JP2003169022A - 光送信器及び光伝送システム - Google Patents

光送信器及び光伝送システム

Info

Publication number
JP2003169022A
JP2003169022A JP2001367589A JP2001367589A JP2003169022A JP 2003169022 A JP2003169022 A JP 2003169022A JP 2001367589 A JP2001367589 A JP 2001367589A JP 2001367589 A JP2001367589 A JP 2001367589A JP 2003169022 A JP2003169022 A JP 2003169022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
optical
drive circuit
laser
extinction ratio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001367589A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3662534B2 (ja
Inventor
Giichi Ishii
義一 石井
Katsuya Oda
勝哉 尾田
Masato Tanaka
正人 田中
Hiroaki Asano
弘明 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001367589A priority Critical patent/JP3662534B2/ja
Priority to US10/290,271 priority patent/US20030103772A1/en
Publication of JP2003169022A publication Critical patent/JP2003169022A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3662534B2 publication Critical patent/JP3662534B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/07Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems
    • H04B10/075Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal
    • H04B10/077Arrangements for monitoring or testing transmission systems; Arrangements for fault measurement of transmission systems using an in-service signal using a supervisory or additional signal
    • H04B10/0779Monitoring line transmitter or line receiver equipment
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/50Transmitters
    • H04B10/501Structural aspects
    • H04B10/503Laser transmitters
    • H04B10/504Laser transmitters using direct modulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/50Transmitters
    • H04B10/564Power control

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送されるデータ信号が高速になった場合で
も高速応答の高価なフォトダイオードを備えることなく
消光比の制御を可能にする光送信器及び光伝送システム
を提供する。 【解決手段】 レーザダイオード5及びモニタフォトダ
イオード6を有するレーザモジュール7、レーザモジュ
ールに駆動電流を供給するレーザドライブ回路3、モニ
タフォトダイオードからの検出信号に基づきレーザモジ
ュールにその出力レベルが一定になるようにバイアス電
流を供給するAPC回路8、レーザドライブ回路の入力
データ信号にRF信号を重畳して与え、モニタフォトダ
イオードからの検出信号のうち重畳したRF信号に基づ
きレーザモジュールの出力光の消光比が一定になるよう
にレーザドライブ回路の増幅度を制御する消光比制御回
路(RF信号発生回路1,LPF9及びピーク検出回路
10)を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光送信器及びその
光送信器を用いた光伝送システムに関するもので、特
に、環境温度の変動や経年劣化などが起こってもレーザ
モジュールを適正な発光量、消光比に維持できる光送信
器及び光伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、消光比制御機能を有する光送信器
として、例えば特開昭58−104536号公報に記載
されたものが知られている。図12は、従来の消光比制
御機能を有する光送信器の構成例を示すブロック図であ
る。ただし、今回の発明に関与しない部分については省
略している。図12に示す光送信器34は、データ信号
を入力してレーザモジュールに駆動電流を供給するレー
ザドライブ回路3と、レーザドライブ回路3からの出力
にAPC回路8からのレーザ駆動用のバイアス電流を加
える合波器4と、合波器4からの出力に基づいて光出力
を送出するレーザダイオード5及びその光出力をモニタ
するためのモニタフォトダイオード6を有するレーザモ
ジュール7と、レーザモジュール7からの直流成分に基
づいてレーザダイオード5からの発光量が一定になるよ
うにレーザダイオード5へ供給するバイアス電流を制御
するAPC(Automatic Power Control:自動出力制
御)回路8と、レーザモジュール7の出力から直流成分
をカットする直流カット用コンデンサ33と、直流カッ
ト用コンデンサ33を介してモニタフォトダイオード6
から検出されるデータ信号のレベルを検出し、その検出
レベルを所定の値に保つようにレーザドライブ回路3の
増幅度を制御することにより、レーザモジュール7の出
力の消光比を所定の値に保つピーク検出回路10とを備
えている。
【0003】次に、上記構成に係る従来の光送信器34
の動作について説明する。光送信器34に入力されたデ
ータ信号は、レーザドライブ回路3に与えられ増幅され
る。増幅されたデータ信号はAPC回路8からのレーザ
駆動用のバイアス電流が加えられ、レーザダイオード5
に供給される。レーザダイオード5の出力はモニタフォ
トダイオード6により検出され、その直流成分は、AP
C回路8に与えられ、レーザダイオード5からの発光量
が一定になるようにレーザダイオード5へ供給するバイ
アス電流を制御する。一方、モニタフォトダイオード6
から検出されるデータ信号は直流カット用コンデンサ3
3を介してピーク検出回路10によりそのピークレベル
が検出され、この検出レベルを所定の値に保つように、
