JP2003170794A - 車載用レーダー装置の軸調整装置 - Google Patents

車載用レーダー装置の軸調整装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンルームの前部空間に取り付けられた
レーダー装置の軸線の調整作業を、ボンネットを開放す
るだけで簡単に行えるようにする。 【解決手段】 前方の物体を検知するレーダー装置Sr
は、フロントグリル2で前方を遮られたエンジンルーム
の前部空間に取り付けられている。レーダー装置Srの
軸線Lの傾きを検知するための軸調整治具31を、レー
ダー装置Srの上部に取り付けてエンジンルームから上
方に突出させる。ターゲット治具48に設けたレーザー
ポインタ52から軸調整治具31の前面に設けたミラー
37に軸調整用光B1を照射し、その反射光B2が受光
板53に着光する着光点Tの位置に基づいて、レーダー
装置Srの軸線Lの傾きを確認する。レーダー装置Sr
の軸線Lの方向が許容範囲を越えてずれている場合は、
車体に対するレーダー装置Srの取付角度を調整して軸
線Lの方向を目標方向に一致させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のエンジンル
ームの前部空間に取り付けられて前方の物体を検知する
レーダー装置と、このレーダー装置に取り付けられて該
レーダー装置の軸線の傾きを検知するための軸調整治具
とからなる車載用レーダー装置の軸調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ACCシステム(アダプティブ・クルー
ズ・コントロール・システム)、Srop&Goシステ
ム(渋滞追従システム)、車間警報システム等に使用さ
れるレーダー装置を車両に取り付ける場合、そのレーダ
ー装置の軸線が予め設定した方向を正しく指向していな
いと、隣車線の対向車を誤検知してシステムが誤作動し
たり、路面、陸橋、看板だけを検知して先行車を検知し
ないためにシステムが作動しないという問題が発生す
る。
【0003】特開2000−258527号公報には、
車体に固定したブラケットに3本のボルトを介してレー
ダー装置を支持し、それら3本のボルトのうちの2本を
回転させることでレーダー装置の軸線を上下方向および
左右方向に調整するものが記載されている。
【0004】また特開2000−344031号公報に
示されるように、レーダー装置をラジエータグリル(フ
ロントグリル)の内側に配置することも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでレーダー装置
がフロントグリルの内側に配置されている場合、フロン
トグリルがボンネット側に取り付けられていれば、ボン
ネットを開くことでレーダー装置を露出させて軸線の調
整を行うことができる。しかしながら、フロントグリル
がバンパー側に取り付けられていると、ボンネットを開
いてもフロントグリルが移動しないため、フロントグリ
ルに邪魔されてレーダー装置の軸線の調整が困難になる
問題がある。このような場合、レーダー装置の軸線の調
整を行うためにフロントグリルやバンパーを取り外すこ
とが必要になり、その作業が極めて面倒なものとなる。
【0006】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、エンジンルームの前部空間に取り付けられたレーダ
ー装置の軸線の調整作業を、エンジンルーム開閉体を開
放するだけで簡単に行えるようにすることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、車両のエンジ
ンルームの前部空間に取り付けられて前方の物体を検知
するレーダー装置と、このレーダー装置に取り付けられ
て該レーダー装置の軸線の傾きを検知するための軸調整
治具とからなる車載用レーダー装置の軸調整装置であっ
て、レーダー装置は、そのケーシングの上部に第1の取
付基準部を備えるとともに、軸調整治具は、エンジンル
ーム開閉体を開放した状態で、前記第1の取付基準部に
当接して該軸調整治具をレーダー装置のケーシングに対
して位置決めする第2の取付基準部と、レーダー装置の
軸線の傾きを判定する軸調整状態判定手段とを備えたこ
とを特徴とする車載用レーダー装置の軸調整装置が提案
される。
【0008】上記構成によれば、エンジンルーム開閉体
を開放した状態で、エンジンルームの前部空間に取り付
けられたレーダー装置のケーシングの上部の第1の取付
基準部に軸調整治具の第2の取付基準部を当接させるこ
とで、軸調整治具をレーダー装置のケーシングに対して
位置決めし、軸調整治具に設けた軸調整状態判定手段に
よりレーダー装置の軸線のずれを判定することができる
ので、レーダー装置の前方にフロントグリルのような障
害物が存在する場合でも、エンジンルーム開閉体を開放
するだけで、前記障害物を取り外すことなくレーダー装
置の軸調整を行うことが可能となって作業性が大幅に向
上する。しかも軸調整治具はレーダー装置に対して一定
の位置関係に位置決めされるので、軸調整治具に設けた
軸調整状態判定手段による軸ずれの判定を高精度で行う
ことができる。
【0009】また請求項2に記載された発明によれば、
請求項1の構成に加えて、前記第1の取付基準部はレー
ダー装置のケーシングの上端面に形成されており、レー
ダー装置に対する軸調整治具の上下方向の取付角度ある
いは左右方向の取付角度を位置決めすることを特徴とす
る車載用レーダー装置の軸調整装置が提案される。
【0010】上記構成によれば、レーダー装置のケーシ
ングの上端面に第1の取付基準部を形成したので、エン
ジンルーム開閉体を開放した状態でレーダー装置のケー
シングに軸調整治具を容易に装着し、その軸調整治具の
上下方向の取付角度あるいは左右方向の取付角度を正確
に位置決めすることができる。
【0011】また請求項3に記載された発明によれば、
請求項1または請求項2の構成に加えて、前記第1の取
付基準部はレーダー装置のケーシングの前後左右の何れ
かの端面に形成されており、レーダー装置に対する軸調
整治具の上下方向の取付角度あるいは左右方向の取付角
度を位置決めすることを特徴とする車載用レーダー装置
の軸調整装置が提案される。
【0012】上記構成によれば、レーダー装置のケーシ
ングの前後左右の何れかの端面に第1の取付基準部を形
成したので、エンジンルーム開閉体を開放した状態でレ
ーダー装置のケーシングに軸調整治具を容易に装着し、
その軸調整治具の上下方向の取付角度あるいは左右方向
の取付角度を正確に位置決めすることができる。
【0013】また請求項4に記載された発明によれば、
請求項1〜請求項3の何れか1項の構成に加えて、軸調
整状態判定手段は軸調整治具をレーダー装置に取り付け
た状態でエンジンルームの外部から視認可能な水準器で
あることを特徴とする車載用レーダー装置の軸調整装置
が提案される。
【0014】上記構成によれば、軸調整治具をレーダー
装置に取り付けた状態で、水準器で構成した軸調整状態
判定手段がエンジンルームの外部から視認可能であるた
め、エンジンルーム開閉体を開放するだけでレーダー装
置の軸線を容易に調整することができる。
【0015】また請求項5に記載された発明によれば、
請求項1〜請求項3の何れか1項の構成に加えて、更に
車外の所定位置に設置されるターゲット治具を備え、タ
ーゲット治具は軸調整治具に向けて軸調整用光を照射す
る軸調整用光照射手段と、軸調整用光の反射光を受光す
る受光手段とからなり、軸調整状態判定手段は軸調整用
光を反射するミラーからなり、レーダー装置はミラーに
よる反射光が受光手段の所定位置に着光するように軸調
整手段を介して車体に取り付けられていることを特徴と
する車載用レーダー装置の軸調整装置が提案される。
【0016】上記構成によれば、車外の所定位置に配置
したターゲット治具の軸調整用光照射手段が軸調整治具
に向けて軸調整用光を照射すると、その軸調整用光が軸
調整治具のミラーに反射された反射光がターゲット治具
の受光手段の所定位置に着光することで、レーダー装置
の軸線が正しく調整されているか否かを判定することが
できる。
【0017】また請求項6に記載された発明によれば、
請求項5の構成に加えて、ミラーはエンジンルームの外
部に突出するように設けられていることを特徴とする車
載用レーダー装置の軸調整装置が提案される。
【0018】上記構成によれば、軸調整治具のミラーが
エンジンルームの外部に突出するので、障害物に遮られ
ることなく軸調整用光照射手段からの軸調整用光を反射
することができる。
【0019】また請求項7に記載された発明によれば、
請求項1〜請求項3の何れか1項の構成に加えて、軸調
整状態判定手段は軸調整用光を照射する軸調整用光照射
手段からなり、レーダー装置は軸調整用光が車外の所定
位置に設置した受光手段の所定位置に着光するように軸
調整手段を介して車体に取り付けられていることを特徴
とする車載用レーダー装置の軸調整装置が提案される。
【0020】上記構成によれば、車外の所定位置に設置
した受光手段に向けて軸調整治具の軸調整用光照射手段
が軸調整用光を照射すると、その軸調整用光が受光手段
の所定位置に着光することで、レーダー装置の軸線が正
しく調整されているか否かを判定することができる。
【0021】また請求項8に記載された発明によれば、
請求項7の構成に加えて、軸調整用光照射手段はエンジ
ンルームの外部に突出するように設けられていることを
特徴とする車載用レーダー装置の軸調整装置が提案され
る。
【0022】上記構成によれば、軸調整治具の軸調整用
光照射手段がエンジンルームの外部に突出するので、障
害物に遮られることなく軸調整用光を受光手段に照射す
ることができる。
【0023】また請求項9に記載された発明によれば、
請求項5〜請求項8の何れか1項の構成に加えて、受光
手段は軸調整状態が適正であることを示す目印を備えて
