JPH11144367A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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Publication number
JPH11144367A
JPH11144367A JP9317696A JP31769697A JPH11144367A JP H11144367 A JPH11144367 A JP H11144367A JP 9317696 A JP9317696 A JP 9317696A JP 31769697 A JP31769697 A JP 31769697A JP H11144367 A JPH11144367 A JP H11144367A
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JP
Japan
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signal
optical disk
data
optical
upper limit
Prior art date
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Application number
JP9317696A
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English (en)
Inventor
Hideaki Katsuki
秀明 甲木
Junichi Ando
潤一 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11144367A publication Critical patent/JPH11144367A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データの読み出しにおいて、データのエラーを
防止し得る光ディスク装置を提供する。 【解決手段】光ディスク装置1は、光ディスク(CD−
R)2を記録・再生するCD−Rドライブ装置であり、
複数段階の回転数(回転速度)で光ディスク2を回転さ
せることができるようになっている。この光ディスク装
置1では、データを読み出すトラック(目的トラック)
がオーディオトラックの場合には、光ディスク2の回転
数が、N倍速(回転数の上限値)以上に設定されている
か否かを判断し、N倍速以上に設定されている場合に
は、光ディスク2の回転数をN倍速に設定する。また、
N倍速未満に設定されている場合には、光ディスク2の
回転数の設定は、変更されない。すなわち、コンピュー
タからの指令により設定された回転数を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクを再生
または記録・再生する光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクを再生または記録・再生する
光ディスク装置(例えば、CD−Rドライブ装置)が知
られている。
【0003】光ディスク装置では、光ディスクからデー
タ(信号)を読み出す際の光ディスクの回転数(回転速
度)を複数段階の回転数、例えば、1倍速、2倍速、4
倍速、6倍速、8倍速、10倍速、12倍速に設定し得
るようになっている。
【0004】光ディスクからのデータの読み出しは、前
記1〜12倍速のうち、指定された回転数で行われる
が、この回転数の指定は、データの種類によらず、一律
になされる。
【0005】一方、前記光ディスクの回転数は、データ
の読み出し時間を短くするために、比較的高く設定され
ることがある。光ディスクの回転数が向上すると、光デ
ィスクから読み出される信号の質が劣化、例えば、信号
中のノイズ成分が増加し、また、信号の振幅が小さくな
る。
【0006】光ディスクに記録されているデータの種類
が通常データの場合には、その通常データを読み出す
際、C1エラー訂正とC2エラー訂正の他に、光ディス
クに記録されているエラー訂正符号に基づいてエラー訂
正が行われる。このため、光ディスクの回転数が比較的
高い場合でも適正なデータを得ることができる。
【0007】しかしながら、光ディスクに記録されてい
るデータの種類がオーディオデータ(音楽データ)の場
合には、そのオーディオデータをデータとして読み出す
際、C1エラー訂正とC2エラー訂正以外の訂正は行わ
れないので、光ディスクの回転数が比較的高い場合に
は、適正なデータが得られないおそれがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、デー
タの読み出しにおいて、データのエラーを防止し得る光
ディスク装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(6)の本発明により達成される。
【0010】(1) 光ディスクを装着して複数段階の
回転数で回転させる回転駆動機構と、光学ヘッドと、前
記光学ヘッドにより前記光ディスクから読み出した信号
を処理する信号処理手段と、少なくとも前記回転駆動機
構、光学ヘッドおよび信号処理手段の駆動を制御する制
御手段とを有し、前記光ディスクを再生または記録・再
生する光ディスク装置であって、前記光ディスクに記録
されているデータの種類を識別する識別手段と、前記光
ディスクの回転数に上限を設定する上限設定手段とを有
し、前記光ディスクからデータを読み出す際、前記識別
手段の識別結果に応じて前記上限設定手段が作動するよ
う構成されていることを特徴とする光ディスク装置。
【0011】(2) 前記識別手段によるデータの種類
の識別は、トラック毎に行われるよう構成されている上
記(1)に記載の光ディスク装置。
【0012】(3) 前記光ディスクから読み出される
データがオーディオデータの場合には、前記上限設定手
段により、前記光ディスクの回転数に上限を設定するよ
う構成されている上記(1)または(2)に記載の光デ
ィスク装置。
【0013】(4) 光ディスクを装着して複数段階の
回転数で回転させる回転駆動機構と、光学ヘッドと、前
記光学ヘッドにより前記光ディスクから読み出した信号
を処理する信号処理手段と、少なくとも前記回転駆動機
構、光学ヘッドおよび信号処理手段の駆動を制御する制
御手段とを有し、前記光ディスクを再生または記録・再
生する光ディスク装置であって、前記光ディスクに、デ
ータを補正する補正情報が記録されているか否かを判別
する判別手段と、前記光ディスクの回転数に上限を設定
する上限設定手段とを有し、前記光ディスクからデータ
を読み出す際、前記光ディスクに、前記光ディスクから
読み出されるデータを補正する補正情報が記録されてい
ないときは、前記光ディスクの回転数に上限を設定する
よう構成されていることを特徴とする光ディスク装置。
【0014】(5) 前記光ディスクの回転数に上限を
設定するか否かの判断は、トラック毎に行われるよう構
成されている上記(4)に記載の光ディスク装置。
【0015】(6) 前記光ディスクから読み出したデ
ータを他所へ転送する転送手段を有する上記(1)ない
し(5)のいずれかに記載の光ディスク装置。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光ディスク装置お
よび光ディスク装置の検査方法を添付図面に示す好適実
施例に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の光ディスク装置をコンピ
ュータに接続した状態を示すブロック図、図2は、本発
明の光ディスク装置の実施例を示すブロック図である。
【0018】これらの図に示す光ディスク装置1は、光
ディスク(CD−R)2を記録・再生するCD−Rドラ
イブ装置である。
【0019】光ディスク2には、図示しない螺旋状のプ
リグルーブ(WOBBLE:ウォブル)が形成されてい
る。
【0020】このプリグルーブは、所定の周期(1倍速
で22.05kHz )で蛇行しているとともに、該プリグ
ルーブには、ATIP(Absolute Time In Pre-Groove
)情報(時間情報)が記録されている。この場合、A
TIP情報は、バイフェーズ変調され、さらに、22.
