JP3842022B2 - 車両用フード装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はフードを持上げることによりフードの変形量を充分に確保して衝撃を吸収する車両用フード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用フード装置のなかには、走行中の車両が障害物に衝突したときに、フードを所定量持上げ、その持上げた位置で保持させるものがある。フードを持上げることで、下方への変形可能量を増大させ、衝突エネルギーの吸収量を増加させることができる。この種の車両用フード装置としては、例えば、特開平9−315266号公報「車両用フード装置」が知られており、この技術を次図で説明する。
【0003】
図12(a)〜(c)は従来の車両用フード装置の作用図であり、この図でフードを所定量持上げるアクチュエータの作用を説明する。
(a)において、車両が障害物に衝突するとアクチュエータ100のロッド101は矢印の如く上昇を開始する。ロッド101にはロッド保持手段102(ストッパ片103、圧縮ばね104及び保持片105)が取り付けられ、ストッパ片103が圧縮ばね104でロッド101の外側に張り出している。
(b)において、ロッド101がさらに上昇して、アクチュエータ100のハウジング100aにストッパ片103が当り、ストッパ片103はロッド101の溝106内に入り込む。
【0004】
(c)において、ロッド101が上限まで突出してフード(図示せず)を所定量持上げる。同時に、ストッパ片103がアクチュエータ100のハウジング100aを乗り越えて、ストッパ片103が溝106からロッド101の外側に張り出す。
このため、ストッパ片103がハウジング100aの表面に当って、ロッド101を上限に支えることにより、フードを所定量持上げた位置に保持する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、フードを所定量持上げた位置に保持するためには、ロッド保持手段102をストッパ片103、圧縮ばね104及び保持片105で構成し、ストッパ片103、圧縮ばね104及び保持片105をロッド101の溝106に組込まなければならない。このため、車両用フード装置の構成が複雑になる。
また、ロッド101は比較的細いので、細いロッド101に溝106を加工する作業や、溝106にストッパ片103、圧縮ばね104及び保持片105を組込む作業に時間がかかる。このため、車両用フード装置の生産性を高め難く、そのことがコストアップの要因になる。
【0006】
一方、車両が障害物に衝突してフードの後部を所定量持上げたとき、持上げられたフードに車体前方から車体後方に向う押圧力が働くことも考えられる。この場合、フードの後部が浮いているので車体後方に移動する虞れがある。このため、フードの後部がフロントウインドガラス側に必要以上に接近する虞れがあり、フードの後部をフロントウインドガラスに必要以上に接近させない構造にすることが望ましい。
この構造を備えると、車両用フード装置の構成がより複雑になり、コストアップの要因になる。
【0007】
そこで、本発明の目的は、フードを持上げた位置に簡単な構成で保持することができ、かつ持上げたフードの後部がフロントウインドガラスに必要以上に接近することを簡単な構成で防ぐことができる車両用フード装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、車体側のブラケット(31)にピン(55)を介して第1リンク(50)をスイング可能に取付け、この第1リンク(50)に連結ピン(66)を介して第2リンク(60)をスイング可能に取付け、この第2リンク(60)にヒンジピン(68)を介して車両前部のフードを取付け、通常時にはブラケットに第2リンクを載せ、この第2リンクとフードとを結ぶヒンジピンをヒンジ中心として、フードの開閉を行い、車両に障害物が衝突したときにはアクチュエータの作用でフードを持ち上げ、伸張した第1・第2リンクでフードの上昇位置を決める如くに、連結リンク機構兼用のヒンジを備えた車両用フード装置において、第