JP2005327419A - 光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 情報が記録された光ディスク12の収納を開始すると、一対のローラ14、14が回転して、光ディスク装置10の本体13の挿脱口11に挿入された光ディスク12を挟持して本体13内部に搬入する。このとき、本体13の内部に設けられている周縁検知手段20が挿入された光ディスク12の周縁12aを連続的に検知することにより、挿入された光ディスク12の外径や形状や挿入状態を検知し、異常があると判断された場合には光ディスク12を排出する。
【選択図】 図2
Description
また、挿入された光ディスク102に接触し、動力を伝達することによって光ディスク102を搬送し、光ディスク102のローディングおよびイジェクトを行うために挿入された光ディスク102に対して下方向(矢印103b)に付勢されるローラ部材105が設けられている。さらに、ローラ部材105に設けられたギヤ105aと係合し、ローラ部材105を回転させる図示省略の動力源が設けられている(例えば特許文献1参照)。
また、複数の受光素子107a、107b、107c、107dや、レバー部材106に設けられた突起106bに接触することでレバー部材106の変位を検出するブッシュスイッチ108a、108bを備えている。
また、受光素子107a、107b、107c、107dに対向して検出光を発する図示省略の発光素子が各々設けられており、光ディスク102によって検出光が遮断されることにより通過する光ディスク102を検出するようになっている。
図1には、本発明の実施形態の光ディスク装置10を内蔵するカーオーディオ装置1の全体斜視図が示されている。このカーオーディオ装置1では、光ディスク装置10のほかにラジオ2、カセットテープ再生装置3等を内蔵しており、前面パネル4には、全機能に共用される表示部4aや電源/ボリュームつまみ4bに加えて、光ディスク装置10における光ディスク挿脱口11、ラジオ用のチューニングつまみ2a、カセットテープ挿入口3a等が設けられている。また、内部には、ラジオ2、カセットテープ再生装置3、光ディスク装置10等を制御する制御部5が設けられている。
図2に示すように、光ディスク装置10は、情報が記録された光ディスク12を内部に収納可能な本体13と、この本体13の内部に対して光ディスク12を挿脱可能な挿脱口11と、本体13の内部に設けられて光ディスク12を挟持した状態で回転することにより搬送可能な一対のローラである挿脱ローラ14、14とを備えている。また、本体13の内部に光ディスク12の周縁12aを検知する周縁検知手段20を備えている。
なお、この場合には、前面パネル4(図1参照)に設けられている収納開始操作手段であるボタン6を押して、順次光ディスク12を挿入する。
また、一対の挿脱ローラ14、14は、制御部5の制御によって作動する図示省略の駆動手段により正逆に回転駆動されるシャフト15に所定間隔で固定されている。なお、一対の挿脱ローラ14、14の下方(図2において紙面直交方向裏側)には、光ディスク12を挿脱ローラ14に押圧して挟持するために図示省略のフリーローラが、挿脱ローラ14との間に光ディスク12の厚さよりもせまい間隔を保持して回転自在に設けられている。
従って、駆動手段によりシャフト15を回転駆動し、一対の挿脱ローラ14、14とフリーローラとの協働により、光ディスク12の挿脱を行う。
すなわち、図2に示すように、一対の挿脱ローラ14、14の本体13内部側において、光ディスク挿脱方向(図2中矢印で表示)の左右両側に周縁検知器21L、21Rが設けられており、両周縁検知器21L、21Rが光ディスク12の周縁12aを検知する。
従って、光ディスク12の挿脱により検出ローラ24が光ディスク12の周縁12aに接触し、アーム23L、23Rを回動軸22aを中心として回動させる。回動式位置検出器22L、22Rは、アーム23L、23Rの初期位置からの回動角度θL、θRを、アーム23L、23Rの回動に伴う抵抗値の変化あるいは電流や電圧の変化として制御部に出力する。
第1のアーム23aおよび第2のアーム23cの下方には、ガイドプレート25が光ディスク面12bと平行に設けられており、このガイドプレート25にはガイド溝25aが設けられている。
なお、検出ローラ24がガイド溝25aの図2中右端に位置する状態が初期位置であり、検出ローラ24は常時この初期位置に戻るように付勢されている。
同様に、左の周縁検知器21Lにおいては、図2で示される位置が初期位置であり、検出ローラ24およびアーム23Lは、常時この位置に戻るように付勢されている。
図2には、光ディスク12が再生位置に挿入される前の光ディスク挿入待ち状態が示されている。この状態では、挿脱口11から挿入され、挿脱ローラ14によって本体13内部に挿入され始めた光ディスク12は、例えば右の周縁検知器21Rの検出ローラ24にのみ接触して、右のアーム23Rを回動させている状態(検知角度=θR)にある。なお、図2中2点鎖線で示す検出ローラ24およびアーム23Rの位置は、初期位置を示している。左の周縁検知器21Lの検出ローラ24にはまだ接触しておらず、アーム23Lはまだ初期位置にあって回動していない。すなわち、検知角度θLはゼロである。
なお、この状態は、本体13内部から光ディスク12を取り出す際の途中の状態についても同様である。
ここで、12cm相当としたのは、検出される光ディスク12の外径が正確に12cmであるか否かは問題ではなく、挿入された光ディスク12が12cm光ディスクであることがわかればよいからである。
この状態では、挿脱ローラ14の回転は停止され、光ディスク12の再生や、収納が行われる。
そして、検知角度θL、θRから、光ディスクの最大径が8cm相当であることが検知される。この場合には、制御部5は、挿入されている光ディスクが適正な光ディスクでないと判断して、挿脱ローラ14を逆転させて光ディスク16を排出する。
この場合には、制御部5は、挿入されている光ディスクが適正な光ディスクでないとして、挿脱ローラ14を逆転させて光ディスク17を排出する。なお、例えばハート型等の異形の光ディスクの場合も同様にして検知され、排出されることになる。
図7においては、光ディスク17に右側にある欠如部17aを右側の周縁検知器21Rによって検知した場合について説明したが、光ディスク17の左側に欠如部17aがある場合には、左側の周縁検知器21Lで検知される検知角度θLが増減することから検知されることは言うまでもない。
このため、周縁検知器21L、21Rの少なくとも一方で検知角度が生じることになる。この場合でも、制御部5は、異常が発生しているとして、挿脱ローラ14を逆転させて2枚の光ディスク12、12を排出する。
これにより、光ディスク12が光ディスク装置10の内部に引き込まれて、左右の周縁検知器21L、21Rのアーム23L、23Rの検出ローラ24に当接し、両アーム23L、23Rを回転させる(ステップS3)。
両アーム23L、23Rの回転量に応じて生じる回動式位置検出器22L、22Rの検知角度θL、θRは、制御部5に伝達される。制御部5では、両アーム23L、23Rからの検知角度θL、θRの和がピークを超えて減少し始めたか否かを判断する(ステップS4)。
そして、ステップS4において、検知角度θL、θRの和がピークを超えて減少を開始したと判断された場合には、両回動式位置検出器22L、22Rからの検知角度θL、θRの和のピークが12cmに相当するか否かを判断する(ステップS6)。
なお、ここでは、前述したように正確に12cmであるか否かを検知するものではなく、12cm光ディスク12とみなせるか否かを問題としているため、12cm相当であるか否かを判断している。
そして、12cmに相当しない場合には、12cm光ディスクではなく、例えば8cm光ディスク(図5参照)であると判断して、挿脱ローラ14を排出方向に逆転させ(ステップS7)、光ディスク12を排出して(ステップS8)、終了する(ステップSE)。
その結果から、外径12cmの円形であるか否かを判断し(ステップS10)、12cmの円形ではないと判断された場合には、例えば欠けた光ディスク(図7参照)や異形の光ディスク等と判断して、制御部5が挿脱ローラ14を排出方向に回転させ(ステップS7)、光ディスク12を排出して(ステップS8)、終了する(ステップSE)。
所定時間を経過している(タイムアウト)場合には、例えば不完全引き込み(図6参照)と判断して、ステップS7に移って挿脱ローラ14を排出方向に回転させ、光ディスク12を排出して(ステップS8)、終了する(ステップSE)。
所定時間を経過していない場合には、ステップS11に戻って、引き続き挿脱ローラ14を引き込み方向に回転させて光ディスク12が引込完了位置に到達したか否かを監視する。
一方、アーム23L、23Rが初期位置に戻っていない場合には、例えば図8において説明したように、2枚挿入のような異常が生じているとして、ステップS7に移って挿脱ローラ14を排出方向に回転させ、光ディスク12を排出して(ステップS8)、終了する(ステップSE)。
この直線式位置検出器26L、26Rでは、光ディスク12の周縁に当接することにより直線的に摺動可能なアーム27L、27Rを検出子として備えた摺動抵抗28L、28Rを有しており、アーム27L、27Rはおのおのスプリング29により中央側の原点位置に向けて付勢されている。
従って、光ディスク12を挿入すると、中央部にあったアーム27L、27Rは左右に押し広げられて、図11に示すように、光ディスク12の最大幅である外径(ここでは12cm)を検出することができる。同様にして、図12に示すように、両アーム27L、27Rの最大間隔が8cmであると、8cmの光ディスク16であることが検出される。
11 挿脱口
12 光ディスク
12a 周縁
12b 光ディスク面
13 本体
14 挿脱ローラ(ローラ)
20 周縁検知手段
22a 回動軸
22L、22R 回動式位置検出器(機械式センサ)
23b ヒンジ(折曲部)
23L、23R アーム
26L、26R 直線式位置検出器(機械式センサ)
27L、27R アーム
Claims (7)
- 光ディスクを内部に収納可能な本体と、前記本体の内部に対して前記光ディスクを挿脱可能な挿脱口と、前記本体の内部に設けられて前記光ディスクを挟持した状態で回転することにより前記光ディスクを前記本体内部へ搬送可能なローラとを備える光ディスク装置であって、
前記本体の内部に前記光ディスクの周縁を検知する周縁検知手段が設けられている光ディスク装置。 - 前記周縁検知手段が、前記本体の内部における前記光ディスクを収納する収納位置の中心と、前記挿脱口との間に配置されている請求項1記載の光ディスク装置。
- 前記周縁検知手段が、前記光ディスクの周縁に接触可能な機械式センサである請求項1記載の光ディスク装置。
- 前記周縁検知手段が、前記光ディスクの挿脱方向に対して交差する方向に沿って一対設けられている請求項3記載の光ディスク装置。
- 前記周縁検知手段が、収納される前記光ディスクのディスク面に略直交する方向に回動軸が配置された回動式位置検出器と、前記回動式位置検出器に設けられて前記光ディスクの周縁に接触可能なアームとを有した請求項3または請求項4記載の光ディスク装置。
- 前記周縁検知手段が、前記光ディスクの周縁に接触する前記アームに設けられた折曲部を折り曲げながら前記回動軸を回動させる請求項5記載の光ディスク装置。
- 前記周縁検知手段が、挿脱される前記光ディスクの挿脱方向と略直交する方向に摺動可能な直線式位置検出器と、前記直線式位置検出器に設けられて前記光ディスクの周縁に接触可能なアームとを有した請求項3または請求項4記載の光ディスク装置。
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