レーザドライブ回路3の増幅度を制御することにより、
レーザモジュール7からの出力の消光比を所定の値に保
つ。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の光送信器34の構成では、伝送されるデータ信
号が高速になった場合、レーザモジュール7の出力光を
モニタするフォトダイオード6は、高速データを受信で
きるだけの高速応答特性を有する必要があった。
【0005】本発明は上述した点に鑑みてなされたもの
で、伝送されるデータ信号が高速になった場合でも、高
速応答の高価なフォトダイオードを備えることなく、消
光比の制御を可能にすることができる光送信器及び光伝
送システムを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光送信器
は、光出力を送出するレーザダイオード及びその光出力
をモニタするモニタフォトダイオードを有するレーザモ
ジュールと、前記レーザモジュールに駆動電流を供給す
るレーザドライブ回路と、前記モニタフォトダイオード
からの検出信号に基づいて前記レーザモジュールの出力
レベルが一定になるように前記レーザモジュールにバイ
アス電流を供給する自動出力制御回路と、前記レーザド
ライブ回路の入力データ信号にRF信号を重畳して与
え、前記モニタフォトダイオードからの検出信号のうち
重畳したRF信号に基づいて前記レーザモジュールの出
力光の消光比が一定になるように前記レーザドライブ回
路の増幅度を制御する消光比制御回路とを備えたもので
ある。上記構成によれば、伝送されるデータ信号が高速
になった場合でも、高速応答の高価なフォトダイオード
を備えることなく、データ信号に重畳したRF信号をモ
ニタフォトダイオードにより検出し、検出信号でレーザ
モジュールの出力光の消光比を一定に制御する。
【0007】また、前記消光比制御回路は、重畳するR
F信号として、データ信号のスペクトルと重ならないほ
どの低周波数のRF信号を重畳するとともに、前記レー
ザドライブ回路は、その重畳される低周波数のRF信号
を増幅できるほど低周波数から増幅可能であるレーザド
ライブ回路であることを特徴とする。上記構成によれ
ば、重畳するRF信号をデータ信号とスペクトル的に分
離することができ、レーザドライブ回路はデータ信号と
重畳された低周波数のRF信号の両方とも増幅する。
【0008】また、前記消光比制御回路は、重畳するR
F信号として、AM変調された信号を重畳するととも
に、前記モニタフォトダイオードからの検出信号のうち
AM変調されたRF信号をAM復調してその復調信号に
基づいて前記レーザモジュールの出力光の消光比が一定
になるように前記レーザドライブ回路の増幅度を制御す
ることを特徴とする。上記構成によれば、データ信号に
重畳したAM変調されたRF信号をモニタフォトダイオ
ードにより検出し、検出信号をAM復調した信号により
レーザモジュール出力光の消光比を一定に制御する。
【0009】また、前記消光比制御回路は、重畳するA
M変調されたRF信号として、データ信号のスペクトル
に完全に埋もれないほど低周波数のAM変調されたRF
信号を重畳するとともに、前記レーザドライブ回路は、
その重畳される低周波数のAM変調されたRF信号を増
幅できるほど低周波数から増幅可能であるレーザドライ
ブ回路であることを特徴とする。上記構成によれば、重
畳するAM変調されたRF信号はデータ信号のスペクト
ルに完全に埋もれることがなく検出可能であり、また、
レーザドライブ回路は重畳される低周波数のAM変調さ
れたRF信号とデータ信号を両方とも増幅する。
【0010】また、前記消光比制御回路は、重畳するR
F信号として、RF信号の重畳によるレーザモジュール
からの出力光のEYE開口度の劣化がない程度に小さい
レベルのRF信号を重畳することを特徴とする。上記構
成によれば、RF信号の重畳レベルを調整することによ
り、出力光のEYE開口度の劣化を防ぐ。
【0011】また、本発明に係る光伝送システムは、上
述した光送信器と、前記光送信器からの光信号を受信す
る光受信器とを備え、前記光受信器は、データ信号を再
生するための判別器の前段に、前記光信号から重畳され
たRF信号を除去する高域通過フィルタを備えたことを
特徴とする。上記構成によれば、光受信器に備えられた
高域通過フィルタは、判別器手前で重畳されたRF信号
を除去する。
【0012】また、前記レーザモジュールの光出力端子
に接続されて光出力を外部に導出する光ファイバ増幅器
をさらに備え、前記消光比制御回路は、前記レーザドラ
イブ回路の入力データ信号に重畳するRF信号として、
前記光ファイバ増幅器の低域遮断周波数以下の低周波数
であるRF信号を重畳して前記レーザドライブ回路に与
え、前記モニタフォトダイオードからの検出信号のうち
重畳したRF信号に基づいて前記レーザモジュールの出
力光の消光比が一定になるように前記レーザドライブ回
路の増幅度を制御することを特徴とする。上記構成によ
れば、データ信号に重畳したRF信号をモニタフォトダ
イオードにより検出し、検出信号でレーザダイオード出
力光の消光比を一定に制御し、また、レーザモジュール
出力に接続された光ファイバ増幅器は、データ信号に重
畳されたRF信号を遮断して送信する。
【0013】また、前記消光比制御回路は、重畳するR
F信号として、前記光ファイバ増幅器の低域遮断周波数
以下の低周波数であり、かつデータ信号のスペクトルと
重ならないほどの低周波数のRF信号を重畳するととも
に、前記レーザドライブ回路は、その重畳される低周波
数のRF信号を増幅できるほど低周波数から増幅可能で
あるレーザドライブ回路であることを特徴とする。上記
構成によれば、重畳するRF信号とデータ信号をスペク
トル的に分離することができ、レーザドライブ回路はデ
ータ信号と重畳された低周波数のRF信号の両方とも増
幅する。
【0014】また、前記消光比制御回路は、重畳するR
F信号として、AM変調された信号を重畳するととも
に、前記モニタフォトダイオードからの検出信号のうち
AM変調されたRF信号をAM復調してその復調信号に
基づいて前記レーザモジュールの出力光の消光比が一定
になるように前記レーザドライブ回路の増幅度を制御す
ることを特徴とする。上記構成によれば、データ信号に
重畳したAM変調されたRF信号をモニタフォトダイオ
ードにより検出し、検出信号をAM復調した信号により
レーザダイオード出力光の消光比を一定に制御する。
【0015】また、前記消光比制御回路は、重畳するA
M変調されたRF信号として、前記光ファイバ増幅器の
低域遮断周波数以下の低周波数であり、かつデータ信号
のスペクトルに完全に埋もれないほど低周波数の信号を
重畳するとともに、前記レーザドライブ回路は、その重
畳される低周波数のAM変調されたRF信号を増幅でき
るほど低周波数から増幅可能であるレーザドライブ回路
であることを特徴とする。上記構成によれば、重畳する
AM変調されたRF信号はデータ信号のスペクトルに完
全に埋もれることがなく検出可能であり、また、レーザ
ドライブ回路は重畳される低周波数のAM変調されたR
F信号とデータ信号を両方とも増幅する。
【0016】さらに、本発明に係る光伝送システムは、
上述した光送信器と、前記光送信器からの光信号を受信
する光受信器とを備える。上記構成によれば、レーザモ
ジュールに接続された光ファイバ増幅器は、RF信号を
遮断する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて、図面を参照しつつ説明する。なお、前記従来のも
