JP2003182510A - リフトアップフード - Google Patents

リフトアップフード

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JP2003182510A
JP2003182510A JP2001392142A JP2001392142A JP2003182510A JP 2003182510 A JP2003182510 A JP 2003182510A JP 2001392142 A JP2001392142 A JP 2001392142A JP 2001392142 A JP2001392142 A JP 2001392142A JP 2003182510 A JP2003182510 A JP 2003182510A
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rear end
lift
collision
pin
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Makoto Hamada
真 浜田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フード後端を持ち上げた場合の修復を容易と
する。 【解決手段】 自動車車体10には衝突検知センサが配
設されており、制御装置は衝突検知センサからの信号に
基づいてソレノイド20を作動させるようになってい
る。ソレノイド20が作動し、ソレノイド20のロッド
20Aが前方へ移動すると、ロックプレート64がピン
62を中心に回転して、ロックプレート64の係止爪6
4Cと、第1中間アーム50のピン72との係合が解除
されるようになっている。このため、フードダンパステ
ー44の付勢力によって、フード26の後端26Aが上
方へ押し上げられるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリフトアップフード
に係り、特に、衝突時に衝撃エネルギーを効果的に吸収
する位置に移動するリフトアップフードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衝突時に衝撃エネルギーを効果的
に吸収する位置に移動するリフトアップフードにおいて
は、その一例が特開平11−99906号に示されてい
る。
【0003】図15に示される如く、このリフトアップ
フードでは、障害物との衝突を検出するバンパセンサ1
00と、このバンパセンサ100からの衝突検出を受け
てフード102の後端102Aを持ち上げる、アクチュ
エータ104と、フード102の後端左右に設けられた
ヒンジ機構106と、フード102の前端部102Bに
設けられたフード開閉が自在となるフードロック機構1
08とを有しており、走行中の車両110が、衝突体に
衝突した際、アクチュエータ104がフード102の後
端102Aを持ち上げることで、衝突体が車両前部に衝
突後、衝突体の上部がフード102上に倒れ込んで、フ
ード102の上面と二次衝突する際の衝撃を吸収緩和し
て、衝突体を保護するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このリ
フトアップフードでは、フード102の後端102Aを
持ち上げるための、専用となるアクチュエータ104を
必要とするため、作動テスト等で、一度、フード102
の後端102Aを持ち上げ、アクチュエータ104が作
動してしまうと、修復時には、アクチュエータ104を
交換する必要があり、修復が煩雑になる。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、フード後端を
持ち上げた場合の修復が容易であるリフトアップフード
を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、衝突または衝突可能性を検知した際に、フードの後
端を所定量持ち上げてフードに衝突体が衝突した場合の
エネルギ吸収を行うリフトアップフードにおいて、前記
フードの後端を車体に対して回転自在に保持すると共
に、リンク機構により前記フードの後端位置を変位させ
るフード保持手段と、通常状態では前記フードの後端位
置の変位を規制し、衝突または衝突可能性を検知した際
に、前記規制を解除して前記フードの後端位置を変位可
能とするロック手段と、車体に対して前記フードを常時
上方に付勢しているリフト手段と、を有することを特徴
とする。
【0007】従って、通常状態では、ロック手段により
フードの後端位置の変位が規制されているため、フード
を開放する際には、フード保持手段により、フードの後
端が車体に対して回転する。この結果、リフト手段の付
勢力により、フードの前方側が上方へ開く。一方、衝突
または衝突可能性を検知した場合には、ロック手段によ
るフードの後端位置における変位の規制が解除される。
このため、フード保持手段のリンク機構により、フード
の後端が、リフト手段の付勢力により上方へ変位し、フ
ードの後端が所定量持ち上がる。従って、通常状態でフ
ードを開放する際に使用するリフト手段と、衝突または
衝突可能性を検知した場合にフードの後端を持ち上げる
リフト手段とが同一のリフト手段で構成できる。この結
果、衝突または衝突可能性を検知した場合にフードの後
端を持ち上げた場合にも、通常状態においてフードを閉
める場合と同様に、リフト手段を元の状態に容易に戻せ
るため、フードの修復が容易である。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
リフトアップフードにおいて、前記リフト手段はダンパ
ーであることを特徴とする。
【0009】従って、請求項1記載の内容に加えて、ダ
ンパーの配設角度を調整することで、リフト手段の付勢
力を容易に調整できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明におけるリフトアップフー
ドの第1実施形態を図1〜図8に従って説明する。
【0011】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示
す。
【0012】図3に示される如く、本実施形態の車体1
0は、フロントバンパ12の表面近くに内臓された衝突
検知センサ14を備えており、センサ14はフロントバ
ンパ12が歩行者の脚部等に当接した場合の変形を検知
するようになっている。また、センサ14は制御装置1
6に接続されており、制御装置16は、センサ12から
の出力信号と、車速信号とを組み合わせ走行中の事故で
あると判断した場合には、左右のフード保持手段として
