JP2003175178A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2003175178A
JP2003175178A JP2001378871A JP2001378871A JP2003175178A JP 2003175178 A JP2003175178 A JP 2003175178A JP 2001378871 A JP2001378871 A JP 2001378871A JP 2001378871 A JP2001378871 A JP 2001378871A JP 2003175178 A JP2003175178 A JP 2003175178A
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JP2001378871A
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Hiroaki Yozawa
宏明 与沢
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技釘の調整によるパチンコ機間の入賞確率
の差の発生を防止すると共に、遊技盤面を容易に清掃す
ることができるパチンコ機を提供する。 【解決手段】 前面扉4に取り付けた防護板11の内面
側の所定の位置に遊技釘15を設ける。遊技釘15はそ
の頭部側の一端部を防護板11に埋め込み所定の角度、
長さに設定して立設する。遊技領域17の所定の位置、
即ち、前面扉4を閉じたときに防護板11に設けた遊技
釘15と対応する位置に遊技釘保持手段13を設ける。
遊技釘保持手段13としては、遊技釘15に対応して、
例えば、所定の角度、深さ、大きさを有する凹部を形成
する。遊技釘を調整してその傾きを変化させた場合に
は、前面扉4を閉じたとき遊技釘15が所定の遊技釘保
持手段13に保持されない。また、遊技釘15は防護板
11に設けられているので、前面扉4を開放したとき遊
技領域17上には遊技釘15は存在しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、特
に、パチンコ機の遊技領域に設けられる遊技釘に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機では、遊技者のハンド
ル操作によって打ち出された遊技球は、遊技盤の遊技領
域を上方から下方へ、遊技領域に植設された遊技釘等に
当たりながらその方向および速度を変えて流下する。そ
して、ある遊技球は球受け部材に取り込まれ、球受け部
材から入賞口へ導かれ入賞する。この球受け部材の上方
には、遊技球の同球受け部材への導入確率を左右する、
いわゆる命釘が植設されている。この命釘はその装着位
置や装着された釘の微妙な傾きで球受け部材への入賞確
率を変動させることが可能である。パチンコ機メーカー
では規定の入賞確率となるように製造時に命釘を所定の
角度に植設しているため、本来、後から命釘を調整する
ことは予定していない。又、命釘以外にも遊技機には数
多くの遊技釘が遊技領域の所定の位置に植設されてい
る。係る遊技釘は、命釘と同様に植設位置や植設された
釘の微妙な傾きで各種の入賞口への入賞確率を変化させ
ることが可能である。パチンコ機(遊技盤)の前面に
は、開閉自在の扉が取り付けられており、球詰まりの処
理、遊技釘の調整等のためにパチンコホール側によって
開放される。そして、これらの遊技釘は、微妙に調整さ
れ、遊技機の興味を減少しないようにしながら遊技機の
入賞率を変化させ、遊技を楽しむようになっている。
【0003】しかしながら、このような構成を有する従
来のパチンコ機は、パチンコ機メーカー以外の第三者に
よって遊技釘の調整が可能であるため、入賞確率を変化
させて遊技者の興趣を引くために遊技釘の角度あるいは
間隔等が意図的に変えられることがある。このため遊技
機間において入賞確率に差が生じ遊技者にとって不平等
となる問題があった。また、従来のパチンコ機では、遊
技釘が遊技盤の所定の位置に植設されているため、遊技
盤上を清掃する際に遊技釘が邪魔になり、盤面や盤面に
設けられたいわゆる役物を拭くことが困難であり、パチ
ンコ機を常に綺麗な状態に保つことができないという問
題があった。これらの問題のうち、遊技機間において生
じる入賞確率の差をなくすために、以下のようなパチン
コ機が提案されている。
【0004】図5に基づいてその内容を説明する。即
ち、パチンコ機Pの枠52の片側縁には扉54が開閉自
在に蝶着され、扉54の中央には開口部が設けられ、こ
の開口部に透明板51が嵌め込み収納されている。そし
て、透明板51の遊技盤53側の表面には、障害釘とし
て配置したい位置に複数の円柱状の突起体55が透明板
51と一体的に形成され、突起体55は、扉54を閉め
