JP2010139373A - 圧力センサの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の素子接合体を一挙に製造するにあたり、大判素子接合体を個々の素子接合体に分ける切断を一度で行うことができる圧力センサの製造方法を提供すること。
【解決手段】 圧力センサ100の製造方法は、素子領域235を複数格子状に有するSiウエハ230と、押圧部材領域226を複数格子状に有し、貫通孔225hを複数有する大判押圧部材225とを用意し、Siウエハ230に大判押圧部材225を接合して、素子接合体領域241を複数格子状に有し、上記貫通孔225h内にSiウエハ230の角部集合領域230ahが露出する大判素子接合体240を形成する工程と、大判素子接合体240を切断して個分けする工程とを備える。
【選択図】 図9

Description

本発明は、内燃機関の筒内圧などの圧力を検出可能な圧力センサの製造方法に関する。特に、検出対象である圧力Pを検出する板状のSi素子と、このSi素子の一方の主面に接合してなり、上記圧力Pに応じた押圧力により上記主面を押圧する押圧部材とを有する素子接合体を備える圧力センサの製造方法に関する。
従来より、内燃機関の筒内圧などの圧力を検出可能な圧力センサとして、圧力Pにより自身に生じる応力を、ピエゾ抵抗効果を利用して検出するSi素子を有する圧力センサが広く知られている。更に、このような圧力センサの中には、Si素子が板状を有し、このSi素子の一方の主面に、上記圧力Pに応じた押圧力で上記主面を押圧する押圧部材を接合した素子接合体を備えるものがある。例えば特許文献1に、このような圧力センサが示され、更にその製造方法が開示されている。
特許文献1の力変換素子(素子接合体)は、(110)面の結晶面を有し、この結晶面に電極が形成されたSi単結晶体(Si素子)を備える。そして、このSi単結晶体の(110)面には、力伝達部(押圧部材)が接合されている。また、Si単結晶体の他面には、支持基台(支持部材)が接合されている。
この力変換素子は、次のようにして製造する。即ち、Si単結晶体ウエハ(Siウエハ)の{110}面に、所定パターンのマトリクス溝(保持部)に囲まれるようにして複数の力伝達部が形成された力伝達部ウエハ(大判押圧部材)を位置合わせをして接合する。またこれと共に、Si単結晶体ウエハの他方の主面に、支持基台ウエハ(大判支持部材)を位置合わせをして接合する。その後、この接合体(大判素子接合体)のうち、力伝達部ウエハのみを、上記マトリクス溝(保持部)に合わせて切断し、マトリクス溝(保持部)を除去する。次に、大判素子接合体のうち、Si単結晶体ウエハ及び支持基台ウエハを、ダイシング溝に沿って切断して、複数の力変換素子を切り出す(特許文献1の特許請求の範囲、図1、図5やその説明箇所等を参照)。
即ち、この特許文献1の製造方法は、3枚のウエハを互いに位置合わせをして接合する工程と、このうちの力伝達部ウエハのみをそのマトリクス溝(保持部)を除去するようにして切断する第1の切断工程と、残りのSi単結晶体ウエハ及び支持基台ウエハを切断する第2の切断工程とを有する。このような製造方法によれば、複数の力変換素子を一挙に製造できるので、力変換素子を1個ずつ製造する場合に比して、接合時の位置合わせの回数を大幅に減らすことができるなど、工数や作業時間を大幅に削減できる。
特公平7−14069号公報
しかしながら、特許文献1の製造方法では、3枚のウエハを接合した素子接合体を切断して個分けするにあたり、二度の切断工程を必要とするため、工数が多く掛かる。このため、製造される圧力センサが高価になりがちである。従って、二度の切断工程を一度で済ませることができ、圧力センサを安価にすることができる製造方法が望まれる。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、第1,第2主面を有する板状をなすSi素子と、このSi素子の第1主面に接合する押圧部材とを有する素子接合体を備える圧力センサの製造方法において、複数の素子接合体を一挙に製造する場合に、大判素子接合体を個々の素子接合体に分ける切断を一度で行うことができ、圧力センサを安価にすることができる圧力センサの製造方法を提供することを目的とする。
その解決手段は、第1主面及びこれに平行な第2主面を有する矩形板状をなし、検出対象である圧力Pにより自身に生じる応力を検出するSi素子であって、前記第1主面に形成され、前記圧力P自身の第1抵抗値が変化する感圧抵抗体、及び、前記第1主面の4つの角部のうちの2つの角部にそれぞれ形成され、前記感圧抵抗体の両端にそれぞれ電気的に接続する2つの第1電極パッド、を有するSi素子と、4つの前記角部をそれぞれ避けて前記第1主面に接合してなり、前記圧力Pに応じた押圧力により前記第1主面を押圧して、前記Si素子を厚み方向に圧縮する押圧部材と、を有する素子接合体を備える圧力センサの製造方法であって、切断により前記Si素子となる素子領域を複数格子状に含むSiウエハであって、切断により前記第1主面となる第1ウエハ主面、及び、切断により前記第2主面となる第2ウエハ主面を有するSiウエハ、並びに、切断により前記押圧部材となる押圧部材領域を複数格子状に含む大判押圧部材であって、前記Siウエハの第1ウエハ主面のうち、4つの前記第1主面の各々1つの前記角部が集まった角部集合領域に対応した位置に、この角部集合領域が収まる形態の貫通孔をそれぞれ有する大判押圧部材、を用意し、前記Siウエハの前記第1ウエハ主面に前記大判押圧部材を接合して、切断により前記素子接合体となる素子接合体領域を複数格子状に含み、前記大判押圧部材の各々の前記貫通孔内に前記Siウエハの前記角部集合領域が露出する大判素子接合体を形成する第1工程と、前記大判素子接合体を切断して、前記貫通孔を4分割すると共に、前記角部集合領域を4つの角部に分割し、個々の前記素子接合体に分ける第2工程と、を備える圧力センサの製造方法である。
本発明の圧力センサの製造方法では、第1工程において、Siウエハの第1ウエハ主面に大判押圧部材を接合する。この第1工程を終えた状態で、Siウエハの角部集合領域が大判押圧部材の貫通孔内に露出している、即ち、角部に形成された各第1電極パッドも貫通孔内に露出している。
このため、第2工程において、大判素子接合体を切断して個分けするにあたり、角部集合領域上(第1電極パッド上)には大判押圧部材が存在しないから、前述の特許文献1のようにこれを除去し第1電極パッドを露出させる工程を必要としない。即ち、特許文献1における保持部を除去する第1の切断工程に相当する工程を別途必要としない。従って、大判素子接合体を個々の素子接合体に分ける切断を、一度で行うことができる。よって、圧力センサを安価にすることができる。
