JP2003184866A - 動圧軸受装置 - Google Patents
動圧軸受装置Info
- Publication number
- JP2003184866A JP2003184866A JP2001380029A JP2001380029A JP2003184866A JP 2003184866 A JP2003184866 A JP 2003184866A JP 2001380029 A JP2001380029 A JP 2001380029A JP 2001380029 A JP2001380029 A JP 2001380029A JP 2003184866 A JP2003184866 A JP 2003184866A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dynamic pressure
- shaft
- bearing device
- thrust bearing
- step portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
Abstract
受装置の軸受部材の固定方法に関するもので、軸受部材
の取付精度が確保をされ、かつ部材間の締結強度を高め
た動圧軸受装置を提供する。 【解決手段】 スラスト軸受2の貫通孔2aの周囲に段
差部2bを形成し、段差部2bとシャフト1との接合部
7を溶接手段により固定した。
Description
装置等に用いられる動圧軸受装置に関するもので、特
に、高い取付精度が要求される部材間の固定方法に関す
るものである。
−324753号公報に示すように、溶接する部材間に
窪みを形成し、レーザ等の溶解エネルギーにより金属を
溶解させ、その窪みに流し込み、固定する方法が知られ
ている。
び図5を用いて説明する。図4は従来の磁気ディスク記
録装置の断面図であり、図5は図4の動圧軸受装置の要
部拡大図である。
面に動圧溝が形成されたスラスト軸受2を圧入し、内周
面に動圧溝が形成されたスリーブ3にシャフト1を挿入
し、スラストプレート4をスリーブ3側に圧入固定す
る。その後、潤滑油をシャフト1とスリーブ3の隙間か
ら注入し、軸受ユニットAが完成する。然る後に、軸受
ユニットAから突出したシャフト1の端部を反対側から
押圧しながらモータハブ5に圧入固定する。
ラスト軸受2との間には、凹部6が形成されており、レ
ーザ等による溶解エネルギーにより金属を溶解したもの
を凹部6に流し込み、シャフト1とスラスト軸受2とを
強固に締結させる構成となっている。
置では、シャフトとスラスト軸受を溶接する際、スラス
ト軸受がシャフト側に熱収縮により引っ張られ、動圧軸
受装置を使用するモータに必要なシャフトとスラスト軸
受との平面度、直角度等の精度を確保できないという問
題点を有していた。
とスラスト軸受との平面度、直角度等の精度を確保しつ
つ、部材間を強固に締結させた動圧軸受装置を提供でき
る。
に、本発明の請求項1に記載の動圧軸受装置は、回転軸
を成すシャフトと、軸方向に動圧を発生させるために少
なくとも一端面に動圧溝が形成され、前記シャフトに固
定するために中央に貫通孔が形成されている円盤状のス
ラスト軸受とを備えた動圧軸受装置において、前記スラ
スト軸受の前記貫通孔の周囲に段差部を形成し、前記段
差部と前記シャフトとの接合部を溶接手段により固定し
たことを特徴とするものである。
ら外周方向に熱が伝導するために、スラスト軸受全体の
熱収縮が均等になり、溶接部上下でのスラスト軸受の変
形が均一となり、溶接後のスラスト軸受の精度が確保さ
れるという作用を有する。
は、前記段差部に加え、前記シャフトの端面外周縁部に
も段差部を設けたことを特徴とする。
スラスト軸受部の溶接が平面的に行うことができ、溶接
面積を広く取れるため、部材間の締結強度を高めること
ができるという作用と共に、シャフトの平面部にスラス
ト軸受を取付固着するため、スラスト軸受の高さ方向の
取付け精度が確保されるという作用を同時に有してい
る。
は、前記段差部と前記シャフト端面との高さを合わせた
状態で溶接固定したことを特徴とするものである。
軸受部のみ平面的に溶接出来ていたが、シャフト端面も
同様に平面的に溶接できるため溶接のための面積を広く
とれ、部材間の締結を強固なものとすることができると
いう作用を有する。
は、前記段差部の高さが前記スラスト軸受の厚さの2分
の1であることを特徴とする。
ら外周方向に熱が伝導するために、スラスト軸受全体の
熱収縮が均等になり、シャフトとスラスト軸受間の取付
精度が確保されるという作用を有する。
態について図1を用いて説明する。図1は本発明の実施
の形態における動圧軸受装置の要部拡大図であり、図2
は図1の別の例を示す要部拡大図であり、図3は図2の
別の例を示す要部拡大図である。
構成をなすものには同一の符号をつけて説明する。
ラスト軸受2の中央の貫通孔2aの周囲に段差部2bを
設け、段差部2bとシャフト1との接合部7を溶接手段
により固定したした点で上記従来例とは異なる。
軸受の軸方向高さの2分の1の高さになっており、段差
部2bとシャフト1の端面との高さを合わせた状態で溶
接固定されている。
2bに加え、シャフト1の端面外周縁部にも段差部1a
を設けると、部材間を平面的に溶接することができ、溶
接面積を広く取れるため、部材間の締結強度を高めるこ
とができる。
された凸部1bの高さは、図2のようにスラスト軸受2
の段差部2bの頂部の高さに合わせてもよいが、図3の
ように底部の高さに合わせた方が部材間を平面的に溶接
することができ、溶接面積を広く取れるため、部材間の
締結強度を更に高めることができる。
れば、スラスト軸受の中央の貫通孔の周囲に段差部を設
け、段差部とシャフトとの接合部を溶接手段により固定
することで、溶接時に熱が中心部から外周方向に熱が伝
導するために、スラスト軸受全体の熱収縮が均等にな
り、シャフトとスラスト軸受間の取付精度が確保でき
る。
を設けると、部材間を平面的に溶接することができ、溶
接面積を広く取れるため、部材間の締結強度を高めるこ
とができる。
要部拡大図
の要部拡大図
の要部拡大図
Claims (4)
- 【請求項1】 回転軸を成すシャフトと、軸方向に動圧
を発生させるために少なくとも一端面に動圧溝が形成さ
れ、前記シャフトに固定するために中央に貫通孔が形成
されている円盤状のスラスト軸受とを備えた動圧軸受装
置において、前記スラスト軸受の前記貫通孔の周囲に段
差部を形成し、前記段差部と前記シャフトとの接合部を
溶接手段により固定したことを特徴とする動圧軸受装
置。 - 【請求項2】 前記段差部に加え、前記シャフトの端面
外周縁部にも段差部を設けたことを特徴とする請求項1
