JP2003181740A - ワークの加工方法、ワーク加工用流体供給装置およびこれらにより生産された加工品 - Google Patents

ワークの加工方法、ワーク加工用流体供給装置およびこれらにより生産された加工品

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JP2003181740A
JP2003181740A JP2001386466A JP2001386466A JP2003181740A JP 2003181740 A JP2003181740 A JP 2003181740A JP 2001386466 A JP2001386466 A JP 2001386466A JP 2001386466 A JP2001386466 A JP 2001386466A JP 2003181740 A JP2003181740 A JP 2003181740A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工具によるワークの加工の際に生じる切粉を
充分に排除することができ、高品質の加工品を得ること
ができるワークの加工方法、ワーク加工用流体供給装置
およびこれらにより生産された加工品を提供する。 【解決手段】 工具3によるワークWの加工中に、この
ワークWの加工位置Pに対して、流体を噴出可能なノズ
ル40を移動させながら、このノズル40から流体を加
工位置Pに向けて噴出するワークの加工方法とする。こ
れにより、ワークの加工位置に対してノズルが移動する
ので、あらゆる位置、あらゆる方向から流体を噴出する
ことができ、加工位置に発生する切粉、および加工位置
近傍に散乱した切粉を充分に排除することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マシニングセンタ
等の工作機械でワークを加工するワークの加工方法、ワ
ーク加工用流体供給装置およびこれらにより生産された
加工品に関する。
【0002】
【背景技術】例えば、マシニングセンタ等の工作機械に
よるワークの加工に際し、冷却や潤滑を目的として、主
軸に取り付けられた工具による加工位置に向けて、エア
ー、オイルミスト(オイルを霧状にしてエアー内に混在
させたもの)、クーラント液等を吹き付けて工具を冷却
し、あるいは切粉を排除することが行われている。
【0003】例えば、オイルミストの吹き付けは、ノズ
ル先端と工具先端間の距離を一定に制御しないと効果を
得られないことから、そのような距離の制御を行える装
置として、(1) 特開平8−252745号公報のノズル
装置が知られている。このノズル装置は、オイルミスト
用のノズルユニットが工具に対して進退可能、かつ、方
向制御可能となっているが、使用時は、所定位置で固定
されている。また、このようなノズル装置とは別に、本
出願人は、(2) 圧縮エアを使用し高速のエアを吹き出す
ことができる冷却ノズルを用いた冷却装置を出願してい
る(特開2000−126982号公報)。この冷却装
置では、ノズルの先端から、エアが略マッハの流速とな
って高速で出力され、しかも、ノズル噴出口から噴出さ
れた圧縮空気中には、潤滑油が霧状になって混在してお
り、そのため、冷却効果と、潤滑効果とを得ることがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、工作機械の
工具による加工においては、エンドミル等の工具により
ワークに切削加工等すると、当然に切粉が発生する。こ
のような切粉は、加工に悪影響を及ぼすので、加工中常
に排除する必要がある。ところが、従来の(1) のタイプ
では、ノズル先端と工具先端間の距離は一定になってい
るが、その所定位置に固定されているため、ノズル先端
から噴出されるオイルミストでは、ノズルの噴出口の先
方しか切粉を吹き飛ばして排除することができず、加工
位置で発生し、かつ、その周囲に散乱している切粉をす
べて吹き飛ばして排除することは困難である。また、従
来の(2) のタイプでは、ノズルの先端から、エアが略マ
ッハの流速となって高速で出力されるが、ノズルと工具
との距離、およびノズルの工具に対する向きが一定とな
っているので、前記(1) と同じように、加工位置で発生
し、かつ、その周囲に散乱している切粉をすべて吹き飛
ばして排除することは困難であるという問題がある。
【0005】本発明の目的は、工具によるワークの加工
の際に生じる切粉を充分に排除することができ、高品質
の加工品を得ることができるワークの加工方法、ワーク
加工用流体供給装置およびこれらにより生産された加工
品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のワークの加工方法は、工具によるワークの加工中に、
このワークの加工位置に対して、流体を噴出可能なノズ
ルを移動させながら、このノズルから前記流体を前記加
工位置に向けて噴出することを特徴とするものである。
このような本発明によれば、ワークの加工位置に対して
ノズルが移動するので、あらゆる位置、あらゆる方向か
ら流体を噴出することができ、これにより、加工位置に
発生する切粉、および加工位置近傍に散乱した切粉を充
分に排除することができる。また、加工により発生する
切粉を常に排除しながらワークの加工ができるので、高
品質の加工品を得ることができる。
【0007】以上の本発明において、加工位置に対する
ノズルの移動方向は、工具の回りを旋回する旋回移動を
含むものである。また、流体は、切粉を排除することが
できるものであれば、エアー、オイルミスト、クーラン
ト液等、どのようなものを使用してもよい。さらに、ノ
ズルが、オイルミストを噴出するものである場合、前
記、(2) の公報の装置で使用された略マッハの流速でエ
アを噴出するノズルを使用することが好ましい。
【0008】本発明の請求項2に記載のワークの加工方
法は、請求項1に記載のワークの加工方法において、前
記ノズルを、前記ワークの加工位置に対して前後方向に
移動させることを特徴とするものである。このような本
発明によれば、ノズルを前後方向に移動させて、流体を
加工位置に向けて噴出するることにより、ワークの加工
位置に近いときは、流体の範囲が狭まり、ピンポイント
的に強力に切粉の排除を行えるので、重量のある切粉で
も排除でき、ワークの加工位置から遠いときは、流体が
拡散するので、広い範囲にわたって切粉の排除を行え
る。
【0009】本発明の請求項3に記載のワークの加工方
法は、請求項1に記載のワークの加工方法において、前
記ノズルを、前記ワークの加工位置に対して左右方向に
移動させることを特徴とするものである。このような本
発明によれば、ノズルを左右方向に移動させて、流体を
加工位置に向けて噴出するることにより、広い範囲にわ
たる切粉の排除を行える。以上の本発明において、ノズ
ルの左右方向への移動は、ノズルの向きは同じ状態で水
平移動する場合、およびノズルの噴出口を水平面内で首
振りする場合を含むものである。
【0010】本発明の請求項4に記載のワークの加工方
法は、請求項1に記載のワークの加工方法において、前
記ノズルを、前記ワークの加工位置に対して前後方向お
よび左右方向に移動させることを特徴とするものであ
る。このような本発明によれば、ノズルを、前後方向に
移動および左右方向に移動させて、流体を加工位置に向
けて噴出することにより、強力に、かつ、広い範囲にわ
たって切粉の排除を行える。
【0011】本発明の請求項5に記載のワークの加工方
法は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のワー
クの加工方法において、前記ノズルの前記ワークの加工
位置に対する移動は、連続的または間欠的移動であるこ
とを特徴とするものである。このような本発明によれ
ば、ノズルを、連続的または間欠的に移動させて、流体
を加工位置に向けて噴出することにより、強力に、か
つ、広い範囲にわたって切粉の排除を行える他、切粉の
発生状況に対応することができる。
【0012】本発明の請求項6に記載のワークの加工方
法は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のワー
クの加工方法において、前記流体は、オイルミストであ
ることを特徴とするものである。このような本発明によ
れば、ワークの加工位置で生じる切粉を、強力に、か
つ、広い範囲にわたって排除することができる他、ワー
クの加工位置および工具を冷却することができ、その
上、工具に潤滑機能を持たせることもできる。
【0013】本発明の請求項7に記載のワークの加工装
置は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のワー
クの加工方法に適用されるワークの加工装置であって、
前記流体を噴出可能なノズルを、前記工具によるワーク
の加工中に、このワークの加工位置に対して前後方向に
移動させる前後移動駆動手段と、前記ノズルを、前記工
具によるワークの加工位置に対して左右方向に移動させ
る左右移動駆動手段と、を備えて構成され、前記ノズル
はそれぞれの方向に移動しながら前記流体を噴出するこ
とを特徴とするものである。このような本発明によれ
ば、前後移動駆動手段により、ノズルをワークの加工位
置に対して前後方向に移動させ、あるいは、左右移動駆
動手段により、左右方向に移動させながら、流体を噴出
するので、ワークの加工中に発生する切粉を充分に排除
することができる。
【0014】本発明の請求項8に記載のワーク加工用流
体供給装置は、請求項7に記載のワーク加工用流体供給
装置において、さらにノズル上下移動手段を備え、この
ノズル上下移動手段により上下方向に移動可能であるこ
とを特徴とするものである。このような本発明によれ
ば、前後左右方向に移動しながら上下方向に移動してオ
イルミストを噴出するので、幅広く、かつ、強力に切粉