た状態で遊技盤53の表面に僅かに至らない長さに設定
されているというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したパ
チンコ機においては、突起体55が透明板51と一体的
に形成され、この突起体55を障害釘の代わりとしてい
るので、第三者は従来のように容易に障害釘を調整する
ことができなくなる。従って、障害釘の容易な調整を防
止するという点に関しては有効であった。しかしなが
ら、障害釘の一端部は透明板に固定されているものの、
それ以外の部分は他の部材から何等規制を受けておら
ず、障害釘に調整を加え釘の形状を変形させることは可
能であるという問題があった。
【0006】そこで本発明は、このような事情に鑑みて
なされたものであって、その目的とするところは、遊技
釘の不正な調整を防止するとともに、盤面および盤面上
に設けられた役物等を容易に清掃することができるパチ
ンコ機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載に係るパチンコ機の発明は、少なくと
も、遊技領域が形成されている遊技盤と、前記遊技領域
を流下する遊技球の速度および方向を変化させ得る遊技
釘と、前記遊技盤の前面に開閉自在に取り付けられ透明
部材からなる防護板を有する前面扉とを備えたパチンコ
機において、前記前面扉に設けられている前記防護板の
内側面に、頭部側の一部が埋め込まれた前記遊技釘が立
設され、前記前面扉を閉じたときに、前記遊技釘の頭部
側とは反対側の一部を予め定められた位置に保持する遊
技釘保持手段を前記遊技盤に設けたことを特徴とするも
のである。前扉を閉じたときに遊技釘の釘尾部を遊技盤
側の遊技釘保持手段によって定められた位置に保持する
ことにより、遊技釘が予め定められた傾き以外の状態で
遊技盤上に立設するのを防止する。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記遊技釘保持手段は、前記遊技釘
の頭部側とは反対側の一部が挿入されるように、所定の
角度、深さおよび大きさを有する凹部であることを特徴
とするものである。所定の角度、深さおよび大きさを有
する凹部に遊技釘を保持することにより、遊技釘が予め
定められた傾き以外の状態で遊技盤上に立設するのを防
止する。
【0009】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載の発明において、前記遊技釘保持手段は、前
記遊技釘の一部または全部に対応する前記遊技盤の所定
の位置に設けられていることを特徴とするものである。
必要最小限の遊技釘保持手段を設けることによって、遊
技球の入賞確率の差の発生を防止する。
【0010】また、請求項4記載の発明は、請求項3に
記載の発明において、前記遊技釘の長さは、前記前面扉
を閉じたときの前記防護板の内側面と前記遊技盤の表面
との間隔よりも長いことを特徴とするものである。遊技
釘が調整され所定の位置から変化した場合には、遊技釘
が所定の遊技釘保持手段に保持されず、遊技釘の長さに
よって前扉の閉状態を防止する。
【0011】また、請求項5記載の発明は、請求項1か
ら4のいずれかに記載の発明において、前記遊技釘保持
手段は、前記遊技釘を前記予め定められた位置から許容
される範囲だけ調整可能であることを特徴とするもので
ある。許容された範囲で遊技釘の調整を可能とすること
により、入賞確率を変化させると共に、パチンコ機間の
入賞確率のバラツキを抑止する。
【0012】また、請求項6記載の発明は、請求項1か
ら5のいずれかに記載の発明において、前記遊技釘が立
設される防護板は、前記前面扉に設けられたガラス板で
あることを特徴とするものである。
【0013】更に、請求項7記載の発明は、請求項1か
ら5のいずれかに記載の発明において、前記遊技釘が立
設される防護板は、前記前面扉に設けられたガラス板の
内側に取り付けられた板であることを特徴とするもので
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパチンコ機の
実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1は本発
明に係るパチンコ機の全体斜視図である。図1に示すよ
うに、外枠1には前枠2が回動軸を中心に回動可能に装
着されている。前枠2には前面扉4が回動軸を中心に回
動可能に装着されている。また、前枠2には遊技盤3、
上皿5、下皿6、ハンドル7等が装着されている。遊技
盤3には誘導レール16が略円形渦巻状に設けられてお
り、その内側に遊技領域17が形成されている。誘導レ
ール16は、ハンドル7の操作により発射された遊技球
を、遊技盤3の左側上部から前記遊技領域17へ誘導し
