JP2020193185A - クサソテツ抽出物を調製する方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】クサソテツからクサソテツ抽出物を調製する方法、当該方法により抽出されたクサソテツ抽出物、並びに当該クサソテツ抽出物を含む組成物及び化粧品を提供する。【解決手段】ナノ化した微細な気泡を含有する溶液とクサソテツ(Matteuccia struthiopteris)とを接触させることによりクサソテツ抽出物を調製する方法、当該方法により抽出されたクサソテツ抽出物、並びに当該クサソテツ抽出物を含む組成物及び化粧品に関する。【選択図】図2

Description

本発明は、ナノ化した微細な気泡(本明細書等では、「ナノバブル」ともいう)を含有する溶液(本明細書等では、「ナノバブル液」ともいう)とクサソテツ(Matteuccia struthiopteris)とを接触させることによりクサソテツ抽出物を調製する方法、当該方法により抽出されたクサソテツ抽出物、並びに当該クサソテツ抽出物を含む組成物及び化粧品に関する。
髪質の違いは、年齢や性別でも変化し、アジア人と欧米人でも異なるとされている。その中でも特に縮毛やうねり毛などのくせ毛は、遺伝によるもの、成長過程によるもの、生活習慣によるものなど、様々な要因が原因とされている。毛髪の構造は大きく3つの層に分けることができ、中心部はメデュラ、中間部はコルテックス、外層部はキューティクルと呼ばれ、中間部のコルテックスは、毛髪の成分の約90%を占めるため、毛髪の太さやしなやかさといった髪質を決める重要な組織とされる。コルテックス内部のタンパク質線維が規則的に並んでいる状態では、毛髪は直毛を維持しているが、このタンパク質線維構造の均一性が失われてしまうと、毛髪に歪みが生まれる。加えて、このタンパク質構造が不均一の状態で毛髪が湿気を含むと、毛髪内部の水分バランスが崩れて膨張し、ねじれが出やすい性質がより顕著になることが知られている。
このように、コルテックス内部のタンパク質線維構造のバランスが崩れることが、縮毛やうねり毛などのくせ毛の原因になるが、このバランスを改善する方法として、縮毛矯正(縮毛改善)などの技術が知られている。縮毛矯正は、例えば、以下のように実施される。まず、毛髪を強い薬剤で処理することで一度毛髪内部のシスチン結合を切断する。続いて、毛髪をヘアアイロンで熱をかけながら直毛になるようにする。その後、毛髪内部においてシスチン結合を再形成させ、毛髪が直毛の状態で維持できるように強制的に処理を施す。このように一般的な縮毛の矯正方法は、使用する薬剤の強さと熱処理により髪を痛めてしまうことも多く、頭皮にかゆみや炎症を起こしてしまうことも少なくない。
例えば、縮毛を矯正する抽出物としては、エルゴチオネインを含有する動・植物由来の抽出物又はエルゴチオネインの誘導体が報告されている(特許文献1)。
一方で、皮膚老化の原因の多くは、酸化ストレスによって引き起こされると言われている。そして、酸化ストレスは、活性酸素を原因として生じ得る。活性酸素とは、酸素分子が反応性の高いより酸化作用の強い物質に変化したものの総称である。活性酸素は、私たちの身体が太陽光(紫外線)に晒されると、体内で作り出されてしまうことが知られている。さらに、私たちは呼吸によって酸素を取り込んでいるが、活性酸素は呼吸連鎖反応の過程における副産物としても生成される。活性酸素は強力な酸化作用を有するため、殺菌力が強く細菌などから身を守るといった重要な役割を担っているが、様々な生体成分と反応し、真皮中の細胞外マトリックスの主要構成成分であるコラーゲンやエラスチンを構成するタンパク質を変性させてしまう。その結果、皮膚の張りや弾力が低下し、たるみやしわなどの皮膚老化が引き起こされる。
また、私たちの身体は、活性酸素による酸化ストレスに対し、優れた防御システムとして機能する種々の物質を有している。しかし、これらの物質の活性や産生は、加齢や生活習慣によって低下してしまう上に、活性酸素の産生自体も生活環境の変化などによって過剰におこなわれてしまうことが知られている。活性酸素の中でもスーパーオキシドは、様々な活性酸素の前駆体となり、その後の連鎖反応によって活性酸素の中で最も反応性の高いヒドロキシラジカルを発生させる。
このような活性酸素を原因とした酸化ストレスに対抗するため、抗酸化作用を有する植物としては、例えばキク科トウヒレン属植物の粉末及び/抽出物(特許文献2)が報告されている。また、スーパーオキシド消去作用を有する植物としては、例えばミソハギ科の多年性草であるセテサングリア(Cuphea balsamona Cham.)の有機溶媒又は水抽出物(特許文献3)が報告されている。さらに、活性酸素産生抑制作用を有するものとしては、例えばキノコや酵母などの菌類に含有される、ステロールの一種であるエルゴステロール(特許文献4)が報告されている。
特開2011−144136号公報 特開2004−155961号公報 特開平05−301822号公報 特開2011−148790号公報
しかしながら、特許文献1に記載のエルゴチオネインを含有する動・植物由来の抽出物又はエルゴチオネインの誘導体の縮毛矯正作用は十分なものではない。したがって、毛髪はもちろん頭皮に対する安全面から、天然由来で利用可能であり、刺激が少なく且つ縮毛の矯正効果が高い、安全な天然由来の抽出物が求められる。
さらに、特許文献2〜4に記載の抗酸化作用を有する植物の抗酸化機能もまた十分なものではない。したがって、特に皮膚老化の防止のためには、ヒトの肌に対する安全面から、天然由来で利用可能であり、自身が酸化することで酸化ストレスから防御してくれる抗酸化作用、スーパーオキシドそのものを迅速に消去する作用、活性酸素そのものの産生を抑制する作用などの抗酸化機能を有する、抗皮膚老化に対する抗酸化機能を強く有するさらなる植物抽出物が求められる。
そこで、本発明者らは、クサソテツ(Matteuccia struthiopteris)に着目した。クサソテツの若芽の別称であるコゴミは、ゼンマイのように葉の開いていない状態で先端を巻き込む様な形状をしている春の山菜であり、東北地方では食用の山菜として昔から馴染みがあり、おひたしなどの調理法で食べられている。コゴミは、少しぬめりがあることが特徴であり、灰汁がなく、味もあっさりしていることから、収穫したての物であれば生でも食べることができる。コゴミには食物繊維が豊富に含まれており、腸の働きを活発にさせることで整腸作用があることが知られている。
したがって、本発明は、クサソテツからクサソテツ抽出物を調製する方法、当該方法により抽出されたクサソテツ抽出物、並びに当該クサソテツ抽出物を含む組成物及び化粧品を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、ナノ化した微細な気泡を含有するナノバブル液を用いてクサソテツからクサソテツ抽出物(本明細書等では、「クサソテツナノバブル液抽出物」ともいう)を調製することにより、得られたクサソテツナノバブル液抽出物は、従来技術では得られなかった新しい縮毛矯正作用、並びに抗酸化作用、スーパーオキシド消去作用、及び活性酸素産生抑制作用の抗酸化機能を有することを見出し、本発明を完成した。
ここで、ナノバブル液とは、ナノバブルと呼ばれる直径がナノメートルレベルの微細な気泡を含有した溶液のことである。例えば、水にナノバブルを注入したナノバブル水は、そのナノバブルの粒子径が極めて小さいため、飲料水用の炭酸水のように気泡を目視することはできず透明であることが特徴である。ナノバブル水は、通常の水に対して浸透性に優れていることが知られている。また、ナノバブル水の効果は、ナノ化する気体の種類によって様々であるが、オゾンを用いた際は、微生物や細胞などに対して殺菌効果(例えば、国際公開第2016/088731号を参照)があることが知られている。ナノバブルの利用方法としては、二酸化炭素のナノバブルを含有した浴槽水を調製し、その浴槽水を用いてカルシウムイオンやマグネシウムイオンの溶解及び生薬の薬効成分を含有させることにより、血流量増加作用のある人工炭酸温泉を製造する装置(例えば、特開2008−212276号公報を参照)や、マイクロナノバブルの発生するシャワーヘッドと火山灰及び火山溶岩を内蔵したカートリッジを組み合わせ、洗浄力と清涼感の新機能を実現するシャワー装置(例えば、特開2017−12644号公報を参照)などがある。
すなわち、本発明は以下を包含する。
(1)ナノ化した微細な気泡を含有するナノバブル液とクサソテツ(Matteuccia struthiopteris)とを接触させることによりクサソテツ抽出物を調製する方法。
(2)ナノ化した微細な気泡が二酸化炭素である、(1)に記載の方法。
(3)ナノバブル液がナノバブル水である、(1)又は(2)に記載の方法。
(4)ナノ化した微細な気泡を含有するナノバブル液を用いてクサソテツ(Matteuccia struthiopteris)から抽出されたクサソテツ抽出物。
(5)ナノ化した微細な気泡が二酸化炭素である、(4)に記載のクサソテツ抽出物。
(6)ナノバブル液がナノバブル水である、(4)又は(5)に記載のクサソテツ抽出物。
(7)(4)〜(6)のいずれか1つに記載のクサソテツ抽出物を含む組成物。
(8)ナノ化した微細な気泡を含有するナノバブル液をさらに含む、(7)に記載の組成物。
(9)ナノ化した微細な気泡が二酸化炭素である、(8)に記載の組成物。
(10)ナノバブル液がナノバブル水である、(8)又は(9)に記載の組成物。
(11)縮毛矯正作用を有する縮毛矯正用組成物である、(7)〜(10)のいずれか1つに記載の組成物。
(12)抗酸化機能を有する抗酸化用組成物である、(7)〜(11)のいずれか1つに記載の組成物。
(13)(4)〜(6)のいずれか1つに記載のクサソテツ抽出物又は(7)〜(12)のいずれか1つに記載の組成物を含む化粧料。
本発明によって、クサソテツから抽出物を調製する方法、当該方法により抽出されたクサソテツ抽出物、並びに当該クサソテツ抽出物を含む組成物及び化粧品が提供される。本発明によれば、優れた縮毛矯正作用、並びに抗酸化作用、スーパーオキシド消去作用、及び活性酸素産生抑制作用の抗酸化機能がもたらされる。
<縮毛矯正作用>における試験前の毛髪束の状態を示す写真である。 <縮毛矯正作用>における試験後の毛髪束の状態を示す写真である。 実施例1及び比較例1〜7の250ppm及び500ppmにおけるラジカル消去率を示すグラフである。 実施例1及び比較例1〜7の125ppm、250ppm及び500ppmにおけるスーパーオキシド消去率を示すグラフである。 コントロール並びに実施例1及び比較例1〜3の過酸化水素(+)及び過酸化水素(−)における活性酸素産生量を示すグラフである。 コントロール及び比較例4〜7の過酸化水素(+)及び過酸化水素(−)における活性酸素産生量を示すグラフである。
以下、本発明を詳細に説明する。なお、本発明は、下記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、当業者がおこない得る変更、改良等を施した種々の形態にて実施することができる。
本発明は、ナノ化した微細な気泡(ナノバブル)を含有するナノバブル液とクサソテツとを接触させることによりクサソテツ抽出物を調製する方法、当該方法により抽出された縮毛矯正作用及び抗酸化機能を有するクサソテツナノバブル液抽出物、並びに当該クサソテツナノバブル液抽出物を含む組成物及び化粧品に関する。
本発明は、クサソテツナノバブル液抽出物が、優れた縮毛改善作用及び抗酸化機能を有することを見出したことに基づく。本発明は、さらに、クサソテツの二酸化炭素ナノバブル水による抽出物(本明細書等では、「クサソテツ二酸化炭素ナノバブル水抽出物」ともいう)に関する。本発明の抽出物は、縮毛矯正及び抗酸化機能に寄与する優れた効果を有し、化粧料の成分として用い得る。
本発明で用いるクサソテツは、クサソテツ(Matteuccia struthiopteris)の全草であってよいし、クサソテツの一部、例えば、地上部、葉(栄養葉と胞子葉)、地下茎、及びそれらの任意の組合せであってもよいが、葉を含むクサソテツの一部又は全草が好ましく、クサソテツの葉、好ましくは若芽であるコゴミが特に好ましい。
ナノバブル液とクサソテツとを接触させることによりクサソテツ抽出物を調製する方法は、抽出に用いる溶媒として以下で説明するようにして調製されたナノバブル液を使用する以外は、当該技術分野において公知である任意の抽出技術を用いることができる。
使用するナノバブル液に関しては、一般的に適用され得る通常の処理を任意に選択することができる。例えば、ウォーターナノサイクロン方式の多機能型混合装置(例えば、CO2システムズ株式会社製)を使用し、ナノバブルの注入処理をおこなってもよい。この装置は、装置内に液体を流しながら同時に気体を注入することで、装置内部に複数設けられた仕切り版やスリットによってジェット水流を生み出すことができ、装置内部で液体と気体が圧縮された状態で混ざり合う。この時、液体に溶解される気体はナノレベルまで細かくなり、高濃度のナノバブル液となる。