なお、Siウエハは、隣り合う素子領域同士が、切断後に破棄する捨て耳部(介在部)を間に介して繋がったものでもよいし、隣り合う素子領域同士が、上記捨て耳部を間に介することなく繋がったものでもよい。同様に、大判押圧部材は、隣り合う押圧部材領域同士が、切断後に破棄する捨て耳部(介在部)を間に介して繋がったものでもよいし、隣り合う押圧部材領域同士が、上記捨て耳部を間に介することなく繋がったものでもよい。従って、大判素子接合体は、隣り合う素子接合体領域同士が、切断後に破棄する捨て耳部(介在部)を間に介して繋がったものでもよいし、隣り合う素子接合体領域同士が、上記捨て耳部を間に介することなく繋がったものでもよい。また同様に、後述する大判支持部材についても、隣り合う支持部材領域同士が、切断後に破棄する捨て耳部(介在部)を間に介して繋がったものでもよいし、隣り合う支持部材領域同士が、上記捨て耳部を間に介することなく繋がったものでもよい。
更に、上記のいずれかに記載の圧力センサの製造方法であって、前記素子接合体は、前記Si素子の前記第2主面に接合し、前記Si素子を支持する支持部材を備え、前記第1工程は、切断により前記支持部材となる支持部材領域を複数格子状に含む大判支持部材を更に用意し、前記Siウエハの前記第2ウエハ主面にこの大判支持部材を接合して、前記大判素子接合体を形成する圧力センサの製造方法とすると良い。
本発明により製造される圧力センサは、Si素子の第2主面側に支持部材を有するので、耐荷重性が高い。しかも、本発明の圧力センサの製造方法では、前述の第1工程において、大判支持部材をSiウエハの第2ウエハ主面に接合して、大判素子接合体を形成し、その後、第2工程でこれを切断して個々の素子接合体に分ける。このため、支持部材を個々の素子接合体毎に接合する必要がなく、支持部材を有する複数の素子接合体を一挙に製造でき、圧力センサを安価にすることができる。
更に、上記のいずれかに記載の圧力センサの製造方法であって、前記押圧部材は、自身から見て前記Si素子側とは逆方向の外側に位置する外側面に、前記逆方向に突出するドーム状の凸曲面を含み、前記大判押圧部材の各々の前記押圧部材領域は、切断により前記凸曲面を含む前記外側面となる形態を有する圧力センサの製造方法とすると良い。
押圧部材は、Si素子側とは逆方向の外側に位置する外側面が、上記逆方向に突出するドーム状の凸曲面を含む。このため、個々の素子接合体毎に押圧部材とSi素子とを接合する場合には、外側面が平面となっている押圧部材を用いる場合に比して、押圧部材とSi素子との位置合わせは、1つずつ精度よく行わなければならない。これに対し、本発明の圧力センサの製造方法では、押圧部材の外側面が凸曲面を含んでいるものの、押圧部材とSi素子との位置合わせを、個々の素子接合体毎に行うのではなく、複数の素子接合体で一度に行うので、この位置合わせを容易かつ精度よく行うことができる。
更に、上記のいずれかに記載の圧力センサの製造方法であって、前記Siウエハは、異なる前記素子領域に形成された前記第1電極パッド同士を接続する複数の接続配線であって、このSiウエハに形成された全ての前記感圧抵抗体同士を電気的に接続させる複数の接続配線を有し、前記第1工程では、前記接続配線を通じて全ての前記感圧抵抗体に陽電極側電圧を印加し、前記Siウエハと前記大判押圧部材とを陽極接合により接合する圧力センサの製造方法とすると良い。
Siウエハは、これに形成された全ての感圧抵抗体同士を電気的に接続させる複数の接続配線を有する。このため、第1工程において、Siウエハと大判押圧部材を陽極接合により接合するにあたり、Siウエハ上の接続配線と電気的に導通するSiウエハ上のいずれかの場所に陽電極側電圧を印加すれば、全ての感圧抵抗体に陽電極側電圧を印加できる。或いは、Siウエハの第1電極パッドのいずれか一つに陽極接合用の端子を接続すれば、全ての感圧抵抗体に陽電極側電圧を印加できる。従って、Siウエハと大判押圧部材との陽極接合を容易かつ確実に行うことができる。
更に、上記のいずれかに記載の圧力センサの製造方法であって、前記Siウエハは、前記第1ウエハ主面の面方位が{110}面とされてなり、各々の前記感圧抵抗体は、前記Siウエハの<110>方向に延びる感圧部位を主とする形態とされてなる圧力センサの製造方法とすると良い。
本発明の圧力センサの製造方法によれば、Siウエハは、第1ウエハ主面の面方位が{110}面とされている。また、この面に形成された各々の感圧抵抗体は、Siウエハの<110>方向に延びる感圧部位を主とする形態とされている。このため、製造される圧力センサは、Si素子の第1主面の面方位が{110}面となり、感圧抵抗体がSi素子の<110>方向に延びる感圧部位を主とする形態となる。このような感圧部位は、圧力Pに応じて押圧部材が第1主面を押圧したときの応力変化に対する対する検出感度が特に高い。従って、圧力Pに応じて感圧抵抗体に大きな抵抗変化を生じさせることができる。
なお、{110}面は、(110)面またはこれと等価な面方位を指す。また、<110>方向は、[110]方向またはこれと等価な結晶方向を指す。同様に、後述する<100>方向は、[100]方向またはこれと等価な結晶方向を指す。
更に、上記のいずれかに記載の圧力センサの製造方法であって、前記Si素子は、前記第1主面の4つの前記角部のいずれかに形成され、このSi素子の温度Tに応じて自身の第2抵抗値が変化する一方、前記圧力Pによる抵抗値変化率が前記感圧抵抗体よりも小さい感温抵抗体、及び、前記第1主面の4つの前記角部のうちの2つの角部にそれぞれ形成され、前記感温抵抗体の両端にそれぞれ電気的に接続する2つの第2電極パッド、を有する圧力センサの製造方法とすると良い。
本発明により製造される圧力センサは、Si素子の第1主面の角部に感温抵抗体が形成され、更に、この感温抵抗体の両端に接続する2つの第2電極パッドも角部に形成されている。このため、第1工程を終えた状態で、感温抵抗体及び2つの第2電極パッドも大判押圧部材の各貫通孔内に露出する。従って、感温抵抗体には、押圧部材による押圧力が掛からない。しかも、第2工程において、大判素子接合体を個々の素子接合体に分けるにあたり、第2電極パッド上には大判押圧部材が存在しないため、これを除去し第2電極パッドを露出させる工程を必要としない。従って、感温抵抗体及び第2電極パッドをも有するにも拘わらず、大判素子接合体を個々の素子接合体に分ける切断を、前述のように一度で行うことができる。よって、圧力センサを安価にすることができる。
更に、上記の圧力センサの製造方法であって、2つの前記第1電極パッドのうち一方は、前記第2電極パッドを兼ねてなる圧力センサの製造方法とすると良い。
本発明より製造される圧力センサは、2つの第1電極パッドのうち一方が第2電極パッドを兼ねているので、Si素子に形成する電極パッド数を4個から3個に減らすことができる。これにより、Si素子自体の小型化や、このSi素子を搭載してなる圧力センサの小型化が可能となる。
