JP2006186406A - 光クロスコネクト装置および光ネットワークシステム - Google Patents

光クロスコネクト装置および光ネットワークシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 MEMS光スイッチを用いた光クロスコネクト装置で安定化制御を行う場合に、その光信号変動成分が他の装置に与える影響を低減する。
【解決手段】 入力光信号の方路を切り替えるとともに、入力光信号に所定の安定化制御周波数の制御用変調信号を重畳し、光出力変動成分を検出して出力光信号の安定化制御を行う手段を備えた光クロスコネクト装置と、光ファイバ伝送路および光増幅器を介して光信号を伝送する光ネットワークシステムにおいて、光クロスコネクト装置または光ファイバ伝送路または光増幅器のいずれかに、光クロスコネクト装置の出力光信号に含まれる安定化制御周波数の制御用変調成分を抑圧する光信号変動成分抑圧手段を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ファイバ伝送路および光増幅器を介して伝送される光信号をスイッチングする光クロスコネクト装置およびこの光クロスコネクト装置を含む光ネットワークシステムに関する。
図9は、光ネットワークシステムの構成例を示す。図において、光ネットワークシステムは、複数の端局装置11−1,11−2と対向する複数の端局装置11−3,11−4との間で光信号を伝送するために、光ファイバ伝送路12と光信号損失を補償する光増幅器13とを備え、さらに回線需要や対地の変化に対して柔軟な信号経路の設定および変更を行うための光クロスコネクト装置14を備えた構成である。例えば、端局装置11−1から送信された光信号は、光ファイバ伝送路12、光増幅器13および光クロスコネクト装置14を介して、対向する端局装置11−3,11−4のいずれかに伝送される構成である。
図10は、光クロスコネクト装置14の構成例を示す(特許文献1)。図において、光クロスコネクト装置14のスイッチ部には、構成の簡易さ、コスト、信頼性の観点から光信号を電気信号に変換せず、そのまま切り替えを行う光スイッチモジュールが用いられる。光スイッチモジュール15は、N本(Nは2以上の整数)の入力ポートとN本の出力ポートを有し、各入力ポートから入力する入力光信号1〜Nと各出力ポートから出力する出力光信号1〜Nを1対1に接続する構成である。
ここで、光スイッチモジュール15としては、例えば図11に示す3次元MEMS(Micro Electro Mechanical Systems) 光スイッチが知られている。3次元MEMS光スイッチは、一対のMEMSミラーと光ファイバアレイを用い、MEMSミラーの角度を駆動制御することによりN×Nのスイッチングが可能な構成である。
このようなMEMSミラーは、ミラーと基板との間に電圧を印加することによって生ずる静電力と、角度変化時にミラーの周辺接続部の変形によって生ずる機械的応力の釣り合いにより、その角度を決定し、光線の方向を決定する構成が一般的である。しかし、この釣り合いが機械的振動等によって変動するとミラー角度の変化を生じ、結果として光クロスコネクト装置の光出力が変動する。そのため、通常は何らかの制御機構を備え、光出力が一定になるように制御している。このような制御機構としては、図12に示す構成のものが知られている(特許文献2)。
図12において、MEMSミラー21は、ミラー駆動回路22の制御により入力光信号の光路を決定する。このとき、制御用変調信号源23からミラー駆動回路22に所定の周波数の制御用変調信号を入力し、ミラー駆動信号に重畳して光線の方向を微小に変化させ、それによって生ずる光出力変動成分を光カプラ24を介して光受光器25に入力される出力光信号から検出する。制御回路26は、光受光器25で検出される光出力変動成分をモニタし、ミラー角度が常に最適、すなわち平均光出力が最大かつ一定になるようにミラー駆動回路22をフィードバック制御する。
特開平6−292246号公報 米国特許6484114号
ところで、MEMS光スイッチを用いた光クロスコネクト装置において、MEMSミラーに微小変動を与えて入力光信号を変調し、光出力が最大になるように制御する安定化制御方法では、光クロスコネクト装置の後段に接続された光増幅器や端局装置等の入力光信号電力に変動を生じさせることになる。この光増幅器や端局装置等では、その入力光信号電力変動が原因で制御系等が影響を受けることがあった。
