JP2003175745A - 4輪駆動車の駆動力配分制御装置 - Google Patents

4輪駆動車の駆動力配分制御装置

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JP2003175745A JP2001377337A JP2001377337A JP2003175745A JP 2003175745 A JP2003175745 A JP 2003175745A JP 2001377337 A JP2001377337 A JP 2001377337A JP 2001377337 A JP2001377337 A JP 2001377337A JP 2003175745 A JP2003175745 A JP 2003175745A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両挙動制御の制動力制御終了タイミングを
予測し、制動力制御終了に先行して駆動力配分を4輪駆
動寄りに戻すことで、制動力制御終了後の加速性能の向
上を達成することができる4輪駆動車の駆動力配分制御
装置を提供すること。 【解決手段】 制動力を付与して車両挙動を制御するス
タビリティ制御コントローラ17と、左右後輪10RR,
10RLと左右前輪10FR,10FLとの駆動力配分を可変
に制御する駆動力配分制御コントローラ11と、を備え
た4輪駆動車の駆動力配分制御装置において、VDC制
動力制御時には目標伝達トルクTTFをVDC作動対応ト
ルクTTFOとすることで主駆動輪である左右後輪10R
R,10RLの駆動力配分を増加し、ステップS8及びス
テップS9において、ヨーレート偏差△ψによりスタビ
リティ制御による制御量の収束状態が検出されると、主
駆動輪である左右後輪10RR,10RLの駆動力配分を減
少するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4輪独立の制動力
制御により車両挙動を制御するVDCシステム(Vehicl
e Dynamics Control System)と、主駆動輪と従駆動輪
との駆動力配分を可変に制御するトルクスプリット4W
Dシステムとが共に搭載された4輪駆動車の駆動力配分
制御装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、VDCシステムとトルクスプリッ
ト4WDシステムとを組み合わせた4輪駆動車の駆動力
配分制御装置としては、例えば、特開平9−20217
号公報に記載のものが知られれている。
【0003】この従来公報には、4輪駆動車にVDCシ
ステムを搭載するにあたり、VDCブレーキ制御時にお
いて、前後輪駆動力配分を4輪駆動状態のままにしてお
くと制御輪のブレーキトルクが他輪に伝達し、VDCシ
ステムによるスタビリティ向上効果が低減してしまうこ
とを防止するために、VDCシステムでのブレーキ制御
時に駆動力配分を4輪駆動状態から2輪駆動状態に切り
換える技術が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
4輪駆動車の駆動力配分制御装置にあっては、VDCシ
ステムでのブレーキ制御中は駆動力配分が2輪駆動状態
に近い状態になっているため、VDCブレーキ制御が終
了した直後で、2輪駆動状態から元の4輪駆動状態まで
戻す切り換え応答遅れ時間の間は、ドライバーがアクセ
ルペダルの踏み込み操作を行っても、ドライバーのアク
セル操作に表れた加速要求に呼応する十分な加速性能が
得られないという問題があった。
【0005】本発明は、上記問題点に着目してなされた
もので、その目的とするところは、車両挙動制御の制動
力制御終了タイミングを予測し、制動力制御終了に先行
して駆動力配分を4輪駆動寄りに戻すことで、制動力制
御終了後の加速性能の向上を達成することができる4輪
駆動車の駆動力配分制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明では、制動力を付与して車両挙
動を制御する車両挙動制御手段と、主駆動輪と従駆動輪
との駆動力配分を可変に制御する駆動力配分制御手段
と、を備えた4輪駆動車の駆動力配分制御装置におい
て、前記車両挙動制御手段で車輪に制動力を付与する場
合に、主駆動輪の駆動力配分を増加させる協調制御手段
と、前記車両挙動制御手段による制御量の収束状態を検
出する挙動制御量収束状態検出手段と、を備え、前記協
調制御手段は、車両挙動制御手段で車輪に制動力を付与
している場合、検出した制御量の収束状態に応じて、主
駆動輪の駆動力配分増加量を制限することを特徴とす
る。
【0007】請求項2に係る発明では、請求項1に記載
された4輪駆動車の駆動力配分制御装置において、アク
セル操作状態を検出するアクセル操作状態検出手段を備
え、前記協調制御手段は、車両挙動制御手段で車輪に制
動力を付与している場合、検出した制御量の収束状態
と、検出したアクセル操作状態とに応じて、主駆動輪の
駆動力配分増加量を制限することを特徴とする。
【0008】請求項3に係る発明では、請求項1と請求
項2の何れかに記載された4輪駆動車の駆動力配分制御
装置において、前記挙動制御量収束状態検出手段は、目
標ヨーレートと実ヨーレートのヨーレート偏差の減少状
態から車両挙動制御量の収束状態を検出することを特徴
とする。
【0009】請求項4に係る発明では、請求項2と請求
項3の何れかに記載された4輪駆動車の駆動力配分制御
装置において、前記アクセル操作状態検出手段は、車両
挙動制御開始時の初期アクセル開度に対するアクセル開
度の増加量と、アクセル踏み込み速さと、の少なくとも
一方によりアクセル操作状態を検出することを特徴とす
る。
【0010】請求項5に係る発明では、請求項4に記載
された4輪駆動車の駆動力配分制御装置において、ヨー
レート偏差の駆動力配分復帰開始しきい値を、ヨーレー
ト偏差の車両挙動制御終了しきい値より大きな値に設定
する駆動力配分復帰開始しきい値設定手段を備え、前記
協調制御手段は、車両挙動制御手段で車輪に制動力を付
与している場合、目標ヨーレートと実ヨーレートのヨー
レート偏差が減少し、かつ、ヨーレート偏差が駆動力配
分復帰開始しきい値以下であり、かつ、車両挙動制御開
始時の初期アクセル開度より現在のアクセル開度が大き
い場合、駆動力配分を4輪駆動寄りに復帰する制御を開
始することを特徴とする。
【0011】請求項6に係る発明では、請求項5に記載
された4輪駆動車の駆動力配分制御装置において、前記
協調制御手段は、駆動力配分復帰開始条件が成立する
時、アクセル開度増加量とアクセル踏み込み速さの少な
くとも一方により、アクセル操作状態が踏み込み側であ
ると判断されるほど、駆動力配分を4輪駆動寄りに戻す
復帰速度を速くすることを特徴とする。
【0012】
【発明の作用および効果】請求項1に係る発明にあって
は、協調制御手段において、車両挙動制御手段が作動を
開始し、車両挙動を安定させるために車輪に制動力を付
与する場合に、主駆動輪の駆動力配分を増加する。そし
て、挙動制御量収束状態検出手段により挙動制御量の収
束状態が検出されると、検出した制御量の収束状態に応
じて、主駆動輪の駆動力配分増加量が制限される。
【0013】ここで、「主駆動輪の駆動力配分増加量を
制限する」とは、協調制御により車両挙動制御開始前に
比べて増加された主駆動輪の駆動力配分増加量を、増加
量ゼロを含む所定量までに制限する、つまり、協調制御
により2輪駆動寄りとされている駆動力配分を4輪駆動
寄りに戻すことをいう。
【0014】よって、挙動制御量の収束状態により車両
挙動制御の制動力制御終了タイミングを予測し、制動力
制御終了前に主駆動輪への駆動力配分増加量を制限する
ことで、制動力制御終了に先行して駆動力配分が4輪駆
動寄りに戻されることになり、制動力制御終了後の加速
性能の向上を達成することができる。
【0015】請求項2に係る発明にあっては、協調制御
手段において、車両挙動制御手段で車輪に制動力を付与
している場合、検出した制御量の収束状態と、検出した
アクセル操作状態とに応じて、主駆動輪の駆動力配分増
加量が制限される。よって、アクセル操作状態の検出に
よりドライバーの加速要求を判断することができ、加速
要求が無い場合には2輪駆動寄りのままとし、加速要求
が有る場合には4輪駆動寄りへの戻すことにより、車両
挙動制御効果の確保と、制動力制御終了後の加速性能向
上とを両立させることができる。
【0016】請求項3に係る発明にあっては、挙動制御
量収束状態検出手段において、目標ヨーレートと実ヨー
レートのヨーレート偏差の減少状態から車両挙動制御量
の収束状態が検出されるため、車両挙動制御の終了タイ
ミングを予測することができる。
【0017】請求項4に係る発明にあっては、アクセル
操作状態検出手段において、車両挙動制御開始時の初期
アクセル開度に対するアクセル開度の増加量と、アクセ
ル踏み込み速さと、の少なくとも一方によりアクセル操
