JPH1134925A - 跳ね上げ式フード - Google Patents

跳ね上げ式フード

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JPH1134925A
JPH1134925A JP9195963A JP19596397A JPH1134925A JP H1134925 A JPH1134925 A JP H1134925A JP 9195963 A JP9195963 A JP 9195963A JP 19596397 A JP19596397 A JP 19596397A JP H1134925 A JPH1134925 A JP H1134925A
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清孝 尾崎
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徹雄 槙
Yasukuni Matsuura
康城 松浦
Ichiro Kaneishi
一郎 金石
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/34Protecting non-occupants of a vehicle, e.g. pedestrians
    • B60R21/38Protecting non-occupants of a vehicle, e.g. pedestrians using means for lifting bonnets

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フードの後端が跳ね上がった状態で車両が壁
等に衝突した場合に、フードの後端がフロントガラスに
当接する恐れを解消することができる跳ね上げ式フード
を提供する。 【解決手段】 車両の前端と障害物との衝突を検出して
フード2の後端が跳ね上がる跳ね上げ式フードにおい
て、車両の前端部が潰れる車両衝突の際に車室空間を確
保するための高剛性車体部3aに車体3側の連結部位3
1を設ける。その連結部位31より車両前後方向後方で
フード2にフード2側の連結部位32を設ける。車体3
側及びフード2側の両連結部位31,32を連結部材2
0によって連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行中の車両が障
害物(例えば歩行者)に衝突した場合に、障害物がフー
ド上に倒れ込んで車両と二次衝突する際の障害物の衝撃
を吸収緩和して、障害物を保護する跳ね上げ式フードに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図22は、実開昭49−110432号
公報に記載されているものであって、従来技術の一例を
示している。この跳ね上げ式フードAは、フードBの後
端部の下側に、バネCで上方へ付勢され通常はロック部
材Eにより下方位置に保持された突き上げロッドDが配
置されており、車両の先端と障害物との衝突時には、そ
の衝撃力によってロック部材Eのロックが機械的に解除
され、突き上げロッドDが上昇してフードBの後端が跳
ね上がるものである。
【0003】このため、跳ね上げ式フードAは、車両が
歩行者等と衝突した場合には、フードBの後端が跳ね上
がってフードBとエンジンルーム内の構造物との間の空
間を広げ、歩行者等がフード上に倒れ込んで車両と二次
衝突する際の歩行者等の衝撃を吸収して緩和することが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この跳
ね上げ式フードAには、フードBの後端が跳ね上がった
状態で壁や対向車等に車両が前面から衝突した場合に、
エンジンルームが潰れて、フードBの後端が後方のフロ
ントガラスF側へ移動する可能性がある。
【0005】そこで、本発明では、フードの後端が跳ね
上がった状態で車両が前面から壁等に衝突した場合に、
フードの後端がフロントガラス側へ移動する可能性を無
くすことができる跳ね上げ式フードを提供することを課
題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、請求項1の発明では、車両の前端と障害
物との衝突を検出してフードの後端が跳ね上がる跳ね上
げ式フードにおいて、車両の前端部が潰れる車両衝突の
際に車室空間を確保するための高剛性車体部に車体側の
連結部位を設け、該連結部位より車両前後方向後方で前
記フードにフード側の連結部位を設け、車体側及びフー
ド側の両連結部位を連結部材によって連結した、という
構成を採用している。
【0007】この請求項1の発明では、フードの後端が
跳ね上がった状態で壁や対向車等に車両が前面から衝突
した場合には、車両の前端部が潰れて、車両のフードは
