JP2003170525A - 耐熱性に優れた塗装鋼板 - Google Patents
耐熱性に優れた塗装鋼板Info
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- JP2003170525A JP2003170525A JP2001375869A JP2001375869A JP2003170525A JP 2003170525 A JP2003170525 A JP 2003170525A JP 2001375869 A JP2001375869 A JP 2001375869A JP 2001375869 A JP2001375869 A JP 2001375869A JP 2003170525 A JP2003170525 A JP 2003170525A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 200℃程度の使用環境で優れた耐熱性を有
する塗装鋼板を低コストで提供することを目的とする。 【構成】 ポリエステル樹脂,エポキシ樹脂,エポキシ
変性ポリエステル樹脂,アクリル樹脂あるいはアクリル
シリコン樹脂を主成分とし、ガラス転移温度Tgが50
℃以上の樹脂からなる塗膜であって、塗膜の厚さをTと
したとき平均粒径が0.6T〜1.7Tで、かつその軟
化温度が塗膜の焼き付け温度よりも高い耐熱粒子を20
〜60質量%含有させ、さらに、JIS K5600の
60°鏡面光沢が40未満の塗膜を最表層に設ける。ま
た、15質量%以下の鱗片状金属フレークを含有させる
ことにより、耐熱性を向上させる。
する塗装鋼板を低コストで提供することを目的とする。 【構成】 ポリエステル樹脂,エポキシ樹脂,エポキシ
変性ポリエステル樹脂,アクリル樹脂あるいはアクリル
シリコン樹脂を主成分とし、ガラス転移温度Tgが50
℃以上の樹脂からなる塗膜であって、塗膜の厚さをTと
したとき平均粒径が0.6T〜1.7Tで、かつその軟
化温度が塗膜の焼き付け温度よりも高い耐熱粒子を20
〜60質量%含有させ、さらに、JIS K5600の
60°鏡面光沢が40未満の塗膜を最表層に設ける。ま
た、15質量%以下の鱗片状金属フレークを含有させる
ことにより、耐熱性を向上させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子レンジ,オーブン
レンジ,ガステーブル等の調理機器、ファンヒーター,
ストーブ等の暖房機器などに好適に使用される耐熱性に
優れた塗装鋼板に関する。
レンジ,ガステーブル等の調理機器、ファンヒーター,
ストーブ等の暖房機器などに好適に使用される耐熱性に
優れた塗装鋼板に関する。
【0002】
【従来の技術】調理機器や暖房機器などに使用されてい
る耐熱プレコート鋼板は、ポリエーテルサルホン(PE
S)や、PESにポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)などのフッ素樹脂を添加した塗料が使用されてい
る。これらの塗料は耐熱性に優れ、250℃以上での耐
熱性を有するが、塗料(樹脂)自体が高価であり、焼き
付け温度も300℃以上と高温であった。したがって、
塗料自体が高価であることと、焼き付け温度が高いため
連続塗装ラインのラインスピードが遅くなることによ
り、ポリエステル樹脂をはじめとした塗料用汎用樹脂を
用いた通常の塗装鋼板を製造する場合と比べて大幅にコ
ストが高くなっている。
る耐熱プレコート鋼板は、ポリエーテルサルホン(PE
S)や、PESにポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)などのフッ素樹脂を添加した塗料が使用されてい
る。これらの塗料は耐熱性に優れ、250℃以上での耐
熱性を有するが、塗料(樹脂)自体が高価であり、焼き
付け温度も300℃以上と高温であった。したがって、
塗料自体が高価であることと、焼き付け温度が高いため
連続塗装ラインのラインスピードが遅くなることによ
り、ポリエステル樹脂をはじめとした塗料用汎用樹脂を
用いた通常の塗装鋼板を製造する場合と比べて大幅にコ
ストが高くなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、耐熱性が求めら
れる用途では常に250℃以上の耐熱性が必要になるわ
けではなく、ヒーターなどの加熱部に直接触れない場所
など、用途によっては200℃で問題ない場合もあっ
た。ところが、ポリエステル樹脂をはじめ汎用樹脂を用
いた従来の塗料組成では150℃を超えると着色が目立