作状態が検出されるため、アクセル操作に反映されるド
ライバーの加速要求を精度良く検出することができる。
【0018】請求項5に係る発明にあっては、駆動力配
分復帰開始しきい値設定手段において、ヨーレート偏差
の駆動力配分復帰開始しきい値が、ヨーレート偏差の車
両挙動制御終了しきい値より大きな値に設定され、協調
制御手段において、車両挙動制御手段で車輪に制動力を
付与している場合、目標ヨーレートと実ヨーレートのヨ
ーレート偏差が減少し、かつ、ヨーレート偏差が駆動力
配分復帰開始しきい値以下であり、かつ、車両挙動制御
開始時の初期アクセル開度より現在のアクセル開度が大
きい場合、駆動力配分を4輪駆動寄りに復帰する制御が
開始される。
【0019】よって、駆動力配分を4輪駆動寄りに復帰
する制御の開始条件に、車両挙動制御の収束条件と、車
両挙動制御終了前の開始タイミング条件と、ドライバー
の加速要求条件とが含まれ、ドライバーに加速要求があ
る場合、適切なタイミングにて駆動力配分の復帰制御を
開始することができる。
【0020】請求項6に係る発明にあっては、協調制御
手段において、駆動力配分復帰開始条件が成立する時、
アクセル開度増加量とアクセル踏み込み速さの少なくと
も一方により、アクセル操作状態が踏み込み側であると
判断されるほど、駆動力配分を4輪駆動寄りに戻す復帰
速度が速くされる。
【0021】よって、ドライバーの加速要求が高いほど
短時間にて駆動力配分が4輪駆動寄りに戻されることに
なり、駆動力配分の戻し応答遅れが解消され、制動力制
御終了後は確実に高い加速性能を達成することができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の4輪駆動車の駆動
力配分制御装置を実現する実施の形態を、請求項1,
2,3,4,5,6に係る発明に対応する第1実施例に
基づいて説明する。
【0023】(第1実施例)まず、構成を説明する。図
1は第1実施例の4輪駆動車の駆動力配分制御装置を示
す全体システム図であり、通常は後輪を駆動する2輪駆
動を基本に4輪駆動可能な4輪駆動車について説明す
る。
【0024】図1において、1はエンジン、2はトラン
スミッション、3は駆動力配分制御アクチュエータ、4
はフロントプロペラシャフト、5はリヤプロペラシャフ
ト、6はフロントディファレンシャル、7,7はフロン
トドライブシャフト、8はリヤディファレンシャル、
9,9はリヤドライブシャフト、10FRは右前輪(従駆
動輪)、10FLは左前輪(従駆動輪)、10RRは右後輪
(主駆動輪)、10RLは左後輪(主駆動輪)、11は駆
動力配分制御コントローラ(駆動力配分制御手段)、1
2FRは右前輪速センサ、12FLは左前輪速センサ、12
RRは右後輪速センサ、12RLは左後輪速センサ、13FR
は右前輪ホイールシリンダ、13FLは左前輪ホイールシ
リンダ、13RRは右後輪ホイールシリンダ、13RLは左
後輪ホイールシリンダ、14はスタビリティ制御アクチ
ュエータ、15はアクセル開度センサ、16はヨーレー
トセンサ、17はスタビリティ制御コントローラ(車両
挙動制御手段)、18は舵角センサである。
【0025】前記4輪駆動車のエンジン1の出力は、ト
ランスミッション2を介して駆動力配分制御アクチュエ
ータ3で、前後輪への駆動力配分を行い、フロントプロ
ペラシャフト4とリヤプロペラシャフト5に伝達する。
フロントプロペラシャフト4に伝達された駆動力は、フ
ロントディファレンシャル6とフロントドライブシャフ
ト7,7とを介して右前輪10FRと左前輪10FLに伝達
される。同様に、リヤプロペラシャフト5に伝達された
駆動力は、リヤディファレンシャル8とリヤドライブシ
ャフト9,9とを介して右後輪10RRと左後輪10RLに
伝達される。
【0026】前記各車輪10FR,10FL,10RR,10
RLには、車輪速センサ12FR,12FL,12RR,12RL
が備えられ、それぞれの検出値を駆動力配分制御コント
ローラ11へ出力する。また、駆動力配分アクチュエー
タ3は、駆動力配分制御コントローラ11からの制御指
令により前輪10FR,10FL(従駆動輪)と後輪10R
R,10RL(主駆動輪)への駆動力配分を制御するもの
で、例えば、トランスミッション2とフロントプロペラ
シャフト4との間に制御圧によりクラッチ締結力が制御
される油圧クラッチを介装した構造とされる。なお、油
圧クラッチの代わりに電磁クラッチであっても構わな
い。
【0027】前記各車輪10FR,10FL,10RR,10