更に、上記のいずれかに記載の圧力センサの製造方法であって、前記Siウエハは、前記第1ウエハ主面の面方位が{110}面とされてなり、各々の前記感温抵抗体は、前記Siウエハの<100>方向に延びる感温部位を主とする形態とされてなる圧力センサの製造方法とすると良い。
本発明の圧力センサの製造方法によれば、Siウエハは、第1ウエハ主面の面方位が{110}面とされている。また、この面に形成された各々の感温抵抗体は、Siウエハの<100>方向に延びる感温部位を主とする形態とされている。このため、製造される圧力センサは、Si素子の第1主面の面方位が{110}面となり、感温抵抗体がSi素子の<100>方向に延びる感温部位を主とする形態となる。このような感温抵抗体は、圧力Pに対する検出感度を特に小さくできる。即ち、感温抵抗体の圧力依存性を特に小さくできる。従って、圧力依存性の小さい感温抵抗体をSi素子に有する圧力センサを製造できる。
更に、上記のいずれかに記載の圧力センサの製造方法であって、前記大判押圧部材の前記貫通孔は、円孔である圧力センサの製造方法とすると良い。
大判押圧部材の貫通孔を、例えば四角孔とすると、大判押圧部材にこのような貫通孔を穿孔するのが困難であったり、大判押圧部材に貫通孔を穿孔する際や前述の第2工程で大判素子接合体を切断する際に、貫通孔の内周角部から大判押圧部材に亀裂が入りやすくなる。これに対し、本発明では、大判押圧部材の貫通孔を円孔としているので、大判押圧部材に貫通孔を容易かつ確実に形成できる。また、第2工程で大判素子接合体を切断する際にも、貫通孔の内周から大判押圧部材に亀裂が入ることを確実に防止できる。
更に、上記のいずれかに記載の圧力センサの製造方法であって、前記Siウエハは、SOI基板である圧力センサの製造方法とすると良い。
本発明の圧力センサの製造方法によれば、Siウエハは、SOI基板(Silicon On Insulator)である。このため、製造される圧力センサでも、Si素子がSOI基板となるので、高温下での絶縁抵抗の低下を抑制し、Si素子ひいては圧力センサの高温耐性を向上させることができる。
更に、上記のいずれかに記載の圧力センサの製造方法であって、前記圧力センサは、内燃機関に取り付け可能に構成されてなり、内燃機関の筒内圧の変化に応じて、前記押圧部材による前記第1主面の押圧力が変化する形態に構成されてなる圧力センサの製造方法とすると良い。
本発明によれば、製造される圧力センサは、内燃機関に取り付け可能に構成され、筒内圧の変化に応じて、押圧部材による第1主面の押圧力が変化する形態に構成されているので、この圧力センサを内燃機関に取り付けて用いることにより、内燃機関の筒内圧を検出できる。この圧力センサは、例えばグロープラグに内蔵するなど、他の内燃機関用の部材と兼用することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1に、本実施形態に係る筒内圧センサ付きグロープラグ(圧力センサ)100の外観を示す。また、図2〜図5に、この筒内圧センサ付きグロープラグ100の縦断面を示す。なお、図1〜図5において、下方が軸線AX方向先端側(以下、単に先端側とも言う。)であり、上方が軸線AX方向基端側(以下、単に基端側とも言う。)である。
本実施形態の筒内圧センサ付きグロープラグ100は、グロープラグとしての機能を有する他に、圧力(筒内圧)Pを検出する機能も有する。更に、この筒内圧センサ付きグロープラグ100は、これに内蔵されたSi素子130の温度Tを検出する機能も有する。この筒内圧センサ付きグロープラグ100は、軸線AX方向に延びる筒状のハウジング110、このハウジング110内に収容された圧力検出機構120及び配線基板170、ハウジング110から先端側に向けて突出するヒータ150、ハウジング110から基端側に向けて突出する外部端子部180等から構成されている(図2等参照)。
このうちハウジング110は、金属(具体的には炭素鋼)により形成されている。このハウジング110は、軸線AX方向に延びるハウジング本体部111と、このハウジング本体部111の先端側に固着された先端側ハウジング部113と、ハウジング本体部111の基端側に固着された基端側ハウジング部115とから構成されている。
ハウジング本体部111は、軸線AX方向の寸法が大きく、ハウジング110の大部分を構成している。このハウジング本体部111の内側には、後述する圧力検出機構120や配線基板170などが収容されている。また、ハウジング本体部111の外周のうち、軸線AX方向の中央付近の所定位置には、この筒内圧センサ付きグロープラグ100を図示しない内燃機関(ディーゼルエンジン)に取り付けるためのネジ部111cが周設されている。なお、図1、図2及び図4の各図において、ネジ山の図示は省略してある。
また、先端側ハウジング部113の内側には、後述するヒータ150の基端側部分が挿通されている。また、基端側ハウジング部115の外周には、この筒内圧センサ付きグロープラグ100を上記ネジ部111cにより内燃機関に螺合する際に、ラチェットレンチなどの工具で締め付けるための断面六角形状の工具係合部115cが形成されている。この基端側ハウジング部115の内側には、後述する外部端子部180の先端側部分が挿入されると共に、配線171,171,…等が挿通されている。
ハウジング本体部111に内蔵された圧力検出機構120は、先端部材121、中間部材123、押圧部材125、Si素子130、及び、支持部材127から構成されており、この順に先端側から基端側に配置されている(図3及び図5参照)。
このうち先端部材121は、金属(具体的にはSUS430、SUJ)からなり、先端面121aが平面(具体的には円状の平面)をなし、基端面121bが、基端側に突出してその中央が頂点となるドーム状の曲面をなす。この先端部材121の先端面121aは、後述するヒータ150の基端面150bに当接している。一方、この先端部材121の基端面121bは、その中央の頂部が次述する中間部材123の先端面123aに当接している。
中間部材123は、金属(具体的にはSUS430)からなり、先端面123aと、これに平行な基端面123bを有する板状(具体的には円板状)をなす。この中間部材123の先端面123aは、上述のように、先端部材121の基端面121bに当接している。一方、この中間部材123の基端面123bは、次述する押圧部材125の先端面125aに当接している。
