JP2003185516A - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ

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JP2003185516A
JP2003185516A JP2001380614A JP2001380614A JP2003185516A JP 2003185516 A JP2003185516 A JP 2003185516A JP 2001380614 A JP2001380614 A JP 2001380614A JP 2001380614 A JP2001380614 A JP 2001380614A JP 2003185516 A JP2003185516 A JP 2003185516A
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JP
Japan
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pressure
receiving pin
pressure receiving
end side
pressure sensor
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Application number
JP2001380614A
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English (en)
Inventor
Atsushi Tsukada
厚志 塚田
Kentarou Mizuno
健太朗 水野
Yoshiteru Omura
義輝 大村
Jiro Sakata
二郎 坂田
Masayoshi Masuoka
優美 増岡
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Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直接に圧力を受ける部分をダイアフラムで形
成せずに圧力を精度良く検知でき、かつ、静圧の検知が
可能な圧力センサを実現する。 【解決手段】 圧力センサ100は、ハウジング108
と、受圧ピン132と、力検知素子116等を備えてい
る。ハウジング108は、その先端部に案内孔128a
が形成された案内部128を有する。受圧ピン132
は、圧力を受けると案内部128との間のシール状態を
保持しながら案内孔128a内を変位する。力検知素子
116は、ハウジング108の内部のうち受圧ピン13
2よりも後端側に収容されている。また、力検知素子1
16は、受圧ピン132と対向する位置に配置された力
伝達ブロックと、力伝達ブロックに接合されるとともに
ピエゾ抵抗部を持つ半導体ブロックとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、圧力センサに関
する。
【0002】
【従来の技術】 図10に従来の第1の圧力センサ1の
断面図を示す。この圧力センサ1は、アウターハウジン
グ2と、インナーハウジング4と、力伝達・断熱部8
と、力検知素子6を備えている。なお、図示右側が先端
側、図示左側が後端側である。アウターハウジング2に
は、インナーハウジング4が収容されている。インナー
ハウジング4の先端には、ダイアフラム10が形成され
ている。ダイアフラム10は金属で形成されている。力
伝達・断熱部8は、ダイアフラム10に取付けられてい
る。力検知素子6は、力伝達・断熱部8と対向する位置
に配置された力伝達ブロック6bと、力伝達ブロック6
bに接合されるとともにピエゾ抵抗部(図示省略)を持
つ半導体ブロック6aを有する。
【0003】この圧力センサ1では、圧力がダイアフラ
ム10に加えられると、ダイアフラム10がたわむこと
で力伝達・断熱部8が後端側に変位する。力伝達・断熱
部8が後端側に変位すると、その変位による圧縮力が力
伝達・断熱部8と対向する位置にある力伝達ブロック6
bに加えられる。力伝達ブロック6bに加えられた圧縮
力は、力伝達ブロック6bと接合された半導体ブロック
6aに伝達される。半導体ブロック6aに所定の圧縮力
が伝達されると、ピエゾ抵抗部(図示省略)の電気抵抗
値が変化する。この変化量を検知することで、ダイアフ
ラム10に加えられた圧力の大きさを検知できる。
【0004】図12に従来の第2の圧力センサ30の断
面図を示す。この圧力センサ30は、特開平3−185
326号公報に記載されている。この圧力センサ30
は、アウターハウジング34と、インナーハウジング3
2と、受圧ピン42と、圧電素子36とを備えている。
なお、図示右側が先端側、図示左側が後端側である。ア
ウターハウジング34は、その先端部に案内孔40aが
形成された案内部40を有する。インナーハウジング3
2は、その先端にダイアフラム38が形成されている。
受圧ピン42は、圧力を受けると案内孔40a内を変位
