JP2003179281A - 薄膜圧電体素子およびその製造方法 - Google Patents
薄膜圧電体素子およびその製造方法Info
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- JP2003179281A JP2003179281A JP2002240617A JP2002240617A JP2003179281A JP 2003179281 A JP2003179281 A JP 2003179281A JP 2002240617 A JP2002240617 A JP 2002240617A JP 2002240617 A JP2002240617 A JP 2002240617A JP 2003179281 A JP2003179281 A JP 2003179281A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電極金属膜間のリーク電流が少ない薄膜圧電
体素子とその製造方法を提供する。 【解決手段】 互いに対向する第1の面と第2の面を有
する薄膜圧電体と、その第1の面上の第1の電極金属膜
と、第2の面上の第2の電極金属膜とからなる単位積層
体を少なくとも1つ備え、第1の電極金属膜と第2の電
極金属膜の間に、第1の面に平行な薄膜圧電体表面から
なる電極分離面を設けた。
体素子とその製造方法を提供する。 【解決手段】 互いに対向する第1の面と第2の面を有
する薄膜圧電体と、その第1の面上の第1の電極金属膜
と、第2の面上の第2の電極金属膜とからなる単位積層
体を少なくとも1つ備え、第1の電極金属膜と第2の電
極金属膜の間に、第1の面に平行な薄膜圧電体表面から
なる電極分離面を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電体素子およびそ
の製造方法に関し、特に、サブミクロンレベルの精密な
位置制御を行うためのアクチュエータなどに使用される
薄膜圧電体素子およびその製造方法に関する。
の製造方法に関し、特に、サブミクロンレベルの精密な
位置制御を行うためのアクチュエータなどに使用される
薄膜圧電体素子およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図23(c)は、一般的な薄膜圧電体素
子90の断面図である。薄膜圧電体素子90は、薄膜圧
電体92の両主面がそれぞれ電極金属膜94および96
によって覆われて形成されている。電極金属膜94と9
6との間に電圧を印加すると、薄膜圧電体92が面内方
向に伸縮する。薄膜圧電体素子90は、このような伸縮
運動による変動を用いて位置制御を行うアクチュエータ
として使用可能である。
子90の断面図である。薄膜圧電体素子90は、薄膜圧
電体92の両主面がそれぞれ電極金属膜94および96
によって覆われて形成されている。電極金属膜94と9
6との間に電圧を印加すると、薄膜圧電体92が面内方
向に伸縮する。薄膜圧電体素子90は、このような伸縮
運動による変動を用いて位置制御を行うアクチュエータ
として使用可能である。
【0003】次に薄膜圧電体素子90の一般的な製造方
法を説明する。まず、図23(a)に示すように、電極
金属膜96の上に、薄膜圧電体92および電極金属膜9
4をこの順で積層する。次に、図23(b)に示すよう
に、電極金属膜94の上にマスク98を形成してドライ
エッチングを行う。これにより、マスクに覆われていな
い領域(図23(b)中に矢印で示す)の電極金属膜9
4および96ならびに薄膜圧電体92がエッチング除去
されて、図23(c)に示される所望の形状の薄膜圧電
体素子90が作製される。
法を説明する。まず、図23(a)に示すように、電極
金属膜96の上に、薄膜圧電体92および電極金属膜9
4をこの順で積層する。次に、図23(b)に示すよう
に、電極金属膜94の上にマスク98を形成してドライ
エッチングを行う。これにより、マスクに覆われていな
い領域(図23(b)中に矢印で示す)の電極金属膜9
4および96ならびに薄膜圧電体92がエッチング除去
されて、図23(c)に示される所望の形状の薄膜圧電
体素子90が作製される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ドライエッチングによ
って薄膜圧電体素子90を作製した場合、図23(c)
に示すように、薄膜圧電体素子90の側面に、薄膜状の
側壁付着物88が形成される。この側壁付着物88の成
分としては、薄膜圧電体の成分やエッチングガスが化学
重合したものの他に、電極金属膜の成分も含まれる。
って薄膜圧電体素子90を作製した場合、図23(c)
に示すように、薄膜圧電体素子90の側面に、薄膜状の
側壁付着物88が形成される。この側壁付着物88の成
分としては、薄膜圧電体の成分やエッチングガスが化学
重合したものの他に、電極金属膜の成分も含まれる。
【0005】また、エッチング深さが大きくなるほど、
ドライエッチング工程での上記エッチング生成物が多量
に発生し、薄膜圧電体素子90の側面により多くの側壁
付着物88が形成される。従って、薄膜圧電体92の厚
みが大きい場合、または、1層の薄膜圧電体92の厚み
が薄くても、薄膜圧電体素子90が多層の薄膜圧電体9
2からなる場合には、エッチング深さをより大きくする
必要が生じるので、薄膜圧電体素子90の側面に形成さ
れる側壁付着物88の量が増加する。
ドライエッチング工程での上記エッチング生成物が多量
に発生し、薄膜圧電体素子90の側面により多くの側壁
付着物88が形成される。従って、薄膜圧電体92の厚
みが大きい場合、または、1層の薄膜圧電体92の厚み
が薄くても、薄膜圧電体素子90が多層の薄膜圧電体9
2からなる場合には、エッチング深さをより大きくする
必要が生じるので、薄膜圧電体素子90の側面に形成さ
れる側壁付着物88の量が増加する。
【0006】側壁付着物88には導電性物質が含まれて
いるので、薄膜圧電体素子90の側面に側壁付着物88
が付着していると、電極金属膜94と96との間の絶縁
性が低下して、電極金属膜94と96とが短絡し、薄膜
圧電体92に電界がかからなくなり、薄膜圧電体素子9
0が作用しなくなってしまう。これにより、製造工程に
おける製品の歩留まりを十分に向上させることができな
かった。また、薄膜圧電体の多層化が、アクチュエータ
ーの変位量を増大させるために、使用目的によっては不
可欠となるにも拘わらず、圧電体素子を多層化してなる
圧電体素子を、信頼性高く、また、歩留まり良く製造す
ることが困難であった。
いるので、薄膜圧電体素子90の側面に側壁付着物88
が付着していると、電極金属膜94と96との間の絶縁
性が低下して、電極金属膜94と96とが短絡し、薄膜
圧電体92に電界がかからなくなり、薄膜圧電体素子9
0が作用しなくなってしまう。これにより、製造工程に
おける製品の歩留まりを十分に向上させることができな
かった。また、薄膜圧電体の多層化が、アクチュエータ
ーの変位量を増大させるために、使用目的によっては不
可欠となるにも拘わらず、圧電体素子を多層化してなる
圧電体素子を、信頼性高く、また、歩留まり良く製造す
ることが困難であった。
【0007】本発明は上記のような課題を解決するため
になされたものであり、電極金属膜間の絶縁性の低下を
防止でき、リーク電流の少ない薄膜圧電体素子とその製
造方法を提供することを目的とする。
になされたものであり、電極金属膜間の絶縁性の低下を
防止でき、リーク電流の少ない薄膜圧電体素子とその製
造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜圧電体素子
は、互いに対向する第1の面と第2の面を有する薄膜圧
電体と、前記第1の面上の第1の電極金属膜と、前記第
2の面上の第2の電極金属膜とからなる単位積層体を少
なくとも1つ備えた薄膜圧電体素子において、前記第1
の電極金属膜と前記第2の電極金属膜の間に、前記第1
の面に平行な前記薄膜圧電体表面からなる電極分離面が
設けられたことを特徴とする。以上のように構成された
本発明に係る第1の薄膜圧電体素子は、第1の面に平
行、すなわち、製造過程におけるエッチング方向に対し
て垂直な前記電極分離面を有しているので、製造過程の
ドライエッチング工程においてエッチング方向に平行な
壁に付着する導電性を有する側壁付着物がその電極分離
面により電気的に分離される。これにより、第1の電極
金属膜と第2の電極金属膜とが側壁付着物を介して短絡
することを防止でき、第1の電極金属膜と第2の電極金
属膜との間の絶縁性を向上させることができる。従っ
て、本発明に係る第1の薄膜圧電体素子によれば、リー
ク電流を極めて少なくでき、かつ信頼性を向上させるこ
とができる。ここで、電極分離面の幅は、少なくともド
ライエッチング工程において側壁に付着する側壁付着物
の厚さより大きくすればよいが、好ましくは、ドライエ
ッチング工程に用いるマスクを形成する際の位置精度
(アライメント精度)を考慮して、側壁付着物の厚さに
マスクを形成する際の位置公差を加えた値以上に設定す
る。
は、互いに対向する第1の面と第2の面を有する薄膜圧
電体と、前記第1の面上の第1の電極金属膜と、前記第
2の面上の第2の電極金属膜とからなる単位積層体を少
なくとも1つ備えた薄膜圧電体素子において、前記第1
の電極金属膜と前記第2の電極金属膜の間に、前記第1
の面に平行な前記薄膜圧電体表面からなる電極分離面が
設けられたことを特徴とする。以上のように構成された
本発明に係る第1の薄膜圧電体素子は、第1の面に平
行、すなわち、製造過程におけるエッチング方向に対し
て垂直な前記電極分離面を有しているので、製造過程の
ドライエッチング工程においてエッチング方向に平行な
壁に付着する導電性を有する側壁付着物がその電極分離
面により電気的に分離される。これにより、第1の電極
金属膜と第2の電極金属膜とが側壁付着物を介して短絡
することを防止でき、第1の電極金属膜と第2の電極金
属膜との間の絶縁性を向上させることができる。従っ
て、本発明に係る第1の薄膜圧電体素子によれば、リー
ク電流を極めて少なくでき、かつ信頼性を向上させるこ
とができる。ここで、電極分離面の幅は、少なくともド
ライエッチング工程において側壁に付着する側壁付着物
の厚さより大きくすればよいが、好ましくは、ドライエ
ッチング工程に用いるマスクを形成する際の位置精度
(アライメント精度)を考慮して、側壁付着物の厚さに
マスクを形成する際の位置公差を加えた値以上に設定す
る。
【0009】ここで、第1の薄膜圧電体素子において、
電極分離面が第1の面に平行であるとしているが、本明
細書でいう平行とは幾何学的な厳密な平行を意味するも
のではなく、ドライエッチング工程において側壁付着物
が付着しないような面をいう。また、本明細書における
「ドライエッチング」とは、例えばArなどの希ガスお
よびO、F、Clなどの原子を含む反応性ガスなどから
なるエッチングガスに高周波電圧を加えて放電させてエ
ッチングを行う反応性イオンエッチング(RIE)や、
前記エッチングガスのイオンをビーム状にして試料に照
射してエッチングを行うイオンビームエッチングなどを
含むものである。
電極分離面が第1の面に平行であるとしているが、本明
細書でいう平行とは幾何学的な厳密な平行を意味するも
のではなく、ドライエッチング工程において側壁付着物
が付着しないような面をいう。また、本明細書における
「ドライエッチング」とは、例えばArなどの希ガスお
よびO、F、Clなどの原子を含む反応性ガスなどから
なるエッチングガスに高周波電圧を加えて放電させてエ
ッチングを行う反応性イオンエッチング(RIE)や、
前記エッチングガスのイオンをビーム状にして試料に照
射してエッチングを行うイオンビームエッチングなどを
含むものである。
【0010】本発明に係る第1の薄膜圧電体素子におい
ては、前記電極分離面は、前記薄膜圧電体の側面に設け
られていてもよいし、前記電極分離面を前記第2の電極
金属膜の外側に位置する前記第2の面の外周部分により
構成してもよい。しかしながら、この電極分離面の下に
位置する薄膜圧電体は、圧電体素子において伸縮には寄
与しないだけではなく薄膜圧電体の伸縮動作を妨げるこ
とになる場合があるので、この電極分離面の下に位置す
る薄膜圧電体の厚さは薄くすることが好ましい。したが
って、前記電極分離面を前記薄膜圧電体の側面に設ける
ことにより、この電極分離面の下に位置する薄膜圧電体
の厚さを薄くできるので、前記電極分離面は、前記薄膜
圧電体の側面に設けられていることが好ましい。
ては、前記電極分離面は、前記薄膜圧電体の側面に設け
られていてもよいし、前記電極分離面を前記第2の電極
金属膜の外側に位置する前記第2の面の外周部分により
構成してもよい。しかしながら、この電極分離面の下に
位置する薄膜圧電体は、圧電体素子において伸縮には寄
与しないだけではなく薄膜圧電体の伸縮動作を妨げるこ
とになる場合があるので、この電極分離面の下に位置す
る薄膜圧電体の厚さは薄くすることが好ましい。したが
って、前記電極分離面を前記薄膜圧電体の側面に設ける
ことにより、この電極分離面の下に位置する薄膜圧電体
の厚さを薄くできるので、前記電極分離面は、前記薄膜
圧電体の側面に設けられていることが好ましい。
【0011】また、薄膜圧電体の電極分離面の幅は、よ
り確実に第1の電極金属膜と第2の電極金属膜との間を
絶縁するためには、0.1μm以上であることが好まし
く、よりいっそう確実に第1の電極金属膜と第2の電極
金属膜との間を絶縁するためには、1μm以上で有るこ
とがより好ましい。さらに、製造過程における加工精度
を考慮すると、電極分離面の幅の設定値は、3μm以上
であることが好ましく、より好ましくは5μm程度に設
定する。また、薄膜圧電体の周囲領域(電極分離面の直
下の領域)は、圧電体として機能しない部分であること
から、電極分離面の幅を不必要に広くすることは好まし
くない。かかる観点から、薄膜圧電体の周囲領域の幅の
上限としては、薄膜圧電体の面積のうち両面とも電極金
属膜に接している面積をSとして、Sの平方根の10%
以下であることが好ましい。電極分離面の全領域におい
て、電極分離面の幅が10%を超えると薄膜圧電体のう
ち実際に動作する部分の面積が半分近くに減少してしま
い、アクチュエーターとしての性能が低下してしまうか
らである。
り確実に第1の電極金属膜と第2の電極金属膜との間を
絶縁するためには、0.1μm以上であることが好まし
く、よりいっそう確実に第1の電極金属膜と第2の電極
金属膜との間を絶縁するためには、1μm以上で有るこ
とがより好ましい。さらに、製造過程における加工精度
を考慮すると、電極分離面の幅の設定値は、3μm以上
であることが好ましく、より好ましくは5μm程度に設
定する。また、薄膜圧電体の周囲領域(電極分離面の直
下の領域)は、圧電体として機能しない部分であること
から、電極分離面の幅を不必要に広くすることは好まし
くない。かかる観点から、薄膜圧電体の周囲領域の幅の
上限としては、薄膜圧電体の面積のうち両面とも電極金
属膜に接している面積をSとして、Sの平方根の10%
以下であることが好ましい。電極分離面の全領域におい
て、電極分離面の幅が10%を超えると薄膜圧電体のう
ち実際に動作する部分の面積が半分近くに減少してしま
い、アクチュエーターとしての性能が低下してしまうか
らである。
【0012】また、本発明は、2つの薄膜圧電体が積層
されてなる薄膜圧電体素子に、特に効果的である。すな
わち、本発明に係る第2の薄膜圧電体素子は、互いに対
向する第1の面と第2の面を有する第1の薄膜圧電体と
前記第1の面上の第1の電極金属膜と前記第2の面上の
第2の電極金属膜とからなる第1の単位積層体と、互い
に対向する第3の面と第4の面を有する第2の薄膜圧電
体と前記第3の面上の第3の電極金属膜と、前記第4の
面上の第4の電極金属膜とからなる第2の単位積層体と
を備え、前記第1の単位積層体と前記第2の単位積層体
とを前記第2の電極金属膜と前記第3の電極金属膜とを
対向させて接合してなる薄膜圧電体素子であって、前記
第1の電極金属膜と前記第2の電極金属膜の間に、前記
第1の面に平行な前記第1の薄膜圧電体表面からなる第
1の電極分離面を有し、かつ前記第3の電極金属膜と前
記第4の電極金属膜の間に、前記第3の面に平行な前記
第2の薄膜圧電体表面からなる第2の電極分離面を有す
ることを特徴とする。
されてなる薄膜圧電体素子に、特に効果的である。すな
わち、本発明に係る第2の薄膜圧電体素子は、互いに対
向する第1の面と第2の面を有する第1の薄膜圧電体と
前記第1の面上の第1の電極金属膜と前記第2の面上の
第2の電極金属膜とからなる第1の単位積層体と、互い
に対向する第3の面と第4の面を有する第2の薄膜圧電
体と前記第3の面上の第3の電極金属膜と、前記第4の
面上の第4の電極金属膜とからなる第2の単位積層体と
を備え、前記第1の単位積層体と前記第2の単位積層体
とを前記第2の電極金属膜と前記第3の電極金属膜とを
対向させて接合してなる薄膜圧電体素子であって、前記
第1の電極金属膜と前記第2の電極金属膜の間に、前記
第1の面に平行な前記第1の薄膜圧電体表面からなる第
1の電極分離面を有し、かつ前記第3の電極金属膜と前
記第4の電極金属膜の間に、前記第3の面に平行な前記
第2の薄膜圧電体表面からなる第2の電極分離面を有す
ることを特徴とする。
【0013】この第2の薄膜圧電体素子によると、第1
の薄膜圧電体の側面に付着する側壁付着物を電極分離面
により電気的に分離でき、第2の薄膜圧電体の側面に付
着する側壁付着物を電極分離面により電気的に分離でき
るので、電極金属膜の間の絶縁性も向上させることがで
きる。これにより、第1の電極金属膜と第2の電極金属
膜の間のリーク電流と第3の電極金属膜と第4の電極金
属膜の間のリーク電流を少なくでき、多層構造の薄膜圧
電体素子の信頼性を向上させることができる。
の薄膜圧電体の側面に付着する側壁付着物を電極分離面
により電気的に分離でき、第2の薄膜圧電体の側面に付
着する側壁付着物を電極分離面により電気的に分離でき
るので、電極金属膜の間の絶縁性も向上させることがで
きる。これにより、第1の電極金属膜と第2の電極金属
膜の間のリーク電流と第3の電極金属膜と第4の電極金
属膜の間のリーク電流を少なくでき、多層構造の薄膜圧
電体素子の信頼性を向上させることができる。
【0014】このような多層構造の薄膜圧電体素子にお
いても、上記と同様の理由から、周囲領域における第1
と第2の薄膜圧電体の厚さは薄い方が好ましい。また、
電極分離面の幅は、0.1μm以上であることが好まし
い。
いても、上記と同様の理由から、周囲領域における第1
と第2の薄膜圧電体の厚さは薄い方が好ましい。また、