フロントガラスへ向かって移動しようとする。
【0008】しかし、高剛性車体部は、車両の前端部が
潰れる車両衝突の際に車室空間を確保するので、高剛性
車体部に設けた車体側の連結部位は、車両の前端部が潰
れても潰れず、従って、フロントガラスへ向かって移動
しない。
【0009】このため、この車体側の連結部位と、該連
結部位より車両前後方向後方でフードに設けたフード側
の連結部位とを連結部材によって連結した請求項1の発
明では、フードの後端が跳ね上がった状態で車両が前面
から壁等に衝突した場合に、車両の前端部の潰れにより
フロントガラスへ向かって移動しようとするフードを連
結部材で引き止めることができる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の跳ね上
げ式フードであって、連結部材がワイヤであることを特
徴とするものである。
【0011】このため、請求項2の発明では、連結部材
の取り扱いが容易であり、車両の前端と障害物との衝突
を検出してフードの後端が跳ね上がる際の連結部材の追
従性が良く、フード側及び車体側の両連結部位と連結部
材との連結に場所をとらず、しかも、連結部材を車両に
コンパクトに収納することができる。
【0012】請求項3の発明は、請求項2記載の跳ね上
げ式フードであって、前記両連結部位にワイヤを固着さ
せたことを特徴とするものである。
【0013】このため、請求項3の発明では、ワイヤを
フード側及び車体側の両連結部位に、単純な構造で、か
つ強固に取り付けることができる。
【0014】請求項4の発明は、請求項2記載の跳ね上
げ式フードであって、前記両連結部位の少なくとも一方
にワイヤを回転可能に取り付けたことを特徴とするもの
である。
【0015】このため、請求項4の発明では、ワイヤが
回転可能な方向へのワイヤの揺れに対しては、両連結部
位の少なくとも一方の連結部位とワイヤとの連結部に曲
げモーメントが発生せず、従って、車両の振動時に前記
連結部に発生する曲げモーメントを削減することができ
る。
【0016】請求項5の発明は、請求項4記載の跳ね上
げ式フードであって、前記両連結部位の少なくとも一方
に、ワイヤを車両前後方向へ回転可能に取り付けたこと
を特徴とするものである。
【0017】このため、請求項5の発明では、車両前後
方向へのワイヤの揺れに対しては、両連結部位の少なく
とも一方の連結部位とワイヤとの連結部に曲げモーメン
トが発生せず、従って、車両の振動時に前記連結部に発
生する曲げモーメントを削減することができると共に、
車両の加減速時に前記連結部には曲げモーメントが発生
しない。
【0018】請求項6の発明は、請求項2記載の跳ね上
げ式フードであって、車両の前端が障害物に衝突したこ
とを検出する衝突検出手段と、フードの後端を跳ね上げ
るアクチュエータと、前記衝突検出手段からの検出信号
によって前記アクチュエータを作動させる制御手段と、
フードを閉じた状態でフードの前端を車体にロックする
フードロック機構と、フードの後端を定位置に拘束して
フードを開閉可能に支持し、前記アクチュエータの作動
によって前記拘束が解除されるヒンジ機構とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0019】このため、請求項6の発明では、車両の前
端が障害物に衝突したことを衝突検出手段が検出する
と、制御手段がアクチュエータを作動させ、このアクチ
ュエータの作動によりヒンジ機構におけるフードの後端
の定位置での拘束を解除してフードの後端を跳ね上げ
る。
【0020】加えて、請求項6の発明では、通常は、ヒ
ンジ機構がフードの後端を定位置に拘束してフードを開
閉可能に支持しているので、フードの前端を車体にロッ
クするフードロック機構のロックを解除することによ
り、フードの前端を上下方向へ自由に開閉することがで
きる。
【0021】請求項7の発明は、請求項6記載の跳ね上
げ式フードであって、前記ヒンジ機構は、前記フードの
後端部に設けられたフード側リンクと、車体に設けられ
た車体側リンクと、該車体側リンクに一端が摺動可能に
結合されフード側リンクに他端が支点ピンを介して回転
可能に結合され、前記アクチュエータの作動により起立
してフードの後端を跳ね上げ位置に保持する中間リンク
と、車体側リンクに設けられ前記支点ピンを回転可能に
ロックしてフードの後端を定位置に拘束すると共にフー
ドを開閉可能に支持し、前記アクチュエータの作動によ
って前記ロックが解除される支点ピンロック機構とを備
えていることを特徴とするものである。
【0022】このため、請求項7の発明では、車両の前
端が障害物に衝突してアクチュエータが作動すると、ヒ
ンジ機構は、支点ピンロック機構における支点ピンのロ
ックが解除され、中間リンクの一端が摺動し中間リンク
が起立してフードの後端を跳ね上げ位置に保持する。
