JP2003173601A - ディスク再生装置 - Google Patents
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Abstract
検出および大小ディスクの判別が行なえるディスク再生
装置を提供すること。 【解決手段】ディスクの挿入に伴ない互いに連動して開
閉回動する一対の検出レバーのうちの片側と、これらを
装着しているディスクガイド板とのいずれか一方に配線
板、他方に接触子を設け、配線板と接触子とでロータリ
スイッチを構成し、このロータリスイッチの出力信号の
相違により、ディスクの位置検出および大小ディスクの
判別を行なう。
Description
り、挿入されたディスクの位置検出および大小ディスク
の判別が行なえるディスク再生装置に関する。
次のようなディスク位置検出手段が開示されている。す
なわち、一対のレバーとこれらを連動させる連動部材と
を設け、片側のレバーおよび連動部材の各近傍にそれぞ
れ第1、第2スイッチを配置する。そして、ディスクが挿
入されていないときは第1スイッチをオン、第2スイッチ
をオフにしておき、大、小いずれかのディスクがローデ
ィング開始位置まで挿入されるとレバーの回動により第
1スイッチがオフとなってローディングモータを起動さ
せる。また、小径ディスクを挿入したときはレバーの回
動量が最大に開いたときでもその回動量が小さいため第
2スイッチはオンにならず、大径ディスクを挿入したと
きはレバーが大きく回動するため第2スイッチがオンに
なり、これに基き大、小ディスクの判別を行なう。
よび連動部材の各近傍にスイッチを配置するものでは、
二つのスイッチを用いるので構成が複雑になると共に、
各スイッチを配置するためのスペースを確保しなければ
ならないため、設計上の困難性があった。また、レバー
および連動部材と各スイッチとの位置関係を高精度に設
定することが困難で、高精度な位置関係が得られないと
きは誤動作を生じるおそれもあった。本発明はこれらの
問題を解決するためになされたもので、設計および製造
が容易で、かつ簡単な構成により大、小ディスクの判別
およびディスク位置の検出が行なえるディスク再生装置
を提供することを目的とする。
着された一対の検出レバーが、外部より挿入されたディ
スクに押し広げられて互いに連動して開方向へ回動し、
ディスクの通過後は互いに連動して閉方向へ回動復帰す
るディスク再生装置において、前記支持部材および片側
の検出レバーのいずれか一方に配線板、他方にこの配線
板の接点に接する接触子を設けてこれら配線板および接
触子によりロータリスイッチを構成し、このロータリス
イッチの出力信号により、挿入されたディスクの位置検
出および大、小ディスクの判別を行なうように構成され
る。前記支持部材としては、ディスクガイド板を利用す
ることができ、それによって構成を一層簡素化できる。
し図16を参照して説明する。図1に示すディスク再生
装置1は前面にディスク2を挿入するディスク挿入口3
を有し、内部には、挿入口3より挿入されたディスク2
を挟持する送りローラ4およびディスクガイド板(支持
部材)5が設けられている。
レバー7a,7b、係止レバー8、左右一対のロッド板
9a,9b、左右一対のストップレバー10a.10b
等が装着されている。また再生装置1の内部には、ター
ンテーブル11およびクランパ12が配置され、クラン
パ12は、これを支持する回動板13の上下回動によ
り、ターンテーブル11に対して接離するように構成さ
れている。
側の端部にディスク2a,2bを当接させる当接片7c
を有し、回動中心部にはギヤ部7e(図6参照)を有し
ている。更に、図6の如く左方の検出レバー7aには円
弧溝7dが形成され、検出レバー7aが最大量開いたと
きこの溝7d内に係止レバー8の第1ピン8aを侵入さ
せて、検出レバー7aを開位置に保持するようにしてい
る。検出レバー7a,7bのギヤ部7eには、連結部材
14に設けられたラック14eをタスキ上に噛合させ、
両検出レバー7a,7bが互いに連動して開閉方向へ回
動するようにしている。連動部材14とディスクガイド
板5との間にはばね15を掛渡して、一対の検出レバー
7a,7bを常時、閉方向に付勢するようにしている。
12との間の位置に検知板16が、一端部をねじ17で
固定されている。この検知板16は図2に示すように薄
い板ばねで形成されており、先端部に形成されたフック
16aを連動部材14に形成された傾斜カム14aおよ
び係止片14bに適宜係合させるようにしている。また
検知板16の下面中央部には、図3に示すように合成樹
脂製の摺接片16bが取付けられ、この摺接片16bを
ディスク搬送通路上に位置させている。
フック16aの幅とほぼ同一に形成され、幅方向に突起
14cと受け面14dとで二分されている。傾斜カム1
4aと係止片14bとの間はおよそフック16aの幅分
だけ離反しており、連動部材14およびフック16aが
初期位置にあるときは、係止片14bをフック16aの
上方に位置させている。そして、連動部材14がばね1
5に抗して移動し、かつフック16aが押上げられて傾
斜カム14aと係止片14bとの間を通して上昇し、そ
の後連動部材14がばね15により復帰すると、受け面
14dがフック16aの下に入り込む。そして突起14
cの側面が係止片14bに当接して、連動部材14の復
帰動作を途中で禁止し、連動部材14を初期位置から僅
かに回動した位置に留めるようになる。
る。このロータリスイッチ20は、左方の検出レバー7
aの下面に設けた接触子21と、ディスクガイド板5の
上面に設けた配線板22とで構成されている。配線板2
2は、図5に示すように、接触子21にその全回動範囲
に亘って接する長接点24と、接触子21にその回動途
中から回動終端までの領域で接する短接点25と、接触
子21が初期位置にあるときこれに接する始端接点26
と、接触子21が終端位置まで回動したときこれに接す
る終端接点27とを有し、始端接点26と終端接点27
とは互いに接続されている。
27および接触子21の組合せにより第1スイッチ30
が構成され、また長接点24、短接点25および接触子
21の組合せによりが構成されている。検出レバー7
a,7bが初期位置にあるときは、接触子21は、図5
の如く長接点24および始端接点26に接し(このとき
第1スイッチ30はオン、第2スイッチ31はオフ)、
検出レバー7a,7bが僅かに回動すると、接触子21
は、図10の如く長接点24のみに接し(このとき第
1、第2スイッチ30,31共にオフ)、検出レバー7
a,7bが更に回動すると、接触子21は、図9の如く
長接点24と短接点25に接し(このとき第1スイッチ
30はオフ、第2スイッチ31はオンとなってローディ
ングモータを起動)、検出レバー7a,7bが最大量回
動したとき、接触子21は、図16の如く長接点24、
短接点25および終端接点27に接する(このとき第
1、第2スイッチ30,31は共にオン)ようになる。
レバー7a,7bの回動に伴ない、次のようにオン、オ
フ信号を出力する。 検出レバー7a,7b位置 第1スイッチ30 第2スイッチ31 初期位置 オン オフ 僅かに回動 オフ オフ 更に回動 オフ オン 最大量回動 オン オン これらのオン、オフ信号は論理回路32に出力され、論
理回路32はその演算結果を制御回路33へ送出する。
る第1ピン8aと大径ディスクの外周を当接させる第2
ピン8bとが形成されている。この係止レバー8は、大
径ディスク2bが挿入口3から再生位置に向けて搬送さ
れるとき、第2ピン8bがディスク2bの外周に押され
て回動し、第1ピン8aを長溝7d内に侵入させて検出
レバー7aの当接片7cを大径ディスク8bの外周に接
しない最大回動位置に留める働きをする。
し、この押圧片9cをストップレバー10a,10bに
係合させているときは図3に示すようにストップレバー
10a,10b先端のストッパ部10cをディス搬送通
路上に位置させる。そしてこのストッパ部10cは、小
径ディスク2aがターンテーブル11上に搬送されてき
たときは小径ディスク2aの外周を当接させてディスク
の中心をターンテーブル11の回転中心に一致させる。
また、ロッド板9a,9bが前進移動してストップレバ
ー10a,10bと押圧片9cとの係合が外れると、ス
トッパ部10cは弾性復帰してディスク搬送通路外へ移
動する。
ーンテーブル11より奥側に位置するトリガ18に係合
している。このトリガ18は、ディスク2a,2bが装
置内に搬送されたときディスク2a,2bに押されて回
動し、クランパ12をターンテーブル11に接近させ
る。トリガ18をロッド板9bに係合させることで、デ
ィスク径に応じてトリガ18とディスク2a,2bとの
当接位置を設定することができる。
如く、ディスクが挿入されていない状態では、一対の検
出レバー7a,7bは実線位置にあり、小径ディスク2
aが挿入されると仮想線位置まで開方向へ回動する。こ
のとき連動部材14は、ばね15に抗してフック16a
の幅分だけ図中左方へ移動する。そしてフック16a
は、図8に示すように係止片14bと傾斜カム10aと
の間に位置し、検出板16の摺接片16bが図7に示す
ように小径ディスク2aの上面に乗り上げて、フック1
6aを受け面14dより高い位置まで押上げる。そして
検出レバー7aが更に回動すると、接触子21が図9の
如く長接点24と短接点25に接するようになり、ロー
ディングモータを起動させる。
a,7bの当接片7c間を過ぎると、検出レバー7a,
7b、連動部材14およびロッド板9a,9bはばね1
5により復帰する。一方、検知板16の摺接片16b
は、まだ小径ディスク2aの上面に乗り上げているた
め、係止片14bの受け面14cがフック16aの下に
入り込み、突起14dがフック16aの側面に当接して
連動部材14の復帰を途中で禁止し、図10の如く、接
触子21を長接点24にのみ接する位置に留める。
すように、中心をターンテーブル11の中心に一致させ
るようになると、トリガ18がディスク2aに押されて
回動し、クランパ12をターンテーブル11に接近させ
る。また、小径ディスク2aはその外周をストッパ部1
0cに当接させてその位置に留められる。その後、送り
ローラ4が下降し、これに伴って小径ディスク2aがタ
ーンテーブル11上に載置され、クランパ12が小径デ
ィスク2aをターンテーブル11に装着し、ディスクガ
イド板5、摺接片16bおよび送りローラ4がディスク
2aから離反して再生可能な状態となる。
12が小径ディスク2aから離反した後、送りローラ4
が上昇し、送りローラ4で小径ディスク2aをターンテ
ーブル11上から持ち上げてディスクガイド板5に当て
る。そして送りローラ4が回転し、小径ディスク2aは
挿入口3に向けて搬送され、ディスク2aの中心が両当
接片7c間を通過すると、ロータリスイッチ20の接触
子21は長接点24および短接点25に接していた位置
から長接点24のみに接する位置へ移動し、ローディン
グモータが停止する。この状態では、小径ディスク2a
を掴んで取出すことができる。
入し、ロータリスイッチ20の接触子21が図9の如く
長接点24と短接点25に接するようになると、ローデ
ィングモータが起動してディスクの搬送が開始される。
また、ディスク2bを挿入する過程で、検知板16の摺
接片16bが大径ディスク2bの上面に乗り上げられる
ので、フック16aはガイド板5から押上げられる。大
径ディスク2bの搬送に伴ない検出レバー7a,7bは
開方向へ大きく回動し、連動部材14もばね15に抗し
て大きく左方へ移動する。そして図14の如く連動部材
14の傾斜カム14aで検知板16のフック16aを更
に押上げる。
片7c間に至ると、ディスク外周で係止レバー8の第2
ピン8bを押し、第1ピン8aを検出レバー7aの長溝
7d内に侵入させる。従って、大径ディスク2bの中心
が両当接片7c間を通過した後も、検出レバー7a,7
bは最大量回動した位置に留められ、大径ディスク2b
が更に再生位置に向けて搬送されると、大径ディスク2
bの外周が第2ピン8bから離反する。この過程でトリ
ガ18が回動してクランパ12を下降させ、大径ディス
ク2bをターンテーブル11上に装着する。
した位置にあるとき、ロータリスイッチ20の接触子2
1は図16の如く長接点24、短接点25および終端接
点に接し、第1スイッチ30および第2スイッチ31は
共にオン信号を出力し、論理回路32は、大径ディスク
2bが再生位置にあることを検知する。次に、大径ディ
スク2bを取出すためイジェクト操作を行うと、クラン
パ12が上昇した後、送りローラ4が上昇して大径ディ
スク2bをターンテーブル11上から持ち上げ、ディス
クガイド板5に押し当てる。
スク2bをディスク挿入口3へ向けて搬送し、大径ディ
スク2bの中心が左右の当接片7c間を通過した後、検
出レバー7a,7bが閉方向へ回動してロータリスイッ
チ20の接触子21が長接点24と短接点25に接する
ようになると、第1、第2スイッチ30,31がそれぞ
れオフ、オンの信号を論理回路32に出力し、制御回路
33はローディングモータを停止させる。
材に装着された一対の検出レバーが、外部より挿入され
たディスクに押し広げられて互いに連動して開方向へ回
動し、ディスクの通過後は互いに連動して閉方向へ回動
復帰するディスク再生装置において、前記支持部材およ
び片側の検出レバーのいずれか一方に配線板、他方にこ
の配線板の接点に接する接触子を設けてこれら配線板お
よび接触子によりロータリスイッチを構成し、このロー
タリスイッチの出力信号の相違により、挿入されたディ
スクの位置検出および大、小ディスクの判別を行なうよ
うにしたので、従来のようにスイッチを配置するための
スペースが不要となり、簡単な構成により設計上の困難
性を解消できる。また、ロータリスイッチを構成する配
線板と接触子は、いずれか一方を検出レバーに設け、他
方を検出レバーを支持する支持部材に設けるので、配線
板と接触子との位置関係を高精度に設定することが極め
て容易でり、誤動作を生じるおそれはない。特に、ディ
スクガイド板を支持部材として利用することにより、構
成は一層簡単なものとなる。
図。
図。
Claims (2)
- 【請求項1】支持部材(5)に装着された一対の検出レ
バー(7a,7b)が、外部より挿入されたディスク(2
a,2b)に押し広げられて互いに連動して開方向へ回
動し、ディスクの通過後は互いに連動して閉方向へ回動
復帰するディスク再生装置において、 前記支持部材および片側の検出レバーのいずれか一方に
配線板(22)、他方にこの配線板の接点(24,2
5,26,27)に接する接触子(21)を設けてこれ
ら配線板および接触子によりロータリスイッチ(20)
を構成し、このロータリスイッチの出力信号の相違によ
り、挿入されたディスクの位置検出および大、小ディス
クの判別を行なうことを特徴とするディスク再生装置。 - 【請求項2】前記支持部材(5)を、ディスクガイド板
としたことを特徴とする請求項1に記載のディスク再生
装置。
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