つようになる。例えば200℃で100時間加熱する耐
熱性試験を実施した場合、塗膜の光沢低下や変色などが
目立ち、また、加熱時の塗膜の耐摩耗性が低下し、傷付
きや摩耗による塗膜露出が生じてしまう。このため、ポ
リエステル樹脂のような汎用樹脂を用いた従来の塗料は
耐熱用途には使用し難く、200℃で問題にならないよ
うな場所にも高価な耐熱温度250℃の塗料を使用して
いる。したがって、耐熱温度が200℃程度の安価な耐
熱性塗装鋼板が求められている。本発明は、このような
問題を解消すべく案出されたものであり、ポリエステル
樹脂,エポキシ樹脂,エポキシ変性ポリエステル樹脂,
アクリル樹脂あるいはアクリルシリコン樹脂などの汎用
的に使用されている樹脂を用いて、低コストで耐熱性の
高い塗装鋼板を提供することを目的とする。
れる用途では常に250℃以上の耐熱性が必要になるわ
けではなく、ヒーターなどの加熱部に直接触れない場所
など、用途によっては200℃で問題ない場合もあっ
た。ところが、ポリエステル樹脂をはじめ汎用樹脂を用
いた従来の塗料組成では150℃を超えると着色が目立
つようになる。例えば200℃で100時間加熱する耐
熱性試験を実施した場合、塗膜の光沢低下や変色などが
目立ち、また、加熱時の塗膜の耐摩耗性が低下し、傷付
きや摩耗による塗膜露出が生じてしまう。このため、ポ
リエステル樹脂のような汎用樹脂を用いた従来の塗料は
耐熱用途には使用し難く、200℃で問題にならないよ
うな場所にも高価な耐熱温度250℃の塗料を使用して
いる。したがって、耐熱温度が200℃程度の安価な耐
熱性塗装鋼板が求められている。本発明は、このような
問題を解消すべく案出されたものであり、ポリエステル
樹脂,エポキシ樹脂,エポキシ変性ポリエステル樹脂,
アクリル樹脂あるいはアクリルシリコン樹脂などの汎用
的に使用されている樹脂を用いて、低コストで耐熱性の
高い塗装鋼板を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の耐熱性に優れた
塗装鋼板は、その目的を達成するため、ポリエステル樹
脂,エポキシ樹脂,エポキシ変性ポリエステル樹脂,ア
クリル樹脂あるいはアクリルシリコン樹脂を主成分と
し、ガラス転移温度Tgが50℃以上の樹脂からなる塗
膜であって、塗膜の厚さをTとしたとき平均粒径が0.
6T〜1.7Tで、かつその軟化温度が塗膜の焼き付け
温度よりも高い耐熱粒子を20〜60質量%含有させ、
さらに、JIS K5600の60°鏡面光沢が40未
満の塗膜を最表層に有することを特徴とする。
塗装鋼板は、その目的を達成するため、ポリエステル樹
脂,エポキシ樹脂,エポキシ変性ポリエステル樹脂,ア
クリル樹脂あるいはアクリルシリコン樹脂を主成分と
し、ガラス転移温度Tgが50℃以上の樹脂からなる塗
膜であって、塗膜の厚さをTとしたとき平均粒径が0.
6T〜1.7Tで、かつその軟化温度が塗膜の焼き付け
温度よりも高い耐熱粒子を20〜60質量%含有させ、
さらに、JIS K5600の60°鏡面光沢が40未
満の塗膜を最表層に有することを特徴とする。
【0005】また、耐熱粒子として、ポリエーテルサル
ホン(PES),ポリイミド(PI),ポリテトラフル
オロエチレン(PTFE),4フッ化エチレン−6フッ
化プロピレン共重合体(FEP),4フッ化エチレン−
パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PF
A)のいずれか1種または2種以上を使用することによ
り、塗装鋼板の耐摩耗性や耐汚染性を向上させている。
さらにまた、15質量%以下の鱗片状金属フレークを含
有させることにより、耐熱性をさらに向上させている。
ホン(PES),ポリイミド(PI),ポリテトラフル
オロエチレン(PTFE),4フッ化エチレン−6フッ
化プロピレン共重合体(FEP),4フッ化エチレン−
パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PF
A)のいずれか1種または2種以上を使用することによ
り、塗装鋼板の耐摩耗性や耐汚染性を向上させている。
さらにまた、15質量%以下の鱗片状金属フレークを含
有させることにより、耐熱性をさらに向上させている。
【0006】
【作用】本発明者等は、汎用塗料を用いたプレコート鋼
板の耐熱性を高める方法について、樹脂の組成および特
性、添加剤などをはじめ種々検討した結果、ガラス転移
温度が高く、熱に対して比較的強い樹脂に、塗料の焼き
付け温度でも軟化しない耐熱性の高い粒子を添加し、さ
