JP2003179400A - 電子部品検出装置 - Google Patents
電子部品検出装置Info
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- JP2003179400A JP2003179400A JP2001377220A JP2001377220A JP2003179400A JP 2003179400 A JP2003179400 A JP 2003179400A JP 2001377220 A JP2001377220 A JP 2001377220A JP 2001377220 A JP2001377220 A JP 2001377220A JP 2003179400 A JP2003179400 A JP 2003179400A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、安価でかつ小型な電子部品検出装
置を提供することをその課題としている。 【解決手段】 電子部品検出装置1は、基台4に固定さ
れた撮像装置5,6と、水平移動機構によって移動され
るとともに電子部品を吸着する吸着ノズル2と、吸着ノ
ズル2に吸着された電子部品99又は拡散反射板10を
照明する照明ユニット8と、照明ユニット8を土台7に
対して移動する移動装置9とを備える。吸着ノズル2に
吸着された電子部品99が吸着ノズル2とともに、撮像
装置5の直上へ移動し、移動装置9によって照明ユニッ
ト8が撮像装置5の直上に移動すると、電子部品99を
撮像装置5が撮像して検出する。
置を提供することをその課題としている。 【解決手段】 電子部品検出装置1は、基台4に固定さ
れた撮像装置5,6と、水平移動機構によって移動され
るとともに電子部品を吸着する吸着ノズル2と、吸着ノ
ズル2に吸着された電子部品99又は拡散反射板10を
照明する照明ユニット8と、照明ユニット8を土台7に
対して移動する移動装置9とを備える。吸着ノズル2に
吸着された電子部品99が吸着ノズル2とともに、撮像
装置5の直上へ移動し、移動装置9によって照明ユニッ
ト8が撮像装置5の直上に移動すると、電子部品99を
撮像装置5が撮像して検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像手段で電子部
品を検出する電子部品検出装置に関する。
品を検出する電子部品検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆる電子部品搭載装置は、ヘッド部
に設けられた吸着ノズルにより電子部品をフィーダ等か
ら吸着した後、ヘッド部とともに吸着ノズルを基板上の
所定位置に移動して、電子部品の吸着を解除すること
で、電子部品を基板に搭載する。しかしながら、通常電
子部品が必ずしも正しい姿勢又は位置で吸着されるわけ
ではない。そのため、電子部品搭載装置は、吸着ノズル
に吸着された電子部品をCCDカメラで撮像し、電子部
品の画像を認識し、画像認識から電子部品の吸着姿勢及
び吸着位置を検出する。そして、電子部品搭載装置は、
検出した電子部品の吸着姿勢及び吸着位置から正しい姿
勢及び位置に対する誤差を求めて、誤差を補正しつつ正
しい姿勢及び位置で電子部品を基板に搭載する。
に設けられた吸着ノズルにより電子部品をフィーダ等か
ら吸着した後、ヘッド部とともに吸着ノズルを基板上の
所定位置に移動して、電子部品の吸着を解除すること
で、電子部品を基板に搭載する。しかしながら、通常電
子部品が必ずしも正しい姿勢又は位置で吸着されるわけ
ではない。そのため、電子部品搭載装置は、吸着ノズル
に吸着された電子部品をCCDカメラで撮像し、電子部
品の画像を認識し、画像認識から電子部品の吸着姿勢及
び吸着位置を検出する。そして、電子部品搭載装置は、
検出した電子部品の吸着姿勢及び吸着位置から正しい姿
勢及び位置に対する誤差を求めて、誤差を補正しつつ正
しい姿勢及び位置で電子部品を基板に搭載する。
【0003】ところで、電子部品の画像認識が良好であ
るためには、電子部品を照明する必要がある。一方、電
子部品の画像認識が正確に行われるためには、電子部品
がCCDカメラの視野に入っている必要があるととも
に、視野に対する電子部品の占める割合をできる限り大
きくする必要がある。そこで、電子部品の大きさに応じ
て撮像するCCDカメラを変更できるように、電子部品
搭載装置には複数のCCDカメラが設けられており、更
に、各CCDカメラに対応して照明ユニットが設けられ
ている。図4には、これら複数のCCDカメラ及び照明
ユニットを具備するとともに、電子部品搭載装置に設け
られた電子部品検出装置が示されている。
るためには、電子部品を照明する必要がある。一方、電
子部品の画像認識が正確に行われるためには、電子部品
がCCDカメラの視野に入っている必要があるととも
に、視野に対する電子部品の占める割合をできる限り大
きくする必要がある。そこで、電子部品の大きさに応じ
て撮像するCCDカメラを変更できるように、電子部品
搭載装置には複数のCCDカメラが設けられており、更
に、各CCDカメラに対応して照明ユニットが設けられ
ている。図4には、これら複数のCCDカメラ及び照明
ユニットを具備するとともに、電子部品搭載装置に設け
られた電子部品検出装置が示されている。
【0004】図4では、符号100は水平移動するヘッ
ド部であり、符号101は電子部品102を吸着する吸
着ノズルであり、符号103は吸着ノズル101上に配
された拡散反射板である。電子部品検出装置は、互いに
異なる視野角となる二つのCCDカメラ104,105
と、CCDカメラ104上に設けられた照明ユニット1
06と、CCDカメラ105上に設けられた照明ユニッ
ト107とを備える。各照明ユニット106,107
は、ハーフミラー111を介して電子部品102を下か
ら照明する光源群108と、電子部品102を横から照
明する光源群109と、拡散反射板103を照明する光
源群110とを有する。
ド部であり、符号101は電子部品102を吸着する吸
着ノズルであり、符号103は吸着ノズル101上に配
された拡散反射板である。電子部品検出装置は、互いに
異なる視野角となる二つのCCDカメラ104,105
と、CCDカメラ104上に設けられた照明ユニット1
06と、CCDカメラ105上に設けられた照明ユニッ
ト107とを備える。各照明ユニット106,107
は、ハーフミラー111を介して電子部品102を下か
ら照明する光源群108と、電子部品102を横から照
明する光源群109と、拡散反射板103を照明する光
源群110とを有する。
【0005】以上では、吸着ノズル101に吸着された
電子部品の大きさによって、撮像するCCDカメラがC
CDカメラ104又はCCDカメラ105の何れかに定
まる。例えば、CCDカメラ104で電子部品102を
撮像する場合には、ヘッド部100が照明ユニット10
6上に移動して、照明ユニット106で電子部品102
又は拡散反射板103が照らされる。一方、CCDカメ
ラ105で電子部品102を撮像する場合には、ヘッド
部100が照明ユニット107上に移動して、照明ユニ
ット107で電子部品102又は拡散反射板103が照
らされる。
電子部品の大きさによって、撮像するCCDカメラがC
CDカメラ104又はCCDカメラ105の何れかに定
まる。例えば、CCDカメラ104で電子部品102を
撮像する場合には、ヘッド部100が照明ユニット10
6上に移動して、照明ユニット106で電子部品102
又は拡散反射板103が照らされる。一方、CCDカメ
ラ105で電子部品102を撮像する場合には、ヘッド
部100が照明ユニット107上に移動して、照明ユニ
ット107で電子部品102又は拡散反射板103が照
らされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、CCDカメラ104,105と同数の照明ユニット
106,107を必要としていたため、照明ユニット1
06,107の設置スペースを広くしなければならなか
った。更に、複数のユニット106,107を設置する
ため、電子部品検出装置及び電子部品搭載装置がコスト
高となっている。そこで、本発明は、安価でかつ小型な
電子部品検出装置を提供することをその課題としてい
る。
は、CCDカメラ104,105と同数の照明ユニット
106,107を必要としていたため、照明ユニット1
06,107の設置スペースを広くしなければならなか
った。更に、複数のユニット106,107を設置する
ため、電子部品検出装置及び電子部品搭載装置がコスト
高となっている。そこで、本発明は、安価でかつ小型な
