JP2003181062A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2003181062A
JP2003181062A JP2001389335A JP2001389335A JP2003181062A JP 2003181062 A JP2003181062 A JP 2003181062A JP 2001389335 A JP2001389335 A JP 2001389335A JP 2001389335 A JP2001389335 A JP 2001389335A JP 2003181062 A JP2003181062 A JP 2003181062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reach
symbol
gaming machine
player
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001389335A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4040297B2 (ja
Inventor
Hideki Nakatani
秀樹 中谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takasago Electric Industry Co Ltd filed Critical Takasago Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2001389335A priority Critical patent/JP4040297B2/ja
Publication of JP2003181062A publication Critical patent/JP2003181062A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4040297B2 publication Critical patent/JP4040297B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のリーチ態様を有する遊技機において、
リーチ態様に関する情報を遊技者に報知すると共に、所
定のリーチの組合せに応じて、大当たり等となる信頼度
に変化を持たせることが可能な遊技機を提供することを
課題とする。 【解決手段】 本発明は、複数のリーチ演出を実行する
ことができる遊技機100であって、リーチ演出実行時
に用いられたリーチ情報が主制御部133に記憶可能
で、記憶された過去のリーチ情報が遊技者に対して図柄
表示部110のリーチ情報表示領域110Bを用いて報
知可能に構成されており、リーチ情報表示領域110B
に表示された前記過去のリーチ情報と、次回行われるリ
ーチ演出に用いられるリーチ情報との組合せに基づい
て、遊技機100の遊技状態を所定状態へ移行させる信
頼度が、遊技者に報知されるべく構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機に関し、詳し
くは、複数のリーチ態様を有し、過去に行われたリーチ
演出のリーチ情報と、次回行われるリーチ演出のリーチ
情報との組み合わせに基づいて、大当たりとなる信頼度
等を遊技者に対して報知可能な遊技機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、遊技球が始動口に入球したこ
とに応じて抽選処理を行い、その抽選処理の結果が入賞
(大当たり等)であれば、遊技者に有利な特別遊技モー
ドを実行する遊技機が知られている。
【0003】この種の遊技機には、抽選処理の結果を表
示するための図柄表示部が設けられており、この図柄表
示部には、それぞれ複数種類の図柄を表示可能な複数の
図柄表示位置が設定されている。そして、この遊技機
は、抽選処理の結果を、各図柄表示位置に表示された図
柄の組み合わせにて表すべく構成されている。
【0004】例えば、抽選処理の結果が入賞であれば、
所定の図柄表示位置に同一図柄を表示させ、抽選処理の
結果が非入賞であれば、所定の図柄表示位置の少なくと
も一つに異なる図柄を表示させることにより、抽選処理
の結果を図柄の組み合わせで表すことができる。
【0005】上述したような抽選処理の結果を表す図柄
の組み合わせは、一般には、遊技球が始動口に入球し
て、図柄表示部の各図柄の表示状態が変動した後、その
変動中の各図柄表示位置の表示が順次停止されていくこ
とにより表示される。そして、この種の遊技機では入賞
(大当たり等)を表す図柄の組み合わせは、残り一つの
図柄で入賞あるいは非入賞が決定する、いわゆる「リー
チ」の状態を経た後に表示されることとなる。
【0006】したがって、この種の遊技機においては、
図柄の変動・停止状態が繰り返し行われることによって
遊技に対する面白みが高まり、加えて「リーチ」となる
か否か等によって遊技者の入賞への期待感が急激に変化
することとなって、遊技の興趣性を高めることができ
る。
【0007】また、近年の遊技機においては、遊技の興
趣性を向上させるために、上記「リーチ」の態様(種別
および発展段階等)を複数設けたものが知られている。
例えば、通常のリーチ状態を示す「ノーマルリーチ」、
およびこのノーマルリーチよりも大当たりの期待度が高
い状態に発展したリーチ状態を示す「スーパーリーチ」
を有する遊技機が知られており、これらの遊技機におい
ては、抽選処理の結果等に応じて、これら複数のリーチ
態様を制御している。このように、複数の「リーチ」を
有する遊技機であれば、遊技の興趣性をより向上させる
ことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術においては、リーチ演出に関する情報等が、遊技者に
対して特に報知等されない。そのため、遊技者は、専ら
雑誌等に開示された情報をもとに、リーチ態様の状態、
リーチの発展段階等を推測等して、遊技機における遊技
(リーチ演出等)を楽しんでいる。
【0009】すなわち、上記従来技術において、遊技者
は、雑誌等の情報を抜きにしては、あらかじめリーチ演
出に関する情報等を認識することができないため、遊技
に対する集中力が散漫になるという問題があった。つま
り、仮に、遊技機において、大当たり等についての信頼
度が向上している場合であっても、雑誌等の情報を知ら
ないことによって、遊技者がその状態を認識できない場
合は、期待感を持って遊技を行うことができないという
問題があった。
【0010】また、上記従来技術にかかる遊技機は、一
般的に複数のリーチ態様を有しており、種々のリーチ演
出が行われるが、基本的に、一のリーチ演出であれば、
その一のリーチ演出独自の信頼度を有し、他のリーチ演
出であれば、やはりその他のリーチ演出独自の信頼度を
有するものである。したがって、遊技の前後の状況等
(例えば、一のリーチ演出が行われる場合におけるその
前後のリーチ演出の状況等)に関わらず、同じリーチ演
出である場合には、遊技者は、毎回同じ期待感を持って
いたため、遊技の面白みに欠けるという問題があった。
【0011】そこで、本発明は、上記従来技術にかかる
遊技機の問題を解決するためになされたものであって、
複数のリーチ態様を有する遊技機において、リーチ態様
に関する情報を遊技者に報知すると共に、所定のリーチ
の組合せに応じて、大当たり等の信頼度に変化を持たせ
ることが可能な遊技機を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
の課題を解決するためになされたもので、複数のリーチ
演出を実行することができる遊技機であって、リーチ演
出実行時に用いられたリーチ情報が記憶可能で、記憶さ
れた過去のリーチ情報が遊技者に対して報知可能に構成
されており、前記過去のリーチ情報と、次回行われるリ
ーチ演出に用いられるリーチ情報との組合せに基づい
て、遊技機の遊技状態を所定状態へ移行させる信頼度
が、遊技者に報知されることを特徴としている。
【0013】従来技術においては、リーチ演出後、大当
たり等にならなかった場合には、遊技者は、この段階で
遊技に対する期待感をなくしていたが、上記構成の発明
によれば、前記過去のリーチ情報と、次回行われるリー
チ演出に用いられるリーチ情報との組合せに基づいて、
遊技機の遊技状態を所定状態へ移行させる信頼度が遊技
者に報知されるため、リーチ演出に「ハズレ」た後にお
いても、遊技者に継続した期待感を持たせ、遊技の興趣
性を高めることができる。また、このような構成によれ
ば、リーチ演出独自の所定状態への移行信頼度とは別
に、リーチ情報の組合せに応じた移行信頼度が報知され
ることとなるため、同様のリーチ演出が行われる場合で
あっても、遊技者は、毎回異なる期待感を持って、遊技
を楽しむことができる。
【0014】また、本発明にかかる遊技機においては、
前記所定状態が複数種類設けられ、前記過去のリーチ情
報が所定個数だけ記憶可能であって、前記過去のリーチ
情報の報知個数に応じて、前記所定状態の少なくとも一
つへ移行させる信頼度が遊技者に対して報知される構成
が好ましい。
【0015】この好ましい構成によれば、報知される前
記過去のリーチ情報の個数に応じて、前記所定状態の少
なくとも一つへ移行させる信頼度が遊技者に報知され
る。すなわち、複数の所定状態を有する遊技機において
は、前記過去のリーチ情報の任意な組合せに応じて、選
択的に所定状態が報知可能である。したがって、このよ
うな構成によれば、リーチ情報の組合せによって報知さ
せる所定状態に変化を持たせているため、より興趣性の
高い遊技機とすることができる。
【0016】また、本発明にかかる遊技機においては、
前記所定状態が、上位のリーチ演出に発展すること、お
よび大当たりとなることの少なくとも一方である構成が
好ましい。
【0017】さらに、本発明にかかる遊技機において
は、図柄の表示状態によって複数のリーチ演出を実行し
得る図柄表示部が備えられており、記憶された前記過去
のリーチ情報が、前記図柄表示部を用いて遊技者に対し
て報知される構成が好ましい。
【0018】この好ましい構成によれば、遊技者に対し
て前記リーチ情報を容易に報知可能である。
【0019】また、本発明にかかる遊技機においては、
前記過去のリーチ情報の報知個数が、一個の場合には、
この一個の過去のリーチ情報と、次回行われるリーチ演
出に用いられるリーチ情報との組合せに基づいて、遊技
機の遊技状態が上位のリーチ演出に発展する信頼度が、
遊技者に報知され、二個の場合には、この二個の過去の
リーチ情報と、次回行われるリーチ演出に用いられるリ
ーチ情報との組合せに基づいて、遊技機の遊技状態が大
当たりとなる信頼度が、遊技者に報知される構成が好ま
しい。
【0020】この好ましい構成によれば、リーチ演出独
自の所定状態への移行信頼度とは別に、記憶個数が一個
の場合には上位のリーチ演出に発展する信頼度が、記憶
個数が二個の場合には大当たりとなる信頼度が遊技者に
報知される。すなわち、過去のリーチ情報の記憶表示数
に応じて、報知される所定状態が異なるため、同様のリ
ーチ演出が行われる場合であっても、遊技者は、毎回異
なる期待感を持って、遊技を楽しむことができる。
【0021】また、本発明にかかる遊技機においては、
同様の前記リーチ情報の報知(記憶および報知)が連続
して行われたときに、前記遊技機の遊技状態を所定状態
へ移行させる信頼度が向上する構成が好ましい。さら
に、同様の前記リーチ情報の報知が連続すればするほ
ど、前記所定状態へ移行させる信頼度がより向上する構
成が好ましい。
【0022】この好ましい構成によれば、遊技者は、同
様の前記リーチ情報が連続して報知されることを期待し
て遊技を行うこととなるため、より高い期待感を持って
遊技を楽しむことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態について説明する。
【0024】図1は、本発明の実施形態にかかる遊技機
(パチンコ機)の概略的な外観構成図を示したものであ
る。図1に示すように、遊技機100は、略長方形の四
辺を成すように枠組みされた四つの枠片から成る外枠1
01と、この外枠101に開閉自在に取り付けられた前
面扉102と、外枠101内の内枠(図示省略)に嵌め
込まれた遊技盤103とを備えている。
【0025】前面扉102には、大きな矩形状の開口部
が形成され、この開口部には、ガラス板等の透明板10
4が取り付けられており、本実施形態にかかる遊技機1
00は、この透明板104を介して、内部の遊技盤10
3が視認可能に構成されている。また、前面扉102に
は、遊技盤103に向けて遊技球を発射させるための発
射装置(図示省略)を操作するためのハンドル部105
と、発射装置に供給すべき遊技球を貯留しておくための
上皿106と、この上皿106に貯留しきれない遊技球
を貯留しておくための下皿107とが設けられている。
【0026】遊技盤103には、略円弧状に形成された
外側ガイドレール108と、これより半径の小さな略円
弧状に形成された内側ガイドレール109とが設けられ
ている。そして、本実施形態にかかる遊技機100にお
いては、発射装置から発射された遊技球が、これらのガ
イドレール108,109に案内されて遊技盤103の
上部に導かれ、遊技盤103内(遊技領域内)を転動す
ることによって遊技が行われる。なお、この遊技盤10
3には、遊技球と当接することによって、遊技球を様々
な方向に転動させるための複数の遊技釘が配設されてい
るが、ここでは、図面の複雑化を避けるために遊技釘の
記載を省略している。つまり、この遊技機100におい
ては、遊技盤103の上部に導かれた遊技球は、遊技盤
103に打ち込まれた複数本の遊技釘に当接し、あるい
はこれらの遊技釘間を通って、下方へ落下すべく構成さ
れている。
【0027】遊技盤103の略中央部には、例えば液晶
表示器を組み込んだ図柄表示部110が設けられ、この
図柄表示部110の下方位置には、遊技球を入球可能な
始動口111および入賞口112が配置されている。こ
の始動口111および入賞口112に遊技球が入球する
と、その旨が入球後の遊技球の通過経路に設けられたセ
ンサによって検出され、入球した部位について予め定め
られた個数の賞球が球貸出部(図示省略)から上皿10
6に付与されるように構成されている。なお、始動口1
11は、所定条件が成立することにより、ソレノイドの
作動で開放されて入球しやすい状態となり得るように構
成されており、開放時間と開放回数とが高められるよう
制御される。
【0028】図柄表示部110の表示画面は、複数(例
えば三個)の図柄表示位置に区画されており、各区画
は、それぞれ文字、数字、記号、図形、キャラクタ等の
図柄が、単独あるいは複合的に表示可能に構成されてい
る。遊技球が始動口111に入球すると、特別遊技モー
ドを実行するか否か(「大当たり」か「ハズレ」か)を
決定するための抽選処理が行われて、図柄表示部110
の所定図柄が変動を始め、所定時間経過後に、所定区画
に任意の図柄が表示される。この図柄表示部110は、
一般的には、抽選処理の結果が「大当たり」であれば、
図柄表示部110において所定図柄を所定の図柄状態
(例えば、同一図柄を同一ライン上)に揃えるべく、制
御が行われる。なお、本実施形態にかかる図柄表示部1
10は、今回の抽選処理の結果に基づいて図柄を変動表
示させ、所定のリーチ演出等を行うべく構成された特定
図柄表示領域と、過去のリーチ演出のリーチ種別等を遊
技者に報知するために所定図柄等を表示可能に構成され
たリーチ種別表示領域とを有している。詳細は、後述す
る。
【0029】始動口111の下方位置には、大入賞口1
14が設けられており、この大入賞口114は、通常は
幅広な開閉板113によって閉塞されている。そして、
抽選処理を行った結果、大入賞(大当たり)に当選する
と、ソレノイドの作動によって開閉板113が傾動し
て、大入賞口114が開放されるように構成されてい
る。大入賞口114内には、特定領域(いわゆるVゾー
ン)を経由する第一経路、および特定領域を経由しない
第二経路の二つの経路が設けられており、それぞれの経
路には、入球した遊技球を計数するカウンタが設けられ
ている。例えば、特別遊技モードでは、非特定領域(第
二経路)に所定個数の遊技球が入球するまで大入賞口1
14が開放され、その間、特定領域(第一経路)に遊技
球が一つでも入球されれば、継続権が発生して、大入賞
口114が再度開放され、この一連の動作が所定回数繰
り返されることとなる。そして、この遊技機100は、
大入賞口114に入球した遊技球の数(カウンタにて計
数された遊技球の数)に応じて、予め定められた個数の
賞球が球貸出部から上皿106に付与されるように構成
されている。
【0030】遊技盤103の下部には、始動口111、
入賞口112、および大入賞口114等に入球しなかっ
た遊技球を遊技機100本体内に回収するための排出口
115が形成されている。
【0031】また、遊技盤103の遊技領域の適宜箇所
には、始動口111に入球した遊技球の数を例えば四個
を上限として表示するLEDランプから成る保留ランプ
116等の各種ランプが配置されている。保留ランプ1
16は、例えば、遊技球が始動口111に一個入球する
ことによって一つのランプが点灯し、図柄表示部の図柄
の変動表示動作が開始される毎に一つずつ消灯されるべ
く構成されている。さらに、遊技盤103の遊技領域の
遊技領域の周辺部には、遊技中に点滅表示される飾りラ
ンプ、賞球を払い出すときに点灯する賞球ランプ、捕球
が切れたときに点灯する球切れランプ等の各種ランプ1
17が配置されており、外枠101の左右位置には、効
果音を発する二つのスピーカ118が配置されている。
【0032】また、上皿106の前面には、球貸出ボタ
ン120、カード返却ボタン121、特典球貸出ボタン
122、カード残高表示部123、貯留特典球数表示部
124が設けられている。球貸出ボタン120は、球貸
出機(図示省略)に投入されたカードから所定度数を引
き落とすためのものであって、遊技者がこのボタン12
0を押釦操作すると、機内の球貸出部から球貸出口12
5を介して遊技球が所定度数分だけ上皿106に貸し出
されると同時に、投入されたカードの保有度数が貸し出
された遊技球数の分だけ消費される。また、カード返却
ボタン121は、球貸出機に投入されたカードを機外に
排出させるためのものである。また、カード残高表示部
123および貯留特典球数表示部124は、七個の発光
セグメントから成るディジタル表示部であって、カード
残高表示部123には、球貸出機に投入中のカードの残
り度数が表示され、貯留特典球数表示部124には、現
在の貯留特典球の総数が表示される。
【0033】図2は、本実施形態にかかる遊技機の概略
的な内部構成図を示したものである。遊技機100の裏
面では、外枠101内の上部に貯留タンク127が設け
られ、その上方から遊技球が貯留タンク127に供給さ
れる。そして、貯留タンク127内の遊技球は、誘導ノ
ズル128を通って球貸出部129に供給される。
【0034】球貸出部129は、上方から供給された遊
技球を一個ずつ取り込んで送り出す球送出機構(図示省
略)を備えている。この球送出機構は、送出モータを駆
動源とするもので、この送出モータに接続されたスクリ
ューを回転駆動させることによって、スクリューの螺旋
溝に遊技球を一個ずつ取り込んで、上皿106の球貸出
口125に連通する経路へと送り出すように構成されて
いる。
【0035】送出モータは、貸出制御部(後述する)か
ら出力されたパルス信号の入力に応じてスクリューをピ
ッチ単位で回転させる(すなわち貯留タンク127内の
遊技球を球貸出口125から上皿106に一個ずつ送り
出す)ように制御されており、このパルス信号の入力回
数によって貸し出される(送り出す)遊技球の個数が決
定される。例えば、始動口111、入賞口112、大入
賞口114に入球したり、球貸出ボタン120あるいは
特典球貸出ボタン122が押釦操作させることにより、
賞球、貸出球、または特典球のそれぞれ定められた個数
に相当する数のパルス信号が貸出制御部から球貸出部1
29に送信される。
【0036】ここで、始動口111の賞球は例えば六
個、入賞口112の賞球は例えば十個、大入賞口114
の賞球は例えば十五個と定められる。また、カードの一
度数分の遊技球は例えば二十五個に定められ、特典ポイ
ントが「1」ポイント当たることによって得られる遊技
球(特典球)は例えば三個に定められる。
【0037】遊技機100は、制御部が一つのみでは、
処理能力に限界が生じ、遊技の演出に制限が課せられる
として、遊技にかかる部分の制御には主制御部(後述す
る)が用いられ、図柄表示、飾りランプ、効果音等の遊
技の演出にかかる部分や、遊技球の払い出し等の遊技に
付随する部分の制御にはサブ制御部が用いられる。すな
わち、本実施形態にかかる遊技機100は、いわゆる制
御部の「サブ化」が行われている。具体的には、遊技機
100の裏面には、サブ制御部として、商用電源から複
数種類の電圧の直流を生成する電源基板(電源制御部)
132、遊技の制御を行う主基板(主制御部)133、
図柄表示部110の制御を行う図柄表示制御基板(図柄
表示制御部)134、各種ランプ117等の制御を行う
ランプ制御基板(ランプ制御部)135、スピーカ11
8の制御を行う音声制御基板(音声制御部)136、遊
技球の貸し出し処理の制御、すなわち球貸出部129の
制御を行う貸出制御基板(貸出制御部)137、および
発射装置の制御を行う発射制御基板(発射制御部)13
9が設けられている。そして、これらの各サブ制御部
は、主制御部から送信される制御信号に基づいて、ラン
プ117、スピーカ118、および球貸出部129等の
各構成要素を適切に制御すべく構成されている。
【0038】図3は、本実施形態にかかる遊技機の概略
的な電気的構成のブロック図を示したものである。ま
た、図4は、遊技機内の主制御部の概略図を示したもの
である。なお、この図3においては、各構成要素たるブ
ロック間は見かけ上「一」の信号線にて接続された状態
を示しているが、この各信号線は、物理的に「一本の」
信号線を意味するものではなく、必要に応じて、一本ま
たは複数本の信号線(あるいは複数本を一に束ねた信号
線)を意味するものとする。
【0039】本実施形態にかかる遊技機100は、制
御、演算の主体であるCPU1331、遊技制御プログ
ラム等が記憶されているROM1332、データの読み
書きに用いられるRAM1333、および乱数発生器1
334等を有する主制御部133を備えている(図4参
照)。この主制御部133を構成するRAM1333内
には、図4に示すように、例えば、乱数発生器1334
にて抽選処理が行われた結果得られた、大当たりに関す
る情報や、リーチ演出を行う際あるいは行った後のリー
チ演出に関する各種情報(リーチ種別情報等)等が記憶
されるべく、大当たり情報記憶部1333a、リーチ情
報記憶部1333b、および停止図柄情報記憶部133
3c等が設けられている。
【0040】図3に示すように、遊技機100において
は、遊技球の貸し出し処理を行う際の貸出可能信号、貸
出状態信号、球貸出要求信号、球貸出了解信号、特典球
貸出要求信号、特典球貸出了解信号等の各種信号線が、
貸出制御部137から中継基板141を介して球貸出機
200の制御インタフェイス回路(図示省略)に接続さ
れており、球貸出機200の制御部(図示省略)と貸出
処理部137との間で各種信号のやり取りが行われる。
【0041】ここで、貸出可能信号とは、遊技機100
から球貸出機200に対し、遊技球の貸出指示を受け入
れ可能な状態にあるか否かを知らせるための信号であ
る。また、貸出状態信号とは、球貸出機200から遊技
機100へと出力される信号であって、球貸出機200
が遊技球の貸し出し処理を指示する状態にあるか否かを
示す信号である。また、球貸出要求信号とは、球貸出機
200から遊技機100へと出力される信号であって、
遊技機100の貸出制御部137に、遊技球の貸出処理
の実施を指示する信号である。また、球貸出了解信号と
は、球貸出機200からの遊技球の貸出指示を受け取っ
たことを示す制御信号である。また、特典球貸出要求信
号とは、球貸出機200から遊技機100へと出力され
る信号であって、遊技機100の貸出制御部137に特
典球の貸出処理の実施を指示する信号である。また、特
典球貸出了解信号とは、球貸出機200からの特典球の
貸出指示を受け取ったことを示す制御信号である。
【0042】遊技機100を成す主制御部133のCP
Uには、バスを介して各種の入出力部が接続されてい
る。入力部としては、始動口111に入球された遊技球
を検出する始動口センサ145、入賞口112に入球さ
れた遊技球を検出する入賞口センサ146、下皿107
内に遊技機球が満杯になったことを検出する下皿センサ
147、大入賞口114の一般領域に入球した遊技球を
計数するカウンタ148、大入賞口114の特定領域に
入球した遊技球を計数するVゾーンカウンタ149等が
接続されている。また、出力部としては、電源制御部1
32、図柄表示制御部134、ランプ制御部135、音
声制御部136、および貸出制御部137等が接続され
ている。
【0043】ここで、図柄表示制御部134は、主制御
部133から送られる制御信号(例えば、乱数発生器1
334にて得られたリーチ情報に関する信号等、RAM
133内に記憶された各種情報信号)等に基づいて、図
柄表示部110で変動表示される各図柄を制御すべく構
成されている。すなわち、図柄表示制御部134は、今
回変動に関する情報(抽選結果情報等)および過去のリ
ーチ演出に関する所定情報の少なくとも一方に基づい
て、三つの図柄表示領域を有する特定図柄表示領域11
0A中の各図柄、およびリーチ演出に関する所定情報を
遊技者に報知するためのリーチ情報表示領域110Bの
少なくとも一方の表示状態を制御している。つまり、図
柄表示制御部134によって、図柄表示部110全体の
図柄の表示状態が制御されている。
【0044】また、ランプ制御部135および音声制御
部136は、主制御部133からの制御信号に基づい
て、各種ランプ116,117の点灯状態およびスピー
カ118からの音声を制御する。
【0045】主制御部133から貸出制御部137に
は、賞球可能信号および賞球個数信号が適宜送信され
る。賞球可能信号は、誘導ノズル128や球貸出部12
9に設けられた球切れ検出センサ(図示省略)からの信
号が球切れ状態を示しているか、下皿センサ147から
の信号が満杯状態を示していると、オフ状態となって賞
球貸出処理を停止する信号である。また、賞球個数信号
は、入球箇所の種別に応じて設定された賞球の個数を示
す信号である。
【0046】貸出処理部137のCPUは、異なる複数
種類の信号(例えば、球貸出要求信号、特典球貸出要求
信号、賞球個数信号)に基づいて、共通する一種類の信
号(制御信号)を出力し、生成された制御信号を球貸出
部129の送出モータに送信する。そして、これを受け
た送出モータは、制御信号のパルス数に応じてスクリュ
ーを回転させ、対応する数の遊技球を払い出すべく作動
する。
【0047】また、本実施形態にかかる遊技機100に
おいては、球貸出ボタン120、カード返却ボタン12
1、特典球貸出ボタン122、カード残高表示部12
3、特典球数表示部124が、中継基板142を介して
球貸出機200の制御部に接続され、球貸出機200の
制御下におかれる。中継基板142と球貸出機200の
制御部との間でやり取りされる制御信号は、貸出受付信
号、返却受付信号、表示制御信号等があり、例えば各信
号線が一本のケーブルとしてまとめられている。
【0048】以上の図1から図4に示すべく構成された
遊技機100においては、始動口111に遊技球が入球
した後に、主制御部133の乱数発生器1334内に設
けられた「大当たり決定用乱数発生器」(図示省略)等
を用いて乱数の抽選処理が行われ、その処理結果がRA
M1333(大当たり情報記憶部1333a)に記憶さ
れる。そして、記憶された乱数値が予め定められた大当
たり値(例えば、テーブル内の所定値)と一致している
か否かが判定され、記憶された値が大当たり値である場
合には、図柄表示部110で表示される図柄が変動表示
状態となった後に、予め定められた所定の図柄状態(例
えば、抽選処理にて定められて停止図柄情報記憶部13
33cに記憶されたた停止図柄「7・7・7」)に停止
表示され、主制御部133からの制御信号に基づき、大
入賞口114を閉塞している開閉板113が所定のパタ
ーンで開閉制御される。つまり、抽選処理の結果、「大
当たり」に当選することによって、遊技機100は「特
別遊技」状態となって、遊技者は有利な状態(幅広の開
閉板113が開放等される状態)にて遊技を行うことが
できる。
【0049】本実施形態にかかる遊技機100の図柄表
示部110は、上述したように、特定図柄表示領域11
0Aおよびリーチ情報表示領域110Bを有している。
この特定図柄表示領域110Aにおいては、遊技球が始
動口111に入球して、特定図柄表示領域110Aの各
図柄の表示状態が変動した後、その変動中の各図柄表示
位置の図柄が順次停止されていくことにより表示される
が、この停止表示の際に「大当たり」を表す図柄の組み
合わせは、残り一つの図柄で入賞あるいは非入賞が決定
する、いわゆる「リーチ」の状態を経た後に表示される
こととなる。また、リーチ情報表示領域110Bにおい
ては、過去に行われたリーチ演出に関する所定情報(後
述する実施形態においては「リーチ種別」情報)、およ
び現在実行されているリーチ演出に関する所定情報(リ
ーチ種別情報)が、表示可能に構成されている。
【0050】ここで、「リーチ種別」とは、リーチ演出
を行う際の特定図柄表示領域110Aにおける種々の表
示態様の一つであって、例えば、図柄の変化(図柄の拡
大等)、背景表示変化、あるいは図柄の進行方向変化等
があり、後述するリーチ種別決定処理においては、種々
のリーチ種別の中から抽選処理等にて一のリーチ種別が
定められる。そして、本実施形態にかかる遊技機100
においては、リーチ演出が実行される際の「リーチ種
別」として、特定図柄表示領域110Aの中央図柄の背
景に太陽の図柄が表示される「太陽リーチ」、特定図柄
表示領域110Aの中央図柄が拡大される「拡大リー
チ」、および特定図柄表示領域110Aの左右図柄の背
景に炎の図柄が表示される「炎リーチ」が設けられてい
る。また、これらの各リーチ種別は、リーチ情報表示領
域110Bにも表示され、後述するように、「太陽リー
チ」が「A」、「拡大リーチ」が「B」、および「炎リ
ーチ」が「C」と表示される。以下、リーチ情報表示領
域110Bに表示されるこれらのリーチ情報(A、B、
C)は、「リーチ種別シンボル」ともいう。
【0051】本実施形態においては、過去に行われたリ
ーチ演出時におけるリーチ種別情報等が、リーチ情報表
示領域110Bにて、A、B、Cのいずれかの表示によ
って、表現されるべく構成されており、遊技者は、この
過去のリーチ演出時のリーチ種別と次回行われるリーチ
演出時のリーチ種別との組合せに基づいて、遊技機の遊
技状態を所定状態(例えば、大当たりとなること、スー
パーリーチに発展すること等)に移行させる信頼度を認
識可能となる。詳細は、後述する。
【0052】本実施形態においては、「大当たり」とな
るか否か、「リーチ」演出を行うか否か、あるいはどの
ようなリーチ種別の「リーチ」演出を行うか否か等が、
乱数発生器(乱数発生カウンタ)を用いた抽選処理にて
決定され、かかる抽選処理を行うため、主制御部133
には複数の乱数発生器が設けられいる。具体的には、大
当たり決定用乱数発生器、リーチ決定用乱数発生器、種
別決定用乱数発生器、停止図柄決定用乱数発生器(図示
省略)が設けられている。なお、本実施形態において
は、複数の乱数発生器を一つにまとめて、乱数発生器1
334として、図4に表している。
【0053】各乱数発生器は、「0」からはじまって
「所定上限値」となるまで、所定周期(例えば1mse
c)で順次1ずつカウントアップ動作が行われ、このカ
ウント値が「所定上限値」に達した場合には、初期値
「0」から再度カウント動作が繰り返されるべく構成さ
れており(いわゆる無限ループカウンタが構成されてお
り)、各種乱数発生器は、主制御部133のCPU13
31がそのカウント動作を制御している。なお、ここで
は、初期値が「0」である場合について示しているが、
本発明はこれに限定されず、初期値はランダムに選択さ
れてもよい。
【0054】主制御部133は、例えば、始動口センサ
145からの信号入力に応じて、その時点で大当たり決
定用乱数発生器がカウントしている乱数値を読み込み、
この乱数値をRAM1333に記憶させる。つまり、主
制御部133は、各センサ等からの信号入力に応じて
(信号入力をトリガとして)、各乱数発生器でカウント
している乱数値を読み込み、適宜RAM1333に記憶
すべく構成されている。
【0055】各種乱数発生器において用いられる「所定
上限値」としては、例えば、大当たり決定用乱数発生器
が「239」、リーチ決定用乱数発生器が「10」、種
別決定用乱数発生器が「10」、停止図柄決定用乱数発
生器が「10(図柄の数)」等の値として定められる。
【0056】図5は、本実施形態にかかる遊技機の主制
御部におけるリーチ演出に関する制御動作のフローチャ
ート(メインフロー)を示したものである。なお、本実
施形態においては、遊技機100を成す図柄表示部11
0が、上述したように、特定図柄表示領域110A、お
よびリーチ情報表示領域110Bを有し、特定図柄表示
領域110Aは三つの図柄が変動表示可能に構成され、
リーチ情報表示領域110Bは過去および現在のリーチ
種別を所定個数だけ(本実施形態においては三個)表示
可能に構成されている。そして、この実施形態において
は、原則として、特定図柄表示領域110Aにおける三
つの図柄が全て同一図柄となった場合に、遊技者に有利
な特別遊技になる場合について説明する。
【0057】まず、図5によれば、始動口111への入
球があるか否かが始動口センサ145からの信号によっ
て判断され(ステップS51)、始動口111への入球
がない場合(S51にてNo)には、リーチ演出等を行
うための抽選処理等については待機状態となり、入球が
あった場合(S51にてYes)には、始動口センサ1
45からの入球した旨の信号をトリガとして、大当たり
抽選処理(ステップS52)、リーチ演出抽選処理(ス
テップS53)、およびリーチ種別決定処理(ステップ
S54)が行われる。具体的に、これらの抽選処理は、
入球信号の入力に応答して、その時点で乱数発生器がカ
ウントしている乱数値をRAM1333内に記憶するこ
とによって行われる。なお、リーチ種別決定処理(S5
4)については、後に詳細に説明する。
【0058】上記リーチ抽選処理(S53)において
は、リーチ演出を行うか否かの抽選と共に、リーチ演出
を行う場合において、そのリーチ演出が通常のリーチ状
態を示す「ノーマルリーチ」であるか「スーパーリー
チ」であるかも定められる。ここで、「スーパーリー
チ」とは、例えば、ノーマルリーチよりも大当たりの期
待度が高い状態に発展したリーチ状態のことをいい、本
実施形態にかかる遊技機100においては、抽選処理の
結果等に応じて、これら複数のリーチ演出の態様が適宜
制御されている。具体的な「スーパーリーチ」演出の態
様としては、例えば、「太陽リーチ」の場合は、ノーマ
ルリーチのときよりも太陽の輝きが増したり、太陽の大
きさが拡大したり、太陽の数が増加する状態、また「拡
大リーチ」の場合は、ノーマルリーチのときよりもその
大きさがより拡大したり、拡大する図柄の数が増加する
状態、さらに、「炎リーチ」の場合は、ノーマルリーチ
のときよりも炎の輝きが増したり、炎の大きさが拡大す
る状態等があげられる。
【0059】リーチ種別決定処理(S54)において
は、後述するように、抽選処理等に基づくリーチ種別の
決定やリーチ情報記憶部1333bへの記憶等が行われ
ており、このリーチ種別決定処理(S54)が行われた
後には、過去のリーチ演出時におけるリーチ種別の記憶
の有無が判断される(ステップS55)。
【0060】リーチ種別の記憶がある場合(S55にて
Yes)には、図柄表示部110のリーチ情報表示領域
110Bにリーチ種別シンボルが表示された後に、特定
図柄表示領域110Aの図柄の変動表示が開始される
(ステップS57)。一方、リーチ種別の記憶がない場
合(S55にてNo)には、リーチ情報表示領域110
Bへの表示なしに、特定図柄表示領域110Aの図柄の
変動表示が開始される(ステップS57)。
【0061】図柄の変動表示が開始された(S57)後
には、リーチ演出に関するリーチ抽選処理(S53)に
当選したか否かが判断され(ステップS58)、当選し
ていない場合(S58にてNo)には、特定図柄表示領
域110Aの各図柄の停止表示が行われる(ステップS
61)。一方、当選している場合(S58にてYes)
には、そのリーチ演出に関するリーチ種別をリーチ情報
記憶部1333bにて記憶するか否かが判断される(ス
テップS59)。
【0062】なお、このS61にて表示される停止図柄
は、本実施形態にかかるフローチャートにおいては特に
説明しなかったが、基本的にリーチ演出等の抽選処理と
は別の抽選処理にて定められる。例えば、特定図柄表示
領域110Aの各図柄についてそれぞれ抽選処理にて停
止図柄が定められ、大当たり抽選(S52)に当選する
ことなく、抽選結果の図柄が「ハズレ図柄」(三つが揃
っていない状態の図柄)であれば、その図柄を最終的な
停止図柄とするが、このような「ハズレ図柄」となった
場合であっても、大当たりに当選していた場合には、
「ハズレ図柄」を調整して、この大当たりに対応する図
柄にする。一方、抽選処理の結果、停止図柄が大当たり
状態の図柄(三つが揃っている図柄)となった場合、大
当たりに当選していれば、その図柄を最終的な停止図柄
とするが、大当たりに当選していない場合には、その
「大当たり図柄」を調整して(いずれかの図柄に+1等
して)、「ハズレ図柄」にする。さらに、リーチ抽選に
ついて当選したか否かに応じても、抽選して選択された
図柄を適宜調整して(例えば、リーチ抽選に当選した場
合には、少なくとも左右の図柄を同一の図柄となるよう
に調整して)、停止図柄を定める。
【0063】リーチ種別を記憶するか否かは、後述する
リーチ種別決定処理にて定められ、記憶が許可される場
合(S59にてYes)には、リーチ情報記憶部133
3bにおけるリーチ記憶数を「1」加算(ステップS6
0)した後に、そのリーチ種別シンボルがリーチ情報表
示領域110Bに表示されて、特定図柄表示領域110
Aの各図柄の停止表示が行われる(ステップS61)。
また、記憶が許可されない場合(S59にてNo)に
は、リーチ記憶数の加算が行われることなく、特定図柄
表示領域110Aの各図柄の停止表示が行われる(ステ
ップS61)。
【0064】次いで、特定図柄表示領域110A中の各
図柄が停止表示された後には、リーチ情報記憶部133
3bにおけるリーチ記憶数が最大(本実施形態において
は「3」)か否かが判断される(ステップS62)。
【0065】リーチ記憶数が最大である場合(S62に
てYes)には、リーチ情報表示領域110Bに表示中
のリーチ種別シンボルが消去されて(ステップS6
3)、リーチ情報記憶部1333bにおけるリーチ記憶
数がクリアされる(ステップS64)。そして、S52
における大当たり抽選処理の結果(すなわち、特定図柄
表示領域110Aに停止した図柄)が、「大当たり」で
あるか否かが判断される(ステップS65)。一方、リ
ーチ記憶数が最大でない場合(S62にてNo)には、
直ちに、S52における大当たり抽選処理の結果が判断
される(S65)。
【0066】S65の処理において、大当たりである場
合(S65にてYes)には、「特別遊技」(大当たり
遊技等)が開始される(ステップS66)。そして、大
当たりである場合にはこの特別遊技の終了後に、大当た
りでない場合にはS65の処理の後に、上述した一連の
リーチ演出処理が終了する。
【0067】以上説明したように、本実施形態は、上記
リーチ情報表示領域110Bに最大で三個のリーチ種別
シンボルが表示可能に構成されており、リーチ情報記憶
部1333bに過去のリーチ演出時に用いられたリーチ
種別に関する情報が記憶されている場合には、そのリー
チ種別についてのリーチ種別シンボルが(S56)、ま
た、リーチ成立時にその種別の記憶許可がなされている
場合にはそのリーチ種別シンボルが(S60)、適宜リ
ーチ情報表示領域110Bに表示されるべく構成されて
いる。
【0068】そして、本実施形態にかかる遊技機100
は、今回変動時の抽選処理(大当たり抽選処理(S5
2)、あるいはリーチ抽選処理(S53)等)の結果
を、リーチ種別シンボルの組合せによって、遊技者に報
知すべく構成されている。具体的には、リーチ種別シン
ボルの組合せによる、遊技機の所定状態(「スーパーリ
ーチ」あるいは「大当たり」)への移行信頼度が遊技者
にあらかじめ明示されており、リーチ情報表示領域11
0Bに表示されたリーチ種別シンボルの報知によって、
遊技者は、今回変動時の抽選処理の結果を予測すること
ができる。
【0069】次に、図5のフローチャートに示されたリ
ーチ種別決定処理(S54)について、図6を用いて具
体的に説明する。
【0070】図6は、本実施形態にかかる遊技機100
の図柄表示部110において、いかなるリーチ演出を行
うかを定めるための処理に関するフローチャートを示し
たものである。
【0071】まず、このリーチ種別決定処理(S54)
においては、図6に示すように、乱数発生器1334か
ら乱数を取得し(ステップS5401)、その取得した
乱数値と所定のテーブルとを比較検討する(ステップS
5402)。ここで用いられるテーブルには、その乱数
値に応じて、記憶の可否が定められている。
【0072】比較検討の結果、リーチ種別を記憶させな
い場合(S5402にてNo)には、リーチ種別決定処
理が終了して、図5にて示されたメインフローに戻っ
て、S55以下の処理が行われる。一方、リーチ種別を
記憶させる場合(S5402にてYes)には、リーチ
情報記憶部1333bにおけるリーチ種別記憶数がチェ
ックされる(ステップS5403)。
【0073】リーチ種別記憶数のチェックが行われた
後、記憶数が「0」か否かが判断され(ステップS54
04)、「0」である場合(S5404にてYes)に
は、ランダムにリーチ種別が決定された(ステップS5
405)後に、リーチ種別決定処理が終了して、図5に
て示されたメインフローに戻って、S55以下の処理が
行われる。また、リーチ種別の記憶数が「0」でない場
合(S5404にてNo)には、記憶数が「1」である
か否かが判断される(ステップS5406)。
【0074】リーチ種別記憶数が「1」である場合(S
5406にてYes)には、スーパーリーチ発展予告報
知決定処理(ステップS5407)が行われた後、ま
た、リーチ種別記憶数が「1」でない場合(S5406
にてNo)には、大当たり予告報知決定処理(ステップ
S5408)が行われた後に、リーチ種別決定処理が終
了して、図5のメインフローに戻り、S55以下の処理
が行われる。
【0075】次に、図6のリーチ種別決定処理中に示さ
れたスーパーリーチ発展予告報知決定処理(S540
7)について、図7を用いて具体的に説明する。
【0076】図7においては、まず、リーチ抽選(S5
3、図5参照)の結果、スーパーリーチに当選したか否
かが判断される(ステップS54071)。
【0077】そして、スーパーリーチに当選している場
合(S54071にてYes)には、リーチ種別を、原
則として、現在記憶しているリーチ種別と同種別のリー
チ種別(スーパーリーチ)に決定する(ステップS54
072)。一方、スーパーリーチに当選していない場合
(S54071にてNo)には、リーチ種別を、現在記
憶しているリーチ種別以外のリーチ種別に決定する(ス
テップS54073)。
【0078】ここで、以下の表1は、本実施形態にかか
る遊技機100にて定められている、リーチ種別シンボ
ルの組合せと、スーパーリーチへ発展する信頼度の変化
とを表す表を示したものである。
【0079】
【表1】
【0080】上記表1に示したように、本実施形態にお
いては、いずれか一つのリーチ種別シンボルがリーチ情
報表示領域110Bに表示されている状態であって、次
のリーチ成立時において同一のリーチ種別のリーチ演出
が行われれば、必ずスーパーリーチに発展することを、
遊技者が予測可能である。つまり、表示されたリーチ種
別シンボル(本発明の「リーチ情報」に相当)にて、遊
技機の遊技状態をスーパーリーチ(本発明の「所定状
態」に相当)へ移行させる信頼度が、遊技者に予告報知
されることとなる。
【0081】具体的には、表1に示されたように、本実
施形態においては、一つのリーチ種別シンボルが表示さ
れているときに、同一のリーチ種別のリーチ演出が行わ
れれば、「100%」の信頼度でスーパーリーチに発展
し、異なるリーチ種別のリーチ演出が行われれば、「1
0%」の信頼度でスーパーリーチに発展することとな
る。つまり、本実施形態においては、スーパーリーチに
当選していれば同種別のリーチ種別に決定しているが、
異なるリーチ種別であってもスーパーリーチに発展する
ことがあるように、図7のS54072の処理時に、数
%の確率で異なるリーチ種別に決定するようにしてもよ
い。
【0082】次に、図6のリーチ種別決定処理中に示さ
れた大当たり予告報知決定処理(S5408)につい
て、図8を用いて具体的に説明する。
【0083】図8においては、まず、大当たり抽選(S
52、図5参照)の結果、大当たりに当選したか否かが
判断される(ステップS54081)。
【0084】そして、大当たりに当選している場合(S
54081にてYes)には、以下の表2のリーチ種別
シンボルの組合せの中から、高信頼度となる組合せを高
確率で選択する(ステップS54082)。一方、大当
たりに当選していない場合(S54081にてNo)に
は、以下の表2のリーチ種別シンボルの組合せの中か
ら、高信頼度となる組合せを低確率で選択する(ステッ
プS54083)。
【0085】ここで、以下の表2は、本実施形態にかか
る遊技機100にて定められている、リーチ種別シンボ
ルの組合せと、大当たりへ発展する信頼度の変化とを表
す表を示したものである。なお、本実施形態において、
大当たりへ発展する信頼度は、「A」リーチ(太陽リー
チ)単独の場合には20%、「B」リーチ(拡大リー
チ)単独の場合には15%、「C」リーチ(炎リーチ)
単独の場合には10%である。
【0086】
【表2】
【0087】上記表2に示したように、本実施形態にお
いては、リーチ情報表示領域110Bに表示されたリー
チ種別シンボルの組合せに応じて、大当たりに発展する
信頼度を遊技者が予測可能である。つまり、表示された
リーチ種別シンボル(本発明の「リーチ情報」に相当)
にて、遊技機の遊技状態を大当たり(本発明の「所定状
態」に相当)へ移行させる信頼度が、遊技者に予告報知
されることとなる。
【0088】具体的には、表2に示されたように、本実
施形態においては、同一のリーチ種別シンボルが連続し
て表示されているとき(例えば、「A・A」)に、さら
に同一のリーチ種別のリーチ演出(例えば、「太陽リー
チ」)が行われれば、「100%」の信頼度で大当たり
に発展することとなる。また、本実施形態においては、
同一のリーチ種別シンボルが連続して表示されていると
き(例えば、「A・A」)であっても、次に異なる種別
のリーチ演出(「拡大リーチ」あるいは「炎リーチ」)
が行われれば、その際の大当たりに発展する信頼度は、
その異なる種別独自の有する信頼度(「15%」あるい
は「10%」)となる。
【0089】さらに、本実施形態においては、表2に示
すように、異なるリーチ種別シンボルが連続して表示さ
れているとき(例えば、「A・B」)には、その後、表
示された二つのいずれとも異なるリーチ種別のリーチ演
出(例えば、「炎リーチ」)が行われれば、その際の大
当たりに発展する信頼度は、その異なる種別独自の有す
る信頼度(例えば、「10%」)となる。一方、リーチ
情報表示領域110Bに表示されているリーチ種別シン
ボル(例えば、「A・B」)のいずれかと同様の種別の
リーチ演出(例えば、「太陽リーチ」あるいは「拡大リ
ーチ」)が行われれば、その際の大当たりに発展する信
頼度は、現在行われているリーチ種別独自の有する信頼
度よりも向上する(例えば、「30%」あるいは「40
%」)こととなる。さらに、このような場合には、リー
チ種別が連続する方が(つまり、「A・B」の表示状態
で、「B」リーチである「拡大リーチ」が行われる方
が)、大当たりに発展する信頼度がより高くなるように
設定されている。
【0090】上述したように、本実施形態にかかる遊技
機100は、図柄表示部110がリーチ情報表示領域1
10Bを有し、このリーチ情報表示領域110Bは、適
宜、リーチ種別シンボルが表示可能に構成されている。
そして、本実施形態は、表1および表2に示すように、
これらのリーチ種別シンボルの組合せによって、所定状
態へ移行する際の信頼度がそれぞれ異なるように構成さ
れ、これらの情報が、リーチ種別シンボルの表示によっ
て、遊技者に報知される。以下、図柄表示部110の具
体的な表示状態等を用いて、本実施形態にかかる遊技機
100について、さらに説明する。
【0091】図9から図11は、上述した図1から図4
に示すべく構成され、図5から図8に示されたフローチ
ャートに基づいて機能する遊技機100について、その
図柄表示部110の図柄変動状態の変化にて表現され
る、具体的なリーチ演出の実行例を示したものである。
【0092】まず、図9は、遊技機100にて遊技が開
始された場合において、はじめて(ここで、「はじめ
て」とは、その遊技機の始動後「はじめて」の場合と、
リーチ種別のクリア(S64)後「はじめて」の場合と
を含む。)リーチ種別の記憶が許可された場合のリーチ
演出実行時の状態を示したものである。
【0093】この図9に示すように、図9(a)の状態
において、始動口111に入球されると(S51にてY
es)、所定の抽選処理(S52、S53等)、および
リーチ種別決定処理(S54)等を経て、図9(b)に
示すべく、特定図柄表示領域110Aにて図柄変動が開
始される(S57)。
【0094】そして、特定図柄表示領域110Aにおけ
る各図柄は、左図柄(「5」、図9(c))、右図柄
(「5」、図9(d))の順番に停止される。この図9
(d)のように、左右図柄が同一の図柄で停止表示され
ている状態が、いわゆるリーチ状態である。
【0095】本実施形態においては、図9(d)に示す
ように、リーチ情報表示領域110Bにリーチ種別シン
ボルが表示されていないため、S5404の処理におい
ては、記憶数が「0」であり、この際のリーチ種別はラ
ンダムに決定される(S5405)。本実施形態におい
ては、リーチ種別を選択する抽選処理によって、「太陽
リーチ」が選択決定されており、S5401の処理に
て、リーチ種別を記憶する旨の乱数が取得されている。
【0096】よって、本実施形態は、図9(e)に示す
ように、特定図柄表示領域110Aの中図柄の背景に
「太陽」の模様が表示されると共に、リーチ情報表示領
域110Bにリーチ種別シンボル「A」が表示される
(S60)。
【0097】図9(e)に示すように、このリーチ演出
時においては、「太陽」を背景として中図柄の変動表示
が行われ、中図柄が最終的に停止表示されると、図9
(f)に示すように、最終的な中図柄(「2」、図9
(f))の背景の「太陽」は消去され、リーチ情報表示
領域110Bにリーチ種別シンボル「A」が表示された
状態で、このリーチ演出が終了する。
【0098】本実施形態においては、三個のリーチ種別
シンボルが表示されるまでは、リーチ情報表示領域11
0Bのリーチ種別シンボル「A」は表示された状態(図
9(f)の状態)のままで、遊技が継続して行われるこ
ととなる。そして、表1によれば、同一のリーチ種別が
連続してリーチ情報表示領域110Bに表示される状態
となれば、スーパーリーチ演出への発展信頼度は100
%となる。したがって、遊技者は、次に「太陽リーチ」
演出が行われることとを期待しつつ、高い集中力を持っ
て、遊技を行うことができる。
【0099】また、本実施形態は、リーチ種別の記憶許
可がなされた場合(S5402にてYes)にのみ、リ
ーチ情報記憶部1333bへのリーチ種別の記憶、およ
びこれに基づくリーチ情報表示領域110Bへリーチ種
別シンボルの表示が行われる。したがって、本実施形態
においては、リーチ演出が実行される場合であっても、
常に、そのリーチ演出に対応するリーチ種別シンボルが
リーチ情報表示領域110Bに表示されるわけではな
い。よって、図柄表示部110においては、特定図柄表
示領域110Aの図柄が複数回の変動表示を行っても、
リーチ情報表示領域110Bの図柄は、図9(f)の状
態が継続される場合もあり得る。
【0100】続いて図10は、図9にて説明したリーチ
演出の後に、はじめて、リーチ種別の記憶許可がなされ
た場合(S5402にてYes)のリーチ演出実行時の
状態を示したものである。なお、本実施形態において
は、図9(f)から図10(a)に至るまでの間に、リ
ーチ種別の記憶許可がなされない場合(S5402にて
No)のリーチ演出が一回以上行われている。
【0101】図10に示すように、図10(a)の状態
においては、始動口111に入球されると(S51にて
Yes)、所定の抽選処理(S52、S53等)、およ
びリーチ種別決定処理(S54)等を経て、過去のリー
チ演出時におけるリーチ種別の記憶があるか否かが判断
されて(S55)、リーチ種別シンボル「A」が表示さ
れた(S56)後に、図10(b)に示すべく、特定図
柄表示領域110Aにて図柄変動が開始される(S5
7)。この図柄変動時において、遊技者は、上述した理
由により、再び「太陽リーチ」演出が行われることを期
待する。
【0102】そして、特定図柄表示領域110Aにおけ
る各図柄は、左図柄(「5」、図10(c))、右図柄
(「5」、図10(d))の順番に停止されて、リーチ
状態となる(図10(d))。
【0103】本実施形態においては、図10(d)まで
に示すように、リーチ情報表示領域110Bにリーチ種
別シンボル「A」が一つだけ表示されているため、S5
404およびS5406の処理を経て、スーパーリーチ
発展予告報知決定処理(S5407)が行われることと
なる。ここでは、スーパーリーチに当選せず(S540
71にてNo)、「拡大リーチ」が選択決定されており
(S54073)、S5401の処理にて、リーチ種別
を記憶する旨の乱数が取得されている。
【0104】よって、本実施形態は、図10(e)に示
すように、特定図柄表示領域110Aの中図柄が拡大さ
れた状態で変動表示を行うと共に、リーチ情報表示領域
110Bにリーチ種別シンボル「B」が表示される(S
60)。
【0105】図10(e)に示すように、このリーチ演
出時においては、中図柄が拡大された状態で変動表示が
行われ、中図柄が最終的に停止表示されると、図10
(f)に示すように、最終的な中図柄(「2」、図10
(f))は通常の大きさに戻り、リーチ情報表示領域1
10Bにリーチ種別シンボル「B」が表示された状態で
(前に記憶されたリーチ種別シンボルと合わせると「A
・B」と表示された状態で)、このリーチ演出が終了す
る。
【0106】本実施形態においては、上述したように、
三個のリーチ種別シンボルが表示されるまでは、リーチ
情報表示領域110Bのリーチ種別「A・B」は表示さ
れた状態(図10(f)の状態)のままで、遊技が継続
して行われることとなる。そして、表2によれば、リー
チ情報表示領域110Bに表示される三個目のリーチ種
別シンボルの種類(リーチ種別の種類)によって、大当
たりへ発展する信頼度が変動する。つまり、本実施形態
によれば、リーチ情報表示領域110Bの表示状態によ
って、大当たりへ発展する信頼度が遊技者に対して報知
されている。したがって、遊技者は、次に「太陽リー
チ」あるいは「拡大リーチ」(特に「拡大リーチ」)演
出が行われることを期待しつつ、高い集中力を持って、
遊技を行うことができる。
【0107】また、先にも述べたように、本実施形態
は、リーチ種別の記憶許可がなされた場合のみ、リーチ
情報記憶部1333bへのリーチ種別の記憶、およびこ
れに基づくリーチ情報表示領域110Bへリーチ種別の
表示が行われる。したがって、リーチ演出が行われる場
合であっても、そのリーチ演出に対応するリーチ種別シ
ンボルが常にリーチ情報表示領域110Bに表示される
わけではない。よって、図柄表示部110においては、
特定図柄表示領域110Aの図柄が変動表示を行って
も、リーチ情報表示領域110Bの図柄は、図10
(f)の状態が継続される場合もあり得る。
【0108】続いて図11は、図10にて説明したリー
チ演出の後に、はじめて、リーチ種別の記憶許可がなさ
れた場合(S5402にてYes)のリーチ演出実行時
の状態を示したものである。なお、本実施形態において
は、図10(f)から図11(a)に至るまでの間に、
リーチ種別の記憶許可がなされない場合(S5402に
てNo)のリーチ演出が一回以上行われている。
【0109】図11に示すように、図11(a)の状態
においては、始動口111に入球されると(S51にて
Yes)、所定の抽選処理(S52、S53等)、およ
びリーチ種別決定処理(S54)等を経て、過去のリー
チ演出時におけるリーチ種別の記憶があるか否かが判断
されて(S55)、リーチ情報表示領域110Bにリー
チ種別シンボル「A・B」が表示された(S56)後
に、図11(b)に示すべく、特定図柄表示領域110
Aにて図柄変動が開始される(S57)。この図柄変動
時において、遊技者は、上述した理由により、「拡大リ
ーチ」演出が行われることを期待する。
【0110】そして、特定図柄表示領域110Aにおけ
る各図柄は、左図柄(「5」、図11(c))、右図柄
(「5」、図10(d))の順番に停止されて、リーチ
状態となる(図10(d))。
【0111】本実施形態においては、図10(d)まで
に示すように、リーチ情報表示領域110Bにリーチ種
別シンボル「A・B」(二つのリーチ種別シンボル)が
表示されているため、S5404およびS5406の処
理を経て、大当たり予告報知決定処理(S5408)が
行われることとなる。そして、ここでは、大当たりに当
選せず(S54081にてNo)、「炎リーチ」が選択
決定されており(S54083)、S5401の処理に
て、リーチ種別を記憶する旨の乱数が取得されている。
【0112】よって、本実施形態は、図11(e)に示
すように、特定図柄表示領域110Aの左右図柄の背景
に「炎」の模様が表示されると共に、リーチ情報表示領
域110Bにリーチ種別シンボル「C」が表示される
(S60)。
【0113】図11(e)に示すように、このリーチ演
出時においては、左右図柄の背景に「炎」が表示された
状態で中図柄の変動表示が行われ、中図柄が最終的に停
止表示されると、図11(f)に示すように、最終的な
中図柄(「2」、図11(f))が停止表示され、左右
図柄の背景の「炎」が消去された状態で、このリーチ演
出が終了する。また、本実施形態においては、リーチ情
報表示領域110Bにおけるリーチ種別シンボルを表示
する際のリーチ種別記憶数を最大三個と定めている。し
たがって、図11(f)に示すように、このリーチ演出
が終了する際には、リーチ記憶数が最大であるため(S
62にてYes)、表示中のリーチ種別シンボルが消去
されて(S63)、リーチ情報記憶部1333bにおけ
るリーチ記憶数もクリアされる(S64)。
【0114】以上説明したように、本実施形態にかかる
遊技機100においては、始動口111への入球により
特定図柄表示領域110Aが変動表示されて、リーチ演
出が行われた後、大当たりとならない場合であっても、
抽選処理等の結果に応じて、そのリーチ演出にかかるリ
ーチ種別がリーチ情報表示領域110Bに表示される。
そして、本実施形態にかかる遊技機100においては、
このリーチ情報表示領域110Bの表示(リーチ種別シ
ンボル)と、次回リーチ演出時のリーチ種別との組合せ
に基づいて、表1および表2に示すような関係が存在す
ることが、遊技者に報知されている。具体的には、この
表1および表2の関係が、遊技機100の外枠101等
に明示されている。
【0115】つまり、本実施形態においては、リーチ演
出後に、特定図柄表示領域110Aにて「ハズレ表示」
(例えば、図9(f)の「5・2・5」)がなされた場
合であっても、リーチ情報表示領域110Bにはリーチ
種別シンボル(例えば、「A」)が表示された状態とな
る。
【0116】したがって、従来であれば、遊技者はリー
チ演出後、大当たり等にならなかった場合には、この段
階で遊技に対する期待感をなくしていたが、本実施形態
によれば、リーチ種別シンボルが表示され、表1の情報
が遊技者に明示されているため、次回のリーチ演出に対
する期待感が持続されることとなる。
【0117】つまり、本実施形態によれば、過去のリー
チ種別と次回のリーチ種別との組合せ、および表1,2
に基づいて、遊技機の遊技状態を所定状態(スーパーリ
ーチあるいは大当たり)に発展させる信頼度が遊技者に
報知されることとなるため、遊技者に継続した期待感を
持たせ、遊技の興趣性を高めることができる。
【0118】さらに、本実施形態によれば、リーチ情報
表示領域110Bにリーチ種別シンボルが表示された状
態のときと、表示されていないときとでは、同一のリー
チ種別によるリーチ演出が行われる場合であっても、そ
の期待感は異なるものとなる。したがって、本実施形態
によれば、遊技の面白みをより高めることができる。
【0119】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、上
述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
【0120】例えば、上記実施形態においては、記憶数
が「1」のとき(すなわち、二つのリーチ種別の組合せ
によって「所定状態」へ移行させる信頼度を報知すると
き)には、「所定状態」が「スーパーリーチ」であり、
記憶数が「2」のとき(三つのリーチ種別の組合せによ
って「所定状態」へ移行させる信頼度を報知するとき)
には、「所定状態」が「大当たり」である場合について
説明したが、本発明は、この構成に限定されるものでは
ない。したがって、例えば、記憶数がいずれの場合であ
っても、「所定状態」が「スーパーリーチ」あるいは
「大当たり」のいずれか一方でもよく、また、これら以
外の他の「所定状態」(例えば、非確変図柄で図柄が仮
停止した後に再変動して確変図柄に昇格する信頼度等)
への移行信頼度を報知するものであってもよい。さら
に、記憶数の組合せに応じて、複数の「所定状態」への
移行信頼度がそれぞれ異なるべく構成してもよい。
【0121】また、上記実施形態においては、リーチ種
別を記憶するか否かの抽選処理を経て、リーチ情報表示
領域110Bにおけるリーチ種別シンボルの記憶表示を
行う場合について説明したが、本発明はこの構成に限定
されず、リーチ演出が行われる場合には、常にリーチ種
別シンボルの記憶表示を行うべく構成してもよい。
【0122】さらに、上記実施形態においては、リーチ
種別シンボルの表示数が三個になったら、その表示およ
び記憶を全てクリアする場合について説明したが、本発
明はこの構成に限られず、所定個数(例えば、本実施形
態のような三個)を上限として、リーチ演出が行われる
たびに、最も新しいリーチ種別を記憶表示すると共に、
最も古いリーチ種別をクリアすべく構成してもよい。
【0123】また、上記実施形態においては、表1およ
び表2に示すべく、各発展信頼度が定められている場合
について説明したが、本発明はこれに限定されず、各発
展信頼度は、任意に設定可能である。
【0124】さらに、上記実施形態においては、三種類
のリーチ種別を有する場合について説明したが、本発明
はこの構成に限定されるものではなく、二種類あるいは
四種類以上のリーチ種別を有し、これらの組合せに基づ
いて、所定の所定状態への発展信頼度を遊技者に報知す
べく構成してもよい。
【0125】また、上記実施形態においては、リーチ種
別シンボルがリーチ情報表示領域110Bに三個まで表
示可能な場合について説明したが、本発明はこの構成に
限られず、遊技者に報知されるリーチ種別の組合せの数
等に応じて、二個あるいは四個以上表示可能であっても
よい。
【0126】さらに、上記実施形態においては、図柄表
示部110に表示される図柄が数字である場合について
説明したが、本発明はこの構成に限定されるものではな
く、アルファベット、記号、あるいはキャラクタ等、如
何なる図柄であってもよい。
【0127】また、上記実施形態においては、各表示領
域110A,110Bが、横方向に所定図柄を表示可能
に構成されているが、本発明はこの構成に限定されず、
各表示領域が縦方向に複数の図柄を表示可能であるべく
構成してもよい。また、各表示領域の表示方向を適宜異
なる方向としてもよい。
【0128】さらに、上記実施形態においては、図柄表
示部が、今回変動時の図柄の変動およびリーチ演出等を
行う特定図柄表示領域と、リーチ種別シンボルを表示す
るリーチ情報表示領域とを有する場合について説明した
が、本発明はこの構成に限定されず、特定図柄表示領域
において、過去のリーチ情報の表示も、今回変動時の演
出等も行うべく構成してもよい。例えば、特定図柄表示
領域の各図柄の背景表示等の変化によって、過去のリー
チ種別情報を遊技者に報知してもよい。
【0129】また、上記実施形態においては、大当たり
に関する抽選処理、およびリーチ演出に関する抽選処理
等は、それぞれ独立して行われるため、リーチ種別シン
ボルが一つも表示されていない状態であっても、大当た
りあるいはスーパーリーチとなり得る。つまり、リーチ
種別シンボルは、遊技者が、所定状態へ移行する際の信
頼度を予測するために用いることは可能であるが、これ
の組合せが所定状態へ移行するための必要条件ではな
い。したがって、遊技者は、常に期待感を持ちつつ、遊
技を楽しむことができる。
【0130】さらに、上記実施形態においては、同様の
リーチ演出(リーチ種別)が連続することによって、
「所定状態」へ移行させる信頼度がより向上する場合に
ついて説明したが、本発明はこの構成に限定されるわけ
ではない。したがって、例えば、連続して、異なるリー
チ演出(リーチ種別)が行われること(例えば、同様の
リーチ演出が連続しないこと)等によって、「所定状
態」へ移行させる信頼度がより向上すべく構成してもよ
い。
【0131】また、上記各実施形態においては、遊技機
と球貸出機とが通信可能に構成された場合について説明
したが、本発明は、この構成に限定されず、球貸出機あ
るいは他の機器と通信可能に接続された遊技機に限るも
のではない。
【0132】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる遊技機
は、図柄表示部中にリーチ演出を行う特定図柄表示領域
とリーチ情報表示領域とを有している。そして、このリ
ーチ情報表示領域に表示されるリーチ種別シンボルの組
合せ等に基づいて、遊技機の遊技状態を所定状態に発展
させる信頼度が遊技者に報知されることとなる。
【0133】したがって、本発明によれば、複数のリー
チ態様を有する遊技機において、リーチ態様に関する情
報(リーチ種別)を遊技者に報知すると共に、所定のリ
ーチ種別の組合せに応じて、大当たり等となる信頼度に
変化を持たせることが可能な遊技機を得ることができ
る。よって、過去のリーチ情報と未来のリーチ情報との
両方に対して遊技者の注意が向き、より継続した期待感
を与えることが可能となる。
【0134】また、単なるリーチ演出のみを行うわけで
はなくて、リーチ演出後においても、その際のリーチ種
別情報が次回以降のリーチ演出等との関係において、適
宜利用され、その利用態様が遊技者に報知されているた
め、同じリーチ演出が行われる場合であっても、遊技者
に対して異なる期待感を与えることができる。よって、
より興趣性の高い遊技機を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる遊技機の概略的な外
観構成図を示したものである。
【図2】本発明の実施形態にかかる遊技機の概略的な内
部構成図を示したものである。
【図3】本発明の実施形態にかかる遊技機の概略的な電
気的構成のブロック図を示したものである。
【図4】図3に示した遊技機内の主制御部の概略図を示
したものである。
