JP2003323753A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2003323753A
JP2003323753A JP2003047203A JP2003047203A JP2003323753A JP 2003323753 A JP2003323753 A JP 2003323753A JP 2003047203 A JP2003047203 A JP 2003047203A JP 2003047203 A JP2003047203 A JP 2003047203A JP 2003323753 A JP2003323753 A JP 2003323753A
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disk
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Tatsuhiko Tsuchiya
龍彦 土屋
Satoshi Kurita
聡 栗田
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Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクの外周縁で押される検知動作部材で
スイッチを動作させる検知手段が設けられたディスク装
置において、排出中に排出完了と同じ検知状態が生じな
いようにして、誤検知を防止する。 【解決手段】 導入されるディスクDの外周縁でピン2
2aが押されると、検知動作部材20が回転してスイッ
チ30,40が切り替えられる。さらにディスクが導入
されると、ピン14が押されて切替え部材10が回動
し、切替え部材10の案内長穴24によって検知動作部
材20がスイッチから離れる方向へ移動させられる。デ
ィスクの排出時には、検知動作部材20が検知位置に復
帰した後に、検知動作部材20が回動するようになる。
よってディスクの排出途中で、排出完了と同じ検知状態
が生じなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクの導入と
排出を検知する検知手段が設けられたディスク装置に係
り、特に、前記検知手段による誤検知の生じる確率を低
くしたディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用のディスク装置などいわゆるスロ
ットインタイプのディスク装置では、ディスクが搬送ロ
ーラなどの搬送力により装置内方へ送り込まれて、ディ
スクの中心が回転駆動部に設置され、ディスクが前記装
置内に収納された状態で回転駆動される。
【0003】そのため、この種のディスク装置では、挿
入口からディスクが挿入されたこと、および再生や記録
動作を終了したディスクが挿入口から排出されたことを
検知することが必要である。また、この検知を行うこと
により、ディスクが挿入口から挿入されたときに前記搬
送ローラなどを始動し、前記ディスクが挿入口から出た
ときに前記搬送ローラを停止させる制御動作が可能とな
る。
【0004】前記ディスクの移動状態を検知する従来の
検知手段は、挿入口よりも装置内方に、ディスクの外周
縁で押されるピンを有する検知部材が設けられ、この検
知部材の移動位置をスイッチで検知するものが一般的で
ある。
【0005】前記検知手段では、挿入口からディスクが
挿入されると、ディスクの円形の外周縁により前記ピン
が押されて前記検知部材が前記ピンと共に移動させられ
る。このとき、前記検知部材の移動に伴ってスイッチが
切り替えられたときに、ディスクが所定量押し込まれた
ことを検知できる。例えば、この時点で前記搬送ローラ
などを始動させれば、ディスクを装置内に搬入すること
ができる。
【0006】ディスクの外周縁は円形であるため、ディ
スクの搬入に伴って前記ピンおよび検知部材の位置が変
化する。よって前記検知部材の移動位置を複数のスイッ
チで検知することにより、ディスクがどの位置を移動し
ているか、さらにはディスクの中心が回転駆動部に一致
したか否かを検知することができる。
【0007】また、ディスクが排出されるときにも、デ
ィスクの外周縁の形状に応じて前記ピンおよび検知部材
が移動するため、ディスクが挿入口から突出したことを
検知でき、このとき搬送ローラなどを停止させる制御が
可能になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記検知手段
のように、ディスクの外周縁でピンが押されて検知部材
が移動する構造では、ディスクが排出される途中で、デ
ィスクの位置が違っているのにもかかわらず、スイッチ
の検知状態が全く同じとなることが有り得る。
【0009】例えば、ディスクが排出されるときに、デ
ィスクの外周縁に押されて前記ピンが外側へ移動する
が、ディスクは円形であるため、ディスクの中心が前記
ピンを通過した後に、一旦外側へ移動したピンがばねの
力で内側へ戻ってきてしまう。そのため、前記ディスク
の中心がピンよりも装置内方に位置しているときと、前
記中心がピンよりも装置外側に位置しているときとで、
前記スイッチが全く同じ検知状態となってしまう。
【0010】したがって、前記ディスクの中心が前記ピ
ンの位置よりも挿入口側へ至ったときに搬送ローラを停
止するような制御を行う場合に、排出されているディス
クの中心が前記ピンの位置付近を通過しているときに、
誤って指などでディスクが装置内へ押し込まれると、デ
ィスクの中心がピンよりも内方に位置しているにもかか
わらず、ディスクが挿入口から突出したものと誤って認
識され、前記搬送ローラなどが停止してしまうという問
題が生じる。このようなとき、装置の制御部は既にディ
スクが挿入口から突出しているものと判断することにな
るため、その時点で排出操作釦を再操作しても、ディス
クは装置内に停止したまま排出されないという誤動作が
発生することになる。
【0011】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
であり、ディスクの外周縁で検知部材を移動させてディ
スク位置を検知する検知手段が設けられたものにおい
て、ディスクの位置の誤検知を生じにくくしたディスク
装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスクを回
転させる回転駆動部と、前記回転駆動部へ向かう導入方
向と前記回転駆動部から離れる排出方向へディスクを搬
送する搬送手段と、前記搬送手段で搬送されるディスク
の外周縁からの力を受けて動作させられる検知手段とが
設けられたディスク装置において、前記検知手段には、
前記搬送手段で搬送されるディスクの外周縁に押されて
外側方向へ移動させられる検知動作部材と、前記検知動
作部材が外側方向へ移動するときに出力が切り替えられ
る検知素子と、前記検知動作部材よりも導入方向の先方
に設けられて前記搬送手段で移送されるディスクの外周
縁に押されて移動させられる切替え部材とが設けられ、
前記切替え部材には、前記ディスクで押されて移動する
ときに、前記検知動作部材を、前記検知素子を動作させ
ることが可能な検知位置から離す案内手段が設けられて
おり、ディスクが導入方向へ移動するときには、検知位
置にある前記検知動作部材がディスクの外周縁に押され
て外側方向へ移動し前記検知素子が切り替えられた後
に、前記切替え部材の移動力によって前記検知動作部材
が前記検知位置から離され、ディスクが排出方向へ移動
するときには、前記切替え部材の内側方向への復帰力に
より前記検知動作部材が前記検知位置へ復帰させられた
後に、ディスクのさらなる排出方向への移動に伴って前
記検知動作部材が内側へ移動し前記検知素子が切り替え
られることを特徴とするものである。
【0013】本発明のディスク装置では、前記検知素子
を動作させる検知動作部材が、ディスクの導入方向への
移動時と、排出方向への移動時において、異なる動作を
行う。そのため、同じ検知状態が発生する確率を低くで
きる。よって、例えばディスクが排出されている途中で
ディスクが押し戻されたときに、誤って排出完了と判断
されるような誤動作を防止できる。
【0014】また、例えば、前記検知動作部材は、前記
ディスクの外周縁に押されて回動するものであり、前記
切替え部材は、前記ディスクの外周縁に押されて前記検
知動作部材と逆向きに回動するものである。
【0015】ただし、前記検知動作部材と切替え部材が
内側方向と外側方向へ直線的に移動するものであっても
よいし、一方が回動動作し他方が直線的に移動するもの
であってもよい。
【0016】また、本発明では、ディスクの外周縁で押
される一対の摺動凸部と、前記摺動凸部が内側方向およ
び外側方向へ向けて一緒に移動するように両摺動凸部を
連結する連結手段とが設けられており、前記検知動作部
材が一方の摺動凸部とともに移動させられるものとする
ことが可能である。
【0017】この場合に、大径ディスクと小径ディスク
の双方が挿入可能で、前記一対の摺動凸部は、その間隔
が前記大径ディスクの挿入を許容する範囲で拡大可能で
あり、前記小径ディスクが前記検知手段から離れる側に
偏って挿入されたときに、前記小径ディスクで前記切替
え部材を押すことができるように摺動凸部の広がりを規
制するストッパ手段が設けられているものが好ましい。
【0018】そして、ディスクにより前記切替え部材が
押されたときに前記ストッパ手段による規制が解除され
るものとして構成できる。
【0019】摺動凸部の間隔が、大径ディスクの挿入を
許容できるように広がることができるものである場合
に、小径ディスクが挿入されるときに、摺動凸部の間隔
の広がりを規制することにより、小径ディスクが切替え
部材を確実に動作させることが可能になる。
【0020】本発明のディスク装置では、ディスクが挿
入され前記検知動作部材が外側方向へ移動させられて、
前記検知素子が切り替えられたときに、前記搬送手段が
ディスクを導入する方向へ始動させられるように制御す
ることが可能である。
【0021】また、ディスクが排出されるときに、前記
検知動作部材が前記検知位置へ復帰して前記検知素子が
切り替えられたときに、前記搬送手段の排出方向の動作
が停止させられるように制御することも可能である。
【0022】また、本発明は、前記検知動作部材によっ
て切り替えられる検知素子が少なくとも(A)(B)の
2つ設けられており、ディスクが挿入されて前記検知動
作部材が外側方向へ移動させられるときに、検知素子
(A)のみが切り替えられた時点で、前記搬送手段がデ
ィスクの導入方向へ始動させられる制御が可能である。
【0023】この場合に、ディスクが排出され、前記検
知動作部材が前記検知位置へ復帰したときに前記検知素
子(A)のみが切り替えられ、さらなるディスクの排出
方向への移動に伴って前記検知動作部材が内側方向へ移
動し前記検知素子(B)が切り替えられたときに、前記
搬送手段の排出方向の動作が停止させられるように制御
してもよいし、または、ディスクが排出され、前記検知
動作部材が前記検知位置へ復帰して前記2つの検知素子
(A)(B)が同時に切り替えられたときに、前記搬送
手段の排出方向の動作が停止させられるように制御して
もよい。
【0024】また前記検知素子(A)(B)を設けるこ
とにより、例えば直径が12cmの大径のディスクが装
填されるときと、直径が8cmの小径のディスクが装填
されるときの双方において、確実に導入検知と排出検知
を行うことができる。
【0025】すなわち、本発明では、大径のディスクと
小径のディスクの双方が装填可能であり、大径のディス
クが排出されるときには、前記検知動作部材が前記検知
位置へ復帰したときに前記検知素子(A)のみが切り替
えられ、さらなるディスクの排出方向への移動に伴って
前記検知動作部材が内側方向へ移動し前記検知素子
(B)が切り替えられたときに、前記搬送手段の排出方
向の動作が停止させられ小径のディスクが排出されると
きには、前記検知動作部材が前記検知位置へ復帰して前
記2つの検知素子(A)(B)が同時に切り替えられた
ときに、前記搬送手段の排出方向の動作が停止させられ
るものとすることができ、大径のディスクの排出状態
と、小径ディスクの排出状態の双方を区別して検知する
ことができる。
【0026】さらにこの場合に、ディスクが完全に引き
抜かれたときに、前記検知素子(A)のみがさらに切り
替えられ、検知素子(A)と検知素子(B)が逆の出力
となる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
のディスク装置の内部を示す外観斜視図、図2は、図1
に示すディスク装置を裏側から見たときの平面図、図3
は検出手段のスイッチ状態の変化を示す遷移図、図4な
いし図11は、ディスク装置での検知動作を、ディスク
装置の上方から示す平面図である。
【0028】図1に示すディスク装置1は、例えばCD
(コンパクト ディスク)やDVD(デジタル バーサ
タイル ディスク)などのディスクDが装填可能であ
る。また、直径が12cmの大径のディスクと、直径が
8cmの小径のディスクの双方が装填可能である。
【0029】このディスク装置1は、例えば車載用とし
て使用されるものであり、1DINサイズなどの大きさ
の図示しない筐体を有している。
【0030】図1に示すように、前記ディスク装置1
は、前記筐体内にシャーシ2を有しており、このシャー
シ2には、対物レンズ3を有する光ヘッド4、およびこ
の光ヘッド4をディスクの記録面に沿ってディスクの半
径方向へ移動させるスレット機構を有している。このス
レット機構は、光ヘッド4を移動自在に支持するガイド
軸5a、前記光ヘッドに移動力を与えるスクリュー軸5
b、および前記スクリュー軸5bを駆動するスレットモ
ータから構成されている。
【0031】また、前記シャーシ2には、回転駆動部6
が設けられている。この回転駆動部6は、図2に示すシ
ャーシ2の下面に設けられたスピンドルモータ7、およ
びこのスピンドルモータ7の回転軸に固定されたターン
テーブル8から構成されている。
【0032】前記筐体の前面に設けられた化粧部には、
ディスクDを挿入する挿入口が開口しており、この挿入
口と前記回転駆動部6との間には、搬送ローラなどの搬
送手段が設けられている。前記挿入口から挿入されたデ
ィスクDは前記搬送手段の搬送力によって搬送され、デ
ィスクDの中心穴が、前記ターンテーブル8でクランプ
される位置まで移送される。
【0033】また、駆動が完了したディスクDは前記搬
送手段の搬送力によって、前記挿入口から突出する位置
まで移送される。前記搬送手段により回転駆動部6へ送
られる方向が導入方向(Y1方向)で、前記搬送手段に
より前記挿入口へ送られる方向が排出方向(Y2方向)
である。
【0034】図1と図2では、前記搬送手段によって搬
送されるディスクDの中心が移動する設計上の基準とな
る基準中心線をO−Oで示している。前記基準中心線O
−Oを境としてX1側には検知手段Sが設けられてお
り、この検知手段Sには、検知動作部材20が回動自在
に設けられている。この検知動作部材20には検知アー
ム22が一体に設けられており、この検知アーム22の
先部にピン22a(摺動凸部)が設けられている。ま
た、前記検知動作部材20は図示しないばね部材によっ
て図1において時計方向(図2では反時計方向)へ弾圧
されており、前記ピン22aが基準中心線O−Oに向か
う内側方向へ移動するように付勢されている。
【0035】図1に示すように、前記基準中心線O−O
よりもX2側には、付勢アーム122が設けられ、この
付勢アーム122にはピン122a(摺動凸部)が設け
られている。また前記付勢アーム122は、ばね部材に
よって図1において反時計方向へ付勢されている。よっ
て、筐体の挿入口からディスクDが挿入され、Y1方向
へ移送されるときに、ディスクDの外周縁によって、前
記ピン22aが前記基準中心線O−Oから離れる外側方
向(X1方向)へ押されて検知アーム22および検知動
作部材20が図1において反時計方向へ回動させられ
る。同時に、前記ディスクDの外周縁によって前記ピン
122aがX2方向へ押され、付勢アーム122が図1
において時計方向へ回動させられる。
【0036】このとき、前記ピン22aに与えられるX
2方向への付勢力と、ピン122aに与えられるX1方
向への付勢力をほぼ同じに設定しておくことにより、デ
ィスクDはその中心が前記基準中心線O−Oに沿って移
動するように案内される。あるいは、後に説明する第2
の実施の形態のディスク装置のように、前記ピン22a
と前記基準中心線O−Oとの距離、および前記ピン12
2aと前記基準中心線O−Oとの距離が常に均一となり
ながら前記ピン22aおよびピン122aが移動できる
ように、前記検知動作部材20と前記付勢アーム122
とが同期するように機構上において連結されていてもよ
い。
【0037】図2および、図4以後の各図に示すよう
に、前記検知動作部材20は、前記検知アーム22と扇
形状の検知動作板21とが一体に形成されたものであ
り、前記検知動作板21の円弧状に延びる縁部が検知動
作部21aとなっている。シャーシ2にはX方向にまっ
すぐ延びる長穴2cが形成されており、前記検知動作板
21の扇形状の検知動作部21aの曲率中心に位置する
中心軸23が前記長穴2cに挿入されている。よって、
前記中心軸23が前記長穴2cに沿ってX1−X2方向
へ移動自在であり、その結果、検知動作部材20も前記
X1−X2方向へ移動自在となっている。
【0038】前記シャーシ2には、前記長穴2cよりも
排出方向(Y2方向)の位置に、円弧形状の切欠き2b
が形成されている。図2に示すように、前記検知動作部
材20の検知動作板21は、シャーシ2の裏側に位置し
ている。そして前記検知アーム22はクランク形状に折
り曲げられており、図1に示すように検知アーム22の
先部は前記切欠き2bからシャーシ2の上面に突出して
いる。
【0039】図2に示すように、前記シャーシ2の裏面
には、切替え部材10が設けられている。この切替え部
材10は、前記シャーシ2に固定された支持軸13に回
動自在に支持されている。この切替え部材10は、切替
え板11と回動アーム12とが一体に形成されたもので
あり、前記回動アーム12の先部にはピン14(摺動凸
部)が固定されている。シャーシ2には、前記支持軸1
3を中心とした円弧軌跡上に沿う円弧状の切欠き2aが
形成されており、図1に示すように、前記ピン14は前
記切欠き2a内を経てシャーシ2の上面に突出してい
る。
【0040】また、前記切替え部材10は、図示しない
ばね部材によって図2において時計方向(図1において
反時計方向)へ付勢されている。したがって、前記ピン
14は常に基準中心線O−Oに向かう内側方向で且つ排
出方向(Y2方向)へ付勢されている。
【0041】前記切替え部材10の切替え板11には、
案内手段となる案内長穴24が形成されている。この案
内長穴24は、前記支持軸13と同心円の軌跡に形成さ
れた外側案内部24aと、前記外側案内部24aよりも
前記支持軸13から離れた位置に向かって延びる内側案
内部24bとが連続して形成されたものである。そし
て、前記検知動作部材20の検知動作板21に固定され
ている前記中心軸23は前記案内長穴24の内部に挿入
されている。
【0042】図2に示すように、前記シャーシ2の裏面
には、検知素子(A)となる第1のスイッチ30と、検
知素子(B)となる第2のスイッチ40が設けられてい
る。図2に示すように、前記中心軸23が長穴2cに沿
って基準中心線O−Oに接近する方向へ移動したとき
に、検知動作板21が検知位置へ移動し、このとき、前
記第1のスイッチ30のアクチュエータ31と、前記第
2のスイッチ40のアクチュエータ41が、前記検知動
作板21の外周縁の検知動作部21aによって切替え動
作させられる。
【0043】また、図6などに示すように、前記中心軸
23が長穴2cに沿ってX1方向へ移動し、中心軸23
と共に検知動作板21が前記検知位置から離れてX1方
向へ移動すると、前記検知動作部21aが各スイッチ3
0と40のアクチュエータ31と41とから離れ、前記
スイッチ30と40が前記検知動作部21aによって動
作させられない状態となる。
【0044】また、このディスク装置1には、図3の表
に示すように、検知素子(C1)と検知素子(C2)が
設けられている。前記検知素子(C1)は、直径が12
cmの大径のディスクDの中心がターンテーブル8にク
ランプされたときにONに切り替えられ、前記検知素子
(C2)は、直径が8cmの小径ディスクDsの中心が
ターンテーブルにクランプされたときにONに切り替え
られる。これら検知素子(C1)(C2)は、大径のデ
ィスクDや小径のディスクDsがターンテーブル8に設
置されたときに、これらのディスクの外周縁で押される
レバーなどで動作させられるもの、またはシャーシ2に
設けられて、前記各ディスクの外周縁を検知する光検知
素子、あるいは前記搬送ローラなどの搬送手段によりデ
ィスクDが導入された後、ディスクDのクランプ動作に
連動して搬送手段がディスクDから離れるときにこの搬
送手段の移動力によって動作させられるスイッチなどに
よって構成される。
【0045】次に、前記ディスク装置1に、直径が12
cmの大径のディスクが導入され、排出されるときの検
知動作を説明する。
【0046】図4に示すように、ディスク装置1にディ
スクDが全く挿入されていない状態では、検知動作部材
20がばね部材の付勢力で時計方向(W1方向)へ回動
しており、切替え部材10はばね部材の付勢力で反時計
方向(W2方向)へ回動している。そして、ピン22a
と基準中心線O−Oに接近する内側方向へ移動し、ピン
14aは前記内側方向で且つ排出方向(Y2方向)へ移
動している。
【0047】図4の状態では、切替え部材10に設けら
れた案内長穴24の内側案内部24bによって中心軸2
3が長穴2cに沿って内側方向へ移動させられている。
よって、検知動作部材20も内側方向へ移動し、検知動
作板21は、前記第1のスイッチ30(検知素子
(A))および第2のスイッチ40(検知素子(B))
を動作させることのできる検知位置にある。
【0048】ディスクが挿入されていない状態では、図
3の「ディスクなし」の欄に示すように、第2のスイッ
チ40のアクチュエータ41が、検知動作板21の検知
動作部21aに押されてオン(ON)になっている。た
だし、第1のスイッチ30のアクチュエータ31は前記
検知動作部21aから外れているので、スイッチ30の
出力はオフ(OFF)である。
【0049】直径12cmの大径のディスクDが挿入口
から挿入されると、ディスクDの外周縁によってピン2
2aとピン122aが押され、ピン22aが外側方向
(X1方向)へ移動し、ピン122aも外側方向(X2
方向)へ移動させられる。図5に示すように、検知手段
Sでは、まずピン22aが押されることにより検知動作
部材20が反時計方向(W2方向)へ回動し、検知動作
部21aが第1のスイッチ30のアクチュエータ31に
当たり、第1のスイッチ30がONになる。よって、図
3の「ディスク挿入検知」に示されるように、第1のス
イッチ30(検知素子(A))および第2のスイッチ4
0(検知素子(B))が共にONになる。このとき、装
置に設けられたCPU等の制御部では、ディスクが挿入
されたことを認識し、搬送手段に始動指令が出され、搬
送手段の搬送ローラが始動するなどしてディスクDが装
置内方へ向けて移送され始める。
【0050】なお、図5の時点では、まだディスクDの
外周縁がピン14に当たっておらず、切替え部材10は
反時計方向へ回動したままである。図5の状態からディ
スクDが導入方向へ移送されると、まず、ディスクDの
外周縁によってピン22aがさらに外側方向へ押されて
検知動作部材20が反時計方向(W2方向)へ回動させ
られ、検知動作部21aが第2のスイッチ40(検知素
子(B))のアクチュエータ41から外れる。このとき
第1のスイッチ30がONで第2のスイッチ40がOF
Fとなる。
【0051】その直後に、図6に示すように、ディスク
Dの外周縁がピン14に当たり、ディスクDの導入方向
への移動力によってピン14に対して導入方向(Y1方
向)への力が与えられ、切替え部材10が図6に示すよ
うに時計方向(W1方向)へ回動させられる。このと
き、切替え部材10の切替え板11に形成された案内長
穴24が回転し、中心軸23が案内長穴24の外側案内
部24aに導かれて、中心軸23およびこれと一体の検
知動作部材20が外側方向(X1方向)へ移動させられ
る。
【0052】この移動により、検知動作部材20の検知
動作部21aが第1のスイッチ30のアクチュエータ3
1と第2のスイッチ40のアクチュエータ41から離
れ、両スイッチ30と40の出力は共にOFFに切り替
えられる。図3の「導入中」の欄に示されるように、
「ディスク挿入検知」の後は、最初に検知素子(A)と
検知素子(B)が共にONであり、その後に検知素子
(B)がOFFに切り替った後に、さらに両検知素子
(A)(B)が共にOFFに切り替えられる。
【0053】図7は、ディスクDが導入方向へ移動する
途中において、ディスクDの中心(最大径部)がピン2
2aと並ぶ位置を通過している状態を示している。この
ときピン22aは最も外側位置へ移動させられる。前記
案内長穴24の外側案内部24aは前記中心軸23を中
心とした円弧軌跡となるように形成されているため、図
7のように切替え部材10がさらに時計方向(W1方
向)へ回動したときにも、中心軸23は外側へ移動した
状態に保持されており、検知動作部材20は第1のスイ
ッチ30と第2のスイッチ40から離れたままである。
【0054】図8は、ディスクDの中心穴がターンテー
ブル8の中心と一致した状態を示している。このとき、
ばね部材の付勢力を受けている前記検知動作部材20
は、ピン22aがディスクDの外周縁に沿って移動する
ことに伴い時計方向(W1方向)へ復帰するが、切替え
部材10が時計方向へ回動させられているため、検知動
作部21aは第1のスイッチ30と第2のスイッチ40
から離れたままである。また、ピン22aはディスクD
の外周縁からわずかに離れた状態に位置している。
【0055】図8の状態のときに、図3に記載されてい
る前述した検知素子(C1)がONになり、制御部では
大径のディスクDの中心がターンテーブル8に一致した
ことを認識し、前記搬送手段が停止させられる。また、
これと前後してディスクDの中心穴をターンテーブル8
にクランプするクランプ動作が行われる。
【0056】そして、搬送ローラなどがディスクDから
離れ、ターンテーブル8と共にディスクDが回転駆動さ
れてプレイモードとなり、光ヘッド4による再生動作や
記録動作が行われる。なお、特に図示しないが、ディス
クDのクランプ動作に連動するレバー等により切替え部
材10の切替え板11の外縁端部11aが押され、プレ
イモードでは切替え部材10が図8に示す状態よりもわ
ずかに時計方向へ回動し、ピン14がディスクDの外周
縁から離れた状態で保持される。よって、ピン14がデ
ィスクDの外周縁からわずかに離された状態で、ディス
クDが駆動される。
【0057】図3では、「ディスクなし」から「プレ
イ」に至るまでの第1のスイッチ30と第2のスイッチ
40の切替えの移行状態を(i)で示しているが、「導
入中」に両スイッチ30,40がOFFになった後は、
「ローディング完了」および「プレイ」に至るまで、前
記両スイッチ30,40はOFFのままである。
【0058】次に、ディスクDの排出動作を説明する。
このときのスイッチの切替え移行過程は、図3において
(ii)で示されている。
【0059】ディスク排出のための釦などが操作される
と、図8の状態で、ディスクDのクランプが解除され、
搬送ローラなどがディスクDに接する位置へ移動して搬
送手段が始動し、ディスクDに対して排出方向(Y2方
向)への移送力が与えられる。また、ディスクDのクラ
ンプ解除動作、あるいは搬送ローラの移動に伴なって、
検知素子(C1)がOFFに切換えられる。
【0060】ディスクDが排出されていくときの検知手
段Sの動作状態は、図8から図7、図6を経て図5に移
行する。
【0061】図8に示す状態からディスクDが排出され
るにしたがって、ディスクDの外周縁によって、ピン2
2aが外側方向(X1方向)へ押され、検知動作部材2
0は反時計方向(W2方向)へ回動していく。図7はデ
ィスクDの中心がピン22aの位置とほぼ並んでいる
が、さらにディスクDの中心がY2方向へ移動すると、
図6に示すように、検知動作部材20はばね部材の付勢
力によって時計方向(W1方向)へ回動し始める。
【0062】そして、ディスクDが図6に示す位置から
もう少しだけ排出方向へ移動させられて図5の状態に至
る前に、ばねの付勢力を受けている切替え部材10がさ
らに反時計方向(W2方向)へ回動させられて、中心軸
23が切替え板11の案内長穴24の内側案内部24b
に導かれ、検知動作部材20がX2方向へ移動して検知
位置へ復帰する。このとき、検知動作部材20の検知動
作部21aが、第1のスイッチ30(検知素子(A))
のアクチュエータ31に当たるが、第2のスイッチ40
(検知素子(B))のアクチュエータ41は、前記検知
動作部21aから外れた位置にある。よって、この時点
では第1のスイッチ30がONで、第2のスイッチ40
がOFFとなる。
【0063】すなわち、図3の「排出中」の欄に示され
ているように、大径のディスクDが排出されていくとき
は、最初は第1のスイッチ30と第2のスイッチ40が
共にOFFであり、ディスクDの中心がピン22aの位
置を越えた直後に第1のスイッチ30のみがONにな
る。
【0064】さらに、ディスクDが排出方向へ移動する
と、ディスクDの外周縁がピン14から完全に離れ、切
替え部材10は反時計方向へ回動した状態で停止する。
そして、図5に示すように、検知位置に復帰している検
知動作部材20がさらに時計方向へ回動し、検知動作部
21aが第2のスイッチ40のアクチュエータ41を動
作させる位置に至り、第1のスイッチ30と第2のスイ
ッチ40が共にONになる。このとき、制御部では搬送
手段の動作を停止させる。この検知状態が図3の「排出
動作停止」である。図5の状態で搬送手段が停止させら
れると、大径のディスクDはその一部が筐体の挿入口か
ら突出した状態で停止する。
【0065】その後に、大径のディスクDが手で引き抜
かれると、検知動作部材20は図5の位置からさらに時
計方向へ回動して図4の位置へ移動し、第1のスイッチ
30がOFFで、第2のスイッチ40がONの初期状態
に戻る。この移行過程は図3において(iii)で示し
ている。
【0066】この実施の形態では、ディスクの導入に伴
って検知動作部材20を検知位置において動作させた後
に、切替え部材10によって、前記検知動作部材20を
検知位置から離し、さらに排出動作では、ディスクの排
出に伴って検知動作部材20を検知位置へ復帰させた後
に、検知動作部材20を動作させて検知素子(A)
(B)を切り替えるようにしている。
【0067】したがって、図3の切替え過程(ii)に
示すように、ディスクの「排出中」での検知素子(A)
(B)の切替え状態と、「排出動作停止」での検知素子
(A)(B)の切替え状態とを対比したときに、「排出
中」に「排出動作停止」と同じ切替え状態が存在してい
ない。
【0068】よって、例えば「排出中」で且つ「排出動
作停止」に至る前に、誤ってディスクが押し込まれたと
きに、制御部が誤って「排出動作停止」と判断すること
がない。前記のように「排出動作停止」の検知状態に至
る前に、ディスクが押し込まれたようなときは、「排出
動作停止」と同じ検知状態が現れるまで、前記搬送手段
が排出方向へ動作し続けるようになり、ディスクが確実
に「排出動作停止」の位置まで排出されるようになる。
【0069】また、ディスクの導入途中から排出途中ま
での過程においては、両方の検知素子(A)(B)がO
FF状態となり、「ディスクなし」の状態と「排出動作
停止」の状態では、両方の検知素子(A)(B)が共に
OFFとなることが存在しない。よって、両方の検知素
子(A)(B)が共にOFFのときは、必ずディスクが
装置内に存在していることになり、ディスクが装置内に
存在しているか否かの判断が容易である。例えば車両の
バッテリーからの電源供給が一時的に断たれたような場
合でも、電源供給の回復後に各検知素子(A)(B)の
状態が共にOFFであったなら、ディスクが装置内にあ
ることを認識できる。よって、その後に、誤って新たな
ディスクが挿入されて送り込まれるなどの不都合が生じ
ることがない。
【0070】なお、図3において過程(iv)で示され
ているように、一度「排出動作停止」状態が検知されて
搬送手段が停止した後に、「ディスクなし」の検知状態
に至ることなく、ディスクDが再度手で押されて装置内
に押し込まれ検知素子(A)(B)が共にOFFになっ
たときには、制御部では、ディスクの再挿入の要求があ
ったものと判断する。そして、搬送手段をディスクの導
入方向へ始動して、ディスクDが導入動作し、ディスク
を回転駆動部6に装填する動作に移行する。
【0071】あるいは、図3に示す「排出動作停止」状
態が検知された後に、一定の時間が経ても「ディスクな
し」の検知状態に移行しなかったとき、すなわち図5の
状態からディスクが一定時間引き抜かれなかったとき
に、再度搬送手段をディスクの導入方向へ始動し、ディ
スクDを回転駆動部6に装填してもよい。
【0072】次に、図9ないし図11を参照して、ディ
スク装置1に直径が8cmの小径のディスクDsが導入
され、また排出されるときの動作を説明する。
【0073】前記のように、小径のディスクDsが挿入
されていない状態のとき、図4に示すように、第1のス
イッチ30がOFF、第2のスイッチ40がONであ
る。
【0074】ディスクDsが挿入されると、図9に示す
ように、ディスクDsの外周縁によってピン22aが外
側方向(X1方向)へ押され、検知位置にある検知動作
部材20が反時計方向(W2方向)へ回動して、第1の
スイッチ30がONになり、大径ディスクDが挿入され
たときと同じに第1のスイッチ30と第2のスイッチ4
0が共にONになる。
【0075】このとき図3に示すように「ディスク挿入
検知」となり、搬送手段が始動して、ディスクDsが回
転駆動部6に向けて送り込まれる。
【0076】しかし、小径のディスクDsの場合には、
ディスクDsが導入されたときに、ピン22aが外側方
向(X1方向)へ大きく移動しないため、図6に示すよ
うに検知動作部21aが第2のスイッチ40のアクチュ
エータ41から外れるまで検知動作部材20が回動する
ことがない。すなわち図9から図10にかけて示すよう
に、検知動作部21aが第1のスイッチ30と第2のス
イッチ40の双方に対向している状態で、ディスクDs
の外周縁がピン14に当たり、ディスクDsの移動力に
よってピン14が導入方向(Y1方向)で且つ外側方向
(X1方向)へ押されて、切替え部材10が時計方向
(W1方向)へ回動させられる。そして案内長穴24の
外側案内部24aによって検知動作部材20が直ちに検
知位置から外れて外側方向へ移動させられ、検知動作部
21aが第1のスイッチ30と第2のスイッチ40の双
方から離れる。
【0077】よって、図3に示すように、小径のディス
クDsの場合は、「導入中」に、検知素子(A)(B)
が共にONの状態(図9の状態)から、直ちに両検知素
子(A)(B)がOFFの状態(図10の状態)に至
る。そして図11に示すように、ディスクDsの中心が
回転駆動部6に設置された「ローディング完了」およ
び、その後の「プレイ」のモードとなる。この間、前記
2つの検知素子(A)(B)はOFFのままである。ま
た、「プレイ」モードに移行する際に、前記検知素子
(C1)と同時に検知素子(C2)がディスクDsのク
ランプ動作と連動してONとなる。
【0078】次に、ディスクDsを排出させるときは、
搬送手段によりディスクDsがY2方向へ移送され、図
11の状態から図10の状態を経て図9の状態に至る。
ただし、ディスクDsが排出されていくときに、図10
および図9に示すように、検知動作部材20は反時計方
向へ大きく回動していない。
【0079】排出されるディスクDsの中心がピン22
aと並ぶ位置を越えた時点で、切替え部材10の反時計
方向への回動に伴って検知動作部材20がX2方向へ移
動させられて検知位置へ復帰させられるが、このとき検
知動作部21aが第1のスイッチ30のアクチュエータ
31と第2のスイッチ40のアクチュエータ41の双方
に同時に接触し、両スイッチ30,40の双方がONに
切り替えられる。このとき制御部では搬送手段が停止さ
せられ、ディスクDsが図9に示すように挿入口から少
し突出した状態で停止させられる。このときが「排出動
作停止」である。
【0080】図3に示すように、ディスクDsが排出さ
れるときは、「排出中」において第1のスイッチ30と
第2のスイッチ40が共にOFFとなる状態が継続し、
そして両スイッチ30,40が同時にONとなったとき
に「排出動作停止」となる。
【0081】この小径のディスクDsが排出されるとき
にも、「排出中」に検知素子(A)(B)が「排出動作
停止」と同じ切替え状態とならない。よって、「排出
中」で且つ「排出動作停止」に至る前の時点で、誤って
ディスクDsが押し込まれたときも制御部が「排出動作
停止」と認識することがなく、「排出動作停止」の検知
状態となるまで搬送手段が動作し続ける。よって、ディ
スクDsが確実に排出されるようになる。
【0082】そして、「排出動作停止」の状態からディ
スクDsが引き抜かれると、検知動作部材20がさらに
時計方向へ回動して図4の初期状態に戻り、第1のスイ
ッチ30がOFFで第2のスイッチ40がONとなっ
て、「ディスクなし」の検知状態に復帰する。
【0083】なお、小径のディスクDsの場合に「排出
動作停止」の検知状態から、ディスクが押し込まれて、
検知素子(A)(B)が共にOFFとなったときには、
ディスクの再装填の要求があったと判断し、搬送手段が
導入方向へ始動して、ディスクDsが再度引き込まれて
回転駆動部6に装填される。また「排出動作停止」が一
定時間継続した後に、搬送手段を導入方向へ始動してデ
ィスクDsが再装填されるようにしてもよい。
【0084】ここで、図3を参照すると、大径のディス
クDのときの「排出動作停止」と、小径のディスクDs
のときの「排出動作停止」のときとで、検知素子(A)
(B)の切替え状態は同じであり、共にOFFである。
よって、この「排出動作停止」の検知状態は、大径のデ
ィスクDの「排出中」と小径のディスクDsの「排出
中」の双方において存在しないことになる。よって大径
のディスクDを排出するときと、小径のディスクDsを
排出するときの双方の動作において、「排出動作停止」
以外の動作のときに「排出動作停止」と判断されること
がなくなる。
【0085】またディスクの導入動作に着目すると、大
径のディスクDの場合には「導入中」に、検知素子
(A)(B)が共にONの状態から、検知素子(A)が
ON、検知素子(B)がOFFの状態に切り替わる。一
方、小径のディスクDsの場合には、検知素子(A)
(B)が共にONの状態から、検知素子(A)(B)が
共にOFFの状態に切り替る。このような切り替りの組
み合わせを識別することによって、大径のディスクDが
挿入されたか、小径のディスクDsが挿入されたかの判
別が可能である。また、大径のディスクDの場合と小径
のディスクDsの場合双方で、導入途中から排出途中ま
での過程において検知素子(A)(B)が共にOFFの
状態を継続するので、装置内に大径ディスクDであろう
が小径ディスクDsであろうが、いずれかのディスクが
存在していることを認識しやすい。
【0086】また、ディスクが大径または小径の一方の
みが装填されるディスク装置の場合には、検知動作部材
20により動作させられるスイッチ(検知素子)が1個
だけであっても前記制御が可能である。例えば12cm
の大径のディスクのみが装填されるものでは、第1の検
知スイッチ30(検知素子(A))のみが設けられてい
ればよい。この場合、図3の最上欄に示すように、第1
のスイッチ30がOFFからONに切り替ったときに
「ディスク挿入検知」と判断できる。また排出時には第
1のスイッチ30がOFFからONに切り替ったときに
「排出動作停止」と判断でき、さらにディスクが引き抜
かれるとスイッチがOFFの初期状態に復帰する。この
ときも「排出中」と「排出動作停止」とでスイッチの状
態が相違するようにでき、「排出中」にディスクが押し
込まれたときに「排出動作停止」と誤検知されるのを防
止できる。
【0087】次に、図12は本発明の第2の実施の形態
のディスク装置100を示すものである。図12は、デ
ィスク装置100を上方から見た平面図、図13ないし
図15は、このディスク装置100に設けられた検知手
段Saの構造を動作別に示す部分拡大平面図である。
【0088】第2の実施の形態では、以下において説明
するもの以外の構造が、前記第1の実施の形態の各部分
の構造および動作と同じである。よって第2の実施の形
態において第1の実施の形態と同じ機能を発揮する部材
については、第1の実施の形態と同じ符号を付し、特に
説明を要しない部分については詳しい説明を省略する。
【0089】この第2の実施の形態のディスク装置10
0は、大径ディスクDと小径ディスクDsの双方が装填
されるものであり、しかも小径ディスクDsが、その中
心が前記基準中心線O−Oから大きく外れた状態で挿入
された場合であっても、この小径ディスクDsによって
切替え部材10を確実に動作させることを可能としたも
のである。
【0090】図12に示すように、このディスク装置1
00は、ディスクの導入・排出経路において、基準中心
線O−Oの左側に付勢アーム122が設けられて、この
付勢アーム122が、シャーシに固定された軸123を
支点として回動自在に支持されている。基準中心線O−
Oの右側には付勢アーム124が設けられて、この付勢
アーム124が、シャーシに固定された軸125を支点
として回動自在に支持されている。付勢アーム122の
Y2側の先部にはピン122a(摺動凸部)が設けら
れ、付勢アーム124のY2側の先部にはピン124a
(摺動凸部)が設けられている。
【0091】左側の前記付勢アーム122には、軸12
3よりもY2側に連結ピン127が設けられ、右側の付
勢アーム124には、軸125よりもY1側に連結ピン
128が設けられており、連結部材126の両端が、前
記連結ピン127および128に回動自在に連結されて
いる。
【0092】前記連結部材126で連結された付勢アー
ム122と付勢アーム124が互いに関連して動作し、
ピン122aが基準中心線O−Oに向かうように内側へ
移動するときに、ピン124aも内側に移動する。この
とき、基準中心線O−Oからピン122aまでの距離
と、基準中心線O−Oからピン124aまでの距離が常
に等しくなっている。また、付勢アーム122と付勢ア
ーム124の少なくとも一方にばねの付勢力が作用して
おり、ピン122aとピン124aとが互いに接近する
方向へ付勢されている。
【0093】ピン122aとピン124aとの間隔が、
図12の状態のときに、付勢アーム122はそれ以上は
反時計方向へ回動しないように図示しないストッパによ
り止められ、付勢アーム124はそれ以上は時計方向へ
回動しないように図示しないストッパにより止められて
いる。
【0094】図12の状態では、大径ディスクDの中心
が基準中心線O−Oに一致するようにY1方向へ向けて
挿入されると、大径ディスクDの外周縁がピン122a
とピン124aの双方に同時に当たる。また小径ディス
クDsの中心が基準中心線O−Oに一致するようにY1
方向へ向けて挿入されたときも、小径ディスクDsの外
周縁がピン122aとピン124aの双方に同時に当た
るようになっている。すなわち、待機状態におけるピン
122aとピン124aの間隔は、小径ディスクDsの
直径である8cm未満である。
【0095】検知手段Saは、右側の付勢アーム124
によって動作させられる。検知手段Saの構造と動作は
前記第1の実施の形態のディスク装置1に設けられた検
知手段Sと同じであり、検知動作部材20と、切替え部
材10、および検知素子(A)である第1のスイッチ3
0と、検知素子(B)である第2のスイッチ40を有し
ている。大径ディスクDが導入されるときと排出される
とき、および小径ディスクDsが導入されるときと排出
されるときでの、前記検知素子(A)と検知素子(B)
のスイッチの切換わり状態は、図3の表に示す通りであ
る。
【0096】図13に示すように、前記検知動作部材2
0の回動支点である中心軸23は、シャーシにおいてX
方向に向けて形成された長穴2c内に摺動自在に挿入さ
れている。前記検知動作部材20の先部には長穴22b
が形成されており、右側の付勢アーム124に設けられ
たピン124aまたはこのピン124aと同軸に位置す
るピンが前記長穴22b内に摺動自在に挿入されてい
る。
【0097】したがって、前記付勢アーム124が反時
計方向へ回動すると、これに伴って検知動作部材20が
反時計方向へ回動し、付勢アーム124が時計方向へ回
動すると、これに伴って検知動作部材20が時計方向へ
回動する。
【0098】前記検知動作部材20にはほぼ扇形状の検
知動作板21が設けられ、その縁部が検知動作部21a
となっている。前記第1の実施の形態の検知手段と同様
に、シャーシには、前記検知動作部21aによって動作
させられる前記第1のスイッチ30と第2のスイッチ4
0とが設けられている。
【0099】第2の実施の形態では、前記検知動作部材
20の前記検知動作部21aが、中心軸23の中心から
の半径がR1の第1の検知動作部21a1と、これより
も時計回り側に位置し、前記中心軸23の中心からの半
径R2が前記半径R1よりも少し大きい第2の検知動作
部21a2を有している。次に、図13に示すように、
この検知動作部材20では、検知動作板21の時計回り
方向の端部において、下向きに一体に突出する当接部2
5が設けられている。
【0100】切替え部材10は、シャーシに固定された
支持軸13に回動自在に支持されている。切替え部材1
0には、切替え板11と回動アーム12とが一体に形成
されており、この回動アーム12の先部にピン14が設
けられている。前記切替え板11には、案内長穴24が
形成されており、この案内長穴24は、外側案内部24
aと内側案内部24bを有している。前記検知動作部材
20の中心軸23は、前記案内長穴24内に挿入されて
いる。
【0101】この実施の形態では、図12に示す右側の
付勢アーム124が、ばねによって時計方向へ付勢され
ているため、これに連結されている検知動作部材20も
時計方向へ付勢されていることになる。また、切替え部
材10には特に付勢力を与える必要がないが、この切替
え部材10がばねにより反時計方向へ付勢されていても
よい。
【0102】第2の実施の形態の特有な構造として、図
13以下に示すように、シャーシには湾曲形状に延びる
切欠き部2eが設けられており、この切欠き部2eの外
周側の縁部に前記中心軸23に向けて突出するストッパ
2fが突出形成されている。図13に示すように、中心
軸23が案内長穴24の内側案内部24aに案内されて
長穴2c内をX2へ移動している状態で、動作検知部材
20が反時計方向へ回動すると、前記当接部25が前記
ストッパ2fに当たるようになっている。
【0103】次に、第2の実施の形態のディスク装置1
00の動作を説明する。まず、直径が8cmの小径ディ
スクDsが挿入される場合の検知動作は、前記第1の実
施の形態と同様であり、図13に示すように第1のスイ
ッチ30がOFFで、第2のスイッチ40がONの待機
状態から、小径ディスクDsの外周縁によってピン12
4aがX1方向へ押され、検知動作部材20が反時計方
向へ回動すると、第1のスイッチ30と第2のスイッチ
40が共にONとなって「ディスク挿入検知」となる。
【0104】その後に、小径ディスクDsの外周縁によ
ってピン14がY1方向へ押されて、切替え部材10が
時計方向へ回動し、案内長穴24により、検知動作部材
20がX1方向へ移動させられて検知動作部21aが両
アクチュエータ31,41から離れ、第1のスイッチ3
0と第2のスイッチ40が共にOFFとなる。これは図
3の表に示す切替え状態と同じである。
【0105】ここで、図12に示す付勢アーム122と
付勢アーム124の回動範囲は、大径ディスクDが通過
できるように、ピン122aとピン124aとの間隔が
少なくとも12cmまで広がる範囲である。一方、大径
ディスクDの直径は8cmである。そのため、小径ディ
スクDsの中心が基準中心線O−Oよりも大きく左側
(X2方向)へ偏った位置から挿入されて、左側の付勢
アーム122が時計方向へ大きく回動し、そのまま小径
ディスクDsがY1方向へ搬送されていくと、小径ディ
スクDsの外周縁が、X1側に位置する切替え部材10
のピン14に当たらないことが有り得る。このような現
象が発生すると、小径ディスクDsが挿入されたときに
検知手段Saが正常な検知動作を行えなくなる。
【0106】そこで、第2の実施の形態では、小径ディ
スクDsの中心が基準中心線O−OからX2側に大きく
外れた状態でY1方向へ挿入されたときに、ピン122
aとピン124aとの間隔が12cmまで広がることが
なく、小径ディスクDsの外周縁によってピン14が必
ず押されるように、前記ピン122aとピン124aと
の間隔の広がりが規制されるようになっている。
【0107】すなわち、中心が基準中心線O−Oよりも
X2側に大きく偏った状態で小径ディスクDsがY1方
向へ移動すると、ピン122aがX2方向へ押されて付
勢アーム122が時計方向へ回動させられ、この回動動
作が連結部材126を介して付勢アーム124に伝達さ
れて、付勢アーム124も反時計方向へ回動しようとす
る。このとき、図13に示すように、中心軸23が長穴
2c内でX2側に位置している状態で、付勢アーム12
4と共に検知動作部材20が反時計方向へ回動するた
め、図14に示すように、検知動作部材20の当接部2
5がストッパ2fに当たり、検知動作部材20がそれ以
上反時計方向へ回動できなくなる。
【0108】したがって、右側の付勢アーム124もそ
れ以上は反時計方向へ回動できなくなり、左側の付勢ア
ーム122もそれ以上は時計方向へ回動できなくなっ
て、ピン122aとピン124aとの間隔が、12cm
まで広がらなくなる。よって搬送手段で搬送されていく
小径ディスクDsは、左側のピン122aに当たって反
時計回りに自転しながらY1方向へ搬送されていき、こ
のとき小径ディスクDsの外周縁がピン14に必ず当た
るように、前記ピン122aとピン124aとの間隔が
規制される。
【0109】したがって、小径ディスクDsの外周縁に
よってピン14が必ず押されるようになり、切替え部材
10が時計方向へ回動し、図15に示すように、案内長
穴24によって、検知動作部材20がX1方向へ大きく
移動させられる。そして、検知動作部21aが第1のス
イッチ30と第2のスイッチ40の双方から離れて、両
スイッチの双方がONの状態から双方がOFFの状態に
切替えられる。
【0110】さらに、小径ディスクDsが回転駆動部6
へ導入されていくにしたがって、切換え部材10が時計
方向へ回動していき、また小径ディスクDsの中心がピ
ン22aよりもY1側へ移動すると、検知動作部材20
が時計方向へ復帰していく。このようにして、図3に示
す表と同じ導入時の検知動作が行える。
【0111】次に、小径ディスクDsが排出されるとき
には、図15の状態を経てから図14の状態に移行し、
当接部25がストッパ2fよりもY1側に位置している
状態で切替え部材10が反時計方向へ回動する。よっ
て、当接部25がストッパ2fに当たることがなく、図
13に示す待機状態に復帰できる。よって、排出動作時
においても図3に示す検知状態を実現できる。
【0112】次に、直径12cmの大径ディスクDが挿
入されると、大径ディスクDのY1方向に向く外周縁
が、ピン122aとピン124aの双方に当たる。大径
ディスクDが手で挿入されると、ピン124aがX1方
向へピン122aがX2方向へ移動する。ピン122a
とピン124aにより大径ディスクDがセンタリングさ
れて、大径ディスクDの中心は、基準中心線O−Oに沿
ってY1方向へ移動する。
【0113】ここで、図13の待機状態では、第1のス
イッチ30のアクチュエータ31が第1の検知動作部2
1a1から外れており、第2のスイッチ40のアクチュ
エータ41が第1の検知動作部21a1に押されてON
の状態である。この状態から大径ディスクDの外周縁で
ピン124aがX1方向へ押されて、右側の付勢アーム
124が反時計方向へ回動し始めると、これに伴って検
知動作部材20が反時計方向へ回動して第1のスイッチ
30もONになる。このとき第1のスイッチ30と第2
のスイッチ40が共にONで「ディスク挿入検知」とな
る。
【0114】さらに導入されるディスクDの外周縁がピ
ン14に当たって切替え部材10が時計方向へ回動させ
られる。
【0115】ただし、図13の待機状態においては、中
心軸23が長穴2cのX2側の端部位置にあるため、そ
のまま検知動作部材20が反時計方向へ回動していく
と、検知動作部材20に設けられた当接部25がシャー
シに設けられたストッパ2fに当たってしまう。しか
し、大径ディスクDが導入されるときは、大径ディスク
Dの外周縁によって検知動作部材20が反時計方向へ回
動させられ始めた直後に、前記外周縁がピン14に当た
って切替え部材10が時計方向へ回動させられる。その
ため、案内長穴24の案内動作によって、中心軸23が
長穴2c内をX1方向へ移動していき、検知動作部材2
0は、X1方向へ移動しながら反時計方向へ回動するよ
うに動作する。
【0116】そのため、検知動作部材20が回動して、
当接部25がストッパ2fの位置に至るときには、当接
部25がストッパ2fに当たることなく、当接部25が
ストッパ2fの先方をわずかな隙間を介してすり抜けて
いく。このとき、検知動作部21aのうちの前記半径R
2の大きい第2の検知動作部21a2が、第1のスイッ
チ30のアクチュエータ31と第2のスイッチ40のア
クチュエータ41を摺動するため、第1のスイッチ30
と第2のスイッチ40が共にONの状態を維持できる。
さらにその直後に、第2のスイッチ40のアクチュエー
タ41のみが第2の検知動作部21a2から外れ、第1
のスイッチ30のアクチュエータ31が第2の検知動作
部21a2によって押されている状態を形成できる。こ
のとき第1のスイッチ30はON、第2のスイッチ40
はOFFである。
【0117】その後の切替え部材10の時計方向への回
動により、検知動作部材20がX1方向へ大きく移動
し、第2の検知動作部21a2が、第1のスイッチ30
のアクチュエータ31から離れて、両スイッチ30と4
0が共にOFFとなる状態を形成できる。
【0118】このように、大径ディスクDがY1方向へ
導入されるときの第1のスイッチ30と第2のスイッチ
40の検知動作の組み合わせは図3に示す通りであり、
また搬送手段の始動タイミングなども第1の実施の形態
と同じである。
【0119】また、大径ディスクDが排出されるときの
検知手段Saの動作は、前記導入時の動作と逆の順序で
あり、このときの第1のスイッチ30と第2のスイッチ
40の検知状態の組み合わせも、図3に示す通りであ
る。
【0120】
【発明の効果】以上説明した本発明では、ディスクが排
出されるときに、検知素子の出力の切り替りによって排
出動作停止の判断を行うディスク装置において、排出動
作の途中でディスクが押し込まれたようなときに誤って
排出動作停止と判断されるような検知状態が発生するの
を防止できる。よって、ディスクは常に確実に排出され
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のディスク装置の内
部構造を示す斜視図、
【図2】図1のディスク装置を裏側から見た底面図、
【図3】検出手段でのスイッチ状態の変化を示す遷移
図、
【図4】ディスクが挿入されていない初期状態を示す平
面図、
【図5】大径のディスクの挿入が検知された状態を示す
平面図、
【図6】大径のディスクが導入されて検知動作部材が検
知位置から離れた状態を示す平面図、
【図7】大径のディスクの中心がピンの位置を通過して
いる状態を示す平面図、
【図8】大径のディスクが回転駆動部に装填された状態
を示す平面図、
【図9】小径のディスクの挿入が検知された状態を示す
平面図、
【図10】小径ディスクの中心がピンの位置を通過して
いる状態を示す平面図、
【図11】小径のディスクが回転駆動部に装填された状
態を示す平面図、
【図12】本発明の第2の実施の形態のディスク装置を
示す平面図、
【図13】第2の実施の形態の検知手段の部分拡大平面
図であり、待機状態を示す。
【図14】第2の実施の形態の検知手段の部分拡大平面
図であり、小径ディスクが左側に偏って導入されたとき
の検知動作を示す。
【図15】第2の実施の形態の検知手段の部分拡大平面
図であり、小径ディスクが左側に偏って導入されたとき
の検知動作を示す。
【符号の説明】 1,100 ディスク装置 2 シャーシ 2a 切欠き 2b 切欠き 2c 長穴 2f ストッパ 4 光ヘッド 6 回転駆動部 8 ターンテーブル 10 切替え部材 11 切替え板 12 回動アーム 13 支持軸 14 ピン 20 検知動作部材 21 検知動作板 22 検知アーム 23 中心軸 24 案内長穴 24a 外側案内部 24b 内側案内部 25 当接部 30 第1のスイッチ(検知素子(A)) 40 第2のスイッチ(検知素子(B)) 122,124 付勢アーム 126 連結部材

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを回転させる回転駆動部と、前
    記回転駆動部へ向かう導入方向と前記回転駆動部から離
    れる排出方向へディスクを搬送する搬送手段と、前記搬
    送手段で搬送されるディスクの外周縁からの力を受けて
    動作させられる検知手段とが設けられたディスク装置に
    おいて、 前記検知手段には、前記搬送手段で搬送されるディスク
    の外周縁に押されて外側方向へ移動させられる検知動作
    部材と、前記検知動作部材が外側方向へ移動するときに
    出力が切り替えられる検知素子と、前記検知動作部材よ
    りも導入方向の先方に設けられて前記搬送手段で移送さ
    れるディスクの外周縁に押されて移動させられる切替え
    部材とが設けられ、 前記切替え部材には、前記ディスクで押されて移動する
    ときに、前記検知動作部材を、前記検知素子を動作させ
    ることが可能な検知位置から離す案内手段が設けられて
    おり、 ディスクが導入方向へ移動するときには、検知位置にあ
    る前記検知動作部材がディスクの外周縁に押されて外側
    方向へ移動し前記検知素子が切り替えられた後に、前記
    切替え部材の移動力によって前記検知動作部材が前記検
    知位置から離され、 ディスクが排出方向へ移動するときには、前記切替え部
    材の内側方向への復帰力により前記検知動作部材が前記
    検知位置へ復帰させられた後に、ディスクのさらなる排
    出方向への移動に伴って前記検知動作部材が内側へ移動
    し前記検知素子が切り替えられることを特徴とするディ
    スク装置。
  2. 【請求項2】 前記検知動作部材は、前記ディスクの外
    周縁に押されて回動するものであり、前記切替え部材
    は、前記ディスクの外周縁に押されて前記検知動作部材
    と逆向きに回動するものである請求項1記載のディスク
    装置。
  3. 【請求項3】 ディスクの外周縁で押される一対の摺動
    凸部と、前記摺動凸部が内側方向および外側方向へ向け
    て一緒に移動するように両摺動凸部を連結する連結手段
    とが設けられており、前記検知動作部材が一方の摺動凸
    部とともに移動させられる請求項1または2記載のディ
    スク装置。
  4. 【請求項4】 大径ディスクと小径ディスクの双方が挿
    入可能で、前記一対の摺動凸部は、その間隔が前記大径
    ディスクの挿入を許容する範囲で拡大可能であり、前記
    小径ディスクが前記検知手段から離れる側に偏って挿入
    されたときに、前記小径ディスクで前記切替え部材を押
    すことができるように摺動凸部の広がりを規制するスト
    ッパ手段が設けられている請求項3記載のディスク装
    置。
  5. 【請求項5】 ディスクにより前記切替え部材が押され
    たときに前記ストッパ手段による規制が解除される請求
    項4記載のディスク装置。
  6. 【請求項6】 ディスクが挿入され前記検知動作部材が
    外側方向へ移動させられて、前記検知素子が切り替えら
    れたときに、前記搬送手段がディスクを導入する方向へ
    始動させられる請求項1ないし5のいずれかに記載のデ
    ィスク装置。
  7. 【請求項7】 ディスクが排出されるときに、前記検知
    動作部材が前記検知位置へ復帰して前記検知素子が切り
    替えられたときに、前記搬送手段の排出方向の動作が停
    止させられる請求項1ないし6のいずれかに記載のディ
    スク装置。
  8. 【請求項8】 前記検知動作部材によって切り替えられ
    る検知素子が少なくとも(A)(B)の2つ設けられて
    おり、ディスクが挿入されて前記検知動作部材が外側方
    向へ移動させられるときに、検知素子(A)のみが切り
    替えられた時点で、前記搬送手段がディスクの導入方向
    へ始動させられる請求項1ないし5のいずれかに記載の
    ディスク装置。
  9. 【請求項9】 ディスクが排出され、前記検知動作部材
    が前記検知位置へ復帰したときに前記検知素子(A)の
    みが切り替えられ、さらなるディスクの排出方向への移
    動に伴って前記検知動作部材が内側方向へ移動し前記検
    知素子(B)が切り替えられたときに、前記搬送手段の
    排出方向の動作が停止させられる請求項8記載のディス
    ク装置。
  10. 【請求項10】 ディスクが排出され、前記検知動作部
    材が前記検知位置へ復帰して前記2つの検知素子(A)
    (B)が同時に切り替えられたときに、前記搬送手段の
    排出方向の動作が停止させられる請求項8記載のディス
    ク装置。
  11. 【請求項11】 大径のディスクと小径のディスクの双
    方が装填可能であり、大径のディスクが排出されるとき
    には、前記検知動作部材が前記検知位置へ復帰したとき
    に前記検知素子(A)のみが切り替えられ、さらなるデ
    ィスクの排出方向への移動に伴って前記検知動作部材が
    内側方向へ移動し前記検知素子(B)が切り替えられた
    ときに、前記搬送手段の排出方向の動作が停止させら
    れ、 小径のディスクが排出されるときには、前記検知動作部
    材が前記検知位置へ復帰して前記2つの検知素子(A)
    (B)が同時に切り替えられたときに、前記搬送手段の
    排出方向の動作が停止させられる請求項8記載のディス
    ク装置。
  12. 【請求項12】 ディスクが完全に引き抜かれたとき
    に、前記検知素子(A)のみがさらに切り替えられ、検
    知素子(A)と検知素子(B)が逆の出力となる請求項
    9ないし11のいずれかに記載のディスク装置。
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