電子部品検出装置を提供することをその課題としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明に係る電子部品検出装置は、
例えば図1に示すように、複数の撮像手段(例えば、撮
像装置5,6)と、電子部品を吸着するとともに、前記
各撮像手段によって撮像されるそれぞれの位置へ移動自
在な吸着手段(例えば、吸着ノズル2)と、光を発する
発光手段(例えば、照明ユニット8)と、前記吸着手段
に吸着された電子部品を照明可能な位置へ前記発光手段
を移動する発光移動手段(例えば、移動装置9)と、を
備え、前記吸着手段に吸着された電子部品が前記吸着手
段とともに、前記複数の撮像手段のうちの一の撮像手段
によって撮像される位置へ移動し、前記発光移動手段に
よって前記発光手段が前記照明可能な位置へ移動し、前
記吸着手段に吸着された電子部品を前記一の撮像手段で
撮像して検出する。
めに、請求項1記載の発明に係る電子部品検出装置は、
例えば図1に示すように、複数の撮像手段(例えば、撮
像装置5,6)と、電子部品を吸着するとともに、前記
各撮像手段によって撮像されるそれぞれの位置へ移動自
在な吸着手段(例えば、吸着ノズル2)と、光を発する
発光手段(例えば、照明ユニット8)と、前記吸着手段
に吸着された電子部品を照明可能な位置へ前記発光手段
を移動する発光移動手段(例えば、移動装置9)と、を
備え、前記吸着手段に吸着された電子部品が前記吸着手
段とともに、前記複数の撮像手段のうちの一の撮像手段
によって撮像される位置へ移動し、前記発光移動手段に
よって前記発光手段が前記照明可能な位置へ移動し、前
記吸着手段に吸着された電子部品を前記一の撮像手段で
撮像して検出する。
【0008】請求項1記載の発明では、複数の撮像手段
のうちの一の撮像手段によって撮像される位置へ吸着手
段が電子部品とともに移動し、更に、照明可能な位置へ
発光手段が発光移動手段によって移動すると、一の撮像
手段によって電子部品が撮像されて検出される。各撮像
手段によって撮像されるそれぞれの位置へ吸着手段が移
動自在であり、更に、吸着手段を照明可能な位置へ発光
手段も発光移動手段によって移動できるから、電子部品
或いは吸着手段が照明された状態で各撮像手段が電子部
品を撮像できる。そのため、撮像手段の数と同数だけの
発光手段を準備する必要がなく、最低限一つの発光手段
で済む。従って、安価な電子部品検出装置が提供され
る。更に、撮像手段の数と同数の分だけの発光手段の設
置スペースを考慮する必要がないため、小型な電子部品
検出装置が提供される。
のうちの一の撮像手段によって撮像される位置へ吸着手
段が電子部品とともに移動し、更に、照明可能な位置へ
発光手段が発光移動手段によって移動すると、一の撮像
手段によって電子部品が撮像されて検出される。各撮像
手段によって撮像されるそれぞれの位置へ吸着手段が移
動自在であり、更に、吸着手段を照明可能な位置へ発光
手段も発光移動手段によって移動できるから、電子部品
或いは吸着手段が照明された状態で各撮像手段が電子部
品を撮像できる。そのため、撮像手段の数と同数だけの
発光手段を準備する必要がなく、最低限一つの発光手段
で済む。従って、安価な電子部品検出装置が提供され
る。更に、撮像手段の数と同数の分だけの発光手段の設
置スペースを考慮する必要がないため、小型な電子部品
検出装置が提供される。
【0009】請求項2記載の発明に係る電子部品検出装
置は、例えば図2に示すように、複数の撮像手段(例え
ば、撮像装置5,6)と、光を発する発光手段(例え
ば、照明ユニット8)と、電子部品を吸着するととも
に、前記発光手段によって照明される照明位置へ移動可
能な吸着手段(例えば、吸着ノズル2)と、前記吸着手
段によって吸着された電子部品を撮像可能な位置へ、前
記各撮像手段を移動する撮像移動手段(例えば、カメラ
移動装置51)と、を備え、前記吸着手段に吸着された
電子部品が前記吸着手段とともに前記照明位置へ移動
し、前記複数のうちの一の撮像手段が前記撮像可能な位
置へ前記撮像移動手段によって移動し、前記吸着手段に
吸着された電子部品を前記一の撮像手段で撮像して検出
する。
置は、例えば図2に示すように、複数の撮像手段(例え
ば、撮像装置5,6)と、光を発する発光手段(例え
ば、照明ユニット8)と、電子部品を吸着するととも
に、前記発光手段によって照明される照明位置へ移動可
能な吸着手段(例えば、吸着ノズル2)と、前記吸着手
段によって吸着された電子部品を撮像可能な位置へ、前
記各撮像手段を移動する撮像移動手段(例えば、カメラ
移動装置51)と、を備え、前記吸着手段に吸着された
電子部品が前記吸着手段とともに前記照明位置へ移動
し、前記複数のうちの一の撮像手段が前記撮像可能な位
置へ前記撮像移動手段によって移動し、前記吸着手段に
吸着された電子部品を前記一の撮像手段で撮像して検出
する。
【0010】請求項2記載の発明では、発光手段によっ
て照明される照明位置へ吸着手段が電子部品とともに移
動し、更に、複数のうちの一の撮像手段が撮像可能な位
地へ撮像移動手段によって移動すると、一の撮像手段に
よって電子部品が撮像されて検出される。吸着手段が照
明位置へ移動自在であり、更に、各撮像手段も撮像可能
な位地へ撮像移動手段によって移動できるから、電子部
品或いは吸着手段が照明された状態で各撮像手段が電子
部品を撮像できる。そのため、撮像手段の数と同数だけ
の発光手段を準備する必要がなく、最低限一つの発光手
段で済む。従って、安価な電子部品検出装置が提供され
る。更に、撮像手段の数と同数の分だけの発光手段の設
置スペースを考慮する必要がないため、小型な電子部品
検出装置が提供される。
て照明される照明位置へ吸着手段が電子部品とともに移
動し、更に、複数のうちの一の撮像手段が撮像可能な位
地へ撮像移動手段によって移動すると、一の撮像手段に
よって電子部品が撮像されて検出される。吸着手段が照
明位置へ移動自在であり、更に、各撮像手段も撮像可能
な位地へ撮像移動手段によって移動できるから、電子部
品或いは吸着手段が照明された状態で各撮像手段が電子
部品を撮像できる。そのため、撮像手段の数と同数だけ
の発光手段を準備する必要がなく、最低限一つの発光手
段で済む。従って、安価な電子部品検出装置が提供され
る。更に、撮像手段の数と同数の分だけの発光手段の設
置スペースを考慮する必要がないため、小型な電子部品
検出装置が提供される。
【0011】請求項3記載の発明に係る電子部品検出装
置は、例えば図3に示すように、複数の撮像手段(例え
ば、撮像装置5,6)と、光を発する発光手段(例え
ば、照明ユニット8)と、電子部品を吸着するととも
に、前記発光手段によって照明される照明位置へ移動自
在な吸着手段(例えば、吸着ノズル2)と、前記複数の
撮像手段のいずれにも向くことが可能であり、向かった
撮像手段の光学経路を前記照明位置に位置する電子部品
に反射する反射鏡(例えば、反射鏡61)と、前記複数
の撮像手段のうちの一の撮像手段に前記反射鏡を向ける
ように該反射鏡を駆動する反射鏡駆動手段(例えば、回
転駆動装置62)と、前記吸着手段に吸着された電子部
品が吸着手段とともに前記照明位置へ移動し、前記吸着
手段に吸着された電子部品を前記反射鏡を介して前記一
の撮像手段で撮像して検出する。
置は、例えば図3に示すように、複数の撮像手段(例え
ば、撮像装置5,6)と、光を発する発光手段(例え
ば、照明ユニット8)と、電子部品を吸着するととも
に、前記発光手段によって照明される照明位置へ移動自
在な吸着手段(例えば、吸着ノズル2)と、前記複数の
撮像手段のいずれにも向くことが可能であり、向かった
撮像手段の光学経路を前記照明位置に位置する電子部品
に反射する反射鏡(例えば、反射鏡61)と、前記複数
の撮像手段のうちの一の撮像手段に前記反射鏡を向ける
ように該反射鏡を駆動する反射鏡駆動手段(例えば、回
転駆動装置62)と、前記吸着手段に吸着された電子部
品が吸着手段とともに前記照明位置へ移動し、前記吸着
手段に吸着された電子部品を前記反射鏡を介して前記一
の撮像手段で撮像して検出する。
【0012】請求項3記載の発明では、発光手段によっ
て照明される照明位置へ吸着手段が電子部品とともに移
動し、更に、反射鏡駆動手段によって反射鏡が複数のう
ちの一の撮像手段へ向くと、一の撮像手段によって電子
部品が反射鏡を介して撮像されて検出される。吸着手段
が照明位置へ移動自在であり、更に、反射鏡が複数の撮
像手段の何れにも向くことが可能であるから、電子部品
或いは吸着手段が照明された状態で各撮像手段が電子部
品を撮像できる。そのため、撮像手段の数と同数だけの
発光手段を準備する必要がなく、最低限一つの発光手段