また、複数の光クロスコネクト装置が光ファイバ伝送路および光増幅器を介して再生中継なしに縦属に接続された場合、前段の光クロスコネクト装置で使用されている安定化制御による光信号変動成分がそのまま後段の光クロスコネクト装置に入力される。このとき、後段の光クロスコネクト装置では、自身の安定化制御による光信号変動成分と区別がつかずに誤動作することがあった。
さらに、安定化制御による光信号変動成分が多数の光増幅器を通過する場合、光増幅器の緩和振動により振幅が増大し、主信号に劣化を与えることがあった。
本発明は、MEMS光スイッチを用いた光クロスコネクト装置で安定化制御を行っても、その光信号変動成分が他の装置に与える影響を低減することができる光クロスコネクト装置および光ネットワークシステムを提供することを目的とする。
第1の発明は、入力光信号の方路を切り替えるとともに、入力光信号に所定の安定化制御周波数の制御用変調信号を重畳し、光出力変動成分を検出して出力光信号の安定化制御を行う手段を備えた光クロスコネクト装置と、光ファイバ伝送路および光増幅器を介して光信号を伝送する光ネットワークシステムにおいて、光クロスコネクト装置または光ファイバ伝送路または光増幅器のいずれかに、光クロスコネクト装置の出力光信号に含まれる安定化制御周波数の制御用変調成分を抑圧する光信号変動成分抑圧手段を備える。
第2の発明は、入力光信号の方路を切り替えるとともに、入力光信号に所定の安定化制御周波数の制御用変調信号を重畳し、光出力変動成分を検出して出力光信号の安定化制御を行う手段を備えた光クロスコネクト装置と、光ファイバ伝送路および光増幅器を介して光信号を伝送する光ネットワークシステムにおいて、光クロスコネクト装置を複数備え、各光クロスコネクト装置における安定化制御周波数を互いに異なる値に設定する構成である。
第3の発明は、第2の発明における光クロスコネクト装置に、他の光クロスコネクト装置の出力光信号に含まれるその安定化制御周波数の制御用変調成分を抑圧する光信号変動成分抑圧手段を備える。
第1の発明または第3の発明において、光信号変動成分抑圧手段は、制御用変調成分と逆位相の光強度変調を行う光強度変調器を含む構成とする。また、光信号変動成分抑圧手段は、制御用変調成分と逆位相の光位相変調を行う光位相変調器を含む構成とする。また、光信号変動成分抑圧手段は、安定化制御周波数よりも十分に高い利得応答周波数を有する光増幅器を含む構成とする。また、光信号変動成分抑圧手段は、所定の利得応答周波数を有する光増幅器と、この光増幅器の利得飽和強度を制御して安定化制御周波数よりも十分に高い利得応答周波数に設定する手段とを含む構成とする。また、光信号変動成分抑圧手段は、光増幅器と、制御用変調成分を打ち消すように光増幅器に入力する励起光を変調する手段とを含む構成とする。また、光信号変動成分抑圧手段は、相互に光クロスコネクト装置の安定化制御周波数等の情報を転送、保持、更新する手段を含み、この情報に基づいて制御用変調成分を抑圧する構成とする。
第4の発明は、光ファイバ伝送路および光増幅器を介して光信号を伝送する光ネットワークシステムに配置され、入力光信号の方路を切り替えるとともに、入力光信号に所定の安定化制御周波数の制御用変調信号を重畳し、光出力変動成分を検出して出力光信号の安定化制御を行う手段を備えた光クロスコネクト装置において、出力光信号に含まれる安定化制御周波数の制御用変調成分を抑圧する光信号変動成分抑圧手段を備える。
本発明の光ネットワークシステムおよび光クロスコネクト装置は、光クロスコネクト装置の出力光信号に含まれる安定化制御周波数の制御用変調成分を抑圧する光信号変動成分抑圧手段を備えることにより、安定化制御による光信号変動成分のない出力光信号を得ることができる。
光信号変動成分抑圧手段として、光強度変調器または光位相変調器を用い、制御用変調成分と逆位相の光強度変調または光位相変調を行うことにより、制御用変調成分を抑圧が可能である。また、安定化制御周波数よりも十分に高い利得応答周波数を有する光増幅器を用いたり、光増幅器の利得飽和強度を制御して安定化制御周波数よりも十分に高い利得応答周波数に設定することにより、制御用変調成分を吸収することができる。また、制御用変調成分を打ち消すように光増幅器に入力する励起光を変調することにより、制御用変調成分を吸収することができる。
