JP2003180152A - 精密農法 - Google Patents

精密農法

Info

Publication number
JP2003180152A
JP2003180152A JP2001383606A JP2001383606A JP2003180152A JP 2003180152 A JP2003180152 A JP 2003180152A JP 2001383606 A JP2001383606 A JP 2001383606A JP 2001383606 A JP2001383606 A JP 2001383606A JP 2003180152 A JP2003180152 A JP 2003180152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amount
grain
harvest
sensor
harvested
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001383606A
Other languages
English (en)
Inventor
Munenori Miyamoto
宗徳 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP2001383606A priority Critical patent/JP2003180152A/ja
Publication of JP2003180152A publication Critical patent/JP2003180152A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 施肥量または防除量の過不足を防止でき、施
肥または防除効率の向上並びに収穫増量等を容易に図る
ことができると共に、施肥量調節または防除量調節の自
動制御化による制御機能の向上及び省力化等を容易に図
ること。 【解決手段】 収穫位置と収穫量を検出して収穫地図を
自動的に作成する精密農法であって、収穫穀粒収集部の
投入位置に配設したレベリングディスクにより、投入さ
れてくる穀粒を周囲に分散させて、同穀粒を収穫穀粒収
集部内に略均平に収集すると共に、同レベリングディス
クの駆動トルクを検出して収穫量を演算するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、穀稈を連
続的に刈取って脱穀するコンバイン等を用いて収穫作業
を行うと共に、施肥機または防除機を用いて肥料及び薬
剤の散布を行う精密農法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、施肥作業や防除作業は、前回の収
穫量、作物成育状況、圃場の取水及び排水等を参考にし
て行っている。
【0003】すなわち、従来の施肥作業や防除作業は、
作業者の経験や記憶に基づいて、施肥量調節や防除量調
節をしながら行っているのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、作業者の経
験や記憶が少ない場合は、不安定な条件で施肥または防
除作業が行われ易く、施肥量調節や防除量調節を狭い範
囲に限定して局地的に対応させて適正に行うことができ
ず、施肥または防除効率の向上並びに収穫率の向上等が
図れないという不具合がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、収
穫位置と収穫量を検出して収穫地図を自動的に作成する
精密農法であって、収穫穀粒収集部の投入位置に配設し
たレベリングディスクにより、投入されてくる穀粒を周
囲に分散させて、同穀粒を収穫穀粒収集部内に略均平に
収集すると共に、同レベリングディスクの駆動トルクを
検出して収穫量を演算することを特徴とする精密農法を
提供するものである。
【0006】また、本発明は、収穫地図に基づいて施肥
及び防除量の少なくとも一方を自動的に局地対応制御す
ることにも特徴を有する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0008】すなわち、本発明に係る精密農法では、収
穫位置と収穫量を検出して収穫地図を自動的に作成する
精密農法であって、収穫穀粒収集部の投入位置に配設し
たレベリングディスクにより、投入されてくる穀粒を周
囲に分散させて、同穀粒を収穫穀粒収集部内に略均平に
収集すると共に、同レベリングディスクの駆動トルクを
検出して収穫量を演算するようにしている。
【0009】しかも、収穫地図に基づいて施肥及び防除