で済む。従って、安価な電子部品検出装置が提供され
る。更に、撮像手段の数と同数の分だけの発光手段の設
置スペースを考慮する必要がないため、小型な電子部品
検出装置が提供される。
て照明される照明位置へ吸着手段が電子部品とともに移
動し、更に、反射鏡駆動手段によって反射鏡が複数のう
ちの一の撮像手段へ向くと、一の撮像手段によって電子
部品が反射鏡を介して撮像されて検出される。吸着手段
が照明位置へ移動自在であり、更に、反射鏡が複数の撮
像手段の何れにも向くことが可能であるから、電子部品
或いは吸着手段が照明された状態で各撮像手段が電子部
品を撮像できる。そのため、撮像手段の数と同数だけの
発光手段を準備する必要がなく、最低限一つの発光手段
で済む。従って、安価な電子部品検出装置が提供され
る。更に、撮像手段の数と同数の分だけの発光手段の設
置スペースを考慮する必要がないため、小型な電子部品
検出装置が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、図面を用いて本発明の具
体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例
に限定されない。
体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例
に限定されない。
【0014】〔第一の実施の形態〕図1には、本発明が
適用された電子部品検出装置が示されている。この電子
部品検出装置1は、電子部品を搭載する電子部品搭載装
置に設けられている。電子部品搭載装置は、フィーダで
電子部品を供給し、供給された電子部品を吸着ノズル2
で吸着し、その後吸着された電子部品の吸着位置及び吸
着姿勢を電子部品検出装置1で検出し、検出した吸着位
置及び吸着姿勢に基づいて電子部品を正確な吸着位置及
び吸着姿勢に補正しつつ、基板搬送装置で搬送した基板
上に水平移動機構(つまり、吸着移動手段)でヘッド部
3を移動して、その後吸着ノズルの吸着解除をして電子
部品を搭載するものである。
適用された電子部品検出装置が示されている。この電子
部品検出装置1は、電子部品を搭載する電子部品搭載装
置に設けられている。電子部品搭載装置は、フィーダで
電子部品を供給し、供給された電子部品を吸着ノズル2
で吸着し、その後吸着された電子部品の吸着位置及び吸
着姿勢を電子部品検出装置1で検出し、検出した吸着位
置及び吸着姿勢に基づいて電子部品を正確な吸着位置及
び吸着姿勢に補正しつつ、基板搬送装置で搬送した基板
上に水平移動機構(つまり、吸着移動手段)でヘッド部
3を移動して、その後吸着ノズルの吸着解除をして電子
部品を搭載するものである。
【0015】電子部品検出装置1は、フィーダで供給さ
れた電子部品を吸着するとともに基板上にて吸着解除す
る吸着ノズル(つまり、吸着手段)2と、吸着ノズル2
が設けられるとともに吸着ノズル2を上下動及び回動す
るヘッド部3と、基板上とフィーダとの間でヘッド部3
を水平移動する水平移動機構と、電子部品搭載装置の基
台4に固定された二つの撮像装置(つまり、撮像手段)
5,6と、基台4上に固定された土台7と、土台7上に
設けられた一つの照明ユニット(つまり、発光手段)8
と、撮像装置5の上方と撮像装置6の上方との間で照明
ユニット8を移動する移動装置(つまり、発光移動手
段)9と、照明ユニット8を上下に昇降する昇降装置2
0,20と、電子部品検出装置1全体を制御する制御装
置と、を備える。なお、吸着ノズル2、ヘッド部3、水
平移動機構又は制御装置は、それぞれ、電子部品搭載装
置の吸着ノズル、ヘッド部、水平移動機構又は制御装置
を兼ねている。
れた電子部品を吸着するとともに基板上にて吸着解除す
る吸着ノズル(つまり、吸着手段)2と、吸着ノズル2
が設けられるとともに吸着ノズル2を上下動及び回動す
るヘッド部3と、基板上とフィーダとの間でヘッド部3
を水平移動する水平移動機構と、電子部品搭載装置の基
台4に固定された二つの撮像装置(つまり、撮像手段)
5,6と、基台4上に固定された土台7と、土台7上に
設けられた一つの照明ユニット(つまり、発光手段)8
と、撮像装置5の上方と撮像装置6の上方との間で照明
ユニット8を移動する移動装置(つまり、発光移動手
段)9と、照明ユニット8を上下に昇降する昇降装置2
0,20と、電子部品検出装置1全体を制御する制御装
置と、を備える。なお、吸着ノズル2、ヘッド部3、水
平移動機構又は制御装置は、それぞれ、電子部品搭載装
置の吸着ノズル、ヘッド部、水平移動機構又は制御装置
を兼ねている。
【0016】水平移動機構は基台4上に設けられてお
り、ヘッド部3を水平方向に移動自在に支持するととも
に、モータ等の駆動源の動力によりヘッド部3を基台4
上で水平方向に移動するものである。ヘッド部3から下
方へ延出するように吸着ノズル2が設けられている。吸
着ノズル2は、ヘッド部3に対して上下動自在となっ
て、かつ、上下方向の軸回りに回転自在となって、ヘッ
ド部3に取り付けられている。更に、ヘッド部3には、
吸着ノズル2を上下に駆動するZ軸モータと、吸着ノズ
ル2を上下方向の軸回りに回転駆動するθ軸モータとが
設けられており、これらモータにより吸着ノズル2はヘ
ッド部3に対して上下動するように、かつ、ヘッド部3
に対して回転するようになっている。吸着ノズル2の上
方において、略水平に延在する拡散反射板10がヘッド
部3に取り付けられている。
り、ヘッド部3を水平方向に移動自在に支持するととも
に、モータ等の駆動源の動力によりヘッド部3を基台4
上で水平方向に移動するものである。ヘッド部3から下
方へ延出するように吸着ノズル2が設けられている。吸
着ノズル2は、ヘッド部3に対して上下動自在となっ
て、かつ、上下方向の軸回りに回転自在となって、ヘッ
ド部3に取り付けられている。更に、ヘッド部3には、
吸着ノズル2を上下に駆動するZ軸モータと、吸着ノズ
ル2を上下方向の軸回りに回転駆動するθ軸モータとが
設けられており、これらモータにより吸着ノズル2はヘ
ッド部3に対して上下動するように、かつ、ヘッド部3
に対して回転するようになっている。吸着ノズル2の上
方において、略水平に延在する拡散反射板10がヘッド
部3に取り付けられている。
【0017】撮像装置5,6は例えばCCDカメラであ
り、互いに異なる視野角を有する。撮像装置5,6は、
直上を向いており、その撮像光学経路が上下方向となっ
ている。更に、上下に貫通する開口部7a,7bが土台
7に設けられており、上下方向に見て、撮像装置5は開
口部7aに臨んでおり、撮像装置6は開口部7bに臨ん
でいる。
り、互いに異なる視野角を有する。撮像装置5,6は、
直上を向いており、その撮像光学経路が上下方向となっ
ている。更に、上下に貫通する開口部7a,7bが土台
7に設けられており、上下方向に見て、撮像装置5は開
口部7aに臨んでおり、撮像装置6は開口部7bに臨ん
でいる。
【0018】照明ユニット8は、中が中空となっている
略筒状の下部フレーム11と、中が中空となっていると
ともに下部フレーム11の上端部に取り付けられた略筒
状の上部フレーム12と、下部フレーム11の内面に取
り付けられた複数の光源13,13,…と、上部フレー
ム12の内面に取り付けられた複数の光源14,14,
…と、上部フレーム12の外面に取り付けられた外部照
明ユニット15,15と、下部フレーム11内に固定さ
れたハーフミラー16とを備える。
略筒状の下部フレーム11と、中が中空となっていると
ともに下部フレーム11の上端部に取り付けられた略筒
状の上部フレーム12と、下部フレーム11の内面に取
り付けられた複数の光源13,13,…と、上部フレー
ム12の内面に取り付けられた複数の光源14,14,
…と、上部フレーム12の外面に取り付けられた外部照
明ユニット15,15と、下部フレーム11内に固定さ
れたハーフミラー16とを備える。
【0019】光を発する光源14,14,…は、上部フ
レーム12内を照らすように配列されている。ハーフミ
ラー16は、その反射面を水平面に対して略45度とな
るように設けられている。光源13,13,…はハーフ
ミラー16に向けて光を発するように配列されている。
光源13,13,…から発した光はハーフミラー16で
反射して、上部フレーム12の下部に形成された開口部
12aを通じて上方に向かっている。また、ラシャペー
パー17が光源13,13,…と対向するようにして下
部フレーム11内に設けられており、光源13,13,
…から発してハーフミラー16を通過する光がラシャペ
ーパー17で吸収されるようになっている。なお、下部
フレーム11の下部には、上下に貫通する開口部11a
が設けられている。
レーム12内を照らすように配列されている。ハーフミ
