JP2572036Y2 - 工作機械の冷却液供給装置 - Google Patents

工作機械の冷却液供給装置

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JP2572036Y2
JP2572036Y2 JP1992040742U JP4074292U JP2572036Y2 JP 2572036 Y2 JP2572036 Y2 JP 2572036Y2 JP 1992040742 U JP1992040742 U JP 1992040742U JP 4074292 U JP4074292 U JP 4074292U JP 2572036 Y2 JP2572036 Y2 JP 2572036Y2
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horizontal
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政一 松本
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株式会社日研工作所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、マシニングセンター等
の工作機械の冷却液供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、N/Cフライス盤やマシニング
センター等の工作機械において、回転工具及び研削部分
へ冷却液を供給する冷却液供給装置としては、たとえ
ば、図9に示すように、冷却液ノズル支持部材として、
いずれの箇所でもいずれの方向にも変形自在で、しか
も、応力を取り去った後も変形状態を維持する性質、い
わゆる塑性変形可能な性質を有する長いスタンドチュー
ブ100を備え、該スタンドチューブ100の先端部に
単一の冷却液ノズル101を設けている。スタンドチュ
ーブ100の基端部は、たとえば、工作機械の移動テー
ブル3上に固定されている。このような冷却液供給装置
は、作業員がスタンドチューブ100を適当な形状に折
り曲げ調節することにより、冷却液ノズル101を工具
Tの切削部分に向けてセットし、切削作業中に、工具T
の切削部分に冷却液を噴出させ、加工面を冷却する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】昨今の工作機械では自
動化がすすんでおり、特に、マシニングセンター等で
は、1つのワークに対して各種異なる加工を順次連続し
て行い、また、自動工具交換装置により工具交換も自動
的行われるようになっている。そして、上記自動化によ
り、長時間、無人状態での作業が図られている。ところ
が、マシニングセンターのように自動的に工具交換を行
う場合には、工具の種類によって、加工高さ、すなわ
ち、工具による加工面の高さ等が変化することが多く、
このような場合、図9のような単一の冷却液ノズル10
1を有する冷却液供給装置では、工具交換毎に、その加
工高さに合わせて、一々作業員が手でもって、冷却液ノ
ズル101の方向を変更調節しなければならない。すな
わち、せっかく自動化により無人化を図ろうとしても、
冷却液ノズル101の調整作業だけのために作業員が機
械に付いていなければならず、完全な省力化が達成でき
なくなることが多い。また、図9のような冷却液供給装
置のスタンドチューブ100は、簡単に手の力で方向変
換できる程度の摩擦力によるものが使用されており、し
かも、スタンドチューブ100の全長の略全域において
折り曲げ可能なので、長時間切削作業を行っている間
に、飛び散る切屑がスタンドチューブ100にぶつかる
ことにより、冷却液ノズル101の向きがずれことが多
く、それにより、必要な箇所への冷却液の供給ができな
くなることもある。このような点からも上記省力化が困
難になる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願考案は、ノズル支持
機構は、マシニングセンター等の工作機械に固定される
基端部と、該基端部に概略水平面内でのみ折曲げ自在に
設けられた水平自在継手と、該水平自在継手により該水
平自在継手軸芯回りに旋回可能に支持された冷却液管と
を備えており、上記1個のノズル支持機構の冷却液管の
先端部に、切換バルブと、該切換バルブに球面自在継手
を介して接続された複数の冷却液ノズルを設け、上記水
平自在継手及び球面自在継手には、それぞれ任意の折曲
げ状態及び回動状態で固定する固定手段を設け、各冷却
液ノズルを、それらの位置及び噴出方向が各種工具に応
じた位置及び噴出方向にそれぞれ設定し、固定手段によ
り水平自在継手及び球面自在継手を固定するようにして
いることを特徴とする工作機械の冷却液供給装置であ
る。
【0005】
【作用】作業開始前において、冷却液供給装置の各冷却
液ノズルを、各種交換される工具に応じた位置及び噴出
方向にセットし、一方、切換バルブは、各種工具が機械
主軸に装着された時に、その工具の加工面(切削部分)
に向いている冷却液ノズルを開いて冷却液を噴出するよ
うに、適宜の制御装置に接続する。各冷却液ノズルの位
置及び噴出方向をセットする場合には、ノズル支持機構
の各継手の折り曲げ状態を調節すると共に、球面自在継
手を回動調節することにより行なう。そしてセット後、
それぞれの継手の固定手段により、各継手をセット状態
に固定する。これにより、たとえ、作業中に、切屑がノ
ズル支持機構あるいは冷却液ノズルに勢いよく当接して
も、それらの剛性が高く維持されているため、冷却液ノ
ズルの位置がずれたりすることはない。1つの工具で加
工後、次の工具に交換されて加工する場合には、切換バ
ルブの作動により、新たな工具に応じた噴出方向を有す
る冷却液ノズルから冷却液が噴出される。
【0006】
【実施例】図1は、本考案を適用したマシニングセンタ
ー全体の斜視図であり、床面にベッド1が設置され、該
ベッド1の上面には中間水平テーブル2が前後方向(Y
軸方向)に移動自在に支持され、該中間水平テーブル2
上に、該水平テーブル2に対して左右方向(X軸方向)
に移動自在に移動テーブル3が支持されている。ベット
1の上方には、コラム5を介して上下方向(Z軸方向)
に移動自在に主軸ヘッド6が支持され、該主軸ヘッド6
には垂直な機械主軸7が備えられ、機械主軸7には、各
種工具Tが取り替え自在に装着される。また、コラム5
には、多数の工具を保持する工具マガジン11が回転駆
動自在に備えられている。移動テーブル3上には、たと
えば傾斜、回転及び割り出しが可能な傾斜円テーブル1
2が固定され、該傾斜円テーブル12上にワークWが固
定されている。上記固定コラム5に、本考案の要部であ
るノズル支持機構18を介して複数の冷却ノズル25が
支持されている。
【0007】図4は、冷却液供給装置の拡大平面図を示
しており、ノズル支持機構18は、その基端部がコラム
5の垂直面に固定されると共に、水平面内で屈曲自在な
元側水平自在継手20及び同様に水平面内で屈曲自在な
中間水平自在継手21により屈曲自在に構成されてい
る。図2は冷却液供給装置の拡大側面図を示しており、
支持機構18の先端部には、分岐マニホールド52を介
して、たとえば、上下2個の切換バルブ22を備え、上
下各切換バルブ22に、それぞれ三次元方向に回動自在
な球面自在継手24を介して冷却液ノズル25を設けて
おり、各冷却液ノズル25は、それぞれ各種工具Tの寸
法等に応じて、各作業時の加工箇所に向けてセットされ
ている。
【0008】図5は、冷却液供給装置の縦断面図を示し
ており、支持機構18の基端部は、ブラケット15及び
植え込みボルト16からなっており、ブラケット15は
コラム5の垂直面にボルトにより固着され、植込みボル
ト16は、ブラケット15に垂直姿勢に植え込まれてい
る。上記植込みボルト15には、元側水平自在継手20
のクランプ式ブロック30が昇降及び回動位置調節自在
に挿通され、締付けボルト31により、適宜の高さ及び
回動位置で締め付けられ、かつ、植込みボルト16に螺
挿されたロックナット33によりずり落ちないように、
ロックされている。
【0009】クランプ式ブロック30には、上下方向に
貫通する油路35が形成されており、該油路35の下端
部は、冷却液供給ホース36を介して冷却液ポンプ等の
冷却液供給源に接続されている。油路35の上半分には
めねじ部が形成され、該めねじ部には、支軸40の下端
拡大おねじ部が螺着されている。支軸40の下端おねじ
部には、上下方向に冷却液の流通を許すように、外周に
複数の切り溝が形成されている。一方、クランプ式ブロ
ック30の油路35の上端には、有底筒状の上側ブロッ
ク41の下端部がOリングを介していんろう形式で回動
可能に嵌合し、また、上記支軸40には、上側ブロック
41の上底部がOリングを介して嵌合している。支軸4
0は上記上側ブロック41を貫通して上方に突出し、そ
の上端おねじ部には、継手固定手段として袋ナット42
が螺着されている。上側ブロック41の側面には、水平
な冷却液管44の一端部が液密状態に螺着され、該冷却
液管44内は、上側ブロック41内に連通している。
【0010】上記冷却液管44の他端部には、中間水平
自在継手21の有底筒状の下側ブロック46の側部が液
密状態に螺着されている。下側ブロック46の下端底部
には、上方に突出する支軸48の下端おねじ部が液密状
態で螺着されている。下側ブロック46の上端には、有
底筒状の上側ブロック49の下端部がOリングを介して
いんろう形式で回動可能に嵌合し、また、上記支軸48
には、上側ブロック49の上底部がOリングを介して嵌
合している。支軸48は上側ブロック49を貫通して上
方に突出し、その上端おねじ部には、継手固定手段とし
て、袋ナット51が螺着されている。
【0011】中間水平自在継手21の上側ブロック49
の側部には、水平な連絡ねじ管53を介して前記分岐マ
ニホールド52が連結支持され、該分岐マニホールド5
2に、前記上下2個のエアー式切換バルブ22が接続さ
れている。
【0012】図6は、図5のVI−VI断面拡大図であり、
閉じ状態(停止状態)の切換バルブ22を示している。
該切換バルブ22は、スプール嵌合孔55を有すると共
に、入口ポート65及び出口ポート66を有し、入口ポ
ート65は、分岐マニホールド52の油路59に連通
し、出口ポート66には、球面自在継手24の継手本体
管70が螺着され、スプール嵌合孔55には、軸方向と
直交する油路54を有するスプール56がスプール軸心
方向移動自在に嵌合している。該スプール56と底板5
7aの間には、リターンコイルばね57が縮設されてお
り、スプール56の蓋板58側にはエアー室61が形成
され、該エアー室61は、エアー供給ホース64、電磁
開閉弁62を介して圧縮エアー供給源63に接続されて
いる。すなわち、電磁開閉弁62を開いてエアー室61
に圧縮エアーを供給することにより、図示のように、ス
プール56を底板57a側に移動して、切換バルブ22
のポート65,66間を遮断する。反対に、電磁開閉弁
62を閉じてエアー室61を大気等に開放することによ
り、コイルばね57の弾性力により、スポール56を蓋
板側(矢印A方向)に移動して、切換バルブ22のポー
ト65,66間を油路54により連通する。
【0013】ノズル支持用の球面自在継手24は、図5
に示すように、継手本体管70の凹面座に球体72を回
転自在に嵌合しており、該球体72には貫通油路73が
形成されており、該油路73に前記冷却液ノズル25が
嵌着されている。継手本体管70の球面座部分の外周側
には、継手固定手段として締付けナット74が螺合して
おり、該締付けナット74を締め付けることにより、球
体72を所定の回転位置に締付け固定できるようになっ
ている。また、球体72のノズル25側とは反対側の端
部は、球体72を回転させても、球体72内の油路73
が常に継手本体管70内に連通するように、平面状に切
り欠かれている。
【0014】上述のような冷却液供給装置を備えたマシ
ニングセンターにおいて、傾斜円テーブル12に装着し
た1つのワークW対して、図2のようにワークWを垂直
姿勢にし、工具Tとして大形平面カッターを使用し、ワ
ーク上端面を平面研削する作業と、図3のようにワーク
Wを45°傾斜させ、工具Tとしてエンドミルを使用
し、ワークWをワーク軸心回りに回転させながら、円錐
面を研削する作業とを連続して行う場合には、上側の冷
却液ノズル25は、図2のように上端面加工時の加工高
さH1 及び加工位置に的確に向くようにその高さ、位置
及び向きがセットされ、一方、下側の冷却液ノズル25
は、図3のように円錐面加工時の加工高さH2 及び加工
位置に的確に向くようにその高さ、位置及び向きがセッ
トされる。
【0015】上記のように各冷却液ノズル25をセット
する場合において、支持機構18全体の高さ調節は、図
4のクランプ式ブロック30のボルトナット31を緩
め、図5のロックナット33を回動することにより、支
持機構18全体の上下方向位置を調節し、そして、ボル
ト31を締め付けることにより、クランプ式ブロック3
0を植込みボルト16に固定する。ノズル支持機構18
の屈曲姿勢の調節、並びに冷却液ノズル25の位置及び
方向などの調節は、まずノズル支持機構18の各水平自
在継手20,21の袋ナット42,51を緩め、各上側
ブロック41,49を回動調節することにより、水平面
内で、適当な屈曲形状に調節する。しかる後に、袋ナッ
ト42,51を締め付けて、各水平自在継手20,21
を固定する。これにより、たとえば、切換バルブ22及
び冷却液ノズル25が、ワークWの移動に邪魔になら
ず、また、切屑の飛散量が少ない位置にセットされる。
次に、球面自在継手24の締付けナット74を緩め、各
冷却液ノズル25を、最終的に、それぞれ所定の方向に
向けてセットし、締付けナット74を締め付けることに
より、その噴出方向に固定する。
【0016】また、図2のように、各切換バルブ22の
圧縮エアー供給パイプ64に接続された電磁開閉バルブ
62については、それらに接続された制御機構により、
図2のように工具Tとして大形平面カッターが機械主軸
7に装着されてワーク上端面を研削している間は、上側
切換バルブ22を冷却液噴出状態とし、下側切換バルブ
22を冷却液停止状態し、一方、図3のように工具Tと
してエンドミルが機械主軸7に装着され、円錐面研削を
している間は、下側切換バルブ22を冷却液噴出状態と
し、上側切換バルブ22を冷却液停止状態とするように
設定する。
【0017】したがって、研削作業において、図2のよ
うに高い加工高さH1 での平面研削中は、それに合わせ
て、上側の冷却液ノズル25から、研削部分に正確に冷
却液が供給され、一方、図3のように低い加工高さH2
での円錐面研削中は、それに合わせて、下側の冷却液ノ
ズル25から、研削部分に正確に冷却液が供給される。
しかも、作業中は、支持機構18の各水平自在継手2
0,21は、固定されており、かつ、球面自在継手24
も固定されているので、切屑が当たってもそれらの形状
あるいは方向が変化する心配はない。
【0018】
【別の実施例】(1)図7は、切換バルブとして、図2
のようにシングル式のものを2個備える代わりに、2連
式切換バルブ80を1個備えた例である。すなわち、2
連式切換バルブ80は、1つの切換バルブ80に、1つ
の入口ポート85と、上下2つの出口ポート86を有
し、各出口ポート86にそれぞれ球面自在継手24を介
して冷却液ノズル25を接続しており、スプール81の
油路84はコの字形に形成されている。その他の構造
は、前記図6のシングル式の切換バルブと同様であり、
エアー室61は、圧縮エアー供給ホース64、電磁開閉
バルブ62を介して圧縮エアー供給源63に接続されて
いる。図7の2連式の切換バルブ80では、電磁開閉バ
ルブ62を開いてエアー室61に圧縮エアーを圧入する
ことにより、図7のようにスプール81をばね57に抗
して上方に移動させて、上側の出口ポート86に入口ポ
ート85を連通させると同時に、下側の出口ポート86
を閉じ、反対に、電磁開閉バルブ62を閉じてエアー室
61を減圧することにより、スプール81をばね57に
より下降させて、下側の出口ポート86に入口ポート8
5を連通させると同時に、上側の出口ポート86を閉じ
る。
【0019】(2) 図8は、支持機構18内に、元側
水平自在継手91のみを備え、また、冷却液ノズル25
及びシングル式のの切換バルブ22をそれぞれ3個つづ
つ備えた例である。分岐マニホールド93は連絡ねじ管
92を介して元側水平自在継手91に取り付けられ、分
岐マニホールド93の下面に、切換バルブ22を水平に
並べて配置している。
【0020】(3)図示の実施例では、ノズル支持機構
の基端部をコラム5の垂直面に固定しているが、移動テ
ーブル3上に固定する構造でもよい。また、コラム全体
が前後方向に移動する構造のマシニングセンターに、本
考案を適用することもできる。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように本願考案によると、 (1)ノズル支持機構の基端部を、マシニングセンター
等の工作機械に固定し、ノズル支持機構の先端部に、切
換バルブを介して複数の冷却液ノズルを設け、各冷却液
ノズルは、それらの位置及び噴出方向が各種工具に応じ
た位置及び噴出方向にそれぞれ設定されると共に、切換
バルブにより噴出及び停止の切り換えが自在となってい
るので、マシニングセンター等で、1つのワークに対し
て、自動的に工具交換して、各種加工を連続して行う場
合に、各種加工毎に、冷却液ノズルの位置及び方向等
を、作業員が調節し直す必要がなくなり、長時間の無人
化を達成でき、作業の省力化が達成できる。
【0022】(2)概略水平面内でのみ折曲げ自在な水
平自在継手を有し、該水平自在継手には、これを任意の
折曲げ状態で固定する固定手段が備えられているので、
切屑の飛散量の少ない位置に切換バルブをセットできる
と共に、ノズル支持機構を屈曲調節後、その形状で固定
しておくことにより、たとえ、切削作業中に飛び散る切
屑がノズル支持機構にぶつかっても、ノズル支持機構が
変形することはなく、作業中にノズルの位置などが、狂
うのを防ぐことができる。
【0023】(3)切換バルブに球面自在継手を介して
冷却液ノズルを接続し、該球面自在継手に、これを任意
の回動状態で固定する固定手段を備えることにより、冷
却液ノズルによる冷却液噴出方向決めが、簡単かつ精度
よく行える。 (4)水平面内で折曲げ調整自在な1つのノズル支持機
構の先端部に、切換弁及び該切換弁により切り換えられ
る複数の冷却液ノズルを設けているので、1つのノズル
支持機構を適当な1カ所に取り付けるだけで複数の冷却
液ノズル及び切換弁を取り付けることができ、かつ、水
平自在継手及び球面自在継手を利用して、各冷却液ノズ
ルをそれぞれ所望の位置及び方向に向けることができ
る。すなわち、この冷却液供給装置を装備する場合に
は、取付箇所が1箇所でよく、かつ、切換弁も支持機構
と共に装着できるので、工作機械側に施す加工が非常に
簡単であり、納入済みの工作機械に簡単に後付けするこ
とができる。また、折り曲げ自在な1つのノズル支持機
構に複数のノズルを支持させているので、空いているス
ペースを有効利用して適宜ノズル支持機構を配置するこ
とができる。 (5)ノズル支持機構全体は水平自在継手により先端部
分の位置が変更自在となっており、かつ、各冷却液ノズ
ルはノズル支持機構の先端部分でそれぞれ球面自在継手
を介して三次元的に噴出方向変更自在であるので、水平
自在継手により全冷却液ノズルのおおまかな位置を決定
し、加工箇所や使用工具により球面自在継手にて各冷却
液ノズルの方向を決定することにより、上記のように1
つの支持機構でありながらも、各冷却液ノズルをそれぞ
れ精度よく所望の位置及び方向に設定することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る冷却液供給装置を備えたマシニ
ングセンターの全体斜視図である。
【図2】 図1の冷却液供給装置の拡大側面図である。
【図3】 別の使用状態を示す図2と同じ部分の拡大側
面図である。
【図4】 図2の平面図である。
【図5】 図2の縦断面図である。
【図6】 図5のVI−VI断面拡大図である。
【図7】 切換バルブの別の例を示す縦断面図である。
【図8】 冷却液供給装置の別の例を示す側面図であ
る。
【図9】 従来例の斜視図である。
【符号の説明】
18 ノズル支持機構 20 元側水平自在継手 21 中間水平自在継手 22 切換バルブ 24 球面自在継手 25 冷却液ノズル 42,51 袋ナット(水平自在継手用の固定手段) 74 締付けナット(球面自在継手用の固定手段)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル支持機構は、マシニングセンター
    等の工作機械に固定される基端部と、該基端部に概略水
    平面内でのみ折曲げ自在に設けられた水平自在継手と、
    該水平自在継手により該水平自在継手軸芯回りに旋回可
    能に支持された冷却液管とを備えており、 上記1個のノズル支持機構の冷却液管の先端部に、切換
    バルブと、該切換バルブに球面自在継手を介して接続さ
    れた複数の冷却液ノズルを設け、 上記水平自在継手及び球面自在継手には、それぞれ任意
    の折曲げ状態及び回動状態で固定する固定手段を設け、 各冷却液ノズルを、それらの位置及び噴出方向が各種工
    具に応じた位置及び噴出方向にそれぞれ設定し、固定手
    段により水平自在継手及び球面自在継手を固定するよう
    にしていることを特徴とする工作機械の冷却液供給装
    置。
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