のと同一又は共通の機能を発揮する部分については同一
の符号を用いるものとする。
【0018】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1における光送信器の構成を示すブロック図であ
る。図1に示す実施の形態1に係る光送信器11におい
ては、図12に示す従来例と同様なレーザドライブ回路
3、合波器4、レーザモジュール7及びAPC回路8の
他に、レーザモジュール7の出力光の消光比が一定にな
るようにレーザドライブ回路3の増幅度を制御する消光
比制御回路として、レーザドライブ回路3の入力データ
信号にRF信号を重畳するためのRF信号発生回路1
と、モニタフォトダイオード6の出力からRF信号を分
離するためのLPF(低域通過フィルタ)9と、LPF
9により分離されたRF信号のピークレベルを検出し、
その検出レベルを所定値に保つようにレーザドライブ回
路3の増幅度を制御するピーク検出回路10とを備えて
いる。さらに、合波器2を備えている。
【0019】次に、図1に示す実施の形態1に係る光送
信器の動作について説明する。光送信器11に入力され
たデータ信号は、RF信号発生回路1で生成されたRF
信号と合波器2で合波され、レーザドライブ回路3に与
えられ、データ信号及び重畳されたRF信号はともに増
幅される。増幅されたデータ信号とRF信号は、APC
回路8からのレーザ駆動用のバイアス電流が加えられ、
レーザダイオード5に供給される。レーザダイオード5
の出力はモニタフォトダイオード6により検出され、そ
の直流成分は、APC回路8に与えられ、レーザダイオ
ード5からの発光量が一定になるようにレーザダイオー
ド5へ供給するバイアス電流を制御する。
【0020】一方、モニタフォトダイオード6から検出
される重畳RF信号は、LPF9によりデータ信号と分
離される。ここで、図2に示すように、重畳するRF信
号の周波数を、データ信号(ベースバンドディジタル信
号)のスペクトルと分離できるほど低周波数にするとと
もに、レーザドライブ回路3を、その重畳された低周波
数のRF信号を増幅できるほど低周波数から増幅可能な
回路とすることにより、データ信号のスペクトルの漏れ
込みを十分低減することができる。LPF9により分離
されたRF信号は、ピーク検出回路10により、そのピ
ークレベルが検出され、この検出レベルを所定の値に保
つようにレーザドライブ回路3の増幅度を制御すること
により、レーザモジュール7の出力の消光比を所定の値
に保つことができる。
【0021】以上のように、本実施の形態1によれば、
データ信号に低周波数のRF信号を重畳し、モニタ用の
フォトダイオードから検出されるRF信号のレベルをも
とにレーザドライブ回路の増幅度を制御し、出力光の消
光比を制御することにより、伝送されるデータ信号が高
速になった場合でも、レーザモジュールに実装されてい
る安価なモニタ用フォトダイオードで消光比の制御が可
能となり、高速データを受信できる高速応答の高価なフ
ォトダイオードが不必要となる。また、重畳するRF信
号の周波数をデータ信号のスペクトルと十分、分離可能
な低周波数にすることにより、モニタフォトダイオード
出力のRF信号へのディジタル信号スペクトルの漏れ込
みを低減することができ、感度の良い消光比制御が可能
となる。さらに、重畳するRF信号をレーザドライブ回
路の前段でデータ信号に重畳し、レーザドライブ回路を
通過させることにより、レーザダイオードの温度変化、
経年劣化だけでなく、レーザドライブ回路の温度変化、
経年劣化にともなう出力光の消光比変動を防ぐことがで
き、所定の値に制御することができる。
【0022】(実施の形態2)図3は、本発明の実施の
形態2における光送信器の構成を示すブロック図であ
る。図3に示す実施の形態2に係る光送信器において
は、図1に示す実施の形態1と同様な合波器2、レーザ
ドライブ回路3、合波器4、レーザモジュール7及びA
PC回路8の他に、消光比制御回路として、RF信号発
生回路1、搬送波発生回路12、RF信号発生回路1及
び搬送波発生回路12の出力に基づいてAM変調された
RF信号を合波器2に与えてデータ信号に重畳するため
のAM変調器13を備えるとともに、LPF9、このL
PF9の出力からAM変調されたRF信号をAM復調す
るAM復調器14、このAM復調器14からの復調信号
に基づいてレーザドライブ回路3の増幅度を制御するピ
ーク検出回路10を備えている。
【0023】次に、その動作について説明する。RF信
号発生回路1で生成されたRF信号は、AM変調器13
により搬送波発生回路12からの搬送波信号を用いてA
M変調され、光送信器15に入力されたデータ信号と合
波器2で合波される。この重畳された信号は、レーザド
ライブ回路3に与えられ、データ信号及び重畳されたA
M変調されたRF信号は共に増幅される。増幅されたデ
ータ信号とRF信号は、APC回路8からのレーザ駆動
用のバイアス電流が加えられ、レーザダイオード5に供
給される。レーザダイオード5の出力は、モニタフォト
ダイオード6により検出され、その直流成分は、APC
回路8に与えられ、レーザダイオード5からの発光量が
一定になるようにレーザダイオード5へ供給するバイア
ス電流を制御する。
【0024】一方、モニタフォトダイオード6から検出
される重畳RF信号は、LPF9によりデータ信号と分
離される。LPF9により分離されたRF信号は、AM
復調器で復調され、ピーク検出回路10によりそのピー
クレベルが検出され、この検出レベルを所定の値に保つ
ようにレーザドライブ回路の増幅度を制御することによ
り、レーザモジュール7の出力の消光比を所定の値に保
つことができる。ここで、RF信号をAM変調する機能
を加え、重畳するAM変調されたRF信号の周波数とし
て、データ信号のスペクトルに完全に埋もれないほど低
周波数とするとともに、レーザドライブ回路3を、その
重畳される低周波数のAM変調されたRF信号を増幅で
きるほど低周波数から増幅可能な回路とすることによ
り、図4に示すように、重畳するRF信号へデータ信号
のスペクトルから若干漏れ込みが生じた場合でも、AM
復調にすることにより漏れ込みに対する耐力を向上する
ことができ、消光比制御の精度を向上することができ
る。
【0025】以上のように、本実施の形態2によれば、
データ信号に低周波数のRF信号を重畳し、モニタ用の
フォトダイオードから検出されるRF信号のレベルをも
とにレーザドライブ回路の増幅度を制御し、出力光の消
光比を制御することにより、伝送されるデータ信号が高
速になった場合でも、一般的にレーザモジュールに実装
されている安価なモニタ用フォトダイオードにより消光
比の制御が可能となり、高速データを受信できる高速応
答の高価なフォトダイオードが不必要となる。また、重
畳するRF信号をレーザドライブ回路の前段でデータ信
号に重畳し、レーザドライブ回路を通過させることによ
り、レーザダイオードの温度変化、経年劣化だけでな
く、レーザドライブ回路の温度変化、経年劣化にともな
う出力光の消光比変動を防ぐことができ、所定の値に制
御することができる。さらに、重畳するRF信号をAM
変調する機能を備えることにより、データ信号のスペク
トルの漏れ込みに対する耐力を向上することができ、消
光比制御の精度を向上することができる。
【0026】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
