JP2003178478A - データ再生装置 - Google Patents

データ再生装置

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JP2003178478A
JP2003178478A JP2002308921A JP2002308921A JP2003178478A JP 2003178478 A JP2003178478 A JP 2003178478A JP 2002308921 A JP2002308921 A JP 2002308921A JP 2002308921 A JP2002308921 A JP 2002308921A JP 2003178478 A JP2003178478 A JP 2003178478A
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disc
disk
vibration
focus
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Yuji Tsuyukuchi
裕司 露口
Mitsumasa Kubo
充正 久保
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Teac Corp
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Teac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CD−ROM装置のデ−タ再生の高速化及び
低コスト化が要求されている。 【解決手段】 CD−ROM装置に振動検出のために振
動検出回路15bを設ける。振動検出回路15bをフオ
ーカス又はトラッキング用ムービングコイルに接続す
る。振動検出時にフオーカス及びトラッキングサーボ回
路17,18をムービングコイル切り離すスイッチを設
ける。ROM83に振動量の許容上限値を格納してお
く。ディスク4をスピンドルモ−タ5に装着した時にデ
ィスク4の回転速度を徐々に高め、検出した振動値が許
容上限値か否かを判断する。許容上限値に達した時の回
転速度をホ−ルドし、これを許容最高回転速度とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCD−ROMドライブ装
置又はこれに類似のデータ再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD−ROMはCD(コンパクトディス
ク)をROM(リード・オンリー・メモリ)として使用
したものであり、半導体ROMと同様にコンピュータシ
ステムに使用されている。コンピュータシステムにおい
ては高速処理が要求されるので、CD−ROMの走査速
度(線速度)をオーディオ用CDの標準走査速度(1.
2〜1.4m/s)の数倍に設定するのが一般的であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CD−RO
Mドライブ装置で使用するCD−ROMはオーディオ用
CDと同一規格で作製されており、高速走査を意図して
作製されていない。従って、偏心や重量のアンバランス
が大きい低品質ディスクをCD−ROMをドライブ装置
によって例えば標準走査速度の12倍のような高速で走
査するように高速回転させると、ディスクが振動してト
ラッキング制御及びフォ−カス制御を行うことが不可能
又は困難になるばかりでなく、CD−ROMドライブ装
置全体が振動し、コンピュ−タシステムの同一ケ−スに
CD−ROMドライブ装置と共に組み込まれているハ−
ドディスクドライブ装置(HDD)にも振動が波及し、
HDDにおけるリ−ド/ライトのエラ−を引き起こす可
能性があり、コンピュ−タシステム全体の信頼性を低下
させる。また、HDDのリ−ド/ライトにエラ−を発生
させないにしてもCD−ROMドライブ装置の振動は使
用者に対して悪い印象を与える。また、トラッキング制
御性能及びフォ−カス制御性能が低下するとディスク上
のデ−タの読み取りエラ−が発生し、再読み取り(リト
ライ)が必要になり、高速再生性能の低下を招く。上述
のような問題は、CD−ROMの偏心及び重量アンバラ
ンスを低減させれば解決される。しかし、実際にはCD
−ROMの品質のバラツキが大きく、高速走査に不適な
ものがある。
【0004】そこで、本発明の目的は、デ−タ再生装置
の振動お検出を容易に行うことができるデ−タ再生装
置、及び記録媒体ディスクと品質を判定し、この判定に
基づき安定性を保って出来る限り高速再生することがで
き且つ低コスト化を図ることができるデ−タ再生装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、上記
目的を達成するための本発明は、 デ−タがスパイラル
又は同心円状トラック形態で光学的に読取り可能に記録
され且つ中心孔を有している記録媒体ディスクを回転す
るものであって、前記中心孔に挿入されるスピンドルを
有し、前記ディスクを着脱自在に装着することができる
ように形成され且つ前記ディスクの回転速度を変えるこ
とができるように形成されているディスク回転手段と、
光源と、前記回転手段に装着された前記ディスクに前記
光源から放射されたデ−タ読み取り用光ビ−ムを収束さ
せて投射するための対物レンズと、前記光ビームが前記
ディスクで反射することによって得られた反射光ビーム
を検知するためのものであって、入射光に対応した電気
信号を出力する光検知手段と、前記ディスクにおける前
記光ビ−ムのフォ−カス状態を検出するためのフォ−カ
ス検出手段と、前記フォ−カス検出手段で検出したフォ
−カス状態が最適フオ−カス状態になるように前記対物
レンズを制御するものであって、前記対物レンズに結合
された第1のム−ビングコイルと、前記第1のム−ビン
グコイルに磁界を与えるための第1の磁石手段と、前記