05kHz のキャリア周波数でFM変調されて記録されて
いる。
【0021】このプリグルーブは、光ディスク2へのピ
ット/ランド形成(ピット/ランド記録)時の案内溝と
して機能する。また、このプリグルーブは、再生され、
光ディスク2の回転速度制御や、光ディスク2上の位置
(絶対時間)の特定等に利用される。
【0022】光ディスク装置1は、ターンテーブルおよ
びターンテーブル回転用のスピンドルモータ8を備え、
このターンテーブルに光ディスク2を装着して回転させ
る図示しない回転駆動機構を有している。この回転駆動
機構は、複数段階の回転数(回転速度)で光ディスク2
を回転させる。なお、スピンドルモータ8の近傍には、
ホール素子9が設置されている。
【0023】また、光ディスク装置1は、前記装着され
た光ディスク2(ターンテーブル)に対し、光ディスク
2の径方向(ターンテーブルの径方向)に移動し得る光
学ヘッド(光ピックアップ)3と、この光学ヘッド3を
前記径方向に移動、すなわち光学ヘッド3の後述する光
学ヘッド本体(光ピックアップベース)を前記径方向に
移動させるスレッドモータ5を備えた図示しない光学ヘ
ッド本体移動機構と、ドライバ6および11と、PWM
信号平滑フィルター7および12と、制御手段13と、
レーザ制御部14と、HF信号生成回路15と、HF信
号ゲイン切り替え回路16と、ピーク・ボトム検出回路
17と、エラー信号生成回路18と、WOBBLE信号
検出回路19と、CDサーボコントローラ21と、WO
BBLEサーボコントローラ22と、FG信号2値化回
路23と、EFM/CDROMエンコーダ制御部24
と、メモリー25、26および29と、シンク信号生成
・ATIPデコーダ27と、CDROMデコーダ制御部
28と、インターフェース制御部31と、クロック3
2、33、34および35と、これらを収納するケーシ
ング10とを有している。以下、前記光ディスク2の径
方向を単に「径方向」と言う。
【0024】光学ヘッド3は、レーザダイオード(光
源)および分割ホトダイオード(受光素子)を備えた図
示しない光学ヘッド本体(光ピックアップベース)と、
対物レンズ(集光レンズ)とを有している。このレーザ
ダイオードの駆動は、レーザ制御部14により制御され
る。
【0025】対物レンズは、光学ヘッド本体に設けられ
た図示しないサスペンジョンバネで支持され、光学ヘッ
ド本体に対し、径方向および光ディスク2(ターンテー
ブル)の回転軸方向のそれぞれに移動し得るようになっ
ている。対物レンズがその中立位置(中点)からずれる
と、その対物レンズは、前記サスペンジョンバネの復元
力によって中立位置に向って付勢される。以下、前記光
ディスク2の回転軸方向を単に「回転軸方向」と言う。
【0026】また、光学ヘッド3は、光学ヘッド本体に
対し、径方向および回転軸方向のそれぞれに対物レンズ
を移動させるアクチュエータ4を有している。
【0027】制御手段13は、通常、マイクロコンピュ
ータ(CPU)で構成され、光学ヘッド3(アクチュエ
ータ4)、スレッドモータ5、スピンドルモータ8、レ
ーザ制御部14、HF信号ゲイン切り替え回路16、ピ
ーク・ボトム検出回路17、CDサーボコントローラ2
1、WOBBLEサーボコントローラ22、EFM/C
DROMエンコーダ制御部24、メモリー25、26、
29、シンク信号生成・ATIPデコーダ27、CDR
OMデコーダ制御部28、インターフェース制御部31
等、光ディスク装置1全体の制御を行う。
【0028】この制御手段13により、後述する光ディ
スクに記録されているデータの種類を識別する識別手段
と、光ディスクにデータを補正する補正情報が記録され
ているか否かを判別する判別手段と、光ディスクの回転
数に上限を設定する上限設定手段の主機能が達成され
る。
【0029】なお、制御手段13からは、アドレス・デ
ータバス36を介してアドレス、データ、COMMAN
D(コマンド)等が、EFM/CDROMエンコーダ制
御部24、メモリー26、シンク信号生成・ATIPデ
コーダ27、CDROMデコーダ制御部28、インター
フェース制御部31等に入力される。
【0030】この光ディスク装置1には、インターフェ
ース制御部31を介して外部装置(本実施例では、コン
ピュータ41)が着脱自在に接続され、光ディスク装置
1とコンピュータ41との間で通信を行うことができ
る。
【0031】インターフェース制御部31としては、例
えば、ATAPI(IDE)(アタピー規格)や、SC
SI(スカジー規格)等が用いられる。
【0032】前記コンピュータ41には、キーボード4
2、マウス43およびモニター44がそれぞれ接続され
ている。
【0033】なお、インターフェース制御部31によ
り、データを他所へ転送する転送手段が構成される。
【0034】また、HF信号生成回路15、HF信号ゲ
イン切り替え回路16、ピーク・ボトム検出回路17、
エラー信号生成回路18、WOBBLE信号検出回路1
9、CDサーボコントローラ21、WOBBLEサーボ
コントローラ22およびCDROMデコーダ制御部28
により、信号処理手段が構成される。
【0035】次に、光ディスク装置1の作用について説
明する。光ディスイク装置1は、所定のトラックにおい
て、フォーカス制御、トラッキング制御、スレッド制御
および回転数制御(回転速度制御)を行いつつ、光ディ
スク2への情報(データ)の記録(書き込み)および再
生(読み出し)を行う。以下、記録、再生、フォ
ーカス制御、トラッキング制御およびスレッド制御、
回転数制御(回転速度制御)時の作用を説明する。
【0036】まず、前提として、図2に示すように、制
御手段13からは、所定のCOMMAND信号がCDサ
ーボコントローラ21に入力される。また、制御手段1
3からは、所定のCOMMAND信号がWOBBLEサ
ーボコントローラ22に入力される。
【0037】このCOMMAND信号は、制御手段13
からCDサーボコントローラ21やWOBBLEサーボ
コントローラ22への所定の命令(例えば、制御の開始
等)を示す信号である。
【0038】そして、CDサーボコントローラ21から
は、所定のSTATUS信号が制御手段13に入力され
る。また、WOBBLEサーボコントローラ22から
は、所定のSTATUS信号が制御手段13に入力され
る。
【0039】このSTATUS信号は、前記命令に対す
る応答、すなわち、前記制御に対する情報(例えば、制
御成功、制御失敗、制御実行中等の各ステータス)を示
す信号である。
【0040】[記録] 光ディスク2にデータ(信号)を記録する(書き込む)
際は、光ディスク2に形成されているプリグルーブが再
生され(読み出され)、この後、このプリグルーブに沿
って、データが記録される。
【0041】光ディスク装置1に、インターフェース制
御部31を介して、光ディスク2に記録するデータ(信
号)が入力されると、そのデータは、EFM/CDRO
Mエンコーダ制御部24に入力される。
【0042】このEFM/CDROMエンコーダ制御部
24では、前記データが、クロック34からのクロック
信号に基づいて(クロック信号のタイミングで)エンコ
ードされ、EFM(Eight to Fourteen Modulation)と
呼ばれる変調方式で変調(EFM変調)されて、ENC
ORDE EFM信号とされる。
【0043】図3に示すように、このENCORDE
EFM信号は、3T〜11Tの長さ(周期)のパルスで
構成される信号である。
【0044】また、図4および図5に示すように、EF
M/CDROMエンコーダ制御部24では、クロック3
4からのクロック信号を分周して、所定周期のパルスで
構成されるSUBCODE−SYNC信号(サブコード