係る光送信器は、前述した実施の形態1、2の構成で、
重畳するRF信号のレベルを、送信波形のEYE開口度
の劣化、さらには伝送後の3R再生時の特性劣化を起こ
さないレベルに調整を加えたものである。図5は、RF
信号の重畳レベルと送信波形のEYEパターンの関係を
図示したものである。図5に示すように、重畳レベルが
増加すると送信波形のEYE開口度が劣化し、伝送後の
3R再生時の特性劣化を引き起こす。よって、本実施の
形態3に係る光送信器の消光比制御回路では、RF重畳
レベルを調整し、EYE開口度を保つようにするもので
ある。
【0027】以上のように、本実施の形態3によれば、
データ信号に低周波数のRF信号を重畳し、モニタ用の
フォトダイオードから検出されるRF信号のレベルをも
とにレーザドライブ回路の増幅度を制御し、出力光の消
光比を制御することにより、伝送されるデータ信号が高
速になった場合でも、一般的にレーザモジュールに実装
されている安価なモニタ用フォトダイオードにより消光
比の制御が可能となり、高速データを受信できる高速応
答の高価なフォトダイオードが不必要となるなどの実施
の形態1、2の効果に加えて、RF重畳レベルを送信E
YE開口度が劣化しないレベルに調整することにより、
伝送後の3R再生時の特性劣化を防ぐことができる。
【0028】(実施の形態4)図6は、本発明の実施の
形態4における光伝送システムの構成を示すブロック図
である。この光伝送システムは、実施の形態1〜3の光
送信器を用いた光伝送システムであり、例として実施の
形態1の光送信器を用いた場合の構成を図示している。
図6に示す実施の形態4に係る光伝送システムは、図1
に示す実施の形態1に係る光送信器11の他に、この光
送信器11からの光信号を光ファイバ16を介して受信
する光受信器21を備えている。そして、光受信器21
は、フォトダイオード17と、HPF(高域通過フィル
タ)18、クロック抽出回路19及び判別器20から構
成され、データ信号を再生するための判別器20の前段
に、光信号から重畳されたRF信号を除去するためのH
PF18が設けられる構成となっている。
【0029】次にその動作について説明する。光送信器
の動作については実施の形態1と同様であるため省略す
る。光受信器21に受信された光信号は、フォトダイオ
ード17で光電気変化され、HPF18を通過する。図
7に、HPF18の特性を示す。伝送された光信号は、
RF信号が重畳されており、EYE開口度が劣化してい
る。HPF18では、重畳されたRF信号を除去するこ
とにより、EYE開口度を改善する作用を有する。RF
信号が除去されたデータ信号は、クロック抽出回路19
にてクロック抽出され、判別器20で判別され3R再生
される。
【0030】以上のように、本実施の形態4によれば、
光送信器ではディジタルデータ信号に低周波数のRF信
号を重畳し、モニタ用のフォトダイオードから検出され
るRF信号のレベルをもとにレーザドライブ回路の増幅
度を制御し、出力光の消光比を制御することにより、伝
送されるデータ信号が高速になった場合でも、一般的に
レーザモジュールに実装されている安価なモニタ用フォ
トダイオードにより消光比の制御が可能となり、高速デ
ータを受信できる高速応答の高価なフォトダイオードが
不必要となるほか、実施の形態1〜3の光送信器と同様
な効果を奏する。また、光受信器では、RF信号を除去
するHPFを判別器の前段に備えることにより、受信波
形のRF信号の重畳によるEYE開口度の劣化を除去
し、判別再生時の特性劣化を防ぐことができる。
【0031】(実施の形態5)図8は、本発明の実施の
形態5における光送信器の構成を示すブロック図であ
る。図8に示す実施の形態5に係る光送信器26は、図
1に示す実施の形態1に係る光送信器の構成の他に、レ
ーザモジュール7の光出力端子に接続されて光出力を外
部に導出する光ファイバ増幅器25をさらに備えてい
る。光ファイバ増幅器25としては、光合波器22、励
起光源23及びエルビウム添加光ファイバ24で構成さ
れている。
【0032】次にその動作について説明する。光送信器
26に入力されたデータ信号は、RF信号発生回路1で
生成されたRF信号と合波器2で合波され、レーザドラ
イブ回路3に与えられ、データ信号及び重畳されたRF
信号は共に増幅される。増幅されたデータ信号とRF信
号は、APC回路8からのレーザ駆動用のバイアス電流
が加えられ、レーザダイオード5に供給される。レーザ
ダイオード5の出力は、モニタフォトダイオード6によ
り検出され、その直流成分は、APC回路8に与えら
れ、レーザダイオード5からの発光量が一定になるよう
に、レーザダイオード5へ供給するバイアス電流を制御
する。
【0033】一方、モニタフォトダイオード6から検出
される重畳RF信号は、LPF9によりデータ信号と分
離される。ここで、図2に示すように、重畳するRF信
号の周波数をデータ信号のスペクトルと分離できるほど
低周波数にすることにより、データ信号のスペクトルの
漏れ込みを十分低減することができる。LPF9により
分離されたRF信号は、ピーク検出回路10によりその
ピークレベルが検出され、この検出レベルを所定の値に
保つように、レーザドライブ回路3の増幅度を制御する
ことにより、レーザモジュール7の出力の消光比を所定
の値に保つことができる。
【0034】消光比が制御されたレーザモジュール7か
らの出力光は、光ファイバ増幅器25を通過する。ここ
で、使用する光ファイバ増幅器25の変調周波数に対す
る周波数応答特性は、図9に示すように、低域周波数遮
断特性を有する。よって、重畳するRF信号の周波数を
光ファイバ増幅器25の遮断周波数以下にすることによ
り、光ファイバ増幅器25を通過することにより、RF
重畳信号レベルは低減され、光送信器26出力のEYE
開口度劣化は改善される。
【0035】以上のように、本実施の形態5によれば、
データ信号に低周波数のRF信号を重畳し、モニタ用の
フォトダイオードから検出されるRF信号のレベルをも
とにレーザドライブ回路の増幅度を制御し、出力光の消
光比を制御することにより、伝送されるデータ信号が高
速になった場合でも、一般的にレーザモジュールに実装
されている安価なモニタ用フォトダイオードにより消光
比の制御が可能となり、高速データを受信できる高速応
答の高価なフォトダイオードが不必要となる。また、重
畳するRF信号の周波数をデータ信号のスペクトルと十
分、分離可能な低周波数にすることにより、モニタフォ
トダイオード出力のRF信号へのディジタル信号スペク
トルの漏れ込みを低減することができ、感度の良い消光
比制御が可能となる。さらに、重畳するRF信号をレー
ザドライブ回路の前段でデータ信号に重畳し、レーザド
ライブ回路を通過させることにより、レーザダイオード
の温度変化、経年劣化だけでなく、レーザドライブ回路
の温度変化、経年劣化にともなう出力光の消光比変動を
防ぐことができ、所定の値に制御することができる。ま
た、重畳するRF信号の周波数を光ファイバ増幅器の遮
断周波数以下に設定することにより、光変調器出力のE
YE開口度の劣化を防ぐことができ、光伝送後の判別再
生時の特性劣化を防ぐことができる。
【0036】(実施の形態6)図10は、本発明の実施
の形態6における光送信器の構成を示すブロック図であ
る。図10に示す実施の形態6に係る光送信器27は、
図3に示す実施の形態2に係る光送信器の構成の他に、
前述した実施の形態5と同様に、光ファイバ増幅器25
をさらに備えている。