ている。
【0015】遊技領域17には、風車8a、8b、8
c、8d、大入賞口9、アウト口10、特別図柄表示装
置12、始動入賞口14、そして予め定められた位置に
複数個の遊技釘保持手段13が設けられている。この遊
技釘保持手段13が設けられている予め定められた位置
とは、通常のパチンコ機において遊技釘が植設されてい
る位置のことを指す。即ち、本願発明に係るパチンコ機
の遊技領域17上には遊技釘が植設されておらず、従来
遊技釘が植設されていた位置には遊技釘保持手段13が
設けられている。尚、遊技釘保持手段13の数は、説明
および図示の便宜上、少なく表示してある。また、通
常、遊技領域17には、もっと多くの部材(複数の入賞
口等)を有するものであるが説明の必要に応じて省略し
てある。
【0016】前面扉4の中央部には、遊技領域17を流
下する遊技球を遊技者に見やすくすると共に、遊技領域
17から遊技者方向への遊技球の飛弾を防止するため
に、透明な強化ガラス、強化プラスチック等からなる防
護板11が装着されている。そして、防護板11の遊技
盤3側の面(内側面)には、予め定められた位置に複数
本の遊技釘15が設けられている。遊技釘15は、上述
した遊技領域17の遊技釘保持手段13と対応する位置
に設けられている。尚、図1は前面扉4が開放された状
態を示しており、また、遊技釘15の数は、説明および
図示の便宜上、少なく表示されている。遊技釘15は防
護板11に設けられているので、前面扉4を開放すると
遊技領域17上には遊技釘15は存在しない。
【0017】遊技領域17に設けられた遊技釘保持手段
13は、防護板11の内側面に設けられた各遊技釘15
の位置に対応して設けられている。即ち、前面扉4を閉
じて前枠2に固定したときに、防護板11の内側面に設
けられた相対応する各遊技釘15と遊技領域17に設け
られた各遊技釘保持手段13が一致して係合するように
設けられている。そして、前面扉4を閉じた時に、遊技
釘保持手段13として設けられた後述する、例えば、各
凹部と各遊技釘15の一端部が係合して遊技釘は凹部内
に保持される。従って、遊技釘を調整して所定の位置か
らずらした場合、位置をずらされた遊技釘の一端部は、
遊技釘保持手段15としての各凹部と係合せず、遊技領
域17の表面に当たり、前面扉4を前枠2に固定するこ
とができない。
【0018】図2は、遊技釘15および遊技釘保持手段
13の実施の一形態を示す図である。遊技釘15が防護
板11としてのガラス板11'に装着された場合の実施
形態を示す側面から見たときの断面図である。ガラス板
11'の内側面には、遊技釘15の頭部および遊技釘の
軸の一部(以下、頭部側の一端部21という)が埋め込
まれて固定されている。遊技釘15は、遊技領域17上
の配置される場所によって略垂直あるいは所定の傾きを
有して埋め込まれている。これにより、遊技領域17上
を遊技球が流下する速度あるいは流下する方向を意図的
に変化および調整させることができ、遊技性を向上させ
ることあるいは入賞口への遊技球の入賞確率を調整する
ことができる。但し、遊技釘15はガラス板11'に固
定されているので埋め込まれた後の遊技釘15の傾き調
整は行なうことはできない。そして、前面扉(図示省
略)を閉じたときに遊技領域(遊技盤3)に形成された
遊技釘保持手段13としての凹部と遊技釘の頭部側とは
反対側の一端部とが一致して係合している。
【0019】即ち、遊技盤3がガラス板11'と向き合
う面側(表面側)25の、遊技釘15の釘尾部22と対
応する位置に、遊技釘15の釘尾部22と係合する遊技
釘保持手段13が設けられている。係る遊技釘保持手段
13は、前面扉4を閉じたときに、遊技釘15の釘尾部
22と係合するように、例えば、円形で所定の深さを有
し、遊技釘15の傾きに対応した傾きを有する凹状の溝
に形成されている。
【0020】前面扉4を閉じて前枠2に前面扉4を固定
したとき、遊技盤3の表面側25に設けられた凹部13
に遊技釘15の釘尾部22が入り、遊技釘15の釘尾部
22が凹部13に係合して保持される。凹状の遊技釘保
持手段13の深さは、前面扉4を閉じて前枠2に前面扉
4を固定したとき、遊技釘15が凹部の底に到達しない
深さであればよい。また、凹部の形状は円以外の例え
ば、楕円、四角形その他の形状であって、製造工程にお
いてパチンコ機間で生じる遊技釘の傾きのバラツキを吸
収でき、保持できる形状および大きさであればよい。
【0021】また、凹状の遊技釘保持手段13の大き
さ、例えば、円形状の凹部の径を、遊技盤3上の形成す
る位置によって変化させてもよい。即ち、命釘のように
所定の入賞口への遊技球の入賞確率に大きく影響を及ぼ
す遊技釘15については、その遊技釘15に対応する遊
技釘保持手段13の大きさを、遊技釘15が予め定めら
れた位置から許容される範囲(例えば、パチンコ機間で