する。なお、アウターハウジング34とインナーハウジ
ング32の間のシールは、シール部材37によって行わ
れている。圧電素子36は、アウターハウジング34の
内部のうち受圧ピン40よりも後端側に収容されてい
る。上記したダイアフラム38は受圧ピン42と圧電素
子36の間に設けられ、受圧ピン42と圧電素子36の
各々に接している。
【0005】この圧力センサでは、圧力が受圧ピン42
の先端に加えられると、受圧ピン42が後端側に変位す
る。受圧ピン42が後端側に変位すると、その変位によ
る圧縮力が圧電素子36に加えられる。圧電素子36
は、圧縮力が加えられると、表面に電荷が発生し、発生
した電荷に対応する電圧が生じる。この電圧値を検知す
ることで、受圧ピン42の先端に加えられた圧力の大き
さを検知できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 図10に示す圧力セ
ンサ1は、直接に圧力を受ける部分が金属製のダイアフ
ラム10で構成されている。しかし、金属製のダイアフ
ラム10は、急激な熱ショックが生じる状況での圧力を
検知する場合(例えばエンジンのシリンダ内の圧力や、
爆発成形時又は花火打上げ時の圧力を検知する場合
等)、表側(熱を直接に受ける側)10aと裏側(熱を
間接に受ける側)10bで熱膨張の程度に差が生じ、表
側10aの方が裏側10bよりも大きく伸びる。この結
果、実際に印加されている圧力は変化していないのに、
負圧が印加されたのと同様の挙動をダイアフラム10が
示すという事象が生じる。
【0007】この事象は、図11に示すように、圧力セ
ンサの出力が、実際に印加されている圧力に対応する出
力値よりも小さな出力値を出力するという問題を引き起
こす。図11は、ダイアフラム10が火炎にさらされて
いる状態であって、かつ、印加されている圧力がほとん
ど変化しない状態での圧力センサの出力である。従っ
て、このようなダイアフラム10を備えた圧力センサ1
では、最初から出力値が下がることを見込んで、低下が
予想される出力値の分を補正するような調整を予め行っ
ていた。しかしながら、このような調整は面倒で、手間
のかかる作業であった。また、直接に圧力を受ける部分
をダイアフラムで形成すると、圧力センサの製造コスト
が上がってしまうという問題もあった。
【0008】また、図12に示す圧電素子36は、圧縮
力が加えられたその時点では表面に電荷が発生するが、
その加えられた圧縮力に変化がないと、発生した電荷は
圧電素子36の周囲の高インピーダンス部分(例えばハ
ウジング34、36)へ逃げていってしまう。この結
果、発生した電荷に対応する電圧値も減少する。このよ
うに、圧電素子36を感圧部とする圧力センサ30は、
圧電素子36に加えられた圧縮力にあまり変化がない状
態、即ち、受圧ピン42に加えられた圧力に変化があま
りない状態の圧力(静圧)を検知することは困難であ
る。
【0009】本発明は、直接に圧力を受ける部分をダイ
アフラムで形成せずに圧力を精度良く検知でき、かつ、
静圧の検知が可能な圧力センサを実現することを目的と
する
【0010】
【課題を解決するための手段および作用と効果】 本発
明の一つの態様を表す圧力センサは、ハウジングと、受
圧ピンと、力検知素子を備えている。ハウジングは、そ
の先端部に案内孔が形成された案内部を有する。受圧ピ
ンは、圧力を受けると案内部との間のシール状態を保持
しながら案内孔内を変位する。力検知素子は、ハウジン
グ内部のうち受圧ピンよりもハウジング後端側に収容さ
れている。また、力検知素子は、受圧ピンと対向する位
置に配置された力伝達ブロックと、力伝達ブロックに接
合されるとともにピエゾ抵抗部を持つ半導体ブロックと
を有する(請求項1)。
【0011】この圧力センサでは、圧力が受圧ピンの先
端に加えられると、受圧ピンが後端側に変位する。受圧
ピンが後端側に変位すると、その変位による圧縮力が受
圧ピンと対向する位置にある力伝達ブロックに加えられ
る。力伝達ブロックに加えられた圧縮力は、力伝達ブロ
ックと接合された半導体ブロックに伝達される。半導体
ブロックに所定の圧縮力が伝達されると、ピエゾ抵抗効
果によってピエゾ抵抗部の電気抵抗値が変化する。受圧
ピンの先端に加えられた圧力の大きさが所定の範囲内の
場合、その圧力の大きさとピエゾ抵抗部の電気抵抗値の
変化量はほぼ比例する。このため、ピエゾ抵抗部の電気
抵抗値の変化量を検知することで、半導体ブロック(ピ
エゾ抵抗部)に加えられた圧縮力の大きさを精度良く検
知できる。このため、受圧ピンの先端に加えられた圧力
の大きさを精度良く検知できる。
【0012】この圧力センサは直接に圧力を受ける部分
として、従来のダイアフラム構造に代えて、受圧ピン構
造を採用することができたので、急激な熱ショックが生
じる状況での圧力を検知する場合(例えばエンジンのシ
リンダ内の圧力や、爆発成形時や花火打上げ時の圧力を
検知する場合)でも、実際に印加された圧力に対応する
出力値より小さな出力値が出力されないようにすること
ができる。従って、この圧力センサによれば、低下が予
