JPH0429963Y2 - - Google Patents

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JPH0429963Y2
JPH0429963Y2 JP1986147162U JP14716286U JPH0429963Y2 JP H0429963 Y2 JPH0429963 Y2 JP H0429963Y2 JP 1986147162 U JP1986147162 U JP 1986147162U JP 14716286 U JP14716286 U JP 14716286U JP H0429963 Y2 JPH0429963 Y2 JP H0429963Y2
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hole
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JP1986147162U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主に切削加工部分の冷却・切削能力
を向上させるために、その加工部分に流体を射出
するための工作機械用の旋回ノズルに関するもの
である。
〔従来の技術〕
工作機械用の旋回ノズルは、一般に刃物の周り
に複数個(例えば、刃物を中心とした円周上に十
数個)取付けられ、別の部分にある流量調整弁の
開閉によつて、一斉に流体を噴射して目的物を冷
却し、切削効率を向上させるものである。
旋回ノズルを通過する流体の流量・流速の調整
は、複数個の旋回ノズルを統合する別の調整弁に
よつて行われており、旋回ノズルには弁機構がな
いものが多かつた。
また、旋回ノズルの出口側に公知な流量調整弁
を取付けたものもあつたが、大型化し、高価にな
り過ぎてしまつたり、微妙な流量調整が出来なか
つたりして実用的に問題があつた。
〔解決しようとする問題点〕
工作機械の旋回ノズルは本来、流量調整機能が
別に設けられていることが多く、この場合は、流
量調整弁付き旋回ノズルは過剰品質であつた。
しかし、工作機械の場合、加工条件により加工
部分に掛かる全体の流量は一定で、流速を増減さ
せて流体の最長到達距離を調整する必要があり、
そのためには、旋回ノズルに流体停止弁機構を設
けることが必要であつた。
この要請に対して、従来のものはその機能がな
かつたり、あつても流量調整弁であるために高価
で、しかも大型になり過ぎるといつた欠点を有し
ていた。
〔問題を解決するための手段〕
本考案は、上記問題点を解決するため、下記の
構成を備えている。
(1) 連通貫通孔を有するほぼ円筒状の本体からな
り、該本体の軸方向一方の側は、より大径の貫
通孔を有する六角断面部、そして他方の側は、
該六角断面部に一体的に連結し、より小径断面
に形成されかつより小径の貫通孔を有し、その
外周面にねじ部を有するねじ付部からなつてお
り、該六角断面部内のより大径の貫通孔には球
体であつて、その球心を通る貫通孔を有する球
体を嵌合保持し、該球体の内方半球面は、該よ
り大径の貫通孔内壁とOリングにより環状にか
つ弾性変形下に密閉接触している工作機械用旋
回ノズルにおいて、前記本体のより大径の貫通
孔には軸方向において、その開口縁部から、そ
こに嵌合されている球体の球心を超えて、該球
体の貫通孔の径より大きい幅の切欠部が形成さ
れており、該球体は上記大径貫通孔に嵌合後カ
シメ加工によつて該本体と固着されることを特
徴とする工作機械用の停止弁付き旋回ノズル。
(2) 前記球体の貫通孔には外側から中空円筒状の
案内管が固着され、前記案内管の外径が前記切
欠部の幅よりも小さく形成されてなることを特
徴とする上記第1項に記載した工作機械用の停
止弁付き旋回ノズル。
〔実施例〕
第1図〜第4図の図面は本考案の実施例を示す
物で、第1図は本考案の第1の実施例を示す旋回
ノズルの正面図、第2図は第1図の側面図、第3
図は第2の実施例を示す正面図、第4図は第3図
を上から見た平面図である。
第1図は、本考案の第1の実施例を示す工作機
械用の旋回ノズルである。
本考案の旋回ノズルは、軸方向貫通孔1cを有
するほぼ円筒状の本体1からなり、その軸方向の
一方の側は、より大径の貫通孔1cを有する六角
断面部、その他方の側は該部に一体的に連結し、
より小径断面に形成され、その外周面にねじ部1
bを有する、より小径の貫通孔1cを有するねじ
付部からなつている。両部の外径と同様に、前記
貫通孔1cの内径も、六角断面部の貫通孔が、ね
じ付部の貫通孔よりも大に形成され、その内径寸
法変換部には環状フランジが形成される。
本体1の六角断面部の貫通孔1c部分には、球
体2が嵌合されその球心を通る貫通孔2aが球体
2に形成され、本体1の大径貫通孔1Cと小径貫
通孔1c間によつて形成された上記環状フランジ
の大径貫通孔1c側端面にはOリング3が挿入さ
れて弾性変形下環状に球体面と接触している。
球体2は本体1の大径貫通孔1cの開口からわ
ずかに露出しており、本体1と球体2とは本体1
の大径貫通孔開口縁部のカシメ加工によつて固着
されるため、安価に作製できる。
本体1の小径部外周面のねじ部1bを利用して
旋回ノズルは工作機械の所定位置に複数個取付け
られる。流体はねじ部1b側即ち小径貫通孔1c
の開口から本体内に送り込まれ、かくして送入さ
れた流体は球体2の貫通孔2aを経て大径貫通孔
1c開口側から噴出する。本体1からの流体の漏
洩防止は、本体1と球体2の2部材に接触するO
リング3により行われる したがつて、上記カシメ加工後の本体1と球体
2との軸方向の位置ずれ量はOリングの弾性変形
量の範囲ならば、シール効果を発揮することがで
きるため、本体1のカシメ精度は高くする必要は
なく従つて安価に作製することができる。
本体1のカシメ部分1dから、六角形状断面部
の周面にかけて軸方向に一箇所、切欠部1aが形
成されている。球体2の貫通孔2aの位置を第1
図の二点鎖線で示すようなほぼ垂直方向に90°移
動させて、旋回ノズルを通過する流体を停止させ
るときには、先ず球体2の貫通孔2aに棒状部材
を挿入し、そのままこの棒状部材を移動して該部
材が本体1の切欠部1aへ嵌合させれば球体2の
貫通孔2aは、Oリング3の位置よりも本体1の
カシメ部分1d側に位置し、流体の噴射を停止す
ることができる。
このような機能を有する旋回ノズルを複数個工
作機械に取付けることによつて、旋回ノズルの流
速を増加させたいときは、適当数の旋回ノズルか
ら流体の噴出を停止させ、まびきすればよい。
第2図は第1図の側面図である。本体1に形成
される切欠部1aは球体2を挿入する前にエンド
ミル等によつて加工する。
第3図は本考案の第2の実施例を示す正面図で
ある。この図は流体を停止させた状態を示すもの
である。球体2の貫通孔2aにはその内面に段付
き部が設けられ大径貫通孔と小径貫通孔とを連通
分離し、この段付き部の大きな径の貫通孔2a部
分に中空円筒状の案内管4が圧入されている。
本体1の切欠部1aは、上下2箇所に形成した
ものを示したが、必要に応じて3箇所以上に形成
することもできる。
第2の実施例では、案内管4を本体1の切欠部
1aに挿入することによつて、流体の通過を停止
することができるで、作業性がよく、さらに案内
管4によつて噴出する流体の方向性が安定する。
第4図は、第3図を上から見た平面図である。
切欠部1aの本体軸方向距離は、案内管4が切欠
部1aに当接した状態で、案内管4の軸心が本体
1の貫通孔1cの軸心に対して、ほぼ垂直になつ
ていればよい。
球体2に固着される案内管4の固着方法は圧入
だけでなく、螺合・溶接など各種の方法によつて
もよい。
〔効果〕
本考案は次の効果を有する。
工作機械の加工部の付近に複数個取付けられ
た場合は、全体の流速調整をすることができ
る。
流体の停止・噴出が容易に操作できる。
安価に制作することができる。
小形で軽量な旋回ノズルが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図の図面は本考案の実施例を示す
もので、第1図は本考案の第1の実施例を示す旋
回ノズルの正面図、第2図は第1図の側面図、第
3図は第2の実施例を示す正面図、第4図は第3
図を上から見た平面図である。 1……本体、1a……切欠部、1b……ねじ
部、1c……貫通孔、1d……カシメ部分、2…
…球体、2a……貫通孔、3……Oリング、4…
…案内管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 連通貫通孔を有するほぼ円筒状の本体からな
    り、該本体の軸方向一方の側は、より大径の貫
    通孔を有する六角断面部、そして他方の側は、
    該六角断面部に一体的に連結し、より小径断面
    に形成されかつより小径の貫通孔を有し、その
    外周面にねじ部を有するねじ付部からなつてお
    り、該六角断面部内のより大径の貫通孔には球
    体であつて、その球心を通る貫通孔を有する球
    体を嵌合保持し、該球体の内方半球面は、該よ
    り大径の貫通孔内壁とOリングにより環状にか
    つ弾性変形下に密閉接触している工作機械用旋
    回ノズルにおいて、前記本体のより大径の貫通
    孔には軸方向において、その開口縁部から、そ
    こに嵌合されている球体の球心を超えて、該球
    体の貫通孔の径より大きい幅の切欠部が形成さ
    れており、該球体は上記大径貫通孔に嵌合後カ
    シメ加工によつて該本体と固着されることを特
    徴とする工作機械用の停止弁付き旋回ノズル。 (2) 前記球体の貫通孔には外側から中空円筒状の
    案内管が固着され、前記案内管の外径が前記切
    欠部の幅よりも小さく形成されていることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    した工作機械用の停止弁付き旋回ノズル。
JP1986147162U 1986-09-26 1986-09-26 Expired JPH0429963Y2 (ja)

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JPS6353646U JPS6353646U (ja) 1988-04-11
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2583899Y2 (ja) * 1990-08-27 1998-10-27 株式会社 ガスター 浴槽洗浄装置
JP2572036Y2 (ja) * 1992-06-15 1998-05-20 株式会社日研工作所 工作機械の冷却液供給装置
JP6771404B2 (ja) * 2017-02-27 2020-10-21 イハラサイエンス株式会社 ノズル装置およびノズルユニット

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JPS6035569Y2 (ja) * 1981-05-20 1985-10-22 日立精機株式会社 ク−ラント供給装置

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JPS6353646U (ja) 1988-04-11

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