ナノ化する気体としては、限定するものではないが、例えば、二酸化炭素、窒素、酸素、オゾンが挙げられ、二酸化炭素、酸素が好ましく、二酸化炭素がより好ましい。装置に流す液体の流量及び温度、並びに気体、例えば二酸化炭素の圧力は、ウォーターナノサイクロン方式の多機能型混合装置(CO2システムズ株式会社製)の小型モデルを用いた場合、通常、流量1L/min〜20L/min、温度1℃〜70℃、圧力0.1Mpa〜1.0Mpaであり、流量1L/min〜10L/min、温度1℃〜60℃、圧力0.1Mpa〜0.7Mpaが好ましく、流量1L/min〜7L/min、温度1℃〜50℃、圧力0.1Mpa〜0.5Mpaが最も好ましい。
例えば、クサソテツナノバブル液抽出物は、クサソテツの若芽であるコゴミを、抽出溶媒であるナノバブル液、例えばナノバブル水に浸漬し、抽出溶媒に植物成分を溶出させることにより得ることができる。ここで、クサソテツの若芽であるコゴミは、採取したものをそのまま抽出に用いてもよいし、抽出処理に適した加工、例えば乾燥、適当なサイズへの切断又は破砕などをおこなった後に抽出に用いてもよい。抽出効率の面では、クサソテツの若芽であるコゴミの一部は、乾燥及び粉砕後に抽出処理をおこなうことが好ましい。抽出溶媒であるナノバブル液の調製に用いる液体は、アルコール、水、緩衝液、希酸、及び希アルカリ、並びにそれらの任意の組み合わせ又は混合液が挙げられるが、これらに限定されない。アルコールを使用する場合、アルコール(無水アルコール)又はアルコール水溶液(アルコールと水の混合溶媒)を用いることができる。アルコールは、一価アルコールであっても、多価アルコールであってもよい。具体的には一価アルコールとしては、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、ブチルアルコール、イソブチルアルコール、ベンジルアルコールなどが挙げられる。多価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコールなどが挙げられる。アルコール水溶液を用いる場合には、アルコール濃度を水溶液全体に対して10%〜90%(重量比)とすることが望ましい。具体的には、エタノール濃度が水溶液全体に対して20%〜70%(重量比)の含水エタノール、1,3−ブチレングリコール濃度が水溶液全体に対して20%〜70%(重量比)の含水1,3−ブチレングリコールなどの溶媒が好適に使用される。ナノバブル液としては、ナノバブル水が好ましい。
抽出方法としては、例えば、クサソテツの若芽であるコゴミの1重量部(乾燥重量)に対し、好ましくは1重量部〜200重量部、より好ましくは2重量部〜100重量部、さらに好ましくは5重量部〜100重量部、例えば5重量部〜50重量部のナノバブル液を加え、クサソテツの若芽であるコゴミを一定時間浸漬することにより抽出をおこなうことができるが、この方法に限定されない。
抽出方法における抽出温度及び抽出時間は、当業者であればナノバブル液の調製に用いた液体の種類や量などを考慮して適宜調節することができる。例えば、抽出温度(ナノバブル液の温度)は、限定するものではないが、通常は0℃超〜加圧下での沸点であり、好ましくは室温(10℃〜30℃)〜加圧下での沸点、より好ましくは15℃〜100℃、例えば20℃〜70℃であり得る。例えば、抽出時間(ナノバブル液に浸漬する時間)はナノバブル液の調製に用いた液体の種類や抽出温度により変動するが、通常は1時間〜6週間、好ましくは2時間〜4週間、より好ましくは3時間〜1週間であることが望ましい。抽出時間は、例えば10時間〜72時間であり得る。
好適例としては、抽出溶媒としてナノバブル水を使用する場合、抽出温度を20℃〜50℃、例えば室温(10℃〜30℃)として、抽出時間を、例えば1時間〜2週間、好ましくは10時間〜72時間とすることができる。また、抽出溶媒として無水エタノール又は20%〜70%のエタノール水溶液(含水エタノール)のナノバブル液を使用する場合、抽出温度を20℃〜70℃、例えば室温(10℃〜30℃)として、抽出時間を10時間〜72時間とすることができる。さらに、抽出溶媒として1,3−ブチレングリコール(無水)又は濃度20%〜70%の1,3−ブチレングリコール水溶液のナノバブル液を使用する場合、抽出温度を20℃〜70℃、例えば室温(10℃〜30℃)として、抽出時間を10時間〜72時間とすることができる。
なお、上記のようにクサソテツの若芽であるコゴミをナノバブル液にて抽出した後、アルコール、水、緩衝液、希酸、希アルカリ、及びそれらのナノバブル液、並びにそれらの任意の組み合わせ又は混合液などを用いてさらなる抽出をおこなってもよい。
このようにして調製(抽出)されたクサソテツナノバブル液抽出物は、そのままクサソテツナノバブル液抽出物として用いてもよいが、その縮毛矯正作用及び抗酸化機能に大きな影響を及ぼさない範囲で、当該抽出物に一般的に適用され得る通常の処理を施してもよい。例えば、抽出されたクサソテツナノバブル液抽出物について、遠心分離して沈殿物を濾過するなどの周知の精製法による精製をおこなってもよい。さらに、好ましくは濾過後のクサソテツナノバブル液抽出物についてウィンタリング処理を実施してもよい。温度は−30℃〜0℃、ウィンタリング処理時間は3日間〜30日間おこなうことが望ましい。また活性炭カラム濾過などによる脱臭及び脱色のための精製処理などをおこなってもよく、抽出されたクサソテツナノバブル液抽出物の成分を含む抽出液について、常法により、濃縮処理、希釈処理又は溶媒交換処理をおこなってもよい。本発明では、クサソテツナノバブル液抽出物は、このように調製されたクサソテツナノバブル液抽出物やその処理物(例えば、精製物、濃縮物、希釈物、抽出溶媒以外の溶媒中への溶液、又はそれらの組み合わせなど)を包含する。
本発明に係るクサソテツナノバブル液抽出物は、さらに追加の溶媒、例えば追加のナノバブル液と組み合わせて、クサソテツナノバブル液抽出物と追加の溶媒、例えば追加のナノバブル液とを含む組成物を形成してもよい。クサソテツナノバブル液抽出物を含む組成物における固形分濃度は、限定するものではないが、組成物全重量に対して、通常0.01%〜10%、好ましくは0.1%〜5%である。例えば、追加の溶媒に用いる液体は、組み合わされるクサソテツナノバブル液抽出物における抽出溶媒と同一の液体でもよく、限定するものではないが、アルコール、水、緩衝液、希酸、希アルカリ、及びそれらのナノバブル液、並びにそれらの任意の組み合わせ又は混合液などでもよい。
本発明に係るクサソテツナノバブル液抽出物は、以下の実施例で示すとおり、縮毛矯正作用、抗酸化作用、スーパーオキシド消去作用、活性酸素産生抑制作用を示す。
本発明に係るクサソテツナノバブル液抽出物の、縮毛矯正作用、抗酸化作用、スーパーオキシド消去作用、活性酸素産生抑制作用は、常法により測定し、評価することができる。具体的には、以下の実施例に記載されているようにしてそれぞれの活性を測定し、評価することができる。
本発明に係る縮毛矯正作用、抗酸化作用、スーパーオキシド消去作用、活性酸素産生抑制作用は、生体内の皮膚又は皮膚細胞(例えば皮膚線維芽細胞)を作用対象として用いてもよいし、in vitro又はex vivoで皮膚細胞(例えば皮膚線維芽細胞)を作用対象として用いてもよいし、皮膚細胞(例えば皮膚線維芽細胞)以外の細胞(例えば皮膚以外の組織又は臓器(肺など)の線維芽細胞)又は酵素やラジカルなどの非細胞物質を作用対象として用いてもよい。
本発明に係る化粧料は、経口又は非経口的に用いてもよいが、特に外用剤として有利に用いることができる。
本発明に係るクサソテツナノバブル液抽出物、組成物又は化粧料は、以下の化粧料に配合して用いることができる。すなわち、本発明は、本発明に係るクサソテツナノバブル液抽出物を含む化粧料に関する。このような本発明に係る化粧料は、外用剤として適用することにより、それぞれの効果を発揮することができる。
本発明に係る化粧料は、溶液状、懸濁液状、乳化状、粉末状、ペースト状、ムース状、ジェル状の任意の形態の組成物であってよい。本発明に係る化粧料は、皮膚に接触して使用され得る任意の化粧料であってよく、具体的には、例えば、化粧水、乳液、美容液、一般クリーム(フェイスクリーム、ハンドクリーム、ボディクリームなど)、洗顔料(クレンジングクリームなど)、パック、髭剃り用クリーム、日焼けクリーム、日焼け止めクリーム、日焼け止めローション、日焼けローション、化粧石鹸、ファンデーション、おしろい、パウダー、口紅、リップクリーム、アイライナー、アイクリーム、アイシャドウ、マスカラ、浴用化粧品、シャンプー、ヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアパック、スカルプケア剤、ボディリンス、ボディジェル、制汗消臭剤、染毛料、頭髪用化粧品などが挙げられる。クサソテツナノバブル液抽出物又はクサソテツナノバブル液抽出物を含む組成物、例えばクサソテツ二酸化炭素ナノバブル水抽出物又はクサソテツ二酸化炭素ナノバブル水抽出物を含む組成物の配合量は、化粧料の組成物全重量に対して、0.0001%〜100%、好ましくは0.001%〜30%の濃度とすることができる。クサソテツナノバブル液抽出物は、本発明に係る化粧料に任意の形態で配合することができ、例えば、液状、ゲル状、粉末状、顆粒状、カプセル封入体などの形態で配合することができる。
本発明に係る化粧料には、クサソテツナノバブル液抽出物に加えて、化粧料に配合され得る任意の他の成分を配合することができる。他の成分としては、化粧料において用いられる添加剤、賦形剤、及び他の活性成分(例えば、他の抗皮膚老化剤、保湿剤、美白剤、日焼け防止剤、収斂剤など)が挙げられるが、これらに限定されず、化粧料の用途及び形態に適したものを任意に選択して用いることができる。本発明に係る化粧料は、原料を混合、撹拌などすることにより、常法により製造することができる。
例えば以下に挙げられる成分のうち任意のものを、クサソテツナノバブル液抽出物と共に本発明に係る化粧料に配合することができる。本発明の抽出物を配合する化粧料に併用して配合できる成分としては、化粧品、医薬部外品や浴用剤で一般に使用される基剤や薬剤などであれば特に限定はされない。
例えば、以下の成分が例示される:
コラーゲン、コラーゲン加水分解物、ゼラチン、ゼラチン加水分解物、エラスチン、エラスチン加水分解物、ラクトフェリン、ケラチン、ケラチン加水分解物、カゼイン、アルブミン、ローヤルゼリー由来タンパク加水分解物、ハチミツ由来タンパク加水分解物などのタンパク質及びタンパク質の加水分解物;
ヒアルロン酸Na及びヒアルロン酸誘導体、キサンタンガム、カラギーナン、グアーガム、アルギン酸及びその塩、ペクチン、コンドロイチン硫酸及びその塩、水溶性キチン、キトサン誘導体及びその塩、プルラン、デオキシリボ核酸、アラビアゴム、トラガントゴムなどの天然高分子及びそれらの誘導体;
アロエ、りんご、みかん、もも、みかん、メロン、いちご、シークアーサー、イチジクなどの果実由来物、ラッカセイ、クリ、リュウガン、キビ、大麦、米、ゴヨウマツ、大豆などの種子由来物、ニホンナシ、イチョウなどの葉由来物、ワサビなどの根茎由来物、桜やナナカマドなどの樹木由来物などの植物由来物;
植物などが微生物により分解されて形成された最終生成物である腐植物質におけるフミン酸、フルボ酸;
ホオズキ、ラカンカ、ナツメ、ハト麦、甘草、杜仲、ショウガ、ウドなどの生薬;
酵母エキスなどの微生物由来物;
菌体、菌核、キノコなどの菌由来物;
海藻末や海藻エキスなどの海藻由来の多糖類;
プラセンタエキスなどの動物由来物;
炭酸水や温泉水、精製水、蒸留水などの水;
コラーゲンなどのタンパク質、プルランなどの天然高分子、果実や種子、葉、茎、根などの植物由来物、樹木由来物、腐食物質由来物、生薬由来物、キノコなどの菌由来物、プラセンタなどの動物由来物など、これらを発酵させた発酵物;
カルボキシビニルポリマー及びその塩、ポリアクリル酸及びその塩、カルボキシメチルセルロース及びその塩などの酸性ポリマー、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、ニトロセルロースポリビニルメチルエーテルなどの中性ポリマー;
カチオン化セルロース、ポリエチレンイミン、カチオン化グアーガムなどのカチオン性ポリマー;
エタノール、イソプロピルアルコールなどの低級アルコール類;
パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、アントラニエール酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤などの紫外線吸収剤;
ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、リン酸L−アスコルビルマグネシウム及びその誘導体、ビタミンD群、酢酸d−α−トコフェノール、ビタミンE群、葉酸類、β−カロチン、γ−オリザノール、ニコチン酸、パントテン酸類、ビオチン類、フェルラ酸などのビタミン類;
グリチルリチン酸及びその塩類、グアイアズレン及びその誘導体、アラントインなどの抗炎症剤;
ステアリン酸エステル、ノルジヒドログアセレテン酸、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、パラヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル、セサモール、セサモリン、ゴシポールなどの抗酸化剤;
パラ安息香酸メチル、パラ安息香酸エチル、パラ安息香酸プロピル、パラ安息香酸ブチルなどのパラ安息香酸エステル類、ソルビン酸、デヒドロ酢酸、フェノキシエタノール、安息香酸などの防腐剤;
エデト酸、エデト酸二ナトリウムなどのエデト酸及びその塩類、フィチン酸、ヒドロキシエタンジスルホン酸などの金属イオン封鎖剤;
グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコールなどの多価アルコール類;
L−アスパラギン酸、DL−アラニン、L−アルギニン、L−システイン、L−グルタミン酸、グリシンなどのアミノ酸類及びその塩;
マルチトール、ソルビトール、キシロビオース、N−アセチル−D−グルコサミン、蜂蜜などの糖類;
クエン酸、乳酸、α−ヒドロキシ酢酸、ピロリドンカルボン酸などの有機酸類及びその塩類;
アンモニア水、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの塩基類;
流動パラフィン、スクワラン、ワセリンなどの炭化水素類;
オリーブ油、ヤシ油、月見草油、ホホバ油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油などの油脂類;
ラウリン酸、ミリスチル酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸などの脂肪酸類;
ミリスチルアルコール、セタノール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールなどの高級アルコール類;
ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、トリオクタン酸グリセリン、ミリスチン酸オクチルドデシル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸ステアリルなどのエステル類;
レシチン及びその誘導体などのリン脂質類;
ウシ骨髄脂やウシ脳脂質などの動植物由来脂質;
ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸エタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミンなどのアルキル硫酸塩;
ポリオキシエチレン(2EO)ラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン(なお、EOはエチレンオキサイドでEOの前の数値はエチレンオキサイドの付加モル数を示す;)、ポリオキシエチレン(3EO)アルキル(炭素数11〜15のいずれか又は2種以上の混合物)エーテル硫酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンアルキル硫酸塩;
ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミンなどのアルキルベンゼンスルホン酸塩;
ポリオキシエチレン(3EO)トリデシルエーテル酢酸ナトリウムなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩;
ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシントリエタノールアミン、ラウロイルメチル−L−グルタミン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸−L−グルタミン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウムなどのN−アシルアミノ酸塩、エーテル硫酸アルカンスルホン酸ナトリウム、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム、ウンデシノイルアミドエチルスルホコハク酸二ナトリウム、オクチルフェノキシジエントキシエチルスルホン酸ナトリウム、オレイン酸アミノスルホコハク酸二ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキル(炭素鎖12〜15)エーテルリン酸(8EO〜10EO)、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸ナトリウムなどのアニオン性界面活性剤;
塩化ステアリルジメチルアンモニウム、塩化ジ(ポリオキシエチレン)オレイルメチルアンモニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化トリ(ポリオキシエチレン)ステアリルアンモニウム、塩化ポリオキシプロピレンメチルジエチルアンモニウム、塩化ミリスチルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウムなどのカチオン性界面活性剤;
2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ウンデシルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ウンデシル−N−ヒドロキシエチル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、ステアリルジヒドロキシエチルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油アルキル−N−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム、ヤシ油アルキル−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルイミダゾリニウムジナトリウムラウリル硫酸、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−アルギニンエチル−DL−ピロリドンカルボン酸塩などの両性界面活性剤;
ポリオキシエチレンアルキル(炭素数12〜14)エーテル(7EO)、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンオレイン酸グリセリン、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンセチルステアリルジエーテル、ポリオキシエチレンソルビトール・ラノリン(40EO)、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシプロピレンステアリルエーテルなどのノニオン性界面活性剤;
イソステアリン酸ジエタノールアミド、ウンデシレン酸モノエタノールアミド、オレイン酸ジエタノールアミド、牛脂脂肪酸モノエタノールアミド、硬化牛脂脂肪酸ジエタノールアミド、ステアリン酸ジエタノールアミド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸モノエタノールアミド、ミリスチン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸エタノールアミド、ラウリン酸イソプロパノールアミド、ラウリン酸エタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、ラノリン脂肪酸ジエタノールアミドなどの増粘剤;
鎖状又は環状メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジメチルポリシロキサンポリエチレングリコール共重合体、ジメチルポリシロキサンポリプロピレン共重合体、アミノ変性シリコーンオイル、第四級アンモニウム変性シリコーンオイルなどのシリコーンオイル;
チオグリコール酸及びその塩;
システアミン及びその塩;
過酸化水素、過硫酸塩、過ほう酸塩、過酸化尿素などの過酸化物;
臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウムなどの臭素酸塩;並びに
その他、pH調整剤、着色料、香料、安定化剤、清涼剤、血流促進剤、角質溶解剤、収斂剤、創傷治療剤、増泡剤、口腔用剤、消臭・脱臭剤、抗アレルギー剤、細胞賦活剤、不活性担体(固体又は液体担体)、賦形剤、界面活性剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、溶解補助剤、懸濁化剤、コーティング剤、保存剤、緩衝剤など。
少なくともこれらの成分は本発明の化粧料と共に配合し、併用して用いることができる。
本発明に係るクサソテツナノバブル液抽出物、組成物、又は化粧料は、ヒト、家畜、愛玩動物、実験(試験)動物などを含む任意の哺乳動物(被験体)に投与(適用)することができるが、縮毛及び皮膚老化が認められる被験体、紫外線に高度に曝露されているなど皮膚老化の促進リスクが高い被験体、皮膚老化が促進されている被験体、皮膚老化防止又は改善の必要性が高い被験体などへの投与に特に有用である。本発明は、本発明に係るクサソテツナノバブル液抽出物、組成物又は化粧料を被験体に投与(好ましくは外用剤として適用)することにより、縮毛矯正作用及び抗酸化機能による皮膚老化防止方法にも関する。本発明はまた、本発明に係るクサソテツナノバブル液抽出物、組成物、又は化粧料若しくは医薬を被験体に投与(好ましくは外用剤として適用)することによる、縮毛矯正作用、抗酸化作用、スーパーオキシド消去作用、又は活性酸素産生抑制作用を増強する方法にも関する。
以下、実施例を用いて本発明をさらに具体的に説明する。但し、本発明の技術的範囲は
これら実施例に限定されるものではない。
<二酸化炭素を用いたナノバブル水の調製>
ウォーターナノサイクロン方式の多機能型混合装置(CO2システムズ株式会社製)に流量5L/min、水温38℃の脱塩水を流しながら、供給圧力0.3Mpaに設定した二酸化炭素を注入し、二酸化炭素ナノバブル水を10L調製した。
<各植物の二酸化炭素ナノバブル水抽出物の調製>
クサソテツの若芽であるコゴミの乾燥物の粉砕物、フキノトウ乾燥物の粉砕物、タラの芽乾燥物の粉砕物、ゼンマイ乾燥物の粉砕物各10gを上述の通り調製した二酸化炭素ナノバブル水190gに浸漬し、室温で24時間かけて抽出をおこなった。抽出後の溶液を10,000gで10分間遠心分離し、溶液中の沈殿物を濾過により除去し、清澄な各植物の二酸化炭素ナノバブル水抽出物を得た。その後固形分濃度を算出し、1%になるように二酸化炭素ナノバブル水にて希釈調整した。各植物の二酸化炭素ナノバブル水抽出物を以下にまとめる。
実施例1:クサソテツ二酸化炭素ナノバブル水抽出物
比較例1:フキノトウ二酸化炭素ナノバブル水抽出物
比較例2:タラの芽二酸化炭素ナノバブル水抽出物
比較例3:ゼンマイ二酸化炭素ナノバブル水抽出物
<各植物の水抽出物の調製>
クサソテツの若芽であるコゴミの乾燥物の粉砕物、フキノトウ乾燥物の粉砕物、タラの芽乾燥物の粉砕物、ゼンマイ乾燥物の粉砕物各10gを脱塩水190gに浸し、室温で24時間かけて抽出をおこなった。抽出後の溶液を10,000gで10分間遠心分離し、溶液中の沈殿物を濾過により除去し、清澄な各植物の水抽出物を得た。その後固形分濃度を算出し、1%になるように脱塩水にて希釈調整した。各植物の水抽出物を以下にまとめる。
比較例4:クサソテツ水抽出物
比較例5:フキノトウ水抽出物
比較例6:タラの芽水抽出物
比較例7:ゼンマイ水抽出物
<縮毛矯正作用>
実施例1のクサソテツ二酸化炭素ナノバブル水抽出物の縮毛矯正作用を評価した。縮毛モデルであるインド人毛髪束を脱塩水にて水洗し、汚れを除去した後、一晩自然乾燥させた。この時点を試験前とし、毛髪束の状態を撮影した。その後、毛髪束を実施例1のクサソテツ二酸化炭素ナノバブル水抽出物又は水道水に3分間浸漬した。軽くタオルドライし、毛髪束を真っすぐに伸ばした状態で整え、ドライヤーで乾燥させた。その後1時間放置した。この時点を試験後として毛髪束の状態を撮影し、試験前のものと比較した。
図1のa)にクサソテツ二酸化炭素ナノバブル水抽出物の縮毛矯正作用の評価に使用するための試験前の毛髪束の状態を示し、b)に水道水の縮毛矯正作用の評価に使用するための試験前の毛髪束の状態を示す。図2のa)にクサソテツ二酸化炭素ナノバブル水抽出物による試験後の毛髪束の状態を示し、b)に水道水による試験後の毛髪束の状態を示す。水道水を処理した毛髪束に比べ、実施例1のクサソテツ二酸化炭素ナノバブル水抽出物を処理した毛髪束では、明らかにうねりが軽減された。このことから、クサソテツ二酸化炭素ナノバブル水抽出物に縮毛矯正作用が示された。