想される出力値の分を補正するような面倒で手間のかか
る調整が不要となる。また、直接に圧力を受ける部分を
ダイアフラムで形成していないので、圧力センサの製造
コストを下げることができる。
【0013】また、この圧力センサは感圧部として、従
来の圧電素子に代えて、力検知素子を採用している。力
検知素子は上記したように、所定の圧縮力が伝達される
と、ピエゾ抵抗部の電気抵抗値が変化する。この電気抵
抗値は、圧電素子で発生する電荷と異なり、加えられた
圧縮力に変化がないからといって減少しない。従って、
力検知素子に加えられた圧縮力にあまり変化がない状
態、即ち、受圧ピンに加えられた圧力にあまり変化がな
い状態の圧力(静圧)を検知することが可能である。
【0014】この圧力センサでは、力検知素子のピエゾ
抵抗部が、半導体ブロックの(110)面、(100)
面又はこれらと等価な面に形成されていることが好まし
い(請求項2)。また、力検知素子のピエゾ抵抗部の電
気抵抗値が、ピエゾ抵抗係数π13、π63、π12
π11のいずれかに従って変化することが好ましい(請
求項3)。さらに、力検知素子のピエゾ抵抗部が、メサ
段差状に形成されていることが好ましい(請求項4)。
【0015】これらの態様によると、高感度な力検知素
子を実現できる。よって、受圧ピンが微小にしか変位し
なくても、その変位による圧縮力を高感度で検知でき
る。このように、受圧ピンの変位量を微小に抑えること
ができると、受圧ピンと案内部の間のシール状態を長期
に亘って良好に保持することができる。また、加圧時
(受圧ピンが後端側に変位した時)と減圧時(受圧ピン
が先端側に戻った時)で、加えられている圧力値が同じ
であっても出力値に差が出てしまう現象(ヒステリシ
ス)を抑制できる。
【0016】この圧力センサでは、力検知素子の力伝達
ブロックは、受圧ピンと対向する位置に配置されるとと
もにハウジングの先端側よりも後端側の断面積が広いブ
ロックを含むことが好ましい(請求項5)。
【0017】この態様によると、受圧ピンからの圧縮力
は上記ブロックの先端側の頂部からその周囲に分散し、
その分散された圧縮力が半導体ブロックに伝達される。
このため、半導体ブロックの一部に圧縮力が集中して加
わって、半導体ブロックが破損されてしまうこと等を防
止できる。この構成は、ピエゾ抵抗部がメサ段差状に形
成されている場合に特に有用である。
【0018】この圧力センサでは、案内部と受圧ピンの
間にシール部材が介装されていることが好ましい(請求
項6)。
【0019】この態様によると、案内部と受圧ピンの間
のシール性を高めることができる。このため、案内部と
受圧ピンの間を通ってハウジングの内部へ圧力媒体(気
体、液体等)が漏れてしまうことをさらに抑制できる。
【0020】この圧力センサでは、受圧ピンが案内部の
先端面よりもハウジング後端側に入り込んでおり、シー
ル部材と受圧ピンの間のシール面先端が、案内孔の伸び
る方向に対し内側に傾斜していることが好ましい(請求
項7)。
【0021】この態様によると、受圧ピンの先端付近の
シール性をより高めることができる。
【0022】この圧力センサでは、受圧ピンが、断熱性
材料で形成されていることが好ましい(請求項8)。
【0023】この態様によると、急激な熱ショックが生
じる状況での圧力を検知する場合でも、受圧ピンを経由
して力検知素子に熱が伝達されることを抑制できる。
【0024】この圧力センサでは、受圧ピンは、その先
端側が金属で形成され、その後端側が断熱性材料で形成
されていることが好ましい(請求項9)。
【0025】この態様によると、後端側が断熱性材料で
形成されているため、受圧ピンを経由して力検知素子に
熱が伝達されることを抑制できる。また、先端側が金属
で形成されているため、受圧ピンの欠け、割れを抑制で
きるので、受圧ピンの寿命を延ばすことができる。
【0026】この圧力センサでは、案内部と受圧ピンの
間に、受圧ピンのハウジング先端側への最大変位位置を
規制する手段が設けられていることが好ましい(請求項
10)。
【0027】この態様によると、圧力センサに衝撃や負
圧が加わった場合等でも、受圧ピンがハウジングの先端
側へ抜け落ちてしまうことを防止できる。
【0028】この圧力センサでは、ハウジング内部であ
って、その先端面よりも後端側に形成されたダイアフラ
ムをさらに備え、ダイアフラムは、受圧ピンが変位する
とたわみ、かつ、少なくとも受圧ピンが後端側に変位し
たときにダイアフラムよりも先端側と後端側の空間を遮
断するように構成されていることが好ましい(請求項1
1)。
【0029】この態様によると、案内部と受圧ピンの先
端側でシール性が若干破れた場合であっても、少なくと
も受圧ピンが後端側に変位したときに、ダイアフラムよ
りも先端側と後端側の空間を遮断するように構成されて
いるから、圧力媒体がハウジング内部まで漏れてしまう
ことを防止できる。また、ダイアフラムはハウジング内
部であって、その先端面よりも後端側に形成されている
から、急激な熱ショックが生じる状況での圧力を検知す
る場合でも、ダイアフラムに直接に急激な熱ショックが