1リンク(50)、第2リンク(60)を夫々向かい合う略L字形に形成し、該第1リンク(50)の上端(50b)と第2リンク(60)の下端(60a)とを前記した連結ピン(66)で連結されており、アクチュエータの作用で前記第1・第2リンクが伸張したのちに、第1リンク(50)が車両後方へ倒れることを防止する第1リンクストッパ(53)を、該第1リンク(50)に設け、第1リンクストッパ(53)に当たるストッパ(39)をブラケット(31)に設けるとともに、第2リンク(60)が車両前方へ倒れるときには、この第2リンク(60)を第1リンク(50)に係合させる第2リンクストッパ(62)を、該第2リンク(60)に設け、第2リンクストッパ(62)は、L字形に形成した第1リンク(50)の凹部に当接するとともに、ピン(55)、連結ピン(66)及びヒンジピン(68)が展開状態において略直線上に位置するように構成したことを特徴とする。
【0009】
第1・第2リンクを伸張させてフードを持上げた後に、第2リンクストッパで第2リンクが車両前方へ倒れることを阻止する。よって、第1・第2リンクの折畳みを防止して、フードを持上げた位置に保持することができる。このように、第2リンクストッパを備えるだけで、フードを持上げた位置に保持することができるので構成を簡単にすることができる。
【0010】
加えて、第1・第2リンクを伸張させてフードを持上げた後に、第1リンクストッパで第1リンクが車両後方へ倒れることを阻止する。よって、持上げたフードが車両後方に移動しないように第1リンクで支え、フードの後端がフロントウインドガラスに必要以上に接近することを防ぐことができる。このように、第1リンクストッパを備えるだけで、フードの後端がフロントウインドガラスに必要以上に接近することを防ぐことができるので構成を簡単にすることができる。
【0011】
また、第1、第2リンクストッパは、第1、第2リンクやブラケットに一体に形成することが可能であり、加工が簡単になり加工時間を短くすることができる。加えて、第1、第2リンクストッパを、第1、第2リンクやブラケットに一体形成したので、第1、第2リンクストッパの組込み作業を除去することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図面に基づいて以下に説明する。ここで、「前」、「後」は運転者から見た方向に従い、図中のFrは前側、Rrは後側を示す。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
【0013】
図1は本発明に係る車両用フード装置を取り付けた車両の側面図である。
車両10は、左右のフロントフェンダ12(左側のみ図示する)間にエンジンルーム14を形成し、エンジンルーム14の上方で且つフロントガラス16の前方に衝撃を吸収する車両用フード装置20を配置したものである。
この車両用フード装置20は、車両10が障害物18に衝突したときに、車両前部のフード21を想像線で示す位置まで持上げるとともに、その持上げた位置にフード21を保持するものである。以下、車両用フード装置20について詳しく説明する。
【0014】
車両用フード装置20は、エンジンルーム14の上部開口を塞ぐ前開き形式のフード21と、フード21の左右後端を押上げてフード21を想像線で示す位置まで持上げる左右のアクチュエータ24(左側のみを示す)と、車両10が障害物18に衝突したことを検出するバンパセンサ26と、センサ26からの検出信号に基づいてアクチュエータ24に駆動信号を伝える制御部29と、フード21の左右後端を支えてフード21を想像線で示す持上げ位置に保持する左右のヒンジ(ヒンジ手段)30(左側のみを示す)とからなる。
【0015】
なお、アクチュエータ24は左右共通部品であり、ヒンジ手段30も左右共通部品である。以下、左側のアクチュエータ24及び左側のヒンジ手段30について説明して、右側のアクチュエータ24及び右側のヒンジ手段30の説明は省略する。
【0016】
フード21は、例えばエンジンルーム14の修理点検のために後部のヒンジピンを支点にして前部を開放可能に構成し、車体フレーム17にロックするためのフードロック22を前部に取り付けたものである。