フォ−カス検出手段から得られた信号に応答して前記フ
ォ−カス状態を前記最適フォ−カス状態にするためのフ
ォ−カス制御信号を前記第1のム−ビングコイルに供給
するためのフォ−カスサ−ボ回路とを備えているフォ−
カス制御手段と、前記ディスクのトラックと前記光ビ−
ムとのずれを検出するためのトラッキング状態検出手段
と、前記トラッキング状態検出手段の出力に基づいて前
記ずれを低減させるように前記対物レンズを前記ディス
クの半径方向に移動させるためのものであって、前記対
物レンズに結合された第2のム−ビングコイルと、前記
第2のム−ビングコイルに磁界を与えるための第2の磁
石手段と、前記トラッキング状態検出手段から得られた
信号に応答して前記ずれを低減するためのトラッキング
制御信号を前記第2のム−ビングコイルに供給するため
のトラッキングサ−ボ回路とを備えているトラッキング
制御手段とを備えて前記ディスクからデ−タを再生する
ためのデ−タ再生装置において、前記フォ−カスサ−ボ
回路から前記第1のム−ビングコイルへのフォ−カス制
御信号の供給を選択的に遮断するためのスイッチと、前
記スイッチをオフに制御して第1のム−ビングコイルの
電圧を検出し、この電圧を前記ディスクの振動を示す信
号として出力する振動検知手段とを備えていることを特
徴とするデ−タ再生装置に係わるものである。 なお、
請求項3に示すように振動検知手段を、第2のム−ビン
グコイルの電圧を検出し、これに基づいて振動量を求め
る構成にすることができる。また、請求項2及び4に示
すように、更に、前記ディスクの所定最高回転速度を示
す指令を発生する速度指令データ発生手段と、前記ディ
スクの所定最高回転速度を示す指令を発生する速度指令
データ発生手段と、前記デ−タ再生装置の振動の許容範
囲の上限値を示す信号を発生する振動上限値信号発生手
段と、前記ディスク回転手段と前記振動検出手段と前記
上限値信号発生手段と速度指令データ発生手段とに接続
され、前記ディスク回転手段に装着された前記ディスク
の回転速度を徐々に上昇させるように前記ディスク回転
手段を制御し、前記振動検知手段によって検出された前
記振動量が前記上限値に達したか否かを判定し、前記振
動量が前記上限値に達したことを示す判定結果が得られ
た時の前記ディスクの回転速度を許容最高回転速度とし
て保持し、もし、前記ディスクの回転速度が前記所定最
高回転速度になるまでに前記振動量が前記上限定値に達
しない時には前記所定最高回転速度を許容最高回転速度
として保持し、前記ディスクからデ−タを再生する時に
は前記許容最高回転速度以下の範囲の回転速度で前記デ
ィスクを回転するように前記ディスク回転手段を制御す
る制御手段と、を備えていることが望ましい。
【0006】
【発明の作用及び効果】請求項1及び3の発明によれ
ば、ム−ビングコイルを振動センサとして兼用して振動
を容易に検出できる。従つて、デ−タ再生装置の低コス
ト化を図ることができる。請求項2及び4の発明によれ
ば、ディスクがディスク回転手段に装着されると、ディ
スクが回転され、この回転速度が徐々に高められ、種々
の回転速度で振動量が検出され、振動量の検出に基づい
て予め許容最高回転速度が決定される。そして、決定さ
れた許容最高回転速度は保持され、デ−タの再生は許容
最高回転速度以下(許容最高回転速度又はこれよりも低
い回転速度)で実行される。従って、デ−タの再生は振
動の許容範囲の上限値よりも大きくならない。低品質デ
ィスクは、デ−タ再生装置の所定最高回転速度(可能な
最高回転速度)よりも低い回転速度で回転されることに
なるが、高い回転速度で再生することによってデ−タの
再生エラ−が発生してリトライ(再読み取り)を実行す
るよりは低い回転速度でデ−タを確実に読み取る方が結
果として再生時間(リ−ド時間)が短くなる。また、過
大な振動が抑制されるので、他の装置(例えばHDD)
への悪影響が少なくなり、且つ使用者に不快感を与えな
くなる。
【0007】
【実施例】次に、図1〜図6参照して本発明の実施例に
係わるCD−ROMドライブ装置を説明する。図1はホ
ストコンピュータ1とCD−ROMドライブ装置2を示
す。CD−ROMドライブ装置2はホストコンピュータ
1に対するデータの供給源として機能し、両者はバス3
で接続されている。
【0008】CD−ROMドライブ装置2は、CDから
成る光記録媒体ディスク(CD−ROM)4、ディスク
回転手段の一部としてのディスク回転モータ5、信号変
換器としての光ピックアップ6、光ピックアップ6の移
動手段としての光ピックアップ送り手段7、ディスク回
転手段の一部としてのモータサーボ回路8、波形整形回
路9、同期検出及び復調回路10、PLL回路11、エ
ラー検出及び訂正回路12、インタフェース回路13、
マイクロプロセッサ(マイコン)又はディジタル信号処
理回路から成るシステムコントローラ14、振動検知回
路15b、クロック発生器16、トラッキングサーボ回
路17、及びフォーカスサーボ回路18を有している。
【0009】ディスク(CD−ROM)4はモータ5に
結合されたスピンドル19が挿入される中心孔20を有
し、図2に示すように中心孔20を中心にしてディスク
の内側から外側に向うスパイラル状のトラック21を有
し、このトラック21には、8ビットを1バイトとし
て、2352バイトを1単位(1データブロック)とし
た多数のデータブロックの形式でデータが光学ピットで
記録されている。1データブロックは、オーディオのC
Dの走査速度(1.2〜1.4m/s)と同一の標準速
度で再生した時に1/75秒で再生される。なお、周知
のようにCD及びCD−ROMにおいてはデータは一定
線速度即ちCLV(Constant Linear Velocity)で記
録されており、このデータはCLVで再生される。ディ
スク4と光ピックアップ6との相対的走査運動をCLV
にするために、ディスク4の内側から外側への走査の進
行に従ってディスク4の回転速度を下げる。
【0010】光ピックアップ6は周知のものであって、