らに熱を受けたときの塗膜の光沢低下度合いが低くなる
ように塗膜の初期光沢を低く抑えたことで塗装鋼板の耐
熱性が良くなることを見いだした。
板の耐熱性を高める方法について、樹脂の組成および特
性、添加剤などをはじめ種々検討した結果、ガラス転移
温度が高く、熱に対して比較的強い樹脂に、塗料の焼き
付け温度でも軟化しない耐熱性の高い粒子を添加し、さ
らに熱を受けたときの塗膜の光沢低下度合いが低くなる
ように塗膜の初期光沢を低く抑えたことで塗装鋼板の耐
熱性が良くなることを見いだした。
【0007】すなわち、まず使用した樹脂のガラス転移
温度Tgを高くすることで、汎用樹脂の耐熱性を高め
た。次に、塗膜中に、塗料の焼き付け時に軟化せず、塗
膜中で粒子の形を保つ耐熱粒子を含ませることにより、
この耐熱粒子の耐熱作用で塗装鋼板全体の耐熱性を向上
させた。一般的に樹脂塗膜の光沢は加熱により低下す
る。したがって、初期光沢が良いと加熱による塗膜の光
沢低下が目立つので、製造当初の塗膜光沢をある程度の
段階に抑えた。
温度Tgを高くすることで、汎用樹脂の耐熱性を高め
た。次に、塗膜中に、塗料の焼き付け時に軟化せず、塗
膜中で粒子の形を保つ耐熱粒子を含ませることにより、
この耐熱粒子の耐熱作用で塗装鋼板全体の耐熱性を向上
させた。一般的に樹脂塗膜の光沢は加熱により低下す
る。したがって、初期光沢が良いと加熱による塗膜の光
沢低下が目立つので、製造当初の塗膜光沢をある程度の
段階に抑えた。
【0008】上記各項目について、以下に詳しく説明す
る。 [樹脂]本発明の塗装鋼板を構成する塗膜は、ポリエス
テル樹脂,エポキシ樹脂,エポキシ変性ポリエステル樹
脂,アクリル樹脂あるいはアクリルシリコン樹脂を主成
分とした汎用性の樹脂から形成される。これらの汎用樹
脂はPESなどの耐熱性樹脂に比べて価格は安く、焼き
付け温度も200〜250℃程度である。これらの樹脂
の耐熱性を高くするために、ガラス転移温度Tgを50
℃以上にする。Tgは樹脂(モノマー)の種類,分子
量,硬化剤の添加量などによって調整できる。一般に分
子量が同じであれば、ポリエステル→エポキシ変性ポリ
エステル→アクリルまたはエポキシ→アクリルシリコン
の順でTgが高くなる傾向がある。分子量は低い方が、
硬化剤添加量は多い方が、Tgが高くなる傾向がある。
硬化剤としては、性能を満たせば公知のものでよく、制
限はないが耐熱性,耐汚染性の観点から、メラミン樹脂
硬化剤,ウレタン樹脂(イソシアネート)硬化剤などが
好ましい。
る。 [樹脂]本発明の塗装鋼板を構成する塗膜は、ポリエス
テル樹脂,エポキシ樹脂,エポキシ変性ポリエステル樹
脂,アクリル樹脂あるいはアクリルシリコン樹脂を主成
分とした汎用性の樹脂から形成される。これらの汎用樹
脂はPESなどの耐熱性樹脂に比べて価格は安く、焼き
付け温度も200〜250℃程度である。これらの樹脂
の耐熱性を高くするために、ガラス転移温度Tgを50
℃以上にする。Tgは樹脂(モノマー)の種類,分子
量,硬化剤の添加量などによって調整できる。一般に分
子量が同じであれば、ポリエステル→エポキシ変性ポリ
エステル→アクリルまたはエポキシ→アクリルシリコン
の順でTgが高くなる傾向がある。分子量は低い方が、
硬化剤添加量は多い方が、Tgが高くなる傾向がある。
硬化剤としては、性能を満たせば公知のものでよく、制
限はないが耐熱性,耐汚染性の観点から、メラミン樹脂
硬化剤,ウレタン樹脂(イソシアネート)硬化剤などが
好ましい。
【0009】Tgを50℃以上に上げることにより、2
00℃に加熱した場合あるいは、加熱時の摩耗において
も、樹脂の軟化あるいは加熱劣化は生じるが、それを最
小限に抑えることができる。このような樹脂中に中〜大
粒径の耐熱粒子を含有させることで、耐熱性を大幅に向
上させることができる。Tgが50℃未満の場合、加熱
時のマトリックス樹脂の軟化が顕著で、摩耗環境におい
ては耐熱粒子が塗膜から脱落し易くなる。また、Tgが
低いと樹脂の熱による劣化が起こりやすく、変色や光沢
低下が起こりやすくなる。一方、Tgが50℃以上にな
ると、マトリックス樹脂はわずかに軟化するが、耐熱粒
子は脱落せず耐熱塗膜としての性能を低下させない。
00℃に加熱した場合あるいは、加熱時の摩耗において
も、樹脂の軟化あるいは加熱劣化は生じるが、それを最
小限に抑えることができる。このような樹脂中に中〜大
粒径の耐熱粒子を含有させることで、耐熱性を大幅に向
上させることができる。Tgが50℃未満の場合、加熱
時のマトリックス樹脂の軟化が顕著で、摩耗環境におい
ては耐熱粒子が塗膜から脱落し易くなる。また、Tgが
低いと樹脂の熱による劣化が起こりやすく、変色や光沢
低下が起こりやすくなる。一方、Tgが50℃以上にな
ると、マトリックス樹脂はわずかに軟化するが、耐熱粒
子は脱落せず耐熱塗膜としての性能を低下させない。
【0010】[耐熱粒子]本発明の塗装鋼板を構成する
最表層塗膜に含有される耐熱粒子は、塗料の焼き付け時
に軟化せず、塗膜中でも粒子の形を保つことができるも
ので、上記膜厚をTとしたとき平均粒径が0.6T〜
1.7Tの範囲にあるものを、塗膜に対して20〜60
質量%の割合で含有させるようにする。塗膜のTgを5
0℃以上としても、加熱により樹脂はわずかに劣化す
る。樹脂のみ、あるいは通常のエナメル塗料に添加され
る顔料配合では顔料の粒径が小さく、塗膜表面はほとん
どがマトリックス樹脂からなるものとなる。したがっ
て、200℃程度の加熱によって、変色や光沢の低下あ
るいは耐摩耗性が低下する等、加熱の影響を大きく受け
ることになる。
最表層塗膜に含有される耐熱粒子は、塗料の焼き付け時
に軟化せず、塗膜中でも粒子の形を保つことができるも
ので、上記膜厚をTとしたとき平均粒径が0.6T〜
1.7Tの範囲にあるものを、塗膜に対して20〜60
質量%の割合で含有させるようにする。塗膜のTgを5
0℃以上としても、加熱により樹脂はわずかに劣化す
る。樹脂のみ、あるいは通常のエナメル塗料に添加され
る顔料配合では顔料の粒径が小さく、塗膜表面はほとん
どがマトリックス樹脂からなるものとなる。したがっ
て、200℃程度の加熱によって、変色や光沢の低下あ
るいは耐摩耗性が低下する等、加熱の影響を大きく受け
ることになる。
【0011】これに対し、図1に示すように、上塗り膜
厚2に対して適切な平均粒径の耐熱粒子3を含有させる
ことで、上塗り膜厚表面から露出する耐熱粒子3の面積
を増加させ、上塗り膜厚2の表面におけるマトリックス
樹脂の占有面積を低減させることで、マトリックス樹脂
の熱劣化によるに塗膜性能の低下を抑え、また、塗膜厚
に対して適切な粒径の耐熱粒子を添加することにより、
耐熱粒子の塗膜からの脱落を防ぎ、露出高さを高くする
ことで、加熱によりわずかに耐摩耗性が低下した樹脂分
との接触を防ぎ、耐摩耗性を高める効果もある。なお、
図中、1は下塗り塗膜、Mは基材の鋼板である。粒径が
0.6Tよりも小さいと、粒子の径が小さすぎ塗膜から
の耐熱粒子の露出が足りず、変形に対する抵抗が少なく
なり樹脂の劣化の影響を受け易くなり、加熱時の耐摩耗
性,外見の低下が大きくなる。また、1.7Tよりも大
きいと、耐熱粒子の露出高さが高くなりすぎ、耐熱粒子
が脱落し易くなって耐摩耗性を低下させることになる。
厚2に対して適切な平均粒径の耐熱粒子3を含有させる
ことで、上塗り膜厚表面から露出する耐熱粒子3の面積
を増加させ、上塗り膜厚2の表面におけるマトリックス
樹脂の占有面積を低減させることで、マトリックス樹脂
の熱劣化によるに塗膜性能の低下を抑え、また、塗膜厚
に対して適切な粒径の耐熱粒子を添加することにより、
耐熱粒子の塗膜からの脱落を防ぎ、露出高さを高くする
ことで、加熱によりわずかに耐摩耗性が低下した樹脂分
との接触を防ぎ、耐摩耗性を高める効果もある。なお、
図中、1は下塗り塗膜、Mは基材の鋼板である。粒径が
0.6Tよりも小さいと、粒子の径が小さすぎ塗膜から
の耐熱粒子の露出が足りず、変形に対する抵抗が少なく
なり樹脂の劣化の影響を受け易くなり、加熱時の耐摩耗
性,外見の低下が大きくなる。また、1.7Tよりも大
きいと、耐熱粒子の露出高さが高くなりすぎ、耐熱粒子
が脱落し易くなって耐摩耗性を低下させることになる。
【0012】このような耐熱粒子としては、ポリエーテ
ルサルホン(PES),ポリイミド(PI),ポリテト
ラフルオロエチレン(PTFE),4フッ化エチレン−
6フッ化プロピレン共重合体(FEP),4フッ化エチ
レン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体
(PFA)などの耐熱性樹脂粒子、ニッケル粉,ステン
レス粉などの金属粒子、ガラス粉をはじめとするセラミ
ックス粒子等、いずれでも良い。なかでも、耐熱性樹脂
粒子は潤滑性,非汚染性に優れることから、これらの含
有により、塗膜の耐摩耗性、耐汚染性をより高めること
ができる。含有量は、塗膜に対して20〜60質量%と
する。20%に満たないと耐熱性向上に対する効果は少
なく、60%を超えるとその効果は飽和する。
ルサルホン(PES),ポリイミド(PI),ポリテト
ラフルオロエチレン(PTFE),4フッ化エチレン−
6フッ化プロピレン共重合体(FEP),4フッ化エチ
レン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体
(PFA)などの耐熱性樹脂粒子、ニッケル粉,ステン
レス粉などの金属粒子、ガラス粉をはじめとするセラミ
ックス粒子等、いずれでも良い。なかでも、耐熱性樹脂
粒子は潤滑性,非汚染性に優れることから、これらの含
有により、塗膜の耐摩耗性、耐汚染性をより高めること
ができる。含有量は、塗膜に対して20〜60質量%と
する。20%に満たないと耐熱性向上に対する効果は少
なく、60%を超えるとその効果は飽和する。
【0013】[光沢]一般的に、樹脂は加熱により劣化
し、その光沢は低下する。当初の光沢が良いと、加熱に
よる光沢低下が目立つ。JIS K5600の60°鏡
面反射で、40を基準とし、この光沢が40より高いと
見た目で熱を受けたとき光沢低下が目立つようになるの
で、本発明では、初期光沢を40未満に規定した。この
値より小さいと、加熱による外観(光沢)低下の影響を
抑えることができる。耐熱粒子を添加することで塗膜表
面に凹凸が形成されるため、そのままでも初期光沢は低
下する。さらに光沢を下げる必要がある場合、シリカな
どの公知の艶消し剤や、塗膜厚に対して微細な耐熱粒子
を艶消し剤として添加しても良い。
し、その光沢は低下する。当初の光沢が良いと、加熱に
よる光沢低下が目立つ。JIS K5600の60°鏡
面反射で、40を基準とし、この光沢が40より高いと
見た目で熱を受けたとき光沢低下が目立つようになるの
で、本発明では、初期光沢を40未満に規定した。この
値より小さいと、加熱による外観(光沢)低下の影響を
抑えることができる。耐熱粒子を添加することで塗膜表
面に凹凸が形成されるため、そのままでも初期光沢は低
下する。さらに光沢を下げる必要がある場合、シリカな
どの公知の艶消し剤や、塗膜厚に対して微細な耐熱粒子
を艶消し剤として添加しても良い。
【0014】[鱗片状金属フレーク]金属は樹脂に比べ
て熱反射率が高い。金属を鱗片状フレークにして塗料中
に添加すると、図1に示すように、金属フレーク4は塗
装時に塗膜2中で、原板−塗装面と平行に配向するよう
になる。このため、塗膜面から受けた熱を金属フレーク
が効率よく反射し、塗膜樹脂に対する熱吸収量を減ら
し、結果として耐熱性を高める効果を示す。金属フレー
クとしては熱反射性の高いAl,Tiのフレークが好ま
しいが、これに制限されるものではない。本発明の主旨
から、ガラスフレーク等、金属以外のフレークに金属め
っきを施したものでも同等の効果が得られる。粒径につ
いては、塗装性,塗装外観,耐熱性などから、長径で5
〜200μm程度が好ましいが、特に制限はない。添加
量は多くしても効果は飽和するので、15%以下とす
る。
て熱反射率が高い。金属を鱗片状フレークにして塗料中
に添加すると、図1に示すように、金属フレーク4は塗
装時に塗膜2中で、原板−塗装面と平行に配向するよう
になる。このため、塗膜面から受けた熱を金属フレーク
が効率よく反射し、塗膜樹脂に対する熱吸収量を減ら
し、結果として耐熱性を高める効果を示す。金属フレー
クとしては熱反射性の高いAl,Tiのフレークが好ま
しいが、これに制限されるものではない。本発明の主旨
から、ガラスフレーク等、金属以外のフレークに金属め
っきを施したものでも同等の効果が得られる。粒径につ
いては、塗装性,塗装外観,耐熱性などから、長径で5
〜200μm程度が好ましいが、特に制限はない。添加
量は多くしても効果は飽和するので、15%以下とす
る。
【0015】[その他]原板としては、200℃での耐
熱性を考慮し、55%−Znめっき鋼板,Alめっき鋼
板,ステンレス鋼板等が好ましいが、特に制限されるも
のではない。塗装前処理として通常の塗布型クロメート
処理,非クロメート処理等を行った後、通常のエポキシ
樹脂塗料等を用いて下塗りを行う。その膜厚も通常の5
μm程度で十分である。本発明で特徴となる最表層塗膜
を形成するための上塗りは、所定のガラス転移温度をも
つように調整され、所定の耐熱粒子および鱗片状金属フ
レークを含有する樹脂塗料を、通常のプレコート鋼板の
上塗り塗膜形成と同様に、膜厚が5〜20μmになるよ
うに塗装する。上塗りには、通常のプレコート鋼板の製
造に使用される各種添加剤を加えても良い。色調も特に
制限はなく、通常のプレコート鋼板に使用される各種顔
料を使用することができる。
熱性を考慮し、55%−Znめっき鋼板,Alめっき鋼
板,ステンレス鋼板等が好ましいが、特に制限されるも
のではない。塗装前処理として通常の塗布型クロメート
処理,非クロメート処理等を行った後、通常のエポキシ
