JP2002079464A - 研削方法及び研削盤 - Google Patents

研削方法及び研削盤

Info

Publication number
JP2002079464A
JP2002079464A JP2000270346A JP2000270346A JP2002079464A JP 2002079464 A JP2002079464 A JP 2002079464A JP 2000270346 A JP2000270346 A JP 2000270346A JP 2000270346 A JP2000270346 A JP 2000270346A JP 2002079464 A JP2002079464 A JP 2002079464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
work
grinding
grindstone
cooling liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000270346A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Nagao
昌浩 長尾
Takeshi Itatsu
武志 板津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagase Integrex Co Ltd
Original Assignee
Nagase Integrex Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nagase Integrex Co Ltd filed Critical Nagase Integrex Co Ltd
Priority to JP2000270346A priority Critical patent/JP2002079464A/ja
Publication of JP2002079464A publication Critical patent/JP2002079464A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワーク加工時において砥石及びワークが熱に
起因して撓むのを抑制し、高精度加工を実行することが
可能な研削方法及び研削盤を提供すること。 【解決手段】 ワークWと対向する面に砥石26を設け
た回転駆動される砥石台22内にチャンバー25を設け
るとともに、ワークWと対向する面にチャンバー25に
通じる穴27を複数設ける。チャンバー21内に冷却用
液体23を供給して、この冷却用液体23を穴27から
噴出させ、ワークWの被研削面に直接、冷却用液体23
を供給して、ワークWの被研削面を砥石26によって研
削する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被研削面に砥石を
摺動させて被加工物を研削する研削方法及び研削盤に関
する。
【0002】
【従来の技術】図12においては従来の平面研削盤の一
例を示す。また、図13は、図12の平面研削盤におけ
る砥石台71の構造と、砥石台71に対するノズル72
の配置とを示す平面図で、図14は図13のg−g線に
沿う縦断面図である。
【0003】図12に示すように、コラム61はベッド
62上に立設されている。ガイドレール63はコラム6
1の前面において上下方向に敷設されている。スライド
プレート64は前記ガイドレール63に係合されてお
り、コラム61に支持された昇降用モータ65の駆動に
よって昇降可能である。主軸ヘッド66はスライドプレ
ート64に固定されている。主軸67は主軸ヘッド66
に保持され、ワーク回転用モータ68の駆動によって回
転可能である。ワークWは主軸67の下端に設けられた
ワークチャック69を介して固定されている。ベッド6
2上に設けられたテーブル70の上方には、砥石台71
が設けられ、この砥石台71の上面には、図12及び図
13に示すように、細長く線状をした複数の砥石73が
等間隔で放射状に並べられて、砥石台71から僅かに上
方に突出して設けられている。
【0004】更に砥石台71の上方には、その砥石台7
1の表面に向けて、例えばクーラントなどの冷却用液体
74を供給するノズル72が設けられている。このノズ
ル72は、砥石台71の上面と平行にして、その砥石台
71の半径を横切り、ベッド62側に固定して配置され
ている。ノズル72の周面には、砥石台71に向かって
冷却用液体74を噴出させる噴出口72aが点在して複
