JP2003171739A - 酸洗性に優れた鋼材及びその製造方法 - Google Patents
酸洗性に優れた鋼材及びその製造方法Info
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Abstract
低合金鋼等の鋼材を熱間圧延して製造された条鋼材、鋼
板などの鋼材を対象として、その後に行われる酸洗の際
の酸洗性を向上させた鋼材を提供する。 【解決手段】 Crを0.1〜2質量%含有する鋼材を
熱間圧延して得られた鋼材であって、スケール層と地鉄
の界面に粒径0.1〜5μmのFeO・Cr2O3なる組
成のスピネル型酸化物が5×106個/cm2以下有す
る。
Description
材及びその製造方法に関し、詳細にはCrを0.1〜2
質量%含有する鋼材を熱間圧延して製造された条鋼材、
鋼板などの鋼材を対象として、その後に行われる酸洗の
際の酸洗性を向上させた鋼材及びその鋼材の製造技術に
関するものである。
熱間圧延時に鉄酸化物を主成分とする酸化スケールが生
成する。熱間圧延後の鋼材は、酸洗処理または機械的に
デスケーリングし、必要に応じて焼鈍処理を施してから
伸線加工し、最終的な線材などの製品に加工される。前
記酸洗処理においては、塩酸、硫酸などによってスケー
ルを溶解除去するが、スケールの組成、構造、厚みによ
っては、酸洗によってもスケールは容易に除去されず、
酸洗に要する時間が長くなる、また酸の寿命が短いとい
った問題を抱えており、生産性が著しく損なわれてい
た。
にスケール厚みを薄くすれば良いとされており、またス
ケールの組成によっても酸洗性は著しく変化する。スケ
ール組成のうちで酸洗性が良いとされるのはFeO(ウ
スタイト)であり、Fe2O3、Fe3O4は酸に対し難溶
性であるため、FeOの比率の高いスケール組成とする
ための技術が従来提案されている。例えば、特開平8−
1229号公報には巻取り後の冷却を調整して、酸洗性
の良いFeOから成るスケールを得る方法が提案されて
いる。
浸透性が高まり酸洗性が向上することから、特開平4−
59116号公報には機械的外力によりFeO層内に亀
裂を生じさせて酸溶液の浸透性を向上させる方法、特開
平11−319931号公報には熱間圧延条件及びその
後の冷却と巻取条件を調整して亀裂導入するといった方
法がそれぞれ提案されている。
が対象とするような0.1〜2質量%のCrを含有する
軸受鋼、低合金鋼等の鋼材の場合には、加熱や熱間圧延
後にスケールと地鉄の界面にスピネル型酸化物(FeO
・Cr2O3)が生成する。このスピネル型酸化物は極め
て酸に対する溶解性が悪く、特開平8−1229号公報
に提案のような巻取り後に水冷して冷却するのではFe
Oの比率の増大は望めるものの、急速に鋼材表面が冷却
されるため、後述する、水蒸気雰囲気を用いた場合のよ
うなスケール表面でのH2O解離が十分でなく、解離水
素のスケール層内拡散並びに解離水素によるスケール還
元で生成する極めて酸化性の高いガス状H2Oの生成が
望めず、スピネル型酸化物を減少させる効果が十分に期
待できない。また亀裂導入を目的とした上述した従来技
術による方法でも十分に対応することができない。
O3)の生成を抑制するため、熱間圧延後の冷却速度を
高めるといった防止策も報告されている[鉄と鋼:Vo
l.71,No.5,1985−S717(低合金鋼線
材のスケール酸洗性に関する検討)参照]。しかし、ス
ピネル型酸化物は、鋼材を高温に加熱したり高温からの
徐冷などで生成するため、通常圧延前の加熱時はもとよ
り圧延中の高温時に既にスケールと地鉄の界面に生成し
ており、しかもデスケーリングや圧延中に容易に除去で
きないため、圧延終了後の冷却速度のみをコントロール
してもスケールと地鉄界面のスピネル型酸化物の完全抑
制には至らず、酸洗性向上の効果もさほど期待できな
い。
あって、その目的は、0.1〜2質量%のCrを含有す
る軸受鋼、低合金鋼等の鋼材を熱間圧延して製造された
条鋼材、鋼板などの鋼材を対象として、その後に行われ
る酸洗の際の酸洗性を向上させた鋼材及びその鋼材の製
造方法を提供するものである。
めに、本発明(請求項1)に係る酸洗性に優れた鋼材
は、Crを0.1〜2質量%含有する鋼材を熱間圧延し
て得られた鋼材であって、スケール層と地鉄の界面に粒
径0.1〜5μmのFeO・Cr2O3なる組成のスピネ
ル型酸化物が5×106個/cm2以下有するものであ
る。またこの場合において更に、スケール層が体積率で
80%以上のFeO相を有し、かつスケール層の平均厚
みが8μm以下とされてあってもよい(請求項2)。
優れた鋼材の製造方法は、上記請求項1又は2に記載の
酸洗性に優れた鋼材の製造方法であって、Crを0.1
〜2質量%含有する鋼材を熱間圧延すると共に800〜
900℃で熱間圧延を終了した後、引き続いて水蒸気濃
度が1〜30%の雰囲気中で570℃以下まで冷却する
ものである。
造条件などについて、限定した理由は以下の通りであ
る。
粒状のスピネル型酸化物(FeO・Cr2O3)について Crを0.1〜2質量%含有する鋼材の場合、加熱時及
び圧延中の高温時にスケール層と地鉄の界面に粒状のス
ピネル型酸化物が生成する。このスピネル型酸化物は、
それ自体が酸に対し難溶性のため、著しく酸洗性を損な
う。また通常、スケール層に穴やクラックがある場合、
これらから侵入した酸が地鉄と反応し、発生水素ガスの
圧力によるスケールの剥離作用で酸洗性が向上するが、
スケール層と地鉄の界面に生成するスピネル型酸化物の
発生個数が多い場合には、地鉄への酸の侵入が阻害され
るため水素ガスによる剥離作用が有効に作用せず、一層
酸洗性が低下する。
酸化物の個数との関係を詳細に調査した結果、スケール
層と地鉄の界面に存在する粒径0.1〜5μmのスピネ
ル型酸化物の個数を5×106個/cm2以下とした場合
に酸洗性が改善されるという結果を見出し、本発明を完
成するに至ったものである。そして、特に後述するスケ
ール層中のFeOの比率が体積率で所定値以上、かつス
ケール層の平均厚みが所定値以下で存在する場合に、一
層顕著に発揮されることを見出した。
ネル型酸化物の面積あたりの個数測定方法は以下の通り
である。すなわち、スケールの付着した鋼材を、臭素・
メタノール溶解液により地鉄部を溶解し、スケールを採
取する。そのスケールの地鉄側表面をSEM(走査電子
顕微鏡)により1000〜2000倍程度で観察する
と、スケールと地鉄界面に生成する粒状のスピネル型酸
化物がはっきりと確認でき、測定できる。また、粒状酸
化物がCrを含有したスピネル型酸化物であるか否かに
ついては、EDX(エネルギー分散形X線分析装置)分
析によりCr、Fe、Oの検出で確認できるほか、スケ
ールの地鉄側表面をX線分析を行うことによりスピネル
型構造を有することを確認できる。
ール層の平均厚みについて 鋼材の表面に生成する鉄酸化物系のスケール層は、Fe
O(ウスタイト)、Fe3O4(マグネタイト)、Fe2
O3(ヘマタイト)から構成される。これら各相の内、
Fe3O4、Fe2O3の両相は酸に対し難溶性であり、酸
に溶解しやすいFeOの構成比率が多い場合に酸洗性が
向上する。このため、Fe3O4、Fe2O3の比率を極力
少なくし、FeO主体のスケール層とすることが必要で
ある。本発明者等がFeO比率と酸洗性の関係を調査し
た結果、スケール層中のFeO比率を体積率で80%以
上とすることにより、酸洗性が著しく改善されることを
見出した。また、スケール層中のFeO比率を体積率で
80%以上としても、スケール層の厚みが厚い場合には
良好な酸洗性が期待できなくなる。種々実験検討の結
果、スケール層の平均厚みが8μm以下であれば、前記
FeOの体積率と相俟って酸洗性向上の効果が期待でき
る。なお、スケール層中のFeO比率はX線回折による
各組成のスケールからの回折ピークの強度比より求める
ことができる。また、スケール層の厚みは顕微鏡などに
よって測定できる。
ためには、150mm角ビレットを加熱炉内で加熱後、
高圧水によるデスケーリングを行って通常の熱間圧延を
実施し、所定の温度で巻き取り後、水蒸気中で低温まで
冷却する。この製造過程において、圧延終了直後のスケ
ール層と地鉄の界面には、粒状のスピネル型酸化物が多
数存在しているが、巻取り後の高温時から低温まで水蒸
気中で冷却することにより、スケール層と地鉄の界面の
スピネル型酸化物が低減される。また更に、FeO比率
の高いスケール層を生成させることが可能となる。
わち、水蒸気によるスピネル型酸化物層の緻密度低下機
構についてはまだ十分には明かにされていないが、水蒸
気雰囲気中ではスケール層と地鉄の界面に生成したスピ
ネル型酸化物層に割れが発生しやすい上に割れが補修さ
れにくい。水蒸気からの解離水素によるスケール還元に
より生成した酸化性の高いガス状H2Oが、スピネル型
酸化物層の割れを介してスケール層と地鉄の界面部へ直
接侵入し、その結果界面の酸素圧が高まってFeも酸化
されるため、連続したスピネル型酸化物層が再生されに
くくなって緻密度が低下するものと考えられる。そして
更に、ガス状のH2Oが、緻密度が低下したスピネル型
酸化物層を通過して鋼表面を酸化し、スピネル型酸化物
層の下層にFeOを形成する。従って、スピネル型酸化
物層はスケールの内部に取り込まれた形態となり、スケ
ール層と地鉄の界面のスピネル型酸化物が減少して(通
常の場合と水蒸気噴射の場合のスケール構造:図1a、
b参照)、酸洗性が向上するものと考えられる。
いと、FeOがスケール層と地鉄の界面でFe3O4とF
eへの共析変態を起こしてFe3O4に変化し、酸洗性が
低下してしまう。共析変態を起こすのは570℃前後で
あるが、更に低温まで水蒸気中冷却を行った場合はFe
Oの分解によって析出したFe3O4はほとんど認められ
ず、冷却速度を高めずともFeO主体のスケールとな
る。水蒸気による冷却は、共析変態を起こす温度(57
0℃)以下の温度まで行うことが好ましい。300℃程
度まで水蒸気中冷却を行うと、より一層効果が現れる。
なお、水蒸気の効果は、より高温から冷却した場合に顕
著であり、800℃以上で巻き取った場合に本効果が顕
著に現れる。更に、スケール厚みが薄い場合に酸洗性が
良いとされており、巻き取り温度が900℃を超える
と、スケール層の平均厚みが8μmを超えて厚くなりす
ぎ、酸洗性向上の効果が期待できなくなる。
レットを加熱炉中で加熱し、通常の熱間圧延プロセスを
経た後、圧延終了直後の巻取り温度、及びその後の57
0℃以下までの冷却の際の雰囲気中の水蒸気濃度をそれ
ぞれ表2に示すように変化させて10〜12mm径の線
材をそれぞれ作製した。
の試料の地鉄を溶解して採取したスケールの地鉄側表面
のSEM観察より、粒径0.1〜5μmのスピネル型酸
化物の単位面積あたりの個数を測定した。更にX線回折
によりスケール層中のFeO比率を測定し、圧延方向に
平行な線材断面の光学顕微鏡写真よりスケール厚みを測
定した。更に実験室レベルにて、各試料の酸洗実験(1
5%塩酸、液温50℃)を行い、目視判定によってスケ
ールが完全に除去されるまでの時間(酸洗時間)を測定
した。これらの結果を表2に併せて示す。
1乃至4,12乃至15,23乃至26は本発明例(実
施例)であって、鋼No.A,B,Cともに巻取り温度
800〜900℃で巻取り、その後の冷却の際の雰囲気
中の水蒸気濃度を1〜30%で処理したもので、いずれ
もスケール層と地鉄界面のスピネル型酸化物の個数が5
×106個/cm2以下、スケール層の平均厚みが8μm
以下、FeO比率が80%以上となり、スケールを取除
くための酸洗時間が大幅に短縮され、酸洗性が向上して
いる。
て、巻取り温度800〜900℃で巻取り、その後の冷
却を水蒸気を添加せず大気中放冷で処理したもので、い
ずれも大気中放冷ではスピネル型酸化物の個数の低減が
計れなかった上に、スケール層が厚くかつFeO比率も
80%未満と少ない。このため、酸洗でスピネル型酸化
物を除去するのに酸洗時間が長くかかり、酸洗性が劣っ
ている。
て、巻取り温度800〜900℃で巻取り、その後の冷
却を水蒸気濃度が30%を超える雰囲気中で処理したも
ので、いずれも水蒸気濃度が本発明条件より高い場合
で、スケール表面での水蒸気の解離効果並びにそれに伴
う解離水素によるスケール還元とガス状H2Oの生成作
用は十分であるが、多量のガス状H2Oがスピネル型酸
化物層の割れを介してスケール層と地鉄の界面へ侵入
し、Feの酸化が極めて急速に進むため、非常に厚いス
ケールが生成する。このため、スピネル型酸化物の個数
の低減及びFeO比率を80%以上に増加させることが
できたが、スケール層の厚みが非常に厚くなるため、酸
洗時間がやや長くかかり、本発明例よりも酸洗性が劣っ
ている。
て、巻取り温度が800℃未満と低い温度で巻取り、そ
の後の冷却の際の雰囲気中の水蒸気濃度を1〜30%で
処理したもので、いずれも水蒸気雰囲気であるにもかか
わらず、巻取り温度が本発明条件より低いため、スケー
ル表面でのH2O解離と解離水素のスケール内拡散並び
にガス状H2Oの生成が十分且つ均一に進まず、安定し
てスピネル型酸化物の個数を5×106個/cm2以下の
ものが得難く、またFeO比率が45〜56%前後と低
いため、スケール層が薄かったにもかかわらず酸洗時間
がやや長くかかり、本発明例よりも酸洗性が劣ってい
る。
て、巻取り温度が800℃未満と低い温度で巻取り、そ
の後の冷却を水蒸気濃度が30%を超える雰囲気中で処
理したもので、いずれも巻取り温度が本発明条件より低
くかったにもかかわらず、水蒸気濃度を本発明条件より
高くして冷却したため、ガス状H2Oが比較的多く生成
された。従って、スピネル型酸化物の個数の低減やFe
O比率を80%以上に増加させることができたが、ガス
状H2OによりFeの酸化が進んでスケール層が厚く生
成したため、酸洗時間がやや長くかかり、本発明例より
も酸洗性が劣っている。
て、巻取り温度が900℃を超える温度で巻取り、その
後の冷却を水蒸気濃度が1%未満の雰囲気中で処理した
もので、いずれも巻取り温度が本発明条件より高くかつ
水蒸気濃度が本発明条件より低かったことからスピネル
型酸化物の個数の低減が計れなかった上に、スケール層
が厚くかつFeO比率も80%未満と少ない。このた
め、酸洗でスピネル型酸化物を除去するのに酸洗時間が
長くかかり、酸洗性が劣っている。
って、巻取り温度が900℃を超える温度で巻取り、そ
の後の冷却を水蒸気濃度が1〜30%の雰囲気中で処理
したもので、いずれも水蒸気雰囲気であるにもかかわら
ず、巻取り温度が本発明条件より高かったことからスピ
ネル型酸化物の個数の低減や、FeO比率を80%以上
に増加させることができたが、スケール層が厚く生成し
たため、酸洗時間がやや長くかかり、本発明例よりも酸
洗性が劣っている。
って、巻取り温度が900℃を超える温度で巻取り、そ
の後の冷却を水蒸気濃度が30%を超える雰囲気中で処
理したもので、いずれも巻取り温度が本発明条件より高
くかつ水蒸気濃度が本発明条件より高かったことからス
ピネル型酸化物の個数の低減や、FeO比率を80%以
上に増加させることができたが、スケール層が厚く生成
したため、酸洗時間がやや長くかかり、本発明例よりも
酸洗性が劣っている。
つMoを添加したもの、鋼CはCr量のみをより多く添
加したもので、Crを多く添加したことでスピネル型酸
化物の個数が増加することが懸念されたが、ほとんど影
響もなく、3鋼種は酸洗性に影響を及ぼす、スピネル型
酸化物の個数、FeO比率、スケール層の厚みが同様の
傾向を示した。
0.1〜2質量%のCrを含有する軸受鋼、低合金鋼等
の鋼材を対象として、熱間圧延後に行われる酸洗の際の
酸洗性を向上させることができ、従来のCrを含有する
鋼材に見られた、長い酸洗時間や、使用する酸の寿命が
短いといった欠点を解消でき、生産性を著しく向上させ
ることができる。
めの断面模式図であって、aは熱間圧延後に水蒸気雰囲
気中で冷却した本発明方法の場合、bは熱間圧延後に大
気中で放冷した比較方法の場合の図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 Crを0.1〜2質量%含有する鋼材を
熱間圧延して得られた鋼材であって、スケール層と地鉄
の界面に粒径0.1〜5μmのFeO・Cr 2O3なる組
成のスピネル型酸化物が5×106個/cm2以下有する
ことを特徴とする酸洗性に優れた鋼材。 - 【請求項2】 スケール層が体積率で80%以上のFe
O相を有し、かつスケール層の平均厚みが8μm以下で
ある請求項1に記載の酸洗性に優れた鋼材。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の酸洗性に優れた
鋼材の製造方法であって、Crを0.1〜2質量%含有
する鋼材を熱間圧延すると共に800〜900℃で熱間
圧延を終了した後、引き続いて水蒸気濃度が1〜30%
の雰囲気中で570℃以下まで冷却することを特徴とす
る酸洗性に優れた鋼材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001371594A JP3944388B2 (ja) | 2001-12-05 | 2001-12-05 | 酸洗性に優れた鋼材及びその製造方法 |
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