JP2003183946A - ポリエステルマルチフィラメント高密度織物の製造方法及びその織物 - Google Patents

ポリエステルマルチフィラメント高密度織物の製造方法及びその織物

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JP2003183946A
JP2003183946A JP2001380466A JP2001380466A JP2003183946A JP 2003183946 A JP2003183946 A JP 2003183946A JP 2001380466 A JP2001380466 A JP 2001380466A JP 2001380466 A JP2001380466 A JP 2001380466A JP 2003183946 A JP2003183946 A JP 2003183946A
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Japan
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sizing
woven fabric
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warp
polyester multifilament
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JP2001380466A
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Hiroyuki Miyano
裕行 宮野
Akihiro Nishida
右広 西田
Yoshihiro Matsui
美弘 松井
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポリエステルマルチフィラメントで構成された
高密度織物の製造方法に関するものであり、詳しくは織
物を構成する経糸サイジング、糊付け技術に関するもの
であり、品質品位の優れた糊付糸を得るだけでなく、糊
付糸の糊皮膜、抱合力も良好であり、尚且つ効率的で安
定し、経済性に優れたサイジング、或いは糊付け、整経
および製織が可能な製造方法を提供することにある。 【解決手段】織物を構成する経糸には無撚若しくは撚係
数5000以下の甘撚を施し、次いでアクリル系糊とポ
リビニルアルコール糊の配合比が5:5から8:2で混
合し同時に平滑剤、柔軟剤、帯電防止剤、浸透剤から選
択される何れか1つ以上を添加させた、糊剤濃度が3%
から18%、糊剤粘度が30mPas以下の糊剤を使用して
サイジング或いは糊付けを行うポリエステルマルチフィ
ラメント高密度織物の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】ポリエステルマルチフィラメ
ントで構成された高密度織物の製造方法およびその織物
に関するものである。詳しくは織物用経糸サイジング、
糊付け技術に関するものであり、更に詳しくは品質品位
の優れた糊付糸を得るだけでなく、糊付糸の糊皮膜、抱
合力も良好であり、尚且つ効率的で安定し、経済性に優
れたサイジング或いは糊付けの製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来からポリエステル、ナイロンマルチ
フィラメントなどの合成繊維を使った高密度織物が製
造、商品化され広く消費者に利用されている。該高密度
織物は優れた透湿性、耐水圧、引裂き強力を有し、尚且
つソフトで柔軟な風合いを有しており、取り分けスポー
ツ衣料分野への用途展開はめざましいものである。高密
度織物は比較的、単糸繊度の細いマルチフィラメントを
使用し、且つカバーファクターと呼ばれる織物の経糸、
緯糸の単位密度間のすきまの度合いを示す係数を200
0から3000クラスの高密度に製織することによって
得ることが出来る。しかしながら、優れた透湿性、耐水
圧、引裂き強力を有した高密度織物を得ることは容易な
ことでなく、高密度織物の規格設計も含めて、甘撚撚
糸、経糸糊付、整経、製織など各工程において高い技術
力が要求される。例えば、規格設計においては経糸と緯
糸のカバーファクターの比を5:5から6:4にする、
経糸を無撚で製織する、緯糸の打ち込み本数を多くす
る、緯糸の繊度を経糸の繊度よりも太くする、製織にお
いては経糸張力を上げて緯糸挿入する、閉口タイミング
を早くする、織機レイアウトにおいて間丁を短くする、
また織前を短くするなど多くのポイントを有する。
【0003】しかしながら、ポリエステルマルチフィラ
メントの高密度織物の製造方法において、規格設計およ
び製織に関する技術的な知見は多いが、経糸のサイジン
グ、糊付けに関する知見は少なく、また特許開示例も無
い。そして、規格設計および製織技術よりもサイジン
グ、糊付けの良し悪しによって製織性が左右されること
を見出した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者の課題は、ポ
リエステルマルチフィラメントで構成された高密度織物
の製造方法に関するものであり、詳しくは織物を構成す
る経糸サイジング、糊付け技術に関するものであり、品
質品位の優れた糊付糸を得るだけでなく、糊付糸の糊皮
膜、抱合力も良好であり、尚且つ効率的で安定し、経済
性に優れたサイジング、或いは糊付け、整経および製織
が可能な製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は下記の構成
からなる。
【0006】1.ポリエステルマルチフィラメント高密
度織物の製造方法において、織物を構成する経糸に無撚
若しくは撚係数が5000以下の甘撚を施し、次いでア
クリル系糊とポリビニルアルコール糊の配合比が5:5
から8:2で混合し更に平滑剤、柔軟剤、帯電防止剤、
浸透剤から選択される何れか1つ以上を添加した、糊剤
濃度が3%から18%、糊剤粘度が30mPas以下の糊剤
を使用してサイジング或いは糊付けを行うことを特徴と
する経糸と緯糸のカバーファクターの総和が2000以
上のポリエステルマルチフィラメント高密度織物の製造
方法。なお、撚係数とはマルチフィラメント繊度(デシ
テックス)の平方根とマルチフィラメント撚数(T/
M)との積で表され、カバーファクターとはマルチフィ
ラメント繊度(デシテックス)の平方根と織物密度(本
/in)との積で表される。 2.織物を構成する経糸のサイジング或いは糊付けによ
る付着率を15重量%以下とし、且つそれによって得ら
れた糊付糸の含有水分率を1.5重量%以下とすること
を特徴とする第1記載のポリエステルマルチフィラメン
ト高密度織物の製造方法。 3.レピア織機、エアージェットルーム、フライ織機、
グリッパ織機から選択されるいづれかで製織することを
特徴とする第1記載のポリエステルマルチフィラメント
高密度織物の製造方法。 4.アクリル酸エステル共重合体、又はアクリル酸エス
テル共重合体の誘導体を主成分とするアクリル系糊を使
用してサイジング或いは糊付けを行うことを特徴とする
第1記載のポリエステルマルチフィラメント高密度織物
の製造方法。 5.織物を構成する経糸と緯糸のカバーファクターの総
和が2000から3000であり、経糸および緯糸のト
ータル繊度が40デシテックスから170デシテックス
且つ単糸繊度が1デシテックス以下であることを特徴と
する第1記載のポリエステルマルチフィラメント高密度
織物の製造方法。 6.第1記載のポリエステルマルチフィラメント高密度
織物の製造方法により得られてなる織物を構成する経糸
のサイジング或いは糊付けによって得られた糊付糸の抱
合力試験機による抱合力回数が100回以上であること
を特徴とする高密度織物。
【0007】以下本発明について詳細に説明する。本発
明のポリエステルマルチフィラメントで構成された高密
度織物は経糸と緯糸のカバーファクターの総和が200
0から3000であり、経糸および緯糸のトータル繊度
が40デシテックスから170デシテックス且つ単糸繊
度が1デシテックス以下であることが必要である。カバ
ーファクターとは単位密度間のすきまの程度を表す係数
であってマルチフィラメントの繊度の平方根と密度の積
で表され、カバーファクター値が高いと隙間が小さく、
つまり緻密性が高いことを示す。優れた防水性を得るた
めには、耐水圧が800kPa、さらに好ましくは100
0kPaが必要であり、これらを満足させるためにはカバ
ーファクターが2000以上必要である。しかしなが
ら、3000を越えると風合いが硬くなり好ましくな
い。またトータル繊度も緻密性を高めるためと風合いを
ソフトにするため比較的細いフィラメントが好ましく4
0デシテックス以上、170デシテックス以下が必要で
あり、さらに好ましくは50デシテックス以上、160
デシテックス以下である。しかしながら、40デシテッ
クス未満では織物の引裂き強力が弱いものとなり好まし
くない。そして、単糸繊度についても緻密性を高めるた
めに1デシテックス以下、更に好ましくは0.7デシテ
ックス以下である。フィラメント数は特に言及されない
が、少なくとも70本以上が好ましく、より好ましくは
100以上である。なお、単糸繊度の細いポリエステル
マルチフィラメントの製造方法に関しては単成分紡糸や
複合紡糸のいずれを採用してもかなわないが、製造コス
トや環境問題から直接紡糸法が好ましく採用される。
【0008】本発明の高密度織物を構成する経糸は無撚
若しくは撚係数が5000以下の甘撚を施していること
が必要である。高密度織物は染色工場にて通常、カレン
ダー工程にて織物を押圧し、繊維を偏平化させることに
よって組織間の隙間を小さくする。従って、経糸の撚数
が高くなると繊維の集束性が増し、カレンダー工程にお
いて繊維が偏平化しにくくなるため、撚数は低いことが
好ましく、より好ましい範囲は無撚若しくは撚係数が4
000以下である。緯糸の撚数は特に言及されないが、
前述に記載のとおり無撚、若しくは撚係数が5000以
下の甘撚糸が好ましい。そして、甘撚を施す際にはアッ
プツイスターに分類されるイタリア撚糸機、ラージアッ
プツイスター、ダウンツイスターに分類されるリング撚
糸機、合撚機、またはダブルツイスターなどの一般の撚
糸機を使用して製織準備され、取り分け汎用性に優れ、
取り扱いが簡単な合撚機や生産性に優れたダブルツイス
ターが好ましく利用される。なお、無撚で製織する際に
はポリエステルマルチフィラメントに混繊交絡を施すこ
とが好ましく、混繊交絡度については20ケ/M以上、
100ケ/M以下が好ましく、より好ましくは40ケ/
M以上、80ケ/M以下であり、この範囲内においては
撚糸、製織工程での工程通過性になんら問題は起きるこ
とは無い。しかし、100ケ/Mを越えると風合い硬化
と好ましくないムラ外観をもたらし、好ましくない。混
繊交絡手段についてはエアー交絡ノズルが好ましく、イ
ンターレーサーノズルやタスランノズルなどが好適であ
る。
【0009】そして、無撚若しくは撚係数が5000以
下の甘撚が施された経糸にはアクリル系糊とポリビニル
アルコール糊の配合比が5:5から8:2で混合し同時
に平滑剤、柔軟剤、帯電防止剤、浸透剤から選択される
何れか1つ以上を添加させた、糊剤濃度が3%から18
%、糊剤粘度が30mPas以下の糊剤を使用してサイジン
グ或いは糊付けを行うことが必要である。本発明の経糸
は比較的、単糸繊度の細いフィラメントを使用している
ため、毛羽立ち易く、甘撚だけでは集束性が不十分であ
り、サイジング、糊付けを行うことによってフィラメン
トを保護するとともに抱合力を持たせ、毛羽伏せする必
要が有る。また、甘撚糸についてはトルク、びり止めの
役割もする効果がある。ポリエステルマルチフィラメン
ト、ナイロンマルチフィラメントなどのような合成繊維
にはアクリル系糊、ビニル系糊、ビニル系共重合物糊、
スチレン系共重合物糊、ポリエステル系糊などの合成糊
剤が使われるが、中でもアクリル系糊、ビニル系糊が一
般的に良く使われる。アクリル系糊の一般的性質として
疎水性繊維に対する接着力が合成糊の中で最も高く、糊
皮膜が柔軟で弾性があるなどの特性を有する。なお、ア
クリル系糊とはポリアクリル酸エステル、ポリアクリル
酸ソーダ、ポリアクリルアマイドなどに代表されるもの
を指すが、なかでもアクリル酸エステル共重合体、若し
くはその誘導体がポリエステルマルチフィラメントに好
ましく使用される。その理由としてはアクリル酸エステ
ル共重合体はエステル基を変化させることによって容易
に種々の性質を持った糊剤を得ることが可能であり、接
着性・吸湿性・フィルム強度・粘着性など糊剤に必要と
される性質に全体的にバランスよく優れているためと思
われる。一方、ビニル系としてポリビニルアルコールが
ポリエステルマルチフィラメントに好適であり、ポリビ
ニルアルコール糊の特徴はアクリル系糊よりも安価で糊
皮膜の強伸度が他の合成糊剤に対して優れ、糊抜き、精
練性に問題がないことが挙げられる。しかしながら、ア
クリル系糊を100%で使用すると糊付糸の糊皮膜が軟
弱になり、また粘着性が高くなり経糸切れが多くなる、
また後述するレピア織機で製織する際にガムアップと呼
ばれるガム状の粘着物がレピア先端に付着し、緯糸把持
ミスが起きて織機が停止し、織機稼働率が低くなるとと
もに生産性が低くなる、糊コストとしては割高など、多
数の問題が発生する。他方、ポリビニルアルコール糊を
100%で使用するとポリエステルマルチフィラメント
に対する接着力が低いがためにレピア織機における筬、
ヘルドなどに糊落ちが多くなり、筬、ヘルドが汚れるば
かりでなく、落ちた糊によって経糸切れを誘発するよう
になる。従って、アクリル系糊とポリビニルアルコール
糊との混合糊が好ましく、その比率はポリエステルマル
チフィラメントに対する接着力を保つ為にアクリル系糊
を50%から80%の範囲とし、ポリビニルアルコール
糊は糊皮膜の強伸度を保つため50%から20%の範囲
が好ましいと思われる。なお、アクリル系糊、ポリビニ
ルアルコール糊は多くの種類のものが市販されている
が、高密度織物は染色工場において比較的糊抜き精練が
しにくい商品であるため、糊抜き、精練性に優れた糊剤
を選択することも肝要である。
【0010】アクリル系糊とポリビニルアルコール糊の
混合糊には同時に平滑剤、柔軟剤、帯電防止剤、浸透剤
から選択される何れか1つ以上を添加させることが必要
である。その理由としては混合糊だけでは糊皮膜表面の
凹凸が大きくざらざらであるので、平滑剤を添加するこ
とによって糊皮膜表面の凹凸を小さくし、滑らかにする
とともに糊落ちを少なくし、経糸の開口状態もよくなり
経糸切れが減少する。柔軟剤は糊皮膜を柔軟にするだけ
でなく、生機風合いも柔らかくし、また本発明の高密度
織物のように緯糸打ち込み密度の高い規格に対しては経
糸屈曲をより容易にする効果がある。帯電防止剤は疎水
性繊維、つまり本発明のポリエステルマルチフィラメン
トに対しては必須である。混合糊、糊付糸の水分率、整
経条件、整経環境、気象条件などによってポリエステル
マルチフィラメントの帯電量は変わってくるが、帯電防
止剤がなければ整経、製織工程において静電気が発生し
やすく、工程通過性を損なう恐れがある。そして、浸透
剤は混合糊の表面張力を下げる効果があり、本発明の比
較的細い繊度の多数存在したポリエステルマルチフィラ
メントに対し効果的にフィラメント内部に浸透し、各々
のフィラメント間を糊で被覆、固着させ抱合力を高める
だけでなく、糊落ちが少なくなるとともに経糸切れも減
少する。そして、糊の調合については必要に応じて防腐
剤、消泡剤などを少量添加しても構わない。なお、平滑
剤、柔軟剤、帯電防止剤、浸透剤、防腐剤、消泡剤など
の添加量はメーカによって効果が発揮される量が異なる
ためメーカの推奨量を添加させることが好ましいが、添
加剤は過剰に添加すると糊皮膜を軟弱にする懸念がある
ので、添加剤のトータルを混合糊の純分に対して25%
以下に留めることを考慮して調合すべきである。
【0011】そして、糊剤濃度に関して、3%未満では
ポリエステルマルチフィラメントへの接着力が落ち、ま
た水分を多く含んでいるため乾燥効率が低くなる。逆に
18%を越えると、ポリエステルマルチフィラメント間
への糊の浸透性が悪くなり抱合力を悪化させるだけでな
く、フィラメント表面上に均一な糊皮膜が形成できなく
なり、糊皮膜がでこぼこが故に整経、製織工程において
糊落ちなどが発生し好ましくない。一方、糊剤粘度は3
0mPasを越えるとポリエステルマルチフィラメント間へ
の糊の浸透性が悪くなり抱合力が悪化するなどの問題を
引き起こす。
【0012】そして、前述の混合糊を使用して経糸のサ
イジング、糊付けによる付着率を15重量%以下、且つ
それによって得られた糊付糸の含有水分率を1.5重量
%以下とすることが望ましい。付着物のなかにはアクリ
ル系糊、ポリビニルアルコール糊、平滑剤、柔軟剤、帯
電防止剤、浸透剤などが含まれており、本発明のポリエ
ステルマルチフィラメント高密度織物の整経、製織工程
において通過性を良好にするとともに生機品質品位を高
めることができる。しかしながら、15重量%を越える
と糊落ちが多くなるとともに経糸切れを誘発し、糊付糸
の柔軟性が減少して生機風合いも硬くなり、また本発明
の高密度織物のように緯糸打ち込み密度の高い規格に対
して打ち込み不足の問題が発生する。更に混合糊のコス
ト・経済性、後加工工程における精練糊抜きに対しても
良いことは無い。糊付糸の毛羽伏せ、抱合力、整経、製
織工程通過性を考慮すると、糊付糸の好ましい付着量範
囲は4重量%以上、10重量%以下である。そして、含
有水分率は1.5重量%を越えると整経工程で巻かれた
ビーム内でフィラメント間が接着し、織機上で開口不良
の問題を引き起こす恐れがあるので、過乾燥に注意しな
がら乾燥させることが必要である。なお、サイジング、
糊付けに関しては小ロット少量生産に優れた一本糊付け
機、大量生産に優れたワーピングサイザーが使用され
る。サイジング、糊付けの個々の条件設定、具体的には
サイジング速度、乾燥温度、糊濃度、糊液温度、ローラ
速度、糊液面高さなどに関してはサイジング、糊付けの
機械、ポリエステルマルチフィラメントの特性によって
異なるものであるが、サイジング、糊付け工程の操業
性、糊付糸の品質品位、後加工工程における工程通過性
を考慮した条件設定が肝要である。
【0013】そして、糊付糸には必要に応じてアフター
ワックスやアフターオイリング行い、平滑性をより高め
ることによって経糸切れ、経糸開口不良を防止すること
が可能となる。但し、付着量が多くなるとコストアップ
になるばかりでなく逆に平滑性が悪くなり、染色工場に
おける糊落とし、精錬性が悪くなる。
【0014】本発明のサイジング、糊付けによって得ら
れた糊付糸の抱合力試験機による抱合力回数が100回
以上である事が望ましい。抱合力試験機は糊付糸の抱合
力を定量的に測定する、つまり切断に至るまでの摩擦回
数を測定する試験機であり、数値が低いと糊付糸には抱
合力が無くて糊剤がマルチフィラメント内部に浸透して
おらず、つまりバラケ易くフィラメント間が固着してい
ないことが予想される。従って、織機上における高密度
織物のような過酷な筬打ち運動に対しては抱合力回数を
高める必要があり、少なくとも100回以上は必要であ
り、好ましくは150回以上である。なお、抱合力試験
機は特許No.601116号に記載されているものを
用いた。
【0015】本発明のポリエステルマルチフィラメント
高密度織物はレピア織機、エアージェットルーム、フラ
イ織機、グリッパ織機から選択されるいずれかで製織す
ることが望ましい。第2の本発明に記載されているよう
にポリビニルアルコール糊を使用しており、ポリビニル
アルコール糊には耐水性がないためにウオータージェッ
トルームには適していない。つまり、レピア織機、エア
ージェットルーム織機、フライ織機、グリッパ織機のよ
うなドライ織機に適しており、なかでもレピア織機、エ
アージェットルームは好適である。
【0016】本発明に用いられるポリエステルとしては
主たる成分がポリエチレンテレフタレートからなるポリ
エステルを挙げることが出来、通常の公知の方法で重合
することにより得られるが、本発明の目的を損なわない
程度の範囲内で他の第3成分を共重合してもよい。具体
的にはアジピン酸、シュウ酸、セバシン酸、イソフタル
酸、5―ソジュームスルホイソフタル酸などのジカルボ
ン酸類、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ルなどのグリコール類、ビスフェノールAまたはそのエ
チレンオキサイド付加物、ヒドキシ安息香酸などのオキ
シカルボン酸などを単独あるいは2種以上を組み合わて
用いることができる。また本発明の目的を損なわない範
囲で、つや消し剤、抗酸化剤、蛍光増白剤、紫外線吸収
剤、制電剤、難燃剤などの添加物を配合しても良い。
【0017】そして、本発明に用いられるポリエステル
マルチフィラメントの断面形状は丸、三角、四角などの
多角形、偏平、中空、星、歯車型などどんな形状でも構
わず、本発明には限定されない。また、ポリエステルマ
ルチフィラメントは溶融紡糸されたものを延伸機で延伸
したものを用いても良いし、スピンドロー方式による直
接紡糸延伸したもの、更には仮撚機で仮撚した仮撚加工
糸、混繊機で収縮率の異なるマルチフィラメントを混繊
した異収縮混繊糸、タスラン加工糸などポリエステルマ
ルチフィラメントに糸加工を施したものでも構わない。
また、ポリエステルマルチフィラメントの乾熱収縮率は
衣料用を目的にしたものであれば40%以下、更に好ま
しくは20%以下であり、通常15%以下のポリエステ
ルマルチフィラメントが使用される。
【0018】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的
に発明するが、勿論本発明はこれらによって限定される
ものではない。なお、本発明で使用した付着率、含有水
分率、粘度、抱合力回数、耐水圧、引裂き強力は下記の
方法によって測定した。
【0019】[付着率] 適当な枠周のラップリールを使
用し、サイジング或いは糊付けを行う前のポリエステル
マルチフィラメントを100mカセ取りする。同様にし
て、サイジング或いは糊付けを行った後の糊付糸を10
0mカセ取りする。両者の重量を天秤を用いて測定し、
下記式を用いて付着量を算出した。なお、カセ取りは三
回行い、その平均値を下記式に代入した。 付着率(重量%)=(糊付糸−サイジング、糊付け前の
繊維)×100/サイジング、糊付け前の繊維 [含有水分率] デシケータ内で試料を絶乾させ、絶乾前
後の試料の重さを下記式に代入し求めた。 含有水分率(重量%)=(絶乾前−絶乾後)×100/
絶乾前 [粘度]糊剤温度が40℃において、B型粘度計を用いて
測定した。[抱合力試験機による抱合力回数]特許NO.6
01116に記載の蛭田理研(株)製蛭田式自動記録経
糸抱合力試験機を用い、フィラメント糸およびスパン双
糸試験の場合に準じて試料を掛け、摩擦板の回転数を8
0rpm、荷重を20gとし試料が切断するまでの抱合力回
数を測定した。なお、回数は4回の平均値とした。 [耐水圧] JIS L−1092に記載される耐水度試
験装置(低水圧用)に準じて測定した。 [引裂き強力] JIS L−1096に記載されるペン
ジュラム法に準じて測定した。
【0020】
【実施例】(実施例1) ポリエチレンテレフタレート
セミダルレジンを使用し、溶融紡糸によって得られた未
延伸糸を延伸機で延伸し84デシテックス360フィラ
メント丸断面の延伸糸を得た。次いで、経糸用として該
延伸糸に村田機械(株)製309型ダブルツイスターを
用いてS撚り方向に撚数300T/Mで撚糸を行った。
次いで、(株)ヤマダ製の一本糊付機YS−6型にて速
度200M/分、乾燥温度75℃、糊液温度40℃、付
着量を5.5重量%に設定し糊付けを行った。なお、糊
は互応化学工業(株)製のアクリル酸エステル共重合体
アンモニウム塩タイプのプラスサイズJ−60と、日本
合成化学工業(株)製のポリビニルアルコール糊として
ゴーセノールGL−05を使用し、各々の混合比率を
6:4に調整した濃度が8%、粘度が5mPasの混合糊を
使用した。また混合糊には平滑剤、柔軟剤、浸透剤とし
て互応化学工業(株)製のサイテックスK−380(有
効成分25%)、サイテックスT−190(同35
%)、サイテックス24(同40%)を添加し、帯電防
止剤として大日本インキ科学工業(株)製のAS−22
(同35%)を用い、夫々2%、2%、0.2%、0.
2%添加した。また、糊付糸の抱合力試験機による抱合
力回数は215回であり、含有水分率は0.98重量%
であった。次いで得られた糊付糸を(有)スズキワーパー
製NAS SUPER−130W型を用いて筬入巾13
0cm、経糸本数7412本で整経を行った。差し入れ
の後、(株)石川製作所製レピア織機2001Sタイプ
にビームを仕掛けた後、緯糸として先程の84デシテッ
クス360フィラメント丸断面の無撚の延伸糸を打ち込
み、ヒラ組織にて製織した。製織性は非常に良好であ
り、毛羽発生による経糸切れは問題にならない程度であ
った。また整経工程においても静電気発生、糊落ちなど
特に大きな問題は無かった。そして、得られた生機品質
は高いものであり、生機密度は(148本/in,94本
/in)であった。該生機を通常のリラックス精練、染
色、仕上げ工程に通し、染色加工布を得た。該染色加工
布の耐水圧は11.8kPa、引裂き強力は経糸方向18
04cN、緯糸方向1255cNであり、スポーツ用途に好
適なポリエステルマルチフィラメント高密度織物であっ
た。結果を表1に示す。
【0021】(比較例1)実施例1において、84デシ
テックス360フィラメント丸断面の延伸糸にS撚り方
向に撚数300T/Mで撚糸を行った後、混合糊の比率
が10:0つまり互応化学工業(株)製のアクリル酸エ
ステル共重合体アンモニウム塩タイプのプラスサイズJ
−60単独で使用し、平滑剤、柔軟剤、浸透剤、帯電防
止剤を実施例1と同様に添加した糊剤濃度8%、糊剤粘
度2mPasの糊剤を使用して糊付けを行った以外は全く同
様にして染色加工布を得た。該染色加工布はスポーツ用
途に好適なポリエステルマルチフィラメント高密度織物
であったが、製織性に多数の問題が起き、特にアクリル
系糊の落ち糊であるガム状のものがレピア先端に付着し
て緯糸把持ミスが多く発生し、織機の稼動率としては低
かった。結果を表1に示す。
【0022】(比較例2)実施例1において、混合糊の
比率を3:7にして、平滑剤、柔軟剤、浸透剤、帯電防
止剤を実施例1と同様に添加した糊剤濃度8%、糊剤粘
度4mPasの糊剤を使用して糊付けを行った以外は全く同
様にして染色加工布を得た。該染色加工布はスポーツ用
途に好適なポリエステルマルチフィラメント高密度織物
であったが、製織性に多数の問題が起き、特にポリビニ
ルアルコール糊の落ち糊がひどく、筬、ヘルド、織機を
汚し、落ち糊による経糸切れが多く生機品質はあまり良
くは無かったし、織機の稼動率としは高いものでなかっ
た。結果を表1に示す。
【0023】(比較例3)実施例1において、糊剤濃度
を18%、糊剤粘度が32mPasとし、付着量を20%に
した以外は全く同様にして染色加工布を得た。該染色加
工布はスポーツ用途に好適なポリエステルマルチフィラ
メント高密度織物であったが、糊付け工程においては糊
の消費量が多く、コスト高であり、製織工程においては
筬、ヘルド、織機上の落ち糊が多く観察され、また落ち
糊による経糸切れの弊害もあり、工程通過性、経済性に
も良くはなかった。結果を表1に示す。
【0024】(比較例4)実施例1において、プラスサ
イズJ−60とゴーセノールGL−05を混合比率を
9:1に調整した濃度が8%、粘度が3mPasの混合糊を
使用して経糸の糊付を行った。次いで、糊付糸の整経を
行い、ウオータジェットルームで製織した以外は全く同
様にして染色加工布を得た。該染色加工布はスポーツ用
途に好適なポリエステルマルチフィラメント高密度織物
であったが、製織工程においては筬、ヘルド、織機上に
ポリビニルアルコール糊の落ち糊が観察され、製織性は
良くは無かった。結果を表2に示す。
【0025】(比較例5)実施例1において、経糸本数
5560本で整経を行い、生機密度を(111本/in,
85本/in)で製織した以外は全く同様にして染色加工
布を得た。整経、製織における工程通過性にはなんら問
題は起きなかったが、該染色加工布の耐水圧は4.0kP
aであり高密度織物とは呼べないものであった。結果を
表2に示す。
【0026】(比較例6)実施例1において、糊は互応
化学工業(株)製のアクリル酸エステル共重合体アンモ
ニウム塩タイプのプラスサイズJ−60と、日本合成化
学工業(株)製のポリビニルアルコール糊としてゴーセ
ノールGL−05の混合比率を6:4に調整した糊剤濃
度8%、糊剤粘度5mPas混合糊を使用し、混合糊には平
滑剤、柔軟剤、帯電防止剤、浸透剤は全く添加しなかっ
た以外は全く同様にして染色加工布を得た。該染色加工
布の性能は良好なものであったが、整経、製織の工程通
過性は実施例1と比較すると若干、経糸切れ、糊落ち、
静電気の発生が認められた。結果を表2に示す。
【0027】(実施例2)実施例1において、84デシ
テックス360フィラメント丸断面の延伸糸に仮撚りを
行った仮撚加工糸に、経糸用として(株)石川製作所製
合撚機を用いてZ撚り方向に撚数300T/Mで撚糸を
行った。そして緯糸としては84デシテックス360フ
ィラメント丸断面の延伸糸に仮撚りしたものをそのまま
用いた以外は全く同様にして糊付け、整経、製織を行い
染色加工布を得た。糊付け、整経、製織の各工程の通過
性は良好なものであり、該染色加工布の耐水圧、引裂き
強力の性能に関しても実施例1と同等レベルを有し申し
分無い出来映えであった。結果を表2に示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【発明の効果】本発明によって品質品位の優れた糊付糸
を得るだけでなく、糊付糸の糊皮膜、抱合力も良好であ
り、尚且つ効率的で安定し、経済性に優れたサイジング
或いは糊付け、整経および製織が可能となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4L033 AA07 AC12 AC15 CA18 CA29 4L048 AA21 AB07 AB21 BA01 BA02 CA15 EA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリエステルマルチフィラメント高密度織
    物の製造方法において、織物を構成する経糸に無撚若し
    くは撚係数が5000以下の甘撚を施し、次いでアクリ
    ル系糊とポリビニルアルコール糊の配合比が5:5から
    8:2で混合し更に平滑剤、柔軟剤、帯電防止剤、浸透
    剤から選択される何れか1つ以上を添加した、糊剤濃度
    が3%から18%、糊剤粘度が30mPas以下の糊剤を使
    用してサイジング或いは糊付けを行うことを特徴とする
    経糸と緯糸のカバーファクターの総和が2000以上の
    ポリエステルマルチフィラメント高密度織物の製造方
    法。なお、撚係数とはマルチフィラメント繊度(デシテ
    ックス)の平方根とマルチフィラメント撚数(T/M)
    との積で表され、カバーファクターとはマルチフィラメ
    ント繊度(デシテックス)の平方根と織物密度(本/i
    n)との積で表される。
  2. 【請求項2】織物を構成する経糸のサイジング或いは糊
    付けによる付着率を15重量%以下とし、且つそれによ
    って得られた糊付糸の含有水分率を1.5重量%以下と
    することを特徴とする請求項1記載のポリエステルマル
    チフィラメント高密度織物の製造方法。
  3. 【請求項3】レピア織機、エアージェットルーム、フラ
    イ織機、グリッパ織機から選択されるいづれかで製織す
    ることを特徴とする請求項1記載のポリエステルマルチ
    フィラメント高密度織物の製造方法。
  4. 【請求項4】アクリル酸エステル共重合体、又はアクリ
    ル酸エステル共重合体の誘導体を主成分とするアクリル
    系糊を使用してサイジング或いは糊付けを行うことを特
    徴とする請求項1記載のポリエステルマルチフィラメン
    ト高密度織物の製造方法。
  5. 【請求項5】織物を構成する経糸と緯糸のカバーファク
    ターの総和が2000から3000であり、経糸および
    緯糸のトータル繊度が40デシテックスから170デシ
    テックス且つ単糸繊度が1デシテックス以下であること
    を特徴とする請求項1記載のポリエステルマルチフィラ
    メント高密度織物の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1記載のポリエステルマルチフィラ
    メント高密度織物の製造方法により得られてなる織物を
    構成する経糸のサイジング或いは糊付けによって得られ
    た糊付糸の抱合力試験機による抱合力回数が100回以
    上であることを特徴とする高密度織物。
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