アクチュエータ24は、車体フレーム17に取付けたものであって、インフレータのガス発生剤を点火してガスを発生させ、そのガスでロッド25を上昇させることにより、ロッド25でフード21を想像線の位置まで持ち上げるものである。
【0017】
図2は本発明に係る車両用フード装置の側面図である。
ヒンジ手段30は、車体フレーム17に下部ブラケット31を取付け、フード21の後端に上部ブラケット41を取付け、上部ブラケット41と下部ブラケット31とに第1リンク50及び第2リンク60を掛け渡したものである。
以下、ヒンジ手段30について詳しく説明する。
【0018】
ヒンジ手段30は、下部ブラケット31に第1リンク50の下端50aをピン55を介してスイング可能に取付け、この第1リンク50の上端50bに第2リンク60の下端60aを連結ピン66を介してスイング可能に取付け、この第2リンク60の上端60bを上部ブラケット41にヒンジピン68を介して取付けたものである。
【0019】
このヒンジ手段30は、通常時には下部ブラケット31の第1ストッパ38に第2リンク60の載せ部64を載せ、この第2リンク60とフード21とを結ぶヒンジピン68をヒンジ中心として、フード21の開閉を行い、図1に示す車両10に障害物18が衝突したときにはアクチュエータ24の作用でフード21を持ち上げ、伸張した第1・第2リンク50,60でフード21の上昇位置を決める連結リンク機構兼用のヒンジである。
【0020】
加えて、ヒンジ手段30は、アクチュエータ24の作用で第1・第2リンク50,60が伸張したのちに、第1リンク50が車両後方へ倒れることを防止する第1リンクストッパ53を第1リンク50に設けるとともに、第2リンク60が車両前方へ倒れるときには、この第2リンク60を第1リンク50に係合させる第2リンクストッパ62を第2リンク60に設けた。
【0021】
図3は本発明に係る車両用フード装置に備えたヒンジ手段の分解斜視図である。
下部ブラケット31は、車体フレーム17(図2に示す)にボルト32,32で取り付ける座33と、座33から車体フレーム17の外側に向けて斜め上方に延した第1折曲部34と、第1折曲部34から鉛直に立上げた第2折曲部35と、第2折曲部35から車体フレーム17の内側に向けて斜め上方に延した第3折曲部36と、第3折曲部36から鉛直に立上げた略台形状の第4折曲部37と、第4折曲部37の上端から上方に延し車体内側に折り曲げた第1ストッパ38と、第1ストッパ38に隣接した第2ストッパ39と、第4折曲部37の上端から上方に延し車体フレーム17の内側に折り曲げたストッパ爪40とからなる。
第4折曲部37はピン55を差し込むための孔37aを備える。
【0022】
上部ブラケット41は、フード21(図2に示す)の裏面にボルト42,42で取り付けるために略L字形に形成した部材であって、鉛直部43の後部にヒンジピン68を差し込むための孔43aを備え、孔43aの近傍に折曲片からなるストッパ44を備える。
第1リンク50は、図2に示すように略L字形に形成した部材で、下端50aの下孔にピン55を差し込むとともに第1リンクストッパ53を備え、上端50bの上孔に連結ピン66を差し込んだものである。
【0023】
第2リンク60は、図2に示すように略L字形に形成した部材で、下端60aに連結ピン66を差し込む下孔61aを開け、この下孔61aの近傍に第2リンクストッパ62を備え、上端60bにヒンジピン68を差し込む上孔61bを開け、この上孔61bの近傍にストッパ爪40を差し込むストッパ孔63を開け、ストッパ孔63の近傍に下部ブラケット31の第1ストッパ38に載置可能な載せ部64を備える。
なお、それぞれのストッパ38,39,44、及び第1、第2リンクストッパ53,62の役割については図5〜図11で詳しく説明する。
【0024】
次に、図3に基づいてヒンジ手段30の組付け手順の一例を説明する。
先ず、下部ブラケット31をボルト32,32で車体フレーム17(図2に示す)に取付ける。第1リンク50の下孔にピン55を差し込み、このピン55を下部ブラケット31の孔37aに差し込んで加締める。これにより、第1リンク50を下部ブラケット31にスイング自在に取付ける。
