JP2003126426A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003126426A
JP2003126426A JP2001323654A JP2001323654A JP2003126426A JP 2003126426 A JP2003126426 A JP 2003126426A JP 2001323654 A JP2001323654 A JP 2001323654A JP 2001323654 A JP2001323654 A JP 2001323654A JP 2003126426 A JP2003126426 A JP 2003126426A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のリーチ態様を有する遊技機において、
リーチ発展に関する時間を短縮させると共に、遊技の興
趣性をより向上させることができる遊技機を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 本発明は、図柄の表示状態によって複数
のリーチ演出を実行する図柄表示部110を備えた遊技
機100であって、図柄表示部110にてリーチ演出を
行う際のリーチ情報として、リーチ演出の表現状態を示
すリーチ種別と、リーチ演出の発展状態を示すリーチ発
展段階とを記憶する記憶部が設けられており、所定条件
下にてリーチ演出が実行される場合には、先のリーチ演
出時に前記記憶部に記憶されたリーチ種別とリーチ発展
段階とが取得され、取得されたリーチ種別と同一のリー
チ種別を用い、取得されたリーチ発展段階の終了状態か
らリーチ演出が開始されるべく、図柄表示部110が制
御されるべく構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機に関し、詳し
くは、複数のリーチ態様を有し、所定の条件に応じて各
種リーチ演出が行われる遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、遊技球が始動口に入球したこ
とに応じて抽選処理を行い、その抽選処理の結果が入賞
(大当たり)であれば、遊技者に有利な特別遊技モード
を実行する遊技機が知られている。この種の遊技機に
は、抽選処理の結果を表示するための図柄表示部が設け
られており、この図柄表示部には、それぞれ複数種類の
図柄を表示可能な複数の図柄表示位置が設定されてい
る。そして、この遊技機は、抽選処理の結果を、各図柄
表示位置に表示された図柄の組み合わせにて表すべく構
成されている。
【0003】例えば、抽選処理の結果が入賞であれば、
所定の図柄表示位置に同一図柄を表示させ、抽選処理の
結果が非入賞であれば、所定の図柄表示位置の少なくと
も一つに異なる図柄を表示させることにより、抽選処理
の結果を図柄の組み合わせで表すことができる。
【0004】上述したような抽選処理の結果を表す図柄
の組み合わせは、一般には、遊技球が始動口に入球し
て、図柄表示部の各図柄の表示状態が変動した後、その
変動中の各図柄表示位置の表示が順次停止されていくこ
とにより表示される。そして、この種の遊技機では入賞
を表す図柄の組み合わせは、残り一つの図柄で入賞ある
いは非入賞が決定する、いわゆる「リーチ」の状態を経
た後に表示されることとなる。したがって、図柄表示部
の図柄の表示がリーチ状態となると、遊技者の入賞への
期待感が急激に高まることとなる。
【0005】また、近年の遊技機においては、遊技の興
趣性を向上させるために、上記「リーチ」の態様(種別
および発展段階)を複数設けたものが知られている。例
えば、通常のリーチ状態を示す「ノーマルリーチ」、お
よびこのノーマルリーチよりも大当たりの期待度の高い
状態に発展したリーチ状態を示す「スーパーリーチ」を
有する遊技機が知られており、これらの遊技機において
は、抽選処理の結果等に応じて、これら複数のリーチ態
様の表示状態を制御している。このように、複数の「リ
ーチ」を有する遊技機であれば、遊技の興趣性もより向
上させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術においては、リーチ状態を表示する際には、「ノーマ
ルリーチ」(大当たりとなる信頼度が比較的低いリーチ
状態)から「スーパーリーチ」(大当たりとなる信頼度
がノーマルリーチよりも高いリーチ状態)に段階的に発
展させていくリーチ演出を行うのが主流である。つま
り、リーチ発生時には、どのようなリーチ態様に発展す
る場合であっても、毎回最も信頼度の低いリーチ状態か
ら順々に発展表示させていくリーチ演出が行われている
(毎回最初の態様からリーチ演出が行われる)。
【0007】したがって、遊技者は、リーチ発生時には
常に最も信頼度の低いリーチ態様からリーチ演出を見な
ければならないため、抽選処理の結果、より期待度の高
いリーチに当選していた場合であったとしても、余分な
リーチ演出(リーチ態様を発展させるための演出)を見
るための時間が必要であるという問題があった。つま
り、遊技者は、いつも同様のリーチ演出(信頼度が低い
リーチ態様の演出)を見る必要があるため、遊技が間延
びした印象を受けるという問題があった。また、リーチ
が連続して発生等した場合には、連続して同様のリーチ
演出がなされるため、特に、遊技が間延びした印象を受
けるという問題があった。
【0008】そこで、本発明は、上記従来技術の問題を
解決するためになされたものであって、複数のリーチ態
様を有する遊技機において、リーチ発展に関する時間を
短縮させると共に、遊技の興趣性をより向上させること
ができる遊技機を提供することを課題とする。特に、連
続してリーチが発生した場合において、リーチ発展に関
する時間を短縮させ、遊技の興趣性を向上させることが
できる遊技機を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
の課題を解決するためになされたものであって、本発明
の第一態様は、複数のリーチ演出を実行することができ
る遊技機であって、リーチ演出実行時に用いられるリー
チ情報が記憶可能に構成されており、所定条件下にてリ
ーチ演出が実行される場合には、記憶され且つ既に実行
されたリーチ演出に関するリーチ情報に基づいて、リー
チ演出が行われることを特徴としている。
【0010】ここで「リーチ演出」とは、リーチである
旨を遊技者に報知するために種々の表現を行うことであ
って、その表現方法は、遊技者の視覚、聴覚、あるいは
触覚のいずれに(または複数に)訴えてもよい。また、
「リーチ情報」とは、後述するリーチ種別、リーチ発展
段階、あるいはリーチの連続回数、リーチ演出に関する
変動図柄および停止図柄等、リーチ演出に関連した種々
の情報のことである。そして、「リーチ情報に基づい
て、リーチ演出が行われる」とは、これら全ての情報に
基づいてリーチ演出が行われるのみならず、少なくとも
一つ以上の情報に基づいてリーチ演出が行われる場合を
も含む概念である。さらに、「複数のリーチ演出」と
は、複数のリーチ種別およびリーチ発展段階を有する場
合のみならず、リーチ種別が一種類であって発展段階を
複数有する場合等をも含む概念である。
【0011】このような構成によれば、直前あるいはそ
れ以前に実行されたリーチ情報が記憶されており、所定
条件下において、この記憶されたリーチ情報に基づいて
リーチ演出が実行されるため、「所定条件」を適宜定め
ると共に記憶されたリーチ情報の用い方によって、単に
抽選処理のみによるリーチ演出ではなく、より興趣性の
高い遊技機を提供することが可能となる。
【0012】また、本発明の第一態様においては、前記
所定条件が、連続してリーチ演出が行われる場合である
ことが好ましい。ここで、「連続してリーチ演出が行わ
れる」とは、一度の抽選処理に基づいて行われる、図柄
変動からリーチ態様を経て図柄停止に至る処理(いわゆ
る「リーチ演出」)が、連続して行われる場合を意味す
る。この好ましい構成によれば、連続してリーチ演出が
行われることにより、記憶されたリーチ情報に基づい
て、より興趣性の高いリーチ演出が実行可能であるた
め、リーチ演出の結果、「大当たり」とならず「ハズ
レ」となった場合であっても、リーチが外れた後の次の
変動時に遊技者の期待感が高まり、より興趣性の高い遊
技機とすることができる。
【0013】また、本発明の第一態様においては、前記
所定条件が、抽選処理の結果、前記記憶されたリーチ情
報に基づいてリーチ演出が行われることに決定した場合
であることが好ましい。この好ましい構成によれば、抽
選処理の結果に応じ、記憶されたリーチ情報に基づい
て、より興趣性の高いリーチ演出が実行可能であるた
め、連続してリーチ演出が行われない場合であっても、
リーチが外れた後の変動時に遊技者の期待感が高まり、
より興趣性の高い遊技機とすることができる。
【0014】また、本発明の第一態様においては、前記
リーチ情報として、リーチ演出の表現状態を示すリーチ
種別と、リーチ演出の発展状態を示すリーチ発展段階と
が記憶されており、前記所定条件下にてリーチ演出が実
行される場合には、先のリーチ演出時におけるリーチ種
別とリーチ発展段階とに関するリーチ情報が取得され、
取得されたリーチ種別と同一のリーチ種別を用い、取得
されたリーチ発展段階の終了状態からリーチ演出が開始
される構成が好ましい。
【0015】この好ましい構成によれば、前記所定条件
下にて、先に実行されたリーチ演出時と同様のリーチ種
別が用いられ、しかも、先のリーチ演出時の発展段階終
了時を、リーチ演出の開始状態としているため、リーチ
成立までの時間とリーチ発展までの時間とを省略し、リ
ーチ演出に要する時間を短縮させることが可能な遊技機
を得ることができる。特に、上述した連続してリーチが
発生した場合においては、リーチ演出の重複部分を省略
してリーチ演出が開始されることとなるため、従来のよ
うな間延びした感覚を払拭することができる。なお、リ
ーチ種別が一種類であって、発展段階のみが複数存在す
る遊技機においては、前記リーチ情報として、少なくと
もリーチ演出の発展状態を示すリーチ発展段階が記憶さ
れており、前記所定条件下にてリーチ演出が実行される
場合には、先のリーチ演出時におけるリーチ発展段階に
関するリーチ情報が取得され、取得されたリーチ発展段
階の終了状態からリーチ演出が開始されるべく構成して
もよい。
【0016】また、本発明の第一態様においては、リー
チ演出開始後、リーチ発展段階が、取得されたリーチ発
展段階の終了状態から所定段階だけ上位に発展させられ
る構成が好ましい。
【0017】この好ましい構成によれば、リーチに外れ
た場合でも、その後「所定条件下」にてリーチ演出が実
行されることとなれば、常に上位のリーチに発展するた
め、、リーチが外れた後の変動時に遊技者の期待感が高
まり、より興趣性の高い遊技機とすることができる。
【0018】さらに、上記従来技術の課題を解決するた
めになされた、本発明の第二態様は、図柄の表示状態に
よって複数のリーチ演出を実行する図柄表示部を備えた
遊技機であって、前記図柄表示部にてリーチ演出を行う
際のリーチ情報として、リーチ演出の表現状態を示すリ
ーチ種別と、リーチ演出の発展状態を示すリーチ発展段
階とを記憶する記憶部が設けられており、所定条件下に
てリーチ演出が実行される場合には、先のリーチ演出時
に前記記憶部に記憶されたリーチ種別とリーチ発展段階
とが取得され、取得されたリーチ種別と同一のリーチ種
別を用い、取得されたリーチ発展段階の終了状態からリ
ーチ演出が開始されるべく、前記図柄表示部が制御され
ることを特徴としている。
【0019】このような構成によれば、前記所定条件下
にて、先に実行されたリーチ演出時と同様のリーチ種別
が用いられ、しかも、先のリーチ演出時の発展段階終了
時をリーチ演出の開始状態として、図柄表示部を用いた
リーチ演出が行われるため、図柄表示部の各図柄が変動
してリーチ成立するまでに要する時間と、この図柄表示
部の表示状態が変動してリーチが発展するまでの時間と
を省略し、リーチ演出に要する時間を短縮させることが
可能となる。つまり、先のリーチ演出終了時の図柄から
図柄表示部の変動が開始されて、リーチ演出が行われる
ため、遊技者の期待感が継続し、従来のような間延びし
た感覚を払拭することができる。
【0020】また、本発明の第二態様においては、前記
所定条件が、連続してリーチ演出が行われる場合、ある
いは、前記所定条件が、抽選処理の結果、前記記憶され
たリーチ情報に基づいてリーチ演出が行われる場合であ
ることが好ましい。
【0021】さらに、本発明の第二態様においては、リ
ーチ演出開始後、リーチ発展段階が、取得されたリーチ
発展段階の終了状態から所定段階だけ上位に発展させら
れる構成が好ましい。
【0022】また、本発明の第二態様においては、前記
所定条件下にてリーチ演出が実行される場合には、先の
リーチ演出時の停止図柄に関する情報が取得され、取得
された停止図柄の状態からリーチ演出が開始される構成
が好ましい。さらに、本発明の第二態様は、前記図柄表
示部が複数の図柄を配列表示可能に構成されており、前
記リーチ演出は、前記複数の図柄の一つ以外が全て同じ
図柄で停止した状態にて行われるものであって、前記所
定条件下にてリーチ演出が実行される場合には、先のリ
ーチ演出時の停止図柄に関する情報が取得され、前記先
のリーチ演出時に他と異なる図柄で停止した図柄のみが
変動表示される構成が好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態について説明する。
【0024】図1は、本発明の実施形態にかかる遊技機
(パチンコ機)の概略的な外観構成図を示したものであ
る。図1に示すように、遊技機100は、略長方形の四
辺を成すように枠組みされた四つの枠片から成る外枠1
01と、この外枠101に開閉自在に取り付けられた前
面扉102と、外枠101内の内枠(図示省略)に嵌め
込まれた遊技盤103とを備えている。
【0025】前面扉102には、中央から上方にかけて
大きな矩形状の開口部が形成され、この開口部には、ガ
ラス板等の透明板104が開閉自在に取り付けられてお
り、本実施形態にかかる遊技機100は、この透明板1
04を介して、内部の遊技盤103が視認可能に構成さ
れている。また、前面扉102には、遊技盤103に向
けて遊技球を発射させるための発射装置(図示省略)を
操作するためのハンドル部105と、発射装置に供給す
べき遊技球を貯留しておくための上皿106と、この上
皿106に貯留しきれない遊技球を貯留しておくための
下皿107とが設けられている。
【0026】遊技盤103には、略円弧状に形成された
外側ガイドレール108と、これより半径の小さな略円
弧状に形成された内側ガイドレール109とが設けられ
ている。そして、本実施形態にかかる遊技機100にお
いては、発射装置から発射された遊技球が、これらのガ
イドレール108,109に案内されて遊技盤103の
上部に導かれ、遊技盤103内(遊技領域内)を転動す
ることによって遊技が行われる。なお、この遊技盤10
3には、遊技球と当接することによって、遊技球を様々
な方向に転動させるための複数の遊技釘が配設されてい
るが、ここでは、図面の複雑化を避けるために遊技釘の
記載を省略している。つまり、この遊技機100におい
ては、遊技盤103の上部に導かれた遊技球は、遊技盤
103に打ち込まれた複数本の遊技釘に当接し、あるい
はこれらの遊技釘間を通って、下方へ落下すべく構成さ
れている。
【0027】遊技盤103の略中央部には、例えば液晶
表示器を組み込んだ図柄表示部110が設けられ、この
図柄表示部110の下方位置には、遊技球を入球可能な
始動口111および入賞口112が配置されている。こ
の始動口111および入賞口112に遊技球が入球する
と、その旨が入球後の遊技球の通過経路に設けられたセ
ンサによって検出され、入球した部位について予め定め
られた個数の賞球が球貸出部(図示省略)から上皿10
6に付与されるように構成されている。なお、始動口1
11は、所定条件が成立することにより、ソレノイドの
作動で開放されて入球しやすい状態となり得るように構
成されており、開放時間と開放回数とが高められるよう
制御される。
【0028】図柄表示部110の表示画面は、例えば三
個の図柄表示位置に区画されており、各区画は、それぞ
れ文字、数字、記号、図形、キャラクタ等の図柄が、単
独あるいは複合的に表示可能に構成されている。遊技球
が始動口111に入球すると、特別遊技モードを実行す
るか否か(「大当たり」か「はずれ」か)を決定するた
めの抽選処理が行われて、図柄表示部110の図柄が変
動を始め、所定時間経過後に、それぞれの区画に任意の
図柄が表示される。この図柄表示部110は、一般的に
は、抽選処理の結果が「大当たり」であれば、図柄表示
部110の三つの図柄を所定状態(例えば全て同じ図
柄)に揃えるべく、制御が行われる。
【0029】始動口111の下方位置には、大入賞口1
14が設けられており、この大入賞口114は、通常は
幅広な開閉板113によって閉塞されている。そして、
抽選処理を行った結果、大入賞(大当たり)に当選する
と、ソレノイドの作動によって開閉板113が傾動し
て、大入賞口114が開放されるように構成されてい
る。大入賞口114内には、特定領域(いわゆるVゾー
ン)を経由する第一経路、および特定領域を経由しない
第二経路の二つの経路が設けられており、それぞれの経
路には、入球した遊技球を計数するカウンタが設けられ
ている。例えば、特別遊技モードでは、非特定領域(第
二経路)に所定個数の遊技球が入球するまで大入賞口1
14が開放され、その間、特定領域(第一経路)に遊技
球が一つでも入球されれば、継続権が発生して、大入賞
口114が再度開放され、この一連の動作が所定回数繰
り返されることとなる。そして、この遊技機100は、
大入賞口114に入球した遊技球の数(カウンタにて計
数された遊技球の数)に応じて、予め定められた個数の
賞球が球貸出部から上皿106に付与されるように構成
されている。
【0030】遊技盤103の下部には、始動口111、
入賞口112、および大入賞口114等に入球しなかっ
た遊技球を遊技機100本体内に回収するための排出口
115が形成されている。
【0031】また、遊技盤103の遊技領域の適宜箇所
には、始動口111に入球した遊技球の数を例えば四個
を上限として表示するLEDランプから成る保留ランプ
116等の各種ランプが配置されている。保留ランプ1
16は、例えば、遊技球が始動口111に一個入球する
ことによって一つのランプが点灯し、図柄表示部の図柄
の変動表示動作が開始される毎に一つずつ消灯されるべ
く構成されている。さらに、遊技盤103の遊技領域の
遊技領域の周辺部には、遊戯中に点滅表示される飾りラ
ンプ、賞球を払い出すときに点灯する賞球ランプ、捕球
が切れたときに点灯する球切れランプ等の各種ランプ1
17が配置されており、外枠101の左右位置には、効
果音を発する二つのスピーカ118が配置されている。
【0032】また、上皿106の前面には、球貸出ボタ
ン120、カード返却ボタン121、特典球貸出ボタン
122、カード残高表示部123、貯留特典球数表示部
124が設けられている。球貸出ボタン120は、球貸
出機(図示省略)に投入されたカードから所定度数を引
き落とすためのものであって、遊技者がこのボタン12
0を押釦操作すると、機内の球貸出部から球貸出口12
5を介して遊技球が所定度数分だけ上皿106に貸し出
されると同時に、投入されたカードの保有度数が貸し出
された遊技球数の分だけ消費される。また、カード返却
ボタン121は、球貸出機に投入されたカードを機外に
排出させるためのものである。また、カード残高表示部
123および貯留特典球数表示部124は、七個の発光
セグメントから成るディジタル表示部であって、カード
残高表示部123には、球貸出機に投入中のカードの残
り度数が表示され、貯留特典球数表示部124には、現
在の貯留特典球の総数が表示される。
【0033】図2は、本実施形態にかかる遊技機の概略
的な内部構成図を示したものである。遊技機100の裏
面では、外枠101内の上部に貯留タンク127が設け
られ、その上方から遊技球が貯留タンク127に供給さ
れる。そして、貯留タンク127内の遊技球は、誘導ノ
ズル128を通って球貸出部129に供給される。
【0034】球貸出部129は、上方から供給された遊
技球を一個ずつ取り込んで送り出す球送出機構(図示省
略)を備えている。この球送出機構は、送出モータを駆
動源とするもので、この送出モータに接続されたスクリ
ューを回転駆動させることによって、スクリューの螺旋
溝に遊技球を一個ずつ取り込んで、上皿106の球貸出
口125に連通する経路へと送り出すように構成されて
いる。
【0035】送出モータは、貸出制御部(後述する)か
ら出力されたパルス信号の入力に応じてスクリューをピ
ッチ単位で回転させる(すなわち貯留タンク127内の
遊技球を球貸出口125から上皿106に一個ずつ送り
出す)ように制御されており、このパルス信号の入力回
数によって貸し出される(送り出す)遊技球の個数が決
定される。例えば、始動口111、入賞口112、大入
賞口114に入球したり、球貸出ボタン120あるいは
特典球貸出ボタン122が押釦操作させることにより、
賞球、貸出球、または特典球のそれぞれ定められた個数
に相当する数のパルス信号が貸出制御部から球貸出部1
29に送信される。
【0036】ここで、始動口111の賞球は例えば六
個、入賞口112の賞球は例えば十個、大入賞口114
の賞球は例えば十五個と定められる。また、カードの一
度数分の遊技球は例えば二十五個に定められ、特典ポイ
ントが「1」ポイント当たることによって得られる遊技
球(特典球)は例えば三個に定められる。
【0037】遊技機100は、制御部が一つのみでは、
処理能力に限界が生じ、遊技の演出に制限が課せられる
として、遊技にかかる部分の制御には主制御部(後述す
る)が用いられ、図柄表示、飾りランプ、効果音等の遊
技の演出にかかる部分や、大入賞口の開閉、遊技球の払
い出し等の遊技に付随する部分の制御にはサブ制御部が
用いられる。すなわち、本実施形態にかかる遊技機10
0は、いわゆる制御部の「サブ化」が行われている。具
体的には、遊技機100の裏面には、サブ制御部とし
て、商用電源から複数種類の電圧の直流を生成する電源
基板(電源制御部)132、遊技の制御を行う主基板
(主制御部)133、図柄表示部110の制御を行う図
柄表示制御基板(図柄表示制御部)134、各種ランプ
117等の制御を行うランプ制御基板(ランプ制御部)
135、スピーカ118の制御を行う音声制御基板(音
声制御部)136、遊技球の貸し出し処理の制御、すな
わち球貸出部129の制御を行う貸出制御基板(貸出制
御部)137、始動口111や大入賞口114等に対す
る制御信号の中継を行う大入賞口中継基板(大入賞口制
御部)138、および発射装置の制御を行う発射制御基
板(発射制御部)139が設けられている。そして、こ
れらの各サブ制御部は、主制御部から送信される制御信
号に基づいて、ランプ117、スピーカ118、および
大入賞口114等の各構成要素を適切に制御すべく構成
されている。
【0038】図3は、本実施形態にかかる遊技機の概略
的な電気的構成のブロック図を示したものである。ま
た、図4は、遊技機内の主制御部の概略図を示したもの
である。なお、この図3においては、各構成要素たるブ
ロック間は見かけ上「一」の信号線にて接続された状態
を示しているが、この各信号線は、物理的に「一本の」
信号線を意味するものではなく、必要に応じて、一本ま
たは複数本の信号線(あるいは複数本を一に束ねた信号
線)を意味するものとする。
【0039】本実施形態にかかる遊技機100は、制
御、演算の主体であるCPU1331、遊技制御プログ
ラムが記憶されるROM1332、データの読み書きに
用いられるRAM1333、および乱数発生器等を有す
る主制御部133を備えている(図4参照)。また、こ
のRAM1333内には、図4に示すように、例えば、
各乱数発生器にて抽選処理が行われた結果等の各種情報
を記憶する、大当たり情報記憶部1333a、リーチ情
報記憶部1333b、停止図柄情報記憶部1333cが
設けられ、さらにこれらの記憶情報部と共に、所定の条
件等に基づいてカウントを計数する、リーチ発展カウン
タ1333dおよび連続回数カウンタ1333eが設け
られている。
【0040】図3に示すように、遊技機100において
は、遊技球の貸し出し処理を行う際の貸出可能信号、貸
出状態信号、球貸出要求信号、球貸出了解信号、特典球
貸出要求信号、特典球貸出了解信号等の各種信号線が、
貸出制御部137から中継基板141を介して球貸出機
200の制御インタフェイス回路(図示省略)に接続さ
れており、球貸出機200の制御部(図示省略)と貸出
処理部137との間で各種信号のやり取りが行われる。
【0041】ここで、貸出可能信号とは、遊技機100
から球貸出機200に対し、遊技球の貸出指示を受け入
れ可能な状態にあるか否かを知らせるための信号であ
る。また、貸出状態信号とは、球貸出機200から遊技
機100へと出力される信号であって、球貸出機200
が遊技球の貸し出し処理を指示する状態にあるか否かを
示す信号である。また、球貸出要求信号とは、球貸出機
200から遊技機100へと出力される信号であって、
遊技機100の貸出制御部137に、遊技球の貸出処理
の実施を指示する信号である。また、球貸出了解信号と
は、球貸出機200からの遊技球の貸出指示を受け取っ
たことを示す制御信号である。また、特典球貸出要求信
号とは、球貸出機200から遊技機100へと出力され
る信号であって、遊技機100の貸出制御部137に特
典球の貸出処理の実施を指示する信号である。また、特
典球貸出了解信号とは、球貸出機200からの特典球の
貸出指示を受け取ったことを示す制御信号である。
【0042】遊技機100を成す主制御部133のCP
Uには、バスを介して各種の入出力部が接続されてい
る。入力部としては、始動口111に入球された遊技球
を検出する始動口センサ145、入賞口112に入球さ
れた遊技球を検出する入賞口センサ146、下皿107
内に遊技機球が満杯になったことを検出する下皿センサ
147、大入賞口114の一般領域に入球した遊技球を
計数するカウンタ148、大入賞口114の特定領域に
入球した遊技球を計数するVゾーンカウンタ149等が
接続されている。また、出力部としては、電源制御部1
32、図柄表示制御部134、ランプ制御部135、音
声制御部136、貸出制御部137、および大入賞口制
御部138等が接続されている。
【0043】ここで、図柄表示制御部134は、主制御
部133から送られる制御信号(例えば、乱数発生器等
にて得られたリーチ情報に関する信号等)に基づいて、
図柄表示部110で変動表示される各図柄を制御し、ラ
ンプ制御部135および音声制御部136は、主制御部
133からの制御信号に基づいて、各種ランプ116,
117の点灯状態およびスピーカ118からの音声を制
御する。また、大入賞口制御部138は、主制御部13
3からの制御信号に基づいて、大入賞口114に設けら
れた開閉板113の開閉状態等を制御する。
【0044】主制御部133から貸出制御部137に
は、賞球可能信号および賞球個数信号が適宜送信され
る。賞球可能信号は、誘導ノズル128や球貸出部12
9に設けられた球切れ検出センサ(図示省略)からの信
号が球切れ状態を示しているか、下皿センサ147から
の信号が満杯状態を示していると、オフ状態となって賞
球貸出処理を停止する信号である。また、賞球個数信号
は、入球箇所の種別に応じて設定された賞球の個数を示
す信号である。
【0045】貸出処理部137のCPUは、異なる複数
種類の信号(例えば、球貸出要求信号、特典球貸出要求
信号、賞球個数信号)に基づいて、共通する一種類の信
号(制御信号)を出力し、生成された制御信号を球貸出
部129の送出モータに送信する。そして、これを受け
た送出モータは、制御信号のパルス数に応じてスクリュ
ーを回転させ、対応する数の遊技球を払い出すべく作動
する。
【0046】また、本実施形態にかかる遊技機100に
おいては、球貸出ボタン120、カード返却ボタン12
1、特典球貸出ボタン122、カード残高表示部12
3、特典球数表示部124が、中継基板142を介して
球貸出機200の制御部に接続され、球貸出機200の
制御下におかれる。中継基板142と球貸出機200の
制御部との間でやり取りされる制御信号は、貸出受付信
号、返却受付信号、表示制御信号等があり、例えば各信
号線が一本のケーブルとしてまとめられている。
【0047】以上の図1から図4に示すべく構成された
遊技機100においては、始動口111に遊技球が入球
した後に、主制御部133内に設けられた「大当たり決
定用乱数発生器」(図示省略)等を用いて乱数の抽選処
理が行われ、その処理結果が大当たり情報記憶部133
3aに記憶される。そして、記憶された乱数値が予め定
められた大当たり値(例えば、テーブル内の所定値)と
一致しているか否かが判定され、記憶された値が大当た
り値である場合には、図柄表示部110で表示される図
柄が変動表示状態となった後に、予め定められた所定状
態(例えば「7・7・7」)に停止表示され、大入賞口
114を閉塞している開閉板113が所定のパターンで
開閉制御される。つまり、抽選処理の結果、「大当た
り」に当選することによって、遊技機100は「特別遊
技」状態となって、遊技者は有利な状態(幅広の開閉板
113が開放等される状態)にて遊技を行うことができ
る。
【0048】本実施形態にかかる遊技機100の図柄表
示部110は、上述したように、遊技球が始動口111
に入球して、図柄表示部110の各図柄の表示状態が変
動した後、その変動中の各図柄表示位置の表示が順次停
止されていくことにより表示されるが、この停止表示の
際に「大当たり」を表す図柄の組み合わせは、残り一つ
の図柄で入賞あるいは非入賞が決定する、いわゆる「リ
ーチ」の状態を経た後に表示されることとなる。そし
て、この遊技機100は、リーチの発展段階として、
「ノーマルリーチ」、「スーパーリーチ1」、および
「スーパーリーチ2」の三段階を有している。
【0049】本実施形態においては、「大当たり」とな
るか否か、「リーチ」演出を行うか否か、あるいはどの
態様(種別および発展段階)の「リーチ」演出を行うか
否か等が、乱数発生器(乱数発生カウンタ)を用いた抽
選処理にて決定され、かかる抽選処理を行うため、主制
御部133には複数の乱数発生器が設けられいる。具体
的には、大当たり決定用乱数発生器、リーチ決定用乱数
発生器、種別決定用乱数発生器、発展段階決定用乱数発
生器、停止図柄決定用乱数発生器等(図示省略)が設け
られている。
【0050】各乱数発生器は、「0」からはじまって
「所定上限値」となるまで、所定周期(例えば1mse
c)で順次1ずつカウントアップ動作が行われ、このカ
ウント値が「所定上限値」に達した場合には、初期値
「0」から再度カウント動作が繰り返されるべく構成さ
れており(いわゆる無限ループカウンタが構成されてお
り)、各種乱数発生器は、主制御部133のCPU13
3がそのカウント動作を制御している。なお、ここで
は、初期値が「0」である場合について示しているが、
本発明はこれに限定されず、初期値はランダムに選択さ
れてもよい。
【0051】主制御部133は、例えば、始動口センサ
145からの信号入力に応じて、その時点で大当たり決
定用乱数発生器がカウントしている乱数値を読み込み、
この乱数値を大当たり情報記憶部1333aに記憶させ
る。つまり、主制御部133は、各センサ等からの信号
入力に応じて(信号入力をトリガとして)、各乱数発生
器でカウントしている乱数値を読み込み、適宜記憶すべ
く構成されている。
【0052】各種乱数発生器において用いられる「所定
上限値」としては、例えば、大当たり決定用乱数発生器
が「239」、リーチ決定用乱数発生器が「10」、種
別決定用乱数発生器と発展段階決定用乱数発生器とが
「10」(両者は同一の乱数発生器を用いる)、停止図
柄決定用乱数発生器が「10(図柄の数)」等の値とし
て定められる。
【0053】図5は、本実施形態にかかる遊技機の主制
御部におけるリーチ演出に関する制御動作のフローチャ
ートを示したものである。なお、本実施形態において
は、遊技機100を成す図柄表示部110が、三つの図
柄がそれぞれ変動可能に表示されるべく構成され、三つ
の図柄が全て同一図柄となった場合に遊技者に有利な特
別遊技にとなる場合について説明する。
【0054】まず、図5によれば、始動口111への入
球があるか否かが始動口センサ145からの信号によっ
て判断され(ステップS501)、始動口111への入
球がない場合(S501にてNo)には、リーチ演出等
については待機状態となり、入球があった場合(S50
1にてYes)には、始動口センサ145からの入球し
た旨の信号をトリガとして、大当たり抽選処理(ステッ
プS502)およびリーチ演出抽選処理(ステップS5
03)が行われる。具体的に、これらの抽選処理は、入
球信号の入力に応答して、その時点で乱数発生器がカウ
ントしている乱数値を各記憶情報部1333a,133
3bに記憶することによって行われる。
【0055】リーチ演出抽選処理(S503)が行われ
た後には、この抽選処理の結果、リーチ演出に関する抽
選に当選したか否かが判断され(ステップS504)、
当選していない場合(S504にてNo)には、図柄表
示部110で表示させる停止図柄の抽選処理が行われる
と共に(ステップS505)、リーチ情報記憶部133
3b等内に記憶されているリーチ情報のリセット処理が
行われ(ステップS506)、次いでステップS518
の処理(後述する)が行われる。この停止図柄抽選処理
(S505)においては、原則として、乱数発生器を用
いて図柄がランダムに選択されるが、抽選処理の結果、
仮にリーチ図柄となるような図柄が選択された場合に
は、この図柄を選択し直して、結果的にリーチとならな
いような図柄が選択されることとなる。ここで抽選し定
められた停止図柄は、停止図柄情報記憶部1333cに
記憶される。なお、「リーチ情報」とは、リーチ情報記
憶部1333b内に記憶された情報のみならず、リーチ
発展カウンタ1333dおよび連続回数カウンタ133
3eに記憶された情報をも含む概念であるため、「リー
チ情報のリセット処理」という場合には、これらのカウ
ンタ1333d,1333eのリセット処理(初期状態
(例えば記憶が「0」である状態)に戻す処理)も含む
ものとする。
【0056】リーチ抽選に当選した場合(S504にて
Yes)には、リーチ種別の決定処理(ステップS50
7)およびリーチ用の停止図柄抽選処理(ステップS5
08)が行われる。ここで、リーチ種別および停止図柄
は、それぞれ例えば乱数発生器を用いて抽選し選択され
る。ここで「リーチ種別」とは、リーチ演出を行う際の
種々の表示態様のひとつであって、例えば図柄の変化
(図柄の拡大等)、背景表示変化、あるいは図柄の進行
方向変化等があり、リーチ種別の決定処理(ステップS
507)においては、これらの種々の種別の中から抽選
処理等にて一のリーチ種別が定められる。また、ここで
の停止図柄の抽選は、リーチとなることが前提であるた
め、少なくとも二つの図柄が同様の図柄となるべく選択
され、大当たり抽選(S501)に当選している場合に
は、全ての図柄が揃うような図柄が選択される。ここで
抽選し定められたリーチ種別は、リーチ情報記憶部13
33bに記憶され、停止図柄は停止図柄情報記憶部13
33cに記憶される。なお、ここで、リーチ情報記憶部
1333bにおいては、抽選処理で定められた一のリー
チ種別が記憶されるが、この際、先にリーチ種別の情報
が記憶されている場合には、これも記憶保持した状態
で、今回のリーチ種別の記憶が行われる。これは、先に
記憶された情報が、後述する「継続リーチ」発生時に用
いられるからである。
【0057】次いで、リーチの連続状態を計数する連続
回数カウンタ1333eのカウントアップが行われる。
つまり、このカウンタ1333eに「1」を加算する。
なお、この図5においては、このカウンタ1333eの
値を「R」で示す。そして、連続回数カウンタ1333
eの値Rが1よりも大きいか否かが判断され(ステップ
S510)、1よりも大きい場合(S510にてYe
s)にはステップS514以降の処理が行われ、1以下
の場合(S510にてNo)にはステップS511以降
の処理が行われる。
【0058】ステップS514においては、リーチの発
展段階を示すリーチ発展カウンタ1333dが最大値と
なっているか否かが判断される(ステップS514)。
ここでは、このリーチ発展カウンタ1333dの値を
「H」で示す。なおここでは、リーチ発展カウンタ13
33dの値Hは、「0」が「ノーマルリーチ」、「1」
が「スーパーリーチ1」、「2」が「スーパーリーチ
2」を示すものとする。そして、リーチ発展カウンタ1
333dの値Hが最大でない(発展する余地がある)場
合(S514にてNo)には、リーチ発展カウンタ13
33dのカウントアップ(「1」の加算)が行われた
(ステップS515)後に、また、リーチ発展カウンタ
1333dの値Hが最大である(発展する余地がない)
場合(S514にてYes)には直ちに、ステップS5
16の処理が行われる。ここで、「リーチの発展段階」
とは、リーチが段階的に発展する態様を示し、本実施形
態においては、基本的に「ノーマルリーチ」から「スー
パーリーチ1」へ発展し、この「スーパーリーチ1」か
ら「スーパーリーチ2」へ発展すべく構成されている。
一般に、「ノーマルリーチ」よりも「スーパーリーチ
1」が、さらに「スーパーリーチ1」よりも「スーパー
リーチ2」が、高い期待度で大当たりに当選すべく構成
されている。
【0059】ステップS516においては、リーチが継
続して行われていること(S510にてYes)に基づ
き、リーチ種別の再決定処理が行われる(S516)。
具体的には、リーチ情報記憶部1333bの記憶情報に
基づいて、前回のリーチ演出に用いられたリーチ種別
が、今回のリーチ種別としてリーチ情報記憶部1333
bに記憶し直されることとなる。そして、ステップS5
17においては、リーチ情報(リーチ種別およびリーチ
発展段階に関する情報等)に応じて、継続リーチ演出が
決定され、次いでステップS518の処理に移行する。
具体的には、例えば、前回のリーチ種別として「図柄拡
大」が選択されていて、前回発展段階がスーパーリーチ
1(例えば一段階の拡大)であった場合、今回決定され