を排除することができる他、工具にまとわりついて付着
した切粉も排除することができる。以上の本発明におい
て、上下方向とは、装置全体が上下に移動する場合、お
よびノズルのみが所定位置で首振りして上下方向に移動
する場合を含むものである。
【0015】本発明の請求項9に記載の加工品は、請求
項1ないし請求項6いずれかに記載のワークの加工方法
または請求項7、請求項8に記載のワークの加工装置に
より生産されたことを特徴とするものである。このよう
な本発明では、加工時に発生する切粉を充分に排除する
ことができるので、切粉の悪影響を受けずにワークの加
工を行え、これにより、精度の高い加工品を得ることが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、第1実施形態
のワーク加工用流体供給装置(以下、供給装置という)
10は、工作機械の主軸頭1に取付台2を介して設けら
れている。主軸頭1には、高速回転自在な例えばドリル
等の工具3が着脱、交換可能に取り付けられ、この工具
3により、工作機械のテーブル4上に設置されたワーク
Wが加工されるようになっている。
【0017】供給装置10は、図示しない制御装置によ
り制御される左右移動駆動手段20と前後移動駆動手段
30とを備えて構成されている。前記取付台2の下部に
は、上記左右駆動手段20を構成する、例えば、円筒状
の支持台21がその軸線を主軸頭1の軸線に対して所定
角度の斜めに設けられ、この支持台21の下部には、丸
状の回転テーブル22が回転可能に設けられている。回
転テーブル22の回転は、支持台21の内部に設けられ
たモータ23を駆動源として行われる。
【0018】すなわち、回転テーブル22の取付台2側
内部には、例えば、図示しない歯車が設けられており、
一方、この歯車と噛合する図示しない歯車がモータ23
の主軸に連結されている。従って、モータ23の駆動に
より、モータ23に連結した歯車が回転し、次いで、こ
の歯車と噛合する回転テーブル22に取り付けられた歯
車が回転し、これにより、回転テーブル22が回転する
ことになる。ここで、モータ23はサーボモータが使用
されている。また、支持台21と回転テーブル22の接
触面が、回転テーブル22の回転時の摺動面となってい
る。回転テーブル22は、モータ23の正回転、逆回転
により所定角度の範囲内で回動できるようになってお
り、さらに、連続的または間欠的に回動可能となってい
る。
【0019】回転テーブル22の下面には、例えば、円
板状の固定台31が設けられ、この固定台31の径方向
両端には、所定幅、かつ、所定高さの略四角形の支持部
材32が設けられている。2本の支持部材32の下部に
は、前記前後移動駆動手段30を構成するボールねじ3
3が回転自在に架けわたされ、このボールねじ33の一
端にはサーボモータ34が接続されており、モータ34
の正回転、逆回転によりボールねじ33が所定時間毎に
正回転、逆回転できるようになっている。また、支持部
材32の下部には、ボールねじ33と並列して図示しな
いガイド棒が架けわたされており、このガイド棒とボー
ルねじ33とに係合して駆動体35が吊された状態で設
けられている。
【0020】駆動体35は、例えば四角形のブロック状
に形成され、上部にはガイド棒とボールねじ33とが並
列して設けられている。従って、サーボモータ34を正
回転、または逆回転駆動させることによりボールねじ3
3が正回転、または逆回転し、ガイド棒にガイドされて
駆動体35が前後(矢印X)方向に移動可能となってい
る。なお、回転テーブル22用のサーボモータ23、お
よびボールねじ33用のサーボモータ34は、図略の制
御装置によって、同時にあるいはそれぞれ単独で駆動制
御されるようになっており、さらに、連続的または間欠
的に運転可能となっている。
【0021】駆動体35の下部には、例えば、四角形状
のテーブル36が設けられ、このテーブル36に、ノズ
ル取付部材41を介してノズル40が設けられている。
そして、このノズル40にはエアホース42が接続され
ている。これらノズル40等は、前記冷却装置(特開2
000−126982号公報)と同様のものが用いら
れ、ノズル40の先端から、エアが略マッハの流速とな
って高速で出力され、しかも、ノズル噴出口から噴出さ
れた圧縮空気中には、潤滑油が霧状になって混在してお
り、高速のオイルミストが噴出されるようになってい
る。
【0022】そして、ここにおいて、前記支持台21、
回転テーブル22、回転テーブル用サーボモータ23を
備えて前記左右移動駆動手段20が構成され、前記ボー
ルねじ33、ボールねじ33用のサーボモータ34およ
び、駆動体35を含んで、前記前後移動駆動手段30が
構成されている。
【0023】前記制御装置による連続的または間欠的な
移動は、NC機による軸移動プログラムに基づくもので
もよく、NC機とシーケンスコントローラとの組合せに
よるもの、あるいは、専用の制御装置を用いるもの等、