いることを特徴とする車載用レーダー装置の軸調整装置
が提案される。
【0024】上記構成によれば、受光手段に軸調整状態
が適正であることを示す目印を設けたので、軸調整用光
が着光する位置と目印との位置関係に基づいて軸調整状
態が適正であるか否かを容易に判定することができる。
【0025】また請求項10に記載された発明によれ
ば、請求項5〜請求項8の何れか1項の構成に加えて、
受光手段は軸線のずれ量を判別可能な目印を備えている
ことを特徴とする車載用レーダー装置の軸調整装置が提
案される。
【0026】上記構成によれば、軸調整用光が着光する
位置と目印との位置関係に基づいてレーダー装置の軸線
のずれ量を容易に判定することができる。
【0027】また請求項11に記載された発明によれ
ば、請求項1〜請求項4の何れか1項の構成に加えて、
レーダー装置は車体への取付角度を調整するための軸調
整手段を介して車体に取り付けられており、軸調整治具
は軸調整手段を操作するための操作手段を備えているこ
とを特徴とする車載用レーダー装置の軸調整装置が提案
される。
【0028】上記構成によれば、軸調整治具に設けた操
作手段で、レーダー装置の車体への取付角度を調整する
軸調整手段を操作するので、レーダー装置の軸線を容易
に調整することができる。
【0029】また請求項12に記載された発明によれ
ば、請求項11の構成に加えて、操作手段は、軸調整に
伴ってレーダー装置のケーシングの角度が変化しても軸
調整手段を操作し得るように、変位吸収手段を介して軸
調整治具に支持されることを特徴とする車載用レーダー
装置の軸調整装置が提案される。
【0030】上記構成によれば、操作手段は変位吸収手
段を介して軸調整治具に支持されているので、軸調整に
伴ってレーダー装置のケーシングの角度が変化しても、
軸調整手段を支障なく操作することができる。
【0031】また請求項13に記載された発明によれ
ば、請求項1〜請求項12の何れか1項の構成に加え
て、軸調整治具はレーダー装置のケーシングに固定する
ための固定手段を備えていることを特徴とする車載用レ
ーダー装置の軸調整装置が提案される。
【0032】上記構成によれば、軸調整治具は固定手段
でレーダー装置のケーシングに固定されるので、軸調整
治具がケーシングに対して移動して軸調整の精度が低下
するのを防止することができる。
【0033】尚、実施例の第1の取付基準面P1,P2
は本発明の第1の取付基準部に対応し、実施例の第2の
取付基準面Q1,Q2は本発明の第2の取付基準部に対
応し、実施例のボンネット3は本発明のエンジンルーム
開閉体に対応し、実施例の支持板12は本発明の車体に
対応し、実施例のボルト部材20,21は本発明の軸調
整手段に対応し、実施例の固定レバー34は本発明の固
定手段に対応し、実施例のミラー37および第1水準器
39は本発明の水準器あるいは軸調整状態判定手段に対
応し、実施例の調整ビット支持手段44は本発明の変位
吸収手段に対応し、実施例のレーザーポインタ52,5
2′は本発明の軸調整用光照射手段に対応し、実施例の
受光板53は本発明の受光手段に対応する。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0035】図1〜図15は本発明の第1実施例を示す
もので、図1はレーダー装置を備えた車両の平面図、図
2は図1の2方向矢視図、図3はレーダー装置の斜視
図、図4は図3の4方向矢視図、図5は図3の図5方向
矢視図、図6は図3の6方向矢視図、図7は図5の7部
拡大断面図、図8は図5の8部拡大断面図、図9は軸調
整治具の正面図、図10は図9の10方向矢視図、図1
1は図9の11方向矢視図、図12は軸調整治具をレー
ダー装置に取り付けた状態を示す図、図13は図12の
13方向矢視図、図14はターゲット治具の使用状態を
示す図、図15は図14の15−15線矢視図である。
【0036】図1および図2に示すように、車両Vの進
行方向に存在する前走車等の物体を検知するレーダー装
置Srは、フロントバンパー1の中央上部に固定された
フロントグリル2の後方であって、ボンネット3で開閉
されるエンジンルーム4の前端部に配置される。従っ
て、レーダー装置Srはフロントグリル2の格子間から
前方に電磁波を照射し、かつフロントグリル2の格子間
から反射波を受信するようになっている。尚、本明細書
中で使用される前後左右の用語はシートに着座した乗員
を基準とするもので、その定義は図3に示される。
【0037】図3〜図8から明らかなように、レーダー
装置Srを支持板12に支持するためのブラケット13
は、金属板をL字状断面に折り曲げた左右のブラケット
本体13a,13bと、両ブラケット本体13a,13
bの上端間および下端間を接続する上下の連結部材13
c,13dとで構成されており、その四隅が4本のボル
ト14…で支持板12に固定される。レーダー装置Sr
は直方体状のケーシング15を備えており、その外周面
を囲むフランジ15dから突出する3個のステー15
a,15b,15cに、合成樹脂製のナット部材16,
17,18が支持される。
【0038】ケーシング15の各々のステー15a,1
5b,15cの後方に位置するように、左右のブラケッ
ト本体13a,13bに3個のボルト支持部材22,2
3,24が固定される。図7に示すように、右上のステ
ー15aの後方に位置するボルト支持部材22を貫通す
るボルト部材19の基端はプッシュナット25により軸
方向に固定され、雄ねじ部19aはナット部材16に螺
合する。
【0039】図8に示すように、右下および左上のステ
ー15b,15cの後方に位置するボルト支持部材2
3,24を貫通するボルト部材20,21に基端はプッ
シュナット26,27により軸方向に固定され、雄ねじ
部20a,21aはナット部材17,18に螺合する。
ボルト部材20,21の頭部20b,21bの前面には
ギヤ歯20c,21cが形成されており、このギヤ歯2
0c,21cに対向するガイド突起23a,24aがボ
ルト支持部材23,24の後面に突出する。支持部材2
3,24の上面には、後述する調整ビット41を挿入す
るための開口23b,24bが形成される。
【0040】図4に示すように、右上のボルト支持部材
22は右下のボルト支持部材23に対して前方にずれて
おり、従って上方から見たときに、右下のボルト支持部
材23の上面の開口23bは右上のボルト支持部材22
に遮られることなく露出する。
【0041】次に、図9〜図11に基づいて軸調整治具
31の構造を説明する。
【0042】軸調整治具31は直方体状の治具本体32
を備えており、その左右両側面に支軸33,33を介し
て左右一対の固定レバー34,34の中間部が枢支され
る。両固定レバー34,34の上端部間および下端部間
はそれぞれ左右方向に延びる連結バー35,36で連結
されており、図示せぬスプリングで図10の矢印A方向
に付勢される。治具本体32の前面にはミラー37が設
けられており、その下方には前後方向に貫通する開口3
8が形成される。開口38はフロントグリル2の裏面と
の干渉を避けるためのものであるが、干渉が発生しない
場合には省略可能である。
【0043】治具本体32の上面には前後方向に延びる
第1水準器39と、左右方向に延びる第2水準器40と
が設けられる。第1水準器39はレーダー装置Srの軸
線Lの上下方向の傾きを検出するためのものであり、第
2水準器40はレーダー装置Srの軸線L回りの傾きを
検出するためのものである。第1、第2水準器39,4
0は液体を満たした管状の容器内に気泡を封入したもの
で、その容器の長手方向が水平になると気泡が中央に移
動する一般的な構造のものである。
【0044】尚、第2水準器40はレーダー装置Srの
軸線Lを調整する上でさほど重要ではないため、省略す
ることも可能である。また液体を満たした部分球状の容
器内に気泡を封入し、水平状態になると気泡が容器の中
心に移動する2次元式の水準器を用いれば、第1、第2
水準器39,40を1個に纏めることができる。
【0045】2本のボルト部材20,21を回転させる
調整ビット41は、柄部42と軸部43とを備えてお
り、軸部43の先端にはボルト部材20,21の頭部2
0b,21bのギヤ歯20c,21cに係合する凹凸部
43aが形成される。
【0046】治具本体32の左右両側部にそれぞれ設け
られた調整ビット支持手段44は、治具本体32に固定
された筒状部材45と、筒状部材45の内部に配置され
て調整ビット41の軸部43が貫通するガイド部46
と、ガイド部46を筒状部材45の内部でフローティン
グ支持する3本のスプリング47…とを備える。
【0047】レーダー装置Srのケーシング15の上面
と後面とには、それぞれ水平および鉛直な第1の取付基
準面P1,P2が形成されており、かつ軸調整治具31
の治具本体32の下面には、前記第1の取付基準面P1
に当接可能な水平な第2の取付基準面Q1が形成される
とともに、治具本体32の下面から下方に突出する脚部
32aの前面には前記第1の取付基準面P2に当接可能
な鉛直な第2の取付基準面Q2が形成される。
【0048】図14に示すように、車両Vの前方に配置
されるターゲット治具48は、基台49と、基台49に
鉛直方向に立設された支柱50と、支柱50に上下位置
調整自在に支持されたスライダ51と、スライダ51に
水平方向に向けて取り付けられたレーザーポインタ52
と、レーザーポインタ52の周囲を囲むように鉛直に配
置された受光板53とを備える、図15に示すように、
車両Vに面する受光板53の表面には格子状の目印53
aが設けられている。尚、受光板53は、格子状に限ら
ず、レーザーポインタ52を中心とした複数の同心円状
または蜘蛛の巣状としても良い。
【0049】次に、上記構成を備えた本発明の実施例の
作用について説明する。
【0050】車両Vのボンネット3を開いてエンジンル
ーム4内のレーダー装置Srを露出させ、その上部に軸
調整治具31を装着する。即ち、レーダー装置Srのケ
ーシングの水平な第1の取付基準面P1に軸調整治具3
1の水平な第2の取付基準面Q1を当接させるととも
に、レーダー装置Srのケーシングの鉛直な第1の取付
基準面P2に軸調整治具31の鉛直な第2の取付基準面
Q2を当接させ、その状態で固定レバー34,34の下
端の押圧部34a,34aを図示せぬスプリングの弾発
力でケーシング15のフランジ15dの前面に押し付け
ることで、ケーシング15に対して軸調整治具31を一
定の位置関係で固定する。このように、固定レバー3
4,34と治具本体32の鉛直な第2の取付基準面Q2
とによってケーシング15を前後から挟んで軸調整治具
31を固定するので、軸調整治具31の着脱作業は極め
て容易である。軸調整治具31をケーシング15に固定
した状態で、軸調整治具31のミラー37はレーダー装
置Srの軸線Lに直交する鉛直姿勢となる。
【0051】続いて、図14に示すように、車両Vの前
後軸線上にターゲット治具48を設置し、そのスライダ
51の高さを調整してレーザーポインタ52の高さを軸
調整治具31のミラー37の高さに一致させる。この状
態で、レーザーポインタ52から可視レーザービームよ
りなる軸調整用光B1を軸線Lの正しい方向である水平
方向に照射すると、その軸調整用光B1が軸調整治具3
1のミラー37に反射され、反射光B2としてターゲッ
ト治具48の受光板53に着光する。図15に示すよう
に、受光板53の中心に位置するレーザーポインタ52
を囲む四角形の領域に反射光B2の着光点T(1)があ
れば、レーダー装置Srの軸線Lのずれが許容範囲にあ
ると判定される。このとき、四角形の領域に格子状の目
盛り53aが設けられているため、着光点Tに対応する
目盛りを読み取ることで、軸線Lのずれ量を具体的に知
ることができる。
【0052】反射光B2の着光点T(2)が受光板53
の許容範囲にない場合には、ブラケット13に対するレ
ーダー装置Srの取付角度を上下左右に調整し、着光点
T(2)を矢印B方向に移動させて受光板53の許容範
囲内に移動させる。即ち、レーダー装置Srの軸線Lが
上下方向にずれている場合には、調整ビット41の軸部
43を右側の調整ビット支持手段44のガイド部46に
上方から挿入し、軸部43の先端の凹凸部43aを右下
のボルト部材20の頭部20bのギヤ歯20cに係合さ
せ、柄部42を握って回転させる。このとき調整ビット
41の凹凸部43aとボルト部材20のギヤ歯20cと
の係合が外れないように、ボルト支持部材23の突起2
3aによって調整ビット41の凹凸部43aの背面が支
持される(図8参照)。
【0053】右下のボルト部材20を回転させてケーシ
ング15のステー15bを前方に押し出すと、上側の2
本のボルト部材19,21を支点としてケーシング15
が上向きに揺動し、レーダー装置Srの軸線Lが上向き
に調整される。逆に、ケーシング15のステー15bを
後方に引き戻すと、上側の2本のボルト部材19,21
を支点としてケーシング15が下向きに揺動し、レーダ
ー装置Srの軸線Lが下向きに調整される。
【0054】同様にして、調整ビット41を用いて左上
のボルト部材21を回転させてケーシング15のステー
15cを前方に押し出すと、右側の2本のボルト部材1
9,20を支点としてケーシング15が右向きに揺動
し、レーダー装置Srの軸線Lが右向きに調整される。
逆に、ケーシング15のステー15cを後方に引き戻す
と、右側の2本のボルト部材19,20を支点としてケ
ーシング15が左向きに揺動し、レーダー装置Srの軸
線Lが左向きに調整される。
【0055】このようにして、レーダー装置Srの軸線
Lの方向を上下左右に調整し、レーザーポインタ52か
ら出た軸調整光B1の反射光B2の着光点がTがターゲ
ット治具48の受光板53の許容範囲内に移動させるこ
とで、レーダー装置Srの軸線Lが正しく調整される。
【0056】尚、2本のボルト部材20,21を回転さ
せてレーダー装置Srの軸線Lの調整する際に、ボルト
部材20,21の頭部20b,21bに係合する調整ビ
ット41の軸部43の先端部は移動しないが、レーダー
装置Srと一体に移動する軸調整治具31に設けた調整
ビット支持手段44の位置、即ち調整ビット41の軸部
43の中間部の位置は移動する。しかしながら、調整ビ
ット41の軸部43が挿入される調整ビット支持手段4
4のガイド部46はスプリング47…でフローティング
支持されているため、調整ビット支持手段44の移動を
吸収してボルト部材20,21の頭部20b,21bと
調整ビット41の軸部43との係合状態を維持すること
ができる。
【0057】以上のように、フロントグリル2がフロン
トバンパー1側に取り付けられているために、ボンネッ
ト3を開放してもレーダー装置Srの前面に作業用のス
ペースが確保できない場合でも、レーダー装置Srの上
部に着脱自在に装着した軸調整治具31をフロントグリ
ル2の上縁から上方に突出させることで、フロントグリ
ル2やエンジンルーム4内の機器類に邪魔されずにレー
ダー装置Srの軸線Lの調整作業を容易に行うことがで
きる。特に、エンジンルーム4内に配置したレーダー装
置Srを軸調整する2本のボルト部材20,21を、エ
ンジンルーム4の上方から調整ビット41を用いて調整
することができるので、作業性が極めて良好になる。
【0058】尚、レーダー装置Srの軸線Lの上下方向
のずれは前後方向に延びる第1水準器39によっても確
認することができるが、レーザーポインタ52による軸
調整との併用により調整精度を一層高めることができ
る。
【0059】次に、図16に基づいて本発明の第2実施
例を説明する。
【0060】第2実施例の軸調整治具31は、ターゲッ
ト治具48の受光板53にレーザーポインタ52が設け
られておらず、その代わりに第1実施例の軸調整治具3
1のミラー37の位置に、軸線Lの方向を指向するレー
ザーポインタ52′が設けられている。
【0061】この第2実施例によれば、レーダー装置S
rのケーシング15に軸調整治具31を装着し、そのレ
ーザーポインタ52′から前方に照射した軸調整用光B
1′がターゲット治具58の受光板53の許容範囲内に
着光すれば、レーダー装置Srの軸線Lが正しくエイミ
ングされていると判定する。また軸調整用光B1′が受
光板53の許容範囲内に着光しなければ、第1実施例と
同様に調整ビット41を用いてレーダー装置Srの取付
角度を変更することで、軸調整用光B1′が受光板53
の許容範囲内に着光するように軸調整を行う。
【0062】本第2実施例によっても、前述した第1実
施例と同様の作用効果を達成することができる。
【0063】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0064】例えば、実施例ではレーダー装置Srの軸
線Lの上下方向の角度を水平方向に調整しているが、水
平方向よりも上向きや下向きに調整することもできる。
第1実施例においてレーザーポインタ52の高さをミラ
ー37と同じ高さに設置したとき、レーダー装置Srの
軸線Lを水平方向よりも上向きに調整する場合には、正
しい着光点Tはレーザーポインタ52よりも上側にな
り、レーダー装置Srの軸線Lを水平方向よりも下向き
に調整する場合には、正しい着光点Tはレーザーポイン
タ52よりも下側になる。
【0065】またレーダー装置Srのケーシング15お
よび軸調整治具31の取付基準部として、実施例では水
平な取付基準面P1,Q1および鉛直な取付基準面P
2,Q2を用いているが、取付基準部として任意の平
面、曲面、突起、エッジ等を用いることができ、更に取
付基準部をケーシング15の前後左右の何れかの側面に
設けても良い。
【0066】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、エンジンルーム開閉体を開放した状態で、エ
ンジンルームの前部空間に取り付けられたレーダー装置
のケーシングの上部の第1の取付基準部に軸調整治具の
第2の取付基準部を当接させることで、軸調整治具をレ
ーダー装置のケーシングに対して位置決めし、軸調整治
具に設けた軸調整状態判定手段によりレーダー装置の軸
線のずれを判定することができるので、レーダー装置の
前方にフロントグリルのような障害物が存在する場合で
も、エンジンルーム開閉体を開放するだけで、前記障害
物を取り外すことなくレーダー装置の軸調整を行うこと
が可能となって作業性が大幅に向上する。しかも軸調整
治具はレーダー装置に対して一定の位置関係に位置決め
されるので、軸調整治具に設けた軸調整状態判定手段に
よる軸ずれの判定を高精度で行うことができる。
【0067】また請求項2に記載された発明によれば、
レーダー装置のケーシングの上端面に第1の取付基準部
を形成したので、エンジンルーム開閉体を開放した状態
でレーダー装置のケーシングに軸調整治具を容易に装着
し、その軸調整治具の上下方向の取付角度あるいは左右
方向の取付角度を正確に位置決めすることができる。
【0068】また請求項3に記載された発明によれば、
レーダー装置のケーシングの前後左右の何れかの端面に
第1の取付基準部を形成したので、エンジンルーム開閉
体を開放した状態でレーダー装置のケーシングに軸調整
治具を容易に装着し、その軸調整治具の上下方向の取付
角度あるいは左右方向の取付角度を正確に位置決めする
ことができる。
【0069】また請求項4に記載された発明によれば、
軸調整治具をレーダー装置に取り付けた状態で、水準器
で構成した軸調整状態判定手段がエンジンルームの外部
から視認可能であるため、エンジンルーム開閉体を開放
するだけでレーダー装置の軸線を容易に調整することが
できる。
【0070】また請求項5に記載された発明によれば、
車外の所定位置に配置したターゲット治具の軸調整用光
照射手段が軸調整治具に向けて軸調整用光を照射する
と、その軸調整用光が軸調整治具のミラーに反射された
反射光がターゲット治具の受光手段の所定位置に着光す
ることで、レーダー装置の軸線が正しく調整されている
か否かを判定することができる。
【0071】また請求項6に記載された発明によれば、
軸調整治具のミラーがエンジンルームの外部に突出する
ので、障害物に遮られることなく軸調整用光照射手段か
らの軸調整用光を反射することができる。
【0072】また請求項7に記載された発明によれば、
車外の所定位置に設置した受光手段に向けて軸調整治具
の軸調整用光照射手段が軸調整用光を照射すると、その
軸調整用光が受光手段の所定位置に着光することで、レ
ーダー装置の軸線が正しく調整されているか否かを判定
することができる。
【0073】また請求項8に記載された発明によれば、
軸調整治具の軸調整用光照射手段がエンジンルームの外
部に突出するので、障害物に遮られることなく軸調整用
光を受光手段に照射することができる。
【0074】また請求項9に記載された発明によれば、
受光手段に軸調整状態が適正であることを示す目印を設
けたので、軸調整用光が着光する位置と目印との位置関
係に基づいて軸調整状態が適正であるか否かを容易に判
定することができる。
【0075】また請求項10に記載された発明によれ
ば、軸調整用光が着光する位置と目印との位置関係に基
づいてレーダー装置の軸線のずれ量を容易に判定するこ
とができる。
【0076】また請求項11に記載された発明によれ
ば、軸調整治具に設けた操作手段で、レーダー装置の車
体への取付角度を調整する軸調整手段を操作するので、
レーダー装置の軸線を容易に調整することができる。
【0077】また請求項12に記載された発明によれ
ば、操作手段は変位吸収手段を介して軸調整治具に支持
されているので、軸調整に伴ってレーダー装置のケーシ
ングの角度が変化しても、軸調整手段を支障なく操作す
ることができる。
【0078】また請求項13に記載された発明によれ
ば、軸調整治具は固定手段でレーダー装置のケーシング
に固定されるので、軸調整治具がケーシングに対して移
動して軸調整の精度が低下するのを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーダー装置を備えた車両の平面図
【図2】図1の2方向矢視図
【図3】レーダー装置の斜視図
【図4】図3の4方向矢視図
【図5】図3の図5方向矢視図
【図6】図3の6方向矢視図
【図7】図5の7部拡大断面図
【図8】図5の8部拡大断面図
【図9】軸調整治具の正面図
【図10】図9の10方向矢視図
【図11】図9の11方向矢視図
【図12】軸調整治具をレーダー装置に取り付けた状態
を示す図
【図13】図12の13方向矢視図
【図14】ターゲット治具の使用状態を示す図
【図15】図14の15−15矢視図
【図16】本発明の第2実施例に係る、前記図14に対
応する図
【符号の説明】
B1 軸調整用光 B2 反射光 P1 第1の取付基準面(第1の取付基準部) P2 第1の取付基準面(第1の取付基準部) Q1 第2の取付基準面(第2の取付基準部) Q2 第2の取付基準面(第2の取付基準部) L 軸線 Sr レーダー装置 V 車両 3 ボンネット(エンジンルーム開閉体) 4 エンジンルーム 12 支持板(車体) 15 ケーシング 20 ボルト部材(軸調整手段) 21 ボルト部材(軸調整手段) 31 軸調整治具 34 固定レバー(固定手段) 37 ミラー(軸調整状態判定手段) 39 第1水準器(水準器、軸調整状態判定手
段) 41 調整ビット(操作手段) 44 調整ビット支持手段(変位吸収手段) 48 ターゲット治具 52 レーザーポインタ(軸調整用光照射手段) 52′ レーザーポインタ(軸調整用光照射手段) 53 受光板(受光手段) 53a 目印
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新行内 誠仁 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両(V)のエンジンルーム(4)の前
    部空間に取り付けられて前方の物体を検知するレーダー
    装置(Sr)と、このレーダー装置(Sr)に取り付け
    られて該レーダー装置(Sr)の軸線(L)の傾きを検
    知するための軸調整治具(31)とからなる車載用レー
    ダー装置の軸調整装置であって、 レーダー装置(Sr)は、そのケーシング(15)の上
    部に第1の取付基準部(P1,P2)を備えるととも
    に、軸調整治具(31)は、エンジンルーム開閉体
    (3)を開放した状態で、前記第1の取付基準部(P
    1,P2)に当接して該軸調整治具(31)をレーダー
    装置(Sr)のケーシング(15)に対して位置決めす
    る第2の取付基準部(Q1,Q2)と、レーダー装置
    (Sr)の軸線(L)の傾きを判定する軸調整状態判定
    手段(37,39)とを備えたことを特徴とする車載用
    レーダー装置の軸調整装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の取付基準部(P1)はレーダ
    ー装置(Sr)のケーシング(15)の上端面に形成さ
    れており、レーダー装置(Sr)に対する軸調整治具
    (31)の上下方向の取付角度あるいは左右方向の取付
    角度を位置決めすることを特徴とする、請求項1に記載
    の車載用レーダー装置の軸調整装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の取付基準部(P2)はレーダ
    ー装置(Sr)のケーシング(15)の前後左右の何れ
    かの端面に形成されており、レーダー装置(Sr)に対
    する軸調整治具(31)の上下方向の取付角度あるいは
    左右方向の取付角度を位置決めすることを特徴とする、
    請求項1または請求項2に記載の車載用レーダー装置の
    軸調整装置。
  4. 【請求項4】 軸調整状態判定手段は軸調整治具(3
    1)をレーダー装置(Sr)に取り付けた状態でエンジ
    ンルーム(4)の外部から視認可能な水準器(39)で
    あることを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか1
    項に記載の車載用レーダー装置の軸調整装置。
  5. 【請求項5】 更に車外の所定位置に設置されるターゲ
    ット治具(48)を備え、ターゲット治具(48)は軸
    調整治具(31)に向けて軸調整用光(B1)を照射す
    る軸調整用光照射手段(52)と、軸調整用光(B1)
    の反射光(B2)を受光する受光手段(53)とからな
    り、軸調整状態判定手段は軸調整用光(B1)を反射す
    るミラー(37)からなり、レーダー装置(Sr)はミ
    ラー(37)による反射光(B2)が受光手段(53)
    の所定位置に着光するように軸調整手段(20,21)
    を介して車体(12)に取り付けられていることを特徴
    とする、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車載
    用レーダー装置の軸調整装置。
  6. 【請求項6】 ミラー(37)はエンジンルーム(4)
    の外部に突出するように設けられていることを特徴とす
    る、請求項5に記載の車載用レーダー装置の軸調整装
    置。
  7. 【請求項7】 軸調整状態判定手段は軸調整用光(B
    1′)を照射する軸調整用光照射手段(52′)からな
    り、レーダー装置(Sr)は軸調整用光(B1)が車外
    の所定位置に設置した受光手段(53)の所定位置に着
    光するように軸調整手段(20,21)を介して車体
    (12)に取り付けられていることを特徴とする、請求
    項1〜請求項3の何れか1項に記載の車載用レーダー装
    置の軸調整装置。
  8. 【請求項8】 軸調整用光照射手段(52′)はエンジ
    ンルーム(4)の外部に突出するように設けられている
    ことを特徴とする、請求項7に記載の車載用レーダー装
    置の軸調整装置。
  9. 【請求項9】 受光手段(53)は軸調整状態が適正で
    あることを示す目印(53a)を備えていることを特徴
    とする、請求項5〜請求項8の何れか1項に記載の車載
    用レーダー装置の軸調整装置。
  10. 【請求項10】 受光手段(53)は軸線(L)のずれ
    量を判別可能な目印(53a)を備えていることを特徴
    とする、請求項5〜請求項8の何れか1項に記載の車載
    用レーダー装置の軸調整装置。
  11. 【請求項11】 レーダー装置(Sr)は車体(12)
    への取付角度を調整するための軸調整手段(20,2
    1)を介して車体(12)に取り付けられており、軸調
    整治具(31)は軸調整手段(20,21)を操作する
    ための操作手段(41)を備えていることを特徴とす
    る、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車載用レ
    ーダー装置の軸調整装置。
  12. 【請求項12】 操作手段(41)は、軸調整に伴って
    レーダー装置(Sr)のケーシング(15)の角度が変
    化しても軸調整手段(20,21)を操作し得るよう
    に、変位吸収手段(44)を介して軸調整治具(31)
    に支持されることを特徴とする、請求項11に記載の車
    載用レーダー装置の軸調整装置。
  13. 【請求項13】 軸調整治具(31)はレーダー装置
    (Sr)のケーシング(15)に固定するための固定手
    段(34)を備えていることを特徴とする、請求項1〜
    請求項12の何れか1項に記載の車載用レーダー装置の
    軸調整装置。
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