また、光信号変動成分抑圧手段は、相互に光クロスコネクト装置の安定化制御周波数等の情報を転送、保持、更新し、この情報に基づいて制御用変調成分を抑圧する構成とすることにより、システム内の変更にも柔軟に対応することができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の光クロスコネクト装置の第1の実施形態を示す。ここでは、光クロスコネクト装置におけるMEMSミラーの駆動制御系のみを示す。
図において、MEMSミラー21、ミラー駆動回路22、制御用変調信号源23、光カプラ24、光受光器25、制御回路26は、図12に示す安定化制御のための構成と同様のものである。本実施形態では、光カプラ24の後段に光強度変調器31を挿入し、その後段に光信号出力を分岐して受光する光カプラ32および光受光器33を備え、その出力から安定化制御による光信号変動成分(制御用変調成分)を検出する制御用変調成分検出回路34を備える。さらに、光強度変調器駆動回路35は、制御用変調成分検出回路34で検出される制御用変調成分が最小になるように、光強度変調器31で光信号出力の周波数、位相、振幅を制御し、光信号出力の安定化制御による光信号変動成分を打ち消す処理を行う。これにより、光クロスコネクト装置は、安定化制御による光信号変動成分のない一定強度の光信号を出力することができる。
なお、本実施形態の構成において、光カプラ32を光強度変調器31の前段に配置し、検出される制御用変調成分(安定化制御による光信号変動成分)を打ち消すようにフィードフォワード制御を行う構成としてもよい。
また、光強度変調器31、光カプラ32、光受光器33、制御用変調成分検出回路34、光強度変調器駆動回路35から構成される「光信号変動成分抑圧手段」は、光クロスコネクト装置の外部(例えば光中継器内、次の光クロスコネクト装置の前段)に配置し、光ネットワークシステムの機能の一部として構成してもよい。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の光クロスコネクト装置の第2の実施形態を示す。ここでは、光クロスコネクト装置におけるMEMSミラーの駆動制御系のみを示す。
図において、MEMSミラー21、ミラー駆動回路22、制御用変調信号源23、光カプラ24、光受光器25、制御回路26は、図12に示す安定化制御のための構成と同様のものである。本実施形態では、光カプラ24の後段に光強度変調器31を挿入するが、第1の実施形態のように制御用変調成分を検出してフィードバック制御またはフィードフォワード制御を行う代わりに、光強度変調器駆動回路35が制御用変調信号源23から入力する制御用変調信号に基づいて制御することを特徴とする。
すなわち、光強度変調器駆動回路35は、制御用変調信号源23から入力する制御用変調信号を元に、光信号出力に含まれる制御用変調成分が最小になるようにあらかじめ設定した値で光強度変調器31を駆動する。これにより、光クロスコネクト装置は、安定化制御による光信号変動成分のない一定強度の光信号を出力することができる。
なお、第1の実施形態および第2の実施形態に用いる光強度変調器31として、半導体レーザ増幅器等を用いることにより、光信号変動成分の除去と光信号電力の増幅を同時に実現することができる。
(第3の実施形態)
図3は、本発明の光クロスコネクト装置の第3の実施形態を示す。ここでは、光クロスコネクト装置におけるMEMSミラーの駆動制御系のみを示す。
図において、MEMSミラー21、ミラー駆動回路22、制御用変調信号源23、光カプラ24、光受光器25、制御回路26は、図12に示す安定化制御のための構成と同様のものである。本実施形態では、光カプラ24の後段に光位相変調器41を挿入し、その後段に光信号出力を分岐して受光する光カプラ42、光位相−強度変換器43および光受光器44を備え、その出力から安定化制御による光信号変動成分(制御用変調成分)を検出する制御用変調成分検出回路45を備える。さらに、光位相変調器駆動回路46は、制御用変調成分検出回路45で検出される制御用変調成分が最小になるように、光位相変調器41で光信号出力の周波数、位相、振幅を制御し、光信号出力の安定化制御による光信号変動成分を打ち消す処理を行う。これにより、光クロスコネクト装置は、安定化制御による光信号変動成分のない一定強度の光信号を出力することができる。