いずれの制御によるものでもよく、タイマー等での一時
停止による制御でもよい。
【0024】次に、図2〜4をも参照して、前記供給装
置10を使用してワークを加工するワークの加工方法を
説明する。まず、図2に示すように、ノズル40を加工
位置Pに対して、連続的あるいは間欠的に、前後方向に
移動させて、流体、つまりオイルミストを吹き付けて切
粉100を排除する方法について説明する。工具3によ
るワークWの加工を開始するに際し、制御装置により、
前後移動駆動手段30のサーボモータ34を連続的ある
いは間欠的に駆動させ、ボールねじ33を所定間隔の時
間毎に正回転、逆回転させる。それと併行してノズル4
0にエア源から高圧のエアとともにオイルミストを送り
込み、加工位置Pに向かって噴出を開始する。
【0025】加工に際して切粉100が発生して工具3
の周辺に散乱するが、ノズル40がボールねじ33の正
回転、逆回転に伴い、連続的あるいは間欠的に前後(矢
印X)方向に移動しながら、オイルミストを噴出する。
ここで、図2において、ノズル40の位置が実線で示す
位置、つまり、加工位置Pに最も近づいた位置では、噴
出されるオイルミストの範囲が、実線の斜線で示す範囲
Aのように狭まるので、ピンポイント的に切粉100を
強力に吹き飛ばすことができ、重量のある切粉100で
も加工位置Pおよびその近傍から排除される。これに対
して、図2において、ノズル40の位置が仮想線で示す
位置、つまり、加工位置Pから最も遠い位置では、噴出
されるオイルミストの範囲が、仮想線で示すBのように
拡がるので、広い範囲の切粉100を吹き飛ばして加工
位置Pおよびその近傍から排除する。
【0026】次に、図3に示すように、ノズル40を加
工位置Pに対して、連続的あるいは間欠的に、同じ位置
で首振りさせて、つまり、左右方向に移動させてオイル
ミストを吹き付け、切粉100を排除する方法について
説明する。加工に際し、制御装置により、左右移動駆動
手段20のサーボモータ23を正回転、逆回転駆動さ
せ、回転テーブル22を所定角度の範囲内で、連続的あ
るいは間欠的に回動させる。それと併行してノズル40
にエア源から高圧のエアとともにオイルミストを送り込
み、加工位置Pに向かって噴出を開始する。
【0027】加工に際して切粉100が発生し、工具3
の周辺に散乱するが、ノズル40が回転テーブル22の
正回転、逆回転により、所定角度の範囲内、かつ、水平
面内で、連続的あるいは間欠的に移動(首振り状態)し
ながら、オイルミストを噴出する。ここで、図3におい
て、ノズル40の位置が実線で示す位置A、つまり、加
工位置Pの正面に向いているときは、噴射角度が決まっ
ているので所定の範囲の切粉しか排除することができな
いが、回転テーブル22を所定角度、図3においてノズ
ル40の噴出口が左側C1を向くように回転させたとき
は、工具3の一方側周辺の切粉100を、ノズル40の
噴出口が右側C2を向くように回転させたときは、工具
3の他方側周辺の切粉100を、それぞれ排除すること
ができる。このように、ノズル40は左側C1のとき
と、右側C2のときとの範囲C内で常に移動しているの
で、結局、常にその範囲C内の切粉100が排除され
る。
【0028】そして、図4に示すように、ノズル40
を、連続的あるいは間欠的に前後移動させながらしかも
左右移動させる場合は、前述のように、制御装置によ
り、前後移動駆動手段30のサーボモータ34および左
右移動駆動手段20のサーボモータ23をそれぞれ駆動
させ、ボールねじ33および回転テーブル22を回転さ
せる。そして、ノズル40を、連続的あるいは間欠的に
前後移動、左右移動させながら、オイルミストを加工位
置Pおよび加工位置近傍に、前記A、BおよびCの範囲
で吹き付ける。
【0029】このような本第1実施形態によれば、次の
ような効果がある。 (1) ノズル40を、連続的あるいは間欠的に前後方向に
移動させることができるので、ワークWの加工位置Pに
近いときは、オイルミストの範囲が狭まり、ピンポイン
ト的に強力に切粉100の排除を行えるので、重量のあ
る切粉100でも排除することができ、また、ワークW
の加工位置Pから遠いときは、オイルミストが拡散する
ので、広い範囲にわたって切粉100の排除を行える。
【0030】(2) ノズル40を、連続的あるいは間欠的
に首振りさせて左右方向に移動させることができるの
で、広い範囲にわたって切粉100の排除を行える。 (3) ノズル40を、ワークWの加工位置Pに対して連続
的あるいは間欠的に、前後方向および左右方向に移動さ
せることができるので、強力に、かつ、広い範囲にわた
って切粉100の排除を行える。
【0031】(4) ノズル40は、オイルミストを噴出す
るので、ワークWの加工位置Pで生じる切粉100を、
強力に、かつ、広い範囲にわたって排除することができ
る他、ワークWの加工位置Pおよび工具3を冷却するこ
とができ、その上、工具3に潤滑機能を持たせることも
できる。