加えられない。このため、圧力変動がない状態にもかか
わらずダイアフラムに負圧が印加されたのと同様な状態
となることを回避できる。なお、圧力が加えられて受圧
ピンが後端側に変位しようとする場合は、ダイアフラム
も後端側にたわむので、受圧ピンの後端側への変位は妨
げられない。
【0030】この圧力センサでは、ダイアフラムは、開
口が形成されており、受圧ピンは、ダイアフラムの開口
を貫通し、ダイアフラムよりもハウジング先端側に位置
する部位の径がダイアフラムの開口よりも大きく、ダイ
ヤフラムと受圧ピンの間は、受圧ピンがハウジング後端
側に変位するとシールされるように構成されていること
が好ましい(請求項12)。
【0031】ハウジング内部であって、その先端面より
も後端側にダイアフラムが形成されている場合に、受圧
ピンに圧力が加えられて受圧ピンがハウジング後端側に
変位する動作が何度も繰返されると、ダイアフラムに塑
性変形が生じてしまう。この塑性変形は、センサ出力の
精度低下を招く。この塑性変形は、開口が形成されてい
ない平板状のダイアフラムを、受圧ピンの後端面で押圧
する構成であると生じやすい。また、ダイアフラムが薄
くなる程生じやすい。この態様によると、上記したよう
にダイアフラムに開口が形成されており、また、ダイア
フラムを受圧ピンの後端面で押圧する構成となっていな
いので、ダイアフラムの塑性変形を抑制しながら、圧力
媒体がハウジング内部まで漏れてしまうことを防止でき
る。また、ダイアフラムに直接に熱が加えられない。さ
らに、受圧ピンの後端側への変位も妨げられない。
【0032】上記した請求項1から12のいずれかに記
載の圧力センサは、エンジンのシリンダ内部に設け、そ
の内部の圧力を検知する筒内圧センサ(請求項13)と
して実施することで、その作用効果をより有意義に発揮
できる。
【0033】
【発明の実施の形態】(第1実施例) 図1に第1実施
例の圧力センサ100を示す。この圧力センサ100
は、先端側及び後端側アウターハウジング108、10
2と、先端側及び後端側インナーハウジング106、1
04と、密封端子110と、力検知素子116と、リー
ドピン112と、ボンディングワイヤ114と、受圧ピ
ン132等を備えている。なお、図示右側が先端側、図
示左側が後端側である。以下の第1〜第4実施例の圧力
センサは、エンジンのシリンダ内部に設けられ、その内
部の圧力を検知する筒内圧センサ等に有意義に用いるこ
とができる。
【0034】先端側及び後端側アウターハウジング10
8、102は略筒状に形成されている。先端側アウター
ハウジング108は、その先端部に、案内孔128aが
形成された案内部128を有する。即ち、案内部128
は先端側アウターハウジング108に一体的に形成され
ている。案内部128には、周囲をフッ素ゴム130で
覆った状態の円柱状の受圧ピン132が圧入されてい
る。この態様によると、案内部128と受圧ピン132
の間のシール性を簡単かつ効果的に高めることができ
る。受圧ピン132はジルコニアで形成されている。ジ
ルコニアで形成すると、高い断熱性を実現できる。受圧
ピン132は、先端面(受圧面)132cに所定の圧力
が加えられると、案内孔128a内を後端側へ向けて数
μm程度変位するようになっている。
【0035】なお、図2に示すように、受圧ピン132
が案内部128の先端面Aより後端側に入り込んでお
り、フッ素ゴム130が符号130aに示すように、受
圧ピン132の先端面132cに接する位置から案内部
128の先端側案内面128bに接する位置まで伸びて
いてもよい。この態様によると、フッ素ゴム130と受
圧ピン132の間のシール面先端F1が、案内孔128
aの伸びる方向に対し内側に垂直に傾斜した構造とな
る。この構造によると、受圧ピン132とフッ素ゴム1
30の間に圧力媒体をより入り込みにくくすることがで
きる。また、この構造によると、受圧ピン132の先端
側に圧力が作用したときには、上記したシール面先端F
1がより強固にシールされるという効果も得られる。
【0036】また、図3に示すように、受圧ピン132
が案内部128の先端面Aより後端側に入り込んでお
り、受圧ピン132の先端部132dを先細りのテーパ
状とし、そのテーパ面(シール面先端)F2と案内孔1
28aの間をシールするようにくさび状のフッ素ゴム1
30bを設けてもよい。この態様によっても、フッ素ゴ
ム130と受圧ピン132の間のシール面先端F2が、
案内孔128aの伸びる方向に対し内側に傾斜した構造
となる。この構造によると、受圧ピン132の先端側に
圧力が作用したときには、テーパ状の先端部132dと
くさび状のフッ素ゴム先端130b間の自己整合作用に
よって、上記したシール面先端F2が強固にシールされ
るという効果が得られる。
【0037】また、受圧ピン132は、上記したジルコ
ニアの他、窒化珪素等の断熱性の高い材料で形成するこ
とが好ましい。また、案内部128と受圧ピン132の
間に介装するシール部材は、フッ素ゴム130に限られ
ず、他の弾性体等であってもよい。その中でも特に、耐
熱性を有する弾性体(例えばシリコンゴム等)であるこ
とが好ましい。また、シール部材としては、Oリング等
を用いてもよい。
【0038】図1に示す密封端子110は、その先端面
110dに力検知素子116が取付けられた状態で、先
端側アウターハウジング108内にその後端側から挿入
され、その内周面に圧入・溶接等されて固定されてい
る。密封端子110と先端側アウターハウジング108
にはそれぞれ段差部110c、108bが形成されてお
り、両段差部110c、108bが係合することで、密
封端子110の先端側への移動が規制されている。
【0039】力検知素子116は、アウターハウジング
108の内部のうち、受圧ピン132よりも後端側に収
容されている。力検知素子116は、図4の斜視図に良
く示されるように、半球状力伝達ブロック126と、直
方体状力伝達ブロック124と、シリコン単結晶ブロッ
ク118を備えている。図4に示すシリコン単結晶ブロ
ック118の下面は、密封端子110の先端面110d
(図1参照)に取付けられ、固定されている。シリコン
単結晶ブロック118の表層部には、メサ段差状のピエ
ゾ抵抗部122と、電極120が形成されている。ピエ
ゾ抵抗部122をメサ段差状に形成することで、力伝達
ブロック124から加わる応力がメサ段差に集中してか
かるので、高感度化を実現できる。直方体状力伝達ブロ
ック124は、その下面がピエゾ抵抗部122に陽極接
合されている。半球状力伝達ブロック126の下面は、
直方体状力伝達ブロック124の上面に取付けられてい
る。半球状力伝達ブロック126の頂面は、受圧ピン1
32の後端面132a(図1参照)に接触している。
【0040】力検知素子116としては、本願発明者ら
によって創作された特開平8−271363号公報に記
載の力検知素子、特開2001−304997号に記載
の半導体圧力センサ、特願2001−056350号に
記載の力検知センサ(但し未公開)等が好適である。こ
こで、ピエゾ抵抗部122は、シリコン単結晶ブロック
118の(110)面、(100)面又はこれらと等価
な面に形成されていることが好ましい。また、ピエゾ抵
抗部122の電気抵抗値は、ピエゾ抵抗係数π13、π
63、π12、π11のいずれかに従って変化すること
が好ましい。これらの態様によると、受圧ピン132の
変位が数μmであっても、増幅器等をさらに用いること
で充分なセンサ出力を得ることができる。
【0041】図1に示すように、密封端子110には貫
通孔110bが形成されている。この貫通孔110b内
にはリードピン112が伸びている。リードピン112
は力検知素子116の電極120(図4参照)にボンデ
ィングワイヤ114によって電気的に接続されている。
【0042】先端側インナーハウジング106の外周面
にはねじ切り加工がなされており、先端側アウターハウ
ジング108の内周にねじ込まれることで固定されてい
る。先端側インナーハウジング106は、その先端面1
06bが密封端子110の後端面110aに達するまで
ねじ込まれている。これにより、密封端子110は後端
側への変位も規制されている。
【0043】後端側インナーハウジング104の外周面
にもねじ切り加工がなされている。後端側インナーハウ
ジング104を取付ける場合はまず、その後端部104
aを後端側アウターハウジング102内のテーパ部10
2aに達するまでねじ込む。その後、後端側インナーハ
ウジング104の先端部104cを先端側アウターハウ
ジング108内にねじ込む。このねじ込みは、後端側ア
ウターハウジング102の先端面102bと、先端側ア
ウターハウジング108の後端面108aが接触するま
で行う。先端側及び後端側インナーハウジング106、
104にはそれぞれ、空洞106a、104bが形成さ
れており、これらの空洞106a、104bにリードピ
ン112から伸びる接続線(図示省略)が通されてい
る。
【0044】第1実施例の圧力センサ100の動作を説
明する。図1に示す受圧ピン132の先端面(受圧面)
132cに、急激な熱ショックが生じる状況(例えばエ
ンジンのシリンダ内や、爆発成形時や花火打上げ時)で
の圧力が加えられると、受圧ピン132が案内孔128
a内を後端側に数μm程度変位する。受圧ピン132が
後端側に変位すると、その変位による圧縮力は、まず、
図3によく示される半球状力伝達ブロック126に伝達
される。この力伝達部126は半球状であるため、受圧
ピン132からの圧縮力を半球の頂部のほぼ一点で受
け、この圧縮力を周囲にほぼ等方的に分散して伝達す
る。そのほぼ等方的に分散された圧縮力は、直方体状力
伝達ブロック124を経由して、シリコン単結晶ブロッ
ク118の主表面から突出するピエゾ抵抗部122に伝
達される。この態様によると、ピエゾ抵抗部122の一
部のみに圧縮力が集中せず、全体に分散するので、ピエ
ゾ抵抗部122の破損を防止でき、ひいては圧力センサ
100の寿命を延ばすことができる。
【0045】ピエゾ抵抗部122に所定の圧縮力が伝達
されると、ピエゾ抵抗効果によって、圧縮力による歪み
量に応じてピエゾ抵抗部122の電気抵抗値が変化す