樹脂塗料等を用いて下塗りを行う。その膜厚も通常の5
μm程度で十分である。本発明で特徴となる最表層塗膜
を形成するための上塗りは、所定のガラス転移温度をも
つように調整され、所定の耐熱粒子および鱗片状金属フ
レークを含有する樹脂塗料を、通常のプレコート鋼板の
上塗り塗膜形成と同様に、膜厚が5〜20μmになるよ
うに塗装する。上塗りには、通常のプレコート鋼板の製
造に使用される各種添加剤を加えても良い。色調も特に
制限はなく、通常のプレコート鋼板に使用される各種顔
料を使用することができる。
【0016】
【実施例】板厚0.5mm、付着量片面70g/m2の
55%Al−Znめっき鋼板に、クロム付着量20mg
/m2の塗布型クロメート処理を行った後、通常と同様
のエポキシ樹脂塗料を膜厚が5μmになるように塗装
し、焼き付けた。この下塗り塗膜の上に、表1に示す組
成を有する塗料を塗装し、215〜250℃で、30〜
60秒加熱し焼き付けして塗膜層を形成した。表1のポ
リエステル樹脂のうち比較例No.3以外は数平均分子
量8000のポリエステル樹脂、比較例No.3は数平
均分子量20000のポリエステル樹脂を、エポキシ樹
脂は数平均分子量5000のものを、エポキシ変性ポリ
エステル樹脂は数平均分子量9000のものを、アクリ
ル樹脂およびアクリルシリコン樹脂は数平均分子量12
000の樹脂を用い、メラミン硬化またはイソシアネー
ト硬化により塗膜を作製した。また初期光沢は、必要に
応じ、平均粒径3μmのPTFE粒子を塗膜固形分に対
し5〜20%添加することで適宜調整した。さらに、鱗
片状金属フレークとしては長径40μmのアルミニウム
フレークを用いた。以上の塗膜を形成した塗装鋼板につ
いて、以下の評価を行った。
55%Al−Znめっき鋼板に、クロム付着量20mg
/m2の塗布型クロメート処理を行った後、通常と同様
のエポキシ樹脂塗料を膜厚が5μmになるように塗装
し、焼き付けた。この下塗り塗膜の上に、表1に示す組
成を有する塗料を塗装し、215〜250℃で、30〜
60秒加熱し焼き付けして塗膜層を形成した。表1のポ
リエステル樹脂のうち比較例No.3以外は数平均分子
量8000のポリエステル樹脂、比較例No.3は数平
均分子量20000のポリエステル樹脂を、エポキシ樹
脂は数平均分子量5000のものを、エポキシ変性ポリ
エステル樹脂は数平均分子量9000のものを、アクリ
ル樹脂およびアクリルシリコン樹脂は数平均分子量12
000の樹脂を用い、メラミン硬化またはイソシアネー
ト硬化により塗膜を作製した。また初期光沢は、必要に
応じ、平均粒径3μmのPTFE粒子を塗膜固形分に対
し5〜20%添加することで適宜調整した。さらに、鱗
片状金属フレークとしては長径40μmのアルミニウム
フレークを用いた。以上の塗膜を形成した塗装鋼板につ
いて、以下の評価を行った。
【0017】各特性の評価方法は次の通りである。
(1)光沢
JIS K5600に準じ、塗装板の60°鏡面光沢を
測定した。 (2)耐熱性(外観) 200℃×100時間の加熱前後の塗装板の色差(Δ
E、JISK5600に準じる)、光沢の差を求めた。
色差が2未満のものを◎、2〜3未満のものを○、3〜
5未満のものを△、5以上のものを×とした。光沢は光
沢値の差が5未満のものを○、5〜20未満のものを
△、20以上のものを×とした。
測定した。 (2)耐熱性(外観) 200℃×100時間の加熱前後の塗装板の色差(Δ
E、JISK5600に準じる)、光沢の差を求めた。
色差が2未満のものを◎、2〜3未満のものを○、3〜
5未満のものを△、5以上のものを×とした。光沢は光
沢値の差が5未満のものを○、5〜20未満のものを
△、20以上のものを×とした。
【0018】(3)耐熱摩耗性
塗装鋼板をヒーターで100℃になるように加熱しなが
ら、ガラス管(試験管)の底部で1.5kgの荷重をか
け、30往復させた後の塗膜の摩耗状況を観察した。下
塗りまたは素地が露出したものを×、キズが明瞭につい
たものを△、キズ付きがないかまたは僅かで目立たない
ものを○で評価した。 (4)耐汚染性 食酢を塗膜面に滴下し、200℃×1時間加熱した後の
外観変化を目視評価した。跡残りのないものを◎、僅か
に跡残りがあったものを○、明瞭に跡残りがあったもの
を△、フクレ,剥離が生じていたものを×で評価した。
その評価結果を表1に併せて示す。
ら、ガラス管(試験管)の底部で1.5kgの荷重をか
け、30往復させた後の塗膜の摩耗状況を観察した。下
塗りまたは素地が露出したものを×、キズが明瞭につい
たものを△、キズ付きがないかまたは僅かで目立たない
ものを○で評価した。 (4)耐汚染性 食酢を塗膜面に滴下し、200℃×1時間加熱した後の
外観変化を目視評価した。跡残りのないものを◎、僅か
に跡残りがあったものを○、明瞭に跡残りがあったもの
を△、フクレ,剥離が生じていたものを×で評価した。
その評価結果を表1に併せて示す。
【0019】
【0020】評価結果からもわかるように、請求項1に
規定した要件を満たす実施例No.1〜19のものは、
耐熱性,耐熱摩耗性,耐汚染性とも満足する特性を発揮
している。これに対して、耐熱粒子の平均粒径が小さい
かあるいは大きい比較例No.1および2、耐熱粒子を
含有させていない比較例No.4、耐熱粒子の含有量が
少ないかあるいは多い比較例No.5および6、使用し
た樹脂塗膜のTgが低い比較例No.3、初期光沢を良
くしすぎた比較例No.7では、耐熱性,耐熱摩耗性の
点で満足できる特性が得られなかった。
規定した要件を満たす実施例No.1〜19のものは、
耐熱性,耐熱摩耗性,耐汚染性とも満足する特性を発揮
している。これに対して、耐熱粒子の平均粒径が小さい
かあるいは大きい比較例No.1および2、耐熱粒子を
含有させていない比較例No.4、耐熱粒子の含有量が
少ないかあるいは多い比較例No.5および6、使用し
た樹脂塗膜のTgが低い比較例No.3、初期光沢を良
くしすぎた比較例No.7では、耐熱性,耐熱摩耗性の
点で満足できる特性が得られなかった。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明により、
ポリエステル樹脂,エポキシ樹脂,エポキシ変性ポリエ
ステル樹脂,アクリル樹脂あるいはアクリルシリコン樹
脂などの汎用的に使用されている樹脂を用いても、ガラ
ス転移温度Tgを50℃以上に調整し、かつ塗膜の厚さ
をTとしたとき平均粒径が0.6T〜1.7Tで、しか
もその軟化温度が塗膜の焼き付け温度よりも高い耐熱粒
子を20〜60質量%含有させ、さらに、JIS K5
600の60°鏡面光沢を40未満にした塗膜を最表層
に設けることにより、低コストで耐熱性の高い塗装鋼板
を得ることができた。このため、電子レンジ,オーブン
レンジ,ガステーブル等の調理機器、ファンヒーター,
ストーブ等の暖房機器などに好適なプレコート鋼板を低
コストで提供できる。
ポリエステル樹脂,エポキシ樹脂,エポキシ変性ポリエ
ステル樹脂,アクリル樹脂あるいはアクリルシリコン樹
脂などの汎用的に使用されている樹脂を用いても、ガラ
ス転移温度Tgを50℃以上に調整し、かつ塗膜の厚さ
をTとしたとき平均粒径が0.6T〜1.7Tで、しか
もその軟化温度が塗膜の焼き付け温度よりも高い耐熱粒
子を20〜60質量%含有させ、さらに、JIS K5
600の60°鏡面光沢を40未満にした塗膜を最表層
に設けることにより、低コストで耐熱性の高い塗装鋼板
を得ることができた。このため、電子レンジ,オーブン
レンジ,ガステーブル等の調理機器、ファンヒーター,
ストーブ等の暖房機器などに好適なプレコート鋼板を低
コストで提供できる。
【図1】 2コートの場合の本発明の概念を示す図
1:下塗り塗膜 2:上塗り塗膜 3:耐熱粒
子 4:鱗片状金属フレーク M:鋼板
子 4:鱗片状金属フレーク M:鋼板
フロントページの続き
(72)発明者 大久保 謙一
千葉県市川市高谷新町7番1号 日新製鋼
株式会社技術研究所内
(72)発明者 森 浩治
千葉県市川市高谷新町7番1号 日新製鋼
株式会社技術研究所内
Fターム(参考) 4F100 AB01B AB03 AB10 AB18
AK17A AK25A AK41A AK49A
AK52A AK53A AK55A AL05A
AL06A BA02 BA06 CC00A
DE01A DE02A EH71 EJ69
GB41 JA05A JJ03 JN21A
YY00A
4J038 CD122 CD132 CE052 CG001
DB001 DD001 DJ022 DK012
DL031 GA12 HA066 HA486
KA08 MA02 MA13 NA14 PC02
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリエステル樹脂,エポキシ樹脂,エポ
キシ変性ポリエステル樹脂,アクリル樹脂あるいはアク
リルシリコン樹脂を主成分とし、ガラス転移温度Tgが
50℃以上の樹脂からなる塗膜であって、塗膜の厚さを
Tとしたとき平均粒径が0.6T〜1.7Tで、かつそ
の軟化温度が塗膜の焼き付け温度よりも高い耐熱粒子を
20〜60質量%含有させ、さらにJIS K5600
の60°鏡面光沢が40未満の塗膜を最表層に有するこ
とを特徴とする耐熱性に優れた塗装鋼板。 - 【請求項2】 耐熱粒子が、ポリエーテルサルホン(P
ES),ポリイミド(PI),ポリテトラフルオロエチ
レン(PTFE),4フッ化エチレン−6フッ化プロピ
レン共重合体(FEP),4フッ化エチレン−パーフル
オロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)のいず
れか1種または2種以上である請求項1に記載の耐熱性
に優れた塗装鋼板。 - 【請求項3】 塗膜がさらに、15質量%以下の鱗片状
金属フレークを含有するものである請求項1または2に
記載の耐熱性に優れた塗装鋼板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001375869A JP2003170525A (ja) | 2001-12-10 | 2001-12-10 | 耐熱性に優れた塗装鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001375869A JP2003170525A (ja) | 2001-12-10 | 2001-12-10 | 耐熱性に優れた塗装鋼板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003170525A true JP2003170525A (ja) | 2003-06-17 |
Family
ID=19184170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001375869A Pending JP2003170525A (ja) | 2001-12-10 | 2001-12-10 | 耐熱性に優れた塗装鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003170525A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006026913A (ja) * | 2004-07-12 | 2006-02-02 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 耐熱性アルミニウム材 |
JP2011235448A (ja) * | 2010-05-01 | 2011-11-24 | Furukawa-Sky Aluminum Corp | 耐摩耗性及び成形性に優れた樹脂被覆金属材及びその製造方法 |
JP2015142963A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | トーカロ株式会社 | 非粘着性複合樹脂皮膜被覆部材およびその製造方法 |
CN112208049A (zh) * | 2020-09-15 | 2021-01-12 | 山东基舜节能建材有限公司 | 一种适用于大厚度的二氧化碳保温板的发泡模具 |
-
2001
- 2001-12-10 JP JP2001375869A patent/JP2003170525A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006026913A (ja) * | 2004-07-12 | 2006-02-02 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 耐熱性アルミニウム材 |
JP2011235448A (ja) * | 2010-05-01 | 2011-11-24 | Furukawa-Sky Aluminum Corp | 耐摩耗性及び成形性に優れた樹脂被覆金属材及びその製造方法 |
JP2015142963A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | トーカロ株式会社 | 非粘着性複合樹脂皮膜被覆部材およびその製造方法 |
CN112208049A (zh) * | 2020-09-15 | 2021-01-12 | 山东基舜节能建材有限公司 | 一种适用于大厚度的二氧化碳保温板的发泡模具 |
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Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
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