押圧部材125は、ガラスからなり、Si素子130側とは逆方向の外側に位置する先端面(外側面)125aが、先端側に向けて突出してその中央が頂点となるドーム状の凸曲面を有する。一方、基端面125bは、平面をなす。この押圧部材125の先端面125aは、上述のように、中間部材123の基端面123bに当接している。一方、この押圧部材125の基端面125bは、次述するSi素子130の先端面である第1主面130aに当接している。より詳細には、押圧部材125の基端面125bとSi素子130の第1主面130aとが当接した状態で、これらは後述する陽極接合により互いに接合されている。なお、押圧部材125の具体的な形態については後述する。
Si素子130は、先端面である第1主面130aと、これに平行な基端面である第2主面130bとを有する板状(具体的には矩形板状)をなす。この第1主面130aは、上述のように、押圧部材125の基端面125bに当接して、これと接合している。一方、このSi素子130の第2主面130bは、次述する支持部材127の先端面127aに当接している。より詳細には、Si素子130の第2主面130bと支持部材127の先端面127aとが当接した状態で、これらは後述する陽極接合により互いに接合されている。上述のように、Si素子130は、押圧部材125とも固着されているので、押圧部材125とSi素子130と支持部材127とが一体化されて、素子接合体140を構成している。なお、Si素子130の具体的な形態については後述する。
支持部材127は、ガラスからなり、先端面127aと、これに平行な基端面127bを有する板状(具体的には矩形板状)をなす。この支持部材127の先端面127aは、上述のように、Si素子130の第2主面130bに当接してこれと接合し、Si素子130を基端側から支持している。一方、この支持部材127の基端面127bは、後述する台座161の先端面161aに当接している。
このように構成された圧力検出機構120では、ヒータ150の先端面150aが基端側に向けて圧力(筒内圧)Pを受けると、ヒータ150の基端面150bが圧力検出機構120を基端側に押圧し、台座161との間で圧力検出機構120を圧縮する。これにより、筒内圧Pが検出される。具体的には、ヒータ150の基端面150bは、圧力検出機構120のうちの先端部材121を基端側に向けて押圧する。この先端部材121は、中間部材123を基端側に向けて押圧し、更に、中間部材123は、押圧部材125を基端側に向けて押圧する。更に、押圧部材125は、Si素子130を基端側に向けて押圧する。一方、支持部材127は、その基端側に位置する台座161により軸線AX方向の位置が規制されているので、押圧部材125と支持部材127との間でSi素子130が軸線AX方向に圧縮される。そうすると、Si素子130に形成された後述する感圧抵抗体131の第1抵抗値が、筒内圧Pに応じてピエゾ抵抗効果により変化するので、ヒータ150が受けた筒内圧Pを検出できる。
次に、筒内圧センサ付きグロープラグ100のうち、圧力検出機構120よりも先端側の構造について説明する(図3等を参照)。圧力検出機構120の先端側には、グロープラグの発熱体として機能するヒータ150が配置されている。このヒータ150は、棒状(具体的には円柱状)をなしており、その先端面150aが半球状面、基端面150bが平面とされている。
このヒータ150は、先端側ハウジング部113に挿通され、更に、ヒータ150の基端部150kは、ハウジング本体部111内に挿入されている。そして、このヒータ150の基端面150bが、圧力検出機構120(具体的には先端部材121の先端面121a)に当接している。一方、ヒータ150の先端側部分は、ハウジング110から先端側に向けて突出している。
ヒータ150の軸線AX方向中央部分の径方向外側には、円筒状の外筒155が配置されている。この外筒155の基端側部分は、先端側ハウジング部113内に挿通され、一方、外筒155の先端側部分は、ハウジング110から先端側に向けて突出している。この外筒155の基端部155kはフランジ状に形成されており、ハウジング本体部111と先端側ハウジング部113との間に狭持された状態で溶接されている。
次に、筒内圧センサ付きグロープラグ100のうち、圧力検出機構120よりも基端側の構造について説明する(図3及び図4等を参照)。圧力検出機構120の基端側には、前述の台座161が配置されている。更に、台座161の基端側には、台座押さえ163が配置され、台座161の軸線AX方向基端側の位置を固定している。
前述の圧力検出機構120には、3本の配線165,165,165が接続されている。これらの配線165,165,165は、圧力検出機構120から基端側に向けて延びて後述する配線基板170にそれぞれ接続されている。また、ヒータ150にも、1本の配線(図示外)が接続され、基端側に向けて延びて配線基板170に接続されている。
配線基板170は、ハウジング110のうちハウジング本体部111の内側に配置されている。この配線基板170には、圧力検出機構120(具体的にはSi素子130)からの出力信号を処理等するための電子回路173が搭載されている。この配線基板170には、上述のように、圧力検出機構120及びヒータ150から延びる配線165等が先端側で接続される一方、4本の配線171,171,171,…(4本のうち1本は不図示)が基端側で接続されている。これらの配線171,171,…は、基端側に向けて延びて次述する外部端子部180に接続されている。
ハウジング110の基端側に配置された外部端子部180は、4つの端子181,181,…を有する。これらの端子181,181,…は、基端側に位置するものほど段階的に径方向の寸法が小さくされている。各端子181,181,…には、配線基板170から延びる配線171,171,…が、それぞれ接続されている。また、各端子181,181,…は、ECUなどの外部の制御機器(図示外)に接続される。
この筒内圧センサ付きグロープラグ100は、先端側が燃焼室内に位置するように内燃機関に取り付けられ、ヒータ150に通電してこれを発熱させることによって内燃機関の始動を補助する。また、燃焼室内の筒内圧Pがヒータ150の先端面150aに加わると、ヒータ150が基端側に向けて僅かに変位することによって、圧力検出機構120にその筒内圧Pが伝わり、これにより、筒内圧Pが検出される。
次に、Si素子130に押圧部材125と支持部材127が接合した素子接合体140について説明する。図6及び図7に、この素子接合体140を示す。前述したように、Si素子130の第1主面130aには、押圧部材125の基端面125bが接合され、Si素子130の第2主面130bには、支持部材127の先端面127aが接合されている。これにより、3部材からなる素子接合体140が構成されている。