【0023】加えて、ヒンジ機構は、通常は、車体側リ
ンクに設けられた支点ピンロック機構が、支点ピンを回
転可能にロックしてフードの後端を定位置に拘束すると
共にフードを開閉可能に支持するので、支点ピンを回転
中心としてフードの前端の開閉を可能にする。
【0024】請求項8の発明は、請求項7記載の跳ね上
げ式フードであって、前記支点ピンに前記ワイヤを支点
ピンの軸回りに回転可能に取り付けて、支点ピンに前記
フード側の連結部位を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0025】このため、請求項8の発明では、エンジン
ルームの点検等でフードの前端を開閉する際に、ワイヤ
に余計な力が加わらない。
【0026】請求項9の発明は、請求項7記載の跳ね上
げ式フードであって、前記フードの後端が前記跳ね上げ
位置に位置する際の前記支点ピンと前記車体側の連結部
位とを結ぶ線より下方に、前記フード側の連結部位を設
けたことを特徴とするものである。
【0027】このため、請求項9の発明では、フードの
後端が跳ね上がった状態で車両が壁等に衝突した場合
に、車両の前端部の潰れによりフロントガラスへ向かっ
て移動しようとするフードをワイヤが引き止めて、ワイ
ヤに張力が発生すると共に、フードには、支点ピンと車
体側の連結部位とを結ぶ線からフード側の連結部位まで
の距離を前記張力に掛けた曲げモーメントが支点ピン回
りに発生し、その曲げモーメントによってフードは車両
前後方向中央部から容易に折曲される。
【0028】請求項10の発明は、請求項7記載の跳ね
上げ式フードであって、前記フード側リンクにブラケッ
トを設け、該ブラケットに前記フード側の連結部位を設
けたことを特徴とするものである。
【0029】このため、請求項10の発明では、ブラケ
ットを介してフード側リンクにフード側の連結部位を設
けることができる。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明では、フードの後端が跳
ね上がった状態で車両が前面から壁等に衝突した場合
に、車両の前端部の潰れによりフロントガラスへ向かっ
て移動しようとするフードを連結部材で引き止めること
ができるので、フードの後端がフロントガラス側へ移動
する可能性を無くすことができる。
【0031】請求項2の発明では、連結部材の取り扱い
が容易であるので、フード側及び車体側の両連結部位へ
の連結部材の取り付け取り外しの際の作業性が向上す
る。
【0032】また、請求項2の発明では、車両の前端と
障害物との衝突によりフードの後端が跳ね上がる際の連
結部材の追従性が向上するので、フードの後端を跳ね上
げるための設計の自由度が大きくなる。
【0033】更に、請求項2の発明では、フード側及び
車体側の両連結部位と連結部材との連結に場所をとら
ず、しかも、連結部材を車両にコンパクトに収納するこ
とができるので、本発明に係る跳ね上げ式フードの小型
化が可能になる。
【0034】請求項3の発明では、ワイヤをフード側及
び車体側の両連結部位に、単純な構造で、かつ強固に取
り付けることができるので、フード及び車体とワイヤと
の連結に対する信頼性が向上する。
【0035】請求項4の発明では、フード側及び車体側
の両連結部位の少なくとも一方の連結部位とワイヤとの
連結部に車両振動時に発生する曲げモーメントを削減す
ることができるので、フード及び車体とワイヤとの連結
に対する長期的な信頼性が向上する。
【0036】請求項5の発明では、車両の振動時に前記
連結部に発生する曲げモーメントを削減することができ
ると共に、車両の加減速時に前記連結部には曲げモーメ
ントが発生しないので、請求項4の発明と比べて、フー
ド及び車体とワイヤとの連結に対する信頼性が更に向上
する。
【0037】請求項6の発明では、車両の前端が障害物
に衝突すると、アクチュエータの作動によりヒンジ機構
におけるフードの後端の定位置での拘束を解除してフー
ドの後端を跳ね上げ、通常はフードの前端を上下方向へ
自由に開閉することができるので、車両の前端と障害物
との衝突時にはフードの後端が跳ね上がり、通常はフー
ドの前端を開けてエンジンルームの点検等をすることが
できる。
【0038】請求項7の発明では、車両の前端が障害物
に衝突してアクチュエータが作動すると、ヒンジ機構の
中間リンクが起立してフードの後端を跳ね上げ位置に保
持するので、フードとエンジンルーム内の構造物との間
の空間を確実に広げ、歩行者等の障害物がフード上に倒
れ込んで車両と二次衝突する際の障害物の衝撃を中間リ
ンクで吸収して緩和することができる。
【0039】また、請求項7の発明では、通常は、ヒン
ジ機構の支点ピンを回転中心としてフードの前端を開閉
することができるので、請求項6の発明と同様、フード
の前端を開けてエンジンルームの点検等をすることがで