ここで用いられる光位相−強度変換器43は、例えばマッハツェンダ型干渉計等を用いることができ、光カプラ42で分岐された光信号出力の位相変化を強度変化に変換して光受光器44に入力する構成である。
なお、本実施形態の構成において、光カプラ42を光位相変調器41の前段に配置し、検出される制御用変調成分(安定化制御による光信号変動成分)を打ち消すようにフィードフォワード制御を行う構成としてもよい。
また、光位相変調器41、光カプラ42、光位相−強度変換器43、光受光器44、制御用変調成分検出回路45、光位相変調器駆動回路46から構成される「光信号変動成分抑圧手段」は、光クロスコネクト装置の外部(例えば光中継器内、次の光クロスコネクト装置の前段)に配置し、光ネットワークシステムの機能の一部として構成してもよい。
また、本実施形態においても、第1の実施形態に対する第2の実施形態のように、光位相変調器駆動回路46が制御用変調信号源23から入力する制御用変調信号に基づいて制御する構成としてもよい。
(第4の実施形態)
図4は、本発明の光クロスコネクト装置の第4の実施形態を示す。ここでは、光クロスコネクト装置におけるMEMSミラーの駆動制御系のみを示す。
図において、MEMSミラー21、ミラー駆動回路22、制御用変調信号源23、光カプラ24、光受光器25、制御回路26は、図12に示す安定化制御のための構成と同様のものである。本実施形態では、光カプラ24の後段に光増幅器51を配置する。光増幅器51は、その利得応答周波数として、MEMSミラー21の安定化制御周波数よりも十分に高いものを用いることにより、光信号出力の安定化制御による光信号変動成分を除去する。これにより、光クロスコネクト装置は、安定化制御による光信号変動成分のない一定強度の光信号を出力することができる。なお、MEMSミラー21の安定化制御周波数を光増幅器51の利得応答周波数よりも低い値に設定しても、同様の効果を得ることができる。
本実施形態の光増幅器51を用いた「光信号変動成分抑圧手段」は、光クロスコネクト装置の外部(例えば光中継器内)に配置するか、光中継器内の光増幅器に同様の利得応答周波数特性をもたせ、光ネットワークシステムの機能の一部として構成してもよい。
(第5の実施形態)
図5は、本発明の光クロスコネクト装置の第5の実施形態を示す。ここでは、光クロスコネクト装置におけるMEMSミラーの駆動制御系のみを示す。
図において、MEMSミラー21、ミラー駆動回路22、制御用変調信号源23、光カプラ24、光受光器25、制御回路26は、図12に示す安定化制御のための構成と同様のものである。本実施形態では、光カプラ24の後段に光増幅器52を挿入し、その後段に光信号出力を分岐して受光する光カプラ53および光受光器54を備え、その出力から安定化制御による光信号変動成分(制御用変調成分)を検出する制御用変調成分検出回路55を備える。さらに、光増幅器バイアス制御回路56は、制御用変調成分検出回路55で検出される制御用変調成分が最小になるように、光増幅器52のバイアス電圧を制御して利得飽和強度を調整し、光信号出力の安定化制御による光信号変動成分を打ち消す処理を行う。
光増幅器52の利得応答特性は、図中に示すように利得飽和強度に依存して変化するため、検出された制御用変調成分が十分に抑圧されるように、光増幅器52のバイアス電圧を制御して利得飽和強度を変え、結果として利得応答周波数を変える。これにより、光クロスコネクト装置は、安定化制御による光信号変動成分を通過させず、一定強度の光信号を出力することができる。なお、光増幅器52の利得飽和特性を変えるには、その前段に光減衰器を接続し、光信号入力電力を調整するようにしもよい。
また、本実施形態の構成において、光カプラ53を光増幅器52の前段に配置し、検出される制御用変調成分(安定化制御による光信号変動成分)を除去するようにフィードフォワード制御を行う構成としてもよい。
また、光増幅器52、光カプラ53、光受光器54、制御用変調成分検出回路55、光増幅器バイアス制御回路56から構成される「光信号変動成分抑圧手段」は、光クロスコネクト装置の外部(例えば光中継器内、次の光クロスコネクト装置の前段)に配置し、光ネットワークシステムの機能の一部として構成してもよい。
(第6の実施形態)
図6は、本発明の光クロスコネクト装置の第6の実施形態を示す。ここでは、光クロスコネクト装置におけるMEMSミラーの駆動制御系のみを示す。