このうちSi素子130は、前述したように、第1主面130aと、これに平行な第2主面130bと、これらの間を結ぶ4つの側面130c,130c,…を有する矩形板状(具体的には正方形板状)をなし、検出対象である筒内圧Pにより自身に生じる応力を検出できる。このSi素子130は、SOI基板(Silicon On Insulator)である。
図8に、Si素子130の第1主面130a側から見た平面図を示す。このSi素子130の第1主面130aの面方位は、{110}面(具体的には(110)面)とされている。そして、この第1主面130aには、2つの抵抗体(具体的には感圧抵抗体131と感温抵抗体133が1つずつ)が形成されている。これら感圧抵抗体131及び感温抵抗体133は、同一の拡散プロセスで同時に形成されたものである。
感圧抵抗体131は、ピエゾ抵抗効果により筒内圧Pに応じて自身の第1抵抗値が変化するものであり、押圧部材125から受ける押圧力に応じて自身の第1抵抗値が変化すると共に、Si素子130の温度Tに応じて自身の第1抵抗値が変化するように形成されている。具体的には、感圧抵抗体131は、第1主面130aの中央部130agに、Si素子130の<110>方向に延びる感圧部位131c,131c,…を主とする形態に形成されている。詳細には、この感圧抵抗体131は、<110>方向に直線状に延び、互いに等間隔に平行に並ぶ複数の感圧部位131c,131c,…と、互いに隣り合う感圧部位131c,131c同士の端を接続する複数の方向転換部131d,131d,…とが接続されて、蛇行している。
この蛇行状を有する感圧抵抗体131は、第1主面130aにおいて180度回転させると元と重なる回転対称形をなしている。そして、感圧抵抗体131の回転中心Gは、第1主面130aの中心Hに位置している。また、この感圧抵抗体131は、図8において破線で境界を示すように、第1主面130aのうち、押圧部材125の基端面125bが接合された接合領域130e内に配置されている。具体的には、押圧部材125は、Si素子130のうち、第1主面130aの4つの角部130ah1,130ah2,130ah3,130ah4をそれぞれ避けて、第1主面130aに接合されている。このため、接合領域130eは、第1主面130aのうち、4つの角部130ah1,130ah2,130ah3,130ah4を除いた領域である。この接合領域130eの中心Jは、感圧抵抗体131の回転中心G及び第1主面130aの中心Hと一致している。このため、押圧部材125の中心が感圧抵抗体131の回転中心Gを押圧することとなるので、圧力Pにより押圧部材125に掛かる荷重(押圧力)に偏荷重成分が含まれている場合に、ピエゾ抵抗効果によってSi素子130(感圧抵抗体131)に生じる抵抗変化の大きさに、この偏荷重の影響が生じることを最小限に抑えることができる。
一方、感温抵抗体133は、主としてこのSi素子130の温度Tに応じて自身の第2抵抗値が変化するように形成されている。具体的には、感温抵抗体133は、第1主面130aの1つの角部130ah1に、Si素子130の<100>方向に延びる感温部位133c,133c,…を主とする形態に形成されている。詳細には、この感温抵抗体133は、<100>方向に直線状に延び、互いに等間隔に平行に並ぶ複数の感温部位133c,133c,…と、互いに隣り合う感温部位133c,133c同士の端を接続する複数の方向転換部133d,133d,…とが接続されて、蛇行している。前述のように、第1主面130aの4つの角部130ah1,130ah2,130ah3,130ah4は、押圧部材125が接合されていない非接合領域130f1,130f2,130f3,130f4である。従って、感温抵抗体133は、第1主面130aのうち、1つの非接合領域130f1内に配置されている。
この感温抵抗体133は、上記のように配置することにより、押圧部材125による押圧力(筒内圧P)による影響を受け難くなっている。具体的には、筒内圧Pの変化に応じて生じる第2抵抗値の変化量が、感圧抵抗体131の筒内圧Pの変化に応じて生じる第1抵抗値の変化量に比して、ごく小さく(本実施形態では240分の1に)なっている。
Si素子130は、第1主面130aのうち、3つの角部130ah1,130ah2,130ah3に、それぞれ三角状の電極パッド135,136,137を有する。このうち、電極パッド135は、感圧抵抗体131の一端と電気的に接続すると共に、感温抵抗体133との一端とも電気的に接続する共通電極パッドとされている。また、電極パッド136は、感圧抵抗体131の他端と電気的に接続している。また、電極パッド137は、感温抵抗体133の他端と電気的に接続している。なお、電極パッド135は、本発明の第1電極パッドに相当すると共に第2電極パッドにも相当する。また、電極パッド136は、本発明の第1電極パッドに相当する。また、電極パッド137は、本発明の第2電極パッドに相当する。
次に、押圧部材125について説明する(図6及び図7参照)。押圧部材125は、凸曲面125a1及び平面125a2からなる先端面125aと、平面のみからなる基端面125bとを有する。また、この押圧部材125は、先端面125aと基端面125bとの間を結ぶ8つの側面125c,125c,…を有する。
先端面125aのうちの凸曲面125a1は、先端面125aの中央に位置し、先端側(図6及び図7中、上方)に向けて突出してその中央が頂点125azとなるドーム状の曲面をなす。また、この頂点125azは、厚み方向に見て、Si素子130の第1主面130aの中心H及び感圧抵抗体131の回転中心Gと重なっている。一方、先端面125aのうちの平面125a2は、基端面125aに平行な面とされ、凸曲面125a1の周囲を取り囲んでいる。
8つの側面125c,125c,…のうち、4つの側面125c1,125c1,…は、平面をなし、残り4つの側面124c2,125c2,…は、円筒を4分の1に縦割りしてできる内周面と同様な形態の曲面からなる。平面をなす4つの側面125c1,125c1,…は、Si素子130の各側面130c,130c、…と面一になるように配置されている。一方、曲面をなす4つの側面124c2,125c2,…は、Si素子130の4つの角にそれぞれ配置されている。
支持部材127は、先端面127aと、これに平行な基端面127bと、これらの間を結ぶ4つの側面127c,127c,…を有する矩形板状(具体的には正方形板状)をなす。この先端面127a及び基端面127bの大きさは、Si素子130の第1主面130a及び第2主面130bの大きさと等しくされている。また、支持部材127の各側面127c,127c,…は、Si素子130の各側面130c,130c、…と面一になるように配置されている。このような支持部材127をSi素子130に接合することにより、素子接合体140の耐荷重性を向上させることができる。