次に、上部ブラケット41の孔43aにヒンジピン68を差し込み、このヒンジピン68を第2リンク60の上孔61bに差し込んで加締める。これにより、第2リンク60を上部ブラケット41にスイング自在に取付ける。
【0025】
次いで、第2リンクのストッパ孔63にストッパ爪40を差し込むとともに、連結ピン66で第1リンク50及び第2リンク60を連結し、連結ピン66を加締める。これにより、第1リンク50及び第2リンク60を互いにスイング自在に連結し、かつストッパ爪40で第2リンク60を下部ブラケット31につなぐ。
最後に、上部ブラケット41をボルト42,42でフード21(図2に示す)に取付ける。これで、ヒンジ手段30の組付けを完了する。
【0026】
このヒンジ手段30は、図2に示す第1・第2リンク50,60の折り畳み状態において、第2リンク60の載せ部64を下部ブラケット31の第1ストッパ38に載せた状態とすることができる。このため、第2リンク60の下方への移動を第1ストッパ38で規制して、フード21を安定した状態に支えることができる。
【0027】
このヒンジ手段30は、図2に示すように、第2リンク60を下部ブラケット31につなぐストッパ爪40を下部ブラケット31に備える。ストッパ爪40は、アクチュエータ24が作動したときには第2リンク60から外れるが、通常のフード開閉力では結合状態を維持する剛性を有し、通常時でのフード21の浮上りを防止することができる。
【0028】
また、ヒンジ手段30は、図2に示すように下部ブラケット31の傾斜部31aに沿って第2リンク60を配置することで、第2リンク60を車両前方に向けて下向きに傾斜させることができる。このため、下部ブラケット31のピン55取付け位置を車体フレーム17(図2に示す)から比較的高い位置に設定することができる。
これにより、フード21に障害物が当った際に潰れやすいように下部ブラケット31の形状を決めることができる。なお、下部ブラケット31の形状については図4で詳しく説明する。
【0029】
図4は図2の4−4線断面図である。
下部ブラケット31は、例えば軟鋼で形成した部材で、第2折曲部35、第3折曲部36及び第4折曲37部を略コ字断面に折り曲げて潰れやすい形状にした。このため、下部ブラケット31に上方からの荷重がかかったとき、第2折曲部35、第3折曲部36及び第4折曲部37を潰して衝撃を吸収することができる。
【0030】
また、下部ブラケット31の第4折曲部37にピン55で第1リンク50を取り付け、下部ブラケット31のストッパ爪40を第2リンク60のストッパ孔63に差し込み、第2リンク60をヒンジピン68で上部ブラケット41に取り付けた状態を示す。
【0031】
ストッパ爪40は、下部ブラケット31と同じ軟鋼で形成した部材であり、通常のフード開閉力や通常の車両走行時にはストッパ孔63に差し込んだ結合状態を維持することができ、アクチュエータ24が作動したときには変形してストッパ孔63から外れるように剛性を設定した部材である。
【0032】
このため、ストッパ爪40で第2リンク60を下部ブラケット31につなぐこと、すなわちストッパ爪40をストッパ孔63に差し込むことにより、第1・第2リンク50,60の伸張を防いで、通常時でのフード21の浮上りを防止することができる。
【0033】
図5(a),(b)は本発明に係る車両用フード装置の第1作用説明図であり、エンジンルームの修理点検のためにフードを開ける例を説明する。
(a)において、ストッパ爪40をストッパ孔63に差し込むことで第1・第2リンク50,60を折り畳んだ状態に保ち、この状態でフード21前部のフードロック機構22(図1に示す)を解除して、フード21の後端側のヒンジピン68を軸にして矢印▲1▼の如く開ける。
【0034】
(b)において、フード21を全開位置まで開けることにより、上部ブラケット41のストッパ44が下部ブラケット31の第1ストッパ38に当り、フード21の開放を規制する。この場合、第2リンク60をヒンジピン68を軸にして時計廻り方向に回転させようとする力が働くが、ストッパ爪40をストッパ孔63に差し込んであるので第2リンク60の回転を阻止することができる。
フード21を開くことにより、エンジンルーム内の機器を上方から保守・点検を行うことができる。
【0035】
次に、車両用フード装置20の作用を説明する。
先ず、図1に戻って、車両10の走行中に障害物18に衝突すると、バンパセンサ26が衝突を検出してセンサ26から制御部29に検出信号を伝える。制御部29からアクチュエータ24に駆動信号を伝え、アクチュエータ24にロッド25を突出させようとするガス圧がかかる。アクチュエータ24のロッド25にガス圧が作用することにより、ロッド25をガス圧で瞬時に上昇させてフード21に矢印の如くF1の持上げ力をかける。
【0036】
次に、図4に示すようにフード21にF1の持上げ力をかけることで、上部ブラケット41、ヒンジピン68及び第2リンク60のストッパ孔63を介してストッパ爪40を上方に持ち上げようとする力F2がかかる。
これにより、ストッパ爪40を上方に延びるように変形させてストッパ孔63から外す。
【0037】
図6(a),(b)は本発明に係る車両用フード装置の第2作用説明図であり、(b)は(a)のb−b線断面図を示す。
(a)において、ストッパ爪40がストッパ孔63から外れることにより、第2リンク60が連結ピン66を軸にして反時計廻り方向にスイングし、同時に第1リンク50がピン55を軸にして時計廻り方向にスイングする。
よって、第1・第2リンク50,60が伸張を開始することにより、フード21をフードロック機構22(図1に示す)を軸にして矢印▲2▼の如く上昇をする。
(b)は、ストッパ爪40が上方に延びることで変形し、ストッパ孔63から外れた状態を示す。
【0038】
図7(a),(b)は本発明に係る車両用フード装置の第3作用説明図である。
(a)において、ロッド25の持上げ力F1でフード21を矢印▲2▼の如く引続き持ち上げる。ヒンジピン68が上昇することで、第1、第2リンク50,60が途中まで伸張した状態になる。
【0039】
(b)において、第1・第2リンク50,60が完全に伸張することにより、ピン55、連結ピン66及びヒンジピン68が直線70上に位置する。これにより、第1・第2リンク50,60でフード21の上昇を規制し、フード21を上限位置P1に静止させる。
【0040】
フード21が静止した後、フード21の自重でフードが下降しようとする。よって、フード21の自重が第1・第2リンク50,60にかかり、第1・第2リンク50,60を折り畳もうとする。
しかし、ピン55、連結ピン66及びヒンジピン68が直線70上に位置しているので、フード21の自重がかかっても第1・第2リンク50,60は折り畳まれない。このため、第1・第2リンク50,60でフード21を保持することができる。
【0041】
この状態で、フード21に障害物18が落下すると、外力F3が矢印の如くかかりフード21が凹む。これにより、ヒンジピン68に矢印の如く外力F4が作用し、第2リンク60を連結ピン66を軸にして矢印▲3▼の如く車両前方へ倒れようとする。
このとき、第2リンク60の第2リンクストッパ62を第1リンク50に当てることにより、第2リンク60を第1リンク50に係合させる。よって、第2リンク60が車両前方へ倒れることを阻止することができる。
即ち、図7の(b)の第1リンク50の上端部50bと第2リンク60の下端部60aとを連結する連結ピン66下方に設けられた第1リンク50の凹部に、第2リンクストッパ62は当接する。
【0042】
一方、第1リンク50をピン55を軸にして車両後方へ倒そうとする力がかかった場合、下部ブラケット31の第2ストッパ39に第1リンク50の第1リンクストッパ53を当てることで、第1リンク50が車両後方へ倒れることを阻止することができる。
【0043】
第1・第2リンク50,60を伸張させてフード21を持上げた際に、ピン55、連結ピン66及びヒンジピン68を直線70上に位置させて、フード21の自重で第1・第2リンク50,60が折り畳まれることを阻止する。