た「継続リーチ」においては、リーチ種別として「図柄
拡大」が再度選択された上で、発展段階が前回のスーパ
ーリーチ1から開始され(ノーマルリーチに関する演出
が省略され)、発展段階が常に一段階アップのスーパー
リーチ2(例えば二段階の拡大)に発展することとな
る。つまり、「継続リーチ演出」とは、前回と同一のリ
ーチ種別を用いて、前回発展したリーチ態様からリーチ
演出が開始されて(それ以前のリーチ態様の演出が省略
されて)、発展段階が常に一段階アップするようなリー
チ演出をいう。
【0060】リーチが継続して行われていない場合(S
510にてNo)には、例えば乱数等に基づいてリーチ
の発展段階の決定処理が行われ(ステップS511)、
この発展段階に応じて、リーチ発展カウンタ1333d
の値Hがカウントアップされる(ステップS512)。
そして、ステップS513においては、リーチ情報(リ
ーチ種別およびリーチ発展段階に関する情報等)に応じ
て、リーチ演出が決定され、次いでステップS518の
処理に移行する。具体的には、例えば、S507の処理
でリーチ種別として「図柄拡大」が選択されていて、リ
ーチ発展カウンタ1333dの値Hが「1」であった場
合には、通常の大きさの図柄の状態でノーマルリーチが
開始された後、リーチがスーパーリーチ1(一段階の拡
大)にまで発展することとなる。
【0061】本実施形態においては、上述したように、
リーチ抽選に外れた場合には停止図柄抽選処理(S50
5)を経て、また通常のリーチ(継続していないリー
チ)の場合にはそのリーチ情報に応じたリーチ演出決定
(S513)を経て、さらに連続してリーチが行われる
場合にはそのリーチ情報に応じた継続リーチ演出決定
(S517)を経て、図柄表示部110において、それ
ぞれのリーチ演出等に対応した図柄変動の開始および停
止が行われる(ステップS518)。すなわち、このS
518の図柄変動状態および停止状態を制御することに
よって、適宜リーチ演出が実行されることとなる。
【0062】そして、ステップS519においては、以
上の処理においてリーチ演出が行われた場合には、その
リーチ演出に用いられた種々の情報(リーチ情報)が、
リーチ情報記憶部1333b、リーチ発展カウンタ13
33d、および連続回数カウンタ1333eに記憶され
る。
【0063】次いで、ステップS520においては、図
柄表示部110の停止した図柄が、「大当たり」である
か否かが判断され、大当たりである場合(S520にて
Yes)には、「特別遊技」が開始される(ステップS
521)。また、大当たりでない場合(S520にてN
o)には、一連のリーチ演出処理が終了する。
【0064】次に、上述したフローチャート等に基づい
て、遊技機100の図柄表示部110の図柄変動状態の
変化にて表現される、具体的なリーチ演出の実行例を図
6から図8を用いて説明する。図6は、リーチ種別が
「図柄の変化(図柄の拡大)」である場合、図7は、リ
ーチ種別が「背景表示変化」である場合、また図8は、
リーチ種別が「図柄の進行方向変化」である場合につい
て示している。
【0065】図6は、連続リーチが発生した場合の前回
リーチにおいて、リーチ種別の抽選処理(図5のS50
7)で「図柄変化」が選択され、その際の発展段階の決
定処理(S511)で「1」段階の発展(スーパーリー
チ1までの発展)が選択された場合を示したものであ
る。図6(a)が前回リーチ時の図柄表示部110の表
示状態を示し、図6(b)が継続リーチ時(今回リーチ
時)の図柄表示部110の表示状態を示している。
【0066】まず、図6(a)に示した前回リーチ時の
図柄表示部110の表示状態について説明すると、この
前回リーチ時には、前々回のハズレ状態「1・2・3」
()から図柄表示部110の図柄変動が開始される
()。そして、上述したように「図柄変化」と「発展
段階H1」が抽選処理にて決定されているため、左右の
図柄が同様の図柄(ここでは「7」)で停止するノーマ
ルリーチ(両側が同じ図柄で停止して中央の図柄のみが
スクロールしながら変動する状態)が発生して()、
所定時間経過後に、リーチは発展段階の値H(ここでは
「1」)に対応してスーパーリーチ1(スクロールおよ
び変動している中央部の図柄が一段階拡大される状態、
ここでは「5」が拡大されている)に発展する()。
つまり、この実行例においては、両側の図柄が停止した
状態において、スクロールおよび変動表示されている中
央の図柄のみが一段階拡大されることによって、遊技者
に対してスーパーリーチ1に発展したことが報知され
る。次いで、このスーパーリーチ1の演出が所定時間行
われた後に、図柄表示部110の図柄(中央部の図柄)
の停止表示が行われ()、停止した図柄と大当たり抽
選(S502)の抽選結果とに基づいて、大当たりか否
かの判断(S520)がなされる。この実行例において
は、停止表示図柄が「7・9・7」()であるため、
ハズレとなる。この後、ハズレ停止状態が確定すれば、
拡大されていた中央図柄「9」は、通常状態(ノーマル
リーチ等の際に用いられる図柄の大きさ)に戻る
()。
【0067】次に、図6(b)にて、継続リーチが発生
した場合の図柄表示部110の表示状態について説明す
る。「継続リーチが発生した場合」とは、図5に示した
フローチャートのステップS510の処理にて「Ye
s」と判断された場合であって、図6(a)のリーチ演
出が行われた後、直ちに次のリーチ演出の抽選処理(S
502)に当選した場合(S504にてYes、および
S510にてYes)である。この継続リーチ時(図6
(b))には、リーチ発展カウンタHの値が最大でない
限りは、常にリーチ発展カウンタHのカウントアップが
行われる(S515)ため、ここでは、先のリーチ状態
からカウントアップして、リーチ発展段階は、「2」と
なる。また、この継続リーチ時には、リーチ種別決定処
理(S507)の内容に関わらず、リーチ種別が前回リ
ーチと同様のもの(「図柄変化」)に再決定される(S
517)。
【0068】さて、本実施形態にかかる遊技機100
は、継続リーチの際には、先のリーチ状態からリーチ演
出が開始されるべく構成されているため、この実行例で
は、「7・9・7」の状態()で、且つスーパーリー
チ1の状態(中央の図柄を一段階拡大した状態)()
から、リーチ演出が開始されることとなる。そして、リ
ーチ演出開始後、所定時間経過することによって、リー
チは発展段階の値H(ここでは「2」)に対応してスー
パーリーチ2(スクロールおよび変動している中央部の
図柄が二段階拡大される状態、ここでは「5」が拡大さ
れている)に発展する()。つまり、この実行例にお
いては、両側の図柄が停止した状態において、スクロー
ルおよび変動表示されている中央の図柄のみが二段階拡
大されることによって、遊技者に対してスーパーリーチ
2に発展したことが報知される。次いで、このスーパー
リーチ2の演出が行われた後に、図柄表示部110の中
央部の図柄の停止表示が行われ()、停止した図柄と
大当たり抽選(S502)の抽選結果とに基づいて、大
当たりか否かの判断(S520)がなされる。この実行
例においては、最終的な停止表示図柄が「7・7・7」
()であって、全ての図柄が同様の図柄となっている
ため、「大当たり」となり、この後遊技機100は「特
別遊技」(S521)が行われることとなる。
【0069】次に、図7を用いて、他の実行例について
説明する。この図7は、連続リーチが発生した場合の前
回リーチ時において、リーチ種別の抽選(図5のS50
7)で「背景表示変化」が選択された点が、先に説明し
た図6と異なり、リーチ発展段階の決定処理(S51
1)では、図6の場合と同様に「1」段階の発展が選択
されている。以下、具体的に説明する。
【0070】まず、図7(a)に示した前回リーチ時の
図柄表示部110の表示状態について説明すると、この
前回リーチ時には、前々回のハズレ状態「1・2・3」
()から図柄表示部110の図柄変動が開始され
()、ノーマルリーチが発生して()、所定時間経
過後に、リーチは発展段階の値H(ここでは「1」)に
対応してスーパーリーチ1に発展する()。この実行
例においては、両側の図柄が同様の図柄で停止して、中
央部の図柄のみがスクロールしながら変動する状態にお
いて、中央部の図柄の背景に「火山」が出現した状態
(つまり、背景の図柄が変化した状態)が、スーパーリ
ーチ1に発展した状態()である。この実行例は、こ
のように背景に「火山」が出現することによって、遊技
者に対してスーパーリーチ1に発展したことが報知され
る。次いで、このスーパーリーチ1の演出が所定時間行
われた後に、図柄表示部110の中央部の図柄の停止表
示が行われ()、停止した図柄と大当たり抽選(S5
02)の抽選結果とに基づいて、大当たりか否かの判断
(S520)がなされる。この実行例においては、停止
表示図柄が「7・9・7」()であるため、ハズレと
なる。
【0071】次に、図7(b)にて、継続リーチが発生
した場合の図柄表示部110の表示状態について説明す
る。この実行例も、図6の場合と同様に、リーチ発展カ
ウンタHの値が最大でない限りは、常にリーチ発展カウ
ンタHのカウントアップが行われる(S515)ため、
先のリーチ状態からカウントアップして、リーチ発展段
階は、「2」となる。また、この継続リーチ時には、リ
ーチ種別決定処理(S507)の内容に関わらず、リー
チ種別が前回リーチと同様のもの(「背景表示変化」)
に再決定される(S517)。
【0072】本実施形態にかかる遊技機100は、継続
リーチの際には、先のリーチ状態からリーチ演出が開始
されるべく構成されているため、この実行例では、「7
・9・7」の状態()で、且つスーパーリーチ1の状
態(火山が表示された状態)()から、リーチ演出が
開始されることとなる。そして、リーチ演出開始後、所
定時間経過することによって、リーチは発展段階の値H
(ここでは「2」)に対応してスーパーリーチ2に発展
する()。この実行例においては、両側の図柄が同様
の図柄で停止して、中央部の図柄のみがスクロールしな
がら変動する状態において、中央部の図柄の背景がスー
パーリーチ1からさらに変化した状態、すわなち「火山
の噴火」が表示された状態が、スーパーリーチ2に発展
した状態()である。この実行例は、このように、背
景が「火山」から「火山の噴火」に表示変化されること
によって、遊技者に対してスーパーリーチ2に発展した
ことが報知される。次いで、このスーパーリーチ2の演
出が行われた後に、図柄表示部110の中央部の図柄の
停止表示が行われ()、停止した図柄と大当たり抽選
(S502)の抽選結果とに基づいて、大当たりか否か
の判断(S520)がなされる。この実行例において
は、最終的な停止表示図柄が「7・7・7」()であ
って、全ての図柄が同様の図柄となっているため、「大
当たり」となり、この後遊技機100は「特別遊技」
(S521)が行われることとなる。
【0073】次に、図8を用いて、さらに他の実行例に
ついて説明する。この図8は、連続リーチが発生した場
合の前回のリーチ時において、リーチ種別の抽選(図5
のS507)で「図柄の進行方法変化」が選択された点
が、先に説明した図6と異なり、リーチ段階の決定処理
(S511)では、図6の場合と同様に「1」段階の発
展が選択されている。以下、具体的に説明する。
【0074】まず、図8(a)に示した前回リーチ時の
図柄表示部110の表示状態について説明すると、この
前回リーチ時には、前々回のハズレ状態「1・2・3」
()から図柄表示部110の図柄変動が開始され
()、ノーマルリーチが発生する()。この実行例
におけるノーマルリーチは、上述した他の実行例と同様
に、両側の図柄が同様の図柄(ここでは「7」)で停止
して、中央部の図柄(ここでは「5」)のみが下方向X
にスクロールしながら変動する状態である。そして、こ
のノーマルリーチが発生してから所定時間経過後に、リ
ーチは発展段階の値Hに対応してスーパーリーチ1に発
展する()。この実行例においては、両側の図柄が同
様の図柄が停止した状態で、中央部の図柄のスクロール
方向(進行方向)が、下方向Xから上方向Yに変化し
て、且つ図柄の変動が行われる状態が、スーパーリーチ
1に発展した状態()である。この実行例は、このよ
うに、中央部の図柄のスクロール方向変化することによ
って、遊技者に対してスーパーリーチ1に発展したこと
が報知される。次いで、このスーパーリーチ1の演出が
所定時間行われた後に、図柄表示部110の中央部の図
柄の停止表示が行われ()、停止した図柄と大当たり
抽選(S502)の抽選結果とに基づいて、大当たりか
否かの判断(S520)がなされる。この実行例におい
ては、停止表示図柄が「7・9・7」()であるた
め、ハズレとなる。
【0075】次に、図8(b)にて、継続リーチが発生
した場合の図柄表示部110の表示状態について説明す
る。この実行例も、図6の場合と同様に、リーチ発展カ
ウンタHの値が最大でない限りは、常にリーチ発展カウ
ンタHのカウントアップが行われる(S515)ため、
先のリーチ状態からカウントアップして、リーチ発展段
階は、「2」となる。また、この継続リーチ時には、リ
ーチ種別決定処理(S507)の内容に関わらず、リー
チ種別が前回リーチと同様のもの(「図柄の進行方法変
化」)に再決定される(S517)。
【0076】本実施形態にかかる遊技機100は、継続
リーチの際には、先のリーチ状態からリーチ演出が開始
されるべく構成されているため、この実行例では、「7
・9・7」の状態()で、且つスーパーリーチ1の状
態(中央部の図柄が上方向Yにスクロールしている状
態)()から、リーチ演出が開始されることとなる。
そして、リーチ演出開始後、所定時間経過することによ
って、リーチは発展段階の値H(ここでは「2」)に対
応してスーパーリーチ2に発展する()。この実行例
においては、中央部の図柄(「5」)が上方向Yにスク
ロールしつつ変動しているのに加え、両側の図柄
(「7」)がそれぞれ下方向Xにスクロールしている状
態が、スーパーリーチ2に発展した状態()である。
この実行例は、このように、中央部の図柄がスクロール
し、両側の図柄が中央部の図柄と異なる方向にスクロー
ルすることによって(つまり、図柄の進行方向を変化さ
せることによって)、遊技者に対してスーパーリーチ2
に発展したことが報知される。次いで、このスーパーリ
ーチ2の演出が行われた後に、図柄表示部110の全て
の図柄についての停止表示が行われ()、停止した図
柄と大当たり抽選(S502)の抽選結果とに基づい
て、大当たりか否かの判断(S520)がなされる。こ
の実行例においては、最終的な停止表示図柄が「7・7
・7」()であって、全ての図柄が同様の図柄となっ
ているため、「大当たり」となり、この後遊技機100
は「特別遊技」(S521)が行われることとなる。
【0077】以上説明したように、本実施形態にかかる
遊技機100は、リーチ発生時には、抽選処理等(図5
のS507参照)によって、複数の「リーチ種別」(こ
こでは、図柄変化、背景表示変化、図柄の進行方向変
化)の中から一のリーチ種別が選択されるべく構成され
ている。そして、連続リーチが発生した場合には、連続
リーチ時に選択されたリーチ種別(S507にて決定さ
れた種別)に関わらず、前回リーチ時のリーチ種別を用
い、しかも、前回リーチ時の発展段階をスタート状態と
して、常に前回よりも一段階アップしたリーチ態様に発
展させるべく、リーチ演出が行われることとなる。
【0078】つまり、本実施形態によれば、連続リーチ
(継続リーチ)が発生した場合には、常に前回リーチ時
の発展段階(前回のリーチ演出の終了状態)がリーチ演
出の開始状態となるため、リーチ成立までの時間(例え
ば、全図柄が変動してリーチ状態となるまでの時間)
と、リーチ発展までの時間(例えば、ノーマルリーチか
らスーパーリーチ1に発展するまでの時間)とを省略
し、リーチ演出に要する時間を短縮させることが可能と
なる。すなわち、このような構成であれば、リーチが連
続した場合においては、重複部分を省略してリーチ演出
が行われるため、従来のような間延びした感覚を払拭す
ることができる。
【0079】また、本実施形態によれば、連続リーチ発
生時には、常に前回リーチ時よりも一段階アップしたリ
ーチ態様に発展させるべくリーチ演出が行われるため、
リーチが外れた場合であっても、遊技者の期待感を次の
変動へ継続させることができる。つまり、リーチが外れ
た場合であっても、連続してリーチが発生すれば、より
上位のリーチへの発展がなされるため、リーチが外れた
後の次の変動時に遊技者の期待感が高まり、より興趣性
の高い遊技機とすることができる。
【0080】なお、本実施形態においては、前回のハズ
レ状態が「7・9・7」であって、次回変動時(継続リ
ーチ時)においても、「7」のリーチが揃った場合につ
いて説明したが、本発明はこの構成に限定されるもので
はない。したがって、例えば、継続リーチ時のリーチ用
停止図柄抽選処理(S508)において、「3」のリー
チが選定された場合には、「7・9・7」の表示状態が
即座に「3」のリーチ状態(例えば「3・?・3」)へ
変化し、この後、記憶されたリーチ情報に基づいて、ス
ーパーリーチ1(「?」が一段階拡大された状態)から
リーチ演出が開始されてもよい。
【0081】次に、本発明の他の実施形態にかかる遊技
機を、図9を用いて説明する。図9は、本発明の他の実
施形態にかかる遊技機の主制御部におけるリーチ演出に
関する制御動作のフローチャートを示したものである。
本実施形態は、基本的に、図1から図8を用いて説明し
た上記実施形態と同様の構成を有しているため、概略図
等については先述した図面を参照し、同様の構成要素に
ついては、同一の符号を用いて説明する。なお、この他
の実施形態と先述した実施形態とは、「継続リーチ」を
実施する際の制御フロー等が若干異なるため、主にこの
異なる部分について、図9を用いて以下に説明する。
【0082】図9によれば、始動口111への入球があ
るか否かが始動口センサ145からの信号によって判断
され(ステップS901)、始動口111への入球がな
い場合(S901にてNo)には、リーチ演出等につい
ては待機状態となり、入球があった場合(S901にて
Yes)には、始動口センサ145からの入球した旨の
信号をトリガとして、大当たり抽選処理(ステップS9
02)、リーチ演出抽選処理(ステップS903)、お
よび継続リーチ演出抽選処理(ステップS904)が行
われる。これらの抽選処理は、先に説明した実施形態と
同様に、入球信号の入力に応答して、その時点で乱数発
生器がカウントしている乱数値を、各記憶情報部133
3a,1333bに記憶することによって行われる。
【0083】継続リーチ演出抽選処理(S904)が行
われた後には、リーチ演出に関する抽選(S903)に
当選したか否かが判断され(ステップS905)、当選
していない場合(S905にてNo)には、図柄表示部
110で表示させる停止図柄の抽選処理が行われ(ステ
ップS906)、次いでステップS918の処理(後述
する)が行われる。この停止図柄抽選処理(S906)
においては、原則として、乱数発生器を用いて図柄がラ
ンダムに選択されるが、抽選処理の結果、仮にリーチ図
柄となるような図柄が選択された場合には、この図柄を
選択し直して、結果的にリーチとならないような図柄が
選択されることとなる。ここで抽選し定められた停止図
柄は、停止図柄情報記憶部1333cに記憶される。
【0084】リーチ抽選に当選した場合(S905にて
Yes)には、リーチ用の停止図柄抽選処理(ステップ
S907)が行われる。ここで、リーチ用の停止図柄
は、例えば乱数発生器を用いて抽選し選択される。ま
た、ここでの停止図柄の抽選は、リーチとなることが前
提であるため、少なくとも二つの図柄が同様の図柄とな
るべく選択され、大当たり抽選(S902)に当選して
いる場合には、全ての図柄が揃うような図柄が選択され
る。ここで抽選し定められたリーチ用停止図柄は停止図
柄情報記憶部1333cに記憶される。
【0085】次いで、継続リーチ演出に関する抽選(S
904)に当選したか否かが判断され(ステップS90
8)、当選していない場合(S908にてNo)には、
例えば乱数等に基づいてリーチの種別および発展段階の
決定処理が行われ(ステップS909)、この発展段階
に応じて、リーチ発展カウンタ1333dの値Hがカウ
ントアップされる(ステップS910)。そして、ステ
ップS911においては、リーチ情報(リーチ種別およ
びリーチ発展段階に関する情報等)に応じて、リーチ演
出が決定され、次いでステップS918の処理に移行す
る。なお、「リーチ情報」とは、リーチ情報記憶部13
33b内に記憶された情報のみならず、リーチ発展カウ
ンタ1333dおよび連続回数カウンタ1333eに記
憶された情報をも含む概念である。
【0086】継続リーチ演出に関する抽選(S904)
に当選している場合(S908にてYes)には、継続
リーチが実施される旨の「メッセージ」が表示される
(ステップS912)。例えば、図柄表示部110の所
定箇所に「継続リーチスタート!!」等のメッセージ
や、継続リーチの開始を示す「キャラクター」等が表示
される。
【0087】継続リーチを実行する旨の表示が行われた
(S912)後には、リーチ情報記憶部1333bおよ
びリーチ発展カウンタ1333d内に記憶されているリ
ーチ情報(リーチ種別、およbリーチの発展段階
(H))の取得が行われ、今回の継続リーチを行う際の
リーチ種別が、記憶されていた前回のリーチ種別に決定
される(ステップS913)。
【0088】ステップS914においては、先のS91
3の処理で取得されたリーチの発展段階を示すリーチ発
展カウンタ1333dの値Hが最大値となっているか否
かが判断され(ステップS914)、リーチ発展カウン
タ1333dの値Hが最大でない場合(S914にてN
o)には、リーチ発展カウンタ1333dのカウントア
ップ(「1」の加算)が行われた(ステップS915)
後に、また、リーチ発展カウンタ1333dの値Hが最
大である(発展する余地がない)場合(S914にてY
es)には直ちに、ステップS916の処理が行われ
る。
【0089】そして、ステップS916においては、リ
ーチ情報(リーチ種別およびリーチ発展段階に関する情
報等)に応じて継続リーチ演出が決定され、継続リーチ
を行う旨の「メッセージ」の消去が行われた(ステップ
S917)後に、次いでステップS918の処理が行わ
れる。
【0090】本実施形態においては、上述したように、
リーチ抽選に外れた場合には停止図柄抽選処理(S90
6)を経て、また継続リーチ抽選に外れた場合には、そ
のリーチを行う際に抽選等にて定められたリーチ情報に
応じたリーチ演出決定(S911)を経て、さらに継続
リーチ抽選に当選した場合には、前回のリーチ情報等を
取得した後の継続リーチ演出決定(S917)を経て、
図柄表示部110においては、それぞれのリーチ演出等
に対応した図柄変動の開始および停止が行われる(ステ
ップS918)。すなわち、上記それぞれの情報に対応
すべく、図柄変動状態および停止状態を制御することに
よって、適宜リーチ演出が実行されることとなる。
【0091】そして、ステップS919においては、以
上の処理においてリーチ演出が行われた場合には、その
リーチ演出に用いられた種々の情報(リーチ情報)が、
リーチ情報記憶部1333b、リーチ発展カウンタ13
33d、および連続回数カウンタ1333eに記憶され
る。
【0092】次いで、ステップS920においては、図
柄表示部110の停止した図柄が、「大当たり」である
か否かが判断され、大当たりである場合(S920にて
Yes)には、「特別遊技」が開始される(ステップS
921)。また、大当たりでない場合(S920にてN
o)には、一連のリーチ演出処理が終了する。
【0093】以上説明したように、上記他の実施形態に
かかる遊技機は、リーチ発生時には、継続リーチ演出に
関する抽選処理(S904)に当選することを条件とし
て継続リーチ演出が行われる。すなわち、図5にて説明
した実施形態においては、リーチ演出抽選処理(S50
3)に連続して当選したときに、はじめて「継続リー
チ」演出が行われるが、この図9にて説明した実施形態
においては、リーチ演出抽選処理(S903)に不連続
に当選したとしても、リーチ演出抽選処理(S903)
に当選した時に、継続リーチ演出抽選処理(S904)
にも当選していれば、常に前回のリーチ演出時のリーチ
情報に基づいて、「継続リーチ」演出が行われることと
なる。
【0094】したがって、本実施形態によれば、実質的
に連続してリーチが発生していない場合であっても、継
続リーチ演出が行われる可能性があるため、遊技者の期
待感を高めることができる。また、この継続リーチ演出
時には、先に説明した実施形態と同様に、継続リーチ
は、前回リーチ時の発展段階(前回のリーチ演出の終了
状態)が継続リーチ演出の開始状態となるため、リーチ
成立までの時間とリーチ発展までの時間とを短縮させる
ことが可能となる。さらに、この継続リーチ演出時も、
常に上位のリーチ態様への発展がなされるため、リーチ
が外れた場合であっても、その後の変動時に対する遊技
者の期待感が高まり、より興趣性の高い遊技機とするこ
とができる。
【0095】また、この図9にて説明した実施形態によ
れば、抽選処理にて継続リーチを行うか否かを定めてい
るため、前回情報が記憶済みの場合には、大当たり乱数
の結果を用いて、継続リーチ実行時におけるリーチの発
展段階に応じた期待度調整(信頼度調整)を行うことが
できる。
【0096】また、抽選処理にて継続リーチを行うか否
かを定めるこの実施形態においては、2回目以降のリー
チ発生時には、常に「継続リーチ」の可能性があるた
め、遊技者は、全ての遊技時において期待感を持って遊
技を行うこととなる。
【0097】さらに、上記各実施形態においては、リー
チが連続すればするほど、リーチの発展段階が向上する
ため、遊技者の期待感をより高めることが可能であって
興趣性に富んだ遊技機を得ることができる。また、リー
チ後、大当たりとならない場合(ハズレである場合)で
あっても、リーチが連続することによって、上述したよ
うにリーチの発展段階を向上させるべく構成されている
ため、リーチに外れた後であっても遊技者の集中力は途
切れず、リーチ演出後の遊技に対する期待感を高い集中
力を維持しつつ継続させることができる。
【0098】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
るものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
【0099】例えば、上記各実施形態においては、リー
チが二段階(ノーマルリーチからスーパーリーチ1およ
びスーパーリーチ2)に発展する構成である場合につい
て説明したが、本発明はこの構成に限定されるものでは
なく、三段階以上に発展する場合であっても適用可能で
ある。つまり、例えば、四段階までリーチが発展するよ
うに構成された場合であって、リーチが三段階まで発展
してハズレ状態となったとき、継続リーチ実行時には、
三段階に発展した状態から、リーチ演出を開始させて、
且つ四段階に常に発展させるべく構成してもよい。この
ような構成とすれば、上述した各実施形態と同様に、遊
技者の期待感を高める等の種々の効果を得ることができ
る。
【0100】また、上記各実施形態においては、遊技機
が三つリーチ種別(「図柄の変化」、「背景表示変
化」、「図柄の進行方向変化」)を有する場合について
説明したが、本発明はこの構成に限定されず、他のリー
チ種別を有すべく構成してもよい。さらに、上記三つの
リーチ種別を複合的に表示等して、他のリーチ種別とし
てもよい。
【0101】また、上記各実施形態においては、「継続
リーチ」演出の実行時に、常に一段階だけリーチを発展
させる場合について説明したが、本発明はこの構成に限
定されるものではない。したがって、例えば、必要に応
じて、二段階以上発展させるべく構成してもよく、ま
た、実質的にリーチが連続することによって「継続リー
チ」演出が行われる場合には二段階発展させ、抽選処理
等の結果に基づいて「継続リーチ」演出が行われる場合
には一段階発展させるように、発展段階を適宜調整可能
に構成してもよい。さらに、例えば、必ずしも上位のリ
ーチに発展させることなく、「継続リーチ」演出の実行
時においては、前回リーチの発展段階と同一の段階から
開始することのみが行われてもよい。
【0102】また、上記各実施形態においては、「リー
チ種別」および「リーチ発展段階」のいずれの情報も用
いて、継続リーチを実行する場合について説明したが、
本発明はこの構成に限定されるものではなく、いずれか
一つの情報を利用して継続リーチを実行すべく構成して
もよい。具体的には、「リーチ種別」については先のリ
ーチ演出時に使用されたものではなく、抽選処理等にて
選定されたものを用い、リーチ発展段階のみ、先のリー
チ演出にて使用されたものを用いてもよい。