次いで、この筒内圧センサ付きグロープラグ100の製造方法について説明する(図9〜図14参照)。まず、筒内圧センサ付きグロープラグ100のうち、素子接合体140の製造方法について述べる。本実施形態では、素子接合体140を1個ずつ製造するのではなく、複数の素子接合体140を一挙に製造する方法を採用する。
図9及び図10に示すように、切断によりSi素子130となる素子領域235を複数格子状に有するSiウエハ230を用意する。本実施形態では、図10中に素子領域235同士の境界を破線で示すように、互いに隣り合う素子領域235同士は、切断後に破棄する捨て耳部(介在部)を介することなく繋がっている。このSiウエハ230は、切断によりSi素子130の第1主面130aとなる第1ウエハ主面230aと、切断によりSi素子130の第2主面130bをなる第2ウエハ主面230bとを有し、円板状をなす。このSiウエハ230はSOI基板である。また、第1ウエハ主面230aは、4つのSi素子130の第1主面130aの各々1つの角部130ah1,130ah2,130ah3,130ah4が集まってできた角部集合領域230ahを複数有する。本実施形態では、各角部集合領域230ahは、4つの角部130ah1,130ah2,130ah3,130ah4が捨て耳部(介在部)を介することなく繋がって形成されている。
Si素子130の角部130ah1,130ah2,130ah3に形成される電極パッド135,136,137は、各角部集合領域230ahにおいて、接続配線231を介して、互いに接続されている。これにより、Siウエハ230に形成された、全ての感圧抵抗体131と、全ての感温抵抗体133と、全ての電極パッド135,136,137とが電気的に接続されている。また、このSiウエハ230は、第1ウエハ主面230aの面方位が{110}面とされている。また、この面に形成された各々の感圧抵抗体131は、Siウエハ230の<110>方向に延びる感圧部位131cを主とする形態とされている。また、第1ウエハ主面230aに形成された各々の感温抵抗体133は、Siウエハ230の<100>方向に延びる感温部位133cを主とする形態とされている。
図9及び図11に示すように、切断により押圧部材125となる押圧部材領域226を複数格子状に有する大判押圧部材225を用意する。本実施形態では、図11中に押圧部材領域226同士の境界を破線で示すように、互いに隣り合う押圧部材領域226同士は、切断後に破棄する捨て耳部(介在部)を介することなく繋がっている。この大判押圧部材225は、切断により押圧部材125の先端面125aとなる大判先端面225aと、切断により押圧部材125の基端面125bとなる大判基端面225bとを有し、円板状をなす。また、この大判押圧部材225には、複数の平面視円形状の貫通孔225h,225h,…が形成されている。これらの貫通孔225h,225h,…は、Siウエハ230の各角部集合領域230ah,230ah,…に対応した位置に、角部集合領域230ah,230ah,…が収まる大きさに形成されている。
図9及び図12に示すように、切断により支持部材127となる支持部材領域228を複数格子状に有する大判支持部材227を用意する。本実施形態では、図12中に支持部材領域228同士の境界を破線で示すように、互いに隣り合う支持部材領域228同士は、切断後に破棄する捨て耳部(介在部)を介することなく繋がっている。この大判支持部材227は、切断により支持部材127の先端面127aとなる大判先端面227aと、切断により支持部材127の基端面127bとなる大判基端面227bとを有し、円板状をなす。
そして、Siウエハ素子230の第1ウエハ主面230aに、大判押圧部材225の大判基端面225bを位置合わせをして接合すると共に、Siウエハ230の第2ウエハ主面230bに、大判支持部材227の大判先端面225aを位置合わせをして接合して、図13及び図14に示すように、切断により素子接合体140となる素子接合体領域241を複数格子状に有する大判素子接合体240を形成する。具体的には、陽極接合を行うことにより、Siウエハ230と大判押圧部材225と大判支持部材227とを接合する。この工程が本発明の第1工程に相当する。なお、本実施形態では、図14中に素子接合体領域241同士の境界を破線で示すように、互いに隣り合う素子接合体領域241同士は、切断後に破棄する捨て耳部(介在部)を介することなく繋がっている。
この大判素子接合体240では、大判押圧部材225の各貫通孔225h,225h,…内に、図14に示すように、Siウエハ230の各角部集合領域230ah,230ah,…が露出する。従って、角部集合領域230ahを構成する各角部130ah1,130ah2,130ah3,130ah4に形成された電極パッド135,136,137及び感温抵抗体133も、各貫通孔225h,225h,…内に露出する。
次に、大判素子接合体240を隣り合う素子接合体領域241同士の境界(図14中に破線で示す。)で切断して、各貫通孔225h,225h,…をそれぞれ4分割すると共に、各角部集合領域230ah,230ah,…をそれぞれ4つの角部130ah1,130ah2,130ah3,130ah4に分割し、個々の素子接合体140に分ける。この工程が本発明の第2工程に相当する。そうすると、図6及び図7に示した素子接合体140ができる。
その後は、圧力検出機構120を構成するための他の部材(先端部材121及び中間部材123)や、筒内圧センサ付きグロープラグ100を構成するための他の部材(ハウジング本体部111、先端側ハウジング部113、基端側ハウジング部115、ヒータ150、配線基板170、外部端子部180等)を用意して、筒内圧センサ付きグロープラグ100を組み立てる。かくして、筒内圧センサ付きグロープラグ100が完成する。
以上で説明したように、本実施形態の筒内圧センサ付きグロープラグ100の製造方法では、Siウエハ230の第1ウエハ主面230aに大判押圧部材225を接合すると共に、第2ウエハ主面230bに大判支持部材227を接合して、大判素子接合体240を形成する。この工程を終えた状態で、Siウエハ230の各角部集合領域230ah,230ah,…が、大判押圧部材225の各貫通孔225h,225h内に露出している。即ち、Si素子130の角部130ah1,130ah2,130ah3に形成される各電極パッド135,136,137も、各貫通孔225h,225h,…内に露出している。
このため、大判素子接合体240を隣り合う素子接合体領域241同士の境界で切断して個分けするにあたり、各角部集合領域230ah上(各電極パッド135,136,137上)に大判押圧部材225が存在しない。このため、これを除去し電極パッド135,136,137を露出させる工程、即ち、前述の特許文献1における保持部を除去する第1の切断工程に相当する工程を別途必要としない。従って、大判素子接合体240を個々の素子接合体140に分ける切断を、一度で行うことができる。よって、圧力センサを安価にすることができる。
