JPH05276121A - 光ファイバ伝送線路によるデジタル信号の長距離伝送システム及びその送信局 - Google Patents

光ファイバ伝送線路によるデジタル信号の長距離伝送システム及びその送信局

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JPH05276121A
JPH05276121A JP5014413A JP1441393A JPH05276121A JP H05276121 A JPH05276121 A JP H05276121A JP 5014413 A JP5014413 A JP 5014413A JP 1441393 A JP1441393 A JP 1441393A JP H05276121 A JPH05276121 A JP H05276121A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 長距離光ファイバ伝送線路において、その非
線形効果による信号の歪を補償する。 【構成】 送信局と受信局とを結ぶ光ファイバ伝送線路
による、デジタル信号によって想定可能な2つの2進値
をそれぞれ表す2つの所定の信号レベル間に立ち上がり
エッジと立ち下がりエッジとを有する当該デジタル信号
の長距離伝送システムにおいて、送信局が、振幅変調さ
れた信号を出力する、デジタル信号の振幅変調手段と、
デジタル信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジ
に対応した時点において、振幅変調された信号の瞬時光
周波数を変化させる手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オンライン光増幅を用
いた光ファイバによるデジタル信号の長距離(数千キロ
メータ)伝送システムに関する。本発明は、例えば大洋
横断リンクの設置に適用される。
【0002】
【従来の技術】この種の超長距離伝送システムにおける
ビットレートを制限する主なる要素の1つは、伝送ファ
イバによって引き起こされる歪である。
【0003】本発明は、特に、この歪を補償することに
関する。より特定的には、本発明によるシステムは、光
ファイバによって引き起こされる全ての歪、特に非線形
効果(non−linear effect)を、送信
源における(即ち送信局における)予測によって補償す
ることに関する。
【0004】伝送ファイバによって送信信号に与えられ
る歪は、単一モードファイバにおいて、波長分散(ch
romatic dispersion)及び非線形効
果という2つの現象の組み合わされた存在の結果として
起こる。
【0005】第1の現象は、波長分散である。この現象
は、シリカの屈折率の周波数依存性によって生じる。こ
れは、動作波長に応じて異なる伝搬時間を生じせしめ
る。一般に、波長分散は、デジタル列のパルスの幅を広
げて符号間干渉を促進させる傾向にある。
【0006】通常のファイバにおいては、波長分散は、
約1.3μmの波長でゼロであり、約1.55μmの波
長で約17ps/nm/kmという正の値となる。1.
55μmの帯域でゼロの波長分散を有するように設計さ
れた分散シフト型ファイバを用いることも可能である。
【0007】波長分散による歪効果がパルスのスペクト
ル成分にかなり依存することは着目すべきである。従っ
て、パルスがその始端において正でありその終端におい
て負である位相変化を示すならば、このパルスの幅は正
の波長分散によって大幅に広げられるであろう(この逆
も負の分散について当てはまる)。
【0008】超長距離伝送システム(数千キロメータを
カバーするシステム)は、1.55μmの波長で動作す
る。この波長における通常のファイバの波長分散の過剰
な値は、それらファイバの使用を不可能にする。従っ
て、分散シフト型ファイバが系統的に使用される。
【0009】第2の現象は、非線形効果に関する。ファ
イバにおける最も重要な非線形効果は、カー効果であ
る。この効果は、例えば、ケー・ダブリュ・ブロー
(K.W.Blow)及びディー・ジェイ・ドーラン
(D.J.Doran)による「光ファイバ及びファイ
バ装置における非線形効果」、(IEEE会報、198
7年6月、第138頁〜第144頁)という文献に記載
されており、光出力に対するシリカの屈折率の線形依存
性を反映している。
【0010】非線形効果は、光システムの通常の動作領
域(400Kmより小さい距離で約10mWより低い出
力)においては非常に低いが、非常に大きい出力(1W
のオーダー)又は適度なレベルの出力における非常に長
い伝搬距離(周期的増幅システムにおける数千キロメー
タ)の場合は無視できなくなる。
【0011】非線形効果は、自己位相変調を起こす。正
の分散を伴ってファイバ中をパルスが伝送されると、そ
のパルス幅が広げられかつ高周波成分がパルスのフロン
ト又はリーディングエッジに向かって押し込められる。
負の分散を伴ってファイバ中をパルスが伝送されると、
パルスの幅は同様に増大せしめられるが、この場合、高
周波成分はパルスのリア又はトレーリングエッジに向か
って押し込められる。
【0012】伝送ファイバによって生じせしめられる歪
は、波長分散(第1の現象)及び非線形効果(第2の現
象)の組み合わせであるとみなすべきである。
【0013】これら2つの効果の組み合わせは、シュレ
ジンガーの非線形方程式として知られている、時間及び
距離の部分微分係数を有する非線形方程式によって記述
できるであろう。この非線形方程式の解については、特
に、ジー・アグラワル(G.Agrawal)による著
書、「非線形ファイバ光学」、アカデミックプレスにお
いて論じられている。
【0014】この方程式の数値的な解は、波長分散
(D)の符号に応じて、2つの性質上非常に異なる動作
形態が存在することを示している。第1の場合は、D>
0である。この場合、変調の不安定な現象が観測され
る。パルスは、1000〜2000Kmの終端において
非常に短いパルスへ「バースト」し、光スペクトラムが
大幅に広がる。これは、光パスバンドに関する問題を引
き起こすかもしれない。第2の場合は、D<0である。
変調の不安定さは存在せず、伝搬中にスペクトラムが準
単調的に広がるが、パルスは適当な幅を維持しながらあ
る程度の完全性を保つ。しかしながら、パルスの幅は一
時的にかなり広がり、その結果、符号間干渉を発生させ
る。このような干渉は、例えば、距離が6000〜80
00Kmを越えた5Gbits/sのビットレートにつ
いて波長分散が絶対値に関して0.05ps/nm/K
mを越えるやいなや大きな問題となってくる。
【0015】最も有望なものは、一般に、第2の場合で
あり、その負の波長分散である。しかしながら、負の分
散における超長距離システムを動作させるためには、使
用されるファイバの波長分散の値が必然的に非常に小さ
くなくてはならない。
【0016】従って、ファイバ内において歪を起こす2
つの現象(波長分散及び非線形効果)を補償するいかな
る方法も、波長分散に課せられたこの低い値という欠点
に打ち勝つために使用できるので非常に有効である。も
ちろん、伝送ファイバによって生成される歪を補償する
方法を用いることによって、2つの戦略をもくろむこと
が可能である。
【0017】第1の戦略において、補償は、伝送ファイ
バの負の波長分散の所与の特性について、線路ビットレ
ートとリンクの帯域との積を増大させるために使用でき
る。
【0018】第2の戦略において、補償は、固定の線路
ビットレートと固定の帯域とについて、波長分散の特性
に関して最も厳格でない制約を有する伝送線路ファイバ
を使用することを可能とする。これらのファイバは、産
業上の製造が容易であり、例えば水中リンクの設置のた
めに処理するのに容易である。
【0019】光ファイバ線路によって引き起こされる歪
を送信源において補償する公知の方法がある。
【0020】エル・コーチ(L.Koch)及びアール
・アルファネス(R.Alferness)による「能
動先行歪信号合成による分散補償」、光波技術ジャーナ
ル(vol.LT3、No.4、1985年8月)に記
載されているこの種の1つの方法は、1ビットの間、送
信レーザの過変調によって光周波数の連続的な走査を受
けるパルスを作成することにある。
【0021】例えば、負の分散ファイバ(高周波成分を
パルスのフロントエッジ方向に押し込める作用を行う)
を介して伝送するように設計されたパルスは、高周波成
分をパルスのリアエッジ方向に向かうような電気−光振
幅変調に加えて、光周波数の過変調を受けるであろう。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ここで用いられるの
は、半導体レーザの光周波数がその電流に依存するとい
う事実である。しかしながら、高い「周波数変調効率」
を示す、即ち制御電流従って光出力の小さな変動に対し
て光周波数変動が大きい、ある種の構造のレーザのみが
この方法に適用可能である。
【0023】さらに、この送信源における公知の補償方
法は、波長分散による不利益を補償することのみに適用
されるものである。また、この方法は、この種の乱れの
みを考慮しており、非線形効果を補償することに直接的
には関連していない。
【0024】この方法は、また、使用する送信レーザ
に、有効なデジタル列と同期した特別の過変調が必要で
あるという欠点をも有している。その結果、制御電流の
小さな変動に対して光周波数の大きな変動を与えるある
種のレーザのみがこの方法に使用できることとなる。
【0025】さらにまた、この方法は、オンラインRZ
符号にのみ適用可能である。
【0026】本発明は、特に、従来技術のこれら種々の
問題点を解決することを目的としている。
【0027】より特定的には、本発明の目的は、光ファ
イバ伝送線路によって誘起される非線形効果によって生
成せしめられる信号の歪を補償することができるシステ
ムを提供することにある。
【0028】本発明は、さらに、その線路幅が適度であ
る(数MHz)という条件の基で、送信端で用いられる
レーザの種類に関係なく設置可能なこの種のシステムを
提供することを目的としている。
【0029】本発明の他の目的は、ファイバの波長分散
が負である場合のみならず波長分散が正の小さい値であ
るとみなされる場合に、適用可能なこの種のシステムを
提供することにある。
【0030】本発明のまたさらに他の目的は、2進符号
化の多くの技術、特にRZ符号及びNRZ符号と両立で
きるこの種のシステムを提供することにある。
【0031】本発明の他の目的は、実施が容易なこの種
のシステムを提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】このような目的及び後に
明らかとなるであろう他の目的は、本発明によれば、送
信局と受信局とを結ぶ光ファイバ伝送線路によるデジタ
ル信号の長距離伝送システムであって、該デジタル信号
によって想定可能な2つの2進値をそれぞれ表す2つの
所定の信号レベル間に立ち上がりエッジと立ち下がりエ
ッジとを有しており、前記送信局が、振幅変調された信
号を出力する、前記デジタル信号の振幅変調手段と、前
記デジタル信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッ
ジに対応した時点において、前記振幅変調された信号の
瞬時光周波数を変化させる手段とを備えているシステム
によって達成される。
【0033】従って本発明によれば、前記振幅変調され
た信号に先行歪が導入されるように瞬時光周波数が制御
される。この先行歪は、前記伝送線路による伝送の非線
形の乱れをほぼ補償するように予測により設計される。
【0034】これにより、送信されるべき信号が予測に
より修正される。受信側において歪なしに受信されるよ
うに、送信源で故意に変化せしめられる。受信側では、
光ファイバによって乱れがない(非常に小さな乱れとな
る)かのように万事動作する。
【0035】本発明の本質的な特徴は、従って、これが
特にデジタル信号が遷移を示す時に瞬時光周波数に作用
することであり、これによって非線形効果によるみだれ
を制限する。
【0036】本発明のこの技術は、あらかじめ規定され
系統的な自己位相変調を各2進要素にこの2進要素の継
続時間全体にわたって(それが遷移を有するか否かに関
係なくかつその遷移が現れる時点に無関係に)印加する
ものである「チャープ(chirp)」技術として公知
の技術と混同すべきではない。この公知の方法は、線形
の乱れ(波長分散)にのみ修正することが可能である。
これに対して、本発明は、デジタル信号の構造及び特に
それが含んでいる遷移を考慮して、非線形効果の修正を
も可能である。
【0037】後に分かるであろうが、これら2つの技術
は、本発明によれば、送信局において共に組み合わされ
る。
【0038】好ましくは、瞬時光周波数を変化させる前
記手段は、前記振幅変調された信号の位相変調手段を含
んでいる。
【0039】本発明のシステムに用いられる位相変調
は、従って、非線形効果による光パルスの自己位相変調
の補償を可能としている。
【0040】有利には、瞬時光周波数を変化させる前記
手段は、前記瞬時光周波数が前記振幅変調された信号の
微分係数にほぼ比例するように動作する。
【0041】非線形効果による光パルスの自己位相変調
は、光出力の関数である。この光出力は、振幅変調、特
にその微分係数に関連している。従って、この振幅変調
の関数として位相変調を用いることが有利である。
【0042】換言すれば、この微分係数は、デジタル信
号の遷移(出力が増大又は減少する時点)を検出するた
めに使用することができる。本発明によれば、瞬時光周
波数が立ち上がり遷移(又はエッジ)の現れている際に
減少し立ち下がり遷移が現れている際に増大するように
この瞬時光周波数に処置が行われる。
【0043】好ましくは、瞬時光周波数を変化させる前
記手段は、伝送線路に沿った光出力、光ファイバの長
さ、光ファイバの波長分散の係数、デジタル信号のビッ
トレート、デジタル信号の2進符号フォーマット、伝送
線路に配置された2つの繰返し増幅器間の距離、繰返し
増幅器の雑音過剰指数を含むグループに属する情報要素
の少なくとも1つを考慮する。
【0044】これにより、最も有利な場合には、振幅変
調(パルスの形及び光出力)と使用されるファイバ(そ
の長さ及び特性)とが考慮される。
【0045】有利には、前記送信局は、光の場が、
【数2】 というパルスを生成する。
【0046】前記振幅変調手段は、オール・オア・ナッ
シング変調手段であることが有利である。
【0047】好ましくは、前記光ファイバは、低い負の
波長分散を有する単一モードファイバである。
【0048】本発明の特定の実施例においては、前記デ
ジタル信号は、2進RZ又はNRZフォーマットによっ
て符号化されている。しかしながら、他のいかなる種類
の符号ももちろん使用可能である。
【0049】本発明の有利な第1の実施例では、前記送
信局が、各当該光導波管が2つの電極の第1の組及び第
2の組をそれぞれ伴っている2つの拡散された光導波管
を有する電気−光振幅変調器を含んでおり、2つの電極
の該第1の組に前記デジタル信号を表す第1の電圧(V
1 )が供給され、2つの電極の該第2の組に反転した前
記第1の電圧とDC電圧との和に対応する第2の電圧
(V2 )が供給される。
【0050】この第2の電圧において、反転した第1の
電圧は非線形効果の修正に対応しており、DC電圧は非
線形効果の修正用のチャープに対応している。
【0051】好ましくは、この変調器は、前記DC電圧
を調整する(チャープを調整する)手段を備えている。
【0052】本発明の有利な第2の実施例では、前記送
信局が、前記デジタル信号を表している電気信号(D)
によって制御され、振幅変調信号を出力する電気−光振
幅変調器と、前記振幅変調された信号に作用し、前記電
気信号(D)によって制御されて前記振幅変調器によっ
て導入される遅延にほぼ等しい期間だけ遅延される位相
変調器とを備えている。
【0053】この場合、前記遅延された信号は、調整可
能なゲインの増幅手段によって増幅されることが有利で
ある。このゲインは、「チャープ」パラメータに対応し
ている。
【0054】2つの拡散された光導波管を有する前記振
幅変調器又は前記位相変調器は、例えば、ニオブ酸リチ
ウム結晶を用いて形成されている。
【0055】
【実施例】本発明の他の要旨及び利点は、これに制限さ
れることのない例として与えられた本発明の好ましい実
施例の以下の記載及び添付の図面から明らかとなるであ
ろう。
【0056】オンライン光増幅を有する光ファイバによ
る超遠距離デジタル伝送(数千キロメータについての伝
送)において、送信された光パルスは歪を受ける。この
歪は、ファイバ自体に基づくものであり伝送ファイバ内
の非線形効果(特にカー効果)及び波長分散の組み合わ
せの結果として生じる。
【0057】波長分散は、パルスの幅を一時的に広げる
傾向にある。そして、非線形効果は、パルスのスペクト
ラムを広げる傾向にあり従って波長分散による一時的な
拡大を増幅する結果となる。
【0058】既に述べたように、これら2つの効果(即
ち、非線形効果及び波長分散)の組み合わせに関する研
究は、超遠距離システムを負の分散モードで動作させる
ことが非常に有効であることを示している。しかしなが
ら、この場合、波長分散として非常に低い値が要求され
るので、この種の伝送線路ファイバを実際に用意するこ
とは難しかった。
【0059】以下により詳しく説明する本発明のシステ
ムは、波長分散がゼロでなくとも(そして負の値である
と仮定した場合に)、非線形効果を補償するために用い
ることができる。
【0060】従って、負の波長分散特性を与えられた伝
送ファイバを用いつつも、本発明によるシステムは、
(線路ビットレート)と(リンクの帯域)との積を増大
させるために使用可能である。
【0061】他の戦略に従えば、固定の線路上ビットレ
ートと固定の帯域とを維持することによって、本発明の
システムは、波長分散の特性に関してあまり厳格でない
制約を有し従って産業上の製造が容易である線路ファイ
バを使用することを可能とする。
【0062】図1〜図4は、各々2つのグラフを示して
おり、各グラフは2つの曲線を示している。即ち、実線
で示されており時間tの関数として光出力Poの変化を
表す第1の曲線と、破線で示されており時間tの関数と
して瞬時光周波数Fiの変化(位相の時間に関する微分
係数に対応している)を表す第2の曲線とである。
【0063】図1の第1のグラフは、補償なしで送られ
たパルスに対応している。このパルスは、幅L0 を有し
ている。瞬時周波数Fiは、一定である。
【0064】このパルスは、超遠距離ファイバ(数千キ
ロメータの距離に対応する)を介して波長分散なし(こ
れは理論状態である)で伝送される。線路の終端で受信
されるパルスが図1の第2のグラフに示されている。
【0065】波長分散がゼロであると仮定されているた
め、パルス幅L0 は変化しない。
【0066】これに対して、光システムの通常の動作領
域(即ち、距離が400Km未満で出力が10mW未
満)では非常に弱いものである非線形効果、特にファイ
バで最も重要な効果(カー効果)は、適当な光出力値
(1mW)で非常に長距離(数千キロメータ)の伝搬を
行う場合又は非常に大きい出力値(1W)である場合、
無視できなくなってくる。
【0067】これら非線形効果は、時間tの関数として
瞬時光周波数Fi変化の曲線となって現れる自己位相変
調を起こす。瞬時光周波数Fi(位相の時間に関する微
分係数)は、パルスの始端(11)において減少し、次
いでその終端(12)において増大する。
【0068】本発明のシステムでは、非線形効果によっ
て生成される自己位相変調を予測することによって補償
が与えられる。
【0069】図2の第1のグラフは、補償を行って送ら
れたパルスに対応する。光出力Poは、図1の第1のグ
ラフに示すごとき光出力に対して変化していない。しか
しながら、瞬時光周波数Fiは、パルスの始端(21)
において(立ち上がりエッジ23の間)減少せしめら
れ、次いでその終端(22)において(立ち下がりエッ
ジ24の間)増大せしめられている。
【0070】このパルスは、波長分散なしに超長距離フ
ァイバを介して伝送される。線路の終端において、受信
されたパルス(図2の第2のグラフに対応する)は、一
定の瞬時光周波数Fiを有している。
【0071】換言すれば、受信されたパルスは、図1の
第1のグラフに示されたものにほぼ相当している。受信
側にとっては、伝送線路が乱れを起こさないかのように
万事行われる。
【0072】もちろん、位相変調は、所与の距離(数千
キロメータ)の伝搬の後に非線形効果が補償されるよう
に選ばれる。
【0073】波長分散がゼロであると仮定されるため、
パルス幅L0 が変化せず、非線形効果は精度よく補償さ
れる。
【0074】しかしながら、実際のリンクにおいて、波
長分散は厳密にはゼロではない。変調の不安定現象とい
う制約を除きかつある程度の完全性を有するパルスを維
持するため、本方法では、非常に低い負の値(−0.1
ps/nm/Kmのオーダー)の波長分散を有するファ
イバを使用する。
【0075】図3の第1のグラフは、補償なしに出力さ
れたパルスに対応している。このパルスは、幅L0 を有
し、瞬時周波数Fiが一定である。
【0076】このパルスは、負の波長分散を有する超長
距離ファイバを介して伝送される。第2のグラフは、線
路の終端で受信されたパルスに対応している。非線形効
果と分散との組み合わせが、瞬時周波数Fiを変化させ
る。線路の終端において、瞬時周波数Fiは、準線形
(31)であり、受けた波長分散に応じた傾きを有して
いる(突出部11及び12はもはや見られない)。その
スペクトラムは、パルスの始端において最低周波数を伴
って、パルスの終端において最高周波数を伴って広げら
れている。
【0077】また、非線形効果と組み合わせられた負の
波長分散は、パルスの一時的な広がりを引き起こす。受
信したパルスの幅L0 は、送信されたパルスの幅L1
り大きい。これは、符号間干渉(送り出された2つのパ
ルスが連続的に重なりかつ受信側において互いに部分的
に乱れること)を促進させる。
【0078】このような符号間干渉を減少させるため、
本発明によれば、送り出されるパルスが予測によって補
償される。図4の第1のグラフは、このようにして補償
されて送り出されたパルスに対応している。
【0079】瞬時周波数Fiは、パルスの始端(41)
において上昇せしめられ、パルスの終端(42)におい
て下降せしめられる。このパルスは、負の波長分散を有
する超長距離ファイバを介して伝送される。
【0080】図4の第2のグラフは、線路の終端で受信
されるパルスに対応している。波長分散がゼロの場合は
完全に補償される非線形効果は、この場合、再びかなり
うまく(もはや完全ではないが)補償される。瞬時周波
数Fiは、ほぼ一定である(43)。実際、線43は完
全には線形ではなく、明らかに乱れておりかつやや正の
傾きを有している。このパルスは、わずかに広くなって
いる(その幅L2 は、送信されたパルスの幅L0 と送信
側で補償せずに受信したパルスの幅L1 との間の値であ
る)。これらの乱れは、ソース信号を再構築する上での
無視できる効果を有するものである。
【0081】従って、分散なしのファイバについて図2
を参照して述べた処理は、分散がゼロではないファイバ
による実際の場合においても非常に優れた結果が得られ
ることが分かる。
【0082】図7は、2進シーケンス71(10101
1)を有するデジタル信号の例により本発明の原理を説
明するものである。このデジタルシーケンスは、NRZ
(ノン・リターン・トゥー・ゼロ)モードに符号化され
ており、オール・オア・ナッシング振幅変調モードで変
調されている(72)。他の種類の符号(例えばRZ)
ももちろん使用可能である。
【0083】本発明によれば、信号の光周波数は、デジ
タル信号72の遷移73A 〜73Fの時点で変化せしめ
られる。換言すれば、瞬時光周波数の変化は、デジタル
信号72の数学的微分係数74の関数である。
【0084】より特定的には、瞬時光周波数75の変化
曲線は、微分係数74のほぼ逆である。従って、瞬時光
周波数の局所的な落ち込み76A が信号72の立ち上が
りエッジ73A に対応している。逆に、光周波数75
は、立ち下がりエッジ73B の間、上昇している(76
B )。
【0085】本発明による技術は、各2進要素に線形の
過変調を印加することによって波長分散を修正する公知
方法の技術とは全く異なっている。
【0086】この公知の技術によれば、2進要素の継続
期間中、過変調が単調に(光周波数の時間に関して連続
する増加又は減少で)印加される。これに対して、本発
明によれば、過変調は、選択的に、信号72の遷移期間
のみ印加される。
【0087】その結果、2進要素に印加される処理は、
先行する処理動作に従うこととなる(即ち、遷移が存在
するか否かに従う)。これに反して従来技術によれば、
2進要素に印加される処理は、遷移があろうがなかろう
が機械的に同じである。
【0088】最後にまた本質的に、公知の処理動作は、
波長分散(特に線形歪)を規制可能であるが、本発明の
技術は、さらに、非線形の分散についても補償する。
【0089】図8は、本発明による送信局において実施
された手段の概略図である。
【0090】変調すべきデジタル信号81は、振幅変調
手段82及び位相変調手段83に同時に与えられる。
【0091】振幅変調手段82は、以下の特性を有する
信号A(t)84を出力するオール・オア・ナッシング
振幅変調手段である。デジタル信号81が0に等しい場
合、信号A(t)の光出力がゼロ、上述の著しい号81
が1に等しい場合、光出力が所定の出力値(特に光ファ
イバの特性及び長さの関数として固定された値)である
と想定される。
【0092】振幅変調された信号84は、ソース信号8
1の変化(微分係数)とほぼ逆の形で、信号84の瞬時
光周波数を変化させることを目的とする位相変調83を
受ける。
【0093】従って、位相変調手段83から出力される
信号85は、光の場において下記のごとく表される。
【0094】
【数3】
【0095】信号のこの方程式により、信号の位相φ
(t)(即ち、その瞬時周波数)はA(t)が変化した
時のみ(信号の伝送中のみ)変化することが容易に証明
可能である。
【0096】このパルスは、例えば、以下の数値を取る
かもしれない。
【0097】
【数4】
【0098】これは、200ピコ秒の幅と1mWのピー
ク出力とを有する準矩形のパルスに対応している。
【0099】有利には、位相変調手段83は、さらに、
「チャープ(chirp)」技術により瞬時光周波数の
固定された変化を導入することを可能とする。
【0100】瞬時光周波数の変化のパラメータ(チャー
プパラメータ)は、下式によって規定される。 C=(dφ/dt)/(dI/dt)/I ここで、φは光波の位相、Iはその強度、tは時間であ
る。
【0101】前述の数値的に計算された例の場合、チャ
ープパラメータ86は、C=π/2である。
【0102】より一般的には、位相変調手段83によっ
て考慮されるパラメータの数は、歪の補償を最適化する
ために、大きいであろう。これら手段は、特に以下のパ
ラメータを考慮する。光出力、当該光ファイバの長さ、
前記光ファイバの波長分散の係数、当該デジタル信号の
ビットレート、前記デジタル信号の2進符号フォーマッ
ト、当該伝送線路に配置された2つの繰返し増幅器間の
距離、前記繰返し増幅器の雑音過剰指数。
【0103】換言すれば、修正は最適化されるべきであ
り、可能な最大限度までファイバの実際の特性を考慮に
いれねばならない。
【0104】非線形効果に基づく自己位相変調の、本発
明に従った、送信源における位相変調による補償(瞬時
周波数の対応する変化によって表わされるもの)は、非
常に優れた結果をもたらす。例えば、伝送線路につい
て、次の特性を有している。動作波長が1.55μm、
増幅リンクが8000Km、ビットレートが5Gbit
/sに等しい、NRZフォーマット、光増幅器が40K
mの距離にあり、各々が6dBの雑音過剰指数を有して
いる、ファイバの減衰が0.2dB/Kmに等しい、フ
ァイバの波長分散が−0.1ps/nm/Kmに等し
い、増幅器の出力における信号レベルが−3dBm。
【0105】これにより、以下の結果が得られる。補償
なしでは、システムは、受信側で2dBという著しいペ
ナルティを示す(このペナルティは伝搬現象に関連した
ものである)。このペナルティは、約10-9というエラ
ーレートをもたらす。本発明の補償を行うことにより、
π/2のチャープパラメータについては上述の著しいペ
ナルティが解消され、得られるエラーレートは10-12
より優れたものとなる。これは、伝送品質に非常に優れ
たゲインを与えることを表している。
【0106】2倍大きい(−0.2ps/nm/Km)
オンライン分散の場合、システムは、補償のない場合に
5.5dBのペナルティとなり、3π/2のチャープパ
ラメータについては1dBのペナルティとなる。
【0107】図5及び図6は、各々、振幅変調(例えば
オール・オア・ナッシング変調)されかつ位相変調(調
整の可能性と共に)された光パルスを得るために使用可
能である本発明による送信局の特定の実施例を示してい
る。前述したように、位相変調の形態は、ファイバに基
づく非線形効果によって引き起こされる自己位相変調を
補償するように選ばれる。
【0108】本発明による送信局の第1の実施例は、図
5に示されている。これは、ニオブ酸リチウム上に設け
られ4つの電極52〜55を有するマッハ・ツェンタ型
変調器51である。この種の変調器は、それ自体公知で
ある。しかしながら、本発明により、このように変調器
を用いることによって送信源において修正信号を発生で
きるようにしたことは、もちろん新規である。
【0109】適当な線路幅を有する任意の種類の非変調
送信機レーザ56は、光ファイバ57に光を送る。この
ファイバ57は、4つの電極52〜55を有する変調器
51に結合されている。この変調器内部において、送信
機レーザ56から放出された光は、ニオブ酸リチウム結
晶上に配置された2つの拡散された光導波管58A 及び
58B によって運ばれる。
【0110】第1の光導波管58A は、2つの電極52
及び53間に位置している。2つの電極52及び53間
に、電位差はV1 が印加される。この第1の入力電圧V
1 は、送られるべきデジタル波列に対応している。
【0111】第2の光導波管58B は、2つの他の電極
54及び55間に位置している。2つの電極54及び5
5間に、電位差はV2 が印加される。この第2の入力電
圧V2 は、反転デジタルデータ列とDC電圧V0 との和
に対応している。このDC電圧V0 は、瞬時周波数(チ
ャープパラメータ)の変化のパラメータの調整を可能に
する。
【0112】従って、DATAが電気的デジタル列であ
るとすると、下式が成立する。
【0113】
【数5】
【0114】次いで、2つの光導波管58A 及び58B
が出会う。これらの2つの光導波管によって生成される
信号の組み合わせは、変調器の出力において、振幅及び
位相の両方について変調されたパルスを発生させる(こ
の組み合わせが前述した形の信号U(t)を出力するこ
とは、容易に確認できる)。これらパルスは、光ファイ
バリンク59上に送られるべきデジタルデータ列に対応
している。
【0115】本発明による送信局の第2の実施例は、図
6に示されている。これは、チャープフリー式電気−光
振幅変調器61を含んでいる。デジタルデータ列Dは、
この振幅変調器61を制御する。
【0116】この変調器は、Dが0のとき0に等しく、
Dが1のとき所定の出力の信号A(t)を出力する。
【0117】この振幅変調器61は、ファイバ66によ
って位相変調器62に結合されている。
【0118】位相変調器62も、デジタルデータ列Dに
よって制御される。2つの変調器61及び62がデジタ
ルデータ列Dによって同期して制御されるようにするた
め、位相変調器62にデジタルデータ列Dが到達する前
に、モジュール65によって、このデジタルデータ列D
に遅延が印加される。この遅延は、デジタルデータ列の
変調器61への到達時点と変調器62への到達時点との
間の光の伝搬時間τに等しい。
【0119】位相変調器62は、ニオブ酸リチウム上に
設けられている。この変調器は、送られるべきデジタル
データ列Dに対応する電位差がその間に印加される2つ
の電極68及び69を有している。
【0120】パルス(上流の線路に位置する変調器61
によって振幅変調されたパルス)は、ニオブ酸リチウム
結晶上に設けられた拡散された光導波管610によって
位相変調器62に運ばれる。
【0121】これにより、(遅延された)信号612が
遷移を示している際は、本発明の原理に従って、送られ
るべき信号の位相が変化せしめられる。換言すれば、遷
移が立ち上がりの遷移である場合は瞬時光周波数が一時
的に減少し、また、その逆が行われる。
【0122】位相変調器62のチャープパラメータ値
は、調整可能なゲインを有する電気的増幅器67を介し
て、調整されるかもしれない。
【0123】これにより、位相変調器62の出力におい
て、パルスが振幅変調されかつ位相変調されることとな
る。これらのパルスは、デジタルデータ列Dに対応して
いる。この補償は、位相変調形態において、長距離伝送
線路であるファイバ611の非線形効果に基づく自己位
相変調に対して動作するために使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】補償なしで送られたパルス及びファイバの波長
分散がゼロの場合に線路の終端において受信された同じ
パルスに関して、時間tの関数として光出力Po及びそ
の瞬時光周波数Fiの変動曲線を表すグラフである。
【図2】本発明による補償を行って送られたパルス及び
ファイバの波長分散がゼロの場合に線路の終端において
受信された同じパルスに関して、時間tの関数として光
出力Po及びその瞬時光周波数Fiの変動曲線を表すグ
ラフである。
【図3】補償なしで送られたパルス及びファイバの波長
分散が負の場合に線路の終端において受信された同じパ
ルスに関して、時間tの関数として光出力Po及びその
瞬時光周波数Fiの変動曲線を表すグラフである。
【図4】本発明による補償を行って送られたパルス及び
ファイバの波長分散が負の場合に線路の終端において受
信された同じパルスに関して、時間tの関数として光出
力Po及びその瞬時光周波数Fiの変動曲線を表すグラ
フである。
【図5】ニオブ酸リチウム上に4つの電極を有する電気
−光振幅変調器を備えた本発明によるシステムの第1の
実施例の簡略図である。
【図6】ニオブ酸リチウム上の位相変調器がこの後に接
続され、瞬時光周波数の変動がない電気−光振幅変調器
を備えた本発明によるシステムの第2の実施例の簡略図
である。
【図7】デジタルシーケンスの特定の例に基づいた本発
明の一般的な原理を表す図である。
【図8】本発明による送信局用の変調手段の概略図であ
る。
【符号の説明】
51 マッハ・ツェンタ型変調器 52、53、54、55、68、69 電極 56 レーザ 57、64、66、611 光ファイバ 58A 、58B 、610 光導波管 61 振幅変調器 62 位相変調器 63 レーザ 65 モジュール 67 増幅器

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信局と受信局とを結ぶ光ファイバ伝送
    線路による、デジタル信号によって想定可能な2つの2
    進値をそれぞれ表す2つの所定の信号レベル間に立ち上
    がりエッジと立ち下がりエッジとを有する当該デジタル
    信号の長距離伝送システムであって、 前記送信局が、 振幅変調された信号を出力する、前記デジタル信号の振
    幅変調手段と、 前記デジタル信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエ
    ッジに対応した時点において、前記振幅変調された信号
    の瞬時光周波数を変化させる手段とを備えたことを特徴
    とする光ファイバ伝送線路によるデジタル信号の長距離
    伝送システム。
  2. 【請求項2】 瞬時光周波数を変化させる前記手段は、
    前記瞬時光周波数が前記振幅変調された信号の微分係数
    にほぼ比例するように動作することを特徴とする請求項
    1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 瞬時光周波数を変化させる前記手段は、
    前記振幅変調された信号の位相変調手段を含んでいるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 瞬時光周波数を変化させる前記手段は、 前記伝送線路に沿った光出力、 前記光ファイバの長さ、 前記光ファイバの波長分散の係数、 前記デジタル信号のビットレート、 前記デジタル信号の2進符号フォーマット、 前記伝送線路に配置された2つの繰返し増幅器間の距
    離、 前記繰返し増幅器の雑音過剰指数を含むグループに属す
    る情報要素の少なくとも1つを考慮していることを特徴
    とする請求項1に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記送信局は、光の場が、 【数1】 というパルスを生成することを特徴とする請求項1に記
    載のシステム。
  6. 【請求項6】 前記振幅変調手段は、オール・オア・ナ
    ッシング変調手段であることを特徴とする請求項1に記
    載のシステム。
  7. 【請求項7】 前記光ファイバは、低い負の波長分散を
    有する単一モードファイバであることを特徴とする請求
    項1に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記デジタル信号は、2進RZフォーマ
    ットによって符号化されていることを特徴とする請求項
    1に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 前記デジタル信号は、2進NRZフォー
    マットによって符号化されていることを特徴とする請求
    項1に記載のシステム。
  10. 【請求項10】 送信局と受信局とを結ぶ光ファイバ伝
    送線路による、デジタル信号によって想定可能な2つの
    2進値をそれぞれ表す2つの所定の信号レベル間に立ち
    上がりエッジと立ち下がりエッジとを有する当該デジタ
    ル信号の長距離伝送システムであって、 前記送信局が、 各当該光導波管が2つの電極の第1の組及び第2の組を
    それぞれ伴っている2つの拡散された光導波管を有する
    電気−光振幅変調器を含んでおり、 2つの電極の該第1の組に前記デジタル信号を表す第1
    の電圧(V1 )が供給され、 2つの電極の該第2の組に反転した前記第1の電圧とD
    C電圧との和に対応する第2の電圧(V2 )が供給され
    ることを特徴とする光ファイバ伝送線路によるデジタル
    信号の長距離伝送システム。
  11. 【請求項11】 前記電気−光振幅変調器は、前記DC
    電圧を調整する手段を備えていることを特徴とする請求
    項10に記載のシステム。
  12. 【請求項12】 前記変調器は、ニオブ酸リチウム結晶
    を用いて形成されていることを特徴とする請求項10に
    記載のシステム。
  13. 【請求項13】 送信局と受信局とを結ぶ光ファイバ伝
    送線路による、デジタル信号によって想定可能な2つの
    2進値をそれぞれ表す2つの所定の信号レベル間に立ち
    上がりエッジと立ち下がりエッジとを有する当該デジタ
    ル信号の長距離伝送システムであって、 前記送信局が、 前記デジタル信号を表している電気信号(D)によって
    制御され、振幅変調信号を出力する電気−光振幅変調器
    と、 前記振幅変調された信号に作用し、前記電気信号(D)
    によって制御されて前記振幅変調器によって導入される
    遅延にほぼ等しい期間だけ遅延される位相変調器とを備
    えていることを特徴とする光ファイバ伝送線路によるデ
    ジタル信号の長距離伝送システム。
  14. 【請求項14】 前記遅延された信号は、ゲインの調整
    可能な増幅手段によって増幅されることを特徴とする請
    求項13に記載のシステム。
  15. 【請求項15】 前記位相変調器は、ニオブ酸リチウム
    結晶を用いて形成されていることを特徴とする請求項1
    3に記載のシステム。
  16. 【請求項16】 光ファイバ伝送線路上のデジタル信号
    の長距離伝送システムの送信局であって、該デジタル信
    号によって想定可能な2つの2進値をそれぞれ表す2つ
    の所定の信号レベル間に立ち上がりエッジと立ち下がり
    エッジとを有しており、 振幅変調された信号を出力する、前記デジタル信号の振
    幅変調手段と、 前記デジタル信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエ
    ッジに対応した時点において、前記振幅変調された信号
    の瞬時光周波数を変化させる手段とを備えたことを特徴
    とする光ファイバ伝送線路によるデジタル信号の長距離
    伝送システムの送信局。
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