JP2003174554A - 情報処理装置、画像処理方法、および、画像処理システム - Google Patents

情報処理装置、画像処理方法、および、画像処理システム

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JP2003174554A
JP2003174554A JP2001374339A JP2001374339A JP2003174554A JP 2003174554 A JP2003174554 A JP 2003174554A JP 2001374339 A JP2001374339 A JP 2001374339A JP 2001374339 A JP2001374339 A JP 2001374339A JP 2003174554 A JP2003174554 A JP 2003174554A
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image processing
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Yoichi Yamagishi
洋一 山岸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CCD-RAWモードで撮影された画像データは、
現像処理を行うまでは改竄を行うことは著しく難しいた
め、撮影された画像データのコピー、改竄および不正使
用などを、撮影から現像までの間、抑止することが可能
である。しかし、JPEGモードで撮影された、電子透かし
が埋め込まれていない画像データは、撮影された画像デ
ータのコピー、改竄および不正使用などを抑止すること
ができない。このため、画像データがコピー、改竄また
は不正使用された後に電子透かしを埋め込んでも、意味
のない保証を行うことになる。 【解決手段】 JPEGデータであると判断される場合(S81
3)、CPUは、処理をステップS918に進める。そして、電
子透かしスイッチの状態を調べ(S918)、オフであれば処
理をステップS817へ進めるが、オンであれば既に撮像デ
ータが改竄されている可能性がある旨を警告し(S919)、
電子透かしの埋め込みを行わない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置、画像
処理方法、および、画像処理システムに関し、例えば、
静止画像や動画像を撮影し画像処理する際の画像処理に
関する。
【0002】
【従来の技術】固体メモリ素子を有するメモリカードを
記録媒体として、静止画像や動画像を記録、再生および
/または通信する電子カメラなどの撮像装置が市販され
ている。
【0003】これらの電子カメラには、CCDやCMOSなど
の撮像デバイスの画素構成によらない所定の圧縮方式な
どに準拠した画像信号形態(例えばJPEG形式)の撮影記
録モード(以下「JPEGモード」と呼ぶ)や、撮像デバイ
スの画素構成に応じた画像信号形態(例えばRAW形式)
の撮影記録モード(以下「CCD-RAWモード」と呼ぶ)な
ど、複数の撮影記録モードを備えるものがある。そし
て、記録する画像データのデータ量を低減し、かつ、画
像信号形態の汎用性を重視してJPEGモードを選択した
り、画像データの画質を重視してCCD-RAWモードを選択
して撮影を行うなど、撮影記録モードを任意に切り替え
ることができる。
【0004】JPEGモードで撮影された画像データは、電
子カメラ内に備わる現像処理部によって所定の色変換、
色補正、階調補正およびホワイトバランス補正などが施
された後、JPEG形式の画像信号形態に変換されて、メモ
リカードなどに記録される。一方、CCD-RAWモードで撮
影された画像データは、撮像デバイスの画素構成に応じ
た画像信号形態のまま、所定のRAW画像データ形式に変
換されて、メモリカードなどに記録される。
【0005】ところで、RAW画像データ形式の画像デー
タ(以下「RAWデータ」と呼ぶ)は、パソコンなどで実
行される現像処理プログラム、または、画像再生機器な
どの現像ハードウェアによる現像処理によって、所定の
色変換、色補正、階調補正およびホワイトバランス補正
などを施し、表示装置に表示し閲覧することが可能であ
る。これら現像プログラムや現像ハードウェアは、撮像
デバイスの画素構成に応じた、画質劣化のない画像デー
タの品位を保ったまま、ユーザの好みに合ったホワイト
バランス補正、コントラスト補正、シャープネスおよび
色の濃さの調整などの画質設定を行うことが可能で、画
質を劣化させることなく、画像を加工することが可能な
ディジタル画像データの特質を活かすことができる。
【0006】ディジタル情報には、アナログ情報と比較
して、劣化させることなく、簡単に加工できるという特
質があるが、言い換えれば、容易に加工されてしまうと
いう特質でもある。このため、ディジタル情報のコピ
ー、改竄および不正使用を防止するために、画像に電子
透かし情報を埋め込む技術が提案されている。
【0007】電子透かし情報は、それが埋め込まれたデ
ィジタル情報を通常に再生しても、人間の目には認識で
きないように埋め込まれる。電子透かしによる情報の埋
め込みの代表的なものとして、撮影した画像に、高速フ
ーリエ変換、離散コサイン変換またはウェーブレット変
換などの周波数変換を施し、周波数領域に情報を付加し
た後、逆変換を行うことで電子透かし情報として埋め込
む方法が知られている。また、埋め込まれる情報の代表
的なものとしては、著作権情報およびユーザ情報などが
挙げられる。
【0008】上記の電子カメラなどによって撮影された
ディジタル画像のコピー、改竄および不正使用を防止す
るために、電子透かし情報の埋め込みが有効であると考
えられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の電子カメラなど
の撮像装置において、その内部に電子透かしを埋め込む
機能を備えない、あるいは、たとえ備えていてもその機
能が停止されているような場合は、メモリカードなどに
記録した撮影した画像データを、パソコンなどの情報処
理機器または画像再生機器に渡してから、電子透かしを
埋め込む必要がある。
【0010】CCD-RAWモードで撮影された画像データ
は、現像処理を行うまでは改竄を行うことは著しく難し
いため、撮影された画像データのコピー、改竄および不
正使用などを、撮影から現像までの間、抑止することが
可能である。
【0011】しかし、JPEGモードで撮影された、電子透
かしが埋め込まれていない画像データは、撮影された画
像データのコピー、改竄および不正使用などを抑止する
ことができない。このため、画像データがコピー、改竄
または不正使用された後に電子透かしを埋め込んでも、
意味のない保証を行うことになる。
【0012】本発明は、上述の問題を個々にまたはまと
めて解決するためのもので、撮像デバイスによって取得
された撮像データの改竄防止に対する意味のない保証を
行わないようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0014】本発明にかかる画像処理システムは、撮像
手段、撮像データに電子透かし情報を付加する付加手
段、および、外部の装置と通信する通信手段を有する撮
像装置、並びに、外部の装置と通信する通信手段、撮像
データを画像処理する画像処理手段、および、電子透か
しを埋め込む埋込手段を有する情報処理装置から構成さ
れる画像処理システムであって、前記撮像装置は、前記
撮像手段によって取得される画像処理前の撮像データに
電子透かし情報を付加する、前記情報処理装置は、前記
撮像装置から受信される撮像データを画像処理し、電子
透かしの埋め込みが設定されている場合、画像処理後の
撮像データに、受信された撮像データに付加された電子
透かし情報を埋め込むことを特徴とする。
【0015】また、撮像手段、撮像データに画像処理を
施す画像処理手段、電子透かしに関する処理を行う電子
透かし手段、および、外部の装置と通信する通信手段を
有する撮像装置、並びに、外部の装置と通信する通信手
段、撮像データを画像処理する画像処理手段、および、
電子透かしを埋め込む埋込手段を有する情報処理装置か
ら構成される画像処理システムであって、前記撮像装置
は、前記撮像手段によって取得される撮像データに画像
処理を施す場合は画像処理後の撮像データに電子透かし
情報を埋め込み、前記撮像手段によって取得される撮像
データに画像処理を施さない場合は画像処理前の撮像デ
ータに電子透かし情報を付加する、前記情報処理装置
は、前記撮像装置から画像処理前の撮像データが受信さ
れる場合は受信される撮像データを画像処理し、電子透
かしの埋め込みが設定されている場合は画像処理後の撮
像データに、受信された撮像データに付加された電子透
かし情報を埋め込むことを特徴とする。
【0016】本発明にかかる情報処理装置は、外部の装
置から撮像データを受信する通信手段と、受信される撮
像データを画像処理する画像処理手段と、電子透かしの
埋め込みが設定されている場合、画像処理後の撮像デー
タに、受信された撮像データに付加された電子透かし情
報を埋め込む埋込手段とを有することを特徴とする。
【0017】また、外部の装置から撮像データを受信す
る通信手段と、画像処理前の撮像データを受信する場合
は、受信される撮像データを画像処理する画像処理手段
と、電子透かしの埋め込みが設定されている場合、画像
処理後の撮像データに、受信された撮像データに付加さ
れた電子透かし情報を埋め込む埋込手段とを有すること
を特徴とする。
【0018】好ましくは、さらに、画像処理済みの撮像
データを受信し、かつ、電子透かしの埋め込みが設定さ
れている場合は改竄の可能性を警告する警告手段を有す
ることを特徴とする。
【0019】本発明にかかる画像処理方法は、外部の装
置から撮像データを受信し、受信された撮像データを画
像処理し、電子透かしの埋め込みが設定されている場
合、画像処理後の撮像データに、受信された撮像データ
に付加された電子透かし情報を埋め込むことを特徴とす
る。
【0020】また、外部の装置から撮像データを受信
し、画像処理前の撮像データを受信した場合は、受信さ
れた撮像データを画像処理し、電子透かしの埋め込みが
設定されている場合、画像処理後の撮像データに、受信
された撮像データに付加された電子透かし情報を埋め込
むことを特徴とする。
【0021】好ましくは、さらに、画像処理済みの撮像
データを受信し、かつ、電子透かしの埋め込みが設定さ
れている場合は改竄の可能性を警告することを特徴とす
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる一実施形態
の画像処理装置を図面を参照して詳細に説明する。
【0023】なお、以下では、静止画像を撮影し画像処
理する場合に本発明を適用する例を説明するが、動画像
を撮影し画像処理する場合にも本発明を適用することが
可能である。
【0024】図1は実施形態のシステム構成例を示す図
である。
【0025】図1において、電子カメラ(撮像装置)10
0、および、ユーザが使用するコンピュータ(情報処理
装置)400は、有線または無線通信によって相互に、所
定のコマンド、ステータスおよび/または画像を含むデ
ータの送受信を行う。
【0026】[電子カメラの構成]図2は電子カメラ100
の構成例を示すブロック図である。なお、図1には、対
応する構成の概略配置を示す。
【0027】図2において、10は撮影レンズ、12は絞り
機能を備えるシャッタ、14は光学像を電気信号に変換す
る撮像素子、16は撮像素子14のアナログ信号出力をディ
ジタル信号に変換するアナログ-ディジタル(A/D)変換器
である。
【0028】タイミング発生回路18は、撮像素子14、A/
D変換器16およびD/A変換器26にクロック信号や制御信号
を供給し、メモリ制御回路22およびシステム制御回路50
に制御される。
【0029】画像処理回路20は、A/D変換器16から出力
されるデータあるいはメモリ制御回路22から送られてく
るデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行
う。また、画像処理回路20は、撮像される画像データ
(以下「撮像データ」と呼ぶ)に所定の演算処理を施
す。得られた演算結果は、システム制御回路50が、露光
制御部40および測距制御部42を制御して、TTL(Through
The Lens)方式のオートフォーカス(AF)処理、自動露出
(AE)処理およびフラッシュプリ発光(EF)処理を行うため
に利用される。さらに、画像処理回路20は、撮像データ
に所定の演算処理を行い、得られる演算結果に基くTTL
方式のオートホワイトバランス(AWB)処理も行う。
【0030】メモリ制御回路22は、A/D変換器16、タイ
ミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ2
4、D/A変換器26、ワークメモリ30および圧縮伸長回路32
を制御する。A/D変換器16から出力されるデータは、画
像処理回路20を介してあるいは直接メモリ制御回路22を
経由して、画像表示メモリ24あるいはワークメモリ30に
書き込まれる。
【0031】画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の
画像データは、D/A変換器26を介して、TFT LCDなどから
なる画像表示部28に送られ、画像が表示される。従っ
て、撮像される画像データを画像表示部28に逐次送れ
ば、電子ファインダ機能が実現される。また、画像表示
部28の表示は、システム制御回路50の指示により、任意
にオン/オフすることが可能で、表示をオフにしてバッ
クライトを消した状態では、電子カメラ100の消費電力
を大幅に低減することができる。
【0032】撮影された静止画像や動画像を格納するた
めの、半導体RAMなどからなるワークメモリ30は、所定
枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに充分
な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像
を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影を行う場合
でも、大量の画像データをワークワークメモリ30に高速
に書き込むことで、高速撮影が可能になる。また、ワー
クワークメモリ30は、システム制御回路50の作業領域と
しても使用することが可能である。
【0033】適応離散コサイン変換(ADCT)などを用いる
画像圧縮方法により画像データを圧縮伸長する圧縮伸長
回路32は、ワークメモリ30に格納された画像データを読
み込んで圧縮または伸長し、圧縮または伸長された画像
データを再びワークメモリ30に書き込む。
【0034】絞り機能を備えるシャッタ12を制御する露
光制御部40は、フラッシュ48と連携することによりフラ
ッシュ調光機能も有する。フラッシュ48は、AF補助光の
投光機能やフラッシュ調光機能を有する。測距制御部42
は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する。ズーム制
御部44は撮影レンズ10のズーミングを制御する。バリア
制御部46はレンズ10を保護するバリア102の動作を制御
する。
【0035】前述したように、露光制御部40および測距
制御部42はTTL方式により制御される。つまり、撮像さ
れる画像のデータを画像処理回路20によって演算した演
算結果に基づき、システム制御回路50が、露光制御部40
および測距制御部42を制御する。
【0036】システム制御回路50は電子カメラ100全体
を制御する。プログラムメモリ52はシステム制御回路50
の動作用の定数、変数およびプログラムなどを記憶す
る。
【0037】表示部54は、システム制御回路50によるプ
ログラムの実行に応じて、文字、記号および画像(アイ
コン)などを用いて電子カメラ100の動作状態、設定状
態および各種のメッセージを表示する。表示部54は、電
子カメラ100の操作部近傍の見やすい位置に単体で、あ
るいは、複数に分割されて配置されている。通常、表示
部54はLCD、LEDやランプのインジケータなどで構成され
るが、さらに発音素子を組み合わせて、警告音や、音声
メッセージなどを発することもできる。また、表示部54
の一部機能は、光学ファインダ104内に重複して配置さ
れる。
【0038】表示部54のLCDなどに表示される情報に
は、例えば、シングルショット(単写)/連写撮影の設
定、セルフタイマの設定、画像の圧縮率、記録画素数、
記録枚数、残撮影可能枚数、シャッタスピード、絞り
値、露出補正の設定、フラッシュの設定、赤目緩和の設
定、マクロ撮影の設定、ブザーの設定、時計用電池残
量、電池残量、エラー状況、複数桁の数字による情報、
記録媒体200および210の着脱状態、通信インタフェイス
(I/F)の動作、日付けおよび時刻、および、外部コンピ
ュータとの接続状態などがある。
【0039】また、表示部54の表示情報のうち、光学フ
ァインダ104内に表示されるものには、例えば、合焦状
態、撮影準備完了、手振れ警告、フラッシュ充電状態、
フラッシュ充電完了、シャッタスピード、絞り値、露出
補正の状態、および、記録媒体の書込動作などがある。
【0040】さらに、表示部54のLEDなどのインジケー
タに表示される情報には、例えば、合焦状態、撮影準備
完了、手振れ警告、フラッシュ充電状態、フラッシュ充
電完了、記録媒体の書込動作、マクロ撮影設定通知、お
よび、二次電池充電状態などがある。
【0041】そして、表示部54のランプなどのインジケ
ータに表示される情報には、例えば、セルフタイマ通知
などがある。このセルフタイマ通知用のランプは、AF補
助光源に共用することもできる。
【0042】電気的に消去および記録が可能な不揮発性
メモリ56には、例えばEEPROMなどが用いられる。
【0043】60、62、64、66、70および72は、システム
制御回路50へ各種の指示を入力するための入力手段で、
スイッチ、ダイアル、タッチパネル、視線検知によるポ
インティング、音声認識などの入力手段を単一で、また
は、複数組み合わせて構成される。
【0044】電源スイッチ60は、電子カメラ100の電源
オンオフを切り替える。さらに、電子カメラ100に接続
されるレンズユニットおよび外部ストロボ(不図示)、
記録媒体200および210など、各種付属装置の電源オンオ
フも合わせて切り替える。
【0045】シャッタスイッチ62(SW1)は、シャッタボ
タンを途中まで押すとオンになる。シャッタスイッチ62
がオンになるとAF処理、AE処理、AWB処理およびEF処理
などが開始される。
【0046】シャッタスイッチ64(SW2)は、シャッタボ
タンを最後まで押し込むとオンになる。シャッタスイッ
チ64がオンになると、撮像素子12から読み出されA/D変
換器16された画像データをメモリ制御回路22を介してワ
ークメモリ30に書き込む露光処理、メモリ制御回路22に
よってワークメモリ30から読み出された画像データに画
像処理回路20で演算処理を施す現像処理、同様にワーク
メモリ30から読み出された画像データを圧縮伸長回路32
で圧縮し、圧縮されたデータを記録媒体200あるいは210
に書き込む記録処理などの一連の処理が開始される。
【0047】圧縮モードスイッチ66は、JPEGモードにお
けるJPEG圧縮の圧縮率を選択する、および、撮像素子14
から出力される信号をそのままディジタル化して、非圧
縮で記録媒体に記録するCCD-RAWモードを選択するスイ
ッチである。JPEG圧縮の圧縮率には、例えば高圧縮率の
ノーマルモードと、低圧縮率のファインモードが用意さ
れている。
【0048】JPEGモードでは、撮像素子14から出力され
る信号はA/D変換器16により画像データに変換される。
画像データは、画像処理回路20およびメモリ制御回路22
を介してワークメモリ30に書き込まれる。そして、ワー
クメモリ30から読み出され、圧縮伸長回路32により設定
された圧縮率によるJPEG圧縮が行われた画像データ(以
下「JPEGデータ」と呼ぶ)が、記録媒体200あるいは210
に記録される。
【0049】CCD-RAWモードでは、撮像素子14の色フィ
ルタの画素配列に応じて、ラインごとにそのまま信号が
読み出され、A/D変換器16によりディジタルデータ(以
下「RAWデータ」と呼ぶ)に変換される。RAWデータは、
メモリ制御回路22を介してワークメモリ30に書き込ま
れ、ワークメモリ30から読み出されたRAWデータは、記
録媒体200あるいは210に記録される。なお、CCD-RAWモ
ードの場合は、画質劣化のない可逆圧縮を施して記録媒
体200あるいは210に記録してもよい。
【0050】ボタンやタッチパネルなどからなる操作部
70には、メニューボタン、セットボタン、マクロボタ
ン、マルチ画面再生改頁ボタン、フラッシュ設定ボタ
ン、単写/連写/セルフタイマ切替ボタン、メニュー移動
+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタ
ン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像移動−
(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボ
タン、日付/時間設定ボタン、画像表示部28のオン/オフ
を設定する画像表示オン/オフボタン、および、撮影さ
れた画像を撮影直後に画像表示部28に自動再生させるク
イックレビュー機能を設定するクイックレビューオン/
オフボタンなどがある。
【0051】モードダイアル72は電子カメラ100の機能
モードを切り替えるためのダイアルで、自動撮影モー
ド、プログラム撮影モード、シャッタ速度優先撮影モー
ド、絞り優先撮影モード、マニュアル撮影モード、焦点
深度優先(デプス)撮影モード、ポートレート撮影モー
ド、風景撮影モード、接写撮影モード、スポーツ撮影モ
ード、夜景撮影モードおよびパノラマ撮影モードなどの
「撮影モード」、再生モードおよびマルチ画面再生・消
去モードなどの「再生・消去モード」、および、PC接続
モードなどの「通信モード」を切り替えることができ
る。
【0052】電源制御部80は、電池検出回路、DC-DCコ
ンバータ、および、通電すべきブロックを切り替えるス
イッチ回路などにより構成され、電池の装着の有無、電
池の種類および電池残量の検出を行い、検出結果および
システム制御回路50の指示に基づき、DC-DCコンバータ
を制御して、必要な電力を必要な期間、記録媒体を含む
各部へ供給する。電源86は、アルカリ電池やリチウム電
池などの一次電池、NiCd電池、NiMH電池またはLi-ion電
池などの二次電池、あるいは、パワーアダプタなどから
なり、コネクタ82および84を介して電源制御部80へ着脱
自在に接続される。
【0053】インタフェイス(I/F)90および94は、コネ
クタ92および96を介して着脱自在に接続されるメモリカ
ードやハードディスクなどの記録媒体と、電子カメラ10
0のシステムバス129とを接続する。記録媒体着脱検知部
98は、コネクタ92および/または96に記録媒体が装着さ
れているか否かを検知する。なお、記録媒体着脱検知部
98は、コネクタ92および/または96に、記録媒体に代わ
って、例えば後述する通信カードなどが装着されている
ことも検知することができる。
【0054】本実施形態では、記録媒体を接続するため
のインタフェイスおよびコネクタを二系統もつものとし
て説明するが、インタフェイスおよびコネクタは一系統
でもよいし、あるいは、三系統以上あっても構わない。
また、インタフェイスおよびコネクタには、PCMCIA(Per
sonal Computer Memory Card International Associati
on)カードや、CF(コンパクトフラッシュ(登録商
標))カードなどの規格に準拠したものを用いればよ
く、二系統のインタフェイスおよびコネクタをそれぞれ
異なる規格にしても構わない。
【0055】インタフェイスおよびコネクタをPCMCIAカ
ードやCFカードなどの規格に準拠させれば、LANカー
ド、MODEMカード、USB(Universal Serial Bus)カード、
IEEE1394カード、IEEE1284カード、SCSI(Small Compute
r System Interface)カード、および、PHS(Personal Ha
ndy-phone System)通信カードなど、各種通信カードを
接続することが可能になり、他のコンピュータやプリン
タなどの周辺機器との間で画像データや画像データに付
属した管理情報を通信することができる。
【0056】記録媒体200および210はそれぞれ、メモリ
カードやハードディスクなどの記録媒体である。これら
記録媒体は、半導体メモリや磁気ディスクなどから構成
される記録部202(または212)、電子カメラ100と接続
するためのインタフェイス204(または214)およびコネ
クタ206(または216)を備えている。
【0057】バリア102は、レンズ10を含む撮像部を機
械的に覆うことで、撮像部を保護して、汚れの付着や破
損を防止する。
【0058】光学ファインダ104は、ユーザに、画像表
示部28による電子ファインダ機能を使用させることな
く、光学的に撮影範囲を観察させるものである。また、
前述したように、光学ファインダ104内には表示部54の
一部機能が配置されている。
【0059】通信部110は、RS232C、USBおよび/またはI
EEE1394などのシリアル通信機能、IEEE1284および/また
はSCSIなどのパラレル通信機能、その他、MODEM、LAN、
Bluetoothなどの無線通信、IrDAなどの赤外線通信など
各種通信機能を有し、電子カメラ100を他の機器へ接続
するケーブルを接続するためのコネクタ112を有する。
なお、無線通信を行う場合はアンテナが、赤外線通信を
行う場合は送受光部が、コネクタ112に対応する。
【0060】[コンピュータの構成]図3はコンピュー
タ400の構成例を示すブロック図である。なお、図1に
は、対応する構成の概略配置を示す。
【0061】CPU402は、CPUバス404を介して、コンピュ
ータ400全体の制御を司るとともに、各種演算を実行す
る。CPU402、キャッシュメモリ406およびバスブリッジ4
08が接続されるCPUバス404は、CPU402が処理するデータ
を高速に転送するためのものである。
【0062】CPU402が高速アクセス可能なキャッシュメ
モリ406は、CPU402が動作する上で必要なデータやコマ
ンドをキャシュ(一時的に格納)する。一般的に、高速
SRAM(Static RAM)などが用いられる。
【0063】バスブリッジ408は、CPUバス404と後述す
る高速バス412とを接続し、バス間の処理(転送)スピ
ードの差を吸収する。バスブリッジ408を介すること
で、より高速に動作するCPU402は、高速バス412に接続
された各ユニットとデータの送受信を行うことができ
る。また、バスブリッジ408は、メモリコントローラ機
能も備えていて、CPU402が一時的にキャッシュメモリ40
6に書き込んだデータを所定のタイミングで読み出してD
RAM410に書き込み、また、CPU402の要求に応じてDRAM41
0から読み出したデータをキャッシュメモリ406に書き込
む、一連のメモリ管理動作を行う。
【0064】DRAM410は、CPU402が各種アプリケーショ
ンなどを実行する際の主記憶メモリである。一般的に、
SDRAM(Synchronous DRAM)などが用いられる。
【0065】高速バス412は、バスブリッジ404、ネット
ワークカード414、通信部416、表示部420およびバスブ
リッジ422などを相互に接続し、CPU402が処理したデー
タを各ユニットに転送したり、各ユニット同士でデータ
を高速に転送(DMA転送)するためのバスである。一般
的に、PCIバスなどが用いられる。
【0066】ネットワークカード414は、コンピュータ4
00をネットワークに接続するためのインタフェイスで、
ネットワークとのデータの送受信を行う。ネットワーク
としては、一般的に、Ethernetなどがあげられる。
【0067】通信部416は、USB、IEEE1394、SCSI、MODE
M、LAN、IrDAおよびBluetoothなどの有線または無線通
信機能を実現する。コネクタ418は、通信部416に接続さ
れ、コンピュータ400を他の機器へ接続するケーブルを
接続するためのコネクタである。勿論、無線通信を行う
場合はアンテナが、赤外線通信を行う場合は送受光部が
対応する。
【0068】表示部420は、LCDやスピーカなどから構成
され、CPU402でのプログラム実行に応じて必要な文字お
よび画像の表示、並びに、音声の再生などを行う。
【0069】バスブリッジ422は、高速バス412と後述す
る低速バス424とを接続し、バス間の処理(転送)スピ
ードの差を吸収する。バスブリッジ424を介すること
で、高速バス412に接続された高速に動作する各ユニッ
トは、低速バス424に接続された低速に動作するユニッ
トとデータの送受信を行うことができる。
【0070】低速バス424は、バスブリッジ422、ハード
ディスクドライブ(HDD)426、操作部428、コンピュータ
インタフェイス(I/F)430を相互に接続する。低速バス42
4は、高速バス412より転送速度が遅いバスで、処理能力
が比較的遅いユニットが接続されるバスである。一般的
に、ISA(Industry Standard Architecture)バスなどが
用いられる。
【0071】HDD426は、CPU402上で稼動するオペレーテ
ィングシステム(OS)および様々なアプリケーションプロ
グラムを蓄積し、CPU402の管理下にある。
【0072】操作部428は、キーボード、マウスやトラ
ックパッドなどのポインティングデバイスから構成され
る操作手段で、ユーザが、コンピュータ400の動作に必
要な情報および/または各種動作指示を入力するための
ものである。
【0073】コンピュータI/F430は、コンピュータ400
と低速の周辺機器とを接続するための低速コンピュータ
インタフェイスである。一般的には、シリアル通信を行
うRS-232C、パラレル通信を行うIEEE1284、USBの低速モ
ードなどに利用される。
【0074】高速バス412に接続された電子透かし埋込
部434は、画像データに高速フーリエ変換、離散コサイ
ン変換またはウェーブレット変換などの周波数変換を施
して、周波数領域に電子透かし情報を付加した後、逆変
換を行うことで、画像データに電子透かし情報を埋め込
む。電子透かし情報として埋め込まれるデータとして
は、例えば、電子カメラ100から取得したCCD RAWデータ
に付加された、電子カメラ100に固有の情報(例えば製
造番号)、電子カメラ100の所有者名、撮影日時、撮影
場所および各種撮影条件などである。
【0075】高速バス412に接続された現像部436は、電
子カメラ100によって撮影されたCCDRAWデータに対し
て、所定の画素補間処理や色変換処理などの現像処理を
行う。
【0076】また、低速バス424に接続された電子透か
しスイッチ438は、電子カメラ100で撮像された画像デー
タに電子透かしを埋め込むか否かを設定するためのスイ
ッチである。電子透かしとして埋め込まれる情報は、電
子カメラ100に固有な製造番号、電子カメラ100の所有者
名、撮影日時や場所、各種の撮影条件などがある。これ
ら電子透かし情報により、撮影された画像が改竄されて
いないことを保証することが可能になる。なお、電子透
かしスイッチ438は、ハードウェア的なスイッチである
必要はなく、ソフトウェア的にその値を設定可能なレジ
スタやフラグで代用することができる。
【0077】[電子カメラの動作]次に、電子カメラ10
0の動作を説明する。
【0078】●主ルーチン 図4は本実施形態の電子カメラ100のシステム制御部50が
実行する処理の主ルーチン例を示すフローチャートであ
る。
【0079】電子カメラ100の電池交換などが行われる
と、システム制御回路50は、フラグや制御変数などを初
期化するとともに、電子カメラ100の各部の初期化処理
を行い(S101)、電源スイッチ60の設定を判断する(S10
2)。
【0080】システム制御回路50は、電源スイッチ60が
オフの場合、表示部54などの表示を終了状態にし、バリ
ア102を閉じて撮像部を保護し、フラグや制御変数など
を含む必要なパラメータおよび設定値、並びに、設定モ
ードを不揮発性メモリ56に記録し、電源制御部80により
画像表示部28を含む各部の不要な電源を遮断するなどの
所定の終了処理を行い(S103)、その後、処理をステップ
S102へ戻し、電源スイッチ60がオンになるまで待機す
る。
【0081】システム制御回路50は、電源スイッチ60が
オンの場合、電源制御部80を介して、電池などにより構
成される電源86の残容量や動作情況が電子カメラ100の
動作に問題がないか否かを判断し(S104)、問題があれば
処理をステップS106へ分岐する。また、電源86に問題が
ない場合は、記録媒体200または210の状態が電子カメラ
100の動作、とくに画像データの記録再生動作に問題が
ないか否かを判断し(S105)、問題があれば処理をステッ
プS106へ分岐する。
【0082】電源86あるいは記憶媒体200または201に問
題がある場合、システム制御部50は、表示部54などを用
いて画像や音声を含むサウンドによる警告を行い(S10
6)、その後、処理をステップS102へ戻す。
【0083】電源86、記憶媒体200および201に問題がな
ければ、システム制御部50は、モードダイアル72の設定
位置を判断し(S107)、モードダイアル72の設定に応じた
処理を実行する(S108、S109)。なお、通信モードに対応
する通信処理(S108)および撮影モードに対応する撮影モ
ード処理(S109)の詳細は後述する。
【0084】●撮影モード処理 図5は撮影モード処理の一例を示すフローチャートであ
る。
【0085】システム制御回路50は、圧縮モードスイッ
チ66の設定状態を調べ(S111)、圧縮モードスイッチ66が
CCD-RAWモードに設定されていれば圧縮モードフラグにR
AWモードを設定し(S112)、JPEGモードに設定されていれ
ば圧縮モードフラグにJPEGモードを設定する(S113)。な
お、圧縮モードフラグはシステム制御回路50の内部メモ
リなどに割り当てられる。
【0086】CCD-RAWモードにおいては、撮像素子14の
色フィルタの画素配列に応じてラインごとに読み出さ
れ、A/D変換器16およびメモリ制御回路22を介して、ワ
ークメモリ30に書き込まれた画像データが、ワークメモ
リ30から読み出されて、記録媒体200または210に記録さ
れる。CCD RAWモードは、撮像素子14が撮影した画像信
号をそのまま記録媒体200または201に記録するため、高
画質な記録を行うことが可能であるが、画像データ量が
多くなる。
【0087】一方、JPEGモードにおいては、撮像素子14
から読み出され、A/D変換器16、画像処理回路20および
メモリ制御回路22を介して、ワークメモリ30に書き込ま
れた画像データが、ワークメモリ30から読み出され、設
定された圧縮率に従い圧縮伸長回路32で圧縮された後、
記録媒体200または210に記録される。JPEGモードは、撮
像素子14が撮影した画像信号を圧縮して記録媒体200ま
たは201に記録するため、画像データ量を減らしてより
多くの画像を記録することが可能である。その反面、非
可逆な画像圧縮であるJPEG方式を用いるため、圧縮率に
応じて画質が劣化する。
【0088】続いて、システム制御回路50は、表示部54
を用いて、画像や音声により電子カメラ100の各種設定
状態を表示する(S117)。なお、画像表示部28の画像表示
がオンであれば、画像表示部28も用いて画像や音声によ
り電子カメラ100の各種設定状態を表示する。
【0089】続いて、システム制御回路50は、シャッタ
スイッチSW1の状態を判定し(S118)、シャッタスイッチS
W1がオフ(押されていない)ならば、処理を主ルーチン
に戻す。また、シャッタスイッチSW1がオン(押されて
いる)ならば、測距処理を行ってレンズ10の焦点を被写
体に合わせ、測光処理を行って絞り値およびシャッタ時
間を決定する(S119)。なお、測距および測光処理の詳細
は後述するが、必要があれば測光処理においてフラッシ
ュの設定も行う。
【0090】次に、システム制御回路50は、シャッタス
イッチSW2の状態を判定し(S120)、シャッタスイッチSW2
がオン(押されている)ならば撮影処理(S122)に進み、
オフ(押されていない)ならば、さらにシャッタスイッ
チSW1の状態を判定し(S121)、シャッタスイッチSW1がオ
ンならば処理をステップS120へ戻し、オフならば処理を
主ルーチンに戻す。
【0091】シャッタスイッチSW2がオンされると、シ
ステム制御回路50は、A/D変換器16、画像処理回路20お
よびメモリ制御回路22を介して(JPEGモード)、また
は、A/D変換器およびメモリ制御回路22を介して(CCD-RA
Wモード)、撮像素子14が撮影した撮像データをワーク
メモリ30の所定領域に書き込む撮影処理を行う(S122)。
【0092】撮影処理を終えると、システム制御回路50
は、圧縮モードフラグの状態を判断し(S123)、その状態
に応じて処理を分岐する。
【0093】<JPEGモードの場合>圧縮モードフラグの
状態がJPEGモードに設定されている場合、システム制御
回路50は、ワークメモリ30から読み出した撮像データ
に、メモリ制御回路22および必要ならば画像処理回路20
を用いて、所定の画素補間処理や色変換処理などを含む
現像処理を施し、現像処理した撮像データをワークメモ
リ30の所定領域に書き込む(S124)。
【0094】続いて、システム制御回路50は、ワークメ
モリ30の所定領域から読み出した撮像データを、圧縮伸
長回路32を用いて、圧縮モードスイッチ66に設定された
圧縮率に従いJPEG圧縮処理する(S127)。
【0095】<CCD-RAWモードの場合>システム制御回
路50は、撮影処理(S122)において、撮像素子14の色フィ
ルタの画素配列に応じてラインごとに読み出され、A/D
変換器16およびメモリ制御回路22を介して、ワークメモ
リ30の所定領域に書き込まれたRAWデータに電子透かし
情報を付加する(S129)。
【0096】RAWデータは、通信や記録媒体を介してコ
ンピュータ400に伝送された後、コンピュータ400によっ
て所定の現像処理が行われる。従って、現像処理前のRA
Wデータに電子透かし情報を埋め込んでも、後の現像処
理によって、埋め込んだ電子透かし情報が著しく欠損す
る。そこで、RAWデータには埋め込むべき電子透かし情
報を付加して、現像処理後に、電子透かし情報を埋め込
ませる。なお、コンピュータ400による電子透かし埋め
込みの詳細については後述する。
【0097】次に、システム制御回路50は、ワークメモ
リ30の所定領域から読み出した撮像データ(JPEGデータ
またはRAWデータ)を、I/F90およびコネクタ92、また
は、I/F94およびコネクタ96を介して、記録媒体200また
は210に記録する(S130)。そして、システム制御回路50
は、シャッタスイッチSW1の状態を判定し(S131)、シャ
ッタスイッチSW1がオンならば処理をステップS119へ戻
し、オフならば処理を主ルーチンへ戻す。
【0098】●測距および測光処理 図6は測距および測光処理の詳細例を示すフローチャー
トである。
【0099】まず、撮像素子14およびA/D変換器16を介
して、画像処理回路20に画像データが逐次読み込まれる
(S2001)。そして、画像処理回路20は、逐次読み込まれ
る画像データを用いてTTL方式のAE処理、EF処理、AWB処
理およびAF処理用の演算を行う。なお、これらの処理
は、撮影領域全体のうち必要な領域を必要数切り出して
行われる。これにより、各処理において、中央重点モー
ド、平均モードおよび評価モードなどの異なるモードご
とに最適な演算が可能になる。
【0100】画像処理回路20の演算結果に基づき、ステ
ップS2002で露出が適正と判断されるまで、露光制御部4
0を用いたAE制御が行われる(S2003)。続いて、AE制御で
得られる測定データを用いてフラッシュが必要か否かが
判断され(S2004)、フラッシュが必要ならばフラッシュ
フラグがセットされ、フラッシュ48が充電される(S200
5)。露出が適正と判断されると、測定データおよび/ま
たは設定パラメータがシステム制御回路50の内部メモリ
などに格納される。
【0101】次に、ステップS2006で、画像処理回路20
の演算結果およびAE制御で得られた測定データに基づ
き、ホワイトバランスが適正と判断されるまで、画像処
理回路20が用いる色処理のパラメータを調節するAWB制
御が行われる(S2007)。ホワイトバランスが適正と判断
されると、測定データおよび/または設定パラメータが
システム制御回路50の内部メモリなどに格納される。
【0102】次に、ステップS2008で、AE制御およびAWB
制御で得られた測定データを用いて、合焦と判断される
まで、測距制御部42を用いたAF制御が行われる(S200
9)。合焦と判断されると、測定データおよび/または設
定パラメータがシステム制御回路50の内部メモリなどに
格納され、測距および測光処理が終了する。
【0103】●撮影処理 図7は撮影処理の詳細例を示すフローチャートである。
【0104】まず、システム制御回路50の内部メモリな
どに記憶されている測光データに基づく絞り値に従い、
露光制御部40により絞り機能を有するシャッタ12が開か
れ(S2101)、撮像素子14の露光が開始される(S2102)。続
いて、前述したフラッシュフラグによりフラッシュが必
要か否かが判断され(S2103)、必要な場合はフラッシュ4
8が発光される(S2104)。
【0105】そして、測光データに基づき撮像素子14の
露光終了を待ち(S2105)、露光終了になるとシャッタ12
が閉じられ(S2106)、撮像素子14から電荷信号が読み出
され、A/D変換器16、画像処理回路20およびメモリ制御
回路22を介して(JPEGモード)、あるいは、A/D変換器1
6およびメモリ制御回路22を介して(CCD-RAWモード)、
ワークメモリ30に撮像データが書き込まれ(S2107)、撮
影処理が終了する。
【0106】●通信処理 図8は通信処理の詳細例を示すフローチャートである。
【0107】システム制御回路50は、通信部110の検知
機能を用いて、電子カメラ100とコンピュータ400とが接
続されているか否かを検知する接続検知を行い(S401)、
コンピュータ400が接続されていれば通信部110を含む通
信機能の初期化を行う(S402)。
【0108】次に、システム制御回路50は、通信部110
の検知機能を用いて、電子カメラ100とコンピュータ400
との通信接続状態が維持されているか否かを判断し(S40
3)、通信接続状態が維持されていれば、コンピュータ40
0からコマンドを受信したか否かを判断し(S404)、コマ
ンドが受信された場合は、受信コマンドの内容を判断す
る(S405)。受信コマンドが画像転送を要求するコマンド
であれば、その要求に応じて記録媒体200または201に格
納された撮像データをコンピュータ400へ転送し(S40
6)、その他のコマンドであれば対応する処理を実行し(S
407)、その後、処理をステップS403へ戻す。また、コマ
ンドが受信されていない場合も処理をステップS403へ戻
す。
【0109】他方、コンピュータ400との通信接続状態
が断たれた場合、システム制御回路50は、通信部110を
含む通信機能に関する所定の通信終了処理を行い(S40
8)、処理を主ルーチンへ戻す。
【0110】[コンピュータの動作]図9はコンピュー
タ400が電子カメラ100と通信する場合の処理例を示すフ
ローチャートである。
【0111】コンピュータ400の電源がオンされると初
期化処理(S801)が行われる。つまり、CPU402は、フラ
グ、レジスタおよび制御変数などを初期化した後、HDD4
26の所定領域に格納されたOSなどのプログラムを、低速
バス424、バスブリッジ422、高速バス412およびバスブ
リッジ408を介してDRAM410に読み込み、さらに、バスブ
リッジ408を介してDRAM410からキャッシュメモリ406へ
所定量単位のプログラムを読み込み、プログラムを実行
する。そして、CPU402は、コンピュータ400の各部を初
期化する。
【0112】次に、CPU402は、ネットワークカード414
または通信部416を介してコンピュータ400と電子カメラ
100とが接続されているか否かを、ネットワークカード4
14または通信部416の検知機能を用いて検知する接続検
知を行う(S802)。なお、USBなどを介してコンピュータ4
00と電子カメラ100とが接続される場合は、例えば接続
ケーブルを介した接続検知が行われる。また、LANを介
してコンピュータ400と電子カメラ100とが接続される場
合は、ネットワークカード414を介して接続検知が行わ
れる。
【0113】電子カメラ100が接続されていない場合、C
PU402は、操作部428からの入力に対応する各種処理を実
行し(S803)、その後、処理をステップS802に戻す。
【0114】電子カメラ100が接続されている場合、CPU
402は、通信部416および通信処理プログラムを含む通信
機能を初期化する(S805)。なお、USBなどを介してコン
ピュータ400と電子カメラ100とが接続される場合は、例
えばコンピュータI/F430および通信処理プログラムを含
む通信機能を初期化する。また、LANを介してコンピュ
ータ400と電子カメラ100とが接続される場合は、ネット
ワークカード414および通信処理プログラムを含む通信
機能を初期化する。
【0115】次に、CPU402は、電子カメラ100との通信
接続状態が維持されているか否か判断し(S806)、通信接
続状態が維持されていれば、グラフィカルユーザンタフ
ェイス(GUI)を含む通信プログラムの動作に応じて、操
作部428を介して、ユーザから撮像データの転送を指示
されたか否かを判断し(S808)、指示されていれば電子カ
メラ100へ画像転送コマンドを送信し(S809)、電子カメ
ラ100から撮像データが受信されるのを所定時間待ち(S8
10およびS811)、所定時間内に撮像データが受信されな
い場合は、タイムアウトしたことを通信プログラムに伝
え、処理をステップS806へ戻す。
【0116】なお、画像転送の指示は通信プログラム
が、その起動時に自動的に発行するようにしてもよい。
また、画像転送が指示されなければ、処理をステップS8
06へ戻す。
【0117】他方、電子カメラ100との通信接続状態が
断たれていた場合、CPU402は、通信部416および通信処
理プログラムを含む通信機能に関する所定の通信終了処
理を行い(S807)、そのご処理をステップS802へ戻す。
【0118】なお、介してコンピュータ400と電子カメ
ラ100とが接続される場合は、例えばコンピュータI/F43
0および通信処理プログラムを含む通信機能に関する所
定の通信終了処理を行い、LANを介してコンピュータ400
と電子カメラ100とが接続される場合は、ネットワーク
カード414および通信処理プログラムを含む通信機能に
関する所定の通信終了処理を行うが、コンピュータI/F4
30、通信部416およびネットワークカード414の何れを用
いて通信を行っても構わないから、以下では重複する説
明は省略する。
【0119】電子カメラ100から撮像データの受信が開
始されると、CPU402は、受信した撮像データを例えば通
信部416、高速バス412およびバスブリッジ408を介してD
RAM410の所定領域に格納し(S812)、受信した撮像データ
のデータ形式をデータのヘッダなどから判断し(S813)、
JPEGデータであればステップS817へ処理を進める。
【0120】ここで、JPEGデータの場合、電子カメラ10
0で電子透かしが埋め込まれずに、コンピュータ400に、
撮像データが渡される場合がある。このため、撮影後、
既に画像データが改竄されていて、コンピュータ400で
電子透かしを埋め込んでも撮像データの未改竄を保証す
ることは難しい。そこで、JPEGデータの場合は、コンピ
ュータ400で電子透かしを埋め込まないようにする。勿
論、既に電子カメラ100で電子透かしが埋め込まれてい
れば、改めて電子透かしを埋め込む必要はない。このよ
うに、JPEGデータには電子透かし情報を埋め込まずに、
そのままステップS817へ処理を進める。
【0121】一方、受信した撮像データがRAWデータで
あれば、DRAM410から読み出した撮像データに、現像部4
36を用いて現像処理を施し、現像処理を施した撮像デー
タをDRAM410の所定領域に格納する(S814)。この現像処
理によって、電子カメラ100の撮像素子14の色フィルタ
の画素配列に応じて、ラインごとに読み出されたCCD-RA
W形式の撮像データは、表示部420に表示可能なデータ形
式に変換される。
【0122】また、現像部436の代わりに、HDD426に格
納された現像処理プログラムにより、キャッシュメモリ
406および/またはCPU402の内部キャッシュメモリなどを
利用して、CCD-RAW形式の撮像データに現像処理を施
し、現像処理を施した撮像データをDRAM410の所定領域
に格納するようにしてもよい。
【0123】なお、CCD-RAW形式が所定の独自形式であ
るため、その現像処理には専用の現像処理プログラムが
必要になる。具体的には、CCD-RAW形式の撮像データに
は、独自の可逆圧縮や独自暗号化を施して、電子カメラ
100の画像処理回路20またはコンピュータ400の現像部43
6、あるいは、コンピュータ400が実行可能な専用の現像
処理プログラムを用いない限り、表示部420などに表示
可能なデータ形式に変換することができないようにす
る。
【0124】次に、CPU402は、電子透かしスイッチ438
がオンか否か判断し(S815)、電子透かしスイッチがオン
であれば、DRAM410から読み出した現像処理済みの撮像
データに、電子透かし埋込部434を使用して、高速フー
リエ変換、離散コサイン変換またはウェーブレット変換
などの周波数変換を行い、周波数領域に、添付された電
子透かし情報を付加した後、逆変換を行って電子透かし
情報を埋め込み、電子透かし情報を埋め込んだ撮像デー
タをDRAM410の所定領域に格納する(S816)。
【0125】また、電子透かし埋込部434の代わりに、H
DD426に格納されたで電子透かし埋め込みプログラムに
より、キャッシュメモリ406および/またはCPU402の内部
キャッシュメモリなどを利用して、撮像データに電子透
かし情報を埋め込み、電子透かし情報を埋め込んだ撮像
データをDRAM410の所定領域に格納するようにしてもよ
い。
【0126】このように、CCD-RAW形式の撮像データ
は、撮像素子14の色フィルタの画素配列に応じた独自の
データ形式を有するため、電子カメラ100で電子透かし
情報を埋め込まずにコンピュータ400に渡した場合は、
コンピュータ400で現像処理が施された後、画像データ
のコピー、改竄および不正使用が危惧される。しかし、
本実施形態のように、電子透かしスイッチ438がオンの
場合、コンピュータ400に現像処理および電子透かし情
報の埋め込み処理を連続して実行させることで、現像処
理された撮像データのコピー、改竄および不正使用を抑
止することが可能になる。
【0127】なお、撮像データに付加する電子透かし情
報は、撮像データの特定の場所に付加する、あるいは、
暗号化して付加するなどの処置により、撮像データから
電子透かし情報が削除または改竄された場合に現像処理
が不能になるようにすることが望ましい。
【0128】次に、CPU402は、撮像データをDRAM410か
ら読み出して、バスブリッジ408、高速バス412、バスブ
リッジ422および低速バス424を介してHDD426にデータフ
ァイルとして書き込み(S817)、その後、処理をステップ
S810へ戻し、次に撮像データの受信に備える。
【0129】HDD426に書き込まれる撮像データは、電子
カメラ100によって電子透かし情報が埋め込まれたJPEG
データ、電子透かし情報が埋め込まれていないJPEGデー
タ、コンピュータ400によってRAWデータに現像処理が施
された撮像データ、さらに電子透かし情報が埋め込まれ
た撮像データの何れかである。
【0130】図10はコンピュータ400が電子カメラ100と
通信する場合の他の処理例を示すフローチャートで、図
9の処理にステップS918およびS919を追加したものであ
る。
【0131】ステップS813で、JPEGデータであると判断
される場合、CPU402は、処理をステップS918に進める。
そして、電子透かしスイッチ438の状態を調べ(S918)、
電子透かしスイッチ438がオフであれば処理をステップS
817へ進めるが、電子透かしスイッチ438がオンであれ
ば、表示部420によって画像や音声により所定の警告を
行い(S919)、その後、処理をステップS817へ進める。
【0132】JPEGデータの場合、電子カメラ100で電子
透かしが埋め込まれないまま、コンピュータ400に撮影
データが渡される場合がある。この場合、撮影後、既に
撮像データが改竄されている可能性があり、コンピュー
タ400で電子透かしを埋め込んで撮像データの未改竄を
保証することは難しい。そこで、JPEGデータの場合は、
コンピュータ400で電子透かしを埋め込まないととも
に、電子透かしスイッチ438がオンの場合は電子透かし
を埋め込まない旨を表示部420によって警告する。勿
論、その警告には、撮像データが既に改竄されている可
能性がある旨や、既に電子透かし情報が埋め込まれた撮
像データには、改めて電子透かしを埋め込む必要がない
旨などを付記してもよい。
【0133】
【変形例】撮像データに必ず電子透かし情報を埋め込む
ことにすれば、電子透かしスイッチ438を省略すること
ができる。その他の構成は第1実施形態のコンピュータ4
00と同様である。その場合のコンピュータ400の動作
は、図9および図10に示すフローチャートから電子透か
しスイッチ438に関する判定を除いたものになる。
【0134】また、上記では、データ形式がJPEGデータ
およびRAWデータの場合に本発明を適用する例を説明し
た。しかし、電子カメラ100から出力される撮像データ
に電子透かし情報が埋め込めるデータ形式と、電子透か
し情報を埋め込めないデータ形式または電子透かし情報
を埋め込んでもその後の処理によって電子透かし情報が
損傷を受けるデータ形式との組み合わせであれば、本発
明の適用は有効である。
【0135】そして、電子透かし情報を埋め込んでもそ
の後の処理によって電子透かし情報が損傷を受けるデー
タ形式の一例として、CCD-RAW形式のデータを説明した
が、撮像素子の画素構成、色フィルタ配列、画素データ
の出力順など、撮像素子に固有のデータ形式であれば、
何れのデータ形式でも構わない。例えば、撮像素子にCM
OSセンサを用いた場合のCMOS-RAW形式、C-RAW形式、RAW
形式など、何れの呼び名のデータ形式でも、本発明を有
効に適用することができる。
【0136】また、上記では、撮像データの転送は、電
子カメラ100の通信部110およびコンピュータ400の通信
部416を用いて行う例を説明したが、電子カメラ100によ
って記録媒体200または210に記録された撮像データを、
コンピュータ400のコンピュータI/F430に接続される記
録媒体のリーダを介して、コンピュータ400に読み込む
場合にも、本発明を適用することができる。
【0137】なお、記録媒体200および210には、PCMCIA
カードやコンパクトフラッシュ(CF)などのメモリカー
ド、ハードディスク等だけではなく、マイクロDAT、光
磁気ディスク(MO)、あるいは、CD-R、CD-RW、DVD-Rおよ
びDVD-R/Wなどの相変化型の光ディスクなども利用可能
である。さらに、記録媒体200および210は、メモリカー
ドとハードディスクなどが一体となった複合記録媒体で
もよいし、その複合記録媒体の一部が着脱可能に構成さ
れていてもよい。
【0138】また、記録媒体200および210は、電子カメ
ラ100に着脱可能であると説明したが、その何れか、ま
たは、すべてが電子カメラ100に固定されていても構わ
ない。勿論、電子化カメラ100は、単数または任意の複
数、記録媒体2が接続可能な構成でもよい。
【0139】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0140】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読み出し実行することによっても、達成さ
れることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)
などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理に
よって前述した実施形態の機能が実現される場合も含ま
れることは言うまでもない。
【0141】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0142】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードが格納されることになる。
【0143】
【発明の効果】以上の説明したように、本発明によれ
ば、撮像デバイスによって取得された撮像データの改竄
防止に対する意味のない保証を行わないようにすること
を目的とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のシステム構成例を示す図、
【図2】電子カメラの構成例を示すブロック図、
【図3】コンピュータの構成例を示すブロック図、
【図4】電子カメラのシステム制御部50が実行する処理
の主ルーチン例を示すフローチャート、
【図5】撮影モード処理の一例を示すフローチャート、
【図6】測距および測光処理の詳細例を示すフローチャ
ート、
【図7】撮影処理の詳細例を示すフローチャート、
【図8】通信処理の詳細例を示すフローチャート、
【図9】コンピュータが電子カメラと通信する場合の処
理例を示すフローチャート、
【図10】コンピュータが電子カメラと通信する場合の
他の処理例を示すフローチャートである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/92 H04N 5/92 H 5C076 7/08 5/91 P 7/081 Fターム(参考) 5B017 AA06 BA09 CA16 5B057 AA20 BA02 CB19 CE08 CG07 CH18 DA15 5C022 AA13 AB15 AB40 AC02 AC03 AC13 AC32 AC42 5C053 FA08 FA27 GA11 GB36 JA16 JA30 LA01 5C063 AB03 AC02 CA11 CA29 CA36 DA07 DA13 5C076 AA14 BA06

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段、撮像データに電子透かし情報
    を付加する付加手段、および、外部の装置と通信する通
    信手段を有する撮像装置、並びに、外部の装置と通信す
    る通信手段、撮像データを画像処理する画像処理手段、
    および、電子透かしを埋め込む埋込手段を有する情報処
    理装置から構成される画像処理システムであって、 前記撮像装置は、前記撮像手段によって取得される画像
    処理前の撮像データに電子透かし情報を付加する、 前記情報処理装置は、前記撮像装置から受信される撮像
    データを画像処理し、電子透かしの埋め込みが設定され
    ている場合、画像処理後の撮像データに、受信された撮
    像データに付加された電子透かし情報を埋め込むことを
    特徴とする画像処理システム。
  2. 【請求項2】 撮像手段、撮像データに画像処理を施す
    画像処理手段、電子透かしに関する処理を行う電子透か
    し手段、および、外部の装置と通信する通信手段を有す
    る撮像装置、並びに、外部の装置と通信する通信手段、
    撮像データを画像処理する画像処理手段、および、電子
    透かしを埋め込む埋込手段を有する情報処理装置から構
    成される画像処理システムであって、 前記撮像装置は、前記撮像手段によって取得される撮像
    データに画像処理を施す場合は画像処理後の撮像データ
    に電子透かし情報を埋め込み、前記撮像手段によって取
    得される撮像データに画像処理を施さない場合は画像処
    理前の撮像データに電子透かし情報を付加する、 前記情報処理装置は、前記撮像装置から画像処理前の撮
    像データが受信される場合は受信される撮像データを画
    像処理し、電子透かしの埋め込みが設定されている場合
    は画像処理後の撮像データに、受信された撮像データに
    付加された電子透かし情報を埋め込むことを特徴とする
    画像処理システム。
  3. 【請求項3】 前記画像処理前の撮像データは、前記撮
    像手段を構成する撮像素子の素子配列に依存するデータ
    形式を有することを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載された画像処理システム。
  4. 【請求項4】 前記画像処理前の撮像データはCCD-RAW
    形式の画像データであることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載された画像処理システム。
  5. 【請求項5】 外部の装置から撮像データを受信する通
    信手段と、 受信される撮像データを画像処理する画像処理手段と、 電子透かしの埋め込みが設定されている場合、画像処理
    後の撮像データに、受信された撮像データに付加された
    電子透かし情報を埋め込む埋込手段とを有することを特
    徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】 外部の装置から撮像データを受信する通
    信手段と、 画像処理前の撮像データを受信する場合は、受信される
    撮像データを画像処理する画像処理手段と、 電子透かしの埋め込みが設定されている場合、画像処理
    後の撮像データに、受信された撮像データに付加された
    電子透かし情報を埋め込む埋込手段とを有することを特
    徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】 さらに、画像処理済みの撮像データを受
    信し、かつ、電子透かしの埋め込みが設定されている場
    合は改竄の可能性を警告する警告手段を有することを特
    徴とする請求項5または請求項6に記載された情報処理装
    置。
  8. 【請求項8】 前記画像処理前の撮像データは、前記撮
    像手段を構成する撮像素子の素子配列に依存するデータ
    形式を有することを特徴とする請求項5から請求項7の何
    れかに記載された情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記画像処理前の撮像データはRAW形式
    の画像データであることを特徴とする請求項5から請求
    項7の何れかに記載された情報処理装置。
  10. 【請求項10】 外部の装置から撮像データを受信し、 受信された撮像データを画像処理し、 電子透かしの埋め込みが設定されている場合、画像処理
    後の撮像データに、受信された撮像データに付加された
    電子透かし情報を埋め込むことを特徴とする画像処理方
    法。
  11. 【請求項11】 外部の装置から撮像データを受信し、 画像処理前の撮像データを受信した場合は、受信された
    撮像データを画像処理し、 電子透かしの埋め込みが設定されている場合、画像処理
    後の撮像データに、受信された撮像データに付加された
    電子透かし情報を埋め込むことを特徴とする画像処理方
    法。
  12. 【請求項12】 さらに、画像処理済みの撮像データを
    受信し、かつ、電子透かしの埋め込みが設定されている
    場合は改竄の可能性を警告することを特徴とする請求項
    10または請求項11に記載された画像処理方法。
  13. 【請求項13】 画像処理装置を制御して、請求項10か
    ら請求項12の何れかに記載された画像処理を実行するこ
    とを特徴とするプログラム。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載されたプログラムが記
    録されたことを特徴とする記録媒体。
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