加えて、フード21に障害物18が落下した際に、第2リンクストッパ62で第2リンク60が車両前方へ倒れることを阻止する。よって、第1・第2リンク50,60の折畳みを防止して、フード21を持上げた上限位置P1に保持することができる。このように、第2リンクストッパ62を備えるだけで、フード21を持上げた位置に保持することができるのでフード21を保持する機構の構成を簡単にすることができる。
【0044】
また、第1、第2リンクストッパ53,62は、第1、第2リンク50,60に一体に形成することが可能であり、加工が簡単になり加工時間を短くすることができる。加えて、第1、第2リンクストッパ53,62を、第1、第2リンク50,60に一体形成したので、第1、第2リンクストッパ53,62の組込み作業を除去することができる。
【0045】
図8は本発明に係る車両用フード装置の第4作用説明図である。
フード21を想像線で示す位置から実線で示す位置まで所定量持ち上げることにより、フード21からエンジンルーム14に収納したエンジン等の機器19までの距離を大きくすることができる。従って、フード21の下向きの変形量を充分に確保することができる。
このため、障害物18がフード21に落下して矢印の如く外力F3がかかっても、フード21の凹み部21aを想像線で示すように大きく確保することができる。従って、障害物18に及ぼす衝撃を確実に吸収することができる。
【0046】
加えて、図4に示すように下部ブラケット31の第2折曲部35、第3折曲部36及び第4折曲37部を略コ字断面に折り曲げて潰れやすい形状にした。よって、障害物18がフード21に落下して矢印の如く外力F3がかかった際に、第2折曲部35、第3折曲部36及び第4折曲部37を潰して衝撃を吸収することができる。従って、障害物18に及ぼす衝撃をより確実に吸収することができる。
【0047】
また、フード21の凹み量を想像線で示すように大きくしても、凹み部21aがエンジンルームの機器19に当ることがないので、機器19を障害物18から保護することができる。
【0048】
次に、壁等の障害物に車両10が衝突したときの、車両用フード装置20の作用を図9〜図11に基づき説明する。
図9は本発明に係る車両用フード装置の第5作用説明図であり、壁等の比較的頑丈な障害物80に車両10が衝突したことを示す。
車両10が障害物80に衝突した際に、バンパセンサ26の検出信号に基づいて制御部29からアクチュエータ24に駆動信号を伝え、アクチュエータ24でフード21の後部を持上げる。第1・第2リンク50,60が伸張してピン55、連結ピン66及びヒンジピン68が直線70上に位置する。よって、第1・第2リンク50,60が折り畳まれる防いで、フード21を持上げた位置に保持する。
このとき、車両10のエンジンルーム14が変形することにより、フード21が車両後方に押され、第2リンク60を連結ピン66を軸にして車両後方に倒そうとする力F5が作用する。
【0049】
図10は本発明に係る車両用フード装置の第6作用説明図である。
第2リンク60に外力F5が作用することにより、第2リンク60が連結ピン66を軸にして車両後方に倒れる。
次に、第1リンク50をピン55を軸にして車両後方に倒そうとする力F6が連結ピン66に作用する。このとき、下部ブラケット31の第2ストッパ39に第1リンク50の第1リンクストッパ53が当っているので、第1リンク50が車両後方へ倒れることを阻止することができる。
【0050】
従って、フード21に取付けた上部ブラケット41の先端部、すなわちストッパ44が車両後方へ移動することを制限することができる。従って、上部ブラケット41のストッパ44が、フロントウインドガラス82へ必要以上に接近することはない。
【0051】
第1・第2リンク50,60を伸張させた後、第1リンクストッパ53で第1リンク50が車両後方へ倒れることを阻止する。よって、持上げたフード21が車両後方に移動しないように第1リンク50で支え、フード21の後端、すなわち、上部ブラケット41のストッパ44がフロントウインドガラス82に必要以上に接近することを防ぐことができる。
このように、下部ブラケット31の第2ストッパ39に当てる第1リンクストッパ53を備えるだけで、フード21の後端がフロントウインドガラス82に必要以上に接近することを防ぐことができるので構成を簡単にすることができる。
【0052】