きる。
【0040】請求項8の発明では、エンジンルームの点
検等でフードの前端を開閉する際にワイヤに余計な力が
加わらないので、ワイヤの長期的な信頼性が向上する。
【0041】請求項9の発明では、フードの後端が跳ね
上がった状態で車両が壁等に衝突した場合に、フードに
は曲げモーメントが支点ピン回りに発生し、フードは車
両前後方向中央部から容易に折曲されるので、ワイヤに
かかる最大荷重を低減させることができ、従って、フー
ド及び車体とワイヤとの連結構造の軽量化及び小型化を
図ることができる。
【0042】請求項10の発明では、ブラケットを介し
てフード側リンクにフード側の連結部位を設けることが
できるので、フードにワイヤを強固に取り付けることが
でき、フードとワイヤとの連結に対する信頼性が向上す
る。
【0043】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1〜図13は、請求項1,2,4〜
8記載の各発明を併せて実施した実施の形態の一例であ
る第1実施形態を示しており、図1は、第1実施形態に
係る自動車の前側部を示す説明図であり、図2は、第1
実施形態に係るブロック図であり、図3は、図1に示す
ものの説明図であって、(a)はフード跳ね上げ時の状
態を、(b)は障害物との衝突時の状態を示している。
【0044】図1に示すように、この自動車1は、フー
ド2の後端部に、通常はフード2を定位置に拘束して開
閉自在に支持し車両の前端と障害物との衝突時には前記
拘束が解除されるヒンジ機構11を備え、フード2の前
端部に、フード2を閉じた状態でフード2の前端を車体
3にロックするフードロック機構12を備えている。
【0045】また、自動車1は、フロントバンパ4に、
車両の前端と障害物との衝突を検出するバンパセンサ1
3を備え、車速を検出する速度センサ14と、バンパセ
ンサ13及び速度センサ14からの両検出信号を入力し
てアクチュエータ15へ信号を出力する制御手段として
のコントローラ16(図2参照)も備えている。
【0046】アクチュエータ15は、フロントサスペン
ションのショックアブソーバ等を車体3に連結するスト
ラットタワー5上に配設されており、図3(a)に示す
ように、コントローラ16からの信号を受けてエアバッ
グ17を膨らませ、このエアバッグ17の膨張力によっ
てフード2の後端を跳ね上げるものである。
【0047】ところで、ストラットタワー5は、図3
(b)に示すように、自動車1が前面から壁18等に衝
突した際の自動車1のフロント部6の潰れを、ストラッ
トタワー5より車両前後方向X前方の前端部6aで阻止
している。
【0048】すなわち、自動車1は、前端部6aが前記
衝突の際の衝撃を吸収するためのクラッシャブルゾーン
であり、ストラットタワー5を含めてストラットタワー
5より車両前後方向X後方のフロント部6が高剛性ゾー
ンであって、前記衝突の際に車室空間7を確保してい
る。従って、車体3における前記高剛性ゾーンを形成す
る部位が、車両の前端部6aが潰れる車両衝突の際に車
室空間7を確保するための高剛性車体部3aであり、こ
の高剛性車体部3aに、後述する車体3側の連結部位3
1(図3(a)参照)が位置している。
【0049】なお、図1,図3において、符号8はフロ
ントガラスを示し、図3(a)において、符号20は、
ワイヤである連結部材を示し、符号60は、ヒンジ機構
の中間リンクを示している。
【0050】ここで、コントローラ16の働きを更に説
明する。図4は、コントローラ16の働きを示すフロー
チャートである。コントローラ16は、ステップS1に
おいて車速Vが設定車速より大きいか否かを判断し、ス
テップS2においてバンパセンサ13がONであるか否
かを判断して、共にYESの場合にステップS3におい
てアクチュエータ15を作動させる。
【0051】なお、ステップS1において車速の条件を
入れたのは、停車中の車両にいたずら等で衝撃が加えら
れた時にアクチュエータ15がむやみに作動しないよう
にするためである。従って、バンパセンサ13と速度セ
ンサ14とは、車両の先端が障害物に衝突したことを検
出する衝突検出手段を構成している。
【0052】次に、ヒンジ機構11について説明する。
図5は、ヒンジ機構の周辺を示す正面図であり、図6
は、図5中のヒンジ機構を示す平面図であり、図7は、
図6に示すものの右側面図である。
【0053】図5〜図7に示すように、ヒンジ機構11
は、フード側リンク40と車体側リンク50と中間リン
ク60とを具備している。フード側リンク40は、車両
前後方向Xと平行に配置されてフード2の下面にボルト
固定され、車体側リンク50は、車両前後方向Xと平行
に配置されて車体3の高剛性車体部3a上にボルト固定
されている。
【0054】フード側リンク40の後端部には支点ピン
41が車幅方向Yと平行に取り付けられ、車体側リンク
