JPH0541655U - 可動式クーラントノズル - Google Patents

可動式クーラントノズル

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JPH0541655U
JPH0541655U JP10185491U JP10185491U JPH0541655U JP H0541655 U JPH0541655 U JP H0541655U JP 10185491 U JP10185491 U JP 10185491U JP 10185491 U JP10185491 U JP 10185491U JP H0541655 U JPH0541655 U JP H0541655U
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JP
Japan
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coolant nozzle
nozzle
cutting tool
sliding rod
coolant
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Pending
Application number
JP10185491U
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Inventor
信太郎 太田
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MITSUISEIKI KOGYO KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUISEIKI KOGYO KABUSHIKI KAISHA
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所望位置に自動的にクーラントノズルを位置
決めし、冷却効率の向上を図ると共にクーラントノズル
位置決め時間を短縮し、機械稼動率の向上を図る。 【構成】 機械の固定側に途中停止可能型シリンダの先
端側にクーラントノズルを配置し、クーラントノズルの
位置を可変にするもの。 【効果】 冷却性,機械稼動率,生産性が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、工作機械等の主軸に装着される工具の刃具およびワークを冷却する ためのクーラントノズルに係り、特に装着位置を任意に移動し得る可動式クーラ ントノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に示すように、工作機械の主軸11は主軸台12に枢支され回転駆動され る。主軸台12はベッド21上に摺動可能に搭載されるコラム22に摺動可能に 支持される。一方、ワーク23を搭載するテーブル24はベッド21上に摺動可 能に支持される。主軸11には刃具15を有する工具16が着脱可能に装着し、 ワーク23を刃具15により加工する。ワーク23の加工時においてワーク23 および刃具15が高熱になるため、加工中には冷却液が供給される。クーラント ノズル2aは冷却液を供給するもので、例えば、主軸台12の適宜場所に固定さ れ、冷却源25とフレキシブルチューブ26等により連結される。冷却源25は 制御装置27によりコントロールされる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記したように、クーラントノズル2aは一般に一定の位置に配設される。一 方、工具16およびワーク23は各種形状のものがある。ワーク加工時において 、最も高熱の場所をねらってクーラントノズル2aから冷却液を噴射することが 必要である。しかしながら、クーラントノズル2aが一定の位置にあると噴射方 向,位置等が固定され、最も必要とする部分への冷却液の供給が不十分となる問 題点が生ずる。そこで、従来技術では刃具15およびワーク23の形状、位置等 に合わせてクーラントノズル2aの固定位置をその都度手動により変更して噴射 位置を設定したり、クーラントノズルを予め異なる位置に複数本配置し、刃具1 5およびワーク23を冷却する手段が採用されていた。そのため、段取り作業時 間が長くなり機械稼動率を低下させる問題点が生ずる。また、多数本のクーラン トノズルを予め配置する手段は、装置コストが増大すると共に、そのための配管 等が必要となり、主軸まわりが混雑化し、円滑の加工作業が出来なくなる問題点 が生ずる。特に多種少量品を加工するマシニングセンタ等の工作機械の場合には 、生産性を大きく低下させる問題点も生ずる。
【0004】 本考案は、以上の問題点を解決するもので、冷却を必要とする場所にクーラン トノズルを自動的に位置決めすることが出来、刃具およびワークが確実に冷却さ れると共に、段取り時間が短縮され、機械稼動率および生産性を向上し得る可動 式クーラントノズルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の目的を達成するめに、刃具およびワークを冷却すべく機械の 本体側に装着されるクーラントノズルであって、該クーラントノズルは、前記本 体側に固持される軸線方向の任意位置に停止可能な途中停止可能型シリンダの摺 動ロッド端に装着してなる可動式クーラントノズルを構成し、更にクーラントノ ズルの噴出方向を自由に変えられるようにした可動式クーラントノズルを構成す るものである。
【0006】
【作用】
途中停止可能型シリンダはその摺動ロッドを軸線方向の任意の位置で位置決め 固定することが出来る。そのため、クーラントノズルは軸線方向に沿う任意の位 置に自動的に位置決めされる。また、クーラントノズルは回動可能に形成され、 かつ環状部材を採用することにより、その噴出孔から冷却液を噴出することが出 来るため刃具およびワークの任意の場所に冷却液を供給することが出来る。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。本実施例は工作機械の主軸 まわりに可動式クーラントノズルを配置した場合について説明する。図1はその 全体構成を示す斜視図である。図に示すように、途中停止可能型シリンダ1(以 下、セルトップ式シリンダ1という)は主軸11の軸線方向に沿って配置され、 主軸台12に固定された支持ブラケット13にUボルト14等を介して固定され る。セルトップ式シリンダ1にはコントローラ3が連結し、コントローラ3は制 御装置4に連結する。セルトップ式シリンダ1は公知のものであり、コントロー ラ3から供給される圧力媒体の流量をコントロールすることによりその長手方向 の任意の位置に摺動ロッド5をステップレスに位置決め固定することが可能に形 成される。一方、クーラントノズル2はセルトップ式シリンダ1の摺動ロッド5 の先端に装着される。クーラントノズル2はケース本体6と冷却液を噴出するノ ズル7等とからなり、ケース本体6と駆動ポンプ8間にはフレキシブルチューブ 9が架設される。また、駆動ポンプ8は制御装置4およびタンク10に連結し、 タンク10内の冷却液を適宜クーラントノズル2側に供給するように自動制御さ れる。一方、主軸11には刃具15を有する工具16が着脱可能に装着される。
【0008】 以上の構造により、制御装置4でコントローラ3を自動制御することにより、 セルトップ式シリンダ1が作動し、その摺動ロッド5を軸線方向の任意の位置に 移動させる。そのため、クーラントノズル2のノズル7を刃具15と相対向する 位置に位置決めすることが自動的に、かつ正確に出来る。以上により刃具15お よび刃具15により加工される図略のワークには、冷却を最も必要とする場所に 冷却液を供給される。
【0009】 以上の実施例の説明ではクーラントノズル2のノズル7は固定式のものとした が、本体6にノズル7を回動可能に装着することにより、ノズル7からの冷却液 の噴出方向を任意に変えることが出来る。すなわち、ノズル7はセルトップ式シ リンダ1により主軸11の軸線方向の任意の位置に移動位置決めされると共に、 その移動位置で任意の方向に回動し得るため、刃具15等の最も適切な位置に冷 却液を噴射することが出来る。
【0010】 図2は本考案の他の実施例を示すもので、冷却液を工具16の全周側から噴射 するものである。環状部材17は工具16を中央の孔18内に収納し得る大きさ のリング状の部材からなり、部材内には半径方向に沿って穿設される多数個の噴 出孔19が設けられている。噴出孔19は部材内の図略の環状通路にそれぞれ連 通する。環状部材17にクーラントノズル用の本体20を連結し、本体20内の 通路と前記環状通路とを連結させる。本体20にフレキシブルチューブ9を介し て駆動ポンプ8を連結する。一方、図示のように、環状部材17をセルトップ式 シリンダ1の摺動ロッド5の先端に連結する。以上の構造により環状部材17は セルトップ式シリンダ1により工具16の軸線方向の任意の位置において工具1 6を囲んで配置されると共に、噴出孔19から半径方向に冷却液を噴出すること が出来る。そのため、刃具15等の全周縁から冷却液が供給され、十分な冷却が 行われる。
【0011】 本実施例において、セルトップ式シリンダ1を主軸台12に固定したが、装着 位置はそれに限定されない。また、セルトップ式シリンダ1の本数も一本に限ら ない。また、環状部材17の形状等も実施例のものに限定されない。
【0012】
【考案の効果】
本考案によれば、次のような効果が上げられる。 (1)刃具およびワークの任意の位置に冷却液を供給することが出来るため、冷 却効率の向上が図れる。 (2)セルトップ式シリンダによりクーラントノズルを任意の位置に自動的に移 動出来るためクーラントノズルの位置決め時間が大巾に短縮し、機械稼動率を向 上することが出来る。 (3)十分の冷却が効率的に出来るため製品精度の向上と、生産性向上が図れる 。 (4)既存の機械に対しても簡単に適用可能であり、設備コストの低減が可能に なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体構成を示す斜視図であ
る。
【図2】本考案の他の実施例を示す斜視図である。
【図3】従来のクーラントノズルを工作機械に装置した
状態を示す側面図である。
【符号の説明】 1 途中停止可能型シリンダ(セルトップ式シリンダ) 2 クーラントノズル 3 コントローラ 4 制御装置 5 摺動ロッド 6 本体 7 ノズル 8 駆動ポンプ 9 フレキシブルチューブ 10 タンク 11 主軸 12 主軸台 13 支持ブラケット 14 Uボルト 15 刃具 16 工具 17 環状部材 18 孔 19 噴出孔 20 本体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃具およびワークを冷却すべく機械の本
    体側に装着されるクーラントノズルであって、該クーラ
    ントノズルは、前記本体側に固持される軸線方向の任意
    位置に停止可能な途中停止可能型シリンダの摺動ロッド
    端に装着されることを特徴とする可動式クーラントノズ
    ル。
  2. 【請求項2】 前記クーラントノズルが前記摺動ロッド
    端に回動可能に装着されるものからなる請求項1に記載
    の可動式クーラントノズル。
  3. 【請求項3】 前記クーラントノズルが、前記摺動ロッ
    ド端に連結する環状部材に連結され、前記環状部材の噴
    出孔と連通するものからなる請求項1に記載の可動式ク
    ーラントノズル。
JP10185491U 1991-11-15 1991-11-15 可動式クーラントノズル Pending JPH0541655U (ja)

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