また、大判支持部材227をSiウエハ230等に接合して大判素子接合体240を形成し、これを個分けしているので、支持部材127を個々の素子接合体140毎に接合する必要がなく、支持部材127を有する複数の素子接合体140を一挙に製造できる。
また、本実施形態では、大判押圧部材225の貫通孔225hを円孔としているので、大判押圧部材225に貫通孔225hを容易かつ確実に形成でき、また、大判素子接合体240を切断する際にも、貫通孔225hの内周から大判押圧部材225に亀裂が入るのをより確実に防止できる。
また、本実施形態では、押圧部材125は、Si素子130側とは逆方向に(先端側に向けて)突出するドーム状の凸曲面125a1を有するため、個々の素子接合体140毎に押圧部材125とSi素子130とを接合する場合には、先端面の全面が平面となっている押圧部材に比して、押圧部材125とSi素子130との位置合わせは、1つずつ精度よく行わなければならない。これに対し、本実施形態の製造方法では、押圧部材125の先端面125aが凸曲面125a1を含んでいるものの、Si素子130と押圧部材125との位置合わせを、個々の素子接合体140毎に行うのではなく、複数の素子接合体140(大判素子接合体240)で一度に行っているので、この位置合わせを容易かつ精度よく行うことができる。
また、本実施形態では、Siウエハ230に形成された全ての感圧抵抗体131,131,…と全ての感温抵抗体133,133,…と全ての電極パッド135,136,137が互いに電気的に接続されている。このため、前述の陽極接合を行う際、例えば、Siウエハ230の電極パッド135,136,137のいずれか一つに陽極接合用の端子を接続すれば、全ての感圧抵抗体131,131,…に陽電極側電圧を印加できる。従って、前述の陽極接合を容易かつ確実に行うことができる。
また、本実施形態では、Siウエハ230は、第1ウエハ主面230aの面方位が{110}面とされている。また、この面に形成された各々の感圧抵抗体131は、Siウエハ230の<110>方向に延びる感圧部位131cを主とする形態とされている。このため、製造されるSi素子130の第1主面130aの面方位が{110}面となり、感圧抵抗体131がSi素子130の<110>方向に延びる感圧部位131cを主とする形態となる。このような感圧部位131cは、圧力Pに応じて押圧部材125が第1主面130aを押圧した場合の応力変化に対する検出感度が特に高い。従って、筒内圧Pに応じて感圧抵抗体131に大きな抵抗変化を生じさせることができる。
また、Siウエハ230は、第1ウエハ主面230aに形成された各々の感温抵抗体133が、Siウエハ230の<100>方向に延びる感温部位133cを主とする形態とされている。このため、製造されるSi素子130でも、感温抵抗体133がSi素子130の<100>方向に延びる感温部位133cを主とする形態となる。このような感温抵抗体133は、圧力Pに対する検出感度を特に小さくできる。即ち、感温抵抗体133の圧力依存性を特に小さくできる。従って、圧力依存性の小さい感温抵抗体133をSi素子130に有する筒内圧センサ付きグロープラグ100を製造できる。
また、本実施形態では、感圧抵抗体131に接続する2つの電極パッド135,136のうち一方の電極パッド135が、感温抵抗体133に接続する電極パッド135を兼ねているので、Si素子130に形成する電極パッド数を4個から3個に減らすことができる。これにより、Si素子130を小型化できる。
また、本実施形態では、Siウエハ230がSOI基板であるため、製造される筒内圧センサ付きグロープラグ100のSi素子130もSOI基板となる。従って、高温下での絶縁抵抗の低下を抑制し、Si素子130ひいては筒内圧センサ付きグロープラグ100のの高温耐性を向上させることができる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、グロープラグに圧力検出機構120を内蔵した形態の圧力センサ100を例示したが、これに限らず、グロープラグとしての機能を有さずに、筒内圧Pの検出を行う圧力センサを構成することもできる。
また、上記実施形態では、Si素子130の高温耐性を向上させるために、Si素子130をSOI基板としているが、筒内圧センサ付きグロープラグ100を適宜変更することにより、Si素子130が高温環境下に晒されない構成とする場合には、Si素子130をSOI基板以外のSi素子としてもよい。
実施形態に係る筒内圧センサ付きグロープラグの外観図である。 実施形態に係る筒内圧センサ付きグロープラグの縦断面図である。 実施形態に係る筒内圧センサ付きグロープラグのうち、先端側部分を示す部分縦断面図である。 実施形態に係る筒内圧センサ付きグロープラグのうち、基端側部分を示す部分縦断面図である。 実施形態に係る筒内圧センサ付きグロープラグのうち、圧力検出機構の近傍を示す部分拡大縦断面図である。 実施形態に係る筒内圧センサ付きグロープラグに関し、Si素子と押圧部材と支持部材からなる素子接合体を示す斜視図である。 実施形態に係る筒内圧センサ付きグロープラグに関し、Si素子と押圧部材と支持部材からなる素子接合体を示す側面図である。 実施形態に係る筒内圧センサ付きグロープラグに関し、Si素子の第1主面側から見た平面図である。 実施形態に係る筒内圧センサ付きグロープラグの製造方法に関し、接合前のSiウエハと大判押圧部材と大判支持部材を示す説明図である。 実施形態に係る筒内圧センサ付きグロープラグの製造方法に関し、Siウエハの第1ウエハ主面側から見た部分拡大平面図である。 実施形態に係る筒内圧センサ付きグロープラグの製造方法に関し、大判押圧部材の大判先端面側から見た部分拡大平面図である。 実施形態に係る筒内圧センサ付きグロープラグの製造方法に関し、大判支持部材の大判先端面側から見た部分拡大平面図である。 実施形態に係る筒内圧センサ付きグロープラグの製造方法に関し、大判素子接合体を示す説明図である。 実施形態に係る筒内圧センサ付きグロープラグの製造方法に関し、大判素子接合体の大判押圧部材側から見た部分拡大平面図である。
符号の説明
100 筒内圧センサ付きグロープラグ(圧力センサ)
120 圧力検出機構
125 押圧部材
125a 先端面(逆側面)
125a1 凸曲面
125a2 平面
125b 基端面
127 支持部材
127a 先端面
127b 基端面
130 Si素子
130a 第1主面
130ah1,130ah2,130ah3,130ah4 角部
130b 第2主面
131 感圧抵抗体
131c 感圧部位
