JP3054794B2 - 電空変換器 - Google Patents

電空変換器

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JP3054794B2
JP3054794B2 JP5277402A JP27740293A JP3054794B2 JP 3054794 B2 JP3054794 B2 JP 3054794B2 JP 5277402 A JP5277402 A JP 5277402A JP 27740293 A JP27740293 A JP 27740293A JP 3054794 B2 JP3054794 B2 JP 3054794B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電気信号を空気圧に変
換する電空変換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の電空変換器として、
図3および図4に示すように構成されたものが知られて
いる。すなわち、図3は電空変換器の動作原理を示すブ
ロック図で、1はCPU等を備えた演算部、2は電空変
換部、3は電空変換部2からのノズル背圧PN を増幅し
出力空気圧Pout とするパイロットリレー、4は出力空
気圧Pout を検出するフィードバックセンサである。
【0003】電空変換部2は、図4に示すように平面視
コ字状に形成された永久磁石5と、永久磁石5の上下面
両端部に一端部を対向させてそれぞれ取り付けられたヨ
ーク6と、上下のヨーク間に配設されたコイル7と、ヨ
ーク5間に適宜な隙間を保って配設されることによりコ
イル7の中心を貫通し、その下端部が下側のヨーク6の
一方に支点ばね8によって揺動自在に支持されたフラッ
パ(鉄片)9と、フラッパ9の下端に設けられたカウン
タウェイト10とで構成され、フラッパ9の上端部には
ノズル11が近接対向して配設されている。ノズル11
には絞り12を介して空気圧供給源から所定圧PS の空
気が供給されている。
【0004】このような構成の電空変換器において、入
力電気信号I0 (4〜20mA)が入力されると、フィ
ードバックセンサ4からのフィードバック信号I1 と比
較され、その偏差が零の場合は電空変換部2に対する演
算部1からの補正信号の送出は行われない。入力電気信
号I0 が変化し、フィードバックセンサ4からのフィー
ドバック信号I1 との間で偏差が生じると、演算部1か
ら補正信号が電空変換部2へ出力される。この補正信号
はコイル7へ与えられてその磁界を変化させるため、フ
ラッパ9がノズル方向もしくは反ノズル方向に揺動す
る。このため、ノズル11とフラッパ9との離間距離x
が変化し、ノズル11の背圧(ノズル背圧)PN が変化
する。ノズル背圧PN は、パイロットリレー3によって
増幅された後、図示せぬ調節弁の弁軸を駆動する操作器
に出力空気圧Pout として供給され、これによって調節
弁の開度が制御される。また、出力空気圧Pout はフィ
ードバックセンサ4によって検出され、フィードバック
信号I1 として入力側へ戻されるため、調節弁はI0
1 との偏差が零になるところで安定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電空変換器によると、空気圧供給源からの供
給空気に含まれるゴミ(ミスト)がノズル11や絞り1
2の内壁面に付着する等して、経時的に流通空気路の断
面積が変化し、気がつかないうちに正規の電空変換特性
が得られなくなっているという問題があった。すなわ
ち、図5に実線で示す正規のノズルフラッパ特性に対
し、例えば、ノズル11が詰まった場合には同図に一点
鎖線で示すようなノズルフラッパ特性となり、絞り12
が詰まった場合には同図に二点鎖線で示すようなノズル
フラッパ特性となり、気がつかないうちに正規の電空変
換特性が得られなくなってしまい、最悪の場合には電空
変換器が動作しなくなる。このため、従来においては、
メンテナンスを頻繁に行っており、これに過大な手間と
時間がかかっていた。
【0006】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、頻繁にメン
テナンスを行う必要のない電空変換器を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、ノズル背圧PN を検出するノズル
背圧検出手段と、出力空気圧Pout を検出する出力空気
圧検出手段と、空気圧供給源からの供給空気が与えられ
ているか否かを検出する供給空気有無検出手段と、出力
空気圧検出手段の検出する出力空気圧Pout とノズル背
圧検出手段の検出するノズル背圧PN 供給空気有無検
出手段の検出する供給空気の有無に基づいて流通空気路
の異常種別を判断する異常判断手段とを備えたものであ
る。
【0008】
【作用】したがってこの発明によれば、出力空気圧P
out とノズル背圧PN 供給空気の有無に基づいて、流
通空気路の異常種別が判断される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。図1はこの発明の一実施例を示す電空変換器のブロ
ック図である。同図において、図3と同一符号は同一構
成要素を示し、その説明は省略する。
【0010】本実施例においては、電空変換部2からの
ノズル背圧PN を圧力センサ13で検出するものとし、
この検出したノズル背圧PN をセンサ信号SN として演
算部1’へ与えるものとしている。また、空気圧供給源
からの供給空気(PS =1.4kg/cm2 )が与えられ
ているか否かを、0.7kg/cm2 以上の圧力でONと
なる圧力スイッチ14にて検出するものとし、その検出
信号(ON・OFF信号)SP を演算部1’へ与えるも
のとしている。また、フィードバックセンサ4の検出す
る出力空気圧Pout をセンサ信号SO として、演算部
1’へ与えるものとしている。そして、演算部1’にお
いて、センサ信号SN ,SP ,SO に基づき、流通空気
路の正常・異常を判断するものとしている。
【0011】図2は演算部1’での正常・異常の判断基
準の論理を示す図である。演算部1’は、供給空気が与
えられており(PS ≧0.7kg/cm2 )、ノズル背圧
Nが0.7kg/cm2 を中心とする動作範囲(例え
ば、0.02kg/cm2 )内で、出力空気圧Pout
0.2〜1kg/cm2 であれば、論理よって正常であ
ると判断する。また、供給空気が与えられており、ノズ
ル背圧PN が0kg/cm2で、出力空気圧Pout が0kg
/cm2 であれば、論理によって異常(絞り12のつ
まり)と判断する。また、供給空気が与えられており、
ノズル背圧PN が1.4kg/cm2 で、出力空気圧P
out が1.4kg/cm2 であれば、論理によって異常
(ノズル11のつまり)と判断する。また、供給空気が
与えられており、ノズル背圧PN が0.7kg/cm2
中心とする動作範囲内で、出力空気圧Pout が0kg/c
2 であれば、論理によって異常(パイロットリレー
3の背圧回路のつまり)と判断する。また、供給空気が
与えられており、ノズル背圧PNが0.7kg/cm2
中心とする動作範囲内で、出力空気圧Pout が1.4kg
/cm2 であれば、論理によって異常(パイロットリ
レー3のバイアス室のリーク)と判断する。
【0012】なお、供給空気が与えられていない場合に
は、ノズル背圧PN が0kg/cm2で、出力空気圧P
out が0kg/cm2 となるが、この場合には論理によ
って演算部1’は正常と判断する。すなわち、供給空気
が与えられているか否かを圧力スイッチ14で検出する
ことにより、論理による正常と論理による異常とを
区別する。
【0013】したがって、本実施例によれば、図2に示
した論理基準に従う演算部1’での正常・異常の判断に
より、異常と判断した場合にその情報を上位装置に送っ
たり、電空変換器に表示部を付設してその情報を表示す
る等により、電空変換器における流通空気路の異常を知
らせることが可能となる。
【0014】なお、本実施例では、異常の判断基準とな
るノズル背圧PN および出力空気圧Pout のしきい値を
最悪の状態として定めたが、許容できる詰まり具合によ
ってそのしきい値を適当に定めることにより、電空変換
器が動作しなくなる前にメンテナンスを促すようにする
ことが可能となる。これによって、頻繁にメンテナンス
を行う必要がなくなり、省力化を図ることができる。
【0015】
【0016】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、出力空気圧Pout とノズル背圧PN
給空気の有無に基づいて流通空気路の異常種別が判断さ
れるものとなり、この異常判断に促されてメンテナンス
を行うようにすれば、頻繁にメンテナンスを行う必要が
なくなり、省力化を図ることが可能となる。また、異常
判断に際してはその異常種別が特定されるので、その特
定された異常種別に対応した装備や交換部品のみを持参
して現場に赴くということが可能となり、能率よくメン
テナンス作業を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電空変換器のブロック
図である。
【図2】この電空変換器の演算部での正常・異常の判断
基準の論理を示す図である。
【図3】従来の電空変換器のブロック図である。
【図4】図1および図3にそのブロック図を示した電空
変換器における電空変換部の構成を示す側断面図であ
る。
【図5】電空変換器におけるノズルフラッパ特性の経時
変化を示す図である。
【符号の説明】
1’演算部 2 電空変換部 3 パイロットリレー 4 フィードバックセンサ 9 フラッパ 11 ノズル 12 絞り 13 圧力センサ 14 圧力スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F15B 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気圧供給源からの供給空気を噴出する
    ノズルとフラッパとの離間距離(x)を入力電気信号に
    基づいて調整し、これによって得られるノズル背圧(P
    N )を増幅して出力空気圧(Pout )とする電空変換器
    において、 前記ノズル背圧(PN )を検出するノズル背圧検出手段
    と、 前記出力空気圧(Pout )を検出する出力空気圧検出手
    段と、前記空気圧供給源からの供給空気が与えられているか否
    かを検出する供給空気有無検出手段と、 前記出力空気圧検出手段の検出する出力空気圧
    (Pout )と前記ノズル背圧検出手段の検出するノズル
    背圧(PN )と前記供給空気有無検出手段の検出する供
    給空気の有無に基づいて流通空気路の異常種別を判断す
    る異常判断手段とを備えたことを特徴とする電空変換
    器。
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JP5696006B2 (ja) * 2011-09-02 2015-04-08 アズビル株式会社 ポジショナの異常診断方法および装置
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