数設けられている。
【0005】そして、この平面研削盤では、ノズル72
から砥石台71に向けて冷却用液体74を噴出させてい
る状態で、砥石台71を回転させるとともに、ワークW
を回転させつつ主軸ヘッド66を下降させる。この下降
でワークWの被研削面が回転しているテーブル70の砥
石台71に押し付けられ、研削処理がなされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ノズル72
から供給される冷却用液体74は、砥石台71に対して
噴出される。従って、砥石台71とワークWとの間に冷
却用液体を充分に供給できず、その冷却効果は期待でき
なかった。このため、ワークWが熱で撓み、被研削面を
正確に加工することができず、ワークWに精度が要求さ
れる場合に不適当であった。
【0007】本発明は上記従来技術に存在する問題点に
着目してなされたものであって、その目的は、ワーク加
工時において熱に起因したワークに対する撓み等を抑制
し、高精度の研削を行い得る研削方法及び研削盤を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、回転駆動される砥石台内
にチャンバーを設けるとともに、ワークの被研削面と対
向する面に、このチャンバーに通じる複数の穴と、砥石
とを設け、チャンバー内に供給された冷却用液体を、穴
からワークの被研削面に向けて供給して、被研削面を冷
却させながら、砥石とワークとを押し付けて研削加工す
るようにしたものである。
【0009】従って、この請求項1の発明においては、
ワークの被研削面に冷却用液体を供給させているので、
冷却用液体で、直接被研削面に冷却又は潤滑することが
でき、効率良く冷却又は潤滑させながら、ワークの研削
加工が行える。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
研削方法において、前記穴の大きさを砥石台の外周側へ
行くに従って小さく形成し、各穴における前記冷却用液
体の噴出量を略均一化するようにしたものである。
【0011】回転駆動している砥石台のチャンバー内に
冷却用液体を供給すると、冷却用液体は遠心力で外周側
に移動し、砥石台の中心側よりも外周側の圧力が高くな
る。請求項2の発明においては、砥石台の外周側へ行く
に従って穴の大きさを小さく形成したので、各穴におけ
る前記冷却用液体の噴出量を略均一化でき、各穴から被
研削面に冷却用液体が均一に噴出させられながらワーク
の加工がなされる。
【0012】請求項3に記載の発明は、ベッド上に固定
されたコラムと、コラムに移動可能に支持され、ワーク
の被研削面に対向する面に砥石を設けた砥石台及びワー
クの一方を支持するためのヘッドと、砥石台及びワーク
の他方を支持するためのテーブルとを有した研削盤にお
いて、前記砥石台に、チャンバーを設けるとともに、こ
のチャンバーに通じる穴をワークの被研削面と対向する
面に複数設け、前記穴より噴出させる冷却用液体を前記
チャンバーに供給する冷却用液体供給手段を設けたもの
である。
【0013】従って、請求項3の発明においては、冷却
用液体供給手段からチャンバー及び穴を介して、ワーク
の被研削面に、冷却用液体を直接供給することができ
る。そのため、効率よく冷却又は潤滑しながら、ワーク
の加工が行え、高精度の研削を行うことができる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の研削盤において、前記砥石台が円形状であり、前記チ
ャンバーが、回転中心に形成された円状の共通チャンバ
ー部と共通チャンバー部の外周から連続して砥石台の外
周に向かって放射状に設けられている管状チャンバーと
で形成されるとともに、前記穴が前記管状チャンバー部
毎に前記管状チャンバーに沿って点在して複数形成され
ており、前記冷却用液体を前記共通チャンバー部内に供
給するものである。
【0015】従って、請求項4の発明においては、チャ
ンバー内の一部を、共通チャンバーから放射状に延びる
管状チャンバーで区切っているので、供給された冷却用
液体はチャンバー全体には散らばらず、各管状チャンバ
ー内にだけ広がることになる。このため、少量の冷却用
液体が供給されただけでも、各管状チャンバーの内部の
圧力を高くすることができ、各穴から平均的に冷却用液
体を供給することができる。従って、被研削面が全体的
に冷却されるので、どの部分においても高精度にワーク
を研削することができる。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の研削盤において、前記ワークの被研削面に対向する砥