【0103】また、上記各実施形態においては、「リー
チ種別」と「リーチ発展段階」とを別個独立に抽選、記
憶等して、リーチ演出の際に用いる場合について説明し
たが、本発明はこの構成に限定されるものでなく、「リ
ーチ種別」のみが抽選処理等にて選定される構成であっ
て、この際に選定される「リーチ種別」が発展段階をも
含んだ性格を有していてもよい。
【0104】また、上記各実施形態においては、図柄表
示部における図柄の表示状態によって、遊技者に対して
「リーチ」あるいは「継続リーチ」に当選したことを報
知する場合について説明したが、本発明はこの構成に限
定されるものではなく、必要に応じて、他の手段を用い
て「リーチ」等を遊技者に報知すべく構成してもよい。
したがって、例えば、遊技機に設けられた種々のランプ
の点灯あるいは点滅状態を制御して、リーチ種別および
リーチ発展段階等を報知してもよい。または、スピーカ
から発せられる音声を制御して、リーチ種別およびリー
チ発展段階等を報知してもよい。または、遊技機あるい
は遊技機の特定箇所を振動等させて、リーチ等を遊技者
に報知してもよい。さらに、上記各実施形態において
は、リーチ種別として、図柄表示部の表示状態および表
示方法等を記憶し、これを「継続リーチ」演出時に利用
する場合について説明したが、本発明はこの構成に限定
されず、上述したように、ランプあるいはスピーカから
発せられる光あるいは音声等の情報を用いて「リーチ」
等の演出が行われる場合には、リーチ種別として、光の
点滅に関する情報、音階、音量、あるいは振動数等に関
する情報が記憶され、これを用いて「継続リーチ」演出
が行われてもよい。
【0105】また、上記各実施形態においては、遊技機
と球貸出機とが通信可能に構成された場合について説明
したが、本発明は、この構成に限定されず、球貸出機あ
るいは他の機器と通信可能に接続された遊技機に限るも
のではない。
【0106】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる遊技機
は、所定条件下にて、記憶されたリーチ情報に基づいて
「継続リーチ」演出が実行されるべく構成されている。
したがって、本発明によれば、複数のリーチ態様を有す
る遊技機において、リーチ発展に関する時間を短縮させ
ると共に、遊技の興趣性をより向上させることができる
遊技機を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる遊技機の概略的な外
観構成図を示したものである。
【図2】本発明の実施形態にかかる遊技機の概略的な内
部構成図を示したものである。
【図3】本発明の実施形態にかかる遊技機の概略的な電
気的構成のブロック図を示したものである。
【図4】図3に示した遊技機内の主制御部の概略図を示
したものである。
【図5】本発明の実施形態にかかる遊技機の主制御部に
おけるリーチ演出に関する制御動作のフローチャートを
示したものである。
【図6】本発明の実施形態にかかる遊技機にて行われる
継続リーチ演出(「図柄変化」演出)の実行例を示した
ものであって、図6(a)が前回リーチ時における図柄
表示部の表示状態を示し、図6(b)が継続リーチ時に
おける図柄表示部表示状態を示したものである。
【図7】本発明の実施形態にかかる遊技機にて行われる
継続リーチ演出(「背景変化」演出)の実行例を示した
ものであって、図7(a)が前回リーチ時における図柄
表示部の表示状態を示し、図7(b)が継続リーチ時に
おける図柄表示部表示状態を示したものである。
【図8】本発明の実施形態にかかる遊技機にて行われる
継続リーチ演出(「進行方向変化」演出)の実行例を示
したものであって、図8(a)が前回リーチ時における
図柄表示部の表示状態を示し、図8(b)が継続リーチ
時における図柄表示部表示状態を示したものである。
【図9】本発明の他の実施形態にかかる遊技機の主制御
部におけるリーチ演出に関する制御動作のフローチャー
トを示したものである。
【符号の説明】
100…遊技機、101…外枠、102…前面扉、10
3…遊技盤、104…透明板、105…ハンドル部、1
06…上皿、107…下皿、108…外側ガイドレー
ル、109…内側ガイドレール、110…図柄表示部、
111…始動口、112…入賞口、113…開閉板、1
14…大入賞口、115…排出口、116…保留ラン
プ、118…スピーカ、120…球貸出ボタン、121
…カード返却ボタン、122…特典球貸出ボタン、12
3…カード残高表示部、124…貯留特典球数表示部、
125…球貸出口、127…貯留タンク、128…誘導
ノズル、129…球貸出部、132…電源制御部、13
3…主制御部、134…図柄表示制御部、135…ラン
プ制御部、136…音声制御部、137…貸出制御部、
138…大入賞口制御部、139…発射制御部、14
1,142…中継基板、145…始動口センサ、146
…入賞口センサ、147…下皿センサ、148…カウン
タ、149…Vゾーンカウンタ、200…球貸出機

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のリーチ演出を実行することができ
    る遊技機であって、 リーチ演出実行時に用いられるリーチ情報が記憶可能に
    構成されており、 所定条件下にてリーチ演出が実行される場合には、記憶
    され且つ既に実行されたリーチ演出に関するリーチ情報
    に基づいて、リーチ演出が行われることを特徴とする遊
    技機。
  2. 【請求項2】 前記所定条件が、連続してリーチ演出が
    行われる場合である請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記所定条件が、抽選処理の結果、前記
    記憶されたリーチ情報に基づいてリーチ演出が行われる
    ことに決定した場合である請求項1に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記リーチ情報として、リーチ演出の表
    現状態を示すリーチ種別と、リーチ演出の発展状態を示
    すリーチ発展段階とが記憶されており、 前記所定条件下にてリーチ演出が実行される場合には、
    先のリーチ演出時におけるリーチ種別とリーチ発展段階
    とに関するリーチ情報が取得され、 取得されたリーチ種別と同一のリーチ種別を用い、取得
    されたリーチ発展段階の終了状態からリーチ演出が開始
    される請求項1から3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記リーチ情報として、少なくともリー
    チ演出の発展状態を示すリーチ発展段階とが記憶されて
    おり、 前記所定条件下にてリーチ演出が実行される場合には、
    先のリーチ演出時におけるリーチ発展段階に関するリー
    チ情報が取得され、 取得されたリーチ発展段階の終了状態からリーチ演出が
    開始される請求項1から3のいずれか1項に記載の遊技
    機。
  6. 【請求項6】 リーチ演出開始後、リーチ発展段階が、
    取得されたリーチ発展段階の終了状態から所定段階だけ
    上位に発展させられる請求項4または5に記載の遊技
    機。
  7. 【請求項7】 図柄の表示状態によって複数のリーチ演
    出を実行する図柄表示部を備えた遊技機であって、 前記図柄表示部にてリーチ演出を行う際のリーチ情報と
    して、リーチ演出の表現状態を示すリーチ種別と、リー
    チ演出の発展状態を示すリーチ発展段階とを記憶する記
    憶部が設けられており、 所定条件下にてリーチ演出が実行される場合には、先の
    リーチ演出時に前記記憶部に記憶されたリーチ種別とリ
    ーチ発展段階とが取得され、 取得されたリーチ種別と同一のリーチ種別を用い、取得
    されたリーチ発展段階の終了状態からリーチ演出が開始
    されるべく、前記図柄表示部が制御されることを特徴と
    する遊技機。
  8. 【請求項8】 前記所定条件が、連続してリーチ演出が
    行われる場合である請求項7に記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記所定条件が、抽選処理の結果、前記
    記憶されたリーチ情報に基づいてリーチ演出が行われる
    ことに決定した場合である請求項7に記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 リーチ演出開始後、リーチ発展段階
    が、取得されたリーチ発展段階の終了状態から所定段階
    だけ上位に発展させられる請求項7から9のいずれか1
    項に記載の遊技機。
  11. 【請求項11】 前記所定条件下にてリーチ演出が実行
    される場合には、先のリーチ演出時の停止図柄に関する
    情報が取得され、 取得された停止図柄の状態からリーチ演出が開始される
    請求項7から10のいずれか1項に記載の遊技機。
  12. 【請求項12】 前記図柄表示部が複数の図柄を配列表
    示可能に構成されており、前記リーチ演出は、前記複数
    の図柄の一つ以外が全て同じ図柄で停止した状態にて行
    われるものであって、 前記所定条件下にてリーチ演出が実行される場合には、
    先のリーチ演出時の停止図柄に関する情報が取得され、
    前記先のリーチ演出時に他と異なる図柄で停止した図柄
    のみが変動表示される請求項11に記載の遊技機。
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