に記載の動圧軸受装置。 - 【請求項3】 前記段差部と前記シャフト端面との高さ
を合わせた状態で溶接固定したことを特徴とする請求項
1に記載の動圧軸受装置。 - 【請求項4】 前記段差部の高さは前記スラスト軸受の
厚さの2分の1であることを特徴とする請求項1に記載
の動圧軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001380029A JP3899923B2 (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | 動圧軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001380029A JP3899923B2 (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | 動圧軸受装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003184866A true JP2003184866A (ja) | 2003-07-03 |
JP3899923B2 JP3899923B2 (ja) | 2007-03-28 |
Family
ID=27591275
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001380029A Expired - Fee Related JP3899923B2 (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | 動圧軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3899923B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007205370A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 流体軸受装置およびその製造方法、スピンドルモータおよび記録再生装置 |
JP2009234481A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Ntn Corp | 車輪用軸受装置 |
-
2001
- 2001-12-13 JP JP2001380029A patent/JP3899923B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007205370A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 流体軸受装置およびその製造方法、スピンドルモータおよび記録再生装置 |
JP2009234481A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Ntn Corp | 車輪用軸受装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3899923B2 (ja) | 2007-03-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100756575B1 (ko) | 모터 | |
JP3655492B2 (ja) | スピンドルモータ | |
KR100998195B1 (ko) | 동압 베어링 장치 | |
JP2005121066A (ja) | 流体動圧軸受装置の製造方法及びそれを備えたディスク駆動用スピンドルモータ | |
JP2003329032A (ja) | 動圧軸受装置 | |
JP2003184866A (ja) | 動圧軸受装置 | |
JP3996436B2 (ja) | 動圧軸受モータ | |
JP2007014047A (ja) | モータ | |
JP2008275074A (ja) | 環状部材の圧入固定方法及びモータ | |
KR101009153B1 (ko) | 스핀들모터 | |
JP2006090390A (ja) | スピンドルモータの軸受構造とその組立方法 | |
JP2003289646A (ja) | スピンドルモータ | |
JP2004190786A (ja) | 動圧軸受装置及びその製造方法 | |
JP4664798B2 (ja) | モータ | |
JP2005163903A (ja) | 動圧軸受装置 | |
JP2003094190A (ja) | 回転部材の接合方法 | |
JP2003348792A (ja) | 流体動圧軸受モータ | |
JP2002266878A (ja) | 動圧軸受装置及びその製造方法 | |
JP2005210896A (ja) | ディスク装置のスピンドルモータ | |
JP2004248337A (ja) | スピンドルモータ | |
JP5081942B2 (ja) | モータ | |
JP3796297B2 (ja) | スピンドルモータ及びその製造方法 | |
JP2001182750A (ja) | 焼きバメによって結合された組立て部品、及びスピンドルモータ | |
JP2008164110A (ja) | 流体軸受装置用軸部材、およびその製造方法 | |
JPH104665A (ja) | スピンドルモータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20041111 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050704 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060905 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20061025 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061205 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061218 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110112 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110112 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120112 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |