JP2003174937A - 幅木対応のキャビネット - Google Patents

幅木対応のキャビネット

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JP2003174937A
JP2003174937A JP2001376936A JP2001376936A JP2003174937A JP 2003174937 A JP2003174937 A JP 2003174937A JP 2001376936 A JP2001376936 A JP 2001376936A JP 2001376936 A JP2001376936 A JP 2001376936A JP 2003174937 A JP2003174937 A JP 2003174937A
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plate
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JP2001376936A
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Naohiro Yamamura
直弘 山村
Yasuo Kawamura
泰生 川村
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Inax Corp
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Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】施工壁面に幅木があってもカットする必要のな
い幅木対応のキャビネットを提供する。 【解決手段】本発明は、壁面Wの床面Fとの境界部分で
ある最下部に幅木1を取り付け、該壁面Wに対してキャ
ビネット3を設置する技術を対象とする。本願発明が特
徴とするところは、キャビネット3の背面側に前記幅木
1よりも厚みの大きい桟木13A,13Bを取り付け、
天板6の後端面を前記桟木13A,13Bの突出分だけ
背面側へ突出させている。これにより、幅木1があって
も、キャビネット3を壁面Wに対して接合させて取り付
けることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、建物躯体の床面と
の境界部分である下部に幅木が取り付けられる壁面へキ
ャビネットを設置する技術に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図5に示すように、通常、建物躯体の室
内壁面Wの最下部は、人間の足等が当たるところなので
損傷や汚染を防止するために、また床面Fとの接続部位
を隠して見栄えをよくするために、幅木1が取り付けら
れている。そして、このよう幅木1を有する壁面Wに対
して洗面化粧台等のキャビネット2を設置しようとする
場合、幅木1が邪魔になってキャビネット2を壁面Wへ
密着させて設置することができず、不安定となる。その
ため、従来ではキャビネット2の背面側の下部を、前記
幅木1の分だけカットCし、キャビネット2が壁面Wへ
密着するように取り付けていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、キャビネッ
ト2の背面側の下部を幅木1の分だけカットCする作業
は現場においては非常に困難であり、あらかじめ製造工
場でカットCしておく必要があった。そのためには、施
工現場と製造工場との連絡を厳格に管理する必要があっ
た。また施工する前に、現場における幅木1の寸法等を
測定しておき、製造工場へ連絡した上でカットCする大
きさを決定しなければ施工現場に見合った製品を製造す
ることができず、製造から実際の施工までの間に余分な
工期を必要とするという欠点があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は従来の前記課題
に鑑みてこれを改良除去したものであって、施工壁面に
幅木があってもカットする必要のない幅木対応のキャビ
ネットを提供せんとするものである。 【0005】而して、前記課題を解決するために本発明
が採用した請求項1の手段は、壁面の床面との境界部分
である最下部に幅木を取り付け、該壁面に対してキャビ
ネットを設置するものにおいて、キャビネットの背面側
に前記幅木よりも厚みの大きい桟木を取り付け、天板の
後端面を前記桟木の突出分だけ背面側へ突出させたこと
を特徴とする幅木対応のキャビネットである。この発明
のキャビネットによれば、背面側に幅木の厚みよりも大
きな桟木が取り付けられているので、幅木があっても、
キャビネットを壁面に対して接合させて取り付けること
が可能である。 【0006】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の構成を図面に示
す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りであ
る。図1乃至図4は本発明の第1の実施の形態に係るも
のであり、図1はキャビネット3のスライド式引き戸4
A,4Bを取り外した状態の側面図、図2は引き戸4
A,4Bを取り外した状態のキャビネット3の斜視図、
図3の図(A)は回転連結具5を示す正面図、図(B)
は天板6へダボ7を装着した状態を示す縦断面図、図
(C)は回転連結具5を背板8へ装着した状態を示す縦
断面図、図4は連結後の天板6とダボ7とを示す部分拡
大正面図である。 【0007】同図に示す如く、この第1の実施の形態の
キャビネット3は、天板6と背板8と底板9と中仕切板
10とで箱状のキャビネット本体を形成し、更に底板9
の下面及び前後に脚板11と蹴込み板12とが取り付け
られている。そして、背板8の上下方向二カ所におい
て、横方向に桟木13A,13Bを取り付けている。桟
木13A,13Bは、壁面Wの下部に取り付けられた幅
木1の厚みよりも大きい厚み寸法を有している。また天
板6の後端面側を前記桟木13A,13Bの厚みと同じ
寸法分だけ壁面W側へ突出させている。 【0008】而して、このように構成されたキャビネッ
ト3は、これを構成する天板6,背板8,底板9,中仕
切10,脚板11並びに蹴込み板12を、現場において
組み立てて形成する。組立は、これらの各構成部材どう
しを図3に示す回転連結具5とダボ7とで一体的に連結
する。回転連結具5は、円柱状の本体の上端面に工具を
ねじ込むための、十文字状の工具装着孔14が設けられ
ており、円柱状本体の側面には、ダボ7の頭部7Aを差
し込むための差込口15と、これに連続する前記差込口
15よりも小幅のスリット16とが形成されている。そ
して、これらの差込口15及びスリット16は、中央の
偏心空洞部17と連通しており、スリット16の上下の
壁面は、差込口15からスリット16の終端側へ向けて
徐々に肉厚が厚くなるように偏心した内周面17Aを有
している。 【0009】一方、ダボ7は、先端にスリット16の幅
よりも大径の頭部7Aを有し、続いてスリット16の幅
よりも小径の首部7Bが形成され、更に円柱状の本体部
7Cと、天板6や背板8,底板9及び中仕切板10等の
連結する部材どうしの一方側の中へねじ込まれる螺子部
7Dとが形成されている。 【0010】このように構成された回転連結具5とダボ
7とによる各構成部材どうしの連結は、図3及び図4に
示す要領で行えばよい。すなわち、天板5と背板8との
連結を例にとって説明すると、先ず、背板8の天板5と
連結する部位に、正面側から嵌合孔18を穿設してこれ
に回転連結具5を回転自在に装着する。また背板8の天
板5と接合する上端面側に、ダボ7の頭部7A及び首部
7Bと本体部7Cとを差し込むための導入孔19を穿設
する。この導入孔19は前記嵌合孔18に連通するよう
にする。一方、天板6の背板8と連結する部位の下面か
ら、ダボ7の螺子部7Dをねじ込んでこれに固定する。 【0011】次に、天板6の下面側から突出するダボ7
の頭部7A〜本体部7Cを、背板8の導入孔19を挿通
し、先端の頭部7Aを回転連結具5の差込口15へ装入
する。そして、先端の頭部7Aを偏心空洞部17内に介
在させ、この状態から工具(図示せず)を装着孔14へ
装着して回転連結具5を回転させる。これにより、ダボ
7の首部7Bはスリット16と係合するようになる。先
端の頭部7Aは、偏心空洞部17内において、偏心した
内周面17Aを摺動し、次第に回転連結具5の中心方向
(図3の下方向)へ引き寄せられる。結果として、天板
6が背板8の上端面に引き寄せられてこれに密着固定さ
れることになる。 【0012】同様にして、図1及び図2に示すように、
回転連結具5とダボ7とを用いて底板9の下面側に、所
定間隔をおいて二枚の脚板11を連結すると共に、正面
側に蹴込み板12をそれぞれ連結する。そして、脚板1
1の下面側には設置床面Fの不陸に対応できるように高
さ調節ボルト(図示せず)を取り付け、キャビネット3
の全体の高さ調節を行う。最後に、底板9の手前側上面
と、天板6の手前側下面とに設けたレール溝に引き戸4
A,4Bをスライド自在に装着すればよい。 【0013】このようにして現場において組み立てられ
たキャビネット3は、図1に示すように、建物躯体の室
内壁面Wへ密着固定される。すなわち、天板6の後端面
と、横方向に配設された上下二本の桟木13A,13B
の合計三つの部材が壁面Wに対して密着されることにな
り、安定した取り付けが行われる。このとき、壁面Wへ
当接する天板6の後端面と、上下二本の桟木13A,1
3Bとは、背板8から幅木1の厚み寸法以上の寸法分だ
け壁面W側へ突出しているので、これらの三つの壁面当
接部材が壁面Wへ当接するに際し、キャビネット本体と
幅木1とが干渉を起こすということはない。 【0014】ところで、本発明は上述した実施の形態に
限定されるものではなく、例えば、桟木13A,13B
の設置位置及び本数はキャビネット本体の大きさ等に応
じて適宜の変更が可能である。また天板6と背板8並び
に他のキャビネット構成部材どうしの連結を、回転連結
部材5とダボ7とで行う場合を説明したが、汎用されて
いるビス等を用いてもよく、凹凸嵌合方式であってもよ
い。 【0015】 【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
壁面の床面との境界部分である最下部に幅木を取り付
け、該壁面に対してキャビネットを設置するものにおい
て、キャビネットの背面側に前記幅木よりも厚みの大き
い桟木を取り付け、天板の後端面を前記桟木の突出分だ
け背面側へ突出させたから、幅木があっても、キャビネ
ットを壁面に対して接合させて取り付けることが可能で
ある。また予め工場等において前記幅木に対応させるべ
く加工を施しておく必要がなく、現場における施工作業
が容易で、工期が長期化する等のとことがない。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態に係るキャビネットを示
すものであり、スライド式引き戸を取り外した状態のキ
ャビネットの側面図である。 【図2】本発明の一実施の形態に係るキャビネットを示
すものであり、引き戸を取り外した状態のキャビネット
の斜視図である。 【図3】本発明の一実施の形態に係るものであり、図
(A)は回転連結具を示す正面図、図(B)は天板へダ
ボを装着した状態を示す縦断面図、図(C)は回転連結
具を背板へ装着した状態を示す縦断面図である。 【図4】本発明の一実施の形態に係るものであり、連結
後の天板とダボとを示す部分拡大正面図である。 【図5】従来のキャビネットの取り付け構造を示す側面
図である。 【符号の説明】 3…キャビネット、4A,4B…引き戸、5…回転連結
具、6…天板、7…ダボ、8…背板、9…底板、10…
中仕切板、11…脚板、12…蹴込み板、13A,13
B…桟木

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】壁面の床面との境界部分である最下部に幅
    木を取り付け、該壁面に対してキャビネットを設置する
    ものにおいて、キャビネットの背面側に前記幅木よりも
    厚みの大きい桟木を取り付け、天板の後端面を前記桟木
    の突出分だけ背面側へ突出させたことを特徴とする幅木
    対応のキャビネット。
JP2001376936A 2001-12-11 2001-12-11 幅木対応のキャビネット Pending JP2003174937A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017119957A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 大建工業株式会社 戸袋構造
JP2022514589A (ja) * 2018-12-20 2022-02-14 ユリウス ブルーム ゲー・エム・ベー・ハー 家具駆動装置

Cited By (4)

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