JP3492094B2 - パチンコ機 - Google Patents
パチンコ機Info
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Description
機、CR機等の遊戯板面に設けてあるゲートを通過する
遊戯球を左右に誘導する流路変更板を左右に回動して流
路の傾斜を反対向きに変えうる流路変更板付ゲートを備
えたパチンコ機に関する。 【0002】 【従来の技術】パチンコ機の従来機、CR機では中央の
役物、例えばセンター液晶デジタル装置の両側、或いは
片側に設けたゲートを遊戯球が通過すると、スタートチ
ャッカーの開閉時間を決めるミニデジタル器の数字が変
動し、所定の数字、例えば、3、7で止まると、センタ
ー液晶デジタル装置の下方の中央スタートチャッカーが
所定時間開放され、そのチャッカーに遊戯球が入賞する
とセンター液晶デジタル装置に表示された数字、絵等が
変動して停止し、大当たりすると下部のアタッカーが所
定時間開放されるものがある。 【0003】この従来のミニデジタル器の始動用のゲー
ト102は、図9に示すようにベース101に断面コ字
型飾り盤を設けて遊戯球を通過させる円形のガイド孔を
設けた近接スイッチを取り付け、そのガイド孔の下方に
球を左側又は右側に斜めに流出させるように釘103を
山型に配列して打ち、それから中央スタートチャッカー
Cの方へ遊戯球を導くために多数の釘104を一列に細
かく隣接して配列し、ゲートより落下した球をスタート
チャッカーの方へ導き、チャッカーに入賞しうるように
してある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来のゲートでは、中
央の役物の左側又は右側のゲートに対応して山型に配列
する釘を図9に示すように左寄り又は右寄りに打たねば
ならないので、釘の位置決めをその都度しなければなら
ず、甚だ手間がかかり不都合であった。又、ガイド孔か
ら落下する球がこの山型に配列した釘に当たってその衝
撃で球速が減速してしまい、球が釘の隙間より落下しよ
うとするので、中央スタートチャッカーの方へ遊戯球を
導くために多数の釘を細かく隣接して配列して球が釘に
沿って転動するようにしなければならず、山型の釘と多
数隣接する釘を並べること、多数の釘の間隔のゲージ調
整が面倒で手間がかかり、釘を中央チャッカーに向けて
両側よりV字状に並べるため外観が貧弱で興趣を欠き、
しかも図のように遊戯盤の中央部で釘を斜め一列に隣接
して設けると球の落ちる隙間がなく、他から転動する打
球までもがこの一列の釘で受け止められてしまい、下方
の入賞球受入れ口には球が回りにくく興味をそがれてい
た。 【0005】又、ベースに左向き、又は右向きのガイド
板を一体形成したのでは、左用と右用を別々に作成しな
ければならず、又、遊戯盤の役物の両側に取付ける際に
左用と右用を間違て取付けた時には付け直さなければな
らないので不便であった。又成形時に一度に左用と右用
を型で成形するため、ゲームによっては中央のチャッカ
ーに向かって遊戯盤の役物の片側だけに右用或いは左用
を取付ける場合があり、その場合には片方だけ使用され
て他方は使用されず、多量の在庫を生じさせ、使用しな
い方のガイドは大量のごみとなるのでその点で不都合で
あった。 【0006】この発明はこのような問題点を解決するも
ので、ゲートの下方に遊戯球を左右に誘導する流路変更
板を枢支して流路を左向き又は右向きの傾斜に変え、左
用又は右用に簡単に変換使用して流路の変更によってゲ
ートを通過した球を左又は右への流れに変えることがで
き、かつ、流路の傾斜面、湾曲面で勢いを付け、その勢
いで中央チャッカーの方に転動させて興味を増大し、し
かも、左右共用として無駄をなくし、経済的とした流路
変更板付ゲートを備えたパチンコ機を提供することを目
的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明の請求項1のパ
チンコ機は、上部に遊戯球が通過するガイド孔2を有す
るゲート3を設けたベース1と、左右両面を遊戯球を左
右に誘導する流路5とした流路変更板4とを設け、該ベ
ース1に該流路変更板4を回動可能に軸6で枢支し、該
流路変更板4を左又は右側に傾斜状として取着しうるよ
うにした流路変更板付ゲートを備えたものである。 【0008】 【発明の実施の形態】この発明の実施の形態は、ベース
1の上部に設けたゲート3にガイド孔2を有する近接ス
イッチ12を備え、ガイド孔2を遊戯球が通過すると、
スタートチャッカーの開閉時間を決めるミニデジタル器
の数字が変動し、所定の数字、例えば、3、7で止まる
と、役物の下方の中央スタートチャッカーが所定時間開
放され、そのチャッカーに遊戯球が入賞すると役物の数
字、絵が変動停止し、大当たりで下部のアタッカーが所
定時間開放されるようにしてある。このゲート3を設け
たベース1に遊戯球を左又は右に誘導する湾曲流路5を
形成した流路変更板4を下部の貫通孔8にねじ又はピン
等支軸6を挿入してベース1の取付け孔9に取着して回
動自由に軸支し、かつ流路変更板4を所定角度の左又は
右傾斜の位置で固定するためベース1の前記中心線の対
称位置に流路変更板4を止める取付け孔11を設け、こ
の流路変更板4を下部の軸6を中心として左又は右に回
動し所定角度に傾斜して位置決めしてベース1の取付け
孔11と流路変更板4の上部の取付け孔10をビス7等
固定手段で固定して、左向き用、右向き用とする。 【0009】この流路変更板4をパチンコ機の遊戯盤A
のセンターの役物の右側に取付ける場合、流路変更板4
を右側へ傾斜させ、また左側に取付ける場合には流路変
更板4を左側へ傾斜させて固定し、ゲート3のガイド孔
2を通過する遊戯球を流路変更板4の流路5が滑り台状
となって左又右に勢いをつけて排出し、中央スタートチ
ャッカーCの方へ遊戯球を勢いをつけて導き、ゲート3
のガイド孔2を通過した際にミニデジタル器の数字が所
定の数字となった時に所定時間開放されるスタートチャ
ッカーに流路変更板より流出する球が入賞しうるように
してある。 【0010】流路変更板4の両面の流路を対称な傾斜
面、湾曲面とし、かつそのガイド孔2の中心線上に枢支
して左右対称に設ければ、遊戯盤Aのセンターの役物の
右側又は左側に左右対称の傾斜角度で取付けできる。 【0011】 【実施例】以下にこの発明を図面に示す実施例に基づい
て説明する。図1乃至図4において、1は合成樹脂製ベ
ースで、その上部に近接スイッチ12用の貫通孔13、
ベースの取付け孔14を設ける。3は上部の断面コ字形
部に遊戯球が通過する円形のガイド孔2を有し、遊戯球
の通過を検知してスタートチャッカーCの開閉を決める
ミニデジタル器Bにスタート信号を送る近接スイッチ1
2を挿入設置したゲートで、コ字形状としてベース1に
取付けるようにしてある。前記ベース1のゲート3の直
下のガイド孔2の中心線の対称位置に後述の流路変更板
の先端を取付ける取付け孔11を設ける。 【0012】4は正面で先端を先細として左右両面に遊
戯球を左又は右に誘導する球より巾広の湾曲面、傾斜面
の流路5を形成した合成樹脂製流路変更板で、その基部
に貫通孔8を設け、ベース1の下部のガイド孔2の中心
線上に、支軸のビス6を流路変更板の貫通孔8に前面よ
り挿入してベース1の取付け孔9に螺合し、流路変更板
4を支軸6に回動自由に支持し、図1および図4に示す
ように、この流路変更板4をガイド孔2の中心線より左
側又は右側の対称位置まで所定角度傾斜させて位置決め
し、しかる後、流路変更板の先端の取付け孔10とベー
ス1に設けた取付け孔11とにビス7を裏面よりねじ込
んで固定してある。 【0013】図1および図3において、前記流路変更板
4は、両面を湾曲面の流路5とした分銅型とし、その下
部の巾広部の中心を支軸6で枢支し、分銅を左向き又は
右向きに所定角度傾斜してその先端をベース1にビス7
で固定してある。流路変更板4の流路5は平坦な傾斜面
では落下する球がほぼ同じ所に当ってを変更板自体に損
傷を生ずることがあるが、湾曲面とすれば、落下する遊
戯球がすべるように方向付けして排出されるので衝撃を
和らげることができ、変更板の損傷を防ぐことができ
る。この流路変更板4の前面に凹部18を形成して、例
えば、意匠的デザインを施したシール19を貼付け、正
面側から挿入した支軸6のビス、ピンの頭部を隠して体
裁を良くしてある。 【0014】前記実施例では支軸6をビスとしてある
が、これに限られるものではなく、前面よりピンを挿入
してその後端にEリングを嵌め付けて止めるようにする
こともできる。上記実施例で支軸6としてビス、ピンを
前面より挿入する場合を説明したが、これに限られるも
のではなく、ベースの背面より変更板に支軸6を流路変
更板4を回動可能に軸支することもできる。 【0015】図5および図6において、流路変更板4と
ベース1との取付けの別の実施例を示す。図5では、一
方のベース1の下部にガイド孔2の中心線上に支軸6を
突設し、かつ流路変更板4には背面側に該支軸を挿入す
る挿入孔8’を穿設し、かつ上部に取付け孔10を設
け、而して流路変更板4の挿入孔8’をベース1の支軸
6に嵌合して回動自由に枢支し、流路変更板4を左又は
右に位置決め後ベースの取付け孔11と変更板4の取付
け孔10をビス止めする。 【0016】図6では、流路変更板4の裏側上部に突起
16を設け、ベース1の左右の所定位置に突起16を嵌
合する挿入孔17を穿設し、流路変更板4の上部の突起
16をベース1の挿入孔17に嵌合し、流路変更板4を
貫通孔8を通じてベース1にビスで固定するようにして
ある。 【0017】また、流路変更板4の別の実施例として、
図7に示すものは、前面の円盤状飾り板15の背面中央
に先細の流路変更板4を一体形成し、その飾り板15の
下方の流路変更板4の基部を支軸6で枢支し、該飾り板
15を回動して内部の流路変更板4を左又は右に所定角
度傾斜させ、その先端をベース1にビス7で固定してあ
る。 【0018】図8において、Aは遊戯盤、Bはミニデジ
タル器、Cは中央スタートチャッカー、Dはセンター液
晶デジタル装置、Eはアタッカーである。ゲートとチャ
ッカー間の釘20は斜めに多少ずらせ、かつ釘の間隔は
球が通る間隔に配列でき、釘の配置のデザインに変化を
もたせることができる。釘の間隔はこれに限られるもの
ではなく、従来のように隣接して配列してもよい。図8
の遊戯盤には本案に直接関連しない釘、役物等は省略し
た。 【0019】この発明によれば、遊戯盤の中央の役物、
例えばセンター液晶デジタル装置Dの両側或いは片側に
設けたゲート3のガイド孔2を遊戯球が通過すると、中
央スタートチャッカーCの開閉時間を決めるミニデジタ
ル器Bの数字が変動し、所定の数字、例えば、3、7で
止まると、中央スタートチャッカーCが所定時間、例え
ば0.2〜1.9秒間開放され、ガイド孔2より落下し
て流路変更板4の左右に誘導する流路5に落ちて左又は
右の方向ずけをして中央スタートチャッカーCの方へ勢
いをつけて排出させ、前記の所定時間開放された中央ス
タートチャッカーCへ遊戯球を入賞させ、センター液晶
デジタル装置Dの数字、絵等を変動させて停止させ、大
当たりすると下部のアタッカーEを所定時間、例えば約
30秒開放させる。 【0020】この発明によれば、流路変更板4をベース
1の中心線に対し左側又は右側に所定角度傾斜させてビ
ス7等の固定手段で固定する。遊戯球がゲート3を通過
して落下するとき、流路変更板4の傾斜状流路5に落ち
て横方向へ流出し、左又は右の方向ずけをして中央スタ
ートチャッカーCの方に勢いをつけて排出でき、ゲート
とチャッカー間の釘20の位置はある程度の間隔をあけ
ても勢いで跳ねて中央チャッカーの方へ向かわせ、遊戯
球がガイド孔を通過時にミニデジタル器Bの数字が所定
の数字となった時、所定時間開放される中央スタートチ
ャッカーCに入賞しうるようにでき、他から落下する球
は釘の間を通って落下して下方の入賞球受入れ口に入賞
する機会もでき、入賞のチャンスを変化に富ませること
ができ、遊戯者の興趣を増大できる。 【0021】 【発明の効果】この発明の請求項1のパチンコ機によれ
ば、共通のベースのガイド孔の直下に設ける流路変更板
をスライドしてガイド孔の中心線の左又は右に傾斜して
設置できるようにした流路変更板付ゲートを備えたの
で、左右の流路変更板を別々に作る必要がなく、左用、
右用に変換して取付けでき、従って部品点数が少なく、
製品を廉価に製造できる。パチンコ機によりゲートを設
ける位置がセンター液晶デジタル装置等役物の両側、片
側となる場合にそれに応じて流路変更板の傾斜を反対向
きに変換するだけで左用又は右用に変えて設置できるの
で、流路変更板に無駄が生じることがなく、甚だ経済的
である。 【0022】この流路変更板によればガイド孔より落下
する球を流路変更板の傾斜状流路で左又は右への勢いを
付けて流出できる。従って、この流路変更板の作用で流
出した球はゲートからチャッカー間の釘が少なくても釘
で跳ねてチャッカーに向かわせることができ、また、他
から流れる球速のない球は釘間から下方に落下する機会
を与えて下方の入賞球受入れ口への入賞の機会を増加で
き、遊戯盤の中央の釘の配置のデザインに変化をもたせ
ることができ、遊戯者の興趣を増大できる。
る。 【図2】同平面図である。 【図3】同斜視図である。 【図4】同縦断面図である。 【図5】流路変更板とベースとの取付けの別の実施例を
示す縦断面図である。 【図6】流路変更板とベースとの取付けの別の実施例を
示す縦断面図である。 【図7】別の流路変更板を取付けたゲートの正面図であ
る。 【図8】この発明の流路変更板付ゲートを取付けたパチ
ンコ遊戯盤の正面図である。 【図9】従来のパチンコ遊戯盤に取付けたゲートの正面
図である。 【符号の説明】 1…ベース、2…ガイド孔、3…ゲート、4…流路変更
板、5…流路、6…軸、7…ビス。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 上部に遊戯球が通過するガイド孔(2)
を有するゲート(3)を設けたベース(1)と、左右両
面を遊戯球を左右に誘導する流路(5)とした流路変更
板(4)とを設け、該ベース(1)に該流路変更板
(4)を回動可能に軸(6)で枢支し、該流路変更板
(4)を左又は右側に傾斜状として取着しうるようにし
た流路変更板付ゲートを備えたことを特徴とするパチン
コ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19006296A JP3492094B2 (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | パチンコ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19006296A JP3492094B2 (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | パチンコ機 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003018249A Division JP3959037B2 (ja) | 2003-01-28 | 2003-01-28 | パチンコ機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1015167A JPH1015167A (ja) | 1998-01-20 |
JP3492094B2 true JP3492094B2 (ja) | 2004-02-03 |
Family
ID=16251720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19006296A Expired - Lifetime JP3492094B2 (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | パチンコ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3492094B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008295482A (ja) * | 2007-05-29 | 2008-12-11 | Daito Giken:Kk | 遊技台用の構造物、遊技台 |
JP2009066232A (ja) * | 2007-09-13 | 2009-04-02 | Kyoraku Sangyo Kk | 複合入賞装置 |
-
1996
- 1996-07-01 JP JP19006296A patent/JP3492094B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1015167A (ja) | 1998-01-20 |
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