ラー16は、その反射面を水平面に対して略45度とな
るように設けられている。光源13,13,…はハーフ
ミラー16に向けて光を発するように配列されている。
光源13,13,…から発した光はハーフミラー16で
反射して、上部フレーム12の下部に形成された開口部
12aを通じて上方に向かっている。また、ラシャペー
パー17が光源13,13,…と対向するようにして下
部フレーム11内に設けられており、光源13,13,
…から発してハーフミラー16を通過する光がラシャペ
ーパー17で吸収されるようになっている。なお、下部
フレーム11の下部には、上下に貫通する開口部11a
が設けられている。
【0020】外部照明ユニット15,15は、斜め上方
に向かって光を発する光源18と、光源18を上部フレ
ーム12に対して昇降する昇降機構19とを備える。昇
降機構19が光源18を下降すると、光源18から発す
る光は上部フレーム12で遮断されるようになってい
る。一方、昇降機構19が光源18を上昇すると、光源
18から発する光は上部フレーム12では遮断されずに
更に斜め上方に向かうようになっている。なお、光源1
8,18の光の波長と、光源13,13,…の光の波長
は互いに異なっており、光源18,18の光は拡散反射
板10で反射するようになっているとともに(例えば、
光源18,18は緑色光又は青色光と拡散反射板10は
シアン色素である。)、光源13,13,…の光は拡散
反射板10で吸収されるようになっている(例えば、光
源13,13,…の色は、拡散反射板10の色素と補色
の関係にあり、光源13,13,…は赤色光、拡散反射
板10はシアン色素である。)。
に向かって光を発する光源18と、光源18を上部フレ
ーム12に対して昇降する昇降機構19とを備える。昇
降機構19が光源18を下降すると、光源18から発す
る光は上部フレーム12で遮断されるようになってい
る。一方、昇降機構19が光源18を上昇すると、光源
18から発する光は上部フレーム12では遮断されずに
更に斜め上方に向かうようになっている。なお、光源1
8,18の光の波長と、光源13,13,…の光の波長
は互いに異なっており、光源18,18の光は拡散反射
板10で反射するようになっているとともに(例えば、
光源18,18は緑色光又は青色光と拡散反射板10は
シアン色素である。)、光源13,13,…の光は拡散
反射板10で吸収されるようになっている(例えば、光
源13,13,…の色は、拡散反射板10の色素と補色
の関係にあり、光源13,13,…は赤色光、拡散反射
板10はシアン色素である。)。
【0021】以上の照明ユニット8の下端部(つまり、
下部フレーム11の下端部)は、昇降装置20,20に
取り付けられている。昇降装置20,20は照明ユニッ
ト8全体を昇降するものである。
下部フレーム11の下端部)は、昇降装置20,20に
取り付けられている。昇降装置20,20は照明ユニッ
ト8全体を昇降するものである。
【0022】移動装置9は、土台7上に固定されたガイ
ド部21と、ガイド部21に対して移動自在となってガ
イド部21に支持された可動部22と、可動部22をガ
イド部材21に沿って移動駆動する駆動部23とを備え
る。ガイド部21は撮像装置5の上方から撮像装置6の
上方へ配置されており、可動部22は撮像装置5の上方
と撮像装置6の上方との間を移動自在となっている。可
動部22に昇降装置20,20が取り付けられている。
駆動部23が可動部22を駆動すると、可動部22とと
もに照明ユニット8が撮像装置5の直上から撮像装置6
の直上へ、又は撮像装置6の直上から撮像装置5の直上
へ移動するようになっている。なお、照明ユニット8が
撮像装置5の直上に位置した場合、上下方向に見て開口
部7a、開口部11a及び開口部12bが重なってお
り、撮像装置5が照明ユニット8より更に上方を撮像で
きるようになっている。同様に、照明ユニット8が撮像
装置6の直上に位置した場合、開口部7b、開口部11
a及び開口部12aが上下方向に見て重なっており、撮
像装置6が照明ユニット8より更に上方を撮像できるよ
うになっている。
ド部21と、ガイド部21に対して移動自在となってガ
イド部21に支持された可動部22と、可動部22をガ
イド部材21に沿って移動駆動する駆動部23とを備え
る。ガイド部21は撮像装置5の上方から撮像装置6の
上方へ配置されており、可動部22は撮像装置5の上方
と撮像装置6の上方との間を移動自在となっている。可
動部22に昇降装置20,20が取り付けられている。
駆動部23が可動部22を駆動すると、可動部22とと
もに照明ユニット8が撮像装置5の直上から撮像装置6
の直上へ、又は撮像装置6の直上から撮像装置5の直上
へ移動するようになっている。なお、照明ユニット8が
撮像装置5の直上に位置した場合、上下方向に見て開口
部7a、開口部11a及び開口部12bが重なってお
り、撮像装置5が照明ユニット8より更に上方を撮像で
きるようになっている。同様に、照明ユニット8が撮像
装置6の直上に位置した場合、開口部7b、開口部11
a及び開口部12aが上下方向に見て重なっており、撮
像装置6が照明ユニット8より更に上方を撮像できるよ
うになっている。
【0023】制御装置は、種々の演算処理を行うCPU
と、CPUに所与の演算及び所与の処理を行わせるため
の制御プログラムが格納されているROMと、CPUの
作業領域となるRAMと、これらを接続するシステムバ
スとを有する演算処理装置を基本構成としている。そし
て、制御装置は、CPUの演算によって、昇降装置2
0,20の上下駆動、移動装置9の移動駆動、水平移動
機構の移動駆動、昇降機構19の上下駆動、吸着ノズル
2の吸着又は吸着解除、吸着ノズル2の上下移動並びに
回転移動、光源13,13,…のオンオフ、光源14,
14,…のオンオフ、及び光源18,18のオンオフを
制御できるようになっている。
と、CPUに所与の演算及び所与の処理を行わせるため
の制御プログラムが格納されているROMと、CPUの
作業領域となるRAMと、これらを接続するシステムバ
スとを有する演算処理装置を基本構成としている。そし
て、制御装置は、CPUの演算によって、昇降装置2
0,20の上下駆動、移動装置9の移動駆動、水平移動
機構の移動駆動、昇降機構19の上下駆動、吸着ノズル
2の吸着又は吸着解除、吸着ノズル2の上下移動並びに
回転移動、光源13,13,…のオンオフ、光源14,
14,…のオンオフ、及び光源18,18のオンオフを
制御できるようになっている。
【0024】次に、以上のように構成される電子部品検
出装置1の動作について説明する。なお、電子部品検出
装置1の動作は制御装置によって制御される。まず、水
平移動機構によってヘッド部3とともに吸着ノズル2
が、フィーダ上の電子部品上へ移動し、吸着ノズル2が
下降して電子部品を吸着する。次いで、水平移動機構に
よってヘッド部3とともに吸着ノズル2が、撮像装置5
の撮像範囲である撮像装置5の直上へ移動することで、
吸着ノズル2に吸着された電子部品99が撮像装置5の
直上に位置する。更に、照明ユニット8が撮像装置5の
上方の位置へ、つまり吸着ノズル2に吸着された電子部
品99を照明可能な位置へ移動装置9によって移動す
る。
出装置1の動作について説明する。なお、電子部品検出
装置1の動作は制御装置によって制御される。まず、水
平移動機構によってヘッド部3とともに吸着ノズル2
が、フィーダ上の電子部品上へ移動し、吸着ノズル2が
下降して電子部品を吸着する。次いで、水平移動機構に
よってヘッド部3とともに吸着ノズル2が、撮像装置5
の撮像範囲である撮像装置5の直上へ移動することで、
吸着ノズル2に吸着された電子部品99が撮像装置5の
直上に位置する。更に、照明ユニット8が撮像装置5の
上方の位置へ、つまり吸着ノズル2に吸着された電子部
品99を照明可能な位置へ移動装置9によって移動す
る。
【0025】次に、照明ユニット8が電子部品99又は
拡散反射板5を照明する。照明ユニット8による照明方
法は三種類ある。第一の照明方法としては、光源13,
13,…がオンになり(点灯し)、光源14,14,…
及び光源18,18がオフになる(消灯する)方法であ
る。この場合、光源13,13,…から発した光は、ハ
ーフミラー16で反射して上方に向かう。その光は、電
子部品99で反射するとともに、拡散反射板10では吸
収される。従って、電子部品99は、暗い(黒色の)拡
散反射板10を背景として明るく照明されるようにな
る。撮像装置5は、明るくなった電子部品99の光学像
を開口部11a、ハーフミラー16及び開口部12aを
介して撮像し、撮像された電子部品像が制御装置で画像
認識されて、電子部品99の吸着姿勢及び吸着位置が検
出される。
拡散反射板5を照明する。照明ユニット8による照明方
法は三種類ある。第一の照明方法としては、光源13,
13,…がオンになり(点灯し)、光源14,14,…
及び光源18,18がオフになる(消灯する)方法であ
る。この場合、光源13,13,…から発した光は、ハ
ーフミラー16で反射して上方に向かう。その光は、電
子部品99で反射するとともに、拡散反射板10では吸
収される。従って、電子部品99は、暗い(黒色の)拡
散反射板10を背景として明るく照明されるようにな
る。撮像装置5は、明るくなった電子部品99の光学像
を開口部11a、ハーフミラー16及び開口部12aを
介して撮像し、撮像された電子部品像が制御装置で画像
認識されて、電子部品99の吸着姿勢及び吸着位置が検
出される。
【0026】第二の照明方法としては、光源18,18
がオンになり、光源13,13,…及び光源14,1
4,…がオフになる方法である。この場合、光源18,
18から発する光が電子部品99に照射されない程度に
光源18,18が上昇して、光源18,18が拡散反射
板10を照明する。光源18,18から発した光は拡散
反射板10で反射して、拡散反射板10が明るくなると
ともに、電子部品99に光が照射されないので電子部品
99は暗くなる。これにより、撮像装置5は、明るい拡
散反射板10を背景としたシルエットとして電子部品9
9を撮像し、撮像されたシルエット像が制御装置で画像
認識されて、電子部品99の吸着姿勢及び吸着位置が検
出される。
がオンになり、光源13,13,…及び光源14,1
4,…がオフになる方法である。この場合、光源18,
18から発する光が電子部品99に照射されない程度に
光源18,18が上昇して、光源18,18が拡散反射
板10を照明する。光源18,18から発した光は拡散
反射板10で反射して、拡散反射板10が明るくなると
ともに、電子部品99に光が照射されないので電子部品
99は暗くなる。これにより、撮像装置5は、明るい拡
散反射板10を背景としたシルエットとして電子部品9
9を撮像し、撮像されたシルエット像が制御装置で画像
認識されて、電子部品99の吸着姿勢及び吸着位置が検
出される。
【0027】第三の照明方法として、光源14,14,
…がオンになり、光源13,13,…及び光源18,1
8がオフになる方法である。この場合、昇降装置20,
20が照明ユニット8を上昇し、光源14,14,が電
子部品99とほぼ同じ高さの位置して、光源14,1
4,…が略水平方向に電子部品99を照明する。撮像装
置5は、光の照らされた電子部品99を撮像し、電子部
品像が制御装置で画像認識されて、電子部品99の吸着
姿勢及び吸着位置が検出される。この方法では、電子部
品99がBGA部品である場合に特に有益であり、電子
部品99を横方向から照明するとボール部分が光り、ボ
ール欠損部分は光らないので、ボールを良好に認識でき
る。
…がオンになり、光源13,13,…及び光源18,1
8がオフになる方法である。この場合、昇降装置20,
20が照明ユニット8を上昇し、光源14,14,が電
子部品99とほぼ同じ高さの位置して、光源14,1
4,…が略水平方向に電子部品99を照明する。撮像装
置5は、光の照らされた電子部品99を撮像し、電子部
品像が制御装置で画像認識されて、電子部品99の吸着
姿勢及び吸着位置が検出される。この方法では、電子部
品99がBGA部品である場合に特に有益であり、電子
部品99を横方向から照明するとボール部分が光り、ボ
ール欠損部分は光らないので、ボールを良好に認識でき
る。
【0028】制御装置が撮像装置5で電子部品99の吸
着姿勢及び吸着位置を検出して、電子部品99を認識し
たら、制御装置が吸着ノズル2を回転させることでかつ
水平移動機構を駆動することで、ずれを補正しながら、
基板上に吸着ノズル2を移動させる。そして、吸着ノズ
ル2が下降して、吸着ノズル2の吸着が解除すること
で、電子部品99が基板に搭載される。
着姿勢及び吸着位置を検出して、電子部品99を認識し
たら、制御装置が吸着ノズル2を回転させることでかつ
水平移動機構を駆動することで、ずれを補正しながら、
基板上に吸着ノズル2を移動させる。そして、吸着ノズ
ル2が下降して、吸着ノズル2の吸着が解除すること
で、電子部品99が基板に搭載される。
【0029】以上の動作例では、吸着ノズル2に吸着さ
れた電子部品99を撮像装置5が撮像する場合について
説明した。撮像装置5の視野に電子部品99が収まらな
い場合或いは撮像装置5の視野に占める電子部品99の
割合が小さい場合といった理由で、撮像装置6が電子部
品99を撮像した方が望ましい時は、電子部品検出装置
1は以下のように動作する。即ち、ヘッド部3が水平移
動機構によって撮像装置6の撮像範囲である撮像装置6
の直上へ移動することで、吸着ノズル2に吸着された電
子部品99が撮像装置6の直上に位置する。更に、移動
装置9によって照明ユニット8が撮像装置6の上方へ移
動する。その後、上記第一〜第三の何れかの照明方法
で、照明ユニット8が電子部品99又は拡散反射板10
を照明して、撮像装置6が電子部品99を撮像する。こ
れにより、制御装置が電子部品99の像を画像認識し
て、電子部品99の吸着姿勢及び吸着姿勢が検出され
る。
れた電子部品99を撮像装置5が撮像する場合について
説明した。撮像装置5の視野に電子部品99が収まらな
い場合或いは撮像装置5の視野に占める電子部品99の
割合が小さい場合といった理由で、撮像装置6が電子部
品99を撮像した方が望ましい時は、電子部品検出装置
1は以下のように動作する。即ち、ヘッド部3が水平移
動機構によって撮像装置6の撮像範囲である撮像装置6
の直上へ移動することで、吸着ノズル2に吸着された電
子部品99が撮像装置6の直上に位置する。更に、移動
装置9によって照明ユニット8が撮像装置6の上方へ移
動する。その後、上記第一〜第三の何れかの照明方法
で、照明ユニット8が電子部品99又は拡散反射板10
を照明して、撮像装置6が電子部品99を撮像する。こ
れにより、制御装置が電子部品99の像を画像認識し
て、電子部品99の吸着姿勢及び吸着姿勢が検出され
る。
【0030】以上の実施の形態では、吸着ノズル2が撮
像装置5,6の直上へ移動できるとともに、照明ユニッ
ト8も撮像装置5,6の直上へ移動できるため、照明ユ
ニット8で電子部品又は拡散反射板10が照明された状
態で各撮像装置5,6が電子部品を撮像することができ
る。つまり、一つの照明ユニット8で、各撮像装置5,
6の撮像できる位置に移動した電子部品又は拡散反射板
10が明るく照明される。従って、一つの照明ユニット
8を電子部品検出装置1に設けるだけで済むため、複数
の照明ユニットの設置スペースを考慮せずに電子部品検
出装置1が提供され、電子部品検出装置1は小型である
とともに安価である。
像装置5,6の直上へ移動できるとともに、照明ユニッ
ト8も撮像装置5,6の直上へ移動できるため、照明ユ
ニット8で電子部品又は拡散反射板10が照明された状
態で各撮像装置5,6が電子部品を撮像することができ
る。つまり、一つの照明ユニット8で、各撮像装置5,
6の撮像できる位置に移動した電子部品又は拡散反射板
10が明るく照明される。従って、一つの照明ユニット
8を電子部品検出装置1に設けるだけで済むため、複数
の照明ユニットの設置スペースを考慮せずに電子部品検
出装置1が提供され、電子部品検出装置1は小型である
とともに安価である。
【0031】電子部品検出装置1に組み込む照明ユニッ
トが一つであるため、照明ユニットを組み込んでその光
量調整の工程が従来に比較しても大幅に削減される。
トが一つであるため、照明ユニットを組み込んでその光
量調整の工程が従来に比較しても大幅に削減される。
【0032】また、従来では複数の照明ユニット10
6,107が設けられていたため、照明ユニット10
6,107の何れかを点灯するように切り替えるための
切替回路を必要としていた。しかしながら、本発明で
は、電子部品検出装置1には一つの照明ユニット8のみ
が設けられているため、点灯を切り替えるための切替回
路を必要としない。
6,107が設けられていたため、照明ユニット10
6,107の何れかを点灯するように切り替えるための
切替回路を必要としていた。しかしながら、本発明で
は、電子部品検出装置1には一つの照明ユニット8のみ
が設けられているため、点灯を切り替えるための切替回
路を必要としない。
【0033】なお、撮像装置は二つに限らず、三つ以上
あっても良い。この場合、何れの撮像装置の上方にも照
明ユニット8及び吸着ノズル2が移動でき、何れかの撮
像装置の直上に電子部品99が移動した場合にその電子
部品の下方に照明ユニット8が移動し、その電子部品9
9の直下にある撮像装置がその電子部品を撮像する。ま
た、撮像装置が三つ以上の場合照明ユニットも一つであ
る必要がなく、撮像装置の数より照明ユニットの数が少
なければ本発明の目的が達成できるが、照明ユニットは
一つであるのが望ましい。
あっても良い。この場合、何れの撮像装置の上方にも照
明ユニット8及び吸着ノズル2が移動でき、何れかの撮
像装置の直上に電子部品99が移動した場合にその電子
部品の下方に照明ユニット8が移動し、その電子部品9
9の直下にある撮像装置がその電子部品を撮像する。ま
た、撮像装置が三つ以上の場合照明ユニットも一つであ
る必要がなく、撮像装置の数より照明ユニットの数が少
なければ本発明の目的が達成できるが、照明ユニットは
一つであるのが望ましい。
【0034】〔第二の実施の形態〕次に、第二の実施の
形態について、図2を参照して説明する。第一の実施の
形態では撮像装置5,6が基台4に対して固定されてい
るが、第二の実施の形態では撮像装置5,6が基台4に
対して移動自在となっている。なお、図2には、第二の
実施の形態における電子部品検出装置50が示されてお
り、電子部品検出装置50については上記電子部品検出
装置1と同様の構成要素に同様の符号を付す。
形態について、図2を参照して説明する。第一の実施の
形態では撮像装置5,6が基台4に対して固定されてい
るが、第二の実施の形態では撮像装置5,6が基台4に
対して移動自在となっている。なお、図2には、第二の
実施の形態における電子部品検出装置50が示されてお
り、電子部品検出装置50については上記電子部品検出
装置1と同様の構成要素に同様の符号を付す。
【0035】図2に示すように、電子部品検出装置50
は、第一の実施の形態の電子部品検出装置1と同様に、
吸着ノズル2と、ヘッド部3と、水平移動機構と、二つ
の撮像装置5,6と、土台7と、照明ユニット8と、昇
降装置20,20と、制御装置と、を備える。吸着ノズ
ル2、ヘッド部3、水平移動機構、撮像装置5,6、土
台7、照明ユニット8、昇降装置20,20及び制御装
置は、電子部品検出装置1の場合とほぼ同様の構成をし
ている。
は、第一の実施の形態の電子部品検出装置1と同様に、
吸着ノズル2と、ヘッド部3と、水平移動機構と、二つ
の撮像装置5,6と、土台7と、照明ユニット8と、昇
降装置20,20と、制御装置と、を備える。吸着ノズ
ル2、ヘッド部3、水平移動機構、撮像装置5,6、土
台7、照明ユニット8、昇降装置20,20及び制御装
置は、電子部品検出装置1の場合とほぼ同様の構成をし
ている。
【0036】但し、昇降装置20,20が土台7上に固
定されており、昇降装置20,20によって照明ユニッ
ト8が土台7に対して上下方向にのみ移動できる。ま
た、照明ユニット8は開口部7aの直上に配されてお
り、上下方向に見て開口部7a、開口部11a及び開口
部12bが重なっている。
定されており、昇降装置20,20によって照明ユニッ
ト8が土台7に対して上下方向にのみ移動できる。ま
た、照明ユニット8は開口部7aの直上に配されてお
り、上下方向に見て開口部7a、開口部11a及び開口
部12bが重なっている。
【0037】また、電子部品検出装置50は、撮像装置
5,6を移動するカメラ移動装置(つまり、撮像移動手
段)51を具備する。カメラ移動装置51は、開口部7
aの下方において基台4上に敷設されているガイド部5
2と、ガイド部52に対して移動自在となってガイド部
52に支持された可動部53と、可動部53をガイド部
52に沿って移動駆動する駆動部54とを備える。可動
部53に撮像装置5,6が取り付けられており、撮像装
置5,6は上方を向いている。駆動部54が可動部53
を駆動すると、可動部53とともに撮像装置5,6がガ
イド部52に沿って移動するようになっている。撮像装
置5,6がガイド部52に沿って移動することによっ
て、撮像装置5又は撮像装置6の何れか一方が、開口部
7aの直下に位置するようになる。開口部7aの直下に
位置した撮像装置(撮像装置5又は撮像装置6の何れ
か)が、開口部7a、開口部11a及び開口部12aを
通じて、照明ユニット8より更に上方を撮像できるよう
になっている。なお、カメラ移動装置51は、制御装置
によって制御される。
5,6を移動するカメラ移動装置(つまり、撮像移動手
段)51を具備する。カメラ移動装置51は、開口部7
aの下方において基台4上に敷設されているガイド部5
2と、ガイド部52に対して移動自在となってガイド部
52に支持された可動部53と、可動部53をガイド部
52に沿って移動駆動する駆動部54とを備える。可動
部53に撮像装置5,6が取り付けられており、撮像装
置5,6は上方を向いている。駆動部54が可動部53
を駆動すると、可動部53とともに撮像装置5,6がガ
イド部52に沿って移動するようになっている。撮像装
置5,6がガイド部52に沿って移動することによっ
て、撮像装置5又は撮像装置6の何れか一方が、開口部
7aの直下に位置するようになる。開口部7aの直下に
位置した撮像装置(撮像装置5又は撮像装置6の何れ
か)が、開口部7a、開口部11a及び開口部12aを
通じて、照明ユニット8より更に上方を撮像できるよう
になっている。なお、カメラ移動装置51は、制御装置
によって制御される。
【0038】以上の電子部品検出装置50の動作は以下
のようになる。即ち、ヘッド部3が水平移動機構によっ
て照明ユニット8の直上へ移動することで、吸着ノズル
2に吸着された電子部品99が照明ユニット8の直上に
位置する。つまり、吸着ノズル2に吸着された電子部品
99を照明ユニット8にとって照明可能な位置へ電子部
品99が移動する。更に、カメラ移動装置51によって
撮像装置5又は撮像装置6の何れか一方が、開口部7a
の直下へ、つまり、吸着ノズル2に吸着された電子部品
99を撮像可能な位置へ移動する。その後、上記第一〜
第三の何れかの照明方法で、照明ユニット8が電子部品
99又は拡散反射板10を照明して、開口部7aの直下
に位置する撮像装置(撮像装置5又は撮像装置6の何れ
か)が電子部品99を撮像する。これにより、制御装置
が電子部品99の像を画像認識して、電子部品99の吸
着姿勢及び吸着姿勢が検出される。
のようになる。即ち、ヘッド部3が水平移動機構によっ
て照明ユニット8の直上へ移動することで、吸着ノズル
2に吸着された電子部品99が照明ユニット8の直上に
位置する。つまり、吸着ノズル2に吸着された電子部品
99を照明ユニット8にとって照明可能な位置へ電子部
品99が移動する。更に、カメラ移動装置51によって
撮像装置5又は撮像装置6の何れか一方が、開口部7a
の直下へ、つまり、吸着ノズル2に吸着された電子部品
99を撮像可能な位置へ移動する。その後、上記第一〜
第三の何れかの照明方法で、照明ユニット8が電子部品
99又は拡散反射板10を照明して、開口部7aの直下
に位置する撮像装置(撮像装置5又は撮像装置6の何れ
か)が電子部品99を撮像する。これにより、制御装置
が電子部品99の像を画像認識して、電子部品99の吸
着姿勢及び吸着姿勢が検出される。
【0039】本実施形態では、吸着ノズル2が照明ユニ
ット8の直上へ移動できるとともに、各撮像装置5,6
も照明ユニット8の直下へ移動できるため、照明ユニッ
ト8で電子部品又は拡散反射板10が照明された状態で
各撮像装置5,6が電子部品を撮像することができる。
従って、一つの照明ユニット8を電子部品検出装置50
に設けるだけで済むため、小型で安価な電子部品検出装
置50が提供される。
ット8の直上へ移動できるとともに、各撮像装置5,6
も照明ユニット8の直下へ移動できるため、照明ユニッ
ト8で電子部品又は拡散反射板10が照明された状態で
各撮像装置5,6が電子部品を撮像することができる。
従って、一つの照明ユニット8を電子部品検出装置50
に設けるだけで済むため、小型で安価な電子部品検出装
置50が提供される。
【0040】また、照明ユニット8が一つでありその照
明ユニット8は固定されているとともに複数の撮像装置
5,6が移動自在であるため、フィーダから照明ユニッ
ト8上を通って基板上に移動する経路が最短距離となる
ような位置に照明ユニット8を設置することが可能であ
る。つまり、従来では、CCDカメラ104,105及
び照明ユニット106,107が固定されていたため、
最短距離となるような位置にどちらかのCCDカメラ及
び照明ユニットが設置することができないが、本実施形
態では、最短距離となるような位置に照明ユニット8が
設置することが可能である。従って、本実施形態では、
ヘッド部3及び吸着ノズル2の移動距離が短くなり、電
子部品の搭載に係る生産性が向上する。
明ユニット8は固定されているとともに複数の撮像装置
5,6が移動自在であるため、フィーダから照明ユニッ
ト8上を通って基板上に移動する経路が最短距離となる
ような位置に照明ユニット8を設置することが可能であ
る。つまり、従来では、CCDカメラ104,105及
び照明ユニット106,107が固定されていたため、
最短距離となるような位置にどちらかのCCDカメラ及
び照明ユニットが設置することができないが、本実施形
態では、最短距離となるような位置に照明ユニット8が
設置することが可能である。従って、本実施形態では、
ヘッド部3及び吸着ノズル2の移動距離が短くなり、電
子部品の搭載に係る生産性が向上する。
【0041】なお、撮像装置は二つに限らず、三つ以上
あっても良い。この場合、何れの撮像装置も上方を向い
て可動部53に設けられており、何れの撮像装置も照明
ユニット8の直下に移動できれば良い。
あっても良い。この場合、何れの撮像装置も上方を向い
て可動部53に設けられており、何れの撮像装置も照明
ユニット8の直下に移動できれば良い。
【0042】〔第三の実施の形態〕次に、第三の実施の
形態について、図3を参照して説明する。第一の実施の
形態では照明ユニット8が土台7に対して移動自在であ
り、第二実施の形態では撮像装置5,6が基台4に対し
て移動自在であるが、第三の実施の形態では照明ユニッ
ト8及び撮像装置5,6が固定されている。なお、図3
には、第三の実施の形態における電子部品検出装置60
が示されており、電子部品検出装置60については上記
電子部品検出装置1と同様の構成要素に同様の符号を付
す。
形態について、図3を参照して説明する。第一の実施の
形態では照明ユニット8が土台7に対して移動自在であ
り、第二実施の形態では撮像装置5,6が基台4に対し
て移動自在であるが、第三の実施の形態では照明ユニッ
ト8及び撮像装置5,6が固定されている。なお、図3
には、第三の実施の形態における電子部品検出装置60
が示されており、電子部品検出装置60については上記
電子部品検出装置1と同様の構成要素に同様の符号を付
す。
【0043】図3に示すように、電子部品検出装置60
は、第一の実施の形態の電子部品検出装置1と同様に、
吸着ノズル2と、ヘッド部3と、水平移動機構と、二つ
の撮像装置5,6と、土台7と、照明ユニット8と、昇
降装置20,20と、制御装置と、を備える。吸着ノズ
ル2、ヘッド部3、水平移動機構、撮像装置5,6、土
台7、照明ユニット8、昇降装置20,20及び制御装
置は、電子部品検出装置1の場合とほぼ同様の構成をし
ている。
は、第一の実施の形態の電子部品検出装置1と同様に、
吸着ノズル2と、ヘッド部3と、水平移動機構と、二つ
の撮像装置5,6と、土台7と、照明ユニット8と、昇
降装置20,20と、制御装置と、を備える。吸着ノズ
ル2、ヘッド部3、水平移動機構、撮像装置5,6、土
台7、照明ユニット8、昇降装置20,20及び制御装
置は、電子部品検出装置1の場合とほぼ同様の構成をし
ている。
【0044】但し、昇降装置20,20が土台7上に固
定されており、昇降装置20,20によって照明ユニッ
ト8が土台7に対して上下方向にのみ移動できる。ま
た、撮像装置5,6は、照明ユニット8の側方において
土台7上に固定されている。撮像装置5,6は互いに対
向している。また、撮像装置5,6は、略水平方向を向
いており、更に、照明ユニット8の直下に向いている。
定されており、昇降装置20,20によって照明ユニッ
ト8が土台7に対して上下方向にのみ移動できる。ま
た、撮像装置5,6は、照明ユニット8の側方において
土台7上に固定されている。撮像装置5,6は互いに対
向している。また、撮像装置5,6は、略水平方向を向
いており、更に、照明ユニット8の直下に向いている。
【0045】更に、電子部品検出装置60は、光を反射
する反射鏡61と、反射鏡61を回転駆動する回転駆動
装置(つまり、反射鏡駆動手段)62とを具備する。撮
像装置5の撮像光学経路と撮像装置6の撮像光学経路と
の交わる箇所に、つまり、開口部11a,12aの直下
における土台7上に反射鏡61が設けられている。この
反射鏡61の反射面61aは、水平面に対して略45度
に傾いている。また、反射鏡61は、上下方向の軸心周
りに回転自在となって土台7上に設けられている。
する反射鏡61と、反射鏡61を回転駆動する回転駆動
装置(つまり、反射鏡駆動手段)62とを具備する。撮
像装置5の撮像光学経路と撮像装置6の撮像光学経路と
の交わる箇所に、つまり、開口部11a,12aの直下
における土台7上に反射鏡61が設けられている。この
反射鏡61の反射面61aは、水平面に対して略45度
に傾いている。また、反射鏡61は、上下方向の軸心周
りに回転自在となって土台7上に設けられている。
【0046】回転駆動装置62は、例えば、モータであ
る。回転駆動装置62の駆動取出軸63は上下に延在し
ており、駆動取出軸63に反射鏡61が固定されてい
る。回転駆動装置62が反射鏡61を回転駆動して、反
射鏡61が撮像装置5を向くと、撮像装置5の撮像光学
経路が反射鏡61で上方へ反射するため、撮像装置5が
開口部11a及び開口部12aを通じて、照明ユニット
8より更に上方を撮像できるようになっている。一方、
回転駆動装置62が反射鏡61を回転駆動して、反射鏡
61が撮像装置6を向くと、撮像装置6の撮像光学経路
が反射鏡61で上方へ反射するため、撮像装置6が開口
部11a及び開口部12aを通じて、照明ユニット8よ
り更に上方を撮像できるようになっている。
る。回転駆動装置62の駆動取出軸63は上下に延在し
ており、駆動取出軸63に反射鏡61が固定されてい
る。回転駆動装置62が反射鏡61を回転駆動して、反
射鏡61が撮像装置5を向くと、撮像装置5の撮像光学
経路が反射鏡61で上方へ反射するため、撮像装置5が
開口部11a及び開口部12aを通じて、照明ユニット
8より更に上方を撮像できるようになっている。一方、
回転駆動装置62が反射鏡61を回転駆動して、反射鏡
61が撮像装置6を向くと、撮像装置6の撮像光学経路
が反射鏡61で上方へ反射するため、撮像装置6が開口
部11a及び開口部12aを通じて、照明ユニット8よ
り更に上方を撮像できるようになっている。
【0047】以上の電子部品検出装置50の動作は以下
のようになる。即ち、ヘッド部3が水平移動機構によっ
て照明ユニット8の直上へ移動することで、吸着ノズル
2に吸着された電子部品99が照明ユニット8の直上に
位置する。つまり、吸着ノズル2に吸着された電子部品
99を照明ユニット8にとって照明可能な位置へ電子部
品99が移動する。更に、回転駆動装置62が反射鏡6
1を回転駆動することで、反射鏡61が撮像装置5又は
撮像装置6の何れか一方へ向く。その後、上記第一〜第
三の何れかの照明方法で、照明ユニット8が電子部品9
9又は拡散反射板10を照明して、反射鏡61の向いた
撮像装置(撮像装置5又は撮像装置6の何れか)が電子
部品99を撮像する。これにより、制御装置が電子部品
99の像を画像認識して、電子部品99の吸着姿勢及び
吸着姿勢が検出される。
のようになる。即ち、ヘッド部3が水平移動機構によっ
て照明ユニット8の直上へ移動することで、吸着ノズル
2に吸着された電子部品99が照明ユニット8の直上に
位置する。つまり、吸着ノズル2に吸着された電子部品
99を照明ユニット8にとって照明可能な位置へ電子部
品99が移動する。更に、回転駆動装置62が反射鏡6
1を回転駆動することで、反射鏡61が撮像装置5又は
撮像装置6の何れか一方へ向く。その後、上記第一〜第
三の何れかの照明方法で、照明ユニット8が電子部品9
9又は拡散反射板10を照明して、反射鏡61の向いた
撮像装置(撮像装置5又は撮像装置6の何れか)が電子
部品99を撮像する。これにより、制御装置が電子部品
99の像を画像認識して、電子部品99の吸着姿勢及び
吸着姿勢が検出される。
【0048】本実施形態では、吸着ノズル2が照明ユニ
ット8の直上へ移動できるとともに、各撮像装置5,6
も反射鏡61に向くことが可能であるため、照明ユニッ
ト8で電子部品又は拡散反射板10が照明された状態で
各撮像装置5,6が電子部品を撮像することができる。
従って、一つの照明ユニット8を電子部品検出装置50
に設けるだけで済むため、小型で安価な電子部品検出装
置50が提供される。
ット8の直上へ移動できるとともに、各撮像装置5,6
も反射鏡61に向くことが可能であるため、照明ユニッ
ト8で電子部品又は拡散反射板10が照明された状態で
各撮像装置5,6が電子部品を撮像することができる。
従って、一つの照明ユニット8を電子部品検出装置50