電極分離面の幅は、0.1μm以上であることが好まし
い。
【0015】また、本発明に係る第2の薄膜圧電体素子
では、前記第2の電極金属膜と前記第3の電極金属膜と
を絶縁性の接着層を介して接合するようにしてもよく、
その場合、例えば、前記第2の電極金属膜と前記第3の
電極金属膜とを前記接着層に形成されたスルーホールを
介して接続することができる。
では、前記第2の電極金属膜と前記第3の電極金属膜と
を絶縁性の接着層を介して接合するようにしてもよく、
その場合、例えば、前記第2の電極金属膜と前記第3の
電極金属膜とを前記接着層に形成されたスルーホールを
介して接続することができる。
【0016】この場合、前記スルーホールは、前記第3
の電極金属膜に達するように前記第4の電極金属膜と前
記第2の薄膜圧電体を除去することにより設けられた凹
部内に形成し、該凹部は前記第2の薄膜圧電体の内周側
面が前記第3の面に平行な電極分離面を有することが好
ましい。これにより、前記第2の薄膜圧電体の内周側面
に付着する側壁付着物を電気的に分離できる。
の電極金属膜に達するように前記第4の電極金属膜と前
記第2の薄膜圧電体を除去することにより設けられた凹
部内に形成し、該凹部は前記第2の薄膜圧電体の内周側
面が前記第3の面に平行な電極分離面を有することが好
ましい。これにより、前記第2の薄膜圧電体の内周側面
に付着する側壁付着物を電気的に分離できる。
【0017】また、本発明に係る第2の薄膜圧電体素子
では、前記スルーホールを、前記第3の電極金属膜に達
するように前記第4の電極金属膜と前記第2の薄膜圧電
体を除去することにより設けられた切り欠き部に形成す
ることもでき、その場合は、該切り欠き部における前記
第2の薄膜圧電体の側面が前記第3の面に平行な電極分
離面を有することが好ましい。これにより、前記切り欠
き部における前記第2の薄膜圧電体の側面に付着する側
壁付着物を電気的に分離できる。
では、前記スルーホールを、前記第3の電極金属膜に達
するように前記第4の電極金属膜と前記第2の薄膜圧電
体を除去することにより設けられた切り欠き部に形成す
ることもでき、その場合は、該切り欠き部における前記
第2の薄膜圧電体の側面が前記第3の面に平行な電極分
離面を有することが好ましい。これにより、前記切り欠
き部における前記第2の薄膜圧電体の側面に付着する側
壁付着物を電気的に分離できる。
【0018】本発明に係るアクチュエータは、互いに平
行な方向に伸縮する1対の圧電体素子を備えたアクチュ
エータであって、前記圧電体素子はそれぞれ、互いに対
向する第1の面と第2の面を有する第1の薄膜圧電体と
前記第1の面上の第1の電極金属膜と前記第2の面上の
第2の電極金属膜とからなる第1の単位積層体と、互い
に対向する第3の面と第4の面を有する第2の薄膜圧電
体と前記第3の面上の第3の電極金属膜と、前記第4の
面上の第4の電極金属膜とからなる第2の単位積層体と
を備え、前記第1の単位積層体と前記第2の単位積層体
とを前記第2の電極金属膜と前記第3の電極金属膜とを
対向させて接合することにより構成され、前記第1の電
極金属膜と前記第2の電極金属膜の間に、前記第1の面
に平行な前記第1の薄膜圧電体表面からなる第1の電極
分離面を有し、かつ前記第3の電極金属膜と前記第4の
電極金属膜の間に、前記第3の面に平行な前記第2の薄
膜圧電体表面からなる第2の電極分離面を有することを
特徴とする。以上のように構成された本発明に係るアク
チュエータは、リーク電流を少なくできかつ信頼性を高
くできる。
行な方向に伸縮する1対の圧電体素子を備えたアクチュ
エータであって、前記圧電体素子はそれぞれ、互いに対
向する第1の面と第2の面を有する第1の薄膜圧電体と
前記第1の面上の第1の電極金属膜と前記第2の面上の
第2の電極金属膜とからなる第1の単位積層体と、互い
に対向する第3の面と第4の面を有する第2の薄膜圧電
体と前記第3の面上の第3の電極金属膜と、前記第4の
面上の第4の電極金属膜とからなる第2の単位積層体と
を備え、前記第1の単位積層体と前記第2の単位積層体
とを前記第2の電極金属膜と前記第3の電極金属膜とを
対向させて接合することにより構成され、前記第1の電
極金属膜と前記第2の電極金属膜の間に、前記第1の面
に平行な前記第1の薄膜圧電体表面からなる第1の電極
分離面を有し、かつ前記第3の電極金属膜と前記第4の
電極金属膜の間に、前記第3の面に平行な前記第2の薄
膜圧電体表面からなる第2の電極分離面を有することを
特徴とする。以上のように構成された本発明に係るアク
チュエータは、リーク電流を少なくできかつ信頼性を高
くできる。
【0019】また、本発明に係るアクチュエータは、前
記圧電体素子はそれぞれ、前記第2の電極金属膜と前記
第3の電極金属膜とを絶縁性の接着層を介して接合し、
前記第2の電極金属膜と前記第3の電極金属膜とが前記
接着層に形成されたスルーホールを介して接続するよう
にして構成できる。
記圧電体素子はそれぞれ、前記第2の電極金属膜と前記
第3の電極金属膜とを絶縁性の接着層を介して接合し、
前記第2の電極金属膜と前記第3の電極金属膜とが前記
接着層に形成されたスルーホールを介して接続するよう
にして構成できる。
【0020】さらに、本発明に係るアクチュエータにお
いて、前記スルーホールは、前記第3の電極金属膜に達
するように前記第4の電極金属膜と前記第2の薄膜圧電
体を除去することにより設けられた凹部内に形成するこ
とができ、その場合、前記凹部は前記第2の薄膜圧電体
の内周側面は、その内周側面に付着される側壁付着物を
電気的に分離するために、前記第3の面に平行な電極分
離面を有することが好ましい。
いて、前記スルーホールは、前記第3の電極金属膜に達
するように前記第4の電極金属膜と前記第2の薄膜圧電
体を除去することにより設けられた凹部内に形成するこ
とができ、その場合、前記凹部は前記第2の薄膜圧電体
の内周側面は、その内周側面に付着される側壁付着物を
電気的に分離するために、前記第3の面に平行な電極分
離面を有することが好ましい。
【0021】さらに、本発明に係るアクチュエータにお
いて、前記スルーホールは、前記第3の電極金属膜に達
するように前記第4の電極金属膜と前記第2の薄膜圧電
体を除去することにより設けられた切り欠き部に形成し
てもよく、この場合、前記切り欠き部における前記第2
の薄膜圧電体の側面は、その側面に付着される側壁付着
物を電気的に分離するために、前記第3の面に平行な電
極分離面を有することが好ましい。
いて、前記スルーホールは、前記第3の電極金属膜に達
するように前記第4の電極金属膜と前記第2の薄膜圧電
体を除去することにより設けられた切り欠き部に形成し
てもよく、この場合、前記切り欠き部における前記第2
の薄膜圧電体の側面は、その側面に付着される側壁付着
物を電気的に分離するために、前記第3の面に平行な電
極分離面を有することが好ましい。
【0022】またさらに、本発明に係るアクチュエータ
において、前記1対の圧電体素子の一方の圧電体素子の
前記スルーホールに形成された前記第2の電極金属膜と
前記第3の電極金属膜とを接続する電極金属膜と、他方
の圧電体素子の前記スルーホールに形成された前記第2
の電極金属膜と前記第3の電極金属膜とを接続する電極
金属膜とを互いに接続してもよい。このようにすると、
前記1対の圧電体素子を同期して制御することが可能に
なる。
において、前記1対の圧電体素子の一方の圧電体素子の
前記スルーホールに形成された前記第2の電極金属膜と
前記第3の電極金属膜とを接続する電極金属膜と、他方
の圧電体素子の前記スルーホールに形成された前記第2
の電極金属膜と前記第3の電極金属膜とを接続する電極
金属膜とを互いに接続してもよい。このようにすると、
前記1対の圧電体素子を同期して制御することが可能に
なる。
【0023】また、本発明に係る薄膜圧電体素子の第1
の製造方法は、下部電極金属膜と薄膜圧電体と上部電極
金属膜とが積層されてなる積層体をドライエッチングに
より所定の形状に加工することにより、薄膜圧電体素子
を製造する製造方法において、前記上部電極金属膜上に
所定の形状の第1のマスクを形成してその第1のマスク
の外側に前記薄膜圧電体面が露出するまでドライエッチ
ングを行う第1エッチング工程と、前記第1のマスクを
除去した後、第2のマスクを上記所定の形状に加工され
た上部電極金属膜をその上部電極金属膜の周りの薄膜圧
電体の一部に延在して覆うように形成し、その第2のマ
スクの外側に位置する薄膜圧電体と下部電極金属膜とを
ドライエッチングにより除去する第2エッチング工程と
を含むことを特徴とする。以上のように構成された本発
明に係る第1の製造方法では、第2のマスクは上部電極
金属膜とその上部電極金属膜の周りの薄膜圧電体の一部
とを覆うように形成することにより、第1エッチング工
程において前記薄膜圧電体の側壁に付着された側壁付着
物を覆うように形成されるので、その側壁付着物と第2
エッチング工程で側壁に付着される側壁付着物とが電気
的に分離される。したがって、この第1の製造方法によ
れば、第1の電極金属膜と第2の電極金属膜との短絡を
防止でき、かつ第1の電極金属膜と第2の電極金属膜と
の間の絶縁性を高くできるので、歩留まり良く薄膜圧電
体素子を製造することができる。
の製造方法は、下部電極金属膜と薄膜圧電体と上部電極
金属膜とが積層されてなる積層体をドライエッチングに
より所定の形状に加工することにより、薄膜圧電体素子
を製造する製造方法において、前記上部電極金属膜上に
所定の形状の第1のマスクを形成してその第1のマスク
の外側に前記薄膜圧電体面が露出するまでドライエッチ
ングを行う第1エッチング工程と、前記第1のマスクを
除去した後、第2のマスクを上記所定の形状に加工され
た上部電極金属膜をその上部電極金属膜の周りの薄膜圧
電体の一部に延在して覆うように形成し、その第2のマ
スクの外側に位置する薄膜圧電体と下部電極金属膜とを
ドライエッチングにより除去する第2エッチング工程と
を含むことを特徴とする。以上のように構成された本発
明に係る第1の製造方法では、第2のマスクは上部電極
金属膜とその上部電極金属膜の周りの薄膜圧電体の一部
とを覆うように形成することにより、第1エッチング工
程において前記薄膜圧電体の側壁に付着された側壁付着
物を覆うように形成されるので、その側壁付着物と第2
エッチング工程で側壁に付着される側壁付着物とが電気
的に分離される。したがって、この第1の製造方法によ
れば、第1の電極金属膜と第2の電極金属膜との短絡を
防止でき、かつ第1の電極金属膜と第2の電極金属膜と
の間の絶縁性を高くできるので、歩留まり良く薄膜圧電
体素子を製造することができる。
【0024】また、本発明に係る薄膜圧電体素子の第1
の製造方法では、前記第1エッチング工程において、前
記薄膜圧電体を厚さ方向の途中までエッチング除去する
ことが好ましい。
の製造方法では、前記第1エッチング工程において、前
記薄膜圧電体を厚さ方向の途中までエッチング除去する
ことが好ましい。
【0025】本発明に係る製造方法は、複数の圧電体薄
膜を有する素子を製造する場合により顕著なリーク電流
低減効果が得られる。すなわち、本発明に係る薄膜圧電
体素子の第2の製造方法は、それぞれ第1電極金属膜と
薄膜圧電体と第2電極金属膜とが積層されてなる2つの
単位積層体を、一方の単位積層体の第2電極金属膜と他
方の単位積層体の第1電極金属膜とが対向するように接
着剤層を介して接合した積層体をドライエッチングによ
り所定の形状に加工することにより、薄膜圧電体素子を
製造する製造方法において、前記各単位積層体を加工す
る際に、前記第1電極金属膜を所定の形状に加工する下
部エッチング工程を、前記第2電極金属膜を所定の形状
に加工する上部エッチング工程とは別に設け、前記下部
エッチング工程において、前記第1電極金属膜を形成す
るためのマスクを前記第2電極金属膜とその周りに露出
された薄膜圧電体の一部を覆うように形成し、そのマス
クの外側に位置する薄膜圧電体と第1電極金属膜とを除
去することを特徴とする。この第2の製造方法によれ
ば、複数の圧電体薄膜を有し薄膜圧電体の総厚み(トー
タルの厚さ)が厚くなっているために、エッチング工程
においてより多くの側壁付着物が付着する恐れがある場
合にも、第1電極金属膜と第2電極金属膜の間で側壁付
着物を確実に電気的に分離できる。これにより、第1電
極金属膜と第2電極金属膜との短絡を防止でき、かつ第
1電極金属膜と第2電極金属膜との間の絶縁性を高くで
きるので、歩留まり良く薄膜圧電体素子を製造すること
ができる。
膜を有する素子を製造する場合により顕著なリーク電流
低減効果が得られる。すなわち、本発明に係る薄膜圧電
体素子の第2の製造方法は、それぞれ第1電極金属膜と
薄膜圧電体と第2電極金属膜とが積層されてなる2つの
単位積層体を、一方の単位積層体の第2電極金属膜と他
方の単位積層体の第1電極金属膜とが対向するように接
着剤層を介して接合した積層体をドライエッチングによ
り所定の形状に加工することにより、薄膜圧電体素子を
製造する製造方法において、前記各単位積層体を加工す
る際に、前記第1電極金属膜を所定の形状に加工する下
部エッチング工程を、前記第2電極金属膜を所定の形状
に加工する上部エッチング工程とは別に設け、前記下部
エッチング工程において、前記第1電極金属膜を形成す
るためのマスクを前記第2電極金属膜とその周りに露出
された薄膜圧電体の一部を覆うように形成し、そのマス
クの外側に位置する薄膜圧電体と第1電極金属膜とを除
去することを特徴とする。この第2の製造方法によれ
ば、複数の圧電体薄膜を有し薄膜圧電体の総厚み(トー
タルの厚さ)が厚くなっているために、エッチング工程
においてより多くの側壁付着物が付着する恐れがある場
合にも、第1電極金属膜と第2電極金属膜の間で側壁付
着物を確実に電気的に分離できる。これにより、第1電
極金属膜と第2電極金属膜との短絡を防止でき、かつ第
1電極金属膜と第2電極金属膜との間の絶縁性を高くで
きるので、歩留まり良く薄膜圧電体素子を製造すること
ができる。
【0026】この第2の製造方法では、前記他方の単位
積層体の第1電極金属膜を加工する下部エッチング工程
と前記一方の単位積層体の第2電極金属膜を加工する上
部エッチング工程とは、同一のマスクによる連続したエ
ッチング工程であってもよい。
積層体の第1電極金属膜を加工する下部エッチング工程
と前記一方の単位積層体の第2電極金属膜を加工する上
部エッチング工程とは、同一のマスクによる連続したエ
ッチング工程であってもよい。
【0027】本発明に係る第1及び第2の製造方法で
は、上記薄膜圧電体は、マグネトロンスパッター等のス
パッタリング法、CVD法、ゾルゲル法、または加熱に
よる薄膜圧電体原料の蒸発等の方法によって形成され得
る。
は、上記薄膜圧電体は、マグネトロンスパッター等のス
パッタリング法、CVD法、ゾルゲル法、または加熱に
よる薄膜圧電体原料の蒸発等の方法によって形成され得
る。
【0028】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1(a)は、
本発明に係る薄膜圧電体素子の一実施形態を示す断面図
である。本実施形態の薄膜圧電体素子2は、第1の電極
金属膜6と、第1の電極金属膜6の上に形成された薄膜
圧電体4と、薄膜圧電体4の上に形成された第2の電極
金属膜8とからなる積層体を、ドライエッチングするこ
とにより、その外縁部(形状)が形成されてなる。この
ような薄膜圧電体素子2は、第1の電極金属膜6と第2
の電極金属膜8との間に電圧が印加されると、薄膜圧電
体4が面内方向に伸縮運動し、この運動を用いてアクチ
ュエータなどに使用される。
本発明に係る薄膜圧電体素子の一実施形態を示す断面図
である。本実施形態の薄膜圧電体素子2は、第1の電極
金属膜6と、第1の電極金属膜6の上に形成された薄膜
圧電体4と、薄膜圧電体4の上に形成された第2の電極
金属膜8とからなる積層体を、ドライエッチングするこ
とにより、その外縁部(形状)が形成されてなる。この
ような薄膜圧電体素子2は、第1の電極金属膜6と第2
の電極金属膜8との間に電圧が印加されると、薄膜圧電
体4が面内方向に伸縮運動し、この運動を用いてアクチ
ュエータなどに使用される。
【0029】薄膜圧電体素子2において、薄膜圧電体4
は、下面4aと、下面4aに対向する上面4dとを有す
る。薄膜圧電体4の下面4aにはその全面に第1の電極
金属膜6が形成されているが、上面4dの第2の電極金
属膜8の面積は、第1の電極金属膜6の面積よりも小さ
く、上面4dのうち、中央領域4bには第2の電極金属
膜8が形成されているが、中央領域4bを囲む周囲領域
4cには第2の電極金属膜8が形成されておらず、薄膜
圧電体4が露出している。また薄膜圧電体4は、周囲領
域4cにおける厚さh1が、中央領域4bにおける厚さ
h2よりも小さくなるように、周囲領域4cに段差が設
けられている。
は、下面4aと、下面4aに対向する上面4dとを有す
る。薄膜圧電体4の下面4aにはその全面に第1の電極
金属膜6が形成されているが、上面4dの第2の電極金
属膜8の面積は、第1の電極金属膜6の面積よりも小さ
く、上面4dのうち、中央領域4bには第2の電極金属
膜8が形成されているが、中央領域4bを囲む周囲領域
4cには第2の電極金属膜8が形成されておらず、薄膜
圧電体4が露出している。また薄膜圧電体4は、周囲領
域4cにおける厚さh1が、中央領域4bにおける厚さ
h2よりも小さくなるように、周囲領域4cに段差が設
けられている。
【0030】このように、薄膜圧電体素子2によると、
第2の電極金属膜8の外周縁が薄膜圧電体4の外周縁の
内側にあり、第2の電極金属膜8の外周縁と、薄膜圧電
体4の外周縁との間に、薄膜圧電体4の表面が露出した
周囲領域4cが設けられている。
第2の電極金属膜8の外周縁が薄膜圧電体4の外周縁の
内側にあり、第2の電極金属膜8の外周縁と、薄膜圧電
体4の外周縁との間に、薄膜圧電体4の表面が露出した
周囲領域4cが設けられている。
【0031】薄膜圧電体素子2の外縁部を形成するため
にドライエッチング工程を使用すると、薄膜圧電体素子
2の側面に薄膜状の側壁付着物12が形成される。側壁
付着物12はドライエッチング工程で発生するエッチン
グ生成物であり、エッチング除去された電極金属膜の材
料、エッチングガスが化学重合したもの、または、エッ
チングガスと電極金属膜との化合物などからなり、導電
性物質を含んでいる。
にドライエッチング工程を使用すると、薄膜圧電体素子
2の側面に薄膜状の側壁付着物12が形成される。側壁
付着物12はドライエッチング工程で発生するエッチン
グ生成物であり、エッチング除去された電極金属膜の材
料、エッチングガスが化学重合したもの、または、エッ
チングガスと電極金属膜との化合物などからなり、導電
性物質を含んでいる。
【0032】上述した本実施形態の薄膜圧電体素子2に
よると、上記ドライエッチング工程において、第1の電
極金属膜6の側面7と、薄膜圧電体4の側面9と、第2
の電極金属膜8の側面11とには、側壁付着物12が付
着するが、周囲領域4cには側壁付着物12が付着しな
い。これは、後で薄膜圧電体素子2の製造方法を説明す
る際に詳述するが、薄膜圧電体4の周囲領域4cがドラ
イエッチングの進行方向に実質的に垂直な面だからであ
る。
よると、上記ドライエッチング工程において、第1の電
極金属膜6の側面7と、薄膜圧電体4の側面9と、第2
の電極金属膜8の側面11とには、側壁付着物12が付
着するが、周囲領域4cには側壁付着物12が付着しな
い。これは、後で薄膜圧電体素子2の製造方法を説明す
る際に詳述するが、薄膜圧電体4の周囲領域4cがドラ
イエッチングの進行方向に実質的に垂直な面だからであ
る。
【0033】このように、薄膜圧電体素子の側壁付着物
12が周囲領域4cによって分離されるので、第1の電
極金属膜6と、第2の電極金属膜8とが、導電性物質を
含む側壁付着物12を介して短絡されることがない。こ
れにより、第1の電極金属膜6と第2の電極金属膜8と
の間の絶縁性を向上させることができ、薄膜圧電体素子
の信頼性を向上させることができる。
12が周囲領域4cによって分離されるので、第1の電
極金属膜6と、第2の電極金属膜8とが、導電性物質を
含む側壁付着物12を介して短絡されることがない。こ
れにより、第1の電極金属膜6と第2の電極金属膜8と
の間の絶縁性を向上させることができ、薄膜圧電体素子
の信頼性を向上させることができる。
【0034】次に上述した薄膜圧電体素子2の製造方法
を図2(a)〜(c)を参照して説明する。
を図2(a)〜(c)を参照して説明する。
【0035】まず、図2(a)に示すように、第1の電
極金属膜6の上に、薄膜圧電体4と、第2の電極金属膜
8とをこの順で積層する。薄膜圧電体4の成膜方法に
は、粉体焼結方法を除く様々な方法を用いることができ
る。例えば、スパッタリング法、CVD、レーザーアブ
レーション、ゾルゲル法、または、加熱による薄膜圧電
体原料の蒸発などの方法が使用される。粉体焼結方法を
除外したのは、粉体焼結法を利用する場合、圧電体粉体
原料のグリーンシートを利用してこれを機械的に切断し
たり、粉体を焼結させた後に機械的に切断したりして薄
膜圧電体素子の外縁部を形成する方法が可能であること
から、より費用のかかるドライエッチングを使用するこ
とが少ないからである。
極金属膜6の上に、薄膜圧電体4と、第2の電極金属膜
8とをこの順で積層する。薄膜圧電体4の成膜方法に
は、粉体焼結方法を除く様々な方法を用いることができ
る。例えば、スパッタリング法、CVD、レーザーアブ
レーション、ゾルゲル法、または、加熱による薄膜圧電
体原料の蒸発などの方法が使用される。粉体焼結方法を
除外したのは、粉体焼結法を利用する場合、圧電体粉体
原料のグリーンシートを利用してこれを機械的に切断し
たり、粉体を焼結させた後に機械的に切断したりして薄
膜圧電体素子の外縁部を形成する方法が可能であること
から、より費用のかかるドライエッチングを使用するこ
とが少ないからである。
【0036】次に、図2(b)に示すように、第2の電
極金属膜8の上に、所望の形状の第1のエッチングマス
ク14を形成する。第1のエッチングマスク14は、例
えばレジストを用いてフォトリソグラフィーによって形
成可能である。エッチングガスを用いてドライエッチン
グにより、第1のエッチングマスク14に覆われていな
い領域(図2(b)の矢印)の第2の電極金属膜8をエ
ッチング除去し、さらに、薄膜圧電体4の厚さがh1に
なるまで、薄膜圧電体4の一部をエッチング除去する
(第1のエッチング工程)。エッチング終了後、第1の
エッチングマスク14を除去する。
極金属膜8の上に、所望の形状の第1のエッチングマス
ク14を形成する。第1のエッチングマスク14は、例
えばレジストを用いてフォトリソグラフィーによって形
成可能である。エッチングガスを用いてドライエッチン
グにより、第1のエッチングマスク14に覆われていな
い領域(図2(b)の矢印)の第2の電極金属膜8をエ
ッチング除去し、さらに、薄膜圧電体4の厚さがh1に
なるまで、薄膜圧電体4の一部をエッチング除去する
(第1のエッチング工程)。エッチング終了後、第1の
エッチングマスク14を除去する。
【0037】この第1のドライエッチング工程によって
図2(c)に示すように、薄膜圧電体4の上面4dに、
第2の電極金属膜8で覆われた中央領域4bと、中央領
域4bを囲み、かつ、薄膜圧電体4が露出した周囲領域
4cが形成される。また周囲領域4cに段差が設けられ
て、周囲領域4cにおける薄膜圧電体4の厚さh1が、
中央領域4bにおける薄膜圧電体4の厚さh2よりも小
さくなっている。
図2(c)に示すように、薄膜圧電体4の上面4dに、
第2の電極金属膜8で覆われた中央領域4bと、中央領
域4bを囲み、かつ、薄膜圧電体4が露出した周囲領域
4cが形成される。また周囲領域4cに段差が設けられ
て、周囲領域4cにおける薄膜圧電体4の厚さh1が、
中央領域4bにおける薄膜圧電体4の厚さh2よりも小
さくなっている。
【0038】上述した第1のドライエッチング工程にお
いて、エッチング除去された電極金属膜、エッチングガ
スが化学重合したもの、または、エッチングガスと電極
金属膜との化合物などのエッチング生成物が発生する。
これらは、第2の電極金属膜8の側面11および薄膜圧
電体4の側面9に付着し、薄膜状の側壁付着物12を形
成する。なお、薄膜圧電体4の周囲領域4cは、エッチ
ングの進行方向に実質的に垂直な面であり、エッチング
ガスから生成したイオン粒子が衝突する面であるので、
側壁付着物12は形成されない。
いて、エッチング除去された電極金属膜、エッチングガ
スが化学重合したもの、または、エッチングガスと電極
金属膜との化合物などのエッチング生成物が発生する。
これらは、第2の電極金属膜8の側面11および薄膜圧
電体4の側面9に付着し、薄膜状の側壁付着物12を形
成する。なお、薄膜圧電体4の周囲領域4cは、エッチ
ングの進行方向に実質的に垂直な面であり、エッチング
ガスから生成したイオン粒子が衝突する面であるので、
側壁付着物12は形成されない。
【0039】上述した第1のドライエッチング工程を終
えた後、更にドライエッチング工程を行う。まず、図2
(d)に示すように、マスクで覆われてエッチング除去
されずに残存した第2の電極金属膜8の上に、第2のエ
ッチングマスク18を形成する。ここで使用する第2の
エッチングマスク18は、図2(b)で使用した第1の
エッチングマスク14よりも面積が大きく、第2のエッ
チングマスク18により、第2の電極金属膜8および、
薄膜圧電体4の周囲領域4cの一部が覆われる。
えた後、更にドライエッチング工程を行う。まず、図2
(d)に示すように、マスクで覆われてエッチング除去
されずに残存した第2の電極金属膜8の上に、第2のエ
ッチングマスク18を形成する。ここで使用する第2の
エッチングマスク18は、図2(b)で使用した第1の
エッチングマスク14よりも面積が大きく、第2のエッ
チングマスク18により、第2の電極金属膜8および、
薄膜圧電体4の周囲領域4cの一部が覆われる。
【0040】次に、上記第1のドライエッチング工程と
同様にドライエッチングを行い、第2のエッチングマス
ク18に覆われていない領域(図2(d)の矢印)にお
いて、厚みh1の薄膜圧電体4と、第1の電極金属膜6
とをエッチング除去(第2のドライエッチング工程)す
る。第2のドライエッチング終了後、第2のエッチング
マスク18を除去して、図1(a)に示す薄膜圧電体素
子2を完成する。
同様にドライエッチングを行い、第2のエッチングマス
ク18に覆われていない領域(図2(d)の矢印)にお
いて、厚みh1の薄膜圧電体4と、第1の電極金属膜6
とをエッチング除去(第2のドライエッチング工程)す
る。第2のドライエッチング終了後、第2のエッチング
マスク18を除去して、図1(a)に示す薄膜圧電体素
子2を完成する。
【0041】上記第2ののドライエッチング工程におい
ても、第1のドライエッチング工程と同様にエッチング
生成物が発生し、図1(a)に示すように、新たに形成
された薄膜圧電体4の側面9および第1の電極金属膜6
の側面7に、側壁付着物12が形成される。
ても、第1のドライエッチング工程と同様にエッチング
生成物が発生し、図1(a)に示すように、新たに形成
された薄膜圧電体4の側面9および第1の電極金属膜6
の側面7に、側壁付着物12が形成される。
【0042】以上説明したような方法で薄膜圧電体素子
を作製すると、薄膜圧電体素子2の外縁部において、側
壁付着物が形成されない周囲領域4cを薄膜圧電体4の
上面4dに形成することができる。従って、第1の電極
金属膜6の側面7およびこれと連続する薄膜圧電体4の
側面9に形成された側壁付着物12と、第2の電極金属
膜8の側面11およびこれと連続する薄膜圧電体4の側
面9に形成された側壁付着物12とが、周囲領域4cに
よって分離されるので、第1の電極金属膜6と第2の電
極金属膜8とが、側壁付着物12を介して短絡されるこ
とがなく、第1の電極金属膜6と第2の電極金属膜8と
の間の絶縁性を向上させることができる。これにより、
薄膜圧電体素子の信頼性を向上させることができ、ま
た、製造工程における製品の歩留まりを向上させること
ができる。
を作製すると、薄膜圧電体素子2の外縁部において、側
壁付着物が形成されない周囲領域4cを薄膜圧電体4の
上面4dに形成することができる。従って、第1の電極
金属膜6の側面7およびこれと連続する薄膜圧電体4の
側面9に形成された側壁付着物12と、第2の電極金属
膜8の側面11およびこれと連続する薄膜圧電体4の側
面9に形成された側壁付着物12とが、周囲領域4cに
よって分離されるので、第1の電極金属膜6と第2の電
極金属膜8とが、側壁付着物12を介して短絡されるこ
とがなく、第1の電極金属膜6と第2の電極金属膜8と
の間の絶縁性を向上させることができる。これにより、
薄膜圧電体素子の信頼性を向上させることができ、ま
た、製造工程における製品の歩留まりを向上させること
ができる。
【0043】なお、図1および2においては、薄膜圧電
体素子を支持する基板を示していないが、必要であれ
ば、何らかの基板上によって薄膜圧電体素子を支持して
もよい。
体素子を支持する基板を示していないが、必要であれ
ば、何らかの基板上によって薄膜圧電体素子を支持して
もよい。
【0044】本実施形態の薄膜圧電体素子は、図1
(b)の薄膜圧電体素子2Aのように、周囲領域4cと
上面4dとが一平面上に位置するように連続し、言いか
えると薄膜圧電体4の周囲領域4cと上面4aとの間に
段差を設けることなく、薄膜圧電体4の周囲領域4cを
露出させるように作製されていても良い。薄膜圧電体素
子2Aによっても、図1(a)の薄膜圧電体素子2と同
様に、側壁付着物12が形成されていない周囲領域4c
によって、薄膜圧電体素子の側壁付着物12が分離され
るので、側壁付着物12を介して第1の電極金属膜6と
第2の電極金属膜8とが短絡されず、第1の電極金属膜
6と第2の電極金属膜8との間の絶縁性を向上できる。
(b)の薄膜圧電体素子2Aのように、周囲領域4cと
上面4dとが一平面上に位置するように連続し、言いか
えると薄膜圧電体4の周囲領域4cと上面4aとの間に
段差を設けることなく、薄膜圧電体4の周囲領域4cを
露出させるように作製されていても良い。薄膜圧電体素
子2Aによっても、図1(a)の薄膜圧電体素子2と同
様に、側壁付着物12が形成されていない周囲領域4c
によって、薄膜圧電体素子の側壁付着物12が分離され
るので、側壁付着物12を介して第1の電極金属膜6と
第2の電極金属膜8とが短絡されず、第1の電極金属膜
6と第2の電極金属膜8との間の絶縁性を向上できる。
【0045】図1(b)の薄膜圧電体素子2Aを作製す
る場合には、図2(b)の第1のエッチング工程におい
て、エッチング深さを第2の電極金属膜8の膜厚にし
て、薄膜圧電体4がエッチング除去されないように、エ
ッチング条件を設定すれば良い。しかしながら、圧電体
素子として機能する薄膜圧電体4の領域は、薄膜圧電体
4の両面が電極金属膜で覆われた領域であり、電極金属
膜で覆われていない周囲領域4cは圧電体素子として機
能しない。このように圧電体素子として機能しない周囲
領域4cの厚みが大きい場合、薄膜圧電体4の伸縮運動
を妨げる恐れがある。従って、周囲領域4cの厚みは図
1(a)の薄膜圧電体素子2のように薄い方が好まし
い。
る場合には、図2(b)の第1のエッチング工程におい
て、エッチング深さを第2の電極金属膜8の膜厚にし
て、薄膜圧電体4がエッチング除去されないように、エ
ッチング条件を設定すれば良い。しかしながら、圧電体
素子として機能する薄膜圧電体4の領域は、薄膜圧電体
4の両面が電極金属膜で覆われた領域であり、電極金属
膜で覆われていない周囲領域4cは圧電体素子として機
能しない。このように圧電体素子として機能しない周囲
領域4cの厚みが大きい場合、薄膜圧電体4の伸縮運動
を妨げる恐れがある。従って、周囲領域4cの厚みは図
1(a)の薄膜圧電体素子2のように薄い方が好まし
い。
【0046】また、薄膜圧電体4の周囲領域4cの幅W
は、図1(a)の薄膜圧電体素子2および図1(b)の
薄膜圧電体素子2Aのいずれにおいても、0.1μm以
上であることが好ましく、この場合、より確実に第1の
電極金属膜6と第2の電極金属膜8との間を絶縁させる
ことができる。以上説明したように、周囲領域4cは、
電極間を電気的に分離する機能を有する面であることか
ら、本明細書においては電極分離面とも呼び、特に薄膜
誘電体の上面との間に段差がある場合には、ステップ部
とも呼ぶ。
は、図1(a)の薄膜圧電体素子2および図1(b)の
薄膜圧電体素子2Aのいずれにおいても、0.1μm以
上であることが好ましく、この場合、より確実に第1の
電極金属膜6と第2の電極金属膜8との間を絶縁させる
ことができる。以上説明したように、周囲領域4cは、
電極間を電気的に分離する機能を有する面であることか
ら、本明細書においては電極分離面とも呼び、特に薄膜
誘電体の上面との間に段差がある場合には、ステップ部
とも呼ぶ。
【0047】(実施の形態2)実施の形態2の薄膜圧電
体素子は、例えば、第1および第2の薄膜圧電体素子か
らなる2つの薄膜圧電体素子が積層されて形成されてお
り、これにより、実施の形態1のような単層の薄膜圧電
体素子2と比較して、より大きな変位量が得られるアク
チュエータとして使用することができる。図3および図
4は実施の形態2の薄膜圧電体素子30を示す図であ
り、図3は薄膜圧電体素子30の平面図を示し、図4は
図3の薄膜圧電体素子30の4A−4A’線における断
面図を示す。なお、図3では、面積が極めて小さいの
で、側壁付着物12を省略して示している。
体素子は、例えば、第1および第2の薄膜圧電体素子か
らなる2つの薄膜圧電体素子が積層されて形成されてお
り、これにより、実施の形態1のような単層の薄膜圧電
体素子2と比較して、より大きな変位量が得られるアク
チュエータとして使用することができる。図3および図
4は実施の形態2の薄膜圧電体素子30を示す図であ
り、図3は薄膜圧電体素子30の平面図を示し、図4は
図3の薄膜圧電体素子30の4A−4A’線における断
面図を示す。なお、図3では、面積が極めて小さいの
で、側壁付着物12を省略して示している。
【0048】後の製造方法の説明で詳述するが、薄膜圧
電体素子30によると、基板70の上に、第1の薄膜圧
電体素子32を構成することとなる第1の単位積層体
と、この第1の積層体の上に形成され、第2の薄膜圧電
体素子34を構成することとなる第2の単位積層体とか
らなる積層体とを、ドライエッチングすることにより、
薄膜圧電体素子30の外縁部(形状)と、スルーホール
36とが形成される。
電体素子30によると、基板70の上に、第1の薄膜圧
電体素子32を構成することとなる第1の単位積層体
と、この第1の積層体の上に形成され、第2の薄膜圧電
体素子34を構成することとなる第2の単位積層体とか
らなる積層体とを、ドライエッチングすることにより、
薄膜圧電体素子30の外縁部(形状)と、スルーホール
36とが形成される。
【0049】ドライエッチングされて得られた薄膜圧電
体素子30は、図4に示すように、基板70の主面に形
成された第1の薄膜圧電体素子32の上に、第2の薄膜
圧電体素子34が接着剤層50によって接着されて積層
されており、第1の薄膜圧電体素子32と第2の薄膜圧
電体素子34とは、図示していないが図5の構成となる
ようにスルーホール36を用いて電気的に接続すること
ができる。これについては後に詳述する。
体素子30は、図4に示すように、基板70の主面に形
成された第1の薄膜圧電体素子32の上に、第2の薄膜
圧電体素子34が接着剤層50によって接着されて積層
されており、第1の薄膜圧電体素子32と第2の薄膜圧
電体素子34とは、図示していないが図5の構成となる
ようにスルーホール36を用いて電気的に接続すること
ができる。これについては後に詳述する。
【0050】薄膜圧電体素子30の下層を構成する第1
の薄膜圧電体素子32は、第1の薄膜圧電体38と、薄
膜圧電体38の下面38aに形成された第1の電極金属
膜40と、薄膜圧電体38の上面に形成され、第1の電
極金属膜40の面積よりも小さい第2の電極金属膜42
とからなる。第1の薄膜圧電体38の上面は、第2の電
極金属膜42によって覆われた中央領域38bと、中央
領域38bを囲み、かつ、第1の薄膜圧電体38が露出
した周囲領域38cとからなる。また、第1の薄膜圧電
体38は、周囲領域38cにおける厚さが、中央領域3
8bにおける厚さよりも小さくなるように、周囲領域3
8cに段差が設けられている。さらに、第1の電極金属
膜40は、配線の容易さのために図3に示すように一部
が引き出されて、一部表面60が基板70の上で露出さ
れている。
の薄膜圧電体素子32は、第1の薄膜圧電体38と、薄
膜圧電体38の下面38aに形成された第1の電極金属
膜40と、薄膜圧電体38の上面に形成され、第1の電
極金属膜40の面積よりも小さい第2の電極金属膜42
とからなる。第1の薄膜圧電体38の上面は、第2の電
極金属膜42によって覆われた中央領域38bと、中央
領域38bを囲み、かつ、第1の薄膜圧電体38が露出
した周囲領域38cとからなる。また、第1の薄膜圧電
体38は、周囲領域38cにおける厚さが、中央領域3
8bにおける厚さよりも小さくなるように、周囲領域3
8cに段差が設けられている。さらに、第1の電極金属
膜40は、配線の容易さのために図3に示すように一部
が引き出されて、一部表面60が基板70の上で露出さ
れている。
【0051】接着剤層50を介して上記第1の薄膜圧電
体素子32の上に積層された、第2の薄膜圧電体素子3
4は、第2の薄膜圧電体44と、薄膜圧電体44の下面
44aに形成された第3の電極金属膜46と、薄膜圧電
体44の上面に形成され、第3の電極金属膜46の面積
よりも小さい第4の電極金属膜48とからなる。第2の
薄膜圧電体44は、スルーホール36の一部となる開口
部44fを有しており、第2の薄膜圧電体44の上面
は、第4の電極金属膜48によって覆われた中央領域4
4bと、中央領域44bの外周部を囲み、かつ、第2の
薄膜圧電体44が露出した周囲領域44cと、中央領域
44bの内部にある開口部44fを囲み、かつ、第2の
薄膜圧電体44が露出した開口部周囲領域44eとから
なる。また、第2の薄膜圧電体44は、開口部周囲領域
44eと、周囲領域44cとにおける厚さが、中央領域
44bにおける厚さよりも小さくなるように、開口部周
囲領域44eと、周囲領域44cとに、段差が設けられ
ている。
体素子32の上に積層された、第2の薄膜圧電体素子3
4は、第2の薄膜圧電体44と、薄膜圧電体44の下面
44aに形成された第3の電極金属膜46と、薄膜圧電
体44の上面に形成され、第3の電極金属膜46の面積
よりも小さい第4の電極金属膜48とからなる。第2の
薄膜圧電体44は、スルーホール36の一部となる開口
部44fを有しており、第2の薄膜圧電体44の上面
は、第4の電極金属膜48によって覆われた中央領域4
4bと、中央領域44bの外周部を囲み、かつ、第2の
薄膜圧電体44が露出した周囲領域44cと、中央領域
44bの内部にある開口部44fを囲み、かつ、第2の
薄膜圧電体44が露出した開口部周囲領域44eとから
なる。また、第2の薄膜圧電体44は、開口部周囲領域
44eと、周囲領域44cとにおける厚さが、中央領域
44bにおける厚さよりも小さくなるように、開口部周
囲領域44eと、周囲領域44cとに、段差が設けられ
ている。
【0052】図5は、薄膜圧電体素子30の電圧印加方
法の一例を模式的に示す図である。図5に示すように薄
膜圧電体素子30によると、第1の電極金属膜40と第
4の電極金属膜48とを短絡させて第1共通電極を形成
し、第2の電極金属膜42と第3の電極金属膜46とを
短絡させて第2共通電極を形成している。このようにし
て形成された第1共通電極と第2共通電極との間に電圧
を印加することにより、第1の薄膜圧電体38と第2の
薄膜圧電体44とを面内で伸縮運動させることができ、
圧電素子30をアクチュエータとして作用させることが
できる。実際の配線は、図3及び図4の圧電体素子上面
に絶縁膜のパターンニングと金属膜のパターンニングを
行うことにより所望の電気的接続を行うことができる。
また、ワイヤーリードを用いて接続することも可能であ
る。
法の一例を模式的に示す図である。図5に示すように薄
膜圧電体素子30によると、第1の電極金属膜40と第
4の電極金属膜48とを短絡させて第1共通電極を形成
し、第2の電極金属膜42と第3の電極金属膜46とを
短絡させて第2共通電極を形成している。このようにし
て形成された第1共通電極と第2共通電極との間に電圧
を印加することにより、第1の薄膜圧電体38と第2の
薄膜圧電体44とを面内で伸縮運動させることができ、
圧電素子30をアクチュエータとして作用させることが
できる。実際の配線は、図3及び図4の圧電体素子上面
に絶縁膜のパターンニングと金属膜のパターンニングを
行うことにより所望の電気的接続を行うことができる。
また、ワイヤーリードを用いて接続することも可能であ
る。
【0053】薄膜圧電体素子30によると、図3および
図4に示すように、第4の電極金属膜48から第2の電
極金属膜42に達するまでスルーホール36が形成され
ており、第3の電極金属膜46と第2の電極金属膜42
とはスルーホール36内部でそれらの上面が露出してい
る。また、第4の電極金属膜48はその全面が薄膜圧電
体素子30の上面で露出しており、第1の電極金属膜4
0は上述したように一部表面60が露出している。従っ
て、各電極金属膜の露出部分に必要な配線を施して、各
電極金属膜に電圧を印加することができる。
図4に示すように、第4の電極金属膜48から第2の電
極金属膜42に達するまでスルーホール36が形成され
ており、第3の電極金属膜46と第2の電極金属膜42
とはスルーホール36内部でそれらの上面が露出してい
る。また、第4の電極金属膜48はその全面が薄膜圧電
体素子30の上面で露出しており、第1の電極金属膜4
0は上述したように一部表面60が露出している。従っ
て、各電極金属膜の露出部分に必要な配線を施して、各
電極金属膜に電圧を印加することができる。
【0054】上述した本実施形態の薄膜圧電体素子30
によると、ドライエッチング工程において、第1の電極
金属膜40の側面52と、第1の薄膜圧電体38の側面
53と、第2の電極金属膜42の側面54とには、側壁
付着物12が付着するが、周囲領域38cには側壁付着
物12が付着していない。従って、側壁付着物12が周
囲領域38cによって分離されるので、第1の電極金属
膜40と、第2の電極金属膜42とが、側壁付着物12
を介して短絡されることがない。
によると、ドライエッチング工程において、第1の電極
金属膜40の側面52と、第1の薄膜圧電体38の側面
53と、第2の電極金属膜42の側面54とには、側壁
付着物12が付着するが、周囲領域38cには側壁付着
物12が付着していない。従って、側壁付着物12が周
囲領域38cによって分離されるので、第1の電極金属
膜40と、第2の電極金属膜42とが、側壁付着物12
を介して短絡されることがない。
【0055】また、第3の電極金属膜46の側面56
と、第2の薄膜圧電体44の側面57と、第4の電極金
属膜48の側面58とには、側壁付着物12が付着する
が、周囲領域44cには側壁付着物12が付着しない。
さらに、スルーホール36において、第3の電極金属膜
46の側面62と、第2の薄膜圧電体44の側面63
と、第4の電極金属膜48の側面64とには、側壁付着
物12が付着するが、開口部周囲領域44eには側壁付
着物12が付着していない。従って、側壁付着物12
が、周囲領域44cおよび開口部周囲領域44eによっ
て分離されるので、第3の電極金属膜46と、第4の電
極金属膜48とが、側壁付着物12を介して短絡される
こともない。
と、第2の薄膜圧電体44の側面57と、第4の電極金
属膜48の側面58とには、側壁付着物12が付着する
が、周囲領域44cには側壁付着物12が付着しない。
さらに、スルーホール36において、第3の電極金属膜
46の側面62と、第2の薄膜圧電体44の側面63
と、第4の電極金属膜48の側面64とには、側壁付着
物12が付着するが、開口部周囲領域44eには側壁付
着物12が付着していない。従って、側壁付着物12
が、周囲領域44cおよび開口部周囲領域44eによっ
て分離されるので、第3の電極金属膜46と、第4の電
極金属膜48とが、側壁付着物12を介して短絡される
こともない。
【0056】また、第2の電極金属膜42と第3の電極
金属膜46とは、接着剤層50の側壁55および61に
形成された側壁付着物12を介して短絡されるが、図5
を参照して上述したように、第2の電極金属膜42と第
3の電極金属膜46とは同電位であるので、側壁付着物
12によって第2の電極金属膜42と第3の電極金属膜
46とが短絡しても、圧電素子への影響は発生しない。
金属膜46とは、接着剤層50の側壁55および61に
形成された側壁付着物12を介して短絡されるが、図5
を参照して上述したように、第2の電極金属膜42と第
3の電極金属膜46とは同電位であるので、側壁付着物
12によって第2の電極金属膜42と第3の電極金属膜
46とが短絡しても、圧電素子への影響は発生しない。
【0057】以上説明したように、本実施形態の薄膜圧
電体素子30によると、第1の電極金属膜40と第2の
電極金属膜42との間の絶縁性を向上させることがで
き、かつ、第3の電極金属膜46と第4の電極金属膜4
8との間の絶縁性を向上させることができ、薄膜圧電体
素子の信頼性を向上させることができる。
電体素子30によると、第1の電極金属膜40と第2の
電極金属膜42との間の絶縁性を向上させることがで
き、かつ、第3の電極金属膜46と第4の電極金属膜4
8との間の絶縁性を向上させることができ、薄膜圧電体
素子の信頼性を向上させることができる。
【0058】次に図6〜図21を参照して、本実施形態
の圧電体素子30の製造方法を説明する。図6〜図21
はいずれも、図3に示す圧電体素子30の4A−4A’
線に対応する断面図を示す。
の圧電体素子30の製造方法を説明する。図6〜図21
はいずれも、図3に示す圧電体素子30の4A−4A’
線に対応する断面図を示す。
【0059】まず、基板70の上に、基板70に近い方
から、第1の電極金属膜40と第1の薄膜圧電体38と
第2の電極金属膜42とをこの順に積層する。また、別
の基板72の上に、基板72に近い方から、第4の電極
金属膜48と第2の薄膜圧電体44と第3の電極金属膜
46とをこの順に積層する。次に、上記2つの積層体
を、図6に示すように、第2の電極金属膜42と第3の
電極金属膜46とを対向させて、接着剤層50によって
接着させる。なお、接着剤を使用せずに、超音波振動を
用いた熱溶着によって第2の電極金属膜42と第3の電
極金属膜46とを接着させても良い。また、接着剤とし
て、導電性接着剤を使用すれば、上述したスルーホール
36(図3、4参照)を設けることなしに、第2の電極
金属膜42と第3の電極金属膜46とを電気的に接続さ
せることができる。
から、第1の電極金属膜40と第1の薄膜圧電体38と
第2の電極金属膜42とをこの順に積層する。また、別
の基板72の上に、基板72に近い方から、第4の電極
金属膜48と第2の薄膜圧電体44と第3の電極金属膜
46とをこの順に積層する。次に、上記2つの積層体
を、図6に示すように、第2の電極金属膜42と第3の
電極金属膜46とを対向させて、接着剤層50によって
接着させる。なお、接着剤を使用せずに、超音波振動を
用いた熱溶着によって第2の電極金属膜42と第3の電
極金属膜46とを接着させても良い。また、接着剤とし
て、導電性接着剤を使用すれば、上述したスルーホール
36(図3、4参照)を設けることなしに、第2の電極
金属膜42と第3の電極金属膜46とを電気的に接続さ
せることができる。
【0060】次に、図7に示すように、例えばウェット
エッチングにより基板72を除去し、図8に示すよう
に、第4の電極金属膜48の上に第1のエッチングマス
ク74を形成する。第1のエッチングマスク74は、例
えばレジストを用いてフォトリソグラフィーにより形成
することができる。なお、後で説明する第2のエッチン
グマスク76、第3のエッチングマスク78、第4のエ
ッチングマスク80および第5のエッチングマスク82
もこれと同様に形成され得る。
エッチングにより基板72を除去し、図8に示すよう
に、第4の電極金属膜48の上に第1のエッチングマス
ク74を形成する。第1のエッチングマスク74は、例
えばレジストを用いてフォトリソグラフィーにより形成
することができる。なお、後で説明する第2のエッチン
グマスク76、第3のエッチングマスク78、第4のエ
ッチングマスク80および第5のエッチングマスク82
もこれと同様に形成され得る。
【0061】次に、図9に示すように、ドライエッチン
グによって、マスク74に覆われていない領域の第4の
電極金属膜48をエッチング除去し、さらに、第2の薄
膜圧電体44の厚さがh3になるまで、第2の薄膜圧電
体44の一部をエッチング除去する(第1のドライエッ
チング工程)。これにより、第2の薄膜圧電体44の上
面に、第2の電極金属膜48で覆われた中央領域44b
と、中央領域44bを囲み、かつ、第2の薄膜圧電体4
4が露出した周囲領域44cとが形成される。また周囲
領域44cに段差が設けられて、周囲領域44cにおけ
る第2の薄膜圧電体44の厚さh3が、中央領域44b
における薄膜圧電体44の厚さh4よりも小さくなる。
グによって、マスク74に覆われていない領域の第4の
電極金属膜48をエッチング除去し、さらに、第2の薄
膜圧電体44の厚さがh3になるまで、第2の薄膜圧電
体44の一部をエッチング除去する(第1のドライエッ
チング工程)。これにより、第2の薄膜圧電体44の上
面に、第2の電極金属膜48で覆われた中央領域44b
と、中央領域44bを囲み、かつ、第2の薄膜圧電体4
4が露出した周囲領域44cとが形成される。また周囲
領域44cに段差が設けられて、周囲領域44cにおけ
る第2の薄膜圧電体44の厚さh3が、中央領域44b
における薄膜圧電体44の厚さh4よりも小さくなる。
【0062】第1のドライエッチング終了後、図10に
示すように、第1のエッチングマスク74を適当な有機
溶剤に浸し、必要に応じて超音波照射、超音波振動等を
行って、第1のエッチングマスク74を除去する。な
お、後で説明する第2のエッチングマスク76、第3の
エッチングマスク78、第4のエッチングマスク80お
よび第5のエッチングマスク82の除去もこれと同様に
行われる。
示すように、第1のエッチングマスク74を適当な有機
溶剤に浸し、必要に応じて超音波照射、超音波振動等を
行って、第1のエッチングマスク74を除去する。な
お、後で説明する第2のエッチングマスク76、第3の
エッチングマスク78、第4のエッチングマスク80お
よび第5のエッチングマスク82の除去もこれと同様に
行われる。
【0063】この第1のドライエッチング工程では上述
したエッチング生成物が発生し、図10に示すように、
積層体の側面に薄膜状の側壁付着物12が形成される。
すなわち、第4の電極金属膜48の側面と、第2の薄膜
圧電体44の側面と、第3の電極金属膜46の側面と、
接着剤層50の側面と、第2の電極金属膜42の側面
と、第1の薄膜圧電体38の側面と、第1の電極金属膜
40の側面とに側壁付着物12が形成される。第2の薄
膜圧電体44の周囲領域44cは、エッチングの進行方
向に実質的に垂直な面であり、エッチングガスから生成
したイオン粒子が衝突する面であるので、側壁付着物1
2は形成されない。
したエッチング生成物が発生し、図10に示すように、
積層体の側面に薄膜状の側壁付着物12が形成される。
すなわち、第4の電極金属膜48の側面と、第2の薄膜
圧電体44の側面と、第3の電極金属膜46の側面と、
接着剤層50の側面と、第2の電極金属膜42の側面
と、第1の薄膜圧電体38の側面と、第1の電極金属膜
40の側面とに側壁付着物12が形成される。第2の薄
膜圧電体44の周囲領域44cは、エッチングの進行方
向に実質的に垂直な面であり、エッチングガスから生成
したイオン粒子が衝突する面であるので、側壁付着物1
2は形成されない。
【0064】次に、上記第1のドライエッチング工程で
エッチング除去されずに残存した第4の電極金属膜48
の上に、図11に示すように第2のエッチングマスク7
6を形成する。この第2のエッチングマスク76は、図
8の第1のエッチングマスク74よりも面積が大きく、
第2のエッチングマスク76は、第4の電極金属膜48
に加えて、第2の薄膜圧電体44の周囲領域44cの一
部を覆う。
エッチング除去されずに残存した第4の電極金属膜48
の上に、図11に示すように第2のエッチングマスク7
6を形成する。この第2のエッチングマスク76は、図
8の第1のエッチングマスク74よりも面積が大きく、
第2のエッチングマスク76は、第4の電極金属膜48
に加えて、第2の薄膜圧電体44の周囲領域44cの一
部を覆う。
【0065】次に、ドライエッチングを行い、図12に
示すように第2のエッチングマスク76に覆われていな
い領域において、第1の薄膜圧電体38の厚さがh5に
なるまでエッチングを行う(第2のドライエッチング工
程)。ドライエッチング終了後、図13に示すように第
2のエッチングマスクを除去する。上述した第2のドラ
イエッチング工程により、第1の薄膜圧電体38の上面
に、第2の電極金属膜42で覆われた中央領域38b
と、中央領域38bを囲み、かつ、第1の薄膜圧電体3
8が露出した周囲領域38cとが形成される。また周囲
領域38cに段差が設けられて、周囲領域38cにおけ
る第1の薄膜圧電体38の厚さ(h5)が、中央領域3
8bにおける薄膜圧電体38の厚さ(h6)よりも小さ
くなっている。
示すように第2のエッチングマスク76に覆われていな
い領域において、第1の薄膜圧電体38の厚さがh5に
なるまでエッチングを行う(第2のドライエッチング工
程)。ドライエッチング終了後、図13に示すように第
2のエッチングマスクを除去する。上述した第2のドラ
イエッチング工程により、第1の薄膜圧電体38の上面
に、第2の電極金属膜42で覆われた中央領域38b
と、中央領域38bを囲み、かつ、第1の薄膜圧電体3
8が露出した周囲領域38cとが形成される。また周囲
領域38cに段差が設けられて、周囲領域38cにおけ
る第1の薄膜圧電体38の厚さ(h5)が、中央領域3
8bにおける薄膜圧電体38の厚さ(h6)よりも小さ
くなっている。
【0066】この第2のドライエッチング工程において
もエッチング生成物が発生し、新たに形成された積層体
の側面、すなわち、第2の薄膜圧電体44の側面と、第
3の電極金属膜46の側面と、接着剤層50の側面と、
第2の電極金属膜42の側面と、第1の薄膜圧電体38
の側面と、第1の電極金属膜40の側面とに、薄膜状の
側壁付着物12が形成される。第1の薄膜圧電体38の
周囲領域38cは、エッチングの進行方向に実質的に垂
直な面であり、エッチングガスから生成したイオン粒子
が衝突する面であるので、側壁付着物12は形成されな
い。
もエッチング生成物が発生し、新たに形成された積層体
の側面、すなわち、第2の薄膜圧電体44の側面と、第
3の電極金属膜46の側面と、接着剤層50の側面と、
第2の電極金属膜42の側面と、第1の薄膜圧電体38
の側面と、第1の電極金属膜40の側面とに、薄膜状の
側壁付着物12が形成される。第1の薄膜圧電体38の
周囲領域38cは、エッチングの進行方向に実質的に垂
直な面であり、エッチングガスから生成したイオン粒子
が衝突する面であるので、側壁付着物12は形成されな
い。
【0067】次に、第4の電極金属膜48の上に、図1
4に示すように第3のエッチングマスク78を形成す
る。この第3のエッチングマスク78は、図11の第2
のエッチングマスク76よりも面積が大きく、第4の電
極金属膜48とおよび第2の薄膜圧電体44の周囲領域
44cに加えて、第1の薄膜圧電体38の周囲領域38
cの一部を覆う。また、第3のエッチングマスク78
は、スルーホール36を素子に形成するために、開口部
37を有している。
4に示すように第3のエッチングマスク78を形成す
る。この第3のエッチングマスク78は、図11の第2
のエッチングマスク76よりも面積が大きく、第4の電
極金属膜48とおよび第2の薄膜圧電体44の周囲領域
44cに加えて、第1の薄膜圧電体38の周囲領域38
cの一部を覆う。また、第3のエッチングマスク78
は、スルーホール36を素子に形成するために、開口部
37を有している。
【0068】次に、図15に示すように、第3のドライ
エッチングを行う。図15に示す第3のドライエッチン
グでは、素子の外縁部において、第3のエッチングマス
ク78に覆われていない領域にある厚みh5の第1の薄
膜圧電体38をエッチング除去する。また、これと同時
に、第3のエッチングマスク78の開口部37におい
て、第4の電極金属膜48を除去し、さらに第2の薄膜
圧電体44の厚みがh7になるまで、第2の薄膜圧電体
44の一部をエッチング除去する(第3のドライエッチ
ング工程)。エッチング終了後、図16に示すように第
3のエッチングマスク78を除去する。
エッチングを行う。図15に示す第3のドライエッチン
グでは、素子の外縁部において、第3のエッチングマス
ク78に覆われていない領域にある厚みh5の第1の薄
膜圧電体38をエッチング除去する。また、これと同時
に、第3のエッチングマスク78の開口部37におい
て、第4の電極金属膜48を除去し、さらに第2の薄膜
圧電体44の厚みがh7になるまで、第2の薄膜圧電体
44の一部をエッチング除去する(第3のドライエッチ
ング工程)。エッチング終了後、図16に示すように第
3のエッチングマスク78を除去する。
【0069】上述した本第3のドライエッチング工程に
よって、開口部37において第2の薄膜圧電体44が露
出される(第2の薄膜圧電体44の面44e)。さら
に、素子の外縁部において、第1の電極金属膜40の表
面60が露出される。この第3のドライエッチング工程
においてもエッチング生成物が発生し、新たに形成され
た積層体の側面、すなわち、厚みh5の第1の薄膜圧電
体38の側面と、開口部37内にある第4の電極金属膜
48の側面および第2の薄膜圧電体44の側面とに付着
し、薄膜状の側壁付着物12を形成する。第2の薄膜圧
電体44の開口部周囲領域44eおよび、第1の電極金
属膜40の表面には、上記と同様の理由から側壁付着物
12が形成されない。
よって、開口部37において第2の薄膜圧電体44が露
出される(第2の薄膜圧電体44の面44e)。さら
に、素子の外縁部において、第1の電極金属膜40の表
面60が露出される。この第3のドライエッチング工程
においてもエッチング生成物が発生し、新たに形成され
た積層体の側面、すなわち、厚みh5の第1の薄膜圧電
体38の側面と、開口部37内にある第4の電極金属膜
48の側面および第2の薄膜圧電体44の側面とに付着
し、薄膜状の側壁付着物12を形成する。第2の薄膜圧
電体44の開口部周囲領域44eおよび、第1の電極金
属膜40の表面には、上記と同様の理由から側壁付着物
12が形成されない。
【0070】次に、第4の電極金属膜48の上に、図1
7に示すように第4のエッチングマスク80を形成す
る。この第4のエッチングマスク80は、図14の第3
のエッチングマスク78に比べて、開口部37の面積が
小さく、マスク表面積が大きく、第1の電極金属膜40
の露出面60の一部および第2の薄膜圧電体44の表面
44eの一部を覆う。
7に示すように第4のエッチングマスク80を形成す
る。この第4のエッチングマスク80は、図14の第3
のエッチングマスク78に比べて、開口部37の面積が
小さく、マスク表面積が大きく、第1の電極金属膜40
の露出面60の一部および第2の薄膜圧電体44の表面
44eの一部を覆う。
【0071】次に、図18に示すように、第4のドライ
エッチングを行う。図18に示す第4のドライエッチン
グでは、素子の外縁部において、第1の電極金属膜40
をエッチング除去する。また、これと同時に、開口部3
7において、厚みh7の第2の薄膜圧電体44を除去
し、第3の電極金属膜46を露出させる。エッチング終
了後、図19に示すように第4のエッチングマスク80
を除去する。
エッチングを行う。図18に示す第4のドライエッチン
グでは、素子の外縁部において、第1の電極金属膜40
をエッチング除去する。また、これと同時に、開口部3
7において、厚みh7の第2の薄膜圧電体44を除去
し、第3の電極金属膜46を露出させる。エッチング終
了後、図19に示すように第4のエッチングマスク80
を除去する。
【0072】この第4のドライエッチング工程において
もエッチング生成物が発生し、新たに形成された積層体
の側面、すなわち、第1の電極金属膜40の側面と、開
口部37の第2の薄膜圧電体44の側面とに付着し、薄
膜状の側壁付着物12を形成する。
もエッチング生成物が発生し、新たに形成された積層体
の側面、すなわち、第1の電極金属膜40の側面と、開
口部37の第2の薄膜圧電体44の側面とに付着し、薄
膜状の側壁付着物12を形成する。
【0073】この後、図20に示すように、第4のエッ
チングマスク80よりも開口部37の面積が小さく、マ
スク表面積が大きい第5のエッチングマスク82を形成
する。次に、図21に示すように、開口部37において
第2の電極金属膜40が露出するまでドライエッチング
を行った(第6のドライエッチング工程)後、第6のエ
ッチングマスク82を除去し、図4に示す薄膜圧電体素
子30を得る。なお、図4の薄膜圧電体素子30では、
基板70の側面に形成された側壁付着物を省略して示し
ている。
チングマスク80よりも開口部37の面積が小さく、マ
スク表面積が大きい第5のエッチングマスク82を形成
する。次に、図21に示すように、開口部37において
第2の電極金属膜40が露出するまでドライエッチング
を行った(第6のドライエッチング工程)後、第6のエ
ッチングマスク82を除去し、図4に示す薄膜圧電体素
子30を得る。なお、図4の薄膜圧電体素子30では、
基板70の側面に形成された側壁付着物を省略して示し
ている。
【0074】以上説明したような方法で薄膜圧電体素子
を作製すると、第1の薄膜圧電体38の上面に側壁付着
物が形成されない電極分離面である周囲領域38cを形
成することができるので、第1の電極金属膜40と第2
の電極金属膜42とが、側壁付着物12を介して短絡さ
れることがなく、第1の電極金属膜40と第2の電極金
属膜42との間の絶縁性を向上させることができる。ま
た、第2の薄膜圧電体44の上面に側壁付着物が形成さ
れない周囲領域44cおよび開口部周囲領域44eを形
成することができるので、第3の電極金属膜46と第4
の電極金属膜48とが、側壁付着物12を介して短絡さ
れることがなく、第3の電極金属膜46と第4の電極金
属膜48との間の絶縁性を向上させることができる。こ
れにより、薄膜圧電体素子の信頼性を向上させることが
でき、製造工程における製品の歩留まりを向上させるこ
とができる。尚、図3及び図4では、薄膜圧電体素子3
0は基板70上に存在する状態で描かれているが、この
後の工程で基板70を除去して使用することも可能であ
る。基板の除去は、ウェットエッチング、ドライエッチ
ング、研磨等の方法が用いられる。
を作製すると、第1の薄膜圧電体38の上面に側壁付着
物が形成されない電極分離面である周囲領域38cを形
成することができるので、第1の電極金属膜40と第2
の電極金属膜42とが、側壁付着物12を介して短絡さ
れることがなく、第1の電極金属膜40と第2の電極金
属膜42との間の絶縁性を向上させることができる。ま
た、第2の薄膜圧電体44の上面に側壁付着物が形成さ
れない周囲領域44cおよび開口部周囲領域44eを形
成することができるので、第3の電極金属膜46と第4
の電極金属膜48とが、側壁付着物12を介して短絡さ
れることがなく、第3の電極金属膜46と第4の電極金
属膜48との間の絶縁性を向上させることができる。こ
れにより、薄膜圧電体素子の信頼性を向上させることが
でき、製造工程における製品の歩留まりを向上させるこ
とができる。尚、図3及び図4では、薄膜圧電体素子3
0は基板70上に存在する状態で描かれているが、この
後の工程で基板70を除去して使用することも可能であ
る。基板の除去は、ウェットエッチング、ドライエッチ
ング、研磨等の方法が用いられる。
【0075】以上のようにして作製された本実施形態の
薄膜圧電体素子30は、例えば図22に示すようにヘッ
ド支持機構100に使用することができる。ヘッド支持
機構100は磁気ディスク装置内に設けられ、図22に
示すようにスライダー102に搭載された磁気ヘッド1
01を支持する。ヘッド支持機構100は、アクチュエ
ータ108Aおよび108Bを介してスライダー102
に接続されたロードビーム104と、ロードビーム10
4に接続されたベースプレート105および基端部10
4Aとを有している。このアクチュエータ108Aおよ
び108Bに、上記本実施形態の薄膜圧電体素子30を
使用することができる。
薄膜圧電体素子30は、例えば図22に示すようにヘッ
ド支持機構100に使用することができる。ヘッド支持
機構100は磁気ディスク装置内に設けられ、図22に
示すようにスライダー102に搭載された磁気ヘッド1
01を支持する。ヘッド支持機構100は、アクチュエ
ータ108Aおよび108Bを介してスライダー102
に接続されたロードビーム104と、ロードビーム10
4に接続されたベースプレート105および基端部10
4Aとを有している。このアクチュエータ108Aおよ
び108Bに、上記本実施形態の薄膜圧電体素子30を
使用することができる。
【0076】例えば図22に示すようにアクチュエータ
108Aを矢印Aの方向に変位させ、アクチュエータ1
08Bを矢印Bの方向に変位させることにより、ヘッド
101を矢印Cの方向に変位させることができる。この
ように、アクチュエータ108Aおよび108Bの変位
を制御することにより、スライダ102に搭載されたヘ
ッド101を、磁気ディスク上の任意の位置に、非常に
高精度で位置決めすることができる。
108Aを矢印Aの方向に変位させ、アクチュエータ1
08Bを矢印Bの方向に変位させることにより、ヘッド
101を矢印Cの方向に変位させることができる。この
ように、アクチュエータ108Aおよび108Bの変位
を制御することにより、スライダ102に搭載されたヘ
ッド101を、磁気ディスク上の任意の位置に、非常に
高精度で位置決めすることができる。
【0077】実施の形態3.図24は本発明に係る実施
の形態3のアクチュエーターA1の平面図であり、図2
5は、図24のX−X線についての断面図である。本実
施の形態3のアクチュエーターA1は、実施の形態1及
び2で説明した製造方法を適用して作製された1対の圧
電体素子V1,V2を備え、磁気ディスク記録再生装置
において、ヘッドスライダをディスク上の所定のトラッ
ク位置に高精度に位置決めするために用いられる。本実
施の形態3のアクチュエーターA1おいて、2つの圧電
体素子V1,V2は同一構造を有し、左右対称に設けら
れる。また、圧電体素子V1,V2はそれぞれ、より大
きい変位量が得られるように、2つの薄膜圧電体素子V
11(V21),V12(V22)が積層されて構成さ
れている。
の形態3のアクチュエーターA1の平面図であり、図2
5は、図24のX−X線についての断面図である。本実
施の形態3のアクチュエーターA1は、実施の形態1及
び2で説明した製造方法を適用して作製された1対の圧
電体素子V1,V2を備え、磁気ディスク記録再生装置
において、ヘッドスライダをディスク上の所定のトラッ
ク位置に高精度に位置決めするために用いられる。本実
施の形態3のアクチュエーターA1おいて、2つの圧電
体素子V1,V2は同一構造を有し、左右対称に設けら
れる。また、圧電体素子V1,V2はそれぞれ、より大
きい変位量が得られるように、2つの薄膜圧電体素子V
11(V21),V12(V22)が積層されて構成さ
れている。
【0078】ここで、薄膜圧電体素子V11(V21)
はそれぞれ、第1の電極金属膜140と第2の電極金属
膜142の間に第1の薄膜圧電体138が設けられてな
り、第1の薄膜圧電体138の外周側面には電極分離面
であるステップ部138cが形成されている。また、薄
膜圧電体素子V12(V22)はそれぞれ、第3の電極
金属膜146と第4の電極金属膜148の間に第2の薄
膜圧電体144が設けられてなり、第2の薄膜圧電体1
44の外周側面には電極分離面であるステップ部144
cが形成されている。薄膜圧電体素子V11(V21)
と薄膜圧電体素子V12(V22)とは、第2の電極金
属膜142と第3の電極金属膜146とを対向させて接
着剤層150により接合する。さらに薄膜圧電体素子V
11(V21)と薄膜圧電体素子V12(V22)の間
では、第2の電極金属膜142と第3の電極金属膜14
6とが電気的に導通するように接続され、第1の電極金
属膜140と第4の電極金属膜148とが電気的に導通
するように接続される。
はそれぞれ、第1の電極金属膜140と第2の電極金属
膜142の間に第1の薄膜圧電体138が設けられてな
り、第1の薄膜圧電体138の外周側面には電極分離面
であるステップ部138cが形成されている。また、薄
膜圧電体素子V12(V22)はそれぞれ、第3の電極
金属膜146と第4の電極金属膜148の間に第2の薄
膜圧電体144が設けられてなり、第2の薄膜圧電体1
44の外周側面には電極分離面であるステップ部144
cが形成されている。薄膜圧電体素子V11(V21)
と薄膜圧電体素子V12(V22)とは、第2の電極金
属膜142と第3の電極金属膜146とを対向させて接
着剤層150により接合する。さらに薄膜圧電体素子V
11(V21)と薄膜圧電体素子V12(V22)の間
では、第2の電極金属膜142と第3の電極金属膜14
6とが電気的に導通するように接続され、第1の電極金
属膜140と第4の電極金属膜148とが電気的に導通
するように接続される。
【0079】以下、図面を参照しながら、本実施形態3
のアクチュエーターA1の製造方法を説明する。
のアクチュエーターA1の製造方法を説明する。
【0080】本製造方法では、まず、薄膜圧電体素子V
11,V21を構成するための単位積層体と薄膜圧電体
素子V12,V22を構成するための単位積層体を別々
の基板に形成する。具体的には、図26(a)に示すよ
うに、例えば、0.5mm厚の単結晶酸化マグネシウム
からなる基板70の上に、例えば、Ptからなる第1の
電極金属膜140を形成し、その上に例えば、PZTか
らなる第1の薄膜圧電体138を成長させ、さらにその
上に、例えば、Ptからなる第2の電極金属膜142を
形成する。同様に、単結晶酸化マグネシウム基板72の
上に、第4の電極金属膜148、第2の薄膜圧電体14
4及び第3の電極金属膜146からなる単位積層体を形
成する。尚、図26(a)では、基板72、第4の電極
金属膜148、第2の薄膜圧電体144及び第3の電極
金属膜146の各符号は括弧の中に示している。
11,V21を構成するための単位積層体と薄膜圧電体
素子V12,V22を構成するための単位積層体を別々
の基板に形成する。具体的には、図26(a)に示すよ
うに、例えば、0.5mm厚の単結晶酸化マグネシウム
からなる基板70の上に、例えば、Ptからなる第1の
電極金属膜140を形成し、その上に例えば、PZTか
らなる第1の薄膜圧電体138を成長させ、さらにその
上に、例えば、Ptからなる第2の電極金属膜142を
形成する。同様に、単結晶酸化マグネシウム基板72の
上に、第4の電極金属膜148、第2の薄膜圧電体14
4及び第3の電極金属膜146からなる単位積層体を形
成する。尚、図26(a)では、基板72、第4の電極
金属膜148、第2の薄膜圧電体144及び第3の電極
金属膜146の各符号は括弧の中に示している。
【0081】次に、一方の基板70の最上層に形成され
た第2の電極金属膜142の上に、接着層150を例え
ば1.5μmの厚さに形成する(図26(b))。そし
て、その接着層150に、基板72上の第3の電極金属
膜146が対向するように密着させて、一方の基板70
の単位積層体と他方の基板の172の単位積層体とを接
着する(図26(c))。接着後、片側の基板72をエ
ッチングにより除去する(図26(d))。以上のよう
にして、基板70上に、第1の電極金属膜140、第1
の薄膜圧電体138、第2の電極金属膜142、接着剤
層150、第3の電極金属膜146、第2の薄膜圧電体
144及び第4の電極金属膜148からなる積層構造が
形成される。
た第2の電極金属膜142の上に、接着層150を例え
ば1.5μmの厚さに形成する(図26(b))。そし
て、その接着層150に、基板72上の第3の電極金属
膜146が対向するように密着させて、一方の基板70
の単位積層体と他方の基板の172の単位積層体とを接
着する(図26(c))。接着後、片側の基板72をエ
ッチングにより除去する(図26(d))。以上のよう
にして、基板70上に、第1の電極金属膜140、第1
の薄膜圧電体138、第2の電極金属膜142、接着剤
層150、第3の電極金属膜146、第2の薄膜圧電体
144及び第4の電極金属膜148からなる積層構造が
形成される。
【0082】次に、基板70上に形成された積層構造に
以下に示す所定の加工を施すことにより、マトリクス状
に配列された複数のアクチュエーターA1を形成する。
まず、1つのアクチュエーターA1に対してそれぞれ1
対のマスクM10,M20を積層構造の上に形成する
(図27)。ここで、マスクM10は圧電体素子V1を
形成するためのマスクであり、マスクM20は圧電体素
子V2を形成するためのマスクである。次に、マスクM
10,M20が形成されていない部分を第4の電極金属
膜148の表面から第2の薄膜圧電体144の途中まで
エッチングにより除去した後(図28(a)(b))、
マスクM10,M20を剥離する(図29(a)
(b))。ここまでの工程で、各圧電体素子V1,V2
における第2ステップ部144cより上の部分が形成さ
れる。尚、図28及び以下の図29〜35において、
(b)は、(a)のb−b線についての断面図である。
以下に示す所定の加工を施すことにより、マトリクス状
に配列された複数のアクチュエーターA1を形成する。
まず、1つのアクチュエーターA1に対してそれぞれ1
対のマスクM10,M20を積層構造の上に形成する
(図27)。ここで、マスクM10は圧電体素子V1を
形成するためのマスクであり、マスクM20は圧電体素
子V2を形成するためのマスクである。次に、マスクM
10,M20が形成されていない部分を第4の電極金属
膜148の表面から第2の薄膜圧電体144の途中まで
エッチングにより除去した後(図28(a)(b))、
マスクM10,M20を剥離する(図29(a)
(b))。ここまでの工程で、各圧電体素子V1,V2
における第2ステップ部144cより上の部分が形成さ
れる。尚、図28及び以下の図29〜35において、
(b)は、(a)のb−b線についての断面図である。
【0083】次に、各圧電体素子V1,V2において第
1ステップ部138cより上の部分を形成するために、
第2ステップ部144cより上の部分とその周辺部(第
2ステップ部144cとなる部分)を覆うマスクM1
1,M21を形成し、そのマスクM11,M21が形成
されていない部分を第1の薄膜圧電体層138の途中ま
でエッチングした後(図30(a)(b))、マスクM
11,M21を剥離する。この工程により、各圧電体素
子V1,V2において、第1ステップ部138cより上
の部分が形成される。尚、マスクM11,M21を形成
する際、第2ステップ部144cの幅は、例えば、5μ
mになるように、マスクM11,M21の寸法を設定す
る。また、各圧電体素子V1,V2において、外側の一
端部には、第1の電極金属膜140と第4の電極金属膜
148を接続する制御電極170を形成するための切り
欠き部8k2が形成される。
1ステップ部138cより上の部分を形成するために、
第2ステップ部144cより上の部分とその周辺部(第
2ステップ部144cとなる部分)を覆うマスクM1
1,M21を形成し、そのマスクM11,M21が形成
されていない部分を第1の薄膜圧電体層138の途中ま
でエッチングした後(図30(a)(b))、マスクM
11,M21を剥離する。この工程により、各圧電体素
子V1,V2において、第1ステップ部138cより上
の部分が形成される。尚、マスクM11,M21を形成
する際、第2ステップ部144cの幅は、例えば、5μ
mになるように、マスクM11,M21の寸法を設定す
る。また、各圧電体素子V1,V2において、外側の一
端部には、第1の電極金属膜140と第4の電極金属膜
148を接続する制御電極170を形成するための切り
欠き部8k2が形成される。
【0084】次に、各圧電体素子V1,V2において、
第1ステップ部138cより上の部分とその周辺部(第
1ステップ部138cとなる部分)を覆うマスクM1
2,M22を形成する(図31(a)(b))。このマ
スクM12,M22にはそれぞれ、各圧電体素子V1,
V2において凹部H23aを形成するための開口部M1
2a,M22aが形成されている。そして、マスクM1
2,M22が形成されていない部分を第1の電極金属膜
140の表面が露出するまでエッチングする(図31
(a)(b))。この工程により同時に、マスクM1
2,M22の各開口部M12a,M22aにおいて、第
2の薄膜圧電体144の途中まで除去され、凹部H23
aが形成される(図31(a)(b))。
第1ステップ部138cより上の部分とその周辺部(第
1ステップ部138cとなる部分)を覆うマスクM1
2,M22を形成する(図31(a)(b))。このマ
スクM12,M22にはそれぞれ、各圧電体素子V1,
V2において凹部H23aを形成するための開口部M1
2a,M22aが形成されている。そして、マスクM1
2,M22が形成されていない部分を第1の電極金属膜
140の表面が露出するまでエッチングする(図31
(a)(b))。この工程により同時に、マスクM1
2,M22の各開口部M12a,M22aにおいて、第
2の薄膜圧電体144の途中まで除去され、凹部H23
aが形成される(図31(a)(b))。
【0085】次に、第1の電極金属膜140を各圧電体
素子V1,V2ごとに分離するためにマスクM13,2
3を形成する。このマスクM13,23には、凹部H2
3aの底面に露出された第2の薄膜圧電体144表面の
中央部分を開口する開口部M13a,M23aが形成さ
れる(図32(a)(b))。次いで、マスクM13,
23が形成されていない部分の第1の電極金属膜140
をエッチングにより除去することにより各圧電体素子V
1,V2を分離すると同時に、開口部M13a,M23
aにより開口された第2の薄膜圧電体144を除去する
ことにより、凹部H23bを形成してその底面に第3の
電極金属膜146の表面を露出させる(図32(a)
(b))。尚、凹部H23bの外側には、凹部H23b
を取り囲むように電極分離面(内周電極分離面)である
ステップ部S23aが形成される。次に、マスクM1
3,23を剥離した後、開口部M13a,M23aによ
り露出させた第3の電極金属膜146において、スルー
ホールTH23を形成するためのマスクM40を形成し
て、接着剤層150を貫通するスルーホールTH23を
形成する(図33(a)(b))。
素子V1,V2ごとに分離するためにマスクM13,2
3を形成する。このマスクM13,23には、凹部H2
3aの底面に露出された第2の薄膜圧電体144表面の
中央部分を開口する開口部M13a,M23aが形成さ
れる(図32(a)(b))。次いで、マスクM13,
23が形成されていない部分の第1の電極金属膜140
をエッチングにより除去することにより各圧電体素子V
1,V2を分離すると同時に、開口部M13a,M23
aにより開口された第2の薄膜圧電体144を除去する
ことにより、凹部H23bを形成してその底面に第3の
電極金属膜146の表面を露出させる(図32(a)
(b))。尚、凹部H23bの外側には、凹部H23b
を取り囲むように電極分離面(内周電極分離面)である
ステップ部S23aが形成される。次に、マスクM1
3,23を剥離した後、開口部M13a,M23aによ
り露出させた第3の電極金属膜146において、スルー
ホールTH23を形成するためのマスクM40を形成し
て、接着剤層150を貫通するスルーホールTH23を
形成する(図33(a)(b))。
【0086】次に、接着剤層150を貫通するスルーホ
ールTH23部分と第1の電極金属膜140と第4の電
極金属膜148を接続するための開口部分(開口部16
0a,160b)を除いて素子全体を覆う絶縁膜160
を形成する(図34(a)(b))。絶縁層160を形
成した後、第1の電極金属膜140と第4の電極金属膜
148を接続する制御電極170と第2の電極金属膜1
42と第3の電極金属膜146を接続するコモン電極1
80とを形成する(図35(a)(b))。
ールTH23部分と第1の電極金属膜140と第4の電
極金属膜148を接続するための開口部分(開口部16
0a,160b)を除いて素子全体を覆う絶縁膜160
を形成する(図34(a)(b))。絶縁層160を形
成した後、第1の電極金属膜140と第4の電極金属膜
148を接続する制御電極170と第2の電極金属膜1
42と第3の電極金属膜146を接続するコモン電極1
80とを形成する(図35(a)(b))。
【0087】以上のように構成された実施の形態3のア
クチュエーターは、その1対の圧電体素子V1,V2が
それぞれ、第1の薄膜圧電体138の外周側面にステッ
プ部138cを有し、かつ第2の薄膜圧電体144の外
周側面にステップ部144cを有している。これによ
り、製造過程において側壁部に付着するリーク電流の原
因となる側壁付着物をステップ部138c及びステップ
部144cにより電気的に分離できる。また、実施の形
態3のアクチュエーターは、その1対の圧電体素子V
1,V2がそれぞれ、凹部H23aと凹部H23bの間
にステップ部S23aを有しているので、凹部H23a
の側壁に付着する側壁付着物と凹部H23bの側壁に付
着する側壁付着物とをステップ部S23aにより電気的
に分離できる。従って、実施の形態3のアクチュエータ
ーA1は、その1対の圧電体素子V1,V2においてそ
れぞれ、第1の電極金属膜140と第2の電極金属膜1
42の間のリーク電流と第3の電極金属膜146と第4
の電極金属膜148の間のリーク電流とを押さえること
ができる。これにより、実施の形態3のアクチュエータ
ーによれば、素子全体としてのリーク電流を極めて小さ
くできるアクチュエーターを提供できる。
クチュエーターは、その1対の圧電体素子V1,V2が
それぞれ、第1の薄膜圧電体138の外周側面にステッ
プ部138cを有し、かつ第2の薄膜圧電体144の外
周側面にステップ部144cを有している。これによ
り、製造過程において側壁部に付着するリーク電流の原
因となる側壁付着物をステップ部138c及びステップ
部144cにより電気的に分離できる。また、実施の形
態3のアクチュエーターは、その1対の圧電体素子V
1,V2がそれぞれ、凹部H23aと凹部H23bの間
にステップ部S23aを有しているので、凹部H23a
の側壁に付着する側壁付着物と凹部H23bの側壁に付
着する側壁付着物とをステップ部S23aにより電気的
に分離できる。従って、実施の形態3のアクチュエータ
ーA1は、その1対の圧電体素子V1,V2においてそ
れぞれ、第1の電極金属膜140と第2の電極金属膜1
42の間のリーク電流と第3の電極金属膜146と第4
の電極金属膜148の間のリーク電流とを押さえること
ができる。これにより、実施の形態3のアクチュエータ
ーによれば、素子全体としてのリーク電流を極めて小さ
くできるアクチュエーターを提供できる。
【0088】図36は、本実施の形態3のアクチュエー
ターの電圧に対するリーク電流を示すグラフである。こ
の測定に用いたアクチュエータにおいて、第1の薄膜圧
電体138と第2の薄膜圧電体の厚さは、2.5μmと
し、ステップ部138c及びステップ部144cの幅は
それぞれ5μmとした。また、第1〜第4の電極金属膜
の面積は上方の電極ほど面積は大きいが、概略1.2m
m2になるように設定した。本測定において、測定電圧
は、1〜10Vまでの1Vステップとし、それぞれの電
圧を20秒間連続して印加した時点における電流値を測
定した。また、図36には、比較のために、第1の薄膜
圧電体138及び第2の薄膜圧電体144にステップ部
138c及びステップ部144cをそれぞれ形成するこ
となく形状加工した比較例のアクチュエーターにおける
リーク電流も示している。すなわち、この比較例のアク
チュエーターでは、第4の電極金属膜148から第1の
電極金属膜140を露出させるまでのエッチングを1つ
のマスクを用いて連続した1度のエッチング工程により
行っている。
ターの電圧に対するリーク電流を示すグラフである。こ
の測定に用いたアクチュエータにおいて、第1の薄膜圧
電体138と第2の薄膜圧電体の厚さは、2.5μmと
し、ステップ部138c及びステップ部144cの幅は
それぞれ5μmとした。また、第1〜第4の電極金属膜
の面積は上方の電極ほど面積は大きいが、概略1.2m
m2になるように設定した。本測定において、測定電圧
は、1〜10Vまでの1Vステップとし、それぞれの電
圧を20秒間連続して印加した時点における電流値を測
定した。また、図36には、比較のために、第1の薄膜
圧電体138及び第2の薄膜圧電体144にステップ部
138c及びステップ部144cをそれぞれ形成するこ
となく形状加工した比較例のアクチュエーターにおける
リーク電流も示している。すなわち、この比較例のアク
チュエーターでは、第4の電極金属膜148から第1の
電極金属膜140を露出させるまでのエッチングを1つ
のマスクを用いて連続した1度のエッチング工程により
行っている。
【0089】図36に示すように、本実施の形態3のス
テップ部138c及びステップ部144cを有するアク
チュエーターは、ステップ部138c及びステップ部1
44cを形成することなく1度のエッチングにより加工
した比較例のアクチュエーターより、約2桁リーク電流
を少なくできる。
テップ部138c及びステップ部144cを有するアク
チュエーターは、ステップ部138c及びステップ部1
44cを形成することなく1度のエッチングにより加工
した比較例のアクチュエーターより、約2桁リーク電流
を少なくできる。
【0090】<実装>このようにして基板70上に形成
された1対の圧電体素子V1、V2からなるアクチュエ
ーター素子を、図37に示すように、仮止め接着剤27
6で覆い、この仮止め接着剤276で仮固定用基板27
4を接着する。この仮止め接着剤276には、基板70
を除去する工程で仮固定用基板274が剥離しない程度
の接着性と、基板70をエッチング除去するための薬液
あるいはドライエッチングにおける反応ガスに耐える材
料であることが要求される。この仮止め接着剤276と
して、例えば、タール系ワックス、アクリル系接着剤、
熱可塑性樹脂、あるいはフォトレジスト等を用いること
ができる。
された1対の圧電体素子V1、V2からなるアクチュエ
ーター素子を、図37に示すように、仮止め接着剤27
6で覆い、この仮止め接着剤276で仮固定用基板27
4を接着する。この仮止め接着剤276には、基板70
を除去する工程で仮固定用基板274が剥離しない程度
の接着性と、基板70をエッチング除去するための薬液
あるいはドライエッチングにおける反応ガスに耐える材
料であることが要求される。この仮止め接着剤276と
して、例えば、タール系ワックス、アクリル系接着剤、
熱可塑性樹脂、あるいはフォトレジスト等を用いること
ができる。
【0091】さらに、仮固定用基板274としては、ガ
ラス、金属、あるいはフェライト、アルチック(アルミ
ナとチタンカーバイドの混合セラミックス)、アルミナ
等のセラミック材料等色々な材料をそのまま用いること
もできる。ただし、基板70を除去するときの薬液、ガ
ス、ドライエッチング時の活性種を含むガス、またはド
ライエッチング時に少なくとも一部がイオン化したガス
により侵されない材料を選択することが要求される。
ラス、金属、あるいはフェライト、アルチック(アルミ
ナとチタンカーバイドの混合セラミックス)、アルミナ
等のセラミック材料等色々な材料をそのまま用いること
もできる。ただし、基板70を除去するときの薬液、ガ
ス、ドライエッチング時の活性種を含むガス、またはド
ライエッチング時に少なくとも一部がイオン化したガス
により侵されない材料を選択することが要求される。
【0092】このようにして、仮固定用基板274を接
着した後に、基板70を薬液によりエッチング除去する
(図38)。
着した後に、基板70を薬液によりエッチング除去する
(図38)。
【0093】次に、仮固定用基板274に配列された複
数のアクチュエーターA1が、仮固定用基板274に保
持されていた時の位置関係を保ったまま、仮固定用基板
74から分離されるように、仮止め接着剤276を溶解
させる溶解液が入っている容器内に複数のアクチュエー
ターA1が仮止めされた仮固定用基板274を入れて仮
止め接着剤276を溶解する。仮固定用基板274に保
持されていた時の位置関係を保ったまま、仮固定用基板
74から複数のアクチュエータ素子を分離するために
は、例えば、仮固定用基板74に配列された各アクチュ
エータ素子に対応して収納部(凹部)が形成された保持
容器を用いればよい。
数のアクチュエーターA1が、仮固定用基板274に保
持されていた時の位置関係を保ったまま、仮固定用基板
74から分離されるように、仮止め接着剤276を溶解
させる溶解液が入っている容器内に複数のアクチュエー
ターA1が仮止めされた仮固定用基板274を入れて仮
止め接着剤276を溶解する。仮固定用基板274に保
持されていた時の位置関係を保ったまま、仮固定用基板
74から複数のアクチュエータ素子を分離するために
は、例えば、仮固定用基板74に配列された各アクチュ
エータ素子に対応して収納部(凹部)が形成された保持
容器を用いればよい。
【0094】具体的には、保持容器を、収納部への液の
出入りが自由に行われるように、例えばメッシュにより
構成して、以下のようにして仮固定用基板74からアク
チュエーターA1を分離する。すなわち、仮固定用基板
74に配列された個々のアクチュエータにそれぞれ収納
部が対向するように、仮固定用基板74と保持容器とを
合わせ、保持容器を下にしてその全体を溶解液が入って
いる容器内に入れる。このようにして、仮止め接着剤2
76を溶解すると、アクチュエータ素子が仮固定用基板
74から離れ、それぞれ保持容器の収納部に1対の圧電
体素子V1、V2が離れ離れになることなく収容され
る。この保持容器の個々の収納部には液体が自由に侵入
できるので、そのまま洗浄もできさらにそのまま乾燥も
できる。さらに、基板70上に形成された配列状態とほ
ぼ同様の規則的な配列状態で保持容器に配列されている
ので、後述の実装も容易に行える。尚、溶解液は、例え
ば、仮止め接着剤276としてタール形ワックスを用い
る場合にはキシレンを用いればよいし、アクリル系接着
剤を用いる場合にはそれぞれ専用の溶解液を使用すれば
よい。
出入りが自由に行われるように、例えばメッシュにより
構成して、以下のようにして仮固定用基板74からアク
チュエーターA1を分離する。すなわち、仮固定用基板
74に配列された個々のアクチュエータにそれぞれ収納
部が対向するように、仮固定用基板74と保持容器とを
合わせ、保持容器を下にしてその全体を溶解液が入って
いる容器内に入れる。このようにして、仮止め接着剤2
76を溶解すると、アクチュエータ素子が仮固定用基板
74から離れ、それぞれ保持容器の収納部に1対の圧電
体素子V1、V2が離れ離れになることなく収容され
る。この保持容器の個々の収納部には液体が自由に侵入
できるので、そのまま洗浄もできさらにそのまま乾燥も
できる。さらに、基板70上に形成された配列状態とほ
ぼ同様の規則的な配列状態で保持容器に配列されている
ので、後述の実装も容易に行える。尚、溶解液は、例え
ば、仮止め接着剤276としてタール形ワックスを用い
る場合にはキシレンを用いればよいし、アクリル系接着
剤を用いる場合にはそれぞれ専用の溶解液を使用すれば
よい。
【0095】このようにして、基板70から分離された
1対の圧電体素子V1,V2からなり、保持容器に配列
されたアクチュエーター素子を、実装機を用いてフレク
シャ330の上に実装して、所定の配線を施す。以上の
ようにして、1対の圧電体素子V1,V2からなるアク
チュエーターがフレクシャ330上に実装される。
1対の圧電体素子V1,V2からなり、保持容器に配列
されたアクチュエーター素子を、実装機を用いてフレク
シャ330の上に実装して、所定の配線を施す。以上の
ようにして、1対の圧電体素子V1,V2からなるアク
チュエーターがフレクシャ330上に実装される。
【0096】<ヘッドの位置決め動作>以下、磁気ディ
スク記録再生装置において、本実施の形態3のアクチュ
エーターを用いた位置決め動作について説明する。図3
9は、磁気ディスク装置の構成の概要を示す模式図であ
り、図39において、370は磁気ディスク、301は
磁気ディスク370を高速回転させるスピンドルモー
タ、302はヘッドアクチュエータである。ヘッドアク
チュエータ302はアクチュエータアーム304を有
し、そのアクチュエータアーム304の先端に、スライ
ダ支持ビーム320とスライダ350とからなるヘッド
支持機構300が設けられている。
スク記録再生装置において、本実施の形態3のアクチュ
エーターを用いた位置決め動作について説明する。図3
9は、磁気ディスク装置の構成の概要を示す模式図であ
り、図39において、370は磁気ディスク、301は
磁気ディスク370を高速回転させるスピンドルモー
タ、302はヘッドアクチュエータである。ヘッドアク
チュエータ302はアクチュエータアーム304を有
し、そのアクチュエータアーム304の先端に、スライ
ダ支持ビーム320とスライダ350とからなるヘッド
支持機構300が設けられている。
【0097】ヘッド支持機構300は、図40、図41
に示すように、ベースプレート310、ロードビーム3
20、フレクシャ330、圧電体素子V1,V2からな
るアクチュエーターA1、スライダ350および磁気ヘ
ッド360を備えて構成されている。ここで、ベースプ
レート310は、アクチュエータアーム304に取り付
けるためのものであり、ロードビーム320が、ベース
プレート310に固定されている。また、ロードビーム
320の先端部にはスライダ350の回動中心をなす突
起328が設けられている。そして、突起328にはス
ライダ支持部材332が回動自在に支持され、そのスラ
イダ支持部材332にヘッド360が搭載されたスライ
ダ350が固定されている。スライダ350とスライダ
支持部材332の間にはフレクシャ330の先端部分が
固定され、スライダ350の直前のフレクシャ330上
に、1対の圧電体素子V1,V2からなるアクチュエー
ターが設けられる。
に示すように、ベースプレート310、ロードビーム3
20、フレクシャ330、圧電体素子V1,V2からな
るアクチュエーターA1、スライダ350および磁気ヘ
ッド360を備えて構成されている。ここで、ベースプ
レート310は、アクチュエータアーム304に取り付
けるためのものであり、ロードビーム320が、ベース
プレート310に固定されている。また、ロードビーム
320の先端部にはスライダ350の回動中心をなす突
起328が設けられている。そして、突起328にはス
ライダ支持部材332が回動自在に支持され、そのスラ
イダ支持部材332にヘッド360が搭載されたスライ
ダ350が固定されている。スライダ350とスライダ
支持部材332の間にはフレクシャ330の先端部分が
固定され、スライダ350の直前のフレクシャ330上
に、1対の圧電体素子V1,V2からなるアクチュエー
ターが設けられる。
【0098】以上のように構成されたヘッド支持機構に
おいて、1対の圧電体素子V1,V2からなるアクチュ
エーターは、ヘッド位置決め制御部308から入力され
る制御信号に従って、圧電体素子V1,V2が伸縮して
ヘッド360が搭載されたスライダ350を回転させる
ことにより(図40(b))、ヘッドの位置決めを高精
度に行う。尚、フレクシャ330には、ヘッド360お
よび圧電体素子V1,V2に接続するための配線が形成
されている。
おいて、1対の圧電体素子V1,V2からなるアクチュ
エーターは、ヘッド位置決め制御部308から入力され
る制御信号に従って、圧電体素子V1,V2が伸縮して
ヘッド360が搭載されたスライダ350を回転させる
ことにより(図40(b))、ヘッドの位置決めを高精
度に行う。尚、フレクシャ330には、ヘッド360お
よび圧電体素子V1,V2に接続するための配線が形成
されている。
【0099】実施の形態4.本発明に係る実施の形態4
のアクチュエーターは、実施の形態3のアクチュエータ
ーと基本構成は同様であるが、各圧電体素子における第
2の電極金属膜142と第3の電極金属膜146との間
の接続部分が実施の形態3のアクチュエーターとは異な
る。すなわち、実施の形態4のアクチュエーターは、磁
気ディスク記録再生装置のヘッドスライダをディスク上
の所定のトラック位置に高精度に位置決めするために用
いられるアクチュエーターであって、(1)実施の形態
1及び2で説明した製造方法を適用して作製された1対
の圧電体素子V1,V2を備えている点、(2)左右対
称に設けられた2つの圧電体素子V1,V2はそれぞ
れ、より大きい変位量が得られるように、2つの薄膜圧
電体素子V11(V21),V12(V22)が積層さ
れている点では実施の形態3のアクチュエーターと同様
である。以下、実施の形態4のアクチュエーターの製造
方法について説明する。
のアクチュエーターは、実施の形態3のアクチュエータ
ーと基本構成は同様であるが、各圧電体素子における第
2の電極金属膜142と第3の電極金属膜146との間
の接続部分が実施の形態3のアクチュエーターとは異な
る。すなわち、実施の形態4のアクチュエーターは、磁
気ディスク記録再生装置のヘッドスライダをディスク上
の所定のトラック位置に高精度に位置決めするために用
いられるアクチュエーターであって、(1)実施の形態
1及び2で説明した製造方法を適用して作製された1対
の圧電体素子V1,V2を備えている点、(2)左右対
称に設けられた2つの圧電体素子V1,V2はそれぞ
れ、より大きい変位量が得られるように、2つの薄膜圧
電体素子V11(V21),V12(V22)が積層さ
れている点では実施の形態3のアクチュエーターと同様
である。以下、実施の形態4のアクチュエーターの製造
方法について説明する。
【0100】実施の形態4のアクチュエーターの製造方
法において、各圧電体素子V1,V2の第2ステップ部
144cより上の部分が形成されるまでの工程(図26
〜図29)は、実施の形態3のアクチュエーターの製造
方法と同様であるので説明は省略する。尚、以下の説明
及び図面において、実施の形態3と同様のものには同様
の符号を付して示す。
法において、各圧電体素子V1,V2の第2ステップ部
144cより上の部分が形成されるまでの工程(図26
〜図29)は、実施の形態3のアクチュエーターの製造
方法と同様であるので説明は省略する。尚、以下の説明
及び図面において、実施の形態3と同様のものには同様
の符号を付して示す。
【0101】各圧電体素子V1,V2の第2ステップ部
144cより上の部分を形成した後、第2ステップ部1
44cより上の部分と第2ステップ部144cを覆うマ
スクM11,M21を形成し、そのマスクM11,M2
1が形成されていない部分の第2の薄膜圧電体層148
を第3の電極金属膜146が露出するまでエッチングす
る(図42(a)(b))。これにより、第2の薄膜圧
電体層148が所定の形状に加工される。ここで、各圧
電体素子V1,V2において、第2の薄膜圧電体層14
8には、第1の電極金属膜140と第4の電極金属膜1
48を接続する制御電極170を形成するための切り欠
き部148k2と、第2の電極金属膜142と第3の電
極金属膜146を接続するスルーホールTH23を形成
するための切り欠き部148k1が形成される。
144cより上の部分を形成した後、第2ステップ部1
44cより上の部分と第2ステップ部144cを覆うマ
スクM11,M21を形成し、そのマスクM11,M2
1が形成されていない部分の第2の薄膜圧電体層148
を第3の電極金属膜146が露出するまでエッチングす
る(図42(a)(b))。これにより、第2の薄膜圧
電体層148が所定の形状に加工される。ここで、各圧
電体素子V1,V2において、第2の薄膜圧電体層14
8には、第1の電極金属膜140と第4の電極金属膜1
48を接続する制御電極170を形成するための切り欠
き部148k2と、第2の電極金属膜142と第3の電
極金属膜146を接続するスルーホールTH23を形成
するための切り欠き部148k1が形成される。
【0102】次に、マスクM11,M21を剥離した
後、形状加工された第2の薄膜圧電体層148とその周
辺部(例えば、5μm幅の周辺部)を覆うマスクM1
4,M24を形成し、マスクM14,M24が形成され
ていない部分を第1の薄膜圧電体層138の途中までエ
ッチングする(図43(a)(b))。このエッチング
により、圧電体素子V1,V2においてそれぞれ、第1
ステップ部138cより上の部分が形成される。この
際、マスクM14,M24は、切り欠き部148k2に
おいては、第2の薄膜圧電体層148の近傍(例えば、
≦5μm)の周辺部のみを覆い、切り欠き部148k1
においては、切り欠き部148k1全体を覆うように形
成する。これにより、切り欠き部148k1において、
第3の電極金属膜146が矩形形状に露出された、第2
の電極金属膜142と第3の電極金属膜146を接続す
るスルーホールTH23を形成するための領域146d
が確保される。
後、形状加工された第2の薄膜圧電体層148とその周
辺部(例えば、5μm幅の周辺部)を覆うマスクM1
4,M24を形成し、マスクM14,M24が形成され
ていない部分を第1の薄膜圧電体層138の途中までエ
ッチングする(図43(a)(b))。このエッチング
により、圧電体素子V1,V2においてそれぞれ、第1
ステップ部138cより上の部分が形成される。この
際、マスクM14,M24は、切り欠き部148k2に
おいては、第2の薄膜圧電体層148の近傍(例えば、
≦5μm)の周辺部のみを覆い、切り欠き部148k1
においては、切り欠き部148k1全体を覆うように形
成する。これにより、切り欠き部148k1において、
第3の電極金属膜146が矩形形状に露出された、第2
の電極金属膜142と第3の電極金属膜146を接続す
るスルーホールTH23を形成するための領域146d
が確保される。
【0103】そして、マスクM14,M24を除去した
後、各圧電体素子V1,V2において第1ステップ部1
38cより上の部分とその周辺部近傍を覆うマスクM1
5,M25を形成し、マスクが形成されていない部分の
第1の薄膜圧電体層138を第1の電極金属膜140の
表面が露出するまでエッチングする。このマスクM1
5,M25は、第2の薄膜圧電体層148の切り欠き部
148k2についても、第2の薄膜圧電体層148の近
傍(例えば、≦5μm)の周辺部のみを覆うように形成
する。これにより、第1の薄膜圧電体層138におい
て、切り欠き部148k2に対応する切り欠き部138
k2が形成される。このエッチング工程により、各圧電
体素子V1,V2における第1の電極金属膜140より
上の部分が形成される。尚、切り欠き部148k2と切
り欠き部138k2の間には、ドライエッチング方向に
直交する電極分離面である、例えば、幅5μm程度のス
テップ部が存在する。
後、各圧電体素子V1,V2において第1ステップ部1
38cより上の部分とその周辺部近傍を覆うマスクM1
5,M25を形成し、マスクが形成されていない部分の
第1の薄膜圧電体層138を第1の電極金属膜140の
表面が露出するまでエッチングする。このマスクM1
5,M25は、第2の薄膜圧電体層148の切り欠き部
148k2についても、第2の薄膜圧電体層148の近
傍(例えば、≦5μm)の周辺部のみを覆うように形成
する。これにより、第1の薄膜圧電体層138におい
て、切り欠き部148k2に対応する切り欠き部138
k2が形成される。このエッチング工程により、各圧電
体素子V1,V2における第1の電極金属膜140より
上の部分が形成される。尚、切り欠き部148k2と切
り欠き部138k2の間には、ドライエッチング方向に
直交する電極分離面である、例えば、幅5μm程度のス
テップ部が存在する。
【0104】次に、マスクM15,M25を除去した
後、各圧電体素子V1,V2における第1の電極金属膜
140の形状を加工するためのマスクM41を形成し
て、マスクM41が形成されていない部分を基板70が
露出するまでエッチングする。マスクM41は、切り欠
き部138k2において切り欠かれた部分全体を覆うよ
うに形成し、また、マスクM41にはエッチングの前に
領域146dにおいてスルーホールTH23を形成する
ための開口部が形成される。このようにマスク41を形
成することにより、各圧電体素子V1,V2における第
1の電極金属膜の外形が加工されるととも、領域146
dにおいて絶縁層150を貫通するスルーホールTH2
3を形成され、かつ切り欠き部138k2において、第
1の電極金属膜140が矩形形状に露出された領域14
0dが形成される。この領域140dは、制御電極17
0を形成する部分として利用される。
後、各圧電体素子V1,V2における第1の電極金属膜
140の形状を加工するためのマスクM41を形成し
て、マスクM41が形成されていない部分を基板70が
露出するまでエッチングする。マスクM41は、切り欠
き部138k2において切り欠かれた部分全体を覆うよ
うに形成し、また、マスクM41にはエッチングの前に
領域146dにおいてスルーホールTH23を形成する
ための開口部が形成される。このようにマスク41を形
成することにより、各圧電体素子V1,V2における第
1の電極金属膜の外形が加工されるととも、領域146
dにおいて絶縁層150を貫通するスルーホールTH2
3を形成され、かつ切り欠き部138k2において、第
1の電極金属膜140が矩形形状に露出された領域14
0dが形成される。この領域140dは、制御電極17
0を形成する部分として利用される。
【0105】次に、接着剤層150を貫通するスルーホ
ールTH23部分を開口させる開口部161cと第1の
電極金属膜140と第4の電極金属膜148を接続する
ための開口部分(開口部161a,161b)を除いて
素子全体を覆う絶縁膜161を形成する(図46(a)
(b))。絶縁層161を形成した後、第1の電極金属
膜140と第4の電極金属膜148を接続する制御電極
171と第2の電極金属膜142と第3の電極金属膜1
46を接続するコモン電極181とを形成する(図47
(a)(b))。
ールTH23部分を開口させる開口部161cと第1の
電極金属膜140と第4の電極金属膜148を接続する
ための開口部分(開口部161a,161b)を除いて
素子全体を覆う絶縁膜161を形成する(図46(a)
(b))。絶縁層161を形成した後、第1の電極金属
膜140と第4の電極金属膜148を接続する制御電極
171と第2の電極金属膜142と第3の電極金属膜1
46を接続するコモン電極181とを形成する(図47
(a)(b))。
【0106】以上のように構成された実施の形態4のア
クチュエーターA2は、実施の形態3と同様、その1対
の圧電体素子V1,V2がそれぞれ、第1の薄膜圧電体
138の外周側面にステップ部138cを有し、かつ第
2の薄膜圧電体144の外周側面にステップ部144c
を有している。これにより、製造過程において側壁部に
付着するリーク電流の原因となる側壁付着物をステップ
部138c及びステップ部144cにより電気的に分離
できる。また、実施の形態4のアクチュエーターA2
は、その1対の圧電体素子V1,V2がそれぞれ、切り
欠き部148k2と切り欠き部138k2の間に、ドラ
イエッチング方向に直交する電極分離面であるステップ
部を有しているので、切り欠き部148k2と切り欠き
部138k2の側壁に付着する側壁付着物をステップ部
により電気的に分離できる。従って、実施の形態4のア
クチュエーターA2は、その1対の圧電体素子V1,V
2においてそれぞれ、第1の電極金属膜140と第2の
電極金属膜142の間のリーク電流と第3の電極金属膜
146と第4の電極金属膜148の間のリーク電流とを
押さえることができる。これにより、実施の形態4のア
クチュエーターA2によれば、素子全体としてのリーク
電流を極めて小さくできるアクチュエーターを提供でき
る。
クチュエーターA2は、実施の形態3と同様、その1対
の圧電体素子V1,V2がそれぞれ、第1の薄膜圧電体
138の外周側面にステップ部138cを有し、かつ第
2の薄膜圧電体144の外周側面にステップ部144c
を有している。これにより、製造過程において側壁部に
付着するリーク電流の原因となる側壁付着物をステップ
部138c及びステップ部144cにより電気的に分離
できる。また、実施の形態4のアクチュエーターA2
は、その1対の圧電体素子V1,V2がそれぞれ、切り
欠き部148k2と切り欠き部138k2の間に、ドラ
イエッチング方向に直交する電極分離面であるステップ
部を有しているので、切り欠き部148k2と切り欠き
部138k2の側壁に付着する側壁付着物をステップ部
により電気的に分離できる。従って、実施の形態4のア
クチュエーターA2は、その1対の圧電体素子V1,V
2においてそれぞれ、第1の電極金属膜140と第2の
電極金属膜142の間のリーク電流と第3の電極金属膜
146と第4の電極金属膜148の間のリーク電流とを
押さえることができる。これにより、実施の形態4のア
クチュエーターA2によれば、素子全体としてのリーク
電流を極めて小さくできるアクチュエーターを提供でき
る。
【0107】
【発明の効果】上述したように、本発明の薄膜圧電体素
子によると、薄膜圧電体の上面に薄膜圧電体が露出した
周囲領域が設けられているので、この周囲領域によっ
て、薄膜圧電体素子の側面の付着物が分離される。これ
により、薄膜圧電体の両面に形成された電極金属膜同士
が側壁付着物を介して短絡することがなく、電極金属膜
間の絶縁性を向上させることができるので、薄膜圧電体
素子の信頼性を向上させることができる。また、本発明
によれば、リーク電流が少なくかつ信頼性の高いアクチ
ュエータを提供できる。
子によると、薄膜圧電体の上面に薄膜圧電体が露出した
周囲領域が設けられているので、この周囲領域によっ
て、薄膜圧電体素子の側面の付着物が分離される。これ
により、薄膜圧電体の両面に形成された電極金属膜同士
が側壁付着物を介して短絡することがなく、電極金属膜
間の絶縁性を向上させることができるので、薄膜圧電体
素子の信頼性を向上させることができる。また、本発明
によれば、リーク電流が少なくかつ信頼性の高いアクチ
ュエータを提供できる。
【図1】 (a)および(b)は、本発明の実施形態1
に係る薄膜圧電体素子を示す断面図である。
に係る薄膜圧電体素子を示す断面図である。
【図2】 (a)〜(d)は、本発明の実施形態1に係
る薄膜圧電体素子の製造方法を説明する断面図である。
る薄膜圧電体素子の製造方法を説明する断面図である。
【図3】 本発明の実施形態2に係る薄膜圧電体素子を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図4】 図3の薄膜圧電体素子の4A−4A’断面図
である。
である。
【図5】 本発明の実施形態2に係る薄膜圧電体素子の
電圧印加方法の一例を模式的に示す図である。
電圧印加方法の一例を模式的に示す図である。
【図6】 実施形態2に係る薄膜圧電体素子の製造方法
を説明する断面図である。
を説明する断面図である。
【図7】 実施形態2に係る薄膜圧電体素子の製造方法
を説明する断面図である。
を説明する断面図である。
【図8】 実施形態2に係る薄膜圧電体素子の製造方法
を説明する断面図である。
を説明する断面図である。
【図9】 実施形態2に係る薄膜圧電体素子の製造方法
を説明する断面図である。
を説明する断面図である。
【図10】 実施形態2に係る薄膜圧電体素子の製造方
法を説明する断面図である。
法を説明する断面図である。
【図11】 実施形態2に係る薄膜圧電体素子の製造方
法を説明する断面図である。
法を説明する断面図である。
【図12】 実施形態2に係る薄膜圧電体素子の製造方
法を説明する断面図である。
法を説明する断面図である。
【図13】 実施形態2に係る薄膜圧電体素子の製造方
法を説明する断面図である。
法を説明する断面図である。
【図14】 実施形態2に係る薄膜圧電体素子の製造方
法を説明する断面図である。
法を説明する断面図である。
【図15】 実施形態2に係る薄膜圧電体素子の製造方
法を説明する断面図である。
法を説明する断面図である。
【図16】 実施形態2に係る薄膜圧電体素子の製造方
法を説明する断面図である。
法を説明する断面図である。
【図17】 実施形態2に係る薄膜圧電体素子の製造方
法を説明する断面図である。
法を説明する断面図である。
【図18】 実施形態2に係る薄膜圧電体素子の製造方
法を説明する断面図である。
法を説明する断面図である。
【図19】 実施形態2に係る薄膜圧電体素子の製造方
法を説明する断面図である。
法を説明する断面図である。
【図20】 実施形態2に係る薄膜圧電体素子の製造方
法を説明する断面図である。
法を説明する断面図である。
【図21】 実施形態2に係る薄膜圧電体素子の製造方
法を説明する断面図である。
法を説明する断面図である。
【図22】 実施形態2の薄膜圧電体素子を使用したヘ
ッド支持機構を示す図である。
ッド支持機構を示す図である。
【図23】 (a)〜(c)は、一般的な薄膜圧電体素
子の製造工程を示す断面図である。
子の製造工程を示す断面図である。
【図24】 本発明の実施形態3に係るアクチュエータ
A1を示す平面図である。
A1を示す平面図である。
【図25】 図24のアクチュエータA1のX−X断面
図である。
図である。
【図26】 実施の形態3の製造方法における基板上に
積層体を構成する工程を説明する断面図である。
積層体を構成する工程を説明する断面図である。
【図27】 実施の形態3の製造方法において、基板上
にマスクを形成した工程の平面図である。
にマスクを形成した工程の平面図である。
【図28】 実施の形態3の製造方法において、圧電体
素子V1,V2の第2ステップ部144cより上の部分
を形成する工程を説明する平面図(a)と断面図(b)
である。
素子V1,V2の第2ステップ部144cより上の部分
を形成する工程を説明する平面図(a)と断面図(b)
である。
【図29】 実施の形態3の製造方法において、圧電体
素子V1,V2の第2ステップ部144cより上の部分
を形成した後、マスクM10,M20を剥離した状態を
示す平面図(a)と断面図(b)である。
素子V1,V2の第2ステップ部144cより上の部分
を形成した後、マスクM10,M20を剥離した状態を
示す平面図(a)と断面図(b)である。
【図30】 実施の形態3の製造方法において、圧電体
素子V1,V2の第1ステップ部138cより上の部分
を形成する工程を説明する平面図(a)と断面図(b)
である。
素子V1,V2の第1ステップ部138cより上の部分
を形成する工程を説明する平面図(a)と断面図(b)
である。
【図31】 実施の形態3の製造方法において、圧電体
素子V1,V2の第1の薄膜誘電体の加工が完了した状
態を示す平面図(a)と断面図(b)である。
素子V1,V2の第1の薄膜誘電体の加工が完了した状
態を示す平面図(a)と断面図(b)である。
【図32】 実施の形態3の製造方法において、圧電体
素子V1,V2の第1の電極金属膜の加工が完了した状
態を示す平面図(a)と断面図(b)である。
素子V1,V2の第1の電極金属膜の加工が完了した状
態を示す平面図(a)と断面図(b)である。
【図33】 実施の形態3の製造方法において、接着剤
層150を貫通するスルーホールTH23を形成する工
程を示す平面図(a)と断面図(b)である。
層150を貫通するスルーホールTH23を形成する工
程を示す平面図(a)と断面図(b)である。
【図34】 実施の形態3の製造方法において、素子全
体を覆う絶縁膜160を形成する工程を示す平面図
(a)と断面図(b)である。
体を覆う絶縁膜160を形成する工程を示す平面図
(a)と断面図(b)である。
【図35】 実施の形態3の製造方法において、制御電
極170とコモン電極180とを形成する工程を示す平
面図(a)と断面図(b)である。
極170とコモン電極180とを形成する工程を示す平
面図(a)と断面図(b)である。
【図36】 実施の形態3のアクチュエータの電圧に対
するリーク電流を示すグラフである。
するリーク電流を示すグラフである。
【図37】 実施の形態3のアクチュエータ素子を仮固
定用基板に転写する工程を示す断面図(1)である。
定用基板に転写する工程を示す断面図(1)である。
【図38】 実施の形態3のアクチュエータ素子を仮固
定用基板に転写する工程を示す断面図(2)である。
定用基板に転写する工程を示す断面図(2)である。
【図39】 磁気ディスク装置の構成の概要を示す模式
図である。
図である。
【図40】 磁気ディスク装置のヘッド支持機構の構成
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図41】 磁気ディスク装置のヘッド支持機構の構成
を示す分解斜視図である。
を示す分解斜視図である。
【図42】 実施の形態4のアクチュエータの製造方法
において、圧電体素子V1,V2の第3の電極金属膜よ
り上の部分を形成する工程を説明する平面図(a)と断
面図(b)である。
において、圧電体素子V1,V2の第3の電極金属膜よ
り上の部分を形成する工程を説明する平面図(a)と断
面図(b)である。
【図43】 実施の形態4の製造方法において、圧電体
素子V1,V2の第1ステップ部138cより上の部分
を形成する工程を示す平面図(a)と断面図(b)であ
る。
素子V1,V2の第1ステップ部138cより上の部分
を形成する工程を示す平面図(a)と断面図(b)であ
る。
【図44】 実施の形態4の製造方法において、圧電体
素子V1,V2の第1の電極金属膜より上の部分を形成
する工程を説明する平面図(a)と断面図(b)であ
る。
素子V1,V2の第1の電極金属膜より上の部分を形成
する工程を説明する平面図(a)と断面図(b)であ
る。
【図45】 実施の形態4の製造方法において、圧電体
素子V1,V2の第1の電極金属膜の加工が完了した状
態を示す平面図(a)と断面図(b)である。
素子V1,V2の第1の電極金属膜の加工が完了した状
態を示す平面図(a)と断面図(b)である。
【図46】 実施の形態4の製造方法において、素子全
体を覆う絶縁膜160を形成する工程を示す平面図
(a)と断面図(b)である。
体を覆う絶縁膜160を形成する工程を示す平面図
(a)と断面図(b)である。
【図47】 実施の形態4の製造方法において、制御電
極170とコモン電極180とを形成する工程を示す平
面図(a)と断面図(b)である。
極170とコモン電極180とを形成する工程を示す平
面図(a)と断面図(b)である。
2:薄膜圧電体素子、2A:薄膜圧電体素子、4:薄膜
圧電体、4a:薄膜圧電体の下面、4b:薄膜圧電体の
中央領域、4c:薄膜圧電体の周囲領域、4d:薄膜圧
電体の上面、6:第1の電極金属膜、7:第1の電極金
属膜の側面、8:第2の電極金属膜、9:薄膜圧電体の
側面、11:第2の電極金属膜の側面、12:側壁付着
物、14:第1のエッチングマスク、18:第2のエッ
チングマスク、30:薄膜圧電体素子、32:第1の薄
膜圧電体素子、34:第2の薄膜圧電体素子、36:ス
ルーホール、38:第1の薄膜圧電体、40:第1の電
極金属膜、42:第2の電極金属膜、44:第2の薄膜
圧電体、46:第3の電極金属膜、48:第4の電極金
属膜、50:接着剤層
圧電体、4a:薄膜圧電体の下面、4b:薄膜圧電体の
中央領域、4c:薄膜圧電体の周囲領域、4d:薄膜圧
電体の上面、6:第1の電極金属膜、7:第1の電極金
属膜の側面、8:第2の電極金属膜、9:薄膜圧電体の
側面、11:第2の電極金属膜の側面、12:側壁付着
物、14:第1のエッチングマスク、18:第2のエッ
チングマスク、30:薄膜圧電体素子、32:第1の薄
膜圧電体素子、34:第2の薄膜圧電体素子、36:ス
ルーホール、38:第1の薄膜圧電体、40:第1の電
極金属膜、42:第2の電極金属膜、44:第2の薄膜
圧電体、46:第3の電極金属膜、48:第4の電極金
属膜、50:接着剤層
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H01L 41/18 H01L 41/08 J
41/187 41/22 Z
41/22 41/18 101D
101Z
Claims (17)
- 【請求項1】 互いに対向する第1の面と第2の面を有
する薄膜圧電体と、前記第1の面上の第1の電極金属膜
と、前記第2の面上の第2の電極金属膜とからなる単位
積層体を少なくとも1つ備えた薄膜圧電体素子におい
て、 前記第1の電極金属膜と前記第2の電極金属膜の間に、
前記第1の面に平行な前記薄膜圧電体表面からなる電極
分離面が設けられたことを特徴とする薄膜圧電体素子。 - 【請求項2】 前記電極分離面は、前記薄膜圧電体の側
面に設けられたステップ部である請求項1記載の薄膜圧
電体素子。 - 【請求項3】 前記電極分離面は、前記第2の電極金属
膜の外側に位置する前記第2の面の外周部分である請求
項1記載の薄膜圧電体素子。 - 【請求項4】 前記電極分離面の幅が0.1μm以上で
ある請求項1〜3のうちのいずれか1つに記載の薄膜圧
電体素子。 - 【請求項5】 互いに対向する第1の面と第2の面を有
する第1の薄膜圧電体と前記第1の面上の第1の電極金
属膜と前記第2の面上の第2の電極金属膜とからなる第
1の単位積層体と、互いに対向する第3の面と第4の面
を有する第2の薄膜圧電体と前記第3の面上の第3の電
極金属膜と、前記第4の面上の第4の電極金属膜とから
なる第2の単位積層体とを備え、前記第1の単位積層体
と前記第2の単位積層体とを前記第2の電極金属膜と前
記第3の電極金属膜とを対向させて接合してなる薄膜圧
電体素子であって、 前記第1の電極金属膜と前記第2の電極金属膜の間に、
前記第1の面に平行な前記第1の薄膜圧電体表面からな
る第1の電極分離面を有し、 かつ前記第3の電極金属膜と前記第4の電極金属膜の間
に、前記第3の面に平行な前記第2の薄膜圧電体表面か
らなる第2の電極分離面を有することを特徴とする薄膜
圧電体素子。 - 【請求項6】 前記第2の電極金属膜と前記第3の電極
金属膜とが絶縁性の接着層を介して接合され、前記第2
の電極金属膜と前記第3の電極金属膜とが前記接着層に
形成されたスルーホールを介して接続された請求項5記
載の薄膜圧電体素子。 - 【請求項7】 前記スルーホールは、前記第3の電極金
属膜に達するように前記第4の電極金属膜と前記第2の
薄膜圧電体を除去することにより設けられた凹部内に形
成され、該凹部は前記第2の薄膜圧電体の内周側面に前
記第3の面に平行な電極分離面を有する請求項6記載の
薄膜圧電体素子。 - 【請求項8】 前記スルーホールは、前記第3の電極金
属膜に達するように前記第4の電極金属膜と前記第2の
薄膜圧電体を除去することにより設けられた切り欠き部
に形成され、該切り欠き部における前記第2の薄膜圧電
体の側面に前記第3の面に平行な電極分離面を有する請
求項6記載の薄膜圧電体素子。 - 【請求項9】 互いに平行な方向に伸縮する1対の圧電
体素子を備えたアクチュエータであって、 前記圧電体素子はそれぞれ、 互いに対向する第1の面と第2の面を有する第1の薄膜
圧電体と前記第1の面上の第1の電極金属膜と前記第2
の面上の第2の電極金属膜とからなる第1の単位積層体
と、互いに対向する第3の面と第4の面を有する第2の
薄膜圧電体と前記第3の面上の第3の電極金属膜と、前
記第4の面上の第4の電極金属膜とからなる第2の単位
積層体とを備え、前記第1の単位積層体と前記第2の単
位積層体とを前記第2の電極金属膜と前記第3の電極金
属膜とを対向させて接合することにより構成され、 前記第1の電極金属膜と前記第2の電極金属膜の間に、
前記第1の面に平行な前記第1の薄膜圧電体表面からな
る第1の電極分離面を有し、 かつ前記第3の電極金属膜と前記第4の電極金属膜の間
に、前記第3の面に平行な前記第2の薄膜圧電体表面か
らなる第2の電極分離面を有することを特徴とするアク
チュエータ。 - 【請求項10】 前記圧電体素子はそれぞれ、前記第2
の電極金属膜と前記第3の電極金属膜とが絶縁性の接着
層を介して接合され、前記第2の電極金属膜と前記第3
の電極金属膜とが前記接着層に形成されたスルーホール
を介して接続された請求項9記載のアクチュエータ。 - 【請求項11】 前記スルーホールは、前記第3の電極
金属膜に達するように前記第4の電極金属膜と前記第2
の薄膜圧電体を除去することにより設けられた凹部内に
形成され、該凹部は前記第2の薄膜圧電体の内周側面に
前記第3の面に平行な電極分離面を有する請求項10記
載のアクチュエータ。 - 【請求項12】 前記スルーホールは、前記第3の電極
金属膜に達するように前記第4の電極金属膜と前記第2
の薄膜圧電体を除去することにより設けられた切り欠き
部に形成され、該切り欠き部における前記第2の薄膜圧
電体の側面に前記第3の面に平行な電極分離面を有する
請求項10記載のアクチュエータ。 - 【請求項13】 前記1対の圧電体素子の一方の圧電体
素子の前記スルーホールに形成された前記第2の電極金
属膜と前記第3の電極金属膜とを接続する電極金属膜
と、他方の圧電体素子の前記スルーホールに形成された
前記第2の電極金属膜と前記第3の電極金属膜とを接続
する電極金属膜とが互いに接続された請求項10記載の
アクチュエータ。 - 【請求項14】 下部電極金属膜と薄膜圧電体と上部電
極金属膜とが積層されてなる積層体をドライエッチング
により所定の形状に加工することにより、薄膜圧電体素
子を製造する製造方法において、 前記上部電極金属膜上に所定の形状の第1のマスクを形
成してその第1のマスクの外側に前記薄膜圧電体面が露
出するまでドライエッチングを行う第1エッチング工程
と、 前記第1のマスクを除去した後、第2のマスクを上記所
定の形状に加工された上部電極金属膜をその上部電極金
属膜の周りの薄膜圧電体の一部に延在して覆うように形
成し、その第2のマスクの外側に位置する薄膜圧電体と
下部電極金属膜とをドライエッチングにより除去する第
2エッチング工程とを含むことを特徴とする薄膜圧電体
素子の製造方法。 - 【請求項15】 前記第1エッチング工程において、前
記薄膜圧電体を厚さ方向の途中までエッチング除去する
請求項14に記載の薄膜圧電体素子の製造方法。 - 【請求項16】 それぞれ第1電極金属膜と薄膜圧電体
と第2電極金属膜とが積層されてなる2つの単位積層体
を、一方の単位積層体の第2電極金属膜と他方の単位積
層体の第1電極金属膜とが対向するように接着剤層を介
して接合した積層体をドライエッチングにより所定の形
状に加工することにより、薄膜圧電体素子を製造する製
造方法において、 前記各単位積層体を加工する際に、 前記第1電極金属膜を所定の形状に加工する下部エッチ
ング工程を、前記第2電極金属膜を所定の形状に加工す
る上部エッチング工程とは別に設け、 前記下部エッチング工程において、前記第1電極金属膜
を形成するためのマスクを前記第2電極金属膜とその周
りに露出された薄膜圧電体の一部を覆うように形成し、
そのマスクの外側に位置する薄膜圧電体と第1電極金属
膜とを除去することを特徴とする薄膜圧電体素子の製造
方法。 - 【請求項17】 前記他方の単位積層体の第1電極金属
膜を加工する下部エッチング工程と前記一方の単位積層
体の第2電極金属膜を加工する上部エッチング工程と
は、同一のマスクによる連続したエッチング工程である
請求項16記載の薄膜圧電体素子の製造方法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2002240617A JP2003179281A (ja) | 2001-09-07 | 2002-08-21 | 薄膜圧電体素子およびその製造方法 |
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|---|---|---|---|
| JP2001271749 | 2001-09-07 | ||
| JP2001-271749 | 2001-09-07 | ||
| JP2002240617A JP2003179281A (ja) | 2001-09-07 | 2002-08-21 | 薄膜圧電体素子およびその製造方法 |
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|---|---|
| JP2003179281A true JP2003179281A (ja) | 2003-06-27 |
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|---|---|
| JP (1) | JP2003179281A (ja) |
Cited By (3)
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|---|---|---|---|---|
| JP2005268723A (ja) * | 2004-03-22 | 2005-09-29 | Tdk Corp | 薄膜圧電体素子の製造方法及びサスペンションの製造方法 |
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- 2002-08-21 JP JP2002240617A patent/JP2003179281A/ja active Pending
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