石台の面に、砥石が放射状に複数設けられており、この
砥石同士の間で放射線状に前記穴が並設されているもの
である。従って、ワークの被研削面が研削される直前及
び直後に、冷却用流体がその被研削面に均一に供給され
る。そのため、効率よくワークの被研削面を冷却するこ
とができる。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項3〜5の
何れかに記載の研削盤において、前記冷却用液体を供給
するノズルの噴出口を、前記管状チャンバーの入口方向
に向けて配置したものである。従って、ノズルの噴出口
を管状チャンバーの入口方向に向けて配置したので、ノ
ズルからチャンバーに冷却用液体がスムーズに供給され
る。また、砥石台が回転されると、管状のチャンバーが
順番にノズルの噴出口の前に移動し、そのノズルの噴出
口と対向したノズルから各管状チャンバーに向かって冷
却用液体が積極的に流れ込む。これにより冷却用液体の
流れが定まり、管状チャンバーへの冷却用液体が安定す
るとともに、各管状チャンバーに流れ込む冷却用液体の
量が確保できる。そのため、ワークの被研削面に冷却用
液体を確実に供給することができ、より確実に被研削面
を冷却又は潤滑することができる。従って、効率よく高
精度にワークを研削することができる。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項3〜6の
何れかに記載の研削盤において、前記穴の大きさを、前
記砥石台の外周側へ行くに従って小さく形成したもので
ある。回転駆動しているテーブルのチャンバー内に冷却
用液体を供給すると、冷却用液体は遠心力で外周側に移
動し、砥石台の中心側よりも外周側の圧力が大きく、穴
の大きさを同じにした場合では噴出量も多くなる。従っ
て、請求項6の発明においては、穴の大きさを砥石台の
外周側へ行くに従って小さく形成して、各穴における冷
却用液体の噴出量を略均一化するようにしている。その
ため、各穴から冷却用液体を被研削面に均一に噴出して
ワークの研削加工が行え、より高精度にワークを研削す
ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1及
び第2実施形態について説明する。 (第1実施形態)図3は本実施形態の平面研削盤を示す
側面図であり、直方体形状をなすベッド11は工場等の
床面に設置されている。ベッド11の上面には、テーブ
ル21を挟んで左右の位置に同じく直方体形状をなすコ
ラム12が立設されている。各コラム12には、ガイド
レール13、スライドプレート14、昇降用モータ1
5、主軸ヘッド16、主軸17、回転用モータ18、チ
ャック19がそれぞれ配設されている。また、各主軸ヘ
ッド16との間はリンク材20で連結されている。
【0020】さらに詳述すると、ガイドレール13はコ
ラム12の前面において各々が上下方向に平行配置され
て一対敷設されている。スライドプレート14はガイド
レール13に係合されており、コラム12に支持された
昇降用モータ15の駆動によって昇降可能である。主軸
ヘッド16はスライドプレート14に固定されている。
主軸17は主軸ヘッド16に保持され、回転用モータ1
8の駆動によって回転可能である。ワークWは、主軸1
7の下端に設けられたチャック19により固定されてい
る。
【0021】ベッド11上に設けられたテーブル21の
上方には、回転可能に砥石台22が設けられている。砥
石台22の上方には、砥石台22の表面に向けて冷却用
液体23を供給する冷却用液体供給手段であるノズル2
4が砥石台22の略中心に位置して設けられている。
【0022】図1は、図3の平面研削盤における砥石台
22の構造及び砥石台22に対するノズル24の配置を
示す平面図で、図2は図1のa−a線に沿う縦断面図で
ある。さらに、図4乃至図6には砥石台22を単品で示
している。図4は砥石台22の外観斜視図、図5は図4
のb−b線縦断面図、図6は図4のc−c線縦断面図で
ある。砥石台22は、円板状に形成されており、その上
部には、共通チャンバー部25aと内部チャンバー部2
5bとを一体にしたチャンバー25が形成されている。
共通チャンバー部25aは上面に開口25cを有して扁
平な円柱状に形成されている。内部チャンバー部25b
は、砥石台22内を外周直前の位置までくり抜き、砥石
台22の裏面側に空洞の小部屋、すなわちチャンバーを
設けた状態にして、共通チャンバー部25aから連続し
て広がるようにして環状に形成されている。また、砥石
台22の上面には、線状をした複数の砥石26が、等間
隔で放射状に並べられているとともに、僅かに上方に突
出して設けられている。砥石台22の上面、すなわち各
砥石26で区画された上面には、砥石26に沿った状態
にして複数(本実施の形態では4つ)の穴27が形成さ
れている。各穴27の大きさは、回転中心側が大きく、
外周側へ進に従って徐々に小さくなるようにして形成さ
れている。
【0023】ノズル24は、内部に冷却用の23が通さ
れ、その冷却用液体23を噴出口24aから噴出する。
ノズル24は、砥石台22の上方から共通チャンバー部
25a内に差し込まれ、その噴出口24aを内部チャン
バー部25bの入口方向(外周)に向けて配設されてい
る。
【0024】次に、上記構成の平面研削盤の動作につい
て説明する。例えば、シリコンウェーハ等の薄板状をな
すワークWは、チャック19によって主軸ヘッド16に
固定保持される。この状態で回転用モータ18によりワ
ークWを回転させつつ、昇降用モータ15の駆動によっ
て主軸ヘッド16を砥石台22に向かって下降させる。
このとき、砥石台22は回転用モータ28によって駆動
されており、主軸ヘッド16と共に下降されたワークW
はその被研削面を以て砥石台22に押し付けられる。従
って、被研削面が砥石26によって研削処理される。
【0025】一方、砥石台22側では、砥石台22が回
転用モータ28によって回転されている状態でノズル2
4の先端の噴出口24aから冷却用液体23が噴出され
ている。この噴出された冷却用液体23は砥石台22の
回転による遠心力を伴って内部チャンバー部25b内を
外周側に移動する。そして、内部チャンバー部25b内
に更に冷却用液体23が供給されるため、内部チャンバ
ー部25bの内圧が高まる。この高くなった圧力によ
り、穴27から上方、すなわちワークWと対向する方向
に噴出する。そして、ワークWが主軸ヘッド16と共に
下降されて砥石台22に接近すると、回転している砥石
台22の穴27から噴出している冷却用液体23がワー
クWの被研削面に直接供給される。従って、その冷却用
液体23がワークWの被研削面を冷却しながら、被研削
面が砥石26によって研削処理される。
【0026】上記構成の本実施の形態においては、次の
ような効果を奏する。 (1)ワークWと対向する砥石台22の上面に設けた穴
27から冷却用液体23をワークWの被研削面自体に直
接噴出して冷却しながら、ワークWの加工がなされるの
で、冷却が確実に行える。これによりワーク加工時にお
いて砥石26とワークWとの間に生じる熱に起因したワ
ークWの撓みを抑制し、高精度加工を実行することがで
きる。
【0027】(2)砥石台22の穴27の大きさを、回
転時に遠心力を大きく受けて内圧が高められる砥石台2
2の外周に行くに従って小さく形成しており、各穴27
における冷却用液体23の噴出量を略均一化している。
従って、各穴27から冷却用液体23が被研削面にむら
なく均一に噴出される。その結果、ワークWを精度良く
加工できる。
【0028】(3)ノズル24の噴出口24aをチャン
バー25の入口に向けて、ノズル24を配置したので、
冷却用液体23がチャンバー25にスムーズに供給され
る。 (4)主軸ヘッド16を複数配置させたので、各主軸ヘ
ッド16に保持されたワークWを同時に加工することが
できる。すなわち、1つの研削盤で複数のワークWを同
時に加工することができるので生産性が向上する。
【0029】(第2実施形態)図7乃至図8においては
第2実施形態を示す。本実施形態における平面研削盤の
構成は、図3に示した平面研削盤における22のチャン
バー25の構造を変更したものであり、他の構成は上記
第1実施の形態と同一なので、同じ部材には同じ符号を
付して重複した説明は省略する。図9乃至図11は本実
施の形態における砥石台22を単品で示している。な
お、図9は22の外観斜視図、図10は図9のe−e線
縦断面図、図11は図9のf−f線縦断面図である。そ
の砥石台22のチャンバー25は、その内部が共通チャ
ンバー部25aの外周部分から砥石台22の外周側に向
かって放射状に延びる状態にして砥石台22に一体的に
形成されている隔壁29によって複数に分割されてい
る。この隔壁29により区画された管状チャンバー25
dは、一端(外周側)が閉じられ、他端側が共通チャン
バー部25a内に開口して、細長く管状を成している。
【0030】砥石台22の上面には、放射線状に配置さ
れた砥石26同士の間で、放射線状に並んだ穴27が複
数(本実施の形態では4つ)形成されている。それぞれ
に並んだ穴27は、それに対応する各管状チャンバー2
5dに連通している。本実施の形態における穴27も回
転中心側が大きく、外周側へ進に従って徐々に小さくな
るようにして形成されている。
【0031】ノズル24は、図7に示しているように、
砥石台22の上方から共通チャンバー部25a内に差し
込まれ、その先端の噴出口24aを管状チャンバー25
dの入口(開口)方向に向けて配設されている。
【0032】このようにして形成されている本実施の形
態における砥石台22及びノズル24を設けた平面研削
盤では、次のように作用する。砥石台22が回転用モー
タ28によって回転されている状態でノズル24の先端
の噴出口から冷却用液体23が管状チャンバー25dの
入口方向に向けて噴出される。この噴出された冷却用液
体23は入口から管状チャンバー25d内に入り、さら
に22の回転による遠心力を伴って外周側に移動する。
更に、管状チャンバー25d内に冷却用液体23が供給
されることにより、管状チャンバー25dの内圧が高ま
り、この高まった内圧により穴27から上方、すなわち
ワークWと対向する方向に冷却用液体23が噴き出す。
そして、ワークWが主軸ヘッド16と共に下降されて砥
石台22に接近すると、回転している砥石台22の穴2
7から噴出している冷却用液体23がワークWの被研削
面に直接供給される。従って、本実施の形態においても
上記第1の実施形態と同様に、その冷却用液体23がワ
ークWの被研削面の冷却を行いながら、ワークWの被研
削面が加工される。
【0033】本実施の形態においては、上記第1の実施
形態と同様な効果を得ることができる他に、次のような
効果も奏する。 (1)本実施の形態では、チャンバー25を、共通チャ
ンバー部25aから放射状に延びる管状チャンバー25
dで区切っているので、チャンバー25の内部全体には
分散せずに、各管状チャンバー25d内にだけ広がる。
このため、少ない冷却用液体で各管状チャンバー25d
の内部圧力を高めることができ、各穴27からより安定
してより均一に冷却用液体をワークWの被研削面に供給
することができる。
【0034】(2)本実施の形態では、ノズル24の噴
出口24aを管状チャンバー25dの入口方向に向けて
配置した。そのため、砥石台22が回転されると、管状
チャンバー25dが順番にノズル24の噴出口の前に移
動し、そのノズル24から噴出される冷却用液体23が
積極的に管状チャンバー25dに供給される。従って、
管状チャンバー25dが即座に高圧になり、冷却用液体
23が穴27からワークWの被研削面に確実に供給され
る。
【0035】(3)本実施の形態では、ワークの被研削
面に対向する砥石台22に放射状に設けられた砥石26
同士の間で放射線状に穴27を並設させた。そのため、
ワークWの被研削面が研削される直前及び直後に、冷却
用流体がその被研削面に均一に供給されるので、効率よ
くワークの被研削面を冷却することができる。
【0036】なお、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で
以下の態様でも実施できる。 ・上記実施形態においてワークWは主軸ヘッド16側に
保持されていたが、ワークWがテーブル21側に固定さ
れ、主軸ヘッド16側に砥石台22が固定される構成と
して、研削を行うようにしても良い。
【0037】・主軸ヘッド16を2つ設けて2つのワー
クWを同時に加工する研削盤に具体がされていたが、1
つの主軸ヘッド16だけを設けて1つだけ順番に研削す
る構成にしても良い。逆に、3つ以上設けた構成にして
も良い。
【0038】・チャック19は、エアー吸着によりワー
クWを着脱可能に保持する構成としたり、磁力によって
ワークWを吸着する電磁チャックに具体化しても良い。
また、チャック19をクランプ金具とし、ワークWをク
ランプ保持するように構成しても良い。
【0039】
【発明の効果】以上、詳細したように、請求項1、2の
発明によれば、ワークの研削面に冷却用液体を直接供給
することができるので、効率よく冷却又は潤滑しなが
ら、ワークを精度良く加工することができる。
【0040】請求項3〜7の発明によれば、効率よく冷
却又は潤滑しながら、ワークを精度良く加工することが
できる研削盤が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の平面研削盤の要部平面図。
【図2】 図1のa−a線縦断面図。
【図3】 第1実施形態の平面研削盤を示す側面図。
【図4】 第1実施形態の平面研削盤における砥石台単
品の斜視図。
【図5】 図4のb−b線縦断面図。
【図6】 図4のc−c線断面図。
【図7】 第2施形態の平面研削盤の要部平面図。
【図8】 図7のd−d線縦断面図。
【図9】 第2実施形態の平面研削盤における砥石台単
品の斜視図。
【図10】 図9のe−e線縦断面図。
【図11】 図9のf−f線断面図。
【図12】 従来の平面研削盤を示す側面図。
【図13】 従来の平面研削盤における砥石台単品の平
面図。
【図14】 図13のg−g線縦断面図。
【符号の説明】
W…ワーク、11…ベッド、12…コラム、21…テー
ブル、22…砥石台、23…冷却用液体、24…ノズ
ル、24a…噴出口、25…チャンバー、25a…共通
チャンバー部、25d…管状チャンバー、26…砥石、
27…穴。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転駆動される砥石台内にチャンバーを
    設けるとともに、ワークの被研削面と対向する面に、こ
    のチャンバーに通じる複数の穴と、砥石とを設け、 チャンバー内に供給された冷却用液体を、穴からワーク
    の被研削面に向けて供給して、被研削面を冷却させなが
    ら、砥石とワークとを押し付けて研削加工するようにし
    たことを特徴とする研削方法。
  2. 【請求項2】 前記穴の大きさを砥石台の外周側へ行く
    に従って小さく形成し、各穴における前記冷却用液体の
    噴出量を略均一化するようにした請求項1に記載の研削
    方法。
  3. 【請求項3】 ベッド上に固定されたコラムに昇降可能
    に支持され、ワークを支持するためのヘッドと、上面に
    砥石を設けた砥石台とを有した研削盤において、 前記砥石台に、チャンバーを設けるとともに、このチャ
    ンバーに通じる穴をワークの被研削面と対向する面に複
    数設け、 前記穴より噴出させる冷却用液体を前記チャンバーに供
    給する冷却用液体供給手段を設けたことを特徴とする研
    削盤。
  4. 【請求項4】 前記砥石台が円形状であり、 前記チャンバーが、回転中心に形成された円状の共通チ
    ャンバー部と共通チャンバー部の外周から連続して砥石
    台の外周に向かって放射状に設けられている管状チャン
    バーとで形成されるとともに、 前記穴が前記管状チャンバー部毎に前記管状チャンバー
    に沿って点在して複数形成されており、前記冷却用液体
    を前記共通チャンバー部内に供給する請求項3に記載の
    研削盤。
  5. 【請求項5】 前記ワークの被研削面に対向する砥石台
    の面に、砥石が放射状に複数設けられており、この砥石
    同士の間で放射線状に前記穴が並設されている請求項4
    に記載の研削盤。
  6. 【請求項6】 前記冷却用液体を供給するノズルの噴出
    口を、前記管状チャンバーの入口方向に向けて配置した
    請求項3〜5の何れかに記載の研削盤。
  7. 【請求項7】 前記穴の大きさを、前記砥石台の外周側
    へ行くに従って小さく形成した請求項3〜6の何れかに
    記載の研削盤。
JP2000270346A 2000-09-06 2000-09-06 研削方法及び研削盤 Pending JP2002079464A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000270346A JP2002079464A (ja) 2000-09-06 2000-09-06 研削方法及び研削盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000270346A JP2002079464A (ja) 2000-09-06 2000-09-06 研削方法及び研削盤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002079464A true JP2002079464A (ja) 2002-03-19

Family

ID=18756804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000270346A Pending JP2002079464A (ja) 2000-09-06 2000-09-06 研削方法及び研削盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002079464A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103100980A (zh) * 2013-01-18 2013-05-15 吉林大学 一种磨料自供式抛光系统