【0037】次にその動作について説明する。RF信号
発生回路1で生成されたRF信号は、AM変調器13に
より搬送波発生回路12に搬送波信号を用いてAM変調
され、光送信器15に入力されたデータ信号と合波器2
で合波される。この重畳された信号は、レーザドライブ
回路3に与えられ、データ信号及び重畳されたAM変調
されたRF信号は共に増幅される。増幅されたデータ信
号とRF信号は、APC回路8からのレーザ駆動用のバ
イアス電流が加えられ、レーザダイオード5に供給され
る。レーザダイオード5の出力は、モニタフォトダイオ
ード6により検出され、その直流成分は、APC回路8
に与えられ、レーザダイオード5からの発光量が一定に
なるように、レーザダイオード5へ供給するバイアス電
流を制御する。
【0038】一方、モニタフォトダイオード6から検出
される重畳RF信号は、LPF9によりデータ信号と分
離される。LPF9により分離されたRF信号は、AM
復調器で復調され、ピーク検出回路10によりそのピー
クレベルが検出され、この検出レベルを所定の値に保つ
ように、レーザドライブ回路3の増幅度を制御すること
により、レーザモジュール7の出力の消光比を所定の値
に保つことができる。ここで、RF信号をAM変調する
機能を加えることにより、図4に示すように重畳するR
F信号へデータ信号のスペクトルから若干漏れ込みが生
じた場合でも、AM復調することにより漏れ込みに対す
る耐力を向上することができ、消光比制御の精度を向上
することができる。
【0039】消光比が制御されたレーザモジュール7か
らの出力光は、光ファイバ増幅器25を通過する。ここ
で、使用する光ファイバ増幅器25の変調周波数に対す
る周波数応答特性は、図9に示すように、低域周波数遮
断特性を有する。よって、重畳するRF信号の周波数を
光ファイバ増幅器25の遮断周波数以下にすることによ
り、光ファイバ増幅器25を通過するRF重畳信号のレ
ベルは低減され、光送信器27出力のEYE開口度劣化
は改善される。
【0040】以上のように、本実施の形態6によれば、
データ信号に低周波数のRF信号を重畳し、モニタ用の
フォトダイオードから検出されるRF信号のレベルをも
とにレーザドライブ回路の増幅度を制御し、出力光の消
光比を制御することにより、伝送されるデータ信号が高
速になった場合でも、一般的にレーザモジュールに実装
されている安価なモニタフォトダイオードにより消光比
の制御が可能となり、高速データを受信できる高速応答
の高価なフォトダイオードが不必要となる。また、重畳
するRF信号の周波数をディジタル信号のスペクトルと
十分、分離可能な低周波数にすることにより、モニタフ
ォトダイオード出力のRF信号へのデータ信号スペクト
ルの漏れ込みを低減することができ、感度の良い消光比
制御が可能となる。また、重畳するRF信号をAM変調
する機能を備えることにより、データ信号のスペクトル
の漏れ込みに対する耐力を向上することができ、消光比
制御の精度を向上することができる。さらに、重畳する
RF信号をレーザドライブ回路の前段でデータ信号に重
畳し、レーザドライブ回路を通過させることにより、レ
ーザダイオードの温度変化、経年劣化だけでなく、レー
ザドライブ回路の温度変化、経年劣化にともなう出力光
の消光比変動を防ぐことができ、所定の値に制御するこ
とができるほか、重畳するRF信号の周波数を光ファイ
バ増幅器の遮断周波数以下に設定することにより、光変
調器出力のEYE開口度の劣化を防ぐことができ、光伝
送後の判別再生時の特性劣化を防ぐことができる。
【0041】(実施の形態7)図11は、本発明の実施
の形態7における光伝送システムの構成を示すブロック
図である。この光伝送システムは、実施の形態5,6の
光送信器を用いた光伝送システムであり、例として実施
の形態5の光送信器を用いた場合の構成を図示してい
る。図11に示す実施の形態7に係る光伝送システム
は、図8に示す実施の形態5に係る光送信器26の他
に、この光送信器26からの光信号を光ファイバ28を
介して受信する光受信器32を備えている。そして、光
受信器32は、フォトダイオード29、クロック抽出回
路30及び判別器31から構成されている。
【0042】次にその動作について説明する。光送信器
26の動作については実施の形態5と同様であるため省
略する。光受信器32に受信された光信号は、フォトダ
イオード29で光電気変化され、クロック再生回路30
にクロック抽出され、判別器31で判別され3R再生さ
れる。ここで、本伝送システムでは、レーザモジュール
出力の光ファイバ増幅器25により、重畳されたRF信
号の変調レベルが低減され、送信信号のEYE開口度の
劣化を防ぐことができ、受信器側にRF信号を除去する
ためのHPFを備えなくても、伝送後の判別再生時の特
性劣化を防ぐことができる。
【0043】以上のように、本実施の形態7によれば、
光送信器ではディジタルデータ信号に低周波数のRF信
号を重畳し、モニタ用のフォトダイオードから検出され
るRF信号のレベルをもとにレーザドライブ回路の増幅
度を制御し、出力光の消光比を制御することにより、伝
送されるデータ信号が高速になった場合でも、一般的に
レーザモジュールに実装されている安価なモニタ用フォ
トダイオードにより消光比の制御が可能となり、高速デ
ータを受信できる高速応答の高価なフォトダイオードが
不必要となるほか、実施の形態5,6の光送信器と同様
な効果を奏することが可能となる。また、光受信器で受
信されたデータ信号には光増幅器によりRF信号レベル
が低減されているため、判別再生時の特性劣化を防ぐこ
とができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
光送信器によれば、データ信号に低周波数のRF信号を
重畳し、モニタ用のフォトダイオードから検出されるR
F信号のレベルをもとにレーザドライブ回路の増幅度を
制御し、出力光の消光比を制御することにより、伝送さ
れるデータ信号が高速になった場合でも、高速データを
受信できる高速応答の高価なフォトダイオードを備える
必要がなく、一般的にレーザモジュールに実装されてい
る安価なモニタ用フォトダイオードにより消光比の制御
が可能となるという効果を有する。
【0045】また、本発明の請求項2に係る光送信器に
よれば、請求項1の効果に加えて、重畳するRF信号の
周波数をデータ信号のスペクトルと十分、分離可能な低
周波数にすることにより、モニタフォトダイオード出力
のRF信号へのデータ信号スペクトルの漏れ込みを低減
することができ、感度の良い消光比制御が可能となる効
果を有する。さらに、重畳するRF信号をレーザドライ
ブ回路の前段でデータ信号に重畳し、レーザドライブ回
路を通過させることにより、レーザダイオードの温度変
化、経年劣化だけでなく、レーザドライブ回路の温度変
化、経年劣化にともなう出力光の消光比変動を防ぐこと
ができ、所定の値に制御する効果を有する。
【0046】また、本発明の請求項3に係る光送信器に
よれば、請求項1の効果に加えて、重畳するRF信号を
AM変調する機能を備えることにより、データ信号のス
ペクトルの漏れ込みに対する耐力を向上することがで
き、消光比制御の精度を向上する効果を有する。
【0047】また、本発明の請求項4に係る光送信器に
よれば、請求項1の効果に加えて、重畳するAM変調さ
れたRF信号の周波数をデータ信号のスペクトルに完全
に埋められないほどの低周波数にすることにより、モニ
タフォトダイオード出力のAM変調されたRF信号への
データ信号スペクトルの漏れ込みを低減することがで
き、感度の良い消光比制御が可能となる効果を有する。
さらに、重畳するRF信号をレーザドライブ回路の前段
でデータ信号に重畳し、レーザドライブ回路を通過させ
ることにより、レーザダイオードの温度変化、経年劣化
だけでなく、レーザドライブ回路の温度変化、経年劣化
にともなう出力光の消光比変動を防ぐことができ、所定
の値に制御する効果を有する。
【0048】また、本発明の請求項5に係る光送信器に
よれば、請求項1の効果に加えて、RF重畳レベルを送
信EYE開口度が劣化しないレベルに調整することによ
り、伝送後の3R再生時の特性劣化を防ぐ効果を有す
る。
【0049】また、本発明の請求項6に係る光伝送シス
テムによれば、光送信器ではデータ信号に低周波数のR
F信号を重畳し、モニタ用のフォトダイオードから検出
されるRF信号のレベルをもとにレーザドライブ回路の
増幅度を制御し、出力光の消光比を制御することによ
り、伝送されるデータ信号が高速になった場合でも、高
速データを受信できる高速応答の高価なフォトダイオー
ドを備えなくても、一般的にレーザモジュールに実装さ
れている安価なモニタ用フォトダイオードにより消光比
の制御が可能となるなどの効果を有するほか、光受信器
にRF信号を除去するHPFを判別再生前に備えること
により、RF信号の重畳によるEYE開口度の劣化を除
去し、判別再生時の特性劣化を防ぐ効果を有する。
【0050】また、本発明の請求項7に係る光送信器に
よれば、データ信号に低周波数のRF信号を重畳し、モ
ニタ用のフォトダイオードから検出されるRF信号のレ
ベルをもとにレーザドライブ回路の増幅度を制御し、出
力光の消光比を制御することにより、伝送されるデータ
信号が高速になった場合でも、高速データを受信できる
高速応答の高価なフォトダイオードを備えなくても一般
的にレーザモジュールに実装されている安価なモニタ用
フォトダイオードにより消光比の制御が可能となるほ
か、重畳するRF信号の周波数を光ファイバ増幅器の遮
断周波数以下に設定することにより、光ファイバ増幅器
は重畳RF信号を低減し、光送信器出力のEYE開口度
の劣化を防ぐことができ、光伝送後の判別再生時の特性
劣化を防ぐ効果を有する。
【0051】また、本発明の請求項8に係る光送信器に
よれば、請求項7の効果に加えて、重畳するRF信号の
周波数をデータ信号のスペクトルと十分、分離可能な低
周波数にすることにより、モニタフォトダイオード出力
のRF信号へのデータ信号スペクトルの漏れ込みを低減
することができ、感度の良い消光比制御が可能となる効
果を有する。さらに、重畳するRF信号をレーザドライ
ブ回路の前段でデータ信号に重畳し、レーザドライブ回
路を通過させることにより、レーザダイオードの温度変
化、経年劣化だけでなく、レーザドライブ回路の温度変
化、経年劣化にともなう出力光の消光比変動を防ぐこと
ができ、所定の値に制御する効果を有する。
【0052】また、本発明の請求項9に係る光送信器に
よれば、請求項7の効果に加えて、重畳するRF信号を
AM変調する機能を備えることにより、データ信号のス
ペクトルの漏れ込みに対する耐力を向上させることがで
き、消光比制御の精度を向上する効果を有する。
【0053】また、本発明の請求項10に係る光送信器
によれば、請求項7の効果に加えて、重畳するAM変調
されたRF信号の周波数をデータ信号のスペクトルに完
全に埋められないほどの低周波数にすることにより、モ
ニタフォトダイオード出力のAM変調されたRF信号へ
のデータ信号スペクトルの漏れ込みを低減することがで
き、さらに感度の良い消光比制御が可能となる効果を有
する。さらに、重畳するRF信号をレーザドライブ回路
の前段でデータ信号に重畳し、レーザドライブ回路を通
過させることにより、レーザダイオードの温度変化、経
年劣化だけでなく、レーザドライブ回路の温度変化、経
年劣化にともなう出力光の消光比変動を防ぐことがで
き、所定の値に制御する効果を有する。
【0054】また、本発明の請求項11に係る光伝送シ
ステムによれば、光送信器ではディジタルデータ信号に
低周波数のRF信号を重畳し、モニタ用のフォトダイオ
ードから検出されるRF信号のレベルをもとにレーザド
ライブ回路の増幅度を制御し、出力光の消光比を制御す
ることにより、伝送されるデータ信号が高速になった場
合でも、高速データを受信できる高速応答の高価なフォ
トダイオードを備えなくても、一般的にレーザモジュー
ルに実装されている安価なモニタ用フォトダイオードに
より消光比の制御が可能となるなどの効果を有するほ
か、重畳するRF信号の周波数を光ファイバ増幅器の遮
断周波数以下に設定することにより、光ファイバ増幅器
は重畳RF信号を低減し、光変調器出力のEYE開口度
の劣化を防ぐことができ、光伝送後の判別再生時の特性
劣化を防ぐ効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における光送信器の構成
を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1における光送信器に用い
るLPFの特性を示す図
【図3】本発明の実施の形態2における光送信器の構成
を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態2における光送信器のAM
変調されたRF信号とデータ信号のスペクトルの関係を
示す図
【図5】本発明の実施の形態3における光送信器のRF
重畳レベルと光送信器の出力光の波形のEYE開口度の
関係の一例を示す図
【図6】本発明の実施の形態4における光伝送システム
の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態4における光伝送システム
の光受信器に用いるHPFの特性を示す図
【図8】本発明の実施の形態5における光送信器の構成
を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態5に光送信器に使用する光
ファイバ増幅器の周波数応答特性の一例を示す図
【図10】本発明の実施の形態6における光送信器の構
成を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態7における光伝送システ
ムの構成を示すブロック図
【図12】従来の光送信器の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 RF信号発生回路 2、4 合波器 3 レーザドライブ回路 5 レーザダイオード 6 モニタフォトダイオード 7 レーザモジュール 8 APC回路 9 LPF 10 ピーク検出回路 11、15、26、27 光送信器 12 搬送波発生回路 13 AM変調器 14 AM復調器 16、28 光ファイバ 17、29 フォトダイオード 18 HPF 19、30 クロック抽出回路 20、31 判別器 21、32 光受信器 22 光合波器 23 励起光源 24 エルビウム添加光ファイバ 25 光ファイバ増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/28 (72)発明者 田中 正人 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 浅野 弘明 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5F073 AB28 BA02 EA13 EA29 FA02 GA03 GA12 GA24 GA38 5K002 AA01 BA13 CA09 CA11 CA13 CA17 EA05

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光出力を送出するレーザダイオード及び
    その光出力をモニタするモニタフォトダイオードを有す
    るレーザモジュールと、 前記レーザモジュールに駆動電流を供給するレーザドラ
    イブ回路と、 前記モニタフォトダイオードからの検出信号に基づいて
    前記レーザモジュールの出力レベルが一定になるように
    前記レーザモジュールにバイアス電流を供給する自動出
    力制御回路と、 前記レーザドライブ回路の入力データ信号にRF信号を
    重畳して与え、前記モニタフォトダイオードからの検出
    信号のうち重畳したRF信号に基づいて前記レーザモジ
    ュールの出力光の消光比が一定になるように前記レーザ
    ドライブ回路の増幅度を制御する消光比制御回路とを、 備えた光送信器。
  2. 【請求項2】 前記消光比制御回路は、重畳するRF信
    号として、データ信号のスペクトルと重ならないほどの
    低周波数のRF信号を重畳するとともに、前記レーザド
    ライブ回路は、その重畳される低周波数のRF信号を増
    幅できるほど低周波数から増幅可能であるレーザドライ
    ブ回路である請求項1に記載の光送信器。
  3. 【請求項3】 前記消光比制御回路は、重畳するRF信
    号として、AM変調された信号を重畳するとともに、前
    記モニタフォトダイオードからの検出信号のうちAM変
    調されたRF信号をAM復調してその復調信号に基づい
    て前記レーザモジュールの出力光の消光比が一定になる
    ように前記レーザドライブ回路の増幅度を制御するよう
    構成された請求項1に記載の光送信器。
  4. 【請求項4】 前記消光比制御回路は、重畳するAM変
    調されたRF信号として、データ信号のスペクトルに完
    全に埋もれないほど低周波数のAM変調されたRF信号
    を重畳するとともに、前記レーザドライブ回路は、その
    重畳される低周波数のAM変調されたRF信号を増幅で
    きるほど低周波数から増幅可能であるレーザドライブ回
    路である請求項3に記載の光送信器。
  5. 【請求項5】 前記消光比制御回路は、重畳するRF信
    号として、RF信号の重畳によるレーザモジュールから
    の出力光のEYE開口度の劣化がない程度に小さいレベ
    ルのRF信号を重畳するよう構成された請求項1から4
    のいずれか1つに記載の光送信器。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1つに記載の
    光送信器と、 前記光送信器からの光信号を受信する光受信器とを備
    え、 前記光受信器は、データ信号を再生するための判別器の
    前段に、前記光信号から重畳されたRF信号を除去する
    高域通過フィルタを備えたものである光伝送システム。
  7. 【請求項7】 前記レーザモジュールの光出力端子に接
    続されて光出力を外部に導出する光ファイバ増幅器をさ
    らに備え、前記消光比制御回路は、前記レーザドライブ
    回路の入力データ信号に重畳するRF信号として、前記
    光ファイバ増幅器の低域遮断周波数以下の低周波数であ
    るRF信号を重畳して前記レーザドライブ回路に与え、
    前記モニタフォトダイオードからの検出信号のうち重畳
    したRF信号に基づいて前記レーザモジュールの出力光
    の消光比が一定になるように前記レーザドライブ回路の
    増幅度を制御するよう構成された請求項1に記載の光送
    信器。
  8. 【請求項8】 前記消光比制御回路は、重畳するRF信
    号として、光ファイバ増幅器の低域遮断周波数以下の低
    周波数であり、かつデータ信号のスペクトルと重ならな
    いほどの低周波数のRF信号を重畳するとともに、前記
    レーザドライブ回路は、その重畳される低周波数のRF
    信号を増幅できるほど低周波数から増幅可能であるレー
    ザドライブ回路である請求項7に記載の光送信器。
  9. 【請求項9】 前記消光比制御回路は、重畳するRF信
    号として、AM変調された信号を重畳するとともに、前
    記モニタフォトダイオードからの検出信号のうちAM変
    調されたRF信号をAM復調してその復調信号に基づい
    て前記レーザモジュールの出力光の消光比が一定になる
    ように前記レーザドライブ回路の増幅度を制御するよう
    構成された請求項7に記載の光送信器。
  10. 【請求項10】 前記消光比制御回路は、重畳するAM
    変調されたRF信号として、前記光ファイバ増幅器の低
    域遮断周波数以下の低周波数であり、かつデータ信号の
    スペクトルに完全に埋もれないほど低周波数のAM変調
    されたRF信号を重畳するとともに、前記レーザドライ
    ブ回路は、その重畳される低周波数のAM変調されたR
    F信号を増幅できるほど低周波数から増幅可能であるレ
    ーザドライブ回路である請求項9に記載の光送信器。
  11. 【請求項11】 請求項7から10のいずれか1つに記
    載の光送信器と、 前記光送信器からの光信号を受信する光受信器とを備え
    た光伝送システム。
JP2001367589A 2001-11-30 2001-11-30 光送信器 Expired - Fee Related JP3662534B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001367589A JP3662534B2 (ja) 2001-11-30 2001-11-30 光送信器
US10/290,271 US20030103772A1 (en) 2001-11-30 2002-11-08 Optical transmitter and optical transmission system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001367589A JP3662534B2 (ja) 2001-11-30 2001-11-30 光送信器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003169022A true JP2003169022A (ja) 2003-06-13
JP3662534B2 JP3662534B2 (ja) 2005-06-22

Family

ID=19177313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001367589A Expired - Fee Related JP3662534B2 (ja) 2001-11-30 2001-11-30 光送信器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20030103772A1 (ja)