RLには、ホイールシリンダ13FR,13FL,13RR,1
3RLが備えられ、各ホイールシリンダ13FR,13FL,
13RR,13RLは、ブレーキ液圧を各輪独立に制御する
スタビリティ制御アクチュエータ14と配管接続されて
いる。また、アクセル開度センサ15と、ヨーレートセ
ンサ16と、舵角センサ18は、それぞれの検出値をス
タビリティ制御コントローラ17へ出力する。
【0028】前記駆動力配分制御コントローラ11とス
タビリティ制御コントローラ17とは、双方向通信線に
より互いに通信可能となっており、駆動力配分制御コン
トローラ11は、車輪速センサ12FR,12FL,12R
R,12RLからの検出値等を入力し、例えば、本出願人
が先に提案した特許第2534732号公報の図9の演
算処理に従って、通常は前後輪の駆動力配分比率が前輪
0%:後輪100%の状態から、前後輪回転速度差に応
じて駆動力配分指令値を算出し、駆動力配分制御アクチ
ュエータ3へ出力し、駆動力配分制御アクチュエータ3
は、例えば、油圧クラッチへの締結油圧(クラッチ締結
力)を制御することで、前輪10FR,10FLへの駆動力
配分を制御する。
【0029】前記スタビリティ制御コントローラ17
は、舵角センサ18とヨーレートセンサ16とアクセル
開度センサ15の検出値を入力し、例えば、特開昭62
−253559号公報に記載されている演算処理に従っ
て、スタビリティ制御指令値として制動力指令値とエン
ジン出力指令値を算出し、制動力指令値をスタビリティ
制御アクチュエータ14へ出力し、スタビリティ制御ア
クチュエータ14は車両挙動が安定するように各ホイー
ルシリンダ液圧を制御する(VDCの制動力制御)。な
お、エンジン出力指令値は図示しないエンジン制御コン
トローラへ出力され、エンジン制御コントローラは燃料
カット制御やスロットル開度制御により、エンジン出力
を制御する。
【0030】次に、作用を説明する。
【0031】[VDCと4WDの協調制御処理]図2は
スタビリティ制御コントローラ17で実行されるVDC
と4WDの協調制御処理の流れを示すフローチャート
で、以下、各ステップについて説明する(協調制御手
段)。この演算処理は、例えば、所定時間10msec毎に実
行される。
【0032】ステップS1では、アクセル開度センサ1
5からアクセル開度信号を読み込む。
【0033】ステップS2では、VDC制御要求ありか
否かが判断され、VDC制御要求ありの場合はステップ
S3へ移行し、VDC制御要求無しの場合はリターン平
行する。ここで、VDC制御要求は、ヨーレート偏差△
ψがVDC制御開始しきい値△ψA以上となった場合に
出される。
【0034】ステップS3では、VDC作動フラグVD
CACTがセット(VDCACT=1)される。
【0035】ステップS4では、VDC制動力制御中に
おいて後輪駆動寄りの駆動力配分を得るVDC作動対応
トルクTTFOが決定される。
【0036】ステップS5では、前回の制御処理時にV
DC作動フラグVDCACTがセットされていたか否か
が判断され、N−1回目にVDCACT=0である場合
にはステップS6を介してステップS7へ移行し、N−
1回目にVDCACT=1である場合にはステップS7
へ移行する。
【0037】ステップS6では、その時のアクセル開度
がVDC開始される初期アクセル開度TVOMとして記憶
される。
【0038】ステップS7では、VDC制動力制御が実
行される。
【0039】ステップS8では、前回のヨーレート偏差
△ψN-1より今回のヨーレート偏差△ψNが小さいか否
か、つまり、△ψN-1−△ψN>0か否かが判断される
(挙動制御量収束状態検出手段)。このステップS8で
YESと判断された場合はステップS9へ移行し、NO
と判断された場合はステップS12へ移行する。
【0040】ステップS9では、ヨーレート偏差△ψN
が駆動力配分復帰開始しきい値△ψB以下か否かが判断
される。ここで、駆動力配分復帰開始しきい値△ψ
Bは、図3に示すように、VDC制御開始しきい値△ψA
及びVDC制御終了しきい値△ψC(>△ψA)より大き
な値に予め設定されている(駆動力配分復帰開始しきい
値設定手段)。このステップS9でYESと判断された
場合はステップS10へ移行し、NOと判断された場合
はステップS12へ移行する。
【0041】ステップS10では、現在のアクセル開度
VOが読み込まれる。
【0042】ステップS11では、ステップS6にて記
憶した初期アクセル開度TVOMより現在のアクセル開度
VOが大きいか否かが判断される。このステップS11
でYESと判断された場合はステップS13へ移行し、
NOと判断された場合はステップS12へ移行する。
【0043】ステップS12では、ステップS8、ステ
ップS9,ステップS11の各条件の全てが同時に成立
しない場合、目標伝達トルクTTFがステップS4にて決
定されているVDC作動対応トルクTTFOとされる。
【0044】ステップS13では、目標伝達トルクTTF
がアクセル変化量△E(アクセル開度増加量)とアクセ
ル開速度△TVO(アクセル踏み込み速さ)の関数より、
アクセル変化量△Eが大きいほど、また、アクセル開速
度△TVOが大きいほど大きな値に決定される(TTF=f
(△E, △TVO))。なお、目標伝達トルクTTFは、駆動
力配分制御コントローラ11にて算出される値を上限値
とする。
【0045】ここで、アクセル変化量△Eは、 △E1=TVO−TVOM △E2={(TVO−TVOM)/TVOmax}×100[%] ただし、TVO :現在のアクセル開度、TVOM:初期アク
セル開度、TVOmax:全開アクセル開度の何れの式で計
算しても良い。また、アクセル開速度△TVOは、 △TVO=今回(N回目)のTVO−前回(N−1回目)の
VO の式により計算される(アクセル操作状態検出手段)。
【0046】ステップS14では、ステップS12また
はステップS13で決定された目標伝達トルクTTFが、
スタビリティ制御コントローラ17から双方向通信線を
介して駆動力配分制御コントローラ11に出力される。
この目標伝達トルクTTFを駆動力配分制御コントローラ
11が受信すると、この目標伝達トルクTTFに対応する
クラッチ締結力が算出され、算出されたクラッチ締結力
を得る指令が駆動力配分制御アクチュエータ3に出力さ
れる。
【0047】[VDCと4WDの協調制御作用]VDC
の制動力制御の作動開始時には、図2のフローチャート
において、ステップS1→ステップS2→ステップS3
→ステップS4→ステップS5→ステップS6→ステッ
プS7へと進む流れとなり、ステップS6でVDC制御
開始時の初期アクセル開度TVOMが記憶され、ステップ
S7では、VDC制動力制御が実行される。
【0048】そして、VDC制動力制御の開始時及びV
DC制動力制御の開始域では、ヨーレート偏差△ψが増
大していることで、ステップS8のヨーレート偏差収束
条件が成立せず、ステップS7からステップS8→ステ
ップS12→ステップS14へと進む流れとなり、駆動
力配分制御コントローラ11からはVDC作動対応トル
クTTFOを得る指令が駆動力配分制御アクチュエータ3
に対して出力され、VDC制動力制御開始域においては
後輪駆動寄りの駆動力配分とされる。
【0049】このように、後輪駆動寄りの駆動力配分の
ままでVDC制動力制御が実行されることにより、スタ
ビリティ制御効果が発揮され、実ヨーレートが目標ヨー
レートに近づいてヨーレート偏差△ψが低下すると、ス
テップS8のヨーレート偏差収束条件と、ステップS9
のヨーレート偏差低下条件とが共に成立する。この時点
でVDC制動力制御の開始時よりドライバーがアクセル
を踏み込んでいると、ステップS11のアクセル開度増
大条件が成立し、ステップS7からステップS8→ステ
ップS9→ステップS10→ステップS11→ステップ
S13→ステップS14へと進む流れとなり、駆動力配
分制御コントローラ11からはアクセル変化量△Eが大
きいほど、また、アクセル開速度△TVOが大きいほど大
きな値による目標伝達トルクTTFを得る指令が駆動力配
分制御アクチュエータ3に対して出力され、VDC作動
対応トルクTTFOによる後輪駆動寄りの駆動力配分から
4輪駆動寄りの駆動力配分に戻される。
【0050】[従来技術との比較作用]図3は本発明技
術とVDC制動力制御の終了と同時に駆動力配分を復帰
させる従来技術を比較したタイムチャートである。簡単
に説明するために駆動力配分制御コントローラ11がV
DC制動力制御開始前及びVDC制動力制御終了後の演
算で算出する目標伝達トルクTTFは目標伝達トルク最大
値TTFmaxであり、VDC制動力制御作動中のVDC作
動対応トルクTTFOは一定と仮定した場合についてのも
のである。
【0051】車両が4輪駆動状態で走行中、t1の時点
でオーバーステア傾向やアンダーステア傾向になると、
実ヨーレートと目標ヨーレートとのヨーレート偏差△ψ
が生じ出す。その後、t2の時点でヨーレート偏差△ψ
がVDC制御開始しきい値△ψA以上になると、スタビ
リティ制御が作動開始し、エンジン出力制御と共に制動
力制御が始まる。そして、t2の時点からt3の時点に
かけてはスタビリティ制御効果を発揮させるべく、一定
のVDC作動対応トルクTTFOが維持され、このt3の
時点でアクセル踏み込み操作が開始され、ヨーレート偏
差△ψが収束状況に入ってもヨーレート偏差△ψが駆動
力配分復帰開始しきい値△ψB以下というステップS9
の条件を満足しないため、t3からt4の時点にかけて
も一定のVDC作動対応トルクTTFOが維持される。
【0052】そして、t4の時点にヨーレート偏差△ψ
がおいて、ステップS8のヨーレート偏差収束条件と、
ステップS9のヨーレート偏差低下条件と、ステップS
11のアクセル開度増大条件と、の3条件が共に成立す
ると、アクセル変化量△Eが大きいほど、また、アクセ
ル開速度△TVOが大きいほど大きな値による目標伝達ト
ルクTTFを得る指令が出力され、t4の時点からt5の
時点にかけては、VDC作動対応トルクTTFOによる後
輪駆動寄りの駆動力配分(2WD)から4輪駆動寄りの
駆動力配分(4WD)に戻される。
【0053】そして、t5の時点でVDC制御終了しき
い値△ψC以下になると、VDC作動フラグVDCAC
Tが1から0に書き換えられ、VDC制動力制御が終了
し、このVDC制動力制御の終了時点t5で、駆動力配
分がVDC制動力制御開始前の4輪駆動寄りの駆動力配
分まで戻され、t6の時点でヨーレート偏差△ψがゼロ
に収束する。
【0054】すなわち、実線特性で示す本発明の加速G
特性の場合には、t3の時点からのアクセル踏み込み操
作に対し、t4の時点から加速Gが早期に立ち上がり、
t5の時点では既に目標とする加速状態に入っている。
よって、VDC制動力制御が終了する時点であるt5に
達すると、既に駆動力配分が4輪駆動状態に戻されてい
ることで高い加速性能による走行が確保される。
【0055】これに対し、点線特性で示す従来の加速G
特性の場合、t3の時点からのアクセル踏み込み操作に
対し、t4の時点となっても加速Gが立ち上がることな
く、VDC制動力制御の終了時点であるt5の時点から
やっと加速Gが立ち上がり始め、t7の時点で目標とす
る加速状態に入る。よって、ドライバーはVDC制動力
制御が終了するt5の時点からt7の時点の間に加速不
良を補うべくアクセル踏み増し操作を行ったりしなけれ
ばならない。
【0056】次に、効果を説明する。
【0057】(1) 制動力を付与して車両挙動を制御する
スタビリティ制御コントローラ17と、左右後輪10R
R,10RLと左右前輪10FR,10FLとの駆動力配分を
可変に制御する駆動力配分制御コントローラ11と、を
備えた4輪駆動車の駆動力配分制御装置において、VD
C制動力制御時には目標伝達トルクTTFをVDC作動対
応トルクTTFOとすることで主駆動輪である左右後輪1
0RR,10RLの駆動力配分を増加し、ステップS8及び
ステップS9において、ヨーレート偏差△ψによりスタ
ビリティ制御による制御量の収束状態が検出されると、
主駆動輪である左右後輪10RR,10RLの駆動力配分を
減少するようにしたため、ヨーレート偏差△ψの収束状
態によりスタビリティ制御の制動力制御終了タイミング
を予測し、VDC制動力制御終了前に左右後輪10RR,
10RLの駆動力配分を減少することで、VDC制動力制
御終了に先行して駆動力配分が4輪駆動寄りに戻される
ことになり、VDC制動力制御終了後の加速性能の向上
を達成することができる。
【0058】(2) VDC制動力制御時には、ステップS
8及びステップS9において、ヨーレート偏差△ψによ
りスタビリティ制御による制御量の収束状態が検出さ
れ、かつ、ステップS11において、アクセル踏み込み
操作が検出されると、主駆動輪である左右後輪10RR,
10RLの駆動力配分を減少する目標伝達トルクTTFを得
るようにしたため、アクセル操作状態の検出によりドラ
イバーの加速要求を判断することができ、加速要求が無
い場合には後輪駆動状態のままとし、加速要求が有る場
合には4輪駆動状態へ戻すことにより、スタビリティ制
御効果の確保と、制動力制御終了後の加速性能向上とを
両立させることができる。
【0059】(3) ステップS8における目標ヨーレート
と実ヨーレートのヨーレート偏差△ψの減少状態にある
という条件と、ステップS9におけるヨーレート偏差△
ψがしきい値△ψB以下という条件により、スタビリテ
ィ制御による制御量の収束状態を検出するようにしたた
め、ヨーレート偏差△ψがVDC制御開始しきい値△ψ
A以上発生することにより制御を開始し、ヨーレート偏
差△ψがVDC制御終了しきい値△ψC以下になること
で制御を終了するスタビリティ制御の終了タイミングを
予測することができる。
【0060】(4) ステップS13において、目標伝達ト
ルクTTFを決定するに際し、スタビリティ制御開始時の
初期アクセル開度TVOMに対する現在のアクセル開度T
VOのアクセル変化量△Eと、アクセル開速度△TVOと、
の両方によりアクセル操作状態を検出するようにしたた
め、アクセル操作に反映されるドライバーの加速要求を
精度良く検出することができる。
【0061】(5) ヨーレート偏差△ψの駆動力配分復帰
開始しきい値△ψBを、ヨーレート偏差△ψのVDC制
御終了しきい値△ψCより大きな値に設定し、VDC制
動力制御作動中、ステップ8においてヨーレート偏差△
ψが減少し、かつ、ステップS9においてヨーレート偏
差△ψが駆動力配分復帰開始しきい値△ψB以下であ
り、かつ、ステップS11においてスタビリティ制御開
始時の初期アクセル開度TVOMより現在のアクセル開度
VOが大きい場合、ステップS13へ移行して駆動力配
分を4輪駆動寄りに復帰する制御が開始されるため、ド
ライバーに加速要求がある場合、適切なタイミングにて
駆動力配分の復帰制御を開始することができる。
【0062】(6) ステップS8,ステップS9,ステッ
プS11の駆動力配分復帰開始条件が成立する時、アク
セル変化量△Eとアクセル開速度△TVOとの両方によ
り、アクセル操作状態が踏み込み側であると判断される
ほど、目標伝達トルクTTFが高い値となり、駆動力配分
を4輪駆動寄りに戻す復帰速度を速くするようにしたた
め、ドライバーの加速要求が高いほど短時間にて駆動力
配分が4輪駆動寄りに戻されることになり、駆動力配分
の戻し応答遅れが解消され、VDC制動力制御終了後は
確実に高い加速性能を達成することができる。
【0063】(他の実施例)以上、本発明の4輪駆動車
の駆動力配分制御装置を第1実施例に基づき説明してき
たが、具体的な構成については、この第1実施例に限ら
れるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発
明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容
される。
【0064】例えば、第1実施例では、通常は後輪を駆
動する2輪駆動を基本に4輪駆動可能な車両について説
明してきたが、通常は前輪を駆動する2輪駆動を基本に
4輪駆動可能な車両等のように、前後輪の駆動力配分を
制御できる4輪駆動可能な車両であれば他の形態であっ
て適用可能である。また、第1実施例のように、エンジ
ン出力を前後輪に配分する4輪駆動可能な車両以外で
も、例えば、前後輪の一方を内燃機関で駆動し、前後輪
の他方を電動機で駆動可能な車両や、前輪と後輪とが別
々の内燃機関又は電動機で駆動される4輪駆動可能な車
両にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の4輪駆動車の駆動力配分制御装置
を示す全体システム図である。
【図2】第1実施例装置のスタビリティ制御コントロー
ラで実行されるVDCと4WDの協調制御処理の流れを
示すフローチャートである。
【図3】本発明技術とVDC制動力制御の終了と同時に
駆動力配分を復帰させる従来技術を比較したトルク伝達
量とアクセル開度とヨーレート偏差と加速Gの各タイム
チャートである。
【符号の説明】
1 エンジン 2 トランスミッション 3 駆動力配分制御アクチュエータ 4 フロントプロペラシャフト 5 リヤプロペラシャフト 6 フロントディファレンシャル 7,7 フロントドライブシャフト 8 リヤディファレンシャル 9,9 リヤドライブシャフト 10FR 右前輪(従駆動輪) 10FL 左前輪(従駆動輪) 10RR 右後輪(主駆動輪) 10RL 左後輪(主駆動輪) 11 駆動力配分制御コントローラ(駆動力配分制御手
段) 12FR 右前輪速センサ 12FL 左前輪速センサ 12RR 右後輪速センサ 12RL 左後輪速センサ 13FR 右前輪ホイールシリンダ 13FL 左前輪ホイールシリンダ 13RR 右後輪ホイールシリンダ 13RL 左後輪ホイールシリンダ 14 スタビリティ制御アクチュエータ 15 アクセル開度センサ 16 ヨーレートセンサ 17 スタビリティ制御コントローラ(車両挙動制御手
段) 18 舵角センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D041 AA32 AA48 AA66 AB01 AC00 AC26 AD00 AD10 AD22 AD23 AE01 AE41 AF01 3D043 AA01 AB17 EA02 EA16 EB13 EE02 EE07 EE09 EE12 EF06 EF09 3D046 AA01 BB21 CC02 EE01 FF09 GG02 GG08 HH05 HH08 HH21 JJ01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制動力を付与して車両挙動を制御する車
    両挙動制御手段と、 主駆動輪と従駆動輪との駆動力配分を可変に制御する駆
    動力配分制御手段と、 を備えた4輪駆動車の駆動力配分制御装置において、 前記車両挙動制御手段で車輪に制動力を付与する場合
    に、主駆動輪の駆動力配分を増加させる協調制御手段
    と、 前記車両挙動制御手段による制御量の収束状態を検出す
    る挙動制御量収束状態検出手段と、を備え、 前記協調制御手段は、車両挙動制御手段で車輪に制動力
    を付与している場合、検出した制御量の収束状態に応じ
    て、主駆動輪の駆動力配分増加量を制限することを特徴
    とする4輪駆動車の駆動力配分制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された4輪駆動車の駆動
    力配分制御装置において、 アクセル操作状態を検出するアクセル操作状態検出手段
    を備え、 前記協調制御手段は、車両挙動制御手段で車輪に制動力
    を付与している場合、検出した制御量の収束状態と、検
    出したアクセル操作状態とに応じて、主駆動輪の駆動力
    配分増加量を制限することを特徴とする4輪駆動車の駆
    動力配分制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1と請求項2の何れかに記載され
    た4輪駆動車の駆動力配分制御装置において、 前記挙動制御量収束状態検出手段は、目標ヨーレートと
    実ヨーレートのヨーレート偏差の減少状態から車両挙動
    制御量の収束状態を検出することを特徴とする4輪駆動
    車の駆動力配分制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2と請求項3の何れかに記載され
    た4輪駆動車の駆動力配分制御装置において、 前記アクセル操作状態検出手段は、車両挙動制御開始時
    の初期アクセル開度に対するアクセル開度の増加量と、
    アクセル踏み込み速さと、の少なくとも一方によりアク
    セル操作状態を検出することを特徴とする4輪駆動車の
    駆動力配分制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された4輪駆動車の駆動
    力配分制御装置において、 ヨーレート偏差の駆動力配分復帰開始しきい値を、ヨー
    レート偏差の車両挙動制御終了しきい値より大きな値に
    設定する駆動力配分復帰開始しきい値設定手段を備え、 前記協調制御手段は、車両挙動制御手段で車輪に制動力
    を付与している場合、目標ヨーレートと実ヨーレートの
    ヨーレート偏差が減少し、かつ、ヨーレート偏差が駆動
    力配分復帰開始しきい値以下であり、かつ、車両挙動制
    御開始時の初期アクセル開度より現在のアクセル開度が
    大きい場合、駆動力配分を4輪駆動寄りに復帰する制御
    を開始することを特徴とする4輪駆動車の駆動力配分制
    御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載された4輪駆動車の駆動
    力配分制御装置において、 前記協調制御手段は、駆動力配分復帰開始条件が成立す
    る時、アクセル開度増加量とアクセル踏み込み速さの少
    なくとも一方により、アクセル操作状態が踏み込み側で
    あると判断されるほど、駆動力配分を4輪駆動寄りに戻
    す復帰速度を速くすることを特徴とする4輪駆動車の駆
    動力配分制御装置。
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