JP2003176126A - 水酸化アルミニウム、水酸化アルミニウムの製造方法および水酸化アルミニウムを含む組成物 - Google Patents

水酸化アルミニウム、水酸化アルミニウムの製造方法および水酸化アルミニウムを含む組成物

Info

Publication number
JP2003176126A
JP2003176126A JP2001375674A JP2001375674A JP2003176126A JP 2003176126 A JP2003176126 A JP 2003176126A JP 2001375674 A JP2001375674 A JP 2001375674A JP 2001375674 A JP2001375674 A JP 2001375674A JP 2003176126 A JP2003176126 A JP 2003176126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum hydroxide
resin composition
printed wiring
heat
wiring board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001375674A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kohama
健 小濱
Yukihiko Takahashi
行彦 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP2001375674A priority Critical patent/JP2003176126A/ja
Publication of JP2003176126A publication Critical patent/JP2003176126A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】鉛フリーはんだを使用した場合のはんだ熱に対
して安定で、かつ、十分な難燃性を有する水酸化アルミ
ニウムを含有するプリント配線板を提供する。 【解決手段】化学式が、Al23・nH2Oで示され、
nが、1.8〜2.7の範囲内である水酸化アルミニウ
ムを用いる。また、平均粒径を、0.3μm〜4.5μ
mの範囲内、BET法による比表面積を、5m2/g〜
150m2/gの範囲内とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、難燃性を有する水
酸化アルミニウムとこれを含む樹脂組成物およびこの樹
脂組成物を使用したプリント配線基板に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂組成物に使用される難燃剤として
は、従来、ハロゲン型難燃剤が使用されてきたが、ハロ
ゲンを含有する材料は焼却時にダイオキシンなどの有害
物質を発生し、環境へ及ぼす影響が大きい。そのため、
近年、ハロゲンを含まない、いわゆるノンハロゲン型の
難燃剤が開発されている。
【0003】このようなノンハロゲン型の難燃剤の一つ
として、化学式がAl23・3H2O で表されるギブサ
イト型の水酸化アルミニウムが使用されている。このギ
ブサイト型水酸化アルミニウムは、約200℃以上の温
度で吸熱を伴って脱水反応を起こし、結合水を放出し
て、化学式がAl23・H2O で表されるベーマイト型
水酸化アルミニウムへと転移する。そのため、ギブサイ
ト型水酸化アルミニウムを含有する樹脂組成物が加熱さ
れると、ギブサイト型水酸化アルミニウムが脱水して吸
熱することにより、樹脂組成物の温度上昇が抑えられ、
着火や燃焼の継続が抑制される。
【0004】このようなギブサイト型水酸化アルミニウ
ムを含む樹脂組成物は、例えば、プリント配線基板の基
板材料や、電線の被覆材料などに使用される。
【0005】特にプリント配線基板には、はんだ付けに
よって電子部品が接続されるため、プリント配線基板の
基板材料に使用される樹脂組成物には、はんだ熱に耐え
うる耐熱性が要求される。
【0006】はんだには、従来、鉛を含むSn−Pb系
はんだが使用されてきたが、最近では環境問題から鉛を
含まないSn−Cu系、Sn−Ag−Cu系、Sn−A
g−Cu−Bi系などの鉛フリーはんだが使用されてき
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の鉛フリーはんだは、従来の鉛を含むはんだにくらべて
融点が高い。例えば、従来のSn−Pb系では融点は1
83℃程度であるが、鉛フリーはんだの融点はいずれも
約215℃である。そのため、鉛フリーはんだを使用し
て電子部品を基板に接続すると、基板はより高温にまで
加熱されてしまう。具体的には、Sn−Pb系はんだを
使用すると基板温度は220〜230℃程度になるのに
対して、鉛フリーはんだを使用すると基板温度は250
〜260℃程度にまで上昇する。
【0008】プリント配線基板の基板材料に難燃剤とし
てギブサイト型水酸化アルミニウムを含む樹脂組成物を
使用し、これに鉛フリーはんだで電子部品を接続する
と、はんだ熱によって水酸化アルミニウムの脱水反応が
始まり、結合水が放出され水蒸気となり、基板の表面に
フクレが生じるという問題があった。このようなフクレ
が生じる基板にははんだ付けなどの後加工ができないた