JP2014128877A (ja) * 2014-03-03 2014-07-10 Femutekku:Kk 表面加工装置及び方法
WO2014192590A1 (ja) * 2013-05-30 2014-12-04 有限会社サクセス 半導体ウエハ研削装置、半導体ウエハの製造方法、及び半導体ウエハの研削方法
JP2017035778A (ja) * 2016-09-29 2017-02-16 株式会社フェムテック 表面加工装置及び方法
CN110900342A (zh) * 2019-11-29 2020-03-24 上海磐盟电子材料有限公司 一种磨片机
CN113664738A (zh) * 2021-09-06 2021-11-19 湘潭大学 一种内冷却磨削砂轮
CN115256081A (zh) * 2022-10-08 2022-11-01 徐州晨晓精密机械制造有限公司 一种五金件打磨装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103100980A (zh) * 2013-01-18 2013-05-15 吉林大学 一种磨料自供式抛光系统
WO2014192590A1 (ja) * 2013-05-30 2014-12-04 有限会社サクセス 半導体ウエハ研削装置、半導体ウエハの製造方法、及び半導体ウエハの研削方法
JP5944581B2 (ja) * 2013-05-30 2016-07-05 有限会社サクセス 半導体ウエハ研削装置、半導体ウエハの製造方法、及び半導体ウエハの研削方法
JP2014128877A (ja) * 2014-03-03 2014-07-10 Femutekku:Kk 表面加工装置及び方法
JP2017035778A (ja) * 2016-09-29 2017-02-16 株式会社フェムテック 表面加工装置及び方法
CN110900342A (zh) * 2019-11-29 2020-03-24 上海磐盟电子材料有限公司 一种磨片机
CN113664738A (zh) * 2021-09-06 2021-11-19 湘潭大学 一种内冷却磨削砂轮
CN115256081A (zh) * 2022-10-08 2022-11-01 徐州晨晓精密机械制造有限公司 一种五金件打磨装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20180020888A (ko) 연마 장치
KR20190093122A (ko) 연삭 연마 장치 및 연삭 연마 방법
US6220799B1 (en) Machine tool
JP2002079464A (ja) 研削方法及び研削盤
KR20140058368A (ko) 절삭 장치의 척테이블
JP2019055446A (ja) 切削ブレードの装着機構
JP2000015570A (ja) 研削装置
JP2000280155A (ja) 薄板円板状ワークの両面研削装置
JP4410062B2 (ja) チャックテーブル
JP7295653B2 (ja) チャックテーブル
JP2022178178A (ja) 加工装置
TWM555271U (zh) 主軸內孔錐度研磨機之研磨頭
JP6910201B2 (ja) スピンドルユニット
JP2021142603A (ja) 研削装置
JP2022092275A (ja) 加工装置
US10632543B2 (en) Vertical lathe
JP2021016913A (ja) 加工装置
JPH0639699A (ja) 溝加工装置
JPH02106237A (ja) 砥粒リーマ加工機用テーブル
JPH07227709A (ja) 切削加工装置
JP3261897B2 (ja) ホーニングヘッドの成形加工方法及び成形加工装置
US20160067844A1 (en) Machining center with abrasive blasting system
US20230330807A1 (en) Spindle unit
JP2001239444A (ja) カップ型砥石部材と、これを用いたワーク端面の加工方法および加工装置
KR20100134895A (ko) 정밀 부품 폴리싱 가공설비의 연삭기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090714

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091117