図2に説明的に示すように例えばレーザダイオードから
成るレーザ光源22と、回折格子22aと、ビームスプ
リッタ23と、平行光線を得るためのコリメータレンズ
24と、1/4波長板25と、対物レンズ26と、反射
光ビームの光路に配置されたシリンドリカルレンズ(円
筒の一部のようなレンズ)27と、光検出器28と、ト
ラッキング制御用アクチュエータ29と、フォーカス制
御(間隔制御)用アクチュエータ30とから成る。
【0011】光ピックアップ6は周知のように光源22
から放射した光ビームを対物レンズ26で収束させてデ
ィスク4の主面に投射し、ディスク4に光学ピットで記
録されているデータを読み取る。なお、この実施例で
は、回折格子22aによって、再生とフォ−カス検出に
使用される1つの主ビ−ムとトラッキング検出に使用さ
れる2つの副ビ−ムを作り、3つのビ−ムをディスク4
に投射する。光学ピットはデータに対応するようにトラ
ック21上に配置されているので、無変調光ビームを再
生ビームとしてディスク4に投射すると、再生ビームが
ピット(データ)で変調され、光検出器28に入射する
反射光ビーム31は変調ビームとなる。光検出器28
は、光を電気信号に変換するための光検知手段であり、
この実施例では光検出器28を再生とフォーカス制御と
に兼用するためにA、B、C、Dで示す第1、第2、第
3及び第4の部分を有し、更にE、Fで示すトラッキン
グ検出のために第5及び第6の部分を有する。なお、矢
印32で示す第1及び第2の部分A、Bの分割線方向及
び第3及び第4の部分C、Dの分割線方向はトラック2
1の接線方向に一致している。また、第5及び第6の部
分E、Fは矢印32の方向に配列されている。
【0012】トラッキング制御手段又はビ−ムずれ制御
手段としてのトラッキングアクチュエータ29は対物レ
ンズ26に連結されているム−ビングコイル29a と永
久磁石29b と磁気回路形成部材(図示せず)によって
構成された周知のボイスコイル型アクチュエータであ
り、ム−ビングコイル29a に流す電流に応じて対物レ
ンズ26が矢印33で示すようにディスク4の主面に平
行な方向に移動するように構成されている。
【0013】フォ−カス制御手段としてのフォーカスア
クチュエータ30は対物レンズ26に連結されているム
−ビングコイル30a と永久磁石30b と磁気回路形成
部材(図示せず)とによって構成された周知のボイスコ
イル型アクチュエータであり、ム−ビングコイル30a
に流す電流に応じて対物レンズ26が矢印34で示すよ
うにディスク4の主面に垂直な方向に移動するように形
成されている。対物レンズ26が矢印34の方向に移動
すると、ディスク4と対物レンズ26との間隔が変化
し、ディスク4上の光ビームのスポット35のフォーカ
ス状態が変化する。なお、前述したようにこの実施例で
は3つのビ−ムがディスク4に投射されるが、図示を簡
略化するために図2には再生用光ビ−ムのスポット35
のみが示されている。
【0014】図1に概略的に示し、図2に詳しく示すト
ラッキングサーボ回路17は、1つの減算器38と、ス
イッチ39と、位相補償及び駆動回路40とから成る。
減算器38は光検出器28の第5の部分の出力から光検
出器28の第6の部分の出力を減算する。この減算器3
8の出力はトラッキング制御信号であり、スイッチ39
と位相補償及び駆動回路40を介してトラッキング用ム
−ビングコイル29に供給される。光検出器28の5及
び第6の部分E、Fからトラッキング制御信号を得る方
法は3スポット法(three spots method )として周知
である。なお、トラッキング制御信号を得るために、D
PD(Differential Phase Detection)法等の別の周
知の方法を採用しても勿論差し支えない。DPD法の場
合には回折格子22a、光検出器28の第5及び第6の
部分E、Fが不要である。スイッチ39は図1のシステ
ムコントローラ14から導出されたライン41の制御信
号に応答してオン・オフする。また、位相補償及び駆動
回路40はシステムコントロ−ラ14から導出されたラ
イン41aの信号によって制御される。トラッキングサ
ーボ回路17の出力ラインは光ピックアップ6に接続さ
れている。なお、図1で鎖線で示すように、トラッキン
グサーボ回路17の出力ライン即ちトラッキング用ム−
ヒングコイル29を振動検出回路15bに接続すること
ができる。
【0015】図1に概略的に示し、図2に詳しく示すフ
ォーカスサーボ回路18は、2つの加算器42、43
と、1つの減算器44と、1つのスイッチ45と、位相
補償及び駆動回路46とから成る。一方の加算器42は
光検出器28の第1及び第3の部分A、Cの出力を加算
する。他方の加算器43は光検出器28の第2及び第4
の部分B、Dの出力を加算する。減算器44は一方の加
算器42の出力から他方の加算器43の出力を減算す
る。減算器44の出力はフォーカス制御信号としてスイ
ッチ45と位相補償及び駆動回路46を介してフォーカ
ス用コイル30に供給される。光検出器28の第1〜第
4の部分A〜Dからフォーカス制御信号を得る方法は、
非点収差法(astigmatic method) として周知であ
る。なお、スイッチ45はシステムコントローラ14か
らライン47で供給される制御信号に応答してオン・オ
フする。また、位相補償及び駆動回路46はシステムコ
ントロ−ラ14から導出されたラィン47aの信号で制
御される。また、フォーカスサーボ回路18は光ピック
アップ6に接続され且つ振動検出回路15bにも接続さ
れている。即ちフォーカス用ム−ヒングコイル30が振
動検出回路15bに接続されている。
【0016】データの読み取り出力は光検出器28の第
1〜第4の部分A〜Dの出力の加算によって得られる。
図2ではフォ−カスサーボ回路18の2つの加算器4
2、43の出力を加算するための加算器48が設けら
れ、この加算器48の出力ライン49にデータの読み取
り出力が得られる。図2ではフォ−カスサーボ用の加算
器42、43の出力を加算器48に入力させているが、
この代りにデータ検出用に独立の加算器を設けて第1の
光検出器28の部分A〜Dの出力を加算することもでき
る。なお、図1における光ピックアップ6と波形整形回
路9、トラッキングサーボ回路17及びフォーカスサー
ボ回路18との接続関係は全く概略的に示されている。
また、図2において加算器42、43、48、減算器3
8及び44の少なくとも一部又は全部を光ピックアップ
6に含めることができる。
【0017】図1の送り手段7は、送りモータと、この
送りモータの回転運動を光ピックアップ6の直線運動に
変換する手段(例えばピニオンとラック又はリードスク
リュ)とを含む。送り手段7はシステムコントローラ1
4からライン50を介して供給されるシーク指令に応答
して光ピックアップ6を目標トラック位置まで移動させ
る機能を有する他に、トラッキングサーボ回路17から
ライン51を介して供給されるトラッキング制御信号を
ローパスフィルタ(LPF)を通すことによって渦巻状
トラック21に基づく光スポット35のディスク半径方
向の変位分を検出し、渦巻状トラックの走査を可能にす
るように光ピックアップ6をディスク4の半径方向に徐
々に移動させる機能も有する。
【0018】光ピックアップ6の図2の出力ライン49
に接続された波形整形回路9は光ピックアップ6から得
られる光学ピットの配列に対応した高周波(RF)信号
を増幅した後に波形整形して2値化した信号を出力す
る。ディスク4には周知のEFM(Eight to Fourtee
n Modulation )方式の変調でデータが記録されている
ので、これが正常に読み取られた時の波形整形回路9の
出力はEFM信号である。
【0019】光ピックアップ6の出力ライン49に接続
されたライン52はディスク4の着脱検知のために設け
られている。ディスク4の有無に応じて図2の反射光ビ
−ム31の光検出器28への入射状態が変化するので、
光ピックアップ6の出力でディスク4の有無を検知する
ことができる。
【0020】波形整形回路9は同期検出及び復調回路1
0とPLL(Phase Lockd Loop)回路11に接続され
ている。PLL回路11は波形整形回路9から得られた
EFM信号の各ビットに同期した再生クロック信号(同
期信号)を生成するものである。なお、PLL回路11
におけるVCOの中心周波数の切換制御を行うためにP
LL回路11はシステムコントローラ14にも接続され
ている。
【0021】同期検出及び復調回路10は、PLL回路
11がロック状態にあるか否かを検出即ちPLL回路1
1がEFM信号に同期して動作しているか否かを検出
し、同期している場合にPLL回路11から得られた再
生クロック信号(同期信号)をライン53でモータサー
ボ回路8に送る。また、同期検出及び復調回路10はP
LL回路11がEFM信号に同期している場合即ちロッ
ク状態の場合に、再生クロック信号即ち同期信号を使用
してEFM信号を例えばNRZ(Non Return to Zer
o )のディジタル信号に復調し、ライン54に出力す
る。同期検出及び復調回路10はディスク4にCDフォ
ーマットに従ってデータブロックと共に記録されている
アドレスの復調信号をライン55によってシステムコン
トローラ14に送る。ライン55のアドレスは、目標ア
ドレスに光ピックアップ6を位置決めするためのシーク
に周知の方法で使用される。
【0022】同期検出及び復調回路10に接続された周
知のエラー検出及び訂正回路12は、復調されたデータ
(再生データ)のエラーを検出し、エラーが検出された
場合において訂正可能であれば訂正する。エラー検出及
び訂正回路12はインタフェース回路13及びシステム
コントローラ14に接続されている。訂正不可能な再生
エラ−が発生した時には周知の方法でデ−タの再読み取
り(リトライ)が実行される。なお、波形整形回路9と
同期検出及び復調回路10とエラー検出及び訂正回路と
合わせて再生信号処理手段と呼ぶことができる。
【0023】インタフェース回路13はエラー検出及び
訂正回路12とホストコンピュータ1との間に接続され
ていると共に、ホストコンピュータ1とシステムコント
ローラ14との間に接続されている。
【0024】クロック発生器16は、ライン56によっ
てシステムコントローラ14に接続され、またライン5
7によってモータサーボ回路8に接続され、またライン
58によってエラー検出及び訂正回路12に接続されて
おり、システムコントローラ14による制御に従って標
準周波数f1 の基準クロック信号及び標準周波数f1の
2倍、4倍、8倍、12倍の周波数f2 、f4 、f8 、
f12の基準クロック信号の内のいずれか1つをモータサ
ーボ回路8及びエラー検出及び訂正回路12に供給す
る。
【0025】モータサーボ回路8は、同期信号ライン5
3、速度指令バス56、クロックライン57、FGパル
スライン59、CAV・CLV切換制御ライン60、及
び出力ライン61に接続されている。図3に示すように
モ−タサ−ボ回路8はCLV制御のためのf−v(周波
数−電圧)変換器62と基準電圧発生器63と誤差増幅
器64と位相比較器65と加算器66とから成るCLV
サ−ボ回路8a の他、CAV(Constant Angular Veclo
city)即ち回転角一定制御のためのf−v変換器67と
基準電圧発生器68と誤差増幅器69とから成るCAV
サ−ボ回路8bを有する。CLVサ−ボ回路8a におけ
るf−v変換器64は同期検出及び復調回路10の再生
クロック信号出力ライン53に接続されており、再生ク
ロック信号の周波数に対応する電圧信号即ちf−v変換
出力信号を形成する。基準電圧発生器63はシステムコ
ントローラ14に接続され、このシステムコントローラ
14からバス56を介して供給される基準周波数指定デ
ータ即ち速度指令データに基づいて例えば標準(1.2
〜1.4m/s)、2倍、4倍、8倍、12倍の走査速
度に対応する第1、第2、第3、第4及び第5の速度デ
ータから成る5段階(ゼロを含めると6段階)の基準電
圧を選択的に発生する。f−v変換器62と基準電圧発
生器63に接続された誤差増幅器64はf−v変換器6
2から得られた周波数対応電圧と基準電圧(速度指令電
圧)との差に対応する電圧即ち周波数誤差信号を発生す
る。位相比較器65は同期検出及び復調回路10の再生
クロック信号出力ライン53及びクロック発生器16の
出力ライン57に接続され、再生クロック信号と基準ク
ロック信号との位相差に対応する電圧即ち位相誤差信号
を発生する。加算器66は誤差増幅器64と位相比較器
65とに接続され、周波数誤差信号と位相誤差信号とを
加算した信号即ち合成誤差信号を形成する。CAVサ−
ボ回路8b のf−v変換器67はFGパルスライン59
に接続され、FGパルスの周波数即ちモ−タ5の回転数
に対応した電圧を出力する。基準電圧発生器68は速度
指令バス56に接続され、コントロ−ラ14で指令され
た速度に対応する基準電圧を発生する。誤差増幅器69
はf−v変換器67の出力と基準電圧発生器68の出力
との差に対応する電圧を発生する。CLV制御信号とC
AV制御信号とを選択的に出力するためにスイッチ70
の一方の端子71にCLVサ−ボ回路8aの加算器66
が接続され、他方の端子72にCAVサ−ボ回路8bの
誤差増幅器69が接続され、スイッチ70の出力端子7
3は駆動増幅器74とライン61を介してモ−タ5に接
続されている。スイッチ70はシステムコントロ−ラ1
4から導出されたCAV・CLV切換制御ライン60の
信号で制御される。
【0026】モ−タ5にはFG(周波数信号発生器)7
5が結合されており、このFG75はモータ5の回転に
対応した周波数でパルスを発生する。この実施例ではモ
ータ5が1回転するとFG75は6個のパルスを発生す
る。FG75は出力ライン59によってシステムコント
ローラ14及びCAVサ−ボ回路8b のf−v変換器6
7に接続されている。このFG75の出力パルスはCA
V制御のみでなく、ディスク4の回転速度の検出にも使
用される。従って、FG67はディスク4の回転速度検
出手段の一部である。
【0027】再生制御手段としてのシステムコントロー
ラ14はマイクロプロセッサから成り、CPU(中央処
理装置)81と各種の作業を行うためのRAM(ランダ
ム・アクセス・メモリ)82とプログラム及びテーブル
が格納されているROM(リード・オンリー・メモリ)
83とを含み、ROM83に格納されている動作制御用
プログラムに従って動作する。
【0028】図4はシステムコントローラ14の一部を
等価的即ち機能的に示すブロック図である。この図4か
ら明らかなようにシステムコントローラ14は、ROM
83に格納されたテーブル84、モード切換信号発生手
段85、ディスク着脱検出手段86、速度指令データ発
生手段87、速度検出手段88、ROM読み出し制御手
段89、ホールド手段90、比較手段91、LPF制御
手段92、トラッキング及びフォーカスサーボ制御手段
93、及び最高速度判定手段94を有する。
【0029】ROM83のテーブル84には、例えば1
00rpm 間隔のような複数段階の回転速度と、各回転速
度におけるCD−ROMドライブ装置2の振動の許容上
限値及びLPF77のフィルタ定数が格納されている。
このテーブル84の読み取りはROM読み出し制御手段
89によって制御される。即ち、ROM読み出し制御手
段89は速度検出手段88で検出されたディスク4の回
転速度に応答して読み出しアドレスを決定する。更に詳
細には、許容最高回転速度決定モードにおいて速度検出
手段によって100rpm 、200rpm 、300rpm ・・
・のように速度が検出されると、ROM読み出し制御手
段はテーブル84のこれ等の回転速度に対応したアドレ
スを指定し、各回転速度の振動の許容上限値及びフィル
タ定数を読み出す。
【0030】速度検出手段88はFG出力ライン59に
接続されており、ここに内蔵されたカウンタでFGパル
スを周期的に計数することによって回転速度を示す出力
を発生する。
【0031】モード切換信号発生手段85は、許容最高
回転速度決定モードとデータ再生モードとの切換えを実
行するための信号を形成するものであり、ディスク着脱
検出手段86から得られたディスク4のモータ5に対す
る装着を示す信号に応答して許容最高回転速度決定モー
ドのための信号を出力する。なお、ディスク着脱検出手
段86はライン52によって光ピックアップ6に接続さ
れ、光ピックアップ6の出力に基づいてディスク4の有
無を示す出力を発生する。
【0032】モード切換信号発生手段85は、ライン9
5に許容最高回転速度決定モードと正常データ再生モー
ドとを区別するモード判別信号を出し、これを速度指令
データ発生手段87とトラッキング及びフォーカスサー
ボ制御手段93とROM読み出し制御手段89とに送
る。速度指令データ発生手段87は、許容最高回転速度
決定モード時には標準、2倍、4倍、8倍及び12倍速
度を示すデータを順次に発生し、正常再生モード時には
許容最高回転速度決定モードで決定された許容最高回転
速度又はこれよりも低い回転速度を指令するデータを発
生する。
【0033】トラッキング及びフォーカスサーボ制御手
段93は許容最高回転速度決定モード時にはライン4
1、47に図2のトラッキング用スイッチ39及びフォ
ーカス用スイッチ45をオフにするための信号を出力
し、また正常再生モード期間内においてトラッキング及
びフォーカス制御が要求される期間のみにスイッチ3
9、45をオンにするための信号をライン41、47に
出力する。また、トラッキング及びフォーカスサーボ制
御手段93は、正常データ再生モード時において速度検
出手段88の出力に応答して図2のトラッキング及びフ
ォーカスサーボ回路17、18の位相補償及び駆動回路
40、46を制御するための信号をライン41a、47
aに送出する。
【0034】モード切換信号発生手段85は、CAV・
CLV切換信号をライン60を介して図3のスイッチ7
0に送る。本発明に従う許容最高回転速度決定モード時
にはCAVを指示する信号をライン60を介してスイッ
チ70に供給し、スイッチ70の第2の端子72を出力
端子73に接続する。正常データ再生モード時にはCL
V制御を実行するための信号をライン70に送り、第1
の端子71を出力端子73に接続する。
【0035】ROM読み出し制御手段89はライン95
の許容最高回転速度決定モードを示す信号と回転速度検
出信号とに応答してテーブル84から振動の許容上限値
とフィルタ定数とを読み出す。テーブル84の振動の許
容上限値は比較手段91に入力する。比較手段91はテ
ーブル84から読み出された許容上限値と図1の振動検
知手段15の出力ライン80から得られた検出振動値と
を比較し、両者が一致した時に許容最高回転速度である
ことを示す信号を出力する。テーブル84の振動の許容
上限値はディスク4の回転速度の変化によってさほど変
化せずほぼ一定の値を示しているが、ライン80の検出
振動量はディスク4の回転速度の上昇に伴なって大きく
なる。ディスク4の偏心又は重量アンバランスが大きい
場合には、CD−ROMドライブ装置2の所定最高回転
速度即ち予め設定された最高回転速度(12倍速度)又
はこれよりも低い速度で検出振動量が許容上限値を上回
ることがある。比較手段91は検出振動量が許容上限値
に至ったか否かをホールド手段(メモリ)90及びモー
ド切換信号発生手段85に通知する。
【0036】ホールド手段90は、比較手段91によっ
て許容最高回転速度が決定されたことに応答してその時
の速度検出手段88の出力を許容最高回転速度としてホ
ールドする。また、ホールド手段90は、最高速度判定
手段94がディスク4の回転速度が標準速度の12倍で
あることを判定していると同時に比較手段91が検出振
動量は許容上限値に達していないことを判定している時
に12倍速度(所定最高回転速度)をホールドする。ホ
ールド手段90のホールド値は速度指令データ発生手段
87に供給される。速度指令データ発生手段87は、正
常データ再生モード時にホールド手段90から供給され
た許容最高回転速度に対応する速度指令データを出力す
る。なお、比較手段91から振動量が許容上限値に達し
たことを示す出力が得られた時には、速度指令データ発
生手段87から許容最高回転速度よりも例えば1段低い
回転速度を示す速度指令データを発生させることもでき
る。ホールド手段90にホールドされた許容最高回転速
度はディスク4がスピンドル19から離脱されるまで保
持され、ディスク着脱検出手段86からディスク離脱を
示す信号が発生した時にこの保持が解除される。
【0037】振動検出手段としての図1の振動検出回路
15bはフォーカスサーボ回路18の出力ラインに接続
されている。即ち振動検出回路15bは図2のフォーカ
ス用ムービングコイル30aに接続されている。なお、
振動検出回路15bを図1において鎖線で示すようにト
ラッキングサーボ回路17の出力ライン即ち図2のトラ
ッキング用ムービングコイル29aに接続することもで
きる。振動検出回路15bはライン80によってシステ
ムコントローラ14に接続されている。
【0038】図6は振動検出回路15bを詳しく示すも
のである。この振動検出回路15bはバッファ増幅器1
11と整流回路112と平滑回路又は積分回路としての
LPF113とADC114とから成る。許容最高回転
決定モード時において、図2のスイッチ39、45がオ
フにされた時に、トラッキングサーボ回路17及びフォ
ーカスサーボ回路18はムービングコイル29a、30
aから実質的に切り離された状態になる。ムービングコ
イル29a、30aは永久磁石29b、30bの磁界中
に配置されているので、ディスク4の回転に基づいてC
D−ROMドライブ装置2bが振動し、永久磁石29
b、30bに相対的にムービングコイル29a、30a
が移動すると、ムービングコイル29a、30aに電圧
が発生する。振動検出回路15bはムービングコイル2
9a又は30aの電圧を検出し、これを振動量として出
力する。振動検出回路15bから得られた振動量はシス
テムコントローラ14に送られ、許容最高回転速度の決
定に使用される。なお、図6の振動検出回路15bの例
えばバッファ増幅器111の出力段に、ローパスフイル
タ(LPF)又はバンドパスフィルタ(BPF)を接続
することができる。
【0039】図5は図1のCD−ROMドライブ装置2
の許容最高回転速度の決定方法を示すフローチャートで
ある。ステップS1 で動作が開始すると、まずステップ
S2でディスク4がモータ5に装着され否かが判定され
る。ディスク装着を示すYESの出力が得られた時には
ステップS3 でディスク4の回転を開始させ、最高回転
速度(12倍速度)まで回転速度を徐々に高める動作を
生じさせ、各回転速度で振動量を検出する。次に、ステ
ップS4 で振動検知回路15bで検出された振動量が許
容上限値か否かが判定される。振動量が許容上限値であ
ることを示すYESの出力が得られた時には、ステップ
S5 でこの時の回転速度を許容最高回転速度としてホー
ルドする。ステップS4 で振動量が許容上限値に達して
いないことを示すNOの出力が得られた時にはステップ
S6 で現在の回転速度が所定最高回転速度(12倍速
度)か否かが判定される。ステップS6 で所定最高回転
速度であることが判定された時にはステップS5 で所定
最高回転速度(12倍速度)を許容最高回転速度として
ホールドする。ステップS6 で所定最高回転速度でない
ことを示すNOの出力が得られた時には、ステップS3
に戻り、回転速度の上昇を継続させ、次の段階の回転速
度における振動量を検出する。次に、ステップS7 でデ
ータ再生用速度指令データを発生させる。このデータ再
生用速度指令データは許容最高回転速度又はこれよりも
低い速度に対応させる。次に、ステップS8 でディスク
4の離脱を判定する。このステップS8 でディスク4が
モータ5から離脱されたことが判定された時にはステッ
プS9 で許容最高回転速度のホールドを解除し、ステッ
プS10に示すように動作を終了させる。
【0040】本実施例のCD−ROMドライブ装置2は
次の効果を有する。 (1)スイッチ45をオフにしてムービングコイル30
aの電圧を検出し、これにより振動量を検知するので、
振動量の検出を容易且つ低コストに達成できる。なお、
振動量によりデイスクの良否が判る。 (2)データの再生に先立って、許容最高回転速度を振
動量に基づいて決定する。そして、振動量が大きい時に
はCD−ROMドライブ装置2の所定最高回転速度(1
2倍速度)よりも低い回転速度でデータの再生を実行す
る。低品質ディスクの場合には、所定最高回転速度(1
2倍速度)よりも低い回転速度でデータを再生した方
が、データ再生エラーが少なくなり、結果として再生所
要時間が短くなる。また、振動量を上限値以下に抑える
ので、使用者に不快感を与えることを防止でき、また、
HDD等の他の装置への悪影響を防ぐことができる。
【0041】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 許容最高回転速度決定モ−ド時にディスクの回
転速度を連続的に上昇させないで、例えば標準、2倍、
4倍、8倍、12倍のように段階的に回転速度を上昇さ
せ、各段階において振動量が上限値に達しているか否か
を判定して許容最高回転速度を決定してもよい。 (2) 図3に示すCAVサ−ボ回路8bを省くことが
できる。CLVサ−ボ回路8aのみで許容最高回転速度
を決定する時にはディスク4のトラックの最内周を光ビ
−ムで走査して標準、2倍、4倍、8倍、12倍の回転
速度を得る。 (3) 光検出器28を2分割型にすることができる。 (4) 本発明は光ディスクによる再生装置に限ること
なく、磁気ディスク再生装置にも適用可能である。 (5) CAVで記録されたディスクをCAVサ−ボで
読み取る再生装置、CLVで記録されたディスクをCA
Vで読み取る再生装置にも本発明を適用することができ
る。 (6) 図4に示す速度検出手段88、ディスク着脱検
出手段86及びROM83等の一部又は全部をコントロ
−ラ14の外部に独立に設けることができる。 (7) ディスクの着脱検出手段として、発光素子と受
光素子を設け、発光素子の光をディスクに投射してこの
反射光の有無を受光素子で検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わるCD−ROMドライブ
装置を含むコンピュ−タシステムを示すブロック図であ
る。
【図2】図1のディスク、光ピックアップ、トラッキン
グサーボ回路、フォーカスサーボ回路、及び読み取り出
力回路を示すブロック図である。
【図3】図1のモ−タサ−ボ回路を詳しく示す回路図で
ある。
【図4】図1のシステムコントローラにおける許容最高
回転速度決定方法を等価的に示すブロック図である。
【図5】図1のシステムコントローラによる許容最高回
転速度の決定動作を示す流れ図である。
【図6】図1の振動検出回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
4 ディスク(CD−ROM) 5 モータ 6 光ピックアップ 8 モ−タサーボ回路 15b 振動検出回路 39,45 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D109 KB23 5D118 AA04 AA16 AA23 AA27 AA28 BA01 BD02 CD06 CD15 CD18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デ−タがスパイラル又は同心円状トラッ
    ク形態で光学的に読取り可能に記録され且つ中心孔を有
    している記録媒体ディスクを回転するものであって、前
    記中心孔に挿入されるスピンドルを有し、前記ディスク
    を着脱自在に装着することができるように形成され且つ
    前記ディスクの回転速度を変えることができるように形
    成されているディスク回転手段と、 光源と、 前記回転手段に装着された前記ディスクに前記光源から
    放射されたデ−タ読み取り用光ビ−ムを収束させて投射
    するための対物レンズと、 前記光ビームが前記ディスクで反射することによって得
    られた反射光ビームを検知するためのものであって、入
    射光に対応した電気信号を出力する光検知手段と、 前記ディスクにおける前記光ビ−ムのフォ−カス状態を
    検出するためのフォ−カス検出手段と、 前記フォ−カス検出手段で検出したフォ−カス状態が最
    適フオ−カス状態になるように前記対物レンズを制御す
    るものであって、前記対物レンズに結合された第1のム
    −ビングコイルと、前記第1のム−ビングコイルに磁界
    を与えるための第1の磁石手段と、前記フォ−カス検出
    手段から得られた信号に応答して前記フォ−カス状態を
    前記最適フォ−カス状態にするためのフォ−カス制御信
    号を前記第1のム−ビングコイルに供給するためのフォ
    −カスサ−ボ回路とを備えているフォ−カス制御手段
    と、 前記ディスクのトラックと前記光ビ−ムとのずれを検出
    するためのトラッキング状態検出手段と、 前記トラッキング状態検出手段の出力に基づいて前記ず
    れを低減させるように前記対物レンズを前記ディスクの
    半径方向に移動させるためのものであって、前記対物レ
    ンズに結合された第2のム−ビングコイルと、前記第2
    のム−ビングコイルに磁界を与えるための第2の磁石手
    段と、前記トラッキング状態検出手段から得られた信号
    に応答して前記ずれを低減するためのトラッキング制御
    信号を前記第2のム−ビングコイルに供給するためのト
    ラッキングサ−ボ回路とを備えているトラッキング制御
    手段とを備えて前記ディスクからデ−タを再生するため
    のデ−タ再生装置において、 前記フォ−カスサ−ボ回路から前記第1のム−ビングコ
    イルへのフォ−カス制御信号の供給を選択的に遮断する
    ためのスイッチと、 前記スイッチをオフに制御して第1のム−ビングコイル
    の電圧を検出し、この電圧を前記ディスクの振動を示す
    信号として出力する振動検知手段とを備えていることを
    特徴とするデ−タ再生装置。
  2. 【請求項2】更に、前記ディスクの所定最高回転速度を
    示す指令を発生する速度指令データ発生手段と、 前記デ−タ再生装置の振動の許容範囲の上限値を示す信
    号を発生する振動上限値信号発生手段と、 前記ディスク回転手段と前記振動検出手段と前記上限値
    信号発生手段と速度指令データ発生手段とに接続され、
    前記ディスク回転手段に装着された前記ディスクの回転
    速度を徐々に上昇させるように前記ディスク回転手段を
    制御し、前記振動検知手段によって検出された前記振動
    量が前記上限値に達したか否かを判定し、前記振動量が
    前記上限値に達したことを示す判定結果が得られた時の
    前記ディスクの回転速度を許容最高回転速度として保持
    し、もし、前記ディスクの回転速度が前記所定最高回転
    速度になるまでに前記振動量が前記上限定値に達しない
    時には前記所定最高回転速度を許容最高回転速度として
    保持し、前記ディスクからデ−タを再生する時には前記
    許容最高回転速度以下の範囲の回転速度で前記ディスク
    を回転するように前記ディスク回転手段を制御する制御
    手段と、を備えていることを特徴とする請求項1記載の
    デ−タ再生装置。
  3. 【請求項3】 デ−タがスパイラル又は同心円状トラッ
    ク形態で光学的に読取り可能に記録され且つ中心孔を有
    している記録媒体ディスクを回転するものであって、前
    記中心孔に挿入されるスピンドルを有し、前記ディスク
    を着脱自在に装着することができるように形成され且つ
    前記ディスクの回転速度を変えることができるように形
    成されているディスク回転手段と、光源と、 前記回転手段に装着された前記ディスクに前記光源から
    放射されたデ−タ読み取り用光ビ−ムを収束させて投射
    するための対物レンズと、 前記光ビームが前記ディスクで反射することによって得
    られた反射光ビームを検知するためのものであって、入
    射光に対応した電気信号を出力する光検知手段と、 前記ディスクにおける前記光ビ−ムのフォ−カス状態を
    検出するためのフォ−カス検出手段と、 前記フォ−カス検出手段で検出したフォ−カス状態が最
    適フオ−カス状態になるように前記対物レンズを制御す
    るものであって、前記対物レンズに結合された第1のム
    −ビングコイルと、前記第1のム−ビングコイルに磁界
    を与えるための第1の磁石手段と、前記フォ−カス検出
    手段から得られた信号に応答して前記フォ−カス状態を
    前記最適フォ−カス状態にするためのフォ−カス制御信
    号を前記第1のム−ビングコイルに供給するためのフォ
    −カスサ−ボ回路とを備えているフォ−カス制御手段
    と、 前記ディスクのトラックと前記光ビ−ムとのずれを検出
    するためのトラッキング状態検出手段と、 前記トラッキング状態検出手段の出力に基づいて前記ず
    れを低減させるように前記対物レンズを前記ディスクの
    半径方向に移動させるためのものであって、前記対物レ
    ンズに結合された第2のム−ビングコイルと、前記第2
    のム−ビングコイルに磁界を与えるための第2の磁石手
    段と、前記トラッキング状態検出手段から得られた信号
    に応答して前記ずれを低減するためのトラッキング制御
    信号を前記第2のム−ビングコイルに供給するためのト
    ラッキングサ−ボ回路とを備えているトラッキング制御
    手段とを備えて前記ディスクからデ−タを再生するため
    のデ−タ再生装置において、 前記トラッキングサ−ボ回路から前記第2のム−ビング
    コイルへのトラッキング制御信号の供給を選択的に遮断
    するためのスイッチと、 前記スイッチをオフに制御して第2のム−ビングコイル
    の電圧を検出し、この電圧を前記ディスクの振動を示す
    信号として出力する振動検知手段とを備えていることを
    特徴とするデ−タ再生装置。
  4. 【請求項4】 更に、前記ディスクの所定最高回転速度
    を示す指令を発生する速度指令データ発生手段と、 前記デ−タ再生装置の振動の許容範囲の上限値を示す信
    号を発生する振動上限値信号発生手段と、 前記ディスク回転手段と前記振動検出手段と前記上限値
    信号発生手段と速度指令データ発生手段とに接続され、
    前記ディスク回転手段に装着された前記ディスクの回転
    速度を徐々に上昇させるように前記ディスク回転手段を
    制御し、前記振動検知手段によって検出された前記振動
    量が前記上限値に達したか否かを判定し、前記振動量が
    前記上限値に達したことを示す判定結果が得られた時の
    前記ディスクの回転速度を許容最高回転速度として保持
    し、もし、前記ディスクの回転速度が前記所定最高回転
    速度になるまでに前記振動量が前記上限定値に達しない
    時には前記所定最高回転速度を許容最高回転速度として
    保持し、前記ディスクからデ−タを再生する時には前記
    許容最高回転速度以下の範囲の回転速度で前記ディスク
    を回転するように前記ディスク回転手段を制御する制御
    手段と、を備えていることを特徴とする請求項3のデ−
    タ再生装置。
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