め、プリント配線基板として使用できなくなる。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、従来のSn−Pb系よりも融点が高い鉛フリーは
んだのはんだ熱によって、250〜260℃程度にまで
加熱された場合にも安定であり、樹脂組成物へ配合した
場合に十分な難燃性を付与できるとともに、組成物の表
面平滑性や強度も良好にできる水酸化アルミニウムを提
供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意努力検討した結果本発明に到達した。す
なわち本発明は下記に関する。
【0011】(1)化学式Al23・nH2Oで示さ
れ、下記式(1)で求められたnが、1.8〜2.7の
範囲内であることを特徴とする水酸化アルミニウム。 n={(ΔW2−ΔW1)/MH}/{(100−ΔW2)/MA } 式(1) (ΔW1(単位は%)は、水酸化アルミニウム10gを
110℃で2時間加熱処理した時の質量減少率を示す。
ΔW2 (単位は%)は、水酸化アルミニウム1gを11
00℃で1時間加熱処理した時の質量減少率を示す。M
A はAl23の分子量、MH はH2O の分子量を示
す。)
【0012】(2)nが2.0〜2.5の範囲内である
ことを特徴とする(1)に記載の水酸化アルミニウム。
【0013】(3)平均粒径が、0.3μm〜4.5μ
mの範囲内であることを特徴とする(1)または(2)
に記載の水酸化アルミニウム。
【0014】(4)BET法による比表面積が、5m2
/g〜150m2/gの範囲内であることを特徴とする
(1)〜(3)の何れか1項に記載の水酸化アルミニウ
ム。
【0015】(5)表面がシランカップリング剤で覆わ
れていることを特徴とする(1)〜(4)の何れか1項
に記載の水酸化アルミニウム。
【0016】(6)化学式がAl23・3H2Oで示さ
れる水酸化アルミニウムを加熱処理して、Al231モ
ル当たりの結合水(H2O)を、1.8モル〜2.7モ
ルの範囲内とすることを特徴とする水酸化アルミニウム
の製造方法。
【0017】(7)水酸化アルミニウムの加熱処理の前
に、水酸化アルミニウムをシランカップリング剤で処理
することを特徴とする(6)に記載の水酸化アルミニウ
ムの製造方法。
【0018】(8)水酸化アルミニウムの加熱処理の後
に、水酸化アルミニウムをシランカップリング剤で処理
することを特徴とする(6)に記載の水酸化アルミニウ
ムの製造方法。
【0019】(9)(6)〜(8)の何れか1項に記載
の水酸化アルミニウムの製造方法により製造された水酸
化アルミニウム。
【0020】(10)(1)〜(5)または(9)の何
れか1項に記載の水酸化アルミニウムと、樹脂成分とを
含むことを特徴とする樹脂組成物。
【0021】(11)(1)〜(5)または(9)の何
れか1項に記載の水酸化アルミニウムと、樹脂成分とを
含むことを特徴とするプリント配線基板。
【0022】(12)プリント配線基板上に電子部品が
鉛フリーはんだで接続されていることを特徴とする(1
1)に記載のプリント配線基板。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0024】本発明の水酸化アルミニウムは、1モルの
アルミナ(Al23)に対して、平均値で1.8〜2.
7の結合水(H2O) が水和しているものである。ここ
で、結合水の数は次の方法で求める。
【0025】まず、10gの水酸化アルミニウムを11
0℃で2時間加熱処理し、この加熱処理による重量減少
率ΔW1(%)を求める。一方、1gの水酸化アルミニ
ウムを1100℃で1時間加熱処理し、この加熱処理に
よる重量減少率ΔW2 (%)を別途求める。このように
して測定された重量減少率ΔW1 およびΔW2 を下記式
(1)に代入することによって、1モルのアルミナに対
して結合している結合水数nを算出できる。
【0026】 n={(ΔW2−ΔW1)/MH}/{(100−ΔW2)/MA } 式(1) ここでΔW1 は、水酸化アルミニウムに吸着している吸
着水の脱離による重量減少率であり、ΔW2 は吸着水の
脱離による重量減少と結合水の脱水による重量減少率の
和である。また、MA はAl23の分子量で、MH はH
2O の分子量である。
【0027】本発明の水酸化アルミニウムにおいては、
このようにして求められた結合水数が1.8〜2.7で
あるので、250〜260℃程度にまで加熱されても、
結合水をほとんど放出せず安定である。そのため、この
水酸化アルミニウムを含む樹脂組成物を使用した基板
に、鉛フリーはんだで電子部品を接続し、基板温度がは
んだ熱によって250〜260℃程度の高温にまで上昇
した場合にも、水酸化アルミニウムは脱水反応を起こさ
ず耐熱性に優れ、十分な難燃性を発現するものとなる。
【0028】鉛フリーはんだとは、例えば、Sn−In
系、Sn−Bi系、In−Ag系、In−Bi系、Sn
−Zn系、Sn―Ag系、Sn−Cu系、Sn−Sb
系、Sn−Au系、Sn−Bi−Ag−Cu系、Sn−
Ge系、Sn−Bi−Cu系、Sn−Cu−Sb−Ag
系、Sn−Ag−Zn系、Sn−Cu−Ag系、Sn−
Bi−Sb系、Sn−Bi−Sb−Zn系、Sn−Bi
−Cu−Zn系、Sn―Ag−Sb系、Sn―Ag−S
b−Zn系、Sn―Ag−Cu−Zn系、Sn−Zn−
Bi系が挙げられる。
【0029】上記の具体例としては、48Sn/52I
n、43Sn/57Bi、97In/3Ag、58Sn
/42In、95In/5Bi、60Sn/40Bi、
91Sn/9Zn、96.5Sn/3.5Ag、99.