図11は本発明に係る車両用フード装置の第7作用説明図である。
上部ブラケット41のストッパ44が車両後方に移動することを制限することにより、車両10のエンジンルーム14の変形に伴い、フード21の中央が盛り上がり山形に変形する。このように、車両10が障害物80に衝突した際に、エンジンルーム14やフード21が変形することにより衝突による衝撃力を吸収することができる。
【0053】
なお、前記実施の形態では、第1リンクストッパ53を第1リンク50に設けた例について説明したが、第1リンクストッパ53は第1リンク50と下部ブラケット31との間に設けてあればよく、第1リンクストッパ53を下部ブラケット31に設けてもよい。
また、第2リンクストッパ62を第2リンク60に設けた例について説明したが、第2リンクストッパ62は第2リンク60と第1リンク50との間に設けてあればよく、第2リンクストッパ62を第1リンク50に設けてもよい。
さらに、下部ブラケット31を、一例として軟鋼で形成した部材として説明したが、材質は適宜選択することができる。
【0054】
前記実施の形態では、アクチュエータ24やヒンジ手段30を車体フレーム17の左右側に各々2個取り付けた例を説明したが、アクチュエータ24及びヒンジ手段30は車体フレーム17の一方の側に取り付けるだけでもよい。これにより、部品点数をより減らしてコストアップをより抑えることができる。
また、アクチュエータ24を車体フレーム17に取り付けたが、例えばアクチュエータ24をフード21側に取り付けてもよい。
【0055】
前記実施の形態では、フード21が上限位置P1に到達するまでアクチュエータ24のロッド25で持上げる例について説明したが、アクチュエータ24のロッド25でフード21を蹴り上げるようにしてもよい。ロッド25のストロークを小さくすることができるので、アクチュエータ24の小型化を図ることができる。
【0056】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、車体側のブラケット(31)にピン(55)を介して第1リンク(50)をスイング可能に取付け、この第1リンク(50)に連結ピン(66)を介して第2リンク(60)をスイング可能に取付け、この第2リンク(60)にヒンジピン(68)を介して車両前部のフードを取付け、通常時にはブラケットに第2リンクを載せ、この第2リンクとフードとを結ぶヒンジピンをヒンジ中心として、フードの開閉を行い、車両に障害物が衝突したときにはアクチュエータの作用でフードを持ち上げ、伸張した第1・第2リンクでフードの上昇位置を決める如くに、連結リンク機構兼用のヒンジを備えた車両用フード装置において、第1リンク(50)、第2リンク(60)を夫々向かい合う略L字形に形成し、該第1リンク(50)の上端(50b)と第2リンク(60)の下端(60a)とを前記した連結ピン(66)で連結されており、アクチュエータの作用で前記第1・第2リンクが伸張したのちに、第1リンク(50)が車両後方へ倒れることを防止する第1リンクストッパ(53)を、該第1リンク(50)に設け、第1リンクストッパ(53)に当たるストッパ(39)をブラケット(31)に設けるとともに、第2リンク(60)が車両前方へ倒れるときには、この第2リンク(60)を第1リンク(50)に係合させる第2リンクストッパ(62)を、該第2リンク(60)に設け、第2リンクストッパ(62)は、L字形に形成した第1リンク(50)の凹部に当接するとともに、ピン(55)、連結ピン(66)及びヒンジピン(68)が展開状態において略直線上に位置するように構成したので、第1・第2リンクを伸張させてフードを持上げた後の状態でピン(55)、連結ピン(66)及びヒンジピン(68)が展開状態においては略直線上に位置することとなり、フードの自重がかかっても第1・第2リンクは折り畳まれない。このため、第1・第2リンクでフードを保持することができるとともに、第1・第2リンクを伸長させてフードを持ち上げた後に、第2リンクストッパで第2リンクが車両前方へ倒れることを阻止する。よって、第1・第2リンクの折畳みを防止して、フードを持上げた位置に保持することができる。このように、第2リンクストッパを備えるだけで、フードを持上げた位置に保持することができるので構成を簡単にすることができる。従って、生産性を高めて、コスト低減を図ることができる。