大きく入賞確率がばらつかない程度)において調整可能
なように遊技釘15の大きさ(太さ)と略同じ寸法とす
る。そして、遊技球の流下方向、流下速度等に影響を及
ぼす遊技釘15については、遊技者のパチンコ機への興
味を減少させないために、遊技釘保持手段13の大きさ
を、命釘に対応して形成した遊技釘保手段13の大きさ
よりも大きく形成し、調整範囲に幅を持たせてもよい。
【0022】遊技盤上に形成する遊技釘保持手段13と
しての凹部は、従来の遊技盤3に遊技釘15を打つため
の遊技釘の位置情報を用いて所定の角度、深さおよび大
きさに形成することができ、また、ガラス板11'の内
側面に埋め込む遊技釘15も、ガラス板11'を製造す
る工程で、遊技盤3に遊技釘15を打つための遊技釘の
位置情報を用いて、遊技盤上に形成する遊技釘保持手段
13に対応する位置に埋め込むことができる。係る凹部
の位置は、前面扉4を閉じたときにガラス板11'と重
なる位置になるように、その位置を定めることが必要で
ある。即ち、ガラス板11'の遊技釘の位置と遊技盤3
上に形成される遊技釘保持手段13として設けられた凹
部とは対称な位置関係にある。
【0023】尚、遊技盤3上に形成する遊技釘保持手段
13は、防護板11(ガラス板11')の内側面に設け
る全ての遊技釘15に対応して形成する場合であって
も、あるいは一部の遊技釘15に対応して形成する場合
であってもよい。即ち、命釘のように所定の入賞口への
遊技球の入賞確率を大きく左右する遊技釘については、
許容された範囲以上の調整を防止するために調整遊技釘
保持手段13を形成し、遊技内容をあまり左右しない遊
技釘については遊技釘保持手段13を形成しないように
してもよい。係る場合には、遊技釘保持手段13が省略
された個所の遊技釘15は、前面扉4を閉じたときに遊
技盤3の表面に当たらないように、遊技釘保持手段13
が設けられている遊技釘15より短く加工する。
【0024】図3は、遊技釘15および遊技釘保持手段
13の別の一形態を示す図である。遊技釘15がガラス
板11'の内側面に防護板11として設けられた透明な
板11"に装着された場合の実施形態を示す側面から見
たときの断面図である。ガラス板11'の内側面には、
例えば、透明なプラスチック等の材料を加工した透明な
板11"が取り付けられ、透明な板11"の内側面(遊技
盤3側の面)に頭部側の一端部21が埋め込まれた遊技
釘15が立設されている。その他の構成および作用につ
いて、例えば、遊技釘15の有する傾きや長さ、遊技釘
に対応して形成される遊技釘保持手段13の配置、傾
き、大きさ等については上述した形態と同様である。
【0025】図4は、遊技釘15および遊技釘保持手段
13のさらに別の一形態を示す図である。釘尾部22に
特徴を有する遊技釘15が、ガラス板11'の内側面に
防護板11として設けられた透明な板11"に装着され
た場合の実施形態を示す側面から見たときの断面図であ
る。図に示すように、遊技釘15の釘尾部22の先端
を、パチンコ機の製造作業あるいはパチンコホールでの
前面扉の開閉作業を安全に行なえるように、また、遊技
盤表面への接触傷の発生を抑制するために、加工(例え
ば、丸く加工)している。その他の構成および作用につ
いて、例えば、遊技釘15の有する傾きや長さ、遊技釘
に対応して形成される遊技釘保持手段13の配置、傾
き、大きさ等については上述した形態と同様である。
【0026】以上説明した実施の形態に係るパチンコ機
によれば、パチンコ機の前面扉を閉じた時に、遊技釘の
一端部(釘尾部)を遊技盤の予め定められた位置に固定
する遊技釘保持手段を設けたことにより、遊技釘の傾き
をいずれのパチンコ機間においても略同一とすることが
でき、いずれの遊技者にとっても公平な遊技を提供する
ことができる。また、遊技釘は前面扉に取り付けられた
防護板に設けられているので、前面扉を開放したとき遊
技盤上には遊技釘が存在せず、盤面上、盤面に配置され
た役物部材等を容易に清掃することができる。
【0027】また、遊技釘保持手段として形成した凹部
に所定の角度、深さ、大きさを持たせたことにより、確
実に遊技釘を保持することができ、また、遊技釘の傾き
をいずれのパチンコ機間においても略同一とすることが
でき、遊技球の入賞確率も略同一にできるので、いずれ
の遊技者にとっても公平な遊技を提供することができる
とともに、入賞に対する一定以上の期待感を付与するこ
とができる。
【0028】また、遊技釘保持手段を遊技釘の一部又は
全部に対して設けたことにより、遊技機の種類に応じた
遊技釘保持手段を設けることができ、多種のパチンコ機
に対して問題無く適用できる。
【0029】また、遊技釘の長さを、前面扉を閉じたと
きの防護板の内側面と遊技盤の表面との間隔よりも長く
形成したことにより、傾きをずらされた(調整された)