133 感温抵抗体
133c 感温部位
135 電極パッド(第1電極パッド,第2電極パッド)
136 電極パッド(第1電極パッド)
137 電極パッド(第2電極パッド)
140 素子接合体
225 大判押圧部材
225a 大判先端面
225b 大判基端面
225h 貫通孔
226 押圧部材領域
227 大判支持部材
227a 大判先端面
227b 大判基端面
228 支持部材領域
230 Siウエハ
230a 大判第1主面
230b 大判第2主面
230ah 角部集合領域
231 接続配線
235 素子領域
240 大判素子接合体
241 素子接合体領域
AX 軸線

Claims (11)

  1. 第1主面及びこれに平行な第2主面を有する矩形板状をなし、検出対象である圧力Pにより自身に生じる応力を検出するSi素子であって、
    前記第1主面に形成され、前記圧力Pに応じて自身の第1抵抗値が変化する感圧抵抗体、及び、
    前記第1主面の4つの角部のうちの2つの角部にそれぞれ形成され、前記感圧抵抗体の両端にそれぞれ電気的に接続する2つの第1電極パッド、
    を有するSi素子と、
    4つの前記角部をそれぞれ避けて前記第1主面に接合してなり、前記圧力Pに応じた押圧力により前記第1主面を押圧して、前記Si素子を厚み方向に圧縮する押圧部材と、
    を有する素子接合体を備える
    圧力センサの製造方法であって、
    切断により前記Si素子となる素子領域を複数格子状に含むSiウエハであって、切断により前記第1主面となる第1ウエハ主面、及び、切断により前記第2主面となる第2ウエハ主面を有するSiウエハ、並びに、
    切断により前記押圧部材となる押圧部材領域を複数格子状に含む大判押圧部材であって、前記Siウエハの第1ウエハ主面のうち、4つの前記第1主面の各々1つの前記角部が集まった角部集合領域に対応した位置に、この角部集合領域が収まる形態の貫通孔をそれぞれ有する大判押圧部材、を用意し、
    前記Siウエハの前記第1ウエハ主面に前記大判押圧部材を接合して、切断により前記素子接合体となる素子接合体領域を複数格子状に含み、前記大判押圧部材の各々の前記貫通孔内に前記Siウエハの前記角部集合領域が露出する大判素子接合体を形成する第1工程と、
    前記大判素子接合体を切断して、前記貫通孔を4分割すると共に、前記角部集合領域を4つの角部に分割し、個々の前記素子接合体に分ける第2工程と、
    を備える圧力センサの製造方法。
  2. 請求項1に記載の圧力センサの製造方法であって、
    前記素子接合体は、
    前記Si素子の前記第2主面に接合し、前記Si素子を支持する支持部材を備え、
    前記第1工程は、
    切断により前記支持部材となる支持部材領域を複数格子状に含む大判支持部材を更に用意し、
    前記Siウエハの前記第2ウエハ主面にこの大判支持部材を接合して、前記大判素子接合体を形成する
    圧力センサの製造方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の圧力センサの製造方法であって、
    前記押圧部材は、
    自身から見て前記Si素子側とは逆方向の外側に位置する外側面に、前記逆方向に突出するドーム状の凸曲面を含み、
    前記大判押圧部材の各々の前記押圧部材領域は、切断により前記凸曲面を含む前記外側面となる形態を有する
    圧力センサの製造方法。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の圧力センサの製造方法であって、
    前記Siウエハは、
    異なる前記素子領域に形成された前記第1電極パッド同士を接続する複数の接続配線であって、このSiウエハに形成された全ての前記感圧抵抗体同士を電気的に接続させる複数の接続配線を有し、
    前記第1工程では、
    前記接続配線を通じて全ての前記感圧抵抗体に陽電極側電圧を印加し、前記Siウエハと前記大判押圧部材とを陽極接合により接合する
    圧力センサの製造方法。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに一項に記載の圧力センサの製造方法であって、
    前記Siウエハは、
    前記第1ウエハ主面の面方位が{110}面とされてなり、
    各々の前記感圧抵抗体は、
    前記Siウエハの<110>方向に延びる感圧部位を主とする形態とされてなる
    圧力センサの製造方法。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに一項に記載の圧力センサの製造方法であって、
    前記Si素子は、
    前記第1主面の4つの前記角部のいずれかに形成され、このSi素子の温度Tに応じて自身の第2抵抗値が変化する一方、前記圧力Pによる抵抗値変化率が前記感圧抵抗体よりも小さい感温抵抗体、及び、
    前記第1主面の4つの前記角部のうちの2つの角部にそれぞれ形成され、前記感温抵抗体の両端にそれぞれ電気的に接続する2つの第2電極パッド、を有する
    圧力センサの製造方法。
  7. 請求項6に記載の圧力センサの製造方法であって、
    2つの前記第1電極パッドのうち一方は、前記第2電極パッドを兼ねてなる
    圧力センサの製造方法。
  8. 請求項6または請求項7に記載の圧力センサの製造方法であって、
    前記Siウエハは、
    前記第1ウエハ主面の面方位が{110}面とされてなり、
    各々の前記感温抵抗体は、
    前記Siウエハの<100>方向に延びる感温部位を主とする形態とされてなる
    圧力センサの製造方法。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の圧力センサの製造方法であって、
    前記大判押圧部材の前記貫通孔は、円孔である
    圧力センサの製造方法。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれかに一項に記載の圧力センサの製造方法であって、
    前記Siウエハは、SOI基板である
    圧力センサの製造方法。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれかに一項に記載の圧力センサの製造方法であって、
    前記圧力センサは、
    内燃機関に取り付け可能に構成されてなり、
    内燃機関の筒内圧の変化に応じて、前記押圧部材による前記第1主面の押圧力が変化する形態に構成されてなる
    圧力センサの製造方法。
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