JP (1) JP3662534B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006186406A (ja) * 2004-12-24 2006-07-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光クロスコネクト装置および光ネットワークシステム
JP2008236551A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Nec Corp 光伝送用トランシーバ及びその送信方法
US7483455B2 (en) 2004-06-28 2009-01-27 Hitachi Cable, Ltd. Control method and control circuit for laser diode, and optical transmitter using the same

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2406237B (en) * 2003-09-20 2007-08-08 Agilent Technologies Inc An electro-optical communication system
KR100819308B1 (ko) * 2005-09-02 2008-04-03 삼성전자주식회사 안정적인 tdd 방식의 무선 서비스가 가능하도록 하는rof 링크 장치
JP5068443B2 (ja) * 2005-10-20 2012-11-07 ルネサスエレクトロニクス株式会社 光結合装置
US7653102B2 (en) * 2007-01-25 2010-01-26 Avago Technologies Fiber Ip (Singapore) Pte. Ltd. Method and apparatus for controlling output power levels of a laser used for optical data transmission based on data rate-speed optical feedback
CN101692521B (zh) * 2009-10-16 2012-04-18 上海博为光电科技有限公司 用于光通信发送机的激光二极管驱动器
CN102594448B (zh) * 2012-02-13 2014-10-01 成都优博创技术有限公司 一种消光比测量装置
JP2015076581A (ja) * 2013-10-11 2015-04-20 ソニー株式会社 光送信回路、光送信装置、および、光伝送システム
US9369210B2 (en) * 2014-05-21 2016-06-14 Fujitsu Limited Optical modulator calibration
CN105071864A (zh) * 2015-09-07 2015-11-18 江苏亿通高科技股份有限公司 带射频检测功能的光纤放大器
CN111327368A (zh) * 2020-02-27 2020-06-23 长飞光纤光缆股份有限公司 一种实现光模块快速apc的控制方法及装置
CN113949449B (zh) * 2021-09-24 2023-11-17 昂纳科技(深圳)集团股份有限公司 光电二极管检测电路、光模块及其监控系统、监控方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7483455B2 (en) 2004-06-28 2009-01-27 Hitachi Cable, Ltd. Control method and control circuit for laser diode, and optical transmitter using the same
JP2006186406A (ja) * 2004-12-24 2006-07-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光クロスコネクト装置および光ネットワークシステム
JP2008236551A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Nec Corp 光伝送用トランシーバ及びその送信方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20030103772A1 (en) 2003-06-05
JP3662534B2 (ja) 2005-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003169022A (ja) 光送信器及び光伝送システム
US7346284B2 (en) Method and apparatus for encoding optical power and non-payload data in an optical signal
JP2005175826A (ja) 光ファイバ無線伝送システム、送信装置及び受信装置
US6052221A (en) Optical receiver having a function for suppressing useless intensity modulation components
US20070134001A1 (en) Polarization division multiplexed optical transmission system
US5502810A (en) Optical transmission system
JPH09246641A (ja) クリッピング歪制御回路
JP2002335133A (ja) 前置増幅器及び光受信装置
JP3368935B2 (ja) 光伝送装置
JP2002111596A (ja) 光信号伝送方法及びシステム
US20070134000A1 (en) Polarization division multiplexed optical transmission system
JP2008271479A (ja) Dpsk光受信器
JP2000224111A (ja) 光空間伝送装置
JP2916210B2 (ja) 光ファイバ伝送システム
JP3173567B2 (ja) 周波数安定化回路
JP3109876B2 (ja) 光空間伝送装置
JP2838935B2 (ja) 光受信器
EP1395010B1 (en) Optical frequency shift keying method
JP2948386B2 (ja) 復調装置及びそれを用いた受信機
JPH08204268A (ja) 半導体レーザ駆動回路
US20030072073A1 (en) Output power monitoring in an optical preamplifier
JP2798511B2 (ja) 光中継器
JP2000196530A (ja) 光信号発生装置
JP2508978B2 (ja) 光送信回路
JPH04350981A (ja) レーザダイオード駆動電流設定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050318

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080401

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090401

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees