JP3168738B2 - 電子部品実装装置 - Google Patents

電子部品実装装置

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JP3168738B2
JP3168738B2 JP32294592A JP32294592A JP3168738B2 JP 3168738 B2 JP3168738 B2 JP 3168738B2 JP 32294592 A JP32294592 A JP 32294592A JP 32294592 A JP32294592 A JP 32294592A JP 3168738 B2 JP3168738 B2 JP 3168738B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子部品実装装置に係
り、詳しくは、移載ヘッドのノズルに吸着された大小様
々な品種の電子部品を基板に移送搭載する電子部品実装
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ICチップ、LSIチップ、抵抗チッ
プ、コンデンサチップ等の電子部品(以下、「チップ」
という)を基板に実装する電子部品実装装置は、テープ
フィーダ、チューブフィーダ、トレイフィーダ等のパー
ツフィーダの電子部品を移載ヘッドのノズルにより吸着
し、次いでこのチップPのXYθ方向の位置ずれやリー
ドの浮きなどをカメラやレーザ装置などにより検出し、
検出された位置ずれを補正するなどして、基板に移送搭
載するようになっている。
【0003】図12は従来の電子部品実装装置の平面図
を示すものであって、以下、その説明を行う。トレイの
ようなパーツフィーダ101と位置決め部103にクラ
ンプされて位置決めされた基板102の間に、チップP
の位置ずれを観察する観察ステージ104が設けられて
いる。
【0004】その動作を説明すると、まずサブ移載ヘッ
ド105がパーツフィーダ101のチップPをピックア
ップして観察ステージ104に移送搭載し、この観察ス
テージ104に設けられたカメラ106により、チップ
PのXYθ方向の位置ずれを検出する。
【0005】次いで、移載ヘッド107のノズル108
が観察ステージ104上のチップPを真空吸着してピッ
クアップする。そしてチップPのXY方向の位置ずれ
は、移載ヘッド107のXY方向ストロークに、XY方
向の位置ずれに基づく補正値を加えることにより補正
し、またθ方向の位置ずれは、移載ヘッド107に装備
されたモータ109により、ノズル108をθ方向(ノ
ズル108の軸心を中心とする回転方向)に回転させる
ことにより補正したうえで、チップPを基板102に搭
載する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電子部品実
装装置においては、観察ステージ104に載置できる大
きさであれば、小形チップから大形チップまでチップP
の品種にかかわりなく観察してその位置ずれを検出でき
る利点があるが、サブ移載ヘッド105によりチップP
を観察ステージ104に一旦載置したうえで、カメラ1
06により観察し、次いで移載ヘッド107により再度
ピックアップして、基板102に移送搭載するので、チ
ップPはその観察のために観察ステージ104へ迂回移
動させられることとなり、このため観察に要する時間が
ロスタイムになって実装能率があがらないという問題点
があった。
【0007】そこで本発明は、様々な品種の電子部品の
位置を検出でき、しかもこの検出に要するロスタイムを
低減して高速にて電子部品を基板に移送搭載できる電子
部品実装装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、パーツフィー
ダと、基板の位置決め部と、このパーツフィーダの電子
部品をこの位置決め部に位置決めされた基板に移送搭載
する移載ヘッドと、この移載ヘッドの移動路の下方にあ
ってこの移載ヘッドのノズルに吸着された電子部品を下
方から観察する第1のカメラおよび第1の光源を備えた
第1の観察装置とを備えた電子部品実装装置において、
前記移載ヘッドが、第2の光源および第2のカメラを備
えた第2の観察装置と、複数本のノズルと、これらのノ
ズルに吸着された電子部品へ向かって上方から光を照射
する第3の光源と、これらのノズルの下方に設けられて
前記第2の光源および前記第3の光源から照射された光
を反射するミラーと、このミラーを前記複数本のノズル
に吸着された電子部品の下方に選択的に移動させるべく
このミラーの位置を切替える切替え手段とを備え、この
ミラーの位置を切替えることにより、前記第2の光源や
前記第3の光源から照射された光により前記ノズルに吸
着された電子部品を前記第2のカメラで観察するように
し、更に前記ノズルに前記第1の観察装置の第1の光源
から照射された光を散乱させる光拡散板を設けるととも
に、前記第2の光源の光は透過させず前記第3の光源の
光は透過させるフィルタを設けた。
【0009】
【作用】上記構成によれば、例えば抵抗チップやコンデ
ンサチップのような比較的小形の電子部品の位置を検出
する場合は、移載ヘッドが基板上に移動する途中におい
て、ミラーがノズルに吸着された電子部品の下方へ進出
し、移載ヘッドの光源から照射された光を観察装置へ向
かって反射させることにより、この電子部品の位置を検
出する。
【0010】また、QFPやSOPのような比較的大形
の電子部品で、要求される実装精度も比較的高い電子部
品の位置を検出する場合は、移載ヘッドが観察装置上に
移動し、ここで光源から電子部品や光拡散板に向かって
光を照射してカメラにより観察し、その位置を検出す
る。このように本手段によれば、様々の品種のチップの
位置検出を行える。
【0011】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。
【0012】図1は本発明の実施例1に係る電子部品実
装装置の平面図である。1はXテーブル、2はYテーブ
ルである。Xテーブル1には移載ヘッド3が装着されて
おり、XYテーブル1,2により移載ヘッド3をX方向
やY方向に移動させる。4は基板であり、コンベア5上
に設けられた位置決め部6にクランプされて位置決めさ
れている。この基板4には、抵抗チップやコンデンサチ
ップのような角形チップP1、QFPやSOPのような
リード付チップP2、狭ピッチのリードを有するQFP
やタブチップのような様々な品種の狭ピッチチップP3
が搭載される。テープフィーダ61、トレイフィーダ6
2,63などのパーツフィーダがテーブル7上に設けら
れている。各々のパーツフィーダ61,62,63は、
各々上記チップP1,P2,P3を装備している。
【0013】65はテーブル64上に載置された第1の
観察装置であって、鏡筒66と、この鏡筒66上に設け
られたリング状の第1の光源67と、この鏡筒66の内
部に設けられた第1のカメラ68を備えている。69は
レーザ装置であって、テーブル64上に設けられてい
る。70はレーザ装置69の発光部、71は左右一対の
受光部である。また72は不良チップPを投棄する投棄
ステージである。テーブル64は移載ヘッド3の移動路
の下方に設けられており、後述するように第1の観察装
置65やレーザ装置69により、チップPの位置ずれや
リードの浮きなどを検出する。次に図2を参照しなが
ら、移載ヘッド3の詳細な構造を説明する。
【0014】図2において、42は移載ヘッド3の本体
となるフレームであり、上記Xテーブル1に取り付けら
れる。この移載ヘッド3は、左右一対の吸着ヘッド11
a,11bを有しており、吸着ヘッド11a,11bの
間の下方には、ミラー13が設けられている。左右の吸
着ヘッド11a,11bは同一構造である。
【0015】図3において、14は吸着ヘッド11に設
けられたノズルシャフトであって、その下端部には、チ
ップPを吸着するノズル15(15a,15b)を有し
ている(図2も参照)。このノズルシャフト14は、ベ
ヤリング部16に上下動自在に保持されている。17は
ノズルシャフト14を上方に付勢するコイルばねであ
る。図2,図3において、21(21a,21b)はカ
ムであり、モータ22に駆動されて回転する。23はカ
ムフォロアであって、ピン24を中心に揺動するレバー
25に軸着されている。レバー25の先端部には、上記
ノズルシャフト14の上端部のつば部26aに嵌合する
ローラ26が装着されている。またこのレバー25は、
ばね27によって下方へ付勢されており、レバー25の
中央部に設けたカムフォロア23をカム21aのカム面
へ押圧している。ばね27のばね力は、ノズルシャフト
14を上方へ付勢するコイルばね17よりもかなり強力
である。したがってモータ22が駆動してカム21が回
転すると、ノズルシャフト14は上下動する。なお、図
2において右方のノズル15aと左方のノズル15bが
交互に上下動するように、カム21a,21bの形状は
設定されている。
【0016】図3において、ノズル15の上部には面発
光体18が装着されている。図3の部分拡大図に示すよ
うに、この面発光体18は、ガラスや透明樹脂などの透
明プレート18aの内部にLEDのような第3の光源1
8bを配設し、その下面に光拡散板18cと第1のフィ
ルタ18dを装着して構成されている。第3の光源18
bから照射された光はプレート18a、光拡散板18
c、フィルタ18dを透過してノズル15に吸着された
チップPに向かって上方から照射されるが、下方から照
射された上記リング状の第1の光源67の光はこのフィ
ルタ18dを透過して光拡散板18cの下面で散乱され
る。図2において10はモータであり、ギヤ19,20
を介して、ノズルシャフト14をその軸心を中心にθ回
転させる。次に図2と図4を参照しながら、ミラー13
の位置の切替え手段を説明する。
【0017】ミラー13は、底面部13aと、この底面
部13aの両側部に起立する傾斜部13b,13cを有
しており、ブロック31に保持されている。ブロック3
1の背面にはスライダ32が装着されており、このスラ
イダ32は水平なガイドレール33に嵌合している。3
0はブロック31を右方に弾発するコイルばねである。
35は上記モータ22に駆動されて回転するドラム形の
カムである。このカム35の周面にはカム溝36が形成
されており、このカム溝36にはカムフォロア37が嵌
合されている。このカムフォロア37はピン38を中心
に左右に揺動するレバー39の上端部に装着されてい
る。またレバー39の下端部には、上記ブロック31の
溝部31aに嵌合するローラ40が軸着されている。し
たがってモータ22が駆動すると、上述のようにノズル
シャフト14は上下動し、これに同期して、ミラー13
は左右に往復動し、右側のノズル15aと左側のノズル
15bの下方に選択的に移動して位置が切換えられる。
これらの構成部品22,31〜40によりミラー13の
位置を切替える切替え手段が構成される。
【0018】図2において、50は移載ヘッド3に一体
的に組み付けられる第2の観察装置である。51は鏡筒
であり、その側面には、倍率の異なる2個の第2のカメ
ラ52,53が設けられている。鏡筒51の内部に設け
られた光路を切替えることにより、第2のカメラ52,
53に選択的に画像が取り込まれる。54は鏡筒51に
立設された第2の光源である。図5に示すように、この
第2の光源54の直下には第2のフィルタ55が設けら
れている。この第2の光源54からの光は、フィルタ5
5を透過した後、鏡筒51の内部を通ってミラー13に
照射され、さらにミラー13に反射されてノズル15に
吸着されたチップPに照射される。この第2の観察装置
50は、鏡筒51がミラー13の直上に位置するように
左右の吸着ヘッド11a,11bの間に組み付けられ
る。なお、図2では、説明の都合上、第2の観察装置5
0は移載ヘッド3から分離させている。図10は、第3
光源18bの波長特性Aと、第2の光源54の波長特
性Bと、第1のフィルタ18dの透過率特性Cと、第2
のフィルタ55の透過率特性Dを示している。図示する
ように、第3の光源18bのピーク波長は655mmであ
る。第1のフィルタ18dは620mm以上の波長の透過
率がきわめて高く、したがって第3の光源18bの光は
大部分透過する。これに対し第2のフィルタ55の透過
率は580mm以上ではきわめて低くなり、したがって
3の光源18bの光はほとんど透過しない。また第2の
光源54のピーク波長は620mmであって、これ以上の
波長では急速に減衰する。したがって第2のフィルタ5
5は第2の光源54の光は大部分透過するが、第1のフ
ィルタ18dは第2の光源54の光をほとんど透過させ
ない。
【0019】本装置は上記のような構成より成り、次に
動作を説明する。まず、例えば抵抗チップやコンデンサ
チップのような比較的小形の角形チップP1の実装方法
を図5を参照しながら説明する。図5(a)に示すよう
に、ミラー13が左方のノズル15bの下方に位置して
いる状態で、右方のノズル15aをテープフィーダ61
の上方へ移動させ、このノズル15aを上下動させ、テ
ープフィーダ61のチップP1aをピックアップする。
【0020】次いで、左方のノズル15bでチップP1
bを吸着するべく、このノズル15bをテープフィーダ
61の上方へ移動させるが、この移動中に、同図(b)
鎖線に示すように、ミラー13をノズル15aの下方へ
移動させ、第2の観察装置50の光源54を点灯する。
すると光48は、ミラー13に反射されて角形チップP
1aおよび光拡散板18cに照射され、その反射光が再
びミラー13に反射されて鏡筒51に入射し、カメラ5
2又はカメラ53により、角形チップP1aが観察され
る。そしてカメラ52又は53に取り込まれた画像か
ら、角形チップP1aの位置が検出される。このような
画像処理はコンピュータ(図外)により行われる。この
ときノズル15aに設けられた光源18bは消灯してお
り、面発光体18は光拡散板18cとして機能する。
【0021】次いで同図(c)に示すように、ノズル1
5bを上下動させて、パーツフィーダ61のチップP1
bをピックアップする。次いで、チップP1a,P1b
を基板4に搭載するべく、移載ヘッド3は基板4の上方
へ移動する。この移動中に、同図(d)に示すように、
ミラー13をノズル15bの下方へ移動させ、上述した
場合と同様に光源54を点灯して、カメラ52又はカメ
ラ53により角形チップP1bを観察して、角形チップ
P1bの位置ずれを検出する。
【0022】このようにして検出された角形チップP1
a,P1bのXY方向の位置ずれは、XYテーブル1,
2の駆動による移載ヘッド3のXY方向の移動ストロー
クを調整することにより補正する。またθ方向の位置ず
れは、モータ10を駆動して、ノズル15a,15bを
その軸心を中心にθ回転させることにより補正する。ノ
ズル15aが所定の位置へ移動したならば、ノズル15
aを上下動させて、チップP1aを基板4に搭載する
(同図(e)参照)。
【0023】次いで同図(f)に示すように、ミラー1
3をノズル15aの下方へ移動させながら、左方のノズ
ル15bを所定の位置へ移動させ、そこでノズル15b
を上下動させて、角形チップP1bを基板4に搭載す
る。このように1つのモータ22により、左右のノズル
15a、15bの上下動と、ミラー13の切替えのため
の移動を行うようにしているので、装置が簡単コンパク
トであり、しかもこの上下動や移動を確実に同期させる
ことができる。また、ミラー13により角形チップP1
の下方から光を照射するので、仮に角形チップP1がノ
ズル15の断面積より小さくても角形チップP1の両端
部の鏡面である電極を光らせて角形チップP1の位置ず
れの検出ができる。
【0024】次に、図6を参照しながら、QFPやSO
Pのような比較的大形のリード付チップP2の実装方法
を説明する。図6(a)に示すように、ミラー13をノ
ズル15bの下方に移動させ、トレイフィーダ62のリ
ード付チップP2をノズル15aに吸着してピックアッ
プする。そして同図(b)に示すようにこのリード付チ
ップP2を第1の観察装置65の上方へ移送し、光源6
7を点灯して、チップP2や光拡散板18cに向かって
照明光を照射し、その明暗をカメラ68により観察して
XYθ方向の位置ずれを検出する。このとき、光源18
bや第2の観察装置50の光源54は消灯している。こ
の場合も面発光体18は光拡散板として機能しているの
でリード付チップP2は明るい背景の中に黒いシルエッ
トで明瞭に観察される。そしてXY方向の位置ずれは、
同様にXYテーブル1,2の移動ストロークを加減する
ことにより補正し、またθ方向の位置ずれは、モータ1
0を駆動して補正したうえで、同図6(c)に示すよう
にこのリード付チップP2を基板4に移送搭載する。
【0025】次に、図7を参照しながら、QFPやTA
Bチップのように、要求される実装精度がきわめて高い
チップや、リードLの浮きを検出する必要のあるチップ
P3の実装方法を説明する。図7(a)に示すようにノ
ズル15aにチップP3を吸着してピックアップし、同
図(b)に示すようにこのチップP3をレーザ装置69
の上方へ移送する。そこで、XYテーブル1,2を駆動
して、チップP3の4辺から4方向に突出するリード列
を横断する方向にレーザ光をスキャンニングさせて照射
し、リードLの位置ずれや浮き(上方への屈曲)を検出
する。そしてXYθ方向の位置ずれは、上記と同様の手
法により補正して、同図(c)に示すように基板4に搭
載する。またリードLの浮きが検出された場合は、その
チップP3は投棄ステージ72に投棄する。なお、ノズ
ル15側には光拡散板18cが存在するが、この光拡散
板18cと、チップP3にはかなりの距離があるので、
光拡散板18cがレーザ光の障害物となることはなく、
良好にレーザ光による計測を行うことができる。
【0026】以上のように本装置は、従来手段のように
サブ移載ヘッドによりチップPを観察ステージに一旦載
置する必要はなく、ノズル15に吸着したまま第1の観
察装置65、第2の観察装置50、レーザ装置69によ
りチップPの位置の検出を行うので、様々な品種のチッ
プPの位置を検出でき、しかもこの検出に要するロスタ
イムを低減して高速にてチップPを基板4に移送搭載で
きる。殊に、角形チップP1の場合には、角形チップP
1をノズル15に吸着して基板4上に移送しながら、移
載ヘッド3に一体的に組み付けられた第2の観察装置5
0によりその位置を検出できるので、この検出に要する
時間がロスタイムとなることはなく、それだけ実装能率
をあげることができる。
【0027】本発明の使用態様はこれに限定されるもの
ではなく、次に本装置の他の使用態様を説明する。図8
において、小形の角形チップP1の位置をカメラ52,
53により検出するにあたり、第2の観察装置50の光
源54を消灯し、これに替えてノズル15側の面発光体
18の光源18bを点灯して角形チップP1を観察す
る。すなわち、ノズル15aに吸着された角形チップP
1aを観察する場合には、図8(a)に示すように、角
形チップP1aのピックアップ後、ミラー13をノズル
15aの下方に移動させて光源18bを点灯する。する
と光48は、ミラー13に反射されて鏡筒51に入射
し、カメラ52又はカメラ53により、角形チップP1
aの位置ずれが観察される。この場合も、角形チップP
1aは明るい背景の中に黒く明瞭に観察される。また同
図(b)に示すように、ノズル15bに吸着された角形
チップP1bを観察する場合には、角形チップP1bの
ピックアップ後、ミラー13をノズル15aの下方に移
動させて光源18bを点灯する。すると光48は、同様
にミラー13に反射されて鏡筒51に入射し、カメラ5
2又はカメラ53により、角形チップP1bの位置ずれ
が観察される。
【0028】次に、ノズル15aに吸着された比較的大
形のリード付チップP2の位置を検出する場合には、図
9に示すように、このリード付チップP2を第1の観察
装置65の上方へ移送し、光源18bを点灯して、リー
ド付チップP2に向かって上方から光48を照射し、カ
メラ68によりその透過画像を観察してリード付チップ
P2のXYθ方向の位置ずれを検出する。このとき、第
1の観察装置65の光源67は消灯している。以上のよ
うに本装置の使用方法は様々考えられるのであって、本
装置を使用してのチップPの実装方法は、上述した実施
例1に限定されるものではない。
【0029】図11は本装置の典型的な使用態様を例示
している。図11は、使用するカメラ52,53,68
の品別と、その際点灯する光源18b,54,67の品
別と、カメラ52,53,68に取り込まれる画像と、
対象となる電子部品(チップ)の品種と、それぞれの長
所をテーブル化して記載している。例えば、角形チップ
の場合は、カメラ52又は53を使用し、光源18bを
点灯することにより、図示するように明るい背景の中に
角形チップが黒いシルエットで明瞭に観察できる。また
極小チップやJ型リード部品の場合は、黒い背景の中に
リードだけが明るく観察される。またQFP,コネク
タ、異形部品などの中型チップの場合は、明るい背景の
中にチップが黒いシルエットで観察される。また同様の
大型チップの場合は、その一部のみを黒いシルエットで
観察できる。このように本装置によれば、チップの品種
に応じてカメラ52,53,68や光源18b,54,
67を選択することにより、チップを様々な態様で明瞭
に観察し、その位置を正確に検出できる。なおレーザ装
置69はリードの浮き(上方への屈曲)を高精度で検出
できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
子部品の品種、殊にその大小寸法や要求される実装精度
に応じて、第1の観察装置、第2の観察装置、第3の光
源、ミラー、光拡散板、フィルタ、更にはレーザ装置な
どの光学系を使い分けることにより、様々な品種の電子
部品の位置を検出でき、しかもこの検出に要するロスタ
イムを低減して高速にて電子部品を基板に移送搭載でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る電子部品実装装置の平
面図
【図2】本発明の実施例1に係る電子部品実装装置の移
載ヘッドの斜視図
【図3】本発明の実施例1に係る電子部品実装装置の吸
着ヘッドの断面図
【図4】本発明の実施例1に係る電子部品実装装置のミ
ラーの位置の切換え機構の正面図
【図5】(a)本発明の実施例1に係る電子部品実装装
置における小形の電子部品のピックアップ中の正面図 (b)本発明の実施例1に係る電子部品実装装置におけ
る小形の電子部品の観察中の正面図 (c)本発明の実施例1に係る電子部品実装装置におけ
る小形の電子部品のピックアップ中の正面図 (d)本発明の実施例1に係る電子部品実装装置におけ
る小形の電子部品の観察中の正面図 (e)本発明の実施例1に係る電子部品実装装置におけ
る小形の電子部品の搭載中の正面図 (f)本発明の実施例1に係る電子部品実装装置におけ
る小形の電子部品の搭載中の正面図
【図6】(a)本発明の実施例1に係る比較的大形の電
子部品のピックアップ中の正面図 (b)本発明の実施例1に係る比較的大形の電子部品の
観察中の正面図 (c)本発明の実施例1に係る比較的大形の電子部品の
搭載中の正面図
【図7】(a)本発明の実施例1に係る大形の電子部品
のピックアップ中の正面図 (b)本発明の実施例1に係る大形の電子部品の観察中
の正面図 (c)本発明の実施例1に係る大形の電子部品の搭載中
の正面図
【図8】(a)本発明の実施例2に係る電子部品の観察
中の正面図 (b)本発明の実施例2に係る電子部品の観察中の正面
【図9】本発明の実施例2に係る電子部品の観察中の正
面図
【図10】本発明の一実施例に係る電子部品実装装置に
おける光源とフィルタの波長特性図
【図11】本発明の一実施例に係る電子部品実装装置の
典型的な使用態様を示す図
【図12】従来の電子部品実装装置の平面図
【符号の説明】
3 移載ヘッド 4 基板 6 位置決め部 11 吸着ヘッド 13 ミラー 15 ノズル 18b,54,67 光源 18c 光拡散板 22 切替え手段 48 光 52,53,68 カメラ 61 テープフィーダ 62,63 トレイフィーダ 65 観察装置 69 レーザ装置 L リード P 電子部品
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−107986(JP,A) 特開 昭61−48703(JP,A) 特開 昭63−129697(JP,A) 特開 昭63−51699(JP,A) 特開 平4−334100(JP,A) 特開 平3−30498(JP,A) 特開 平4−280499(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 13/04 H05K 13/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パーツフィーダと、基板の位置決め部と、
    このパーツフィーダの電子部品をこの位置決め部に位置
    決めされた基板に移送搭載する移載ヘッドと、この移載
    ヘッドの移動路の下方にあってこの移載ヘッドのノズル
    に吸着された電子部品を下方から観察する第1のカメラ
    および第1の光源を備えた第1の観察装置とを備えた電
    子部品実装装置において、 前記移載ヘッドが、第2の光源および第2のカメラを備
    えた第2の観察装置と、複数本のノズルと、これらのノ
    ズルに吸着された電子部品へ向かって上方から光を照射
    する第3の光源と、これらのノズルの下方に設けられ
    前記第2の光源および前記第3の光源から照射された光
    を反射するミラーと、このミラーを前記複数本のノズル
    に吸着された電子部品の下方に選択的に移動させるべく
    このミラーの位置を切替える切替え手段とを備え、この
    ミラーの位置を切替えることにより、前記第2の光源や
    前記第3の光源から照射された光により前記ノズルに吸
    着された電子部品を前記第2のカメラで観察するように
    し、更に前記ノズルに前記第1の観察装置の第1の光源
    から照射された光を散乱させる光拡散板を設けるととも
    に、前記第2の光源の光は透過させず前記第3の光源の
    光は透過させるフィルタを設けたことを特徴とする電子
    部品実装装置。
  2. 【請求項2】前記光拡散板が面発光体であることを特徴
    とする請求項1記載の電子部品実装装置。
  3. 【請求項3】前記移載ヘッドの移動路の下方に、この移
    載ヘッドのノズルに吸着された電子部品のリードに下方
    からレーザ光を照射してこのリードの位置を計測するレ
    ーザ装置を設けたことを特徴とする請求項1記載の電子
    部品実装装置。
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