のフード保持ユニット18を通常状態に保持しているロ
ック手段としてのソレノイド20に作動電流を流すよう
になっている。
【0013】図2に示される如く、ソレノイド20は、
フード26の後部と対向するエプロンアッパメンバ28
の部位28Aに配設されている。また、フード26はア
ウタパネル30とインナパネル32とで構成されてお
り、車幅方向外側縁部には、車両前後方向に延びる骨部
34が形成されている。また、フード26の骨部34に
おいては、車両前後方向中央部26Cにおいて下方側か
ら、即ち、インナパネル32側に上方に向かって脆弱部
としての窪み36が形成されている。
【0014】また、フード26の前端部26Bの車幅方
向中央部における下面側にはストライカ35が配設され
ており、このストライカ35は、車体前端部に配設され
たラジエータサポートアッパメンバ38に配設された周
知のフードロック40と係合している。
【0015】一方、フード保持ユニット18におけるフ
ードヒンジ42の前部42Aと、フードヒンジ42より
車両前方側となるエプロンアッパメンバ28の取付部2
8Bと間には、中にガスが封入されたリフト手段として
のフードダンパステー44が配設されており、フードヒ
ンジ42の前部42Aと、エプロンアッパメンバ28の
取付部28Bとには、フードダンパステー44の両端部
44A、44Bが回転可能に連結されている。なお、フ
ードダンパステー44におけるフード26側の取付部4
4Aの位置は、エプロンアッパメンバ28側の取付部4
4Bより車両後方側にある。即ち、フードダンパステー
44はフード26側の取付部44Aが後方側となるよう
に傾斜している。また、フードダンパステー44におけ
るフード26側の取付部44Aの位置は、フード26の
前後長の中間よりずっと車両後方側に位置に設定されて
いる。
【0016】図7に示される如く、フード保持ユニット
18は、フードヒンジ42の他に第1中間アーム50、
第2中間アーム52、エプロンアッパメンバ28の取付
部28Bに固定するブラケット54を備えており、フー
ドヒンジ42の後端部42Bには、ピン56によって第
1中間アーム50の一方の端部50Aが回転可能に軸支
されている。また、第1中間アーム50の他方の端部5
0Bには、ピン58によって第2中間アーム52の一方
の端部52Aが回転可能に軸支されており、第2中間ア
ーム52の他方の端部52Bは、ピン60によってブラ
ケット54の後部54Aに回転可能に軸支されている。
また、ブラケット54の前部54Bは、ソレノイド20
とエプロンアッパメンバ28との間にボルト55によっ
て共締めされている。更に、ブラケット54における後
部54Aの前端部には、ピン62によって、ロック手段
としてのロックプレート64の長手方向中央部が回転可
能に軸支されており、ロックプレート64の下端部64
Aはピン66によって、ソレノイド20のロッド20A
に回転可能に連結されている。
【0017】一方、ロックプレート64の上端部64B
の前方側には、係止爪64Cが形成されており、この係
止爪64Cが、第1中間アーム50の長手方向略中央部
に形成されたピン72に係合可能となっている。
【0018】図5に示される如く、通常状態では、ロッ
クプレート64の係止爪64Cが、第1中間アーム50
のピン72に係合しており(第1の点)、ピン58の下
方において、第1中間アーム50に形成したストッパ部
50Cが、クッション68を介してブラケット54に当
接している(第2の点)。また、ピン56の下方におい
て、第1中間アーム50に形成したストッパ部50D
が、クッション70を介してブラケット54に当接して
いる(第3の点)。従って、フード保持ユニット18は
これら3点で固定されている。なお、この時、クッショ
ン68、70が僅かに圧縮されることで、上記3点にガ
タが発生しないようになっている。
【0019】一方、ソレノイド20が作動した場合に
は、ソレノイド20のロッド20Aが車両前方へ移動
し、ロックプレート64がピン62を中心に図6におけ
る時計回転方向(図6の矢印A方向)へ回転するため、
ロックプレート64の係止爪64Cと第1中間アーム5
0のピン72との係合が外れるようになっている。な
お、ロックプレート64の係止爪64Cと第1中間アー
ム50のピン72との係合が外れると、フードダンパス
テー44の付勢力によって、第1中間アーム50と第2
中間アーム52とが、各ピン56、58、60を中心に
回転し、図7に示される如く、フード26の後端26A
が上方へ移動するようになっている。
【0020】この時、ロックプレート64の上端部64
Bに形成した車幅方向内方への折曲部64Dが、第2中
間アーム52の端部52Bの近傍に当接し、所定の上昇
位置(図7の位置)でフード26が停止するようになっ
ている。
【0021】次に本実施形態の作用を説明する。
【0022】本実施形態では、通常状態において、エン
ジンルームの点検等により、フード26を開く場合に
は、フードダンパステー44が、中に封入されたガスの
圧力により、フード保持ユニット18のピン56を中心
に、フードヒンジ42を上方へ回転させる。この結果、
フード26は、ピン56を中心に前方側から所定角度に
開き、図3に示される如く、開放位置に保持される。
【0023】一方、センサ14が衝突を検知した場合に
は、制御装置16が、センサ14からの出力信号と、車
速信号、例えば、所定の速度(例20km/h)以上で
走行中であるとの信号、とを組み合わせ、走行中の衝突
検知であるか否かを判定し、走行中の衝突検知であると
判断した場合には、ソレノイド20に作動電流を流す。
【0024】この結果、ソレノイド20が作動し、ソレ
ノイド20のロッド20Aが前方へ移動し、ロックプレ
ート64がピン62を中心に矢印A方向回転する。この
結果、ロックプレート64の係止爪64Cと、第1中間
アーム50のピン72との係合が解除される。このた
め、図7に示される如く、フードダンパステー44の付
勢力によって、フード26の後端26Aが上方へ押し上
げられる。この時、フード26全体が、前端部26Bの
ストライカ35とフードロック40との係合部を中心に
上方へ回転する。
【0025】従って、図1に示される如く、衝突体Sが
フード26に当接した場合には、フードダンパステー4
4の支持力(内部のガス圧)によって、衝突体Sの衝撃
を緩和することができる。
【0026】従って、本実施形態では、通常状態でフー
ド26を開放する際に使用するリフト手段と、衝突を検
知した場合にフード26の後端26Aを持ち上げるリフ
ト手段とが同一のフードダンパステー44で構成でき
る。この結果、衝突を検知し、フード26の後端26A
を持ち上げた場合、または、事故でなく、作動テスト等
の何らかの理由でソレノイド20が作動した場合には、
通常状態においてフード26を閉める場合と同様に、フ
ードダンパステー44を元の状態に容易に戻せる。即
ち、ロックプレート64の係止爪64Cを第1中間アー
ム50のピン72にセットし直すことで、フード保持ユ
ニット18を元に戻せるので、火薬式のアクチュエータ
を採用した構成では部品交換が必要となるのに比べて、
復帰が容易であり、且つ復帰コストも安価となる。
【0027】また、本実施形態では、フードダンパステ
ー44におけるフード26側の取付部44Aの位置は、
フード26の前後長の中間よりずっと車両後方側に位置
するため、通常状態においてフード26の先端を上下す
る場合に必要な力に比べて、図1に示す後端26Aが上
昇した状態で後端26Aを上下する場合に必要な力、即
ち、後端26Aの支持力が大きくなる。また、フードダ
ンパステー44の両端部44A、44Bの取付位置を調
整することで、衝突時に必要なフード26の支持力と、
通常時の開閉操作力を任意に設定できる。
【0028】即ち、図8(A)に示される如く、フード
26を通常開閉する際の、フードダンパステー44の取
付部44Aにおけるフード開度と、フード26を上昇さ
せるための上昇力(フード26の自重を除いた値)との
関係は、フード26を閉じた状態に近い領域では、マイ
ナスの力でフード26の浮き上がりを防止し、開度が5
度以上で自然に開く設計となっている。
【0029】一方、図8(B)に示される如く、ソレノ
イド20が作動した場合のフード26の後端上昇量と、
フード後端を上昇させるための上昇力との関係は、フー
ド26の後端上昇量が0mmでも上昇力はある。また、
フードダンパステー44の角度が水平近くから垂直方向
に移動することでフードダンパステー44の伸び力の
内、上昇力となる分力の割合が増加する。この結果、ロ
ックプレート64の係止爪64Cと、第1中間アーム5
0のピン72との係合が解除されると、フード26の後
端26Aが上方へ押し上げられる。
【0030】また、図4に示される如く、車体10がコ
ンクリートの壁K等に衝突した場合には、フード26の
前端部26Bに入った力により、フード26自体が窪み
36を起点にして屈曲すると共に、ソレノイド20が作
動し、フードダンパステー44の付勢力によって、フー
ド26の後端26Aが上方へ押し上げられる。この際、
フード26の後端26Aは、車両後方側へ移動する力を
受けるが、第2中間アーム52の後方側への回転が、ロ
ックプレート64の折曲部64Dで拘束されているた
め、第1中間アーム50のみが後方へ回転する。この結
果、フード26の後端26Aの後方側への移動量は、最
大でも第1中間アーム50の長さ分しか後方へ移動しな
い。この結果、フード26の後端26Aによるウインド
シールドガラスの損傷の発生を少なくすることができ、
車両の修理費を低減できる。
【0031】また、本実施形態では、ソレノイド20に
よって、フード26の後端26Aを直接持ち上げる構成
でないため、ソレノイドでフード26の後端26Aを直
接持ち上げる構成に比べ、ソレノイド20の能力を低く
できる。この結果、装置を小型化でき、車体10の搭載
スペース上優位である。更に、元々フードダンパステー
44を使用している車体10の場合には、追加部材が少
なくて済みコスト上も優位である。
【0032】次に、本発明におけるリフトアップフード
の第2実施形態を図9〜図12に従って説明する。
【0033】なお、第1実施形態と同一部材は、同一符
号を付してその説明を省略する。
【0034】図12に示される如く、本実施形態では、
第1中間アーム50の他方の端部50Bが、ピン58に
よってブラケット54の上部前端54Cに回転可能に軸
支されており、フードヒンジ42の後端部42Bから後
方に向かって形成された延設部42Cに、第2中間アー
ム80の一方の端部80Aがピン82によって、回転可
能に軸支されている。
【0035】また、ブラケット54の後部54Aの後端
54Dに配設されたピン62によって、ロックプレート
64の長手方向中央部が回転可能に軸支されており、ロ
ックプレート64の上端部64Bの前方側に形成した係
止爪64Cは、第2中間アーム80の他方の端部80B
に配設されたピン72に係合可能となっている。なお、
第1実施形態と同様に、ロックプレート64の下端部6
4Aはピン66によって、ソレノイドのロッド20Aに
回転可能に連結されている。
【0036】図9〜図11に示される如く、通常状態で
は、フード保持ユニット18を固定するため、ロックプ
レート64の係止爪64Cが、第2中間アーム50のピ
ン72に係合している。従って、エンジンルームの点検
等により、フードを開く場合には、図11に示される如
く、フードダンパステー44の付勢力により、フードヒ
ンジ42が、第2中間アーム80に配設されたピン82
を中心に回転すると共に、第2中間アーム80がピン7
2を中心にブラケット54の後端54Dに対して回転す
るようになっている。更に、第1中間アーム50がピン
56、58を中心に回転するようになっている。
【0037】従って、フードは、フード保持ユニット1
8のピン72を中心に前方側から所定角度に開き、その
位置に保持されるようになっている。
【0038】一方、図12に示される如く、ソレノイド
が作動し、ロッド20Aが前方へ移動した場合には、ロ
ックプレート64がピン62を中心に図12における時
計回転方向(図12の矢印A方向)へ回転するため、ロ
ックプレート64の係止爪64Cと第2中間アーム80
のピン72との係合が外れるようになっている。なお、
ロックプレート64の係止爪64Cと第2中間アーム8
0のピン72との係合が外れると、フードダンパステー
44の付勢力によって、第1中間アーム50がピン5
6、58を中心に回転し、フードの後端が上方へ移動す
るようになっている。
【0039】次に本実施形態の作用を説明する。
【0040】本実施形態では、通常状態において、エン
ジンルームの点検等により、フードを開く場合には、フ
ードダンパステー44は中に封入されたガスの圧力によ
り、フードヒンジ42が、第2中間アーム80に配設さ
れたピン82を中心に回転すると共に、第2中間アーム
80がピン72を中心にブラケット54の上部後端54
Dに対して回転する。更に、第1中間アーム50がピン
56、58を中心に回転する。この結果、フードは、図
11に示される如く、フード保持ユニット18のピン7
2を中心に前方側から所定角度に開き、その位置に保持
される。
【0041】一方、図12に示される如く、ソレノイド
が作動しロッド20Aが車両前方へ移動した場合には、
ロックプレート64がピン62を中心に図12における
時計回転方向(図12の矢印A方向)へ回転するため、
ロックプレート64の係止爪64Cと第2中間アーム8
0のピン72との係合が外れる。この結果、フードダン
パステー44の付勢力によって、第1中間アーム50が
ピン56、58を中心に回転し、フードの後端が上方へ
移動する。この時、フード26全体が、前端部26Bの
ストライカ35とフードロック40との係合部を中心に
上方へ回転する。
【0042】従って、本実施形態では、第1実施形態と
同様に、通常状態でフード26を開放する際に使用する
リフト手段と、衝突を検知した場合にフード26の後端
26Aを持ち上げるリフト手段とが同一のフードダンパ
ステー44で構成できる。この結果、衝突を検知し、フ
ード26の後端26Aを持ち上げた場合、または、事故
でなく、作動テスト等の何らかの理由でソレノイド20
が作動した場合には、通常状態においてフード26を閉
める場合と同様に、フードダンパステー44を元の状態
に容易に戻せる。
【0043】即ち、ロックプレート64の係止爪64C
を第2中間アーム80のピン72にセットし直すこと
で、フード保持ユニット18を元に戻せるので、火薬式
のアクチュエータを採用した構成では部品交換が必要と
なるのに比べて、復帰が容易であり、且つ復帰コストも
安価となる。
【0044】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、上記各実施形態では、フードダンパステ
ー44を、フード26側の取付部44Aが後方側となる
ように傾斜させたが、これに代えて、図13に示される
如く、フード26側の取付部44Aの位置を、エプロン
アッパメンバ28側の取付部44Bより車両前方側に配
置しても良い。即ち、フード26側の取付部44Aがエ
プロンアッパメンバ28側の取付部44Bより車両前方
側となるように、フードダンパステー44を傾斜させて
も良い。また、リフト手段はフードダンパステー44に
限定されない。
【0045】また、上記各実施形態では、フロントバン
パ12の表面近くに内臓された衝突検知センサ14によ
って、フロントバンパ12が歩行者の脚部等に当接した
場合の変形を検知するようにしたが、これに代えて、図
14に示される如く、車体10におけるウインドシール
ドガラス10Aの上部近傍等に搭載したレーダシステム
等の衝突前検知センサ90によって、歩行者、他車両等
が衝突する前に、衝突可能性を検知した際に、フード2
6の後端26Aを所定量持ち上げる構成としても良い。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、衝突または衝
突可能性を検知した際に、フードの後端を所定量持ち上
げてフードに衝突体が衝突した場合のエネルギ吸収を行
うリフトアップフードにおいて、フードの後端を車体に
対して回転自在に保持すると共に、リンク機構によりフ
ードの後端位置を変位させるフード保持手段と、通常状
態ではフードの後端位置の変位を規制し、衝突または衝
突可能性を検知した際に、規制を解除してフードの後端
位置を変位可能とするロック手段と、車体に対してフー
ドを常時上方に付勢しているリフト手段と、を有するた
め、フード後端を持ち上げた場合の修復が容易であると
いう優れた効果を有する。
【0047】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
リフトアップフードにおいて、リフト手段はダンパーで
あるため、請求項1記載の効果に加えて、ダンパーの配
設角度を調整することで、リフト手段の付勢力を容易に
調整できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るリフトアップフー
ドの作動状態を示す側断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るリフトアップフー
ドの通常閉塞状態を示す側断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るリフトアップフー
ドの通常開放状態を示す車両斜め前方から見た斜視図で
ある。
【図4】本発明の第1実施形態に係るリフトアップフー
ドのコンクリート壁への衝突常状態を示す側断面図であ
る。
【図5】本発明の第1実施形態に係るリフトアップフー
ドの通常閉塞状態を示す車両斜め前方外側から見た拡大
斜視図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係るリフトアップフー
ドの通常閉塞状態を示す拡大側断面図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係るリフトアップフー
ドの作動状態を示す拡大側断面図である。
【図8】(A)は本発明の第1実施形態に係るリフトア
ップフードにおけるフード開度と上昇力との関係を示す
グラフであり、(B)は本発明の第1実施形態に係るリ
フトアップフードにおけるフード後端上昇量と上昇力と
の関係を示すグラフである。
【図9】本発明の第2実施形態に係るリフトアップフー
ドの通常閉塞状態を示す拡大側面図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係るリフトアップフ
ードの通常閉塞状態を示す拡大平面図である。
【図11】本発明の第2実施形態に係るリフトアップフ
ードの通常開放状態を示す拡大側面図である。
【図12】本発明の第2実施形態に係るリフトアップフ
ードの作動状態を示す拡大側面図である。
【図13】本発明の他の実施形態に係るリフトアップフ
ードの通常閉塞状態を示す側断面図である。
【図14】本発明の他の実施形態に係るリフトアップフ
ードを示す斜視図である。
【図15】従来例に係るリフトアップフードを示す概略
側断面図である。
【符号の説明】
10 車体 14 衝突検知センサ 16 制御装置 18 フード保持ユニット(フード保持手段) 20 ソレノイド(ロック手段) 26 フード 28 エプロンアッパメンバ 42 フードヒンジ 44 フードダンパステー(リフト手段) 50 第1中間アーム 52 第2中間アーム 54 ブラケット 64 ロックプレート(ロック手段) 80 第2中間アーム 90 衝突前検知センサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年7月24日(2002.7.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 リフトアップフード
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリフトアップフード
に係り、特に、衝突時に衝撃エネルギーを効果的に吸収
する位置に移動するリフトアップフードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衝突時に衝撃エネルギーを効果的
に吸収する位置に移動するリフトアップフードにおいて
は、その一例が特開平11−99906号に示されてい
る。
【0003】図15に示される如く、このリフトアップ
フードでは、障害物との衝突を検出するバンパセンサ1
00と、このバンパセンサ100からの衝突検出を受け
てフード102の後端102Aを持ち上げる、アクチュ
エータ104と、フード102の後端左右に設けられた
ヒンジ機構106と、フード102の前端部102Bに
設けられたフード開閉が自在となるフードロック機構1
08とを有しており、走行中の車両110が、衝突体に
衝突した際、アクチュエータ104がフード102の後
端102Aを持ち上げることで、衝突体が車両前部に衝
突後、衝突体の上部がフード102上に倒れ込んで、フ
ード102の上面と二次衝突する際の衝撃を吸収緩和し
て、衝突体を保護するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このリ
フトアップフードでは、フード102の後端102Aを
持ち上げるための、専用となるアクチュエータ104を
必要とするため、作動テスト等で、一度、フード102
の後端102Aを持ち上げ、アクチュエータ104が作
動してしまうと、修復時には、アクチュエータ104を
交換する必要があり、修復が煩雑になる。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、フード後端を
持ち上げた場合の修復が容易であるリフトアップフード
を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、衝突または衝突可能性を検知した際に、フードの後
端を所定量持ち上げてフードに衝突体が衝突した場合の
エネルギ吸収を行うリフトアップフードにおいて、前記
フードの後端を車体に対して回転自在に保持すると共
に、前記フードの後端位置を上方に変位させることがで
きるフード保持手段と、通常状態では前記フードの後端
位置の前記変位を規制し、衝突または衝突可能性を検知
した際に、前記規制を解除して前記フードの後端位置を
変位可能とすると共に、前記フードの後端位置の変位を
規制する状態に復帰可能なロック手段と、車体に対して
前記フードを常時上方に付勢しているリフト手段と、を
有することを特徴とする。
【0007】従って、通常状態では、ロック手段により
フードの後端位置の上方への変位が規制されているた
め、フードを開放する際には、フード保持手段により、
フードの後端が車体に対して回転する。この結果、リフ
ト手段の付勢力により、フードの前方側が上方へ開く。
一方、衝突または衝突可能性を検知した場合には、ロッ
ク手段によるフードの後端位置における変位の規制が解
除される。このため、フード保持手段により、フードの
後端が、リフト手段の付勢力により上方へ変位し、フー
ドの後端が所定量持ち上がる。従って、通常状態でフー
ドを開放する際に使用するリフト手段と、衝突または衝
突可能性を検知した場合にフードの後端を持ち上げるリ
フト手段とが同一のリフト手段で構成できる。また、ロ
ック手段がフードの後端位置の変位を規制する状態に復
帰可能である。この結果、衝突または衝突可能性を検知
した場合にフードの後端を持ち上げた場合にも、フード
の後端を下げ、再度、ロック手段によりフードの後端位
置の上方への変位を規制することで、フードの修復が容
易である。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
リフトアップフードにおいて、前記リフト手段は配設角
度により前記フードの後端位置を上方に変位させる付勢
力が変化することを特徴とする。
【0009】従って、請求項1記載の内容に加えて、リ
フト手段の配設角度を調整することで、リフト手段にお
けるフードの後端位置を上方に変位させる付勢力を容易
に調整できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明におけるリフトアップフー
ドの第1実施形態を図1〜図8に従って説明する。
【0011】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示
す。
【0012】図3に示される如く、本実施形態の車体1
0は、フロントバンパ12の表面近くに内臓された衝突
検知センサ14を備えており、センサ14はフロントバ
ンパ12が歩行者の脚部等に当接した場合の変形を検知
するようになっている。また、センサ14は制御装置1
6に接続されており、制御装置16は、センサ12から
の出力信号と、車速信号とを組み合わせ走行中の事故で
あると判断した場合には、左右のフード保持手段として
のフード保持ユニット18を通常状態に保持しているロ
ック手段としてのソレノイド20に作動電流を流すよう
になっている。
【0013】図2に示される如く、ソレノイド20は、
フード26の後部と対向するエプロンアッパメンバ28
の部位28Aに配設されている。また、フード26はア
ウタパネル30とインナパネル32とで構成されてお
り、車幅方向外側縁部には、車両前後方向に延びる骨部
34が形成されている。また、フード26の骨部34に
おいては、車両前後方向中央部26Cにおいて下方側か
ら、即ち、インナパネル32側に上方に向かって脆弱部
としての窪み36が形成されている。
【0014】また、フード26の前端部26Bの車幅方
向中央部における下面側にはストライカ35が配設され
ており、このストライカ35は、車体前端部に配設され
たラジエータサポートアッパメンバ38に配設された周
知のフードロック40と係合している。
【0015】一方、フード保持ユニット18におけるフ
ードヒンジ42の前部42Aと、フードヒンジ42より
車両前方側となるエプロンアッパメンバ28の取付部2
8Bと間には、ピストンとピストンロッドを備えピスト
ン中にガス等が封入されたリフト手段としてのフードダ
ンパステー44が配設されており、フードヒンジ42の
前部42Aと、エプロンアッパメンバ28の取付部28
Bとには、フードダンパステー44の両端部44A、4
4Bが回転可能に連結されている。なお、フードダンパ
ステー44におけるフード26側の取付部44Aの位置
は、エプロンアッパメンバ28側の取付部44Bより車
両後方側にある。即ち、フードダンパステー44はフー
ド26側の取付部44Aが後方側となるように傾斜して
いる。また、フードダンパステー44におけるフード2
6側の取付部44Aの位置は、フード26の前後長の中
間よりずっと車両後方側に位置に設定されている。
【0016】図7に示される如く、フード保持ユニット
18は、フードヒンジ42の他に第1中間アーム50、
第2中間アーム52、エプロンアッパメンバ28の取付
部28Bに固定するブラケット54を備えており、フー
ドヒンジ42の後端部42Bには、ピン56によって第
1中間アーム50の一方の端部50Aが回転可能に軸支
されている。また、第1中間アーム50の他方の端部5
0Bには、ピン58によって第2中間アーム52の一方
の端部52Aが回転可能に軸支されており、第2中間ア
ーム52の他方の端部52Bは、ピン60によってブラ
ケット54の後部54Aに回転可能に軸支されている。
また、ブラケット54の前部54Bは、ソレノイド20
とエプロンアッパメンバ28との間にボルト55によっ
て共締めされている。更に、ブラケット54における後
部54Aの前端部には、ピン62によって、ロック手段
としてのロックプレート64の長手方向中央部が回転可
能に軸支されており、ロックプレート64の下端部64
Aはピン66によって、ソレノイド20のロッド20A
に回転可能に連結されている。
【0017】一方、ロックプレート64の上端部64B
の前方側には、係止爪64Cが形成されており、この係
止爪64Cが、第1中間アーム50の長手方向略中央部
に形成されたピン72に係合可能となっている。
【0018】図5に示される如く、通常状態では、ロッ
クプレート64の係止爪64Cが、第1中間アーム50
のピン72に係合しており(第1の点)、ピン58の下
方において、第1中間アーム50に形成したストッパ部
50Cが、クッション68を介してブラケット54に当
接している(第2の点)。また、ピン56の下方におい
て、第1中間アーム50に形成したストッパ部50D
が、クッション70を介してブラケット54に当接して
いる(第3の点)。従って、フード保持ユニット18は
これら3点で固定されている。なお、この時、クッショ
ン68、70が僅かに圧縮されることで、上記3点にガ
タが発生しないようになっている。
【0019】一方、ソレノイド20が作動した場合に
は、ソレノイド20のロッド20Aが車両前方へ移動
し、ロックプレート64がピン62を中心に図6におけ
る時計回転方向(図6の矢印A方向)へ回転するため、
ロックプレート64の係止爪64Cと第1中間アーム5
0のピン72との係合が外れるようになっている。な
お、ロックプレート64の係止爪64Cと第1中間アー
ム50のピン72との係合が外れると、フードダンパス
テー44の付勢力によって、第1中間アーム50と第2
中間アーム52とが、各ピン56、58、60を中心に
回転し、図7に示される如く、フード26の後端26A
が上方へ移動するようになっている。
【0020】この時、ロックプレート64の上端部64
Bに形成した車幅方向内方への折曲部64Dが、第2中
間アーム52の端部52Bの近傍に当接し、所定の上昇
位置(図7の位置)でフード26が停止するようになっ
ている。
【0021】また、ロックプレート64の係止爪64C
の車両前側面は傾斜面64Eとなっており、ソレノイド
20の作動を停止した後、通常状態においてフード26
を閉める場合と同様に、フード26の後端26Aを下方
へ移動にした場合には、傾斜面64Eと第1中間アーム
50のピン72とが摺動し、ロックプレート64が揺動
することで、第1中間アーム50のピン72が自動的に
ロックプレート64の係止爪64Cにセットされ、フー
ド保持ユニット18を元に戻せるようになっている。
【0022】次に本実施形態の作用を説明する。
【0023】本実施形態では、通常状態において、エン
ジンルームの点検等により、フード26を開く場合に
は、フードダンパステー44が、中に封入されたガスの
圧力により、フード保持ユニット18のピン56を中心
に、フードヒンジ42を上方へ回転させる。この結果、
フード26は、ピン56を中心に前方側から所定角度に
開き、図3に示される如く、開放位置に保持される。
【0024】一方、センサ14が衝突を検知した場合に
は、制御装置16が、センサ14からの出力信号と、車
速信号、例えば、所定の速度(例20km/h)以上で
走行中であるとの信号、とを組み合わせ、走行中の衝突
検知であるか否かを判定し、走行中の衝突検知であると
判断した場合には、ソレノイド20に作動電流を流す。
【0025】この結果、ソレノイド20が作動し、ソレ
ノイド20のロッド20Aが前方へ移動し、ロックプレ
ート64がピン62を中心に矢印A方向回転する。この
結果、ロックプレート64の係止爪64Cと、第1中間
アーム50のピン72との係合が解除される。このた
め、図7に示される如く、フードダンパステー44の付
勢力によって、フード26の後端26Aが上方へ押し上
げられる。この時、フード26全体が、前端部26Bの
ストライカ35とフードロック40との係合部を中心に
上方へ回転する。
【0026】従って、図1に示される如く、衝突体Sが
フード26に当接した場合には、フードダンパステー4
4の支持力(内部のガス圧)によって、衝突体Sの衝撃
を緩和することができる。
【0027】従って、本実施形態では、通常状態でフー
ド26を開放する際に使用するリフト手段と、衝突を検
知した場合にフード26の後端26Aを持ち上げるリフ
ト手段とが同一のフードダンパステー44で構成でき
る。この結果、衝突を検知し、フード26の後端26A
を持ち上げた場合、または、事故でなく、作動テスト等
の何らかの理由でソレノイド20が作動した場合には、
ソレノイド20の作動を停止した後、通常状態において
フード26を閉める場合と同様に、フード26の後端2
6Aを下方へ移動することで、フードダンパステー44
を元の状態に容易に戻せる。また、フード26の後端2
6Aを下方へ移動することで、ロックプレート64の係
止爪64Cの傾斜面64Eと第1中間アーム50のピン
72とが摺動し、ロックプレート64が揺動すること
で、第1中間アーム50のピン72が自動的にロックプ
レート64の係止爪64Cにセットされ、フード保持ユ
ニット18を元に戻せる。この結果、火薬式のアクチュ
エータを採用した構成では部品交換が必要となるのに比
べて、復帰が容易であり、且つ復帰コストも安価とな
る。
【0028】また、本実施形態では、フードダンパステ
ー44におけるフード26側の取付部44Aの位置は、
フード26の前後長の中間よりずっと車両後方側に位置
するため、通常状態においてフード26の先端を上下す
る場合に必要な力に比べて、図1に示す後端26Aが上
昇した状態で後端26Aを上下する場合に必要な力、即
ち、後端26Aの支持力が大きくなる。また、フードダ
ンパステー44の両端部44A、44Bの取付位置を調
整することで、衝突時に必要なフード26の支持力と、
通常時の開閉操作力を任意に設定できる。
【0029】即ち、図8(A)に示される如く、フード
26を通常開閉する際の、フードダンパステー44の取
付部44Aにおけるフード開度と、フード26を上昇さ
せるための上昇力(フード26の自重を除いた値)との
関係は、フード26を閉じた状態に近い領域では、マイ
ナスの力でフード26の浮き上がりを防止し、開度が5
度以上で自然に開く設計となっている。
【0030】一方、図8(B)に示される如く、ソレノ
イド20が作動した場合のフード26の後端上昇量と、
フード後端を上昇させるための上昇力との関係は、フー
ド26の後端上昇量が0mmでも上昇力はある。また、
フードダンパステー44の角度が水平近くから垂直方向
に移動することでフードダンパステー44の伸び力の
内、上昇力となる分力の割合が増加する。この結果、ロ
ックプレート64の係止爪64Cと、第1中間アーム5
0のピン72との係合が解除されると、フード26の後
端26Aが上方へ押し上げられる。
【0031】また、図4に示される如く、車体10がコ
ンクリートの壁K等に衝突した場合には、フード26の
前端部26Bに入った力により、フード26自体が窪み
36を起点にして屈曲すると共に、ソレノイド20が作
動し、フードダンパステー44の付勢力によって、フー
ド26の後端26Aが上方へ押し上げられる。この際、
フード26の後端26Aは、車両後方側へ移動する力を
受けるが、第2中間アーム52の後方側への回転が、ロ
ックプレート64の折曲部64Dで拘束されているた
め、第1中間アーム50のみが後方へ回転する。この結
果、フード26の後端26Aの後方側への移動量は、最
大でも第1中間アーム50の長さ分しか後方へ移動しな
い。この結果、フード26の後端26Aによるウインド
シールドガラスの損傷の発生を少なくすることができ、
車両の修理費を低減できる。
【0032】また、本実施形態では、ソレノイド20に
よって、フード26の後端26Aを直接持ち上げる構成
でないため、ソレノイドでフード26の後端26Aを直
接持ち上げる構成に比べ、ソレノイド20の能力を低く
できる。この結果、装置を小型化でき、車体10の搭載
スペース上優位である。更に、元々フードダンパステー
44を使用している車体10の場合には、追加部材が少
なくて済みコスト上も優位である。
【0033】次に、本発明におけるリフトアップフード
の第2実施形態を図9〜図12に従って説明する。
【0034】なお、第1実施形態と同一部材は、同一符
号を付してその説明を省略する。
【0035】図12に示される如く、本実施形態では、
第1中間アーム50の他方の端部50Bが、ピン58に
よってブラケット54の上部前端54Cに回転可能に軸
支されており、フードヒンジ42の後端部42Bから後
方に向かって形成された延設部42Cに、第2中間アー
ム80の一方の端部80Aがピン82によって、回転可
能に軸支されている。
【0036】また、ブラケット54の後部54Aの後端
54Dに配設されたピン62によって、ロックプレート
64の長手方向中央部が回転可能に軸支されており、ロ
ックプレート64の上端部64Bの前方側に形成した係
止爪64Cは、第2中間アーム80の他方の端部80B
に配設されたピン72に係合可能となっている。なお、
第1実施形態と同様に、ロックプレート64の下端部6
4Aはピン66によって、ソレノイドのロッド20Aに
回転可能に連結されている。
【0037】図9〜図11に示される如く、通常状態で
は、フード保持ユニット18を固定するため、ロックプ
レート64の係止爪64Cが、第2中間アーム50のピ
ン72に係合している。従って、エンジンルームの点検
等により、フードを開く場合には、図11に示される如
く、フードダンパステー44の付勢力により、フードヒ
ンジ42が、第2中間アーム80に配設されたピン82
を中心に回転すると共に、第2中間アーム80がピン7
2を中心にブラケット54の後端54Dに対して回転す
るようになっている。更に、第1中間アーム50がピン
56、58を中心に回転するようになっている。
【0038】従って、フードは、フード保持ユニット1
8のピン72を中心に前方側から所定角度に開き、その
位置に保持されるようになっている。
【0039】一方、図12に示される如く、ソレノイド
が作動し、ロッド20Aが前方へ移動した場合には、ロ
ックプレート64がピン62を中心に図12における時
計回転方向(図12の矢印A方向)へ回転するため、ロ
ックプレート64の係止爪64Cと第2中間アーム80
のピン72との係合が外れるようになっている。なお、
ロックプレート64の係止爪64Cと第2中間アーム8
0のピン72との係合が外れると、フードダンパステー
44の付勢力によって、第1中間アーム50がピン5
6、58を中心に回転し、フードの後端が上方へ移動す
るようになっている。
【0040】次に本実施形態の作用を説明する。
【0041】本実施形態では、通常状態において、エン
ジンルームの点検等により、フードを開く場合には、フ
ードダンパステー44は中に封入されたガスの圧力によ
り、フードヒンジ42が、第2中間アーム80に配設さ
れたピン82を中心に回転すると共に、第2中間アーム
80がピン72を中心にブラケット54の上部後端54
Dに対して回転する。更に、第1中間アーム50がピン
56、58を中心に回転する。この結果、フードは、図
11に示される如く、フード保持ユニット18のピン7
2を中心に前方側から所定角度に開き、その位置に保持
される。
【0042】一方、図12に示される如く、ソレノイド
が作動しロッド20Aが車両前方へ移動した場合には、
ロックプレート64がピン62を中心に図12における
時計回転方向(図12の矢印A方向)へ回転するため、
ロックプレート64の係止爪64Cと第2中間アーム8
0のピン72との係合が外れる。この結果、フードダン
パステー44の付勢力によって、第1中間アーム50が
ピン56、58を中心に回転し、フードの後端が上方へ
移動する。この時、フード26全体が、前端部26Bの
ストライカ35とフードロック40との係合部を中心に
上方へ回転する。
【0043】従って、本実施形態では、第1実施形態と
同様に、通常状態でフード26を開放する際に使用する
リフト手段と、衝突を検知した場合にフード26の後端
26Aを持ち上げるリフト手段とが同一のフードダンパ
ステー44で構成できる。この結果、衝突を検知し、フ
ード26の後端26Aを持ち上げた場合、または、事故
でなく、作動テスト等の何らかの理由でソレノイド20
が作動した場合には、ソレノイド20の作動を停止した
後、通常状態においてフード26を閉める場合と同様
に、フード26の後端26Aを下方へ移動することで、
フードダンパステー44を元の状態に容易に戻せる。ま
た、フード26の後端26Aを下方へ移動し、且つロッ
クプレート64の係止爪64Cを第2中間アーム80の
ピン72にセットし直すことで、フード保持ユニット1
8を元に戻せる。この結果、火薬式のアクチュエータを
採用した構成では部品交換が必要となるのに比べて、復
帰が容易であり、且つ復帰コストも安価となる。
【0044】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、上記各実施形態では、フードダンパステ
ー44を、フード26側の取付部44Aが後方側となる
ように傾斜させたが、これに代えて、図13に示される
如く、フード26側の取付部44Aの位置を、エプロン
アッパメンバ28側の取付部44Bより車両前方側に配
置しても良い。即ち、フード26側の取付部44Aがエ
プロンアッパメンバ28側の取付部44Bより車両前方
側となるように、フードダンパステー44を傾斜させて
も良い。また、リフト手段はフードダンパステー44に
限定されない。
【0045】また、上記各実施形態では、フロントバン
パ12の表面近くに内臓された衝突検知センサ14によ
って、フロントバンパ12が歩行者の脚部等に当接した
場合の変形を検知するようにしたが、これに代えて、図
14に示される如く、車体10におけるウインドシール
ドガラス10Aの上部近傍等に搭載したレーダシステム
等の衝突前検知センサ90によって、歩行者、他車両等
が衝突する前に、衝突可能性を検知した際に、フード2
6の後端26Aを所定量持ち上げる構成としても良い。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、衝突または衝
突可能性を検知した際に、フードの後端を所定量持ち上
げてフードに衝突体が衝突した場合のエネルギ吸収を行
うリフトアップフードにおいて、フードの後端を車体に
対して回転自在に保持すると共に、フードの後端位置を
上方に変位させることができるフード保持手段と、通常
状態ではフードの後端位置の変位を規制し、衝突または
衝突可能性を検知した際に、規制を解除してフードの後
端位置を変位可能とすると共に、フードの後端位置の変
位を規制する状態に復帰可能なロック手段と、車体に対
してフードを常時上方に付勢しているリフト手段と、を
有するため、フード後端を持ち上げた場合の修復が容易
であるという優れた効果を有する。
【0047】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
リフトアップフードにおいて、リフト手段は配設角度に
よりフードの後端位置を上方に変位させる付勢力が変化
するため、請求項1記載の効果に加えて、リフト手段の
配設角度を調整することで、リフト手段におけるフード
の後端位置を上方に変位させる付勢力を容易に調整でき
るという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るリフトアップフー
ドの作動状態を示す側断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るリフトアップフー
ドの通常閉塞状態を示す側断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るリフトアップフー
ドの通常開放状態を示す車両斜め前方から見た斜視図で
ある。
【図4】本発明の第1実施形態に係るリフトアップフー
ドのコンクリート壁への衝突常状態を示す側断面図であ
る。
【図5】本発明の第1実施形態に係るリフトアップフー
ドの通常閉塞状態を示す車両斜め前方外側から見た拡大
斜視図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係るリフトアップフー
ドの通常閉塞状態を示す拡大側断面図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係るリフトアップフー
ドの作動状態を示す拡大側断面図である。
【図8】(A)は本発明の第1実施形態に係るリフトア
ップフードにおけるフード開度と上昇力との関係を示す
グラフであり、(B)は本発明の第1実施形態に係るリ
フトアップフードにおけるフード後端上昇量と上昇力と
の関係を示すグラフである。
【図9】本発明の第2実施形態に係るリフトアップフー
ドの通常閉塞状態を示す拡大側面図である。
【図10】本発明の第2実施形態に係るリフトアップフ
ードの通常閉塞状態を示す拡大平面図である。
【図11】本発明の第2実施形態に係るリフトアップフ
ードの通常開放状態を示す拡大側面図である。
【図12】本発明の第2実施形態に係るリフトアップフ
ードの作動状態を示す拡大側面図である。
【図13】本発明の他の実施形態に係るリフトアップフ
ードの通常閉塞状態を示す側断面図である。
【図14】本発明の他の実施形態に係るリフトアップフ
ードを示す斜視図である。
【図15】従来例に係るリフトアップフードを示す概略
側断面図である。
【符号の説明】 10 車体 14 衝突検知センサ 16 制御装置 18 フード保持ユニット(フード保持手段) 20 ソレノイド(ロック手段) 26 フード 28 エプロンアッパメンバ 42 フードヒンジ 44 フードダンパステー(リフト手段) 50 第1中間アーム 52 第2中間アーム 54 ブラケット 64 ロックプレート(ロック手段) 80 第2中間アーム 90 衝突前検知センサ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衝突または衝突可能性を検知した際に、
    フードの後端を所定量持ち上げてフードに衝突体が衝突
    した場合のエネルギ吸収を行うリフトアップフードにお
    いて、 前記フードの後端を車体に対して回転自在に保持すると
    共に、リンク機構により前記フードの後端位置を変位さ
    せるフード保持手段と、 通常状態では前記フードの後端位置の変位を規制し、衝
    突または衝突可能性を検知した際に、前記規制を解除し
    て前記フードの後端位置を変位可能とするロック手段
    と、 車体に対して前記フードを常時上方に付勢しているリフ
    ト手段と、 を有することを特徴とするリフトアップフード。
  2. 【請求項2】 前記リフト手段はダンパーであることを
    特徴とする請求項1に記載のリフトアップフード。
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