シンク信号)が生成される。このSUBCODE−SY
NC信号のパルスの周期(隣接するパルス間の間隔)
は、1倍速の場合、1/75秒である。
【0045】前記エンコードの際は、同期信号、すなわ
ち、SYNCパターン(シンクパターン)が、このSU
BCODE−SYNC信号に基づいて(SUBCODE
−SYNC信号のタイミングで)、前記ENCORDE
EFM信号に付加される。すなわち、各サブコードフ
レームの先頭部に対応する部分に、それぞれ、SYNC
パターンが付加される。
【0046】このENCORDE EFM信号は、EF
M/CDROMエンコーダ制御部24からレーザ制御部
14に入力される。
【0047】また、アナログ信号であるWRITE P
OWER信号(電圧)が、制御手段13に内蔵される図
示しないD/A変換器から出力され、レーザ制御部14
に入力される。
【0048】レーザ制御部14は、ENCORDE E
FM信号に基づいて、制御手段13からのWRITE
POWER信号のレベルをハイレベル(H)と、ローレ
ベル(L)とに切り替えて出力し、これにより光学ヘッ
ド3のレーザダイオードの駆動を制御する。
【0049】具体的には、レーザ制御部14は、ENC
ORDE EFM信号のレベルがハイレベル(H)の期
間、WRITE POWER信号のレベルをハイレベル
(H)にして出力する。すなわち、レーザの出力を上げ
る(書き込み出力にする)。そして、ENCORDE
EFM信号のレベルがローレベル(L)の期間、WRI
TE POWER信号のレベルをローレベル(L)にし
て出力する。すなわち、レーザの出力を下げる(読み出
し出力に戻す)。
【0050】これにより、光ディスク2には、ENCO
RDE EFM信号のレベルがハイレベル(H)のと
き、所定長のピットが書き込まれ、ENCORDE E
FM信号のレベルがローレベル(L)のとき、所定長の
ランドが書き込まれる。
【0051】このようにして、光ディスク2の所定のト
ラックに、データが書き込まれる(記録される)。
【0052】EFM/CDROMエンコーダ制御部24
では、前述したENCODE EFM信号の他に、所定
のENCODE EFM信号(ランダムEFM信号)が
生成される。このランダムEFM信号は、OPC(Opti
mum Power Control )において、テストエリアへの試し
書きの際のレーザの出力調整(パワーコントロール)に
用いられる。
【0053】OPCにおけるテストエリアへの試し書き
の際は、前記ランダムEFM信号が、EFM/CDRO
Mエンコーダ制御部24からレーザ制御部14に入力さ
れる。
【0054】また、OPCにおけるテストエリアへの試
し書きの際は、制御手段13では、15段階のレベルの
WRITE POWER信号が生成され、そのWRIT
EPOWER信号が、制御手段13に内蔵される図示し
ないD/A変換器から出力され、レーザ制御部14に入
力される。
【0055】そして、レーザ制御部14は、前記ランダ
ムEFM信号に基づいて、制御手段13からのWRIT
E POWER信号のレベルをハイレベル(H)と、ロ
ーレベル(L)とに切り替えて出力し、これにより光学
ヘッド3のレーザダイオードの駆動を制御する。これを
15段階のレベルのWRITE POWER信号のそれ
ぞれで行う。
【0056】OPC動作では、このようにして、15段
階の出力のレーザ光でテストエリアへの試し書きが行わ
れる。
【0057】また、光ディスク2にデータを書き込む際
は、読み出し出力のレーザ光が、光学ヘッド3のレーザ
ダイオードから光ディスク2のプリグルーブに照射さ
れ、その反射光が、光学ヘッド3の分割ホトダイオード
で受光される。
【0058】この分割ホトダイオードからは、図6に示
すWOBBLE信号が出力される。前述したように、こ
のWOBBLE信号には、1倍速で22.05kHz の周
波数の信号と、ATIP情報をバイフェーズ変調し、さ
らに、22.05kHz のキャリア周波数でFM変調した
信号とが含まれる。
【0059】このWOBBLE信号は、WOBBLE信
号検出回路19に入力され、WOBBLE信号検出回路
19で2値化される。
【0060】2値化されたWOBBLE信号は、WOB
BLEサーボコントローラ22に入力される。
【0061】WOBBLEサーボコントローラ22で
は、WOBBLE信号のうちのFM変調されているAT
IP情報を復調し、図7に示すBIDATA信号(バイ
フェーズデータ信号)を得る。このBIDATA信号
は、1T〜3Tの信号(パルス信号)である。なお、こ
のBIDATA信号をバイフェーズ復調し、その後、デ
コードすることにより、ATIP情報が得られる。
【0062】また、WOBBLEサーボコントローラ2
2に内蔵される図示しないデジタルPLL回路では、前
記BIDATA信号に基づいてクロック生成を行って、
図7に示すBICLOCK信号を得る。このBICLO
CK信号は、後述するBIDATA信号のデコードのタ
イミングに使用される。
【0063】前記BIDATA信号およびBICLOC
K信号は、それぞれ、シンク信号生成・ATIPデコー
ダ27に入力される。
【0064】シンク信号生成・ATIPデコーダ27で
は、BICLOCK信号に基づいて、BIDATA信号
をバイフェーズ復調し、その後、デコードしてATIP
情報を得るとともに、図7に示すATIP−SYNC信
号(ATIPシンク信号)を生成する。
【0065】この場合、図7に示すように、BIDAT
A信号に含まれるSYNCパターンが検出されたとき
に、ATIP−SYNC信号のパルスが生成される。こ
のATIP−SYNC信号のパルスの周期(隣接するパ
ルス間の間隔)は、1倍速の場合、1/75秒である。
【0066】このATIP−SYNC信号は、制御手段
13およびWOBBLEサーボコントローラ22のそれ
ぞれに入力される。
【0067】また、前記デコードされたATIP情報
は、制御手段13に入力される。制御手段13は、この
ATIP情報により、光ディスク2上の絶対時間を把握
する。
【0068】前述したEFM/CDROMエンコーダ制
御部24からのSUBCODE−SYNC信号は、シン
ク信号生成・ATIPデコーダ27に入力され、このシ
ンク信号生成・ATIPデコーダ27から制御手段13
およびWOBBLEサーボコントローラ22のそれぞれ
に入力される。
【0069】図8は、ATIPフレームのフォーマット
を示す図である。同図に示すように、ATIPフレーム
のデータは、4ビットの同期信号、すなわちシンク(S
ync)と、8ビットの分(Min)と、8ビットの秒
(Sec)と、8ビットのフレームと、14ビットの誤
り検出符号(CRC:Cyclic Redundancy Code)とで構
成されている。
【0070】WOBBLEサーボコントローラ22で
は、各ATIPフレームに対し、ATIP情報の誤り
(エラー)検出がなされる(ATIP情報が誤っている
か否かを判別する)。
【0071】このATIP情報の誤り検出では、ATI
PフレームのSync、分(Min)、秒(Sec)お
よびフレームのデータに対して所定の演算を行った結果
と、誤り検出符号(CRC)とが一致する場合を「正
常」、一致しない場合を「ATIPエラー」と言う。
【0072】この場合、図4に示すように、WOBBL
Eサーボコントローラ22では、ATIP情報の誤り、
すなわちATIPエラーが検出されると、パルス51が
生成され、出力される。
【0073】このパルス51で構成されるATIP E
RROR信号は、制御手段13のカウンター(計数手
段)131に入力される。そして、このカウンター13
1により、ATIP ERROR信号のパルス数が、A
TIPエラーとして計数(計測)される。
【0074】このATIP情報の誤り検出は、ATIP
フレーム毎に行われるので、ATIPエラーは、75A
TIPフレーム(1倍速で1秒間)に、最大75個存在
する。
【0075】なお、WOBBLEサーボコントローラ2
2により、ATIPエラーを検出する検出手段が構成さ
れる。
【0076】前記ATIPエラーの計数値は、メモリー
26に記憶されるとともに、インターフェース制御部3
1を介して、コンピュータ41に送信され、光ディスク
装置1の検査(光ディスク装置1の記録能力の判定)に
利用される。
【0077】前記制御手段13に入力されたATIP−
SYNC信号は、ATIP時間情報の更新のタイミング
に利用される。
【0078】また、WOBBLEサーボコントローラ2
2に入力されたATIP−SYNC信号は、SUBCO
DE−SYNC信号との同期合わせに用いられる。
【0079】制御手段13に入力されたSUBCODE
−SYNC信号は、ATIP時間情報の補間や、前述し
たATIPエラーの計測に用いられる。
【0080】また、WOBBLEサーボコントローラ2
2に入力されたSUBCODE−SYNC信号は、前記
ATIP−SYNC信号と同様、同期合わせの基準信号
として用いられる。
【0081】なお、同期合わせは、書き込み時に生成す
るEFMデータ内にあるSUBCODE−SYNC信号
の位置と、光ディスク2上のATIP−SYNC信号の
発生する位置とを実質的に一致させるために行う。
【0082】図9に示すように、SUBCODE−SY
NC信号と、ATIP−SYNC信号のずれは、通常、
光ディスク2全体において、各部位でそれぞれ、±2E
FMフレームまで許されている。
【0083】[再生] 光ディスク2からデータ(信号)を再生する(読み出
す)際は、レーザ制御部14からのWRITE POW
ER信号のレベルは、読み出し出力に対応する一定のD
Cレベルに保持され、これにより、レーザの出力が、読
み出し出力に保持される。読み出し出力(メインビーム
の出力)は、通常、0.7mW以下とされる。
【0084】光ディスク2からデータを読み出す際は、
読み出し出力のレーザ光が、光学ヘッド3のレーザダイ
オードから光ディスク2の所定のトラックに照射され、
その反射光が、光学ヘッド3の分割ホトダイオードで受
光される。
【0085】この分割ホトダイオードの各受光部から
は、それぞれ、受光光量に応じた電流(電圧)が出力さ
れ、これらの電流、すなわち、各信号(検出信号)は、
それぞれ、HF信号生成回路15およびエラー信号生成
回路18に入力される。
【0086】HF信号生成回路15では、これらの検出
信号の加算や減算等を行うことにより、HF(RF)信
号が生成される。
【0087】このHF信号は、光ディスク2に書き込ま
れたピットとランドに対応するアナログ信号である。
【0088】このHF信号は、HF信号ゲイン切り替え
回路16に入力され、増幅される。このHF信号ゲイン
切り替え回路16の増幅率(ゲイン)は、制御手段13
からのゲイン切り替え信号により切り替えられる。
【0089】この増幅後のHF信号(以下、単に「HF
信号」と言う)は、ピーク・ボトム検出回路17および
CDサーボコントローラ21のそれぞれに入力される。
【0090】また、ピーク・ボトム検出回路17には、
のフォーカス制御、トラッキング制御およびスレッド
制御において説明するトラッキングエラー(TE)信号
が入力される。
【0091】図10に示すように、ピーク・ボトム検出
回路17では、入力信号、例えば、HF信号やトラッキ
ングエラー信号等の振幅(エンベローブ)が抽出され
る。
【0092】この振幅の上側をPEEK(TOP)、振
幅の下側をBOTTOMと言い、振幅の上側に対応する
信号をPEEK(TOP)信号、振幅の下側に対応する
信号をBOTTOM信号と言う。
【0093】PEEK信号およびBOTTOM信号は、
それぞれ、制御手段13に内蔵されている図示しないA
/D変換器に入力され、このA/D変換器でデジタル信
号に変換される。
【0094】これらPEEK信号およびBOTTOM信
号は、例えば、振幅測定、トラッキングエラー信号の振
幅調整、OPC(Optimum Power Control )におけるβ
(β値)の計算、HF信号の有無の判断等に利用され
る。
【0095】CDサーボコントローラ21では、HF信
号が2値化され、EFM復調され、EFM信号が得られ
る。このEFM信号は、3T〜11Tの長さ(周期)の
パルスで構成される信号である。
【0096】そして、CDサーボコントローラ21で
は、このEFM信号に対して、CIRC(Cross Interl
eaved Read Solomon Code )と呼ばれる誤り訂正符号を
用いたエラー訂正(CIRCエラー訂正)が2回行われ
る。
【0097】この場合、1回目のCIRC訂正をC1エ
ラー訂正、2回目のCIRC訂正をC2エラー訂正と言
う。
【0098】そして、1回目のCIRC訂正、すなわち
C1エラー訂正において訂正できない場合を「C1エラ
ー」と言い、2回目のCIRC訂正、すなわちC2エラ
ー訂正において訂正できない場合を「C2エラー」と言
う。
【0099】図11に示すように、CDサーボコントロ
ーラ21では、このC1エラー訂正の際、C1エラーが
検出されると、パルス52が生成され、出力される。
【0100】このパルス52で構成されるC1ERRO
R信号は、制御手段13のカウンター131に入力され
る。そして、このカウンターにより、C1ERROR信
号のパルス数が、C1エラーとして計数(計測)され
る。
【0101】1サブコードフレームは、98EFMフレ
ームで構成されるので、C1エラーと、C2エラーは、
それぞれ、75サブコードフレーム(1倍速で1秒間)
に、最大7350個存在する。
【0102】なお、CDサーボコントローラ21によ
り、C1エラーを検出する検出手段が構成される。
【0103】前記C1エラーの計数値は、メモリー26
に記憶されるとともに、インターフェース制御部31を
介して、コンピュータ41に送信され、光ディスク装置
1の検査(光ディスク装置1の再生能力または記録・再
生能力の判定)に利用される。
【0104】CDサーボコントローラ21では、CIR
Cエラー訂正後のEFM信号が、所定形式のデータ、す
なわち、DATA信号にデコード(変換)される。
【0105】以下、代表的に、光ディスク2にオーディ
オデータ(音楽データ)が記録されており、そのEFM
信号をオーディオ形式のDATA信号にデコードする場
合を説明する。
【0106】図12は、オーディオ形式のDATA信
号、LRCLOCK信号およびBITCLOCK信号を
示すタイミングチャートである。
【0107】同図に示すように、CDサーボコントロー
ラ21では、EFM信号が、クロック33からのクロッ
ク信号に基づいて、16ビットのLチャンネルデータ
と、16ビットのRチャンネルデータとで構成されるD
ATA信号にデコードされる。
【0108】また、CDサーボコントローラ21では、
クロック33からのクロック信号に基づいて、BITC
LOCK信号およびLRCLOCK信号が、それぞれ生
成される。このBITCLOCK信号は、シリアルデー
タ転送クロックである。
【0109】また、LRCLOCK信号は、DATA信
号中のLチャンネルデータとRチャンネルデータとを区
別するための信号である。この場合、LRCLOCK信
号のレベルがハイレベル(H)のときが、Lチャンネル
データを示し、ローレベル(L)のときが、Rチャンネ
ルデータを示す。
【0110】なお、光ディスク2に通常データが記録さ
れている場合も、そのEFM信号は、前述した16ビッ
トのLチャンネルデータと、16ビットのRチャンネル
データとで構成されるDATA信号にデコードされる。
【0111】これらDATA信号、LRCLOCK信号
およびBITCLOCK信号は、それぞれ、CDROM
デコーダ制御部28に入力される。
【0112】CDROMデコーダ制御部28では、光デ
ィスク2に、補正情報、例えば、ECC(Error Correc
tion Code )/EDC(Error Detecting Code)のエラ
ー訂正符号が記録されている場合には、DATA信号に
対して、そのエラー訂正が行われる。
【0113】図16は、CD−ROM MODE1フォ
ーマット(1サブコードフレーム)を示す図であり、図
17は、CD−DAフォーマット(1サブコードフレー
ム)を示す図である。
【0114】通常データは、補正情報を有するフォーマ
ット、例えば、図16に示すCD−ROM MODE1
フォーマットで光ディスク2に記録されている。すなわ
ち、通常データの場合には、ECC/EDCのエラー訂
正符号が記録されているので、CDROMデコーダ制御
部28において、DATA信号に対し、ECC/EDC
のエラー訂正を行う。このエラー訂正により、ビットの
誤り率を10-12 程度まで減少させることができる。
【0115】一方、オーディオデータは、補正情報を有
さないフォーマット、例えば、図17に示すCD−DA
フォーマットで光ディスク2に記録されている。すなわ
ち、オーディオデータの場合には、補正情報が記録され
ていないので、CDROMデコーダ制御部28では、D
ATA信号に対し、エラー訂正を行わない。
【0116】CDROMデコーダ制御部28では、DA
TA信号が、クロック35からのクロック信号に基づい
て、通信(送信)用の所定形式のデータにデコードさ
れ、このデコードされたデータ(デコードデータ)は、
インターフェース制御部31を介して、コンピュータ4
1に送信(転送)される。
【0117】コンピュータ41では、このデータが図示
しないメモリーに記憶される。そして、前記データは、
必要に応じて、メモリーから読み出されて使用される。
【0118】前記コンピュータ41に取り込まれたデー
タを所定の光ディスク2に記録(コピー)する場合に
は、例えば、光ディスク装置1に、光ディスク2を装着
する。そして、前記コンピュータ41のメモリーからデ
ータを読み出し、読み出したデータをコンピュータ41
から光ディスク装置1に送信(転送)する。光ディスク
装置1では、前述したように、前記データが光ディスク
2に記録される。
【0119】また、CDサーボコントローラ21では、
図13に示すFRAME SYNC信号が生成される。
【0120】このFRAME SYNC信号のレベル
は、CDサーボコントローラ21にHF信号が入力さ
れ、規定の周期(3T〜11T)でEFM信号が同期し
ているときに、ハイレベル(H)になる。そして、HF
信号(EFM信号)が入力されなくなると(同期が合わ
なくなると)、EFMフレーム単位で、FRAME S
YNC信号のレベルが、ハイレベル(H)からローレベ
ル(L)に変化する。
【0121】なお、1EFMフレームの長さ(周期)
は、1倍速の場合、136μsec であり、98EFMフ
レームが1サブコードフレームである。
【0122】このFRAME SYNC信号は、制御手
段13に入力され、HF信号の終端の検出に用いられ
る。
【0123】また、CDサーボコントローラ21から
は、SUBQ DATA信号が制御手段13に入力され
る。
【0124】このSUBQ DATA信号は、サブコー
ドデータのうちのQデータを示す信号である。
【0125】サブコードには、P、Q、R、S、T、
U、VおよびWの8種類がある。1EFMフレームに
は、サブコードが1バイト付いており、その1バイトに
は、P〜Wの各データが、それぞれ1ビット記録されて
いる。
【0126】P〜Wの各データは、それぞれ1ビットで
あり、1サブコードフレームは、98EFMフレームで
あるので、1サブコードフレーム中のP〜Wの各データ
は、それぞれ、98ビットである。但し、先頭の2EF
Mフレームは、SYNCパターン(同期信号)に使用さ
れるので、実際のデータは、96ビットである。
【0127】図14は、Qデータ96ビットのフォーマ
ットを示す図である。同図に示すQ1〜Q4のコントロ
ール(4ビット)は、通常データ/オーディオデータの
識別に用いられる。
【0128】また、Q5〜Q8のアドレス(4ビット)
は、Q9〜Q80までのデータ(72ビット)の内容を
示す。
【0129】また、Q81〜Q96のCRC(Cyclic R
edundancy Code)(16ビット)は、エラー(誤り)検
出(データが間違っているか否かの判別)に用いられ
る。
【0130】このQデータからは、さらに、光ディスク
2上の絶対時間情報、現在のトラック情報、リードイ
ン、リードアウト、曲の番号、リードインに記録される
TOC(Table Of Contents )と呼ばれる目次の内容等
を取得することができる。
【0131】制御手段13では、このようなQデータか
ら情報を取得して所定の制御を行う。
【0132】また、CDサーボコントローラ21から
は、SUBCODE−SYNC信号が制御手段13に入
力される。
【0133】図15に示すように、98EFMフレーム
中に、サブコードデータは、98バイトあるが、前述し
たように、先頭2EFMフレームの2バイト、すなわ
ち、S0およびS1には、SYNCパターン(同期信
号)が記録される。
【0134】CDサーボコントローラ21では、このS
YNCパターンが検出されると、パルスが生成され、出
力される。すなわち、1サブコードフレーム(98EF
Mフレーム)毎に、パルスが生成され、出力される。こ
のパルスで構成される信号が、SUBCODE−SYN
C信号である。前記SYNCパターンは、1倍速の場
合、1秒間に75回検出される。
【0135】なお、CDサーボコントローラ21では、
SUBCODE−SYNC信号のパルスの検出後に、前
述したQデータが更新される。そして、その更新された
Qデータは、制御手段13に読み込まれる。
【0136】[フォーカス制御、トラッキング制御お
よびスレッド制御] エラー信号生成回路18では、前述した分割ホトダイオ
ードからの検出信号の加算や減算等を行うことにより、
フォーカスエラー(FE)信号、トラッキングエラー
(TE)信号およびスレッドエラー(SE)信号が、そ
れぞれ生成される。
【0137】このフォーカスエラー信号は、合焦位置か
らの回転軸方向における対物レンズのずれの大きさおよ
びその方向(合焦位置からの対物レンズのずれ量)を示
す信号である。
【0138】また、トラッキングエラー信号は、トラッ
ク(プリグルーブ)の中心からの径方向における対物レ
ンズのずれの大きさおよびその方向(トラックの中心か
らの対物レンズのずれ量)を示す信号である。
【0139】また、スレッドエラー信号は、スレッド制
御、すなわち、スレッドサーボ(光学ヘッド3の光学ヘ
ッド本体の送りサーボ)に使用されるエラー(誤差)信
号である。換言すれば、光学ヘッド3の目標位置(適正
位置)からの径方向(光学ヘッド3の送り方向)におけ
る該光学ヘッド3のずれの大きさおよびその方向を示す
信号である。前記フォーカスエラー信号は、CDサーボ
コントローラ21に入力される。
【0140】また、トラッキングエラー信号は、CDサ
ーボコントローラ21に入力されるとともに、前述した
ようにピーク・ボトム検出回路17にも入力される。ま
た、スレッドエラー信号は、CDサーボコントローラ2
1に入力される。
【0141】光ディスイク装置1は、これらフォーカス
エラー信号、トラッキングエラー信号およびスレッドエ
ラー信号を用い、所定のトラックにおいて、フォーカス
制御、トラッキング制御およびスレッド制御を行う。
【0142】フォーカス制御の際は、CDサーボコント
ローラ21では、アクチュエータ4の回転軸方向の駆動
を制御するフォーカスPWM(Puls Width Modulation
)信号が生成される。このフォーカスPWM信号は、
デジタル信号(連続パルス)である。
【0143】このフォーカスPWM信号は、CDサーボ
コントローラ21からPWM信号平滑フィルター7に入
力され、このPWM信号平滑フィルター7で平滑化、す
なわち、制御電圧(制御信号)に変換され、ドライバ6
に入力される。そして、ドライバ6は、この制御電圧に
基づいて、アクチュエータ4にフォーカス信号(所定電
圧)を印加し、アクチュエータ4を回転軸方向(フォー
カス方向)に駆動させる。
【0144】この場合、CDサーボコントローラ21
は、フォーカスエラー信号のレベルが0になるように
(可及的に減少するように)、前記フォーカスPWM信
号のパルス幅(デューティー比)の調整と、フォーカス
PWM信号の符合(正負)の反転とを行う。これによ
り、光学ヘッド3の対物レンズは合焦位置に位置する。
すなわち、フォーカスサーボがかかる。
【0145】また、トラッキング制御の際は、CDサー
ボコントローラ21では、アクチュエータ4の径方向の
駆動を制御するトラッキングPWM信号が生成される。
このトラッキングPWM信号は、デジタル信号(連続パ
ルス)である。
【0146】このトラッキングPWM信号は、CDサー
ボコントローラ21からPWM信号平滑フィルター7に
入力され、このPWM信号平滑フィルター7で平滑化、
すなわち、制御電圧(制御信号)に変換され、ドライバ
6に入力される。そして、ドライバ6は、この制御電圧
に基づいて、アクチュエータ4にトラッキング信号(所
定電圧)を印加し、アクチュエータ4を径方向(トラッ
キング方向)に駆動させる。
【0147】この場合、CDサーボコントローラ21
は、トラッキングエラー信号のレベルが0になるように
(可及的に減少するように)、前記トラッキングPWM
信号ののパルス幅(デューティー比)の調整と、トラッ
キングPWM信号の符合(正負)の反転とを行う。これ
により、光学ヘッド3の対物レンズはトラック(プリグ
ルーブ)の中心に位置する。すなわち、トラッキングサ
ーボがかかる。
【0148】また、スレッド制御の際は、CDサーボコ
ントローラ21では、スレッドモータ5の駆動を制御す
るスレッドPWM信号が生成される。このスレッドPW
M信号は、デジタル信号(連続パルス)である。
【0149】このスレッドPWM信号は、CDサーボコ
ントローラ21からPWM信号平滑フィルター7に入力
され、このPWM信号平滑フィルター7で平滑化、すな
わち、制御電圧(制御信号)に変換され、ドライバ6に
入力される。そして、ドライバ6は、この制御電圧に基
づいて、スレッドモータ5にスレッド信号(所定電圧)
を印加し、スレッドモータ5を回転駆動させる。
【0150】この場合、CDサーボコントローラ21
は、スレッドエラー信号のレベルが0になるように(可
及的に減少するように)、前記スレッドPWM信号のパ
ルス幅(デューティー比)の調整と、スレッドPWM信
号の符合(正負)の反転とを行う。これにより、光学ヘ
ッド3の光学ヘッド本体は目標位置(適正位置)に位置
する。すなわち、スレッドサーボがかかる。
【0151】なお、トラッキングエラー信号は、トラッ
キング制御の他、例えば、光学ヘッド3を光ディスク2
の所定のトラック(目的トラック)へ移動させるとき
(トラックジャンプ動作)の制御等にも用いられる。
【0152】[回転数制御(回転速度制御)] 光ディスク装置1では、例えば、記録および再生の際、
スピンドルモータ8の回転数(回転速度)が制御され
る。この回転数の制御方法には、WOBBLEPWM
(Puls Width Modulation )信号で制御する方法、すな
わちWOBBLE信号を利用するスピンドルサーボ(W
OBBLEサーボ)と、FG PWM信号で制御する方
法、すなわちFG信号を利用するスピンドルサーボ(F
Gサーボ)と、EFM PWM信号で制御する方法、す
なわちEFM信号を利用するスピンドルサーボ(EFM
サーボ)とがある。以下、これらを順次説明する。
【0153】WOBBLE PWM信号は、WOBBL
Eサーボコントローラ22で生成されるスピンドルモー
タ制御信号である。具体的には、0−5Vレベルのデジ
タル信号(連続パルス)である。
【0154】このWOBBLE PWM信号は、WOB
BLEサーボコントローラ22からPWM信号平滑フィ
ルター12に入力され、このPWM信号平滑フィルター
12で平滑化、すなわち、制御電圧(制御信号)に変換
され、ドライバ11に入力される。そして、ドライバ1
1は、この制御電圧に基づいてスピンドルモータ8を回
転駆動させる。
【0155】この場合、WOBBLEサーボコントロー
ラ22は、WOBBLE信号の周波数(周期)が、目標
値(例えば、1倍速のときは22.05kHz )になるよ
うに、前記WOBBLE PWM信号のパルス幅(デュ
ーティー比)を調整する。これにより、スピンドルモー
タ8の回転数(回転速度)が目標値となるようにスピン
ドルサーボがかかる。
【0156】FG PWM信号は、制御手段13で生成
されるスピンドルモータ制御信号である。具体的には、
0−5Vレベルのデジタル信号(連続パルス)である。
【0157】このFG PWM信号は、制御手段13か
らPWM信号平滑フィルター12に入力され、このPW
M信号平滑フィルター12で平滑化、すなわち、制御電
圧(制御信号)に変換され、ドライバ11に入力され
る。そして、ドライバ11は、この制御電圧に基づいて
スピンドルモータ8を回転駆動させる。
【0158】一方、ホール素子9からは、スピンドルモ
ータ8の回転数(回転速度)に対応するFG(Frequenc
y Generator )信号が出力される。このFG信号は、F
G信号2値化回路23で2値化され、制御手段13の図
示しない周波数測定部(周期測定部)に入力される。
【0159】制御手段13の周波数測定部では、クロッ
ク32からのクロック信号に基づいて、FG信号の周波
数(周期)が測定される。そして、制御手段13は、F
G信号の周波数(周期)が、目標値になるように、前記
FG PWM信号のパルス幅(デューティー比)を調整
する。これにより、スピンドルモータ8の回転数(回転
速度)が目標値となるようにスピンドルサーボがかか
る。
【0160】EFM PWM信号は、CDサーボコント
ローラ21で生成されるスピンドルモータ制御信号であ
る。具体的には、0−5Vレベルのデジタル信号(連続
パルス)である。
【0161】このEFM PWM信号は、CDサーボコ
ントローラ21からPWM信号平滑フィルター12に入
力され、このPWM信号平滑フィルター12で平滑化、
すなわち、制御電圧(制御信号)に変換され、ドライバ
11に入力される。そして、ドライバ11は、この制御
電圧に基づいてスピンドルモータ8を回転駆動させる。
【0162】この場合、CDサーボコントローラ21
は、EFM信号、すなわち、3T〜11Tの周期のパル
スのうちの所定のパルスの周期が、目標値になるよう
に、前記EFM PWM信号のパルス幅(デューティー
比)を調整する。これにより、スピンドルモータ8の回
転数(回転速度)が目標値となるようにスピンドルサー
ボがかかる。
【0163】この光ディスク装置1は、CD−Rに限ら
ず、この他のCD、例えば、CD−ROMや、CD−D
A(音楽用CD)等からデータを読み出すこと(再生)
ができるように構成されている。
【0164】また、この光ディスク装置1は、データの
読み出し速度、すなわち、光ディスク2からデータ(信
号)を読み出す際の光ディスク2の回転数(回転速度)
をm段階(mは、2以上の整数)の回転数に設定し得る
ように構成されている。
【0165】本実施例では、光ディスク2の回転数を、
7段階の回転数、すなわち、1倍速、2倍速、4倍速、
6倍速、8倍速、10倍速および12倍速のうちのいず
れかに設定し得るようになっている。
【0166】前記2倍速、4倍速、6倍速、8倍速、1
0倍速および12倍速とは、それぞれ、1倍速を基準回
転数(基準回転速度)とし、この基準回転数の2倍、4
倍、6倍、8倍、10倍および12倍の回転数を言う。
【0167】そして、この光ディスク装置1では、光デ
ィスク2の所定のトラックからデータを読み出す際、識
別手段により、そのトラックに記録されているデータの
種類を識別し、この結果(識別結果)に応じて、上限設
定手段が作動する。すなわち、上限設定手段は、前記識
別結果に応じて、光ディスク2の回転数に上限を設定す
るか否かを判断し、上限を設定すると判断した場合に
は、回転数の上限値を定める。回転数の上限値を定める
場合、1つの上限値を定めてもよいし、また、前記識別
結果に応じて、複数の上限値のうちから適正な上限値を
選択するようにしてもよい。
【0168】この光ディスク装置1では、光ディスク2
の所定のトラックからデータを読み出す際、判別手段に
より、そのトラックに記録されているデータを補正する
補正情報が記録されているか否かを判別し、その補正情
報が記録されていない場合、すなわち、補正情報が記録
されていないトラックからデータを読み出す際、光ディ
スク2の回転数に上限を設定する。この上限値をN倍速
(Nは、1以上の整数)とする。
【0169】このNの値は、データを読み出す際、C1
エラー訂正およびC2エラー訂正以外の訂正を行わなく
ても適正なデータが得られる程度に予め設定される。
【0170】次に、光ディスク2の所定のトラックから
データを読み出し、そのデータをコンピュータ41に転
送する際の制御手段13の制御動作を説明する。
【0171】図18は、光ディスク2の所定のトラック
からデータを読み出し、そのデータをコンピュータ41
に転送する際の制御手段13の制御動作を示すフローチ
ャートである。以下、このフローチャートに基づいて説
明する。
【0172】コンピュータ41よりデータの転送のコマ
ンドを受けると、このプログラム(データの転送ルーチ
ン)が実行される。この場合、光ディスク2の回転数
は、コンピュータ41からの指令により、1倍速、2倍
速、4倍速、6倍速、8倍速、10倍速および12倍速
のうちのいずれかに設定される。
【0173】まず、初期設定を行う(ステップS10
1)。この初期設定では、例えば、CDROMデコーダ
制御部28の初期設定等を行う。
【0174】次いで、データを読み出すトラック(以
下、「目的トラック」と言う)が、オーディオデータ
(音楽データ)が記録されているトラック(オーディオ
トラック)か否か、すなわち、補正情報が記録されてい
るトラックか否かを判断する(ステップS102)。
【0175】前述したように、光ディスク2のリードイ
ン領域には、TOCと呼ばれる目次が記録されており、
この目次には、各トラックのQデータ、すなわち、各ト
ラックに記録されているデータが通常データ/オーディ
オデータのいずれであるかを示す情報(Q1〜Q4のコ
ントロールの情報)等が含まれている。
【0176】各トラックのQデータのうちのQ1〜Q4
は、リードイン領域から読み出され、メモリー26の所
定のアドレスに記憶される。このQ1〜Q4のメモリー
26への記憶は、光ディスク2が装着された時点で行わ
れる。
【0177】前記ステップS102では、メモリー26
の所定のアドレスから目的トラックのQ1〜Q4を読み
出し、そのQ1〜Q4に基づいて、目的トラックがオー
ディオトラックか否かを判断する。
【0178】ステップS102において目的トラックが
オーディオトラックと判断した場合には、光ディスク2
の回転数が、N倍速(回転数の上限値)以上に設定され
ているか否かを判断する(ステップS103)。
【0179】ステップS103においてN倍速以上に設
定されていると判断した場合には、光ディスク2の回転
数をN倍速に設定する(ステップS104)。
【0180】例えば、N=2に設定されており、光ディ
スク2の回転数が2〜12倍速に設定されている場合に
は、光ディスク2の回転数を2倍速に設定する。
【0181】また、ステップS103においてN倍速未
満に設定されていると判断した場合、または、ステップ
S102において目的トラックがオーディオトラックで
はないと判断した場合には、光ディスク2の回転数の設
定は、変更されない。すなわち、コンピュータ41から
の指令により設定された回転数を維持する。
【0182】次いで、目的トラック、すなわち、データ
の読み出し開始時間(光ディスク2上のデータ読み出し
開始位置)に光学ヘッド3を移動する(ステップS10
5)。
【0183】次いで、目的トラックからデータを読み出
す。すなわち、デコードを開始する(ステップS10
6)。
【0184】この場合、前述したように、光ディスク2
の回転数が現在設定されている回転数になるよう回転数
制御を行うとともに、フォーカス制御、トラッキング制
御およびスレッド制御を行いつつ、目的トラックからH
F信号を得る。そして、得られたHF信号をEFM復調
し、C1エラー訂正およびC2エラー訂正を行った後、
オーディオ形式のDATA信号にデコードする。
【0185】前述したように、通常データの場合には、
さらに、ECC/EDCに基づいてエラー訂正を行な
い、この後、通信用の所定形式のデータにデコードす
る。
【0186】データ読み出しの際の光ディスク2の回転
数が比較的高い場合(例えば、12倍速)でも、このエ
ラー訂正により、適正なデータが得られる。
【0187】また、前述したように、オーディオデータ
の場合には、C1、C2エラー訂正以外のエラー訂正を
行わずに、通信用の所定形式のデータにデコードする。
【0188】この場合、データ読み出しの際の光ディス
ク2の回転数の上限がN倍速であるので、C1、C2エ
ラー訂正以外のエラー訂正を行わなくても、適正なデー
タが得られる。
【0189】次いで、デコードされたデータ(デコード
データ)をインターフェース制御部31を介してコンピ
ュータ41に転送する(ステップS107)。
【0190】次いで、コンピュータ41より要求された
データを全て転送したか否かを判断し(ステップS10
8)、データを全て転送していない場合には、引き続き
データをコンピュータ41に転送する(ステップS10
7)。
【0191】ステップS108においてデータを全て転
送したと判断した場合には、このプログラムを終了す
る。
【0192】以上説明したように、この光ディスク装置
1によれば、読み出すデータがオーディオデータと、通
常データのいずれの場合でも適正なデータが得られる。
【0193】特に、オーディオデータが記録されている
トラックと、通常データが記録されているトラックとを
有する光ディスクからデータを読み出す場合、容易に適
正なデータを得ることができる。
【0194】本発明の光ディスク装置は、前述したCD
−Rドライブ装置に限らず、この他、例えば、CD−R
W、DVD−R、DVD−RAM等のプリグルーブを有
する光ディスクを記録・再生する各種光ディスク装置、
CD(コンパクトディスク)、CD−ROM等の光ディ
スクを再生する各種光ディスク装置に適用することがで
きる。
【0195】以上、本発明の光ディスク装置を、図示の
実施例に基づいて説明したが、本発明はこれに限定され
るものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任
意の構成のものに置換することができる。
【0196】例えば、図16および図17に示すデータ
のフォーマットは、一例であり、本発明では、データの
フォーマットは、これらに限定されない。
【0197】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ディス
ク装置によれば、データの種類によらず適正なデータを
得ることができる。特に、読み出すデータが補正情報を
有していないデータ(例えば、オーディオデータ等)の
場合でも適正なデータが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク装置をコンピュータに接続
した状態を示すブロック図である。
【図2】本発明の光ディスク装置の実施例を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明におけるEFM/CDROMエンコーダ
制御部からのENCORDEEFM信号と、レーザ制御
部からのENCORDE EFM信号とを示すタイミン
グチャートである。
【図4】本発明におけるATIP−SYNC信号と、シ
ンク信号生成・ATIPデコーダからのSUBCODE
−SYNC信号と、ATIP ERROR信号とを示す
タイミングチャートである。
【図5】本発明におけるATIP−SYNC信号と、シ
ンク信号生成・ATIPデコーダからのSUBCODE
−SYNC信号と、CDサーボコントローラからのSU
BCODE−SYNC信号とを示すタイミングチャート
である。
【図6】本発明における1T Biphase ATI
Pタイミングと、WOBBLE信号と、2値化後のWO
BBLE信号とを示すタイミングチャートである。
【図7】本発明におけるBIDATA信号と、BICL
OCK信号と、ATIP−SYNC信号とを示すタイミ
ングチャートである。
【図8】本発明におけるATIPフレームのフォーマッ
トを示す図である。
【図9】本発明におけるATIP−SYNC信号と、S
UBCODE−SYNC信号とを示すタイミングチャー
トである。
【図10】本発明におけるピーク・ボトム検出回路への
入力信号と、その入力信号の振幅(エンベロープ)と、
PEEK信号およびBOTTOM信号とを示すタイミン
グチャートである。
【図11】本発明におけるCDサーボコントローラから
のSUBCODE−SYNC信号と、C1ERROR信
号とを示すタイミングチャートである。
【図12】本発明におけるオーディオ形式のDATA信
号、LRCLOCK信号およびBITCLOCK信号を
示すタイミングチャートである。
【図13】本発明におけるCDサーボコントローラから
のSUBCODE−SYNC信号と、FRAME SY
NC信号と、HF信号(EFM信号)とを示すタイミン
グチャートである。
【図14】本発明におけるQデータ96ビットのフォー
マットを示す図である。
【図15】本発明における1サブコードフレームを示す
図である。
【図16】本発明におけるCD−ROM MODE1フ
ォーマット(1サブコードフレーム)を示す図である。
【図17】本発明におけるCD−DAフォーマット(1
サブコードフレーム)を示す図である。
【図18】本発明における光ディスクの所定のトラック
からデータを読み出し、そのデータをコンピュータに転
送する際の制御手段の制御動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 光ディスク装置 10 ケーシング 2 光ディスク 3 光学ヘッド(光ピックアップ) 4 アクチュエータ 5 スレッドモータ 6 ドライバ 7 PWM信号平滑フィルター 8 スピンドルモータ 9 ホール素子 11 ドライバ 12 PWM信号平滑フィルター 13 制御手段 131 カウンター 14 レーザ制御部 15 HF信号生成回路 16 HF信号ゲイン切り替え回路 17 ピーク・ボトム検出回路 18 エラー信号生成回路 19 WOBBLE信号検出回路 21 CDサーボコントローラ 22 WOBBLEサーボコントローラ 23 FG信号2値化回路 24 EFM/CDROMエンコーダ制御部 25、26 メモリー 27 シンク信号生成・ATIPデコーダ 28 CDROMデコーダ制御部 29 メモリー 31 インターフェース制御部 32〜35 クロック 36 アドレス・データバス 41 コンピュータ 42 キーボード 43 マウス 44 モニター 51、52 パルス S101〜S108 ステップ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクを装着して複数段階の回転数
    で回転させる回転駆動機構と、光学ヘッドと、前記光学
    ヘッドにより前記光ディスクから読み出した信号を処理
    する信号処理手段と、少なくとも前記回転駆動機構、光
    学ヘッドおよび信号処理手段の駆動を制御する制御手段
    とを有し、前記光ディスクを再生または記録・再生する
    光ディスク装置であって、 前記光ディスクに記録されているデータの種類を識別す
    る識別手段と、 前記光ディスクの回転数に上限を設定する上限設定手段
    とを有し、 前記光ディスクからデータを読み出す際、前記識別手段
    の識別結果に応じて前記上限設定手段が作動するよう構
    成されていることを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記識別手段によるデータの種類の識別
    は、トラック毎に行われるよう構成されている請求項1
    に記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記光ディスクから読み出されるデータ
    がオーディオデータの場合には、前記上限設定手段によ
    り、前記光ディスクの回転数に上限を設定するよう構成
    されている請求項1または2に記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 光ディスクを装着して複数段階の回転数
    で回転させる回転駆動機構と、光学ヘッドと、前記光学
    ヘッドにより前記光ディスクから読み出した信号を処理
    する信号処理手段と、少なくとも前記回転駆動機構、光
    学ヘッドおよび信号処理手段の駆動を制御する制御手段
    とを有し、前記光ディスクを再生または記録・再生する
    光ディスク装置であって、 前記光ディスクに、データを補正する補正情報が記録さ
    れているか否かを判別する判別手段と、 前記光ディスクの回転数に上限を設定する上限設定手段
    とを有し、 前記光ディスクからデータを読み出す際、前記光ディス
    クに、前記光ディスクから読み出されるデータを補正す
    る補正情報が記録されていないときは、前記光ディスク
    の回転数に上限を設定するよう構成されていることを特
    徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記光ディスクの回転数に上限を設定す
    るか否かの判断は、トラック毎に行われるよう構成され
    ている請求項4に記載の光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記光ディスクから読み出したデータを
    他所へ転送する転送手段を有する請求項1ないし5のい
    ずれかに記載の光ディスク装置。
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