50の後端側上部にはフック部51が形成され、そのフ
ック部51に支点ピン41が係合されており、車体側リ
ンク50には、その前端部から中央部に至る摺動孔52
が貫設され、その摺動孔52の後端には下方へ凹んだ鍵
部53が形成されている。
【0055】中間リンク60は、フード側リンク40と
車体側リンク50との間に配設され、一端に植設された
摺動ピン61が車体側リンク50の摺動孔52に摺動自
在に取り付けられ、他端が支点ピン41に回転自在に取
り付けられている。
【0056】車体側リンク50におけるフック部51の
下方には、支持ピン54が車幅方向Yと平行に取り付け
られ、この支持ピン54には、ロック片70の中間部が
回転自在に取り付けられている。
【0057】このロック片70は、その上部に、車体側
リンク50のフック部51と協働して支点ピン41を回
転自在にロックするロック部71が形成され、下部に、
ロック部71を支点ピン41へ押し付けるためのバネで
ある弾性体72の一端が取り付けられており、この弾性
体72は、その他端が車体側リンク50の前端部に取り
付けられて、ロック片70の下部を車両前後方向Xの前
方へ引っ張っている。なお、図6,図7において、符号
22は、後述する連結部材の取付部材を示している。
【0058】図8,図9は、ヒンジ機構の作用説明図で
ある。以上説明したヒンジ機構11では、通常時におい
ては、エンジンルームの点検等のためにフードロック機
構12のロックを手動で解除してフード2の先端を持ち
上げると、図8に示すように、フード2は、ヒンジ機構
11の支点ピン41を回転中心として時計回りWに回動
し、先端が持ち上がる。逆にフード2を閉じる場合に
は、フード2の先端を下ろすことにより、フード2は、
ヒンジ機構11の支点ピン41を回転中心として反時計
回りCWに回動し、フードロック機構12によって車体
3にロックされる。
【0059】走行中に自動車1の前端が障害物と衝突し
た場合には、アクチュエータ15が作動してエアバッグ
17が膨らみ、このエアバッグ17の膨張力が弾性体7
2の弾撥力に打ち勝って、車体側リンク50のフック部
51とロック片70のロック部71との協働による支点
ピン41のロックを解除し、図9に示すように、フード
2の後端を跳ね上げる。このとき、中間リンク60は、
摺動ピン61が車体側リンク50の摺動孔52に沿って
摺動孔52の鍵部53まで摺動し、摺動ピン61が鍵部
53に保持されて、フード2の後端を跳ね上げ位置に保
持する。
【0060】従って、車体側リンク50のフック部5
1,支持ピン54,ロック片70及び弾性体72は、車
体側リンク50に設けられ支点ピン41を回転可能にロ
ックしてフード2の後端を定位置に拘束すると共にフー
ド2を開閉可能に支持し、アクチュエータ15の作動に
よって前記ロックが解除される支点ピンロック機構80
を構成している。なお、図9において、符号20は、ワ
イヤである連結部材を示し、符号22は、連結部材の取
付部材を示している。
【0061】図10は、第1実施形態を示す説明図であ
る。図10に示すように、第1実施形態では、ワイヤで
ある連結部材20は、その両端に、貫通孔を有する取付
部材21,22がカシメによって取り付けられ、一方の
取付部材21が、高剛性車体部3aに設けられた車体3
側の連結部位31にボルト固定され、他方の取付部材2
2が、車体3側の連結部位31より車両前後方向X後方
に位置するフード側リンク40の支点ピン41に、該支
点ピン41の軸回りに、すなわち車両前後方向Xへ回転
可能に取り付けられている。従って、本発明の第1実施
形態では、フード側リンク40の支点ピン41にフード
2側の連結部位32が設けられている。
【0062】図11は、フードの後端が跳ね上がった状
態を示す第1実施形態の説明図である。図11に示すよ
うに、走行中に自動車1の前端が障害物と衝突してフー
ド2の後端が跳ね上がった場合には、連結部材20の一
端は、フード側リンク40の支点ピン41と共に跳ね上
がる。このとき、連結部材20がフード2の跳ね上がり
の妨げとならないように、連結部材20の長さには所定
の余裕を持たせてある。
【0063】図12は、第1実施形態の作用説明図であ
る。フード2の後端が跳ね上がった状態で壁18等に自
動車1が前面から衝突した場合には、車両の前端部6a
が潰れて、フード2はフロントガラス8へ向かって移動
しようとする。
【0064】しかし、高剛性車体部3aは、車両の前端
部6aが潰れる車両衝突の際に車室空間7を確保するの
で、高剛性車体部3aに位置する車体3側の連結部位3
1は、車両の前端部6aが潰れても潰れることは無く、
従って、フロントガラス8へ向かって移動しない。
【0065】このため、この車体3側の連結部位31
と、該連結部位31より車両前後方向Xの後方に位置す
るフード側リンク40の支点ピン41とを連結部材20