3Sn/0.7Cu、95Sn/5Sb、20Sn/8
0Au、90Sn/10Ag、Sn90/Bi7.5/
Ag2/Cu0.5、97Sn/3Cu、99Sn/1
Ge、92Sn/7.5Bi/0.5Cu、97Sn/
2Cu/0.8Sb/0.2Ag、95.5Sn/3.
5Ag/1Zn、95.5Sn/4Cu/0.5Ag、
96.5Sn/3Ag/0.5Cu、52Sn/45B
i/3Sb、51Sn/45Bi/3Sb/1Zn、8
5Sn/10Bi/5Sb、84Sn/10Bi/5S
b/1Zn、88.2Sn/10Bi/0.8Cu/1
Zn、89Sn/4Ag/7Sb、88Sn/4Ag/
7Sb/1Zn、98Sn/1Ag/1Sb、97Sn
/1Ag/1Sb/1Zn、91.2Sn/2Ag/
0.8Cu/6Zn、89Sn/8Zn/3Bi、86
Sn/8Zn/6Bi、89.1Sn/2Ag/0.9
Cu/8Znなどが挙げられる。なお、48Sn/52
Inは、Snが48質量%、Inが52質量%からなる
はんだ合金を示し、他も同様の表記とする。
【0030】結合水数が1.8未満の水酸化アルミニウ
ムでは、耐熱性には優れるものの結合水数が少なすぎ
て、難燃性付与効果が不十分であり、一方、2.7を超
えると水酸化アルミニウムの耐熱性が劣り、鉛フリーは
んだのはんだ熱によって結合水が脱水する。よって、こ
れを含む樹脂組成物が、脱水した結合水の気化により発
泡する場合がある。結合水の数は、より好ましくは2.
0〜2.5である。結合水の数がこのような範囲である
と、難燃性付与効果と耐熱性がともに優れるため好まし
い。
【0031】また、本発明の水酸化アルミニウムは、平
均粒子径を好ましくは、0.3μm〜4.5μmの範囲
内、より好ましくは、0.5μm〜3.5μmとする。
平均粒子径がこのような範囲であると、この水酸化アル
ミニウムを含む樹脂組成物を、プリント配線基板の基板
材料に使用した場合に表面の平滑性が優れる。また、樹
脂組成物中での分散性にも優れるため、樹脂組成物の機
械的強度も良好となる。平均粒子径が0.3μm未満で
あると、水酸化アルミニウムの粒子が小さいためにハン
ドリングしにくいとともに、粒子間の凝集力が増加し
て、樹脂組成物中での分散性が低下する場合がある。ま
た、4.5μmを超えると、この水酸化アルミニウムを
含む樹脂組成物をプリント配線基板の基板材料に使用し
た場合に基板表面の平滑性が低下する。
【0032】さらに、本発明の水酸化アルミニウムは、
BET法による比表面積を、好ましくは5m2/g〜1
50m2/gの範囲内、より好ましくは、10m2/g〜
120m2/gの範囲内とする。また最も好ましくは、
平均粒子径が約1μmである場合、比表面積を9m2
g〜120m2/gの範囲内、好ましくは15m2/g〜
100m2/gの範囲内とする。この水酸化アルミニウ
ムを使用した樹脂組成物は、表面が平滑で機械的強度が
優れ、十分な難燃性付与効果が発現し、組成物中におけ
る水酸化アルミニウムの分散性が良好となる。
【0033】また、本発明の水酸化アルミニウムには、
後述の方法でシランカップリング処理などの表面処理が
施されていてもよい。シランカップリング処理によっ
て、水酸化アルミニウムと樹脂との密着性が増し、樹脂
組成物中での分散性や樹脂組成物の強度もより向上す
る。
【0034】本発明の水酸化アルミニウムは、化学式が
Al23・3H2O で示される水酸化アルミニウムを加
熱処理する加熱工程を行い、結合水を脱水することによ
り製造できる。結合水数が3である水酸化アルミニウム
の結晶構造には、ギブサイト型とバイヤライト型がある
が、通常、工業的に生産されているギブサイト型の水酸
化アルミニウムを使用する。加熱工程によって、結合水
数が3であるギブサイト型水酸化アルミニウムが部分的
に結合水数が1であるベーマイト型に転移し、その結
果、結合水数が1.8〜2.7の範囲である水酸化アル
ミニウムを得ることができる。
【0035】加熱処理の方法には制限はなく、乾燥機や
電気炉などを使用して、水酸化アルミニウムを静置した
状態で加熱する静置式加熱方法や、外熱ロータリーキル
ン、流動層焼成炉、フラッシュ焼成炉などを使用して、
水酸化アルミニウムを動かしながら加熱する流動式加熱
方法などが挙げられ、これら加熱方法に応じた条件で加
熱する。また、加熱方法にかかわらず、低温で長時間加
熱すると、より結合水などの品位のバラツキが少ない水
酸化アルミニウムを製造することができる。
【0036】したがって、要求される性質と生産性とを
考慮して、加熱方法に応じた加熱条件を設定する。
【0037】具体的には、静置式加熱方法では、水酸化
アルミニウムの粉体温度を245℃として6時間加熱処
理すると、結晶水数が2.2の水酸化アルミニウムを製
造できる。よって、静置式加熱方法で加熱工程を行う場
合には、粉体温度を220〜280℃に制御しながら、
1〜6時間処理することが好ましい。
【0038】流動式加熱方法では、水酸化アルミニウム
粉体温度を265℃、滞留時間を40分間として加熱処
理すると、結晶水数が2.2の水酸化アルミニウムを製
造できる。よって、流動式加熱方法で加熱工程を行う場
合には、粉体温度を230〜280℃に制御しながら、
滞留時間15〜90分で処理することが好ましい。な
お、加熱工程を行う雰囲気には特に制限はなく、大気中
で行えばよい。
【0039】また、加熱工程に加えて、水酸化アルミニ
ウムの粒子表面をシランカップリング剤で処理するシラ
ンカップリング処理工程を行ってもよい。シランカップ
リング処理によって、水酸化アルミニウムと樹脂との密
着性が向上し、樹脂組成物に対して難燃性だけでなく強
度も付与でき、また、樹脂組成物中での分散性にも優れ
るものとなる。
【0040】シランカップリング処理には、一般式XS
iR3 で表されるシランカップリング剤を使用する。こ
こでRは加水分解可能なメトキシ基、エトキシ基などの
官能基であり、Xは有機物と反応可能なアミノ基、ビニ
ル基、エポキシ基等などの官能基である。
【0041】このような化合物としては、具体的には、
ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフ
ィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)テトラ
スルフィド、ビス(3−メチルジメトキシシリルプロピ
ル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリル
プロピル)ジスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリ
ルプロピル)ジスルフィド、ビス(3−トリエトキシシ
リルプロピル)トリスルフィド、3−メルカプトプロピ
ルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエ
トキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリ
エトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−メル
カプトプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルメチルジエトキシシラン、3−トリメトキシシリ
ルプロピル−N,N−ジメチルカルバモイルテトラスル
フィド、3−トリメトキシシリルプロピルペンゾチアゾ
リルテトラスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピ
ルメタクリロイルモノスルフィド等が挙げられる。
【0042】これらの中では、γ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチ
ルジエトキシシランなどのエポキシシランが、特に樹脂
としてエポキシ樹脂を使用する場合には、この樹脂との
反応性に優れているので好ましい。
【0043】シランカップリング処理工程は、これらの
シランカップリング剤を使用した乾式処理または湿式処
理により行うことができるが、簡便に行えることから乾
式処理が好ましい。
【0044】乾式処理方法としては、ヘンシェルミキサ
ーなどの混合機に水酸化アルミニウムを投入して、加熱
しながらシランカップリング剤を水酸化アルミニウムに
噴霧する方法が挙げられる。この際の加熱温度は通常8
0〜120℃で、加熱時間は1〜120分程度が好まし
い。また、シランカップリング剤の使用量は水酸化アル
ミニウムに対して0.5〜10質量%、好ましくは1〜
5質量%である。
【0045】このようなシランカップリング処理工程
は、加熱工程の前に行っても、加熱工程の後に行っても
よい。シランカップリング処理工程を加熱工程の前に行
うと、水酸化アルミニウム粒子の強度および樹脂組成物
中での分散性が向上することに加え、加熱工程における
水酸化アルミニウム粒子同士の凝集を抑制でき、加熱工
程の作業効率が向上する。また、凝集が起こらないため
に各粒子が均一に加熱され、均質な粉体を製造できる。
一方、シランカップリング処理工程を加熱工程の後に行
うと、最終的に、より強度に優れた樹脂組成物を製造で
きる。また、シランカップリング処理工程と加熱工程と
を同時に行っても良い。
【0046】このようにして製造された本発明の水酸化
アルミニウムを、ミキサーなどを用いて樹脂成分に配合
することによって、十分な難燃性を有し、かつ、鉛フリ
ーはんだを使用した場合のはんだ熱に対しても安定な樹
脂組成物が得られる。ここで使用する樹脂成分としては
特に制限はなく、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂を使用で
きるが、特にエポキシ樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポ
リエステル樹脂、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂、ビ
ニルエステル樹脂などの熱硬化性樹脂や、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂、ポリ塩
化ビニル樹脂、EEA樹脂、EVA樹脂、ポリエステル
樹脂、ポリエーテルイミド、ポリエーテルスルホン、ポ
リエーテルエーテルケトンなどの熱可塑性樹脂への配合
が適している。また、水酸化アルミニウムの配合量は要
求される難燃性や、樹脂成分の種類に応じて適宜調節で
きるが、通常、樹脂成分100質量部に対して10〜4
00質量部、好ましくは50〜200質量部である。水
酸化アルミニウムの配合量が10質量部未満では、十分
な難燃性が発現しない場合があり、一方400質量部を
超えると、樹脂組成物の強度が低下したり、混練できな
い場合がある。
【0047】さらにこの樹脂組成物には必要に応じて、
その他の滑剤、分散剤、可塑剤、難燃助剤、顔料などの
各種添加剤を適宜添加してもよい。
【0048】このような樹脂組成物の用途には特に制限
はなく、プリント配線基板の基板材料の他、プリント配
線基板上に設けられる絶縁保護被膜材料、電線の被覆材
料、建材、住設機材などに使用できるが、この樹脂組成
物は高温まで加熱された場合にも安定で耐熱性に優れ、
さらに絶縁性、表面平滑性、強度などにも優れるため、
特にプリント配線基板の基板材料への使用に適してい
る。
【0049】プリント配線基板の基板材料に使用する場
合には、例えば、樹脂成分として、電気的性能や耐熱性
に優れた不飽和ポリエステル樹脂や、ビスフェノールA
型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、脂環式エ
ポキシ樹脂などのエポキシ樹脂を硬化剤とともに使用
し、この樹脂成分に水酸化アルミニウムと、必要に応じ
てその他の添加剤とを配合して樹脂組成物とする。つい
で、この樹脂組成物をガラスクロス、アラミドクロス、
紙、ガラス不織布などの基材と組み合わせて板状のプリ
プレグとし、これを硬化させ、得られた硬化板を銅張積
層板や、多層用積層板に使用する。そして、これらの積
層板に回路を形成し、各種電子部品をはんだ付けで接続
することによって、プリント配線基板を製造できる。
【0050】このような樹脂組成物は、結合水数が1.
8〜2.7で、平均粒子径が0.3〜4.5μmである
水酸化アルミニウムを含有するので、難燃性と耐熱性が
優れる。よって、この樹脂組成物をプリント配線基板の
基板材料として使用して、これに鉛フリーはんだで電子
部品を接続し、基板温度がはんだ熱によって250〜2
60℃程度に上昇しても、水酸化アルミニウムの結合水
の脱水による発泡が起こらず、基板表面にフクレが生じ
ない。また、この樹脂組成物の成形品は表面平滑性や強
度にも優れる。よって、難燃性と耐熱性をともに有し、
表面が滑らかで、はんだ付けなどの後工程がしやすく、
外観に優れ、強度も良好なプリント配線基板用の積層板
を製造できる。
【0051】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明する。
【0052】(実施例1〜5および比較例1〜3)ギブ
サイト型水酸化アルミニウム(Al23・3H2O、平
均粒子径1μm)を加熱処理して、結合水数が1.5、
1.8、2.0、2.2、2.5、2.7、2.9、
3.0を有し、平均粒子径が1μmである、表1に示す
水酸化アルミニウムを製造した。加熱処理は電気炉を使
用した静置式加熱方法で行い、原料のギブサイト型水酸
化アルミニウムを表1に示す各温度で6時間保持した。
【0053】ついで、加熱処理後の各水酸化アルミニウ
ムをそれぞれヘンシェルミキサーに投入し、さらにこの
水酸化アルミニウムに対して、2質量%のエポキシシラ
ンカップリング処理剤(日本ユニカー製 A−187、
化学名:γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン)を噴霧し、110℃で1時間加熱混合することによ
り、シランカップリング処理を行い、結合水数が異なる
8種の水酸化アルミニウムを製造した。また、得られた
水酸化アルミニウムのBET比表面積を、湯浅アイオニ
クス(株)製 マルチソーブ12で測定した結果を表1
に示す。
【0054】得られた各水酸化アルミニウム100質量
部に対して、樹脂成分として大日本インキ化学工業社製
のポリライトTP−123(不飽和ポリエステル樹脂)
を100質量部と、硬化剤である日本油脂社製パーメッ
クNを1.5質量部配合し、樹脂組成物を製造した。
【0055】得られた樹脂組成物でテストピースを成形
し、テストピースについて以下の評価を行った。評価結
果を表1に示す。
【0056】また、実施例3と比較例1の水酸化アルミ
ニウムについて、示差熱天秤装置(理学電機株式会社
製、TAS100)で熱分析し、重量減少開始温度およ
び吸熱開始温度を測定した。なお、熱分析の条件は、昇
温速度10℃/分、温度範囲0〜400℃で行った。
【0057】(1)耐熱性評価 280℃の溶融したSn−Cu系はんだ中に、テストピ
ースを10分間浸漬し、テストピースにフクレが生じる
かどうか目視で確認した。評価には、10mm×120
mm×6mmの大きさのテストピースを使用した。表中
略号は以下を示す。
【0058】 ○:フクレ無し ×:フクレ有り
【0059】(2)難燃性評価 JIS K7201に準拠して、酸素指数を測定した。
酸素指数が大きいほど難燃性に優れているが、例えばプ
リント配線基板の基板に必要とされる指数は25体積%
以上である。
【0060】(実施例6〜7および比較例4〜5)平均
粒子径が2.2、4.5、6.3、10.5μmのギブ
サイト型水酸化アルミニウム(Al23・3H2O)を
使用した以外は実施例3と同様にして、結合水が2.2
であって、平均粒子径がそれぞれ2.2、4.5、6.
3、10.5μmである表2に示す水酸化アルミニウム
を製造した。なお、使用したギブサイト型水酸化アルミ
ニウムのBET比表面積を、湯浅アイオニクス(株)製
マルチソーブ12で測定した結果を表2に示す。
【0061】得られた各水酸化アルミニウムを使用し
て、実施例1と同様に樹脂組成物を製造しテストピース
を得て以下の評価を行った。また、実施例3の樹脂組成
物についても同様に評価した。評価結果を表2に示す。
【0062】(3)表面平滑性評価 スガ試験機(株)のSMカラーコンピューター 型式S
M−4−CH−GV4を使用し、入射角60°で光沢度
グロスを測定した。評価には、50mm×50mm×6
mmの大きさのテストピースを使用した。
【0063】(実施例8〜9)実施例8についてはシラ
ンカップリング処理を加熱処理前に行った以外は実施例
3と同様にして結合水数が2.2の水酸化アルミニウム
を製造し、実施例9についてはシランカップリング処理
を行わない以外は実施例3と同様にして結合水数が2.
2の水酸化アルミニウムを製造し、それぞれテストピー
スを得て以下の評価を行った。また、実施例3の樹脂組
成物についても同様に評価した。評価結果を表3に示
す。
【0064】(4)曲強度測定法 JIS K6911に準拠して測定した。測定には、1
0mm×120mm×6.5mmの大きさのテストピー
スを使用し、スパン100mm、クロスヘッドスピード
10mm/minで3点曲試験を行った。測定装置に
は、インストロン・ジャパン株式会社製 インストロン
万能試験機 MODEL1185を使用した。
【0065】比較例1の水酸化アルミニウムでは重量減
少開始温度が168℃で吸熱開始温度が200℃である
のに対し、実施例3の水酸化アルミニウムでは重量減少
開始温度が202℃で吸熱開始温度が228℃であり、
実施例3の水酸化アルミニウムは比較例1の水酸化アル
ミニウムに比べて熱安定性が優れていることがわかっ
た。
【0066】また、表1〜3から明らかなように、結合
水数が1.8〜2.7で、平均粒子径が0.3〜4.5
μmの範囲である実施例の水酸化アルミニウムは、耐熱
性、難燃性、表面平滑性がいずれも優れていたのに対
し、比較例1および2の水酸化アルミニウムは難燃性に
は優れているが耐熱性が不十分で、比較例3の水酸化ア
ルミニウムは耐熱性には優れているが難燃性が不十分で
あった。また比較例4および5の水酸化アルミニウムは
表面平滑性が不十分であった。
【0067】
【表1】
【0068】
【表2】
【0069】
【表3】
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明の水酸化アル
ミニウムは、化学式がAl23・nH 2O (式中、nは
1.8〜2.7である。)で示され、平均粒子径が0.
3〜4.5μmであるので、従来のSn−Pb系よりも
融点が高い鉛フリーはんだのはんだ熱によって、高温に
加熱されても、安定であり、かつ、樹脂組成物へ配合し
た場合に十分な難燃性を付与でき、組成物の表面平滑性
や強度も良好とすることができる。
【0071】さらに、粒子表面がシランカップリング処
理されることにより、強度や樹脂組成物中での分散性に
より優れたものとなる。
【0072】また、本発明の樹脂組成物はこの水酸化ア
ルミニウムと樹脂成分を含み、難燃性と耐熱性が優れ、
表面平滑性、強度の良好な成形品を成形できるため、特
にプリント配線基板の基板材料に最適である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 1/03 610 H05K 1/03 610R Fターム(参考) 4G076 AA10 AA21 AB06 AB11 BA24 BA44 BF01 CA02 CA26 CA28 DA02 4J002 AA001 AA021 CD001 CD021 CD051 CD061 CF211 DE146 FB096 FD136 GQ00 GQ01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化学式Al23・nH2Oで示され、下記
    式(1)で求められたnが、1.8〜2.7の範囲内で
    あることを特徴とする水酸化アルミニウム。n={(Δ
    2−ΔW1)/MH}/{(100−ΔW2)/MA
    式(1)(式中、ΔW1(単位は%)は、水酸化アルミ
    ニウム10gを110℃で2時間加熱処理した時の質量
    減少率を示す。ΔW2 (単位は%)は、水酸化アルミニ
    ウム1gを1100℃で1時間加熱処理した時の質量減
    少率を示す。MA はAl23の分子量、MH はH2O の
    分子量を示す。)
  2. 【請求項2】nが2.0〜2.5の範囲内であることを
    特徴とする請求項1に記載の水酸化アルミニウム。
  3. 【請求項3】平均粒径が、0.3μm〜4.5μmの範
    囲内であることを特徴とする請求項1または2に記載の
    水酸化アルミニウム。
  4. 【請求項4】BET法による比表面積が、5m2/g〜
    150m2/gの範囲内であることを特徴とする請求項
    1〜3の何れか1項に記載の水酸化アルミニウム。
  5. 【請求項5】表面がシランカップリング剤で覆われてい
    ることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の
    水酸化アルミニウム。
  6. 【請求項6】化学式がAl23・3H2Oで示される水
    酸化アルミニウムを加熱処理して、Al231モル当た
    りの結合水(H2O)を、1.8モル〜2.7モルの範
    囲内とすることを特徴とする水酸化アルミニウムの製造
    方法。
  7. 【請求項7】水酸化アルミニウムの加熱処理の前に、水
    酸化アルミニウムをシランカップリング剤で処理するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の水酸化アルミニウムの
    製造方法。
  8. 【請求項8】水酸化アルミニウムの加熱処理の後に、水
    酸化アルミニウムをシランカップリング剤で処理するこ
    とを特徴とする請求項6に記載の水酸化アルミニウムの
    製造方法。
  9. 【請求項9】請求項6〜8の何れか1項に記載の水酸化
    アルミニウムの製造方法により製造された水酸化アルミ
    ニウム。
  10. 【請求項10】請求項1〜5または9の何れか1項に記
    載の水酸化アルミニウムと、樹脂成分とを含むことを特
    徴とする樹脂組成物。
  11. 【請求項11】請求項1〜5または9の何れか1項に記
    載の水酸化アルミニウムと、樹脂成分とを含むことを特
    徴とするプリント配線基板。
  12. 【請求項12】プリント配線基板上に電子部品が鉛フリ
    ーはんだで接続されていることを特徴とする請求項11
    に記載のプリント配線基板。
JP2001375674A 2001-12-10 2001-12-10 水酸化アルミニウム、水酸化アルミニウムの製造方法および水酸化アルミニウムを含む組成物 Pending JP2003176126A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001375674A JP2003176126A (ja) 2001-12-10 2001-12-10 水酸化アルミニウム、水酸化アルミニウムの製造方法および水酸化アルミニウムを含む組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001375674A JP2003176126A (ja) 2001-12-10 2001-12-10 水酸化アルミニウム、水酸化アルミニウムの製造方法および水酸化アルミニウムを含む組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003176126A true JP2003176126A (ja) 2003-06-24

Family

ID=19184000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001375674A Pending JP2003176126A (ja) 2001-12-10 2001-12-10 水酸化アルミニウム、水酸化アルミニウムの製造方法および水酸化アルミニウムを含む組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003176126A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005194344A (ja) * 2004-01-05 2005-07-21 Aipakku:Kk 難燃性樹脂組成物
JP2006199565A (ja) * 2004-05-13 2006-08-03 Showa Denko Kk 水酸化アルミニウム及びその用途