【0032】(5) 供給装置10が主軸頭1に設けられ、
主軸頭1の動きに追従するので、主軸頭1に対して常に
一定の距離を保つことができ、供給装置10が主軸頭1
と別部材に設けられる場合と比べて、ノズルに無駄な動
きをさせずにすむ。
【0033】次に、図5に基づいて本発明の第2実施形
態を説明する。なお、本実施形態において、前記第1実
施形態と同一部材には同一符号を付すとともに、それら
の詳細な説明は省略または簡略化する。本実施形態で
は、前記第1実施形態と同じようにノズル40を前後移
動、左右移動可能とする他、供給装置50全体を、ノズ
ル上下移動手段60により上下方向に移動可能とし、さ
らに、ノズル40の先端を、ノズル揺動手段70により
上下方向に揺動可能としたものである。
【0034】すなわち、供給装置50は、取付台52を
介して、例えば断面コ字状のスタンド53に上下方向移
動可能に設けられ、このスタンド53は、固定プレート
54を介して、工作機械において主軸頭1とは別の部位
に着脱可能に設けられるようになっている。ここで、固
定プレート54に、例えばマグネットを設け、これによ
り着脱できるようにしてもよい。このようなスタンド5
3には、前記上下動手段60を構成するとともに、上下
方向に延びるボールねじ55と図示しないガイド棒とが
設けられ、ボールねじ55は、スタンド53に設けられ
たサーボモータ56により回転駆動される。また、ボー
ルねじ55の上部には上ストッパ57、下部には下部ス
トッパ58がそれぞれ設けられ、ボールねじ55には、
各ストッパ57,58間を移動する前記取付台52が係
合されている。そして、ここにおいて、前記スタンド5
3から下部ストッパ58にいたる一連の続き番号で示す
各部材で、前記ノズル上下移動手段60が構成されてい
る。
【0035】前記ノズル揺動手段70は、前記ボールね
じ33と係合する駆動体75を備え、この駆動体75に
は、揺動テーブル76が連結軸77によって連結されて
いる。揺動テーブル76の側面には、連結軸77の延長
部に固定して第1歯車78が設けられている。これに対
して、駆動体75の側面にはモータ架台79を介してサ
ーボモータ80が設けられ、このサーボモータ80の主
軸には、第1歯車78と噛合する第2歯車81が設けら
れている。そして、このサーボモータ80は、前記制御
装置により連続的あるいは間欠的な駆動が可能なように
制御される。従って、サーボモータ80を正回転、逆回
転駆動させることにより、第1歯車78と第2歯車81
とが噛合し、揺動テーブル76が連結軸77を支点とし
て、上下方向(揺動方向;矢印Y方向)に連続的あるい
は間欠的に揺動することとなる。そして、ここにおい
て、前記駆動体75から第2歯車81にいたる一連の続
き番号で示す各部材で、前記ノズル揺動手段70が構成
されている。
【0036】このような本第2実施形態によれば、前記
(1) 〜(5) と同様の効果の他、次のような効果がある。 (6) 供給装置50全体が上下方向に移動可能となってい
るので、ワークWの高さが高くて、工具長が長いとき
等、工具の取り付け側に付着した切粉で、ノズル40の
揺動によっても排除できないようなものでも、全体を上
昇させることで吹き飛ばして排除することができる。 (7) ノズル40が、加工位置Pに対して上下方向に揺動
してオイルミストを噴出することができるので、工具3
にまとわりついて工具3の上部等に付着した切粉100
も吹き飛ばして排除することができる。
【0037】図6には、以上のような第1、第2実施形
態の供給装置10,50を使用してワークWを加工して
得られた加工品90が示されている。供給装置10,5
0により、加工時に発生する切粉100を充分に排除し
ながら、高速回転する工具3により加工するので、深穴
部90Aの内部に立ち上がり部90Bを有するような複
雑形状でも、高精度に仕上げられた加工品90とするこ
とができる。
【0038】なお、本発明は、前記各実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成することができ
れば、次に示すような変形形態でもよいものである。例
えば、前記第1実施形態では、供給装置10は主軸頭1
に設けられ、当該主軸頭1の動きに追従するようになっ
ているが、これに限らず、供給装置10を、前記第2実
施形態と同様に、工作機械における主軸頭1とは別部材
に着脱可能に設ける構造としてもよい。また、前記各実
施形態では、流体としてオイルミストが使用されている
が、これに限らず、エアー、クーラントを使用してもよ
い。
【0039】さらに、前記第2実施形態では、供給装置
50はボールねじ55、サーボモータ56等により自動
的に上下移動するように構成されているが、これに限ら
ず、例えば、ボールねじに歯車を連結させるとともに、
この歯車に他の歯車を噛合させ、他の歯車にハンドルを
連結し、ハンドルを回すことにより供給装置50を上下
移動できるような手動方式としてもよい。