【0057】
加えて、第1・第2リンクを伸張させてフードを持上げた後に、第1リンクストッパで第1リンクが車両後方へ倒れることを阻止する。よって、持上げたフードが車両後方に移動しないように第1リンクで支え、フードの後端がフロントウインドガラスに必要以上に接近することを防ぐことができる。このように、第1リンクストッパを備えるだけで、フードの後端がフロントウインドガラスに必要以上に接近することを防ぐことができるので構成を簡単にすることができる。従って、生産性を高めて、コスト低減を図ることができる。
【0058】
また、第1、第2リンクストッパは、第1、第2リンクやブラケットに一体に形成することが可能であり、加工が簡単になり加工時間を短くすることができる。加えて、第1、第2リンクストッパを、第1、第2リンクやブラケットに一体形成したので、第1、第2リンクストッパの組込み作業を除去することができる。従って、車両用フード装置の生産性を高めて、コスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用フード装置を取り付けた車両の側面図
【図2】本発明に係る車両用フード装置の側面図
【図3】本発明に係る車両用フード装置に備えたヒンジ手段の分解斜視図
【図4】図2の4−4線断面図
【図5】本発明に係る車両用フード装置の第1作用説明図
【図6】本発明に係る車両用フード装置の第2作用説明図
【図7】本発明に係る車両用フード装置の第3作用説明図
【図8】本発明に係る車両用フード装置の第4作用説明図
【図9】本発明に係る車両用フード装置の第5作用説明図
【図10】本発明に係る車両用フード装置の第6作用説明図
【図11】本発明に係る車両用フード装置の第7作用説明図
【図12】従来の車両用フード装置の作用図
【符号の説明】
10…車両、17…車体(車体フレーム)、18…障害物、20…車両用フード保持装置、21…フード、24…アクチュエータ、30…ヒンジ(ヒンジ手段)、31…ブラケット(下部ブラケット)、50…第1リンク、53…第1リンクストッパ、55…ピン、60…第2リンク、62…第2リンクストッパ、66…連結ピン、68…ヒンジピン。

Claims (1)

  1. 車体側のブラケット(31)にピン(55)を介して第1リンク(50)をスイング可能に取付け、この第1リンク(50)に連結ピン(66)を介して第2リンク(60)をスイング可能に取付け、この第2リンク(60)にヒンジピン(68)を介して車両前部のフードを取付け、通常時にはブラケットに第2リンクを載せ、この第2リンクとフードとを結ぶヒンジピンをヒンジ中心として、フードの開閉を行い、車両に障害物が衝突したときにはアクチュエータの作用でフードを持ち上げ、伸張した第1・第2リンクでフードの上昇位置を決める如くに、連結リンク機構兼用のヒンジを備えた車両用フード装置において、
    前記第1リンク(50)、第2リンク(60)を夫々向かい合う略L字形に形成し、該第1リンク(50)の上端(50b)と第2リンク(60)の下端(60a)とを前記した連結ピン(66)で連結されており、
    アクチュエータの作用で前記第1・第2リンクが伸張したのちに、第1リンク(50)が車両後方へ倒れることを防止する第1リンクストッパ(53)を、該第1リンク(50)に設け、第1リンクストッパ(53)に当たるストッパ(39)をブラケット(31)に設けるとともに、第2リンク(60)が車両前方へ倒れるときには、この第2リンク(60)を第1リンク(50)に係合させる第2リンクストッパ(62)を、該第2リンク(60)に設け、
    前記第2リンクストッパ(62)は、前記L字形に形成した第1リンク(50)の凹部に当接するとともに、
    前記ピン(55)、連結ピン(66)及びヒンジピン(68)が展開状態において略直線上に位置するように構成した、
    ことを特徴とする車両用フード装置。
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