量の少なくとも一方を自動的に局地対応制御するように
している。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例を、図面を参照しな
がら説明する。
【0011】図1は収穫制御回路図、図2はコンバイン
の全体側面図、図3は同平面図であり、図中1は走行ク
ローラ2を装設するトラックフレーム、3は前記トラッ
クフレーム1上に架設する機台、4はフィードチェン5
を左側に張架し扱胴6及び処理胴7を内蔵している脱穀
部、8は刈刃9及び穀稈搬送機構10等を備える刈取部、
11は昇降支点筒軸12を介して刈取部8を昇降させる油圧
シリンダ、13は排藁チェン14終端を臨ませる排藁処理
部、15は脱穀部4からの穀粒を揚穀筒16を介して搬入す
る穀物タンク、17は前記タンク15の穀粒を機外に搬出す
る排出オーガ、18は運転操作部19及び運転席20を備える
運転台、21は運転席20下方に設けるエンジンであり、連
続的に穀稈を刈取って脱穀するように構成している。
【0012】また、操向及び昇降用操作レバー22をフロ
ントコラム23に設けると共に、走行主変速レバー24、走
行副変速レバー25、刈取クラッチレバー26及び脱穀クラ
ッチレバー27をサイドコラム28に設けるもので、前記運
転台18内部の前側及び左側に各コラム2328を配設させる
と共に、運転台18のステップ上面に主クラッチペダル29
を設け、操作部19を構成している。
【0013】さらに、図4に示すように、前記油圧シリ
ンダ11を作動させる油圧ポンプ30をエンジン21に常時連
結させ、前記扱胴6を駆動する脱穀入力プーリ31にテン
ション型脱穀クラッチ32を介してエンジン21の出力プー
リ33を連結させると共に、前記走行クローラ2に走行変
速出力を伝えるミッションケース34を備え、ミッション
ケース34の入力プーリ35にテンション型走行主クラッチ
36を介してエンジン21の出力プーリ37を連結させ、ま
た、前記刈取部8に駆動力を伝える刈取入力プーリ38に
テンション型刈取クラッチ39を介してミッションケース
34の刈取駆動プーリ40を連結させ、ミッションケース34
の走行主変速出力を刈取部8に伝え、刈取部8を車速同
調駆動するように構成している。
【0014】また、前記走行クローラ2の回転を検出す
るピックアップ型車速センサ41と、左右走行クローラ2,
2の駆動を各別に中止させる左右サイドクラッチ42,42
と、前記サイドクラッチ42切動作と連動して走行クロー
ラ2を制動する左右操向ブレーキ43,43と、左右走行ク
ローラ2,2の両方を同時に制動する駐車用主ブレーキ44
を、前記ミッションケース34に設けている。
【0015】さらに、図5に示すように、前記穀稈搬送
機構10を形成する穀稈搬送チェン45を刈取部8に設け、
刈刃10によって株元を切断した穀稈を前記搬送チェン45
により挾持してフィードチェン5始端部に送給すると共
に、前記搬送チェン45の搬送系路中に、穀稈の有無を検
出するセンサアーム46とリミットスイッチ型作業センサ
47を取付けている。
【0016】また、前記搬送チェン45に穀稈を挾持させ
る挾扼杆48を設け、同挾扼杆48を搬送チェン45に弾圧支
持する挾扼ホルダ49に、搬送チェン45によって送給され
る穀稈量を検出するセンサアーム50とポテンショメータ
形穀稈量センサ51を取付けている。
【0017】そして、収穫作業時、前記搬送チェン45に
送られる穀稈によってセンサアーム46を介して作業セン
サ47が作動し、刈取り動作を確認すると共に、前記搬送
チェン45に挾持される穀稈量が変化することによって挾
扼杆48が搬送チェン45に対して接離することにより、前
記挾扼杆48の接離動作によってセンサアーム50を介して
穀稈量センサ51が作動し、刈取部8で刈取られて脱穀部
4に送給される穀稈量を前記センサ51によって検出する
ように構成している。
【0018】さらに、図6に示すように、前記扱胴6の
下方に横架させる揺動選別盤52から下方の1番コンベヤ
53に穀粒を選別落下させ、前記穀物タンク15上部の投入
口54から1番コンベヤ53の穀粒を揚穀筒16によって穀物
タンク15内部に搬入させるもので、脱穀部4で穀粒及び
選別して取出した穀粒を穀物タンク15に収集すると共
に、前記投入口54の下方近傍位置にレベリングディスク
55を配設して、同レベリングディスク55により投入され
てくる穀粒を周囲に分散させて、同穀粒を穀物タンク15
内に略均平に収集するようにしている。
【0019】しかも、レベリングディスク55は、電動式
のディスク駆動モータMに回動支軸56を介して連動連結
し、同ディスク駆動モータMを後述する作業コントロー
ラ74の出力側に接続している。
【0020】さらには、回動支軸56に、同回動支軸56の
回転速度を検出する回転速度検出センサ57a(例えば、
タコジェネレータやパルスエンコーダ等)を取付ける一
方、上記ディスク駆動モータMに、同ディスク駆動モー
タMの電流値を検出する電流値検出センサ57bを取付け
て、これらのセンサ57a,57bを後述する作業コントロー
ラ74の入力側に接続している。
【0021】このようにして、常時、回動支軸56の回転
速度を回転速度検出センサ57aにより検出すると共に、
ディスク駆動モータMの電流値を電流値検出センサ57b
により検出して、作業コントローラ74に出力することに
より、同作業コントローラ74にてこれらの検出値に基づ
いてレベリングディスク55の駆動トルクを検出(推定)
して穀粒量(収穫量)を演算することができるようにし
ている。
【0022】すなわち、穀物タンク15内に投入口54から
投入されてくる穀粒量が一定であれば、レベリングディ
スク55により周囲に分散される穀粒量も一定であり、同
レベリングディスク55の駆動トルクも一定となる。
【0023】そして、穀物タンク15内に投入口54から投
入されてくる穀粒量に変化が生じると、レベリングディ
スク55により周囲に分散される穀粒量に変化が生じ、同
レベリングディスク55の駆動トルクに変化が生じる。
【0024】また、穀物タンク15内に投入口54から投入
されてくる穀粒量及びレベリングディスク55により周囲
に分散される穀粒量と、同レベリングディスク55の駆動
トルクとの相関関係は、経験値より求められる。
【0025】従って、かかる穀粒量と駆動トルクの相関
関係をあらかじめ作業コントローラ74に記憶させておけ
ば、常時検出(推定)される駆動トルクの値から、経時
的にかつリアルタイムで穀粒量(収穫量)を演算するこ
とができる。
【0026】ここで、収穫される穀粒の種類は、米、
麦、大豆等他種類存在することになるが、レベリングデ
ィスク55の駆動トルクの検出結果に基づいて穀粒量(収
穫量)を演算すると共に、これらの各種類に応じた穀粒
量とレベリングディスクの駆動トルクとの相関関係を、
経験値よりそれぞれ求めることができるため、各種類毎
に経時的にかつリアルタイムで精度良くリアルタイムで
穀粒量(収穫量)を演算(測定)することができる。
【0027】このように、本実施例では、上記したレベ
リングディスク55の駆動トルクから穀粒量を演算(検
出)するようにしており、かかる構成は穀粒量センサS
として機能するものであることから、以下では穀粒量セ
ンサSとして説明する。
【0028】図1に示すように、前記エンジン21の燃料
噴射ポンプの燃料噴射量を調節する電子ガバナ58を設け
るもので、燃料噴射量を調節する電子ガバナ58のラック
を作動させるラックアクチュエータ59と、燃料噴射量を
検出するラック位置センサ60と、エンジン21の回転数を
検出するピックアップ型回転センサ61を、電子ガバナ58
に設けると共に、作業者が操作するアクセルレバー62ま
たはペダルの操作量を検出するポテンショメータ型アク
セルセンサ63と、前記電子ガバナ58を、マイクロコンピ
ュータで構成する電子ガバナコントローラ64に接続さ
せ、前記各センサ60,61,63の値に基づきラックアクチュ
ータ59を作動制御し、エンジン21の回転数を略一定に保
って脱穀部4及び刈取部8等を駆動するように構成して
いる。
【0029】また、前記フィードチェン5及び搬送チェ
ン45等によって搬送する穀稈量の変化によって変動する
エンジン21の運転負荷を表示する負荷表示器65と、前記
穀稈量センサ51が検出する収穫穀稈量を表示する穀稈量
表示器66と、前記穀粒量センサSが検出する収集穀粒量
を表示する穀粒量表示器67を、収穫モニタ68に接続さ
せ、コントローラ64を介して演算及び検出されたデータ
をモニタ68に表示させると共に、前記主変速レバー24を
収穫作業速度域で変速動作させる変速モータ69を前記コ
ントローラ64に接続させ、前記穀稈量センサ51が検出す
る単位時間当りの穀稈量が略一定になるように、前記モ
ータ69の自動制御によってレバー24の変速動作を行わ
せ、脱穀部4に穀稈を定量供給して適正に脱粒選別を行
えるように構成している。
【0030】さらに、前記操作レバー22の操作によって
左右操向シリンダ70,71を制御して左右サイドクラッチ4
2,42及び左右操向ブレーキ43,43を作動させたときにオ
ンになる左右操向ブレーキスイッチ72, 73と、前記車速
センサ41を、マイクロコンピュータで構成する作業コン
トローラ74に接続させると共に、刈取クラッチレバー26
の刈取クラッチ39の入操作によってオンになる刈取スイ
ッチ75と、脱穀クラッチレバー27の脱穀クラッチ32の入
操作によってオンになる脱穀スイッチ76を、前記作業コ
ントローラ74に接続させる。
【0031】また、作業コントローラ74と前記電子ガバ
ナコントローラ64を接続させると共に、前記各センサ4
7,51,S及びディスク駆動モータMを作業コントローラ7
4に接続させている。
【0032】さらに、GPS(全地球測位システム)衛
星からの電波を受信するGPS受信機78を作業コントロ
ーラ74に接続させ、コンバインによる収穫作業位置を高
精度で認識すると共に、前記受信機78及び各センサ51,
Sによって検出される収穫作業位置、収穫穀稈量、収穫
穀粒量に基づき、圃場の穀粒収穫状況を表す収穫地図を
形成する収穫地図作成コントローラ79を設け、同コント
ローラ79を作業コントローラ74に接続させ、また、互換
自在な磁気ディスク80を装着して収穫地図を記録させる
もので、図7に示すように、畦81で囲まれた圃場82の高
位置側の水路83の水を取水口8 4から導入し、圃場82の
水を低位置側の水路85に排水口86から排出させ、水稲を
育成することにより、取水口84の付近では肥料が不足し
易く、収穫する穀稈量または穀粒量が少なくなり易く、
また、圃場82の中央部の水溜り部で肥料が多くなり、穀
稈量が局部的に多くなったり、穀粒量が局部的に多くな
るが、収穫する実際の圃場82の形状に対応した穀稈量及
び穀粒量が表示された図8に示す収穫地図87が作成さ
れ、前記ディスク80に記録される一方、図8の収穫地図
87を前記ディスク80から読取って次回の施肥または防除
(除草等)を行い、圃場82全体の収穫増量を図り、か
つ、肥料または薬剤の無駄な使用を防ぎ、肥培管理を適
正に行えるように構成している。
【0033】また、図9のフローチャートに示すよう
に、刈取スイッチ75がオンで、脱穀スイッチ76がオンの
とき、前記各センサ41,60,61,63入力に基づき、変速モ
ータ69を制御し、電子ガバナコントローラ64で演算され
る作業負荷が適正で、作業センサ47が1回目のオンのと
き、穀粒量センサSの入力の変動が一定幅内で行われ、
作業開始から連続作業継続状態に移行したとき、作業開
始から前記センサSの入力が一定幅内変動となる安定時
間を記憶させる。
【0034】そして、図10のフローチャートに示す収
穫地図作成制御を行わせるもので、刈取スイッチ75及び
脱穀スイッチ76がオンで、作業センサ47が2回目以降の
オンのとき、記憶した穀粒量センサSの入力の安定時間
が経過することにより、刈取穀稈量、作業負荷、収集穀
粒量、収穫作業位置の核データを収穫地図作成コントロ
ーラ79に入力させ、前記各データをディスク80に記録さ
せて、図8の収穫地図87を自動的に作成すると共に、前
記各スイッチ75,76又は作業センサ47がオフになって作
業が終了したとき、穀粒量センサSの入力の安定時間経
過により前記データ記録を終了する。
【0035】一方、コンバインが圃場82の枕地で方向転
換するとき、前記各スイッチ72,73入力により、前記デ
ータ記録が中止され、前記方向転換が終了したとき、穀
粒量センサSの入力の安定時間経過により前記データの
入力及び記録が再開され、圃場82の全体の収穫地図87を
完成させるものである。
【0036】上記から明らかなように、圃場82内におけ
る収穫位置と収穫穀稈及び穀粒量を検出して収穫地図87
を自動的に作成するもので、局地的に測定される収穫穀
稈及び穀粒量が収穫地図87として記録されることによ
り、前記収穫地図87に基づいて次回の施肥または防除等
を行え、施肥量または防除量の過不足を防止し、施肥ま
たは防除効率の向上並びに収穫増量等を図れると共に、
施肥量調節または防除量調節の自動制御化による施肥機
または防除機の制御機能の向上及び省力化等を図れる。
【0037】さらに、収穫作業開始から一定時間経過後
に収穫穀粒量を測定開始し、穀稈の刈取り時間と穀粒量
センサSの検出時間のタイムラグをなくし、収穫位置と
測定収穫量を一致させて収穫地図87の作成精度を向上さ
せ、また、収穫作業終了から一定時間経過後に収穫穀粒
量の測定を終了し、穀稈刈取り終了時間と穀粒量センサ
Sの検出終了時間のタイムラグをなくし、測定収穫量と
実際の収穫量の誤差を低減させ、収穫地図87の作成精度
の向上等を図ると共に、圃場82の枕地方向転換のときに
方向転換動作によって収穫量の測定を自動的に中断して
一時的に中止させ、圃場82の枕地での測定収穫量と実際