る。受圧ピン132の先端に加えられた圧力の大きさが
所定の範囲内の場合、その圧力の大きさとピエゾ抵抗部
122の電気抵抗値の変化量はほぼ比例する。このた
め、ピエゾ抵抗部122の電気抵抗値の変化量を検知す
ることで、ピエゾ抵抗部122に加えられた圧縮力の大
きさを精度良く検知できる。このため、受圧ピン132
の先端に加えられた圧力の大きさを精度良く検知でき
る。
【0046】図5に、第1実施例の圧力センサ100の
受圧ピン132の先端面(受圧面)132cが火炎にさ
らされている状態であって、かつ、印加されている圧力
がほとんど変化しない状態でのセンサ出力を示す。図5
によると、受圧ピン132の受圧面132cが火炎にさ
らされている状態であっても、センサ出力が低下してい
ないことがわかる。このため、急激な熱ショックが生じ
る状況での圧力を検知する場合(例えばエンジンのシリ
ンダ内の圧力や、爆発成形時や花火打上げ時の圧力を検
知する場合)でも、出力値の補正等の面倒で手間のかか
る調整が不要となる。また、圧力センサ100では、直
接に圧力を受ける部分を製造コストの高いダイアフラム
で形成せず、製造コストの安い受圧ピン132で形成し
ている。従って、第1実施例の圧力センサ100による
と、このように、手間のかかる調整が不要となり、製造
コストの安い受圧ピンで132を用いることができたの
で、従来よりも安価な圧力センサを提供することができ
る。
【0047】また、この圧力センサ100は感圧部とし
て、従来の圧電素子に代えて、力検知素子116を用い
ているので静圧の検知が可能である。このため、例え
ば、動圧と静圧を交互に検知しなければならない場合で
も、その動圧と静圧を1つの圧力センサ100で感度良
く検知することができる。
【0048】(第2実施例) 図6に第2実施例の圧力
センサ200を示す。この圧力センサ200は、先端側
アウターハウジング206の先端部に形成された案内部
220と、案内部220に収容された受圧ピン216に
それぞれ、段差部220a、216aが形成されてい
る。段差部220aは、先端側アウターハウジング20
6を削出し加工することで形成されている。これらの段
差部220a、216aが係合しているので、受圧ピン
216の先端側への最大変位位置が規制されている。さ
らに、案内部220の外周側には、銅ワッシャー218
が設けられている。これらの点が第1実施例の圧力セン
サ100と比較して、第2実施例の圧力センサ200に
固有の主な特徴である。
【0049】第2実施例の圧力センサ200によると、
案内部220と受圧ピン216の段差部220a、21
6aが係合する構造となっているので、受圧ピン216
が案内部220から先端側へ抜落ちることを防止でき
る。
【0050】(第3実施例) 図7に第3実施例の圧力
センサ300を示す。この圧力センサ300は、先端側
ハウジング306の先端部に形成された案内部322
に、先端側受圧ピン320が圧入されている。先端側受
圧ピン320は金属で形成されている。案内部322と
先端側受圧ピン320にはそれぞれ、段差部322a、
320aが形成されている。これらの段差部322a、
320aが係合しているので、先端側受圧ピン320の
先端側への最大変位位置が規制されている。また、案内
部322には、先端側受圧ピン320の後端面に接触し
た後端側受圧ピン318も収容されている。後端側受圧
ピン318はジルコニアで形成されている。これらの点
が第1及び第2実施例の圧力センサ100、200と比
較して、第3実施例の圧力センサ300に固有の主な特
徴である。
【0051】第3実施例の圧力センサ300によると、
後端側受圧ピン318がジルコニアで形成されているた
め、その後端側受圧ピン318を経由して力検知素子に
熱が伝達されることを抑制できる。また、先端側受圧ピ
ン320が金属で形成されているため、先端側受圧ピン
320によって後端側受圧ピン318がガードされるの
で、後端側受圧ピン318の欠け、割れを抑制できる。
この結果、圧力センサ300の寿命を延ばすことができ
る。
【0052】(第4実施例) 図8に第4実施例の圧力
センサ400を示す。この圧力センサ400は、アウタ
ーハウジング404の先端部に位置する案内部414
が、アウターハウジング404とは別体で設けられてい
る。但し、案内部414はハウジングの一部を構成して
いる。案内部414は、図9の分解斜視図に良く示され
るように、大径円筒部422と、ダイアフラム418
と、小径円筒部416によって構成されている。大径円
筒部422は、後端側円筒422aと、先端側円筒42
2dが結合して構成され、その内部には、後端側空洞4
22bと先端側空洞422cが形成されている。ダイア
フラム418には、開口418aが形成されている。受
圧ピン420には、軸方向と直交する方向に張出した鍔
部420bが形成されており、この鍔部420bによっ
て後端側ピン420aと先端側ピン420cが区画され
ている。
【0053】図8と図9に示す後端側ピン420aと、
先端側ピン420cはそれぞれ、小径円筒部416の空
洞416aと、大径円筒部422の先端側空洞422c
内に圧入されている。各ピン420a、420cは、所
定の圧力を受けると、各円筒部416、422とのシー
ル状態を保持しながら数μm変位するように圧入されて
いる。また、受圧ピン420に所定の圧力が印加される
と、その鍔部420bとダイアフラム418の間はシー
ルされるように構成されている。この態様のように、開
口418aが形成されたダイアフラム418を受圧ピン
420の鍔部420bで押圧する構成となっていると、
ダイアフラム418の塑性変形を抑制できる。
【0054】図8に示す組立後の案内部414(ここで
は、案内部414に組込まれている受圧ピン420も含
む)は、アウターハウジング404の先端部に圧入され
ている。さらに、アウターハウジング404の段差部4
04a、404bはそれぞれ、ダイアフラム418、円
筒422dと、溶接、接着剤等によって接着され固定さ
れている。このため、案内部414はアウターハウジン
グ404に対し強固に固定されている。これらの点が第
1〜第3実施例の圧力センサ100〜300と比較し
て、第4実施例の圧力センサ400に固有の主な特徴で
ある。
【0055】なお、ダイアフラムの位置は、例えば、点
線で示される符号419のような案内部414の後端に
設けてもよい。また、ダイアフラムは、図12の示す従
来の圧力センサ30のダイアフラム38のように開口が
形成されておらず、ダイアフラムが力検知素子410に
接するように構成してもよい。
【0056】第4実施例の圧力センサ400では、受圧
ピン420の先端面(受圧面)420dに例えば急激な
熱ショックによる圧力が印加されると、受圧ピン420
が後端側に変位しようとする。このとき、受圧ピン42
0の鍔部420bの押圧力によりダイアフラム418は
後端側にたわむ。このため、受圧ピン420は後端側に
変位することができる。この結果、この変位に伴う圧縮
力が、第1実施例の圧力センサ100と同様に力検知素
子410に伝達される。
【0057】先端側ピン420cと先端側空洞422c
の間のシール性が若干破れた場合であっても、ダイアフ
ラム418と鍔部420bは受圧ピン420に所定の圧
力が印加されるとシールされる構造となっているから、
圧力媒体(液体、気体)がアウターハウジング404内
まで漏れてしまうことを防止できる。
【0058】また、第4実施例では、ダイアフラム41
8は案内部414の先端面から中間部に形成されている
ことから、急激な熱ショックが生じる状況での圧力を検
知する場合でも、ダイアフラム418に直接に熱が加わ
らない。このため、圧力変動がない状態にもかかわらず
ダイアフラム418に負圧が印加されたのと同様な状態
となることを回避できる。
【0059】以上、本発明の具体例を詳細に説明した
が、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定する
ものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上
に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれ
る。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、
単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発
揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定さ
れるものではない。また、本明細書または図面に例示し
た技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、その
うちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を
持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の圧力センサの断面図を示す。
【図2】 第1実施例の圧力センサの先端部の他の変形
例を示す(1)。
【図3】 第1実施例の圧力センサの先端部の他の変形
例を示す(2)。
【図4】 第1実施例の圧力センサの力検知素子の斜視
図を示す。
【図5】 第1実施例の圧力センサのセンサ出力を示
す。
【図6】 第2実施例の圧力センサの断面図を示す。
【図7】 第3実施例の圧力センサの断面図を示す。
【図8】 第4実施例の圧力センサの断面図を示す。
【図9】 第4実施例の圧力センサの先端構造部の分解
斜視図を示す。
【図10】 従来の第1の圧力センサの断面図を示す。
【図11】 従来の第1の圧力センサのセンサ出力を示
す。
【図12】 従来の第2の圧力センサの断面図を示す。
【符号の説明】
100:圧力センサ 102:後端側ハウジング 104:後端側インナーハウジング 106:先端側インナーハウジング 108:先端側ハウジング 110:密封端子 112:リードピン 114:ボンディングワイヤ 116:力検知素子 118:シリコン単結晶ブロック 120:電極 122:ピエゾ抵抗部 124:直方体状力伝達ブロック 126:半球状力伝達ブロック 128:案内部 130:シール部材 132:受圧ピン
フロントページの続き (72)発明者 大村 義輝 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 坂田 二郎 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 増岡 優美 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 Fターム(参考) 2F055 AA23 BB12 BB19 CC06 DD05 EE13 FF01 FF14 FF49 GG11 4M112 AA01 BA01 CA01 CA09 CA16 DA18 EA03 EA07 EA20 FA01 FA07 FA20 GA01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、受圧ピンと、力検知素子
    を備え、 ハウジングは、その先端部に案内孔が形成された案内部
    を有し、 受圧ピンは、圧力を受けると案内部との間のシール状態
    を保持しながら案内孔内を変位し、 力検知素子は、ハウジング内部のうち受圧ピンよりもハ
    ウジング後端側に収容されており、受圧ピンと対向する
    位置に配置された力伝達ブロックと、力伝達ブロックに
    接合されるとともにピエゾ抵抗部を持つ半導体ブロック
    とを有する圧力センサ。
  2. 【請求項2】 力検知素子のピエゾ抵抗部が、半導体ブ
    ロックの(110)面、(100)面又はこれらと等価
    な面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の圧力センサ。
  3. 【請求項3】 力検知素子のピエゾ抵抗部の電気抵抗値
    が、ピエゾ抵抗係数π 、π63、π12、π11
    いずれかに従って変化することを特徴とする請求項1又
    は2に記載の圧力センサ
  4. 【請求項4】 力検知素子のピエゾ抵抗部が、メサ段差
    状に形成されていることを特徴とする請求項1から3の
    いずれかに記載の圧力センサ
  5. 【請求項5】 力検知素子の力伝達ブロックは、受圧ピ
    ンと対向する位置に配置されるとともにハウジングの先
    端側よりも後端側の断面積が広いブロックを含むことを
    特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の圧力セン
    サ。
  6. 【請求項6】 案内部と受圧ピンの間にシール部材が介
    装されていることを特徴とする請求項1から5のいずれ
    かに記載の圧力センサ。
  7. 【請求項7】 受圧ピンが、案内部の先端面よりもハウ
    ジング後端側に入り込んでおり、 シール部材と受圧ピンの間のシール面先端が、案内孔の
    伸びる方向に対し内側に傾斜していることを特徴とする
    請求項6に記載の圧力センサ。
  8. 【請求項8】 受圧ピンが、断熱性材料で形成されてい
    ることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の
    圧力センサ。
  9. 【請求項9】 受圧ピンは、その先端側が金属で形成さ
    れ、その後端側が断熱性材料で形成されていることを特
    徴とする請求項1から7のいずれかに記載の圧力セン
    サ。
  10. 【請求項10】 案内部と受圧ピンの間に、受圧ピンの
    ハウジング先端側への最大変位位置を規制する手段が設
    けられていることを特徴とする請求項1から9のいずれ
    かに記載の圧力センサ。
  11. 【請求項11】 ハウジング内部であって、その先端面
    よりも後端側に形成されたダイアフラムをさらに備え、 ダイアフラムは、受圧ピンが変位するとたわみ、かつ、
    少なくとも受圧ピンが後端側に変位したときにダイアフ
    ラムよりも先端側と後端側の空間を遮断するように構成
    されていることを特徴とする請求項1から10のいずれ
    かに記載の圧力センサ。
  12. 【請求項12】 ダイアフラムは、開口が形成されてお
    り、 受圧ピンは、ダイアフラムの開口を貫通し、ダイアフラ
    ムよりもハウジング先端側に位置する部位の径がダイア
    フラムの開口よりも大きく、 ダイヤフラムと受圧ピンの間は、受圧ピンがハウジング
    後端側に変位するとシールされるように構成されている
    ことを特徴とする請求項11に記載の圧力センサ。
  13. 【請求項13】 請求項1から12のいずれかに記載の
    圧力センサをエンジンのシリンダ内部に設け、その内部
    の圧力を検知することを特徴とする筒内圧センサ。
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