JP2006219656A (ja) * 2005-01-14 2006-08-24 Daiso Co Ltd 表面平滑性が良好な高光沢化粧板
JP2011084431A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Hitachi Chem Co Ltd 高耐熱性水酸化アルミニウム粒子、その製造方法及びこの粒子を含む樹脂組成物並びにこの樹脂組成物を使用したプリント配線板
JP2011084430A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Hitachi Chem Co Ltd 高耐熱性水酸化アルミニウム粒子、その製造方法及びこの粒子を含む樹脂組成物並びにこの樹脂組成物を使用したプリント配線板
WO2019049668A1 (ja) 2017-09-07 2019-03-14 株式会社Adeka 組成物及び難燃性樹脂組成物
WO2020166258A1 (ja) * 2019-02-14 2020-08-20 日本軽金属株式会社 水酸化アルミニウム粉体及びその製造方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005194344A (ja) * 2004-01-05 2005-07-21 Aipakku:Kk 難燃性樹脂組成物
JP2006199565A (ja) * 2004-05-13 2006-08-03 Showa Denko Kk 水酸化アルミニウム及びその用途
JP2006219656A (ja) * 2005-01-14 2006-08-24 Daiso Co Ltd 表面平滑性が良好な高光沢化粧板
JP2011084431A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Hitachi Chem Co Ltd 高耐熱性水酸化アルミニウム粒子、その製造方法及びこの粒子を含む樹脂組成物並びにこの樹脂組成物を使用したプリント配線板
JP2011084430A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Hitachi Chem Co Ltd 高耐熱性水酸化アルミニウム粒子、その製造方法及びこの粒子を含む樹脂組成物並びにこの樹脂組成物を使用したプリント配線板
WO2019049668A1 (ja) 2017-09-07 2019-03-14 株式会社Adeka 組成物及び難燃性樹脂組成物
US11674037B2 (en) 2017-09-07 2023-06-13 Adeka Corporation Composition, and flame-retardant resin composition
WO2020166258A1 (ja) * 2019-02-14 2020-08-20 日本軽金属株式会社 水酸化アルミニウム粉体及びその製造方法
JP2020132446A (ja) * 2019-02-14 2020-08-31 日本軽金属株式会社 水酸化アルミニウム粉体及びその製造方法
JP7135921B2 (ja) 2019-02-14 2022-09-13 日本軽金属株式会社 水酸化アルミニウム粉体及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2011138865A1 (ja) 回路基板用エポキシ樹脂組成物、プリプレグ、積層板、樹脂シート、プリント配線板用積層基材、プリント配線板、及び半導体装置
JP6242800B2 (ja) 焼結型導電性ペースト
JP6370836B2 (ja) 表面処理剤、樹脂組成物およびそれらの利用
WO2006088230A1 (en) Thermosetting composition for solder resist and cured product thereof
JP2003176126A (ja) 水酸化アルミニウム、水酸化アルミニウムの製造方法および水酸化アルミニウムを含む組成物
JP5549183B2 (ja) エポキシ樹脂組成物の製造法、並びにプリプレグの製造法、積層板及び配線板の製造法
JPH073053A (ja) 改善されたはんだ付け適性及び耐溶剤性をもつ電気積層板用の変性ポリフェニレンオキシド樹脂系の製造法
JP2007326929A (ja) エポキシ樹脂組成物、当該樹脂組成物を用いたプリプレグ
KR20110127751A (ko) 가요성 인쇄 회로판용 액체 커버레이
JP2002211918A (ja) 水酸化アルミニウム、その製造方法および該水酸化アルミニウムを含む樹脂組成物ならびにこの樹脂組成物を使用したプリント配線基板
JP2012116715A (ja) 酸化マグネシウム粉末の製造法、熱硬化性樹脂組成物の製造法、プリプレグおよび積層板の製造法
JP4788563B2 (ja) はんだ付け用フラックス組成物およびはんだペースト
JPH09135067A (ja) 遮光性カバーレイフィルム
JP5263076B2 (ja) 酸化マグネシウム粉末の製造法、熱硬化性樹脂組成物、プリプレグおよび積層板の製造法
JPH10146917A (ja) 印刷回路用積層板
JP2007002121A (ja) エポキシ系接着剤、カバーレイ、プリプレグ、金属張積層板、プリント配線基板
JP2011046760A5 (ja)
JPH0919794A (ja) はんだ粉末
JPS62153373A (ja) フレキシブル印刷回路基板用難燃性接着剤組成物
JP2520497B2 (ja) カバ―レイフィルム
CN103360724A (zh) 一种热膨胀系数低的热固性树脂组合物、预浸料及覆金属箔板
JP3928136B2 (ja) ソルダーレジスト塗料、その硬化物及びその被膜を備えたプリント配線板
JP2006028274A (ja) エポキシ樹脂組成物およびこれを用いたプリプレグ
JP2022061412A (ja) 液状組成物の製造方法及び積層体の製造方法
JP4864462B2 (ja) エポキシ系接着剤、カバーレイ、プリプレグ、金属張積層板、プリント配線基板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071002

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080219