JP2003186205A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2003186205A JP2001386487A JP2001386487A JP2003186205A JP 2003186205 A JP2003186205 A JP 2003186205A JP 2001386487 A JP2001386487 A JP 2001386487A JP 2001386487 A JP2001386487 A JP 2001386487A JP 2003186205 A JP2003186205 A JP 2003186205A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドラムに対するプレートの密着状態を高い精
度で把握することが可能なように画像記録装置を構成す
る。 【解決手段】 画像を記録するプレート1が巻き付けら
れるドラム2に、クランプ部材5・6を設けてプレート
の端部を締め付け固定すると共に、真空ポンプにより負
圧に保持される負圧溝7をドラムの外周面に設けて、プ
レートをドラムの外周面に密着固定させるものとし、ド
ラムの外周面には、負圧溝に真空ポンプの負圧を導入す
る負圧導入穴31を開設すると共に、この負圧導入穴を
始端とした負圧溝の終端側に、負圧溝の圧力を検出する
圧力計に動圧路を介して接続される負圧検出穴32を開
設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像を記録するプ
レートをドラムに巻き付けて保持させる構成の画像記録
装置に関し、特に負圧発生源により負圧に保持される負
圧溝をドラムの外周面に設けてプレートをドラムの外周
面に密着固定させる構成の画像記録装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】平板印刷での画像記録媒体として表面に
感材をコーティングした金属製のプレートに、レーザ光
を照射して画像を記録(露光)する画像記録装置におい
ては、プレートを巻き付けて保持させたドラムを回転す
ると共に、記録ヘッドをドラムの軸方向に移動させるこ
とによってプレートに画像を記録する構成が採用されて
おり、これにより高精度な版面を高速に形成することが
可能となる。
【0003】この種の画像記録装置では、ドラムにプレ
ートを保持させるため、プレートの両端部をそれぞれク
ランプ部材で締め付け固定すると共に、真空ポンプによ
り負圧に保持される負圧溝をドラムの外周面に設けて大
気圧との差圧によりプレートをドラムに密着させる方式
が採用されている。また、サイズの異なる複数種のプレ
ートに対応することが可能なようにクランプ部材を周方
向に可動とし、さらにプレートのサイズに関わらずに所
要の密着固定力を確保することができるように負圧溝の
配設パターンに工夫が凝らされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、負圧溝によ
るプレートの密着状態は、真空ポンプと負圧溝とを結ぶ
負圧配管の途中に設けた圧力計で監視することが一般的
である。ところが、真空ポンプの負圧を負圧溝に導入す
る負圧導入穴から離れた位置で、プレートの浮き上がり
などによる空気の吸い込みがあると、その吸い込み空気
の流速に応じた圧力損失の影響で負圧配管の圧力に直ぐ
に変化が現れず、負圧配管途中の圧力計では、応答良く
負圧溝の圧力変化を検出することができない。このた
め、ドラムに対するプレートの密着状態を高い精度で把
握することができない不都合があった。
【0005】また、新聞紙面印刷では、ドラムの軸方向
幅に対応する全幅プレートの半分の幅で周方向長さを同
一とした半幅プレートが使用されることがあり、この半
幅プレートをドラムの軸方向に並べて2枚取り付けた
り、あるいはドラムの半分に半幅プレートを1枚取り付
けたりすることができると、使い勝手が良くなり、刷版
工程の効率を高めることができる。ところが、従来の画
像記録装置では、ドラムの軸線方向の中心部を基準にし
て種々のサイズのプレート取付領域が設定されている関
係上、前記のような取付形態では適切にプレートを密着
固定することができない不都合があった。
【0006】さらに、前記の負圧によるプレートの密着
固定方式の画像記録装置では、停電などのポンプ停止事
故が発生すると、真空ポンプ側から空気が逆流して負圧
溝の圧力が上昇し、これによりプレートの固定力が低下
してプレートがドラムから離脱するおそれがあり、これ
を避けるには真空ポンプと負圧溝とを結ぶ配管途中に逆
止弁を設ければ良いが、装置構成を簡略化する観点か
ら、逆止弁を必要としない簡易な構成でポンプ停止事故
に備えることができると都合が良い。
【0007】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消するべく案出されたものであり、その第1の目的
は、ドラムに対するプレートの密着状態を高い精度で把
握することが可能なように構成された画像記録装置を提
供することにある。さらに、本発明の第2の目的は、画
像記録装置を、新聞紙面印刷で用いられる半幅プレート
を適切に密着固定することが可能なように構成すること
にある。これに加えて、本発明の第3の目的は、画像記
録装置を、簡易な構成でポンプ停止事故に備えることが
可能なように構成することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明においては、請求項1に示すとおり、画
像を記録するプレートが巻き付けられるドラムに、クラ
ンプ部材を設けてプレートの端部を締め付け固定すると
共に、負圧発生源により負圧に保持される負圧溝をドラ
ムの外周面に設けて、プレートをドラムの外周面に密着
固定させる画像記録装置において、ドラムの外周面に、
負圧溝に負圧発生源の負圧を導入する負圧導入穴を開設
すると共に、この負圧導入穴を始端とした負圧溝の終端
側に、負圧溝の圧力を検出する圧力検出手段に導圧路を
介して接続される負圧検出穴を開設したものとした。
【0009】これによると、プレートの浮き上がりなど
で空気の吸い込みが生じることによりその異常部分より
先の負圧溝の部分で生じる圧力上昇を、負圧溝の終端側
の負圧検出穴を介して圧力検出手段で応答良く検出する
ことができるため、プレートの密着状態の異常を高い精
度で検知することができる。この場合、負圧検出穴を機
能させるには、少なくとも負圧検出穴の周辺がプレート
で覆われていること、できれば負圧溝全体がプレートで
覆われていることが望ましい。
【0010】また、本発明においては、請求項2に示す
とおり、画像を記録するプレートが巻き付けられるドラ
ムに、クランプ部材を設けてプレートの端部を締め付け
固定すると共に、負圧発生源により負圧に保持される負
圧溝をドラムの外周面に設けて、プレートをドラムの外
周面に密着固定させる画像記録装置において、ドラムの
外周面に、ドラムの軸方向幅に対応する全幅プレートの
半分の幅で周方向長さを同一とした半幅プレートに対応
する一対のプレート取付領域を設定し、この一対のプレ
ート取付領域内の負圧溝が、互いに連通せずに独立し、
かつ互いに異なる負圧経路で負圧が導かれるようにした
ものとした。
【0011】これによると、一対の半幅プレート取付領
域に対応する負圧系統単位で気密性を高めることがで
き、いずれのプレート取付状態においても強固にプレー
トを密着固定すると同時に負圧固定の効率を向上させる
ことができる。この場合、1枚の全幅プレートまたは2
枚の半幅プレートで一対の半幅プレート取付領域の双方
が覆われる場合には、負圧系統の双方を稼動させ、1枚
の半幅プレートで一対の半幅プレート取付領域のいずれ
か一方が覆われる場合には、該当する半幅プレート取付
領域に対応する負圧系統を稼動させれば良い。
【0012】さらに、本発明においては、請求項3に示
すとおり、画像を記録するプレートが巻き付けられるド
ラムに、クランプ部材を設けてプレートの端部を締め付
け固定すると共に、負圧発生源により負圧に保持される
負圧溝をドラムの外周面に設けて、プレートをドラムの
外周面に密着固定させる画像記録装置において、ドラム
の外周面に、負圧溝に負圧を導く負圧経路が互いに異な
る複数のプレート取付領域を設定し、この複数のプレー
ト取付領域に対応する複数の負圧系統の間で負圧発生源
としての真空ポンプを共用し、この真空ポンプから分岐
した負圧経路の各々に常時閉型の開閉弁を設けたものと
した。
【0013】これによると、開閉弁の開閉操作でプレー
ト取付状態に応じた所要のプレート取付領域に対応する
負圧系統を稼動させて効率の良い負圧固定が可能にな
る。その上、常時閉型の開閉弁は、停電などによるポン
プ停止事故の際に閉状態に戻ることで真空ポンプ側から
の空気の逆流を防止し、負圧溝を負圧状態に保持してド
ラム回転時のプレートの離脱を回避することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照して本発
明の構成を詳細に説明する。
【0015】図1は、本発明に基づき構成された画像記
録装置を示す斜視図である。この画像記録装置は、新聞
紙面用の印刷版となるプレート1をドラム2に巻き付け
て保持させ、このドラム2をドラム回転モータ3により
回転させると共に記録ヘッド4をリニアモータでドラム
2の軸方向に走行させることによりプレート1に画像を
記録するものであり、ドラム2にクランプ部材5・6を
設けてプレート1の端部を締め付け固定すると共に、真
空ポンプ(負圧発生源)8・9により負圧に保持される
負圧溝7をドラム2の外周面に設けて、プレート1をド
ラム2の外周面に密着固定させるようになっている。
【0016】クランプ部材5・6は、ドラム2の外周面
との間にプレート1を挟み込んで締め付け固定するもの
であり、開閉動作してプレート1の固定と解除とを切り
替えることができ、プレート1の周方向寸法に対応して
ドラム2の外周面上の所定位置に固定されている。プレ
ート1をドラム2に取り付けるには、前端側クランプ部
材5に向けてプレート1を送り込み、プレート1の前端
部1aを前端側クランプ部材5で固定した上で、所要の
方向にドラム2を回転させてプレート1をドラム2に巻
き付けた後、プレート1の後端部1bを後端側クランプ
部材6で固定すれば良い。プレート1をドラム2から取
り外すには、後端側クランプ部材6の固定を解除した上
で逆方向に回転させて所定のプレート排出部に向けてプ
レート1を繰り出した後、前端側クランプ部材5を解除
した上でプレート1をプレート排出部に引き込むように
すれば良い。
【0017】図2は、図1に示した画像記録装置での複
数のプレート取付状態を示す斜視図である。新聞紙面印
刷の印刷版となるプレート1には、ドラム2の全幅に対
応する全幅プレート(2W2Lサイズ、800mm×1100m
m)と、この全幅プレートの半分の幅の半幅プレート
(1W2Lサイズ、400mm×1100mm)との2種類があ
り、図2(a)に示すように全幅プレートP1が1枚取
り付けられる場合、図2(b)に示すように半幅プレー
トP2が2枚取り付けられる場合、図2(c)に示すよ
うに半幅プレートP2が第1のプレート取付領域11に
1枚取り付けられる場合、並びに図2(d)に示すよう
に半幅プレートP2が第2のプレート取付領域12に1
枚取り付けられる場合の合計4つの態様がある。図2
(a)及び(b)に示した両態様は、負圧固定操作の面
で同等であり、以下第1のプレート取付状態として説明
する。図2(c)に示した態様は第2のプレート取付状
態、図2(d)に示した態様は第3のプレート取付状態
とする。
【0018】図1に示したようにドラム2の外周面に
は、ドラム2の軸方向幅に対応する全幅プレートの半分
の幅で周方向長さを同一とした半幅プレートに対応する
一対のプレート取付領域11・12が設定され、この一
対のプレート取付領域11・12内の負圧溝7を互いに
連通させずに独立させ、かつ互いに異なる負圧配管(負
圧経路)15・16で各々の負圧溝7に第1・第2の真
空ポンプ8・9の負圧をそれぞれ導くようにしている。
負圧配管15・16は回転シール部14に接続され、ド
ラム2内部の負圧導入路を介して負圧溝7と接続されて
いる。また、一対のプレート取付領域11・12に対応
する負圧系統ごとに、負圧配管15・16の圧力を検出
するポンプ側圧力計21・22と、導圧配管(導圧路)
17・18を介して負圧溝7の圧力を検出するドラム側
圧力計(圧力検出手段)23・24とが設けられてい
る。
【0019】図3は、図1に示したドラムの展開図であ
る。ドラム2の外周面には、負圧溝7に真空ポンプ8・
9の負圧を導入する負圧導入穴31が開設されると共
に、この負圧導入穴31を始端とした負圧溝7の終端側
に、負圧溝7の圧力を検出するドラム側圧力計23・2
4に導圧配管17・18を介して接続される負圧検出穴
32が開設されている。負圧導入穴31は、前端側クラ
ンプ部材5の近傍におけるドラム軸方向の端部寄りの負
圧導入穴配設部33に集中して設けられている。負圧検
出穴32は、プレート取付領域11・12の周方向中心
部より後端側クランプ部材6側でドラム軸方向の端部寄
りの負圧検出穴配設部34に集中して設けられている。
負圧溝7の配設パターン、負圧導入穴配設部33及び負
圧検出穴配設部34は、第1・第2のプレート取付領域
11・12で対称に設けられている。負圧導入穴配設部
33と負圧検出穴配設部34とはドラム2内部の経路の
配設を容易にするために軸方向位置が概ね一致するよう
に配置されている。
【0020】負圧溝7は、第1・第2のプレート取付領
域11・12の略全域に渡って設けられており、周方向
の負圧溝7と軸方向の負圧溝7とで全体として格子状の
パターンが形成されているが、負圧の導入並びに圧力検
出の都合から所要に部分で分断されている。具体的に
は、周方向負圧溝7aがプレート取付領域11・12の
略全域に渡って連続した態様で設けられ、この隣り合う
一対の周方向負圧溝7aをこれに梯子形状に交差する複
数の軸方向負圧溝7bで連通した状態で周方向に長い負
圧帯35が形成され、これらの負圧帯35は後端側クラ
ンプ部材6寄りの部分で軸方向に延在する連通部36に
よって相互に連通されている。
【0021】図4は、図1に示したドラムの要部を詳細
に示す展開図である。負圧導入穴配設部33には、各負
圧帯35に属する負圧溝7に負圧を導入する負圧導入穴
31が各負圧帯35ごとに個別に設けられている。最も
軸方向中心寄りの負圧帯35は、前端側クランプ部材5
に沿って設けられた端縁部38を介して負圧導入穴31
と接続されている。また、後端側クランプ部材6側の連
通部36は、軸方向中心部分に設けられた接続部40を
介して後端側クランプ部材6に沿って設けられた端縁部
41と接続され、この端縁部41における軸方向端部寄
りの部分から前側に延びた周方向部42の先端に負圧検
出穴配設部34が設けられており、負圧検出穴32は負
圧導入穴31から見て最も奥に位置する。
【0022】図5は、図1に示したドラムの断面図であ
る。ドラム2の内部には、真空ポンプの負圧を負圧導入
穴31に導く負圧導入路51・52が設けられ、また負
圧検出穴32を介して負圧溝7内の圧力を検出するため
の導圧路53・54が設けられている。この負圧導入路
51・52及び導圧路53・54は図1に示した回転シ
ール部14を介して負圧配管15・16及び導圧配管1
7・18に接続されている。
【0023】図6は、図1に示した画像記録装置の配管
構成の第1の実施形態を示すブロック図である。ポンプ
側圧力計21・22は、第1・第2の真空ポンプ8・9
とプレート取付領域11・12内の負圧溝とを結ぶ負圧
配管15・16の圧力を検出し、ドラム側圧力計23・
24は、導圧配管17・18とこれが接続された回転シ
ール、並びに負圧検出穴配設部の負圧検出穴を介して負
圧溝の終端側の圧力を検出する。負圧配管15・16に
は、逆止弁並びにタンクが設けられ、停電などによるポ
ンプ停止事故の際に負圧溝の負圧状態を保持するように
している。
【0024】ポンプ側圧力計21・22及びドラム側圧
力計23・24の検出信号は、制御部61に入力され、
ここで各圧力計21〜24の検出圧力値に基づいてプレ
ートの密着状態に異常があるか否かを判定し、異常があ
るものと判定されると、ドラム回転モータ3を停止す
る。また、制御部61には、上位の製版システムを構成
するホスト62からプレート取付状態に関する情報の信
号が入力され、この情報に基づいて第1・第2のプレー
ト取付領域11・12に対応する負圧系統のいずれを稼
動させる必要があるかを判定し、所要の真空ポンプ8・
9に作動信号を出力する。
【0025】図7は、図6に示した圧力計での検出圧力
に基づく異常検出の要領の一例を示すグラフである。こ
こでは、圧力計21〜24での検出圧力が、しきい値を
越えて危険圧力域に入ると異常と判定する。プレート1
の密着不良部分で空気の吸い込みが生じて負圧溝7の圧
力が上昇すると、ドラム側圧力計23・24の検出値は
すぐに上昇を示し、これに遅れてポンプ側圧力計21・
22の検出値が上昇する。このため、ポンプ側圧力計2
1・22単独の構成よりも早期に異常を検出することが
できる。
【0026】図8は、図6に示した圧力計での検出圧力
に基づく異常検出の要領の他の例を示すグラフである。
ここでは、ドラム側圧力計23・24とポンプ側圧力計
21・22との圧力差が所定の許容値を超えると異常と
判定する。
【0027】図9は、図1に示した画像記録装置の操作
の手順を示すフロー図である。ここでは、図2に示した
第1・第2・第3のプレート取付状態に基づいて場合分
けして画像記録操作を行い、プレート取付状態に応じて
所要の負圧系統を稼動させるようにしている。まずホス
トからプレート情報を取得し(ステップ101)、制御
部で第1・第2・第3の各プレート取付状態のいずれに
相当するかを判定し(ステップ102)、該当するプレ
ート取付状態に対応した画像記録操作を行う(ステップ
103・104・105)。
【0028】図10は、図9に示した画像記録操作の手
順を示すフロー図である。まずプレート1を送り込んで
前端側クランプ部材5によるプレート1の固定操作を行
い(ステップ201)、つづいて真空ポンプ8・9を作
動する(ステップ202)。ここで第1のプレート取付
状態では第1・第2の両真空ポンプ8・9を作動し、第
2のプレート取付状態では第1の真空ポンプ8を作動
し、第3のプレート取付状態では第2の真空ポンプ9を
作動する。ついでドラム2を回転させながらプレート1
をドラム2に巻き付け、後端側クランプ部材6によるプ
レート1の固定操作を行う(ステップ203)。このよ
うに前端側クランプ部材5の近傍に設けた負圧溝への負
圧の導入をプレート1の巻き付け動作の当初から行うこ
とにより、プレート1をドラム2に密着させながら巻き
付けることができ、これによりプレート1の弛みを避け
ることができる。
【0029】つぎに圧力計21〜24による圧力検出を
開始し(ステップ204)、ここで第1のプレート取付
状態では第1・第2の両負圧系統のポンプ側圧力計21
・22並びにドラム側圧力計23・24の検出圧力を監
視し、第2のプレート取付状態では第1の負圧系統の圧
力計21・23の検出圧力を監視し、第3のプレート取
付状態では第2の負圧系統の圧力計22・24の検出圧
力を監視する。そしてドラム2を記録開始位置に調整し
た上でドラム2の高速回転による記録処理を開始し(ス
テップ205)、記録が終了すると圧力計21〜24に
よる圧力検出を終了する(ステップ206)。
【0030】つぎにドラム2の回転を停止させた上で、
後端側クランプ部材6によるプレート1の固定を解除し
(ステップ207)、つづいてドラム2を逆回転させて
プレート1を繰り出す(ステップ208)。そして真空
ポンプ8・9を停止し(ステップ209)、前端側クラ
ンプ部材5によるプレート1の固定を解除してプレート
1をドラム2から取り外して排出し(ステップ21
0)、待機状態とする(ステップ211)。このように
ドラム2の回転によるプレート1の繰り出しが終了する
まで負圧溝への負圧の導入を継続することにより、プレ
ート1の弛みを避けてプレート1の繰り出しを円滑に行
うことができる。
【0031】図11は、図1に示した画像記録装置の配
管構成の第2の実施形態を示すブロック図である。ここ
では、第1・第2のプレート取付領域11・12に対応
する第1・第2の負圧系統の間で負圧発生源としての真
空ポンプ111を共用し、この真空ポンプ111から分
岐した第1・第2の負圧配管(負圧経路)112・11
3の各々に常時閉(ノーマルクローズ)型の第1・第2
の開閉弁114・115が設けられている。この開閉弁
114・115は、ソレノイドで作動する電磁弁であ
り、制御部61からの操作信号で開閉動作する。画像記
録操作の際には、真空ポンプ111を作動させると共
に、プレート取付状態に応じて所要のプレート取付領域
11・12に対応する負圧系統の開閉弁114・115
を開いて所要のプレート取付領域11・12内の負圧溝
に負圧を導入する。また、停電などによるポンプ停止事
故の際には、閉状態に戻った開閉弁114・115で真
空ポンプ111側からの空気の逆流が防止され、負圧溝
を負圧状態に保持することができる。
【0032】図12は、図11に示した配管構成での操
作の手順を示すフロー図である。まず前端側クランプ部
材5によるプレート1の固定操作を行い(ステップ30
1)、つづいて電磁弁114・115を作動し(ステッ
プ302)、真空ポンプ111を作動する(ステップ3
03)。ここで第1のプレート取付状態では第1・第2
の両電磁弁114・115を開き、第2のプレート取付
状態では第1の電磁弁114を開き、第3のプレート取
付状態では第2の電磁弁115を開く。ついでドラム2
を回転させながらプレート1をドラム2に巻き付け、後
端側クランプ部材6によるプレート1の固定操作を行う
(ステップ304)。
【0033】つぎに圧力計21〜24による圧力検出を
開始し(ステップ305)、ここで第1のプレート取付
状態では第1・第2の両負圧系統のポンプ側圧力計21
・22並びにドラム側圧力計23・24の検出圧力を監
視し、第2のプレート取付状態では第1の負圧系統の圧
力計21・23の検出圧力を監視し、第3のプレート取
付状態では第2の負圧系統の圧力計22・24の検出圧
力を監視する。そしてドラム2を記録開始位置に調整し
た上でドラム2の高速回転による記録処理を開始し(ス
テップ306)、記録が終了すると圧力計21〜24に
よる圧力検出を終了する(ステップ307)。
【0034】つぎにドラム2の回転を停止させた上で、
後端側クランプ部材6によるプレート1の固定を解除し
(ステップ308)、つづいてドラム2を逆回転させて
プレート1を繰り出す(ステップ309)。そして真空
ポンプ111を停止し(ステップ310)、電磁弁11
4・115を解除する(ステップ311)。ついで前端
側クランプ部材5によるプレート1の固定を解除してプ
レート1をドラム2から取り外して排出し(ステップ3
12)、待機状態とする(ステップ313)。
【0035】
【発明の効果】このように本発明によれば、プレートの
浮き上がりなどで空気の吸い込みが生じることによりそ
の異常部分より先の負圧溝の部分で生じる圧力上昇を、
負圧溝の終端側の負圧検出穴を介して圧力検出手段で応
答良く検出することができるため、プレートの密着状態
の異常を高い精度で検知することが可能になる。また、
半幅プレートが用いられる構成では、一対の半幅プレー
ト取付領域に対応する負圧系統単位で気密性を高めるこ
とができ、いずれのプレート取付状態においても強固に
プレートを密着固定すると同時に負圧固定の効率を向上
させることができる。さらに、常時閉型の開閉弁でプレ
ート取付状態に応じた所要のプレート取付領域に対応す
る負圧系統を稼動させることで効率の良い負圧固定がで
きると共に、簡単な構成でポンプ停止事故に備えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づき構成された画像記録装置を示す
斜視図
【図2】図1に示した画像記録装置での複数のプレート
取付状態を示す斜視図
【図3】図1に示したドラムの展開図
【図4】図1に示したドラムの要部を詳細に示す展開図
【図5】図1に示したドラムの断面図
【図6】図1に示した画像記録装置の配管構成の第1の
実施形態を示すブロック図
【図7】図6に示した圧力計での検出圧力に基づく異常