によって連結した第1実施形態では、フード2の後端が
跳ね上がった状態で車両の前端部6aが潰れて、フード
2の後端がフロントガラス8へ向かって移動しようとし
ても、この移動を連結部材20が引き止めて、フード2
の車両前後方向X中央部からフード2を内側へ折り曲
げ、図12に示すように、フード2の後端がフロントガ
ラス8側へ移動するのを防止する。
【0066】従って、第1実施形態では、フード2の後
端がフロントガラス8側へ移動する可能性を無くすこと
ができる。
【0067】また、第1実施形態では、連結部材20の
一端をフード側リンク40の支点ピン41に、該支点ピ
ン41の軸回りに回転可能に取り付けたので、エンジン
ルームの点検等の目的で、支点ピン41を回転中心にし
てフード2を開閉する際に連結部材20に余計な力が加
わらず、連結部材20の長期的な信頼性が向上する。
【0068】更に、第1実施形態では、連結部材20の
取付部材22をフード側リンク40の支点ピン41に、
該支点ピン41の軸回りに、すなわち車両前後方向Xへ
回転可能に取り付けたので、車両の振動時等に、連結部
材20の取付部材22に車両前後方向Xへの曲げモーメ
ントが発生せず、フード2及び車体3と連結部材20と
の連結に対する長期的な信頼性が向上する。
【0069】(第2実施形態)図13〜図15は、請求
項1,2,4〜7,9及び10記載の各発明を併せて実
施した実施の形態の一例である第2実施形態を示してい
る。なお、以下に行う第2実施形態の説明では、第1実
施形態と同一の構成部材には同一の符号を付して説明
し、第1実施形態の説明と重複する説明は省略する。
【0070】図13に示すように、第2実施形態では、
ワイヤである連結部材120は、その一端の取付部材1
21が、高剛性車体部3aに設けた車体3側の連結部位
131にボルト固定され、他方の取付部材122が、車
体3側の連結部位131より車両前後方向Xの後方でフ
ード側リンク40に垂設したブラケット42に、車両前
後方向Xへ回転可能に取り付けられている。
【0071】従って、フード2側の連結部位132は、
フード側リンク40のブラケット42に設けられてお
り、図14に示すように、走行中に自動車1の前端が障
害物と衝突してフード2の後端が跳ね上がった場合に
は、フード側リンク40の支点ピン41と車体3側の連
結部位131とを結ぶ線より距離dだけ下方に位置する
ようになっている。
【0072】このため、第2実施形態では、フード2の
後端が跳ね上がった状態で壁18等に自動車1が前面か
ら衝突した場合に、車両の前端部6aが潰れてフード2
はフロントガラス8へ向かって移動しようとし、この移
動を阻止する連結部材120に張力Tが発生し、フード
2には、張力Tに距離dを掛けた時計回りの曲げモーメ
ントMがフード側リンク40の支点ピン41回りに発生
して、図15に示すように、フード2の車両前後方向X
中央部からの折曲を容易にする。
【0073】従って、第2実施形態では、フロントガラ
ス8へ向かうフード2の移動を防止する際に連結部材1
20に加わる最大荷重を低減させることができ、フード
2及び車体3と連結部材120との連結構造の軽量化及
び小型化を図ることができる。
【0074】また、第2実施形態では、ブラケット42
を介してフード側リンク40にフード2側の連結部位1
32を設けたので、フード2に連結部材120を強固に
取り付けることができ、フード2と連結部材120との
連結に対する信頼性が向上する。
【0075】(第3実施形態)図16〜図18は、請求
項1,2,4〜8記載の各発明を併せて実施した実施の
形態の一例である第3実施形態を示している。なお、以
下に行う第3実施形態の説明では、第1及び第2の両実
施形態と同一の構成部材には同一の符号を付して説明
し、第1及び第2の両実施形態の説明と重複する説明は
省略する。
【0076】図16に示すように、第3実施形態では、
ワイヤである連結部材220は、その一端の取付部材2
21が、高剛性車体部3aに設けた車体3側の連結部位
231に、車両前後方向Xへ回転可能にボルト固定さ
れ、他端の取付部材222が、車体3側の連結部位22
1より車両前後方向Xの後方に位置するフード側リンク
40の支点ピン41に、該支点ピン41の軸回り、すな
わち車両前後方向Xへ回転可能に取り付けられている。
従って、第3実施形態では、フード側リンク40の支点
ピン41にフード2側の連結部位232を設けている。
【0077】図17に示すように、走行中に自動車1の
前端が障害物と衝突してフード2の後端が跳ね上がった
場合には、連結部材220の一端は、フード側リンク4
0の支点ピン41と共に跳ね上がる。このとき、連結部
材220がフード2の跳ね上がりの妨げとならないよう
に、連結部材220の長さには所定の余裕を持たせてあ
る。
【0078】フード2の後端が跳ね上がった状態で壁1