【図5】本発明の実施形態にかかる遊技機の主制御部に
おけるリーチ演出に関する制御動作のフローチャート
(メインフロー)を示したものである。
【図6】図5に示されたメインフロー中におけるリーチ
種別決定処理に関するフローチャートを示したものであ
る。
【図7】図6に示されたフロー中におけるスーパーリー
チ発展予告報知決定処理に関するフローチャートを示し
たものである。
【図8】図6に示されたフロー中における大当たり予告
報知決定処理に関するフローチャートを示したものであ
る。
【図9】本実施形態にかかる遊技機でリーチ演出が行わ
れる場合の図柄表示部の表示状態(一つ目のリーチ種別
シンボルが表示される状態)を説明するための図であ
る。
【図10】本実施形態にかかる遊技機でリーチ演出が行
われる場合の図柄表示部の表示状態(二つ目のリーチ種
別シンボルが表示される状態)を説明するための図であ
る。
【図11】本実施形態にかかる遊技機でリーチ演出が行
われる場合の図柄表示部の表示状態(三つ目のリーチ種
別シンボルが表示される状態)を説明するための図であ
る。
【符号の説明】 100…遊技機、101…外枠、102…前面扉、10
3…遊技盤、104…透明板、105…ハンドル部、1
06…上皿、107…下皿、108…外側ガイドレー
ル、109…内側ガイドレール、110…図柄表示部、
110A…特定図柄表示領域、110B…リーチ情報表
示領域、111…始動口、112…入賞口、113…開
閉板、114…大入賞口、115…排出口、116…保
留ランプ、118…スピーカ、120…球貸出ボタン、
121…カード返却ボタン、122…特典球貸出ボタ
ン、123…カード残高表示部、124…貯留特典球数
表示部、125…球貸出口、127…貯留タンク、12
8…誘導ノズル、129…球貸出部、132…電源制御
部、133…主制御部、134…図柄表示制御部、13
5…ランプ制御部、136…音声制御部、137…貸出
制御部、139…発射制御部、141,142…中継基
板、145…始動口センサ、146…入賞口センサ、1
47…下皿センサ、148…カウンタ、149…Vゾー
ンカウンタ、200…球貸出機

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のリーチ演出を実行することができ
    る遊技機であって、 リーチ演出実行時に用いられたリーチ情報が記憶可能
    で、記憶された過去のリーチ情報が遊技者に対して報知
    可能に構成されており、 前記過去のリーチ情報と、次回行われるリーチ演出に用
    いられるリーチ情報との組合せに基づいて、遊技機の遊
    技状態を所定状態へ移行させる信頼度が、遊技者に報知
    されることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記所定状態が複数種類設けられ、前記
    過去のリーチ情報が所定個数だけ記憶可能であって、 前記過去のリーチ情報の報知個数に応じて、前記所定状
    態の少なくとも一つへ移行させる信頼度が遊技者に対し
    て報知される請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記所定状態が、上位のリーチ演出に発
    展すること、および大当たりとなることの少なくとも一
    方である請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 図柄の表示状態によって複数のリーチ演
    出を実行し得る図柄表示部が備えられており、 記憶された前記過去のリーチ情報が、前記図柄表示部を
    用いて遊技者に対して報知される請求項1から3のいず
    れか1項に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記過去のリーチ情報の報知個数が、 一個の場合には、この一個の過去のリーチ情報と、次回
    行われるリーチ演出に用いられるリーチ情報との組合せ
    に基づいて、遊技機の遊技状態が上位のリーチ演出に発
    展する信頼度が、遊技者に報知され、 二個の場合には、この二個の過去のリーチ情報と、次回
    行われるリーチ演出に用いられるリーチ情報との組合せ
    に基づいて、遊技機の遊技状態が大当たりとなる信頼度
    が、遊技者に報知される請求項4に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 同様の前記リーチ情報の報知が連続して
    行われたときに、前記遊技機の遊技状態を所定状態へ移
    行させる信頼度が向上する請求項1から5のいずれか1
    項に記載の遊技機。
JP2001389335A 2001-12-21 2001-12-21 遊技機 Expired - Fee Related JP4040297B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001389335A JP4040297B2 (ja) 2001-12-21 2001-12-21 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001389335A JP4040297B2 (ja) 2001-12-21 2001-12-21 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003181062A true JP2003181062A (ja) 2003-07-02
JP4040297B2 JP4040297B2 (ja) 2008-01-30

Family

ID=27597578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001389335A Expired - Fee Related JP4040297B2 (ja) 2001-12-21 2001-12-21 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4040297B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015171492A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2018183694A (ja) * 2018-08-31 2018-11-22 株式会社大一商会 遊技機
JP2018183695A (ja) * 2018-08-31 2018-11-22 株式会社大一商会 遊技機
JP2018183696A (ja) * 2018-08-31 2018-11-22 株式会社大一商会 遊技機
JP2018183693A (ja) * 2018-08-31 2018-11-22 株式会社大一商会 遊技機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015171492A (ja) * 2014-03-12 2015-10-01 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2018183694A (ja) * 2018-08-31 2018-11-22 株式会社大一商会 遊技機
JP2018183695A (ja) * 2018-08-31 2018-11-22 株式会社大一商会 遊技機
JP2018183696A (ja) * 2018-08-31 2018-11-22 株式会社大一商会 遊技機
JP2018183693A (ja) * 2018-08-31 2018-11-22 株式会社大一商会 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4040297B2 (ja) 2008-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5342158B2 (ja) 弾球遊技機
JP5247181B2 (ja) 遊技機
JP5127812B2 (ja) パチンコ機
JP5647765B2 (ja) 遊技機
JP2000229145A (ja) 遊技機
JP4766522B2 (ja) 弾球遊技機
JPH10295893A (ja) パチンコ遊技機における図柄表示装置
JP2004033341A (ja) 遊技機
JP5180062B2 (ja) 遊技機
JP2004305350A (ja) 弾球遊技機
JP2003275422A (ja) 遊技機
JP2001353287A (ja) パチンコ遊技機における図柄表示装置
JP4040297B2 (ja) 遊技機
JP7358033B2 (ja) 遊技機
JP2003305241A (ja) 遊技機
JP2003126426A (ja) 遊技機
JP2004033343A (ja) 遊技機
JP2003175220A (ja) 遊技機
JP7175863B2 (ja) 遊技機
JP7175862B2 (ja) 遊技機
JP7191875B2 (ja) 遊技機
JP7191874B2 (ja) 遊技機
JP2006239263A (ja) 遊技機
JP2006263116A (ja) 遊技機
JP2003024548A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070817

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071107

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131116

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees