JP2001260777A - 車両用前照灯装置 - Google Patents

車両用前照灯装置

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JP2001260777A
JP2001260777A JP2000078433A JP2000078433A JP2001260777A JP 2001260777 A JP2001260777 A JP 2001260777A JP 2000078433 A JP2000078433 A JP 2000078433A JP 2000078433 A JP2000078433 A JP 2000078433A JP 2001260777 A JP2001260777 A JP 2001260777A
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Kenichi Nishimura
謙一 西村
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の前方情報を検出する機構に対する防水
及び汚れ対策を簡単な構成にて補償でき、かつ車両姿勢
変化によらず常に正確な前方情報を得ること。 【解決手段】 前方情報を検出するレーザレーダ機構3
0が車両のヘッドライトのハウジング12内に搭載する
ことでレーザレーダ機構30は特別な構造を要すること
なく防水性・汚れ防止が補償されることで、小型軽量化
が達成されコスト低減を図ることができる。また、灯具
のレベリング機構により検出角度を調整することで常に
正確な前方情報を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に配設される
前照灯を利用して別機能を有する機構を搭載する車両用
前照灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の前方情報として道路状況や
先行車状況を検出するものとして例えば、レーザレーダ
機構が知られている。このレーザレーダ機構では、照射
されたレーザ光の前方情報に対応する反射光が受光部に
て受光されることで、車両の前方情報が得られることと
なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、レーザレー
ダ機構におけるレーザ光の照射部及び受光部は、車両の
前面で前方に向けて単独で搭載されている。このため、
レーザレーダ機構には防水構造・汚れ防止構造が必要と
なる。また、レーザレーダ機構の照射部及び受光部はそ
れら表面が汚れ易いという宿命にある。そして、一旦、
照射部や受光部が汚れると、照射部から照射されるレー
ザ光の光量不足が生じたりして、車両の前方情報として
の道路状況や先行車状況に対応するレーザ光の反射光が
受光部にて受光され難くなる。このような状態となる
と、レーザレーダ機構による前方情報が正確に検出でき
なくなるという不具合があった。また、レーザレーダ機
構の検出角度が車両姿勢変化の影響を受けるという不具
合があった。
【0004】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、車両の前方情報を検出する機
構に対する防水性、汚れ防止を簡単な構成にて補償で
き、かつ車両姿勢変化に関わらず常に正確な前方情報を
得ることが可能な車両用前照灯装置の提供を課題として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の車両用前照灯
装置によれば、車両の前照灯の防水性を有する部位とし
て例えば、内部に、車両の水平面に対して所定の検出角
度で前方情報を検出する前方情報検出手段が搭載されて
いる。これにより、前方情報検出手段は特別な防水構造
を要することなく防水性が補償されることとなり、小型
軽量化が達成されコスト低減が図られる。また、前方情
報検出手段の前面に前照灯のレンズまたはカバーがあり
汚れから保護されると共に、清浄に維持され易いため常
に正確な前方情報が得られる。
【0006】請求項2の車両用前照灯装置では、前方情
報検出手段が車両の前照灯の照射範囲外に搭載されるた
め、前照灯の照射に影響を与えることがない。
【0007】請求項3の車両用前照灯装置では、車両の
前照灯が前方情報検出手段の検出範囲外に搭載されるた
め、前方情報検出手段による検出結果に影響を与えるこ
とがない。
【0008】請求項4の車両用前照灯装置によれば、車
両の傾き情報を検出する傾き情報検出手段からの出力に
より算出された車両の水平面に対する傾き角に基づき光
軸方向調整手段にて前照灯の光軸方向の制御角が調整さ
れると共に、この制御角に関連させ前方情報検出手段に
おける検出角度が調整される。これにより、前方情報検
出手段は前照灯内への搭載によって防水性が補償される
ことに加え、前照灯の光軸方向の適切な調整に伴って前
方情報検出手段ではより正確な前方情報が得られる。
【0009】請求項5の車両用前照灯装置によれば、車
両の傾き情報を検出する傾き情報検出手段からの出力に
より算出された車両の水平面に対する傾き角に基づき検
出角度調整手段にて前方情報検出手段における検出角度
が調整される。これにより、前方情報検出手段は前照灯
内への搭載によって防水性が補償されることに加え、そ
の検出角度の適切な調整によってより正確な前方情報が
得られる。
【0010】請求項6の車両用前照灯装置では、前方情
報検出手段が車両の前方情報として道路状況・先行車状
況を検出するレーザレーダ機構とされる。このレーザレ
ーダ機構では所定の検出角度、即ち、照射されるレーザ
光の照射角度が適切に調整されることで前方情報に対応
する反射光が車両姿勢変化の影響を受けないため、車両
の前方情報が正確に検出される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。 〈実施例1〉図1は本発明の実施の形態の第1実施例に
かかる車両用前照灯装置が適用された車両を示す概略図
である。また、図2は図1の車両の右側の前照灯のハウ
ジング部分を示す正面図、図3は図2の要部構成を示す
断面図である。なお、以下の図中、同様の構成または相
当部分からなるものについては同一符号及び同一記号を
付し、その重複する説明を省略する。
【0012】図1、図2及び図3において、10は車両
のヘッドライト(前照灯)であり、ヘッドライト10は
主として、前面のレンズまたはカバー11とその内側の
ランプ(図示略)を固定する合成樹脂成形のハウジング
12とから構成され、このハウジング12内にはリフレ
クタ13、このリフレクタ13が搭載されているボード
17及び意匠用のパネル16が形成されている。ここ
で、レンズまたはカバー11とハウジング12とは合成
樹脂からなるシール剤にて接合され内部の防水性が確保
されている。なお、リフレクタ13表面にはアルミニウ
ム等の金属蒸着、パネル16表面には塗装やめっき処理
等が施されている。また、リフレクタ13とボード17
とは一体成形されていたり、別部品による組合せ構成と
されている場合もある。そして、本実施例におけるヘッ
ドライト10は4灯式で左右対称に構成されているが、
2灯式またはプロジェクタタイプであってもよい。
【0013】このヘッドライト10のパネル16部分の
右下側を利用して車両の前方情報として例えば、道路状
況、先行車情報を検出するため周知のレーザレーダ機構
30が搭載されている。また、レーザレーダ機構30に
おける照射部31及び受光部32は、左右方向で隣接し
ユニット化され配置されている。そして、レーザレーダ
機構30の照射部31からのレーザ光は、車両の水平面
に対して予め設計された所定の照射角度で前方方向に照
射される。この照射されたレーザ光の前方情報に対応す
る反射光がレーザレーダ機構30の受光部32にて受光
されることで、車両の前方情報が得られることとなる。
【0014】つまり、レーザレーダ機構30はヘッドラ
イト10に内蔵されているため、灯具の防水性により特
別な防水構造を必要としない。なお、リフレクタ13部
分の下面を反射面として使用しない場合には、レーザレ
ーダ機構30をこのリフレクタ13部分の下面側に搭載
することもできる。
【0015】次に、上述の実施例におけるヘッドライト
10に内蔵されたレーザレーダ機構30の搭載の変形例
について、図4及び図5を参照して説明する。
【0016】上述の図2では、ヘッドライト10のパネ
ル16部分の右下側にレーザレーダ機構30が搭載さ
れ、この照射部31及び受光部32が左右方向で隣接し
ユニット化され配置されている。これに対して、図4に
示す第1の変形例では、レーザレーダ機構30における
照射部31及び受光部32が、ヘッドライト10のパネ
ル16部分の右下側で上下方向に隣接しユニット化され
配置されている。
【0017】また、図5に示す第2の変形例では、ヘッ
ドライト10のリフレクタ13間のパネル16部分の下
側にレーザレーダ機構30が搭載され、この照射部31
及び受光部32が上下方向で隣接しユニット化され配置
されている。なお、レーザレーダ機構30における照射
部31及び受光部32の配置関係は、車両の前方情報の
実際の検出状況やデザイン等の要求によって決定され
る。
【0018】次に、ヘッドライト10に内蔵されたレー
ザレーダ機構30の搭載の他の変形例について、図6〜
図8を参照して説明する。
【0019】図6に示す第3の変形例では、ヘッドライ
ト10のリフレクタ13間のパネル16部分で上側にレ
ーザレーダ機構30の照射部31、下側にレーザレーダ
機構30の受光部32がそれぞれ分割され配置されてい
る。また、図7に示す第4の変形例では、ヘッドライト
10のパネル16部分で右下側にレーザレーダ機構30
の照射部31、左下側にレーザレーダ機構30の受光部
32がそれぞれ分割され配置されている。そして、図8
に示す第5の変形例では、ヘッドライト10のパネル1
6部分で右下側にレーザレーダ機構30の照射部31、
リフレクタ13間のパネル16部分の下側にレーザレー
ダ機構30の受光部32がそれぞれ分割され配置されて
いる。
【0020】図9に示す第6の変形例では、ヘッドライ
ト10の方向指示灯や車幅灯の部分にレーザレーダ機構
30が搭載されている。ここで、コンビネーションラン
プ構成の灯具の場合には、ハウジング12と一体にレー
ザレーダ機構30が搭載され、方向指示灯や車幅灯が別
体構成の灯具の場合には、方向指示灯や車幅灯の搭載さ
れている灯体内にレーザレーダ機構30が搭載されるこ
ととなる。
【0021】このように、本実施例または変形例の車両
用前照灯装置は、車両の水平面に対して所定の検出角
度、即ち、照射されるレーザ光の照射角度で車両の前方
情報として道路状況・先行車状況を検出する前方情報検
出手段としてのレーザレーダ機構30を備え、車両のヘ
ッドライト(前照灯)10における防水性を有する部位
にレーザレーダ機構30を搭載するものである。
【0022】つまり、前方情報を検出するレーザレーダ
機構30が車両のヘッドライト10のレンズまたはカバ
ー11及びハウジング12内で防水性を有する部位に搭
載されている。これにより、レーザレーダ機構30は特
別な防水構造を要することなく防水性が補償されること
で、小型軽量化が達成されコスト低減を図ることができ
る。また、レーザレーダ機構30の前面がヘッドライト
10のレンズ11部分で汚れから保護されると共に、清
浄に維持され易いため常に正確な前方情報が得られると
いう効果が期待できる。
【0023】〈実施例2〉図10は本発明の実施の形態
の第2実施例にかかる車両用前照灯装置が適用され、か
つヘッドライト10に対する光軸方向自動調整機構(オ
ートレベリングシステムとも言う)が付加された車両の
全体構成を示す概略図である。
【0024】図10において、車両の後部の運転席側ま
たは助手席側の車軸には車高センサ41が取付けられて
いる。この車高センサ41からは後輪側の車軸と車体と
の相対変位量、即ち、車高の変位量)としてのリヤ車高
値(後輪側の車高の変位量)、その他のセンサ(図示
略)から各種センサ信号等が車両に搭載されたECU
(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)20に
入力されている。なお、ECU20は便宜上、車両の外
部に図示されている。
【0025】ECU20は、周知の中央処理装置として
のCPU21、制御プログラムを格納したROM22、
各種データを格納するRAM23、B/U(バックアッ
プ)RAM24、入出力回路25及びそれらを接続する
バスライン26等からなる論理演算回路として構成され
ている。このECU20からの出力信号が車両のヘッド
ライト10側のアクチュエータ45に入力され、後述す
るように、ヘッドライト10の光軸方向と共に、レーザ
レーダ機構30における検出角度、即ち、照射されるレ
ーザ光の照射角度が同時に調整される。
【0026】図11は図10の車両の右側のヘッドライ
ト10のハウジング12部分へのレーザレーダ機構30
の搭載を示す正面図、図12は図11の要部構成を示す
断面図である。ここで、図11に示すヘッドライト10
のハウジング12部分を正面から見た構成は、上述の実
施例における図2と同様であるためその説明を省略す
る。なお、図11では、分かりやすくするためパネル1
6を省略し、リフレクタ13とリフレクタ13が搭載さ
れているボード17が見えるよう示してある。
【0027】図12において、ヘッドライト10はレン
ズ11後方の密閉されたハウジング12内でランプ(図
示略)とそのランプを固定するリフレクタ13、そのリ
フレクタ13及びボード17を円弧矢印方向に揺動自在
に支持する一方の支持部43及びリフレクタ13及びボ
ード17を支持すると共に可動自在な他方の可動部4
4、その可動部44を前後矢印方向に駆動するステップ
モータ等からなるアクチュエータ45にて構成されてい
る。なお、ヘッドライト10の光軸方向は運転者1名が
乗車した状態を想定して初期設定されている。
【0028】そして、ボード17部分にはレーザレーダ
機構30が固定され搭載されている。このため、アクチ
ュエータ45が駆動されることでヘッドライト10の光
軸方向とレーザレーダ機構30における照射角度とが同
時に調整されることとなる。なお、ヘッドライト10の
可変配光機能による光軸方向の調整制御と同様にレーザ
レーダ機構30における照射角度を調整制御してもよ
い。また、上述の実施例と同様に、レーザレーダ機構3
0の照射部31と受光部32とを分割してボード17部
分やリフレクタ13部分の下面側に搭載してもよい。
【0029】このように、本実施例の車両用前照灯装置
は、車両の水平面に対して所定の検出角度、即ち、照射
されるレーザ光の照射角度で車両の前方情報として道路
状況・先行車状況を検出する前方情報検出手段としての
レーザレーダ機構30を備え、車両のヘッドライト(前
照灯)10における防水性を有する部位であるボード1
7部分にレーザレーダ機構30を搭載するものであり、
更に、車両の傾き情報として車両の車高の変位量として
のリヤ車高値を検出する傾き情報検出手段としての車高
センサ41と、車高センサ41からの出力に基づき車両
の水平面に対する傾き角に対応するピッチ角θp を算出
するECU20内のCPU21にて達成される傾き角演
算手段と、前記傾き角演算手段で算出されたピッチ角θ
p に基づきヘッドライト10の光軸方向の制御角を調整
するECU20内のCPU21、アクチュエータ45等
からなる光軸方向調整手段を具備し、前記光軸方向調整
手段がレーザレーダ機構30における照射角度を制御角
に関連させ駆動するものである。
【0030】つまり、ヘッドライト10の光軸方向の制
御角を調整するためヘッドライト10の防水性を有する
部位であるボード17部分が車高センサ41からの出力
により算出されたピッチ角θp に基づきアクチュエータ
45にて駆動されるが、レーザレーダ機構30も搭載さ
れていることで、その照射角度も同時に調整されること
となる。これにより、簡単な構造でヘッドライト10の
光軸方向の適切な調整に伴ってレーザレーダ機構30で
より正確な前方情報を得ることが可能となる。
【0031】次に、上述のヘッドライト10に対する光
軸方向自動調整機構に加えて、更に、そのハウジング1
2内に搭載されたレーザレーダ機構30に対する照射角
度自動調整機構が別に付加された変形例について、図1
3及び図14を参照して説明する。ここで、図13は図
10の車両の右側のヘッドライト10のハウジング12
部分の側面側へのレーザレーダ機構30の搭載を示す正
面図、図14は図13の要部構成を示す断面図である。
なお、図13では、分かりやすくするためパネル16を
省略し、リフレクタ13とリフレクタ13が搭載されて
いるボード17が見えるよう示してある。
【0032】車両の全体構成については、上述の図10
の概略図と同様であるが、ECU20からの出力信号が
ヘッドライト10に対する光軸方向自動調整機構及びレ
ーザレーダ機構30に対する照射角度自動調整機構にお
ける各アクチュエータにそれぞれ出力され、ヘッドライ
ト10における光軸方向及びレーザレーダ機構30にお
ける照射角度が独立して駆動される点が異なっている。
【0033】図14において、ヘッドライト10は、レ
ンズ11後方の密閉されたハウジング12内でランプ
(図示略)とそのランプを固定するリフレクタ13、そ
のリフレクタ13及びボード17を円弧矢印方向に揺動
自在に支持する一方の支持部43及びリフレクタ13及
びボード17を支持すると共に可動自在な他方の可動部
44、その可動部44を前後矢印方向に駆動するステッ
プモータ等からなるアクチュエータ45にて構成されて
いる。なお、ヘッドライト10の光軸方向は運転者1名
が乗車した状態を想定して初期設定されている。
【0034】更に、ヘッドライト10のハウジング12
内でボード17部分の右側に搭載されているレーザレー
ダ機構30は、円弧矢印方向に揺動自在に支持する一方
の支持部33及びレーザレーダ機構30を支持すると共
に可動自在な他方の可動部34、その可動部34を上下
矢印方向に駆動するステップモータ等からなるアクチュ
エータ35にて構成されている。このため、両機構のア
クチュエータ35、45が別々に駆動されることでヘッ
ドライト10の光軸方向とレーザレーダ機構30におけ
る照射角度とが個別に調整できることとなる。
【0035】このように、本変形例の車両用前照灯装置
は、車両の水平面に対して所定の検出角度で車両の前方
情報として道路状況・先行車状況を検出する前方情報検
出手段としてのレーザレーダ機構30と、車両のヘッド
ライト(前照灯)10における防水性を有する部位にレ
ーザレーダ機構30を搭載するものであり、更に、車両
の傾き情報として車両の車高の変位量としてのリヤ車高
値を検出する傾き情報検出手段としての車高センサ41
と、車高センサ41からの出力に基づき車両の水平面に
対する傾き角に対応するピッチ角θp を算出するECU
20内のCPU21にて達成される傾き角演算手段と、
前記傾き角演算手段で算出されたピッチ角θp に基づき
レーザレーダ機構30における照射角度を調整するEC
U20内のCPU21、アクチュエータ35等からなる
検出角度調整手段とを具備するものであり、加えて、前
記傾き角演算手段で算出されたピッチ角θp に基づきヘ
ッドライト10の光軸方向の制御角を調整するECU2
0内のCPU21、アクチュエータ45等からなる光軸
方向調整手段を具備するものである。
【0036】つまり、ヘッドライト10のボード17部
分の側面側で防水性を有する部位にレーザレーダ機構3
0が搭載され、車高センサ41からの出力により算出さ
れたピッチ角θp に基づきアクチュエータ35にて駆動
されることで、その照射角度が調整される。これによ
り、簡単な構造でレーザレーダ機構30の防水性が補償
されると共に、ヘッドライト10の光軸方向の適切な調
整に伴う前方視認性と共に、レーザレーダ機構30にお
ける照射角度の適切な調整によってより正確な前方情報
を得ることが可能となる。
【0037】ところで、上記変形例では、ヘッドライト
10のハウジング12内でパネル16部分を駆動するヘ
ッドライト10に対する光軸方向自動調整機構における
アクチュエータ45とレーザレーダ機構30に対する照
射角度自動調整機構におけるアクチュエータ35とが独
立して駆動されることでヘッドライト10の光軸方向と
レーザレーダ機構30における照射角度とが別々に調整
できる構造としたが、本発明を実施する場合には、これ
に限定されるものではなく、ヘッドライト10に対する
光軸方向自動調整機構が搭載されていない仕様であって
も照射角度自動調整機構が搭載されていればレーザレー
ダ機構30における照射角度を単独で調整することがで
きることは言うまでもない。
【0038】また、上記実施例及び変形例では、前方情
報検出手段としてレーザレーダ機構30を搭載する場合
について述べたが、本発明を実施する場合には、これに
限定されるものではなく、ミリ波レーダ機構やCCDカ
メラによる前方情報検出システムを同様に搭載すること
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の第1実施例にか
かる車両用前照灯装置が適用された車両を示す概略図で
ある。
【図2】 図2は図1の車両の右側のヘッドライトのハ
ウジングのパネル部分へのレーザレーダ機構の搭載を示
す正面図である。
【図3】 図3は図2の要部構成を示す断面図である。
【図4】 図4は図2のパネル部分へのレーザレーダ機
構の搭載の第1の変形例を示す正面図である。
【図5】 図5は図2のパネル部分へのレーザレーダ機
構の搭載の第2の変形例を示す正面図である。
【図6】 図6は図2のパネル部分へのレーザレーダ機
構の搭載の第3の変形例を示す正面図である。
【図7】 図7は図6のパネル部分へのレーザレーダ機
構の搭載の第4の変形例を示す正面図である。
【図8】 図8は図6のパネル部分へのレーザレーダ機
構の搭載の第5の変形例を示す正面図である。
【図9】 図9は図1の車両の右側のコンビネーション
ランプ構成からなるヘッドライトの側面領域へのレーザ
レーダ機構の搭載の第6の変形例を示す正面図である。
【図10】 図10は本発明の実施の形態の第2実施例
にかかる車両用前照灯装置が適用され、かつヘッドライ
トに対する光軸方向自動調整機構が付加された車両の全
体構成を示す概略図である。
【図11】 図11は図10の車両の右側のヘッドライ
トのボード部分へのレーザレーダ機構の搭載を示す正面
図である。
【図12】 図12は図11の要部構成を示す断面図で
ある。
【図13】 図13は図10の車両の右側のヘッドライ
トのボード部分の側面側へのレーザレーダ機構の搭載を
示す正面図である。
【図14】 図14は図13の要部構成を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10 ヘッドライト(前照灯) 12 ハウジング 13 リフレクタ 16 パネル 17 ボード 18 方向指示灯 19 車幅灯 20 ECU(電子制御ユニット) 30 レーザレーダ機構(前方情報検出手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の水平面に対して所定の検出角度で
    前記車両の前方情報を検出する前方情報検出手段を備
    え、 前記車両の前照灯における防水性を有する部位に前記前
    方情報検出手段を搭載することを特徴とする車両用前照
    灯装置。
  2. 【請求項2】 前記前方情報検出手段は、前記前照灯の
    照射範囲外の位置に搭載することを特徴とする請求項1
    に記載の車両用前照灯装置。
  3. 【請求項3】 前記前照灯は、前記前方情報検出手段に
    よる検出範囲外の位置に搭載することを特徴とする請求
    項1に記載の車両用前照灯装置。
  4. 【請求項4】 更に、前記車両の傾き情報を検出する傾
    き情報検出手段と、 前記傾き情報検出手段からの出力に基づき前記車両の水
    平面に対する傾き角を算出する傾き角演算手段と、 前記傾き角演算手段で算出された前記傾き角に基づき前
    記前照灯の光軸方向の制御角を調整する光軸方向調整手
    段とを具備し、 前記光軸方向調整手段は、前記前方情報検出手段におけ
    る前記検出角度を前記制御角に関連させ駆動することを
    特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯装置。
  5. 【請求項5】 更に、前記車両の傾き情報を検出する傾
    き情報検出手段と、 前記傾き情報検出手段からの出力に基づき前記車両の水
    平面に対する傾き角を算出する傾き角演算手段と、 前記傾き角演算手段で算出された前記傾き角に基づき前
    記前方情報検出手段における前記検出角度を調整する検
    出角度調整手段とを具備することを特徴とする請求項1
    に記載の車両用前照灯装置。
  6. 【請求項6】 前記前方情報検出手段は、前記車両の前
    方情報として道路状況・先行車状況を検出するレーザレ
    ーダ機構であることを特徴とする請求項1乃至請求項5
    の何れか1つに記載の車両用前照灯装置。
JP2000078433A 2000-03-02 2000-03-21 車両用前照灯装置 Pending JP2001260777A (ja)

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