融パーツの貸借売買をサポートする方法について説明する。貸借/売買サポート手段が顧客を誘導し初期画面のメニューの中から「貸借/売買する金融ポートフォリオ/金融パーツ」を選択させる。金融パーツを貸借する場合は、コンピュータが備える貸借/売買サポート手段がデータベースから金融パーツの貸借手数料および貸借料データを取得し、貸借/売買サマリを生成出力する。また金融ポートフォリオを貸借する場合には、コンピュータが備える貸借/売買サポート手段が金融ポートフォリオに含まれる全ての金融パーツの貸借手数料および貸借料を合計し貸借/売買サマリを生成出力する。
金融パーツを売買する場合は、コンピュータが備える貸借/売買サポート手段がデータベースから金融パーツの売買手数料および投資損益データを取得し、貸借/売買サマリを生成出力する。投資損益は時価から簿価を除することで演算する。金融ポートフォリオを売買する場合には、コンピュータが備える貸借/売買サポート手段が金融ポートフォリオに含まれる全ての金融パーツの売買手数料および投資損益を合計し貸借/売買サマリを生成出力する。
最後に、コンピュータが備える金融パーツの前提条件変更手段が、金融パーツの前提条件を変更する方法について説明する。金融パーツの前提条件変更手段が顧客を誘導して初期画面のメニューの中から「金融パーツの前提条件の変更」を選択させ、金融パーツ一覧を生成出力し、金融パーツ一覧画面にて顧客の要求に応じて金融パーツの前提条件(期待収益率、投資リスク、他の証券との相関係数等)を変更し、金融パーツ・サマリを生成出力する。
本発明のシステムは、インターネットを介してのクライアント・サーバ方式によっても実現できる。ユーザ(個人、ファイナンシャルプランナー、金融機関窓口等)コンピュータが金融ポートフォリオ生成サービスを提供する側のサーバに接続して、サーバの演算装置によって行われる演算結果をユーザコンピュータに表示する。なお、本発明において顧客または個人とは、金融ポートフォリオ最適化サービスを受ける消費者をいい、ユーザとは本発明のシステムを利用する個人、ファイナンシャルプランナー、或いは金融機関窓口の職員をいう。
顧客の資金需要が多様化する中、最大公約数的な金融商品で顧客ニーズを満たすのは困難であるが、本発明を使用することで適切なキャッシュフローと投資リスクを併せ持つ金融ポートフォリオを生成出力することができる。
金融ポートフォリオの価格は同一のキャッシュフローと投資リスクを持つ金融商品よりも安くなる。金融パーツはその特徴として単一のキャッシュフローしか持たないシンプルな構造で付加価値が低く手数料が安いため、金融パーツから成る金融ポートフォリオの手数料は安価に抑えることができる。さらに「パーツ会社」は独自店舗を持つこともマーケッティングを実施する必要も無いため店舗費/宣伝広告費/人件費を削減できることと、パーツ会社間の競争が促されることで、顧客は質の高い金融パーツを低価格で利用できることになる。
なお、前記「パーツ会社」とは、金融パーツを提供する金融機関のことである。
従来は保有する金融商品を個別のものとして取り扱ってきたが、複数の金融ポートフォリオを統合し単独の金融ポートフォリオを生成することで、顧客は保有する金融資産全体の特性(期待収益率、投資リスク、キャッシュフロー等)を把握できる。
金融パーツの種類と数量を変更することで、顧客の新たな資金需要やリスク嗜好の変化を金融ポートフォリオに反映することができる。
金融パーツ/金融ポートフォリオを貸借/売買する際の投資損益および手数料を演算し表示することで、資産運用の柔軟性を高められる。
金融商品を選択する際の要因には宣伝広告等による企業イメージが含まれており、企業イメージの浸透が十分でない金融機関にとって参入する際の障壁となってきた。本発明は金融機関がパーツ会社に徹することで、良好な企業イメージの育成が遅れている場合であっても市場への新規参入を容易にし、さらにマーケットシェアの拡大による利潤追求への道を開くことができる。
本発明に係わる金融ポートフォリオ生成システム100の実施形態を説明する。金融ポートフォリオ生成システム100は、図1に示すとおり、クライアント105がインターネットを介して、この金融ポートフォリオ生成システム100にアクセスし各情報のやりとりを行う中で動作するものである。
クライアント105のコンピュータ上からWebブラウザを使用しインターネットを介して金融ポートフォリオ生成システム100にアクセスする形をとっているが、金融ポートフォリオ生成システム100は、インターネットに限定されるという訳ではなく専用の回線、商用データ通信ネットワーク等によりクライアント105が金融ポートフォリオ生成システム100にアクセスできる環境が整っていれば良い。
図1は金融ポートフォリオ生成システム100の概略図である。本発明のシステムはクライアント105、コンサルティングサーバ110、コンテンツサーバ115、データベースサーバ120、データ更新サーバ135、外部情報システム140から構成される。なお、本実施形態では各種情報のやり取りにインターネットを使用するため、情報の暗号化を行いクライアントの入力した個人データのセキュリティーを確保する。
クライアント105はユーザ(本発明のシステムを利用する個人、ファイナンシャルプランナー、或いは金融機関窓口の職員等)を指し、インターネットで接続された自宅または職場等に置かれたコンピュータからWebブラウザを使用して金融ポートフォリオ生成システム100へアクセスすることにより、最適な金融ポートフォリオを生成・分析する。
コンサルティングサーバ110は、インターネットに接続されているコンピュータであり、クライアント105に対する主要サービス(金融ポートフォリオ生成コンサルティング)を提供するサーバである。
コンサルティングサーバ110はクライアント105のコンピュータからWebブラウザを使用しインターネットを介してコンサルティングサーバ110にアクセスされる。ただし、コンサルティングサーバ110上の金融ポートフォリオを生成するためのコンサルティングを利用可能なクライアント105は、後に説明するコンテンツサーバ115上にあるユーザ認証を通ったもののみである。
ユーザはクライアント105からWebブラウザを介して「顧客データ」をコンサルティングサーバ110に送信する。顧客データとは生活費・祝い金・医療費・旅行費・住宅リフォーム費等の不連続な資金需要、各資金需要項目に対応する顧客のリスク許容度と資金需要の発生期間からなる資金需要情報、顧客の名前・性別・年齢・住所等の顧客情報、貯蓄額や現在保有している金融商品等の金融資産情報のことである。
コンサルティングサーバ110はクライアント105から送られてきた情報を自動的にデータベースサーバ120に登録すると共にコンサルティングサーバ110上で最適な金融ポートフォリオを生成し、その結果をクライアント105に送信する。
また、シンセサイズド・ポートフォリオの生成、金融ポートフォリオの更新、複数の金融ポートフォリオおよび金融商品の統合管理、金融パーツや金融ポートフォリオの貸借・売買に伴う手数料と投資損益の計算、金融パーツの前提条件の変更等も、データベースサーバ120上に登録されている顧客データ125や金融商品情報130をもとにコンサルティングサーバ110が処理を行いその結果をクライアント105に送信する。
コンテンツサーバ115は、インターネットに接続されているコンピュータでありクライアント105に対する主要サービス(コミュニケーション)を提供するサーバの1つである。コンテンツサーバ115は、クライアント105のコンピュータからWebブラウザを使用しインターネット経由でコンテンツサーバ115にアクセスされる。
コンテンツサーバ115は、クライアント105が金融ポートフォリオ生成システム100を使用するにあたり最初にアクセスするコンピュータである。この為、コンテンツサーバ115は金融ポートフォリオ生成システム100を使用するクライアント105にとって受付的役割を行う。
データベースサーバ120はクライアント105が登録した顧客情報、外部情報システム140から取得した金融商品の情報及びその情報をもとに分析を行った情報を一元管理するデータベースサーバである。
データベースサーバ120はコンサルティングサーバ110、コンテンツサーバ115、が必要とする情報及び外部情報システム140から取得した金融情報等を加工し保存する。
データベースサーバ120は大きく顧客データ125、金融商品情報130の2つから構成される。
顧客データ125は金融ポートフォリオ生成システム100を利用するクライアント105のユーザ認証用のデータ(ID・パスワード等)、コンサルティングで必要になる過去の資金需要計画、名前・性別・年齢・住所等の顧客情報、現在の貯蓄額、現在保有している金融商品等の金融資産情報等のデータが保存されておりコンテンツサーバ115でログイン認証する場合等、必要に応じてデータを提供する。
金融商品情報130は、外部情報システム140から取得した金融商品の情報(価格、純資産額等)やデータ更新サーバ135で分析・加工された情報(類似する金融パーツにおいて期待収益率・投資リスク・相関係数等の前提条件を比較したもの、主要インデックスのパフォーマンス等)が保存されており、コンサルティングサーバ110でコンサルティングを行う場合やコンテンツサーバ115から金融商品の情報紹介を行う場合等、要求に応じてデータを供給する。
データ更新サーバ135は、金融機関や金融情報機関等の外部情報システム140より提供される情報をもとにデータベースサーバ120の中にある金融商品情報130へ分析・加工したデータを保存する。金融商品間または金融商品とインデックス間の相関係数やパフオーマンスを計算するのもデータ更新サーバ135で行われる。データ取得に関してはデータベース更新サーバ135から外部情報システム140へインターネットや専用回線で接続して各種情報を取得する。
外部情報システム140は金融商品情報を提供する金融情報会社や金融機関等の外部の情報提供会社を指す。
次に図2を参照して、本発明の特徴を実施することができる例示的クライアント105またはサーバを表すコンピュータシステム200を説明する。コンピュータシステム200は情報を通信するためのバス205と、バス205に結合された、情報を処理するための中央処理装置210などの処理手段とを備える。中央処理装置210によって実行される情報および命令を記憶するためのメインメモリ215を備える。メインメモリ215は中央処理装置210によって命令を実行している間、一時変数や他の中間情報を記憶するために使用することもできる。コンピュータシステム200はバス205に結合された、中央処理装置210用の静的情報および命令を記憶するための読取専用メモリ220および大容量記憶装置225を備える。
さらにコンピュータシステム200は、バス205を介してユーザに情報を表示するための表示装置230、データを入力するための装置としてキーボード235とマウス240、表示装置230上でカーソルの動きを制御するカーソル制御装置245、データの送受信をする通信装置250、表示装置230に表示された結果レポート等を印字するプリンター255を備える。
図3は本発明の一実施形態を使用することができる生成管理システム300を示す概略ブロック図である。一般に、生成管理システム300は、ユーザ・インターフェイス340から入力データを受け取り、金融ポートフォリオの生成等のデータをユーザインターフェイス340に提供するコンサルティングモジュール335を含む。図示される実施形態によれば、金融ポートフォリオ生成モジュール305、シンセサイズド・ポートフォリオ生成モジュール310、金融ポートフォリオ更新モジュール315、金融ポートフォリオ統合管理モジュール320、金融パーツ・金融ポートフォリオの貸借・売買モジュール325、金融パーツの前提条件変更モジュール330を含む。
金融ポートフォリオ生成モジュール305は、顧客データをもとに適正なキャッシュフローとリスク許容度を持つ金融ポートフォリオを生成する。資金需要の細分化、金融パーツの選択、合成パーツの生成、金融ポートフォリオ・サマリの生成出力等も金融ポートフォリオ生成モジュール305に含まれる。
シンセサイズド・ポートフォリオ生成モジュール310は、データベースサーバ120の顧客データ125から顧客情報と金融商品情報130から顧客が選択した金融商品の期待収益率・投資リスク・キャッシュフロー等の情報を取得した後、金融ポートフォリオ生成モジュール305を使ってシンセサイズド・ポートフォリオを生成する。
金融ポートフォリオ更新モジュール315は、金融ポートフォリオ生成モジュール305が更新した顧客データ(新たな資金需要やリスク嗜好の変化)を使って金融ポートフォリオを生成し、更新するために売買が必要な金融パーツの種類および数量の一覧を生成し提示する。
金融ポートフォリオ統合管理モジュール320は、顧客が保有する複数の金融ポートフォリオや金融商品を統合し、顧客の金融資産全体の特性(期待収益率、投資リスク、キャッシュフロー等)を示す金融ポートフォリオ・サマリを生成し提示する。金融商品を統合する場合には、シンセサイズド・ポートフォリオ生成モジュール310で金融商品のシンセサイズド・ポートフォリオを生成し代用する。
金融パーツ・金融ポートフォリオの貸借・売買モジュール325は、データベースサーバ120の顧客データ125から顧客の金融パーツ・金融ポートフォリオの保有明細情報と金融商品情報130から金融商品の時価・各種手数料等の情報を取得した後、金融パーツと金融ポートフォリオの貸借・売買を行うことによって発生する手数料や投資損益を演算し表示する。
金融パーツの前提条件変更モジュール330は、金融商品情報130に登録されている金融情報(金融パーツの期待収益率、投資リスク、相関係数)を顧客の要望に応じて変更する時に使うモジュールである。変更した内容は顧客独自の設定としてデータベースサーバ120上に登録され、全てのモジュール(金融ポートフォリオ生成モジュール305、シンセサイズド・ポートフォリオ生成モジュール310、金融ポートフォリオ更新モジュール315、金融ポートフォリオ統合管理モジュール325)で使用される。
図4は本特許の基本と成る金融ポートフォリオを生成する際の概略を表している。図4のフローチャートは顧客データの生成(STEP400)、資金需要の細分化(STEP500)、金融パーツの選択(STEP600)、初期金融ポートフォリオの生成(STEP700)、金融ポートフォリオの決定(STEP800)から成り立っており、ステップごとにフローチャートおよび参照図を使って説明していく。
図5のフローチャートはSTEP400において顧客データを生成する方法の一例を示している。STEP405は、サインオン画面を提示し、ID/パスワードを受付けて顧客認証を行い、コンテンツサーバ115からアカウント情報を取り込んだ後、クライエント105の表示画面に図6の初期画面を提示する手段を指す。サインオン画面からアカウント情報を取り込むまでの方法は公知であり詳細は省略する。
図6によると初期画面には6種類のメニュー(「金融ポートフォリオの生成」、「シンセサイズトド・ポートフォリオの生成」、「金融ポートフォリオの更新」、「金融ポートフォリオの統合管理」、「金融パーツ/金融ポートフォリオの貸借/売買サポート」、「金融パーツの前提条件の変更」)と各メニューにアクセスした最後の期日が表示されている。
STEP410は、顧客データの入力手段である。図6が示す初期画面上の「金融ポートフォリオの生成」をクリックすると、クライエント105の表示画面に図7の「顧客データの入力」画面(一例)が表示される。顧客は表示画面に従って資金需要項目、投資リスクまたは金融パーツの指定、資金需要の発生期間、金額を入力する。資金需要項目は生活費・医療費・旅行費等のように顧客が自由に設定し入力できる。
投資リスクは、図7が示す顧客データの入力画面にある「リスク許容度の一覧」をクリックして図8(一例)を表示し、各資金需要について顧客の要求を満たすリスク許容度を選択する。
リスク許容度を選択する代わりに予め金融パーツを選択することもできる。図7の顧客データの入力画面にある「金融パーツの一覧」をクリックして図9(一例)を表示し、金融パーツのカテゴリー/期待収益率/投資リスク/相関係数/流動性/パーツ会社情報を基に、各資金需要にあった金融パーツを選択する。また、図9の「金融パーツの一覧」画面で「グラフを見る」をクリックすると、金融パーツの期待収益率をY軸、投資リスク(1標準偏差)をX軸とする図10のグラフ(一例)が表示されるため、顧客は金融パーツの期待収益率と投資リスクの関係を視認できる。顧客データの入力を終えると、図7の「顧客データの入力終了」をクリックし、顧客データの入力を終了する。
STEP415は顧客データ・サマリの生成出力手段であり、STEP410で顧客データの入力を終了した後、図11の「顧客データ・サマリ」(一例)を生成し提示する。顧客データ・サマリは資金需要の発生期間、資金需要項目、リスク許容度、資金需要(将来価値)、資金需要総額(将来価値)を含む。
STEP420は顧客データを修正するか判断する手段である。図11の顧客データ・サマリを顧客が視認し入力データに誤りがある場合は、図11の「修正有」をクリックしてSTEP410に戻り図7の顧客データの入力画面でデータを修正する。修正が不要である場合には、図11の「次へ進む」をクリックしてSTEP425へ進む。
STEP425は顧客データをデータベースに保存する手段である。STEP420を経て顧客データが完成した後、顧客データ・サマリの内容をデータベース120の中の顧客データ125に保存し、顧客データの生成手段が終了する。
次に資金需要の細分化手段について説明する。図4のSTEP500における資金需要をリスク許容度と時間軸で細分化する手段を図12のフローチャートを一例として示す。先ず、STEP505はデータベース120の中の顧客データ125から顧客データを取得し、各資金需要を発生時期とリスク許容度で細分化する。図13は資金需要の細分化手段が資金需要を細分化する概念を示す一例である。図13は投資リスクと時間軸で資金需要を該当する8個のセルに分類し、各セルに番号を付与している。即ち、発生時期毎(図示例では年度毎)にリスク許容度の異なる資金需要がある場合には、予め一定の段階(図示では6段階とする)に分けたリスク許容度毎に、資金需要額をまとめて1つの資金需要単位(セル)として表示し、発生時期毎に分類する。セルで分類された資金需要単位は発生時期とリスク許容度で他の資金需要単位から完全に分離されている。
資金需要の細分化が終了した後、STEP510は図14の資金需要サマリ(一例)を表示し、顧客は細分化された資金需要単位の発生時期、リスク許容度、資金需要を視認する。
STEP515は、細分化した資金需要単位のデータを顧客データ125に保存し資金需要の細分化手段を終了する。
次に金融パーツの選択手段について説明する。図4のSTEP600における金融パーツの選択手段について図15のフローチャート(一例)を用いて説明する。
先ず、STEP605は金融パーツ選択手段が、顧客データ125から細分化した資金需要単位データを取得する。STEP610は取得した資金需要単位毎において顧客が予め金融パーツを指定しているかを確認する。顧客が金融パーツを指定している場合には、資金需要データと金融パーツが対になったデータをSTEP625の金融パーツ・サマリの生成出力手段に送る。顧客が金融パーツを指定していない場合には、STEP615で顧客が要求するリスク許容度を満たす適切な金融パーツが存在するか確認する。適切な金融パーツが存在する場合には、STEP620で金融パーツを選択しデータをSTEP625の金融パーツ・サマリの生成出力手段に送る。また、適切な金融パーツが存在しない場合には、STEP640で金融パーツの代替となる合成パーツを生成しデータをSTEP625の金融パーツ・サマリの生成出力手段に送る。
STEP625は金融パーツ・サマリを生成出力する手段であり、全ての資金需要に対し金融パーツまたは合成パーツの選択が終了した後、選択された金融パーツのデータを基に図16を一例とする金融パーツ・サマリを生成し提示する。金融パーツ・サマリは金融パーツの種類、期待収益率、投資リスク、流動性、資金需要(将来価値)からなる。
STEP630は金融パーツの選択を修正するか判断する手段であり、金融パーツの選択を修正しない場合には図16の金融パーツ・サマリ上の「次に進む」をクリックして、金融パーツの決定へと進む。金融パーツの選択を修正する場合には、図16の「修正有」をクリックして、STEP690の顧客データの入力画面に戻りデータを修正する。全ての金融パーツの選択が終了したら、STEP635で金融パーツを決定し、決定した金融パーツのデータを顧客データ125に保存する。
図15の金融パーツ選択手段におけるSTEP640の合成パーツの生成手段について図17のフローチャート(一例)を使って説明する。合成パーツは顧客の要求するリスク許容度を持つパーツを生成するために複数の金融パーツから合成するものである。
STEP645は2種類の金融パーツを選択する手段である。STEP645で選択する金融パーツには、投資リスクが顧客の要求するリスク許容度を上回る金融パーツと下回る金融パーツが含まれる。
STEP650は金融パーツの配分比率を演算する手段であり、式2を使って合成パーツを生成するために選択した2種類の金融パーツの配分比率を演算する。
STEP655は合成パーツ・サマリの生成出力手段である。図18は一例であるが、合成パーツの生成に必要な金融パーツの名称、期待収益率、投資リスク、相関係数、パーツ会社情報からなる合成パーツ・サマリを生成し提示する。
STEP660は合成パーツを修正するか判断する手段である。修正しない場合には、合成パーツを決定し、STEP665で合成パーツの生成データを顧客データ125に保存する。修正する場合には図18上の「修正有」をクリックし、STEP670で顧客データの入力画面へ戻り、顧客データを修正する。
次に初期金融ポートフォリオの生成手段について説明する。図4のSTEP700における初期金融ポートフォリオの生成手段について図19のフローチャート(一例)を用いて説明する。
STEP705は選択した金融パーツのデータの取得およびデータを演算・加工する手段であり、データベースから金融パーツの現在価値データと将来価値データを取得する。現在価値データを取得できない場合には式3を使って現在価値を演算し、将来価値データを取得できない場合には式4を使って将来価値を演算し、演算結果を顧客データ125に保存する。
STEP710は金融パーツの単位数を演算する手段であり、細分化された各資金需要を金融パーツの将来価値で除算し、金融ポートフォリオを生成するために必要な金融パーツの単位数を演算する。また、STEP710は金融パーツの単位数と金融パーツの現在価値を乗算して対応する資金需要単位の現在価値を演算する。演算結果は顧客データ125に保存する。
STEP715は初期金融ポートフォリオを生成する手段であり、金融ポートフォリオを生成するために必要な全ての金融パーツを統合して初期金融ポートフォリオを生成する。
次に金融ポートフォリオの決定手段について説明する。図4のSTEP800における金融ポートフォリオの決定手段について図20のフローチャート(一例)を用いて説明する。
STEP805は金融ポートフォリオの期待収益率を演算する手段であり、金融パーツの期待収益率と配分比率から式1を用いて、金融ポートフォリオの期待収益率を演算する。選択した金融パーツおよびまたは合成パーツが3種類以上の場合であっても、式1の概念は同じであり、それぞれの配分比率と期待収益率の積を合計することで金融ポートフォリオの期待収益率を演算してデータを顧客データ125に保存する。
STEP810は金融ポートフォリオの投資リスクを演算する手段であり、金融パーツの投資リスクと相関係数から式2を用いて金融ポートフォリオ全体の投資リスクを計算する。選択した金融パーツおよびまたは合成パーツが3種類以上の場合であっても式2の概念は同じである。まず、式2を用いて2種類の金融パーツおよびまたは合成パーツからなる金融ポートフォリオの投資リスクを演算し、さらに式2を用いて前記金融ポートフォリオと3種類目の金融パーツまたは合成パーツから成る金融ポートフォリオの投資リスクを演算する作業を繰り返して、金融ポートフォリオ全体の投資リスクを演算してデータを顧客データ125に保存する。
STEP815は金融ポートフォリオの購入手数料を演算する手段であり、金融パーツの1単位あたりの手数料と単位数の積を合計して金融ポートフォリオの手数料を演算して購入手数料データを顧客データ125に保存する。
STEP820は金融ポートフォリオ・サマリを生成出力する手段であり、図21の金融ポートフォリオ・サマリ(一例)を生成し提示する。図21によれば、金融ポートフォリオ・サマリは金融ポートフォリオの時価総額推移と±1標準偏差をリスクの範囲とする時価総額の上限と下限を示すグラフ、金融ポートフォリオの期待収益率と投資リスクを時系列で示す表、各金融パーツの時価総額推移と±1標準偏差をリスクの範囲とする時価総額の上限と下限を示す表、金融ポートフォリオの購入価格を示す表、シンセサイズド・ポートフォリオの場合には対応する金融商品の購入価格との比較を示す表からなる。
STEP825は金融ポートフォリオを修正するか判断する手段である。修正しない場合には、金融ポートフォリオを決定し、STEP830で金融ポートフォリオのデータを顧客データ125に保存し、金融ポートフォリオの生成を終了する。修正する場合には図21上の「修正有」をクリックし、STEP835で顧客データの入力画面へ戻り、顧客データを修正する。
次に「シンセサイズド・ポートフォリオ」を生成する手段について図22のフローチャート(一例)を使って概略を説明する。
STEP905は顧客データの生成手段である。図6は初期画面の一例であるが、「シンセサイズド・ポートフォリオの生成」をクリックすると、図23の「顧客データの入力」画面(一例)が表示される。シンセサイズド・ポートフォリオは金融商品と同一の特性を持つ金融ポートフォリオであるため、顧客データの入力は投資希望金額がメインであり、また、保険商品が含まれる場合には保険金額と被保険者の年齢等の保険加入に必要とされる項目等を入力する。
STEP910は金融商品の検索手段である。図24は一例であるが、金融商品の検索画面を示している。金融商品名の一部を入力して検索する方法と、金融商品を販売している会社名と商品カテゴリーを入力して検索する方法等と、を利用して商品名を検索する。
STEP915はシンセサイズド・ポートフォリオの生成手段である。STEP905で取得した顧客データとデータベースから取得した金融商品の特性データ(期待収益率、投資リスク、キャッシュフロー等)を使い、既述の金融ポートフォリオ生成手段を使って金融ポートフォリオを生成する。
STEP920は金融ポートフォリオ・サマリの生成手段である。図21の金融ポートフォリオ・サマリを生成し表示する。
STEP925はシンセサイズド・ポートフォリオの決定手段である。顧客に金融ポートフォリオ・サマリを視認させた後、シンセサイズド・ポートフォリオを決定し、データを顧客データ125に保存し、シンセサイズド・ポートフォリオの生成手段を終了する。
次に金融ポートフォリオを更新する手段について図25のフローチャート(一例)を使って概略を説明する。
STEP1005は顧客データの更新手段である。先ず、図6の初期画面で「金融ポートフォリオの更新」を選択し、図26の保有明細(一例)から更新する金融ポートフォリオを選択し、顧客データを更新する。
STEP1010は金融ポートフォリオの生成手段であり、更新した顧客情報を用いて金融ポートフォリオを生成する。STEP1015は金融ポートフォリオ・サマリの生成手段であり、更新した顧客データを基に生成した新しい金融ポートフォリオの金融ポートフォリオ・サマリ(図21)を生成し提示する。
STEP1020は金融ポートフォリオを修正するか判断する手段である。修正しない場合には、金融ポートフォリオを決定し、図27を一例とするSTEP1025で更新に必要な金融パーツの売買一覧を生成表示し、データを顧客データ125に保存し、金融ポートフォリオの更新を終了する。修正する場合には図27上の「修正有」をクリックし、STEP1005の顧客データの更新画面に戻り、顧客データを修正する。
次に複数の金融ポートフォリオおよびまたは金融商品を統合管理する手段について図28のフローチャート(一例)を使って概略を説明する。
STEP1105は統合管理する金融ポートフォリオと金融商品を選択する手段であり、図26の保有明細から統合管理する金融ポートフォリオと金融商品を選択する。
STEP1110は選択した金融ポートフォリオの中に金融商品が含まれるか判断する手段である。金融商品が含まれる場合にはSTEP1135で金融商品のシンセサイズド・ポートフォリオを生成する。
STEP1115は金融ポートフォリオの統合手段であり、金融ポートフォリオに含まれている金融パーツを統合し単独の金融ポートフォリオを生成する。
STEP1120は金融ポートフォリオの特性を演算する手段であり、統合された金融ポートフォリオの特性(期待収益率、投資リスク、キャッシュフロー)を演算する。
STEP1125は金融ポートフォリオを生成する手段であり、STEP1120で生成した演算結果をもとに図21の金融ポートフォリオ・サマリを生成する。
STEP1130は選択した金融ポートフォリオを修正するか判断する手段であり、修正しない場合は、複数の金融ポートフォリオおよびまたは金融商品を統合管理する手段を終了し、データを顧客データ125に保存する。
STEP1140は金融ポートフォリオを修正する手段であるが、金融ポートフォリオを修正する場合には、図6の初期画面で「金融ポートフォリオの更新」を選択し、特定した金融ポートフォリオの修正を行う。
次に金融ポートフォリオ/金融パーツの貸借/売買を実施する手段について、図29のフローチャート(一例)を用いて概略を説明する。
STEP1205は保有明細から金融ポートフォリオ/金融パーツを選択する手段であり、図26および(図26にリンクしている)図30の保有明細(一例)から金融ポートフォリオ/金融パーツを選択する。
STEP1210は貸借売買手数料と投資損益を演算する手段である。データベース120の金融商品情報130から金融パーツの貸借売買手数料と投資損益データを取得し、顧客データ125から取得した単位数を乗算して貸借売買手数料と投資損益を演算する。金融ポートフォリオの貸借売買手数料と投資損益は金融パーツの貸借売買手数料と投資損益を合計して算出する。
STEP1215は金融ポートフォリオ/金融パーツの貸借/売買サマリを生成する手段であり、STEP1210で演算した結果をもとに図31の貸借/売買サマリ(一例)を生成し提示する。
STEP1220は貸借/売買サマリを修正するか判断する手段であり、顧客に貸借/売買・サマリを視認させて修正するか判断する。STEP1225は金融ポートフォリオ/金融パーツの貸借/売買を決定する手段であるが、データを修正しない場合には図31の「終了」アイコンをクリックして金融ポートフォリオ/金融パーツの貸借/売買手段を終了し、データを顧客データ125に保存する。修正する場合には、図31の「修正有」アイコンをクリックし保有明細の表示画面に戻る。
最後に、金融パーツの前提条件を変更する方法について、図32のフローチャート(一例)を用いて概略を説明する。
STEP1305は金融パーツ一覧の提示手段であり、図9を一例とする金融パーツの一覧を提示する。STEP1310は金融パーツの前提条件変更手段であり、図9の「前提条件の変更」アイコンをクリックして金融パーツの前提条件を変更し、前提条件を更新した新しい金融パーツの一覧を生成し提示する。
STEP1315は更新した金融パーツの前提条件を修正するか判断する手段であり、顧客に図9の金融パーツの一覧を視認させて修正するか判断する。STEP1320は金融パーツの前提条件を決定する手段であるが、データを修正しない場合には図9の「終了」アイコンをクリックして金融パーツの前提条件の変更手段を終了し、データを顧客データ125に保存する。修正する場合には、図9の「前提条件の変更」アイコンをクリックし保有明細の表示画面に戻る。
上述の明細書において、本発明をその特定の実施形態に関して説明してきた。しかし、本発明のより広い精神および範囲を逸脱することなく、様々な修正および変更を加えられることは明らかである。したがって、明細書と図面は限定するものとしてではなく例示としてみなされるべきである。
金融パーツは預金/株式/国債/投資信託/死亡保険/保険特約等の一般的に流通している基本的な金融商品や有価証券等であり、金融パーツの供給は潤沢である。
ファイナンシャルプランナーや金融機関窓口等のユーザにとって金融パーツは従来から取り扱ってきた金融商品であるため、本発明は短期間のうちに多くの金融機関で受け入れられ広範囲に渡って利用される可能性が高い。
消費者の潜在的なニーズを満たしており、本発明は巨大な金融市場の創造を促す可能性が高い。一般的に金融商品の仕組みは複雑であり金融商品を購入することで得られるキャッシュフローと投資リスクを十分に理解するのは困難な場合が多かった。さらに購入価格がキャッシュフローと投資リスクに見合ったものであるかを判断する客観的な材料が乏しく消費者は不利益を被ってきた。本発明を利用することで、顧客の要求するキャッシュフローと投資リスクを反映した金融ポートフォリオを生成/管理/運用できる上、購入価格は安価に抑えられるという利点を持っている。
本発明の一実施形態によるハードウエアシステムのブロック図である。 本発明の一実施形態を実施することができるコンピュータシステムの例を示す図である。 本発明のユーザ・インターフェイスを使用することができる金融ポートフォリオ生成システムの一実施形態を示す概略ブロック図である。 本発明の一実施形態による「金融ポートフォリオ生成システム」に係る概略的な処理の流れを説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態により顧客データの生成手段を説明するためのフローチャートである。 本発明のサービスメニューを選択する初期画面の一実施形態を示す図である。 本発明の「顧客データ」を入力する画面の一実施形態を示す図である。 本発明の「リスク許容度一覧」を表示する画面の一実施形態を示す図である。 本発明の「金融パーツの一覧」を表示する画面の一実施形態を示す図である。 本発明の図9で表示された金融パーツの期待収益率と投資リスク(1標準偏差)の関係をグラフ化したものを表示する画面の一実施形態を示す図である。 本発明の「顧客データ・サマリ」を表示する画面の一実施形態を示す図である。 本発明の一実施形態によりキャッシュフローを細分化する手段を説明するためのフローチャートである。 本発明の「キャッシュフローの細分化」の概略を表示する画面の一実施形態を示す図である。 本発明の「資金需要サマリ」を表示する画面の一実施形態を示す図である。 本発明の一実施形態により金融パーツを選択する手段を説明するためのフローチャートである。 本発明の「金融パーツ・サマリ」を表示する画面の一実施形態を示す図である。 本発明の一実施形態により合成パーツを生成する手段を説明するためのフローチャートである。 本発明の「合成パーツ・サマリ」を表示する画面の一実施形態を示す図である。 本発明の一実施形態により、初期金融ポートフォリオの生成手段を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態により金融ポートフォリオの決定手段を説明するためのフローチャートである。 本発明の「金融ポートフォリオ・サマリ」を表示する画面の一実施形態を示す図である。 本発明の一実施形態により「シンセサイズド・ポートフォリオ」を生成する手段を説明するためのフローチャートである。 本発明の「シンセサイズド・ポートフォリオの顧客データ」を入力する画面の一実施形態を示す図である。 本発明の「シンセサイズド・ポートフォリオの金融商品名の入力/検索」を実行する画面の一実施形態を示す図である。 本発明の一実施形態により金融ポートフォリオの更新手段を説明するためのフローチャートである。 本発明の「金融ポートフォリオ/金融商品の保有明細」を表示する画面の一実施形態を示す図である。 本発明の金融ポートフォリオを更新するために必要な金融パーツの売買一覧を表示する画面の一実施形態を示す図である。 本発明の一実施形態により金融ポートフォリオの統合管理手段を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態により金融ポートフォリオ/金融パーツの貸借/売買手段を説明するためのフローチャートである。 本発明の金融パーツの保有明細を表示する画面の一実施形態を示す図である。 本発明の「金融パーツ/金融ポートフォリオの貸借/売買サマリ」を表示する画面の一実施形態を示す図である。 本発明の一実施形態により、金融パーツの前提条件を変更する手段を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
100 −−− 金融ポートフォリオ生成システム
105 −−− クライアント(端末)
110 −−− コンサルティングサーバ
115 −−− コンテンツサーバ
120 −−− データベースサーバ
125 −−− 顧客データ
130 −−− 金融商品情報
135 −−− データ更新サーバ
140 −−− 外部情報システム

Claims (16)

  1. 顧客の資金需要の属性データとして、資金需要毎の項目と、発生期間と、リスク許容度又は顧客が予め指定した金融パーツと、資金需要額とをコンピュータに入力して、資金需要毎の属性データを有する顧客データを出力する顧客データの生成ステップと、
    上記顧客データの各資金需要の属性データを基に、資金需要の発生期間を基にした時間要素と、リスク許容度を基にしたリスク度要素とによって資金需要を段階的に細分化し、該細分化した資金需要単位からなる資金需要サマリデータを出力する資金需要の細分化ステップと、
    上記資金需要サマリデータの各細分化された資金需要単位毎に、前記コンピュータにより、データベースに記録されて、単一のポートフォリオを有する金融商品の最小単位からなる金融パーツ群の中から細分化された資金需要単位に対応するリスク許容度を満たす金融パーツを選択する金融パーツの選択ステップと、
    前記コンピュータで、前記選択した金融パーツの現在価値と将来価値のデータを前記データベースから呼び出し、細分化された資金需要単位の資金需要額を前記金融パーツの将来価値で除算して金融ポートフォリオを生成するために必要な金融パーツの単位数を算出すると共に、前記資金需要額に前記金融パーツの現在価値を乗算して資金需要の現在価値を算出し、これらを基に金融パーツを統合した初期の金融ポートフォリオデータを生成する初期金融ポートフォリオの生成ステップと、
    前記コンピュータで、上記初期の金融ポートフォリオデータを基に、金融ポートフォリオの期待収益率と、投資リスクまたは標準偏差を算出し、前記データベースから各金融パーツの売買手数料データを呼び出して売買手数料を算出し、これらをもとにした金融ポートフォリオ・サマリデータを出力する金融ポートフォリオの決定ステップとを有することを特徴とする金融ポートフォリオの生成方法。
  2. 金融パーツの選択ステップが、データベースに顧客が要求するリスク許容度を満たす金融パーツが記録されていない場合に、コンピュータが備える合成パーツ生成ステップにより、前記リスク許容度を満たすように複数の金融パーツを組み合わせた合成パーツを生成し、該合成パーツを選択することを特徴とする請求項1に記載の金融ポートフォリオの生成方法。
  3. シンセサイズド・ポートフォリオの生成ステップがコンピュータに設けられており、顧客データの代わりとして、市販されている金融商品を基に、該金融商品と同一の期待収益率と、キャッシュフローと、投資リスクを有する金融ポートフォリオを生成してなることを特徴とする請求項1に記載の金融ポートフォリオの生成方法。
  4. シンセサイズド・ポートフォリオの生成ステップが、金融商品の購入価格とシンセサイズド・ポートフォリオの購入価格の差額を算出して出力することを特徴とする請求項3に記載の金融ポートフォリオの生成方法。
  5. コンピュータが、金融ポートフォリオ更新ステップを有しており、顧客データが更新されると、この更新された顧客データに基づき新たな金融ポートフォリオを生成し、金融ポートフォリオ・サマリを生成すると共に、更新するために売買が必要な金融パーツの種類および数量の一覧を生成することを特徴とする請求項1に記載の金融ポートフォリオの生成方法。
  6. コンピュータが、金融ポートフォリオ統合管理ステップを有しており、顧客が保有する金融商品をシンセサイズド・ポートフォリオに転換し、シンセサイズド・ポートフォリオおよび他の金融ポートフォリオを構成している金融パーツを統合して単独の金融ポートフォリオを生成し、保有する金融資産全体の期待収益率や投資リスクを演算し出力することを特徴とする請求項3に記載の金融ポートフォリオの生成方法。
  7. コンピュータが貸借/売買サポートステップを有しており、金融パーツと金融ポートフォリオを貸借または売買する際の投資損益と各種手数料をデータベースから呼び出して算出し出力することを特徴とする請求項1に記載の金融ポートフォリオの生成方法。
  8. コンピュータが、金融パーツの前提条件変更ステップを有しており、金融パーツの属性としてデータベースに記録されている期待収益率、投資リスク、他の金融パーツとの相関係数を変更しうることを特徴とする請求項1に記載の金融ポートフォリオの生成方法。
  9. データ入力装置と、演算プログラムが記憶されたメモリと、演算装置と、演算結果を出力する表示装置等を備えたコンピュータからなる金融ポートフォリオの生成システムであって、
    顧客の資金需要の属性データとして、資金需要毎の項目と、発生期間と、リスク許容度又は指定された金融パーツと、資金需要額とをコンピュータに入力して、資金需要毎の属性データを有する顧客データを出力する顧客データの生成手段と、
    上記顧客データの資金需要毎の属性データを基に、資金需要の発生期間を基にした時間要素と、リスク許容度を基にしたリスク度要素とによって資金需要を段階的に細分化し、該細分化した資金需要単位からなる資金需要サマリデータを出力する資金需要の細分化手段と、
    上記資金需要サマリデータの各細分化された資金需要単位毎に、前記コンピュータにより、データベースに記録されて、単一のポートフォリオを有する金融商品の最小単位からなる金融パーツ群の中から細分化された資金需要単位に対応するリスク許容度を満たす金融パーツを選択する金融パーツの選択手段と、
    前記コンピュータで、前記選択した金融パーツの現在価値と将来価値のデータを前記データベースから呼び出し、細分化された資金需要単位の資金需要額を前記金融パーツの将来価値で除算して金融ポートフォリオを生成するために必要な金融パーツの単位数を算出すると共に、各段階での資金需要額に前記金融パーツの現在価値を乗算して資金需要の現在価値を算出し、これらを基に金融パーツを統合した初期の金融ポートフォリオデータを生成する初期金融ポートフォリオの生成手段と、
    前記コンピュータで、上記初期の金融ポートフォリオデータを基に、金融ポートフォリオの期待収益率と、投資リスクまたは標準偏差を算出し、前記データベースから各金融パーツの売買手数料データを呼び出して売買手数料を算出し、これらをもとにした金融ポートフォリオ・サマリデータを出力する金融ポートフォリオの決定手段とを有することを特徴とする金融ポートフォリオの生成システム。
  10. 金融パーツの選択手段が、データベースに顧客が要求するリスク許容度を満たす金融パーツが記録されていない場合に、コンピュータが備える合成パーツ生成手段により、前記リスク許容度を満たすように複数の金融パーツを組み合わせた合成パーツを生成し、該合成パーツを選択することを特徴とする請求項9に記載の金融ポートフォリオの生成システム。
  11. シンセサイズド・ポートフォリオの生成手段がコンピュータに設けられており、顧客データの代わりとして、市販されている金融商品を基に、該金融商品と同一の期待収益率と、キャッシュフローと、投資リスクを有する金融ポートフォリオを生成してなることを特徴とする請求項9に記載の金融ポートフォリオの生成システム。
  12. シンセサイズド・ポートフォリオ生成手段が、金融商品の購入価格とシンセサイズド・ポートフォリオの購入価格の差額を算出して出力することを特徴とする請求項11に記載の金融ポートフォリオの生成システム。
  13. コンピュータが、金融ポートフォリオ更新手段を有しており、顧客データが更新されると、この更新された顧客データに基づき新たな金融ポートフォリオを生成し、金融ポートフォリオ・サマリを生成すると共に、更新するために売買が必要な金融パーツの種類および数量の一覧を生成することを特徴とする請求項9に記載の金融ポートフォリオの生成システム。
  14. コンピュータが、金融ポートフオリ統合管理手段を有しており、顧客が保有する金融商品をシンセサイズド・ポートフォリオに転換し、シンセサイズド・ポートフォリオおよび他の金融ポートフォリオを構成している金融パーツを統合して単独の金融ポートフォリオを生成し、保有する金融資産全体の期待収益率や投資リスクを演算し出力することを特徴とする請求項11に記載の金融ポートフォリオの生成システム。
  15. コンピュータが貸借/売買サポート手段を有しており、金融パーツと金融ポートフォリオを貸借または売買する際の投資損益と各種手数料をデータベースから呼び出して算出し出力することを特徴とする請求項9に記載の金融ポートフォリオの生成システム。
  16. コンピュータが、金融パーツの前提条件変更手段を有しており、金融パーツの属性としてデータベースに記録されている期待収益率、投資リスク、他の金融パーツとの相関係数を変更しうることを特徴とする請求項9に記載の金融ポートフォリオの生成システム。
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