遊技釘の釘尾部は、各遊技釘保持手段と係合せず、遊技
盤に当たり、そのパチンコ機は前面扉を前枠に固定する
ことができないので、遊技釘を意図的に調整したパチン
コ機を容易に発見することができる。
【0030】また、遊技釘保持手段は遊技釘が予め定め
られた位置から許容される範囲だけ調整できる形状(大
きさ、傾き、深さ)に形成されているので、その範囲内
において調整し入賞確率を変化させる、例えば、命釘の
ような重要な釘については規定の入賞確率以下に制限
し、一方、その他の遊技釘については遊技球の流下方
向、流下速度等を変化させるために遊技釘を調整して入
賞確率を変化させることができるので、遊技者の射幸心
を煽り、且つ、健全な遊技環境を維持するパチンコ機を
提供することができる。
【0031】更に、ガラス板に遊技釘の頭部側の一端部
を埋め込むことにより、確実に遊技釘の一端部を固定す
ることができる。また、ガラス板の内側に取付けた透明
な板に遊技釘を埋め込むことにより、製造性を高めるこ
とができるとともに、交換作業が容易である。
【0032】
【発明の効果】本発明に係るパチンコ機によれば、意図
的に遊技釘の傾きがずらされた(調整された)遊技釘の
釘尾部は、各遊技釘に対応するように遊技盤に設けられ
た遊技釘保持手段と係合せず、そのパチンコ機の前面扉
は前枠に固定することができなくなるので、不正な遊技
釘の調整を確実に防止することができる。また、遊技釘
を前面扉に取り付けた防護板に設けているので、前面扉
を開放すると遊技盤上には遊技釘が存在しなくなり、盤
面上および盤面上に配設された役物部品等を用意に清掃
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパチンコ機の実施の一形態を示す
全体斜視図である。
【図2】遊技釘および遊技釘保持手段の実施の一形態を
示す図である。
【図3】遊技釘および遊技釘保持手段の別の一形態を示
す図である。
【図4】遊技釘および遊技釘保持手段のさらに別の一形
態を示す図である。
【図5】従来のパチンコ機の実施の一形態を示す全体斜
視図である。
【符号の説明】
1 外枠 2 前枠 3 遊技盤 4 前面扉 11 防護板 11' ガラス板 11" 透明な板 13 遊技釘保持手段 15 遊技釘 17 遊技領域 21 頭部側の一端部 22 釘尾部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、遊技領域が形成されている
    遊技盤と、前記遊技領域を流下する遊技球の速度および
    方向を変化させ得る遊技釘と、前記遊技盤の前面に開閉
    自在に取り付けられ透明部材からなる防護板を有する前
    面扉とを備えたパチンコ機において、 前記前面扉に設けられている前記防護板の内側面に、頭
    部側の一部が埋め込まれた前記遊技釘が立設され、 前記前面扉を閉じたときに、前記遊技釘の頭部側とは反
    対側の一部を予め定められた位置に保持する遊技釘保持
    手段を前記遊技盤に設けたことを特徴とするパチンコ
    機。
  2. 【請求項2】 前記遊技釘保持手段は、前記遊技釘の頭
    部側とは反対側の一部が挿入されるように、所定の角
    度、深さおよび大きさを有する凹部であることを特徴と
    する請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 【請求項3】 前記遊技釘保持手段は、前記遊技釘の一
    部または全部に対応する前記遊技盤の所定の位置に設け
    られていることを特徴とする請求項1または2に記載の
    パチンコ機。
  4. 【請求項4】 前記遊技釘の長さは、前記前面扉を閉じ
    たときの前記防護板の内側面と前記遊技盤の表面との間
    隔よりも長いことを特徴とする請求項3に記載のパチン
    コ機。
  5. 【請求項5】 前記遊技釘保持手段は、前記遊技釘を前
    記予め定められた位置から許容される範囲だけ調整可能
    であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれ
    かに記載のパチンコ機。
  6. 【請求項6】 前記遊技釘が立設される防護板は、前記
    前面扉に設けられたガラス板であることを特徴とする請
    求項1から請求項5のいずれかに記載のパチンコ機。
  7. 【請求項7】 前記遊技釘が立設される防護板は、前記
    前面扉に設けられたガラス板の内側に取り付けられた板
    であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれ
    かに記載のパチンコ機。
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