の収穫量の誤差を少なくして収穫量測定信頼性を向上さ
せる。
【0038】また、穀稈搬送路に設ける穀稈量センサ51
によって刈取った穀稈量(刈取り穀稈層厚)を検出さ
せ、穀稈の本数(育成時の1株の大きさ)等稈成育状態
の検出精度向上並びに穀稈量検出データの信頼性向上等
を図ると共に、収穫穀粒収集部である穀物タンク15の投
入口54の位置に設ける穀粒量センサSによって脱穀後の
藁屑を除去した穀粒量を検出させ、収穫穀粒量の検出精
度向上並びに穀粒量検出データの信頼性向上等を図れる
ように構成している。 さらに、図11は、例えば施肥
機及び防除機に搭載する散布制御回路図であり、上記デ
ィスク80に記録している収穫地図87のデータを入力させ
る収穫地図読取り機88と、圃場82内の施肥または防除作
業位置を測定入力させるGPS受信機78を、マイクロコ
ンピュータで構成する散布コントローラ89に接続させ
る。
【0039】また、施肥または防除作業を行う粒剤・粉
剤散布機90の散布モータ91を前記コントローラ89にドラ
イバ92を介して接続させ、GPS受信機78入力によって
圃場82内の施肥または防除作業位置を認識させ、読取り
機88の収穫地図87のデータに基づき散布モータ91の回転
数をパルス制御等によって変更し、収穫穀粒量が少ない
地点での施肥量を自動的に多くし、収穫穀粒量が多い地
点での施肥量を自動的に少なくすると共に、収穫穀稈量
が多い地点で、雑草が少ないから除草剤散布量を少なく
し、また、害虫が多く発生するから殺虫剤散布量を多く
する。
【0040】一方、収穫穀稈量が少ない地点では前記と
逆に除草剤散布量を多くしたり殺虫剤散布量を少なくす
る制御を自動的に行い、粒剤・粉剤を用いた施肥または
防除を効率良く行えるように構成している。
【0041】また、液剤タンク93の液肥または薬液を薬
剤モータ94から散布ノズル95に送給させる散布バルブ96
の開閉制御を行うバルブモータ97を前記コントローラ89
にドライバ98を介して接続させ、GPS受信機78入力に
よって圃場82内の施肥または防除作業位置を認識させ、
読取り機88の収穫地図87のデータに基づきバルブモータ
97を正逆転制御して散布バルブ96の開閉度を変更し、収
穫穀粒量が少ない地点での液肥散布量を自動的に多く
し、収穫穀粒量が多い地点での液肥散布量を自動的に少
なくすると共に、収穫穀稈量が多い地点で、雑草が少な
いから除草液散布量を少なくし、また害虫が多く発生す
るから殺虫液散布量を多くする。
【0042】一方、収穫穀稈量が少ない地点では前記と
逆に除草液散布量を多くしたり殺虫液散布量を少なくす
る制御を自動的に行い、液肥または薬液を用いた施肥ま
たは防除を効率良く行えるように構成している。
【0043】上記から明らかなように、収穫地図87に基
づいて施肥及び防除量を自動的に局地対応制御するもの
で、収穫地図87のデータに基づいて狭い範囲に限定して
施肥量調節または防除量調節を高精度で行え、施肥また
は防除自動制御機能の向上等を図れるように構成してい
る。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載の本発明にかかる精密農
法は、収穫位置と収穫量を検出して収穫地図を自動的に
作成する精密農法であって、収穫穀粒収集部の投入位置
に配設したレベリングディスクにより、投入されてくる
穀粒を周囲に分散させて、同穀粒を収穫穀粒収集部内に
略均平に収集すると共に、同レベリングディスクの駆動
トルクを検出して収穫量を演算するようにしている。
【0045】このようにして、レベリングディスクの駆
動トルクを継続的に検出して、収穫量を経時的に演算す
るようにしているため、リアルタイムで収穫量を測定す
ることができる。
【0046】しかも、レベリングディスクの駆動トルク
の検出結果に基づいて収穫量を演算するようにしている
ため、収穫される穀粒の種類にかかわりなく精度良くリ
アルタイムで収穫量を測定することができる。
【0047】その結果、収穫位置と収穫量を精度良くリ
アルタイムで検出して、精度の良い収穫地図を自動的に
作成することができる。
【0048】そして、収穫位置と収穫量を検出して収穫
地図を自動的に作成することができるため、局地的に測
定される収穫量が収穫地図として記録されることによ
り、前記収穫地図に基づいて次回の施肥または防除等を
行うことができ、施肥量または防除量の過不足を防止で
き、施肥または防除効率の向上並びに収穫増量等を容易
に図ることができると共に、施肥量調節または防除量調
節の自動制御化による制御機能の向上及び省力化等を容
易に図ることができる。
【0049】請求項2記載の本発明にかかる精密農法
は、収穫地図に基づいて施肥及び防除量の少なくとも一
方を自動的に局地対応制御するようにしている。
【0050】このようにして、収穫地図のデータに基づ
いて狭い範囲に限定して施肥量調節または防除量調節を
高精度で行うことができるため、施肥または防除自動制
御機能の向上等を容易に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】収穫制御回路図。
【図2】コンバインの全体の側面図。
【図3】同平面図。
【図4】エンジン出力説明図。
【図5】穀稈量センサ部の平面図。
【図6】穀粒量センサ部の背面図。
【図7】圃場の説明図。
【図8】収穫地図の説明図。
【図9】収穫記録制御フローチャート。
【図10】収穫地図作成制御フローチャート。
【図11】散布制御回路図。
【符号の説明】
55 レベリングディスク 56 回動支軸 57a 回転速度検出センサ 57b 電流値検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B052 AA27 BA03 DC07 DC09 DC14 DD04 EB13 2B121 AA11 AA19 CB09 CB35 EA26 FA04 FA11 2B396 JA04 JC07 KA04 MJ11 ML02 QA02 QA03 QA27 QE31 QG02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収穫位置と収穫量を検出して収穫地図を
    自動的に作成する精密農法であって、 収穫穀粒収集部の投入位置に配設したレベリングディス
    クにより、投入されてくる穀粒を周囲に分散させて、同
    穀粒を収穫穀粒収集部内に略均平に収集すると共に、同
    レベリングディスクの駆動トルクを検出して収穫量を演
    算することを特徴とする精密農法。
  2. 【請求項2】 収穫地図に基づいて施肥及び防除量の少
    なくとも一方を自動的に局地対応制御することを特徴と
    する請求項1記載の精密農法。
JP2001383606A 2001-12-17 2001-12-17 精密農法 Pending JP2003180152A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001383606A JP2003180152A (ja) 2001-12-17 2001-12-17 精密農法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001383606A JP2003180152A (ja) 2001-12-17 2001-12-17 精密農法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003180152A true JP2003180152A (ja) 2003-07-02

Family

ID=27593599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001383606A Pending JP2003180152A (ja) 2001-12-17 2001-12-17 精密農法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003180152A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004229633A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Sasaki Corporation 肥料散布機
JP2005095146A (ja) * 2003-08-18 2005-04-14 Seiko Epson Corp 薬剤放散方法、薬剤放散システム、薬剤カートリッジおよび薬剤放散装置
US7568448B2 (en) 2004-09-02 2009-08-04 Kao Corporation Pet toilet
WO2013168483A1 (ja) * 2012-05-09 2013-11-14 株式会社クボタ 農作業支援システム
KR20180138343A (ko) * 2017-06-21 2018-12-31 엘에스엠트론 주식회사 농작업차량의 작업정보 제공장치