<抗酸化作用>
各植物の二酸化炭素ナノバブル水抽出物と各植物の水抽出物の抗酸化作用を、DPPHラジカル消去法により評価した。DPPHラジカル消去法とは、可視部に吸収を持ち、かつ還元されると吸収を示さなくなる安定ラジカルであるDPPH(1,1−ジフェニル−2−ピクリル−ヒドラジル)と抗酸化物質(すなわち、実施例1及び比較例1〜7)とを反応させた後、抗酸化物質で還元されなかったDPPH量を吸光度測定により決定することに基づいて、抗酸化物質の抗酸化能を評価する方法である。試験液は、実施例1及び比較例1〜3の各植物の二酸化炭素ナノバブル水抽出物と、比較例4〜7の各植物の水抽出物とした。実施例1及び比較例1〜3の抽出物は二酸化炭素ナノバブル水、比較例4〜7の抽出物は脱塩水にて1000ppm(終濃度250ppm)、2000ppm(終濃度500ppm)になるように希釈調整した。反応指示薬(800μM 1,1−ジフェニル−2−ピクリル−ヒドラジル12mL,400mM 2−モルホリノエタンスルホン酸緩衝液12mL,50%エタノール水溶液24mL)900μLを試験管に分注し、そこに試験液300μLを加え、ボルテックスミキサーでミキシングし、試験液添加の20分後に520nmでの吸光度を測定した。コントロールとして各試験液の代わりに、各試験液の抽出溶媒と対応した二酸化炭素ナノバブル水又は脱塩水を添加して、同様の反応及び測定をおこなった。各試験液のラジカル消去率を、コントロールの測定値と比較して以下のように算出した。
ラジカル消去率(%)=(コントロールの吸光度−試験液添加時の吸光度)/コントロールの吸光度×100
コントロールは二酸化炭素ナノバブル水又は脱塩水
結果を図3に示す。図3に示すようにクサソテツの抽出物には、抗酸化作用が認められた。そのラジカル消去レベルは、他の植物よりも非常に高い結果となった。さらには、水抽出物に比べ二酸化炭素ナノバブル水抽出物の方が高い結果となり、濃度依存的にその作用は増加した。このことから、クサソテツは抗酸化作用を有していることが示され、二酸化炭素ナノバブル水で抽出することにより、より高い抗酸化作用を有することが示された。
<スーパーオキシド消去作用>
各植物の二酸化炭素ナノバブル水抽出物と各植物の水抽出物のスーパーオキシド消去作用を評価した。試験液は、実施例1及び比較例1〜3の各植物の二酸化炭素ナノバブル水抽出物と、比較例4〜7の各植物の水抽出物とした。実施例1及び比較例1〜3の抽出物は二酸化炭素ナノバブル水、比較例4〜7の抽出物は脱塩水にて1000ppmに希釈調整した。その後、各抽出物を段階希釈することで125ppm、250ppm、500ppmの試験液を調製した。Nitroblue tetrazolium(NBT)(+)試薬[2.5mM NBT水溶液、10mM EDTA−2Na水溶液、5mM Hypoxanthine水溶液、PBS(−)含有]、NBT(−)試薬[蒸留水、10mM EDTA−2Na水溶液、5mM Hypoxanthine水溶液、PBS(−)含有]、1mg/mL BSAにてXanthine oxidase溶液を調製し、96wellプレートを用いて各wellに試験液25μLとNBT(+)試薬又はNBT(−)試薬それぞれ25μL添加して混合した。そこにXanthine oxidase溶液を25μL添加混合し、37℃のインキュベーターにて30分間静置後に、マイクロプレートリーダーを使用し、560nmの吸光度を測定した。コントロールとして各試験液の代わりに、各試験液の抽出溶媒と対応した二酸化炭素ナノバブル水又は脱塩水を添加して、同様の反応及び測定をおこなった。各試験液のスーパーオキシド消去率を、各抽出物の抽出溶媒に対応したコントロールの測定値と比較して以下のように算出した。
結果を図4に示す。図4に示すようにクサソテツの抽出物には、高いスーパーオキシド消去作用が認められた。その作用は、他の植物よりも非常に高い結果となった。さらには、水抽出物に比べ二酸化炭素ナノバブル水抽出物の方が高い結果となり、その作用は濃度依存的に増加した。このことから、クサソテツはスーパーオキシド消去作用を有していることが示され、二酸化炭素ナノバブル水で抽出することにより、より高いスーパーオキシド消去作用を有することが示された。
<活性酸素産生抑制作用>
各植物の二酸化炭素ナノバブル水抽出物と各植物の水抽出物の活性酸素産生抑制作用を評価した。96well細胞培養プレートにて5%FBS(ウシ胎児血清)添加DMEM培地に懸濁した正常ヒト新生児皮膚由来線維芽細胞を、セミコンフルエントになるまで培養した(37℃、COインキュベーター)。培地を除去し、リン酸緩衝液(−)にて1回洗浄した細胞に、実施例1若しくは比較例1〜3の各植物の二酸化炭素ナノバブル水抽出物、又は比較例4〜7の各植物の水抽出物を500ppmになるように調整したDMEM培地(FBS0.5%)を試験液として加え、一晩培養した。培養後、培地を除去し、Hanks緩衝液(+)にて2回洗浄した。Hanks緩衝液(+)にて20μMに希釈した 2’,7’−Dichlorofluorescin diacetate(H2DCFDA)を100μL添加し、30分間培養した。培養後、培地を除去し、Hanks緩衝液(+)にて2回洗浄した。その後、人為的に細胞内に活性酸素を産生させるため、過酸化水素(H)を添加したH処理区を作成するために、Hanks緩衝液(+)にて調製した500μMHを100μL/添加し、15分間培養した。Hanks緩衝液(+)にて2回洗浄後、Hanks緩衝液(+)100μLを添加し、well内の蛍光強度(Ex485nm、Em535nm)をマイクロプレートリーダーにて測定した。測定後、0.5%TritonX−100含有のリン酸緩衝液(−)を添加し、ホモジナイズして細胞を破砕し細胞破砕液を得た。各wellあたりのタンパク質量は、この細胞破砕液を用いてDC Protein Assay Kit(BIO−RAD)にて測定した。コントロールとして、各試験液の抽出溶媒と対応した二酸化炭素ナノバブル水又は脱塩水を添加したDMEM培地(FBS0.5%)を添加し、同様に操作した。各試験液の活性酸素産生抑制作用を、活性酸素産生量を以下のように算出することで示した。
活性酸素産生量 = 蛍光強度/各wellあたりのタンパク質量
図5に実施例1及び比較例1〜3の二酸化炭素ナノバブル水抽出物の結果、図6に比較例4〜7の水抽出物の結果を示す。図5と図6に示すようにクサソテツの抽出物には、高い活性酸素消去作用が認められた。その作用は、他の植物よりも非常に高い結果となった。さらには、水抽出物に比べ二酸化炭素ナノバブル水抽出物の方が高い結果となった。このことから、クサソテツは活性酸素消去作用を有していることが示され、二酸化炭素ナノバブル水で抽出することにより、より高い活性酸素消去作用を有することが示された。
<シャンプー剤の製造>
表1の処方に従い、成分(1)〜(8)を70℃で混合撹拌し、室温まで冷却させて実施例2及び比較例8のシャンプー剤を調製した。
得られた実施例2のシャンプー剤を用いて洗髪したところ、髪の感触が滑らかで、髪に潤いを与えることができた。
得られた実施例2のシャンプーは、毛髪に対してキシミがなく櫛通りの良いものであった。
また、専門パネラー15名を対象とし、得られた実施例2及び比較例8のシャンプーについて2週間の使用試験をおこなった。使用後、毛髪のキシミ感及び櫛通りの評価を、以下の5段階の評点評価にて実施した。
1.かなりキシミがあり、かつ櫛通りもかなり悪い
2.ややキシミがあり、かつ櫛通りも少し悪い
3.変わらず
4.やや滑らかで、かつ櫛通りも少し良い
5.滑らかでしなやかさもあり、かつ櫛通りも良い
パネラー15名の評点の平均を表2に示した。表2に示されるように、実施例1のクサソテツ二酸化炭素ナノバブル水抽出物を添加した実施例2は、クサソテツ二酸化炭素ナノバブル水抽出物を添加していない比較例8よりも、毛髪に対して滑らかさと優れた櫛通りの改善作用を示した。
また、専門パネラー15名を対象とし、得られた実施例2及び比較例8のシャンプーを用いて頭皮への刺激に関して2週間の使用試験をおこなった。使用後の、頭皮への刺激の評価を、以下の4段階の評点評価にて実施した。
1.強く刺激を感じる
2.刺激を感じる
3.やや刺激を感じる
4.刺激を感じない
パネラー15名の評点の平均を表3に示した。表3に示されるように、実施例1のクサソテツ二酸化炭素ナノバブル水抽出物を添加した実施例2は、頭皮への刺激が低く、非常に安全で頭皮に負担の少ないことが示された。
<ヘアパック剤の製造>
表4に示す処方に従い、(1)〜(2)を80℃混合撹拌したものに、別途(3)〜(13)を80℃で混合撹拌したものを加え、80℃にて混合攪拌しながら(15)、(14)をさらに添加し混合攪拌して実施例3のヘアパック剤を得た。
得られた実施例3のヘアパック剤を用いて髪のトリートメントをしたところ、髪の感触が滑らかで、髪に潤いを与えるものであった。
<化粧水の製造>
表5の処方に従い、成分(1)〜(10)を80℃で撹拌、溶解後室温に冷却して、実施例1のクサソテツ二酸化炭素ナノバブル水抽出物を配合した実施例4の化粧水と、クサソテツ二酸化炭素ナノバブル水抽出物を配合していない比較例9の化粧水とをそれぞれ得た。得られた化粧水はいずれも清澄であり、40℃、相対湿度(RH)75%の条件下において3ヶ月間白濁を生じることもなく安定であった。
得られた実施例4の化粧水は、使用中にべたつかず、肌をしっとりとさせるものであった。
また、専門パネラー10名を対象とし、得られた実施例4及び比較例9の化粧水について1ヶ月間の使用試験をおこなった。使用後、肌の張り感や弾力性の改善作用の評価を、以下の5段階の評点評価にて実施した。
1.悪化した
2.やや悪化した
3.変わらず
4.やや改善した
5.改善した
パネラー10名の評点の平均を表6に示した。表6に示されるように、実施例1のクサソテツ二酸化炭素ナノバブル水抽出物を添加した実施例4は、クサソテツ二酸化炭素ナノバブル水抽出物を添加していない比較例9よりも、優れた肌の張り感や弾力性の改善作用を示した。
<クリーム剤の製造>
表7に示す処方に従い、(1)〜(6)を80℃で混合撹拌したものに、別途(7)〜(10)を80℃で混合攪拌したものを加え、ホモジナイズし、攪拌しながら室温まで冷却し、実施例5及び比較例10のクリーム剤を得た。
得られた実施例5のクリーム剤は使用中にべたつかず、肌をしっとりとさせるものであった。
また、専門パネラー10名を対象とし、得られた実施例5及び比較例10のクリーム剤について1ヶ月間の使用試験をおこなった。使用後、しわ、たるみの改善作用の評価を、以下の5段階の評点評価にて実施した。
1.悪化した
2.やや悪化した
3.変わらず
4.やや改善した
5.改善した
パネラー10名の評点の平均を表8に示した。表8に示されるように、実施例1のクサソテツ二酸化炭素ナノバブル水抽出物を添加した実施例5は、クサソテツ二酸化炭素ナノバブル水抽出物を添加していない比較例10よりも、優れたしわ、たるみ改善作用を示した。
<ボディジェル剤の製造>
表9の処方に従い、(1)〜(8)を撹拌、溶解して、実施例6のボディジェル剤を得た。
得られた実施例6のボディジェル剤は使用中にべたつかず、肌をしっとりとさせるものであった。
<ボディリンス剤の製造>
表10に示す処方に従い、定法により実施例7のボディリンス剤を得た。
得られた実施例7のボディリンス剤は肌をしっとりとさせるものであった。

Claims (13)

  1. ナノ化した微細な気泡を含有するナノバブル液とクサソテツ(Matteuccia struthiopteris)とを接触させることによりクサソテツ抽出物を調製する方法。
  2. ナノ化した微細な気泡が二酸化炭素である、請求項1に記載の方法。
  3. ナノバブル液がナノバブル水である、請求項1又は2に記載の方法。
  4. ナノ化した微細な気泡を含有するナノバブル液を用いてクサソテツ(Matteuccia struthiopteris)から抽出されたクサソテツ抽出物。
  5. ナノ化した微細な気泡が二酸化炭素である、請求項4に記載のクサソテツ抽出物。
  6. ナノバブル液がナノバブル水である、請求項4又は5に記載のクサソテツ抽出物。
  7. 請求項4〜6のいずれか一項に記載のクサソテツ抽出物を含む組成物。
  8. ナノ化した微細な気泡を含有するナノバブル液をさらに含む、請求項7に記載の組成物。
  9. ナノ化した微細な気泡が二酸化炭素である、請求項8に記載の組成物。
  10. ナノバブル液がナノバブル水である、請求項8又は9に記載の組成物。
  11. 縮毛矯正作用を有する縮毛矯正用組成物である、請求項7〜10のいずれか一項に記載の組成物。
  12. 抗酸化機能を有する抗酸化用組成物である、請求項7〜11のいずれか一項に記載の組成物。
  13. 請求項4〜6のいずれか一項に記載のクサソテツ抽出物又は請求項7〜12のいずれか一項に記載の組成物を含む化粧料。
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