【0040】また、前記各実施形態における供給装置1
0,50は、ノズル40がボールねじ33の下方に配置
された、つまり下向きの構成とされているが、これに限
らず、ノズル40を最上部に配置した設けた、つまり上
向きの構成としてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、ワークの加工位置に対してノズルが移動するので、
あらゆる位置、あらゆる方向から流体を噴出することが
でき、これにより、加工位置に発生する切粉、および加
工位置近傍に散乱した切粉を充分に排除することができ
る。また、加工により発生する切粉を常に排除しながら
ワークの加工ができるので、高品質の加工品を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態でワークの加工方法が適
用されるワーク加工用流体供給装置を示す全体図であ
る。
【図2】前記実施形態のノズルが前後方向に移動する状
態を示す側面図である。
【図3】前記実施形態のノズルが左右方向に移動する状
態を示す平面図である。
【図4】前記実施形態のノズルが前後方向および左右方
向に移動する状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係るワーク加工用流体
供給装置を示す正面図である。
【図6】本発明により製造された加工品の一例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
3 工具 10 ワーク加工用流体供給装置 20 左右移動駆動手段 22 回転テーブル 30 前後移動駆動手段 33 ボールねじ 40 ノズル 50 ワーク加工用流体供給装置 60 ノズル上下移動手段 70 ノズル揺動手段 90 加工品 W ワーク

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具によるワークの加工中に、このワー
    クの加工位置に対して、流体を噴出可能なノズルを移動
    させながら、このノズルから前記流体を前記加工位置に
    向けて噴出することを特徴とするワークの加工方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のワークの加工方法にお
    いて、前記ノズルを、前記ワークの加工位置に対して前
    後移動させることを特徴とするワークの加工方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のワークの加工方法にお
    いて、前記ノズルを、前記ワークの加工位置に対して左
    右移動させることを特徴とするワークの加工方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のワークの加工方法にお
    いて、前記ノズルを、前記ワークの加工位置に対して前
    後移動および左右移動させることを特徴とするワークの
    加工方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載のワークの加工方法において、前記ノズルの前記ワー
    クの加工位置に対する移動は、連続的または間欠的移動
    であることを特徴とするワークの加工方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載のワークの加工方法において、前記流体は、オイルミ
    ストであることを特徴とするワークの加工方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載のワークの加工方法に適用されるワーク加工用流体供
    給装置であって、 前記流体を噴出可能なノズルを前記工具によるワークの
    加工中に、このワークの加工位置に対して前後移動させ
    る前後移動駆動手段と、前記ノズルを前記工具によるワ
    ークの加工位置に対して左右移動させる左右移動駆動手
    段と、を備えて構成され、前記ノズルはそれぞれの方向
    に移動しながら前記流体を前記加工位置に向けて噴出す
    ることを特徴とするワーク加工用流体供給装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のワーク加工用流体供給
    装置において、 さらにノズル上下移動手段を備え、このノズル上下移動
    手段により上下方向に移動可能であることを特徴とする
    ワーク加工用流体供給装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項6いずれかに記載
    のワークの加工方法または請求項7、請求項8に記載の
    ワークの加工装置により生産されたことを特徴とする加
    工品。
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