8等に自動車1が前面から衝突した場合には、車両の前
端部6aが潰れて、フード2はフロントガラス8へ向か
って移動しようとする。しかし、この移動を連結部材2
20が引き止めて、フード2の車両前後方向X中央部か
らフード2を内側へ折り曲げ、図18に示すように、フ
ード2の後端がフロントガラス8側へ移動するのを防止
する。
【0079】以上説明した第3実施形態では、連結部材
220の一方の取付部材221を車体3側の連結部位2
31に車両前後方向Xへ回転可能に取り付け、連結部材
220の他方の取付部材222をフード側リンク40の
支点ピン41に車両前後方向Xへ回転可能に取り付けた
ので、エンジンルームの点検等でフード2を開閉する際
や、車両の振動時等に、連結部材220の両取付部材2
21,222に車両前後方向Xへの曲げモーメントが発
生せず、フード2及び車体3と連結部材220との連結
に対する長期的な信頼性が向上する。
【0080】(第4実施形態)図19〜図21は、請求
項1〜3,6及び7記載の各発明を併せて実施した実施
の形態の一例である第4実施形態を示している。なお、
以下に行う第4実施形態の説明では、第1〜第3の各実
施形態と同一の構成部材には同一の符号を付して説明
し、第1〜第3の各実施形態の説明と重複する説明は省
略する。
【0081】図19に示すように、第4実施形態では、
ワイヤである連結部材320は、その一端の取付部材3
21が、高剛性車体部3aに設けた車体3側の連結部位
331にボルト固定され、他端の取付部材322が、車
体3側の連結部位331より車両前後方向Xの後方でフ
ード側リンク40に設けたフード2側の連結部位332
にボルト固定されている。
【0082】図20に示すように、走行中に自動車1の
前端が障害物と衝突してフード2の後端が跳ね上がった
場合には、連結部材320の一端は、フード側リンク4
0と共に跳ね上がる。このとき、連結部材320がフー
ド2の跳ね上がりの妨げとならないように、連結部材3
20の長さには所定の余裕を持たせてある。
【0083】フード2の後端が跳ね上がった状態で壁1
8等に自動車1が前面から衝突した場合には、車両の前
端部6aが潰れて、フード2はフロントガラス8へ向か
って移動しようとする。しかし、この移動を連結部材3
20が引き止めて、フード2の車両前後方向X中央部か
らフード2を内側へ折り曲げ、図21に示すように、フ
ード2の後端がフロントガラス8側へ移動するのを防止
する。
【0084】以上説明した第4実施形態では、連結部材
320の一方の取付部材321を車体3側の連結部位3
31にボルト固定し、連結部材320の他方の取付部材
322をフード2側の連結部位332にボルト固定して
おり、両連結部位331,332に連結部材320を、
単純な構造で、かつ強固に取り付けることができるの
で、フード2及び車体3と連結部材320との連結に対
する信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る自動車の前側部を
示す説明図である。
【図2】第1実施形態に係るブロック図である。
【図3】図1に示すものの説明図であって、(a)はフ
ードの跳ね上げ状態を、(b)は障害物との衝突時の状
態を示している。
【図4】第1実施形態に係るフローチャートである。
【図5】図1中のヒンジ機構の周辺を示す正面図であ
る。
【図6】図5中のヒンジ機構を示す平面図である。
【図7】図6に示すものの右側面図である。
【図8】図5に示すものの作用説明図である。
【図9】図5に示すものの作用説明図である。
【図10】第1実施形態を示す説明図である。
【図11】図10に示すもののフードの後端が跳ね上が
った状態を示す説明図である。
【図12】図10に示すものの作用説明図である。
【図13】本発明の第2実施形態を示す説明図である。
【図14】図13に示すものの作用説明図である。
【図15】図13に示すものの作用説明図である。
【図16】本発明の第3実施形態を示す説明図である。
【図17】図16に示すもののフードの後端が跳ね上が
った状態を示す説明図である。
【図18】図16に示すものの作用説明図である。
【図19】本発明の第4実施形態を示す説明図である。
【図20】図19に示すもののフードの後端が跳ね上が
った状態を示す説明図である。
【図21】図19に示すものの作用説明図である。
【図22】従来品の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
2 フード 3 車体 3a 高剛性車体部 6a 車両の前端部 7 車室空間 11 ヒンジ機構 12 フードロック機構 13 バンパセンサ(衝突検出手段) 14 速度センサ(衝突検出手段) 15 アクチュエータ 16 コントローラ(制御手段) 20,120,220,320 連結部材 31,131,231,331 車体側の連結部位 32,132,232,332 フード側の連結部位 40 フード側リンク 41 支点ピン 42 ブラケット 50 車体側リンク 60 中間リンク 80 支点ピンロック機構 X 車両前後方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松浦 康城 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 金石 一郎 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前端と障害物との衝突を検出して
    フードの後端が跳ね上がる跳ね上げ式フードにおいて、 車両の前端部が潰れる車両衝突の際に車室空間を確保す
    るための高剛性車体部に車体側の連結部位を設け、該連
    結部位より車両前後方向後方で前記フードにフード側の
    連結部位を設け、車体側及びフード側の両連結部位を連
    結部材によって連結したことを特徴とする跳ね上げ式フ
    ード。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の跳ね上げ式フードであっ
    て、 前記連結部材がワイヤであることを特徴とする跳ね上げ
    式フード。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の跳ね上げ式フードであっ
    て、 前記両連結部位に前記ワイヤを固着させたことを特徴と
    する跳ね上げ式フード。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の跳ね上げ式フードであっ
    て、 前記両連結部位の少なくとも一方に前記ワイヤを回転可
    能に取り付けたことを特徴とする跳ね上げ式フード。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の跳ね上げ式フードであっ
    て、 前記両連結部位の少なくとも一方に、前記ワイヤを車両
    前後方向へ回転可能に取り付けたことを特徴とする跳ね
    上げ式フード。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の跳ね上げ式フードであっ
    て、 車両の前端が障害物に衝突したことを検出する衝突検出
    手段と、 前記フードの後端を跳ね上げるアクチュエータと、 前記衝突検出手段からの検出信号によって前記アクチュ
    エータを作動させる制御手段と、 前記フードを閉じた状態でフードの前端を車体にロック
    するフードロック機構と、 前記フードの後端を定位置に拘束してフードを開閉可能
    に支持し、前記アクチュエータの作動によって前記拘束
    が解除されるヒンジ機構とを備えたことを特徴とする跳
    ね上げ式フード。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の跳ね上げ式フードであっ
    て、 前記ヒンジ機構は、 前記フードの後端部に設けられたフード側リンクと、 車体に設けられた車体側リンクと、 該車体側リンクに一端が摺動可能に結合されフード側リ
    ンクに他端が支点ピンを介して回転可能に結合され、前
    記アクチュエータの作動により起立してフードの後端を
    跳ね上げ位置に保持する中間リンクと、 車体側リンクに設けられ前記支点ピンを回転可能にロッ
    クしてフードの後端を定位置に拘束すると共にフードを
    開閉可能に支持し、前記アクチュエータの作動によって
    前記ロックが解除される支点ピンロック機構とを備えて
    いることを特徴とする跳ね上げ式フード。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の跳ね上げ式フードであっ
    て、 前記支点ピンに前記ワイヤを支点ピンの軸回りに回転可
    能に取り付けて、支点ピンに前記フード側の連結部位を
    設けたことを特徴とする跳ね上げ式フード。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の跳ね上げ式フードであっ
    て、 前記フードの後端が前記跳ね上げ位置に位置する際の前
    記支点ピンと前記車体側の連結部位とを結ぶ線より下方
    に、前記フード側の連結部位を設けたことを特徴とする
    跳ね上げ式フード。
  10. 【請求項10】 請求項7記載の跳ね上げ式フードであ
    って、 前記フード側リンクにブラケットを設け、該ブラケット
    に前記フード側の連結部位を設けたことを特徴とする跳
    ね上げ式フード。
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