図において、MEMSミラー21、ミラー駆動回路22、制御用変調信号源23、光カプラ24、光受光器25、制御回路26は、図12に示す安定化制御のための構成と同様のものである。本実施形態では、光カプラ24の後段に希土類添加光ファイバ61を挿入し、励起光源62から励起光を入力して光信号出力を増幅する。希土類添加光ファイバ61の後段には、光信号出力を分岐して受光する光カプラ63および光受光器64を備え、その出力から安定化制御による光信号変動成分(制御用変調成分)を検出する制御用変調成分検出回路65を備える。さらに、励起光源制御回路66は、制御用変調成分検出回路65で検出される制御用変調成分が最小になるように、励起光源62から出力される励起光の位相および振幅を制御し、光信号出力の安定化制御による光信号変動成分を打ち消す処理を行う。
本実施形態は、第4の実施形態における光増幅器の利得応答周波数がMEMSミラー21の安定化制御周波数よりも高く設定される条件が当てはまらない場合に有効である。なお、本実施形態では、光ファイバ増幅器を用いる場合について説明したが、半導体レーザ増幅器等を用いても同様の効果を得ることができる。
また、希土類添加光ファイバ61、励起光源62、光カプラ63、光受光器64、制御用変調成分検出回路65、励起光源制御回路66から構成される「光信号変動成分抑圧手段」は、光クロスコネクト装置の外部(例えば光中継器内、次の光クロスコネクト装置の前段)に配置するか、光中継器内の光増幅器を同様に構成し、光ネットワークシステムの機能の一部として構成してもよい。
(光ネットワークシステムの他の実施形態)
図7は、本発明の光ネットワークシステムの他の実施形態を示す。図において、端局装置11−1から対向する端局装置11−2へ光信号を伝送する場合に、途中に配置されている複数の光クロスコネクト装置14−1〜14−4の1つで安定化制御による光信号変動が生じると、後段の光クロスコネクト装置に伝搬することは明らかである。このような場合に、MEMSミラー21の安定化制御周波数が同一の後段の光クロスコネクト装置では、自身の安定化制御による光信号変動成分と区別がつかずに誤動作するおそれがある。そこで、本実施形態では、各光クロスコネクト装置における安定化制御周波数を互いに異なるように設定する。これにより、各光クロスコネクト装置における光信号変動成分を区別し、それぞれ独立に光信号出力の安定化を行うことができる。
(光ネットワークシステムの他の実施形態)
図8は、本発明の光ネットワークシステムの他の実施形態を示す。図において、端局装置11−1と対向する端局装置11−2との間には、複数の光クロスコネクト装置14−1〜14−4および光増幅器13が配置される。本実施形態では、各光クロスコネクト装置で用いている安定化制御周波数、各光増幅器の特性および動作状態の情報を制御チャネルまたは対向回線を用いて各光クロスコネクト装置に転送する。各光クロスコネクト装置の「光信号変動成分抑圧手段」では、これらの情報を保持および更新し、光クロスコネクト装置の安定化制御周波数、光増幅器の動作状態等の光ネットワークシステムの変化を考慮し、各光クロスコネクト装置における光信号変動成分が安定化するように制御する。これにより、各光クロスコネクト装置の光信号変動成分がシステム全体に伝搬することは防ぐことができる。
光クロスコネクト装置の第1の実施形態を示す図。 光クロスコネクト装置の第2の実施形態を示す図。 光クロスコネクト装置の第3の実施形態を示す図。 光クロスコネクト装置の第4の実施形態を示す図。 光クロスコネクト装置の第5の実施形態を示す図。 光クロスコネクト装置の第6の実施形態を示す図。 光ネットワークシステムの他の実施形態を示す図。 光ネットワークシステムの他の実施形態を示す図。 光ネットワークシステムの構成例を示す図。 光クロスコネクト装置14の構成例を示す図。 光スイッチモジュール15の構成例を示す図。 MEMSミラーの制御機構を示す図。
符号の説明
11 端局装置
12 光ファイバ伝送路
13 光増幅器
14 光クロスコネクト装置
15 光スイッチモジュール
21 MEMSミラー
22 ミラー駆動回路
23 制御用変調信号源
24 光カプラ
25 光受光器
26 制御回路
31 光強度変調器
32 光カプラ
33 光受光器
34 制御用変調成分検出回路
35 光強度変調器駆動回路
41 光位相変調器
42 光カプラ
43 光位相−強度変換器
44 光受光器
45 制御用変調成分検出回路
46 光位相変調器駆動回路
51,52 光増幅器
53 光カプラ
54 光受光器
55 制御用変調成分検出回路
56 光増幅器バイアス制御回路
61 希土類添加光ファイバ
62 励起光源
63 光カプラ
64 光受光器
65 制御用変調成分検出回路
66 励起光源制御回路

Claims (10)

  1. 入力光信号の方路を切り替えるとともに、入力光信号に所定の安定化制御周波数の制御用変調信号を重畳し、光出力変動成分を検出して出力光信号の安定化制御を行う手段を備えた光クロスコネクト装置と、光ファイバ伝送路および光増幅器を介して光信号を伝送する光ネットワークシステムにおいて、
    前記光クロスコネクト装置または前記光ファイバ伝送路または前記光増幅器のいずれかに、前記光クロスコネクト装置の出力光信号に含まれる前記安定化制御周波数の制御用変調成分を抑圧する光信号変動成分抑圧手段を備えた
    ことを特徴とする光ネットワークシステム。
  2. 入力光信号の方路を切り替えるとともに、入力光信号に所定の安定化制御周波数の制御用変調信号を重畳し、光出力変動成分を検出して出力光信号の安定化制御を行う手段を備えた光クロスコネクト装置と、光ファイバ伝送路および光増幅器を介して光信号を伝送する光ネットワークシステムにおいて、
    前記光クロスコネクト装置を複数備え、各光クロスコネクト装置における安定化制御周波数を互いに異なる値に設定する構成である
    ことを特徴とする光ネットワークシステム。
  3. 請求項2に記載の光ネットワークシステムにおいて、
    前記光クロスコネクト装置は、他の光クロスコネクト装置の出力光信号に含まれるその安定化制御周波数の制御用変調成分を抑圧する光信号変動成分抑圧手段を備えた
    ことを特徴とする光ネットワークシステム。
  4. 請求項1または請求項3に記載の光ネットワークシステムにおいて、
    前記光信号変動成分抑圧手段は、前記制御用変調成分と逆位相の光強度変調を行う光強度変調器を含む
    ことを特徴とする光ネットワークシステム。
  5. 請求項1または請求項3に記載の光ネットワークシステムにおいて、
    前記光信号変動成分抑圧手段は、前記制御用変調成分と逆位相の光位相変調を行う光位相変調器を含む
    ことを特徴とする光ネットワークシステム。
  6. 請求項1または請求項3に記載の光ネットワークシステムにおいて、
    前記光信号変動成分抑圧手段は、前記安定化制御周波数よりも十分に高い利得応答周波数を有する光増幅器を含む
    ことを特徴とする光ネットワークシステム。
  7. 請求項1または請求項3に記載の光ネットワークシステムにおいて、
    前記光信号変動成分抑圧手段は、所定の利得応答周波数を有する光増幅器と、この光増幅器の利得飽和強度を制御して前記安定化制御周波数よりも十分に高い利得応答周波数に設定する手段とを含む
    ことを特徴とする光ネットワークシステム。
  8. 請求項1または請求項3に記載の光ネットワークシステムにおいて、
    前記光信号変動成分抑圧手段は、光増幅器と、前記制御用変調成分を打ち消すように前記光増幅器に入力する励起光を変調する手段とを含む
    ことを特徴とする光ネットワークシステム。
  9. 請求項1または請求項3に記載の光ネットワークシステムにおいて、
    前記光信号変動成分抑圧手段は、相互に光クロスコネクト装置の安定化制御周波数等の情報を転送、保持、更新する手段を含み、この情報に基づいて前記制御用変調成分を抑圧する構成である
    ことを特徴とする光ネットワークシステム。
  10. 光ファイバ伝送路および光増幅器を介して光信号を伝送する光ネットワークシステムに配置され、入力光信号の方路を切り替えるとともに、入力光信号に所定の安定化制御周波数の制御用変調信号を重畳し、光出力変動成分を検出して出力光信号の安定化制御を行う手段を備えた光クロスコネクト装置において、
    前記出力光信号に含まれる前記安定化制御周波数の制御用変調成分を抑圧する光信号変動成分抑圧手段を備えた
    ことを特徴とする光クロスコネクト装置。
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