JP2003183231A - カフェオイルホモセリン及びラジカル消去剤 - Google Patents

カフェオイルホモセリン及びラジカル消去剤

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 親水性で、食品用の抗酸化剤などとして有用
な化合物、及びその製造方法、並びに該化合物を有効成
分として含有するラジカル消去剤を提供する。 【解決手段】 下記式(I): 【化1】 (式中、R1、R2及びR3は、それぞれ独立して、水素、C1
〜C5アルキル基、又は-CO-R4(R4はC1〜C5アルキル基を
表す。)を表す。)で示される化合物又はその塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品産業分野、化
学産業分野等において有用な新規L-O-カフェオイルホ
モセリン及びラジカル消去剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】クロロゲン酸等、コーヒー酸等を骨格に
もつフェノール酸化合物は天然抗酸化剤、ラジカル消去
剤として知られており、食品の酸化防止の他、生体のラ
ジカル消去剤としての報告がある。しかしながら、これ
らは疎水的性質が強く、水にはほとんど溶解しない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、親水性で、
食品用の抗酸化剤などとして有用な化合物、及びその製
造方法、並びに該化合物を有効成分として含有するラジ
カル消去剤を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、東北地域
の400種類以上にものぼる農産物を対象に広くラジカ
ル消去活性をスクリーニングしてきた。その結果、東北
地域の代表的な山菜であるクサソテツに強い活性がある
ことを見出し、強力なラジカル消去活性を有する化合物
の単離に成功した。
【0005】即ち、本発明は以下の発明を包含する。 (1)下記式(I):
【0006】
【化3】 (式中、R1、R2及びR3は、それぞれ独立して、水素、C1
〜C5アルキル基、又は-CO-R4(R4はC1〜C5アルキル基を
表す。)を表す。)で示される化合物又はその塩。 (2)前記(1)に記載の化合物を有効成分として含有
するラジカル消去剤。 (3)クサソテツ属(Matteuccia)植物の水溶性抽出物を
含有するラジカル消去剤。 (4)クサソテツ属(Matteuccia)植物から抽出すること
を特徴とする下記式(I):
【0007】
【化4】 (式中、R1、R2及びR3は、それぞれ独立して、水素、C1
〜C5アルキル基、又は-CO-R4(R4はC1〜C5アルキル基を
表す。)を表す。)で示される化合物又はその塩の製造
方法。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明について詳しく説
明する。クサソテツ(別名:コゴミ)はオシダ科の多年
草のシダで、北半球の温帯地域に広く分布しており、日
本では北海道、本州、四国、九州の日当たりのよい原野
の湿った場所に群生する。また、早春の融雪後まもなく
芽を出した葉先がまいた状態の若い葉は食用となる。
【0009】クサソテツの健康機能についてはこれまで
報告されていなかったが、本発明者らはクサソテツが強
いラジカル消去活性を有することを見出した。クサソテ
ツの抽出液は非常に強いラジカル消去活性を示すことか
ら、この活性成分を明らかにすべく、鋭意検討を重ね、
クサソテツに含まれる活性成分を単離し、その化学構造
を明らかにすることに成功した。その結果クロロゲン
酸、及び、L-O-カフェオイルホモセリンが活性の主成
分であると同定した。その一つのL-O-カフェオイルホ
モセリンは文献未記載の新規な化合物であり、本発明者
らが新たに見出したものである。
【0010】請求項1に係る本発明は、上記一般式( I
)で表される化合物である。上記一般式( I )で表さ
れる化合物は、アミノ酸の一種であるホモセリンのγ-
水酸基とカフェ酸とがエステル結合した化合物であっ
て、文献未記載の新規化合物である。
【0011】一般式(I)において、R1、R2及びR3は、
それぞれ独立して、水素、C1〜C5アルキル基、又は-CO-
R4(R4はC1〜C5アルキル基を表す。)を表す。C1〜C5
ルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n-プ
ロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、sec-ブチル
基、tert-ブチル基、イソブチル基等が挙げられる。ま
た、R1、R2及びR3は、それぞれ独立して、例えば、グル
コース、フルクトース、ガラクトース、マンノース、ル
チノース等の糖類、グルタミン酸、リジン等のアミノ酸
であってもよい。本発明では、R1、R2及びR3のうち、少
なくとも1つは水素であることが好ましく、少なくとも2
つが水素であることが更に好ましく、3つとも水素であ
ることが最も好ましい。
【0012】本発明の一般式(I)で表される化合物
は、化学的合成法によっても製造することができるが、
例えば以下のようにして、一般式( I )で表される化
合物を産生する植物から抽出、分離精製して得ることも
できる。本発明の化合物を生産する植物としては、オシ
ダ科(イワデンダ科)植物、好ましくはクサソテツ属(M
atteuccia)に属する植物、例えばクサソテツ(Matteucc
ia struthiopteris (L.)Todaro)、イヌガンソク(Matt
euccia orientalis)等が挙げられる。なお、クサソテ
ツからは、下記式(II)で表される化合物が得られる。
【0013】
【化5】 上記式(II)で表される化合物に、慣用の化学合成手法を
利用してアミノ酸部分のアミノ基及び/又はカルボキシ
ル基を化学修飾することにより、上記一般式(I)で表さ
れる種々の誘導体を得ることができる。以下に、クサソ
テツから本発明の化合物を抽出する方法について説明す
る。
【0014】上記植物を、必要に応じて裁断、破砕、圧
搾及び/又はホモジナイズして、植物が十分浸る量の溶
媒に浸漬する。また、この抽出工程を、必要に応じて加
温しながら行なってもよく、抽出時間は抽出温度に応じ
て適宜変更してよい。抽出溶媒としては、本化合物は水
溶性が高いことから水、又は水溶性・極性の有機溶媒、
若しくはこれらの混合溶媒を用いることが好ましい。水
溶性又は極性の有機溶媒としては、例えば、メタノー
ル、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノール、
n-ブタノール等の水溶性アルコール、アセトン等が挙げ
られる。
【0015】上述のようにして抽出した後に、濾過、分
液、遠心分離、減圧濃縮等の慣用の方法を用いて、本発
明の化合物等の水溶性抽出物を含む抽出液を得る。この
水溶性抽出物を含む抽出液は、これ以上精製することな
くそのままラジカル消去剤として用いることもできる。
【0016】また、さらに精製する場合には、カラムク
ロマトグラフィー等の通常の分離精製手段を適宜組み合
わせて、上述の抽出液から一般式(I)で表される化合
物を単離することができる。例えば、得られた抽出液を
ODSのカラムに通し、メタノールの濃度勾配をかけて溶
出させて紫外部吸収を指標にポリフェノールの画分を得
る。この画分に含まれる成分を分取高速液体クロマトグ
ラフィー(HPLC)で分離後、再結晶して単一の純粋な一
般式(I)で表される化合物を得る。
【0017】本発明の化合物は、強いラジカル消去活性
を有する。また、本発明の化合物は、古くから山菜とし
て食用とされているクサソテツより得られるため、安全
性の上でも問題がない。また、アミノ酸のアミノ基、カ
ルボキシル基の親水基を有していることから水溶性であ
る特徴を有する。クサソテツから得られる一般式(II)で
表される化合物だけでなく、その誘導体、光学異性体、
及びその塩も同様にラジカル消去活性を有する。塩とし
ては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム
塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩、酢酸塩、
メタンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、クエン酸
塩、フマル酸塩、マレイン酸塩等が挙げられる。
【0018】本発明の一般式(I)で表される化合物
は、例えば食品分野、化粧品分野及び農薬・医薬品分野
等のラジカル消去剤(ラジカル補足剤)として有用であ
る。食品分野又は化粧品分野で用いる場合には、食品又
は化粧品中に本発明の化合物を0.001〜50重量%含有さ
せることが好ましく、また、医薬品として人体に投与す
る場合には、成人一日当たり0.01〜10000mgを投与する
ことが好ましい。
【0019】本発明の化合物は、単独で用いてもよい
し、又は食品分野、化粧品分野及び農薬・医薬品分野等
で通常用いられる他の成分と組み合わせて組成物として
用いてもよい。そのような他の成分としては、例えば、
食品分野では、保存料、乳化剤、安定剤、増粘剤、矯味
矯臭剤、呈味剤、甘味剤、酸味剤、着色料等が挙げら
れ、化粧品分野では、ワセリンやマイクロクリスタリン
ワックス等のような炭化水素類、ホホバ油やゲイロウ等
のエステル類、牛脂、オリーブ油等のトリグリセライド
類、セタノール、オレイルアルコール等の高級アルコー
ル類、ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸、グリセリ
ンや1,3−ブタンジオール等の多価アルコール類、非
イオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面
活性剤、両性界面活性剤、エタノール、カーボポール等
の増粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、色素、粉
体類等が挙げられ、医薬品分野では、賦形剤、結合剤、
被覆剤、滑沢剤、糖衣剤、崩壊剤、増量剤、矯味矯臭
剤、乳化・可溶化・分散剤、安定剤、pH調整剤、等張
剤等が挙げられる。
【0020】従来の抗酸化剤、ラジカル消去剤が疎水性
のであるのに対し、本発明の新規化合物(I)は水溶性で
あり、現在、水溶性の抗酸化剤、ラジカル消去剤が強く
望まれる中、本発明の化合物は非常に有用性が高い。こ
れを例えば食品に添加することにより、食品の酸化を抑
制することができる。また、親油性ラジカル消去剤、例
えば、ビタミンE、ビタミンAとの相乗作用も期待で
き、効率的に食品の酸化が抑制される。この他、本発明
の化合物を摂取、又は投与することにより、体内で老
化、生活習慣病を引き起こすといわれている活性酸素種
を消去することが期待される。
【0021】
【実施例】次に本発明を実施例によって詳しく説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。 (実施例1)クサソテツからの本発明の化合物の単離 クサソテツのラジカル消去活性を指標にして分離精製を
進めた。クサソテツ2kgにメタノールを加えてホモジナ
イズした。濾紙で吸引濾過し、濾液を遠心分離(5000rp
m×10min)し、約10Lの上清を得た。これを減圧濃縮し
メタノールを除去した。得られた濃縮液を更に遠心分離
し、上清をフィルター濾過し、濾液をODS(INERTSIL PR
EP-ODS, 20×250mm, GLサイエンス社)カラムクロマト
グラフィー(流速7ml/min、水/メタノール 10/90〜0/
100の直線濃度勾配、40min)で溶出をおこなった。分画
は14mlずつ行い、各々の画分についてラジカル消去試験
を行った。活性が見られた2つの画分のうち、後半に溶
出されるピークはクサソテツのもう一つのラジカル消去
活性の主体成分であるクロロゲン酸であった。前半に溶
出される活性ピークを更にカラムに通し、280nmにおけ
る紫外線吸収で単独ピークになったことを確認し、これ
を再結晶し白色の結晶を得ることができた。
【0022】(実施例2)クサソテツから単離した本発
明の化合物の構造解析 得られた化合物が、上記一般式( I )で表される化学
構造であることを下記のようにして確認した。上記実施
例1で得られた化合物について、NMR(核磁気共鳴)及
びMS(質量分析法)により、構造解析を行った。以下
に、各データを示す。
【0023】
【表1】 ネガティブ高分解能質量分析(HRESIMS): m/z 280.0835 ([M-H]-)(C13H14O6, 計算値280.08156) 同様にネガティブHRESIMSでインソースCID(Collision I
nduced Dissociation)によるフラグメンテーションによ
って得られたピーク: m/z 179.0376 (C9H7O4, 計算値179.03389), 135.0484
(C8H7O2, 計算値135.04406)
【0024】
【化6】 この結果、上記実施例1で得られた化合物は、前記式
(II)で表される化合物であることが同定された。
【0025】(実施例3)クサソテツから単離した本発
明の化合物のラジカル消去活性試験 上記実施例1で得られた化合物について、DPPH(ジフェ
ニルピクリルヒドラジル)ラジカル消去法、及び、化学
発光法によるラジカル消去活性試験を行った。2つの原
理の異なる方法を組み合わせることにより、より正確な
ラジカル消去活性を知ることができるが、他の測定法を
用いることもできる。 DPPHラジカル消去法 クサソテツより単離した本発明の化合物の10mM/DMSO 溶
液を調製し、これを更に1.78倍ずつ0.01mMまでDMSOを用
いて希釈していく。この希釈したサンプルを96穴プレー
トに15μlづつ分注し、その後200μMのDPPH/50%エタ
ノール水溶液を175μl分注し、5分間室温で撹拌し、そ
の後550nmにおける吸光度を測定する。活性は、サンプ
ルがDPPHの550nmの吸光度を、無添加の時に対し50%にま
で減少させるときのサンプルの濃度を没食子酸の時に相
当する濃度で示す。
【0026】 化学発光法 DPPHラジカル消去法と同じく、クサソテツより単離した
本発明の化合物の10mM/DMSO 溶液を調製し、これを更に
1.78倍ずつ0.01mMまでDMSOを用いて希釈していく。この
希釈したサンプルを96穴プレートに10μlづつ分注し、
その後、100μlのキサンチン、MCLA(2-メチル-6-[4-メ
トキシフェニル]-3,7-ジハイドロイミダゾ[1,2-a]ピラ
ジン-3-オン)溶液と、100μlのキサンチンオキシダー
ゼ溶液を添加する。キサンチンとキサンチンオキシダー
ゼにより、生体内で発生する活性酸素のひとつのスーパ
ーオキサイドアニオンを産生させ、これに特異的な発色
試薬であるMCLAにより発色させ、この発光強度を測定す
る。活性はサンプルが無添加の時の発光強度に対し、50
%にまで減少させるときのサンプルの濃度をスーパーオ
キサイドアニオンジスムターゼ(SOD)の時に相当する
活性で示す。
【0027】これらの結果、上記実施例1で得られた化
合物、つまり一般式( I )で表される本発明のL-O-カ
フェオイルホモセリンは、天然型ラジカル消去剤として
知られるクロロゲン酸、ルチン、カフェ酸と同等以上の
強力なラジカル消去活性を持つことが分かった。
【0028】
【発明の効果】請求項1に係る本発明により、新規カフ
ェオイルホモセリンが提供される。この新規カフェオイ
ルホモセリンは、アミノ酸のひとつであるホモセリンの
γ水酸基とカフェ酸のカルボキシル基がエステル結合し
た化合物である。この新規カフェオイルホモセリンはそ
の構造から非常に親水性が高い。これまで知られている
ポリフェノール系の抗酸化剤は疎水性が高いものが多
く、そのため親水性の高い水溶性抗酸化剤が望まれてお
り、本発明の新規カフェオイルホモセリンはその点で注
目される。
【0029】請求項1記載のカフェオイルホモセリン
は、請求項2に係る本発明のように、抗酸化剤として有
用であり、特に古くから食用とされているクサソテツ
(コゴミ)に比較的多量に含まれる成分であるため、食
品用の抗酸化剤として用いたときにも安全性の上で問題
がない。
【0030】また、本発明により、水溶性で強力なラジ
カル消去活性を有する一般式(I)で表される化合物を
有効成分として含有するラジカル消去剤を提供できる。
クサソテツの水溶性抽出液又は請求項1記載のカフェオ
イルホモセリンを食品に添加することにより、食品中の
油脂エマルジョンなどの酸化が抑制される。すなわち、
食品中の油脂エマルジョンにおいて不飽和脂肪酸の酸化
などが抑制される。また、その食品摂取後は、体内で抗
酸化性を発揮することが期待される。
【0031】さらに、本発明によりクサソテツから一般
式(I)で表される化合物を容易に製造する方法を提供
できる。クサソテツ(コゴミ)は、主に東北地方を代表
する山菜として食されており、今までは特にその食品と
しての機能は知られていなかったが、本発明により、抗
酸化性を有するカフェオイルホモセリンの原料としての
利用も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】各化合物のラジカル消去活性を比較した図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 35/78 A61K 35/78 X 4H025 A61P 43/00 105 A61P 43/00 105 C07C 227/28 C07C 227/28 C09K 15/24 C09K 15/24 15/34 15/34 (72)発明者 山岸 賢治 福島県福島市荒井字檀ノ腰30−5 農試宿 舎2号棟401 (72)発明者 新本 洋士 福島県福島市荒井字檀ノ腰30−5 農試宿 舎104 Fターム(参考) 4B018 MD18 MD61 ME06 MF01 4C083 AA111 AC581 AC582 CC01 EE50 4C088 AA18 BA08 BA10 ZC02 4C206 AA02 FA53 KA01 MA01 MA04 ZC02 4H006 AA01 AA02 AB10 AD15 AD17 BB14 BJ50 BN30 BT12 BU32 4H025 AA36 BA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(I): 【化1】 (式中、R1、R2及びR3は、それぞれ独立して、水素、C1
    〜C5アルキル基、又は-CO-R4(R4はC1〜C5アルキル基を
    表す。)を表す。)で示される化合物又はその塩。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の化合物を含有するラジ
    カル消去剤。
  3. 【請求項3】 クサソテツ属(Matteuccia)植物の水溶性
    抽出物を含有するラジカル消去剤。
  4. 【請求項4】 クサソテツ属(Matteuccia)植物から抽出
    することを特徴とする下記式(I): 【化2】 (式中、R1、R2及びR3は、それぞれ独立して、水素、C1
    〜C5アルキル基、又は-CO-R4(R4はC1〜C5アルキル基を
    表す。)を表す。)で示される化合物又はその塩の製造
    方法。
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