検出の要領の一例を示すグラフ
【図8】図6に示した圧力計での検出圧力に基づく異常
検出の要領の他の例を示すグラフ
【図9】図1に示した画像記録装置の操作の手順を示す
フロー図
【図10】図9に示した画像記録操作の手順を示すフロ
ー図
【図11】図1に示した画像記録装置の配管構成の第2
の実施形態を示すブロック図
【図12】図11に示した配管構成での操作の手順を示
すフロー図
【符号の説明】
1 プレート、P1 全幅プレート、P2 半幅プレー
ト 1a 前端部、1b 後端部 2 ドラム 5 前端側クランプ部材 6 後端側クランプ部材 7 負圧溝 8・9 真空ポンプ(負圧発生源) 11・12 プレート取付領域 15・16 負圧配管(負圧経路) 17・18 導圧配管(導圧路) 21・22 ポンプ側圧力計 23・24 ドラム側圧力計(圧力検出手段) 31 負圧導入穴 32 負圧検出穴 53・54 導圧路 111 真空ポンプ(負圧発生源) 112・113 負圧配管(負圧経路) 114・115 開閉弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を記録するプレートが巻き付けら
    れるドラムに、クランプ部材を設けて前記プレートの端
    部を締め付け固定すると共に、負圧発生源により負圧に
    保持される負圧溝を前記ドラムの外周面に設けて、前記
    プレートを前記ドラムの外周面に密着固定させる画像記
    録装置であって、 前記ドラムの外周面に、前記負圧溝に負圧発生源の負圧
    を導入する負圧導入穴を開設すると共に、該負圧導入穴
    を始端とした前記負圧溝の終端側に、前記負圧溝の圧力
    を検出する圧力検出手段に導圧路を介して接続される負
    圧検出穴を開設したことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 画像を記録するプレートが巻き付けら
    れるドラムに、クランプ部材を設けて前記プレートの端
    部を締め付け固定すると共に、負圧発生源により負圧に
    保持される負圧溝を前記ドラムの外周面に設けて、前記
    プレートを前記ドラムの外周面に密着固定させる画像記
    録装置であって、 前記ドラムの外周面に、前記ドラムの軸方向幅に対応す
    る全幅プレートの半分の幅で周方向長さを同一とした半
    幅プレートに対応する一対のプレート取付領域を設定
    し、該一対のプレート取付領域内の前記負圧溝が、互い
    に連通せずに独立し、かつ互いに異なる負圧経路で負圧
    が導かれるようにしたことを特徴とする画像記録装置。
  3. 【請求項3】 画像を記録するプレートが巻き付けら
    れるドラムに、クランプ部材を設けて前記プレートの端
    部を締め付け固定すると共に、負圧発生源により負圧に
    保持される負圧溝を前記ドラムの外周面に設けて、前記
    プレートを前記ドラムの外周面に密着固定させる画像記
    録装置であって、 前記ドラムの外周面に、前記負圧溝に負圧を導く負圧経
    路が互いに異なる複数のプレート取付領域を設定し、該
    複数のプレート取付領域に対応する複数の負圧系統の間
    で前記負圧発生源としての真空ポンプを共用し、該真空
    ポンプから分岐した前記負圧経路の各々に常時閉型の開
    閉弁を設けたことを特徴とする画像記録装置。
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JP2013184382A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Dainippon Screen Mfg Co Ltd パターン形成方法およびパターン形成装置
CN115782360A (zh) * 2022-12-31 2023-03-14 江苏圆睿数码科技有限公司 一种具有自动补版功能的ctp版材印刷装置

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