に設けるだけで済むため、小型で安価な電子部品検出装
置50が提供される。
【0049】なお、撮像装置は二つに限らず、三つ以上
あっても良い。この場合、何れの撮像装置も略水平方向
を向くとともに、何れの撮像装置の撮像光学経路は反射
鏡61に向かっている。
あっても良い。この場合、何れの撮像装置も略水平方向
を向くとともに、何れの撮像装置の撮像光学経路は反射
鏡61に向かっている。
【0050】本発明は、上記各実施の形態に限定される
ことなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種
々の改良並びに設計の変更を行っても良い。例えば、撮
像装置5,6はCCDカメラに限らず、イメージセンシ
ング機能を有していれば他の撮像手段であっても良い。
ことなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種
々の改良並びに設計の変更を行っても良い。例えば、撮
像装置5,6はCCDカメラに限らず、イメージセンシ
ング機能を有していれば他の撮像手段であっても良い。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、撮像手
段の数と同数だけの発光手段を準備する必要がなく、最
低限一つの発光手段で済むから、安価な電子部品検出装
置が提供される。更に、撮像手段の数と同数の分だけの
発光手段の設置スペースを考慮する必要がないため、小
型な電子部品検出装置が提供される。
段の数と同数だけの発光手段を準備する必要がなく、最
低限一つの発光手段で済むから、安価な電子部品検出装
置が提供される。更に、撮像手段の数と同数の分だけの
発光手段の設置スペースを考慮する必要がないため、小
型な電子部品検出装置が提供される。
【図1】本発明の適用された電子部品検出装置の具体的
態様が示された縦断面図である。
態様が示された縦断面図である。
【図2】上記電子部品検出装置とは別例の電子部品検出
装置の具体的態様が示された縦断面図である。
装置の具体的態様が示された縦断面図である。
【図3】上記電子部品検出装置とは別例の電子部品検出
装置の具体的態様が示された縦断面図である。
装置の具体的態様が示された縦断面図である。
【図4】従来の電子部品検出装置が示された縦断面図で
ある。
ある。
1 電子部品検出装置
2 吸着ノズル(吸着手段)
3 ヘッド部
5 撮像装置(撮像手段)
6 撮像装置(撮像手段)
8 照明ユニット(発光手段)
9 移動装置(発光移動手段)
50 電子部品検出装置
51 カメラ移動装置(撮像移動手段)
60 電子部品検出装置
61 反射鏡
62 回転駆動装置(反射鏡駆動手段)
99 電子部品
Claims (3)
- 【請求項1】複数の撮像手段と、 電子部品を吸着するとともに、前記各撮像手段によって
撮像されるそれぞれの位置へ移動自在な吸着手段と、 光を発する発光手段と、 前記吸着手段に吸着された電子部品を照明可能な位置へ
前記発光手段を移動する発光移動手段と、を備え、 前記吸着手段に吸着された電子部品が前記吸着手段とと
もに、前記複数の撮像手段のうちの一の撮像手段によっ
て撮像される位置へ移動し、前記発光移動手段によって
前記発光手段が前記照明可能な位置へ移動し、前記吸着
手段に吸着された電子部品を前記一の撮像手段で撮像し
て検出する電子部品検出装置。 - 【請求項2】複数の撮像手段と、 光を発する発光手段と、 電子部品を吸着するとともに、前記発光手段によって照
明される照明位置へ移動可能な吸着手段と、 前記吸着手段によって吸着された電子部品を撮像可能な
位置へ、前記各撮像手段を移動する撮像移動手段と、を
備え、 前記吸着手段に吸着された電子部品が前記吸着手段とと
もに前記照明位置へ移動し、前記複数のうちの一の撮像
手段が前記撮像可能な位置へ前記撮像移動手段によって
移動し、前記吸着手段に吸着された電子部品を前記一の
撮像手段で撮像して検出する電子部品検出装置。 - 【請求項3】複数の撮像手段と、 光を発する発光手段と、 電子部品を吸着するとともに、前記発光手段によって照
明される照明位置へ移動自在な吸着手段と、 前記複数の撮像手段のいずれにも向くことが可能であ
り、向かった撮像手段の光学経路を前記照明位置に位置
する電子部品に反射する反射鏡と、 前記複数の撮像手段のうちの一の撮像手段に前記反射鏡
を向けるように該反射鏡を駆動する反射鏡駆動手段と、 前記吸着手段に吸着された電子部品が吸着手段とともに
前記照明位置へ移動し、前記吸着手段に吸着された電子
部品を前記反射鏡を介して前記一の撮像手段で撮像して
検出する電子部品検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001377220A JP2003179400A (ja) | 2001-12-11 | 2001-12-11 | 電子部品検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001377220A JP2003179400A (ja) | 2001-12-11 | 2001-12-11 | 電子部品検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003179400A true JP2003179400A (ja) | 2003-06-27 |
Family
ID=19185244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001377220A Pending JP2003179400A (ja) | 2001-12-11 | 2001-12-11 | 電子部品検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003179400A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108156801A (zh) * | 2018-02-14 | 2018-06-12 | 昂莱自动化装备(东莞)有限公司 | 一种插件机的改进型摄像光源装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08122260A (ja) * | 1994-10-26 | 1996-05-17 | Shimu:Kk | 半田付外観検査装置 |
JPH10150300A (ja) * | 1996-11-20 | 1998-06-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子部品認識装置 |
JPH10332331A (ja) * | 1997-05-27 | 1998-12-18 | Sony Corp | 部品認識装置 |
JPH1174700A (ja) * | 1997-06-16 | 1999-03-16 | Juki Corp | 部品撮像装置 |
-
2001
- 2001-12-11 JP JP2001377220A patent/JP2003179400A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08122260A (ja) * | 1994-10-26 | 1996-05-17 | Shimu:Kk | 半田付外観検査装置 |
JPH10150300A (ja) * | 1996-11-20 | 1998-06-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子部品認識装置 |
JPH10332331A (ja) * | 1997-05-27 | 1998-12-18 | Sony Corp | 部品認識装置 |
JPH1174700A (ja) * | 1997-06-16 | 1999-03-16 | Juki Corp | 部品撮像装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108156801A (zh) * | 2018-02-14 | 2018-06-12 | 昂莱自动化装备(东莞)有限公司 | 一种插件机的改进型摄像光源装置 |
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A977 | Report on retrieval |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070109 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070508 |