JP2019135953A (ja) * 2018-02-08 2019-08-22 ヤンマー株式会社 作業支援システム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004229633A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Sasaki Corporation 肥料散布機
JP2005095146A (ja) * 2003-08-18 2005-04-14 Seiko Epson Corp 薬剤放散方法、薬剤放散システム、薬剤カートリッジおよび薬剤放散装置
JP4534580B2 (ja) * 2003-08-18 2010-09-01 セイコーエプソン株式会社 薬剤放散方法および薬剤放散システム
US7568448B2 (en) 2004-09-02 2009-08-04 Kao Corporation Pet toilet
WO2013168483A1 (ja) * 2012-05-09 2013-11-14 株式会社クボタ 農作業支援システム
JP2013233117A (ja) * 2012-05-09 2013-11-21 Kubota Corp 農作業支援システム
CN103562949A (zh) * 2012-05-09 2014-02-05 株式会社久保田 农务作业支援系统
KR20180138343A (ko) * 2017-06-21 2018-12-31 엘에스엠트론 주식회사 농작업차량의 작업정보 제공장치
KR102336938B1 (ko) * 2017-06-21 2021-12-09 엘에스엠트론 주식회사 농작업차량의 작업정보 제공장치
JP2019135953A (ja) * 2018-02-08 2019-08-22 ヤンマー株式会社 作業支援システム
JP6998016B2 (ja) 2018-02-08 2022-01-18 ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 作業支援システム及び茎数の算出方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3453239B1 (en) System for optimizing agricultural machine settings
JP4057196B2 (ja) コンバインの収穫地図作成装置
JP6444491B2 (ja) コンバイン及びコンバインのための穀粒評価制御装置
EP2020171B1 (en) System and method for controlling a vehicle in response to a particular boundary
US7707810B2 (en) Apparatus and method to vary the reel speed versus ground speed of an agricultural windrower
EP3494772B1 (en) Predicting grain tank levels when on slopes or hills
EP3427566A1 (en) Location based chop to swath conversion for riparian buffer zone management
JP2841437B2 (ja) コンバインの自動制御装置
JP2001258310A (ja) 無人操縦コンバイン
JP2003180152A (ja) 精密農法
JP3932662B2 (ja) 精密農法
JP3932655B2 (ja) 精密農法
JP7198713B2 (ja) 作業車両
US7483780B2 (en) Apparatus and method to calibrate the reel of an agricultural windrower
JP2003009636A (ja) コンバイン
JP2605707Y2 (ja) コンバインの籾排出自動制御装置
JP3113507B2 (ja) コンバイン
JP6919678B2 (ja) 作業経路作成システムおよびコンバイン
WO2022181074A1 (ja) 収穫機
JP3113508B2 (ja) コンバイン
WO2021261415A1 (ja) 収穫機、収穫機制御プログラム、収穫機制御プログラムを記録した記録媒体、収穫機制御方法
JP3113509B2 (ja) コンバイン
WO2022136980A1 (en) Automation of an agricultural machine
WO2021243039A1 (en) Sensing array for grain tank
JP3113506B2 (ja) コンバイン